JP2019513650A - ガス含有飲料用のディスペンサ、分配方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

ガス含有飲料用のディスペンサ、分配方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

液体とその液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(90)であって、デバイスが、分配手段(60)と、前記分配手段(60)に飲料を供給するための導管(40)を備え、前記導管(40)は、前記飲料を得るために少なくとも液体を収容するのに適した容器(10)に接続されるように構成されている。デバイスはさらに、飲料に、所定の分配条件に従って前記分配手段(60)を介して飲料の分配を可能にするのに十分な押圧を印加するための押圧手段(20,20’)を備えている。さらにデバイスは、導管内の圧力を変調するための圧力変調手段(30)と、容器に導入される圧力を減少させる手段と、デバイスの動作を、その1つ以上の自動制御に基づいて改良する補償手段を備えてよい。

Description

本出願は、飲料の分配に関し、さらに詳しくは、飲料の現場での分配用のデバイス、飲料の現場での分配方法および飲料の現場での分配を可能にするコンピュータプログラムに関する。
例えば図1に示すような、ガス含有飲料の現場での分配のためのシステムは良く知られている。そのような飲料の液体成分は、典型的に、例えばこの目的に適した任意の材料製のケグ(keg)などの容器1に収容される。ガスは液体に既に溶解していてよい。ガスを収容したシリンダー2がさらに典型的に配設され、そのガスは、必ずしもそうではないが、液体に溶解しているのと同じタイプである。シリンダー2に接続された減圧弁3が、シリンダー2の出口圧力をパーシャライズして、ガスをこの圧力(おそらくパーシャライズされた圧力)で容器1に導入することを可能にする。こうして導入されたガスは、タップ6からの液体の分配を可能にするのに必要な押圧を液体(すなわち飲料)に提供する。ケグ1に導入されたガスは、液体を発泡性にする可能性がある、または、ケグ1に存在して液体に既に溶解しているガスに追加されてよい。図1のシステムはさらに、飲料をケグ1からタップ6に運ぶ導管を備える。任意選択的に、導管にはチラー4’’、すなわち、飲料を冷却することが可能なシステムが配設されてよく、また、導管がシステム外部の温度に接触することを防止するための絶縁冷凍システムが配設されてよい。さらに、システムは圧力および流量補償弁7を備えてよく、それは、すべて分配が可能な限り最高の条件で発生することを確実にするために、導管内の流量の校正を可能にし、結果として分配中に液体の圧力の校正を可能にする。補償弁7および/または減圧弁3によるシステムの校正は頻繁でなく行われ、例えば冬に一度および夏に一度行なわれる。補償弁7を設定するためのレバーは、何らかの移行状態における分配を促進するために専門家によって典型的に調節され、レバーの不正確または偶発的な駆動は分配条件を妥協させ、よって分配システムを不安定にする可能性がある。それに加えて、環境に関する標準熱的条件を考慮して、また、ケグが常に環境と熱的に平衡していると仮定して、減圧弁と補償弁の調節がなされる。このため、分配中に、既知の分配システムは、少なくともある種の状況および特定の熱的条件(例えば、ケグが環境と平衡していない)では、許容可能または望ましい限度を超えた泡を生成する可能性がある。さらに、そのようなシステムは、減圧弁が、泡の現象に対して安全のマージンをもたらす圧力値に設定されなければならないため、ガス廃棄物を包含する。
特許文献1は、ケグ内の飲料の温度が測定され、より適切な分配を得るために、その温度に基づいて減圧弁が調節される分配システムを紹介している。しかしながら、そのようなシステムであっても時として分配中に望ましくない泡を誘起する可能性がある。さらに、既知の分配デバイスは多くの場合、ガスの無益な廃棄物を伴う。
米国特許第4,569,396号明細書
本発明は、液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の分配のための既知の技法に付随する問題を排除し、既知の技法の手段によって得られる分配よりもより良い分配を、少なくともある種の特定の状況において提供するという目的を有する。
本発明の種々の態様は以下のように概略的に説明され得る。
A1. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(90)であって、デバイスは、
飲料を分配するための分配手段(60)と、
飲料を前記分配手段(60)に供給するための導管(40)であって、前記飲料を得るために少なくとも液体を収容するのに適した容器(10)に接続されるように構成された導管(40)と、
飲料の、前記分配手段(60)を介した所定の分配条件による分配を可能にするのに十分な押圧を前記飲料に印加するための押圧手段(20,20’)と、
前記導管(40)内の飲料の圧力を変調するのに適した圧力変調手段(30)であって、分配手段(60)の効果によって飲料の流量がゼロである場合にでも飲料の圧力を変調可能な前記圧力変調手段(30)と、
所定条件が発生した場合に変調手段が前記導管内の圧力を変調させるような方式で、変調手段(30)の作動を制御するように構成された制御手段(70)、
を含む。
A2. A1の態様によるデバイス(90)であって、所定条件の発生は、
−導管(40)に沿って配置された圧力センサによって検出された圧力値が所定の値以下となる、
−前記変調手段(30)の作動が最大既定作動値に達した、
のうち少なくとも1つの発生を含む。
A3. A1またはA2の態様によるデバイス(90)であって、変調手段(30)の作動を制御することは、前記飲料の液体成分の少なくとも一部を、前記変調手段(30)によって前記導管(40)へと付勢することを含む。
A4. 上記A1乃至A3のいずれか1つの態様によるデバイス(90)であって、圧力変調手段(30)は導管(40)内の圧力を減少させるように構成されている。
A5. 上記A1乃至A4のいずれか1つの態様によるデバイス(90)であって、押圧手段(20)は、
−前記ガス状物質を前記容器(10)内に、前記押圧を提供するような圧力で導入するように構成された導入手段と、
−前記液体を送液するために容器の下流に配置されたポンピング手段(20’)と、
のうち少なくとも1つを備えている。
A6. 上記A1乃至A5のいずれか1つの態様によるデバイス(90)であって、前記圧力変調手段(30)は、飲料流量がゼロである場合であっても、前記導管(40)内の飲料の圧力を複数の非ゼロ値の間で調節できる。
A7. 上記A1乃至A6のいずれか1つの態様によるデバイス(90)であって、制御手段(70)は、分配手段(60)が飲料の分配がない状態にある場合に前記変調手段(30)の作動を制御するように構成されている。
A8. 上記A1乃至A7のいずれか1つの態様によるデバイス(90)であって、
変調手段(30)の上流に配置された逆止弁と、容器(10)の下流の逆止弁を備える。
A9. 上記A1乃至A8のいずれか1つの態様によるデバイス(90)であって、
変調手段(30)は、前記飲料の液体成分の少なくとも一部を前記導管に供給するのに適したピストンを備え、前記ピストンは、それによって、前記導管(40)内の飲料の圧力が調節されることを可能にする。
A10. 上記A1乃至A9のいずれか1つの態様によるデバイス(90)であって、所定条件の発生は、変調手段(30)が圧力を所定の値まで増加させることができないことを検出することを含み、その条件が発生した場合、制御手段は、押圧圧力を増加させるように押圧手段を制御するように構成されている。
A11. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(90)の制御方法であって、前記デバイス(90)は、飲料を分配するための分配手段(60)を備え、方法は、
−飲料を、導管(40)によって前記分配手段(60)に供給し(S10)、
−前記飲料に押圧が印加されるようにし(S20)、前記押圧は、所定の分配条件に従って前記分配手段(60)を介して飲料の分配を可能にするのに十分であり、
−所定条件が発生した場合に前記導管(40)内の圧力を変調させる(S30)、
ことを含む。
A12. 態様A11による方法であって、前記導管(40)内の圧力を変調すること(S30)は、前記飲料の液体成分の少なくとも一部を前記導管(40)に付勢することを含む。
A13. 態様A11またはA12による方法であって、前記導管(40)内の圧力を変調すること(S30)は、ピストンを作動させることを含み、前記ピストンは、前記飲料の液体成分の一部を前記導管に供給するのに適しており、前記ピストンはこうして、前記導管(40)内の飲料の圧力が変調されることを可能にする。
A14. プログラムがコンピュータ上で実行される場合に態様A11乃至A13のステップを実行するのに適した命令を含むコンピュータプログラム。
A15. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのシステムであって、システムは、前記飲料を収容するのに適した容器(10)と、上記態様A1乃至A10のいずれか1つの態様によるデバイス(90)を備えている。
B1. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(92)であって、デバイスが、
飲料を分配するための分配手段(60)と、
飲料を前記分配手段(60)に供給するための導管(40)であって、前記飲料を得るために少なくとも液体を収容するのに適した容器(10)に接続されるように構成された導管(40)と、
前記導管(40)内の泡の存在の示唆を提供するために泡の存在を示唆する手段(32)と、
前記ガス状物質をパーシャライゼーション圧力(P22)で容器に導入するように構成されたパーシャライゼーション手段(22)と、
容器内の望ましい圧力(P10)を、前記泡の存在の示唆に基づいて決定する制御手段(72)を備え、
制御手段(72)は、パーシャライゼーション圧力(P22)を、容器内の望ましい圧力(P10)、分配手段(60)の分配状況、および導管内の泡の存在における変動の示唆、のうち少なくとも1つに基づいて設定するように構成されている。
B2. 態様B1によるデバイスにおいて、制御手段(72)は、容器内の望ましい圧力(P10)を、容器(10)内の飲料の温度と、容器(10)内に収容された飲料のタイプと、前記泡の存在の示唆、のうち少なくとも1つに基づいて決定するように構成される。
B3. 態様B1またはB2によるデバイスにおいて、制御手段(72)は、パーシャライゼーション圧力を、容器内の望ましい圧力(P10)と、導管(40)内の泡の存在における変動の示唆に基づいて設定するように構成される。
B4. 態様B1乃至B3のうちの一態様によるデバイスにおいて、容器内の望ましい圧力(P10)は、飲料の飽和圧力値と最大圧力値の間に含まれる値であり、飲料の飽和値は、容器内部の温度での液体へのガスの飽和状態に対応する値であり、最大圧力値は、好ましくは容器内部の温度での最大既定値に対応する値である。
B5. B1乃至B4のうちの一態様によるデバイス(92)において、泡の存在の示唆は、前記導管内の飲料の圧力の変動のためのシステムの作動値を含み、変動システムは導管(40)に沿って配置され、前記飲料の液体成分の少なくとも一部を前記導管(40)内に供給するように構成される。
B6. 態様B1乃至B5のうちの一態様によるデバイス(92)において、泡の存在を示唆する手段(32)は、前記飲料の液体成分の少なくとも一部を前記導管内に供給するのに適したピストンを備え、泡の存在を示唆する手段(32)は、ピストンの作動値で導管内の所定圧力(P40)に達することが不可能である場合に泡の存在の示唆を生成するように構成されている。
B7. 態様B6によるデバイス(92)において、ピストンによって生成される作動値は、導管内の圧力を増加させるための各試みにつき実行されるいくつかのストロークを含む。
B8.態様B6またはB7によるデバイス(92)において、泡の存在を示唆する手段(32)はさらに、導管内の泡の存在における変動の示唆を、ピストンの複数の作動値に基づいて生成するように構成され、前記値は、導管内の圧力を増加させる異なる試みに対応する。
B9.態様B1乃至B8のうちの一態様によるデバイスにおいて、制御手段(72)は、泡における変動の示唆が確定的(positive)である場合に、分配手段の状況に係らず、容器内の望ましい圧力(P10)に基づいてパーシャライゼーション圧力(P22)を設定するように構成されている。
B10.態様B1乃至B9のうちの一態様によるデバイスにおいて、パーシャライゼーション圧力を設定することは、
−泡における変動の示唆が否定的(negative)またはゼロである場合、および/または分配手段が分配状況にある場合、および/または容器内の圧力が望ましい圧力未満に降下した場合にパーシャライゼーション圧力を減少させ、
−泡における変動の示唆が陽性である場合、および/または分配手段が分配状況にある場合、および容器内の圧力が望ましい圧力未満に降下した場合にパーシャライゼーション圧力を増加または復元する、
ことのうち少なくとも1つを含む。
B11.態様B1乃至B10のうちの一態様によるデバイスにおいて、パーシャライゼーション圧力を設定することは、泡における変動の示唆が否定的またはゼロであり分配手段が非分配状況にある場合にパーシャライゼーション圧力(P22)を不変に維持することを含む。
B12. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(92)の制御方法であって、前記デバイス(92)が、飲料を分配するための分配手段(60)を備え、方法が、
−飲料を導管(40)によって前記分配手段(60)に供給し(S710)、
−前記導管(40)内の泡の存在の示唆を提供し(S720)、
−前記ガス状物質を、前記飲料を得るために必要な液体を少なくとも収容するのに適した容器(10)内にパーシャライゼーション圧力(P22)で導入し(S730)、
−容器内の望ましい圧力(P10)を、前記泡の存在の示唆に基づいて決定し(S740)、
−パーシャライゼーション圧力(P22)を、容器内の望ましい圧力(P10)と、分配手段(60)の分配状況と、導管内の泡の存在における変動の示唆のうち少なくとも1つに基づいて設定する(S750)、
ことを含む。
B13. 態様B12による方法において、パーシャライゼーション圧力(P22)を設定する(S750)ことは、パーシャライゼーション圧力を、容器内の望ましい圧力(P10)と、導管(40)内の泡の存在における変動の示唆に基づいて設定することを含む。
B14. プログラムがコンピュータ上で実行される場合に態様B12乃至B13の態様それぞれのステップを実行するのに適した命令を含むコンピュータプログラム。
B15. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのシステムであって、システムは、前記飲料を収容するのに適した容器(10)と、態様B1乃至B11のうちいずれか1つの態様によるデバイス(92)を備えている。
C1. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(94)であって、デバイスが、
飲料を分配するための分配手段(60)と、
飲料を前記分配手段(60)に供給するための導管(40)であって、前記飲料を得るために少なくとも液体を収容するのに適した容器(10)に導管(40)を接続する接続手段(11)を備えた導管(40)と、
前記導管(40)に沿って配置され、対応する補償圧力(P80)を得るために飲料の流量を変動させるように構成された圧力補償手段(80)と、
前記圧力補償手段(80)で前記飲料の温度測定値と圧力測定値を生成するように構成された測定手段(82)と、
前記圧力測定値と、前記温度測定値に対応する飲料の飽和圧力の間の比較に基づいて飽和情報を生成するように構成された制御手段(74)を備え、
制御手段(74)は、分配手段が分配状況にある場合に飲料の流量における変動を、前記飽和情報に基づいて決定するように構成され、
圧力補償手段(80)は、制御手段(74)によって決定された前記流量における変動を適用するように構成される。
C2. 態様C1によるデバイスであって、流量における変動は、前記補償手段での補償圧力の反比例に対応する。
C3. 態様C1またはC2によるデバイスであって、飲料の流量における変動を決定することは、第1の閾値の存在に基づいて、前記圧力測定値が前記飽和圧力以下であることを前記飽和情報が示唆する場合に、飲料の流量を減少させて、それにより、補償手段での飲料の圧力の増加を得ることを含む。
C4. 態様C1、C2またはC3によるデバイスであって、飲料の流量における変動を決定することは、より高い閾値の存在に基づいて、前記圧力測定値が前記飽和圧力以上であることを前記飽和情報が示唆する場合に、飲料の流量を増加させて、それにより、補償手段での飲料の圧力の減少を得ることを含む。
C5. 態様C1乃至C4のうちいずれか一態様によるデバイスであって、制御手段(74)は、有り得るマージンの存在に基づいて、前記圧力測定値が前記飽和圧力以下であることを前記飽和圧力情報が示唆し、適用された流量が、許容最小値に等しい場合に、警告信号を発生するように構成されている。
C6. 態様C1乃至C5のうちいずれか一態様によるデバイスであって、さらに、前記飲料に、前記分配手段(60)を介した飲料の分配を可能にするべく十分な押圧を印加する押圧手段(20,20’)を備えている。
C7. 態様C5またはC6によるデバイスであって、制御手段(74)は、有り得るマージンの存在に基づいて、前記圧力測定値が前記飽和圧力以下であることを前記飽和圧力情報が示唆し、適用された流量が、許容最小値に等しい場合に、前記押圧手段に押圧を増加させるように構成されている。
C8. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(92)の制御方法であって、前記デバイス(92)は飲料を分配するための分配手段(60)を備え、方法が、
−飲料を、導管(40)によって前記分配手段(60)に供給する(S910)ステップと、
−圧力補償手段(80)で前記飲料の温度測定値と圧力測定値を生成する(S920)ステップと、
−前記圧力測定値と、前記温度測定値に対応する飲料の飽和圧力との比較に基づいて飽和情報を生成する(S930)ステップと、
−分配手段が分配状況にあるときに前記飽和情報に基づいて飲料の流量における変動を決定する(S940)ステップと、
−流量における変動を決定する(S940)ステップにおいて決定された流量における前記変動を、前記圧力補償手段(80)によって適用する(S950)ステップを含む。
C9. プログラムがコンピュータで動作する場合に態様C8のステップを実行するのに適した命令を含むコンピュータプログラム。
C10. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのシステムであって、システムが、前記飲料を収容するのに適した容器(10)と、態様C1乃至C7のうちいずれか一態様によるデバイス(92)を備えている。
D1. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(96)であって、デバイスが、
導管(40)から前記分配手段(60)に供給された飲料を分配するための分配手段(60)と、
前記導管(40)に沿って配置され、対応する補償圧力(P82)を得るために飲料流量のパーシャライゼーションを設定するように構成された圧力補償手段(86)と、
前記圧力補償手段(86)での前記飲料の温度測定値を生成するように構成された測定手段(88)と、を備え、
制御手段(76)は、分配手段(60)が非分配状況にあるときに、流量パーシャライゼーションを、前記測定温度に基づいて決定された事前パーシャライゼーション値に等しく設定するように、圧力補償手段(86)を制御するように構成されている。
D2. 態様D1によるデバイスにおいて、事前パーシャライゼーション値は温度測定値と正比例する。
D3. 態様D1またはD2によるデバイスにおいて、制御手段(74)は、分配手段が分配状況に切り替わるときに前記事前パーシャライゼーション値を減少させるように構成される。
D4. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(96)を制御する方法であって、前記デバイス(96)が、飲料を分配するための分配手段(60)を備えており、方法は、
−飲料を導管(40)によって前記分配手段(60)に供給し(S1110)、
−前記圧力補償手段(86)での前記飲料の温度測定値を生成し(S1120)、
−分配手段(60)が非分配状況にあるときに、流量パーシャライゼーションを、前記測定温度に基づいて決定された事前パーシャライゼーション値に等しく設定するように圧力補償手段(86)を制御し(S1130)、前記流量事前パーシャライゼーションは、前記圧力補償手段(86)近傍の補償圧力における変動をもたらす。
D5. プログラムがコンピュータ上で実行される場合に、態様D4のステップを実行するのに適した命令を含むコンピュータプログラム。
D6. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのシステムであって、システムは、前記飲料を収容するのに適した容器(10)と、態様D1乃至D3のいずれか一態様によるデバイス(96)を備えている。
従来技術の分配デバイスを示すブロック図である。 第1の実施形態によるデバイスを模式的に示すブロック図である。 図2のデバイスの動作を示す流れ図である。 第1の実施形態によるピストンに基づく一例を表すブロック図である。 吸引位相でのピストンの動作を示す図である。 液体を導管に導入するステップにおけるピストンの動作を示す図である。 第2の実施形態によるデバイスを模式的に示すブロック図である。 図6のデバイスの動作を示す流れ図である。 第3の実施形態によるデバイスを模式的に示すブロック図である。 図8のデバイスの動作を示す流れ図である。 第4の実施形態によるデバイスを模式的に示すブロック図である。 図10のデバイスの動作を示す流れ図である。 実施形態のうち1つ以上が適用され得るデバイスの一例を模式的に示すブロック図である。 一実施形態によるプログラムを実行させることが可能なコンピュータのブロック図である。 説明される実施形態のうち1つ以上をその上で実行することが可能なデバイスの一例を示す図である。 図14のデバイスの構造的詳細の拡大図である。 図14のデバイスの構造的詳細の拡大図である。 図14のデバイスの構造的詳細の拡大図である。 圧力値の調節の一例を示す図である。
ここで、第1の実施形態を、液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス90を示す図2を参照して説明する。ガス状物質は容器10内に収容された飲料に既に完全に溶解していてもよく(既にガスを望ましい量で包含した飲料を、容器が収容しているという意味で)、または、ガス状物質は完全に外部から供給されてもよく(その場合、容器はガスを含まない液体を収容する)、または、部分的に既に液体に溶解し部分的に外部から供給されてもよい。以下が該当する飲料の例は、ビール、ワイン、水およびあらゆるタイプのガス含有ソフトドリンク(例えば、コーラ、オレンジソーダなど)等である。さらに、現場での分配とは、分配が、飲料のエンドユーザのロケーションで、同飲料を収容しておりユーザと同じサイトまたはその近傍に位置する容器から実行されるということを意味する(例えば、ディスペンサが1階またはそれ以上の上または下にある、または、同じ階であるが必ずしも同じ部屋にあるわけではない場合のセラーで)。デバイス90はさらに、飲料を分配するための分配手段60を備える。以下にさらに示す一例において、分配手段60はタップを備え、それを介して飲料が分配される。デバイスはさらに、容器10と、押圧手段20と、変調手段30と制御手段70を備える。しかしながら、容器はデバイスを構成するために必須なわけではなく、そのため省略することもできる。
容器10は飲料を得るために必要な液体を少なくとも収容するのに適しており、容器10は導管40によって分配手段60に接続される。分配手段は、例えば制御された機械式(または電気式)タップを介して、または例えば、同様に以下にさらに説明する調整コーンなどの他の流量変調システムによって、流量をパーシャライズする手段であることに留意されたい。導管は一端に、容器10と結合するための手段を備える。デバイス10の構成は、容器が接続されていなかったとしても、いずれの場合にも、以下に説明する構成のままである。実際、デバイス90は、容器10の存在なしでも製造、配給および/または設置が可能である。
押圧手段20は、分配手段60による飲料の分配を可能にするために十分な押圧を前記飲料に印加するのに適している。言い換えると、押圧手段は、液体/飲料が、容器10(すなわち、前記容器からの液体の出口位置)と分配手段との間の高さの差を克服可能なように特定の圧力を飲料に印加することが可能である。さらに、圧力を容器10に導入することによって、炭酸飽和、または、収容された液体(とりわけ、ガスがCO2である場合)の炭酸飽和のレベルを制御することが可能である。このため、押圧圧力が、所与の期間内に特定の最小量(例えばグラス一杯またはその一部)をタップにもたらすために十分である限り、グラスが如何に速く充填されるかは関係ない。好ましくは、押圧圧力は、液体が所定の分配条件で到達するように生成され、所定の分配条件は、飲料がそれに従って分配されるべき1つ以上のパラメータを意味する。そのようなパラメータの例は、容器(例えばグラス、カップ等)が充填されることを可能にするような特定の流量、既定充填時間、例えば泡の形成を避けるために望ましい流量で得られたタップ60での特定の圧力、飲料のタイプに基づく補正率、これらおよびその他の適切なパラメータの任意の組み合わせを含む。一例において、図1に示された押圧手段20は、圧力下でガス状物質を収容する(例えばCO2、N2またはそれらの組み合わせ)タンク20を備え、ガス状物質はタンク20から容器10に導入される。オプションの例として以下にさらに説明されるように、減圧弁(図示せず)が、タンク20と容器10の間に介設されてもよく、別法として、ガスを容器10に導入する調節式コンプレッサがあってもよい。別の例において、押圧手段20’は、容器10の下流に配置され、飲料に上述の押圧を印加するように構成されたポンプ(または、圧力ヘッドを提供するのに適した任意の他の手段)を備えてよい。押圧手段はさらに、タンク20とポンプ20’の組み合わせを備えてよく、その場合ポンプ20’はタンク20に付随する。完全にするために、押圧手段20’(ポンプ)は、変調手段30の上流と下流の両方に存在してもよいことに留意されたく、それについては以下に説明する。
圧力変調手段30は、導管40内の飲料の圧力を変調するように構成され、特に、変動手段60によって飲料流量がゼロである場合、すなわち、変動手段が飲料の流出を閉鎖した場合であっても飲料の圧力を変調または調節することが可能である(変調は、流量がゼロでも圧力値を調節または変動可能な能力を示した意味であり、例えば、ゼロ流量が存在する場合でも2つ以上の非ゼロ圧力値の間の圧力を設定することが可能であることに留意されたい)。当業者ならば即座に理解するであろうように、ゼロ流量の場合ポンプは最大圧力のみを供給することが可能であるため、通常のポンプはそのような圧力変調を実行することが可能でなく、実際、ゼロ流量では、そのようなポンプは、閉じた導管内の圧力を変動させることは不能である。変調手段30の例は、その上流に逆止弁を備えたピストン、以下にさらに説明するように離散または連続方式で作動可能なピストン、機構または外部圧力(圧縮空気)の作用によって拡張または収縮され得るバッグ、同方式で作動される膜、または、同様に以下にさらに説明されるような所与の条件下の蠕動ポンプを含む。いずれの場合にも変調手段30は、導管が閉じた状態(すなわちゼロ流量で)最小値と最大値の間で、または、複数の非ゼロ圧力値の間での、圧力の連続または離散方式での変動を可能にし得る任意の他のデバイスを備えてよい。変調手段30は、タップが開いているときにも、導管内の飲料の圧力ヘッドにおける変動をもたらし得るという事実に変わりはない。逆支弁は、そのラインにおけるより大きい圧力が、ケグ内に設定された圧力を変えないようにするために、任意選択的に容器10の下流に、および変調手段30の上流に配置されてよい。
制御手段70は、変調手段30が、1つ以上の所定条件が発生した場合に導管内の圧力を変動させるような方式で、変調手段30の作動を制御するように構成される。例えば、制御手段は、導管内の飲料が、分配中に泡を生成するような状態にあると判断された場合、および/または、流れが停止した場合に導管内で飲料の温度の増加が検出された場合、および/または、導管自体の過熱によりゼロ流量での導管内の泡の形成を防止することが望ましい場合、および/または、導管内に既に泡がある状態であって、例えば分配していない場合に、より大きな圧力で、液体へのガスの再吸収を促進することが望ましい場合に、導管内の圧力を増加させてよい。
任意選択的に、所定条件は、導管40に沿って配置された圧力センサによって検出された圧力値が所定の値以下になった場合に、発生したともの見做される。所定の値は、導管内で達し得る温度よりも常に高いと見做される特定の温度(またはマージンを付加したそのような値)での飲料の飽和圧力の値に等しくなるように設定されることができ、したがって、検出された圧力が前記値以下になると、デバイスは、泡の生成のリスクがあることを推測できる。したがって、変動手段が介入して、圧力を前記所定の値を超えたものに戻すために導管内の圧力を変動させ、よって、泡が形成されるリスクまたは可能性を低減する。圧力は、例えばタップからの滴下によって降下する可能性がある。さらに、再び任意選択的に、所定条件の発生は、変調手段30の作動が最大既定作動値に達した(例えば、タップの2つの開状態、または、タップが所定期間にわたり閉状態にあった)ことの発生を含み得る。例えば、変調手段30が、上記で論じた所定の値にライン内の圧力を戻そうとして不首尾であった場合、システムは変動手段の作動を停止することを決定してもよく、または、おそらくは、手段30を停止せずにライン内の泡の存在を合図してもよく、押圧手段と一体化されたシステムの場合、システムは押圧手段を、容器内の圧力を増加させるように制御してよい(図示しないが、任意選択的な構成では、コントローラは手段20とも連通してもよい)。そのような状況は、実際、例えばライン内に大量の泡が存在して、泡を再吸収させるための十分な量の液体がない時に発生し、その結果、変動手段が効果的でないか、または非理想的もしくは許容できない状態で作動しなければならない場合、とりわけ、タップが最初に開いたとき、過度な泡を伴う分配のリスクがあり得る。センサによって検出される圧力値については上記で言及したが、導管40に沿って、1つの値の代わりに複数の圧力値が検出され得ることに注目すべきであり、前記値それぞれは対応する閾値と比較されるか、または所定の値に対するその平均と比較される。さらに、圧力センサまたは複数の圧力センサは導管40に沿って配置され得るが、泡に関して最も重要と見做される導管の位置、例えば、通常は分配手段に最も接近した位置である、最も暖かい導管の位置で圧力を測定することが好ましく、さらに、通常その位置は、容器に相対して最も圧電レベルが高い位置でもあり、よって、流れが停止した場合に最も圧力が低い位置である。さらに、圧力を所定温度というよりは測定温度の関数として設定するために、押圧手段30を作動可能なように、圧力に加えて温度も導管40の同じ位置で測定され得る。この場合も、測定位置は導管40に沿って異なっていてもよいが、最も有利な位置は分配手段60に接近した位置である。
任意選択的に、デバイス90において、圧力変調手段30は、飲料の液体成分の少なくとも一部を導管40に付勢するように構成されてよい。言い換えると、手段30は、導管内に既に存在する液体または飲料に加えて(泡が存在する場合に泡を再吸収させ得る)、その圧力を増加させるために、いくらかの液体または飲料を、例えば以下にさらに説明するように、上流に逆止弁が嵌ったピストンによって導入することが可能である。1つの別例において、例えば、ピストン(または導管に直接接続された圧縮可能なレセプタクル)を想定すると、液体を導管内に付勢することは、ピストンを作動させることによって(またはバッグを圧縮することによって)、ピストン(または圧縮可能なバッグ)を介して、液体または飲料を導管に移動させることを意味する。任意選択的に、圧力変調手段30は、導管内の圧力が所定の閾値を超過した場合に導管内の圧力を減少させるように構成され得る。これは、例えば、リリーフ弁によって、導管から特定量を抽出するために作動されるピストンを介して、導管から所定量の飲料を吸引するために膨張するように構成されたバッグを介して、または、前述と同じものであるが逆の方式で作動するピストン等で得ることができる。これは、例えば、ウォーターハンマーによって引き起こされる可能性がある問題を回避または低減したい場合、または、導管の圧力が、デバイスの通常の動作値に鑑みて高すぎる場合、または、飲料の特性を保持するために許容可能と見做される圧力値に鑑みて高すぎる場合の特定の状況において有利であると実証される。特に、ピストンによってウォーターハンマー効果を防止または制限するために、ピストンは、飲料の分配中に、分配手段60が閉鎖しても依然として吸引状態にあるように、すなわち、導管内の飲料の利用可能な容量を増加させる運動をし、それによって、実際ウォーターハンマーを排除するような方式で作動され得る。
さらに、導管に導入、供給または付勢される飲料は通常、タンク10によって引き込まれ、よって、ピストンの上流および逆止弁、または包括的に押圧手段30によって引き込まれることに留意すべきである。別法として、導入される液体または飲料のうち一部を、ケグから直接ではなく、寧ろ別個の容器から引き込むことも想定される(その場合、例えば、導管またはケグまたはその他の容器との連通を確立するために、ソレノイド弁のシステムが必要となる)。
任意選択的に、また、既に言及したように、押圧手段20は、上記の押圧を提供するためなどの圧力で、また、任意選択的に、その中に収容された飲料のための正しい炭酸飽和圧力でガス状物質をケグまたは容器10に導入するように構成された導入手段(例えば、加圧されたガスを伴うシリンダー)、および容器の下流に配置され、容器自体から出てくる液体/飲料を送液するように構成されたポンピング手段20’のうち少なくとも1つを備えてよい。
任意選択的に、圧力変調(または変動または調節)手段30は、飲料流量がゼロである場合であったとしても、導管40内の飲料の圧力を、導管40内の圧力を低減する可能性がある値を含む複数の非ゼロ値の間に調節できる。例えば、変調手段30は、圧力を、最小値と最大値の間のいくつかの数nに設定するように構成され得る:P0<P1<P2<…<PN、但し、P1はゼロ値であってもよく、N>=1(例えば:両方ともゼロではないP0とP1、または少なくとも2つの非ゼロ値を伴うP0,P1,P2)。変調手段30は圧力を最小値と最大値の間で連続して変動させることもできる、または、状況に応じて連続または離散方式で交互に変動させることもでき、導管内の初期圧力に比べて増加させるだけでなく、減少させることも可能であるという事実に変わりはない。
任意選択的に、制御手段70は、分配手段60が飲料の分配がない状況にある場合に変調手段30の作動を制御するように構成されてもよい。したがって、2つの連続した分配動作の間に長時間が経過し、導管40内の飲料の温度が、環境によって曝された加熱の結果として増加しがちである場合にも、泡の形成を防止または低減することが可能であり、そのような状況は、行なわれた観察から判明したように、非分配状態と後続の分配ステップ両方において泡の形成のリスクを意味する。いずれにせよ、本発明の利点は、タップが開いている場合にも見出されるものであり、それは、圧力変調手段30が、非分配状態において導管40内の飲料からガスが逸出することを防止することによって、分配中に泡の形成に有利となる条件からいずれにせよ遠ざけることに寄与するからである。
このように、変調手段30によって与えられる利点のうち1つは、導管40内の圧力を、ゼロ流量において、手段20によって容器10内に設定される押圧と係わりなく、状況および導管40の特定のタイプによって、最も適切な方式で管理することが可能であるということである。
任意選択的に、デバイス90は、変調手段30の上流に配置された逆止弁と、変調手段30の下流の逆止弁を備える(飲料の流れに対して上流および下流)。そのような弁の存在は、導管内の圧力を有利に調節することを可能にし、特に、変調手段30のオーバーサイジングに頼る必要なく変調手段30の下流での十分な調節の可能性を可能にする。
非限定的な例において、変調手段30はピストンと、上流の逆止弁と、飲料(またはその飲料の一部の量)の液体成分の少なくとも一部を導管40に供給するのに適したシステムを備え、前記システムは導管40内の飲料の圧力の変動を可能にする。ピストンは、飲料を導管から引き込んで飲料を導管に再導入可能な方式で配置されることができ、そのような場合、デバイスは有利には容器10のすぐ下流に配置される(その場合、デバイスは分配中に液体を引き込むことができる)。しかしながら、ピストン弁システムが、ピストン弁の上流の導管40のセクション内の位置から、または、図示してはいない第2の容器から液体または飲料を直接引き込む事例も想定可能である。
任意選択的に、デバイス90は、ピストンの下流に配置された第2の逆止弁も備えてよく、そのような場合、ピストンを反復的に作動させることが可能であるが、それは、下流の逆止弁が、液体が導管の下流部分から逆流して吸い込まれることを防止し、上流の逆止弁が、導管に導入された液体が容器10のほうに逆流して戻ることを防止するからである。したがって、ピストンの反復作動を可能にすることによって、同じ圧力増加を単一のピストンストロークによって得ることが望ましい事例よりも小さいサイズのピストンによって特定の圧力増加を得ることが可能である。ピストンの場合の最大既定作動値は、ピストンが、1以上のピストンストロークで所与の方向に移動できる最大既定距離として定義され得、よって、ストロークの分数、ストローク全体またはストロークの分数もしくは整倍数と等しくあることができ、ストロークとは、ピストンの下死点と上死点の間の距離を意味する。明らかに、このピストンの最大既定運動の定義は、ピストンが導管40に導入可能な液体の最大既定量に関連しており、したがって、ピストンが導管内で到達できる圧力変動の指標である。前記運動は、導管40のタイプまたはそのサイズおよび構造的剛性ならびに/または、マイクロバブルの形態でもある、導管全体に沿って存在するガスの量に依存する可能性があり、よって、導管40内に形成された泡の量の指標、間接的な尺度でもあり、泡は圧縮されると、ピストンが到達できるおよび/または導管内に印加される圧力変動を妨げる。したがって、作動の最大数または許容される最大ストローク分数は、導管内で許容される泡の最大量に関係することとなる(導管全体に沿って分散されたマイクロバブルの形態の)。作動中に、望ましい圧力増加に到達できず、ピストンの動作サイクルにおける総運動が、最大既定移動に達した場合、デバイス90は、ピストン自体の作動を停止させて、導管内の泡の存在を合図してよい。
任意選択的に、デバイス90において、所定条件の発生は、変調手段30が圧力を所定の値まで増加させ得ないことを検出することを含み、その条件が発生すると、制御手段は、容器10内の押圧圧力を増加させるような方式で押圧手段を制御するように構成される。言い換えると、変動手段が所定圧力値に到達できないことをデバイス90が判断した場合、すなわち、容器10における過度に小さい押圧により、変動手段が泡の形成を防止できないことを判断した場合(例えば、内部に収容された飲料が非常に冷たい場合)、制御手段は、押圧手段が、容器10から出る液体にさらに圧力を提供して、それにより押圧手段によって引き起こされる圧力における増加が、泡の形成の可能性を減少することに貢献するように、押圧手段に働きかけるように構成される。所定の値を適切に選択することによって、押圧手段に、変動手段の作用と合わせて多少頻繁に介入させることが可能となる。変動手段が圧力を(十分に)増加させることができないと判断することは、導管内の圧力を測定し、それを所定の値、有利には容器10内に存在する押圧の値と比較して、変調手段30の、その動作サイクルにおける作動の実体を検出することを含む。ピストンの例において、一動作サイクルにおけるピストンの運動の実体(1以上の連続したピストンストロークを含む)は、圧力増加の度合いの指標を与え、したがって、ピストンが最大既定作動値に達した場合、デバイス90は、ライン内の過度の泡故にピストンが十分な圧力値を生成できないと判断し、したがって、形成された泡を、導管40内の液体に再吸収させる。
上記で説明した例および/またはオプションの態様は、如何なる組み合わせでも互いに組み合わせられ得る。示されたデバイスによって、飲料の分配中の泡の形成の可能性を回避または少なくとも低減することが可能であり、したがって、従来型の分配システムで、内部に収容された飲料の飽和値より低いかまたはそれに近い押圧圧力を設定することが可能になり、それによってガスの節約と、飲料のより高い品質を確実にする。
第1の実施形態を、上記ではデバイスを参照して説明した。しかしながら、同じ考察が、液体と、その中に溶解したガス状物質を含む飲料の現場での分配の方法の場合にも適用でき、その場合デバイス90は、飲料を分配するための分配手段60を備えている。方法は、導管によって飲料を分配手段60に供給するステップS10を含む。後続のステップS20において、前記飲料に印加される押圧が引き起こされ(例えば、対応する押圧手段を制御するプロセッサによって引き起こされるか、または、押圧手段自体の設定によって引き起こされる)、押圧は、所定の分配条件に従って分配手段60を介して飲料の分配を可能にするのに十分なものである。さらに、ステップS30によって、導管40内の圧力は、所定条件が発生すると変調される(または、ゼロ流量であったとしても2つ以上の非ゼロ圧力値間で圧力を調節する可能性を表す他の条件を用いて、変動または調節される)。
任意選択的に、ここで説明する方法において、導管40内で圧力を変動させるステップS30は、前記飲料の液体成分の少なくとも一部を導管40内に付勢することを含む。
任意選択的に、再び、本明細書で説明される方法によれば、導管40内の圧力を変動させるステップS30は、ピストンを作動させることを含み、ピストンは、前記飲料の液体成分の少なくとも一部を前記導管に提供するのに適しており、こうしてピストンは、導管40内の飲料の圧力が変動することを可能にする。
第1の実施形態の代替形態によれば、プログラムがコンピュータ上で実行される場合に、上記で説明した方法のステップおよび/またはその変形を実行するのに適した命令を含むコンピュータプログラムが提供される(例えば、電子システムに含まれるマイクロコントローラ)。
上記の説明により、特に、2つの連続した分配動作間の長期の休止後でも、泡の形成を回避または少なくとも減少させることが可能である。実際、観察から推測されるように、また、ケグ内の温度が特定の限度内で一定な状態を保つ場合(例えば、冷蔵ケグ、またはチラー内にあるビールの温度、容器が室温であって、飲料が、分配手段の方向に流れる途中で容器のすぐ下流で冷却された場合)、導管内の温度は、泡の形成を引き起こす、または促進するような、特定の限度を望ましくなく超えて増加する可能性がある。導管が特別な手段で冷却された場合にも問題は存在するが、それは、特別な手段が、特に長い導管の場合または時間間隔が長くなった場合に不十分となるためである。対照的に、説明された解決策によって、泡の再吸収を助長するか、または泡の形成を回避するような方式で、導管内の圧力を増加させ変動させることが可能である。言い換えると、システムは、導管内の圧力の変動のために、ケグ内に存在する押圧に係わらず、ラインを泡の形成から安全に保持する。さらに、ライン内に存在する泡の存在および/または量などの重要な情報は、ラインに沿った圧力の管理から、または圧力変動手段の作動から導出されることができ、この情報は、以下にさらに説明するようなさらなる制御のために用いられ得る。他の取得可能な情報は、ケグが尽きた故にラインが空になった場合、または、ライン内の漏出の存在である。さらに、作動が特定の最大値に達した場合、変動手段は泡を再吸収することが不能であることを推測すること、または、泡が形成され過ぎていることを推測することは可能であり、よってデバイスは、容器内の押圧圧力を増加させることが必要であるということを判断する。さらに、導管内の圧力を減少させることが可能であることにより、例えば、通常のシステム動作条件と比べて導管に過度の磨耗を引き起こし得る過剰圧力の状況を防止することが可能であり、および/または、分配の流れを停止するステップ中に吸引モードで働くように構成された場合(よって導管内の容量を増加させる)、例えばウォーターハンマーを減衰させることに貢献できる。
図4は、変動手段30が、ピストン325と2つの逆止弁330および335によって表される第1の実施形態による一例を示す。特に、図4は、飲料の液体成分または飲料自体を収容するのに適した、例えばケグなどの容器100と、ガス状物質を圧力下で格納するためのタンク200と、タンク200と容器100の間に配置された減圧弁230を示している。容器100は、内部に冷却システム400を含んでもよく、冷却システムが、導管または導管440の一部に拡張されてもよいことを示しており、この場合、冷却システム400は存在しなくてもよく、ケグは室温であってもよい。タップ6は、上記で説明した分配手段60の一例である。
図4に示した例において、変動手段300は、ロッド321によって動かされるピストン325を備え、ピストンは、導管440と連通するチャンバー327内部で運動する(留意すべきは、ピストンの前と後の部分440の長さは象徴的であって、特に、ピストンは、任意選択的にケグの出口すぐのところに配置されてもよい)。ピストンの移動は、吸引または導入方向(矢印「d」で示す方向を参照)におけるストロークを表す。この例は、ピストンのそれぞれ上流と下流に配置された2つの逆止弁330および335を想定している。シリンダー327は導管440と連通しているため、以下に示すシステムの動作に従って液体を導管に引き込み導入することが可能である。
特に、図5aは、ピストンが液体を導管440から引き込む場合に関するものであり、ピストンが矢印dの方向に移動されるにつれ、チャンバー内の体積は、時間tでのVから時間tでのvに変動する。体積ΔV(=V−V)はこうして、ラインから引き込まれた液体で満たされる。導管への液体の放出または導入中に、ピストンは逆方向に作動される、すなわち、図5bの矢印d’によって示される方向に作動される。したがって、時間tでの体積Vは、時間tでの体積Vの値に減少する(時間tでのVは、時間tでのVと同じであっても異なっていてもよく、同じ考察がVにも適用される)。逆止弁330の存在により、液体は、導管440内の圧力を変動、特に増加させて、よって、導管内の液体を安全な状況に戻し、すなわち、潜在的に泡を生成する可能性がある状況とは大きく乖離した状態に戻すように働き、また、泡が存在する場合、ガスの液体への再吸収がより速い状態に戻すように働く。単一の逆止弁330が存在する場合、ピストンは一方向のみへの1つのみのストロークに限定される効果を有する。対照的に、図4のように2つの逆止弁を挿入することにより、連続した複数のストロークを含むピストン動作サイクルを確立し、それによってマイクロポンプを作成することが可能となる。上述のように、圧力変動手段はピストンの使用に限定されず、実際、拡縮され得る可撓性バッグを用いることも想定される。代替的に、液体を導管から引き込む、または飲料容器から直接引き込む蠕動ポンプを用いることを考慮することも可能である。その構造のために(他のポンプの構造とは異なる)、蠕動ポンプは実際に、圧力が、ゼロ流量においても異なる非ゼロ値間で変動されることを可能にする。蠕動ポンプの場合、分配中に主導管内の流れを邪魔しないために、蠕動ポンプが別の容器から飲料を引き込むことが有益である。
第1の実施形態は、好ましくはタップが閉じた状態での、ライン内の圧力を変動させるためにこの例示的アルゴリズムによって示され得る(これはビールに関するが、同じ考察が他の飲料にも適用される):
入力データ
−タップ状況(開、閉)
−タップが閉じた状態での補償弁入口圧力[バール]
−ケグ内の圧力
出力データ/コマンド
−OKまたはフェイル/変動手段の作動
その他のパラメータ
−ピストン寸法(ピストン+2逆止弁)
−ストローク:10mm
−直径:15mm
−モータストールで得られる最大圧力:12[バール]
−逆止弁の直径:ビール供給ラインの標準サイズに対応する3/8”
−ピストンによってライン内に設定される圧力:4.5[バール]
−ピストン再始動圧力:3.5[バール]
アルゴリズムAの動作
分配が発生する度に、ピストンは完全なロードおよびアンロード運動を実行する。このサイクルは、ラインを加圧する試みに対応する。4.5[バール]に達した場合この試みは「ok」と見做され、ピストンは圧力が3.5[バール]未満に降下するまで、または次の分配が行なわれるまで停止するが、不首尾な場合、試みは「フェイル」と見做され、その場合ピストンはもう1つサイクルを実行する。
ケグ内のCO2の圧力を変えずにビールラインを加圧するシステムは、好ましくは、その作用がライン全体を包含するように、ケグのすぐ後に配置されなければならない。これは、ピストンシステムと蠕動ポンプシステムの両方に適用される。後者の解決策の不都合は、蠕動ポンプが、そうしなければビールの通過がなく、または、別の容器から引き込まれなければならないため、タップが開いた状態でも作動しなければならないという事実にある。
例の次の部分において、圧力センサは、好ましくは分配タップに取り付けられて補償弁上で用いられ、プロセスは、望ましい圧力に達すると停止され、望ましい圧力は、ライン内に存在するCO2の迅速な吸収を確実にするために、ケグ内よりは決定的に高い。
泡の発生を防止するために、または、最終分配動作中に泡が形成し始めた場合により迅速に再吸収されるようにするために、決定的に高い圧力がライン内で印加され得る(これは、ケグ内のビールの温度のみを考慮してケグ内に正しい圧力を印加することを目指す場合に特に有用であることが実証されている)。明らかに、泡の形成を回避するなどのためにピストンを作動させることによって、ライン内に圧力を誘起することが可能である。
ここで、図6を参照して、液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイスに関する第2の実施形態を説明する。別段示唆しない限り、上記で述べたことは、本実施形態と、同様に任意選択的であるその変形形態にも適用される。
デバイス92は、分配手段60と、導管40と、泡の存在を示唆する手段32と、パーシャライゼーション手段22と、制御手段72を備える。導管40は、飲料を分配手段60に供給するように構成されている、または飲料を分配手段60に供給するのに適している。導管40はさらに、導管40を、飲料を得るために少なくとも液体を収容するのに適した容器10に接続する接続手段11を備える。泡の存在を示唆する手段は、泡の存在の示唆をし、好ましくはさらに、導管内での泡の量の示唆を提供するように構成され、従って導管自体に沿って配置されている。泡の存在を示唆する手段の例は、透析などの分野に用いられているような超音波泡検出器、泡の通過(任意選択的に、そのサイズと量も)を検出することが可能なセンサ、または、導管内のガスの存在を示唆するセンサ(例えば光学的)を含む。別の例において、例えばピストン等の、上記で論じた圧力変動手段30がこの目的に用いられてよく、よって、それも泡の存在を示唆する手段のさらなる例である。実際、上記で論じたように、所与の動作サイクルで、圧力変動手段の作動の度合いを検出することが可能であり、ライン内の泡の存在は、圧力変動手段の過剰作動を意味する。したがって、圧力変動手段の作動の度合いが所定の値を超過した場合、デバイス92は、ライン内の特定の量の泡の存在を、および/または作動の結果として得られた圧力に対する作動値の実体に基づいて(ライン内の泡の量の示唆)判断できる。既定値は、ライン内に存在する泡の特定の量を示唆するように、実験と校正(デバイスの設計、製造および/または設置時に実行されることになっている)に基づいて設定され得る。ライン内のガスの量はさらに、ピストン容量、導管内の容量、作動数および、得られる開始圧力および最終圧力が判明したときに計算されてもよい。さらに、ライン内に存在する泡の異なるレベルにそれぞれ対応する、作動の異なる度合いを定立することも考慮される。ピストンの事例の場合、作動の度合いは、例えば、ピストンが単一の動作サイクルにおいて1つの方向に実行する総運動によって表され、動作サイクルは、導管内の圧力を増加させるコマンドに従ったいくつかの連続したストロークも意味する。
ライン内の泡を示唆するための機器としての上流逆止弁を備えたピストンの場合、その作動が、逆止弁の上流の導管の状態の確実な示唆を与えないため、ラインの始めの部分にケグの直後に配置することが有利である。ピストンをケグの後に配置することによって、ライン全体のモニタリングを有利に得られる。泡センサの場合、ライン内に存在する泡の測定値を2つの信号の差から得るような方式で、少なくとも1つをケグのすぐ下流に配置し、1つを分配手段のすぐ前に配置することが好ましい。この場合、ラインに沿って何が発生しているかは確かではない。正確な測定のためには、いくつかのセンサをラインに沿って配置することが実際に好ましくあり得る(単一のセンサで十分であることは否めないが、正確さに劣る可能性はある)。1つのセンサのみが配置されている場合、分配手段の直前に配置することが(必須ではないが)有利であり、そのような場合、ライン全体の状態の正確なモニタリングは存在しない可能性があるため、検出される泡の量に関してより厳密になることが推奨される。
パーシャライゼーション手段22は、ガス状物質をパーシャライゼーション圧力P22で容器に導入するように構成される。上記で既に述べたように、パーシャライゼーション手段によって導入されたガス状物質は、液体に溶解した物質と同じでない可能性もある。例えば、容器が、ガスを収容したタンクで表される場合、パーシャライゼーション手段22は減圧弁を備えてよい。
任意選択的に、パーシャライゼーション手段22はコンプレッサを備えてよく、その場合、パーシャライゼーション圧力P22は、コンプレッサの作動前のタンク内の圧力より大きくてよい。よってコンプレッサは、タンク内に収容されたガスの圧力を上昇させてよく(ケグに導入する前に)、または環境から取り入れ、ケグに導入される空気を圧縮してもよい。言い換えると、パーシャライゼーション圧力は必ずしもタンク内の圧力のうち1つのり小さい一部分でなくてもよい。
制御手段72は、泡の存在を示唆する手段から情報を受信して、パーシャライゼーション手段22に、設定コマンドを送信できる。特に、制御手段は、容器内の望ましい圧力P10(反動圧力とも呼ばれる)を、泡の存在の示唆に基づいて決定するように構成される。言い換えると、制御手段72は反動を実行するために働き、ライン内に泡が存在すると、制御手段72は、泡を除去する、または泡を除去することを目指した容器10内の圧力を決定する。さらに、制御手段72は、パーシャライゼーション手段22(または一例においては減圧弁)を介して設定される圧力を、この圧力が、容器10内の圧力を、反動によって決定される圧力にするように決定する、言い換えると、望ましい圧力は、泡の存在(または不在)に基づいてコントローラによって計算され、パーシャライゼーション手段に働きかけることによって得られる圧力である。こうして制御手段72は、ライン内の泡の存在に基づいて、ケグ内で時間の関数として実施され、パーシャライゼーション手段を調節することによってケグ内で得られる泡の存在に対する反動の圧力を動的に決定する。制御手段72によって実行される反動がどのように行なわれるかをさらに明確にするための一例が以下に提示される。
さらに、制御手段は、パーシャライゼーション圧力P22を、以下のパラメータ:容器P10内の望ましい圧力、分配手段60の分配状況(すなわち、開または閉、または非ゼロまたはゼロ流量)および導管内の泡の存在における変動の示唆、のうち少なくとも1つに基づいて設定するように構成される。以下の説明からも明らかであるように、圧力P22はさらに、説明したばかりのパラメータのうちいずれの2つ以上の組み合わせに基づいて設定されてもよい。制御手段72が容器に印加することを目指す望ましい圧力は有利には、ケグ内の飲料の温度を測定して、それによりその温度での飲料の飽和圧力を望ましい圧力とすることによって決定され得る。
例として、以下の事例を考察したい。飲料容器が導管に接続される環境の温度よりも格に段低い温度を有する飲料容器は、数時間のうちに環境と熱平衡に達する。これは、例えば、冬季に輸送されたため低温である容器の事例であり得る。さらに、飲料は、飲料が熱平衡に達するのに必要な時間中に分配されると想定する。低温の結果、容器内の圧力(システムによって、例えばパーシャライゼーション手段を介して設定された)は、分配中に泡の形成を避けるには低過ぎる可能性があり(例えば、ケグ内の圧力が、ケグ内の温度の知識のみに基づいて設定された場合)、さらにこの格納圧力は、周囲温度まで温度の増加を伴って経時的に変動する。さらに、この例において、飲料は周期的に分配され、導管に沿って泡が形成される。泡は、泡の存在を示唆する手段によって検出される。しかしながら、泡の検出の結果、ケグ内に導入されるガスの圧力は変動し(例えば増加する)、その結果ケグ内の圧力も同様に増加する、この増加は、泡がライン内で検出されなくなるまでコントローラによって許容される。容器を配置する理想的な(望ましいとも呼ばれる)圧力はこのように、予め決められ得る単一の値ではなく、寧ろ動的に決定される。さらに、一例において、この圧力は、ケグ内の飲料の温度にも(よって保存圧力にも)、ならびに導管内の泡の存在および分配動作の量および分配動作が発生する瞬間にも動的に依存する可能性がある。
温度測定が可能でない、または提供されない場合、システムは、例えば室温などの特定の温度を取り(またはその温度に構成され)、圧力も温度に基づいて決定される場合よりも精度が低い可能性はあるが、システムはいずれにせよ機能することとなる。上記で論じたように、泡の存在を示唆する手段32がピストンによって表される例において、デバイス92は、N回の「フェイル」の発生をもって泡の存在を検出ように構成されることができ、フェイルは、導管内の圧力が望ましい値に達することのない、液体の方向におけるピストンストロークによって表される。例えば、5ストロークのサイクルの後で導管内の圧力が望ましい値に達していない場合、容器内の新たな圧力値P10の計算は、この圧力を変化させるために減圧弁が設定されなければならないということを自動的に意味するものではない。明白なことであるが、実際、以下にさらに説明する例から、制御アルゴリズムは、容器内の圧力も変動するように、修正された圧力を印加するためにパーシャライゼーション手段を作動させるか否かを状況に従って判断できる。第2の実施形態の利点の1つは、ケグ内の圧力を、ケグ内に収容された飲料の温度の関数として、および/またはその炭酸飽和特性の関数として印加し、パーシャライザに働きかけることができる、すなわち、ケグ(のみ)内で維持されるべき圧力の量を、ライン内に泡が存在するか否かの示唆に基づいて変化させ、その結果、ケグに、その内部に収容された飲料の飽和圧力と、動作安定性を保証する圧力、すなわち分配中にライン内に望ましくない泡がないことを保証する圧力との間での可能な限り最小の差を印加することが可能であるという事実にある。実際、周知のように、ライン内の最小限の量の泡の存在であっても、泡を増加させる連鎖反応をもたらすため、分配を不安定にし、分配パラメータが変更されなければ、タップから泡しか出てこない極端な事例も起こり得る。
言い換えると、ケグ内の圧力は、容器10内の飽和圧力に可能な限り近い圧力が存在することを確実にするためにパーシャライザによって変更され、それは、そのような条件下では、飲料(例えばビール)の特性は変わることはなく、泡の形成を回避または少なくとも低減するからである。こうして、一般に、泡の存在または形成を防止する、または少なくとも低減することが可能である。当業者ならば認識するであろうが、「可能な限り接近して」は実際、圧力P10が、飲料の、その現在の温度での飽和圧力から乖離していなければならず、その乖離は所定量(飽和圧力に加えて)内である、ということを意味する。その所定量は、例えば、実験的測定誤差、ヒステレシス、少しの重要でない偏差および測定機器の公差、長期停止後の分配動作中に発生する不安定な状況を考慮に入れるため、ならびに、当然、パーシャライゼーション手段が、わずかな圧力補正のために連続作動することがないことを確実にする働きをする。所定量は例えば圧力値の5%、および好ましくは圧力値の2%に対応し得る。さらに、以下に詳しく説明するように、望ましい圧力は、飽和圧力と、機械曲線に対応する圧力との間であってよく、したがって、所定量は、前記間隔内に含まれる値での決まった圧力を設定するためのものであり得る。明らかに、この圧力差の値(理想はゼロであり得る)は、設置のタイプ、温度、および/または種々の動作条件に依存することとなり、いずれにせよ、制御手段72は、その特定の瞬間にその特定のシステム92の可能な限り最高のソリューションを得ることとなる。これは、飲料分配条件を最適化しながら、すなわち、泡の形成を極減して、ケグ内の過度の圧力が経時的に飲料の感覚刺激性特性に引き起こす変更を極減しながら、ガスのかなりの節約を意味する。さらに、以下にいくつかの例でさらに論じるように、パーシャライゼーション圧力の設定はさらに、ケグ内の圧力が、例えば別のシステム動作パラメータに従って不変に維持される場合も含むことに留意されたい。
上記の例によれば、制御手段72は、泡の存在を示唆する手段から情報を受け取って、パーシャライゼーション手段22に設定コマンドを送信できる。しかしながら、制御手段が、パーシャライゼーション手段22の代わりに、またはパーシャライゼーション手段22に加えて、補償手段80(本明細書の他の部分で論じるような)に、設定コマンドを送信する場合もまた想定可能である。言い換えると、多くの泡が検出され過ぎた場合、パーシャライゼーションの調整の代わりまたはそれに加えて、分配中に、補償弁によって流量を減らして、それによりライン内の圧力を増加させてもよい。よって、上記は補償手段にも適用可能である、すなわち、上記を、パーシャライゼーション手段を補償手段と置換することによって(または教示を両方に適用することによって)適用することが可能である。
さらに、第2の実施形態(およびその変形形態、また、任意選択的な形態)を参照して、制御手段がパーシャライゼーション圧力を設定することが説明されているが、図には示していない別形態では、制御手段は、押圧手段の圧力を設定するような方式に構成されてよく、その場合押圧手段は、パーシャライゼーション手段(これまでに説明したような)と、ケグ/容器の下流に配置されたポンプの間に少なくとも1つを含む。そのような場合、説明してきたことは、ライン内の泡の形成を回避または制限するために、ポンプによって提供されるパーシャライゼーション圧力および/または押圧圧力を変えることによって到達され得る。
任意選択的に、容器内の望ましい圧力P10は、飲料の飽和圧力値と最大圧力値の間に含まれる値であり、飲料の飽和値は、容器内部の温度での液体内のガスの飽和状態に対応する値であり、最大圧力値は、好ましくは容器内部の温度での最大既定値に対応する値である。例えば、最大既定値は、平均季節温度および/または飲料の特性に基づいて決定された校正曲線に属する値であってよい。校正曲線は、従来技術のシステムでは校正が、例えば、飲料の特性に基づいて年間のうちの所与の季節に向けて実行されたことを示す機械的曲線という用語で示されてもよい。したがって、デバイス92は、ケグ内部の圧力を、以下にさらに詳しく示すように、導管内で泡の存在の示唆に直接基づいて、飽和曲線と機械的曲線との間で連続的におよび/または離散的に自動的に変えることが可能である。
任意選択的に、上記のデバイス92において、制御手段72は、容器内の望ましい圧力P10を、容器内の飲料の温度、容器内に収容された飲料のタイプおよび泡の存在の示唆に基づいて決定するように構成される。したがって、そのような場合、そのタイプの飲料に対して、ケグ内に存在する温度に対応する飽和圧力より上の所与の圧力が選択されるように、ケグ内の圧力を泡の存在に従って設定することが可能である。したがって、飲料の最適な分配が達成され得る。
任意選択的に、ここで論じられるデバイス92において、制御手段は、パーシャライゼーション圧力を、容器内の望ましい圧力P10と、導管内の泡の存在における変動の示唆に基づいて設定するように構成される。容器内の望ましい圧力P10は典型的に、所定の分配条件(上記をさらに参照)を満たすために必要な最小圧力であるが、それは、所与の期間中に所与の量の飲料を分配するために可能な限り少ないガスを使用したいからである。導管内の泡の存在における変動の示唆は、一例において、一組の値によって表されることができ、それは例えば、「1」(存在しない泡の値を示唆する、または、許容される量で存在する泡の値を示唆する)と、許容できない泡の存在を示す値「5」の間に含まれる値である。コントローラ72は、示唆1または2が存在する場合、ケグ内の圧力P10を不変に維持するように構成され得るのに対し、コントローラは、泡の存在の示唆が3乃至5の範囲の値を有する場合は常に、減圧弁を作動させることによってケグ内で異なる圧力が設定されることを可能にする。当業者ならば認識するように、値は単に例である。
任意選択的に、泡の存在の示唆は、導管内で圧力変動システムを作動させる作動値を含み、変動システムは、導管に沿って配置され、飲料の液体成分の少なくとも一部を導管内に供給するように構成される。一例において、これは上流逆止弁を備えたピストンによって表されるが、本発明は、上記で説明したように、この例に限定されない。
任意選択的に、泡の存在を示唆する手段32は、前記飲料の液体成分の一部を前記導管内に供給するのに適したピストンを備え、そのような場合、泡の存在を示唆する手段32は、ピストンの作動値で、導管内の所定圧力P40に達することができない場合に泡の存在の示唆を生成するように構成される。別法として、泡の存在の示唆は、ピストンの1つの所与の作動値と、または上記で説明したように複数の作動値と、関連付けられてもよい。任意選択的に、ピストンによって生成される作動値は、導管内の圧力を表す各試みに関して、または各動作サイクルに関して実行されるいくつかのストロークを含み、サイクルは、導管内の圧力を変えるというコントローラのコマンドを受けて開始するように構成される。実行されるストローク数は必ずしも整数でなくてもよく、非整数(比、すなわち分数)であってもよい。この試みは、ストローク数または、各作動コマンドに関して実行される最大ストローク数に係わらず、圧力を変える(例えば、液体を導管内に導入することによって)ために、ピストンが制御される時間間隔としても定義され得る。例えば、試み(またはサイクル)は、ピストン、または一般に圧力変動システムが、導管自体における圧力を増加させようとして液体を導管に導入するために、または一般に導管内の圧力を管理する異なるシステムの場合に導管内の圧力を上昇させるために制御される特定の瞬間を指す。
任意選択的に、泡の存在を示唆する手段32はさらに、導管内の泡の存在における変動の示唆を、導管内の圧力の圧力を増加させる異なる試みに対応する値などの、ピストンの複数の作動値に基づいて生成するように構成される。実際、ピストンがサイクル毎に閾値を超える回数のストロークを用いる場合、ピストンが、単一のサイクルでより少数のストロークを実行する場合よりも、より多量の泡の示唆があることになる。したがって、ピストンストロークの数は、導管内に存在する泡のレベルの示唆と(必ずしもというわけではないが)直接関連し得る。代替的に、ストロークの数は、同様に経験的に計算され得る補正率の存在に基づいて、導管内に存在する泡のレベルに対応させてもよい。任意選択的に、制御手段72は、分配手段の状況に係わらず、泡における変動の示唆が確実である場合に、パーシャライゼーション圧力P22を、容器内の望ましい圧力に基づいて設定するように構成される。泡における変動が確定的であることの示唆は、ライン内により多くの泡があるという傾向を示し、ピストンの例では、より高い泡の率または試み毎により多数のストロークによって表され得ることが観察される。以下に一例でさらに示すように、分配手段の状況に係わらない圧力のパーシャライゼーションの事例も可能である。
任意選択的に、パーシャライゼーション圧力を設定することは、泡における変動の示唆が否定的(negative)またはゼロである場合、分配手段が分配状況にある場合、および容器の圧力が望ましい圧力を下回った場合にパーシャライゼーション圧力を維持することを含む。また、以下に一例でさらに示すように、泡がない、または泡が僅かであることをピストンが示唆する場合、ガスは分配中(すなわち、分配手段が開放している場合)にのみ、または圧力が既定値を下回った場合にのみ導入される。望ましい圧力は、ケグの圧力を指し、上記で論じたように、ガスの使用を最小にするために、所定の分配状態を得るための必要な最小圧力を示す。
任意選択的に、パーシャライゼーション圧力を設定することは、泡における変動の示唆が否定的またはゼロであり分配手段が非分配状況にある場合にパーシャライゼーション圧力P22を不変に維持することを含む。つまり、パーシャライゼーション圧力は、少なくとも飲料が分配状況ではない場合に、導管内の泡が許容可能である、または許容可能なレベルに低減されたことが確実である場合に、不変な状態を、したがってケグ内の圧力を保つ。この場合、現在設定されているパーシャライゼーション圧力が望ましい圧力を超えている場合、システムは、ケグ内で望ましい圧力に達するまで、または、ゼロの示唆まで、または、減少する泡が、過度もしくは増加する泡に変わるまで、圧力を降下(分配中にでも)させる。
第2の実施形態は上記で、デバイス92に関して説明された。しかしながら、別の実施形態も、液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の現場での分配のためのデバイス92を制御するための方法(図7)に関して説明され、その場合、デバイス92は、飲料を分配するための分配手段60を備えている。この方法は、導管40によって飲料を分配手段60に供給するステップS710と、前記導管内の泡の存在の示唆を提供するステップS720を含む。さらに、ステップS730で、ガス状物質は、飲料を得るために必要な少なくとも液体を収容するのに適した容器10内に、パーシャライゼーション圧力P22で導入される。ステップS740で、容器内の望ましい圧力P10が、泡の存在の示唆に基づいて決定される、言い換えると、例えば導管内の泡の存在を低減するなどの目的で、泡の存在の示唆に基づいて、容器内でどの圧力を設定すれば最も適切であるかに関する決定がなされる。ステップS750で、パーシャライゼーション圧力P22は、容器内の望ましい圧力P10、分配手段60の分配状況、および導管内の泡の存在における変動の示唆のうち少なくとも1つに基づいて設定される。次に、導管内の泡の存在における変動は、泡の存在の示唆に基づいて、特に、泡がどのように展開するかに基づいて、または、泡の有り得る展開の推定に基づいて決定され得る。
任意選択的に、パーシャライゼーション圧力を設定するステップは、パーシャライゼーション圧力を、容器内の望ましい圧力と導管内の泡の存在における変動の示唆に基づいて設定することを含む。
第2の実施形態によるデバイスに関して記載した上記の考察、ならびに第1の実施形態およびその変形形態に関して言及した内容は、この別の実施形態による方法にも適用される。
第2の実施形態は代替的に、プログラムがコンピュータ上で実行される場合に、方法およびその変形それぞれのステップ、また、上記の実施形態で説明したオプションのステップをも実行するのに適した命令を含むコンピュータプログラム(例えば汎用電子デバイスで実装される)の形態で説明され実装され得る。
さらに、第2の実施形態は代替的に、コンピュータ可読媒体の形態で説明または実装されることができ、前記媒体は、プログラムがコンピュータ上で実行される場合に、方法およびその変形それぞれのステップ、また、上記の実施形態で説明したオプションのステップをも実行するのに適した命令を含む。
例えば、圧力制御アルゴリズムにおいて、固定、離散ステップで動くことによって、望ましい圧力と最大圧力の間でシフトすることが可能である。二分法では、固定点間でシフトする変わりに、新たな圧力値が、現在の圧力と、移動先の最終圧力との間の平均点として決定される。システムがP1にあって圧力が増加される必要がある場合、P1+(Pmax−P1)/2に行き、圧力が減少されなければならない場合、P1−(P1−Pmin)/2に行く。ニュートンラプソン法は、推定最適値を定義するために最適化されるべき関数の導関数に基づいた異なる最適化法である。
従来技術では、ケグ内に存在する圧力は、例えば減圧弁を調節することによって制御可能であり、これは、ケグ内に存在する温度に基づいてなされた。しかしながら、そのような周知の解決策は、特に、非常に長い飲料ラインを備えたシステムにおいて、泡の形成を制限または低減する効果はなかった。実際、観察から推測されるように、そのような技法は、泡の形成を防止するなどのために、完璧なパラメータの設定、とりわけ、実際には不可能なものである、ラインを冷却するためのシステムの完璧な効率を想定する。さらに、何らかの理由、例えば、集中的な使用により冷却システムの効率が落ちる一時的な段階において、泡が発生した場合、同じ既知のシステムは、外部からの介入なしに泡を除去する能力がない(泡に対抗するために押圧を適合させる能力がない)。対照的に、本発明の解決策によれば、ライン内の泡の存在が検出され、ケグ内の望ましい圧力値が、ライン内に泡が存在するか否かに基づいて設定される。設定された圧力は、減圧弁が即座に作動されることを意味せず、実際、減圧弁も、ガスの節約と泡の低減または排除を同時に得るために、泡の増減または分配状況または設定圧力に対するケグ内の圧力の状態などの他のパラメータに基づいて制御される。言い換えると、泡の形成の現象を低減または排除しガス分量を節約しながら、システム自体に対する大きな変更の必要が一切なく、システムの最大ポテンシャルを得ることが可能である。
第2の実施形態は、ケグ(ビールに関してであるが、他の飲料にも同じ考察が適用される)内の圧力を制御するためのこの例示的アルゴリズムによっても説明され得る。
入力データ
−タップ状況(開、閉)
−ケグ温度
−ビールのタイプ
−ポンプのok/フェイルの数(第1の実施形態に関して説明したアルゴリズム)
−第3の実施形態に関して以下に詳しく示すアルゴリズムからの警告(yes/no)
出力データ/コマンド
−圧力はケグ/減圧弁内で維持される
アルゴリズムBの動作
ケグ内のケグ内のビールの温度が定義されると、ケグで設定されるべき圧力が、従来型システムが働く圧力であるPmaxと、読み取られた温度での特定のビールの飽和圧力であるPminの2つの値の間で移動して計算される。
例:より大型のビールの曲線は、温度−圧力デカルト平面が点を通過する事実上の直線である。
℃ バール
0.0 0.6
20.0 2.0
40.0 3.5
Pmax−Pminの間隔は5つの点に分割され、それらは等分に離間していても等分に離間してなくてもよく、ここではDP=(Pmax−Pmin)/4によって定義される5つの圧力値があると想定する。5つの圧力値は、1(Pmin)から5(Pmax)まで変動するインデックスによって定義される。
新たなケグの開始時に、制御はPmin+DP、インデックス2に設定される。各ビールが分配された後で、流れでタップを開閉し、上記のアルゴリズムAは、ポンプが、ライン圧力を設定値(4.5バール)に復元することに成功したか否かによって、「ok」または「フェイル」を送信する。「ok」が3回続く毎に(3回の分配動作にわたりポンプが第1のサイクルにおけるラインの圧力を復元することに成功する)、設定圧力値はDP分減少され、インデックスは、Pmin、インデックスi=1に達するまで1単位分減少される。「フェイル」が5回続く毎に、設定圧力値は、Pmax、インデックスi=5に達するまでDP分増加される。推測されるように、ピストンは泡の存在に関する情報の源である。
インデックスの値が変わる度に「ok」と「フェイル」はゼロにリセットされ、「フェイル」毎に「ok」はゼロにリセットされる、または「ok」毎に「フェイル」はリセットされる。
したがって、インデックスの減少を得るために、3つのビールが分配されなければならず、また、ピストンは第1のサイクル(ライン内に液体のみがある)において圧力の復元を3回成功させなければならず、インデックスの増加を得るためには、ビールが分配された後で、ポンプが5回の連続したサイクルにわたりライン内の圧力を復元することに成功しなければ十分である。
ケグ内で新たなビール温度が検出された場合、PmaxおよびPminの値は変わるが、インデックスiの値は変わらない。
設定されるべき圧力が定義されると、減圧弁は以下に説明するように制御される:
−インデックスiが不変または下方に変動すると、減圧弁は、タップが開いている場合(分配ステップ)にのみ、およびケグ内の圧力が設定値未満に降下した場合にのみケグ内へ圧力を導入する。システムが分配状況にない場合(タップが閉じている)、ケグ内の圧力に係わらず、減圧弁は介入しない。
−インデックスiが上方に変動すると、すなわち、ライン内の初期の泡により圧力を上昇させる必要がある場合、減圧弁は、タップの状況に係わらず、インデックスが変動すると直ちにケグ内の新たな圧力を復元する。
圧力値は、一旦上昇すると、上記で説明したような挙動に戻る。
明らかに、パーシャライゼーション手段は以前にも説明したように、1つ以上のパラメータに基づいて制御される。
本実施形態と例による動作は、温度が横に、圧力が縦にプロットされる図を示す図16を参照して説明されることもできる。曲線Cは、例えば上記の例のようなビールである飲料の飽和曲線を表す。代わりに、曲線Cは、温度が変動するにつれ許容可能な最大の圧力値を表す点の組である限界曲線を表す。限界曲線Cは、飲料が楽しめるのに望ましいと判断される特定の特性を依然として保持している所与の温度(例えば、曲線Cで示されるより大きい圧力では、飲料は特定の感覚刺激性特性を失い得る)での最大圧力に基づいて設定され得る。この曲線は経験的にも決定され得る。さらに、曲線は飲料に、またはその飲料の族に特定的であり得る。第1の推定として、全てのガス含有飲料に対して適用される1つのデフォルト曲線を考慮することも可能である。さらに、この曲線は、飲料の望ましい特性に基づくことの他に、デバイスの動作条件、例えば、曲線Cがシステムコンポーネントの最大動作圧力を決して超過しないというような条件によって決定され得る。図において、曲線Cは直線であるが、圧力を温度に関連付ける任意の関数または曲線(例えば表による等の、離散形式で表されてもよい)であってもよい。校正が手動で、頻繁でなく実行される従来の機械式システムにおいて、限界曲線は典型的に破線C’で表されることにも留意されたい。校正が変更されると、破線C’は下降または上昇する。図16の例に戻ると、曲線CLの飽和圧力と最大圧力の間の間隔はこの例において5つの間隔に分割され、結果として5つのインデックスi=1,2,…,5が形成される。最初の条件として、ケグ内の温度をP10’に等いものと想定し、その瞬間にインデックスが読み取られる導管40内の圧力を、例えばi=4であると想定する。この状況において、インデックスは、上記で説明した実施形態に従って増加または減少するが、アルゴリズムBの例も参照されたい。対照的に、インデックスが値i=2に降下すると、デバイス(例えば、コントローラによって)は、ケグ内の圧力に置ける増加をもたらし得るため、先ずP10’より大きい第1の圧力P10’’が計算され、次に、ケグ内の圧力を値P10’’にするべく、ケグ内にガスがより多く入ることを可能にするために、減圧弁が制御される。この新たな値は、飲料を、泡が生じ得る状態から乖離させることを補助し、インデックスiは結果としてケグ内におけるより大きな圧力の結果として変動し得る。インデックスiが増加した場合、例えば、ケグ内の圧力の増加の結果として3に増加した場合、システムは、ケグ内の圧力を設定する新たな値P10’’’(図示されないが、P10’とP10’’の間に含まれる)を計算できる。明らかに、この組み合わせた動作によって、ガスの使用を最小化しながら安全を保つことが常に可能である。例は、インデックスiの特定の値で説明されてきたが、説明されてきた内容は明らかにこの例に限定されず、実際、1とNの間の値の任意の間隔に適用され、値iに依存して、ケグ内の圧力への非介入の1つ以上の閾値がある。あるいは、例えば、二分法またはニュートンラプソン法などの既知の最適化方法によって新たな圧力が計算され得る。
ここで図8を参照して、液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の現場での分配のためのデバイス94に関する第3の実施形態について説明する。別段示さない限り、上記に記載したのと同じ考察が以下でも同様に適用される。デバイス94は、分配手段60と、導管40と、圧力および/または流量補償手段80と、測定手段(例えば、圧力および/または温度を測定するための)82と、制御手段74を備える。導管は分配手段60に飲料を供給することができ、導管40を、飲料を得るために少なくとも液体を収容するのに適した容器10に接続するための接続手段11を備えている。圧力補償手段80は導管40に沿って配置され、飲料の流量を変動させるように構成されている。飲料の流量における変動は、補償手段の上流の圧力のそれぞれの反比例に対応し、したがってこの圧力も、正に補償手段で読み取られることによって、補償圧力と呼ばれる(余分ではあるが、本明細書において、導管内で液体とガスが別個の位相で共存する状況、ならびに導管内で液体が溶解したガスを有する、したがって単相である状況をしばしば論じることにも留意されたい)。特に、飲料の流量における増加は補償圧力の減少に対応し、また、飲料の流量における減少は補償圧力の増加に対応する。さらに、補償手段は好ましくは分配手段60に可能な限り接近した導管40の端部に配置され、実際補償手段の下流にあり、分配中、飲料の圧力はかなり低下して、結果として泡の形成のリスクをもたらし、それが、補償手段をタップ近傍に配置することがより便利且つ有利である理由であることにも留意されたい。
測定手段82は、圧力補償手段80での飲料の温度測定と圧力測定を生成するように構成される。「での」とは、飲料の温度と圧力の両方が、補償弁の内部またはその近傍で、好ましくはその後ではなく直前に、測定されることを意味する。温度測定と圧力測定は、それぞれのセンサによって測定された実価、または実行された測定に関する対応する率を表し得る。
制御手段74は、温度測定に対応する飲料の圧力測定と飽和測定の間の比較に基づいて飽和情報を生成するように構成される。言い換えると、温度測定に基づいて、飲料の飽和圧力を導出することが可能であり(例えば、飲料が既知であれば、または、デバイスから分配される飲料の推定値を想定して)、飽和圧力が一旦計算または決定されると、例えば、こうして計算された飽和圧力から圧力測定を差し引くことによって飽和情報を得ることが可能である。このように飽和情報は、補償弁近傍の飲料の圧力が、補償弁近傍の飲料自体の飽和圧力とどの程度の度合いで偏差しているかを表し、よって、結果として泡の形成を伴う、分配中に液体からガスが放出される可能性の示度を表す。飲料が導管40全体において最低圧力と最高温度を有するため、この点が最も臨界であることを考慮すると、これらの測定は、分配中の初期の泡の可能性があるか否かに関するライン全体の安全状態の示唆を与える。
このように制御手段74は、分配手段が分配状況にある場合に飽和情報に基づいて飲料の流量における変動を決定するように構成されている。よって圧力補償手段80は、制御手段74によって決定または計算された流量における変動を適用するように構成されている。
言い換えると、分配中の任意の所与の瞬間、および補償弁近傍において、飲料が飽和条件から如何に乖離しているかを示す飽和情報に基づいて、補償弁は、明らかに、ライン内の望ましい公称流量と、最小許容流量の間で動くことによって泡の形成を回避または減少するために、飲料の流量を変えてから安全な状況に戻すような方式で制御される。例えば、おそらくマージン率の存在故に測定された圧力が飲料の飽和値以下であり(測定温度において)、流量が(任意選択的に)許容最小値を超える場合、デバイスは、安全の条件をうまく復元できるまでまたは最小流量に到達するまで、または分配中の飲料の検出飽和条件が変化するまで、飲料流量を減少することによって反応する。言及した流量における減少は、補償弁近傍の圧力の増加をもたらし、よって、その上流の回路における圧力の増加ももたらす。この圧力における増加(流量の減少の結果として)は飲料を十分に高圧にして、飽和圧力から乖離させ、よって、泡の形成を回避または減少するなどをもたらす。測定された圧力が飽和圧力よりもかなり大きく、例えば、飽和圧力に第2の閾値マージンを付加したものより大きく、流量(任意選択的に)が公称流量未満であった場合、デバイスは、流量を公称値に戻すために増加させることによって反応してよい。このように、泡が全く形成されないことを確実にするために、流量は、測定された圧力が、飽和圧力プラス第1の安全閾値以上に留まるまで増加され得る。
任意選択的に、上記の事項に基づいて、一例では、飲料の流量における変動を決定することは、例えば、より低い閾値の存在に基づいて、圧力測定が飽和圧力(測定温度における)以下であることを飽和情報が示す場合、飲料の流量を減少させ、よって補償手段での飲料の圧力における増加を得ることを含む。より低い閾値はゼロに等しい値を取り得る。
別の例によれば、飲料の流量における変動を決定することは、飲料の流量を増加させ、よって補償手段での飲料の圧力における減少を得ることを含み、この事例は、より高い閾値の存在に基づいて、圧力測定が飽和圧力(測定温度における)以上であることを飽和情報が示す場合に想定される。より高い閾値は、より低い閾値以上である。
任意選択的に、制御手段74は、あり得るマージンの存在に基づいて、圧力測定が飽和圧力以下であることを飽和圧力情報が示す場合、また、適用される流量が許容最小値に等しい場合に、警告信号を生成するように構成されている。
任意選択的に、デバイス74は、分配手段60を介した、また、所定の分配条件に則した飲料の分配を可能にするための十分な押圧を飲料に印加するための押圧手段20、20’を備えている。
任意選択的に、デバイス94の制御手段74は、あり得るマージンの存在に基づいて、圧力測定が飽和圧力以下であることを飽和圧力情報が示す場合、また、適用される流量が許容最小値に等しい場合に、押圧手段に押圧を増加させるように構成されている。
第2の実施形態をデバイスに関して説明してきた。しかしながら、解決策は、液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の現場での分配のための方法に関する別の実施形態によっても説明され得る。制御方法が適用されるデバイス92は、飲料を分配するための分配手段60を備える。
したがって方法は、導管40によって飲料を分配手段60に供給するステップS910と、圧力補償手段80にて飲料の温度測定と圧力測定を生成するステップS920を含む。好ましくは、圧力補償手段80は分配手段の近傍に配設され、飲料の流量を変動させるために、よって、補償手段での飲料の圧力と反比例するように配設される。
ステップS930において、飲料の温度測定値と圧力測定値が生成され、温度と圧力は両方とも、補償手段80で読み取られた値である。測定は好ましくは分配中に、連続的に、または特定の既定時間間隔で実行され、既定間隔は可変であってもよい。ステップS930で、圧力測定値と、温度測定値に対応する飲料の飽和圧力の間の比較に基づいて飽和情報が生成される。言い換えると、飽和圧力は温度測定に基づいて決定および計算されることができ、おそらくは補正率の存在に基づき圧力測定から飽和圧力を差し引くことによって飽和情報が決定され、それは、飲料の現況が、飲料の飽和状態から如何に乖離しているかを示している。
ステップS940において、飲料の流量における変動が、特に、または好ましくは分配手段が分配状況にある場合に、飽和情報に基づいて決定される。実際、分配状況において、飲料の圧力において変化が生じる可能性があり、結果として泡が形成される可能性がある。ステップS950において、流量における変動を決定する先行ステップS940において決定された流量における変動が、圧力補償手段80によって適用される。方法は、上記デバイスまたはその部品もしくはオプションの特徴の動作に関するその他のオプションのステップを含んでよい。さらに、第2の実施形態は、コンピュータプログラム、またはコンピュータプログラムを実行させるための命令を含むコンピュータ可読媒体によっても説明され得る。
本説明の当初で説明したように、周知の分配システムでは、例えば季節の変わり目に、または日常的に、特定の移行状況を補償するために、手動で校正される補償弁があり得る。本発明は、他の考察に加えて、補償弁自体の近傍の液体の温度および圧力条件に基づいて、補償弁への自動制御を実装することが可能であるという認識に基づいている。特に、補償弁の流量を変えることによって、ライン全体に沿った圧力を反比例で変化させ、それによって泡の形成を回避することが可能であるということが認識されている。例えば、測定された圧力が飽和圧力より低い(または飽和圧力プラス下マージンよりも低い)事態が発生したとすると、補償弁は流量を減少させ、よって、ライン全体に圧力増加をもたらし、それによって泡の形成を回避または低減することを可能にする。そのような作動は、分配時間の延長をもたらし得ることに留意されたく、分配の時間の延長は典型的に望ましくはないが、泡の形成のあり得る低減から派生する利点は、分配時間の可能な延長を妥当化することがわかっている。さらにそのような制御で、通常の動作システムにおいて、後続のビールがより低温でタップに到達するため、第1のビールのみが特に低速化されて分配される。
他方、補償弁近傍の圧力が、飽和圧力に上マージンを加算したものに対応する値以上になった場合、補償弁は流量を増加させて、それにより分配時間を短い時間に戻してもよい。さらに、補償弁が、事前に設定された最小流量に達する程度に閉じた場合、警告信号が生成されることができ、その結果デバイスは、例えば他の実施形態で論じたように減圧弁の開度を増加させることによってケグの圧力における上昇を生じさせ得る。当業者には明白であるように、あらゆるタイプの圧力補償弁が使用に適している(この実施形態およびその他の実施形態両方において)。例えば:電動機によって駆動される、円錐形または台形の断面を有する補償弁(必ずしもそうでなくてもよいが、例えばステッパモータ)。補償手段は一般に、内部を通過する流体の流量を変動させることが可能な、任意の他の電気的に駆動可能な手段によって表され、それは例えば、補償弁の2つの部分/面の相対運動の結果として形成された開口部に変動を導入することによってなされ、その開口部を介して、流体が流れ、補償手段はさらに、その開口部が適切な電気信号によって変調される(例えば、PWMに従って変調される等)ソレノイド弁によって表される。
第3の実施形態は、タップから出て来るビールの流量を調整するためのこの例示的アルゴリズムによっても説明され得る(これはビールに関するが、同じ考察が他の飲料にも適用される):
入力データ
−タップ状況(開、閉)
−タップが開いた状態での補償弁入口P.[バール]
−タップが開いた状態での補償弁入口T.[℃]
−最小および最大許容流量
出力データ/コマンド
−ビール流量、警告(yes,no)/補償弁
アルゴリズムCの動作
アルゴリズムCは好ましくはタップが開いた状態で、ビールの流れが検出されるときに作動する。この条件下では、アルゴリズムCは補償弁入口でのビール圧力と温度を測定して、圧力が測定温度でのビールの飽和値以上であることを絶えず検証する。そうでない場合、アルゴリズムCは、安全値または飽和値に戻るまで流量を減少させる。システム内で最小許容流量に達しても、圧力直が依然として飽和値よりも低い場合、アルゴリズムは制御手段に確定的な警告信号を送信し、それはケグ内に設定された圧力率の値を一単位分、即座に増加させる。
流量が完全にまたは部分的にでも減少されると、アルゴリズムは、補償弁での圧力および/または温度変動毎に、最大許容流量に向けて戻り得るかを査定する。
したがって、このアルゴリズムはアルゴリズムBと並列に稼動でき、印加された最小流量での泡の臨界条件の極限事例においてアルゴリズムBと相互作用する。
タップが閉じたと検出されるとすぐに、アルゴリズムは消勢される。
ここで図10を参照して、液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の現場での分配のためのデバイス96に関する第4の実施形態について説明する。別段示さない限り、上記に記載したのと同じ考察がここでも同様に適用される。デバイス96は、分配手段60と、圧力補償手段86と、測定手段(例えば、圧力および/または温度を測定するための)88と、制御手段76を備える。分配手段60は、導管40によって分配手段60に供給される飲料を分配するように構成される。導管は、飲料自体または、少なくとも飲料を形成するために必要な液体を収容するのに適した容器に接続されるように、または接続可能に構成されており、それについては上記も参照されたい。圧力補償手段86が、好ましくは分配手段60の近傍に、または直接接続されて、導管40に沿って配置され、P82として示す対応する補償圧力を得るために、飲料流量のパーシャライゼーションを設定するように構成される。補償圧力P82は正確な近似で、ゼロ流量で補償弁入口と出口で同じであると見做され得る。補償手段に関するさらなる詳細に関しては、上記で説明した内容を参照されたい。
測定手段88は、圧力補償手段86での温度測定値を生成するように構成されている。
制御手段は、分配手段が非分配状態にあるときに、圧力補償手段が温度測定に基づいて決定された事前パーシャライゼーション値に等しい流量パーシャライゼーションを設定するように圧力補償手段を制御するように構成されている。特に、制御手段76はコマンドをいつでも送信でき、例えば再び計算されたときに、連続または反復して(例えば、リアルタイムで、または一定の遅延後)、コマンドを送信できるが、事前パーシャライゼーションは実際には、非分配状況の存在においてのみ補償手段に適用される。例えば、飲料の分配中にコントローラが事前パーシャライゼーション値を送信した場合、補償弁は、飲料の分配が完了するまで事前パーシャライゼーションを適用しない。別の例では、コントローラは、飲料分配が全く進行していないことを検証した後にのみ事前パーシャライゼーション値を送信する。事前パーシャライゼーションとは、最大開きまたは最大構成可能流量の状態に相対した補償手段の事前閉鎖を意味する。したがって、事前パーシャライゼーションとは、事前パーシャライゼーションに対応する流量が、補償弁によって許容される最大流用より低くなるような方式で補償弁を設定するということを意味する。既知のシステムにおいて、タップは開閉するために電子作動下でも駆動されることができるか、または上記で示したように、タップは分配中に、すなわちタップの開放後に、流量を変動させるために修正されることができる。しかしながら、補償弁が分配中に自動制御されても、例えば、補償弁が自動起動される時間における遅延により、泡の形成は起こり得ることが観察されている。したがって、タップが開放したときに補償弁が既に限定された流量値に設定されていることを保証することによって、泡の形成は減少または回避され得ることが観察されている。特に、補償手段近傍または補償手段内部の飲料の温度により、得られる補償圧力が飽和圧力よりも十分に高くなるように、流量または対応する補償圧力(流量の増加は補償圧力の減少に対応し、また、流量の減少は補償圧力の増加に対応することを踏まえて)を生成するなどのための補償弁の事前閉鎖を決定することが可能である。したがってこれが、泡の形成の回避または少なくとも防止を可能にする。例えば、第3の実施形態を参照して上記で説明したように補償弁が自動制御されると、所与の過渡期Ttに対する事前パーシャライゼーション設定を維持することが好ましく、前記時間間隔は自動制御システムの応答時間に基づいて決定される。言い換えると、事前パーシャライゼーションは設定されてタップが開いた瞬間から、タップの開放から、有り得る自動制御アルゴリズムがその効果を発揮し始める時間の間にわたる時間間隔の間維持される。言い換えると、本認識は、タップでの温度設定が既知になると予防的に働くことを可能にする。これは、例えばケグの圧力などの他のパラメータと組み合わせられてもよい。流れが停止されるとケグの圧力が、温度が測定される位置の圧力を決めるとすると、飽和の状態に関する情報を得ることが可能である。その上、補償弁の所与の部分に関するケグ内の押圧は、タップが開いた状態で流量がどの程度になるかを決め、よって、補償弁の手前の圧力がどの程度かを決め、よって、開放前に、ゼロ流量臨界条件で読み取られている温度での補償弁の位置が、タップが開くとすぐに発生して、前述のように、予防的事前パーシャライゼーションを適用するか否かを知ることが可能となる。上記の説明のさらなる例示として、実際、タップを開けると一般に圧力降下を引き起こし、開放前の圧力が飽和圧力に近い場合、圧力降下が飲料を飽和曲線未満にさせ、よって泡を生成する危険があることに留意されたい。しかしながら、補償弁の閉鎖を予め設定することにより、この影響を防止し得る。さらに、好ましくはタップが閉じているときに導管に沿った温度を、ケグ内の設定流量および圧力などの他のパラメータとともに測定することによって、開放時の臨界状態の発生を予測することができ、よって、開放前に流量を予防的に減らすことによってそのような臨界状態を防止し得る。
任意選択的に、事前パーシャライゼーション値は温度測定に正比例しても、または、分配対象の飲料に関する飲料の特定のタイプまたは特定の飲料の曲線または汎用表に基づいて温度測定と一対一対応であってもよい。このように、事前パーシャライゼーションによって、補償弁近傍および導管内の圧力を、測定温度に対応する飽和圧力に基づいて設定することが可能である。
任意選択的に、制御手段74は、分配手段が分配状況に切り替わったときに事前パーシャライゼーション値を減少させるように構成される。分配は、漸次であっても急激(すなわち直ちに)であってもよい。こうして事前パーシャライゼーションの効果が消滅して、補償弁が自動制御されていれば、おそらく変動に基づいて補償弁流量が公称流量になる。補償弁が、事前パーシャライゼーションに至る自動制御とは乖離した他の自動制御に基づかない場合にも、本発明はうまく働くことを、余分ではあっても指摘しておく。
第4の実施形態を、デバイスを参照して上記で説明した。しかしながら、同じ実施形態を、液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の現場での分配のためのデバイス96を制御する方法に関して説明することもでき、デバイス96は、飲料を分配するための分配手段60を備えている。したがって方法は、導管40によって飲料を分配手段60に供給するステップS1110と、圧力補償手段86で飲料の温度測定を生成するステップS1120を含む。ステップS1130において、圧力補償手段86は、分配手段60が非分配状況にある場合に、流量パーシャライゼーションを、温度測定に基づいて決定された事前パーシャライゼーション値に等しく設定するように制御される(例えば適切な制御手段によって)。流量の事前パーシャライゼーションは、圧力補償手段86近傍の補償圧力における変動をもたらす。すなわち、他の実施形態を参照して上記で論じたように、流量における変動は、補償弁での圧力の反比例をもたらす。
第4の実施形態は、プログラムがコンピュータで動作する場合に、デバイスに関する説明からも推論できるように、上記で説明した方法のステップ、またはその変形または任意選択的な付属ステップを実行するのに適した命令を含むコンピュータプログラムに関して説明され得る。
さらに、本実施形態は、液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の現場での分配のためのシステムに関して説明されることもでき、システムは、前記飲料を収容するのに適した容器10と、上記で説明したデバイス96を備える。
第4の実施形態は、タップが閉じた状態で補償弁の位置を調節するためのこの例示的アルゴリズムによっても説明され得る(これはビールに関するが、同じ考察が他の飲料にも適用される):
入力データ
−タップ状況(開、閉)
−タップが閉じた状態での補償弁入口T.[℃]
出力データ/コマンド
−ビール流量における減少/補償弁
アルゴリズムDの動作
アルゴリズムDは、ビールの流れが検出されるときに、タップが閉じた状態で作動し、タップが開いた状態で消勢される。タップが閉じているとき、アルゴリズムDは補償弁入口でのビール温度を絶えずチェックし、温度が増加すると、所与の閾値を超えた流量の漸次予防的減少を設定する(補償弁の事前閉鎖)。
例:5℃未満のTでは減少なし;5℃を上回ると、5℃毎に0.5リットル/分の流量の減少。したがって、3℃で2.5リットル/分である場合、7℃では2.0リットル/分、11℃では1.5…となり、温度が上昇する場合には逆の事態となる。
図12は、種々の実施形態が個別に、または2つ以上組み合わせて実装され得るデバイスの例を示す。特に、上記で説明した制御手段を例示するコントローラ9があり、コントローラ9は上記で提示した1つ以上の制御を実行するためのプロセッサとメモリを含む。ユニット10は、例えばピストンによって例示される圧力変動手段を模式的に表し、圧力変動手段は情報とコマンドを交換するためにコントローラ9と連通する。減圧弁3も同様にコントローラと連通し、それにより、上記で説明したように作動する。圧力下のガスを収容したシリンダー2は押圧手段の一例である(押圧手段は、タンクと減圧弁が合体したものとも理解され得るが)。補償弁7/8も、圧力の補償を実行するために、および/または上記で説明した事前パーシャライゼーションを実行するためにコントローラと連通する。さらに、完全を期して他の構成要素が示されている。
図13は、上記で説明したアルゴリズムのうち1つ以上を、逐次および/または並列で実行するために必要な命令を記憶するためのメモリ1330と、プログラム命令を実行するためのプロセッサ1320と、例えば、補償弁、圧力変動手段(ピストン)および/または減圧弁などの他のシステムコンポーネントと連通するためのインターフェース1310を備えたコンピュータ1300のブロック図である。
図14は、一例によるシステムの構造的詳細の全体図を示す。図15Aは、ケグとタップの間で導管に挿入されるピストンの拡大図を示し、図15Bは、ガスタンクと飲料容器の間に配置された減圧弁の拡大図を示し、図15Cは、好ましくはタップ近傍に配置されたステッパモータによって駆動される円錐型補償弁の拡大図を示す。
上記の実施形態は例えばデバイスに関して説明された。しかしながら、同じ内容が、方法、コンピュータ、システムおよびコンピュータ可読媒体に関しても説明され得る。したがって、デバイスに関して記載されたあらゆる考察は、それぞれ方法、コンピュータ、システムおよびコンピュータ可読媒体にも有効であると理解されるべきである(逆も同様である)。
さらに、圧力変調手段などの用語にも言及してきたが、圧力変調器、またはピストン、またはピストンユニット、または圧力変調ユニットなどの用語を用いても何ら変わりはないことも理解すべきである。同じことが、分配手段(ディスペンサまたはタップ)、押圧手段(プッシャー)、制御手段(コントローラおよびプロセッサ)、指示手段(インジケータまたはインジケータユニット)、パーシャライゼーション手段(パーシャライザ)、補償手段(補償弁)および測定手段(計測器)にも適用される。さらに、上記の説明において、分離したユニットとして作製され得るデバイス、または付加的なユニットを含む装置で構成されるデバイスが説明された。さらに、上記で開示した実施形態および/またはその一部、および/または例および/またはその一部は、明示的に説明せずとも異なる方式で組み合わされることができ、それは当業者には明白であり、当業者ならば、各実施形態および/または例の種々の態様および/または構成要素は、本明細書の他の部分と組み合わせ得ることを認識するであろうことに留意されたい。
当然ながら、発明者らによって認識される原理を適用する実施形態および例に関して上記に記載した説明は、これらの原理の例としてのみ提供されたものであり、よって、本発明の本明細書での請求の範囲を限定すると理解されるべきではない。
1 ケグ
2 シリンダー
3 減圧弁
4’’ チラー
6 タップ
7,8 補償弁
9 コントローラ
10 容器
11 接続手段
20,20’ 押圧手段
22 パーシャライゼーション手段
30 圧力変調手段
40 導管
60 分配手段
70,72,74,76 制御手段
80,86 圧力補償手段
82,88 測定手段
90,92,94,96 デバイス
100 容器
200 タンク
230 減圧弁
300 変動手段
321 ロッド
325 ピストン
327 チャンバー
330,335 逆止弁
400 冷却システム
440 導管
1300 コンピュータ
1310 インターフェース
1320 プロセッサ
1330 メモリ

Claims (46)

  1. 液体とその液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(90)であって、前記デバイスが、
    前記飲料を分配するための分配手段(60)と、
    前記分配手段(60)に飲料を供給するための導管(40)であって、前記飲料を得るために少なくとも液体を収容するのに適した容器(10)に接続されるように構成された導管(40)と、
    前記飲料に、所定の分配条件に従って前記分配手段(60)を介して前記飲料の分配を可能にするのに十分な押圧を印加するための押圧手段(20,20’)と、
    前記導管(40)内の飲料の圧力を変調するのに適した圧力変調手段(30)であって、前記分配手段(60)の効果により、前記飲料の流量がゼロである場合であっても飲料の圧力を変調させることが可能な圧力変調手段(30)と、
    所定条件が発生した場合に前記変調手段が前記導管内の圧力を変調するように、前記変調手段(30)の作動を制御するように構成された制御手段(70)と、
    を備えたデバイス。
  2. 前記所定条件の発生が、
    −前記導管(40)に沿って配置された圧力センサによって検出された圧力値が所定の値以下となる、
    −前記変調手段(30)の作動が最大既定作動値に達する、
    のうち少なくとも1つの発生を含む請求項1に記載のデバイス(90)。
  3. 前記変調手段(30)の作動を制御することが、前記飲料の液体成分の少なくとも一部を、前記変調手段(30)によって前記導管(40)へと付勢することを含む請求項1または2に記載のデバイス(90)。
  4. 前記圧力変調手段(30)が前記導管(40)内の圧力を減少させるように構成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデバイス(90)。
  5. 前記押圧手段(20)が、
    −前記ガス状物質を前記容器(10)内に、前記押圧を提供するような圧力で導入するように構成された導入手段と、
    −前記液体を送液するために容器の下流に配置されたポンピング手段(20’)と、
    のうち少なくとも1つを備えている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデバイス(90)。
  6. 前記圧力変調手段(30)が、飲料流量がゼロである場合であっても、前記導管(40)内の飲料の圧力を複数の非ゼロ値の間で調節可能な請求項1乃至5のいずれか一項に記載のデバイス(90)。
  7. 前記分配手段(60)が、飲料の分配がない状態にある場合に前記制御手段(70)が、前記変調手段(30)の作動を制御するように構成されている請求項1乃至6のいずれか一項に記載のデバイス(90)。
  8. 前記変調手段(30)の上流に配置された逆止弁と、前記容器(10)の下流の逆止弁を備えている請求項1乃至7のいずれか一項に記載のデバイス(90)。
  9. 前記変調手段(30)が、前記飲料の液体成分の少なくとも一部を前記導管に供給するのに適したピストンを備え、前記ピストンはそれによって、前記導管(40)内の飲料の圧力が調節されることを可能にする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のデバイス(90)。
  10. 前記所定条件の発生が、前記変調手段(30)が圧力を所定の値まで増加できないことを検出することを含み、その条件が発生した場合に、前記制御手段が、押圧圧力を増加させるように押圧手段を制御するように構成されている請求項1乃至9のいずれか一項に記載のデバイス(90)。
  11. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(90)の制御方法であって、前記デバイス(90)が飲料を分配するための分配手段(60)を備え、前記方法は、
    −飲料を、導管(40)によって前記分配手段(60)に供給し(S10)、
    −前記飲料に押圧が印加されるようにし(S20)、前記押圧は、所定の分配条件に従って前記分配手段(60)を介して飲料の分配を可能にするのに十分であり、
    −少なくとも所定条件が発生した場合に前記導管(40)内の圧力を変調させる(S30)、
    ことを含む方法。
  12. 前記導管(40)内の圧力を変調すること(S30)が、前記飲料の液体成分の少なくとも一部を前記導管(40)に付勢することを含む請求項11に記載の方法。
  13. 前記導管(40)内の圧力を変調すること(S30)が、ピストンを作動させることを含み、前記ピストンは、前記飲料の液体成分の一部を前記導管に供給するのに適しており、前記ピストンはこうして、前記導管(40)内の飲料の圧力が変調されることを可能にする請求項11または12に記載の方法。
  14. プログラムがコンピュータ上で実行される場合に請求項11乃至13のステップを実行するのに適した命令を含むコンピュータプログラム。
  15. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのシステムであって、システムは、前記飲料を収容するのに適した容器(10)と、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のデバイス(90)を備えているシステム。
  16. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(92)であって、前記デバイスが、
    飲料を分配するための分配手段(60)と、
    飲料を前記分配手段(60)に供給するための導管(40)であって、前記飲料を得るために少なくとも液体を収容するのに適した容器(10)に接続する接続手段(11)を備えた導管(40)と、
    前記導管(40)内の泡の存在の示唆を提供するために泡の存在(32)を示唆する手段と、
    前記ガス状物質をパーシャライゼーション圧力(P22)で前記容器に導入するように構成されたパーシャライゼーション手段(22)と、
    容器内の望ましい圧力(P10)を、前記泡の存在の示唆に基づいて決定する制御手段(72)であって、パーシャライゼーション圧力(P22)を、前記容器内の望ましい圧力(P10)、分配手段(60)の分配状況、および前記導管内の泡の存在における変動の示唆、のうち少なくとも1つに基づいて設定するように構成されている制御手段(72)と、
    を備えたデバイス。
  17. 前記制御手段(72)が、容器内の望ましい圧力(P10)を、前記容器(10)内の飲料の温度と、前記容器(10)内に収容された飲料のタイプと、前記泡の存在の示唆、のうち少なくとも1つに基づいて決定するように構成される請求項16に記載のデバイス。
  18. 前記制御手段(72)が、前記パーシャライゼーション圧力を、前記容器内の望ましい圧力(P10)と、前記導管(40)内の泡の存在における変動の示唆に基づいて設定するように構成される請求項16または17に記載のデバイス。
  19. 前記容器内の望ましい圧力(P10)が、飲料の飽和圧力値と最大圧力値の間に含まれる値であり、前記飲料の飽和値は、容器内部の温度での液体内のガスの飽和状態に対応する値であり、前記最大圧力値は、好ましくは前記容器内部の温度での最大既定値に対応する値である請求項16乃至18のいずれか一項に記載のデバイス。
  20. 前記泡の存在の示唆が、前記導管内の飲料の圧力の変動のためのシステムの作動値を含み、前記変動システムは前記導管(40)に沿って配置され、前記飲料の液体成分の少なくとも一部を前記導管(40)内に供給するように構成される請求項16乃至19のいずれか一項に記載のデバイス(92)。
  21. 前記泡の存在を示唆する手段(32)が、前記飲料の液体成分の少なくとも一部を前記導管内に供給するのに適したピストンを備え、前記泡の存在を示唆する手段(32)は、前記ピストンの作動値が前記導管内の所定圧力(P40)に達することが不可能である場合に泡の存在の示唆を生成するように構成されている請求項16乃至20のいずれか一項に記載のデバイス(92)。
  22. 前記ピストンによって生成される作動値が、導管内の圧力を増加させるための各試みに対して実行されるいくつかのストロークを含む請求項21に記載のデバイス(92)。
  23. 前記泡の存在を示唆する手段(32)がさらに、前記導管内の泡の存在における変動の示唆を、前記ピストンの複数の作動値に基づいて生成するように構成され、前記値は、前記導管内の圧力を増加させる異なる試みに対応している請求項21または22に記載のデバイス(92)。
  24. 前記制御手段(72)が、分配手段の状況に係らず、泡における変動の示唆が確定的(positive)である場合に、容器内の望ましい圧力(P10)に基づいてパーシャライゼーション圧力(P22)を設定するように構成されている請求項16乃至23のいずれか一項に記載のデバイス。
  25. 前記パーシャライゼーション圧力を設定することが、
    −泡における変動の示唆が否定的(negative)またはゼロである場合にパーシャライゼーション圧力を減少させ、
    −泡における変動の示唆が確定的である場合、および/または分配手段が分配状況にあり、容器内の圧力が望ましい圧力未満に降下した場合にパーシャライゼーション圧力を増加させる、
    ことのうち少なくとも1つを含む請求項16乃至24のいずれか一項に記載のデバイス(92)。
  26. 泡における変動の示唆が否定的またはゼロであり分配手段が非分配状況にある場合に前記パーシャライゼーション圧力を設定することが、パーシャライゼーション圧力(P22)を不変に維持することを含む請求項16乃至25のいずれか一項に記載のデバイス。
  27. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(92)の制御方法であって、前記デバイス(92)が、飲料を分配するための分配手段(60)を備え、前記方法が、
    −飲料を導管(40)によって前記分配手段(60)に供給し(S710)、
    −前記導管(40)内の泡の存在の示唆を提供し(S720)、
    −前記ガス状物質をパーシャライゼーション圧力(P22)で、前記飲料を得るために必要な液体を少なくとも収容するのに適した容器(10)内に導入し(S730)、
    −前記容器内の望ましい圧力(P10)を、前記泡の存在の示唆に基づいて決定し(S740)、
    −前記パーシャライゼーション圧力(P22)を、前記容器内の望ましい圧力(P10)と、前記分配手段(60)の分配状況と、前記導管内の泡の存在における変動の示唆のうち少なくとも1つに基づいて設定する(S750)、
    ことを含む方法。
  28. 前記パーシャライゼーション圧力(P22)を設定する(S750)ことは、前記パーシャライゼーション圧力を、前記容器内の望ましい圧力(P10)と、前記導管(40)内の泡の存在における変動の示唆に基づいて設定することを含む請求項27に記載の方法。
  29. 前記プログラムがコンピュータ上で実行される場合に請求項27乃至28のそれぞれのステップを実行するのに適した命令を含むコンピュータプログラム。
  30. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのシステムであって、前記システムが、前記飲料を収容するのに適した容器(10)と、請求項1乃至11のうちいずれか一項に記載のデバイス(92)を備えているシステム。
  31. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(94)であって、前記デバイスが、
    飲料を分配するための分配手段(60)と、
    飲料を前記分配手段(60)に供給するための導管(40)であって、前記飲料を得るために少なくとも液体を収容するのに適した容器(10)に導管(40)を接続する接続手段(11)を備えている導管(40)と、
    前記導管(40)に沿って配置され、対応する補償圧力(P80)を得るために飲料の流量を変動させるように構成された圧力補償手段(80)と、
    前記圧力補償手段(80)での前記飲料の温度測定値と圧力測定値を生成するように構成された測定手段(82)と、
    前記圧力測定値と、前記温度測定値に対応する前記飲料の飽和圧力の間の比較に基づいて、飽和情報を生成するように構成された制御手段(74)を備え、
    前記制御手段(74)は、前記分配手段が分配状況にある場合に飲料の流量における変動を、前記飽和情報に基づいて決定するように構成され、
    前記圧力補償手段(80)は、前記制御手段(74)によって決定された流量における前記変動を適用するように構成されているデバイス。
  32. 前記流量における変動が、前記補償手段での補償圧力の反比例に対応する請求項31に記載のデバイス。
  33. 前記飲料の流量における変動を決定することは、飲料の流量を減少させて、それにより、第1の閾値の存在に基づいて、前記圧力測定値が前記飽和圧力以下であることを前記飽和情報が示唆する場合に、補償手段での飲料の圧力の増加を得ることを含む請求項31または32に記載のデバイス。
  34. 前記飲料の流量における変動を決定することが、飲料の流量を増加させて、それにより、第2の閾値の存在に基づいて、前記圧力測定値が前記飽和圧力以上であることを前記飽和情報が示唆する場合に、補償手段での飲料の圧力の減少を得ることを含む請求項31、32または33に記載のデバイス。
  35. 前記制御手段(74)が、有り得るマージンの存在に基づいて、前記圧力測定値が前記飽和圧力以下であることを前記飽和圧力情報が示唆し、適用された流量が、許容最小値に等しい場合に、警告信号を発生するように構成されている請求項31乃至34のいずれか一項に記載のデバイス。
  36. さらに、前記飲料に、前記分配手段(60)を介した飲料の分配を可能にするべく十分な押圧を印加する押圧手段(20,20’)を備えている請求項31乃至35のいずれか一項に記載のデバイス。
  37. 前記制御手段(74)が、有り得るマージンの存在に基づいて、前記圧力測定値が前記飽和圧力以下であることを前記飽和圧力情報が示唆し、適用された流量が許容最小値に等しい場合に、前記押圧手段に押圧を増加させるように構成されている請求項35または36に記載のデバイス。
  38. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(92)の制御方法であって、前記デバイス(92)は飲料を分配するための分配手段(60)を備え、前記方法が、
    −飲料を、導管(40)によって前記分配手段(60)に供給する(S910)ステップと、
    −圧力補償手段(80)で前記飲料の温度測定値と圧力測定値を生成する(S920)ステップと、
    −前記圧力測定値と、前記温度測定値に対応する飲料の飽和圧力との比較に基づいて飽和情報を生成する(S930)ステップと、
    −分配手段が分配状況にあるときに前記飽和情報に基づいて飲料の流量における変動を決定する(S940)ステップと、
    −流量における変動を決定する(S940)ステップにおいて決定された流量における前記変動を、前記圧力補償手段(80)によって適用する(S950)ステップを含む、方法。
  39. プログラムがコンピュータで動作する場合に請求項38のステップを実行するのに適した命令を含むコンピュータプログラム。
  40. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのシステムであって、前記システムが、前記飲料を収容するのに適した容器(10)と、請求項31乃至37のうちいずれか一項に記載のデバイス(92)を備えているシステム。
  41. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(96)であって、前記デバイスが、
    導管(40)から分配手段(60)に供給された飲料を分配するための分配手段(60)と、
    前記導管(40)に沿って配置され、対応する補償圧力(P82)を得るために飲料流量のパーシャライゼーションを設定するように構成された圧力補償手段(86)と、
    前記圧力補償手段(86)での前記飲料の温度測定値を生成するように構成された測定手段(88)と、を備え、
    前記制御手段(76)は、前記分配手段(60)が非分配状況にあるときに、流量パーシャライゼーションを、前記測定温度に基づいて決定された事前パーシャライゼーション値に等しく設定するように、前記圧力補償手段(86)を制御するように構成されているデバイス。
  42. 前記事前パーシャライゼーション値が温度測定値と正比例する、請求項41に記載のデバイス。
  43. 前記分配手段が分配状況に切り替わるときに前記制御手段(74)が、前記事前パーシャライゼーション値を減少させるように構成されている請求項41または42に記載のデバイス。
  44. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのデバイス(96)の制御方法であって、前記デバイス(96)が、飲料を分配するための分配手段(60)を備えており、前記方法は、
    −飲料を導管(40)によって前記分配手段(60)に供給し(S1110)、
    −前記圧力補償手段(86)での前記飲料の温度測定値を生成し(S1120)、
    −前記分配手段(60)が非分配状況にあるときに、流量パーシャライゼーションを、前記測定温度に基づいて決定された事前パーシャライゼーション値に等しく設定するように、前記圧力補償手段(86)を制御し、前記流量事前パーシャライゼーションは、前記圧力補償手段(86)近傍における補償圧力における変動をもたらす方法。
  45. プログラムがコンピュータ上で実行される場合に、請求項44のステップを実行するのに適した命令を含むコンピュータプログラム。
  46. 液体と、その液体に溶解したガス状物質を含有する飲料の、現場での分配のためのシステムであって、前記飲料を収容するのに適した容器(10)と、請求項41乃至43のいずれか一項に記載のデバイス(96)を備えているシステム。
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