JP2019519448A - 廃棄物処理デバイス - Google Patents

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Abstract

廃棄物処理システムは、ラッチ特徴部を有するカセットを含む。ラッチ特徴部は、カセットインタフェース内に受け入れられるか又はカセットインタフェースによって固定される。廃棄物処理デバイスは、廃棄物処理デバイスを取り囲む周囲空気の擾乱を軽減する蓋を含む。ライナクランピングシステムは、廃棄物処理デバイスの内部空間内の空気がライナクランピングシステムを通って上向きに蓋を過ぎて(蓋が開放構成にある時)外向きに周囲環境の中に移動することを軽減することに関連付けられた時間調節を有する。【選択図】 図1

Description

〔関連出願への相互参照〕
この出願は、2016年7月18日出願の米国仮特許出願第62/363587号に対する優先権を主張し、同じく2016年7月8日出願の米国仮特許出願第62/359724号に対する優先権を主張するものであり、両方の出願の全体は、本明細書に組み込まれている。
本発明の開示は、一般的に使い捨て材料又は物体を管状可撓性プラスチックフィルム材料の中にパッケージ化するための装置に関し、特に管状可撓性プラスチックフィルム材料を提供するためにカセットを利用するデバイスに関する。
交換可能ライナ分配カセットを含む廃棄物処理デバイスは、おむつ及びごみのような悪臭廃棄物を捨てるために一般的に使用されている。そのような廃棄物処理デバイスでは、ライナ分配カセットは、典型的には、廃棄物処理デバイスの受け入れ部分内のデバイスの上部の近くに位置決めされ、かつある長さの管状ライナを有する及び/又は廃棄物処理デバイスの内部保管空間の中に突出する管状ライナを分配する。新しいカセットが廃棄物処理デバイスの中に装填され、ライナが使用された状態で、今や使用されたカセットは、廃棄物処理デバイスから取り出される。
廃棄物処理デバイスの重要な態様は、デバイス内に保管された廃棄物からの臭気の伝播を軽減するその機能である。本発明者の調査は、意図せずに臭気伝播を増大する可能性がある従来技術における少なくとも2つのデバイス特徴を特定した。一方で、従来技術のデバイスは、ライナを閉じ、それによって廃棄物臭気を閉じたライナ内に保持するように作動するライナクランプ要素を含むことが多い。しかし、本発明者は、ライナを閉じる過程で(蓋が開いている間に)、一部の従来技術クランプデバイスがライナ内の空気をライナから押し出させる又は引き出させることを発見した(例えば、それらは、少なくとも一時的に、ライナ内の内部空気容積を低減する)。その結果、ライナ内の悪臭空気は、開いた蓋を過ぎて使用者の方向に外向きに移動される。その結果、ユーザは、強い悪臭の空気の流れを意図せずして受ける場合がある。多くの従来技術の廃棄物処理デバイスはまた、デバイスの後方部分にピボット的に取り付けられた蓋を有する。本発明者はまた、蓋が開かれた時に(例えば、後部に位置付けられたピボット点の周りに蓋を手動でピボット回転させる又はフットペダルに接続されたリンケージを通じて蓋をピボット回転させることにより)、ライナを含有するデバイスの内部容積から離れる方向の蓋の移動が内部容積から空気の流れを引き出すことを発見した。ここでもまた、ユーザは、強い悪臭の空気の流れを意図せずして受ける場合がある。従来技術のデバイスが、上述のようなクランプデバイス及び蓋配置の両方を含む場合に、ユーザは、蓋の開放時に強い悪臭の空気の実質的に不快な流れを受けると考えられる。
米国特許出願第2016/0229628号明細書 米国特許出願第2015/0076153号明細書
使用中に廃棄物処理デバイスの内部からの空気のあらゆる流れを軽減する廃棄物処理デバイスは、多くの既存の廃棄物処理デバイスに対する改良であると考えられる。
本発明の開示の態様により、デバイスの上側部分の輪郭内に配置された経路に沿って前後に平行移動する蓋を含む廃棄物処理デバイスを提供する。
本発明の開示の別の態様により、廃棄物処理デバイスの内部空間からの強い悪臭の空気の伝播を軽減するように時間調節されたライナクランピングシステムを含む廃棄物処理デバイスを提供する。一実施形態では、上側ライナクランプ(又は複数のクランプ)と下側ライナクランプ(又は複数のクランプ)は、廃棄物処理デバイスの内部から外向きの強い悪臭の空気の伝播を軽減する方式で互いに対して作動的に時間調節される。
本発明の開示の別の態様により、蓋と、廃棄物処理デバイスの内部空間からの強い悪臭の空気の伝播を軽減するように時間調節されたライナクランピングシステムとを含む廃棄物処理デバイスを提供する。一実施形態では、上側ライナクランプ(又は複数のクランプ)と下側ライナクランプ(又は複数のクランプ)は、廃棄物処理デバイスの内部からの強い悪臭の空気のあらゆる外向き伝播を軽減する又は防止するために、蓋が閉じた後で上側ライナクランプが閉じるように互いに対して作動的に時間調節される。廃棄物処理デバイスの1又は2以上の態様は、別々の又は一体の構成要素である場合があり、又は別の言い方をすれば、1又は2以上の構成要素は、そのような時間調節を達成するために直接的及び/又は間接的に協調して機能する。
廃棄物処理デバイス実施形態の斜視図である。 ライナカセット実施形態の斜視図である。 廃棄物処理デバイスのカセットインタフェース部分の斜視図である。 廃棄物処理デバイスのカセットインタフェース部分の断面斜視図である。 廃棄物処理デバイスのカセットインタフェース部分の断面側部平面図である。 図5に示すカセットインタフェースの拡大部分を示す図である。 前部ラッチ機構実施形態のラッチ部材の概略図である。 カセットがその上に装着されたカセットインタフェースの一部分の斜視図である。 カセットインタフェースの一部分の斜視図である。 後部ラッチ機構実施形態のラッチ部材の概略図である。 カセット付勢機構の概略図である。 カセット実施形態の部分概略図である。 カセットがその上に装着されたカセットインタフェース実施形態の部分概略図である。 カセットを有するカセットインタフェース実施形態の部分概略図である。 要素を例示するために部分的に破断したカセットを有するカセットインタフェース実施形態の部分概略図である。 図15に示すカセットインタフェース実施形態の図式詳細図である。 本発明の開示によるカセットラッチ特徴部の概略断面図である。 本発明の開示によるカセットラッチ特徴部の概略断面図である。 本発明の開示によるカセットラッチ特徴部の概略断面図である。 前部装填式カセットを有する本発明の開示による廃棄物処理デバイスの概略斜視図である。 前部装填式カセットを有する本発明の開示による廃棄物処理デバイスの概略部分斜視図である。 前部装填式カセットを有する本発明の開示による廃棄物処理デバイスの概略部分斜視図である。 カセットインタフェース実施形態の一部分の断面斜視図である。 カセットインタフェース実施形態の一部分の分解斜視部分図である カセット実施形態の底面斜視図である。 カセットインタフェース実施形態の分解斜視図である。 カセットインタフェース実施形態の断面側面図である。 カセットインタフェース実施形態の分解概略斜視図である。 上部パネルを取り外したカセットインタフェース実施形態の分解概略斜視図である。 カセットインタフェース実施形態の部分斜視図である。 図28に示すカセットインタフェース実施形態の一部分の拡大図である。 カセット実施形態の上面斜視図である。 カセットインタフェース実施形態の斜視図である。 ラッチ機構実施形態の概略図である。 ラッチ機構実施形態の概略図である。 カセットインタフェース実施形態の分解概略斜視図である。 廃棄物処理デバイス実施形態の概略側面図である。 廃棄物処理デバイスの等角上面図である。 廃棄物処理デバイスの等角上面図である。 廃棄物処理デバイス蓋の等角上面図である。 廃棄物処理デバイス実施形態の概略側面図である。 廃棄物処理デバイス実施形態の概略上面図である。 廃棄物処理デバイス実施形態の分解図である。 廃棄物処理デバイスの一部分の概略図である。 廃棄物処理デバイスの一部分の概略図である。 閉鎖位置にある蓋を示す廃棄物処理デバイスの一部分の概略図である。 開放位置にある蓋を示す図44に示す廃棄物処理デバイスの一部分の概略図である。 廃棄物処理デバイス実施形態の分解図である。 閉鎖位置にある蓋を示す図46に示す廃棄物処理デバイスの一部分の概略図である。 開放位置にある蓋を示す図46に示す廃棄物処理デバイスの一部分の概略図である。 蓋実施形態を有する廃棄物処理デバイスの概略図である。 蓋実施形態を有する廃棄物処理デバイスの概略図である。 蓋実施形態を有する廃棄物処理デバイスの概略図である。 上側クランプ、下側クランプ、及び蓋の作動時間調節シーケンスを示す概略図である。 上側クランプ、下側クランプ、及び蓋の作動時間調節シーケンスを示す概略図である。 上側クランプ及び下側クランプの作動時間調節シーケンスを示す概略図である。 上側クランプ及び下側クランプの作動時間調節シーケンスを示す概略図である。 上側クランプ及び下側クランプの作動時間調節シーケンスを示す概略図である。 上側クランプ及び下側クランプの作動時間調節シーケンスを示す概略図である。 上側クランプ及び下側クランプの作動時間調節シーケンスを示す概略図である。 下側及び上側クランプを起動するためのリンケージ実施形態を示す概略図である。 下側及び上側クランプを起動するためのリンケージ実施形態を示す概略図である。 下側及び上側クランプを起動するためのリンケージ実施形態を示す概略図である。 下側及び上側クランプを起動するためのリンケージ実施形態を示す概略図である。 下側及び上側クランプを起動するためのリンケージ実施形態を示す概略図である。
本発明の開示は、ライナ材料を分配するためのカセット44を含む廃棄物処理デバイス20に、廃棄物処理デバイス20内にカセット44を装着して保持するように作動可能なカセットインタフェース34を含む廃棄物処理デバイス20に、かつ廃棄物処理デバイス20のカセット台座36に関する。「ライナ材料」、「ライナ」、「フィルム」、「フィルム材料」、「ライナフィルム」、及び他の類似の用語又は変形は、本発明の開示の目的に対して交換可能である。廃棄物処理デバイス20は、廃棄物(例えば、おむつ、ごみ、女性衛生製品など)のためのレセプタクルである。ライナ材料は、廃棄物を受け入れるためのバッグのような構造を提供する。
以下の実施形態の詳細説明から明らかであるように、本発明の開示は、カセット44が単なる重力以外の手段によって廃棄物処理デバイス20内に維持されることを可能にする及び/又はカセット44がカセットインタフェース34から少なくとも部分的に排出されることを可能にするカセットインタフェース34を有する廃棄物処理デバイス20を提供する。実際に、カセットインタフェース34は、新規であり、かつ例えば独立に製造することができる又は廃棄物処理デバイス20なしに使用される構成要素としてそれ自体でも有用であると考えられる。同じく以下の説明から明らかであるように、本発明の開示は、カセット44がカセットインタフェース34内に及び従って廃棄物処理デバイス20内に適正に着座して維持されているという触覚指示(及び一部の事例では同じく可聴指示)をユーザに提供する。
廃棄物処理デバイス20及びカセット44の一例を図1及び2に示している。廃棄物処理デバイスは、下端25と上端21の間に定められた高さを有する。図1に示す廃棄物処理デバイス20は、廃棄物処理デバイスのハウジング22を形成するために組み立てられた複数の独立ハウジング部分、例えば、上側部分に取り付けられたベース部分を有する。これに代えて、廃棄物処理デバイス20は、単一ハウジング構造を有することができる。図1に示す廃棄物処理デバイス20は、ほぼ矩形の断面形状を有するハウジング22を有するように示されているが、本発明の開示の廃棄物処理デバイス20は、いずれかの特定の断面形状、例えば、円形、楕円形、三角形、正方形などに限定されない。従って、一部の実施形態では、廃棄物処理デバイス20は、前方壁部分24、後方壁部分26、及び前方及び後方壁部分(それぞれ24及び26)の間を延びる1対の側壁部分28を有するものとして説明することができる。ほぼ矩形以外の断面形状を有する廃棄物処理デバイス20は、他の壁部分及び/又はより少数の壁部分を有することができる。壁部分は、連続的な部品及び/又は別々の部品とすることができる。廃棄物処理デバイス20は、ある長さのライナ材料、例えば、廃棄物を受け入れて閉じ込めるように構成されたある長さのライナ材料を受け入れるための内部空間29を含む。図1に示す廃棄物処理デバイス20は、内部空間29へのアクセスを提供するために開くピボット式前部パネル30を含む。廃棄物処理デバイス20は、共に内部空間29の上方に配置された蓋32及びカセットインタフェース34(例えば、図3及び4参照)を更に含む。図1に示す例示的廃棄物処理デバイス20は、廃棄物処理デバイス20の前面底部上に配置されたフットペダル312によって閉鎖位置と開放位置の間で作動される蓋32を含む。しかし、本発明の開示は、この実施形態に限定されず、例えば、蓋32は、手で直接に開閉するように構成することができる。本明細書での説明を容易にするために、廃棄物処理デバイス20は、直交軸線に関して説明することができ、例えば、デバイスは、ベース部分23と蓋32の間の方向(例えば、廃棄物処理デバイス20がその意図する方式で立っている時の垂直方向)に延びる長さ(Z軸線)と、側壁部分間の方向に延びる幅(X軸線)と、前方壁部分24と後方壁部分26の間の方向に延びる奥行き(Y軸線)とに関して説明することができる。
カセット44は、外周45及び内周47を有する本体43を有する。内周47は、中心開口部49を定め、これを通して廃棄物をライナフィルムの中に置くことができる。一部の実施形態では、外周45は外壁51を定める。一部の実施形態では、内周47は内壁53を定める。従って、カセット44は、例えば、外壁51及び/又は内壁53、及び/又は本明細書に説明する他の面を含む1又は2以上の面を有する。カセット44は、上面55と下面57を有する。カセット44はまた、本明細書に説明するように、1又は2以上の領域及び/又は部分を有する。カセット44は、上側部分59と底面部分61を有する。カセット44は、線A−Aを参照して説明するように前方領域63と後方領域65を有する。カセット44は、線B−Bを参照して説明するように、第1の側部領域67と第2の側部領域69を有する。カセット44は、線A−A及びB−Bを参照して明らかにしたように、領域(すなわち、前方第1の側部、前方第2の側部、後方第1の側部、後方第2の側部など)を有するように更に説明することができる。カセット44は、この段落で及び本発明の開示の全体を通して例示するように、周囲、面、壁などに関して領域内で定めることができる。カセット44は、いずれかの周囲、壁、面、又はその組合せが円弧又は多角形の形状をもたらすことができるように様々な形状及び幾何学的配置を有することができる
蓋32が閉鎖位置にされた時に、カセットインタフェース34の少なくとも一部分は、廃棄物処理デバイス20内に封入される。一部の実施形態では、カセット44は、最低でも、廃棄物処理デバイス20の外部と同一平面である。多くの実施形態では、カセット44は、廃棄物処理デバイス20内に完全に閉じ込められる。本発明の開示によるカセットインタフェース34は、多くの異なる実施形態を取ることができる。
図3〜10に示す第1の実施形態では、カセットインタフェース34は、カセット台座36と、少なくとも1つの前部ラッチ機構38と、少なくとも1つの後部ラッチ機構40とを含み、かつカセット付勢機構42を含む場合がある。少なくとも1つの前部ラッチ機構38と少なくとも1つの後部ラッチ機構40は、一般的にラッチ機構として説明することができ、任意的に、一部の実施形態では類似であり、及び/又は同じ構成要素の少なくとも一部を利用する。代わりに(又は一部の事例では廃棄物処理デバイス20の構成に応じて)、少なくとも1つの前部ラッチ機構38及び/又は少なくとも1つの後部ラッチ機構40は、いずれかの側に位置決めされ、又は他の実施形態では前方及び第1の側部及び/又は後方及び第2の側部の組合せである。前部ラッチ機構38及び後部ラッチ機構40の各々は、少なくとも1つのラッチ部材52を有する。明確にするために、ラッチ機構は、ラッチ部材と、任意的に他の構成要素とを含む。カセット台座36は、カセット44の少なくとも一部分を受け入れるように構成され(例えば、図5参照)、少なくとも前方壁部分46(例えば、実質的に長さ方向に延びる)と後方壁部分48(例えば、実質的に長さ方向に延びる)とを含むことができる。カセット台座36は、カセット44の底面部分61及び/又は底壁57に嵌合するようにあらゆる適切な形状とすることができる。例えば、カセット44が、平坦、段付き、円弧状、波状、又はその組合せの底面を有する限り、カセット台座36は、カセット44との少なくとも部分的な係合を容易にする(すなわち、そのために平坦、段付き、円弧状、波状、又はその組合せなどになる)。一部の実施形態では、カセット台座36は、底面部分61及び/又は底壁57の少なくとも50%と適合する。一部の実施形態では、カセット台座36は、底面部分61及び/又は底壁57の少なくとも75%と適合する。一部の実施形態では、カセット台座36は、カセット44の底面部分61及び/又は底壁57と完全に係合するので、カセット台座36が底面部分61及び/又は底壁57の実質的に全てに嵌合する。カセットインタフェース34は、更にベース壁部分50も含むことができ、その場合に、ライナカセット44がデバイス20に存在する時に、ベース壁部分50は、ライナカセット44の垂直下方であるように延びる。図3は、互いに接続された(例えば、カセット台座36の周囲に連続して延びる)前方壁部分46及び後方壁部分48と、第1の側壁部分43及び第2の側壁部分45と、ベース壁部分50とを含むカセット台座36の実施形態を示している。本発明の開示は、この特定の実施形態に限定されず、例えば、不連続な壁部分を有することができる。
前部ラッチ機構38は、少なくとも1つのラッチ部材52とラッチ付勢機構54とを含む。ラッチ付勢機構54は、ラッチ部材52を起動するように構成されたボタン56を含む。ボタン56は、通常は第1の位置に配置され(例えば、図6に示すように延ばされる)、第2の位置まで選択的に平行移動可能である(例えば、押し下げられる)。第2の位置では、ラッチ付勢機構54は、ラッチ部材52を係合解除位置に維持する。係合解除位置では、ラッチ部材52は、カセット台座36内に配置されたカセット44と係合しないので、カセット44をカセット台座36内に保持しない。通常の第1の位置では、ラッチ付勢機構54は、ラッチ部材52を係合位置に保持する。係合位置では、ラッチ部材52は、カセット台座36内に配置されたカセット44と係合することができるので、カセット44をカセット台座36内に保持するのを支援する。カセット44を固定する本発明のラッチ機構38、40の機能(上述及び後述)は、例えば、取り出しの前に全ライナを結び留めする過程中などにユーザがカセット44を所定位置に保持する必要性を回避する。
上述の前部ラッチ機構38は、様々な異なる構成を取ることができる。説明のために、前部ラッチ機構38の非限定的な例を以下に与える。図4〜9を参照すると、第1の構成では、前部ラッチ機構38は、実質的にL字形のラッチ部材52、ボタン56、及びバネ58を含む。実質的にL字形のラッチ部材52は、第1の脚60、第2の脚62、及びヘッド部分64を有する。ラッチ部材52は、2つの脚60、62の交差点に隣接する(又は交差点にある)カセットインタフェース34に対してピボット的に取り付けられる。図6及び7に示すラッチ部材52は、例えば、図から外向きに延びるピボット軸66を有する。図6に示すように、ピボット軸66は、2つの脚60、62の交差点の下向きに配置される。ピボット軸66に関する他の位置が可能であり、前部ラッチ機構38のようなラッチ機構が係合位置と係合解除位置の間を移動可能であるように本発明の開示の全体を通して示される。ヘッド部分64(以下でより詳細に説明する)は、部材の第1の脚60に取り付けられる。第2の脚62は、後述する通り、ボタン56と係合するように構成される。
ボタン56は、直線的平行移動(例えば、垂直方向)に対して構成されて装着することができる(例えば、カセットインタフェース34に)。一部の実施形態では、ボタン56は、垂直軸線と水平軸線の両方に沿う直線的平行移動に対して構成されて装着される(すなわち、その場合に、ボタン56はラッチ部材52のある場所以外の廃棄物処理デバイス20の一部分上に配置される)。そのような実施形態では、ユーザ接触端部68とラッチ部材接触要素70の間にリンケージ又は一連のリンケージが存在することができる。ボタン56は、ユーザ接触端部68とラッチ部材接触要素70を含む。ラッチ部材接触要素70は、ラッチ部材52の第2の脚62と係合するように構成され、例えば、ラッチ部材接触要素70と前部ラッチの第2の脚62は、相対的なピボット回転を可能にする嵌合機構を有する。図6及び7に示す実施形態では、例えば、ラッチの第2の脚62は、ラッチ部材接触要素70のスロット71に受け入れられる円筒形部材を有する。ボタン56が平行移動すると、円筒形部材はスロット71内で回転するが、スロット71内に留まる。円筒形部材は、スロット71の形状通りのラッチ機構の移動を可能にする適切な自由度が与えられるように曲面状、円弧状、ファセット状のような他の形状とすることができる。
ボタン56は、廃棄物処理デバイス20のユーザ体験を改善するように位置決めされる。ボタン56は、図3に示すように、廃棄物処理デバイス20の前方壁部分24の近くに(すなわち、一般的に壁面に向けて配置される後方壁部分26の反対側に)位置付けられる。他の実施形態では、ボタン56は、ボタン56が有利な位置にある(すなわち、ユーザが廃棄物処理デバイス20と最も多くの場合に相互作用する場所に近接する)ように廃棄物処理デバイス20の側部に位置付けられるが、廃棄物処理(一般的に前方壁部分24の近くで行われる)中に不注意による接触を回避するように位置付けられる。他の実施形態では、ボタン56は、不注意による接触を回避し、更に小さい子供の目を引くこと及び/又は小さい子供が触れることを回避するために、後方壁部分26の近くに位置付けられる。一部の実施形態では、図3に例示するように、空のカセット44を交換する必要がある場合(すなわち、蓋32が上がっている場合)を除いてボタン56にアクセスすることができないように、ボタン56は蓋32によって覆われる(しかし、蓋32はボタン56と干渉しない)。
バネ58は、固定面(例えば、カセットインタフェース34)とボタン56の間に作用し、典型的にボタン56を上向きに付勢する。図6に示す実施形態では、バネ58は、弾力的に撓むように構成された(例えば、長円形状の)弾性バンドとして示され、例えば、バネ58が撓むと長円形の短軸が減少する。本発明の開示は、このタイプのバネ58に限定されず、例えば、1又は2以上のコイルバネ、板バネ、又は引張バネなどをこれに代えて使用することができる。
ラッチ部材ヘッド部分64は、カセットをカセットインタフェース34のカセット台座36に挿入することができるように、かつカセット44が挿入された状態でカセット44をカセット台座36内に保つ上で支援するように、カセット44から外向きに延びるラッチ特徴部104(例えば、図2及び12参照)に嵌合するように構成される。例えば、図6及び7に示す実施形態では、ヘッド部分64は、実質的に上縁74と底縁76の間を延びる露出した傾斜面72(デバイス20がその意図する向きに立っている時に重力垂直線に対して角度「α」に配置される)と、底縁76から(実質的に水平方向に)延びる捕捉面78とを有する。角度αは、一般的に0度から90度の間である。一部の実施形態では、角度αは、x−y平面と平行でも垂直でもなく、及び従ってカセットラッチ特徴部104とより容易に係合するように約5〜85度、より好ましくは約10〜約60度である。図6及び7に示す実施形態は、前部ラッチ機構38内に使用可能なラッチ部材ヘッド部分64の一例を示しており、本発明の開示はこれに限定されない。
図3、4、及び8〜10を参照すると、後部ラッチ機構40は、典型的に係合位置に付勢されるように構成されて係合位置から離れる方向に弾力的に撓むように作動可能な少なくとも1つのラッチ部材52を含む。図3、4、8、及び9に示す非限定的実施形態は、2つの後部ラッチ機構40を含む。ラッチ部材52は、片持ちステム80に装着されたヘッド部分82を含む。ヘッド部分82は、カセット44に配置されたラッチ特徴部106(例えば、図2及び12参照)に嵌合するように、カセット44をカセットインタフェース34のカセット台座36に挿入することができるように、かつカセット44が挿入された状態でカセット44をカセット台座36内に保つように構成される。例えば、図9及び図10に示す実施形態では、ヘッド部分82は、実質的に上縁88と底縁90の間を延びる露出した傾斜面86(デバイス20がその意図する向きに立っている時に重力垂直線に対して角度「β」に配置される)と、底縁80から(実質的に水平方向に)延びる捕捉面92とを有する。一部の実施形態では、捕捉面78、92のいずれかは、実質的に平坦ではなく上向きに傾斜する。捕捉面78、92は、より大きいラッチ力が有用である実施形態では、脚60に向けて上向きに傾斜し、及び/又はより小さいラッチ力が有用である場合は、脚60から離れる方向に傾斜する。一部の実施形態では、捕捉面78及び/又は92は、曲面を有する。角度βは、一般的に0度から90度の間である。一部の実施形態では、角度βは、x−y平面と平行でも垂直でもなく、従ってカセットのラッチ機構106とより容易に係合するように約5〜85度、より好ましくは約10〜約60度である。一部の実施形態では、角度αとβは類似である。他の実施形態では、角度αとβは等しくない。図3、4、及び8〜10に示す実施形態は、後部ラッチ機構40内に使用可能なラッチ部材ヘッド部分82の例を示しており、本発明の開示はこれに限定されない。
カセット付勢機構42は、カセットインタフェース34のカセット台座36に配置されたカセット44を上向きに(すなわち、垂直に上向きに)付勢するように作動可能である。カセット44を上向きに付勢することにより、カセット44のインタフェース34からの取り出しを容易にし(例えば、それぞれのラッチ機構が係合解除された状態で、カセット44を少なくとも部分的に排出することができる)、カセット44をラッチ機構38、40の一方又は両方との係合状態に維持することができる。
カセット付勢機構42は、様々な異なる実施形態を取ることができる。例えば、図3〜5及び9に示す第1の実施形態では、カセット付勢機構42は、カセット台座36のベース壁部分50を貫通して上に延びる少なくとも1つのバネ付勢式ボタン94を含む。カセット44がカセットインタフェース34に装填された状態で、バネ付勢式ボタン94は、ある量だけ押し下げられてカセット44に向けて付勢され、カセット44に対して作用する垂直方向の力を与える。第2の実施形態(図11に図式的に示す)では、カセット付勢機構42は、カセット台座36のベース壁部分50と連通する少なくとも1つの押圧棒アセンブリ96を含む。この実施形態では、押圧棒アセンブリ96は、棒100によって互いに接続された少なくとも2つのバネ付勢式ステム98を含む。押圧棒アセンブリ96は、少なくとも1つのバネ付勢式ステム98を含むように成形されて構成することができる。他の実施形態は、少なくとも1つの押圧棒アセンブリ96を含み、他の実施形態では少なくとも2つの押圧棒アセンブリ96又は他の実施形態では少なくとも3つの押圧棒アセンブリ96を含む。バネ付勢式ステム98は、棒100に固定的に取り付けることができ、又は棒100にピボット的に取り付けることができる。棒100とステム98の間のピボット式取り付けにより、棒100とカセット台座36のベース壁部分50との相対的な向きが押圧棒アセンブリ96の移動中に変化することが可能になり、例えば、棒100とベース壁部分50との相対的な向きは、互いに平行又は斜めとすることができる。カセット44がカセットインタフェース34に装填された状態で、押圧棒アセンブリ96は、ある量だけ押し下げられてカセット44に向けて付勢され、カセット44に対して作用する垂直方向の力を与える。カセット台座36のベース壁部分50は、押圧棒アセンブリ96が完全に押し下げられた時に棒100を受け入れるためのチャネル102を含むことができ、又は棒100は、押圧棒アセンブリ96が完全に押し下げられた時にベース壁部分50の上方に配置される場合がある。カセット付勢機構42の上記の例は例示であり、本発明のカセット付勢機構42はこれに限定されない。
図2、6、及び8を参照すると、上述のカセットインタフェース34の実施形態は、様々な異なるタイプのカセット44と共に利用することができ、従って、特定のタイプのカセット44に限定されない。上述のように、カセット44は(その特定の構成に関わらず)、少なくとも1つの前部ラッチ特徴部104(特定数の前部ラッチ特徴部104は、その数の前部ラッチ機構38に対応することができる)と、少なくとも1つの後部ラッチ特徴部106(特定数の後部ラッチ特徴部106は、その数の後部ラッチ機構40に対応することができる)とを含む。少なくとも1つの前部ラッチ特徴部104及び少なくとも1つの後部ラッチ特徴部106は、一般的にラッチ特徴部として説明することができ、任意的に、一部の実施形態では類似であり、及び/又は同じ構成要素の少なくとも一部を利用する。一部の実施形態では、少なくとも3つのラッチ特徴部(すなわち、104及び/又は106)が存在する。他の実施形態では、少なくとも4つのラッチ特徴部(104及び/又は106)が存在する。円形のような単一の恐らくは連続した周囲を有する形状を有するカセット、又は三角形、菱形、五角形、六角形、八角形、及び十角形のような多角形と同様に複数の辺を有するカセット44の場合に、前部ラッチ特徴部104と後部ラッチ特徴部106は区別することができない場合がある。一部の多角形実施形態では、各辺にラッチ機構が存在することができる。一部の実施形態では、ラッチ特徴部は、それらがカセット44の周りに対称に位置付けられ、すなわち、カセット44の縦軸線(すなわち、z軸線)又は幅方向(すなわち、x軸線)に関して対称であるように位置決めされる。一部の実施形態では、ラッチ特徴部は、それらがカセット44の周りに非対称に位置付けられ、すなわち、カセット44の縦軸線(すなわち、z軸線)又は幅方向(すなわち、x軸線)に関して非対称であるように位置決めされる。他の実施形態では、ラッチ特徴部は、カセット44のy軸線に沿って様々な高さ(又は奥行き)に位置決めされる。
前部ラッチ特徴部104は、それぞれの前部ラッチ機構38のラッチ部材52のヘッド部分64に嵌合するように構成され、後部ラッチ特徴部106は、後部ラッチ機構40のそれぞれのラッチ部材52のヘッド部分82に嵌合するように構成される。例えば、図12は、カセット44がカセットインタフェース34のカセット台座36に挿入された時にそれぞれの前部又は後部ラッチ機構38、40に整合するように位置決めされるカセット44の面から外向きに延びるラッチ特徴部104、106を図式的に示している。図12に示すラッチ特徴部104、106の実施形態は、上面110と下面112の間を延びる外縁108を含む。本発明の開示は、図12に示すラッチ特徴部の実施形態に限定されず、例えば、ラッチ特徴部104、106は、三角形、曲面のような様々な幾何学的構成を取ることができる。
以下で説明するように、本発明の開示の一部の実施形態では、カセット44がカセットインタフェース34のカセット台座36内に配置された状態で、各ラッチ特徴部104、106の上面110は、それぞれのラッチ機構38、40の捕捉面78、92に係合する。上述の実施形態でも同じく、カセット44がカセットインタフェース34のカセット台座36に挿入された状態で、各ラッチ特徴部104、106の下面112は、それぞれのラッチ機構38、40の傾斜面72、86に係合する。図12に示す実施形態は、互いにほぼ平行に配置された上面110及び下面112を示している。本発明の開示はこの構成に限定されない。例えば、上面110と下面112は、非平行とすることができ、例えば、下面112は、上面110に対してある角度(例えば、約10度)に配置することができるので、外縁108における上面110と下面112の間の距離(すなわち、厚み)は、ラッチ特徴部104、106がそこから外向きに延びるカセット面に近い上面110と下面112の間の距離よりも小さい。一部の実施形態では、上面110と下面112は、角度「φ」及び「θ」によって表される。角度φ及びθは、類似な角度である場合があり、角度α及び/又はβと類似又は相補的な角度である場合があり、又は捕捉面78及び/又は92と類似又は相補的な角度/形状である場合がある。
角度φは、一般的に0度から90度の間である。一部の実施形態では、角度φは、x−y平面と平行でも垂直でもなく、従ってカセットのラッチ機構106とより容易に係合するように約5〜85度、より好ましくは約10〜約60度である。角度θは、一般的に0度から90度の間である。一部の実施形態では、角度θは、x−y平面と平行でも垂直でもなく、従ってカセットのラッチ機構106とより容易に係合するように約5〜85度、より好ましくは約10〜約60度である。一部の実施形態では、角度φとθは類似である。他の実施形態では、角度φとθは等しくない。
これに加えて、ラッチ部材104、106の全てが同じ形状を有することができ、又は様々なラッチ部材104、106が異なる形状を有することができ、例えば、カセット44のカセット台座36への挿入、及び/又はカセット44のカセット台座36からの取り出しを容易にする。上面110と下面112は、隣接しており、及び/又は略平坦な面105、間隙107、及び/又は他の物理的手段によって分離している場合がある。図12に示すラッチ機構104、106は、前部ラッチ特徴部104又は後部ラッチ特徴部106の例示的実施形態として又はいずれにも使用可能なラッチ機構として提供される。本発明の開示はこれに限定されない。
上述のカセットインタフェース34実施形態の作動において、カセットインタフェース34のカセット台座36内にカセット44が配置されていない第1の例(例えば、図3、4、及び9参照)では、ボタン56及び前部ラッチ機構38は、典型的に係合位置に付勢される。係合位置では、前部ラッチ機構38のヘッド部分64及び後部ラッチ機構40のヘッド部分82は、カセットインタフェース34のカセット台座36によって定められた間隙に延びる。係合位置では、ボタン56のユーザ接触端部68は、ユーザがボタン56を押し下げることができるように配置される(すなわち、ボタンは、付勢されない、加圧されない、又は休止の状態にある)。
カセット44をカセットインタフェース34の一部の実施形態のカセット台座36に挿入する(及びそれによってカセット44を廃棄物処理デバイス20に装填する)ために、ユーザは、ほぼ垂直方向へ直線的にカセット44をカセット台座36の中に平行移動させることができる。カセット44が略直線的にカセット台座36の内に平行移動すると、前部ラッチ特徴部104は前部ラッチ部材52のヘッド部分傾斜面72に接触し、後部ラッチ特徴部106は後部ラッチ部材80のヘッド部分傾斜面86に接触することになる。カセット44をカセット台座36の内に更に平行移動させると、前部ラッチ部材52及び後部ラッチ部材80が外向きに撓むことになる。略直線的に平行移動するとは、カセット44はカセット台座36(カセット台座36が平面以外の場合に、カセット台座36によって定められる大体の平面)に対して平行な向き以外とすることができるが、ラッチ機構に係合してラッチ機構を撓ませると、カセット44は最後に水平になることを意味する。カセット付勢機構42を含むそれらの実施形態の場合に、これに加えて、カセット44のカセット台座36への平行移動におけるある時点で、カセット44は、カセット付勢機構42に係合してカセット付勢機構42をその通常位置から押し下げ始める。前部ラッチ部材52を外向きに撓ませる時に、前部ラッチ部材52はその軸線66の周りにピボット回転し、そのピボット軸回転にはバネ58が抵抗する。後部ラッチ部材80を外向きに撓ませる時に、片持ちステム84は外向きに(すなわち、弾力的に)撓む。カセット44に装着された前部及び後部ラッチ特徴部104、106がそれぞれの傾斜面82、86を超えて平行移動すると、付勢された前部及び後部ラッチ部材52、80は、カセット台座内の係合位置に戻ることになる(すなわち、弾力的に)。(この時点でカセット44のそれぞれの前部及び後部ラッチ特徴部104、106と垂直方向に整合した)それぞれの前部及び後部ラッチ部材52、80のヘッド部分捕捉面78、92は、その後にカセット44がカセットインタフェース34から取り出されないようにし(例えば、図5、6、及び8参照)、それによってカセット44をカセットインタフェース34に保持するのを支援する。上述のラッチ機構38、40の構成は、カセット44が廃棄物処理デバイス20に固定されたとユーザが感じるような触覚信号を提供することができる。上述のラッチ機構38、40の構成は、カセット44がカセット台座36内に装填される時に可聴信号を提供することができる。これに代えて、上述の構成は、可聴信号を提供する構造を含むように修正することができる。カセット付勢機構42を含むそれらの実施形態では、カセット付勢機構42は、カセット44を垂直方向上向きに付勢し、一般的にそれぞれのカセットラッチ特徴部上面110とそれぞれのラッチ部材ヘッド部分捕捉面78、92との間に確実な係合を生成することになる。更に別の可聴フィードバックのために、より強い可聴信号及び/又は2つの可聴信号が連続して聞こえるように、いずれかのラッチ特徴部104、106の近くに(カセット又は廃棄物処理デバイスのいずれかに)フィン109を配置することができる。
カセットインタフェース34のカセット台座36からカセット44を取り外す(及びそれによってカセット44を廃棄物処理デバイス20から取り外す)ために、ユーザは前部ラッチ機構ボタン56のユーザ接触端部68に触れてそれを平行移動させる(例えば、それを押し下げる)。ボタン56の平行移動は、バネ58を弾性変形させる。上述のように、ボタンのラッチ部材接触要素70は、ラッチ部材52の第2の脚62と係合する(例えば、相対的なピボット回転を可能にするために)。ボタンを平行移動させると、ボタン56は、実質的にL字形のラッチ部材52をそのピボット軸66の周りに回転させる。L字形ラッチ部材52の回転により、ラッチ部52の第1の脚60に装着されたヘッド部分82は、カセットインタフェース34のカセット台座36から外へ回転する。その結果、ラッチ部材ヘッド部分82は、カセット前部ラッチ特徴部104に対して係合解除され、ヘッド部分82は、もはやカセット44をカセット台座36内に保持しない。カセット付勢機構42を含むそれらの実施形態では、カセット44がもはや抑制されなくなると、カセット付勢機構42は、カセット44のカセットインタフェース34からの取り出しを容易にするためにカセット44を垂直上向きに付勢することになる。一部の実施形態では、前部ラッチ機構38が係合解除された後、後部ラッチ機構40のヘッド部分82は、その係合位置に留まることができる。カセット44を取り外すために、カセット44を僅かに回転させてそのような係合を回避することができ、その後にカセット44を取り外すことができる。
簡潔さ及び全体的参照のために、カセット44は、カセットインタフェース34の後方壁部分48とほぼ整合/係合する前端領域63を有するように定められる。同様に、カセット44は、カセットインタフェースの前方壁部分46とほぼ整合/係合する後端領域65を有するように定められる。カセット44及びカセットインタフェース34を説明するために本発明の開示の全体を通して使用される他の用語は、図面及び説明、及びこれらの全体的参照によって理解することができる。
カセット付勢機構42がカセットインタフェース34に位置決めされるので、ラッチ機構の係合解除時に、カセット44の少なくとも一部分は、廃棄物処理デバイス20からより容易に取り出し可能になるように位置決めされる。一部の実施形態では、カセット付勢機構42は、カセット44の前方領域63に向けて位置決めされるので(カセットインタフェース34の後方壁部分48と係合した時に整合するので)、ラッチ機構を解除するとカセット44の前方領域63が後方領域65に対して垂直上向きに(すなわち、より高い位置に)なるようにカセット44は上向きに傾く。従って、そのような実施形態では、カセット44がカセットインタフェース34から斜めに位置決めされ、それによってカセット44の外周45及び/又は内周47のカセットインタフェース34の前方壁部分46、後方壁部分48、48、内壁部分41、及び/又はベース壁部分50からの距離が伸びるので、前方領域63は把持するのがより容易になる。
他の実施形態では、カセット付勢機構42はカセット44の後方領域65に向けて位置決めされるので(カセットインタフェース34の前方壁部分46と係合した時に整合するので)、ラッチ機構を解除するとカセット44の後方領域65が前方領域63に対して垂直上向きに(すなわち、より高い位置に)なるようにカセット44は上向きに傾く。そのような実施形態では、廃棄物処理システム20の前方壁部分24に近接する後方領域65は、(ユーザは廃棄物処理デバイスの前面に立つ可能性が高いので)より少ない手伸ばしで把持することがより容易になる。更に他の実施形態では、付勢機構42は、側部領域67及び/又は69に位置決めされ、その際に他方の側(すなわち、67及び/又は69、付勢機構42を持たない側)よりも高く適切に位置決めされる。そのような実施形態は、廃棄物処理デバイス20の側壁部分28の近くに立つ使用者に対して有利であると考えられる。
上述の前部及び後部ラッチ機構38、40は本発明の開示の一例として提供され、本発明の開示はこれらの具体例に限定されると解釈すべきではない。例えば、前部及び後部ラッチ機構38、40の各々は、露出した傾斜面72及び86(垂直方向に対してある角度で配置される)と、捕捉面78、92(実質的に水平方向に又は本発明の開示に教示する別な方法で配置される)とを有するヘッド部分64、82を有するものとして説明した。図13に示すような他の実施形態では、前部又は後部ラッチ(両方とも一般的に1352として示す)の少なくとも一方又は両方は、対向する傾斜面1365、1366、例えば、三角形プロファイル、半円形プロファイルなどを有するラッチ部材ヘッド部分1364を含むことができる。図13において、曲線矢印1367は、ラッチ部材1352の回転移動を示し、直線矢印1368は、ラッチ部材1352を係合位置と係合解除位置の間で移動するためにボタン56を起動することによって加えることができる力の方向を示している。
ここで図14を参照すると、別の例として、ラッチ部材の特徴部とカセットラッチ特徴部とは、ラッチ部材に存在するとして上述した特徴部がこの時点でラッチ特徴部に存在するように取り替えることができ、逆も同様である。例えば、カセット1444は傾斜構造1472を含むことができ、ラッチ部材1452は、カセット1444に固定された傾斜構造1472に嵌合する特徴部を含むことができ、例えば、ラッチ部材1452は、図12に示すラッチ部材と類似に構成されたヘッド部分1464を有する。ヘッド部分1464は、図14に示すように丸みを帯びているか又は他の実施形態では少なくとも1つのファセットを有する。これらの他の実施形態の一部では、ヘッド部分1464は、面を定める2つのファセットを有する。一部の実施形態では、そのようなものは、図13の傾斜面1365及び1366に類似する。
図15を参照すると、代替実施形態では、カセットインタフェース1534は、カセット台座1536の後方壁部分1548にある嵌合開口1504内に受け入れられる後面から延びる少なくとも1つのフランジ1502を有するカセット1544を受け入れるように構成することができる。フランジ1502は、上面1510と下面1512を有する。カセット1544は、その後方部分がカセット台座1536に最初に入る方式でカセット台座1536の中に挿入される。フランジ1502が開口1504に挿入され、カセット1544の前方部分は、更に回転してカセット台座1536に入る。カセット1544が回転すると、前部ラッチ機構1538が係合する。カセット44は、少なくとも1つのフランジ1502、開口1504、並びにカセット44及びカセットインタフェース34の基礎構造の構成及び形状に応じて0〜90度回転する。これらの実施形態では、カセット付勢機構42を含む場合に、カセット付勢機構は、上述のように作動することができる。カセット1544がカセット台座1536に完全に挿入された状態で、前部ラッチ機構1538は、カセット1544をカセットインタフェース1534のカセット台座1536内に保持する。図15は、図6、8、及び9に示すものと類似の前部ラッチ機構1538を示し、例えば、ラッチ部材1552のヘッド部分1582は、カセット1544から外向きに延びるラッチ特徴部1514と係合する。一部の実施形態では、上面1510、ヘッド部分1582、及び/又は下面1512は、1又は2以上の傾斜面を有するように構成される。代替実施形態は、特定タイプの前部ラッチ機構に限定されず、例えば、上述の前部ラッチ実施形態のいずれかを利用することができる。
一部の実施形態では、フランジ1502は、外周1545に近接する。一部の実施形態では、フランジ1502は、外周1545の底面部分1561に近接する。他の実施形態では、フランジは、外周1545の上側部分1559に近接する。
更に他の実施形態では、フランジ1502は、下側部分1503及び上側部分1505を有するL字形構造である。これらの実施形態では、カセットラッチ機構は、カセット1544の外周1545の前方部分に関するカセットの回転によって第1のラッチ特徴部に接続する。この回転は、「トーイン」移動/接続として説明することができる。L字形部材は、Lの下側部分1503がカセット1544の上面1555に向けて上方を指すように位置決めされる。L字形部材は、カセット1544の外周45上に位置決めされ、一部の実施形態では、カセット1544の外壁1545に配置される。L字形部材は、カセット1544の底面1557の近くに位置決めされる。カセットラッチ機構は、一部の実施形態では2つのL字形部材を有する。これらの実施形態では、前部ラッチ機構1538は、L字形部材の少なくとも下側部分1503を受け入れる大きさに作られた開口1504を含む。開口1504は、開口1504の高さ1509がL字形部材の下側部分1503の長さ1507よりも小さくなるような大きさに作られる。一部の実施形態では、上側部分1505の長さ1501は、下側部分1503の高さよりも大きい。カセット1544が廃棄物処理デバイス20に固定され、L字形部材の下側部分1503が少なくとも部分的に開口1504の内部にあって開口1504内に固定される状態を達成するために、開口1504の奥行き1511は、L字形部材が開口1504の内側で回転することを可能にする。一部の実施形態では、前部ラッチ機構1538は、2つの開口1504を有し、各開口1504は、異なるL字形部材を受け入れる。他の実施形態では、前部ラッチ機構1538はまた、廃棄物処理デバイス20からのカセット1544の少なくとも部分的な排出を支援する。
更に別の実施形態では、フランジ1504は、第1の傾斜面である上面110及び/又は第2の傾斜面である下面112を有し、第1の傾斜面及び/又は第2の傾斜面は、下プラトー面105又は間隙107によって分離される。
カセット44及び/又はラッチ機構は、カセット44のカセットインタフェース34への選択的係合を可能にする形状を有する接続特徴部を提供する。従って、カセット44は、カセットインタフェースと係合及び係合解除をすることができる。これを達成するために、カセット44及び/又はラッチ機構は、一方は係合を可能にし、一方は係合解除を可能にする2つの特徴部を有するような接続特徴部を有する。これらの特徴部は、単一部品上にあるものとすることができ、又は個別の又は別々の部品とすることができる。
カセット44及び/又はラッチ機構は、単一平面又は少なくとも2つの平面において2つの方向又は2つの別々の位置に延びる形状を有する接続機構を提供する。一例として、図7は、ほぼX−Y平面で傾斜する傾斜面72を含み、ほぼY−X平面で傾斜する捕捉面78を含むヘッド部分64を有する前部ラッチ部材を示し、図12〜14及び17a〜cは、同一平面で異なる方向に角度を付けられた及び/又は同一平面でほぼ平行である2つのファセットを有するカセット44上の又はカセットインタフェース34の一部としての様々な特徴部を示し、図15〜16は、ほぼY−Z平面に延びる下側部分1503を有すると同時に上側部分1505がほぼX−Y平面内に延びるL字形部材を提供する。後述するように、図18〜34の実施形態についても同様のことが言える。
ここで図18〜34を参照すると、本発明の開示の他の実施形態は、前部装填式カセット構成を使用して実施することができる。例えば、図18は、前方壁部分24に対して実質的に垂直な方向に(例えば、Y軸に沿って)挿入されて取り出されるカセット44を有する廃棄物処理デバイス20を示している。図18に示す実施形態では、デバイスの蓋32は、その蓋32が閉鎖位置にある場合にカセット44の前部を隠す前方部分114を含む。一部の実施形態では、蓋32及び前方部分114は、曲率の変化が少ないように成形される。他の実施形態では、蓋32は、前方部分114と類似に半径方向外向きに延びて略円筒形の外観形状を成す別の部分を有する。図19に示す実施形態では、蓋32はデバイス20の上部の一部分のみを覆い、カセット44の前部が露出しており、例えば、カセット44は、デバイス22の前方壁部分24と調和するように構成された前方部分を有することができる。
一部の実施形態では、カセット44及びカセット台座36は、カセット44をカセット台座36に挿入する及び/又は次に取り外す際にカセット44を案内し、更にカセット台座36内に配置された時にカセット44を支持する嵌合特徴部を含む。例えば、図20に見られるように、カセット44は、そのカセット44の底面部分61から延び、一部の実施形態ではカセット44の底壁57から延びる1又は2以上のレール116を含むことができる。一部の実施形態では、任意的に、1又は2以上のレールは、第1の側部領域67及び/又は第2の側部領域69から外向きに延びる。1又は2以上のレール116の少なくとも1つは、カセット台座36のベース壁部分50内に又はその上方に配置された嵌合チャネル118に整合してその中に受け入れられる。嵌合レール116及びチャネル118の構成は、カセット44のカセット台座36に対する移動を案内し、カセット44をカセット台座36に対して支持することができる。一部の実施形態では、レール116とチャネル118の位置決めを逆にすることができる。例えば、図21は、カセット44の下面57に配置されたチャネル118に嵌合する1対のレール116を有するカセット台座36を示す断面図である。一部の実施形態では、カセット台座36は、カセット台座側壁部分122A、122Bの上方に配置された1又は2以上の棚を含み、更にカセット台座後方壁部分に配置された棚を含むことができ、例えば、図22に示す実施形態は、カセット台座の1つの側壁部分122Aから後方壁部分48を横切って対向するカセット台座側壁部分122Bに延びる棚120の例を示している。これらの実施形態では、カセット44は、棚120に嵌合する少なくとも1つのフランジ124を含み、例えば、カセット44がカセット台座36に存在する時に、各フランジ124は棚120のそれぞれの部分に載る。図23に示すカセット44の実施形態の底面斜視図は、カセット外壁51の側面及び後方部分に沿って延びるフランジ124を示している。これに代えて又は組み合わせて、カセット44及びカセット台座36は、カセット台座36に対してカセット44を案内する及び/又は支持するためにカセット44及びカセットインタフェース34のそれぞれの側壁に配置された少なくとも1つの嵌合レール及びチャネル118(例えば、上述したものと類似の)を有することができる。図23に示すように、カセット44の一部の実施形態は、1又は2以上のレール116及びチャネル118を含む。そのような組合せは、一方又は両方の側面部分及び/又は前方部分のようなカセット44の少なくとも一部分にトレッド状構造119を形成することができる。トレッド状構造119は、カセット台座34上にレール116及びチャネル118を有する相互又は嵌合構造を有する。
更に、一部の実施形態では、カセット44の上面110及び/又は蓋は、1つのカセット44が第2のカセット44に積み重ねられるように相互特徴部(レール116、チャネル118、トレッド119)を有することができる。レール116、チャネル118、及び/又はトレッド119の構造は、流線形(すなわち、構造が目立たない)のカセット44間の嵌合を可能にし、更にカセット44間のY軸線及びX軸線に関する移動を軽減する。一部の実施形態では、レール116、チャネル118、及び/又はトレッド119は、そのような構造がカセット蓋又は上面110の外周にまで延びるように構成される。
一部の実施形態では、カセットインタフェース34は、挿入された状態でカセット44をカセット台座36内に保持するように構成されたラッチ機構238を含むことができる。様々な異なるラッチ機構238を使用してカセット44を保持することができ、本発明の開示は特定タイプのラッチ機構に限定されない。図24は、上部パネル128と、U字形ラッチ棒130、少なくとも1つのボタン132、及びラッチ棒付勢機構(例えば、バネ134)を含むラッチ機構238とを有するカセットンタフェース34の実施形態の分解図を示している。U字形ラッチ棒130は、第1の側面部分130A、後方部分130B、及び第2の側面部分130Cを含む。各側面部分130A、130Cは、それぞれの側面部分130A、130Cから外向きに延びるラッチタブ136と、付勢ポスト138とを含む。図25に示す断面図は、カセット台座36の後方部分に向けてピボット式に保持されたU字形ラッチ棒130の後方部分130Bを示している。固定面(例えば、カセットインタフェース34内)とU字形ラッチ棒130のそれぞれの側面部分130A、130Cとの間に作用する付勢部材134(例えば、バネ)は、側面部分130A、130Cを上向きに付勢し(例えば、図25に示す図で時計回りの回転)、それによってU字形ラッチ棒130の後方部分130Bをピボット軸として作用させる。1又は2以上の付勢部材134を使用して、U字形ラッチ棒130の第1の側面部分130Aを付勢することができ、及び/又は1又は2以上の付勢部材134を使用して、U字形ラッチ棒の第2の側面部分130Cを類似の方法で付勢することができる。各ボタン132(図24に示す実施形態は、単一ボタン132を示すが、1よりも多いボタンが存在することができる)は、U字形ラッチ棒130のそれぞれの側面部分130A、130Cと接触するように構成される。従って、付勢部材134はボタン132も上向きに付勢する。ボタン132を押し下げることにより、それぞれの側面部分130A、130Cが下向きに移動し(例えば、僅かに回転する)、この下方移動には少なくとも1つの付勢部材134が抵抗する。以下で説明するように、U字形ラッチ棒130の側面部分130A、130Cの十分な下方移動は、それぞれの側面部分130A、130Cから外向きに延びるラッチタブ136を(例えば、実質的に垂直方向に)係合位置から係合解除位置まで移動する。
図26及び27に見られるように、カセット44は、U字形ラッチ棒130の各ラッチタブ136に対してその外壁51の側部領域から延びる(又はそこに配置された)ラッチ特徴部140を含み、例えば、図24〜26に示す実施形態では、U字形ラッチ棒130は、対向するラッチタブ136を含み、カセット44は、各ラッチタブ136に対する嵌合ラッチ特徴部140を含む。各ラッチ特徴部140の構成は、カセット44がカセット台座36に挿入されるとラッチ特徴部140がラッチタブ136を押しのけるようになっている(例えば、ラッチ特徴部140がラッチタブ136を通過することができるように下向きに)。カセット44がカセット台座36の中に(又はその上に、又は少なくとも部分的にそれに隣接して)十分に挿入された状態で、ラッチ特徴部140はラッチタブ136を超えて配置され、付勢部材134はラッチタブ136を上向きに押し戻す。その結果、ラッチタブ136は、特徴部140と干渉し、それによってカセット44をカセット台座36内に保持するように位置決めされる。ラッチタブ136及びカセットラッチ特徴部140の形状は嵌合的であるが、いずれの嵌合構成にも限定されない。嵌合構成の例は、ラッチ部材ヘッド部分64及びラッチ特徴部140に関して上述している。ラッチ部材ヘッド部分64及びラッチ特徴部104の嵌合構成は、これらの前部装填式カセット44の実施形態においてラッチタブ136及びラッチ特徴部140と共に利用することができる非限定的な例である。
ラッチ特徴部140はほぼL字形なので、ラッチタブ136によって係合した時に「L」の一部分が停止面として作用する。図26〜27に示す実施形態では、L字形は、ラッチ特徴部140の突出部分及び/又はラッチ特徴部140の陥凹部分のうちの少なくとも一方を表している。ラッチ特徴部140は、任意的に、廃棄物処理デバイス20へのカセット44の挿入、接続、及び/又は廃棄物処理デバイス20からの少なくとも部分的な排出を支援するために第1の傾斜面及び/又は第2の傾斜面を有する。
図26及び27は、カセットインタフェース36及び特別なレール116及びチャネル118システムを有するカセット44の非限定的な例を示している。カセット44は、レール116が底面部分61から又は更に底面57及び/又は後方領域65のうちの少なくとも一方又は両方から延びるようにカセットの後方部分上にレール116を有する。レール116は、方向舵121として作用し、カセット44がカセットインタフェース34と適正に整合することを確実にするために装填工程中にカセット44を助けるのに役立つ。方向舵121は、様々な形状及び構成を有することができ、かつ第1の傾斜面及び/又は第2の傾斜面(他の例示的実施形態で本発明の開示の全体を通して説明するようにいずれか/両方)、及び/又はカセットインタフェース内(恐らくカセット台座36上)の相互特徴部に嵌合的に受け入れられる他の構成を含むことができる。
ラッチ機構238の他の非限定的な例は、図28〜31に見ることができる。これらの実施形態では、ラッチ機構238は、カセット外壁51の側部領域内又は上に配置されたラッチ特徴部144と係合又は係合解除をするためにカセット44に対して横方向に移動されるラッチタブ142を含む。例えば、図28は、横方向に移動可能なラッチタブ142によってカセット台座36内に保持されたカセッ44の概略図を示している。図29は、図28に概略的に示すラッチタブ142の拡大図である。ラッチタブ142は、カセット台座36の中心に向けて付勢されて(例えば、バネ146により)カセット44のラッチ特徴部144と係合する。図30は、カセット44の外壁51に対して配置されたラッチ特徴部144の一例を示している。図31及び32は、カセットインタフェース34の上部パネル128の上方で外向きに延びるアーム148を有するラッチタブ142を有するラッチ機構238の実施形態を概略的に示している。ラッチタブ142は、カセットインタフェース34にピボット式に取り付けられる。通常のカセット係合位置(図32に示す)では、ラッチタブ142(及び装着されたアーム148)は、カセット台座36の内部領域に向けて横方向に付勢される。装着されたアーム148が横方向外向きに十分に移動することにより、ラッチタブ142が係合位置から係合解除位置まで移動し、カセット44は、ラッチタブ142によってもはや保持されない。図33は、カセットインタフェース34の側壁部分から延びるボタン132を有する別のラッチ機構238の実施形態を概略的に示している。付勢機構(例えば、バネ146)は、典型的にラッチタブ142を係合位置に付勢する。ボタン132の十分な移動により(例えば、線「A」の方向にボタンを押し下げること)、ラッチタブ142が係合位置から係合解除位置まで移動し、カセット44は、ラッチタブ142によってもはや保持されない。
上部パネル128を有する実施形態は、ある一定の利点、すなわち、カセット44を片手でハウジング22内に装填し、その後にカセット44が廃棄物処理デバイス20内に保持されている間にカセット44からフィルムを上向きに分配する(すなわち、引く)という機能を提供し、それにより廃棄物処理デバイス20とのこの相互作用中に両手を使用する必要性が回避される。上部パネルは、一部の実施形態では、カセット44から分配されたフィルムの計量を支援することができる。これに加えて、上部パネル128は、上面110又はカセット蓋特徴部を持たないか又は取り出し可能な面(すなわち、シュリンクラップ又はオーバラップ)を有するのでカセット44にフィルムを閉じ込める及び/又はそこから分配するために別の手段を必要とするある一定のカセット44と協調して機能することができる。言い換えれば、上部パネル128は、上面110及び/又はカセット蓋として作用することができる。一部の実施形態では、上部パネル128は、漏斗と類似に機能して廃棄物をフィルム(及び従って廃棄物処理デバイス22の保管部分)内に向けるのに役立つような独特な形状を有することができる。
上述のラッチ機構238の実施形態は、ラッチ機構の一例に過ぎず、本発明の開示はこれらに限定されず、例えば、ラッチ機構は、カセットインタフェース34の上部パネル128から延びるボタンによって作動させることができる。これに加えて、ラッチタブ142及びカセットラッチ特徴部144の形状は嵌合的であるが、いずれの嵌合的構成にも限定されない。嵌合構成の例は、ラッチ部材ヘッド部分64及びラッチ特徴部104に関して上述している。ラッチ部材ヘッド部分64及びラッチ特徴部104の嵌合構成は、これらの前部装填式カセット実施形態においてラッチタブ142及びラッチ特徴部144と共に利用することができる構成の非限定的な例である。
図28〜30に例示するような一部の実施形態では、ラッチ特徴部144はほぼL字形なので、ラッチタブ142によって係合された時に「L」の一部分が停止面として作用する。図26〜27に示す実施形態では、L字形は、ラッチ特徴部144及び/又はラッチタブ142の陥凹部分を表している。ラッチ特徴部144及び/又はラッチタブ142は、任意的に、廃棄物処理デバイス20へのカセット44の挿入、接続、及び/又は廃棄物処理デバイス20からの少なくとも部分的な排出を支援するために第1の傾斜面及び/又は第2の傾斜面を有する。ラッチ特徴部144とラッチタブ142の両方が少なくとも1つの傾斜面を有する実施形態では、その傾斜面は、相補的であり、及び/又は類似に角度付けされ、及び/又は本発明の開示の全体を通して説明したあらゆる他のものと類似である場合がある。
一部の実施形態では、カセットインタフェース34は、カセットインタフェース34のカセット台座36内に又はその一部として配置されたカセット付勢機構150を含むことができる。カセット付勢機構150は、カセット44を廃棄物処理デバイス20の前方壁部分24に向う方向(図18参照)へ外向きに付勢する。例えば、カセット44がカセット台座36内へ(廃棄物処理デバイス20がその通常作動位置にある場合はほぼ水平方向に)挿入された状態で、カセット付勢機構150は、(内向き移動のある時点で)カセット44の挿入移動に抵抗し始めることになる。カセット44が十分遠くまでカセット台座36に挿入されている場合に、(上述のような)ラッチ機構238は、カセット44の進入を可能にするために係合位置から係合解除位置へ移行し始めることになる。カセット44がカセット台座36内へ十分に内向きに移動した後、ラッチ機構238は、係合解除位置から係合位置に移行し始め、その後にカセット44をカセット台座36内に保持する位置に入る。カセット44がカセット台座36内に保持された状態で、カセット付勢機構150は、カセットラッチ特徴部144がそれぞれのラッチタブ142と確実に係合するようにカセット44を付勢することができる。
前部装填式カセットを有する廃棄物処理デバイス20のためのカセット付勢機構150の一例を図34に示している。この実施形態では、カセット付勢機構150は、棚部分120Aに嵌合するフランジ124を有するカセット44を受け入れるように構成された棚部分120Aを含む(例えば、フランジ124及び棚120の配置例については、図22及び23を参照されたい)。棚部分120Aは、廃棄物処理デバイス20の前方壁部分24に向けて(すなわち、カセットインタフェース34の前方部分に向けて)付勢される(例えば、バネ152により)。カセット44がカセット台座36に挿入された状態で、カセット44の少なくとも一部分の周りに配置されたフランジ124は、棚部分120Aに嵌合し始め、カセット44の外壁51は、棚部分120Aに係合する。カセット44がカセット台座36内へ更に内向き移動することにより、棚部分120Aは、カセット44と共に内向きに移動する。棚部分付勢手段(例えば、バネ152)は、カセット44に抵抗するが、カセット44が棚の少なくとも一部分(すなわち、120A、120B、及び/又はその間のあらゆる部分)に向けて移動すること、及び/又は棚(すなわち、120A、120B、及び/又はその間のあらゆる部分)によって移動されることを許容し、より広い意味では、カセット44とカセットインタフェース34の係合を可能にする。上述のように、カセット44が十分遠くにカセット台座36に挿入された状態で、ラッチ機構238は、係合位置に移行し、その後はカセット44をカセット台座36内に保持し、カセット付勢機構150は、カセットラッチ特徴部144がラッチタブ142と確実に係合するようにカセット44を付勢することになる。
前部装填式カセットを有する廃棄物処理デバイス20のためのカセット付勢機構150の別の例を図27に示している。この実施形態では、カセット台座36は、前方に付勢されてカセット44を受け入れるように構成された後方壁部分154によって部分的に定められる。後方壁部分154は、廃棄物処理デバイス20の前方壁部分24に向けて(すなわち、カセットインタフェース34の前方部分に向けて)付勢される(例えば、バネ156により)。カセット44がカセット台座36に挿入された状態で、カセット44の外壁51は、後方壁部分154に係合する。カセット44がカセット台座36内へ更に内向きに移動することにより、後方壁部分154は、カセット44と共に内向きに移動する。後方壁部分154の付勢手段(例えば、バネ156)は、カセット44に抵抗するが、カセット44が棚の少なくとも一部分(すなわち、120A、120B、及び/又はその間のあらゆる部分)に向けて移動すること、及び/又は後方壁部分154によって移動されることを許容し、より広い意味では、カセット44とカセットインタフェース34の係合を可能にする。上述のように、カセット44が十分遠くにカセット台座36に挿入された状態で、ラッチ機構238は、係合位置に移行し、その後はカセット44をカセット台座36内に保持し、カセット付勢機構150は、カセットラッチ特徴部140、144がラッチタブ136、142と確実に係合するようにカセット44を付勢することになる。
前部装填式カセット44を有するデバイス20に対する上述のカセット付勢機構150のいずれにおいても、カセット44を交換しなければならない時は、ラッチ機構238が起動され、それによってラッチタブ136、142がカセットラッチ特徴部140、144から係合解除される。ラッチ機構238が係合解除された状態で、カセット付勢機構150は、カセット44をカセット台座36から少なくとも部分的に排出させる。その結果、デバイス20からのカセット交換が非常に容易になる。
図1及び35を参照すると、上述のように、廃棄物処理デバイス20の実施形態は、廃棄物処理デバイス20の上側部分303に配置された蓋32を含むことができる。図1及び35に示す蓋32実施形態は、後方壁部分26の近くで廃棄物処理デバイス20の上側部分303にピボット式に取り付けられた(ピボット軸328上に配置された1又は2以上のピボット軸327を通じて)その通常の閉鎖位置で示されている。蓋は、後方壁部分26の近くに位置付けられたピボット軸328の周りに蓋を回転させることにより、閉鎖位置から開放位置に回転させることができる。図35から分るように、蓋32が開放位置にある時に、蓋32の実質的な部分は、蓋32がその閉鎖位置において存在する場所の上方に配置される。
一部の実施形態では、図1及び35に示すようなヒンジ付き蓋32は、空気が蓋32を通過することを可能にする1又は2以上の通路300を含むことができる。例えば、図36及び37に示す実施形態は、複数のルーバ302(であるが少なくとも1つのルーバ302)を有する蓋32を示し、その複数のルーバは、蓋32を開放位置と閉鎖位置の間で回転させる時に空気が蓋32を通過することを可能にする。図38に示す実施形態は、蓋32の後方部分304に隣接して位置付けられた単一通路300を有する蓋32を示している。これらの実施形態は、本発明の開示の例として提供され、従って、限定されない蓋32の例である。空気が蓋32を通過することを可能にする1又は2以上の通路300に対応するルーバ302を有するそのような例では、ルーバ302は、蓋32が閉鎖位置にある場合に任意的に付勢される。ルーバ302は、弾性機構306及びラッチ特徴部308によって付勢される。蓋32が閉鎖位置にある時に、ラッチ308がトリガされ、これが弾性機構306をトリガし、通路300(あるいは、ルーバ302内又はルーバ302間の孔301)と実質的に整合する方向にルーバ302を移動する。蓋32がラッチ解除されて開放位置まで移動すると、弾性機構306は解除され、ルーバ302は、通路300が開くように移動する。通路300及び/又はルーバ302は、廃棄物処理デバイス20の上側部分303を取り囲む空気の擾乱を軽減するように作用するので、廃棄物処理デバイス20内に(蓋32とクランプ310の間に)閉じ込められたあらゆる悪臭空気が廃棄物処理デバイス20から外向きにユーザの大体の方向に向けて漂うことが軽減される。
図1及び35に示すような実施形態では、ヒンジ付き蓋32は、閉鎖位置から開放位置へと移動する時に過回転する(すなわち、約90度を超える)ように設計されている。これは、蓋32とクランプ310の間に時間調節シーケンスを有するある一定の廃棄物処理デバイス20において有利である。明確にするために、クランプ310は、本発明の開示の全体を通して説明するようにライナクランピングシステム354の一部である。例えば、蓋32とクランプ310の間の関係又はリンケージ342に応じて、過回転する蓋32の機能により、閉鎖クランプ位置と開放クランプ位置の間でクランプ310が移動することに対して追加の時間が割り当てられる(逆も同様)。蓋の過回転を通して余分な時間を割り当てることにより、クランプ310は、蓋32又はクランプ310に作用する付勢機構の弾性を含む廃棄物処理デバイス20の設定をそれ以上増強しないにも関わらず、蓋32が閉じる前に閉じる。これに代えて、90度を超える蓋32の開放は、時間の増加を許容し、クランプ310が、クランプ閉鎖位置とクランプ開放位置の間で又は第1のクランプ閉鎖位置から開放位置まで、更に第2のクランプ閉鎖位置まで移動することを可能にする。当業者は、本発明の開示が蓋の過回転から利益を得て廃棄物処理デバイス20のライナ内廃棄物から漏れ出る強い悪臭の空気の軽減を支援するという特徴を説明していることを理解するであろう。
図39は、廃棄物処理デバイス20の上側部分303が、輪郭307を含む上側部分303を有する図1及び35に示す蓋32に対する代替実施形態を提供する。輪郭は、外形又は3次元におけるあらゆる数の形状、すなわち、弓形、ファセット形、四辺形、又は他の角柱形、円錐、又は円柱などを定めることができるが、つまりは廃棄物処理デバイス20の上部21を定めるものである。廃棄物処理デバイス20は、廃棄物処理デバイス20の上側部分303の輪郭307内に配置された経路に沿って前後に平行移動する本体305を有する蓋32を含み、すなわち、蓋本体305は、実質的に廃棄物処理デバイス20の上側部分303の輪郭307内で第1の方向及び反対の第2の方向へ平行移動する。蓋本体305は、廃棄物処理デバイス20の上側ハウジング309の輪郭307内に配置された経路に沿って前後に平行移動するので、蓋32が開放位置にある時又は蓋32が閉鎖位置と開放位置の間で平行移動する時に、蓋32の最大垂直高さは増加しない(例えば、恐らくは手動作動バージョンに存在することのある小ハンドルを除いて)。図35及び37は、蓋32が開放及び閉鎖構成にある場合の蓋32及び廃棄物処理デバイス内で様々な寸法を有する2つの実施形態を例示している。例えば、図35は、蓋が蓋閉鎖位置にある場合の廃棄物処理デバイス20の高さ332と、蓋32が蓋開放位置にある場合の廃棄物処理デバイスの高さ331とを示している。図37は、蓋が閉じている時の廃棄物処理デバイス高さ332と蓋が開いている時の廃棄物処理デバイス20の高さ331との異なる実施形態を示している。図示のように、図35の距離331は、距離332よりも大きい(すなわち、距離331は、高さ332と距離330を加えたものである)。図示のように、図37の距離331は、距離332よりも小さい(すなわち、距離331は、高さ332から距離330を引いたものである)。図44に例示するように、蓋32の距離336は、閉鎖位置又は開放位置のいずれかにおける回転軸に対する最高点から決定される。蓋32が円移動で揺動する場合に、これは、その円(あるいは、場合により円弧)の半径の長さになる。例えば、(図35に例示するように)最大距離330の観点で廃棄物処理デバイス32に「加えられた」高さ331と、例示図39に見られる追加の距離330の欠如とを比較されたい。一部の実施形態では、蓋が蓋開放位置にある場合の廃棄物処理デバイス20の高さ331は、蓋32が蓋閉鎖位置にある場合の廃棄物処理デバイスの高さ332未満又はそれに等しい。一部の実施形態では、蓋が蓋開放位置にある場合の廃棄物処理デバイス20の高さ331は、蓋32が蓋閉鎖位置にある場合の廃棄物処理デバイス20の高さ未満である。経路は、円弧状又は直線状、又はそれらの何らかの組合せとすることができる。以下に説明するように、一部の実施形態では、蓋本体305は単体構造とすることができ、代替実施形態では、蓋本体305は、複数の要素を含むことができる。蓋32は、手動で及び/又は廃棄物処理デバイス20の底部前面に配置されたペダル312を押し下げることにより、閉鎖位置から開放位置まで移動することができる。
蓋32は、0度〜約130度、又は約130度未満、約120度未満、約110度未満、又は約100度未満だけ閉鎖位置から開放位置まで移動する。言い換えれば、蓋32は、閉鎖位置と開放位置の間で平行移動する時に半回転未満、約3/8回転未満又はそれに等しく移動する。廃棄物処理デバイス20の構成及び蓋32の相対的な形状に応じて、蓋32は、開放位置及び閉鎖位置を達成するように移動する(すなわち、蓋32は、閉鎖位置で廃棄物処理デバイスを完全に覆い、同じく開放位置で廃棄物の廃棄を妨げない)。本発明の開示の全体を通して説明する他の実施形態では、蓋32は複数のセグメントを含み、そのようなセグメントは、任意的に、他の隣接セグメントに対して移動する。従って、蓋32の一部の個々のセグメントは、すなわち、130度よりも遙かに小さく移動し、一方、蓋32の他の個々のセグメントは、約130度までのその近くまで移動する。いずれにしても、蓋32は、クランプ310又はクランプシステム354の作動を妨害する又は内部空間29の保管容量に影響することのないように回転するように設計される。例えば、蓋が130度を超えて回転すると、蓋は、クランプと干渉する又は別な方法でクランプを妨害し、及び/又は内部空間29内に追加の空間を要求し、それにより内容物排出の前に廃棄物処理デバイス20が保持する廃棄物容量を低減することが可能である。
図39〜41は、円弧状経路に沿って平行移動する蓋本体305の実施形態を有する廃棄物処理デバイス20を示している。従って、蓋32の一端の近くに位置付けられた軸線の周りにピボット回転する蓋本体305の代わりに(図1及び35に示すように、蓋32の反対端が廃棄物処理デバイス20から離れる方向に回転する)、蓋本体305は、円弧状経路に沿って移動し、廃棄物処理デバイス20の内部空間29を露出する又は覆う。この特定の実施形態では、蓋本体305は、幅方向湾曲314及び長さ方向湾曲316を有する単体構造であり、その湾曲が組み合わされて蓋本体305にスクープ状の構成を与える。図41は、フットペダル312を押し下げることによって閉鎖位置と開放位置の間で平行移動可能なスクープ状蓋32(閉鎖位置に示す)を有する廃棄物処理デバイス20の分解図である。リンケージ342(押圧棒320を含む)は、フットペダル312を蓋32に接続する。任意的に、押圧棒320は、図42及び46などに示すように押圧棒延長部321を含む。
図42及び43は、廃棄物処理デバイス20の概略部分図であり、フットペダル312を蓋32に接続するリンケージ342の一例を示している。リンケージ342は、フットペダル312、押圧棒320を含む。一部の実施形態では、リンケージ342は、クランプアクチュエータ部材322を更に含む。図42は、押圧棒320を下向きに付勢し、フットペダル312を上向きに付勢した閉鎖位置にある蓋32を示している。図43は、押圧棒320を上向きに変位させ、フットペダル312を押し下げた開放位置にある蓋32を示している。
様々な異なる機構を使用して蓋32を閉鎖位置と開放位置の間で平行移動させ、蓋本体305を閉鎖位置に保持することができる。図44(蓋本体305を閉鎖位置に示す)は、1対の側部フランジ324が蓋本体305に装着された実施形態を示している。側部フランジ324は、廃棄物処理デバイス20内に搭載された装着構造体326にピボット式に接続される及び/又は装着される。側部フランジ324(及び装着された蓋本体305)は、ピボット軸328の周りをピボット回転する。従って、蓋本体305は、蓋本体305と側部パネル334のピボット軸328との間の距離336によって定められる円弧状経路に沿って平行移動する。この特定の実施形態では、装着構造体326が廃棄物処理デバイス20内に位置付けられた時に、ピボット軸328は、廃棄物処理デバイス20のハウジング22の上端21の下方に位置付けられ、廃棄物処理デバイス20のハウジング22は、蓋32の全体を包含する又はしない場合がある。
蓋本体305は、典型的に図44に示すように閉鎖位置に付勢される。この特定の非限定的実施形態では、1対の蓋バネ338を使用して蓋32を閉鎖位置に付勢する。
上述のように、図39に示す実施形態は、フットペダル312を押し下げることによって蓋32が平行移動可能であるように構成される。図44及び45に示す特定の実施形態では、ケーブル340が、フットペダル312と蓋32の間のリンケージ342の一部を提供する。具体的には、ケーブル340の一端344は、側部フランジ324の一方に装着され、ケーブル340の他端344(図示せず)は、他方の側部フランジ324に装着される。ケーブル340はまた、押圧棒320と係合し、押圧棒320は、フットペダル312に接続している。1対の押圧棒バネ346を使用して押圧棒320を下向きに付勢し、押圧棒320(及び他のリンケージ342の要素)は、次に、フットペダル312を上側位置に付勢する。フットペダル312を上側位置から下側位置に押し下げると、押圧棒320が上向きに平行移動する。押圧棒320が上向きに平行移動する時に、ケーブル340は上向きに引かれる。側部フランジ324に装着されたケーブル340の端部344は、側部フランジ324及び装着された蓋本体305をピボット軸328の周りに回転させ、それによって蓋本体305を閉鎖位置から開放位置に平行移動させる(例えば、図45参照)。フットペダル312が解除された状態で、蓋32に直接作用する蓋バネ338及び押圧棒320に作用する押圧棒バネ346により、蓋本体305がその通常の閉鎖位置に戻り、押圧棒320がその通常の下方位置に戻り、フットペダル312がその通常の上方位置に戻る。
ケーブル340を含む上述のリンケージ342は、蓋32を起動するのに使用可能なリンケージ342の非限定的な例である。図46〜48は、カム348と1対のリンク部材350とを含むリンケージ342を有する代替例を示している。図47は、蓋32が上述の閉鎖位置(すなわち、クランプ310とその開放及び閉鎖間の移動とを説明する時に混乱を避けるために、閉鎖位置の蓋をここでは「蓋閉鎖位置」と以下で呼ぶ)にある実施形態を示し、図48は、蓋32が開放位置(すなわち、クランプ310とその開放及び閉鎖間の移動とを説明する時に混乱を避けるために、開放位置の蓋を「蓋開放位置」と以下で呼ぶ)にある実施形態を示している。両方の実施形態では、リンク部材350を示している。カム348は、蓋がピボット式に取り付けられた同じ装着構造体326にピボット式に取り付けられ(ただし、ある一定の実施形態では異なる位置に)、かつ押圧棒と係合する。各リンク部材350は、それぞれの蓋32の側部フランジ324にピボット式に取り付けられ、カム348にピボット式に取り付けられる。フットペダル312を上側位置から下側位置に押し下げると、押圧棒320が上向きに平行移動する(例えば、図48参照)。押圧棒320が上向きに平行移動すると、カム348がピボット回転する。カム348がピボット回転すると、リンク部材350が下向きに引かれ、蓋32は蓋閉鎖位置から蓋開放位置に平行移動する。フットペダル312が解除された状態で、蓋32に直接に作用する蓋バネ338及び押圧棒320に作用する押圧棒バネ346により、蓋本体305がその通常の閉鎖位置に戻り、押圧棒320がその通常の下方位置に戻り、フットペダル312がその通常の上方位置に戻る。
上記に与えた例は、単体蓋32を含む。他の実施形態では、蓋32は、複数の要素から構成することができる。例えば、図49は、(廃棄物処理デバイス20の上側ハウジング309輪郭内に配置された経路に沿って前後に平行移動する本体を有する)蓋32が、互いに嵌合する複数の蓋要素352を含む実施形態を示している。蓋閉鎖位置(図49に示す)では、蓋32の要素は、廃棄物処理デバイス20の上端の実質的に全てわたって延び、それにより廃棄物処理デバイス20の内部空間29と周囲環境の間に障壁(及び任意的にシール)を生成する。隣接する要素352の一部分は、互いに重なる。フットペダル312が押し下げられると、リンケージ342は、要素352を廃棄物処理デバイス20の端部(すなわち、前部、後部、又は側部)に向けて移動し、最後に蓋要素352がスタック構成内に存在する蓋開放位置に配置する。図50は、廃棄物処理デバイス20の上側ハウジング309の輪郭307内に配置された経路に沿って横方向に前後に平行移動する1対の蓋要素352を蓋32が含む実施形態を示している。図50は、蓋要素352が蓋閉鎖位置にあるこの実施形態を示している。フットペダル312が押し下げられると、リンケージ342は、各蓋要素352を廃棄物処理デバイス20の内部空間29が露出する開放位置まで横方向外側に移動する。図51は、蓋32が、それぞれ廃棄物処理デバイス320の上側ハウジング309の輪郭307内に配置された経路に沿って前方に平行移動する少なくとも1つの蓋要素と後方に平行移動する少なくとも1つの蓋要素352と含む1対の蓋要素352を含む実施形態を示している。図51は、蓋要素352が蓋閉鎖位置にあるこの実施形態を示している。フットペダル312が押し下げられると、リンケージ342は、廃棄物処理デバイス20の内部空間29が露出する開放位置まで蓋要素352の少なくとも1つを前方に移動し、蓋要素352の少なくとも1つを後方に平行移動させる。上記は、廃棄物処理デバイス20の上側ハウジング309の輪郭307内に配置された経路に沿って横方向にかつ前後に平行移動する蓋32の非限定的な例である。
蓋32が、円弧部分を含む(廃棄物処理デバイス20の上側ハウジング309の輪郭307内に配置された)平行移動経路を辿る上述の実施形態では、ピボット軸328は、廃棄物処理デバイス20の上部21の下方に位置付けられる。他の実施形態では、蓋32は、廃棄物処理デバイス20の上部21の上方に位置付けられたピボット軸(複数の軸)328を有する平行移動経路を辿ることができる。これらの実施形態では、蓋32は、単体蓋32又は複数の蓋要素352を含むことができる。
本発明の開示の実施形態では、蓋32は、例えば、廃棄物処理デバイス20の前方壁部分24と後方壁部分26の間で前後に平行移動する蓋32を有するものとして上記に説明されている。特に、一部の実施形態は、蓋32が蓋開放位置へ後方に平行移動し、蓋閉鎖位置へ前方に平行移動する蓋32の平行移動経路を有するものとして説明されている。他の実施形態では、蓋32は、蓋32が蓋閉鎖位置へ後方に平行移動し、蓋開放位置へ前方に平行移動する平行移動経路を辿ることができる。蓋32を蓋閉鎖位置へ後方に平行移動させる蓋32の幾何学的配置に応じて、廃棄物処理デバイス20は、蓋32が閉じる時に廃棄物処理デバイスの正面の近くに位置付けられたユーザから強い悪臭の空気を遠ざけるという利点を提供する。
上述の実施形態を含むがこれらに限定されない本発明の蓋32の利点は、蓋閉鎖位置から蓋開放位置への平行移動中に、蓋32が明らかに全くと言ってよいほど廃棄物処理デバイス20の内部から空気を引き出さないことである。その結果、廃棄物処理デバイス20の使用中に強い悪臭の空気がユーザ(廃棄物処理デバイス20の前面、背面、又は側面に位置付けられた)の方向に移動する可能性が大幅に減少するか又は排除される。従来の試験は、廃棄物処理デバイス20の上側ハウジング309の輪郭307内に配置された経路に沿って横方向及び前後に平行移動する本発明の蓋32は、廃棄物処理デバイス20の内部空間29から空気を引き出すのではなく、周囲の空気を「切断する」又は「スライスする」ことを示唆している。
上述の例は、フットペダル312によって起動される蓋32を含む。しかし、上述のように、本発明の開示の実施形態は、手動で作動させることができる蓋32(廃棄物処理デバイス20の上側ハウジング309の輪郭307内に配置された経路に沿って前後に平行移動する蓋本体305を有する)を含む。これに加えて、上述の蓋32実施形態は、単一ライナクランプを使用するもの及び1よりも多いライナクランプを使用するものを含む様々な異なる廃棄物処理デバイス20と共に使用することができる。
図41〜48に示すように、廃棄物処理デバイス20は、蓋32及びクランプ310を含む。クランプ310及び蓋32は、押圧棒320を含むリンケージ342の移動によって駆動される時間調節シーケンスで移動する。クランプ310及び蓋32の時間調節シーケンスはまた、リンケージ342の弾性及び/又は付勢機構に依存する。例えば、廃棄物処理デバイス20は、蓋バネ338、ケーブル340、リンク部材350、及び/又は任意的に押圧棒バネ346を有する(簡単のために、これらを個別的に又は集合的に「蓋付勢機構」と呼ぶことにする)。これらの様々な蓋付勢機構は、個々に又は組み合わせて様々な弾性プロファイルを提供する。同様に、クランプ310は、押圧棒バネ346と、カムアクチュエータ板362、カムピン360及びスロット364を含むカムシステムとを有する(簡単のために、これらを個別的に又は集合的に「クランプ付勢機構」と呼ぶことにする)。これらの様々なクランプ付勢機構は、様々な弾性プロファイルを提供する。
図41〜48に示す実施形態では、ユーザがリンケージ342(押圧棒320を含む)を起動し、それによってクランプ310及び蓋32の移動を駆動することを可能にするフットペダル312を提供する。フットペダル312が下から上にリンケージ342の移動を駆動する簡単なシステムでは、クランプ310は、一般的に、蓋32と共に又は蓋32の少し前を移動する。
図42〜45に示すようなケーブル340を利用するシステムは、蓋32が遅延して(すなわち、クランプが移動を始めた後で)蓋開放位置まで移動することを可能にする。ケーブル340の長さ及び蓋バネ338の弾性に応じて、蓋32は、クランプ310の移動とフットペダル312の通常の上方位置からの移動とに対して遅延して蓋開放位置まで移動することになる。例えば、ケーブル340は、弛みを有するように設計される(すなわち、ケーブルの長さは、1又は2以上のポスト380又はトラック382によってケーブルが整合した経路の長さよりも長い)。蓋バネ338は、フットペダル312の押し下げと蓋32の移動との間に時間が経過することを可能にするバネ力を有するように設計される。言い換えると、フットペダル312及び/又は押圧棒320の移動は、ケーブルの移動と等しくない(すなわち、ケーブルの弛み又は余分な長さに起因して)。弛みのあるケーブル340を有する実施形態は、蓋が張力を受けて作用するので、蓋32を開放する時に遅延した時間調節を可能にする。蓋32が蓋開放位置にある時に、ケーブル340は張力を受けており、フットペダル312が解除された時に(かつ通常の上方位置に戻り始める時に)、蓋閉鎖位置に戻り始めることになる。蓋32の所与の側部パネル334に関して、蓋バネ338が装着されたポスト380とピボット軸327の間の距離、及びケーブルの端部344が装着されたポスト380とピボット軸327の間の距離は、ケーブルの張力と蓋バネのバネ定数との相関(又は均衡)に基づいて変えることができる。従って、この距離は、より大きくても小さくてもよく、任意的に、ピボット軸327、ケーブルの端部344が装着されたポスト380、及び/又は蓋バネ338が装着されたポスト380は隣接することができる。
クランプ310は、1又は2以上のセクション、部品、又は部材を含み、所与の平面において、及び/又は軸線又は平面(すなわち、X軸線、Y軸線、又はZ軸線、及び/又はX−Y平面、Y−Z平面、及び/又はY−Z平面)に関して十分に対称性を有し、クランプ開放位置及び/又はクランプ閉鎖位置において対称性を有することができる。クランプは、その1又は複数のピボット軸に関して対称性を有することができる(クランプ310の各部分が互いに独立に移動する実施形態では)。図52〜53に例示するように、クランプ310は、第1の部材372及び第2の部材374を有する。第1の部材372及び第2の部材374の各々又は両方は、上端376及び下端378を有する。その内容全体
に説明されているようなある一定の実施形態では、第1の部材372の上端376及び/又は下端378は、第2の部材374の対応する端部と重なる。その に説明されているような一部の実施形態では、第1の部材372の上端376及び/又は下端378は、少なくとも部分的に第2の部材374の対応する端部と嵌合的に係合する。いずれの実施形態でも、第1の部材372及び第2の部材374、又は上端376及び/又は下端378がライナの少なくとも部分的なシールを提供するので、クランプ310による少なくとも部分的なシールの上方の悪臭空気(クランプ310の下方のライナ内の廃棄物に起因する)の伝達は軽減される。
図52に示すように、第1の部材372は、任意的に、第1の部材上側クランプ372と第1の部材下側クランプ372bを有する。同様に、第2の部材374は、第2の部材上側クランプ374aと第2の部材下側クランプ374bを有する。同様に、第1の部材372は、第1の部材上端376aと第1の部材下端378aを有し、任意的に、このように説明した部材のうちの2つを有する。同様に、第2の部材374は、第2の部材上端376bと第2の部材下端378bを有し、任意的に、このように説明した部材のうちの2つを有する。そのようなライナクランピングシステム354におけるそのようなクランプ310が可能であるが、当業者は、単に1つだけのクランプ310構造が可能であること、又は2つのそのようなクランプ310が可能であることを理解する。
第1の部材372と第2の部材374は、互いに類似して十分に相補的である場合がある(すなわち、ライナの少なくとも部分的なシールを形成する時に互いに入れ子になる及び/又は重なる/交差するように、又は開放位置と閉鎖位置の間を移動する際に互いを回避することができるように)。一部の実施形態では、第1の部材372と第2の部材374は合同なので、それらは交換可能な部品である。
他の実施形態では、クランプは、漏斗面又は円錐、又はダイアフラムと類似の構造を有する;これらの構造は、廃棄物をライナに向ける(すなわち、廃棄物をライナ内に下向きに引く重力を補償する)のに役立つように適切に成形することができる。そのような実施形態では、クランプは、少なくとも部分的なシールを生成するためにライナを把持するのに役立つと同時にこのクランプが撓むことも可能にするように弾性フィンガとして作用する多くの波状部分又は可撓性部分を有し、クランプ下方のライナ内に廃棄物を廃棄することができる。一部のそのような実施形態では、漏斗面、円錐、又はダイアフラムは、中心垂直軸線(すなわち、Z軸線)周りの回転によって移動可能であり、ライナをX−Y平面で捩らせる。他の実施形態では、漏斗面、円錐、又はダイアフラムは、中心水平軸線(すなわち、X軸線又はY軸線)周りの回転によってX−Z平面及び/又はY−Z平面で移動可能であり、ライナをそれ自体に折り畳ませて湾曲を生成する(少なくとも部分的なシール)。
本発明の開示の別の態様により、下側ライナクランプ356と上部側ライナクランプ358とを含むライナクランピングシステム354を提供する。ライナクランピングシステム354は、複数の異なる実施形態を含む。これらの実施形態の全てにおいて、ライナクランプ(すなわち、下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358)の開閉は、互いに対して作動的に時間調節され、フットペダル312及び関連するリンケージ342によって起動することができる。下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358の開閉と蓋32の開閉の作動タイミングは、廃棄物処理デバイス20の内部空間29からのユーザが感知する可能性がある外向きの強い悪臭の空気の伝播を軽減するか又は排除するように互いに調整される。一部の実施形態では、上側ライナクランプ358の作動は、廃棄物処理デバイス20の内部空間29からの強い悪臭の空気の外向き伝播を軽減又は防止するために、蓋32が閉じた後に上側ライナクランプが閉じるように時間調節することができる。
廃棄物処理デバイス20の作動時間調節は、静的条件及び過渡的フェーズに関して説明することができる。「休止」条件では、フットペダル312及びライナクランピングシステム354は、通常の休止位置にあり、すなわち、フットペダル312はその通常の上方位置にあり、クランプ(すなわち、下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358)のうちの少なくとも一方は、ライナ(図示せず)を挟んで閉じるように位置決めされる。「開放フェーズ」では、フットペダル312が押し下げられ、その通常の上方位置から完全に押し下げられた位置へ移動する。この「開放フェーズ」の少なくとも一部中に、蓋32は、蓋閉鎖位置から蓋開放位置へ移動される。「開放」条件では、フットペダル312は完全に押し下げられて維持され、蓋32は、蓋開放位置に維持される。「閉鎖フェーズ」では、フットペダル312が解除され、その完全に押し下げられた位置から通常の上方位置に戻る。「閉鎖フェーズ」の少なくとも一部中に、蓋32は、その蓋閉鎖位置に平行移動して戻る。フットペダル312がその通常の上方位置に戻ると、ライナクランピングシステム354及び蓋32は、「休止」条件に戻される。
一部の実施形態では、廃棄物処理デバイスが「休止」条件にある時に、下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358の一方だけがクランプ閉鎖位置に位置決めされ、すなわち、そのクランプがライナを挟む又は別な方法で操作してライナの内への廃棄物の進入を可能にするライナの開口部を閉鎖する位置に位置決めされる。しかし、「休止」条件では、ライナクランピングシステム354内のクランプがクランプ閉鎖位置にあるか、又は一部の実施形態に説明されているように下側ライナクランプ356と上側ライナクランプ358の両方がクランプ閉鎖位置にある。
一部の実施形態では、下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358の作動時間調節は、クランプの一方が閉じられると同時に他方が開かれるか又は両クランプがある程度開いている時間が軽減されるようになっている。蓋32が蓋閉鎖位置にある時にクランプのうちの少なくとも一方が閉鎖して維持されることは、ライナの保管部分(すなわち、クランプ310の下方にある及び/又は上側ライナクランプ358及び下側ライナクランプ356を有する実施形態では下側ライナクランプ356及び任意的に上側ライナクランプ358の下方にある廃棄物処理デバイス20の保管部分内のライナの部分)から廃棄物処理デバイス20の「新しい廃棄物」受け入れ部分(すなわち、クランプ310の下方にあるか又は上側ライナクランプ358及び下側ライナクランプ356を有する実施形態では蓋32と上側ライナクランプ358及び任意的に下側ライナクランプ356との間にある部分)への強い悪臭の空気の伝播を軽減するのに役立ち、それにより、それは、次に、廃棄物処理デバイス20から外へ潜在的に伝播する可能性がある強い悪臭の空気の量を軽減する。
廃棄物処理デバイス20が取り得る作動時間調節の例を図52に示している。廃棄物処理デバイス20が「休止」構成(図52に示すシーケンスで「A」として特定される)にある時に、両クランプはクランプ閉鎖位置にあり、蓋32は蓋閉鎖位置にある。ユーザがフットペダル312を押し下げ始めると(すなわち、「開放フェーズの初期部分;図52に示すシーケンスで「B」、「C」、及び「D」として示される)、下側ライナクランプ356は、第1の閉鎖構成から開放構成を経て第2の閉鎖構成に移行し始める。下側ライナクランプ356が第1の閉鎖構成から第2の閉鎖構成に移行すると同時に、蓋32は開き始め、上側ライナクランプ358はクランプ閉鎖位置に止まる。ユーザがフットペダル312を押し下げ続けると、下側ライナクランプ356が第2の閉鎖構成に達し、蓋32はその蓋開放位置に達する。この時点では、フットペダル312はまだ完全には押し下げられておらず、すなわち、廃棄物処理デバイス20は依然として開放フェーズにある。ユーザがフットペダル312を押し下げ続けると、上側クランプが開く。上側ライナクランプ358が完全に開いた時に、蓋32は完全に開き、下側ライナクランプ356はその第2の閉鎖構成にあり、「開放フェーズ」が完了して廃棄物処理デバイス20は「開放」条件に移行している(図52に示すシーケンスでは「E」として示される)。フットペダル312が完全に押し下げられて維持されるならば、廃棄物処理デバイス20は開放条件に留まることになる。廃棄物処理デバイス20が開放条件にある時に、廃棄物を廃棄物処理デバイス20内に置くことができる。開放条件では、下側ライナクランプ356は、置いた廃棄物がライナの底部へ移動しないように防ぎ、ライナの底部内の内容物は、下側ライナクランプ356によって閉め切られるということに注意されたい。ユーザがフットペダル312を完全に押し下げられた位置から解除した状態で、閉鎖フェーズ(図52に示すシーケンスで「F」及び「G」)が開始され、上側ライナクランプ358が閉じる(例えば、「F」を参照)。上側ライナクランプ358が閉じられる(かつフットペダル312がその通常の上向きに付勢された位置に移行し続ける)と直ちに蓋32が閉じ始め、同時に下側ライナクランプ356が、その第2の閉鎖位置から開放構成を経てその第1の閉鎖状態に戻る(例えば、「G」を参照)。下側ライナクランプ356の開放構成(下側ライナクランプ356がその第2の閉鎖位置から第1の閉鎖状態に戻る時に生じる)中に、廃棄物処理デバイス20の中に置かれた廃棄物は、ライナの底部へ通過することが許される。下側ライナクランプ356がその第1の閉鎖構成にある時点又はその頃に、蓋32は完全に閉じられ、フットペダル312は通常の上向き付勢位置に戻される。従って、廃棄物処理デバイス20は、「休止」条件(「A」として示す)に戻される。
図53は、図52に示すものと類似の作動時間調節シーケンスを示している。図53では、下側ライナクランプ356が異なる構成を取る。上記に指摘したように、図52及び53は、例示的作動時間調節シーケンスの理解を容易にすることのみを意図した模式的表現であり、ライナクランピングシステム354又は蓋32の構成に関する制限を含む限定を決して意図していない。例えば、時間調節シーケンスは、上側ライナクランプ358が下側ライナクランプ356の前に開くようにすることができる。上側ライナクランプ358は、(フットペダル312の押し下げにより)蓋32が開いた後に、及び/又は下側ライナクランプ356の位置が変わる(すなわち、第1の状態から第2の状態へ、又は閉鎖位置から開放位置へ、又は開放置から閉鎖位置へ)前に開くことができる。一部の実施形態では、蓋32が開き、上側ライナクランプ358が並行して又は連続して開き、下側ライナクランプ358は実質的に静止したままである。フットペダル312が解除された状態で、蓋32が閉じ、上側ライナクランプ358は、蓋32と並行して又は連続して閉鎖位置に向けて移動することができる。下側ライナクランプ356は、第1の位置から第2の位置へ(すなわち、第1の閉鎖位置から第2の閉鎖位置へ、又は閉鎖位置から開放位置へ)蓋20及び上側ライナクランプ358の一方又は両方と並行して又は連続して移動することができる。一部の実施形態では、下側ライナクランプ356の移動は、クランプが他のクランプよりも前に閉じる時(廃棄物と蓋32の間に障壁を形成する)に廃棄物処理デバイス20内の廃棄物の通過を許容するように、蓋32及び/又は上側ライナクランプ358と少なくとも部分的に連続して起こる。
廃棄物処理デバイス20が取り得る作動時間調節の別の例を以下に説明する。廃棄物処理デバイス20が「休止」構成にある時に、ライナクランピングシステム354(すなわち、下側ライナクランプ356と上側ライナクランプ358の両方)が閉じられ、蓋32が閉じられる。ユーザがフットペダル312を押し下げ始めると(すなわち、「開放フェーズの初期部分)、下側ライナクランプは、第1の閉鎖構成から開放構成を経て第2の閉鎖構成に移行し始める。下側ライナクランプ356が第1の閉鎖構成から第2の閉鎖構成に移行すると同時に、蓋32は開き始め、上側ライナクランプ358は閉じたままである。ユーザがフットペダル312を押し下げ続けると、下側ライナクランプ356が第2の閉鎖構成に達し、蓋32はその全開放位置に達する。この時点で、フットペダル312はまだ完全には押し下げられておらず、すなわち、廃棄物処理デバイス20は依然として開放フェーズにある。ユーザがフットペダル312を押し下げ続けると、上側ライナクランプ358が開く。上側ライナクランプ358が完全に開いた時に、蓋32は完全に開き、下側ライナクランプはその第2の閉鎖構成にあり、「開放フェーズ」が完了して廃棄物処理デバイス20は「開放」条件に移行している。フットペダル312が完全に押し下げられて維持されるならば、廃棄物処理デバイス20は開放条件のままである。廃棄物処理デバイス20が開放条件にある時に、廃棄物を廃棄物処理デバイス20内に置くことができる。開放条件では、下側ライナクランプ356は、置いた廃棄物がライナの底部に移動しないように防ぎ、ライナの底部内の内容物は、下側ライナクランプ356によって閉め切られる。
ユーザが完全に押し下げられた位置からフットペダル312を解除した状態で、閉鎖フェーズが開始される。この作動時間調節シーケンスの実施形態では、上側ライナクランプ358が閉じる前に蓋32が閉じる。例えば、蓋32が閉じ、続いて上側ライナクランプ358が閉じる。上側ライナクランプ358が閉じると、下側ライナクランプ356は、その第2の閉鎖構成から第1の閉鎖構成に戻るので、上側ライナクランプ358が閉じた後で少なくとも閉鎖構成が生じる。この作動時間調節シーケンスの利点は、上側ライナクランプが閉じる前に(下側ライナクランプ356がその第2の閉鎖構成に形態に保持されるのと同時に)蓋32が閉じられることである。従って、第2のライナクランプ358の閉鎖によって生じることのある強い悪臭の空気の擾乱は、閉じた蓋32によって廃棄物処理デバイス20内に保持される。
図54〜58は、下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358を含む構成を有するライナクランピングシステム354に関する更に別の作動時間調節シーケンスの実施形態を図式的に示している。
下側ライナクランプ356、上側ライナクランプ358、及び蓋32を含む構成を有するライナクランピングシステム354の上述の作動は、厳密にはその絶対的な期間に限定されないことを理解しなければならない。例えば、本発明の開示は、ライナクランピングシステム354及び蓋32の開閉機能において、1又は2以上のクランプとの比較的小さいオーバラップが存在可能であると仮定している。
上述の作動時間調節シーケンスは、下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358を含む構成を有する様々な異なるライナクランピングシステム354によって達成することができ、従って、本発明の開示は、特定のライナクランピングシステム354の構成に限定されない。図59〜63は、下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプの非限定的な一例及びそれらがどのように起動可能であるかを示している。
図59〜63は、リンケージ342と、押圧棒320、クランプアクチュエータ部材、下側ライナクランプ356の一部分、及び上側ライナクランプ358の一部分を含むライナクランピングシステム354との分解部分図を示している。蓋32に関連して上述したように、フットペダル312が押し下げられると、リンケージ342は押圧棒320をその通常の付勢位置から上向きに移動する。押圧棒320が上向きに平行移動すると、押圧棒320に装着された又は別の方法でそれと係合したクランプアクチュエータ機構322も上向きに平行移動する。下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358は、クランプアクチュエータ機構322と係合する。その結果、クランプアクチュエータ機構322の平行移動により、下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358が起動する。本発明の開示は、クランプアクチュエータ機構322とライナクランピングシステム354の間のいずれの特定の係合にも限定されない。特許請求するアクチュエータ機構322を不明瞭にすることを避けるために、ライナクランピングシステム354を図59〜63の部分図に示し、それによって以下の説明を容易にする。
一例として、図59〜63に見られるように、下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358は、ピボット式に装着され、かつクランプアクチュエータ機構322に形成されたそれぞれのスロット内に受け入れられるカムピン360を含む。このスロットは、上側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358の移動と時間調節を決定する。図59では、下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358、押圧棒320、及びクランプアクチュエータ板362が「休止」位置で示されており、すなわち、上側ライナクランプ358は閉鎖位置にあり、下側ライナクランプ356は第1の閉鎖位置にある。下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358のそれぞれのカムピン360は、クランプ310上に示されているだけでなく、説明を容易にするためにスロット364内に受け入れられている。図59に見られるように、それぞれのカムピン360は、それぞれのスロット364の上側部分366に向けて位置付けられる。図60は、図59に示す位置に対して上向きに平行移動した押圧棒320及びクランプアクチュエータ機構322を示している。図60では、それぞれのカムピン360は、それぞれのスロット364の中程に位置付けられ、上側ライナクランプ358は依然として閉鎖位置にあり、下側ライナクランプ356は依然として第1の閉鎖位置にある。図61は、図60に示す位置に対して上向きに平行移動した押圧棒320及びクランプアクチュエータ機構322を示している。図61では、それぞれのカムピン360は、それぞれのスロット364の下端368に位置付けられ、上側ライナクランプ358はここで開放位置に移動し、下側ライナクランプ356は依然として第1の閉鎖位置にある。図61は、フットペダル312が完全に押し下げられた静止位置における下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358を示している。図62は、図61に示す位置に対して下向きに平行移動した押圧棒320及びクランプアクチュエータ機構322を示している。図62では、それぞれのカムピン360は、それぞれのスロット364の中間部分370において僅かに上方の中程に位置付けられる。上側ライナクランプ358は閉鎖位置に戻っている。下側ライナクランプ356のためのカムピン360は、開放行程中に移動しなかったが、むしろ、下側ライナクランプ356を第2の閉鎖位置まで移動したスロット364内にあるスロット364の一部分内に受け入れられることに注意されたい。廃棄物処理デバイス20が全開放状態に保持されている時に廃棄物処理デバイス20に置かれたいずれの廃棄物も、下側ライナクランプ356が第1の閉鎖位置から第2の閉鎖位置に移行した際にライナクランピングシステム354の下方にあるライナの保管部分に落とされている。図63は、ライナクランピングシステム354、押圧棒320、及びクランプアクチュエータ機構322がその初期の「休止」位置に戻ったことを示している。従って、下側ライナクランプ356及び上側ライナクランプ358の作動時間調節は、クランプアクチュエータ機構322内に配置されたスロット364内のそれぞれのカムピン360の移動によって定められることを見ることができる。
本発明の開示は、いずれの特定の下側又は上側クランプの形状にも限定されず、すなわち、上側クランプ部材は、幾分平坦で直線状とすることができ、下側クランプ部材は、「L」字形及び/又は曲線状とすることができる。各クランプ部材は、前縁端及び後縁端を有し、その一方又は両方がそれらの間に配置されたライナを使用してシール(すなわち、ピンチ閉鎖)を形成することができるものとして説明することができる。クランプ部材は、前縁端と後縁端の両方で互いに嵌合することができ、又はそれらは互いに入れ子になる/重なって上側及び閉じた端部にシールを形成することができ、又はそれらの何らかの組合せが可能である。
本明細書では、特許文書において通例であるように、1又は2以上を包含するために用語「a」又は「an」を使用する。本明細書では、用語「又は」は、特に断りのない限り、非排他的「又は」を指すのに使用する。以上の説明は例示であり、限定するものではないことを理解しなければならない。例えば、上述の実施形態(及び/又はその態様)は、互いに組み合わせて使用することができる。以上の説明を精査することにより、多くの他の実施形態が当業者には明らかであろう。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲を参照して、そのような特許請求の範囲が権利を与えられる均等物の全範囲と共に決定しなければならない。特許請求の範囲において、「including」及び「in which」という用語は、用語「comprising」及び「wherein」のそれぞれの平易な英語の同義語として使用される。これに加えて、特許請求の範囲において、「第1」、「第2」、及び「第3」のような用語は、それらを含む場合に単にラベルとして使用され、それらの対象物に数値的な要件を課すことを意図していない。上記に与えた「詳細説明」では、様々な特徴をグループ分けして本発明の開示を滑らかにすることができる。この開示方法は、特許請求する実施形態が各特許請求の範囲に明示的に列挙するより多くの特徴を必要とするという意図を反映するものとして解釈すべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が表すように、本発明の主題は、単一の開示した実施形態の全特徴よりも少数の中にある場合がある。従って、以下の特許請求の範囲は、これにより、各特許請求の範囲が個別の実施形態としてそれ自体が独立して「詳細説明」に組み込まれる。
20 廃棄物処理デバイス
22 ハウジング
24 前方壁部分
30 ピボット式前部パネル
32 蓋

Claims (30)

  1. 廃棄物処理デバイスであって、
    廃棄物を保持するためのライナ材料と、
    前記ライナ材料を保持するための受け入れ部分と該ライナ材料内に廃棄物を保持するための保管部分とを有し、下端及び上端によって定められた高さを有するハウジングと、
    前記ライナ材料の少なくとも部分的シールを生成し、前記ハウジングの前記受け入れ部分と前記保管部分を分離する移動可能クランプと、
    廃棄物処理デバイスの上側部分の輪郭内に配置された経路に沿って前後に平行移動する蓋であって、廃棄物処理デバイスの前記上端の下方に位置付けられたピボット軸を有する前記蓋と、
    を含み、
    前記蓋は、閉鎖位置と開放位置の間で平行移動し、
    前記蓋の前記平行移動は、前記ライナ材料の少なくとも部分的シールを生成する前記移動可能クランプの機能を妨げない、
    ことを特徴とする廃棄物処理デバイス。
  2. 前記蓋の前記平行移動は、内部空間の保管容量に影響しないことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処理デバイス。
  3. 前記蓋の前記平行移動は、130度未満であることを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処理デバイス。
  4. 前記蓋の前記平行移動は、約110度未満であることを特徴とする請求項3に記載の廃棄物処理デバイス。
  5. 廃棄物処理デバイスの高さが、前記蓋が前記開放位置にある時に増加しないことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処理デバイス。
  6. 廃棄物処理デバイスの高さが、前記蓋が前記開放位置にある時に減少することを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処理デバイス。
  7. 前記蓋の前記平行移動は、スライス運動であることを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処理デバイス。
  8. 前記蓋の平行移動を支援するリンケージを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処理デバイス。
  9. 前記リンケージは、ケーブルを含むことを特徴とする請求項8に記載の廃棄物処理デバイス。
  10. 前記リンケージは、少なくとも1つの蓋バネを含むことを特徴とする請求項8に記載の廃棄物処理デバイス。
  11. 前記リンケージは、前記移動可能クランプが前記ライナ材料の少なくとも部分的なシールを生成するのを支援することを特徴とする請求項8に記載の廃棄物処理デバイス。
  12. 廃棄物を保持するためのライナ材料と、
    前記ライナ材料を保持するための受け入れ部分と該ライナ材料内に廃棄物を保持するための保管部分とを有し、下端及び上端によって定められた高さを有するハウジングと、
    前記ライナ材料の少なくとも部分的シールを生成し、前記ハウジングの前記受け入れ部分と前記保管部分を分離する移動可能クランプと、
    閉鎖位置と開放位置の間で平行移動する蓋であって、空気が該蓋を通って移動することを可能にする少なくとも1つの通路を有する前記蓋と、
    を含むことを特徴とする廃棄物処理デバイス。
  13. 前記蓋は、該蓋が前記閉鎖位置にある時に前記少なくとも1つの通路が塞がれ、かつ該蓋が前記開放位置にある時に該少なくとも1つの通路を塞がないように付勢される少なくとも1つのルーバを更に含むことを特徴とする請求項12に記載の廃棄物処理デバイス。
  14. 廃棄物処理デバイスであって、
    ライナ材料を保持するための受け入れ部分と該ライナ材料内に廃棄物を保持するための保管部分とを有し、下端及び上端によって定められた高さを有するハウジングと、
    閉鎖位置と開放位置の間で平行移動する蓋と、
    上側クランプ及び下側クランプを有するライナクランピングシステムと、
    を含み、
    前記上側クランプ及び前記下側クランプは、廃棄物処理デバイスの前記保管部分からの強い悪臭の空気のあらゆる外向き伝播を軽減する又は防止する前記閉鎖位置に前記蓋が達した後で該上側クランプが閉じるように互いに対して作動的に時間調節される、
    ことを特徴とする廃棄物処理デバイス。
  15. 前記上側クランプは、前記蓋が開放位置まで移動する時に閉鎖位置にあることを特徴とする請求項14に記載の廃棄物処理デバイス。
  16. 廃棄物処理デバイス(20)であって、
    廃棄物を保持するためのライナ材料と、
    前記ライナ材料を保持するための受け入れ部分と該ライナ材料内に廃棄物を保持するための保管部分とを有し、下端(25)及び上端(21)によって定められた高さを有するハウジング(22)と、
    前記ライナ材料の少なくとも部分的シールを生成し、前記ハウジング(22)の前記受け入れ部分と前記保管部分を分離する移動可能クランプ(310)と、
    廃棄物処理デバイス(20)の上側部分(303)の輪郭(307)内に配置された経路に沿って前後に平行移動する蓋(32)であって、廃棄物処理デバイス(20)の前記上端(21)の下方に位置付けられたピボット軸(328)を有する前記蓋(32)と、
    を含み、
    前記蓋(32)は、閉鎖位置と開放位置の間で平行移動し、
    前記蓋(32)の前記平行移動は、前記ライナ材料の少なくとも部分的シールを生成する前記移動可能クランプ(310)の機能を妨げない、
    ことを特徴とする廃棄物処理デバイス(20)。
  17. 前記蓋(32)の前記平行移動は、内部空間(29)の保管容量に影響しないことを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
  18. 前記蓋(32)の前記平行移動は、130度未満であることを特徴とする請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
  19. 前記蓋の前記平行移動は、約110度未満であることを特徴とする請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
  20. 廃棄物処理デバイス(20)の高さが、前記蓋(32)が前記開放位置にある時に増加しないことを特徴とする請求項1から請求項19のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
  21. 廃棄物処理デバイス(20)の高さが、前記蓋(32)が前記開放位置にある時に減少することを特徴とする請求項1から請求項20のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
  22. 前記蓋(32)の前記平行移動は、スライス運動であることを特徴とする請求項1から請求項21のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
  23. 前記蓋(32)の平行移動を支援するリンケージ(342)を更に含むことを特徴とする請求項1から請求項22のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
  24. リンケージが、ケーブルを含むことを特徴とする請求項1から請求項23のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
  25. リンケージ(342)が、少なくとも1つの蓋バネ(338)を含むことを特徴とする請求項1から請求項24のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
  26. リンケージ(342)が、前記移動可能クランプ(310)が前記ライナ材料の少なくとも部分的なシールを生成するのを支援することを特徴とする請求項1から請求項25のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
  27. 廃棄物を保持するためのライナ材料と、
    前記ライナ材料を保持するための受け入れ部分と該ライナ材料内に廃棄物を保持するための保管部分とを有し、下端(25)及び上端(21)によって定められた高さを有するハウジング(22)と、
    前記ライナ材料の少なくとも部分的シールを生成し、前記ハウジング(22)の前記受け入れ部分と前記保管部分を分離する移動可能クランプ(310)と、
    閉鎖位置と開放位置の間で平行移動する蓋(32)であって、空気が該蓋(32)を通って移動することを可能にする少なくとも1つの通路(300)有する前記蓋(32)と、
    を含むことを特徴とする廃棄物処理デバイス(20)。
  28. 前記蓋(32)は、該蓋(32)が前記閉鎖位置にある時に少なくとも1つの通路(300)が塞がれ、かつ該蓋(32)が前記開放位置にある時に該少なくとも1つの通路(300)を塞がないように付勢された少なくとも1つのルーバ(302)を更に含むことを特徴とする請求項1から請求項27のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
  29. 前記ライナ材料を保持するための受け入れ部分と該ライナ材料内に廃棄物を保持するための保管部分とを有し、下端(25)及び上端(21)によって定められた高さを有するハウジング(22)と、
    閉鎖位置と開放位置の間で平行移動する蓋(32)と、
    上側クランプ(358)及び下側クランプ(356)を有するライナクランピングシステム(354)と、
    前記上側クランプ(358)及び前記下側クランプ(356)が、廃棄物処理デバイス(20)の保管部分からの強い悪臭の空気のあらゆる外向き伝播を軽減する又は防止するために前記蓋(32)が前記閉鎖位置に達した後で該上側クランプ(358)が閉じるように、互いに対して作動的に時間調節されること、
    を特徴とする請求項1から請求項28のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
  30. 上側クランプ(358)が、前記蓋(32)が開放位置まで移動する時に閉鎖位置にあることを特徴とする請求項1から請求項29のいずれか1項に記載の廃棄物処理デバイス(20)。
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