JP2019508488A - メラニン生成促進活性を示すペプチド及びその用途 - Google Patents

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Abstract

本発明は、メラニン生成促進活性を示すペプチドを提供する。本発明のペプチドはチロシナーゼの活性及び発現を増加させ、メラニン形成に関与する因子の発現を増加させることによって、メラニン生成において優れる効果を示す。本発明のペプチドはメラニン低色素症の予防、改善、及び治療用途に利用できる。前述した本発明のペプチドの優れる活性及び安定性は、医薬、医薬外品、及び化粧品に非常に有利に適用できるようにする。【選択図】図1a

Description

本発明はメラニン生成促進活性を示すペプチド、前記ペプチドを有効成分として含むメラニン低色素症の予防及び/又は治療用薬剤学的組成物、前記ペプチドを有効成分として含むメラニン低色素症の予防及び/又は改善用化粧品組成物、及び前記ペプチドのメラニン低色素症の予防、改善及び/又は治療用途に関するものである。
皮膚細胞は紫外線や環境汚染、その他の外部要因の刺激に対して防御機転として表皮基底層に存在するメラニン細胞(melanocyte)のメラニン小体(melanosome)でメラニンを生成する。メラニンは動物の皮膚、瞳、髪の毛の色を決定する重要な要因である。低色素症は皮膚癌の危険因子とも知られている。東洋人らはメラニンが過多に生成されることに敏感で、メラニン生成を抑制する美白関連の研究が多く遂行された。しかしながら、最近にはメラニン生成が抑制されて表れる白斑症(Vitiligo)に対する要求も増加しているので、これに対する研究も進められている。
白斑症はメラニン細胞の死滅や怪死によるさまざまな大きさ及び形態の白色斑が皮膚に表れる後天性脱色素疾患である。全世界的に人口の約1%で表れる比較的ありふれた疾患で、人種や地域に従う差はない。発生年齢は10〜30歳に最も多く、95%の場合、40歳以前に発病し、患者の30%で家族力がある。
白斑症が生じる原因に対してまだ正確に判明したところがないが、自家免疫説、神経体液説、メラニン細胞自家破壊説など、さまざまな説が提示されている。自家免疫説はメラニン細胞系抗原に対する自家抗体の発現によりメラニン細胞の破壊または機能異常がもたらされるか、または細胞毒性リンパ球や活性化されたリンパ球が分泌したリンフォカインにメラニン細胞が破壊されるという説である。神経体液説は、カテコールアミン生合成の異常とモノアミン酸化酵素の増加などによってストレスと関連した過酸化水素が作られて、これによってメラニン細胞が破壊されるという説であって、白斑症が神経節に沿って発生するか、または神経損傷やストレス後に発病することもある。メラニン細胞自家破壊説は、メラニン形成過程で生じる中間代謝物質や最終代謝物質であるフェノール複合体がメラニン細胞内に蓄積されて細胞を破壊するという説である。その他、固有細胞欠損(inherent cellular defect)、遺伝要因、細胞死滅、カルシウム代謝異常などの多様な因子が提示されている。
メラニンは、メラニン生成細胞(melanocytes)から合成され、紫外線照射や毒性物質と化学物質を吸収することによって、皮膚を保護することに重要な役割をする。したがって、メラニン合成が正常に起こらない人々では全ての皮膚が白色になるよりは部分的に白色に変わって斑が生じる外形的な問題点もあり、外部刺激に敏感になることがさらに問題である。
メラニン合成に重要な酵素であるチロシナーゼ(tyrosinase)、TRP−1(tyrosinase related protein−1)、TRP−2(tyrosinase related protein−2)は、酸化的反応に触媒として作用する(非特許文献1)。
チロシナーゼは、チロシン(tyrosine)をDOPA(L−3,4−dihydroxyphenylalanine)に、DOPAをDOPAキノン(quinone)に酸化させる作用をし、TRP−1はジヒドロキシインドルカルボキシル酸オキシダーゼ(dihydroxyindole carboxylic acid oxidase)にて5,6−ジヒドロキシインドル−2−カルボキシル酸(5,6−dihydroxyindole−2−carboxylic acid;DHICA)をインドル−5,6−キノン−2−カルボキシル酸(indol−5,6−quinone−2−carboxylic acid)に変化させることに関与する。また、TRP−1はチロシナーゼを安定化させて活性を調節する役割をする。TRP−2はDOPAクロムタウトメラーゼ(tautomerase)にてDOPAクロムをDHICAに変化させてメラニン細胞をなすユーメラノン(eumelanon)とフェオメラノン(pheomelanon)を形成し、これらの割合によって皮膚、髪の毛、瞳の色などが決定される。
メラニン合成は、紫外線照射とMSH(α−melanocyte stimulating hormone)によって活性化される。α−MSHはペプチドホルモンで紫外線により生成され、脳下垂体及び皮膚を含んだいろいろな細胞で作られるものとして知られている。
α−MSHは側分泌(paracrine)によりメラニン生成細胞のMCR(melanocortin receptor)に作用して転写因子であるMITF(microphthalmia−associated transcription factor)の活性を調節してメラニン合成に重要な役割をするチロシナーゼ、TRP−1(DHICA oxidase)、TRP−2(DOPAchrome tautomerase)などの活性を調節する(非特許文献2)。
メラニン形成細胞がUVまたはα−MSHによって刺激されれば、各々p38やPKA(protein kinase A)によりチロシナーゼが活性化されると報告された。ところで、この2つ経路のうち、特にα−MSH−>cAMP−>PKA過程がメラニン合成に重要な役割をするが、cAMPの増加はCREB(cAMP−responsive element binding protein)リン酸化を促進させ、これが転写因子であるMITFの発現を増加させ、これはチロシナーゼの活性を向上させ、チロシナーゼmRNA発現を増加させるという報告がある(非特許文献3〜4)。
一方、我が国をはじめとする東洋人らは誰でも真っ白い皮膚色を有することを願うため、メラニン生成を抑制する美白成分に対する研究を多く遂行してきた。しかしながら、メラニンは皮膚のメラニン生成細胞から合成され、紫外線照射や毒性物質と化学物質を吸収することによって、皮膚を保護することに重要な役割をする。メラニンの正常な合成が表れない場合は、皮膚が外部刺激に敏感で、外形的にも非正常的に見えるので、メラニン合成が正常化できるように治療することが必要であり、これに対する研究も遂行されたものがある。しかしながら、まだメラニン合成を促進させることに対する技術開発が十分に遂行されていない。
本明細書の全体に亘って多数の論文及び特許文献が参照され、その引用が表示されている。引用された論文及び特許文献の開示内容はその全体として本明細書に参照として挿入されて本発明が属する技術分野の水準及び本発明の内容がより明確に説明される。
Pigment Cell Res. 14 (6): 43744 THE JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY Vol. 273, No. 31, Issue of July 31, pp. 195609565, 1998 Nucleic Acids Res. 30 (14): 3096106 Pigment Cell Melanoma Res 21 (6): 66576
本発明者らは、メラニン生成を促進させることができるペプチドを開発するために努力しており、その結果、配列番号1または配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドが優れるメラニン生成促進活性を示すということを確認し、これらがメラニン低色素症の予防及び治療に有用に使用できることを究めることによって、本発明を完成するに至った。
したがって、本発明の目的は配列番号1または配列番号2のアミノ酸配列からなるメラニン生成促進活性を示すペプチドを提供することにある。
本発明の他の目的は、配列番号1または配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドを有効成分として含むメラニン低色素症の予防及び/又は治療用薬剤学的組成物を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、配列番号1または配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドを有効成分として含むメラニン低色素症の予防及び/又は改善用化粧品組成物を提供することにある。
本発明の他の目的及び利点は、以下の発明の詳細な説明、請求範囲、及び図面により一層明確になる。
本発明の一態様は、配列番号1または配列番号2のアミノ酸配列からなるメラニン生成促進活性を示すペプチドに関するものである。
本発明者らはメラニン生成を促進させることができるペプチドを開発するために努力しており、その結果、配列番号1または配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドが優れるメラニン生成促進活性を示すということを確認し、これらがメラニン低色素症の改善、予防、及び/又は治療に有用に使用できることを究めた。
本発明のペプチドは、配列番号1または配列番号2のアミノ酸配列を含むものであって、例えば、配列番号1または配列番号2のアミノ酸配列からなるものでありうる。
本発明のペプチドは本発明者が保有しているペプチドライブラリーのうち、遺伝子及びタンパク質発現変化などに対する実験を通じてメラニン形成促進効能が優れるペプチドをスクリーニングしたものであって、総2種が本発明のペプチドに提供される。
本発明はメラニン生成促進活性を示すペプチド、前記ペプチドを有効成分として含むメラニン低色素症の予防及び/又は治療用薬剤学的組成物、前記ペプチドを有効成分として含むメラニン低色素症の予防及び/又は改善用化粧品組成物、及び前記ペプチドのメラニン低色素症の予防、改善、及び/又は治療用途に関するものであって、本発明のペプチドはチロシナーゼの活性及び発現を増加させ、メラニン形成に関与する因子の発現を増加させることによって、メラニン生成において優れる効果を示し、優れる活性及び安定性により医薬、医薬外品、及び化粧品に非常に有利に適用できる。
図1aは、本発明の一実施形態に係る配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドのメラニン形成増加効果を確認した結果である。 図1bは、本発明の一実施形態に係る配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドのメラニン形成増加効果を確認した結果である。 図2aは、本発明の一実施形態に係る配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドによりチロシナーゼの活性が増加することを確認した結果である。 図2bは、本発明の一実施形態に係る配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドによりチロシナーゼの活性が増加することを確認した結果である。 図3aは、本発明の一実施形態に係る配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドによりMITF、チロシナーゼ、TRP1のmRNA発現が増加することを確認した結果である。 図3bは、本発明の一実施形態に係る配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドによりMITF、チロシナーゼ、TRP1のmRNA発現が増加することを確認した結果である。 図4aは、本発明の一実施形態に係る配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドによりMITF及びチロシナーゼのタンパク質発現が増加することを確認した結果である。 図4bは、本発明の一実施形態に係る配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドによりチロシナーゼのタンパク質発現が増加することを確認した結果である。 図5は、本発明の一実施形態に係る配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドによるCREBのリン酸化増加を確認した結果である。
本明細書で、用語“ペプチド”は、ペプチド結合によりアミノ酸残基が互いに結合されて形成された線形の分子を意味する。本発明のペプチドは当業界に公知された化学的合成方法、特に固相合成技術(solid−phase synthesis techniques; Merrifield, J. Amer. Chem. Soc. 85:2149−54(1963); Stewart, et al., Solid Phase Peptide Synthesis, 2nd. ed., Pierce Chem. Co.: Rockford, 111(1984))、または液相合成技術(US登録特許第5,516,891号)により製造できる。
本発明のペプチドは、アミノ酸配列の一部の部位を選定し、その活性を増加させるためにペプチドのN−末端またはC−末端に変形を誘導することができる。
例えば、前記C−末端変形はペプチドのC−末端がヒドロキシ基(−OH)、アミノ基(−NH)、アザイド(−NHNH)などに変形されるものでありうるが、これに限定されるものではない。
また、前記N−末端変形はペプチドのN−末端がアセチル基、フルオレニルメトキシカルボニル基、ホルミル基、パルミトイル基、ミリスチル基、ステアリル基、及びポリエチレングリコール(PEG)で構成された群から選択された1種以上の保護基が結合されるものでありうるが、これに限定されるものではない。前記保護基は、生体内のタンパク質切断酵素の攻撃から本発明のペプチドを保護する作用をする。
前記ペプチドのN−末端及び/又はC−末端変形はペプチドの安定性を格段に改善する作用をし、このような変形を通じて本発明のペプチドは生体内投与時の半減期を増加させて高い半減期を有することができる。
本明細書で、用語“安定性”は、イン・ビボ安定性だけでなく、貯蔵安定性(例えば、常温貯蔵安定性)も意味する。
本発明の一態様によれば、本発明のペプチドはメラニン形成細胞でメラニン生成を増加させ、メラニン合成を調節する酵素であるチロシナーゼの活性及び発現を増加させ、メラニン形成に関与する因子であるMITF、TRP1の発現を増加させ、CREBのリン酸化を増加させる。
このような結果は本発明のペプチドがメラニン生成を増加させることによって白斑症が緩和されるようにする効果を有するということを意味する。したがって、本発明のペプチドはメラニン低色素症の予防、改善、及び/又は治療用途に利用できる。
本発明で、メラニン低色素症は、白斑症、白色症、脱色素母斑、白色粃糠疹、白癜、炎症後脱色症、斑状硬皮症、部分白皮症、特発性滴状低色素症、及び/又は点状白皮症のものでありうるが、これに限定されるものではない。
本発明の他の一態様は、配列番号1または配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドからなる群から選択された1種以上のペプチドを有効成分として含むメラニン低色素症の予防及び/又は治療用薬剤学的組成物に関するものである。
本発明の組成物は前述した本発明のペプチドを有効成分として含むため、この2つの間の共通した内容は本明細書の過度な複雑性を避けるためにその記載を省略する。
本発明の組成物が薬剤学的組成物に製造される場合、前述した本発明のペプチドの薬剤学的有効量(pharmaceutically effective amount)を含むものでありうる。
また、前記薬剤学的組成物は薬剤学的に許容される担体を追加的に含むものでありうるが、これに限定されるものではない。
本明細書で、用語“薬剤学的有効量”は前述したペプチドの効能または活性を達成することに十分な量を意味する。
本発明の薬剤学的組成物に含まれる薬剤学的に許容される担体は、製剤時に通常的に用いられるものであって、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、澱粉、アカシアゴム、リン酸カルシウム、アルギネート、ゼラチン、珪酸カルシウム、微細結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水、シロップ、メチルセルロース、メチルヒドロキシベンゾエート、プロピルヒドロキシベンゾエート、滑石、ステアル酸マグネシウム、及び/又はミネラルオイルなどを含むが、これに限定されるものではない。
本発明の薬剤学的組成物は、前記成分の以外に、潤滑剤、湿潤剤、甘味剤、香味剤、乳化剤、懸濁剤、保存剤などをさらに含むことができる。
本発明の薬剤学的組成物は、非経口で投与することが好ましく、例えば皮膚局所投与により投与することができる。
本発明の薬剤学的組成物の適した投与量は、製剤化方法、投与方式、患者の年齢、体重、性、病的状態、飲食、投与時間、投与経路、排泄速度、及び反応感応性のような要因により多様であり、普通に熟練した医者は所望の治療または予防に効果的な投与量を容易に決定及び処方することができる。本発明の好ましい具現例によれば、本発明の薬剤学的組成物の1日投与量は0.001−1000mg/kgである。
本発明の薬剤学的組成物は、当該発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができる方法によって、薬剤学的に許容される担体及び/又は賦形剤を用いて製剤化することによって、単位容量形態に製造されるか、または多容量容器内に内入させて製造できる。この際、剤形はオイルまたは水性媒質中の溶液、懸濁液または油化液形態であるか、またはエキス剤、粉末剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、またはゲル(例えば、ハイドロゲル)形態であって、分散剤または安定化剤をさらに含むことができる。
本発明の更に他の一態様は、配列番号1または配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドからなる群から選択された1種以上のペプチドを有効成分として含むメラニン低色素症の予防及び/又は改善用化粧品組成物に関するものである。
本発明の組成物が化粧品組成物に製造される場合、前述した本発明のペプチドの化粧品学的有効量(cosmetically effective amount)を含むものでありうる。
また、前記化粧品組成物は化粧品学的に許容される担体を追加的に含むものでありうるが、これに限定されるものではない。
本明細書で、用語“化粧品学的有効量”は前述した本発明の組成物の効能を達成することに十分な量を意味する。
本発明の化粧品組成物は、当業界で通常的に製造されるいかなる剤形でも製造されることができ、例えば、溶液、懸濁液、乳濁液、ペースト、ゲル、クリーム、ローション、パウダー、石鹸、界面活性剤−含有クレンジング、オイル、粉末ファウンデーション、乳濁液ファウンデーション、ワックスファウンデーション、及び/又はスプレーなどに剤形化できるが、これに限定されるものではない。より詳しくは、柔軟化粧水、栄養化粧水、栄養クリーム、マッサージクリーム、エッセンス、アイクリーム、クレンジングクリーム、クレンジングフォーム、クレンジングウォーター、パック、スプレー、及び/又はパウダーの剤形に製造できる。
前記化粧品組成物の剤形がペースト、クリーム、またはゲルの場合には、担体成分として、動物性油、植物性油、ワックス、パラフィン、澱粉、トラガカント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコン、ベントナイト、シリカ、タルク、及び/又は酸化亜鉛が利用できるが、これに限定されるものではない。
前記化粧品組成物の剤形がパウダーまたはスプレーの場合には、担体成分としてラクトース、タルク、シリカ、アルミニウムヒドロキシド、カルシウムシリケート、またはポリアミドパウダーが用いられることができ、特にスプレーの場合には、追加的にクロロフルオロハイドロカーボン、プロパン/ブタン、及び/又はジメチルエーテルのような推進体を含むことができるが、これに限定されるものではない。
前記化粧品組成物の剤形が溶液または乳濁液の場合には、担体成分として、溶媒、溶解化剤、または乳濁化剤が用いられ、例えば、水、エタノール、イソプロパノール、エチルカーボネート、エチルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジルベンゾエート、プロピレングリコール、1,3−ブチルグリコールオイル、グリセロール脂肪族エステル、ポリエチレングリコール、及び/又はソルビタンの脂肪酸エステルがある。
前記化粧品組成物の剤形が懸濁液の場合には、担体成分として、水、エタノール、及び/又はプロピレングリコールのような液状の希釈剤、エトキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールエステル、及び/又はポリオキシエチレンソルビタンエステルのような懸濁剤、微結晶性セルロース、アルミニウムメタヒドロキシド、ベントナイト、アガー、及び/又はトラガカントなどが利用できるが、これに限定されるものではない。
前記化粧品組成物の剤形が界面−活性剤含有クレンジングの場合には、担体成分として、脂肪族アルコールサルフェート、脂肪族アルコールエーテルサルフェート、スルホスクシン酸モノエステル、イセチオネート、イミダゾリニウム誘導体、メチルタウレート、サルコシネート、脂肪酸アミドエーテルサルフェート、アルキルアミドベタイン、脂肪族アルコール、脂肪酸グリセリド、脂肪酸ジエタノールアミド、植物性油、ラノリン誘導体、及び/又はエトキシル化グリセロール脂肪酸エステルなどが利用できるが、これに限定されるものではない。
本発明の化粧品組成物に含まれる成分は、有効成分としてのペプチド類と担体成分の以外に、化粧品組成物に通常的に用いられる成分を含むものでありうるが、例えば、抗酸化剤、安定化剤、溶解化剤、ビタミン、顔料、及び/又は香料のような通常的な補助剤を含むことができるが、これに限定されるものではない。
以下、実施形態を通じて本発明をより詳細に説明する。これら実施形態はただ本発明をより具体的に説明するためのものであって、本発明の要旨に従って本発明の範囲がこれら実施形態により制限されないということは当業界で通常の知識を有する者において自明である。
実施形態
合成例1:ペプチドの合成
クロロトリチルクロライドレジン(Chloro trityl chloride resin; CTL resin, Nova biochem Cat No. 01−64−0021)700mgを反応容器に入れてメチレンクロライド(MC)10mlを加えて3分間撹拌した。溶液を除去し、ジメチルホルムアミド(DMF)10mlを入れて3分間撹拌した後、また溶媒を除去した。反応器に10mlのジクロロメタン溶液を入れてFmoc−Asp(OtBu)−OH(Bachem、Swiss)200mmole及びジイソプロピルエチルアミン(DIEA)400mmoleを入れた後、撹拌してよく溶かして、1時間の間撹拌しながら反応させた。反応後、洗浄し、メタノールとDIEA(2:1)をDCM(dechloromethane)に溶かして10分間反応させ、過量のDCM/DMF(1:1)で洗浄した。溶液を除去し、ジメチルホルムアミド(DMF)を10ml入れて3分間撹拌した後、また溶媒を除去した。脱保護溶液(20%のピペリジン(Piperidine)/DMF)10mlを反応容器に入れて10分間常温で撹拌した後、溶液を除去した。同量の脱保護溶液を入れて、また10分間反応を維持した後、溶液を除去し、各々3分ずつDMFで2回、MCで1回、DMFで1回洗浄してAsp(OtBu)−CTL Resinを製造した。新たな反応器に10mlのDMF溶液を入れてFmoc−Glu(OtBu)−OH(Bachem、Swiss)200mmole、HoBt 200mmole、及びBop 200mmoleを入れた後、撹拌してよく溶かした。反応器に400mmole DIEAを分画に2回に亘って入れた後、全ての固体が溶けるまで最小限5分間撹拌した。溶かしたアミノ酸混合溶液を脱保護されたレジンがある反応容器に入れて1時間の間常温で撹拌しながら反応させた。反応液を除去し、DMF溶液で3回5分ずつ撹拌した後、除去した。反応レジンを少量取ってカイザーテスト(Nihydrin Test)を用いて反応程度を点検した。脱保護溶液で前記と同様に2回脱保護反応させてGlu(OtBu)−Asp(OtBu)−CTL Resinを製造した。DMFとMCで十分に洗浄し、もう一度カイザーテストを遂行した後、前記と同様に以下のアミノ酸付着実験を遂行した。選ばれたアミノ酸配列に基づいてFmoc−Ile−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Arg(Pbf)−OH、Fmoc−Arg(Pbf)−OH、Fmoc−Trp−OH、及びFmoc−Arg(Pbf)−OHの順に連鎖反応させた。Fmoc−保護基を脱保護溶液で10分ずつ2回反応させた後、よく洗浄して除去した。無水酢酸とDIEA、HoBtを入れて1時間の間アセチル化を遂行した後、製造されたペプチジルレジンをDMF、MC、及びメタノールで各々3回を洗浄し、窒素空気をゆっくり流して乾燥した後、P下で真空に減圧して完全に乾燥した後、脱漏溶液[トリフルロ化酢酸(Trifluroacetic acid)95%、蒸留水2.5%、チオアニソール(Thioanisole)2.5%]30mlを入れた後、常温で時々揺らしながら2時間反応を維持した。フィルタリングを行ってレジンを濾して、レジンを少量のTFA溶液で洗浄した後、母液と合せた。減圧を用いて全体ボリュームが半分位残るように蒸留し、50mlの冷たいエーテルを加えて沈殿を誘導した後、遠心分離して沈殿を集めて、もう2回冷たいエーテルで洗浄した。母液を除去し、窒素下で十分に乾燥して精製前Arg−Trp−Arg−Arg−Lys−Ile−Glu−Asnペプチド1を0.65g合成した(収率:92.0%)。分子量測定機を用いて測定時、分子量1157.3(理論値:1157.33)を得ることができた。また、配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドも前記のような方法により合成を進行した。
実施形態1:メラニン形成アッセイ
6−ウェル培養用平板にメラニン形成細胞(B16F10細胞株)を37℃培養器で24時間培養した後、各板の培地を除去し、新たな培地に取替後、本ペプチドを濃度別に処理した。72時間の間培養した後、培養液を除去し、細胞を剥がした後、1.5mlチューブに移して13,000rpmで3分間遠心分離して上層液を除去し、細胞ペレットを回収してメラニンを観察した。細胞ペレットを2M NaOH 150ulずつ入れて60℃で30分間細胞内メラニンを溶解させた。96−ウェル平板の各ウェルに溶解させて得た上層液を100ulずつ入れて490nmで吸光度を測定して、図1a及び図1bに示した。
図1a及び図1bから確認できるように、マウスメラニン細胞株B16F10に配列番号1または2のアミノ酸配列からなるペプチドをマウスメラニン細胞株B16F10に処理時、メラニン形成増加が確認された。
実施形態2:チロシナーゼ活性試験
黒色腫細胞株(B16F10)細胞を6−ウェル培養用平板に24時間培養し、濃度別ペプチドを処理して72時間培養した。氷の上に6−ウェル培養用平板を上げて、冷たいPBSで洗浄した後、1% Triton X−100が含まれた0.1Mリン酸ナトリウムバッファ(pH6.8、溶解バッファ)を300uL入れて、細胞を1.5mLチューブに集めて−270℃に急速冷凍させた後、解凍させる反応を5回繰り返して細胞膜を破壊した。13,000rpmで20分間遠心分離した後、上層液を他の1.5mLチューブに集めて、この試料のタンパク質を定量した。試料のタンパク質濃度が同じ濃度になるように希薄して96−ウェル培養用平板に3個のウェルずつ株分けし、10mM L−dopa 20uLを添加して37℃で1時間培養後、475nmで吸光度を測定した。
図2a及び図2bから確認できるように、配列番号1または2のアミノ酸配列からなるペプチドをマウスメラニン細胞株B16F10に処理時、細胞内チロシナーゼの活性が増加した。
実施形態3:メラニン生成関連遺伝子RT−PCR
メラニン形成細胞(B16F10細胞株)を6−ウェル培養用平板に24時間培養後、ペプチドを濃度別に処理した。72時間の間培養された細胞のRNA抽出後、cDNAを製作した。メラニン形成に関与する因子であるMITF及びチロシナーゼに対する各々の特異的なプライマーを用いてPCRして各遺伝子の発現変化を観察して、その結果を図3a及び図3bに示した。
図3a及び図3bから確認できるように、配列番号1または2のアミノ酸配列からなるペプチドをマウスメラニン細胞株B16F10に処理時、メラニン形成過程に関与する転写因子であるMITF、チロシナーゼ、及びTRP1のmRNA発現が増加した。
実施形態4:メラニン生成関連タンパク質ウェスタンブロッティング
メラニン形成細胞(B16F10細胞株)を6−ウェル培養用平板に24時間培養後、本ペプチドを濃度別に処理した。72時間の間培養した後、細胞を溶解してメラニン形成に関与する因子であるMITF及びチロシナーゼの発現を特異的な抗体(2種類全てSantacruz biotechnology、USA)を用いてウェスタンブロットにより確認して、その結果を図4a及び図4bに示した。
図4aから確認できるように、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドをマウスメラニン細胞株B16F10に処理時、メラニン形成過程に関与する転写因子であるMITF及び酵素であるチロシナーゼのタンパク質発現が増加した。
また、図4bから確認できるように、配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドをマウスメラニン細胞株B16F10に処理時、メラニン形成過程に関与するチロシナーゼのタンパク質発現が増加した。
実施形態5:メラニン生成関連タンパク質活性試験
メラニン形成細胞(B16F10細胞株)を6−ウェル培養用平板に24時間培養後、本ペプチドを濃度別に処理した。72時間の間細胞を培養した後、細胞を溶解してメラニン形成に関与する信号伝達物質であるCREBのリン酸化程度を特異的な抗体(cell Signaling Technology、USA)を用いてウェスタンブロットにより確認して、その結果を図5に示した。
図5から確認できるように、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドをマウスメラニン細胞株B16F10に処理時、メラニン形成過程に関与する因子であるCREBのリン酸化レベルが増加した。
以上、本発明の特定の部分を詳細に記述したところ、当業界の通常の知識を有する者に当たって、このような具体的な技術は単に好ましい具現例であり、これに本発明の範囲が制限されるものではない点は明らかである。したがって、本発明の実質的な範囲は添付した請求項とその等価物により定義されるということができる。
本発明はメラニン生成促進活性を示すペプチド、前記ペプチドを有効成分として含むメラニン低色素症の予防及び/又は治療用薬剤学的組成物、前記ペプチドを有効成分として含むメラニン低色素症の予防及び/又は改善用化粧品組成物、及び前記ペプチドのメラニン低色素症の予防、改善及び/又は治療用途に関するものである。

Claims (9)

  1. 配列番号1または2のアミノ酸配列からなるメラニン生成促進活性を示す、ペプチド。
  2. 前記ペプチドは、チロシナーゼ(tyrosinase)の活性を増加させることを特徴とする、請求項1に記載のペプチド。
  3. 前記ペプチドは、MITF(Microphthalmia−associated transcription factor)及びTRP1(Tyrosinase−related protein 1)からなる群から選択されるメラニン合成関連因子の発現を増加させることを特徴とする、請求項1に記載のペプチド。
  4. 前記ペプチドは、チロシナーゼの発現を増加させることを特徴とする、請求項1に記載のペプチド。
  5. 前記ペプチドは、CREB(cAMP response element−binding protein)のリン酸化を増加させることを特徴とする、請求項1に記載のペプチド。
  6. 配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチド及び配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドからなる群から選択された1種以上のペプチドを有効成分として含む、メラニン低色素症の予防または治療用薬剤学的組成物。
  7. 前記メラニン低色素症は、白斑症、白色症、脱色素母斑、白色粃糠疹、白癜、炎症後脱色症、斑状硬皮症、部分白皮症、特発性滴状低色素症、または点状白皮症であることを特徴とする、請求項7に記載のメラニン低色素症の予防または治療用薬剤学的組成物。
  8. 配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチド及び配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドからなる群から選択された1種以上のペプチドを有効成分として含む、メラニン低色素症の予防または改善用化粧品組成物。
  9. 前記メラニン低色素症は、白斑症、白色症、脱色素母斑、白色粃糠疹、白癜、炎症後脱色症、斑状硬皮症、部分白皮症、特発性滴状低色素症、または点状白皮症であることを特徴とする、請求項8に記載のメラニン低色素症の予防または改善用化粧品組成物。
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