JP2019513362A - 別個のカプセルおよび気化ユニットを備えるエアロゾル発生システム - Google Patents

別個のカプセルおよび気化ユニットを備えるエアロゾル発生システム Download PDF

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Abstract

エアロゾル発生システム(100)は、カプセル(30、300A、300B)および取り外し可能に接続可能な気化ユニット(20)を含む。カプセル(30、300A、300B)は、遠位端と、エアロゾル発生基体(360)を収容するための貯蔵部(300)と、を備える。気化ユニット(20)は、ハウジング(240)と、ハウジング内に配置される発熱体(220)および液体移動要素(210、218)と、を備える。発熱体(220)は、液体移動要素(210,218)内の液体を加熱するように構成される。気化ユニット(20)のハウジングは、近位端を有する。液体移動要素(210、218)の一部分は、ハウジング(240)の近位端を越えて延在する。気化ユニット(20)は、液体移動要素(210、218)が、カプセル(30、300A、300B)の遠位端が気化ユニット(20)の近位端の方へ移動すると、カプセル(30、300A、300B)の貯蔵部(300)内に貫通する気化ユニット(20)の第一の部分であるように構成される。【選択図】図1A

Description

本発明は、複数の部品からなる電気加熱式エアロゾル発生システム、ならびにそれに関連付けられた装置、物品および方法に関連する。
エアロゾル発生システムの1つのタイプは、電気的に作動する手持ち式のエアロゾル発生システムである。周知な手持ち式の電気的に作動するエアロゾル発生システムは、電池および制御電子回路を備える装置部分と、エアロゾル発生基体の供給を備える交換可能なカートリッジ部分と、電気的に動作する気化器と、を含む。エアロゾル発生基体の供給および気化器の両方を備えるカートリッジは、時々「カトマイザー」と呼ばれる。気化器は、一般的には、液体エアロゾル発生基体に浸された細長い芯の周りに巻かれたヒーターワイヤーコイルを含む。カートリッジ部分は多くの場合、ユーザーがそれを吸い込んでエアロゾルが口内に流れることを引き起こしうる、マウスピースを形成する。
しかし、この配置を有するカートリッジは、製造が比較的高価でありうる。部分的に、このことは、気化器組立品の製造の費用が理由である。手持ち式の電気的に作動するシステムなど、エアロゾル発生基体を収容するカプセル、およびカプセルが気化ユニットに接続された時に、エアロゾル発生基体がカプセルから気化ユニットへと流れることを可能にする単純な境界面を有する、取り外し可能に接続可能な気化ユニットを含む、複数の部品からなるエアロゾル発生システムが提供されることが望ましい。
本発明の種々の態様では、複数の部品からなるエアロゾル発生システムが提供されている。システムは、カプセルおよび取り外し可能に接続可能な気化ユニットを備える。カプセルは、遠位端と、エアロゾル発生基体を収容するための貯蔵部と、を備える。気化ユニットは、ハウジングと、ハウジング内に配置される発熱体および液体移動要素と、を備える。発熱体は、液体移動要素内の液体を加熱するように構成される。気化ユニットのハウジングは、近位端を有し、液体移動要素は、ハウジングの近位端を越えて延在する。気化ユニットは、液体移動要素が、カプセルの遠位端が気化ユニットの近位端の方へ移動すると、カプセルの貯蔵部内に貫通する気化ユニットの第一の部分であるように構成される。カプセルおよび気化ユニットは、カプセル中から外への液体エアロゾル発生基体の流れが、カプセルが依然として液体エアロゾル発生基体を収容する時であってもカプセルが気化ユニットから分離された時に最小限にされうる、または除去されうるように構成されることが好ましい。
「遠位」「上流」「近位」および「下流」という用語は、エアロゾル発生システムの構成要素または構成要素の部分の相対的位置を描写するために使用される。本発明によるエアロゾル発生システムは、使用時にユーザーに送達するためにエアロゾルがシステムを抜け出る近位端と、対向する遠位端と、を有する。エアロゾル発生物品の近位端は口側の端と呼ばれることもある。使用時に、エアロゾル発生物品によって発生したエアロゾルを吸い込むために、ユーザーはエアロゾル発生物品の近位端を吸い込む。上流および下流という用語は、ユーザーが近位端を吸い込んだ時のエアロゾル発生物品を通るエアロゾルの移動の方向に関連する。
本発明の種々の態様では、複数の部品からなるエアロゾル発生システムが提供されている。システムは、カプセルと、カプセルに取り外し可能に接続可能な気化ユニットと、を備える。カプセルは、液体エアロゾル発生基体を収容するための貯蔵部と、貯蔵部と流体連通する開口部と、貯蔵部から開口部を通る液体エアロゾル発生基体の流れを制御するように構成される、弁と、を備える。弁は、閉位置の方へ付勢される1つ以上の弾力性の閉鎖部材を備える。気化ユニットは、ハウジングと、ハウジング内に配置される液体移動要素と、ハウジング内に配置される発熱体と、を備える。発熱体は、液体移動要素内の液体を加熱するように構成される。気化ユニットはまた、ユニットの近位端から延在する細長い要素を備える。細長い要素は、弁に受けられることにより、1つ以上の弾力性の閉鎖部材を閉位置から偏向させ、またカプセルの遠位端が気化ユニットの近位端の方へ移動するのに従って弁を開放させるように構成される。液体移動要素は、弁が開いている時に開口部を介して貯蔵部と流体接続するように配置される。
本発明のエアロゾル発生システムのカプセルは、エアロゾル発生基体を収容するように構成される。カプセルは、ユーザーにより再充填可能でないことが好ましい。対照的に、発熱体および液体移動要素を備える気化ユニットは、複数のカプセルの取替えに従って再利用されうることが好ましい。したがって、分離されたカプセルと気化ユニットを提供することによって、発熱体および移動要素は、エアロゾル発生基体が涸渇するたびに、廃棄され、または置き換えられる必要がなくなる。さらに、単回使用のエアロゾル発生基体を収容するカプセルの製造は、カプセルに発熱体および移動要素を含まないことによって簡略化することができる。
一部の実施例では、エアロゾル発生基体を収容するカプセルの上に配置可能であり、かつそれに対する位置に固定可能である別個のカバーが提供される。このことは、液体収容部分がまたマウスピース部分を含むシステムに関して、エアロゾル発生基体を収容するカプセルの製造を簡単にし、またはその費用を減らすことを許容しうる。
本発明の実施例は、電気エネルギーを使用するシステム、物品、および組立品を提供し、それらは、基体を燃焼させることなく、基体を加熱して、ユーザーにより吸入されうるエアロゾルを形成する。システムは、十分にコンパクトであり、それにより、考慮される手持ち式のシステムとなることが好ましい。本発明のシステムのいくつかの例は、ユーザーによる吸入のためにニコチン含有エアロゾルを送達するように用いられうる。
本明細書で使用される場合、「エアロゾル発生」物品、システムまたは組立品という用語は、ユーザーにより吸入されうるエアロゾルを形成する揮発性化合物を放出するエアロゾル発生基体を備える物品、システムまたは組立品を意味する。「エアロゾル発生基体」という用語は、加熱されると揮発性化合物を放出することが可能な物質であって、エアロゾルを形成することができるものを意味する。
任意の適切なエアロゾル発生基体は、システムと併用されうる。適切なエアロゾル発生基体は植物由来材料を含んでもよい。例えば、エアロゾル発生基体は、加熱に伴いエアロゾル発生基体から放出される揮発性のたばこ風味化合物を含む、たばこまたはたばこ含有材料を含みうる。さらに、または別の方法として、エアロゾル発生基体は、非たばこ含有材料を含んでもよい。エアロゾル発生基体は均質化した植物由来材料を含んでもよい。エアロゾル発生基体は、少なくとも1つのエアロゾル形成体を備えうる。エアロゾル発生基体は、その他の添加物および成分(風味剤など)を含んでもよい。エアロゾル発生基体はニコチンを含むことが好ましい。エアロゾル発生基体は室温で液状であることが好ましい。例えば、エアロゾル形成基体は、液体溶液、懸濁液、分散液等であってもよい。いくつかの好ましい実施形態では、エアロゾル発生基体は、グリセロール、プロピレングリコール、水、ニコチン、および随意的に1つ以上の風味剤を含む。
エアロゾル発生基体は、本発明のシステムの実施例のカプセルに保存されうる。カプセルは、エアロゾル発生基体を収容するための貯蔵部を備える。貯蔵部に保存されるエアロゾル発生基体の少なくとも一部分は、液状であり、かつ自由流動性であることが好ましい。本明細書で使用される場合、「自由流動性」という用語は、液体が結合されない、または固体基体に吸収されないことを意味する。例えば、液体は、実施例のカプセル内部の多孔性材料に保存されないことが好ましい。一部の実施例では、カプセルの貯蔵部内のすべてのエアロゾル発生基体が、自由流動性液体であってもよい。あるいは、さらなる実施例として、貯蔵部内の容積率で20%〜100%(例えば、約50%〜約100%または約75%〜約100%)のエアロゾル発生基体が、自由流動性液体であってもよい。
カプセルは、貯蔵部を画定するハウジングを備えることが好ましい。ハウジングは剛直なハウジングであることが好ましい。本明細書で使用される場合、「剛直なハウジング」とは、自立型のハウジングを意味する。ハウジングは、ポリマー材料、金属材料、またはガラスなどの、任意の適切な材料または材料の組み合わせで形成されてもよい。ハウジングは、熱可塑性プラスチック材料によって形成されることが好ましい。任意の適切な熱可塑性プラスチック材料を使用してよい。1つの適切な熱可塑性プラスチック材料は、アクリロニトリルブタジエンスチレンである。ハウジングを形成する材料は、エアロゾル発生基体と化学的に適合性があることが好ましい。
カプセルの遠位端部は、エアロゾル発生基体がそれを通して、例えば、製造元による初期段階での充填の間に貯蔵部内に取り入れられ、または貯蔵部から、例えば流れることによって取り出されうる、貯蔵部と連通する開口部を備える。
カプセルは、カプセルの遠位端部の開口部を画定する、ポートを備えうる。カプセルは、例えば、ポートを横切って横軸方向に延在して、開口部を密封する、密封要素をさらに備えうる。密封要素は、穿孔可能であることが好ましい。穿孔可能な密封要素を形成するために、任意の適切な材料を使用してもよい。例えば、アルミ箔または熱可塑性プラスチックエラストマーなどの金属の箔が、穿孔可能な密封要素を形成するために使用されうる。
カプセルは、開口部に関して位置付けられる動作可能な境界面を含んでもよく、それは、カプセルが気化ユニットに接続されていない時に、エアロゾル発生材料が貯蔵部から抜け出ることを防ぎ、またカプセルと気化ユニットが接続されている時に、カプセルと気化ユニットとの間の流体接続を可能にする。境界面は、装置の長手方向軸に沿った力の印加によるカプセル内への気化ユニットから近位に延在する細長い要素の近位部分の貫通によって、動作しうる。境界面は、カプセルを気化ユニットに接続する行為が、弁を開放することを引き起こし、またカプセルを気化ユニットから切り離す行為が、弁を閉じることを引き起こすように、動作可能でありうる弁を備えうる。例えば、気化ユニットから延在する細長い要素の近位部分は、弁と相互作用して、カプセルの遠位端が装置の長手方向軸に沿って気化ユニットの近位端部の方へ移動した時に、弁を開放させうる。任意の適切な弁が、使用されてもよい。例えば、弁は、閉位置に付勢された1つ以上の弾力性の閉鎖部材を備えうる。弁は、弁内への細長い要素の挿入が、付勢された閉位置から離れる1つ以上の弾力性部材の偏向が弁を開放させるように、細長い要素を受けるように構成されうる。弁からの細長い要素の引き出しは、1つ以上の弾力性部材が付勢された閉位置に戻ることをもたらす。本発明の一部の実施例では、弁は、弁を閉じるように相互作用する2つの弾力性部材を備える。例えば、弾力性部材は、互いに接触するように付勢される、平らな部分を含みうる。ミニおよびマイクロフラッター弁、ダックビル弁、逆止め弁を含む、適切なサイズおよび液体流を有する任意の市販の一方向弁が使用されてもよい。
弁は、弁内への気化ユニットから延在する液体移動要素などの細長い要素の挿入によって開けられて、ダックビル部分の開放を引き起こしうる、また、細長い要素の弁からの引き出しに基づいて閉じることが引き起こされうる、ダックビル弁を含むことが好ましい。弁の開放を引き起こす気化ユニットから近位に延在する細長い要素は、液体移動要素であることが好ましい。
さらに、または別の方法として、カプセルは、開口部を横切って貯蔵部内に位置付けられて、カプセルと気化ユニットが接続されていない時に貯蔵部から開口部の外への液体エアロゾル発生基体の自由な流れを抑制する、液体貯蔵材料を備えうる。液体貯蔵材料は、開口部の外への液体エアロゾル発生基体の自由な流れを実質的に、または完全に防ぐことが好ましい。気化ユニットの芯などの液体移動要素の液体貯蔵内への挿入は、例えば、気化ユニット内への液体移動材料を通る液体貯蔵材料からのエアロゾル形成基体の毛細管作用による移動をもたらす。
カプセルの遠位端は、接続された時に気化ユニットの1つ以上の構成成分と嵌め合うように構成される、1つ以上の構成成分を画定しうる。こうしたカプセルの端は、「第一の嵌合端」と言及される。相補的な構成成分を含む気化ユニットの端は、「第二の嵌合端」と言及される。第一および第二の嵌合端の少なくともいくつかの構成成分は、締まりばめを介して係合するように構成されることが好ましい。第一および第二の嵌合端の構成成分のうち少なくとも一方または両方は、カプセルと気化ユニットとの間の固定係合の持続を促進するための表面を向上する摩擦を含むことが好ましい。
カプセルは、第一の拡張位置から第二の収縮位置へ移動することができる、バッフルを含みうる。拡張位置において、バッフルは、カプセルの第一の嵌合端の1つ以上の構成成分を越えて遠位に拡張する。バッフルが収縮位置にある時、第一の嵌合端の1つ以上の構成成分は、気化ユニットの第二の嵌合端の1つ以上の構成成分との相互作用のためにバッフルを越えて遠位に延在する。バッフルは、例えば、バッフルが収縮位置にある時に1つ以上の構成成分がそれを通って延在しうる、第一の嵌合端の1つ以上の構成成分と長手方向に整列される、1つ以上の開口部を画定しうる。存在する場合、バッフルは、拡張位置に付勢されることが好ましく、例えば、装置の長手方向軸に沿ってカプセルの第一の嵌合端を気化ユニットの第二の嵌合端の方へ移動させる力の印加は、バッフルの収縮位置への移動を引き起こしうる。
カプセルは、気化ユニットに取り外し可能に接続可能である。本明細書で使用される場合、「取り外し可能に接続可能」という用語は、取り外し可能に接続可能な部品が、どちらの部品に対しても有意な損傷を負うことなく、互いに結合および切り離しできることを意味する。カプセルは、螺合、スナップフィット係合、締まりばめ係合、磁気係合等の、任意の適切な手法で気化ユニットに接続されうる。一部の実施例では、カプセルは、例えば、螺合を用いた回転によって気化ユニットに接続されるが、気化ユニットの液体移動要素は、カプセルと気化ユニットが接続された時に、軸周りの回転移動の対照としての軸に沿った直線的な移動によって、カプセルの貯蔵部内の液体エアロゾル発生基体に流体連通するように配置される。
気化ユニットは、ハウジングと、ハウジング内に配置される発熱体と、ハウジング内に配置される液体移動要素と、を備えることが好ましい。ハウジングは、1つ以上の部品を備えうる。ハウジングは、カプセルの第一の嵌合端の1つ以上の構成成分と係合するように構成される、1つ以上の構成成分を有する、第二の嵌合端を画定しうる。液体移動要素は、ハウジングの近位端または第二の嵌合端を越えて延在してもよい。液体移動要素は、貯蔵部と流体連通して延在するように構成される。例えば、液体移動要素は、カプセルと気化ユニットが接続された時に、内側表面を越えて貯蔵部内に延在してもよく、それにより、液体エアロゾル発生基体が貯蔵部から液体移動要素へ移動することを引き起こす。
液体移動要素は、任意の適切な液体移動材料を備えうる。「液体移動材料」は、液体を材料の一方の端から他方へ運ぶ材料である。液体移動要素は、例えば、毛細管作用によって、液体を能動的に運ぶことが好ましい。液体移動材料は繊維質または海綿状の構造を持ってもよい。液体移動材料は、ウェブ、マット、または繊維の束を含むことが好ましい。繊維は、一般的に液体を整列された方向に移動するように整列していてもよい。あるいは、液体移動材料は、海綿体様または発泡体様の材料を含んでもよい。液体移動材料は、任意の適切な材料または材料の組み合わせを含んでいてもよい。適切な材料の例としては、海綿体もしくは発泡体材料、繊維もしくは焼結粉末の形態のセラミック系もしくはグラファイト系の材料、例えば紡がれたかもしくは押し出された繊維、または、セラミックもしくはガラスでできた繊維性材料がある。気化ユニットのハウジングの近位端を越えて延在する液体移動要素は、フェルト材料を含むことが好ましい。
気化ユニットの液体移動要素は、液体移動要素の異なる部分に異なる液体移動材料を含みうる。例えば、液体移動要素は、ハウジングの近位端を越えて延在する第一の部分と、その第一の部分と接触する第二の部分と、を備えてもよく、第一および第二の部分は、1つ以上の異なる液体移動材料を含む。別の方法として、液体移動要素は、1つの液体移動材料または要素を通る液体移動材料の組み合わせを含みうる。存在する場合、第二の液体移動材料は、発熱体との接触において使用するのに適していることが好ましい。例えば、第二の液体移動材料は、例えば、溶融シリカなどのガラスまたはセラミック材料を含んでもよい。
一部の実施例では、気化ユニットのハウジングの近位端を越えて延在する液体移動要素は、カプセルと気化ユニットが接続された時に、液体移動材料、またはカプセルの貯蔵部内に配置される液体貯蔵材料と接触するように構成される。液体エアロゾル発生基体は、したがって、貯蔵部内の液体貯蔵材料から気化ユニットの液体移動要素の液体移動材料へと運ばれうる。貯蔵部内の液体貯蔵材料は、高保持材料の層であることが好ましい。気化ユニットのハウジングの近位端を越えて延在する液体移動要素の一部分は、カプセルと気化ユニットが接続された時に、貯蔵部の高保持材料の層内に延在することが好ましいが、それを越えないことが好ましい。したがって、カプセルと気化ユニットが接続されていない時、貯蔵部内の高保持材料の層は、いくつかの液体エアロゾル発生基体が貯蔵部内に残留する場合に、貯蔵部の中から外への液体エアロゾル発生基体の自由な流れを防ぐための十分な構造的完全性を維持する。
カプセルが弁を備える場合、気化ユニットは、カプセルが気化ユニットに接続された時に、弁または弁に動作可能に結合される構成要素と相互作用して、弁を開放させる、要素を備えてもよい。弁または構成要素と相互作用する要素は、気化ユニットのハウジングの近位端を越えて延在する、液体移動要素などの細長い要素であることが好ましい。弁は、閉位置に付勢された1つ以上の弾力性の閉鎖部材を備え、気化ユニットから延在する細長い部材を受けて、弁を開放するように構成されることが好ましい。ミニおよびマイクロフラッター弁、ダックビル弁、逆止め弁を含む、適切なサイズおよび液体流を有する市販の一方向弁が使用されてもよい。弁は、ダックビル弁を含むことが好ましい。本発明の弁の実施形態において、液体貯蔵材料は、貯蔵部に配置されないことが好ましい。こうした構成は、すべての、または実質的にすべての液体エアロゾル発生基体が交換が必要となる前にカプセルから使い尽くされることを可能にしうる。
気化ユニットは、第一の拡張位置から第二の収縮位置へ移動することができる、バッフルを含みうる。拡張位置において、バッフルは、気化ユニットの第二の嵌合端の1つ以上の構成成分を越えて、またはハウジングの近位端を越えて延在する液体移動要素を越えて、近位に延在することが好ましい。バッフルが収縮位置にある時、第二の嵌合端の1つ以上の構成成分または液体移動要素は、カプセルの第一の嵌合端の1つ以上の構成成分との相互作用のために、またはカプセルの貯蔵部の内側表面を越えて進入するために、バッフルを越えて近位に延在することが好ましい。バッフルは、第二の嵌合端の1つ以上の構成成分または液体移動要素と長手方向に整列され、バッフルが収縮位置にある時に1つ以上の構成成分または液体移動要素がそれを通って延在しうる、1つ以上の開口部を画定しうる。存在する場合、バッフルは、拡張位置に付勢されることが好ましく、軸に沿ってカプセルの第一の嵌合端を気化ユニットの第二の嵌合端の方へ移動させる力の印加は、バッフルの収縮位置への移動を引き起こしうる。
さらに、または別の方法として、気化ユニットは、ハウジングの近位端を越えて延在する液体移動要素の周りに配置される、シースを備えうる。シースは、カプセルの交換の間に、液体移動要素がユーザーと接触することを実質的に防ぎうる。シースは、ハウジングの近位端を越えて、かつ液体移動要素の近位端を越えて延在することが好ましい。シースは、カプセルと気化ユニットが接続された時に液体移動要素がエアロゾル発生基体と流体連通するように配置されることを可能にする位置に、引き込み可能であってもよい。シースは、拡張した構成に付勢され、軸に沿ってカプセルの遠位端を気化ユニットの近位端の方へ移動させるための力の印加が、シースを収縮した構成に適合させることが好ましい。一部の実施例では、シースは、カプセルの弁と相互作用して、弁を開放させる、気化ユニットから近位に延在する細長い要素である。シースは、収縮した時に液体移動要素がそれを通って延在してもよく、または液体エアロゾル発生基体がそれを通って流れ、シースに保持された液体移動要素と接触してもよい、遠位開口部を画定しうる。一部の実施例では、液体移動要素に沿って位置付けられる細長い部材は、弁と相互作用して、弁を開放させる。
液体移動要素の少なくとも一部分は、液体移動材料によって運ばれる液体エアロゾル発生基体が発熱体によって加熱されて、エアロゾルを発生させうるように、発熱体に十分に近接して位置されることが好ましい。液体移動要素の少なくとも一部分は、発熱体と接触することが好ましい。
任意の適切な発熱体が採用されうる。例えば、発熱体は、抵抗性フィラメントを備えうる。「フィラメント」という用語は、2つの電気接点の間に配置された電気的な経路である。フィラメントは任意に、いくつかの経路またはフィラメントにそれぞれ枝分かれ・分岐させてもよく、またはいくつかの電気的な経路から一つの経路に合流させてもよい。フィラメントは丸型、正方形、平坦型、またはその他の任意の断面形状を有してもよい。フィラメントは、真っ直ぐな様式または曲がった様式で配置されてもよい。1つ以上の抵抗性フィラメントは、コイル、メッシュ、アレイ、織物等を形成しうる。発熱体への電流の印加は、要素の抵抗性質による加熱をもたらす。いくつかの好ましい実施形態では、発熱体は、液体移動要素の一部に巻かれるコイルを形成する。
発熱体は、任意の適切な電気抵抗性フィラメントを備えうる。例えば、発熱体は、ニッケルクロム合金を含みうる。
気化ユニットのハウジングは、剛直なハウジングであることが好ましい。ハウジングの少なくとも一部分は、熱可塑性プラスチック材料、金属材料、または熱可塑性プラスチック材料および金属材料を含むことが好ましい。ハウジングは、熱エネルギーを効率的に伝導し、したがって、エアロゾル化ユニットのためのヒートシンクとして働くことができる材料を含むことが好ましい。
ハウジングは、1つ以上の空気吸込み口を画定することができ、それは、空気がエアロゾル化ユニット内に引き出されて、エアロゾル発生基体の加熱の結果として生じるエアロゾルに混入することを可能にする。空気を含むエアロゾルは次に、カプセルに沿って、またはカプセル内の通路を通って、システムの口側の端へと導かれうる。あるいは、またはさらに、システムの別の部品は、気化ユニットを通って通路と連通する、通路と連通する1つ以上の空気吸込み口を備えうる。
気化ユニットは、発熱体とシステムの別の部品内の電源またはその他の制御電子回路とを電気的に結合するための、ハウジングの一部分の外側にあり、ハウジングの一部分を通して露出される、またはハウジングの一部分から形成される電気接点を含みうる。接点は、電源(一般的には電池)を備える部品などの、システムの別の部品への動作可能な接続のための気化ユニットの遠位面などの、遠位端部において露出されることが好ましい。本発明のいくつかの好ましい例では、気化ユニットのハウジングは、効果的に接点を形成する。発熱体は、任意の適切な電気伝導体によって接点と電気的に結合されうる。接点は、任意の適切な電気的な導電材料で形成されうる。例えば、接点は、ニッケルまたはクロムめっき黄銅を含みうる。
気化ユニットは、電源を含む部品などの、システムの別の部品に取り外し可能に接続可能であってもよい。気化ユニットは、螺合、スナップフィット係合、締まりばめ係合、磁気係合等の、任意の適切な手法でその他の部品に接続されうる。
本発明によるエアロゾル発生システムは、電源を備える部品を備えうる。電源を備える部品はまた、本開示において「バッテリーアセンブリ」と言及される。しかし、電源は電池である必要はないことが理解されるであろう。バッテリーアセンブリは、電源がその中に配置されるハウジングを備えうる。そのバッテリーアセンブリはまた、ハウジング内に配置され、電源に電気的に結合される電気回路を備えうる。バッテリーアセンブリは、ハウジングの一部分の外側にあり、ハウジングの一部分を通して露出される、またはハウジングの一部分から形成される接点を備えてもよく、したがって、バッテリーアセンブリの接点が、バッテリーアセンブリが気化ユニットに接続された時に、気化ユニットの接点と電気的に結合する。接点は、気化ユニットへの動作可能な接続のためのバッテリーアセンブリの近位面などの、近位端部において露出されることが好ましい。本発明のいくつかの好ましい例では、バッテリーアセンブリのハウジングは、効果的に接点を形成する。バッテリーアセンブリの接点は、電気回路および電源と電気的に結合されうる。したがって、バッテリーアセンブリが気化ユニットに接続された時に、発熱体は、バッテリーアセンブリの電源および回路と電気的に結合される。
電気回路は、基体の加熱の結果として生じるエアロゾルのユーザーへの送達を制御するように構成されることが好ましい。制御電気回路は任意の適した形状で提供されてもよく、および、例えば、コントローラまたはメモリおよびコントローラを含みうる。コントローラは1つ以上のApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)状態マシン、デジタル信号プロセッサ、ゲートアレイ、マイクロプロセッサ、または同等の分離または一体化された論理回路を含み得る。制御電気回路は、回路の1つ以上の構成要素に制御回路の機能または態様を実行させる命令を含むメモリを含みうる。本開示における、制御回路に起因する機能は一つ以上のソフトウエア、ファームウエア、およびハードウエアとして体現されうる。
電気回路は、発熱体の電気抵抗、または発熱体の1つ以上のフィラメントの電気抵抗をモニターし、発熱体または1つ以上のフィラメントの電気抵抗に依存して、発熱体への電力供給を制御するように構成されうる。
電気回路はマイクロプロセッサを備えうるが、これはプログラム可能マイクロプロセッサでもよい。電気回路は電力供給を調節するよう構成されてもよい。電力は、電流パルスの形態でヒーター要素に供給されてもよい。
バッテリーアセンブリは、スイッチを含んでもよく、それはシステムを起動させる。例えば、バッテリーアセンブリは、ボタンを含んでもよく、それは押下されて、システムを起動させ、または随意的にシステムを停止させうる。
電源は、一般的には電池であるが、コンデンサーなど別の形態の電荷蓄積装置であってもよく、またはそれを含んでもよい。
バッテリーアセンブリのハウジングは、剛直なハウジングである。任意の適切な材料または材料の組み合わせが、剛直なハウジングを形成するために用いられてもよい。適切な材料には例えば、金属、合金、プラスチック、もしくはそれらの材料のうちの1つ以上を含有する複合材料、または、例えばポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、アクリロニトリルブタジエンスチレンおよびポリエチレンなど、食品または医薬品の用途に適切な熱可塑性樹脂が挙げられる。
バッテリーアセンブリのハウジングは、1つ以上の空気吸込み口と、入口と連通する1つ以上の通路と、を画定しうる。1つ以上の通路は、気化ユニットを通る通路と連通して、空気が入口から気化ユニットを通って流れることを可能にしうる。
本発明のエアロゾル発生システムは、少なくともカプセルの上に配置可能なカバーを含みうる。例えば、カバーは、カプセルを受けるように構成される遠位端開口部を含む。カバーはまた、気化ユニットの少なくとも一部分の上に延在していてもよく、バッテリーアセンブリの少なくとも一部分の上に延在していてもよい。好ましい実施形態では、カバーは、カプセルおよび気化ユニットの上に延在し、バッテリーアセンブリの近位端に当接する。別の方法として、カバーは、カプセルの上に延在し、気化ユニットの近位端に当接していてもよい。カバーは、少なくともカプセルに対する位置に取り外し可能に固定可能である。カバーは、カプセル、気化ユニット、またはバッテリーアセンブリに取り外し可能に接続可能であってもよく、それにより、カプセルに対する位置に保持される。カバーは、螺合、スナップフィット係合、締まりばめ係合、磁気係合等の、任意の適切な手法で、カプセル、気化ユニット、またはバッテリーアセンブリに接続されうる。一部の実施例では、例えば、バッテリーアセンブリへのカバーの固定は、システム内の適所にカプセルおよび気化ユニットを固定するために働きうる。
カバーは、カプセルと気化ユニットの適切な整列または適切な配置を確実にすることができ、気化ユニットとバッテリーアセンブリの適切な整列または適切な配置を確実にしうる。カバーは、カバーがカプセルに対して適所に固定された時にカプセルの外側表面と係合するように構成される、内側表面を画定しうる。例えば、カバーは、カプセルの外側表面のくぼみまたは戻り止めなどの相補的な構成成分と相互作用する、戻り止めまたはくぼみなどの長手方向の構成成分を有する、側壁を備えうる。内側表面の構成成分は、気化ユニットの外側表面の構成成分と相互作用してもよく、したがって、カプセルおよび気化ユニットの適切な配向を確実にすることができる。一部の実施例では、カプセルは、近位端部でカプセルと接触して、気化ユニットに対して適所にカプセルを押し、また随意的にバッテリーアセンブリに対して適所に気化ユニットを押すことができる、内側ショルダーを形成しうる。さらに、または別の方法として、ばねなどの付勢要素は、カバー内に配置されうる。付勢要素は、近位端部でカプセルと接触して、気化ユニットに対して適所にカプセルを押し、また随意的にバッテリーアセンブリに対して適所に気化ユニットを押しうる。
カバーが、例えば、バッテリーアセンブリまたは気化ユニットの空気吸込み口の上に延在する場合、カバーの側壁は、1つ以上の空気吸込み口を画定することができ、それにより、空気がバッテリーアセンブリの入口または気化ユニットの入口に混入することを可能にする。
カバーは、エアロゾル発生システムの口側の端を画定しうる。カバーは、概ね円筒形であり、口側の端に向かって内側へ先細となることが好ましい。カバーは、単一の部品を備えることが好ましい。カバーは、遠位部分と、マウスピースとして働きうる取り外し可能に接続可能な近位部分と、を含んでもよい。カバーは、口側の端の開口部を画定してもよく、それは、エアロゾル発生基体の加熱の結果として生じるエアロゾルが装置を抜け出ることを可能にする。カバーは、シールを備えてもよく、それは、エアロゾルを含有する空気以外の空気が装置の口側の端を抜け出ることを防ぐ。
カバーは、細長いハウジングを備えることが好ましい。カバーは、実質的に剛直であってもよい。ハウジングは任意の適切な材料または材料の組み合わせを含んでもよい。適切な材料の例としては、金属、合金、プラスチック、セラミック、ガラスもしくはそれらの材料のうちの1つ以上を含有する複合材料、または、例えば、ポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、およびポリエチレンなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。
本発明によるエアロゾル発生システムは、すべての部品が接続された時に、任意の適切な寸法を有しうる。例えば、システムは、約50mm〜約200mmの長さを有しうる。システムは、約100mm〜約190mmの長さを有することが好ましい。システムは、約140mm〜約170mmの長さを有することがより好ましい。
本明細書で使用されるすべての科学的および技術的な用語は、別途指定のない限り、当業界で一般に使用される意味を持つ。本明細書で提供した定義は、本明細書で頻繁に使用される特定の用語の理解を容易にするために提供されている。
単数形(「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」)は本明細書で使用される場合、複数形の対象を有する実施形態を含蓄するが、その内容によって明らかに別途定められている場合はその限りではない。
「または」は一般的に、本明細書で使用される場合、「および/または」を含めた意味で使用されるが、その内容によって明らかに別途定められている場合はその限りではない。「および/または」という用語は、列挙された要素の1つまたはすべて、または列挙された要素のうちの任意の2つ以上の組み合わせを意味する。
「有する、持つ(have)」、「有している、持っている(having)」、「含む(include)」、「含まれる(including)」、「備える(comprise)」、「備える(comprising)」、またはこれに類するものは本明細書で使用される場合、制約のない意味で使用され、一般的に「含むが、これに限定されない」を意味する。「から本質的に成る」、「から成る」、およびこれに類するものは、「含む」およびこれに類するものに包摂されることが理解されるであろう。
「好ましい」および「好ましくは」という語は、ある特定の状況下で、ある特定のメリットをもたらし得る本発明の実施形態を指す。ただし、同じまたはその他の状況下で、その他の実施形態もまた好ましいものでありうる。その上、1つ以上の好ましい実施形態の列挙は、その他の実施形態が有用ではないことを暗に意味するものではなく、請求の範囲を含む本開示の範囲からその他の実施形態を除外するものではない。
本開示で説明される1つ以上の態様を図示する図面をこれから参照する。ただし、図面に図示されていないその他の態様が本開示の範囲および精神に含まれることが理解されるであろう。図内で使用されている類似した番号は、類似した構成要素、工程、およびこれに類するものに言及する。ただし、所定の図で一つの構成要素を指すために一つの番号を使用することは、別の図で同じ番号が付けられたその構成要素を制限するものではないことが理解される。さらに、異なる図面において構成要素を指すために異なる番号を使用することは、その異なる番号の付いた構成要素が他の番号の付いた構成要素と同じまたは類似したものであり得ないことを示すことを意図したものではない。
図1Aは、部品が接続されていない、本発明によるエアロゾル発生システムの実施例の概略断面図である。電子的構成要素は示されない。 図1Bは、一部の部品が接続されているが一部の部品が接続されていない、本発明によるエアロゾル発生システムの実施例の概略断面図である。電子的構成要素は示されない。 図1Cは、すべての部品が接続されている、本発明によるエアロゾル発生システムの実施例の概略断面図である。電子的構成要素は示されない。 図2Aは、本発明によるカプセルの実施例の概略断面図である。 図2Bは、図2Aに示したカプセルの下部面の概略表面図である。 図3Aは、本発明による気化ユニットの実施例の概略断面図である。 図3Bは、図3Aに示した気化ユニットの下部面の概略表面図である。 図4は、気化ユニットに接続されたカプセルの実施例の概略断面図である。 図5Aは、長手方向に移動可能なバッフルを有する気化ユニットの実施例の概略断面図である。 図5Bは、長手方向に移動可能なバッフルを有する気化ユニットの実施例の概略断面図である。 図6Aは、引き込み式のシースを有する気化ユニットの実施例の概略断面図である。 図6Bは、引き込み式のシースを有する気化ユニットの実施例の概略断面図である。 図7Aは、カプセルと気化ユニットが接続されていない、カプセルおよび気化ユニットの実施例の概略断面図である。 図7Bは、カプセルと気化ユニットが接続されている、カプセルおよび気化ユニットの実施例の概略断面図である。 図8は、接続されたカプセルと気化ユニットの実施例の概略断面図である。 図9は、本発明の実施例に従う、カバーの概略断面図である。 図10は、カバーをバッテリーアセンブリに結合するための機構の実施例の概略図である。 図11は、2つのカプセル、およびそのカプセルが接続可能である気化ユニットの実施例の概略断面図である。 図12は、破線におけるいくつかの内部構成要素および実線矢印におけるエアロゾル流路を示す、エアロゾル発生システムの概略側面図である。
概略図の縮尺は必ずしも正確なものではなく、図示の目的で提示されるものであり、限定するものではない。
ここで図1A〜図1Cを参照するが、エアロゾル発生システム100は、バッテリーアセンブリ10と、気化ユニット20と、カプセル30と、カバー40と、を含む。バッテリーアセンブリ10は、気化ユニット20に取り外し可能に接続可能である。気化ユニット20は、カプセル30に取り外し可能に接続可能である。カバー40は、気化ユニット20およびカプセル30の上に配置可能である。カバー40は、気化ユニット20およびカプセル30に対する位置に取り外し可能に固定可能である。一部の実施例では、カバーは、バッテリーアセンブリに取り外し可能に接続可能であってもよく、カバーがバッテリーアセンブリに接続された時に、カバーは、気化ユニットおよびカプセルを適所に保持することを助ける。
システムは、遠位端102および口側の端101を有する。バッテリーアセンブリ10は、空気吸込み口14を画定するハウジングと、入口と連通する通路と、を備える。ユーザーが口側の端101で吸い込んだ時に、空気は、空気吸込み口14およびバッテリーアセンブリ10のハウジング内の通路を通って、気化ユニット20内の通路を通って、カプセル30内の通路を通って、カバー40内の通路を通って引き出されて、さらにカバーの口側の端の開口部45の外へ出ることができる。
示される実施形態におけるカバー40は、エアロゾルの流れのための通路を画定する、内方へ延在する細長い環状要素420を有する。環状要素420は、カプセル20を密封するように係合して、カバー40を通る通路と連通するようにカプセル30を通る通路を配置する。
ここで図2Aを参照すると、カプセル30は、液体エアロゾル発生基体を収容するための貯蔵部300を画定し、エアロゾル流れのための通路315を画定する、ハウジング310を含みうる。カプセルは、貯蔵部300と連通する1つ以上のポート330を含んでもよく、ポート330の開口部を横切ってシールされる密封要素335を含んでもよい。密封要素335は、穿孔可能であることが好ましい。カプセルは、その遠位端に第一の嵌合端340を含む。嵌合端340は、気化ユニットと協働するためのいくつかの構成成分を含みうる。例えば、カプセル30は、気化ユニット(図2Aに示されない)の相補的な構成成分によって受けられるように構成される外側の先細表面を有する、長手方向に延在する環状部材350を含む。環状部材350は、約3度〜約4度の角度で先細りであることが好ましい。
カプセル30は、ポート330と連通する開口部を横切って配置される、高保持材料320の層を含みうる。高保持材料320は、貯蔵部内に配置される。示される実施例では、高保持材料320は、貯蔵部の下部内側表面上に配置され、その下部面が線A−Aで示される。
ここで図2Bを参照すると、図2Aのカプセルの第一の嵌合端340の表面図が示される。第一の嵌合端340は、第一の嵌合端の種々の構成成分を支持するプレート311を含む。プレート311は、ハウジング(例えば、図2Aの要素310)の側壁をもつ単一な片から形成されてもよく、またはハウジングの側壁に接続される1つ以上の別個の片で形成されてもよい。プレート311は、ポート330がその周りに配置される、開口部を画定する。プレート311は、エアロゾルがそれを通って流れうる通路315と連通する、開口部を画定する。開口部は、長手方向に延在する環状部材350により囲まれる。
ここで図3Aを参照すると、気化ユニット20は、エアロゾルがそれを通って流れうる通路215を画定する、ハウジング240を備えうる。液体移動要素210および発熱体220は、ハウジング240内に配置される。液体移動要素210は、移動要素210により運ばれる液体エアロゾル発生基体を加熱して、エアロゾルを形成するように構成される、発熱体220と接触する。エアロゾルは次に、通路215を通して運ばれうる。発熱体220は、バッテリーアセンブリとの電気的接続のためにハウジング240を越えて遠位に延在する、電極232、234に電気的に結合される。
気化ユニット20は、部品の適切な整列および接続を確実にするためのカプセルの第一の嵌合端の構成成分に対する相補的な構成成分を含む、第二の嵌合端245を有する。例えば、気化ユニット20は、カプセル30の対応する環状部材(例えば、図2Aに示したカプセル30の要素350)を受けるように構成される先細の内側表面を有する、環状部材250を含む。気化ユニット20はまた、液体移動要素の突起部分218がそれを通って延在する、長手方向に延在する環状部材260を含む。環状部材260は、カプセルの第一の嵌合端の対応する構成成分(図2Aに示したポート330など)と協働しうる。液体移動要素の突起部分218は、発熱体220と接触する、液体移動要素210の部分と連通する。
ここで図3Bを参照すると、図3Aの気化ユニットの第二の嵌合端の表面図が示される。第二の嵌合端は、第二の嵌合端の種々の構成成分を支持する、プレート241を含む。プレート241は、気化ユニット20のハウジング(例えば、図3Aの要素240)の一部分を形成する。プレート241は、環状要素260がその周りに配置される、開口部を画定する。液体移動要素の突起部分218は、環状要素260を通って延在する。プレート241は、空気またはエアロゾルがそれを通って流れうる通路215と連通する、開口部を画定する。開口部は、長手方向に延在する環状部材250により囲まれる。発熱体220および液体移動要素210は、通路215を通って流路に配置される。
ここで図4を参照すると、接続されたカプセル30と気化ユニット20の実施例が示される。液体移動要素の突起部分218は、貯蔵部300の下部内側表面(線A−Aで示される)を越えて、また貯蔵部300内の高保持材料320の層を通り抜けないがその中へ、カプセルのポートを通って延在する。貯蔵部300は、高保持材料320の層を湿らせる、自由流動性の液体エアロゾル発生基体360を収容する。液体移動要素の突起部分218は、発熱体220と接触する液体移動要素の部分210に液体基体360を運ぶ。発熱体220は、移動要素210によって運ばれた基体を加熱してエアロゾルを発生させ、そのエアロゾルは、通路215、315を通って空気により運ばれうる。
ここで図5Aおよび図5Bを参照すると、気化ユニット20は、例えば、液体移動要素の突出部分218を保護するように構成される、バッフル50を含みうる。バッフル50は、拡張していてもよく(図5A)、また引き込まれていてもよい(図5B)。バッフル50は、ばね要素900(概略的に示される)によって拡張位置の方へ付勢され、カプセルの第一の嵌合端を気化ユニットの第二の嵌合端の方へ移動させる力の印加は、バッフル50が引き込むことを生じさせることが好ましい。バッフル50は、気化ユニット20の嵌合端の構成成分と整列される、開口部501、502、503を含む。例えば、開口部502および開口部503は、環状部材の閉じ込め260と整列され、開口部501は、中央の環状部材250と整列される。バッフルが引き込まれた時、ユニットの嵌合端の構成成分および突起要素218は、バッフルの開口部501、502、503を通って延在する。バッフル50は、環状部材60と結合してもよく、またはそれと一体的に形成されてもよく、その環状部材は、バッフル50が拡張および引き込まれる一方で、気化ユニットのハウジングと協働して、ユニットの嵌合端の構成成分によりバッフル50の開口部501、502、503の整列を維持しうる。例えば、環状部材60の遠位部分は、気化ユニット20のハウジング上の戻り止め290と協働しうる。
ここで図6Aおよび図6Bを参照すると、気化ユニットは、気化ユニットがカプセルに接続されていない時に液体移動要素の突出部分218を保護しうる、引き込み式のシース600を含みうる。シース600は、ばね610などの付勢要素と、ばね610に取り付けられる材料620と、を含む。ばね610は、拡張位置(図6A)に材料620を付勢させる。カプセルの第一の嵌合端を気化ユニットの第二の嵌合端の方へ移動させる力の印加は、ばね610および材料620が引き込むこと(図6B)を生じさせる。
ここで図7Aおよび図7Bを参照すると、カプセル30は、気化ユニット20がカプセル30に接続されていない時(図7A)に貯蔵部からポート330を通るエアロゾル発生基体(図示せず)の流れを防ぎ、また気化ユニット20がカプセル30に接続されている時(図7B)に流れを可能にするように構成される、弁380を含んでもよい。弁380は、ポート330内のシール385内に配置されうる。弁380は、貯蔵部から弁を通る流体の流れを防ぐように閉位置に付勢された第一の弾力性の閉鎖部材318および第二の弾力性の閉鎖部材382を含む。示される弾力性の閉鎖部材381、382はそれぞれ、その他の部材の平らな部分と係合して、弁を密閉する、平らな部分を含む。気化ユニット20がカプセル30に接続された時、液体移動要素の突起部分218は、ポート330の上に配置されるカバー335を穿孔し、貯蔵部の内側表面(線A−Aで示される)を越えて延在する。液体移動要素の突起部分218は、ポート330を横切って配置される密封要素335を穿孔し、弁380の中に挿入され、それにより、弾力性の閉鎖部材381、382がそれらの付勢された閉位置から偏向させ、弁380が開き、液体移動要素の突起部分218が貯蔵部と流体連通するように配置されることを引き起こす。示される弁380は、液体移動要素の突起部分218が弁380に挿入されていない時に密閉される、ダックビル弁である。しかしながら、任意の適切な弁が採用されてもよい。弁は、機械的に動作可能であり、気化ユニット20とカプセル30が接続された時に開くように構成され、気化ユニットとカプセルが接続されていない時に密閉されるように構成されることが好ましい。
ここで図8を参照すると、接続されたカプセル30と気化ユニット20の実施例が示される。カプセル30および気化ユニット20は、保護シース600が液体移動要素218の周りに配置されることを除いて、図7Aおよび図7Bに示したものと同様である。シース600は、近位開口部612を画定する、側壁610を備える。示される実施例では、シース600の壁612は、弾力性部材381、382と接触して、弁380を開放させる。液体エアロゾル発生基体は、貯蔵部から開口部612を通って液体移動要素218へと流れうる。
ここで図9を参照すると、カバー40の実施例が示される。ばね49は、カバー内に配置され、カバー40がバッテリーアセンブリに接続された時にカプセルおよび気化ユニットに圧力を加えることを支持しうる。示されるカバー40はまた、カバー40をバッテリーアセンブリに接続するための接続要素47を含む。
ここで図10を参照すると、バッテリーアセンブリ10とカバー40との間の接続機構の実施例が示される。接続機構は、迅速解放型の接続機構であってもよい。例えば、バッテリーアセンブリ10のハウジングの近位部分120は、バッテリーアセンブリに接続して示される気化ユニット20およびカプセル30の上にまた配置されるように構成される、カバー40の遠位部分内への挿入のために先細りになっていてもよい。バッテリーアセンブリのハウジングは、接続要素47の係合部材420と協働するためのくぼみ110を含む。バッテリーアセンブリのハウジングはまた、カバーがバッテリーアセンブリと接続した時に、接続要素47の遠位部分がそれに対して隣接しうる、リム130を含む。接続要素47は、カバーとバッテリーアセンブリの切り離しを可能にするように引き込まれうる、摺動可能な環状部材430を含む。摺動可能な環状部材430は、カバーのハウジングと協働する、ばね410によって拡張位置に付勢される。図9に示した迅速解放型のコネクタは、単に例示のために示され、任意の適切なコネクタがバッテリーアセンブリをカバーに接続するために用いられてもよいことが理解されよう。
ここで図11を参照すると、本発明によるシステムは、気化ユニット20に取り外し可能に結合可能な2つ以上のカプセル300A、300Bを含みうる。示す実施形態では、気化ユニット20は、エアロゾルがそれを通って流れうる通路295を形成する、長手方向に延在する環状部材290を含む。環状部材290はまた、気化ユニットとの接続のために、カプセル300A、300Bを適切な整列に導くのに役立ちうる。カプセル300A、300Bは、同じまたは異なる液体を収容しうる。
ここで図12を参照すると、本発明のエアロゾル発生システム100は、バッテリーアセンブリ10と、バッテリーアセンブリ10に取り外し可能に結合可能な気化ユニット20と、気化ユニット20に取り外し可能に結合可能なカプセル30と、気化ユニット20およびカプセル30の上に取り外し可能に結合可能なカバー40と、を含む。
バッテリーアセンブリ10は、電源110および電気回路120がその中に配置される、ハウジング130を備える。電気回路120は、電源110に電気的に結合される。気化ユニット20は、液体移動要素210と、発熱体220と、を備える。液体移動要素210は、発熱体220と熱的接続する。気化ユニット20がバッテリーアセンブリ10に接続された時、発熱体220は、回路120および電源110と電気的に結合する。気化ユニット20がカプセル30に接続された時に、液体移動要素210は、エアロゾル発生基体を収容するのに適切な貯蔵部300と流体的に結合する。ユーザーが、カバー40によって画定されるシステムの口側の端101で吸い込んだ時、空気は、バッテリーアセンブリのハウジングの入口14に入ることができ、バッテリーアセンブリ10内の通路を通って、気化ユニット20内の通路(図3Aに示した通路215など)であって、ここでエアロゾルが空気に流入されうる、通路を通って、カプセル30内の通路(図2Aに示した通路315など)を通って、カバー内の通路を通って、さらに口側の端の開口部を通って流れることができる。
このように、別個のカプセルおよび気化ユニットを有するエアロゾル発生システムのための方法、システム、装置、組立品、および物品が記載される。本発明の様々な修正および変形が、本発明の範囲および主旨を逸脱することなく、当業者に明らかになるであろう。本発明は特定の好ましい実施形態に関連して記述してきたが、当然のことながら、本発明は主張の通り、こうした特定の実施形態に不当に限定されるべきではない。実際に、機械製作技術、電子製造技術およびエアロゾル発生物品製造または関連分野の当業者にとって明らかである、本発明を実施するための記述された方法の様々な改良は、以下の特許請求の範囲内に収まるものであることが意図される。

Claims (15)

  1. エアロゾル発生基体を収容するための貯蔵部を備える、カプセルと、
    前記カプセルに取り外し可能に接続可能である気化ユニットであって、ハウジング、前記ハウジング内に配置される液体移動要素、および前記ハウジング内に配置され、前記液体移動要素内の液体を加熱するように構成される発熱体を備える、気化ユニットと、を備え、
    前記ハウジングが、近位端を備え、前記液体移動要素の少なくとも一部分が、前記ハウジングの前記近位端を越えて延在し、
    前記気化ユニットが、前記液体移動要素が、前記カプセルの遠位端が前記気化ユニットの前記近位端の方へ移動すると、前記カプセルの前記貯蔵部内に貫通する前記気化ユニットの第一の部分であるように構成される、エアロゾル発生システム。
  2. 前記気化ユニットが、前記ハウジングの前記近位端を越えて延在する前記液体移動要素の前記一部分の周りに配置される、引き込み式のシースをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記シースが、拡張位置および収縮位置に適合するように構成され、前記拡張位置において、前記引き込み式のシースが、前記液体移動要素の端部を越えて延在する、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記シースが、前記拡張位置の方に付勢される、請求項2または3に記載のシステム。
  5. 前記カプセルが、前記貯蔵部と連通するポートを備え、前記気化ユニットの前記ハウジングの前記近位端を越えて延在する前記液体移動要素の前記一部分が、前記カプセルと前記気化ユニットが接続された時に、前記ポート内に延在するように構成される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 前記カプセルが、前記ポートを横切って横軸方向に延在する穿孔可能な密封要素を備え、前記気化ユニットの前記ハウジングの前記近位端を越えて延在する前記液体移動要素の前記一部分が、前記密封要素を穿孔するように構成される、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記カプセルが、前記貯蔵部の内側表面の近位に弁をさらに備え、前記弁は、前記カプセルと前記気化ユニットが接続されていない時に閉鎖構成に適合する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のシステム。
  8. 前記気化ユニットの前記ハウジングの前記近位端を越えて延在する前記液体移動要素の前記一部分の前記貯蔵部の前記内側表面を越える前進により、前記弁が開放構成に適合される、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記弁が、前記ハウジングの前記近位端を越えて延在する前記液体移動要素の前記一部分を受けるように位置付けられる、弾力性の閉鎖部材を備え、前記弾力性の閉鎖部材が、前記液体移動要素の前記一部分を受容すると開位置に適合する、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記弁がダックビル弁を含む、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記カプセルの前記貯蔵部が、自由流動性の液体で完全に充填されるように構成される、請求項1〜10のいずれか1項に記載のシステム。
  12. 前記貯蔵部内に配置される高保持材料の層をさらに備え、前記高保持材料の層が、前記貯蔵部が前記エアロゾル発生基体を収容する時に、前記エアロゾル発生基体と接触するように位置付けられる、請求項1〜6のいずれか1項に記載のシステム。
  13. 前記気化ユニットの前記ハウジングの前記近位端を越えて延在する前記液体移動要素の前記一部分が、前記カプセルと前記気化ユニットが接続された時に、前記貯蔵部内の前記高保持材料の層と接触するように構成される、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記気化ユニットの前記ハウジングの前記近位端を越えて延在する前記液体移動要素の前記一部分が、前記カプセルと前記気化ユニットが接続された時に、前記貯蔵部内の前記高保持材料の層を通り抜けないがその中へ延在するように構成される、請求項12に記載のシステム。
  15. 前記カプセルおよび前記気化ユニットの上に配置可能なカバーをさらに備える、請求項1〜14のいずれか1項に記載のシステム。
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