JP2019509155A - 可逆流れポンプアセンブリを有する膨張性人工陰茎 - Google Patents

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Abstract

態様により、膨張性人工陰茎(299)は、膨張性部材(204)と、流体を保持するように構成されたリザーバ(202)と、膨張モードにある時にリザーバから膨張性部材までの流体の移送を容易にし、かつ収縮モードにある時に膨張性部材からリザーバまでの流体の移送を容易にするように構成された可逆流れポンプアセンブリ(201)とを含む。可逆流れポンプアセンブリは、ポンプ(206)と、ポンプに結合された流入逆止弁(210)と、ポンプに結合された流出逆止弁(212)と、逆転弁(208)とを含む。流入逆止弁は、ポンプに入る流体の移送を可能にするように構成される。流出逆止弁は、ポンプを出る流体の移送を可能にするように構成される。逆転弁は、膨張モードと収縮モード間で切り換わるように構成される。【選択図】図2

Description

〔関連出願への相互参照〕
この出願は、引用により本明細書にそれらの開示が全体的に組み込まれている2016年3月24日出願の「可逆流れポンプアセンブリを有する膨張性人工陰茎」という名称の米国仮特許出願第62/312、568号に対する優先権を主張する2017年3月17日出願の「可逆流れポンプアセンブリを有する膨張性人工陰茎」という名称の米国非仮特許出願第15/462、168号の継続出願であり、かつそれに対する優先権を主張するものである。
この出願はまた、引用により本明細書にその開示が全体的に組み込まれている2016年3月24日出願の米国仮特許出願第62/312、568号に対する優先権を主張するものである。
本発明の開示は、可逆流れポンプアセンブリを有する膨張性人工陰茎とそれを作動させる方法とに関する。
男性の勃起不全に対する1つの一般的な治療は、陰茎を機械的に勃起させる人工陰茎の埋め込みである。膨張性人工陰茎の一部の既存設計によると、患者が人工陰茎を膨張させるための時間、エネルギ、及び正常男性のその発生からの相違の量(例えば、望ましい陰茎硬さを与えるのに必要とされるポンプ数及び時間)は、比較的大きい場合があり、かつこれに加えて収縮状態への移行は、比較的厄介である場合がある。
態様により、膨張性人工陰茎は、膨張性部材と、流体を保持するように構成されたリザーバと、膨張モードにある時にリザーバから膨張性部材までの流体の移送を容易にし、かつ収縮モードにある時に膨張性部材からリザーバまでの流体の移送を容易にするように構成された可逆流れポンプアセンブリとを含む。可逆流れポンプアセンブリは、ポンプと、ポンプに結合された流入逆止弁と、ポンプに結合された流出逆止弁と、逆転弁とを含む。流入逆止弁は、ポンプに入る流体の移送を可能にするように構成される。流出逆止弁は、ポンプから出る流体の移送を可能にするように構成される。逆転弁は、膨張モードと収縮モード間で切り換わるように構成される。
一部の態様により、膨張性人工陰茎は、以下の特徴のうちの1又は2以上(又はそのいずれかの組合せ)を含むことができる。逆転弁が膨張モードにある時に、リザーバは、流入逆止弁の入口に流体的に結合することができ、膨張性部材は、流出逆止弁の出口に流体的に結合することができる。逆転弁が収縮モードにある時に、リザーバは、流出逆止弁の出口に流体的に結合することができ、膨張性部材は、流入逆止弁の入口に結合することができる。リザーバは、逆転弁の膨張モードへの起動が、ポンプを作動させることなく流体の少なくとも一部分をリザーバから可逆流れポンプアセンブリを通して膨張性部材まで移送させるように加圧することができる。逆転弁が膨張モードにある時に、ポンプは、押し下げられてリザーバから可逆流れポンプアセンブリを通して膨張性部材まで流体を移送させるように構成することができる。逆転弁の収縮モードへの起動は、ポンプを作動させることなく流体の少なくとも一部分を膨張性部材から可逆流れポンプアセンブリを通してリザーバまで移送させることができる。逆転弁が収縮モードにある時に、ポンプは、押し下げられて膨張性部材から可逆流れポンプアセンブリを通してリザーバまで流体を移送させるように構成することができる。膨張性部材は、少なくとも2つの円筒を含むことができる。流入逆止弁は、一方向圧力弁を含むことができる。流出逆止弁も、一方向圧力弁を含むことができる。逆転弁は、流入逆止弁の入口に結合された第1のポートと、流出逆止弁の出口に結合された第2のポートと、リザーバに流体的に結合された第3のポートと、膨張性部材に流体的に結合された第4のポートとを含むことができる。逆転弁が膨張モードにある時に、逆転弁は、第1の流れ接続及び流入逆止弁を通じてリザーバからポンプの中に流体を移送することができるような第3のポートと第1のポート間の第1の流れ接続と、流出逆止弁及び第2の流れ接続を通じてポンプから膨張性部材まで流体を移送することができるような第2のポートと第4のポート間の第2の流れ接続とを提供することができる。逆転弁が収縮モードに切り換えられた時に、逆転弁は、膨張性部材が流入逆止弁との流体連通状態内にあり、かつ流出逆止弁がリザーバとの流体連通状態内にあるように第1及び第2の流れ接続を切り換えるように構成することができる。ポンプは、ポンプ球状部を含むことができる。リザーバは、リザーバを加圧するように構成された付勢部材を含むことができる。
態様により、膨張性人工陰茎は、膨張性部材と、流体を保持するように構成された加圧リザーバと、膨張モードにある時にリザーバから膨張性部材までの流体の移送を容易にし、かつ収縮モードにある時に膨張性部材からリザーバまでの流体の移送を容易にするように構成された可逆流れポンプアセンブリとを含むことができる。可逆流れポンプが膨張モードに起動された時に、流体の少なくとも一部分は、加圧リザーバから可逆流れポンプアセンブリを通して膨張性部材まで自動的に移送することができる。
一部の態様により、膨張性人工陰茎は、上記及び/又は下記の特徴のうちの1又は2以上(又はそのいずれかの組合せ)を含むことができる。流体は、流体圧力が加圧リザーバと膨張性部材間で実質的に等しくなるまで加圧リザーバから膨張性部材まで移送することができる。可逆流れポンプアセンブリは、ポンプと、ポンプに結合され、ポンプに入る流体の移送を可能にするように構成された流入逆止弁でと、ポンプに結合され、ポンプを出る流体の移送を可能にするように構成された流出逆止弁と、膨張モードと収縮モード間で切り換わるように構成された逆転弁とを含むことができる。逆転弁が膨張モードにある時に、リザーバは、流入逆止弁に流体的に結合することができ、膨張性部材は、流出逆止弁に流体的に結合することができる。逆転弁が収縮モードにある時に、リザーバは、流出逆止弁に流体的に結合することができ、膨張性部材は、流入逆止弁に流体的に結合することができる。
態様により、膨張性人工陰茎を作動させる方法は、逆転弁を作動させてポンプ、流入逆止弁、及び流出逆止弁を含む可逆流れポンプアセンブリを膨張モードに入れる段階と、リザーバ内の流体を流入逆止弁を通じてポンプまで移送する段階と、ポンプ内の流体を流出逆止弁を通じて膨張性部材まで移送する段階とを含む。
一部の態様により、本方法は、逆転弁の流れ接続が逆転されるように逆転弁を作動させて可逆流れポンプアセンブリを収縮モードに入れる段階と、膨張性部材内の流体を流入逆止弁を通じてポンプまで移送する段階と、ポンプ内の流体を流出逆止弁を通じてリザーバまで移送する段階とを更に含むことができる。流体の少なくとも一部分は、ポンプを作動させることなくリザーバから可逆流れポンプアセンブリを通して膨張性部材まで移送することができる。
一態様による可逆流れポンプアセンブリを有する膨張性人工陰茎の概略図である。 態様による膨張性人工陰茎を示す図である。 別の態様による膨張性人工陰茎を示す図である。 態様による膨張モードにある可逆流れポンプアセンブリを有する膨張性人工陰茎を示す図である。 収縮モードにある可逆流れポンプアセンブリを有する膨張性人工陰茎を示す図である。 可逆流れポンプアセンブリを有する膨張性人工陰茎を作動させる方法を示す流れ図である。
詳細な実施形態を本明細書に開示する。しかし、開示する実施形態は、単に例に過ぎず、様々な形態に具現化することができることは理解される。従って、本明細書に開示する特定の構造的及び機能的な詳細は、限定として解釈すべきではなく、単に特許請求の範囲の基礎として、及び事実上あらゆる適切な詳細構造を使用して実施形態を様々に使用するように当業者に教示するための代表的な基礎として解釈しなければならない。更に、本明細書に使用する用語及び語句は、限定を意図したものではなく、本発明の開示の理解可能な説明を提供することを意図したものである。
本明細書に使用する用語「a」又は「an」は、1又は1よりも多いとして定義される。本明細書に使用する用語「別の」は、少なくとも第2又は第3以降として定義される。本明細書に使用する用語「含む」及び/又は「有する」は、comprising(すなわち、開放移行)として定義される。本明細書に使用する用語「結合された」又は「可動に結合された」は、接続されたとして定義されるが、必ずしも直接的及び機械的にとは限らない。
一般的に、実施形態は、医療デバイス(例えば、人工陰茎)、医療デバイスの製造方法、医療デバイスを患者の体内に配置するための手順、及び医療デバイスを作動させる方法に対するものである。患者又はユーザという用語は、以後、本発明の開示に開示する医療デバイス又は方法から利益を受ける個人に対して使用される場合がある。例えば、患者は、本発明の開示により医療デバイス又は医療デバイスを作動させるための開示する方法がその身体に埋め込まれた個人とすることができる。例えば、一部の実施形態では、患者は、ヒト男性、ヒト女性、又はあらゆる他の哺乳動物である場合がある。
本発明の開示の以下のテキストに説明する時の様々なデバイス、装置、及び構成要素に関連して説明される近位及び遠位という用語は、基準点を用いて参照される。本発明の説明に使用される時の基準点は、膨張性人工陰茎を埋め込む個人の視点である。個人は、埋め込み手順を実施することができる外科医、内科医、看護士、医師、及び技師などである場合がある。近位という用語は、埋め込み手順中に個人により近いか又は最も近い区域又は部分を指す。遠位という用語は、個人からより遠いか又は最も遠い区域又は部分を指す。
本明細書に議論する実施形態は、単に、流体流れの向きを選択し、それによって勃起/弛緩状態制御インタフェースを確実に作動させることができると考えられる患者の数を増し、並びにシステムの信頼性を高める機構である場合がある。
実施形態は、可逆流れポンプアセンブリと、膨張性部材と、リザーバとを有する膨張性人工陰茎を含む。膨張性部材は、ユーザの海綿体の中に埋め込むことができ、リザーバは、ユーザの腹部に埋め込むことができ、可逆流れポンプアセンブリは、陰嚢に埋め込むことができる。一部の例では、リザーバは、加圧することができる。使用中に、ユーザは、流体をリザーバから可逆流れポンプアセンブリを通して膨張性部材まで自動的に移送することができ(例えば、リザーバ内の圧力が膨張性部材よりも高いことに起因して)、それによって膨張性部材の少なくとも部分的な膨張をもたらすことができる膨張モードに可逆流れポンプアセンブリを入れることができる。次に、ユーザは、リザーバから膨張性部材まで流体を更に移送するために可逆流れポンプアセンブリのポンプを起動して通常勃起に対して望ましい陰茎硬さを提供する。一部の例では、膨張性部材への流体の自動移送は、望ましい陰茎硬さを提供するためのポンプ総数の低減をもたらすことができる。同じく、リザーバに圧力を加えることで、より速い速度でポンプを充填することができる。
次に、ユーザは、膨張性部材を収縮させたいと望む時に、可逆流れポンプアセンブリを収縮モードに切り換えて可逆流れポンプアセンブリのポンプをポンピングし、膨張性部材からリザーバに流体を移送することができ、それによって陰茎は弛緩状態に戻される。ポンプの他に、可逆流れポンプアセンブリはまた、流体がリザーバから膨張性部材へ移送される膨張方向と流体が膨張性部材からリザーバへ移送される収縮方向との間で流れ方向を切り換えるために2つの一方向逆止弁を有する逆転弁を含むことができる。例えば、ユーザは、逆転弁上のモードアクチュエータ(例えば、ユーザ作動式ボタン又は他のタイプのアクチュエータ)を作動させて膨張モードから収縮モードに変更することができ、これが2つの一方向逆止弁への接続を逆転させ、それによって可逆流れポンプを有効にする。
図1は、態様による膨張性人工陰茎100を模式的に示している。膨張性人工陰茎100は、リザーバ102と、膨張性部材104と、リザーバ102と膨張性部材104間で流体を移送することができる可逆流れポンプアセンブリ101とを含むことができる。一部の例では、膨張性部材104は、ユーザの海綿体の中に埋め込むことができ、リザーバ102は、ユーザの腹部又は骨盤腔に埋め込むことができ(例えば、リザーバ102は、ユーザの腹腔の下側部分又はユーザの骨盤腔の上側部分に埋め込むことができる)、可逆流れポンプアセンブリ101は、ユーザの陰嚢に埋め込むことができる。
膨張性部材104は、膨張性部材104の空洞内への流体の注入時に拡張することができる1又は2以上の細長部材を含むことができる。例えば、膨張性部材104への流体の注入に際して、膨張性部材104は、その長さ及び/又は幅を増大させると共にその硬さを増大させることができる。一部の例では、膨張性部材104は、例えば、第1の円筒部材及び第2の円筒部材のような1対の円筒又は少なくとも2つの円筒を含むことができる。一部の例では、各円筒は、その弾力性のために周方向及び同じく長手方向に拡張可能な円筒形シリコーンゴム本体又はスリーブを含むことができる。膨張性部材104の容積容量は、円筒のサイズに依存する場合がある。一部の例では、各円筒内の流体の容積は、より小さい円筒内の約10ミリリットルからより大きいサイズ内の約50ミリリットルまで変えることができる。円筒の更なる詳細は、図2−3を参照して更に説明する。
リザーバ102は、膨張性部材104を膨張させるのに使用される流体を保持するように構成された内部チャンバを有する容器を含むことができる。リザーバ102の容積は、膨張性人工陰茎100のサイズに応じて変えることができる。一部の例では、リザーバ102の容積は、40−50cm3とすることができる。一部の例では、リザーバ102は、膨張性部材104と同じ材料から構成される。別の例では、リザーバ102は、膨張性部材104とは異なるものから構成される。
一部の例では、リザーバ102は、加圧することができる。一部の例では、リザーバ102は、加圧閾値未満又はそれに等しく加圧される。一部の例では、リザーバ102が過度に加圧されないことを保証するために、リザーバ102は、拡張期圧力に等しいか又はそれ未満であるように加圧される。一部の例では、加圧閾値は、70mm/Hgである。一部の例では、加圧閾値は、70mm/Hgを超える。別の例では、加圧閾値は、70mm/Hg未満である。一部の例では、リザーバ102は、圧力調整バルーンを含む。別の例では、リザーバ102は、加圧されない(例えば、静的である)。一部の例では、リザーバ102は、加圧される又は加圧されない場合がある流体を保持するように構成された単一容器を含むことができる。一部の例では、リザーバ102は、1次容器(又は1次チャンバ)と2次容器(又は2次チャンバ)を含み、1次容器/チャンバは、膨張性部材104へ移送される流体を保持することができ、2次容器/チャンバは、1次容器/チャンバ内の流体を加圧するのに使用されるガス又は2次流体を含むことができる。
一部の例では、リザーバ102は、リザーバ102内の流体を加圧するように構成された付勢部材109を含むことができる。例えば、リザーバ102への流体注入に際して、付勢部材109は、流体に作用する力を提供し、それによってリザーバ102を加圧することができる。付勢部材109は、オリジナルサイズ又は位置に付勢される場合があり、付勢部材109は、流体がリザーバ102及び/又は付勢部材109に注入される時に異なるサイズ又は位置まで拡張し、それによって加圧リザーバ102を生成することができる。一部の例では、付勢部材109は、リザーバ102を特定のサイズ又は位置に付勢するバネ又はバネ荷重式アセンブリを含むことができる。一部の例では、付勢部材109は、リザーバ102のより高剛性の容器の内側にある拡張性バルーンとすることができる。例えば、拡張性バルーンは、流体で充填されていない場合に、より小さいサイズに付勢される場合がある。次に、拡張性バルーン内に流体を注入すると、拡張性バルーンは、拡張してそこに収容された流体を加圧することができる。一部の例では、付勢部材109は付勢ダイアフラムとすることができ、リザーバ102の1つの区域をリザーバ102の別の区域から分離することができるリザーバ102に収容された膜、フラップ、又は他の構造とすることができる。ダイアフラムは、オリジナル位置に付勢される場合がある。リザーバ102内に流体を注入すると、流体がリザーバ102内で加圧されるようにダイアフラムは撓み、拡張し、又は移動して増加した流体に対処する。別の例では、リザーバ102は、実質的に弾性の壁付き腹部適合部材から構成される場合がある。例えば、リザーバ102は、レチウス腔(恥骨後隙)内の腹部に又は他の筋肉下の場所に位置付けることができ、実質的に弾性の壁付き腹部適合部材に起因して弛緩状態から勃起状態へ陰茎が変形する望ましい瞬間の前に事前充填又は加圧することができる(少なくとも2又は3psiまで)。
膨張性人工陰茎100は、第1の導管コネクタ103と第2の導管コネクタ105を含むことができる。第1の導管コネクタ103及び第2の導管コネクタ105の各々は、流体を可逆流れポンプアセンブリ101へ又はそこから移送させるように構成された内腔を定めることができる。第1の導管コネクタ103は、第1の導管コネクタ103を通じて可逆流れポンプアセンブリ101とリザーバ102間で流体を移送することができるように可逆流れポンプアセンブリ101及びリザーバ102に結合することができる。例えば、第1の導管コネクタ103は、可逆流れポンプアセンブリ101とリザーバ102間で流体を移送させるように構成された第1の内腔を定めることができる。第1の導管コネクタ103は、可逆流れポンプアセンブリ101とリザーバ102間で流体を移送するために単一又は複数のチューブ部材を含むことができる。
第2の導管コネクタ105は、第2の導管コネクタ105を通じて可逆流れポンプアセンブリ101と膨張性部材104間で流体を移送することができるように可逆流れポンプアセンブリ101及び膨張性部材104に結合することができる。例えば、第2の導管コネクタ105は、可逆流れポンプアセンブリ101と膨張性部材104間で流体を移送させるように構成された第2の内腔を定めることができる。第2の導管コネクタ105は、可逆流れポンプアセンブリ101と膨張性部材104間で流体を移送するために単一又は複数のチューブ部材を含むことができる。一部の例では、第1の導管コネクタ103及び第2の導管コネクタ105は、シリコーンゴム材料を含むことができる。
可逆流れポンプアセンブリ101は、リザーバ102内の流体が第1の方向(例えば、膨張方向)へ可逆流れポンプアセンブリ101を通じて膨張性部材104まで移送される膨張モードと膨張性部材104内の流体が第2の方向(例えば、収縮方向)へ可逆流れポンプアセンブリ101を通じてリザーバ102に戻される収縮モードとの間で切り換わることができる。可逆流れポンプアセンブリ101は、流体を膨張方向又は収縮方向のいずれかに移動するために逆転弁108と、流入逆止弁110と、流出逆止弁112とを含むことができる。
可逆流れポンプアセンブリ101は、リザーバ102から膨張性部材104へ、及び逆方向に膨張性部材104からリザーバ102への流体の移送を容易にするためにユーザによってポンピングされるように構成されたポンプ106を含むことができる。例えば、膨張モードでは、ポンプ106は、リザーバ102から流体を受け入れ、次に流体を膨張性部材104に送出することができる。例えば、収縮モードでは、ポンプ106は、膨張性部材104から流体を受け入れ、次に流体をリザーバ102に送出することができる。一部の例では、ポンプ106は、空洞を定める可撓性部材(例えば、ポンプ球状部)を含むことができる。一部の例では、ポンプ106は、圧送ポンプを含むことができる。一部の例では、ポンプ106は、丸いか又は実質的に丸いものとすることができる。一部の例では、ポンプ106は、ポンプ106を把持する時にユーザを助けるためのリブ又はディンプル加工を含むことができる。ポンプ106は、ポンプ106の空洞の内外に流体を移送するために吸引及び圧力を使用することができる。例えば、ユーザは、ポンプ106を押下げるか又は圧搾して流体を空洞から追い出すことができ、可撓性部材がオリジナル形状に戻る時に、得られる吸引作用によって流体がポンプ106の空洞に押し込まれる。一部の例では、ポンプ106は、選択された時間フレーム内でポンプ106に補充するように設計された球状部バネ率を有することができる。一部の例では、球状部壁上に開放力を及ぼす球体として構成されたニチノールバネを追加することにより、球状部バネ定数(特に、圧搾されたポンプ球状部の完全に扁平化された状態での)を選択的に高めて真空を生成することができる。このバネはまた、ヒンジ/バックル点を使用することにより、開いた状態で球状部から流体を排出するのに必要とされる圧縮性圧搾力を実質的に増加させないように設計することができる。
可逆流れポンプアセンブリ101は、ポンプ106と、流入逆止弁110と、流出逆止弁112と、逆転弁108とを取り囲むように構成されたハウジング107を含むことができる。一部の例では、ハウジング107は、ポンプ106、流入逆止弁110、流出逆止弁112、及び逆転弁108を取り囲むように設計された単一構造を含むことができる。ハウジング107は、広範な異なる形状及びサイズを包含することができる。一部の例では、ハウジング107は、ポリマーベースの材料を含む。一部の例では、ハウジング107は、シリコン内に包まれたポリマーベースの材料を含む。別の例では、ハウジング107は、ポンプ106、流入逆止弁110、流出逆止弁112、及び逆転弁108を取り囲むように設計された2又は3以上のハウジング構造を含むことができる。一部の例では、弁構成要素(例えば、流入逆止弁110、流出逆止弁112、及び逆転弁108)は、解剖学上代表的な柔軟材料によって取り囲まれた剛性で寸法的に安定した及び/又は厳しい公差のインサートに収容され、陰嚢内で外向きの患者の快適性を維持しながら、内部弁構成要素の反復起動を可能にする。
流入逆止弁110は、ポンプ106に結合することができる。流入逆止弁110は、供給源(例えば、第1の導管コネクタ103を通じてリザーバ102又は第2の導管コネクタ105を通じて膨張性部材104)から流体を受け入れる入口と、ポンプ106に結合された出口とを含むことができる。一部の例では、流入逆止弁110は、ポンプ106の開口部に直接に結合することができる。別の例では、流入逆止弁110は、ポンプ106の開口部に間接的に結合することができる。流入逆止弁110は、流体がポンプ106に流れ込むことができる唯一の通路である場合がある。流入逆止弁110は、一方向(入口から出口へ)の流体流れを可能にするあらゆる機械的な弁(例えば、一方通行弁)を含むことができる。流入逆止弁110は、流体が流入逆止弁110を通じてポンプ106に流れ込むことだけが可能であるようにポンプ106に結合することができる。流入逆止弁110は、流入逆止弁110を通じたポンプ106を出る流体流れを遮断することができる。
一部の例では、流入逆止弁110は、閉状態と開状態を有することができ、流入逆止弁110の開閉は、流入逆止弁110に印加される圧力に基づいている(例えば、流入逆止弁110は圧力弁である場合がある)。例えば、閉状態では、流入逆止弁110は、流体が流入逆止弁110を通じてポンプ106に入るのを制限又は阻止することができるが、圧力が閾値レベルに等しいか又はそれを超える場合に、流入逆止弁110は、流入逆止弁110を通じてポンプ106に流体を移送することができる開状態に移行することができる。一部の例では、流入逆止弁110は、ダックビル弁を含むことができる。例えば、ダックビル弁は、その出口に扁平な(又は実質的に扁平な)端部を含み、その扁平な端部は、圧力が閾値量よりも大きい場合に開いて流体が通過することができるように構成される。圧力が除かれると、ダックビル端部はその扁平な形状に戻り、逆流を防止することができる。しかし、流入逆止弁110は、ダイアフラム逆止弁、スイング逆止弁、傾斜ディスク逆止弁、ストップ逆止弁、リフト逆止弁、又はインライン逆止弁のような他のタイプの弁を含むことができる。
流出逆止弁112は、ポンプ106に結合することができる。流出逆止弁112は、ポンプ106から流体を受け入れる入口と、送出先(例えば、第1の導管コネクタ103を通じてリザーバ102又は第2の導管コネクタ105を通じて膨張性部材104)に結合された出口とを含むことができる。流出逆止弁112は、流体がポンプ106から流れ出ることができる唯一の通路である場合がある。流出逆止弁112は、一方向(入口から出口へ)の流体流れを可能にするあらゆる機械的な弁(例えば、一方通行弁)を含むことができる。流出逆止弁112は、流体が流出逆止弁112を通じてポンプ106から流れ出ることだけが可能であるようにポンプ106に結合することができる。一部の例では、流出逆止弁112は、閉状態と開状態を有することができ、流出逆止弁112の開閉は、流出逆止弁112に印加される圧力に基づいている(例えば、流出逆止弁112は圧力弁である場合がある)。例えば、閉状態では、流出逆止弁112は、流体が流出逆止弁112を通じてポンプ106から出るのを制限又は阻止することができるが、圧力が閾値レベルに等しいか又はそれを超える場合に、流出逆止弁112は、流出逆止弁112を通じてポンプ106から外に流体を移送することができる開状態に移行することができる。一部の例では、流出逆止弁112は、ダックビル弁を含むことができる。しかし、流出逆止弁112は、ダイアフラム逆止弁、スイング逆止弁、傾斜ディスク逆止弁、ストップ逆止弁、リフト逆止弁、又はインライン逆止弁のような他のタイプの弁を含むことができる。
流入逆止弁110と流出逆止弁112は、同じタイプの弁を有することができる。別の例では、流入逆止弁110は、流出逆止弁112とは異なるタイプである場合がある。一部の例では、可逆流れポンプアセンブリ101は、1又は2以上のフィルタを含むことができる。例えば、フィルタは、流入逆止弁110の入口及び/又は流出逆止弁112の入口に配置することができる。
逆転弁108は、可逆流れポンプアセンブリ101を通る流体の通過を制御するためのあらゆるタイプのデバイスとすることができる。可逆流れポンプアセンブリ101は、逆転弁108を起動することにより、膨張と収縮の両方の制御を提供する。逆転弁108は、流入逆止弁110の入口と流出逆止弁112の出口とに結合することができる。逆転弁108は、第1の導管コネクタ103を通じてリザーバ102に結合することができる。逆転弁108は、第2の導管コネクタ105を通じて膨張性部材104に結合することができる。
逆転弁108は、流入逆止弁110の入口及び流出逆止弁112の出口への接続を制御し、それによって流体が移送される方向を制御することができる。例えば、逆転弁108は、流入逆止弁110の入口にどの構成要素(例えば、リザーバ102又は膨張性部材104)が流体的に結合され、流出逆止弁112の出口にどの構成要素(例えば、リザーバ102又は膨張性部材104)が流体的に結合されるかを制御することができる。
逆転弁108は、可逆流れポンプアセンブリ101が膨張モードにある第1の位置と、可逆流れポンプアセンブリ101が収縮モードにある第2の位置とを有することができる。一部の例では、逆転弁108は、それが膨張モードにあるか又は収縮モードにあるかを制御するために、ボタン、スイッチなどのようなユーザ作動式制御器を含むことができる。ユーザは、逆転弁108を作動させて第1の位置と第2の位置間で切り換えることができる。別の例では、逆転弁108は、2よりも多い位置(例えば、膨張モードにも収縮モードにも対応しない第3の位置)を含むことができる。一部の例では、逆転弁108は、リザーバ102及び膨張性部材104から異なる経路への流体流れを可能にするスプール弁を含むことができる。一部の例では、スプール弁として構成された逆転弁108は、機械的に(又は電気的に)制御されるスプールを円筒の内側に含むことができ、スプールの移動によって特定の供給源及び送出先へ又はそこからの流れを制限するか又は可能にする。
ユーザは、ユーザが膨張性部材104を膨張させたいと望む場合に、逆転弁108を作動させて第1の位置(例えば、膨張モード)に切り換えることができる。第1の位置では、逆転弁108は、リザーバ102と流入逆止弁110の入口との間の開放接続と、流出逆止弁112の出口と膨張性部材104の間の開放接続とを提供することができる。第1の位置では、リザーバ102が少なくとも部分的に加圧されている場合に、流体は、圧力がリザーバ102と膨張性部材104間で少なくとも部分的に等しくなるまで、ユーザがポンプ106を押下げる又は圧搾せずに、リザーバ102の中から膨張性部材104へ自動的に流れ込むことができる。
特に、逆転弁108が第1の位置に切り換えられた後では、流体圧力が流入逆止弁110の圧力閾値よりも大きくて流入逆止弁110をその開状態に移行させることができるので、流体は、リザーバ102から第1の導管コネクタ103及び流入逆止弁110を通じてポンプ106に移ることができる。同じく、流体圧力が流出逆止弁112の圧力閾値よりも大きいので、流出逆止弁112は開状態に移行し、流体をポンプ106から流出逆止弁112及び第2の導管コネクタ105を通じて膨張性部材104に移動することができる。流体のこの自動的な移行は、リザーバ102と膨張性部材104の間の圧力が等しくなる(又は流入逆止弁110及び流出逆止弁112がその閉状態に移行する)まで継続する。リザーバ102から膨張性部材104への流体の自動移送は(例えば、ユーザがポンプ106を作動させることなく)、望ましい陰茎硬さを提供するためのポンプ総数の低減をもたらすことができる。同じく、リザーバ102に圧力を加えることで、より速い速度でポンプ106を充填することができる。従って、それは、性的興奮時に患者が望む時に逆転弁108の単一位置選択により、陰茎怒張の感覚と膨張性部材104(例えば、円筒)の少なくとも部分的な充填とを可能にする。膨張性部材104の完全な最終加圧は、現在使用されているデバイスよりも有意に少ない数であると考えられるその後のポンプ圧搾で行うことができる。
更に、一部の例では、リザーバ102内の流体が膨張性部材104まで移送されて膨張性部材104を完全に膨張させるように、リザーバ102が加圧される。この例では、ユーザは、膨張性部材104を更に膨張させるためにポンプ106を作動させる必要はなく、むしろ逆転弁108を膨張モードに起動することによって膨張性部材104を完全に(又は実質的に)膨張させることができる。この例では、ユーザは、ポンプ106を使用して膨張性部材104を収縮させることができる。別の例では、リザーバ102は加圧されるのではなく、むしろ静的なリザーバである。
一部の例では、ユーザは、ポンプ106を作動させて膨張性部材104を更に膨張させることができる。例えば、ユーザは、望ましい硬さが達成されるまで、ポンプ106を繰返し押し下げるか又は圧搾することができる。しかし、ユーザがポンプ106の作動を始める前に加圧リザーバ102によって生じる流体の自動的な移行により、ポンプサイクル数を低減することができる。単一ポンプサイクルに対して、最初は、流入逆止弁110と流出逆止弁112の両方が閉じている。例えば、流入逆止弁110と流出逆止弁112の両方は、圧力平衡時に閉じているものとすることができる。次に、ユーザは、圧力が流出逆止弁112の圧力閾値を超えるまでポンプ106を押下げる又は圧搾し、それによってポンプ106内の流体を流出逆止弁112及び第2の導管コネクタ105を通じて膨張性部材104に移動することができる。例えば、ポンプ106の圧搾により、ポンプ106内の容積が出口圧力に打ち勝つことができなくなるまで、流出逆止弁112を開放することができる。次に、ポンプ106はオリジナル形態に戻ることができ、これが吸引力を提供して流入逆止弁110を開放させるので、流体は、リザーバ102から第1の導管コネクタ103及び流入逆止弁110を通じてポンプ106まで移送される。例えば、ユーザがポンプ106から指を離すことにより、ポンプ106内に真空を生成することができ、流入逆止弁110は開くことができる。リザーバ102からの流れは、ポンプの圧力がリザーバの圧力に実質的に等しくなるまで、ポンプ106を充填する(又は少なくとも部分的にポンプ106を充填する)。ポンプ106がオリジナル形態に戻った後、流入逆止弁110及び流出逆止弁112は、その閉状態に戻ることができる。このポンプサイクルは、膨張性部材104の望ましい硬さが達成されるまで繰り返される。
ユーザは、ユーザが膨張性部材104を収縮させたいと望む場合に、逆転弁108を作動させて第2の位置(例えば、収縮モード)に切り換えることができる。第2の位置では、逆転弁108は、膨張性部材104と流入逆止弁110の入口との間の開放接続と、流出逆止弁112の出口とリザーバ102の間の開放接続とを提供することができる。第2の位置では、一部の例では、流体は、圧力がリザーバ102と膨張性部材104間で少なくとも部分的に等しくなるまで、ユーザがポンプ106を押下げる又は圧搾せずに、膨張性部材104の中からリザーバ102へ自動的に流れ込むことができる。
ユーザは、ポンプ106を作動させて膨張性部材104を収縮させ、陰茎を弛緩状態に戻すことができる。例えば、ユーザは、膨張性部材104が十分に収縮するまで、ポンプ106を繰返し押下げる又は圧搾することができる。単一ポンプサイクルに対して、最初は、流入逆止弁110と流出逆止弁112の両方が閉じている。次に、ユーザは、圧力が流出逆止弁112の圧力閾値を超えるまでポンプ106を押下げる又は圧搾し、それによって流出逆止弁112及び第1の導管コネクタ103を通じて流体をポンプ106からリザーバ102に移動することができる。次に、ポンプ106はオリジナル形態に戻ることができ、これが吸引力を提供して流入逆止弁110を開放させるので、流体は、第2の導管コネクタ105及び流入逆止弁110を通じて膨張性部材104からポンプ106まで移送される。ポンプ106がオリジナル形態に戻った後、流入逆止弁110及び流出逆止弁112は、その閉状態に戻ることができる。このポンプサイクルは、膨張性部材104が十分に収縮するまで繰り返される。
図2は、態様によるユーザの体内に埋め込まれた膨張性人工陰茎200を示している。一部の例では、膨張性人工陰茎200は、図1の膨張性人工陰茎100とすることができ、又は図面のいずれかに関して本明細書に議論する特徴のいずれか(又はあらゆる組合せ)を含むことができる。図3は、1対の円筒204を有する膨張性人工陰茎200を示している。
図2−3を参照すると、膨張性人工陰茎200は、陰茎214に埋め込まれる1対の円筒204を含むことができる。例えば、円筒204の一方は、陰茎214の一方の側に配置することができる。1対の円筒のうちの他方の円筒204(図2には図示せず)は、陰茎214の他方の側に配置することができる。円筒204は、遠位端部分224と、膨張チャンバ222と、後部先端232を有する近位端部分228とを含むことができる。
膨張性人工陰茎200は、患者の陰嚢218に埋め込むことができる可逆流れポンプアセンブリ201を含むことができる。可逆流れポンプアセンブリ201は、いずれかの図面の可逆流れポンプアセンブリを参照して説明する特徴のいずれかを含むことができる。1対の導管コネクタ205が、可逆流れポンプアセンブリ201が1対の円筒204と流体的に結合するように可逆流れポンプアセンブリ201を1対の円筒204に取り付けることができる。同じく、可逆流れポンプアセンブリ201は、ユーザの腹部219に埋め込むことができるリザーバ202と導管コネクタ203を通じて流体的に結合することができる。円筒204の膨張チャンバ222は、陰茎214内に配置することができる。円筒204の遠位端部分224は、陰茎214の頭頂部分226内に少なくとも部分的に配置することができる。近位端部分228は、後部先端232を恥骨236に近接させて患者の陰部234に埋め込むことができる。
円筒204を埋め込むために、外科医は、まず患者を準備させる。外科医は、多くの場合に、例えば、陰茎214のベースが陰嚢218の上部と出会う箇所のような陰茎陰嚢領域に切開を行う。陰茎陰嚢切開部から、外科医は、患者の海綿体240を広げて、患者が1対の円筒204を受け入れられるように準備することができる。海綿体は、陰茎214本体の背側部分を形成する勃起組織の2つの平行な円柱、例えば、実質的に陰茎214の長さを延びる2つの細長い円柱のうちの一方である。外科医はまた、陰部の2つの領域(近位海綿体)を広げて、患者が近位端部分228を受け入れられるように準備することになる。外科医は、切開部及び陰部の広げた領域から近位及び遠位海綿体の長さを測定し、埋め込む円筒204の適切なサイズを決定することができる。
患者が準備された後、膨張性人工陰茎200が患者に埋め込まれる。各円筒204の遠位端部分224の遠位先端を縫合糸に取り付けることができる。縫合糸の他端は、ニードル部材(例えば、Keithニードル)に取り付けることができる。ニードル部材は、切開部及び広げられた海綿体に挿入される。ニードル部材は、次に、陰茎214の頭頂を貫通して押し込まれる。外科医は、縫合糸を引っ張って円筒204を海綿体に引き込む。これは、1対の円筒204の各円筒に対して行われる。膨張チャンバ222が定位置にある状態で、外科医は、遠位先端から縫合糸を取り外すことができる。外科医は、次に、近位端部分228を挿入する。外科医は、円筒204の後端を切開部に挿入し、各円筒204が定位置に来るまで近位端部分228を恥骨236に向けて押圧する。
図4Aは、態様による膨張モードにある可逆流れポンプアセンブリ401を有する膨張性人工陰茎400を示している。図4Bは、収縮モードにある可逆流れポンプアセンブリ401を有する膨張性人工陰茎400を示している。膨張性人工陰茎400は、リザーバ402、膨張性部材404、第1の導管コネクタ403、第2の導管コネクタ405、及び可逆流れポンプアセンブリ401を含むことができる。可逆流れポンプアセンブリ401は、第1の導管コネクタ403及び第2の導管コネクタ405を通じてリザーバ402と膨張性部材404間で流体を移送することができる。一部の例では、膨張性部材404は、ユーザの海綿体の中に埋め込むことができ、リザーバ402は、ユーザの腹部に埋め込むことができ、可逆流れポンプアセンブリ401は、ユーザの陰嚢に埋め込むことができる。
リザーバ402、膨張性部材404、第1の導管コネクタ403、第2の導管コネクタ405、及び可逆流れポンプアセンブリ401は、図1のリザーバ102、膨張性部材104、第1の導管コネクタ103、第2の導管コネクタ105、及び可逆流れポンプアセンブリ101の特徴のいずれか(又はそれらのあらゆる組合せ)を含むことができる。従って、これらの構成要素の詳細は、簡潔のために省略することになる。しかし、図4の説明は、可逆流れポンプアセンブリ401を更に説明するであろう。
逆転弁408は、モードアクチュエータ416を含むことができる。モードアクチュエータ416は、可逆流れポンプアセンブリ401が膨張モード(図4A)にある第1の位置と、可逆流れポンプアセンブリ401が収縮モード(図4B)にある第2の位置とを有するあらゆるタイプのユーザ作動式制御器(例えば、スイッチ、ボタン、レバーなど)とすることができる。一部の例では、逆転弁408は、リザーバ402及び膨張性部材404から異なる経路への流体流れを可能にするスプール弁を含むことができる。一部の例では、スプール弁として構成された逆転弁408は、機械的に(又は電気的に)制御されるスプールを円筒の内側に含み、スプールの移動によって流れを制限するか又は可能にする。一部の例では、逆転弁408は、第1の位置から第2の位置へ(及びその逆へ)移動又は摺動することができる。
一部の例では、逆転弁408は、4ポート弁を含むことができる。例えば、逆転弁408は、第1のポート450、第2のポート452、第3のポート454、及び第4のポート456を定めることができる。しかし、一部の例では、逆転弁408は、5ポート弁又は6ポート弁のような4よりも多いポートを含むことができる。第1のポート450は、流入逆止弁410の入口に接続することができ、第2のポート452は、流出逆止弁412の出口に接続することができ、第3のポート454は、第1の導管コネクタ403を通じてリザーバ402に接続することができ、第4のポート456は、第2の導管コネクタ405を通じて膨張性部材404に接続することができる。
ユーザは、モードアクチュエータ416を作動させて膨張モードと収縮モード間で切り換えて、ポート450、452、452、456間の流れ接続を切り換えさせ、それによって可逆流れポンプアセンブリ401が流れ方向を逆転させることを可能にする。例えば、ユーザは、ユーザが膨張性部材404を膨張させたいと望む場合に、逆転弁408上のモードアクチュエータ416を作動させて第1の位置(例えば、膨張モード)に切り換えることができる。図4Aを参照すると、第1の位置では、逆転弁408は、第3のポート454から第1のポート450への第1の流れ接続460と、第2のポート452から第4のポート456への第2の流れ接続462とを提供することができる。一部の例では、第1の流れ接続460は、第3のポート454から第1のポート450への流体の移送を可能にするチャネルとすることができ、第2の流れ接続462は、第2のポート452から第4のポート456への流体の移送を可能にするチャネルとすることができる。その結果、モードアクチュエータ416が第1の位置にある時に、逆転弁408は、第1の流れ接続460及び流入逆止弁410を通じたリザーバ402からポンプ406への流体の移送を可能にし、第2の流れ接続462及び流出逆止弁412を通じたポンプ406から膨張性部材404への流体の移送を可能にすることができる
第1の位置では、リザーバ402が少なくとも部分的に加圧されている場合に、流体は、圧力がリザーバ402と膨張性部材404間で少なくとも部分的に等しくなるまで、ユーザがポンプ406を押下げる又は圧搾せずに、リザーバ402の中から膨張性部材404へ自動的に流れ込むことができる。特に、逆転弁408が第1の位置に切り換えられた後、流体圧力は、流入逆止弁410の圧力閾値よりも大きく、流入逆止弁410をその開状態に移行させることができるので、流体は、リザーバ402から第1の導管コネクタ103、第1の流れ接続460、及び流入逆止弁410を通じてポンプ406に移ることができる。同じく、流体圧力が流出逆止弁412の圧力閾値よりも大きいので、流出逆止弁412は開状態に移行し、流体をポンプ406から流出逆止弁412及び第2の導管コネクタ405を通じて膨張性部材404に移送することができる。流体のこの自動的な移行は、リザーバ402と膨張性部材404間の圧力が等しくなるまで、及び/又は流入逆止弁410及び流出逆止弁412がその閉状態に移行するまで継続する。
その後に、ユーザは、ポンプ406を作動させて膨張性部材404を更に膨張させることができる。例えば、ユーザは、望ましい硬さが達成されるまで、ポンプ406を繰返し押し下げる又は圧搾することができる。しかし、ユーザがポンプ406の作動を始める前に加圧リザーバ402によって生じる流体の自動的な移行により、ポンプサイクル数を低減することができる。単一ポンプサイクルに対して、最初は、流入逆止弁410と流出逆止弁412の両方が閉じている。次に、ユーザは、圧力が流出逆止弁412の圧力閾値を超えるまでポンプ406を押下げる又は圧搾し、それによってポンプ406内の流体を第2の流れ接続462、流出逆止弁412、及び第2の導管コネクタ405を通じて膨張性部材404まで移送することができる。次に、ポンプ406はオリジナル形態に戻ることができ、これが吸引力を提供して流入逆止弁410を開放させるので、流体は、リザーバ402から第1の導管コネクタ403、第1の流れ接続460、及び流入逆止弁410を通じてポンプ406まで移送される。ポンプ406がオリジナル形態に戻った後、流入逆止弁410及び流出逆止弁412は、その閉状態に戻ることができる。このポンプサイクルは、膨張性部材404の望ましい硬さが達成されるまで繰り返される。
ユーザは、ユーザが膨張性部材404を収縮させたいと望む場合に、逆転弁408上のモードアクチュエータ416を作動させて第2の位置(例えば、収縮モード)に切り換えることができる。第1の位置から第2の位置への切り換えは、第1の流れ接続460と第2の流れ接続462を交差させ、それによって第4のポート456から第1のポート450への第3の流れ接続464と、第2のポート452から第3のポート454への第4の流れ接続466とを定める。一部の例では、第3の流れ接続464は、第4のポート456から第1のポート450への流体の移送を可能にするチャネルとすることができ、第4の流れ接続466は、第2のポート452から第3のポート454への流体の移送を可能にするチャネルとすることができる。その結果、モードアクチュエータ416が第2の位置にある時に、逆転弁408は、第2の導管コネクタ405、第3の流れ接続464、及び流入逆止弁410を通じた膨張性部材4040からポンプ406への流体の移送を可能にし、流出逆止弁412、第4の流れ接続466、及びを第1の導管コネクタ403を通じたポンプ406から膨張性部材404への流体の移送を可能にすることができる。
ユーザは、ポンプ406を作動させて膨張性部材404を収縮させ、陰茎を弛緩状態に戻すことができる。例えば、ユーザは、膨張性部材404が十分に収縮するまで、ポンプ406を繰返し押下げる又は圧搾することができる。単一ポンプサイクルに対して、最初は、流入逆止弁410と流出逆止弁412の両方が閉じている。次に、ユーザは、圧力が流出逆止弁412の圧力閾値を超えるまでポンプ406を押下げる又は圧搾し、それによって流出逆止弁412、第4の流れ接続466、及び第1の導管コネクタ403を通じて流体をポンプ406からリザーバ102に移動することができる。次に、ポンプ406はオリジナル形態に戻ることができ、これが吸引力を提供して流入逆止弁410を開放させるので、流体は、第2の導管コネクタ405、第3の流れ接続464、及び流入逆止弁410を通じて膨張性部材104からポンプ106まで移送される。ポンプ406がオリジナル形態に戻った後、流入逆止弁410及び流出逆止弁412は、その閉状態に戻ることができる。このポンプサイクルは、膨張性部材404が十分に収縮するまで繰り返される。
図5は、態様による膨張性人工陰茎を作動させる方法500の流れ図である。方法500の作動は、図1の膨張性人工陰茎100を参照して説明される。しかし、方法500の作動は、膨張性人工陰茎200及び/又は膨張性人工陰茎400を含む本明細書に説明する膨張性人工陰茎のいずれを使用しても実行可能であることに注意されたい。
逆転弁を作動させてポンプ、流入逆止弁、及び流出逆止弁を含む可逆流れポンプアセンブリを膨張モードに入れることができる(502)。例えば、逆転弁108を作動させて可逆流れポンプアセンブリ101を膨張モードに入れることができる。上述ように、可逆流れポンプアセンブリ101は、ポンプ106、流入逆止弁110、流出逆止弁112、及びポンプ106を含むことができる。
リザーバからの流体は、流入逆止弁を通じてポンプまで移送することができ、ポンプからの流体は、流出逆止弁を通じて膨張性部材まで移送することができる(504)。例えば、可逆流れポンプアセンブリ101は、流体をリザーバ102から流入逆止弁110を通じてポンプ106まで移送し、流体をポンプ106から流出逆止弁112を通じて膨張性部材104まで移送させるように構成することができる。流入逆止弁110は、流体がポンプ106に入ることができる唯一の入力として働くことができ、流出逆止弁112は、流体がポンプ106を出ることができる唯一の出力として働くことができる。逆転弁108は、リザーバ102/膨張性部材104から流入逆止弁110/流出逆止弁112への流れ接続を定めることができる。例えば、逆転弁108が膨張モードにある時に、逆転弁108は、リザーバ102が流入逆止弁110と流体的に結合するようなチャネルを提供する流れ接続を定め、流出逆止弁112が膨張性部材104と流体的に結合するようなチャネルを提供する流れ接続を定めることができる。
一部の例では、リザーバ102は、膨張モードへの起動時にポンプ106を作動させることなくリザーバ102からの流体を可逆流れポンプアセンブリ101を通じて膨張性部材104に自動的に移送することができるように少なくとも部分的に加圧される。例えば、流体は、膨張性部材104とリザーバ102にわたる圧力が等しくなるまで膨張性部材104に流れ込むことができる。次に、ユーザは、望ましい硬さが達成されるまで、ある一定の量のポンプサイクルにわたってポンプ106を作動させることができる(例えば、ポンプ106を押し下げるか又は圧搾する)。しかし、流体の自動移送は、そうでなければ同じ硬さを提供するのに必要とされると考えられるポンプサイクルの数を低減することができる。
逆転弁は、逆転弁の流れ接続が逆転されるように、可逆流れポンプアセンブリを収縮モードに入れるように作動させることができる(506)。例えば、逆転弁108は、逆転弁の流れ接続が逆転されるように、可逆流れポンプアセンブリ101を収縮モードに入れるように作動させることができる。収縮モードへの切り換え時に、逆転弁108は、膨張性部材104から流入逆止弁110への流れ接続と、流出逆止弁112からリザーバ102への流れ接続とを提供することができる。
膨張性部材内の流体は、流入逆止弁を通じてポンプまで移送することができ、ポンプ内の流体は、流出逆止弁を通じてリザーバまで移送することができる(508)。例えば、可逆流れポンプアセンブリ101は、膨張性部材104内の流体を流入逆止弁110を通じてポンプ106まで移送し、ポンプ106内の流体を流出逆止弁112を通じてリザーバ102まで移送することができる。
説明した実施のある一定の特徴を本明細書に説明するように例示したが、当業者には、多くの修正、置換、変更、及び均等物がここで想起されるであろう。従って、添付の特許請求の範囲は、全てのそのような修正及び変更を実施形態の範囲に入るように網羅することを意図していることは理解されるものとする。
200 膨張性人工陰茎
201 可逆流れポンプアセンブリ
202 リザーバ
226 陰茎の頭頂部分
240 海綿体

Claims (35)

  1. 膨張性人工陰茎であって、
    膨張性部材と、
    流体を保持するように構成されたリザーバと、
    膨張モードにある時に前記リザーバから前記膨張性部材への前記流体の移送を容易にし、かつ収縮モードにある時に該膨張性部材から該リザーバへの該流体の該移送を容易にするように構成された可逆流れポンプアセンブリと、
    を含み、
    前記可逆流れポンプアセンブリは、
    ポンプと、
    前記ポンプに結合され、該ポンプに入る流体の移送を可能にするように構成された流入逆止弁と、
    前記ポンプに結合され、該ポンプを出る流体の移送を可能にするように構成された流出逆止弁と、
    前記膨張モードと前記収縮モード間で切り換わるように構成された逆転弁と、
    を含む、
    ことを特徴とする膨張性人工陰茎。
  2. 前記逆転弁が前記膨張モードにある時に、前記リザーバは、前記流入逆止弁の入口に流体的に結合され、前記膨張性部材は、前記流出逆止弁の出口に流体的に結合されることを特徴とする請求項1に記載の膨張性人工陰茎。
  3. 前記逆転弁が前記収縮モードにある時に、前記リザーバは、前記流出逆止弁の出口に流体的に結合され、前記膨張性部材は、前記流入逆止弁の入口に結合されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の膨張性人工陰茎。
  4. 前記リザーバは、前記逆転弁の前記膨張モードへの起動が前記ポンプを作動させることなく前記流体の少なくとも一部分を該リザーバから前記可逆流れポンプアセンブリを通して前記膨張性部材まで移送させるように加圧されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の膨張性人工陰茎。
  5. 前記逆転弁が前記膨張モードにある時に、前記ポンプは、押し下げられて前記流体を前記リザーバから前記可逆流れポンプアセンブリを通して前記膨張性部材まで移送させるように構成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の膨張性人工陰茎。
  6. 前記逆転弁の前記収縮モードへの起動が、前記ポンプを作動させることなく前記流体の少なくとも一部分を前記膨張性部材から前記可逆流れポンプアセンブリを通して前記リザーバまで移送させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の膨張性人工陰茎。
  7. 前記逆転弁が前記収縮モードにある時に、前記ポンプは、押し下げられて前記流体を前記膨張性部材から前記可逆流れポンプアセンブリを通して前記リザーバまで移送させるように構成されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の膨張性人工陰茎。
  8. 前記膨張性部材は、少なくとも2つの円筒を含むことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の膨張性人工陰茎。
  9. 前記流入逆止弁は、一方向圧力弁を含むことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の膨張性人工陰茎。
  10. 前記流出逆止弁は、一方向圧力弁を含むことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の膨張性人工陰茎。
  11. 前記逆転弁は、前記流入逆止弁の入口に結合された第1のポートと、前記流出逆止弁の出口に結合された第2のポートと、前記リザーバに流体的に結合された第3のポートと、前記膨張性部材に流体的に結合された第4のポートとを含むことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の膨張性人工陰茎。
  12. 前記逆転弁が前記膨張モードにある時に、該逆転弁は、第1の流れ接続と前記流入逆止弁とを通じて前記流体を前記リザーバから前記ポンプの中に移送することができるような該第1の流れ接続を前記第3のポートと前記第1のポート間に、かつ前記流出逆止弁及び第2の流れ接続を通じて該流体を該ポンプから前記膨張性部材まで移送することができるような該第2の流れ接続を前記第2のポートと前記第4のポート間に提供することを特徴とする請求項11に記載の膨張性人工陰茎。
  13. 前記逆転弁が前記収縮モードに切り換えられた時に、該逆転弁は、前記膨張性部材が前記流入逆止弁との流体連通状態内にあり、かつ前記流出逆止弁が前記リザーバとの流体連通状態内にあるように前記第1及び第2の流れ接続を切り換えるように構成されることを特徴とする請求項12に記載の膨張性人工陰茎。
  14. 前記リザーバは、該リザーバを加圧するように構成された付勢部材を含むことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の膨張性人工陰茎。
  15. 前記ポンプは、ポンプ球状部を含むことを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の膨張性人工陰茎。
  16. 膨張性人工陰茎であって、
    膨張性部材と、
    流体を保持するように構成されたリザーバと、
    膨張モードにある時に前記リザーバから前記膨張性部材への前記流体の移送を容易にし、かつ収縮モードにある時に該膨張性部材から該リザーバへの該流体の該移送を容易にするように構成された可逆流れポンプアセンブリと、
    を含み、
    前記可逆流れポンプアセンブリは、
    ポンプと、
    前記ポンプに結合され、該ポンプに入る流体の移送を可能にするように構成された流入逆止弁と、
    前記ポンプに結合され、該ポンプを出る流体の移送を可能にするように構成された流出逆止弁と、
    前記膨張モードと前記収縮モード間で切り換わるように構成された逆転弁と、
    を含む、
    ことを特徴とする膨張性人工陰茎。
  17. 前記逆転弁が前記膨張モードにある時に、前記リザーバは、前記流入逆止弁の入口に流体的に結合され、前記膨張性部材は、前記流出逆止弁の出口に流体的に結合されることを特徴とする請求項16に記載の膨張性人工陰茎。
  18. 前記逆転弁が前記収縮モードにある時に、前記リザーバは、前記流出逆止弁の出口に流体的に結合され、前記膨張性部材は、前記流入逆止弁の入口に結合されることを特徴とする請求項16に記載の膨張性人工陰茎。
  19. 前記リザーバは、前記逆転弁の前記膨張モードへの起動が前記ポンプを作動させることなく前記流体の少なくとも一部分を該リザーバから前記可逆流れポンプアセンブリを通して前記膨張性部材まで移送させるように加圧されることを特徴とする請求項16に記載の膨張性人工陰茎。
  20. 前記逆転弁が前記膨張モードにある時に、前記ポンプは、押し下げられて前記流体を前記リザーバから前記可逆流れポンプアセンブリを通して前記膨張性部材まで移送させるように構成されることを特徴とする請求項16に記載の膨張性人工陰茎。
  21. 前記逆転弁の前記収縮モードへの起動が、前記ポンプを作動させることなく前記流体の少なくとも一部分を前記膨張性部材から前記可逆流れポンプアセンブリを通して前記リザーバまで移送させることを特徴とする請求項16に記載の膨張性人工陰茎。
  22. 前記逆転弁が前記収縮モードにある時に、前記ポンプは、押し下げられて前記流体を前記膨張性部材から前記可逆流れポンプアセンブリを通して前記リザーバまで移送させるように構成されることを特徴とする請求項16に記載の膨張性人工陰茎。
  23. 前記膨張性部材は、少なくとも2つの円筒を含むことを特徴とする請求項16に記載の膨張性人工陰茎。
  24. 前記流入逆止弁は、一方向圧力弁を含むことを特徴とする請求項16に記載の膨張性人工陰茎。
  25. 前記流出逆止弁は、一方向圧力弁を含むことを特徴とする請求項16に記載の膨張性人工陰茎。
  26. 前記逆転弁は、前記流入逆止弁の入口に結合された第1のポートと、前記流出逆止弁の出口に結合された第2のポートと、前記リザーバに流体的に結合された第3のポートと、前記膨張性部材に流体的に結合された第4のポートとを含むことを特徴とする請求項16に記載の膨張性人工陰茎。
  27. 前記逆転弁が前記膨張モードにある時に、該逆転弁は、第1の流れ接続と前記流入逆止弁とを通じて前記流体を前記リザーバから前記ポンプの中に移送することができるような該第1の流れ接続を前記第3のポートと前記第1のポート間に、かつ前記流出逆止弁及び第2の流れ接続を通じて該流体を該ポンプから前記膨張性部材まで移送することができるような該第2の流れ接続を前記第2のポートと前記第4のポート間に提供することを特徴とする請求項26に記載の膨張性人工陰茎。
  28. 前記逆転弁が前記収縮モードに切り換えられた時に、該逆転弁は、前記膨張性部材が前記流入逆止弁との流体連通状態内にあり、かつ前記流出逆止弁が前記リザーバとの流体連通状態内にあるように前記第1及び第2の流れ接続を切り換えるように構成されることを特徴とする請求項27に記載の膨張性人工陰茎。
  29. 膨張性人工陰茎であって、
    膨張性部材と、
    流体を保持するように構成された加圧リザーバと、
    膨張モードにある時に前記リザーバから前記膨張性部材への前記流体の移送を容易にし、かつ収縮モードにある時に該膨張性部材から該リザーバへの流体の該移送を容易にするように構成された可逆流れポンプアセンブリと、
    を含み、
    前記可逆流れポンプが前記膨張モードに起動された時に、前記流体の少なくとも一部分は、前記加圧リザーバから該可逆流れポンプアセンブリを通して前記膨張性部材まで自動的に移送することができる、
    ことを特徴とする膨張性人工陰茎。
  30. 前記流体は、流体圧力が前記加圧リザーバと前記膨張性部材間で実質的に等しくなるまで該加圧リザーバから該膨張性部材まで移動することを特徴とする請求項29に記載の膨張性人工陰茎。
  31. 前記可逆流れポンプアセンブリは、
    ポンプと、
    前記ポンプに結合され、該ポンプに入る流体の移送を可能にするように構成された流入逆止弁と、
    前記ポンプに結合され、該ポンプを出る流体の移送を可能にするように構成された流出逆止弁と、
    前記膨張モードと前記収縮モード間で切り換わるように構成された逆転弁と、
    を含む、
    ことを特徴とする請求項29に記載の膨張性人工陰茎。
  32. 前記逆転弁が前記膨張モードにある時に、前記リザーバは、前記流入逆止弁に流体的に結合され、前記膨張性部材は、前記流出逆止弁に流体的に結合され、
    前記逆転弁が前記収縮モードにある時に、前記リザーバは、前記流出逆止弁に流体的に結合され、前記膨張性部材は、前記流入逆止弁に流体的に結合される、
    ことを特徴とする請求項29に記載の膨張性人工陰茎。
  33. 膨張性人工陰茎を作動させる方法であって、
    逆転弁を作動させてポンプと、流入逆止弁と、流出逆止弁とを含む可逆流れポンプアセンブリを膨張モードに入れる段階と、
    リザーバ内の流体を前記流入逆止弁を通じて前記ポンプまで移送する段階と、
    前記ポンプ内の前記流体を前記流出逆止弁を通じて膨張性部材まで移送する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  34. 前記逆転弁の流れ接続が逆転されるように該逆転弁を作動させて前記可逆流れポンプアセンブリを収縮モードに入れる段階と、
    前記膨張性部材内の前記流体を前記流入逆止弁を通じて前記ポンプまで移送する段階と、
    前記ポンプ内の前記流体を前記流出逆止弁を通じて前記リザーバまで移送する段階と、
    を更に含むことを特徴とする請求項33に記載の方法。
  35. 前記流体の少なくとも一部分が、前記ポンプを作動させることなく前記リザーバから前記可逆流れポンプアセンブリを通じて前記膨張性部材まで移送されることを特徴とする請求項33に記載の方法。
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