JP2019514261A - 閉ループ型開口チューナブルアンテナ - Google Patents

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Abstract

装置が、無線周波数(RF)アンテナ回路と、アンテナ開口調整回路と、アンテナインピーダンス測定回路と、チューナブルアンテナ開口回路およびインピーダンス測定回路に電気的に結合されたプロセッサ回路とを含む。プロセッサ回路は、RF通信ネットワークの1つまたは複数のパラメータに従ってアンテナ開口調整回路をアンテナ開口調整状態に設定するよう構成され、アンテナインピーダンス測定を開始するよう構成され、アンテナ開口調整状態をアンテナインピーダンスで示されるアンテナ開口調整状態に変更するよう構成される。

Description

本願は、2016年5月27日に出願された、「CLOSED LOOP APERTURE TUNABLE ANTENNA」と題する米国非仮特許出願第15/167,279,号に基づく優先権を主張するものであり、その全体が再現されるかのように、参照により本明細書へ組み込まれる。
無線アクセスネットワークは、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータなどといったデバイスにデータ通信、音声通信およびビデオ通信を配信するのに使用される。これらのデバイスは金属ケースに含まれていることが多いが、それにはデバイスのユーザにとって望ましい機能を提供するデバイス用アンテナを設計するための課題が伴う。金属ケースは、電磁エネルギーがアンテナに達するのを防ぐ遮蔽体として機能することができる。このように、ユーザにとって満足のいく体験を提供する、無線アクセスデバイスでのロバスト通信を提供するデバイス、システムおよび方法に対して一般的なニーズがある。
実施形態は、無線アクセスネットワークを用いて通信するポータブル電子デバイスに関する。これらのデバイスは、次第に金属ケースを用いて設計されるようになってきている。しかしながら、係るデバイスの金属ケースには、アンテナ設計の課題が伴い得る。デバイスが金属で覆われるほど、効果的なアンテナ設計のために十分な体積を提供することが難しくなる。加えて、ユーザによるデバイスの向きの変更、および、ユーザがデバイスとインタラクトする方法(使用事例と呼ばれることもある)により、アンテナ設計は更に複雑になる。
本主題は、これらの問題に対処するための開口チューナブルアンテナを提供する。アンテナ開口を調整するために、アンテナ開口調整回路が提供される。アンテナ開口調整回路は、またはより多くのRFスイッチを含んでよい。RFスイッチは、アンテナの放射要素と、例えばインダクタ、コンデンサ、アンテナの別の放射要素、および回路接地(circuit ground)のうちの1つまたは複数などといった回路部品との間に結合され得る。アンテナ開口調整状態は、RFスイッチの構成を変更することにより変更され得る。
幾つかの実施形態では、アンテナインピーダンスが得られ、現在のアンテナ開口調整状態が当該インピーダンスにとって望ましい調整状態または最適な調整状態であるかどうかが決定される。もしそうでないなら、デバイスはアンテナ調整状態を適宜変更する。これにより、アンテナインピーダンスに基づくアンテナ開口調整状態の閉ループ制御が生まれる。
装置の実施形態が、無線周波数(RF)アンテナ回路と、アンテナ開口調整回路と、アンテナインピーダンス測定回路と、チューナブルアンテナ開口回路およびインピーダンス測定回路に電気的に結合されたプロセッサ回路とを含む。プロセッサ回路は、RF通信ネットワークの1つまたは複数のパラメータに従ってアンテナ開口調整回路をアンテナ開口調整状態に設定するよう構成され、アンテナインピーダンス測定を開始するよう構成され、アンテナ開口調整状態をアンテナインピーダンスに応じたアンテナ開口調整状態に変更するよう構成される。
方法の実施形態が、RF通信ネットワークの1つまたは複数のパラメータに従ってアンテナ開口調整状態を設定する段階と、アンテナインピーダンスを決定する段階と、アンテナ開口調整状態を、決定されたアンテナインピーダンスで示されるアンテナ開口調整状態に変更する段階とを含む。
本項は、本特許出願の主題の概要を提供することを目的としている。本項は、本発明の排他的または包括的な説明を提供することを目的としているわけではない。発明を実施するための形態は、本項で行われる記述に加えて、本特許出願に関する更なる情報、例えば、従属請求項、および、従属請求項と独立請求項との相互関係の考察を提供するために含まれる。
セルラ通信ネットワークの例の一部の図形表現である。
セルラ通信ネットワークのユーザ機器を図示した機能ブロック図である。
RF通信デバイスのある実施形態の一部のブロック図である。
アンテナ開口調整回路のある実施形態の一部のブロック図である。
RF通信デバイス用のアンテナ開口調整の方法のある実施形態のフロー図である。
以下の説明および図面は、当業者が実施形態を実施できるように具体的な実施形態を十分に図示している。他の実施形態が、構造、論理、電気、プロセス面での変更、および他の変更を組み込んでよい。幾つかの実施形態の部分および特徴が、他の実施形態の部分および特徴に含まれてもよいし、それらに置き換えられてもよい。請求項に記載の実施形態は、当該請求項の全ての利用可能な均等物を包含する。
図1は、セルラ通信ネットワークの一部の例を図示している。ある特定の実施形態において、ネットワークは、ユニバーサルモバイル・テレコミュニケーションシステム(UMTS)ネットワークである。ネットワーク100は、より広いエリアにサービスを提供するマクロセル105、110を含むことができ、より狭いエリアにサービスを提供するより小さなセル115、120を含むことができる。図1は、ネットワークで動作するユーザ機器(UE)102も図示している。UE102は、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線通信機能を備えたラップトップコンピュータまたはポータブルコンピュータ、ウェブタブレット、無線電話、スマートフォン、無線ヘッドセット、ページャ、インスタントメッセージングデバイス、デジタルカメラ、アクセスポイント、テレビ、医療デバイス(例えば心拍数モニタ、血圧計など)、または、情報を無線で受信および/または送信し得る他のデバイスのようなポータブル無線通信デバイスであってよい。
図2は、セルラ通信ネットワーク用のUEの機能ブロック図を図示している。UEは、図1に図示されているUE102のうちの任意の1つまたは複数として使用するのに適する場合がある。UEは、1つまたは複数のアンテナ201を用いて無線アクセスネットワークの1つまたは複数のノードとの間で無線周波数電気信号を送受信するための物理層(PHY)回路203を含んでよい。PHY回路203は、変調/復調、アップコンバート/ダウンコンバート、フィルタリング、増幅などのための回路を含んでよい。UEは、無線媒体を介して通信するためのフレームまたはパケットを構成する、無線媒体へのアクセスを制御するための媒体アクセス制御層(MAC)回路204も含んでよい。UEは、本明細書で説明される動作を実行するUEの様々な要素を構成するよう配置された処理回路206およびメモリ208も含んでよい。メモリ208は、動作を実行する処理回路206を構成するための情報を記憶するのに使用されてよい。
UEは幾つかの別個の機能要素を有するものとして図示されているが、当該機能要素のうちの1つまたは複数が組み合わせられてよく、デジタル信号プロセッサ(DSP)および/または他のハードウェア要素を含む処理要素のような、ソフトウェアで構成された要素の組み合わせにより実装されてよい。例えば、幾つかの要素が1つまたは複数のマイクロプロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、無線周波数集積回路(RFIC)、並びに、本明細書で説明される機能を少なくとも実行するための様々なハードウェアおよび論理回路の組み合わせを備えてよい。幾つかの実施形態において、機能要素は、1つまたは複数の処理要素上で動作する1つまたは複数のプロセスを指す場合がある。
実施形態は、ハードウェア、ファームウェアおよびソフトウェアのうちの1つまたはそれらの組み合わせにおいて実装されてよい。実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶された命令として実装されてもよい。当該命令は、本明細書で説明される動作を実行する少なくとも1つのプロセッサにより読み取られ、実行されてよい。コンピュータ可読記憶媒体が、機械(例えばコンピュータ)により読み取り可能な形で情報を記憶するための任意の非一時的なメカニズムを含んでよい。例えば、コンピュータ可読記憶媒体が、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、並びに、他の記憶デバイスおよび記憶媒体を含んでよい。これらの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサが、本明細書で説明される動作を実行させる命令で構成されてよい。
UE200により利用される1つまたは複数のアンテナ201は、例えばダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、パッチアンテナ、ループアンテナ、マイクロストリップアンテナ、または、無線周波数(RF)信号の送信に適した他のタイプのアンテナを含む1つまたは複数の指向性アンテナまたは全方向性アンテナを備えてよい。幾つかの実施形態では、2つまたはそれより多くのアンテナの代わりに、複数の開口を備えた単一のアンテナが使用されてよい。これらの実施形態では、各開口が別個のアンテナと見なされてよい。幾つかの多入力多出力(MIMO)の実施形態において、アンテナは、アンテナの各々と送信局のアンテナとの間で生じ得る空間ダイバーシティおよび異なるチャネル特性を活用すべく実質的に分離されてよい。幾つかのMIMOの実施形態において、アンテナは、最大で波長の1/10以上で分離されてよい。
図3は、例えばセルラ通信ネットワーク用のUEのような、RF通信デバイスのある実施形態の一部のブロック図である。デバイス300は、RFアンテナ回路301、アンテナ開口調整回路310およびプロセッサ回路306を有する。デバイス300は、電力相・振幅検出器312を含むアンテナインピーダンス測定回路も有する。図3には、インピーダンス整合ネットワーク314回路、RF送受信機316、方向性結合器318およびRFフロントエンド320も示されている。RFフロントエンド320は、RF信号の送受信時に帯域外信号を拒否するのに使用されるRFフィルタを含む。図3に示されているように、アンテナ開口調整回路310は、またはより多くのRFスイッチ322を含むことができ、1つ複数のチューナブルコンデンサ324を含むことができる。RFスイッチ322は、アンテナ301の放射要素と、例えばインダクタ、コンデンサ、アンテナの別の放射要素、および回路接地のうちの1つまたは複数といった回路部品との間に結合され得る。1つまたは複数の調整コンデンサ324は、アンテナ301の放射要素と、アンテナの別の放射要素または回路接地の何れか一方との間に結合され得る。
図4は、アンテナ開口調整回路410のある実施形態の一部のブロック図である。アンテナ放射要素401が、フィードポート426で、かつ、フィードポート426から切り離された1つまたは複数の調整ポート428により、RF回路405に接続される。RF回路405は、図3に示されているRF回路ブロックのうちの1つまたは複数を含むことができる。図4に詳しく示されているように、調整ポート428が、RFスイッチ422によりアンテナ放射要素401と回路接地との間に結合されたインダクタ430、RFスイッチ422によりアンテナ放射要素401と回路接地との間に結合されたコンデンサ432、RFスイッチ422により第1のアンテナ放射要素401に結合された少なくとも第2のアンテナ放射要素434、および、RFスイッチ422によりアンテナ放射要素401に結合された回路接地436のうちの1つまたは複数を含むことができる。
示されている実施形態において、調整ポートは、アンテナ放射要素401をインダクタ430、コンデンサ432、第2のアンテナ放射要素434または回路接地436のうちの1つに接続するための単極4投(SP4T)スイッチを含む。ある特定の実施形態において、調整ポート428は、インダクタ、コンデンサ、第2の放射要素および回路接地のうちの1つまたはそれらの組み合わせをアンテナ放射要素401に接続するための異なるRFスイッチ構成を含むことができる。プロセッサ406(例えばモデムプロセッサ)がRFスイッチに接続される。アンテナ開口調整状態は、RFスイッチの構成を変更するプロセッサ406により変更される。
幾つかの実施形態において、アンテナ開口調整状態は、チューナブルコンデンサ424を用いて設定される。ある特定の変形例では、チューナブルコンデンサの全体容量が、または、ユニットサイズのコンデンサをチューナブルコンデンサ回路に追加するか、または取り除くことにより、調節または調整され得る。他の変形例において、全体容量は、コンデンサの誘電体に対するバイアス電圧を変更することにより調整され得る。調整ポート428は、チューナブルコンデンサにより回路接地に結合されたアンテナ放射要素401、および、チューナブルコンデンサ424により第1のアンテナ放射要素401に結合された第2のアンテナ放射要素のうちの一方または両方を含むことができる。チューナブルコンデンサは、インダクタと直列に接続されるか、インダクタと並列に接続されるか、または、1つまたは複数のインダクタと直列と並列との組み合わせで接続されたチューナブルコンデンサから成る回路により置き換えられ得る。プロセッサ406は、調整ポートの1つまたは複数のチューナブルコンデンサの容量値を設定することにより、アンテナ開口調整状態を設定する。調整ポート428は、RFスイッチおよび調整コンデンサの両方を含んでよい。幾つかの実施形態において、アンテナ開口調整回路410は、1つまたは複数のRFスイッチ422によりアンテナ放射要素に切り替え可能な部品と、1つまたは複数のチューナブルコンデンサ424によりアンテナ放射要素401に電気的に結合された部品との組み合わせを備えた1つまたは複数の調整ポートを含む。プロセッサ406は、1つまたは複数のチューナブルコンデンサの容量値を変更すること、および、1つまたは複数のRFスイッチを作動/停止させることにより、アンテナ開口調整状態を変更する。
図3に戻ると、望ましいアンテナ開口調整状態は、アンテナインピーダンス測定回路により測定されたアンテナインピーダンスに従って決定される。本明細書で先ほど説明されたように、インピーダンス測定回路は、基準面における複素反射係数(「)を測定する。インピーダンス測定回路は、電力相・振幅検出器312を含んでよい。アンテナインピーダンスを測定すべく、RF信号が送信され、順方向信号および逆方向信号が、方向性結合器318を用いて抽出される。順方向信号および逆方向信号の振幅(または順方向信号の振幅と逆方向信号の振幅との比)、並びに、順方向信号と逆方向信号との間の相対位相が測定される。複素反射係数(「)は、振幅比および相対位相により決定されてよく、基準面におけるインピーダンスは、反射係数を用いて導出される。インピーダンス整合ネットワーク314は、生のインピーダンス(「ANT)を導出するためにディエンベディングされてよい。ディエンベディングは分析的であってよく、インピーダンス整合ネットワークの現在の回路モデル(または2ポートネットワーク数学的モデル)を用いて、リアルタイムでまたは実行時に完了され得る。ディエンベディングは、インピーダンス整合ネットワーク314の効果が予め定められ得るルックアップテーブルに基づく実装において暗黙的であってよく、計算において説明されてよい。
幾つかの実施形態では、順方向信号および逆方向信号のために、電力相・振幅検出器312へ通じる分離された2つの信号経路がある。これにより、方向性結合器318を用いて順方向信号および逆方向信号を抽出すること、並びに、順方向逆方向信号を同時に測定することが可能となる。他の実施形態では、順方向信号および逆方向信号が順次に抽出および測定される。幾つかの実施形態において、検出回路は差動検出回路であり、同時に抽出された順方向信号および逆方向信号は、振幅比および相対位相を得るために差動検出回路へ供給される。他の実施形態では、順方向信号および逆方向信号の振幅決定が別々に実行され、振幅比が検出値に基づいて計算される。位相の検出は、抽出された順方向/逆方向信号を送信基準信号(またはI/Q信号)と相関させることにより実現される。順方向信号および逆方向信号の各々の検出された位相は、順方向信号と逆方向信号との間の相対位相を得るために比較される。振幅および位相の検出は、アナログ回路およびデジタル回路のうちの一方または両方を用いて実装されたディスクリート回路において実現されてもよいし、当該検出は、モデムプロセッサを用いてRF送受信機に組み込まれて、デジタル領域において完了されてもよい。
アンテナの生のインピーダンスが得られると、現在のアンテナ開口調整状態が当該インピーダンスにとって望ましい状態または最適な状態であるかどうかが決定される。もしそうでないなら、プロセッサ回路306は、アンテナ開口調整状態を適宜変更する。これにより、アンテナインピーダンスに基づくアンテナ開口状態の閉ループ制御が生まれる。所定のアンテナインピーダンスにとって利用可能なアンテナ開口調整状態をマッピングするために、ルックアップテーブルが使用され得る。ルックアップテーブルは、プロセッサ回路306から切り離されたメモリ回路338、または、プロセッサ回路306と一体のメモリ回路338に記憶されてよい。
以下の表1は、ルックアップテーブルの一服の例である。表1の左端の列には、デバイスの現時点での調整状態に対応するアンテナ開口調整状態がある。調整状態ごとに複数のインピーダンス範囲が含まれる。例えば、調整状態1のインピーダンス範囲は、インピーダンス範囲11、インピーダンス範囲12、インピーダンス範囲13…インピーダンス範囲1Nである。調整状態2のインピーダンス範囲は、インピーダンス範囲21、インピーダンス範囲22、インピーダンス範囲23…インピーダンス範囲2Nである。調整状態Nのインピーダンス範囲は、インピーダンス範囲N1、インピーダンス範囲N2、インピーダンス範囲N3…インピーダンス範囲NNである。
ルックアップテーブルは、現時点での調整状態と決定されたアンテナインピーダンスとを望ましい調整状態にマッピングする。ルックアップテーブルは、現時点での調整状態が最良の調整であることを示す場合もあるし、ルックアップテーブルは、異なる調整状態が最良の調整状態であることを示す場合もある。例えば、現時点での調整状態が調整状態1であり、かつ、アンテナインピーダンスがインピーダンス範囲11に含まれる場合、ルックアップテーブルは、調整状態1が最良のアンテナ開口調整状態であり、かつ、当該調整状態が変更されないことを示す。現時点での調整状態が調整状態1であり、かつ、アンテナインピーダンスがインピーダンス範囲13に含まれる場合、ルックアップテーブルは、調整状態2が最良のアンテナ開口調整状態であり、かつ、当該調整状態が調整状態2に変更されることを示す。
表1の調整状態は、RFスイッチの構成、1つまたは複数のチューナブルコンデンサもしくはチューナブルインダクタの設定の構成、または、RFスイッチ構成、コンデンサ構成およびインダクタ構成の任意の組み合わせに対応してよい。構成され得るアンテナ開口調整状態の数は、実際に使用可能なまたは望ましい開口調整状態の数を超えてよい。表1の調整状態が、例えばルックアップテーブルを用いることなどにより、特定の回路構成にマッピングされてよい。インピーダンスマッピングを含む単一のルックアップテーブルにマッピングが組み込まれてもよいし、別個のルックアップテーブルが構成マッピング専用に使用されてもよい。
以下の表2は、調整状態を実際の回路構成にマッピングするためのルックアップテーブルの例である。調整状態値が、アンテナ開口調整状態を設定するのに使用され得るデジタル値を含む行へマッピングされる。例えば、アンテナ開口調整状態が図4のSP4T RFスイッチ422により決定されるとする。デジタル値は、アンテナ放射要素401をインダクタ430、コンデンサ432、更なるアンテナ放射要素434、または回路接地436のうちの1つに結合させるようRFスイッチ422の位置を設定するのに使用され得る。表2の登録事項は、調整状態の行を拡張して回路構成設定を含めることにより表1に組み込まれてよい。アンテナインピーダンス値を用いて新たな調整が決定されると、回路構成のデジタルはロードされてよく、アンテナ開口調整状態を再構成するのに使用されてよい。
例示的なルックアップテーブルは、例示的および非限定的であることを目的としている。アンテナ開口調整状態は、より多くの設定可能なオプションを含んでよく、これによりルックアップテーブルへの登録事項が増えることになる。例えば、回路部品の各々が、個別制御可能なRFスイッチ422によりアンテナ放射要素401に接続可能であってよい。アンテナ開口調整回路が本明細書で先ほど説明されたように1つまたは複数のチューナブルコンデンサ424を含む場合は、ルックアップテーブルの行のデジタル値が、チューナブルコンデンサの容量値を設定するのに使用され得る。更なる実施形態では、アンテナ開口調整状態を得るために式または他の手段が使用されてよいが、この目的にはルックアップテーブルが十分かつ効果的である可能性が高い。
アンテナ開口調整状態の変更は、アンテナの性能または効率の粗調節と見なされ得る。図3に戻ると、インピーダンス整合ネットワーク314は、アンテナの微調節を提供するよう調整可能であってよい。チューナブルインピーダンス整合ネットワークが、アンテナ放射要素と接地との間に結合されたチューナブル分路コンデンサ、放射アンテナ要素間に直列に結合されたチューナブルコンデンサ、直列構成または分路構成で結合されたチューナブルインダクタ、および、コンデンサまたはインダクタに結合された1つまたは複数のRFスイッチのうちの1つまたは複数を含んでよい。プロセッサ回路306は、チューナブルコンデンサの容量値、チューナブルインダクタのインダクタンス値、および、インピーダンス整合回路314の1つまたは複数のRFスイッチの状態のうちの1つまたは複数を変更することにより、インピーダンス整合回路のインピーダンスを変更する。
ひとたびアンテナ開口調整状態がプロセッサ回路306により構成されると、プロセッサ回路306は、インピーダンス整合回路を調整してインピーダンス整合回路314のトランスデューサ利得を増やすことなどにより、インピーダンス整合ネットワーク314を調節してアンテナの性能指数を最適化してよい。このように、プロセッサ回路306による調整は、アンテナ回路の閉ループ粗調整および閉ループ微調整を提供することができる。プロセッサ回路306は、微調節を行い続けてよく、アンテナの生のインピーダンスをモニタリングし続けてよい。アンテナの生のインピーダンスが、ルックアップテーブルへの登録事項を変更することになる新たなインピーダンス値または新たなインピーダンス範囲に変化すると、プロセッサ回路306は、新たなアンテナ開口調整状態をロードおよび構成する。
図5は、RF通信デバイスのアンテナ開口調整の方法500のある実施形態のフロー図である。 505では、RF通信ネットワークの1つまたは複数のパラメータに従って、初期または現在のアンテナ開口調整状態が設定される。ネットワークパラメータの幾つかの例には、RF通信ネットワークの無線アクセス技術(RAT)、RF通信ネットワークのチャネル周波数帯域、およびRF通信ネットワークの帯域幅が含まれる。アンテナ開口調整状態は、先ほど説明されたようにチューナブルコンデンサ、チューナブルインダクタ、およびRFスイッチを構成することにより設定され得る。
次のステップでは、アンテナインピーダンスを決定して、現在のアンテナ開口調整状態が、測定されたインピーダンスに適した最良のものであるかどうかを決定する。特定のスケジュールに従って、プロセッサがアンテナインピーダンスの測定を反復的に開始してよい。幾つかの実施形態において、アンテナインピーダンスの測定は、RF通信ネットワークのパラメータが変化したときに開始されてよい。
510では、次のアンテナインピーダンス測定を開始すべくタイマが満了したかどうかが決定される。アンテナインピーダンスは、先ほど説明されたような、送信信号の順方向信号および逆方向信号を用いて測定され得る。515では、送信信号(PTx)の電力が正確なインピーダンス測定ができるほど強いかどうかが決定される。
520において、送信電力が特定の閾値電力よりも弱い場合は、現在の開口調整状態が525で維持され、別のアンテナインピーダンス測定の時間になるのをプロセスが待つ。送信電力が特定の閾値電力を満たす場合は、530において、先ほど説明されたように順方向信号および逆方向信号から反射係数を決定すること、および、反射係数を用いてアンテナインピーダンスを導出することなどによりアンテナインピーダンスが導出される。
535では、ルックアップテーブルを用いることなどにより、測定されたアンテナインピーダンスに従って最良のアンテナ開口調整状態が決定される。540において、最良のアンテナ開口調整状態が、測定されたアンテナインピーダンスに従って現在のアンテナ開口調整状態と同じである場合は、プロセスが510に戻って、次のアンテナインピーダンス測定が開始されるのを待つ。どの開口が最良であるかは、デバイスがフリースペース(FS)、ユーザのビサイドヘッド(BH)、ビサイドヘッドとハンドレフトサイド(BHHL)、ビサイドヘッドとハンドライトサイド(BHHR)で使用されているかといった、デバイスの現在の使用事例により決まってよい。他の理由から、全体的なアンテナの放射効率は、別のアンテナ開口調整状態の効率よりも小さくなり得る。最良のアンテナ開口調整状態が現在のアンテナ開口調整状態と異なる場合は、545において、現在のアンテナ開口調整状態が、決定された最良の状態に変更される。プロセスは510に戻って、次のアンテナインピーダンス測定が開始されるのを待つ。
幾つかの実施形態では、アンテナ開口調整状態が変更されると更なる微調整が実行される。RF通信デバイスは、例えばインピーダンス整合回路のチューナブルコンデンサを調節することなどにより調整可能なインピーダンス整合回路を含んでよい。開口状態の粗調整と共に、更なる開口調整が実行されてよい。開口粗調整状態はRFスイッチにより実現されるが、開口微調整は、微調整機能を備えたチューナブルコンデンサまたはチューナブルインダクタを用いて実現される。開口粗調整状態に関するルックアップテーブルが作成されてよく、開口微調整は、反射係数のモニタリング、および、望ましい性能指数パラメータの所定値との比較により実現される。性能指数パラメータは、チューナブルコンデンサの容量値の調節に対するフィードバックとしてプロセッサにより使用され得る。
幾つかの実施形態において、プロセッサの閉ループ制御下で含まれるのは微調整のみである。RAT、帯域、周波数および使用事例といった1つまたは複数の動作パラメータに基づいて、初期のアンテナ開口調整状態が(例えばルックアップテーブルにより)少数の粗調整状態から選択されてよい。初期のアンテナ開口調整状態が設定された後、プロセッサは、インピーダンス整合回路の1つまたは複数の調節可能な回路部品を微調整して性能指数パラメータを最適化する。幾つかの実施形態において、微調整は、反射係数をモニタリングすること、および、1つまたは複数の回路部品を調節して反射係数を所定値へと調節することにより実現される。
説明される幾つかの例は、RFデバイスが使用される変化する状況下で全ての周波数帯域のアンテナ効率を最適化するための解決策を提供する。RFデバイスは、リアルタイムでアンテナ開口を再構成することによりこれを達成する。[更なる説明および例]
例1は、無線周波数(RF)アンテナ回路と、アンテナ開口調整回路と、アンテナインピーダンス測定回路と、チューナブルアンテナ開口回路およびインピーダンス測定回路と電気的に結合されたプロセッサ回路とを含む主題(例えば装置)を有する。ここで、プロセッサ回路は、RF通信ネットワークの1つまたは複数のパラメータに従ってアンテナ開口調整回路をアンテナ開口調整状態に設定することと、アンテナインピーダンス測定を開始してアンテナインピーダンスを得ることと、当該アンテナインピーダンスに応じてアンテナ開口調整状態を調節することとを行うよう構成される。
例2において、例1の主題は、RFスイッチによりRFアンテナ回路に結合されたインダクタ、RFスイッチによりRFアンテナ回路に結合されたコンデンサ、RFスイッチにより第2のアンテナ放射要素に結合された少なくとも第1のアンテナ放射要素、RFスイッチにより回路接地に結合されたアンテナ放射要素のうちの1つまたは複数を含むアンテナ開口調整回路を任意に有する。ここで、プロセッサ回路は、アンテナ開口調整回路の1つまたは複数のRFスイッチを構成することにより、アンテナ開口調整状態を設定するよう構成される。
例3において、例1および例2のうちの一方または両方の主題は、チューナブルコンデンサにより第2のアンテナ放射要素に結合された少なくとも第1のアンテナ放射要素、および、チューナブルコンデンサにより回路接地に結合されたアンテナ放射要素のうちの1つまたは複数を含むアンテナ開口調整回路を任意に有する。ここで、プロセッサ回路は、1つまたは複数のチューナブルコンデンサの容量値を設定することにより、アンテナ開口調整状態を設定するよう構成される。
例4において、例1から例3のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題は、RFアンテナ回路に電気的に結合されたインピーダンス整合回路を任意に含む。ここで、プロセッサ回路は、アンテナ開口調整状態が、アンテナインピーダンスで示されるアンテナ開口調整状態に設定されると、インピーダンス整合回路のインピーダンスを変更してRFアンテナ回路のトランスデューサ利得を変更するよう任意に構成される。
例5において、例1から例4のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題は、アンテナインピーダンスに従って指標付けされたアンテナ開口調整状態を含むルックアップテーブルを記憶するよう構成されたメモリ回路を任意に有する。ここで、プロセッサ回路は、ルックアップテーブルを用いてアンテナ開口調整状態を設定するよう構成される。
例6において、例1から例5のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題は、放射要素と回路接地との間、および、第1の放射要素と第2の放射要素との間のうちの一方で電気的に結合された調節可能なコンデンサを任意に含む。ここで、プロセッサ回路は、調節可能なコンデンサの容量値を変更することにより、アンテナ開口調整状態を設定するよう構成される。
例7において、例1から例6のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題は、送信電力の測定値を決定するよう構成された送信電力測定回路を任意に含む。ここで、プロセッサ回路は、送信電力の測定を開始するよう構成され、特定の測定送信電力閾値を満たす送信電力の測定に依存するアンテナインピーダンス測定を開始するよう構成される。
例8において、例1から例7のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題は、送信信号の順方向信号および逆方向信号の大きさおよび位相を決定するよう構成されたアンテナインピーダンス測定回路を任意に含む。ここで、プロセッサ回路は、順方向信号と逆方向信号との間の位相差、並びに、順方向信号および逆方向信号の大きさを含む比を用いてアンテナインピーダンス測定を決定するよう構成される。
例9において、例1から例8のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題は、特定のスケジュールに従ってアンテナインピーダンスの測定を反復的に開始するよう構成され、決定されたアンテナインピーダンスに従ってアンテナ開口調整状態を変更するよう構成されたプロセッサ回路を任意に含む。
例10において、例1から例9のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題は、開口調整回路をアンテナ開口調整状態に設定するよう構成され、RF通信ネットワークの1つまたは複数のパラメータの変更を検出すると、アンテナインピーダンスの測定を開始するよう構成されたプロセッサ回路を任意に含む。
例11において、例1から例10のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題は、RF通信ネットワークの無線アクセス技術(RAT)、RF通信ネットワークのチャネル、および、RF通信ネットワークの帯域幅のうちの1つまたは複数を含む1つまたは複数のパラメータに従ってアンテナ開口調整回路をアンテナ開口調整状態に設定するよう構成されたプロセッサ回路を任意に含む。
例12は、(RF通信デバイスの処理回路により実行されるとRF通信デバイスに特定の動作を実行させる命令を含んだコンピュータ可読記憶媒体のような)主題を含むか、または、例1から例11のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題と任意に組み合わせられて係る主題を含むことができ、RF通信ネットワークの1つまたは複数のパラメータに従ってアンテナ開口調整状態を設定することと、アンテナインピーダンスを決定することと、決定されたアンテナインピーダンスに従ってアンテナ開口調整状態を変更することとを含む。
例13において、例12の主題は、第1のアンテナ放射要素のRF結合状態を第2の放射要素に変更すること、アンテナ放射要素のRF結合状態を接地に変更すること、アンテナ放射要素のRF結合状態をRF回路のアンテナ回路のインダクタに変更すること、アンテナ放射要素のRF結合状態をアンテナ回路のコンデンサに変更すること、および、RF回路のRFアンテナ回路の接地脚(ground leg)のRF結合位置を変更することのうちの1つまたは複数を任意に含む。
例14において、例12および例13のうちの一方または両方の主題は、アンテナ開口調整状態を変更することに加えて、インピーダンス整合回路を調整してRF回路のRFアンテナ回路のトランスデューサ利得を変更することを任意に含む。
例15において、例12から例14のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題は、アンテナインピーダンスに従って指標付けされた特定のアンテナ開口調整状態を含むルックアップテーブルを用いてアンテナ開口調整状態を識別することと、アンテナ開口調整状態を、ルックアップテーブルを用いて識別された特定のアンテナ開口調整状態に設定することとを任意に含む。
例16において、例12から例15のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題は、コンデンサの容量値を調節することによりアンテナ開口調整状態を設定することを任意に含む。ここで、コンデンサは、放射要素と回路接地との間、および、第1の放射要素と第2の放射要素との間のうちの一方で電気的に結合される。
例17において、例12から例16のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題は、送信電力の大きさを決定することを任意に含む。ここで、アンテナインピーダンスを決定することは、特定の閾値の大きさの値を満たす送信電力の決定された大きさに依存する。
例18において、例12から例17のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題は、順方向および逆方向からの送信信号の大きさおよび位相を決定することと、順方向および逆方向における送信信号間の位相差、並びに、順方向および逆方向における送信信号の大きさを含む比を用いてアンテナインピーダンスを決定することとを任意に含む。
例19は、(携帯型の医療デバイスを動作させる方法、動作を実行するための手段、または、機械により実行されると機械に動作を実行させる命令を含んだ機械可読媒体のような)主題を含んでもよいし、例1から例18のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせの主題と任意に組み合わせられて係る主題を含んでもよく、RF通信ネットワークのパラメータに従ってアンテナ開口調整状態を設定することと、アンテナインピーダンスを決定することと、当該アンテナインピーダンスを用いてアンテナ開口調整状態の性能指数パラメータを決定することと、当該性能指数パラメータに従ってアンテナ開口調整状態を変更することとを含む。
例20において、例19の主題は、アンテナインピーダンスに従って指標付けされたアンテナ開口調整状態を含むルックアップテーブルを用いてアンテナ開口調整状態を選択することと、アンテナ開口調整状態を選択されたアンテナ開口調整状態に設定することとをRF通信デバイスの処理回路に行わせる命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を任意に有する。
例21は、例1から例20の機能のうちの任意の1つまたは複数を実行するための手段、または、機械により実行されると例1から例20の機能のうちの任意の1つまたは複数を機械に実行させる命令を含んだ機械可読媒体を有し得る主題を備えてもよいし、例1から例20のうちの任意の1つまたは複数のうちの任意の部分または任意の部分の組み合わせと任意に組み合わせられて当該主題を備えてもよい。
これらの非限定的な例は、任意の順列または組み合わせで組み合わせられ得る。
以上の発明を実施するための形態は添付図面の参照を伴い、当該添付図面は発明を実施するための形態の一部を成す。図面は、本発明が実施され得る特定の実施形態を実例として示している。本明細書において、これらの実施形態は「例」とも呼ばれる。本文献で言及される全ての刊行物、特許および特許文献は、参照により個別に組み込まれるかのように、それらの全体が参照により本明細書へ組み込まれる。本文献と参照により組み込まれたそれらの文献との間で使用に一貫性がない場合は、組み込まれた参考文献での使用が本文献の使用を補うものと見なされるべきである。すなわち、矛盾した不一致がある場合は、本明細書での使用が優先される。
本明細書で説明される方法の例は、機械またはコンピュータで少なくとも部分的に実装され得る。幾つかの例には、上記の例において説明された方法を実行するよう電子デバイスを構成するように動作可能な命令でエンコードされたコンピュータ可読記憶媒体または機械可読記憶媒体が含まれ得る。係る方法の実装が、マイクロコード、アセンブリ言語コードまたはより高水準の言語コードなどといったコードを含むことができる。係るコードは、様々な方法を実行するためのコンピュータ可読命令を含むことができる。コードは、コンピュータブログラム製品の一部を成してよい。コードは、実行時または他の時などに、1つまたは複数の揮発性コンピュータ可読媒体、非一時的コンピュータ可読媒体または不揮発性有形コンピュータ可読媒体へ有形に記憶され得る。これら有形コンピュータ可読記憶媒体の例には、以下に限定されるわけではないが、ハードディスク、取り外し可能磁気ディスク、取り外し可能光学ディスク(例えば、コンパクトディスクおよびデジタルビデオディスク)、磁気カセット、メモリカードまたはメモリスティック、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリーメモリ(ROM)などが含まれ得る。
要約書は、読者が本技術的開示の本質および主旨を掴めるように提供される。要約書は、それが請求項の範囲または意味を限定または解釈するのに使用されることはないという理解のもとで提出される。これにより、以下の特許請求の範囲は、各請求項が別個の実施形態として独立した状態で、発明を実施するための形態に組み込まれる。以下の特許請求の範囲において、「含む(including)」および「含む(comprising)」という用語は非限定的である。すなわち、ある請求項で係る用語の後に列挙される要素以外の要素を含むシステム、デバイス、物品またはプロセスであっても、当該請求項の範囲に含まれるものと考えられる。更に、以下の特許請求の範囲において、「第1の」、「第2の」および「第3の」などの用語は、単なる符号として使用されているのであり、それらの対象に数的要件を課すことを目的としているわけではない。
本主題は、これらの問題に対処するための開口チューナブルアンテナを提供する。アンテナ開口を調整するために、アンテナ開口調整回路が提供される。アンテナ開口調整回路は、1つまたは複数のRFスイッチを含んでよい。RFスイッチは、アンテナの放射要素と、例えばインダクタ、コンデンサ、アンテナの別の放射要素、および回路接地(circuit ground)のうちの1つまたは複数などといった回路部品との間に結合され得る。アンテナ開口調整状態は、RFスイッチの構成を変更することにより変更され得る。
図3は、例えばセルラ通信ネットワーク用のUEのような、RF通信デバイスのある実施形態の一部のブロック図である。デバイス300は、RFアンテナ回路301、アンテナ開口調整回路310およびプロセッサ回路306を有する。デバイス300は、電力相・振幅検出器312を含むアンテナインピーダンス測定回路も有する。図3には、インピーダンス整合ネットワーク314回路、RF送受信機316、方向性結合器318およびRFフロントエンド320も示されている。RFフロントエンド320は、RF信号の送受信時に帯域外信号を拒否するのに使用されるRFフィルタを含む。図3に示されているように、アンテナ開口調整回路310は、1つまたは複数のRFスイッチ322を含むことができ、1つまたは複数のチューナブルコンデンサ324を含むことができる。RFスイッチ322は、アンテナ301の放射要素と、例えばインダクタ、コンデンサ、アンテナの別の放射要素、および回路接地のうちの1つまたは複数といった回路部品との間に結合され得る。1つまたは複数の調整コンデンサ324は、アンテナ301の放射要素と、アンテナの別の放射要素または回路接地の何れか一方との間に結合され得る。
幾つかの実施形態において、アンテナ開口調整状態は、チューナブルコンデンサ424を用いて設定される。ある特定の変形例では、チューナブルコンデンサの全体容量が、ユニットサイズのコンデンサをチューナブルコンデンサ回路に追加するか、または取り除くことにより、調節または調整され得る。他の変形例において、全体容量は、コンデンサの誘電体に対するバイアス電圧を変更することにより調整され得る。調整ポート428は、チューナブルコンデンサにより回路接地に結合されたアンテナ放射要素401、および、チューナブルコンデンサ424により第1のアンテナ放射要素401に結合された第2のアンテナ放射要素のうちの一方または両方を含むことができる。チューナブルコンデンサは、インダクタと直列に接続されるか、インダクタと並列に接続されるか、または、1つまたは複数のインダクタと直列と並列との組み合わせで接続されたチューナブルコンデンサから成る回路により置き換えられ得る。プロセッサ406は、調整ポートの1つまたは複数のチューナブルコンデンサの容量値を設定することにより、アンテナ開口調整状態を設定する。調整ポート428は、RFスイッチおよび調整コンデンサの両方を含んでよい。幾つかの実施形態において、アンテナ開口調整回路410は、1つまたは複数のRFスイッチ422によりアンテナ放射要素に切り替え可能な部品と、1つまたは複数のチューナブルコンデンサ424によりアンテナ放射要素401に電気的に結合された部品との組み合わせを備えた1つまたは複数の調整ポートを含む。プロセッサ406は、1つまたは複数のチューナブルコンデンサの容量値を変更すること、および、1つまたは複数のRFスイッチを作動/停止させることにより、アンテナ開口調整状態を変更する。
幾つかの実施形態では、順方向信号および逆方向信号のために、電力相・振幅検出器312へ通じる分離された2つの信号経路がある。これにより、方向性結合器318を用いて順方向信号および逆方向信号を抽出すること、並びに、順方向信号および逆方向信号を同時に測定することが可能となる。他の実施形態では、順方向信号および逆方向信号が順次に抽出および測定される。幾つかの実施形態において、検出回路は差動検出回路であり、同時に抽出された順方向信号および逆方向信号は、振幅比および相対位相を得るために差動検出回路へ供給される。他の実施形態では、順方向信号および逆方向信号の振幅決定が別々に実行され、振幅比が検出値に基づいて計算される。位相の検出は、抽出された順方向/逆方向信号を送信基準信号(またはI/Q信号)と相関させることにより実現される。順方向信号および逆方向信号の各々の検出された位相は、順方向信号と逆方向信号との間の相対位相を得るために比較される。振幅および位相の検出は、アナログ回路およびデジタル回路のうちの一方または両方を用いて実装されたディスクリート回路において実現されてもよいし、当該検出は、モデムプロセッサを用いてRF送受信機に組み込まれて、デジタル領域において完了されてもよい。
以下の表1は、ルックアップテーブルの一部の例である。表1の左端の列には、デバイスの現時点での調整状態に対応するアンテナ開口調整状態がある。調整状態ごとに複数のインピーダンス範囲が含まれる。例えば、調整状態1のインピーダンス範囲は、インピーダンス範囲11、インピーダンス範囲12、インピーダンス範囲13…インピーダンス範囲1Nである。調整状態2のインピーダンス範囲は、インピーダンス範囲21、インピーダンス範囲22、インピーダンス範囲23…インピーダンス範囲2Nである。調整状態Nのインピーダンス範囲は、インピーダンス範囲N1、インピーダンス範囲N2、インピーダンス範囲N3…インピーダンス範囲NNである。
例3において、例1および例2のうちの一方または両方の主題は、チューナブルコンデンサにより第2のアンテナ放射要素に結合された少なくとも第1のアンテナ放射要素、および、チューナブルコンデンサにより回路接地に結合されたアンテナ放射要素のうちの一方または両方を含むアンテナ開口調整回路を任意に有する。ここで、プロセッサ回路は、1つまたは複数のチューナブルコンデンサの容量値を設定することにより、アンテナ開口調整状態を設定するよう構成される。

Claims (20)

  1. 無線周波数(RF)アンテナ回路と、
    アンテナ開口調整回路と、
    アンテナインピーダンス測定回路と、
    前記チューナブルアンテナ開口回路および前記インピーダンス測定回路と電気的に結合されたプロセッサ回路と
    を備える装置であって、
    前記プロセッサ回路は、RF通信ネットワークの1つまたは複数のパラメータに従って、前記アンテナ開口調整回路をアンテナ開口調整状態に設定することと、
    アンテナインピーダンス測定を開始してアンテナインピーダンスを得ることと、
    前記アンテナインピーダンスに応じて前記アンテナ開口調整状態を調節することと
    を行うよう構成される、装置。
  2. 前記アンテナ開口調整回路は、RFスイッチにより前記RFアンテナ回路に結合されたインダクタ、RFスイッチにより前記RFアンテナ回路に結合されたコンデンサ、RFスイッチにより第2のアンテナ放射要素に結合された少なくとも第1のアンテナ放射要素、RFスイッチにより回路接地に結合されたアンテナ放射要素のうちの1つまたは複数を含み、前記プロセッサ回路は、前記アンテナ開口調整回路の1つまたは複数のRFスイッチを構成することにより、前記アンテナ開口調整状態を設定するよう構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記アンテナ開口調整回路は、チューナブルコンデンサにより第2のアンテナ放射要素に結合された少なくとも第1のアンテナ放射要素、および、チューナブルコンデンサにより回路接地に結合されたアンテナ放射要素のうちの1つまたは複数を含み、前記プロセッサ回路は、1つまたは複数のチューナブルコンデンサの前記容量値を設定することにより、前記アンテナ開口調整状態を設定するよう構成される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記装置は、前記RFアンテナ回路に電気的に結合されたインピーダンス整合回路を備え、前記プロセッサ回路は、前記アンテナ開口調整状態が、前記アンテナインピーダンスで示される前記アンテナ開口調整状態に設定されると、前記インピーダンス整合回路のインピーダンスを変更して前記RFアンテナ回路のトランスデューサ利得を変更するよう構成される、請求項1に記載の装置。
  5. 前記装置は、アンテナインピーダンスに従って指標付けされたアンテナ開口調整状態を含むルックアップテーブルを記憶するよう構成されたメモリ回路を備え、前記プロセッサ回路は、前記ルックアップテーブルを用いて前記アンテナ開口調整状態を設定するよう構成される、請求項1に記載の装置。
  6. 前記装置は、放射要素と回路接地との間、および、第1の放射要素と第2の放射要素との間のうちの一方で電気的に結合された調節可能なコンデンサを備え、前記プロセッサ回路は、前記調節可能なコンデンサの容量値を変更することにより、前記アンテナ開口調整状態を設定するよう構成される、請求項1に記載の装置。
  7. 前記装置は、送信電力の測定値を決定するよう構成された送信電力測定回路を備え、前記プロセッサ回路は、送信電力の測定を開始するよう構成され、特定の測定送信電力閾値を満たす送信電力の前記測定に依存する前記アンテナインピーダンス測定を開始するよう構成される、請求項1に記載の装置。
  8. 前記アンテナインピーダンス測定回路は、送信信号の順方向信号および逆方向信号の大きさおよび位相を決定するよう構成され、前記プロセッサ回路は、前記順方向信号と前記逆方向信号との間の位相差、並びに、前記順方向信号および前記逆方向信号の前記大きさを含む比を用いて前記アンテナインピーダンス測定を決定するよう構成される、請求項1に記載の装置。
  9. 前記プロセッサ回路は、特定のスケジュールに従って前記アンテナインピーダンス測定を反復的に開始するよう構成され、決定された前記アンテナインピーダンスに従って前記アンテナ開口調整状態を変更するよう構成される、請求項1に記載の装置。
  10. 前記プロセッサ回路は、前記開口調整回路をアンテナ開口調整状態に設定するよう構成され、前記RF通信ネットワークの前記1つまたは複数のパラメータの変更を検出すると、前記アンテナインピーダンス測定を開始するよう構成される、請求項1に記載の装置。
  11. 前記RF通信ネットワークの前記1つまたは複数のパラメータは、前記RF通信ネットワークの無線アクセス技術(RAT)、前記RF通信ネットワークのチャネル、および、前記RF通信ネットワークの帯域幅のうちの1つまたは複数を含む、請求項1に記載の装置。
  12. RF通信デバイスの処理回路により実行されると、前記RF通信デバイスに、
    前記RF通信ネットワークの1つまたは複数のパラメータに従ってアンテナ開口調整状態を設定する動作と、
    アンテナインピーダンスを決定する動作と、
    決定された前記アンテナインピーダンスに従って前記アンテナ開口調整状態を変更する動作と
    を含む動作を実行させる命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体。
  13. 前記RF通信デバイスに、第2の放射要素に対する第1のアンテナ放射要素のRF結合状態を変更すること、接地に対するアンテナ放射要素のRF結合状態を変更すること、前記RF回路のアンテナ回路のインダクタに対するアンテナ放射要素のRF結合状態を変更すること、前記アンテナ回路のコンデンサに対するアンテナ放射要素のRF結合状態を変更すること、および、前記RF回路のRFアンテナ回路の接地脚のRF結合位置を変更することのうちの1つまたは複数により、前記アンテナ開口調整状態を変更する動作を含む動作を実行させる命令を備える、請求項12に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  14. 前記アンテナ開口調整状態を変更する動作に加えて、インピーダンス整合回路を調整して前記RF回路のRFアンテナ回路のトランスデューサ利得を変更する動作を含む動作を前記RF通信デバイスに実行させる命令を備える、請求項12に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  15. アンテナインピーダンスに従って指標付けされた特定のアンテナ開口調整状態を含むルックアップテーブルを用いてアンテナ開口調整状態を識別すること、および、前記アンテナ開口調整状態を、前記ルックアップテーブルを用いて識別された特定のアンテナ開口調整状態に設定することにより、前記アンテナ開口調整状態を変更する動作を含む動作を前記RF通信デバイスに実行させる命令を備える、請求項12に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  16. 前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンデンサの容量値を調節することにより前記アンテナ開口調整状態を設定する動作を含む動作を前記RF通信デバイスに実行させる命令を備え、前記コンデンサは、放射要素と回路接地との間、および、第1の放射要素と第2の放射要素との間のうちの一方で電気的に結合される、請求項12に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  17. 前記コンピュータ可読記憶媒体は、送信電力の大きさを決定する動作を含む動作を前記RF通信デバイスに実行させる命令を備え、アンテナインピーダンスを決定する前記動作は、特定の閾値の大きさの値を満たす送信電力の決定された前記大きさに依存する、請求項12に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  18. 順方向および逆方向からの送信信号の大きさおよび位相を決定する動作と、前記順方向および前記逆方向における前記送信信号間の位相差、並びに、前記順方向および前記逆方向における前記送信信号の前記大きさを含む比を用いて前記アンテナインピーダンスを決定する動作とを含む動作を前記RF通信デバイスに実行させる命令を備える、請求項12に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  19. RF通信ネットワークを介して通信するための無線周波数(RF)回路を動作させる方法であって、
    前記RF通信ネットワークのパラメータに従ってアンテナ開口調整状態を設定する段階と、
    アンテナインピーダンスを決定する段階と、
    前記アンテナインピーダンスを用いて、前記アンテナ開口調整状態の性能指数パラメータを決定する段階と、
    前記性能指数パラメータに従って前記アンテナ開口調整状態を変更する段階と
    を備える方法。
  20. アンテナインピーダンスに従って指標付けされたアンテナ開口調整状態を含むルックアップテーブルを用いて、アンテナ開口調整状態を選択する段階と、前記アンテナ開口調整状態を選択された前記アンテナ開口調整状態に設定する段階とを備える、請求項19に記載の方法。
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