JP2019510162A - モータ冷却を有する遠心圧縮機 - Google Patents

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Abstract

遠心圧縮機(22、22’)は、ケーシング(30)、インレットガイドベーン(32a、32b)、インペラ(34a、34b)、モータ(38)、ディフューザ(36a、36b)及び冷却媒体運搬構造体(SS、SR、RS、RR、IC、OC、G、80)を備える。モータ(38)は、シャフト(42)に取り付けられたロータ(62)と、ロータ(62)の径方向外方に配設されたステータ(60)と、を含み、ロータ(62)とステータ(60)との間に間隙(G)を形成する。冷却媒体運搬構造体(SS、SR、RS、RR、IC、OC、G、80)は、冷却媒体をモータ(38)に供給し、かつモータ(38)から排出するように位置する入口導管(IC)及び出口導管(OC)を含む。シャフト(42)は、ロータ(62)の内側形状とは異なる外側形状を有し、シャフト(42)とロータ(62)との間に少なくとも1つの軸方向通路(80)を形成する。冷却媒体は、間隙(G)及び少なくとも1つの軸方向通路(80)を通して供給され、ロータ(62)を冷却する。

Description

本発明は、全般的にはチラーシステムで使用される遠心圧縮機に関する。より具体的には、本発明は、モータ冷却を備える遠心圧縮機に関する。
チラーシステムは、媒体から熱を除去する冷凍機械又は装置である。通常、水などの液体が媒体として使用され、チラーシステムは蒸気圧縮冷凍サイクルで動作する。この液体は、次いで、熱交換器を通って循環し、必要に応じて空気又は機器を冷却できる。必然的な副産物として、冷却は、廃熱を生じ、この廃熱は、周辺に排出するか、又はより高い効率性のために加熱目的で回収する必要がある。従来のチラーシステムは、多くの場合、しばしばターボ圧縮機と称される遠心圧縮機を利用する。したがって、そのようなチラーシステムは、ターボチラーと称することができる。あるいは、他の種類の圧縮機、例えば、スクリュー圧縮機を利用することができる。
従来の(ターボ)チラーでは、冷媒は、遠心圧縮機で圧縮され、冷媒と熱交換媒体(液体)との間で熱交換が起こる熱交換器に送られる。この熱交換器は、冷媒がこの熱交換器において凝縮するため、凝縮器と称される。結果として、熱は媒体(液体)に伝達され、媒体は加熱される。凝縮器から出る冷媒は、膨張弁によって膨張されて、冷媒と熱交換媒体(液体)との間で熱交換が起こる別の熱交換器に送られる。この熱交換器は、冷媒がこの熱交換器で加熱される(蒸発する)ため、蒸発器と称される。結果として、熱は媒体(液体)から冷媒に伝達され、液体は冷却される。蒸発器からの冷媒は、次いで遠心圧縮機に戻り、サイクルは繰り返される。利用される液体は、多くの場合、水である。
従来の遠心圧縮機は、ケーシング、インレットガイドベーン、インペラ、ディフューザ、モータ、様々なセンサ及びコントローラを基本的に含む。冷媒は、インレットガイドベーン、インペラ及びディフューザの順に通って流れる。したがって、インレットガイドベーンは、遠心圧縮機のガス吸入ポートに連結され、一方で、ディフューザは、インペラのガス出口ポートに連結されている。インレットガイドベーンは、インペラへの冷媒ガスの流量を制御する。インペラは、冷媒ガスの速度を増加させる。ディフューザは、インペラによって付与された冷媒ガスの速度(動的圧力)を、(静的)圧力に変換するために機能する。モータは、インペラを回転させる。コントローラは、モータ、インレットガイドベーン及び膨張弁を制御する。このようにして、冷媒は、従来の遠心圧縮機で圧縮される。従来の遠心圧縮機は、1つ又は2つの段を有する場合がある。モータは、1つ以上のインペラを駆動する。
従来の遠心圧縮機のモータは、冷却を必要とする場合がある。モータ冷却の一般的方法は、チラーシステムの冷媒を使用するものである。例えば、米国特許第3,805,547号、米国特許第3,645,112号及び特開平01−138946号を参照されたい。
遠心チラーシステムで使用される比較的一般的な冷媒の一例は、R134aである。従来のモータ冷却技術は、この冷媒が従来のチラーシステムで使用されるときに比較的良好に機能する。図25〜図26を参照されたい。しかし、低圧冷媒(LPR)、例えば、R1233zdが遠心チラーシステムで使用されるとき、従来のモータ冷却技術が十分ではない場合が見出されている。図25及び図27を参照されたい。
したがって、本発明の目的は、R1233zdなどのLPRが使用される場合であっても、モータを適切に冷却するチラー用の遠心圧縮機を提供することにある。
また、R1233zdなどの低圧冷媒(LPR)が使用されるとき、従来のモータ冷却技術を使用する従来の遠心チラーシステムでは、ロータ温度がステータ温度よりも高くなることも見出されている。図27を参照されたい。また、ロータ及び/又はステータの温度は、望ましい温度よりも高くなる場合がある。
したがって、本発明の別の目的は、R1233zdなどのLPRが使用される場合であっても、モータのロータ及び/又はステータを適切に冷却するチラー用の遠心圧縮機を提供することにある。
モータ冷却の程度が冷媒流量に依存することと、従来の遠心圧縮機における高すぎる冷媒流量がモータにとって邪魔になる可能性があることと、が更に見出されている。
したがって、本発明の別の目的は、モータを邪魔することなく適切な冷媒流量が供給されるチラー用の遠心圧縮機を提供することである。
冷媒流量、したがって、冷却の程度が高圧側と低圧側との間の圧力差に依存することが更に見出されている。R134aの圧力差は、R1233zdなどのLPRよりも大きい。しかし、流路の断面積もまた冷媒流量における因子であることが更に見出されている。
したがって、本発明の別の目的は、R1233zdなどの低圧冷媒(LPR)が使用される場合であっても、流路の適切な断面積及び/又は圧力差を提供して、適切な冷媒流れ及び冷却を容易にする、チラー用の遠心圧縮機を提供することである。
R1234ze又はR1234yfなどの低地球温暖化係数(GWP)冷媒もまた、上記課題のうちの1つ以上を有することが更に見出されている。
したがって、本発明の更に別の目的は、上記目的の1つ以上に従って、R1234ze又はR1234yfなどの低地球温暖化係数(GWP)冷媒をモータの適切な冷却に使用することができる、チラー用の遠心圧縮機を提供することである。
上述した目的のうちの1つ以上は、チラーで使用するために適合された遠心圧縮機を提供することによって、基本的に達成することができる。遠心圧縮機は、ケーシング、インレットガイドベーン、インペラ、モータ、ディフューザ及び冷却媒体運搬構造体を含む。ケーシングは、入口部分及び出口部分を有する。インレットガイドベーンは、入口部分に配設されている。インペラは、インレットガイドベーンの下流に配設されている。インペラは、回転軸周りに回転可能なシャフトに取り付けられている。ディフューザは、インペラから下流の出口部分に配設されている。モータは、インペラを回転させるためのシャフトを回転させるように配置されている。モータは、シャフトに取り付けられたロータと、ロータの径方向外方に配設されたステータと、を含み、ロータとステータとの間に間隙を形成する。冷却媒体運搬構造体は、冷却媒体をモータに供給するように位置する入口導管と、冷却媒体をモータから排出するように位置する出口導管と、を含む。シャフトは、ロータの内側形状とは異なる外側形状を有し、シャフトとロータとの間に、少なくともロータの軸方向長さと同じ長さでシャフトの軸方向長さに沿って、少なくとも1つの軸方向通路を形成する。入口導管は、間隙及び少なくとも1つの軸方向通路を通じて冷却媒体を供給して、ロータを冷却するために配置されている。出口導管は、間隙及び少なくとも1つの軸方向通路から冷却媒体を排出するために配置されている。
本発明のこれらと他の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明の、付属の図面と合わせて開示される好ましい実施形態から、当業者に明らかとなるであろう。
本原開示の一部を形成する添付図面をここで参照する。
本発明の一実施形態に係る遠心圧縮機を有する単段型チラーシステムを例示する概略図である。
本発明の一実施形態に係る遠心圧縮機を有する(エコノマイザを備えた)二段型チラーシステムを例示する概略図である。
図1及び図2のチラーシステムに適用可能なステータ及びロータの冷却流路の第1のオプションを、第2の段が図2にのみ存在することを例示するために想像円内に示した第2の段と共に例示する部分概略図である。
図2のチラーシステムに適用可能なステータ及びロータの冷却流路の第2のオプションを例示する部分概略図である。
図1及び図2のチラーシステムに適用可能なステータ及びロータの冷却流路の第3のオプションを、第2の段が図2にのみ存在することを例示するために想像円内に示した第2の段と共に例示する部分概略図である。
図1及び図2のチラーシステムに適用可能なステータ及びロータの冷却流路の第4のオプションを、第2の段が図2にのみ存在することを例示するために想像円内に示した第2の段と共に例示する部分概略図である。
図1及び図2のチラーシステムに適用可能なステータ及びロータの冷却流路の第5のオプションを、第2の段が図2にのみ存在することを例示するために想像円内に示した第2の段と共に例示する部分概略図である。
図1及び図2のチラーシステムに適用可能なステータ及びロータの冷却流路の第1及び第3のオプションの組み合わせを、第2の段が図2にのみ存在することを例示するために想像円内に示した第2の段と共に例示する部分概略図である。
図1及び図2のチラーシステムに適用可能なステータ及びロータの冷却流路の第1及び第4のオプションの組み合わせを、第2の段が図2にのみ存在することを例示するために想像円内に示した第2の段と共に例示する部分概略図である。
図1及び図2のチラーシステムに適用可能なステータ及びロータの冷却流路の第1及び第5のオプションの組み合わせを、第2の段が図2にのみ存在することを例示するために想像円内に示した第2の段と共に例示する部分概略図である。
図2のチラーシステムに適用可能なステータ及びロータの冷却流路の第2及び第3のオプションの組み合わせを例示する部分概略図である。
図2のチラーシステムに適用可能なステータ及びロータの冷却流路の第2及び第4のオプションの組み合わせを例示する部分概略図である。
図2のチラーシステムに適用可能なステータ及びロータの冷却流路の第2及び第5のオプションの組み合わせを例示する部分概略図である。
例示の目的のために部分的に切断して断面で示した、図2で例示されたチラーシステムの遠心圧縮機の斜視図である。
ロータ冷却の第1の並列方向流れを例示する、図1〜図14で例示された圧縮機のモータの簡略化した部分的長手方向断面図である。
ロータ冷却の第2の並列方向流れを例示する、図1〜図14で例示された圧縮機のモータの簡略化した部分的長手方向断面図である。
ロータ冷却の第1の直列方向流れを例示する、図1〜図14で例示された圧縮機のモータの簡略化した部分的長手方向断面図である。
ロータ冷却の第2の直列方向流れを例示する、図1〜図14で例示された圧縮機のモータの簡略化した部分的長手方向断面図である。
簡略化の観点から冷却媒体流れを省略した、図1〜図16で例示された遠心圧縮機のインペラ、モータ及び磁気軸受の概略長手方向断面図である。
図1〜図17で例示された圧縮機のモータのモータシャフトの拡大斜視図である。
図18で例示されたモータシャフトの長手方向立面図である。
図18〜図19で例示されたモータシャフトの端面図である。
図19の切断線21−21に沿って見た、図18〜図20で例示されたモータシャフトの横断断面図である。
図19の切断線22−22に沿って見た、図18〜図20で例示されたモータシャフトの横断断面図である。
回転方向に対してシャフト内の溝の負の角度を例示する、図15Aの切断線23−23に沿って見た、図15A〜図15Bで例示された圧縮機のモータの部分横断断面図である。
回転方向に対してシャフト内の溝の正の角度を例示する、図15Aの切断線23−23に沿って見た、図15A〜図15Bで例示された圧縮機のモータの部分横断断面図である。
従来のモータを有する遠心圧縮機の部分断面図である。
R134aが冷媒の場合の図25の従来の圧縮機におけるステータ及びロータの温度を例示するグラフである。
R1233zdが冷媒の場合の図25の従来の圧縮機におけるステータ及びロータの温度を例示するグラフである。
R134aが冷媒の場合の図25の従来の圧縮機におけるステータ及びロータの温度を例示するグラフである。
選択された実施形態を、図面を参照してここで説明する。実施形態の以下の説明は、例示のためにのみ提供され、添付の特許請求の範囲及びその等価物によって定義される本発明を制限する目的のためではないことが、本開示から当業者には明らかであろう。
最初に図1及び図2を参照すると、本発明の一実施形態に係る遠心圧縮機22及び22’を有するチラーシステム10及び10’が例示されている。図1の遠心圧縮機22は、単段型圧縮機であり、したがって、図1のチラーシステム10は、単段型チラーシステムである。図2の遠心圧縮機22’は、二段型圧縮機であり、したがって、図2のチラーシステム10’は、二段型チラーシステムである。図2の二段型チラーシステムはまた、エコノマイザを含む。図1及び図2は、本発明の実施形態に従った遠心圧縮機22及び22’を使用することができるチラーシステムの2つの例を単に例示している。
図3〜図13をここで簡単に参照すると、本発明に従ってモータ冷却流れを提供するために、チラーシステム10及び10’の遠心圧縮機22及び22’に取り付けるための多数のオプションが例示されている。図3〜図13に示した多数のオプションが、図1〜図2に含まれた場合、図1〜図2を複雑にする恐れがあるため、図1及び図2は、図3〜図13に示したモータ冷却流れを例示しない。しかし、上記の「図面の簡単な説明」に示すように、図3〜図13のオプションを図1及び図2で例示したチラーシステム10及び10’に組み込むことができることが、本開示から当業者には明らかであろう。加えて、チラーシステム10’のエコノマイザを、図3〜図13のモータ冷却流れに使用されない場合に除外することができることが、本開示から当業者には明らかであろう。
チラーシステム10及び10’は、遠心圧縮機22及び22’と、冷却流れが遠心圧縮機22及び22’に供給される方法と、を除いて、従来型である。したがって、チラーシステム10及び10’は、遠心圧縮機22及び22’と、冷却流れが遠心圧縮機22及び22’に供給される方法と、に関することを除いて、本明細書において詳細に論じない、及び/又は、例示しない。しかし、チラーシステム10及び10’の従来の部品を、本発明の範囲を逸脱することなく多様な方法で構成することができることが、当業者には明らかであろう。例示された実施形態では、チラーシステム10及び10’は、好ましくは、冷却水及びチラー水を従来の方法で利用する水チラーである。
遠心圧縮機22及び22’は、遠心圧縮機22’が二段型圧縮機であることを除き、互いに同一である。したがって、単段型圧縮機22は、部品が取り外されていることを除いて遠心圧縮機22’と同一であることが、本開示から当業者には明らかであろう。したがって、二段圧縮機22’は、単段型圧縮機22の全ての部品を含み、更に追加部品を含む。したがって、二段型圧縮機22’の説明及び例示が、圧縮の第2の段に関係する部品及び圧縮の第2の段に関する変更(例えば、ハウジング形状、シャフト端部形状など)を除いて、単段型圧縮機22にもまた適用されることが、本開示から当業者には明らかであろう。これらの観点から、また簡潔にする目的で、二段型圧縮機22’のみを本明細書で詳細に説明及び/又は例示することとする。圧縮機22’を以下でより詳細に説明する。
図1〜図2を再び参照して、チラーシステム10及び10’の構成要素をここで簡単に説明する。チラーシステム10は、ループ冷凍サイクルを形成するために共に直列に接続された、チラーコントローラ20、圧縮機22、凝縮器24、膨張弁又はオリフィス27及び蒸発器28を基本的に含む。チラーシステム10’は、ループ冷凍サイクルを形成するために共に直列に接続された、チラーコントローラ20、遠心圧縮機22’、凝縮器24、膨張弁又はオリフィス25、エコノマイザ26、膨張弁又はオリフィス27及び蒸発器28を含む。いずれの場合も、様々なセンサ(図示せず)が、チラーシステム10及び10’を従来の方法で制御するために、チラーシステム10及び10’の回路を通して配設される。
図1〜図17、主に図14〜図17をここで参照して、圧縮機22’をここでより詳細に説明する。圧縮機22’は、例示された実施形態では二段型遠心圧縮機である。したがって、本明細書で例示された圧縮機22’は、2つのインペラを含む。しかし、圧縮機22’は、3つ以上のインペラ(図示せず)を含むか、又は図1に示すような単段型圧縮機であってもよい。例示された実施形態の二段型遠心圧縮機22’は、圧縮機22’が、図3〜図13のうちの1つに示すように圧縮機22’に接続されたモータ冷却経路及び図15A〜図15Bに示したような圧縮機22’内に供給された冷却冷媒を含むことを除いて、従来型である。もちろん、図16A〜図16Bの冷却経路もまた、本発明の範囲を逸脱することなく使用することができるであろうことが、本開示から当業者には明らかであろう。モータ冷却を以下でより詳細に説明する。
したがって、遠心圧縮機22’は、第1の段のインペラ34a及び第2の段のインペラ34bを含む。遠心圧縮機22’は、第1の段のインレットガイドベーン32a、第1のディフューザ/ボリュート36a、第2の段のインレットガイドベーン32b、第2のディフューザ/ボリュート36b、圧縮機モータ38及び磁気軸受アセンブリ40並びに様々な従来のセンサ(一部のみ図示)を更に含む。本明細書では磁気軸受が説明されているが、他の種類及び形態の圧縮機軸受が本発明により使用される場合があることが、本開示から当業者には明らかであろう。ケーシング30は、遠心圧縮機22’の他の部品を覆う。ケーシング30は、圧縮機22’の第1の段用の入口部分31a及び出口部分33aを含む。また、ケーシング30は、圧縮機22’の第2の段用の入口部分31b及び出口部分33bを含む。
チラーコントローラ20は、様々なセンサから信号を受信し、インレットガイドベーン32a及び32b、圧縮機モータ38及び磁気軸受アセンブリ40を従来の方法で、以下により詳細に説明するように制御する。冷媒は、第1の段のインレットガイドベーン32a、第1の段のインペラ34a、第2の段のインレットガイドベーン32b及び第2の段のインペラ34bの順に通過して流れる。インレットガイドベーン32a及び32bは、従来の方法でそれぞれインペラ34a及び34bへの冷媒ガスの流量を制御する。インペラ34a及び34bは、概ね圧力を変化させることなく、冷媒ガスの速度を増加させる。モータ速度は、冷媒ガスの速度の増加量を決定する。ディフューザ/ボリュート36a及び36bは、冷媒圧力を増加させる。ディフューザ/ボリュート36a及び36bは、ケーシング30に対して移動不能に固定されている。圧縮機モータ38は、シャフト42を介してインペラ34a及び34bを回転させる。磁気軸受アセンブリ40は、シャフト42を磁気的に支持する。あるいは、軸受システムは、ローラ要素、動圧軸受、静圧軸受及び/又は磁気軸受又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。このようにして、冷媒は、遠心圧縮機22’で圧縮される。
チラーシステム10の動作では、圧縮機22’の第1の段のインペラ34a及び第2の段のインペラ34bが回転し、チラーシステム10内の低圧の冷媒は、第1の段のインペラ34aによって吸引される。冷媒の流量は、インレットガイドベーン32aによって調節される。第1の段のインペラ34aによって吸引された冷媒は、中間圧力まで圧縮され、冷媒圧力は、第1のディフューザ/ボリュート36aによって高められ、次いで、冷媒は、第2の段のインペラ34bに導入される。冷媒の流量は、インレットガイドベーン32bによって調節される。第2の段のインペラ34bは、中間圧力の冷媒を高圧まで圧縮し、冷媒圧力は、第2のディフューザ/ボリュート36bによって高められる。高圧ガス冷媒は、次いで、チラーシステム10に吐出される。
図14〜図17を参照すると、磁気軸受アセンブリ40は、従来型であり、したがって、本発明に関する場合を除き、本明細書で詳細に論じない、及び/又は、例示しないこととする。むしろ、任意の好適な磁気軸受を、本発明の範囲を逸脱することなく使用することができることが、当業者には明らかであろう。磁気軸受アセンブリ40は、好ましくは、第1のラジアル磁気軸受44、第2のラジアル磁気軸受46及びアキシャル(スラスト)磁気軸受48を含む。どのような場合でも、少なくとも1つのラジアル磁気軸受44又は46が、シャフト42を回転可能に支持する。スラスト磁気軸受48は、スラストディスク45に作用することによって、回転軸Xに沿ってシャフト42を支持する。スラスト磁気軸受48は、シャフト42に取り付けられたスラストディスク45を含む。
スラストディスク45は、シャフト42から回転軸Xに対して垂直な方向に径方向に延在し、シャフト42に対して固定されている。回転軸Xに沿ったシャフト42の位置(軸方向位置)は、スラストディスク45の軸方向位置によって制御される。第1のラジアル磁気軸受44及び第2のラジアル磁気軸受46は、圧縮機モータ38の両側の軸方向端部に配設されている。様々なセンサは、磁気軸受44、46及び48に対するシャフト42の径方向位置及び軸方向位置を検出し、チラーコントローラ20に従来の方法で信号を送信する。次いで、チラーコントローラ20は、磁気軸受44、46及び48に送られる電流を従来の方法で制御し、シャフト42を正しい位置に維持する。磁気軸受アセンブリ40は、好ましくは、間隙センサ54、56及び58を利用してシャフト位置を監視してシャフト位置を示す信号をチラーコントローラ20に送信する、能動型磁気軸受44、46及び48の組み合わせである。したがって、磁気軸受44、46及び48のそれぞれは、好ましくは、能動型磁気軸受である。
図14〜図24をここで参照して、本発明に従ったモータ38をここでより詳細に説明する。モータ38は、ステータ60及びロータ62を含む。ステータ60は、ケーシング30の内側表面に固定されている。その一方で、ロータ62は、シャフト42に固定されている。ステータ60及びロータ62は、従来型である。したがって、電力がステータ60に送られると、ロータ62は回転する。ロータがシャフト42に固定されているため、シャフト42もまた回転し、したがって、インペラ34a及び34bもまた回転する。間隙Gは、ステータ60とロータ62との間に形成される。間隙Gは、ロータ62を円周方向で完全に囲み、ステータ60及びロータ62の長さに沿って軸方向に延在する。冷却流体は、ステータ60の外側に供給される。加えて、冷却流体は、モータ38の軸方向端部に供給されて、間隙Gを軸方向に通過することによってロータ62を冷却する。ステータ60及びロータ62の冷却は、以下でより詳細に説明する。
図18〜図24を参照して、シャフト42をここでより詳細に説明する。図17は、単純化した図であり、したがって、シャフト42の部分を例示しないことに留意されたい。上述のように、ロータ62は、シャフト42に取り付けられている。シャフト42は、第1のラジアル磁気軸受部分64、第2のラジアル磁気軸受部分66、第3のアキシャル磁気軸受支持部分68、拡大部分70及びロータ支持部分72を含む。加えて、インペラ支持部分74a及び74bは、シャフト42の両側の端部に配設され、そこに固定して取り付けられたインペラ34a及び34bを有する。
第1のラジアル磁気軸受部分64は、ロータ支持部分72とインペラ支持部分34aとの間で軸方向に配設されている。第1のラジアル磁気軸受部分64は、従来の方法で第1のラジアル磁気軸受44によって磁気的に径方向で支持される。第3のアキシャル磁気軸受支持部分68は、拡大部分70と第2の磁気軸受部分66との間で軸方向に配設されている。第3のアキシャル磁気軸受支持部分68は、従来の方法でそこに固定して取り付けられたスラストディスク45を有する(図18〜図24に図示せず)。スラストディスク45は、従来の方法でアキシャル磁気軸受48によって磁気的に軸方向で支持される。第2の磁気軸受部分66は、第3のアキシャル磁気軸受支持部分68と第2のインペラ支持部分74bとの間で軸方向に配設されている。第2のラジアル磁気軸受部分66は、従来の方法で第2のラジアル磁気軸受46によって磁気的に径方向で支持される。
ロータ支持部分72は、第1の磁気軸受部分64と拡大部分70との間で軸方向に配設されている。拡大部分70は、ロータ支持部分72と第3のアキシャル磁気軸受支持部分68との間で軸方向に配設されている。複数の溝80は、拡大部分70の一部及びロータ支持部分72の外側表面に形成されている。溝80が存在するため、シャフト42は、ロータ62の内側形状とは異なる外側形状を有し、複数の軸方向通路を形成する。拡大部分70がロータ支持部分72よりも大きいため、ロータ62は、ロータ62が拡大部分70に接触するまで、ロータ支持部分72の上で滑動することができる。図14〜図16を参照されたい。しかし、溝80は、ロータ62よりも長い長さを有し、拡大部分70の一部及びロータ支持部分72に沿って延在する。加えて、溝80は、図18及び図21から最も良好に理解されるように、拡大部分70とロータ支持部分72との間の径方向高さの差よりも大きな深さを有する。したがって、冷却流体は、以下でより詳細に説明するように、溝80を軸方向に通過することができる。冷却流体は、図15Aに示すように左から右へと並列に、又は図15Bに示すように右から左へと並列に、通過することができる。あるいは、冷却媒体は、図16Aに示すように左から/左に直列に、*例えば、対向流、又は、図16Bに示すように右から/右に直列に、通過することができる。図16A及び図16Bの流れは、供給側と戻り側との間に大きな圧力差があるときに特に有用であり得る。
図18〜図24を更に参照して、シャフト42の溝80をここでより詳細に説明する。例示された実施形態では、シャフト42は、円周方向に互いに等間隔に離間した6本の溝80を有する。したがって、シャフト42の外側形状は、(拡大部分70及びロータ支持部分72のそれぞれの)環状部分と、環状部分から径方向内方に延在する複数の溝80と、を含む。加えて、例示された実施形態では、溝80は、互いに同一である。それぞれの溝80は、第1の側壁82、第1の側壁82から円周方向に離間している第2の側壁84、及び第1の側壁82及び第2の側壁84の内側端部に径方向に接続されているトラフ壁86を含む。それぞれの溝80の第1の側壁82は、軸方向断面で見ると、溝80の第2の側壁84に対して実質的に平行である。加えて、それぞれの溝80は、軸方向断面で見ると、第1の側壁82及び第2の側壁84から等間隔に離間された中央線Cを有し、それぞれの溝80の中央線Cは、図23及び図24から最も良好に理解されるように、シャフト42の径方向に対して傾斜している。
上記構成の観点から、シャフト42の外側形状は、ロータ62の内側形状とは異なり、シャフト42とロータ62との間に、ロータ62の軸方向長さと少なくとも同じ長さでシャフト42の軸方向長さに沿って、複数の軸方向通路を形成する。いずれの場合も、シャフト42は、ロータ62の内側形状とは異なる外側形状を有し、シャフト42とロータ62との間に、ロータ62の軸方向長さと少なくとも同じ長さでシャフト42の軸方向長さに沿って、少なくとも1つの軸方向通路を形成する。ここでロータ62の軸方向長さを論じるとき、シャフト42に取り付けられたロータ62の部分の軸方向長さを指すことを意図している。少なくとも1つの軸方向通路の総断面積は、軸方向断面で見ると、間隙Gの総断面積よりも大きい。好ましくは、少なくとも1つの軸方向通路の総断面積は、軸方向断面で見ると、間隙Gの総断面積のおよそ2倍である。
シャフト42は、遠心圧縮機22及び22’の作動中に回転方向Rに回転する。図23に示すように、中央線Cの径方向内側端部が、周方向において中央線Cの径方向外側端部よりも更に正の回転方向に配設されるように、それぞれの中央線Cは傾斜していてもよい。これは、溝80の負の角度を例示する。あるいは、シャフト42は、遠心圧縮機22及び22’の作動中に回転方向Rに回転する。図24に示すように、中央線Cの径方向外側端部が、中央線Cの径方向内側端部よりも更に正の回転方向に周方向に配設されるように、それぞれの中央線Cは傾斜していてもよい。これは、溝の正の角度を例示する。
例示された実施形態の溝構成は、単なる例である。しかし、実際の溝構成が流体シミュレーション、溝の特徴に基づいて計算されてもよいことが、本開示から当業者には明らかであろう。しかし、回転方向に対して角度があることが好ましい。そのような角度の方向は、以下のように決定することができる。冷却を重視して設計した場合、図23に示すような回転方向に対する「負の角度」は、最も有用となり得るが、その一方で、摩擦損失を重視して設計する場合、シャフトの回転抵抗(摩擦損失)が図24に示すように回転方向に対して「正の角度」の場合に増加するため、回転方向に対する「正の角度」が最も有用となり得る。
いずれの場合も、シャフト溝80の総面積が間隙Gの通路面積のおよそ2倍であることが好ましい。したがって、複数の溝80の総断面積は、軸方向断面で見ると、間隙Gの総断面積よりも大きい。好ましくは、複数の溝80の総断面積は、軸方向断面で見ると、間隙Gの総断面積のおよそ2倍である。例示された実施形態では、溝80の面積の間隙Gの面積に対する比は、0.63〜0.37である。しかし、最適な溝面積及び溝角度は、好ましくは、冷却又は摩擦損失の低下のどちらを重視して設計されるかに関して決定される。本明細書で断面積を論じるとき、間隙Gが一般的には非常に小さいため、その寸法が説明の目的のために本明細書では拡大されていることに留意されたい。
図3〜図13を再び参照して、モータ38への冷却媒体運搬用のオプションをより詳細に説明する。図3〜図13の全てで、ステータ供給SS、ステータ戻りSR、少なくとも1つのロータ供給RS及びロータ戻りRRが設けられている。これらの図において線として例示されているのみであるが、これらの線は、図15A〜図15B及び図16A〜図16Bから最も良好に理解されるように、従来の導管/配管を表す。図15A〜図15BのRRライン及びRSラインは、実線でのみ組み合わされてもよい。言い換えると、単一ロータ供給ラインRS及び単一ロータ戻りラインRRが、図15A〜図15Bにおいて設けることができるか、2つの並列ラインが設けられてもよい。いずれの場合も、図15A〜図15Bは、間隙G及び溝80を通る並列流れを例示している。図16A〜図16Bでは、溝80及び間隙Gを通る直列流れは、モータ38の両端に向けて/両端から例示されている。したがって、単一ロータ供給ラインRS及び単一ロータ戻りラインRRのみが使用される。図15A、図15B、図16A、図16Bの流れの少なくともいずれかが、本発明の範囲を逸脱することなく、図3〜図13の流れと共に使用することができることが、本開示から当業者には明らかであろう。
図3〜図13では、ステータ供給ラインSS及びステータ戻りラインSRは、図3〜図13の全てで同一である。それぞれのステータ供給ラインSSは、2つの電磁弁SOVを含み、2つの電磁弁SOVでドライヤフィルタDFを挟んでいる。それぞれのステータ戻りラインSRは、電磁弁SOVを含む。加えて、図3〜図13のそれぞれのロータ戻りラインRRもまた同一である。しかし、図3〜図13のロータ供給ラインRSは、異なる。図3〜図13では、冷却媒体運搬配置のいくつかが、第1及び/又は第2のチラーシステム10又は10’に適用される。圧縮機22’の第2の段が隠線で囲まれている場合はオプションであることを示す。これらの場合、ロータ供給ラインRSは、圧縮機22’の第2の段の有無に影響されない。
図3では、ロータ供給ラインRSは、冷却流体を蒸発器28からモータ38に運搬する。したがって、この運搬は、単段型チラー10又は二段型チラーシステム10’に適用される。
図4では、ロータ供給ラインRSは、冷却流体をエコノマイザ26からモータ38に運搬する。したがって、この運搬は、二段型チラーシステム10’に適用される。
図5では、ロータ供給ラインRSは、冷却流体を凝縮器24からモータ38に運搬する。このオプションでは、ロータ供給ラインRSは、ろ過器STを間に挟むように配置された電磁弁SOVを含み、下流に膨張弁EXVを有する。したがって、この運搬は、単段型チラー10又は二段型チラーシステム10’に適用される。
図6では、ロータ供給ラインRSは、冷却流体を凝縮器24からモータ38に運搬する。このオプションでは、ロータ供給ラインRSは、ろ過器STを間に挟むように配置された電磁弁SOVを含み、下流にオリフィスOを有する。したがって、この運搬は、単段型チラー10又は二段型チラーシステム10’に適用される。
図7では、ロータ供給ラインRSは、冷却流体を凝縮器24からモータ38に運搬する。このオプションでは、ロータ供給ラインRSは、ろ過器STを間に挟むように配置された電磁弁SOVを含み、下流に並列に搭載された膨張弁EXV及びオリフィスOを有する。したがって、この運搬は、単段型チラー10又は二段型チラーシステム10’に適用される。
図8では、ロータ供給ラインRSは、冷却流体を凝縮器24から及び蒸発器28からモータ38に分岐点を介して運搬する。このオプションでは、凝縮器からのロータ供給ラインRSは、ろ過器STを間に挟んで配置された電磁弁SOVを含み、下流に膨張弁EXVを有する。したがって、この運搬は、単段型チラー10又は二段型チラーシステム10’に適用される。
図9では、ロータ供給ラインRSは、冷却流体を凝縮器24から及び蒸発器28からモータ38に分岐点を介して運搬する。このオプションでは、凝縮器からのロータ供給ラインRSは、ろ過器STを間に挟むように配置された電磁弁SOVを含み、下流にオリフィスOを有する。したがって、この運搬は、単段型チラー10又は二段型チラーシステム10’に適用される。
図10では、ロータ供給ラインRSは、冷却流体を凝縮器24から及び蒸発器28からモータ38に分岐点を介して運搬する。このオプションでは、凝縮器からのロータ供給ラインRSは、ろ過器STを間に挟むように配置された電磁弁SOVを含み、下流に並列に搭載された膨張弁EXV及びオリフィスOを有する。したがって、この運搬は、単段型チラー10又は二段型チラーシステム10’に適用される。
図11では、ロータ供給ラインRSは、冷却流体を凝縮器24から及びエコノマイザ26からモータ38に分岐点を介して運搬する。このオプションでは、凝縮器からのロータ供給ラインRSは、ろ過器STを間に挟むように配置される電磁弁SOVを含み、下流に膨張弁EXVを有する。したがって、この運搬は、単段型チラー10又は二段型チラーシステム10’に適用される。
図12では、ロータ供給ラインRSは、冷却流体を凝縮器24から及びエコノマイザ26からモータ38に分岐点を介して運搬する。このオプションでは、凝縮器からのロータ供給ラインRSは、ろ過器STを間に挟むように配置される電磁弁SOVを含み、下流にオリフィスOを有する。したがって、この運搬は、二段型チラーシステム10’に適用される。
図13では、ロータ供給ラインRSは、冷却流体を凝縮器24から及びエコノマイザ26からモータ38に分岐点を介して運搬する。このオプションでは、凝縮器からのロータ供給ラインRSは、ろ過器STを間に挟むように配置される電磁弁SOVを含み、下流に並列に搭載された膨張弁EXV及びオリフィスOを有する。したがって、この運搬は、二段型チラーシステム10’に適用される。
正確な量の冷媒を運搬するために、コントローラ20がバルブを制御してもよく、及び/又は、オリフィス寸法が設定されてもよい。ステータ供給SS、ステータ戻りSR、少なくとも1つのロータ供給RS及びロータ戻りRR、並びに内部に配設された部品は、本発明に係る冷却媒体運搬構造体の部品を形成する。冷却媒体運搬構造体は、図3〜図16から最も良好に理解されるように、冷却媒体をモータ38の第1の軸方向端部に供給するように位置する入口導管ICと、冷却媒体をモータ38の第2の軸方向端部から排出するように位置する出口導管OCと、を更に含む。入口導管ICは、冷却媒体をモータ38の第1の軸方向端部から間隙G及び(例えば、溝80によって形成された)少なくとも1つの軸方向通路を通ってモータ38の第2の軸方向端部に供給するために配置されて、ロータ62を冷却し、出口導管OCは、モータ38の第2の軸方向端部に供給された冷却媒体を、間隙G及び(例えば、溝80によって形成された)少なくとも1つの軸方向通路から排出するために配置されている。もちろん、第1及び第2の軸方向端部は、図15A〜図15B及び図16A〜図16Bに示すように入れ替えることができる。導管IC及びOCでは、冷却媒体を間隙G及び溝80に供給し、冷却媒体を間隙G及び溝80から排出することができ、又は追加の従来の導管(例えば、流体を間隙に運搬するために以前使用されていた導管など)を間隙G用に設けることができる。
例示された実施形態では、冷却媒体運搬構造体はポンプを含まない。加えて、例示された実施形態では、入口導管(IC)の少なくとも一部は、冷却媒体流れの方向に応じて、第1の磁気軸受要素44又は第3の磁気軸受要素48のうちの1つに対して、モータ38の第1の軸方向端部よりも近くに軸方向で配設されている。出口導管(OC)の少なくとも一部は、冷却媒体流れの方向に応じて、第2の磁気軸受要素46又は第3の磁気軸受要素48のうちの1つに対して、モータ38の第2の軸方向端部よりも近くに軸方向で配設されている。例示された実施形態では、第3のアキシャルスラスト軸受要素48は、第1のラジアル磁気軸受要素44及び第2のラジアル磁気軸受要素46のうちの1つと、モータ38の第1及び第2の軸方向端部のうちの1つとの間に、それぞれ軸方向で配設されている。
図1及び図2を参照すると、チラーコントローラ20は、従来の部品を従来の方法で制御するようにプログラムされた多数の制御部を含んでもよい。例えば、従来の磁気軸受制御区分、従来の圧縮機可変周波数駆動部、従来の圧縮機モータ制御区分、従来のインレットガイドベーン制御区分及び従来の膨張弁制御区分である。これらの区分は、別個の又は組み合わせた区分であり得る。
例示された実施形態では、制御区分は、本明細書に記載された部品の制御を実行するようにプログラムされたチラーコントローラ20の区分である。しかし、制御区分、部分及び/又はチラーコントローラ20の正確な数、配置及び/又は構造は、1つ以上のコントローラが本明細書で説明されたようにチラーシステム10の部品の制御を実行するようにプログラムされている限り、本発明の範囲を逸脱することなく変更できることが、本開示から当業者には明らかであろう。
チラーコントローラ20は、従来型であり、したがって、少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はCPU、入出力(I/O)インターフェース、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、チラーシステム10を制御するための1つ以上の制御プログラムを実行するようにプログラムされたコンピュータ可読媒体を形成する(一時的又は永久的のいずれかの)記憶装置を含む。チラーコントローラ20は、ユーザからの入力を受け取るためのキーパッドなどの入力インターフェース及びユーザに様々なパラメータを表示するために使用される表示装置を任意選択的に含んでもよい。部品及びプログラミングは、従来型であり、したがって、実施形態(複数可)の理解のために必要な場合を除き、本明細書で詳細に論じないこととする。
地球環境保護の観点から、R1233zd、R1234zeなどの新規低地球温暖化係数(GWP)冷媒の使用が、チラーシステムに対して検討されている。低地球温暖化係数冷媒の一例は、蒸気圧が大気圧以下である低圧冷媒である。例えば、低圧冷媒R1233zdが遠心冷凍機用途の候補である。なぜなら、低圧冷媒R1233zdは、不燃性、無毒、低コストであり、かつ、現在の主要な冷媒R134aの代替品であるR1234zeなどの他の候補と比較して高いCOPを有するからである。例示された実施形態では、冷却媒体は、チラーシステム10又は10’で使用される冷媒である。好ましくは、冷媒は、低圧冷媒(LPR)及び低地球温暖化係数(GWP)冷媒のうちの少なくとも1つである。より具体的には、低圧冷媒(LPR)は、R1233zdであってもよく、かつ/又は、低地球温暖化係数(GWP)冷媒は、R1234ze又はR1234yfであってもよい。
ここで図26〜図28を参照すると、R134aを使用する従来のモータが図26に例示され、R1233zdを使用する従来のモータが図27に例示され、R1233zdを使用する本発明に係るモータが図28に例示されている。図に示すように冷却が同じ形式で実施されるとき、十分な冷却が、例えば、図26に示すように、R134aにおける60℃の温度限界に関して実施されるが、R1233zdでは図27に示すように、この温度限界を超えている。これは、R134aは、例えば、0.48kg/sの冷媒供給量の供給能力がある一方で、R1233zdは、0.18kg/s(略3分の1)の供給能力しかないからである。圧力差(高圧−低圧)は、冷媒の供給に使用され、したがって、絶対供給量はR1233zdにおいて減少する。また、溝がないとき、ロータ冷却熱伝達部分は、ロータの外側表面のみとなる。この熱伝達領域がないことが、R1233zdにおける温度上昇に影響する。図28に示すように、溝がシャフトに設けられているとき、モータ38の内部温度は十分に冷却されることとなる。溝をシャフトに設けることによって、冷媒内側の通路面積が増加し、冷媒供給量が増加する。溝をシャフトに設けることによって、ロータは、ロータの外側及び内側から冷却される。
磁気軸受からの距離に関して、通常、磁気軸受は、全部で3つの位置に配設されている。すなわち、ラジアル磁気軸受1、2及びスラスト磁気軸受3である。磁気軸受の冷却用に、図15A〜図15B及び図16A〜図16Bに示すように、以下の配置が望ましい。冷媒供給ポート(例えば、入口導管IC)及び排出ポート(例えば、出口導管OC)を磁気軸受に可能な限り近くに配置する。シャフト溝80及び磁気軸受を、それらの間の距離が可能な限り小さくなるように配置する。図15A〜図15B及び図16A〜図16Bの例に示すように、冷媒供給/排出ポートの位置は、ロータ負荷又はそれぞれの磁気軸受への負荷に従って切り替えることができ、そのような切替は、動作中に実施できる。
<用語の一般的な説明>
本発明の範囲を理解するとき、用語「〜を備えている(comprising)」及びその派生語は、本明細書で使用されるとき、言及された特徴、要素、構成要素、群、整数及び/又は工程の存在を特定するが、他の言及していない特徴、要素、構成要素、群、整数及び/又は工程の存在を排除しない、非限定用語であることが意図されている。前述の内容はまた、用語「〜を含んでいる(including)」、「〜を有している(having)」及びそれらの派生語などの類似の意味を有する語句に適用する。また、用語「部品/部分(part)」、「区分/部分(section)」、「部分(portion)」、「部材(member)」又は「要素(element)」は、単数形で使用されるとき、単一の部品又は複数の部品の両方の意味を有し得る。
用語「検出する(detect)」は、本明細書で使用されるとき、物理的検出を必要としない構成要素、区分、装置などを含む構成要素、区分、装置などによって行われる操作又は機能を説明するが、むしろ、操作又は機能を行うための判断、測定、モデル化、推測又は計算などを含む。
用語「構成された(configured)」は、本明細書で使用されるとき、所望の機能を行うように構築されたかつ/又はプログラムされた、ハードウェア及び/又はソフトウエアを含む装置の構成要素、区分又は部品を説明する。
「実質的に(substantially)」、「約(about)」及び「略(approximately)」などの程度の用語は、本明細書で使用されるとき、最終的結果が大幅に変化しないような、修飾された用語の妥当な変位量を意味する。
選択された実施形態のみが本発明の例示のために選択されたが、添付の特許請求の範囲で定義するような本発明の範囲を逸脱することなく、様々な変更及び修正を本明細書において行うことができることが、本開示から当業者には明らかであろう。例えば、様々な構成要素の寸法、形状、配置又は向きは、必要に応じてかつ/又は所望するように変更することができる。互いに直接接続されて又は接触して示された構成要素は、それらの間に配設された中間構造を有することができる。1つの要素の機能は、2つの要素によって実施することができ、その逆も同様である。一実施形態の構造及び機能は、別の実施形態に適合することができる。全ての利点を特定の実施形態において同時に提示する必要はない。先行技術とは独自であるどの特徴もまた、単独で又は他の特徴と組み合わせて、そのような特徴(複数であってもよい)によって実施される構造的かつ/又は機能的概念を含む、出願人による更なる発明の別個の説明と考慮されるべきである。したがって、本発明に係る実施形態の上述の説明は、例示のためにのみ提供され、添付の特許請求の範囲及びその等価物によって定義する本発明を制限する目的のためではない。

Claims (23)

  1. チラーで使用されるように適合された遠心圧縮機であって、
    入口部分及び出口部分を有するケーシングと、
    前記入口部分に配設されたインレットガイドベーンと、
    前記インレットガイドベーンの下流に配設され、回転軸を中心に回転可能なシャフトに取り付けられているインペラと、
    前記インペラから下流の前記出口部分に配設されたディフューザと、
    前記インペラを回転させるために、前記シャフトを回転させるように配置されたモータであって、前記モータは、前記シャフトに取り付けられたロータと、前記ロータの径方向外方に配設されるステータと、を含み、前記ロータと前記ステータとの間に間隙を形成する、モータと、
    冷却媒体を前記モータに供給するように位置する入口導管と、前記冷却媒体を前記モータから排出するように位置する出口導管と、を含む、冷却媒体運搬構造体と、
    を備え、
    前記シャフトは、前記ロータの内側形状とは異なる外側形状を有し、前記シャフトと前記ロータとの間に、前記ロータの軸方向長さと少なくとも同じ長さの前記シャフトの軸方向長さに沿う少なくとも1つの軸方向通路を形成し、
    前記入口導管は、前記ロータを冷却するために、前記間隙及び前記少なくとも1つの軸方向通路を通して前記冷却媒体を供給するように位置し、前記出口導管は、前記間隙及び前記少なくとも1つの軸方向通路から前記冷却媒体を排出するように位置する、
    遠心圧縮機。
  2. 前記シャフトの前記外側形状は、前記ロータの前記内側形状と異なり、前記シャフトと前記ロータとの間に、前記ロータの前記軸方向長さと少なくとも同じ長さの前記シャフトの前記軸方向長さに沿う複数の軸方向通路を形成する、
    請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 前記シャフトの前記外側形状は、環状部分と、前記環状部分から径方向内方に延在している複数の溝と、を含む、
    請求項2に記載の遠心圧縮機。
  4. 前記溝は、前記環状部分の周りに円周方向に沿って互いに実質的に等間隔に離間している、
    請求項3に記載の遠心圧縮機。
  5. 前記溝のそれぞれは、第1の側壁と、前記第1の側壁から円周方向に離間した第2の側壁と、前記第1の側壁及び前記第2の側壁の内側端部を径方向に接続するトラフ壁と、を含む、
    請求項3又は4に記載の遠心圧縮機。
  6. それぞれの溝の前記第1の側壁は、軸方向断面で見ると、前記溝の前記第2の側壁に実質的に平行である、
    請求項5に記載の遠心圧縮機。
  7. それぞれの溝は、軸方向断面で見ると、前記第1の側壁及び前記第2の側壁から等間隔に離間した中央線を有し、それぞれの溝の前記中央線は、前記シャフトの径方向に対して傾斜している、
    請求項5又は6に記載の遠心圧縮機。
  8. 前記シャフトは、前記遠心圧縮機の動作中に回転方向に回転し、
    それぞれの中央線は、径方向外側端部が前記中央線の径方向内側端部よりも更に正の回転方向に周方向に配設されるように傾斜している、
    請求項7に記載の遠心圧縮機。
  9. 前記シャフトは、前記遠心圧縮機の動作中に回転方向に回転し、
    それぞれの中央線は、径方向内側端部が前記中央線の径方向外側端部よりも更に正の回転方向に周方向に配設されるように傾斜している、
    請求項7に記載の遠心圧縮機。
  10. 前記シャフトは、前記遠心圧縮機の動作中に回転方向に回転し、
    それぞれの溝の前記第1の側壁及び前記第2の側壁のうちの少なくとも一方は、径方向外側端部が径方向内側端部よりも更に正の回転方向に周方向に配設されるように角度が付けられている、
    請求項5に記載の遠心圧縮機。
  11. 前記シャフトは、前記遠心圧縮機の動作中に回転方向に回転し、
    それぞれの溝の前記第1の側壁及び前記第2の側壁のうちの少なくとも一方は、径方向内側端部が径方向外側端部よりも更に正の回転方向に周方向に配設されるように角度が付けられている、
    請求項5に記載の遠心圧縮機。
  12. 前記少なくとも1つの軸方向通路の総断面積は、軸方向断面で見ると、前記間隙の総断面積よりも大きい、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
  13. 前記少なくとも1つの軸方向通路の前記総断面積は、軸方向断面で見ると、前記間隙の前記総断面積のおよそ2倍である、
    請求項12に記載の遠心圧縮機。
  14. 前記冷却媒体は、前記チラーで使用される冷媒である、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
  15. 前記冷媒は、低圧冷媒(LPR)である、
    請求項14に記載の遠心圧縮機。
  16. 前記低圧冷媒(LPR)は、R1233zdである、
    請求項15に記載の遠心圧縮機。
  17. 前記冷媒は、低地球温暖化係数(GWP)冷媒である、
    請求項14に記載の遠心圧縮機。
  18. 前記低地球温暖化係数(GWP)冷媒は、R1234ze又はR1234yfである、
    請求項17に記載の遠心圧縮機。
  19. 前記冷却媒体運搬構造体は、ポンプを含まない、
    請求項14〜18のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
  20. 前記シャフトを回転可能に支持する磁気軸受を更に備える、
    請求項14〜19のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
  21. 前記磁気軸受は、
    前記モータの第1の軸方向端部に配設された第1のラジアル磁気軸受要素と、
    前記モータの第2の軸方向端部に配設された第2のラジアル磁気軸受要素と、
    前記モータの前記第1の軸方向端部及び前記第2の軸方向端部のうちの一方に配設された第3のアキシャルスラスト磁気軸受要素と、を含む、
    請求項20に記載の遠心圧縮機。
  22. 前記入口導管の少なくとも一部は、前記モータの前記第1の軸方向端部よりも、前記第1の磁気軸受要素又は前記第3の磁気軸受要素のうちの一方に軸方向において近くに配設されている、
    請求項21に記載の遠心圧縮機。
  23. 前記出口導管の少なくとも一部は、前記モータの前記第2の軸方向端部よりも、前記第2の磁気軸受要素又は前記第3の磁気軸受要素のうちの一方に軸方向において近くに配設されている、
    請求項21に記載の遠心圧縮機。
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