JP2019521312A5 - - Google Patents

Claims (3)

1. ヒトＣＬＥＶＥＲ−１のエピトープに結合することのできる抗体またはその断片を患者に投与した場合の、前記患者における抗−ＣＬＥＶＥＲ−１治療の有効性の評価方法であって、前記抗体またはその断片が、エピトープ配列：
   ＰＦＴＶＬＶＰＳＶＳＳＦＳＳＲ（配列番号１）および
   ＱＥＩＴＶＴＦＮＱＦＴＫ（配列番号２）
   に結合し、
   （ａ）前記患者から採取された血液試料から末梢血単球（ＰＢＬｓ）を得る工程、
   （ｂ）前記ＰＢＬｓのＴＮＦ−アルファ分泌を測定する、および／またはＣＤ１４陽性ＰＢＬｓ上のＨＬＡ−ＤＲ発現を測定する工程、および
   （ｃ）工程（ｂ）で測定されたＴＮＦ−アルファ分泌および／またはＨＬＡ−ＤＲ発現の値を、抗−ＣＬＥＶＥＲ−１治療の有効性を評価するために対照値と比較する工程であって、対照値が、患者においてＣＬＥＶＥＲ−１に結合することのできる抗体またはその断片を投与する前に測定された値、または同じ患者において異なる時点で行われた１つ以上の先の測定値であり、ＴＮＦ−アルファ分泌またはＨＬＡ−ＤＲ発現の増加がＭ２マクロファージのＭ１マクロファージへの変化および抗−ＣＬＥＶＥＲ−１治療の有効性を示す工程
   を含む方法。
2. エピトープが、さらに
   ＡＴＱＴＧＲＶＦＬＱ（配列番号：３）、
   ＤＳＬＲＤＧＲＬＩＹＬＦ（配列番号：４）、
   ＳＫＧＲＩＬＴＭＡＮＱＶＬ（配列番号：５）、および
   ＬＣＶＹＱＫＰＧＱＡＦＣＴＣＲ（配列番号：６）
   からなる群より選択される１つ以上の配列を含む
   請求項１記載の方法。
3. 対照値と比較した測定されたＴＮＦ−アルファ分泌の少なくとも２倍の増加が、Ｍ２マクロファージのＭ１マクロファージへの変化を示す請求項１または２記載の方法。