JP2019517315A - 手術器具用の支持構造を有するリテーナ、パッケージとリテーナとの組み合わせ、アダプタおよびリテーナ - Google Patents

手術器具用の支持構造を有するリテーナ、パッケージとリテーナとの組み合わせ、アダプタおよびリテーナ Download PDF

Info

Publication number
JP2019517315A
JP2019517315A JP2018562965A JP2018562965A JP2019517315A JP 2019517315 A JP2019517315 A JP 2019517315A JP 2018562965 A JP2018562965 A JP 2018562965A JP 2018562965 A JP2018562965 A JP 2018562965A JP 2019517315 A JP2019517315 A JP 2019517315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
surgical instrument
adapter
body portion
package
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018562965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019517315A5 (ja
Inventor
シェウブリン,マルクス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Camlog Biotechnologies GmbH
Original Assignee
Camlog Biotechnologies GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from PCT/EP2016/062568 external-priority patent/WO2017207059A1/en
Application filed by Camlog Biotechnologies GmbH filed Critical Camlog Biotechnologies GmbH
Publication of JP2019517315A publication Critical patent/JP2019517315A/ja
Publication of JP2019517315A5 publication Critical patent/JP2019517315A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0087Means for sterile storage or manipulation of dental implants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B50/00Containers, covers, furniture or holders specially adapted for surgical or diagnostic appliances or instruments, e.g. sterile covers
    • A61B50/20Holders specially adapted for surgical or diagnostic appliances or instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B50/00Containers, covers, furniture or holders specially adapted for surgical or diagnostic appliances or instruments, e.g. sterile covers
    • A61B50/30Containers specially adapted for packaging, protecting, dispensing, collecting or disposing of surgical or diagnostic appliances or instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C19/00Dental auxiliary appliances
    • A61C19/02Protective casings, e.g. boxes for instruments; Bags
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0089Implanting tools or instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C3/00Dental tools or instruments

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Dental Prosthetics (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Abstract

好ましくは歯科インプラントである、少なくとも第1の手術器具、および、好ましくはヒーリングスクリューである第2の手術器具を保持するためのリテーナであって、第1の本体部分および第2の本体部分を備え、第1の本体部分および第2の本体部分は、互いに対して旋回可能であり、第1の本体部分は、第1の手術器具を保持するための第1の支持構造を含み、リテーナは、第2の手術器具のための少なくとも1つの補助支持構造を含み、第1の本体部分および第2の本体部分は、互いに対して少なくとも3つの所定の位置まで旋回可能であり、第1の位置において、第1の手術器具および第2の手術器具は、リテーナにロックされ、第2の位置において、第2の手術器具ではなく、第1の手術器具が、支持構造から取り外し可能であり、第3の位置において、第2の手術器具が、リテーナから取り外し可能である、リテーナ。

Description

本発明は、独立請求項の前文による、少なくとも第1の手術器具および第2の手術器具を保持するためのリテーナ、および、リテーナ用のパッケージとリテーナとの組み合わせに関する。さらに、本発明は、支持構造を含む、手術器具およびリテーナのためのアダプタに関する。
歯科では、歯を歯科インプラント、アバットメントおよびクラウンに、人工的に取り替えることができる。移植処置では、まず、顎骨が、上にある歯肉組織を切開することによってアクセスされる。次に、インプラントの位置が特定される。この位置にドリルで顎骨に穴を開ける。その後、この穴に歯科インプラントを移植する。移植の後、歯科医は歯科インプラントにヒーリングスクリューまたはヒーリングアバットメントを挿入し、治癒のために手術部位を閉じることができる。後の段階で、この部位は第2の手術で再切開され、ヒーリングスクリューがアバットメントと交換される。最後に、クラウンをアバットメント上に配置して手術を完了する。場合によっては、すべてのステップを単一の手術で実行することができる。
歯科インプラントの骨への結合は、インプラントとのオッセオインテグレーションに適した表面を必要とする。さらに、インプラントは医療器具である。インプラントは、リテーナ内で無菌で輸送する必要がありる。リテーナは、インプラントが輸送され、取り扱われる間、歯科インプラントを保持し、保護する。移植処置の間、インプラントはリテーナから取り外される必要がある。移植処置は、歯科インプラントを挿入器具に接続するアダプタを使用することによって容易にすることができる。
米国特許第8,973,747号明細書は、穿孔可能またはスライド可能なカバーによって閉じることができる区画を有するハウジングを含む歯科インプラントのためのパッケージを提供する。区画は本質的に液密である。さらに、パッケージは、ヒーリングキャップのための開口を含む。しかし、歯科インプラントおよびヒーリングキャップを取り外す処置は、外科医または外科的処置の必要性に基づいているわけではない。したがって、取り扱いは複雑である。さらに、液密にするためには、高価で高精度の製造技術が必要である。
米国特許第9,119,688号明細書には、歯科インプラントを保持し輸送するための保持器具が開示されている。保持器具は、操作部に係合するための係合部分と、パッケージ上に保持するための保持部分と、歯科インプラントに接続するための固定部分とを備える。保持部は、環状肩部と、環状肩部によって画定される周方向溝とを含む。この溝は、パッケージ内に歯科インプラントを配置することを可能にするために、外部パッケージのフランジのような嵌合構造を受け入れるように機能する。しかしながら、パッケージからの保持器具の取り外し処置を改善する必要性が依然として存在する。
米国特許第8,292,075号明細書は、歯科インプラントを収容するためのハウジングを開示している。ハウジングは、第1の本体部分と第2の本体部分とを備える。これらの部分の間に内部空間が画定される。第2の本体部分は、第1の本体部分に対して旋回軸に沿って回転して開放端を露出させることができる。この開放端は、歯科インプラントに適合する。しかしながら、この器具は、同じく移植処置中に必要とされるヒーリングスクリューのような第2の手術器具を支持しない。加えて、ハウジングは、製造コストを増加させる気密空間を形成する。
本発明の目的は、従来技術の欠点を克服することである。特に、本発明の目的は、処置中に外科医をサポートする使い易いリテーナを提供することである。本発明の別の目的は、リテーナのための手頃なパッケージを提供することである。
本発明の別の目的は、リテーナから歯科インプラントを容易に取り外すことを可能にするアダプタを提供することである。
本発明の別の目的は、手術器具が容易に取り外せるような支持構造を有するリテーナを提供することである。
本発明によれば、独立請求項の特徴記載部による保持構造を有する、少なくとも第1の手術器具および第2の手術器具を保持するためのリテーナ、リテーナのためのパッケージとリテーナとの組み合わせ、手術器具およびリテーナのためのアダプタによって解決される。
本発明によれば、少なくとも第1の手術器具を保持するためのリテーナが提供される。第1の手術器具は、好ましくは、歯科インプラントまたは歯科インプラントのためのアダプタ、またはアダプタと歯科インプラントとの組み合わせである。さらに、リテーナは、好ましくはヒーリングスクリューである第2の手術器具を保持するようにも適合される。リテーナは、第1の本体部分および第2の本体部分を備える。第1の本体部分および第2の本体部分は、互いに対して旋回可能である。好ましい実施形態では、それらは旋回軸を中心に旋回可能である。第1の本体部分は、第1の手術器具を保持するための第1の支持構造を含み、リテーナは、第2の手術器具のための少なくとも1つの補助支持構造を含む。リテーナは、リテーナの第1の本体部分および第2の本体部分が、互いに対して少なくとも3つの所定の位置まで旋回可能であることを特徴とする。第1の位置において、第1の手術器具および第2の手術器具は、リテーナにロックされる。第2の位置では、第2の手術器具ではなく、第1の手術器具が、支持構造から取り外し可能である。第3の位置において、第2の手術器具が、リテーナから取り外し可能である。
第1の手術器具は、歯科インプラントであってもよい。歯科インプラントは、クラウン、ブリッジまたはハイブリッド義歯のような歯科補綴物を支持するために顎の骨との界面を提供するように適合された外科用構成要素として理解される。
第1の手術器具は、リテーナに直接取り付けられた歯科インプラントであってもよい。特に好ましい実施形態では、第1の手術器具はまた、歯科インプラントとアダプタとの組み合わせであってもよく、アダプタは、リテーナに直接接続され、第1の手術器具を保持する。
リテーナは、ポリカーボネート、PETもしくはPBTなどのポリマーまたはその他の適切な材料から作製されてもよい。
「互いに対して旋回可能」という用語は、本体部分のうちの少なくとも1つが旋回運動を有することを指す。例えば、第1の本体部分は第2の本体部分に対して動くか、もしくはその逆であり、または両方の本体部分が動く。好ましくは、旋回運動は固定旋回軸を中心とする。別の実施形態では、旋回軸は特定の位置に固定されず、可変であってもよい。
第2の手術器具は、移植手順中または後に補助することができる器具であってもよい。特に、第2の手術器具は、組織、特に歯肉組織のインプラントへの内殖を防止するヒーリングスクリューであってもよい。
第1の位置は、両方の手術器具がリテーナに堅固に取り付けられているため、好ましくは取り扱いおよび輸送に使用される位置である。
歯科医が第1の手術器具を必要とするとすぐに、リテーナを第2の位置に運ぶことができ、第1の手術器具を取り外し可能にすることができる。この段階では、第1の手術器具のみが必要とされる。したがって、第1の手術器具の取り外し中、第2の手術器具は、取り外し可能であってはならない。後の段階で、リテーナが第3の位置へと旋回される場合、第2の手術器具をリテーナから取り外すことができる。
リテーナの1つの利点は、第2の手術器具のための保持構造を提供することである。別の利点は、旋回運動による取り外しの容易で便利な機構である。
別の利点は、リテーナが外科手術に適合していることである。すなわち、器具の取り外しは、通常行われる外科的処置に基づいている。処置の間、最初に第1の手術器具が必要とされ、後に第2の手術器具が必要となる。したがって、まだ必要とされていない手術器具は失われず、固定されたままにすることができる。
好ましい実施形態では、リテーナは、第3の位置への移動を防止する制限部分を含む。制限部分は、好ましくは、第1の手術器具を取り外すことによってロック解除されるように適合される。
これにより、第2の手術器具を意図せずに取り外すことができない。制限部分がロック解除された後でのみ、第2の手術器具を取り外すことができる。好ましい実施形態では、第1の手術器具は、第2の手術器具の前に取り外されなければならない。したがって、第2の手術器具が、必要とされる前に手術中に失われる可能性はない。
制限部分は、第2の本体部分の一部分であることが特に好ましい。制限部分は、第1の手術器具が旋回運動を制限するように設計することができる。この場合、第1の手術器具はストッパとして作用する。
好ましい実施形態では、リテーナは、第1の本体部分および第2の本体部分の長手方向に対して実質的に垂直に延伸する旋回軸を備える。
長手方向は、本体部分の最長寸法に沿って延伸する方向として理解される。実質的に垂直であるということは、垂直を含み、垂直方向に対して±20°の角度を含むものとして理解される。
これにより、旋回運動が特に単純な方法で作動される。旋回軸と、第1の本体部分および第2の本体部分を旋回させるための力が加えられる点との間の距離がより大きくなり得るため、本体部分を作動させるために使用されるレバー効果がより高くなり得る。
好ましい実施形態では、リテーナは、第1の方向において第1の位置から第2の位置に、第1の方向とは反対の第2の方向において第2の位置から第3の位置まで旋回可能である。
方向とは、旋回運動の方向、すなわち軸を中心とした回転として理解される。これにより、第1の本体部分および第2の本体部分が誤って第3の位置に運ばれるリスクが低減される。
代替的な好ましい実施形態では、リテーナは、第1の方向において第1の位置から第2の位置に、同じ第1の方向において第2の位置から第3の位置まで旋回可能である。
これにより、リテーナは、本体部分を作動させるための1つの手段のみを備えることができる。この手段は、第1の本体部分および第2の本体部分を第2の位置に運ぶことと、第1の本体部分および第2の本体部分を第3の位置に運ぶことの両方に使用することができる。
好ましい実施形態では、リテーナは、第1のロック手段を備える。第1のロック手段は、第1の手術器具の取り外しを妨げ、第1のロック手段は、好ましくは第2の本体部分内に配置される。特に好ましい第1のロック手段は、第1の支持構造を閉じるバーによって形成される。
第1のロック手段は、第1の手術器具がリテーナから偶然に取り外され得ないことを保証する。ロック手段が第2の本体部分上に配置されている場合、それらは旋回運動によってロック解除することができる。
好ましい実施形態では、リテーナは、第2の手術器具の取り外しを妨げるための第2のロック手段を備える。これらの第2のロック手段は、好ましくは、第2の本体部分内に配置される。一実施形態では、第2のロック手段は、プレートによって形成される。
これにより、第2の手術器具は、第1の本体部分および第2の本体部分が第1の位置または第2の位置のいずれかにある間に、リテーナから偶然に取り外されることはない。第2のロック手段が第2の本体部分上に配置されており、第2の手術器具が第1の本体部分によって保持されている場合、それらは旋回運動によってロック解除することができる。
好ましい実施形態では、リテーナは、第2の手術器具のための少なくとも2つの補助支持構造を備える。
これにより、サイズが変動する第2の手術器具に対して、1つのリテーナを使用することができる。例えば、同じリテーナが、より大きい第2の手術器具またはより小さい第2の手術器具のいずれかを含んでもよい。代替的に、リテーナはまた、外科医が適切な第2の手術器具を選択できるように、2つ以上の補助手術器具を保持してもよい。
特に好ましい実施形態では、少なくとも2つの補助支持構造の各々は、対応するサイズを有する第2の手術器具を受け入れるようなサイズにされる。
好ましい実施形態では、第1の手術器具はアダプタおよび歯科インプラントであり、アダプタは好ましくはリテーナに直接固定される。
アダプタは、あらゆるサイズの歯科インプラントに単一の挿入器具を使用することを可能にする。したがって、リテーナおよびその第1の支持構造は、個々の歯科インプラントサイズごとに調整する必要がない。
アダプタがリテーナに直接固定されている場合、歯科インプラントはリテーナに間接的にのみ固定され、リテーナに接続するための取り付け構造は必要ない。さらに、歯科インプラントの外面は、リテーナと直接接触せず、したがって、リテーナによって損傷または汚染されない。また、リテーナへの直接接続のための構造または機構は必要ない。さらに、インプラントの慎重に扱うべきオッセオインテグレーション表面に起因して他の様態では利用できない、様々な材料をリテーナに使用することができる。
別の好ましい実施形態では、第1の本体部分および第2の本体部分は、少なくとも1つのプラスチック材料から作製される。特に好ましい実施形態では、各本体部分は一体的に作製される。
したがって、材料コストの低下に起因して、リテーナをコスト効率よく製造することができる。本体部分の一方または両方が一体化されている場合、例えば射出成形によって、リテーナをコスト効率よく大量に製造することができるという利点が生じる。
好ましくは、本体部分は、成形によって、好ましくは射出成形により、または特に好ましくは2成分以上の射出成形によって製造可能である。2つの本体部分は、典型的には、部分をともにクリッピングまたはスナップ留めすることによって組み立てられる。
成形、特に射出成形は、大量生産のための費用効果の高い製造技術である。
好ましい実施形態では、リテーナは、さらに、安定化構造を含む。安定化構造は、第1の手術器具と接触するための接触部分を含む。特に好ましい実施形態では、接触部分は、第1の手術器具の遠位端と接触している。遠位端は、骨に埋め込まれる端部である。
安定化構造は、第1の手術器具のリテーナへの固定を改善する。安定化構造はまた、第1の手術器具のリテーナへの固定の喪失または弛緩の危険性を低減することができる。
好ましい実施形態では、安定化構造の接触部分は、金属、好ましくはチタン、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、もしくはそれらの合金、またはセラミック、好ましくはジルコニアからなる。
金属、特にチタン、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、もしくはそれらの合金、またはセラミック、特にジルコニアが、骨癒合に適合する繊細な表面との接触に特に適している。これらの表面は典型的には粗面化されており、金属、特に上述の材料は、残留物がこれらの表面に付着して、プラスチック材料などとともに移植されるリスクを低減する。
一実施形態では、安定化構造は、それらの材料のうちの1つからなることができる。別の実施形態では、安定化構造は、プラスチック部分がリテーナに固定するために成形された小板であってもよい。また、安定化構造は、リテーナにプラグ着脱可能とすることができる。代替的に、リテーナおよび安定化構造は、1つの材料から製造されてもよい。
別の好ましい実施形態では、リテーナは、安定化構造のための少なくとも2つの保持構造を備える。安定化構造は、少なくとも2つの保持構造のうちのいずれか1つに取り付け可能である。さらに、各保持構造は、1つのサイズの第1の手術器具に対応することができる。
これにより、1つのリテーナを複数のサイズの第1の手術器具、例えば歯科インプラントに使用することができる。安定化構造は、第1の手術器具のサイズに従って、保持構造の1つに導入される。
好ましい実施形態では、リテーナは、第1の手術器具の対応するサイズを示す、少なくとも2つの保持構造のためのラベルを含む。
したがって、ユーザは、リテーナによって保持される歯科インプラントのサイズについて知らされ得る。
好ましい実施形態では、リテーナは、第1の位置、第2の位置および第3の位置を画定するのに特に好ましい位置の少なくとも1つを画定するための係合手段を備える。
これにより、動作中に位置を容易に見つけて保持することができる。
特定の好ましい実施形態では、係合手段は、棚部および棚部のための複数の窪みを有するばね要素を備える。このとき、各窪みは、1つの位置を規定することができる。棚部は、1つの位置を捉えると、この位置を保持することもできる。
好ましい実施形態では、リテーナは、平坦な表面上での支持の少なくとも1つの突出部を含む。
この少なくとも1つの突出部は、リテーナが安定して立つことを可能にすることができる。
本発明の別の態様によれば、リテーナ用のパッケージとリテーナとの組み合わせが提供される。パッケージは、リテーナ受け入れ凹部と、取り外し可能なカバーとを備える。リテーナは、第1の本体部分および第2の本体部分を備える。第1の本体部分および第2の本体部分は、互いに対して少なくとも第1の位置および第2の位置へと旋回可能である。第1の位置では、手術器具がリテーナ内にロックされ、第2の位置では、手術器具はリテーナから取り外すことができる。パッケージは、第1の本体部分および/または第2の本体部分の旋回運動が、リテーナとパッケージとの間の接触によって妨げられるように形成される。
パッケージは、本明細書では、少なくとも輸送、保管および/または取り扱い中にリテーナを囲んで保護するための器具として理解される。
1つの利点は、パッケージが、リテーナからの手術器具の意図しない解放を妨げることができることである。別の利点は、輸送、保管、および/または取り扱い中にパッケージがインプラントを無菌状態に保つことができることである。一実施形態では、パッケージは、パッケージおよびリテーナの滅菌を可能にすることができる。特に好ましくは、パッケージは、リテーナが容易にアクセス可能であるように、取り外し可能なカバーを含む。
好ましい実施形態では、パッケージの外面を把持することによってリテーナを凹部内に保持できるように、パッケージは変形可能である。特に好ましい実施形態では、パッケージは弾性変形可能である。
これにより、リテーナを手作業でパッケージ内に保持することができる。これにより、助手が無菌様式で、すなわち指で触れることなく、リテーナを歯科医または滅菌トレイに渡すことが可能になる。
リテーナは、パッケージの外面を把持し、パッケージを逆さまにすることによってリテーナをパッケージ内に保持することによって提供されてもよい。次いで、リテーナを滅菌トレイ上に置き、把持を解放することができる。その後、パッケージは制御された様式で取り外される。したがって、変形可能なパッケージは、リテーナの滅菌処理を容易にする。
好ましい実施形態では、第1の本体部分および第2の本体部分は、旋回軸を中心に旋回可能であり、旋回軸は、第1の本体部分および第2の本体部分の長手方向に対して実質的に垂直である。
これは、リテーナを操作するのに特に便利で簡単な方法である。
好ましい実施形態によれば、パッケージはブリスタである。
ブリスタは、コストを低減すること、および/または、リテーナのサイズをカスタマイズすることを可能にし得る。ブリスタは、ユーザが使用前にリテーナおよび手術器具を見ることを可能にすることができる。
好ましい実施形態では、凹部は、凹部の壁とリテーナとの間の自由空間を含む。これにより、リテーナの指による把持が可能になる。
これにより、リテーナをパッケージから直接取り外すことができる。特に好ましくは、自由空間は、凹部の壁の突出部によって画定される。突出部は、丸いまたは円形の形状を有することができる。
好ましい実施形態では、パッケージは、第1の本体部分および第2の本体部分の旋回運動を妨げるためのバルジを含む。バルジは、リテーナの2つの本体部分の間に延伸する。
これにより、第1の本体部分および第2の本体部分の旋回運動が妨げられる。
好ましい実施形態によれば、リテーナとパッケージとの間の接触は、リテーナの外面とパッケージの内面との間で行われる。
好ましい実施形態では、この組み合わせは滅菌可能である。
したがって、パッケージは、滅菌状態でリテーナを輸送して取り扱うために使用することができる。滅菌のための方法の非限定的な例は、照射、特にガンマ線の照射またはエチレンガス滅菌である。パッケージは、リテーナの周りに無菌バリアを形成することができる。パッケージは、リテーナを完全に囲むことができる。
パッケージおよびリテーナは、組み立てられた状態で滅菌可能であり得る。
ブリスタは、可撓性であるポリマーから作製することができる。ブリスタは、可撓性であるポリマー、好ましくは熱可塑性ポリマーから作製することができる。そのようなポリマーの例は、PETG、PET、PBT、ポリオレフィン、COCまたはそれらの組み合わせである。
好ましい実施形態では、パッケージは無菌バリアを形成する。
これにより、リテーナを無菌状態で輸送し、保管し、取り扱うことができる。
本発明の別の態様によれば、第1の端部、第2の端部、および長手方向軸を備えるアダプタが提示される。アダプタは、手術器具に接続するために第2の端部に設けられた手術部分を備える。アダプタはまた、第1の端部に設けられ、挿入器具と係合するように適合された係合部分を備える。また、アダプタは、リテーナに接続するための支持部分を備えている。手術部分は、第1の端部の側にあり、手術器具のための力またはトルク伝達手段を備える。第1の端部には、インプラントに取り外し可能に接続するための取り付け要素が配置される。支持部分は、少なくとも部分的に非円形の形状を有し、結果、アダプタは、アダプタをその長手方向軸を中心として回転させることによって取り外し可能である。
アダプタは、金属もしくは金属合金、または金属および/もしくは金属合金の任意の組み合わせから作製することができる。
力伝達手段は、スプラインシャフトまたは多角形の断面であってもよいし、キーを備えたキー溝であってもよい。
これにより、リテーナからアダプタを迅速かつ容易に取り外すことを可能にする貯蔵が可能になる。また、アダプタは、挿入器具をアダプタに取り付け、アダプタをその軸を中心として回転させることによって、挿入器具を用いて取り外すことができる。
好ましい実施形態では、支持部分の非円形形状は多角形の断面を有する。特に好ましい実施形態では、断面は六角形である。
したがって、アダプタは、対応する形状を有する支持部分から容易に取り外し可能であり得る。多角形断面の角は、取り扱いが容易になるように、丸みを帯びていてもよい。
別の好ましい実施形態では、支持部分は、アダプタの外面に形成された凹部内に配置される。
これにより、リテーナ内でのアダプタの安定した固定が可能になる。
特に好ましい実施形態では、インプラントへの接続のための取り付け要素は、少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つ、特に好ましくは丁度3つのばね要素を備える。
これにより、アダプタは、手術器具に解放可能に固定することができる。ばね要素は、アダプタを手術器具から取り外すために克服しなければならない予め設定された保持力を提供する。
好ましい実施形態によれば、少なくとも2つのばね要素は各々、手術器具と接触するための少なくとも1つの所定の接触部分を備える。
したがって、保持力をインプラントからアダプタに伝達することができる。場合によっては、ばね要素が取り付けられる表面は、ねじ山を備えていてもよい。そのような場合、2つ以上の接触部分の間の距離は、ねじ山のピッチに対して、すなわちピッチの倍数に調整することができる。
好ましい実施形態では、少なくとも1つの接触部分は、アダプタの長手方向軸に沿って丸い形状の断面を有する。
これにより、手術器具からアダプタを取り外すことがより容易になり得る、すなわち保持力を低減することができる。
好ましい実施形態によれば、アダプタは、係合部分と支持部分との間に所定の破断点を含む。
これにより、トルク伝達のための制限要素が器具に含まれ、インプラントへの損傷が回避される。
別の好ましい実施形態によれば、力またはトルク伝達手段は、スプラインシャフトを含む。
スプラインシャフトは回転力を伝達するのに特に適している。スプラインシャフトは、一連の突出したキーを形成するように内部に複数の好ましくは等間隔の溝を切られており、スプラインハブと呼ばれる内部溝付き円筒部材に嵌合するシャフトとして理解される。
別の好ましい実施形態では、アダプタは、第1の端部の側に少なくとも1つのマーキングを含む。マーキングの周方向位置は、スプラインシャフトの少なくとも1つの負荷の周方向位置に対応することができる。特に好ましい実施形態では、マーキングは、細長いノッチまたは突出部である。細長いノッチまたは突出部は、アダプタの長手方向軸に沿って延伸することが好ましい。
これにより、アダプタの回転位置がユーザに示される。したがって、アダプタは、特に、挿入器具および/またはインプラントが同様のマーキングを有する場合、より容易に接続することができる。
好ましい実施形態では、係合部分はスプラインハブである。
スプラインハブは、複数の好ましくは等間隔の溝を外周内に切られたハブとして理解される。これにより、回転力を特に効果的に伝達することができる。
好ましい実施形態では、アダプタは、力またはトルク伝達手段の断面に空洞を含めるように形成される。空洞は、長手方向軸に沿って延伸する。
特に好ましい実施形態では、空洞は第1の端部から延伸する。さらに好ましくは、空洞は、力またはトルク伝達手段の長さの少なくとも1/4、特に好ましくは1/2の長さにわたって延伸する。
結果として、力またはトルク伝達手段の断面は、より低い面積の慣性モーメントを有する。力またはトルク伝達手段は、より変形可能であり、より容易にねじれることができる。したがって、力またはトルク伝達手段は、インプラントのカウンタ輪郭により良好に適合する。これにより、力がより均一に伝達され、インプラントの損傷の可能性が低減される。
本発明の別の態様によれば、手術器具を保持するためのリテーナが提供される。リテーナは、その支持部において手術器具を保持するように適合された支持構造を備える。支持構造は、少なくとも部分的に非円形の形状を有する。
支持構造は、リテーナから手術器具を特に容易に取り外すことを可能にすることができる。
好ましい実施形態によれば、支持部分は、手術器具を部分的に包囲する。
これにより、手術器具は、リテーナに固定される。
好ましい実施形態では、支持構造の非円形形状は、六角形の断面を受け入れるためのV字形である。
これにより、支持された六角形の器具が回転されると、支持された器具が凹部から押し出される。
好ましい実施形態では、支持構造は、手術器具を取り外し可能に固定するための突出部を備える。
突出部は、手術器具への解放可能な固定を提供する。特に好ましくは、突出部は棚部である。
これにより、手術構造は、堅固に固定された手術器具であり得る。
好ましい実施形態では、支持構造は、支持構造の少なくとも一部を柔軟に拡張するための、特に好ましくは手術器具を挿入するための開口を拡張するための間隙を備える。
これにより、支持構造は、手術器具を受け入れている間に拡張し、手術器具が保持されるときに縮小するような寸法にすることができる。これにより、保持力が増大する。支持構造は、弾性的に変形可能な材料を含むことができる。
好ましい実施形態では、リテーナは、第1の本体部分および第2の本体部分を備える。第1の本体部分および第2の本体部分は、互いに対して旋回可能である。支持構造は、本体部分のいずれかの旋回運動に対する制限停止部をさらに備える。特に好ましくは、第1の本体部分および第2の本体部分は、旋回軸を中心として互いに対して旋回可能である。
これによって、作業領域が設定され、第1の本体部分および第2の本体部分を、1つの運動方向において、この作業領域の外側で旋回しないようにすることができる。
本発明の非限定的な実施形態が、添付の図面に関連して、単なる例として説明される。
インプラント、アダプタおよび挿入器具を有するリテーナの斜視図である。 リテーナの上面図である。 第1の位置にあるリテーナの斜視図である。 第2の位置にあるリテーナの上面図である。 ねじ回しを伴う、第3の位置にあるリテーナの斜視図である。 リテーナの保持構造の詳細図を伴う、リテーナの底面図である。 支持構造を有するリテーナの斜視図である。 パッケージ内に保持されたリテーナの底面図である。 パッケージの凹部の斜視図である。 パッケージに保持されたリテーナの別の斜視図である。 手術器具の2つの実施形態のうちの1つのためのアダプタの斜視図である。 手術器具の2つの実施形態のうちの1つのためのアダプタの斜視図である。 図11aのアダプタをインプラントと共に示す図である。 リテーナに接続するためのアダプタの支持部分の側面図および断面図である。 アダプタおよび挿入器具の側面図およびアダプタの接続部分および挿入器具の断面図である。 アダプタおよび挿入器具の斜視図である。
図1には、アダプタ3を保持するリテーナ1が示されている。アダプタ3は、歯科インプラント2に接続されている。第1の支持構造8は、アダプタ3を保持する。アダプタは、挿入ツール32に接続可能である。リテーナは、第1の本体部分5と第2の本体部分6との2つの本体部分を備える。第1の本体部分5は、ねじ4を保持することができる補助支持構造9を含む。第2の本体部分は、ねじ4の取り外しを妨げる丸いプレート24を含む。第1の本体部分5および第2の本体部分6は、旋回軸7を中心として互いに対して回転することができる。ユーザは、第1のグリップセット23を押すことによって、第1の方法で第1の本体部分および第2の本体部分を作動させることができる。第1のグリップセット23は、第1の本体部分5および第2の本体部分6の第1の端部35に配置される。この回転の間、第1の本体部分5は方向39に旋回し、第2の本体部分6は方向38に旋回する。ユーザが第1の本体部分5および第2の本体部分6を第2の方法で旋回させることを所望する場合、第2のグリップセット22を押すことができる。第2のグリップセットは、第1の本体部分5および第2の本体部分6の第2の端部36に配置される。したがって、第1の本体部分および第2の本体部分は、「ハサミ」の両端のグリップによって「ハサミのように」作動することができる。第2の方法における旋回運動は、第1の制限部分10によって制限される。第1の制限部分10は、第1の本体部分5によって保持されるアダプタ3に接触し、したがって、第1の制限停止部を形成する。第2の本体部分はまた、バーとして実現されるロック手段11を備える。このバーは、アダプタ3をリテーナにロックする。アダプタ3が第1の本体部分5に保持されている限り、旋回運動は接点を越えて延伸することはできない。反対方向の旋回運動も制限される。第1の本体部分5および第2の本体部分6の第1の端部35は、接触要素40を含む(図2参照)。第2の本体部分または第1の本体部分が第2の方法で旋回される場合、接触要素40はこの運動を制限し、第2の制限停止部として作用する。したがって、旋回運動を行うことができる範囲が規定される。
図2を参照すると、リテーナの上面図が示されている。第1の本体部分5と第2の本体部分6との間には、チタン小板12として実現される安定化構造が示されている。チタン小板12は、保持構造13によって保持される。2つのスロットの形態の5つの保持構造13が図2に示されている。インプラントのサイズに応じて、チタン小板12を適切な保持構造13に挿入することができる。保持構造の隣にある数字はインプラントの長さを示す。チタン小板は安定化構造である。
さらに図2は、第1の端部35および第2の端部36の側にある突出部16を示す。保護具は、テーブルまたはトレイのような平らな面に置かれると、リテーナがその上に立つことができるように設計されている。
リテーナはヒーリングスクリュー4を保持する。このヒーリングスクリュー4は、第1の本体部分5の補助支持構造9によって保持される。第2の本体部分6は、ねじ4のための丸いプレート24として実現されたねじロック手段を含む。例示的な実施形態では、第1の本体部分5は、いくつかの異なるサイズのヒーリングスクリュー用の4つの補助支持構造9を含む。使用中、それらの保持構造のうちの1つだけが占有される。他の3つは空のままである。したがって、1つのリテーナは、(上述のように)インプラントの長さに調整され、適切なヒーリングスクリュー4を保持することもできる。第1の本体部分5のヒーリングスクリュー4の保持構造の上には、ヒーリングスクリュー4をロックするためのプレート24が配置されている。図2に示す位置では、ヒーリングスクリューはリテーナから取り外し可能である。この位置では、第2の本体部分6の穴42は、ヒーリングスクリューの長手方向軸と同心に配置される。この位置においてのみ、ヒーリングスクリュー4を取り外すことができる。
図3は、第1の位置にある第1の本体部分5および第2の本体部分6を示す。第1の本体部分5および第2の本体部分6は3つの異なる位置に運ぶことができる。第1の位置では、ねじ4、アダプタ32およびインプラント2は器具内にロックされ、取り外すことはできない。この位置は、リテーナの輸送および取り扱いに利用される。外科医または歯科医に送達されると、歯科医は、第1の本体部分5および第2の本体部分6を第2の位置に運ぶことができる。
図4は、第2の位置にある第1の本体部分5および第2の本体部分6を示す。図4から分かるように、穴42は、ヒーリングスクリュー4の長手方向軸またはヒーリングスクリューの補助支持構造9と同心に整列していない。したがって、ヒーリングスクリュー4はリテーナから取り外すことができない。ヒーリングスクリューはリテーナの内側に固定されているため、紛失することはない。しかし、アダプタ3およびインプラント2は、図4に示す位置でリテーナから取り外し可能である。したがって、外科医は、挿入ツール32を使用して、アダプタ4およびインプラント2をリテーナから取り出し、インプラント4を移植することができる。移植の後、外科医または歯科医はヒーリングスクリュー4を必要とする場合がある。ヒーリングスクリュー4にアクセスするために、リテーナ1は、図5に示す第3の位置に来る。
図5は、ねじ回し20によるヒーリングスクリュー4の取り外しを示す。第1の本体部分5および第2の本体部分6が第3の位置にある場合(図2も参照)、ヒーリングスクリュー4をねじ回し20に取り付けることができ、ヒーリングスクリュー4をリテーナ1から取り外すことができる。アダプタが以前に取り外されている場合にのみ、この位置に達することができる。アダプタ3およびインプラント2を取り外した後、グリップ22を第3の制限停止部に押し付けることによってリテーナが旋回される。第1の本体部分および第2の本体部分は、第3の制限停止部を超えて旋回することはできない。第3の制限停止部は、第2の本体部分6の第2の制限部分28が第1の本体部分5と接触することによって画定される。第3の制限停止部はまた、ヒーリングスクリュー4がリテーナ1から取り外し可能な位置を規定する。
図6は、小板12の保持構造13の詳細図を示す。保持構造13は、5対の穴である。チタン小板12は一対のピン(図示せず)を含む。このピン対は、5対の穴のうちの1対に挿入される。
さらに図6は、係合手段15を開示する。係合手段15は、溝33および棚部34を備える。溝33は、第2の本体部分6上に配置される。これらの溝33の各々は、第1の本体部分および第2の本体部分が中に移動可能である1つの位置を規定する。第1の本体部分5は、溝棚部34によって溝33に接触している。溝棚部34は、第1の本体部分に取り付けられた細長いバーの一部分であり、溝33にスナップ嵌めされる。これにより、3つの溝の各々に対して、1つの位置が保持される。ユーザが第1の本体部分および第2の本体部分を別の位置に旋回させることを所望する場合、第1の方法ではグリップ23が、または、第2の方法ではグリップ22が押され、溝棚部34が別の溝33にジャンプする。
図7は、第1の支持構造8を有する側のリテーナ1の斜視図を示す。第1の支持構造8内に、アダプタ3を保持することができる。第1の支持構造8は、第1の本体部分5の一部分である。アダプタ3は、非円形形状17内に保持されている。形状17は、アダプタ3の六角形部分が形状17の平坦な面に配置されることができるようにV字形を有する。さらに、支持構造は、挿入開口の両側に棚部18を含む。棚部18は、アダプタを形状17に固定する。支持構造は、間隙19を含む。棚部18の間の距離は、アダプタ3の直径よりも短い。したがって、アダプタが挿入されるとき、棚部は外側に押されなければならない。間隙19は、第1の支持構造8に必要な柔軟性を提供する。
アダプタ3が支持部分8内に装填されると、挿入開口25を閉じるなどのためにアダプタロック手段11がスライドされるように、グリップ22(図1参照)を第2の方法で押すことによって、第1の本体部分および第2の本体部分が旋回される。アダプタ3は、短いバーからなるアダプタロック手段11が挿入開口25を閉じるため、取り外せない。
図8,図9および図10を参照すると、リテーナ1用のパッケージ100が記載されている。パッケージ100は、透明ブリスタ(図示)と取り外し可能なカバー(図示せず)との2つの部分を含む。ブリスタは凹部101を有する。凹部101内に、リテーナ1が保持される。パッケージ100は、リテーナ1の旋回運動を妨げる2つの機構を含む。まず、凹部101は、凹部101の壁の内面に接触領域103を含むように形成される。接触領域103は、リテーナの端部36が互いに離れる動作を妨げる。反対の運動は、第1の制限停止部10によって妨げられる(図1参照)。さらに、凹部101は、バルジ106を含む。バルジ106は端部35の間に延伸し、したがって端部35はグリップ23を押すことによって互いに向かって移動することができない。
ユーザがパッケージ100からリテーナ1を取り外すことを所望する場合、最初に取り外し可能なカバーを取り外す必要がある。取り外し可能なカバーは剥離シールである。剥離グリップ108は、剥離シールへの容易なアクセスを可能にする。その後、ユーザは、リテーナ1を凹部101から取り外すための2つの選択肢のいずれかを選択することができる。
第1の選択肢では、ユーザは引き出し用の領域105を利用する。図10を参照すると、ユーザはグリップを形成する壁の両側で第2の本体部分6のグリップ23でリテーナを保持する。凹部は、第1の本体部分5のグリップ23上の窪み110を含む。この窪み110は、ユーザが両方のグリップ23を使用してリテーナ1を凹部から取り外すことを防止する。これは、旋回運動、ひいてはアダプタ3およびインプラント2の解放を引き起こす可能性があるため、望ましくないであろう。
第2の選択肢では、ユーザは、把持のための外面104(図9参照)を利用する。把持のための外面104は、ポインタ109によってユーザに示される。ブリスタは変形可能であり、したがって両方の外面104を同時に把持すると、リテーナ1が接触領域103によってクランプ締めされることになる。次に、ユーザは、図9に示す位置にパッケージを反転させ、テーブルまたはトレイなどの平坦な表面上にリテーナを置くことができる。グリップを柔らかくすることによって、ユーザはブリスタを単純に離すことができる。
図11aは、アダプタ3の概略図を斜視図で示している。アダプタ3は、インプラント2を挿入器具32に接続するように意図されている。
アダプタ3は、3つの部分、すなわち、手術部分203、係合部分204および支持部分205を含む。手術部分203は、インプラント2の大きさに応じてサイズが決められる。一方、係合部分204は、歯科医がすべてのサイズのインプラントに対して1つのサイズの挿入器具32を1つだけ必要とするように、単一サイズに標準化されている。
手術部分203は、インプラント2と係合し、アダプタ3の第1の端部201の側に配置される。手術部分203は、力伝達手段206を含む。これらの力伝達手段は、長手方向軸219を中心としたトルクをアダプタ3から歯科インプラント2へと伝達する。図11aに示す力伝達手段206は、スプラインシャフト212である。ローブ214が円形基部から延伸する。力伝達手段206は、歯科インプラント2のスプラインハブ内に挿入される。スプラインハブは、スプラインシャフト212を受け入れるような大きさに適合されている。
手術部分203は、取り付け要素207をさらに含む。取り付け要素207は、インプラント2とアダプタ3との間の長手方向軸219に沿った保持力を提供する。したがって、アダプタはインプラント2に堅固に固定される。インプラント2からアダプタ3を取り外すには、予め設定された力閾値を克服する必要がある。取り付け要素207はばね要素209である。図11aに見られる3つのばね要素209は、第1の端部201から延伸する、基本的に長手方向のバーである。これらのバーは、半径方向内側に偏向することができる。そのような反射に対する抵抗は、アダプタ3がインプラント2から意図せず取り外されることを防止する摩擦保持力を提供する。また、保持力は、アダプタを用いてインプラントを取り扱うことを可能にする。したがって、インプラントの損傷または汚染を回避することができる。ばね要素209は、半径方向外側の方向に向いた各々1つの接触部分210を含む。
図11bは、図11aに示されたものと同様のアダプタ3’を示す。しかしながら、図11aのアダプタとは異なり、ボア227として実現される空洞が、第1の端部201’の側から延伸する。ボア227は、同軸に穿孔され、力伝達手段206を長手方向軸219に沿ってそれらの全長にわたってアンダーカットする。ボア227は、ねじりに対する力伝達手段206の抵抗を弱め、力伝達手段206のねじりを可能にする。ボア227の直径は、取り付け部材207の開口の内径よりも小さい。したがって、製造中、ボアは、取り付け部材を損傷することなく穿孔することができる。
図12から分かるように、ばね要素209は、インプラント2の内ねじ山217と係合する。理想的には、保持力は、インプラント2の安定した固定を可能にするのに十分高く、さらなるツールを用いずにアダプタ3をインプラント2から快適に取り外すことができるほど十分に低い。
単一のより大きい接触部分での快適な取り外しのためには、ばね要素の保持力が高すぎる可能性があることが判明している。この場合、内踏み付け217のピッチに従って間隔を置いて離間された、1つではなく2つの接触部分を設けることができる。したがって、ばね要素の偏向が減少し、固定が安定したままである間に取り外しが容易になる。
図11aおよび図11bならびに図13を参照して、支持部分205について説明する。支持部分は、2つの肩部218を含む。凹部208が、2つの肩部218の間に位置する。凹部208に沿って、アダプタ3は六角形の形状216を有する。六角形216の断面(A−A)は、6つの平坦な表面219(図13参照)を示している。図13に示すように、平坦な表面は、丸い縁部220を介して接続されている。
図11、図14および図15を参照して、係合部分204が説明される。係合部分204は、第2の端部202に開口221を有する。この開口の断面は、挿入器具32を受け入れるように適合される。開口221の断面はスプラインハブ215である。挿入器具32は、対応する断面224を有するスプラインシャフトを含む。ローブ226の間には、窪み225が存在する。窪み225は、円錐形部分223を有する挿入32器具のシャフトに接続することができる。円錐形部分223は、挿入器具32とアダプタ3との間の解放可能な取り付けを可能にする。
挿入器具32は、方向付けノッチ222をさらに含む。方向付けノッチ222は、窪み225の周方向位置に配置されている。加えて、アダプタ3はまた、細長いノッチ213を含む。アダプタのスプラインハブと挿入器具32のスプラインシャフトとを接続させるために、ノッチ222および213が整列される。その後、スプラインシャフトをスプラインハブに直接挿入することができ、ユーザは試行錯誤して正しい向きを見つける必要がない。
さらに、図11は、支持部分205と係合部分204との間の所定の破断点211を示す。挿入器具32は、アダプタ3にトルクを伝達する。アダプタは、力伝達手段206を介してインプラント2にこのトルクを伝達する。これにより、インプラント2は、顎の骨にねじ込まれる。インプラントは硬質の皮質骨に挿入することができ、したがって、アダプタからインプラントに高いトルクを伝達しなければならないことがある。しかし、過剰なトルクはインプラントを損傷する可能性がある。そのような事例を妨げるために、所定の破断点が破断する。したがって、上記過剰なトルクの伝達が防止される。

Claims (43)

  1. 好ましくは歯科インプラント(2)または歯科インプラント(2)のためのアダプタ(3)である、少なくとも第1の手術器具、および、好ましくはヒーリングスクリュー(4)である第2の手術器具を保持するためのリテーナ(1)であって、
    第1の本体部分(5)および第2の本体部分(6)を備え、
    前記第1の本体部分および前記第2の本体部分は、好ましくは旋回軸(7)を中心として互いに対して旋回可能であり、
    前記第1の本体部分は、前記第1の手術器具を保持するための第1の支持構造(8)を含み、
    記リテーナは、前記第2の手術器具のための少なくとも1つの補助支持構造(9)を含むリテーナ(1)において、
    前記リテーナの前記第1の本体部分および前記第2の本体部分が、互いに対して少なくとも3つの所定の位置まで旋回可能であり、
    第1の位置において、前記第1の手術器具および前記第2の手術器具は、前記リテーナにロックされ、
    第2の位置において、前記第2の手術器具ではなく、前記第1の手術器具が、前記支持構造から取り外し可能であり、
    第3の位置において、前記第2の手術器具が、前記リテーナから取り外し可能であることを特徴とする、リテーナ。
  2. 前記リテーナは、前記第3の位置への移動を防止する制限部分(10)を含み、前記制限部分(10)は、好ましくは、前記第1の手術器具を取り外すことによってロック解除されるように適合されることを特徴とする、請求項1に記載のリテーナ。
  3. 前記旋回軸は、前記第1の本体部分および前記第2の本体部分の長手方向に対して実質的に垂直に延伸することを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  4. 前記リテーナは、第1の方向において前記第1の位置から前記第2の位置に、前記第1の方向とは反対の第2の方向において前記第2の位置から前記第3の位置まで旋回可能であることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  5. 前記リテーナは、第1の方向において前記第1の位置から前記第2の位置に、同じ前記第1の方向において前記第2の位置から前記第3の位置まで旋回可能であることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  6. 前記リテーナは、前記第1の手術器具の取り外しを妨げるためのロック手段(11)を備え、前記ロック手段(11)は、好ましくは、前記第2の本体部分内に配置されることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  7. 前記リテーナは、前記第2の手術器具の取り外しを妨げるためのロック手段(24)を備え、前記ロック手段(24)は、好ましくは、前記第2の本体部分内に配置されることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  8. 前記リテーナは、第2の手術器具、好ましくはヒーリングスクリューのための少なくとも2つの補助支持構造(9)を備えることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  9. 前記第1の手術器具は、アダプタ(3)および歯科インプラント(2)を含み、前記アダプタは、好ましくは、前記リテーナに直接固定されることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  10. 前記第1の本体部分および前記第2の本体部分が少なくとも1つのプラスチック材料から作製され、好ましくは各本体部分が一体的に作製されることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  11. 前記本体部分は、成形によって、好ましくは射出成形によって製造可能であることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  12. 前記リテーナは、安定化構造をさらに含み、前記安定化構造は、好ましくは遠位端との接触のために、前記第1の手術器具との接触のための接触部分を含むことを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  13. 前記安定化構造の前記接触部分は、金属、好ましくはチタン、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、もしくはそれらの合金、またはセラミック、好ましくはジルコニアからなることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  14. 前記リテーナは前記安定化構造(12)のための少なくとも2つの保持構造(13)を備え、前記安定化構造は前記少なくとも2つの保持構造のうちのいずれか1つに取り付け可能であり、各保持構造は、1つのサイズの前記第1の手術器具に対応することができることを特徴とする、請求項12または13に記載のリテーナ(1)。
  15. 前記リテーナは、前記第1の手術器具の対応するサイズを示す、前記少なくとも2つの保持構造のためのラベル(14)を含むことを特徴とする、請求項14に記載のリテーナ(1)。
  16. 前記リテーナが、前記位置、好ましくは前記第1の位置、前記第2の位置および前記第3の位置のうちの少なくとも1つを画定するための係合手段(15)を備えることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  17. 前記リテーナが、平坦な表面上での支持のための少なくとも1つの突出部(16)を含むことを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  18. リテーナ用のパッケージ(100)と、リテーナ、好ましくは、先行する請求項のいずれか1項に記載のリテーナ(1)との組み合わせであって、
    前記パッケージは、
    リテーナ受け入れ凹部(101)と、
    取り外し可能なカバーと
    を備え、
    前記リテーナは、
    第1の本体部分(5)および第2の本体部分(6)を備え、
    前記第1の本体部分および前記第2の本体部分は、互いに、好ましくは旋回軸(7)を中心として旋回可能である、パッケージとリテーナとの組み合わせにおいて、
    前記パッケージは、前記第1の本体部分および/または前記第2の本体部分の旋回運動が、前記リテーナと前記パッケージとの間の接触によって妨げられるように形成されることを特徴とする、組み合わせ。
  19. 前記パッケージは、前記パッケージの外面(104)を把持することによって前記リテーナを前記凹部の内部に保持できるように、変形可能、好ましくは弾性変形可能であることを特徴とする、請求項18に記載の組み合わせ。
  20. 前記第1の本体部分および前記第2の本体部分は、旋回軸を中心に旋回可能であり、前記旋回軸は、前記第1の本体部分および前記第2の本体部分の長手方向に対して実質的に垂直であることを特徴とする、請求項18または19に記載の組み合わせ。
  21. 前記パッケージがブリスタであることを特徴とする、請求項18から20のいずれか1項に記載の組み合わせ。
  22. 前記凹部は、前記凹部の壁と前記リテーナとの間に、少なくとも1つの自由空間(105)を含み、前記自由空間が前記リテーナを指で掴むことを可能にすることを特徴とする、請求項18から21のいずれか1項に記載の組み合わせ。
  23. 前記パッケージは、第1の本体部分および第2の本体部分の旋回軸を中心とした旋回運動を妨げるためのバルジ(106)をさらに含み、前記バルジは、前記リテーナの2つの前記本体部分の間に延伸することを特徴とする、請求項18から22のいずれか1項に記載の組み合わせ。
  24. 前記リテーナと前記パッケージとの間の接触は、前記リテーナの外面と前記パッケージの内面との間で行われることを特徴とする、請求項18から23のいずれか1項に記載の組み合わせ。
  25. 前記組み合わせが滅菌可能であることを特徴とする、請求項18から24のいずれか1項に記載の組み合わせ。
  26. 前記パッケージが無菌バリアを形成することを特徴とする、請求項18から25のいずれか1項に記載の組み合わせ。
  27. 第1の端部(201)、第2の端部(202)、および長手方向軸を備える、手術器具のための、特に歯科インプラントを保持するためのアダプタ(32)であって、
    手術器具に接続するために前記第2の端部に設けられた手術部分(203)と、
    記第1の端部に設けられ、挿入器具(32)と係合するように適合された係合部分(204)と、
    リテーナに接続するための支持部分(205)と
    を備え、
    前記手術部分は、前記第1の端部の側で、前記手術器具のための力またはトルク伝達手段(206)を備え、
    前記第1の端部には、前記インプラントに取り外し可能に接続するための取り付け要素(207)が配置されている、アダプタ(32)において
    前記支持部分(205)は、少なくとも部分的に非円形の形状を有し、前記アダプタは、前記アダプタを前記支持部分の長手方向軸(219)を中心として回転させることによって取り外し可能である、アダプタ(32)。
  28. 前記支持部分(205)の前記非円形形状は多角形、好ましくは六角形であることを特徴とする、請求項27に記載のアダプタ。
  29. 前記支持部分(205)は、前記アダプタの外面に形成されている凹部(208)内に配置されていることを特徴とする、請求項27または28に記載のアダプタ。
  30. 前記取り付け要素(207)は、少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つのばね要素(209)を含むことを特徴とする、請求項27から29のいずれか1項に記載のアダプタ。
  31. 前記少なくとも2つのばね要素は各々、前記手術器具と接触するための少なくとも1つの所定の接触部分(210)を備える、請求項30に記載のアダプタ。
  32. 前記少なくとも1つの接触部分は、前記アダプタの長手方向軸に沿った断面が円形であることを特徴とする、請求項31に記載のアダプタ。
  33. 前記アダプタは、前記係合部分(204)と前記支持部分(205)との間に所定の破断点(211)を含むことを特徴とする、請求項27から32のいずれか1項に記載のアダプタ。
  34. 前記力またはトルク伝達手段は、スプラインシャフト(212)を含むことを特徴とする、請求項27から33のいずれか1項に記載のアダプタ。
  35. 前記第1の端部の側に、少なくとも1つのマーキング、好ましくは細長いノッチまたは突出部(213)があり、好ましくは、前記少なくとも1つのノッチまたは突出部が、前記アダプタの前記長手方向軸に沿って延伸し、前記少なくとも1つのマーキングの周方向位置は、前記スプラインシャフトの少なくとも1つのローブ(214)の周方向位置に対応することを特徴とする、請求項27から34のいずれか1項に記載のアダプタ。
  36. 前記係合部分(204)がスプラインハブ(215)であることを特徴とする、請求項27から35のいずれか1項に記載のアダプタ。
  37. 前記アダプタは、前記力またはトルク伝達手段の断面において、前記長手方向軸に沿って延伸する空洞を含むように形成されていることを特徴とする、請求項27から36のいずれか1項に記載のアダプタ。
  38. 手術器具を保持するためのリテーナ(1)、好ましくは請求項1から17のいずれか1項に記載のリテーナであって、
    前記支持構造に接続するために支持部分において前記手術器具を保持するように構成されている支持構造(8)を有する本体を備えるリテーナにおいて、前記支持構造が少なくとも部分的に非円形の形状(17)を有することを特徴とする、リテーナ(1)。
  39. 前記支持構造(8)が前記手術器具を部分的に包囲することを特徴とする、請求項1から17または38のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  40. 前記支持部分は、多角形、好ましくは六角形の断面を受け入れるためにV字形であることを特徴とする、請求項1から17または38から39のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  41. 前記支持構造が、前記手術器具を取り外し可能に固定するための突出部、好ましくは棚部(18)を含むことを特徴とする、請求項1から17または38から40のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  42. 前記支持構造が、前記支持構造の少なくとも一部を柔軟に拡張するための、特に好ましくは前記手術器具を挿入するための開口を拡張するための間隙(19)を備えることを特徴とする、請求項1から17または38から41のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
  43. 前記リテーナは、
    第1の本体部分および第2の本体部分を備え、
    前記第1の本体部分および前記第2の本体部分は、好ましくは旋回軸を中心として互いに対して旋回可能であるリテーナ(1)において、
    前記支持構造は、前記本体部分のいずれかの旋回運動を制限するための少なくとも1つの制限停止部(10)、好ましくは少なくとも2つ、特に好ましくは3つの制限停止部(10)を含むことを特徴とする、請求項1から17または38から42のいずれか1項に記載のリテーナ(1)。
JP2018562965A 2016-06-02 2017-05-26 手術器具用の支持構造を有するリテーナ、パッケージとリテーナとの組み合わせ、アダプタおよびリテーナ Pending JP2019517315A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2016/062568 WO2017207059A1 (en) 2016-06-02 2016-06-02 Retainer, combination of a packaging and a retainer, adapter and a retainer with a support structure for a surgical device
EPPCT/EP2016/062568 2016-06-02
EP16191320.7 2016-09-29
EP16191320 2016-09-29
PCT/EP2017/062761 WO2017207434A2 (en) 2016-06-02 2017-05-26 Retainer, combination of a packaging and a retainer, adapter and a retainer with a support structure for a surgical device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019517315A true JP2019517315A (ja) 2019-06-24
JP2019517315A5 JP2019517315A5 (ja) 2020-07-02

Family

ID=58765858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018562965A Pending JP2019517315A (ja) 2016-06-02 2017-05-26 手術器具用の支持構造を有するリテーナ、パッケージとリテーナとの組み合わせ、アダプタおよびリテーナ

Country Status (14)

Country Link
US (2) US10993788B2 (ja)
EP (2) EP3995104B1 (ja)
JP (1) JP2019517315A (ja)
KR (1) KR20190015280A (ja)
CN (1) CN109152624B (ja)
BR (1) BR112018071959A2 (ja)
CA (1) CA3021129A1 (ja)
ES (2) ES2972087T3 (ja)
IL (1) IL263241A (ja)
MX (1) MX2018014552A (ja)
RU (1) RU2018145720A (ja)
SG (1) SG11201809557RA (ja)
TW (1) TW201808233A (ja)
WO (1) WO2017207434A2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202017107752U1 (de) * 2017-12-20 2018-12-21 Straumann Holding Ag Zahnimplantat
KR102498757B1 (ko) * 2022-04-06 2023-02-09 김용철 랩 아날로그 파지 장치
FR3139460A1 (fr) * 2022-09-12 2024-03-15 Euroteknika Dispositif de conditionnement pour une prothèse dentaire

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5538428A (en) * 1994-04-05 1996-07-23 Attachments International Packing delivery system for dental implant and method
US6086371A (en) * 1998-02-05 2000-07-11 Sulzer Orthopedics Inc. Dental implant delivery system having driver mount with removable flange
US5996779A (en) * 1998-06-19 1999-12-07 Lifecore Biomedical, Inc. Dental implant package
US6164442A (en) * 1999-08-19 2000-12-26 Stravitz; David M. Multi-part, multi-fold, multi-compartment portable carrying and storage case
EP1252866A1 (de) * 2001-04-27 2002-10-30 Straumann Holding AG Anordnung für das Handling eines Implantats
US6951462B2 (en) * 2002-06-04 2005-10-04 Zimmer Dental Inc. Dental tool with rententive feature
EP1749501B1 (en) * 2005-08-03 2010-10-06 Straumann Holding AG Holding element for a dental implant
US7451870B2 (en) * 2006-02-06 2008-11-18 Zimmer Dental, Inc. Medical implant package with a cap having a cavity
KR200448457Y1 (ko) 2008-03-06 2010-04-13 최현민 치과용 임플란트 포장용기
US7887325B2 (en) * 2008-04-04 2011-02-15 Keystone Dental, Inc. Implant-driver assembly
US8973747B2 (en) 2008-06-06 2015-03-10 Thommen Medical Ag Package for dental implant
US8342841B2 (en) * 2008-07-30 2013-01-01 Zimmer Dental, Inc. Procedure specific storage block for holding implant containers and surgical tools
US8292075B2 (en) 2009-03-23 2012-10-23 Mediprecision Corporation Housing for a dental implant
EP2281527A1 (de) * 2009-07-27 2011-02-09 Straumann Holding AG Adapter zum Übertragen eines Drehmoments auf den Aufbauteil eines Dentalimplantats
US9119688B2 (en) 2012-03-01 2015-09-01 Straumann Holding Ag Holding device for dental implant
WO2014053218A1 (en) * 2012-10-02 2014-04-10 Straumann Holding Ag Insertion tool
US11547529B2 (en) * 2013-01-10 2023-01-10 Straumann Holding Ag Annular resilient retention member
CN203208143U (zh) * 2013-03-01 2013-09-25 广州中国科学院先进技术研究所 用于牙种植体表面处理的夹持件
FR3012319B1 (fr) * 2013-10-25 2016-09-02 Anthogyr Sa Dispositif de liaison entre un implant dentaire et une prothese dentaire trans-fixee
EP3944836A1 (en) * 2020-07-27 2022-02-02 Ruetschi Technology SA Transfer part or insertion tool for dental implant with quick release mechanism

Also Published As

Publication number Publication date
MX2018014552A (es) 2019-03-28
ES2903126T3 (es) 2022-03-31
EP3995104B1 (en) 2023-12-06
EP3995104A1 (en) 2022-05-11
RU2018145720A (ru) 2020-07-09
US10993788B2 (en) 2021-05-04
US20210212805A1 (en) 2021-07-15
WO2017207434A3 (en) 2018-01-11
CN109152624B (zh) 2021-11-02
KR20190015280A (ko) 2019-02-13
EP3995104C0 (en) 2023-12-06
BR112018071959A2 (pt) 2019-02-05
ES2972087T3 (es) 2024-06-11
CN109152624A (zh) 2019-01-04
SG11201809557RA (en) 2018-12-28
TW201808233A (zh) 2018-03-16
IL263241A (en) 2018-12-31
EP3463173A2 (en) 2019-04-10
US20190151053A1 (en) 2019-05-23
CA3021129A1 (en) 2017-12-07
EP3463173B1 (en) 2021-08-25
WO2017207434A2 (en) 2017-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210212805A1 (en) Retainer, combination of a packaging and a retainer, adapter and a retainer with a support structure for a surgical device
JP4278388B2 (ja) インプラントを操作するための装置
US8985331B2 (en) Transfer element and container for a medical instrument or implant, particularly for a dental implant
EP2903554B1 (en) Insertion tool
US6955258B2 (en) Dental implant packaging system
US8662299B2 (en) Surgical screw carrier and method compatible with sterilization
KR100723949B1 (ko) 치과용 임플란트 포장용기
US5979643A (en) Dental implant prosthesis component display system
EP1985257B1 (en) Container for dental implant
KR20180011103A (ko) 골내 단일 치아 임플란트를 위한 삽입 키트
EP3332735B1 (en) Surgical instrument for dental implant
JP2019517315A5 (ja)
WO2017207059A1 (en) Retainer, combination of a packaging and a retainer, adapter and a retainer with a support structure for a surgical device
KR20200101408A (ko) 덴탈 임플란트
EP3705085A1 (en) Packaging for dental component or components and combination comprising packaging and dental component or components

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200521

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211012