JP2019507680A - セパレータ - Google Patents
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Abstract
a. 回転の垂直軸(D)を備えて、動作中は回転可能なドラムを備え、
b. ドラムはドラム内室(20)を有し、
c. ドラム内室(20)は下部遠心分離室(21)と上部遠心分離室(22)に分けられ、
d. 両遠心分離室(21、22)は、夫々開放され閉塞される固形物の排出開口(34、35)を有し、排出開口は下部の遠心分離室(21)ではピストンスライド(26)によって開閉され、上部の遠心分離室(22)では補助スライド(27)によって開閉され、
e. ドラム(1)の回転システムの重心Sを通って延び、回転の垂直軸Dに垂直な横軸Q周りの回転システムの質量慣性モーメントJQが、回転システムの回転の垂直軸Dの周りの回転システムの質量慣性モーメントJDよりも大きい。
【選択図】図1
Description
最初に述べた従来技術に基づいて、本発明の目的は一般的な遠心分離器の構造を改善し、その使用の範囲を拡張することにある。
本発明は該目的を請求項1の主題事項によって達成した。
清浄器の機能を最適化する目的から、下部遠心分離室及び上部遠心分離室において、好ましくは各々が1つまたは複数の上昇ダクトを有する1つの分離板アセンブリが夫々の遠心分離室に形成されることが有利である。ここで、各2つの清浄器が夫々の清浄化作業に個別に合わせることができるようにすべく、下部分離板組立体の全ての上昇ダクトが上部分離板組立体の全ての上昇ダクトとは異なる半径位置に位置することが可能であることが好ましい。
ここで、ドラム上部は、少なくとも部分的に円錐形であり、ドラム中間部は外部および内部が円筒リング部分として形成され、ドラム下部が少なくとも内部が部分的に円錐形であることが好ましい。
本発明の更なる構成は他の従属形式の請求項に見出される。
ドラム1は、ドラム下部2と、ドラム中間部3と、ドラム上部またはドラムカバー4とを互いに上下に重ねて備えている。
ドラム中間部3は、ドラム下部2に取り付けられた略円筒状のリングセグメントとして形成されている。ドラム下部2は、駆動スピンドル5から半径方向外側に延びており、ドラム下部は円錐状に下方に広がっており、軸方向上方に延びる円筒状の部分7に合流している。
ドラムカバー4は、半径方向外側のリングカラー10を有し、このリングカラーを介して、前記カバー4は、ドラム中間部3の対応する半径方向内側のリングカラー11を支える。閉鎖リング12はドラムカバー4をドラム中間部3に対して上方から押圧する。閉鎖リング12は、ネジでドラム中間部3にねじ止めされているか、またはドラム中間部内にねじ込まれている。
回転しない流入パイプ14は、ドラムカバー4の中央開口部を通り、上から分配器16の分配軸15内に軸に垂直に開口する。分配器16は、動作中にドラム1と共に回転する部分として形成されている。従って、流入パイプ14と分配軸15は、互いに半径方向に離間して形成されている。
ここで、第1および第2の部分20a、20bは下部遠心分離室21を形成し、第3および第4の部分20c、20dは上部遠心分離室22を形成する。
2つの遠心分離室21、22は、円錐形の仕切板23によって互いに半径方向に分離されている。
さらに、ドラム内室20内には、垂直下方に配置されたピストンスライド26およびその上に垂直に配置された補助スライド27が配置されている。ピストンスライド26および補助スライド27は、夫々リング状の形態である。ピストンスライド及び補助スライドは、限定的な態様で、ここでは移動可能であるように、夫々ドラム内室20内に垂直に配置されている。
ドラム1と補助スライド27との間の隙間をシールするために、補助スライド27の外周に1つ以上の更なるシールリング32、33を設けることも可能である。
対照的に、上部位置にて、ピストンスライド26は下側の固体の排出開口34を閉鎖し、下部位置で排出開口34を開放する。固体相用の出口ノズルが常に開いているノズルセパレータの場合とは対照的に、ピストンスライド26を有するセパレータの固体相用の出口開口部は間欠的にのみ開く。
作動機構は、内部ピストンスライド26を移動させる働きをする。該作動機構は油圧作動原理に基づいている。その実現のために、流体で充填可能な圧力室36が下部のピストンスライド26の下に形成されている。
圧力室36への液体の注入は、ピストンスライド26を垂直上方位置(この位置は回転軸の右側に図示されている)に移動させる。
ピストンスライド26及びそれに割り当てられた補助スライド27を有する選択され説明された設計は、単純な構造のものであり、それにもかかわらず非常に良好に機能する。ここで、特に、仕切板23と補助スライド27との間のシールも有利であると強調すべきである。
一方のすくい板44(ここでは下側のすくい板)は、一方のすくい板44の半径方向内側へ導かれたより軽い液体相L1の排出に役立ち、他方のすくい板45(ここでは、上側)は、より重質の液体相L2の排出に役立つ。これは、例えば、少なくとも1つのダクト51を介して分離板48の外周縁部を介してより大きな半径箇所で除去され、上部すくい室47に導かれる。すくい室46、47は、求心性ポンプの動作原理に従って動作する。すくい室46、47はドラム1とともに回転しないが、むしろ流入パイプ14に固定される。図1にて、前記部品は回転システムに属さない部品である。更に定義上、回転駆動スピンドル5もこの回転システムに含まれていない。
下部分離板アセンブリ24において、遠心分離される材料は固体物が清浄化される。このようにして清浄化された生成物は、上部遠心分離室22に流入する。上部遠心分離室22では、残っている固形分がさらに清浄化され、異なる比重の2つの液体相が互いに分離される(牛乳の場合、クリームと脱脂粉乳に)。
より低い比重の液体相L1-牛乳の場合にはクリーム-が第1のすくい室46の内側に導かれ、そこから第1のすくい板44を介して回転システムから導出される。対照的に、より高い比重を有する液体相L2-牛乳の場合の脱脂粉乳-は、第2のすくい板45を介して上部すくい室47を介して回転システムから導出される。
回転ドラム下部2の最下部から回転ドラムカバー4の最高点までの最大高さ(以下、ドラムカバー4のドラム覆い50と共に)を回転システムの高さhと呼ぶ。最大直径はドラム1の最大直径dであり、この場合ドラム中間部3の直径に対応する(図2参照)。遠心分離室の最大半径はr1である。
要するに、互いに上下に配置された2つの遠心分離室21、22を有するドラム内室20の2段階構成によって、ドラム内室20の高さ及び直径に対して非常に大きい清浄化表面を全体的に実現することができる。これは、直径dに比して比較的大きなドラム1の高さhによって達成される。
ドラム 1
ドラム下部 2
ドラム中間部 3
ドラムカバー 4
駆動スピンドル 5
ネジ 6
部分 7
ネジ 8
リングカラー 9
リングカラー 10
リングカラー 11
閉鎖リング 12
ネジ 13
流入パイプ 14
分配軸 15
分配器 16
分配器セクション 17
分配器ダクト 18
出口開口 19
ドラム内室 20
部分 20a-d
遠心分離室 21、22
仕切板 23
分離板アセンブリ 24、25
ピストンスライド 26
部分 26a
シール 26b
補助スライド 27
部分 27a、27b
シールリング 28
環状溝 29
シールリング 30
環状溝 31
シールリング 32、33
固体の排出開口 34、35
圧力室 36
流入ライン 37
ダクト 38
バルブ 39
上昇ダクト 40
分配器ダクト 41
出口開口 42
上昇ダクト 43
すくい板 44、45
すくい室 46、47
分離板 48
ダクト 49
ドラム覆い 50
ダクト 51
半径 r1、r2、r3
角度 α、β
回転軸 D
軸 Q
重心 S
直径 d
高さ h
軽い液体相 L1
重い液体相 L2
Claims (14)
- 回転システムを備えたセパレータであって、
a. 回転の垂直軸(D)を備えて、動作中は回転可能なドラムを備え、
b. ドラムはドラム内室(20)を有し、
c. ドラム内室(20)は下部遠心分離室(21)と上部遠心分離室(22)に分けられ、
d. 両遠心分離室(21、22)は、夫々開放され閉塞される固形物の排出開口(34、35)を有し、排出開口は下部の遠心分離室(21)ではピストンスライド(26)によって開閉され、上部の遠心分離室(22)では補助スライド(27)によって開閉されるセパレータであって、
e. ドラム(1)の回転システムの重心Sを通って延び、回転の垂直軸Dに垂直な横軸Q周りの回転システムの質量慣性モーメントJQが、回転システムの回転の垂直軸Dの周りの回転システムの質量慣性モーメントJDよりも大きいことを特徴とする、セパレータ。 - 前記ドラム内室(20)は、円錐形の仕切板(23)によって、二重円錐の下部遠心分離室(21)と二重円錐の上部遠心分離室(22)に分けられる、請求項1に記載のセパレータ。
- 仕切板(23)は、洗浄された生成物を下部遠心分離室(21)から上部遠心分離室(22)に導くための分配ダクト(41)を有する、請求項2に記載のセパレータ。
- 仕切板(23)は補助スライド(27)の外周にシールリング(28)を介して直接的に及び/又は間接的に支持され、分配器(16)まで半径方向内方に延びている、請求項2又は3に記載のセパレータ。
- 仕切板(23)は、分配器(16)まで半径方向内方に延びている、請求項2乃至4の何れかに記載のセパレータ。
- 下部遠心分離室(21)の領域にて、ドラム(1)は流入可能な固体生成物を清浄化する清浄器として構成され、上部遠心分離室(22)の領域にて、ドラムは清浄器、又は流入可能な固体生成物を清浄化し、生成物を異なる密度の液体相に分離する清浄器と分離デバイスの結合体として構成される、請求項1乃至5の何れかに記載のセパレータ。
- ドラム(1)は、直列に接続された2つの遠心分離室を有する、請求項1乃至6の何れかに記載のセパレータ。
- 下部遠心分離室(21)と上部遠心分離室(22)において、夫々に分離板アセンブリ(24、25)が形成され、各分離板アセンブリは1以上の上昇ダクト(40、43)を有する、請求項1乃至7の何れかに記載のセパレータ。
- 下部分離板アセンブリ(24)の全ての上昇ダクト(40)が上部分離板アセンブリ(25)の全ての上昇ダクト(43)とは異なる半径に位置することが可能である、請求項8に記載のセパレータ。
- ドラム(1)は、ドラム下部(2)と、ドラム中間部(3)と、ドラム上部またはドラムカバー(4)とを互いに垂直方向に上下に重ねて有する、請求項1乃至9の何れかに記載のセパレータ。
- ドラム上部(4)は少なくとも部分的に円錐形であり、ドラム中間部(3)は外部および内部が円筒リング部分として形成され、ドラム下部(2)は少なくとも内部が部分的に円錐形である、請求項10に記載のセパレータ。
- ドラムカバー(4)は垂直上向き方向に回転システムを閉じるドラム覆い(50)を有する、請求項10又は11に記載のセパレータ。
- 前記補助スライド(27)は二重の円錐形であり、仕切板(23)と補助スライド(27)の間にはシールリング(28)が形成されている、請求項2乃至5の何れかに記載のセパレータ。
- 前記補助スライド(27)の最小内径の領域にて、シールリング(28)は前記スライドを直接に支持する、請求項13に記載のセパレータ。
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