JP2019507175A - トリフルオロプロピンを含む共沸又は共沸様組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、塩酸とトリフルオロプロピンとを含む共沸又は共沸様組成物に関する。本発明はまた、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンとトリフルオロプロピンとを含有する組成物Aから2,3,3,3−テトラフルオロプロペンとトリフルオロプロピンとを分離するための方法であって、前記組成物Aを無機化合物と接触させて、組成物Bを形成する工程;及び組成物Bを蒸留して、トリフルオロプロピンと無機化合物とを含有する第1の流れB1及び2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含有する第2の流れB2を形成する工程を含む方法に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、トリフルオロプロピンを含む共沸組成物に関する。本発明はまた、トリフルオロプロピンと2,3,3,3−テトラフルオロプロペンとを含む組成物を精製するための方法も含む。
ハイドロフルオロオレフィンなどのフッ素化化合物は、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロクロロカーボン又はハイドロクロロフルオロカーボンのフッ素化又は脱フッ化水素化反応によって生成される。これらの反応は一般に、フッ素化剤としてフッ化水素酸(HF)の存在下で行われる。例えば、国際公開第2013/088195号には、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの調製が記載されている。
これらの反応の間、塩酸が生成される。この塩酸は、最終的にフッ素化不純物のない塩酸を回収するために、蒸留塔を介して、反応の他の生成物から分離され得る。実際、気体状態で回収された塩酸は、フッ素化生成物の含量が低くなければならない塩酸水溶液を生成するために、その後水に吸収される。
塩酸とは別に、軽質有機不純物もフッ素化反応の間に形成され得る。特に、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(1234yf)の製造中の軽質有機不純物は、例えばトリフルオロプロピン、トリフルオロメタン、ペンタフルオロエタン、クロロペンタフルオロエタン又は1,1,1−トリフルオロエタンである。これらの軽質有機不純物は、この目的のために意図された蒸留塔を介して、精製中に所望の生成物から抽出される。これらの軽質有機不純物の除去は一般に、所望の生成物の損失を伴い、その沸点は多くの場合、軽質有機不純物の沸点に近い。したがって、これは、プロセスの全収率を低下させる可能性がある。典型的には、軽質有機不純物の中間蒸留による所望の生成物の損失は、約5%である。
したがって、所望の生成物の精製のためのプロセス中に所望の生成物の損失を最小にすることを可能にするようなフッ素化プロセスを用いる必要性が依然として存在する。
本発明の第1の態様によれば、塩酸とトリフルオロプロピンとを含む共沸又は共沸様組成物が提供される。
特定の実施態様によれば、前記共沸又は共沸様組成物は、該組成物の総重量に対して85重量%から99.999重量%の塩酸及び0.001重量%から15重量%のトリフルオロプロピンを含み;有利には、前記組成物は、好ましくは3から26baraの間の圧力で60℃から0℃の沸点を有する。
好ましい実施態様によれば、前記組成物はまた、ペンタフルオロエタン、クロロペンタフルオロエタン又はヘキサフルオロエタンを含む。
本出願人は、上記の共沸又は共沸様組成物を用いることにより、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの精製を容易にし、特に、比較的近い沸点を有する2,3,3,3−テトラフルオロプロペンとトリフルオロプロピンとの分離を促進する。
第2の態様によれば、本発明は、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンとトリフルオロプロピンとを含む組成物Aから、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンとトリフルオロプロピンとを分離するための方法を提供し、前記方法は、以下の工程:
i) 前記組成物Aを無機化合物と接触させ、組成物Bを形成する工程
ii) 組成物Bを蒸留して、トリフルオロプロピンと無機化合物とを含む第1の流れB1及び、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む第2の流れB2を形成する工程
を含む。
好ましい実施態様によれば、トリフルオロプロピン及び無機化合物は、共沸又は共沸様組成物を形成する。
好ましい実施態様によれば、無機化合物は、塩酸である。
好ましい実施態様によれば、前記第2の流れB2中のトリフルオロプロピンの量は、組成物B中のトリフルオロプロピンの初期量より少なく;有利には、第2の流れB2中のトリフルオロプロピンの量は、組成物Bに含まれるトリフルオロプロピンの初期量の10%未満であり;好ましくは、前記第2の流れB2は、1000ppm未満のトリフルオロプロピンを含み、さらに優先的には、前記第2の流れB2は、500ppm未満のトリフルオロプロピンを含み、特に、前記第2の流れB2は、100ppm未満のトリフルオロプロピンを含み、さらに詳細には、前記第2の流れB2は、50ppm未満のトリフルオロプロピンを含み;特に好ましくは、前記第2の流れB2は、トリフルオロプロピンを含まない。
第3の態様によれば、本発明は、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造するための方法であって、以下の工程:
A) 触媒の存在下での、式(I) CX(Y)−CX(Y)−CHXY(式中、X及びYは独立に、水素、フッ素又は塩素原子を表し、m=0又は1である)の化合物のフッ素化、及び/又は触媒の存在下での、式(CX3−n)CH1−pCH2−m(II)(式中、Xは、互いに独立にCl、F、I又はBrであり、Yは、互いに独立にH、Cl、F、I又はBrであり;nは、1、2又は3であり;mは、0、1又は2であり;pは、0又は1である)の化合物の触媒フッ素化;
B) 2,3,3,3−テトラフルオロプロペン、塩酸及びトリフルオロプロピンを含む流れCの回収;
C) 工程B)において回収された流れCを蒸留して、塩酸とトリフルオロプロピンとを含む第1の流れD及び2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む第2の流れEを形成すること
を含む。
好ましい実施態様によれば、塩酸とトリフルオロプロピンとを含む第1の流れDは、蒸留塔の頂部で回収される。
好ましい実施態様によれば、前記第2の流れE中のトリフルオロプロピンの量は、流れC中のトリフルオロプロピンの初期量より少なく;有利には、第2の流れE中のトリフルオロプロピンの量は、流れCに含まれるトリフルオロプロピンの初期量の10%未満であり;好ましくは、前記第2の流れEは、1000ppm未満のトリフルオロプロピンを含み、さらに優先的には、前記第2の流れEは、500ppm未満のトリフルオロプロピンを含み、特に、前記第2の流れEは、100ppm未満のトリフルオロプロピンを含み、さらに詳細には、前記第2の流れEは、50ppm未満のトリフルオロプロピンを含み;特に好ましくは、前記第2の流れEは、トリフルオロプロピンを含まない。
好ましい実施態様によれば、第1の流れDは、共沸又は共沸様組成物であってその総重量に対して85重量%から99.999重量%の塩酸及び0.001重量%から15重量%のトリフルオロプロピンを含む共沸又は共沸様組成物を含み;有利には、前記組成物は、好ましくは3から26baraの間の圧力で−60℃から0℃の沸点を有する。
また、好ましい実施態様によれば、工程B)において回収された流れCと、第1の流れDは、ペンタフルオロエタン(F125)、クロロペンタフルオロエタン(F115)又はヘキサフルオロエタン(F116)も含む。
また、好ましくは、工程B)において回収された流れCと、第1の流れDは、ジフルオロメタン(32)、1,1,1−トリフルオロエタン(143a)及び/又はフッ化水素酸も含む。
好ましい実施態様によれば、流れC及び第2の流れEはまた、1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパンと、1,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの沸点より低い沸点を有する不純物とを含み;前記第2の流れEは蒸留されて、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパン及び1,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む流れGを形成し;流れHは、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの沸点より低い沸点を有する不純物を含む。
トリフルオロプロピンの共沸又は共沸様組成物を用いることにより、フッ素化反応中に生成するトリフルオロプロピンと塩酸から2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを容易に精製することが可能になる。したがって、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの損失は、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの沸点に比較的近い沸点を有する少なくともトリフルオロプロピンを塩酸と共に除去することによって最小限に抑えられる。
ここから、本発明について詳細に且つ非限定的に記載する。
第1の態様によれば、本発明は、塩酸とトリフルオロプロピンとを含む共沸又は共沸様組成物を提供する。
用語「共沸組成物」とは、単一の物質のような挙動を示し、液相と気相で同じ組成を維持して一定温度で沸騰する、2種以上の化合物の液体混合物をいう。用語「共沸様組成物」とは、一定の沸点を有するか又は沸騰若しくは蒸発に供された場合に分画しない傾向を有する、2種以上の化合物の液体混合物をいう。
好ましい実施態様によれば、該組成物は、該組成物の総重量に対して85重量%〜99.999重量%の塩酸と、0.001重量%〜15重量%のトリフルオロプロピンとを含む。有利には、該組成物は、該組成物の総重量に対して87重量%〜99.999重量%の塩酸と、0.001重量%〜13重量%のトリフルオロプロピンとを含む。好ましくは、該組成物は、該組成物の総重量に対して88重量%〜99.999重量%の塩酸と、0.001重量%〜12重量%のトリフルオロプロピンとを含む。特に、該組成物は、該組成物の総重量に対して90重量%〜99.999重量%の塩酸と、0.001重量%〜10重量%のトリフルオロプロピンとを含む。
好ましい実施態様によれば、前記組成物は、−60℃から0℃の沸点を有し、有利には、前記組成物は、−55℃から0℃の沸点を有し、好ましくは、前記組成物は、−50℃から−5℃の沸点を有する。
好ましい実施態様によれば、前記組成物は、3から26baraの圧力で、−60℃から0℃の沸点を有し、有利には、前記組成物は、−55℃から0℃の沸点を有し、好ましくは、前記組成物は、−50℃から−5℃の沸点を有する。
有利には、前記組成物は、4から26baraの圧力で、−60℃から0℃の沸点を有し、有利には、前記組成物は、−55℃から0℃の沸点を有し、好ましくは、前記組成物は、−50℃から−5℃の沸点を有する。
好ましくは、前記組成物は、5から23baraの圧力で、−60℃から0℃の沸点を有し、有利には、前記組成物は、−55℃から0℃の沸点を有し、好ましくは、前記組成物は、−50℃から−5℃の沸点を有する。
好ましい実施態様によれば、前記組成物はまた、ペンタフルオロエタン(F125)及び/又はクロロペンタフルオロエタン(F115)及び/又はヘキサフルオロエタン(F116)を含む。有利には、前記組成物中のペンタフルオロエタン(F125)、クロロペンタフルオロエタン(F115)又はヘキサフルオロエタン(F116)の合計割合は、前記組成物の総重量に対して2重量%未満である。この合計割合は、ペンタフルオロエタン(F125)、クロロペンタフルオロエタン(F115)及びヘキサフルオロエタン(F116)の各々の割合の合計である。好ましくは、前記組成物中のペンタフルオロエタン(F125)、クロロペンタフルオロエタン(F115)又はヘキサフルオロエタン(F116)の合計割合は、前記組成物の総重量に対して1重量%未満、特に、前記組成物の総重量に対して0.5重量%未満、さらに詳細には0.1重量%未満である。
第2の態様によれば、本発明は、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンとトリフルオロプロピンとを含む組成物Aから、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンとトリフルオロプロピンとを分離するための方法を提供し、前記方法は、以下の工程:
i)前記組成物Aを無機化合物と接触させ、組成物Bを形成する工程
ii)組成物Bを精製、好ましくは蒸留して、トリフルオロプロピンと無機化合物とを含む第1の流れB1及び、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む第2の流れB2を形成する工程
を含む。
無機化合物は、液体状態又は気体状態であり得る。好ましくは、トリフルオロプロピンと無機化合物とを含む第1の流れB1は、共沸又は共沸様組成物を形成する。第1の流れB1は、第1の流れB1の総重量に対して、85重量%から99.999重量%の無機化合物と0.001重量%から15重量%のトリフルオロプロピン;有利には、87重量%から99.999重量%の無機化合物と0.001重量%から13重量%のトリフルオロプロピン;好ましくは、88重量%から99.999重量%の無機化合物と0.001重量%から12重量%のトリフルオロプロピン;特に、90重量%から99.999重量%の無機化合物と0.001重量%から10重量%のトリフルオロプロピンを含む。
好ましい実施態様によれば、前記無機化合物は、塩酸である。したがって、第1の流れB1は、トリフルオロプロピンと塩酸とを含む共沸又は共沸様組成物を含み得る。トリフルオロプロピンと塩酸とを含む共沸又は共沸様組成物の特に好ましい形成は、組成物Aに含まれるトリフルオロプロピンと2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの分離を容易にする。したがって第1の流れB1は、共沸又は共沸様状態で、第1の流れB1の総重量に対して、85重量%から99.999重量%の塩酸と0.001重量%から15重量%のトリフルオロプロピン;有利には、87重量%から99.999重量%の塩酸と0.001重量%から13重量%のトリフルオロプロピン;好ましくは、88重量%から99.999重量%の塩酸と0.001重量%から12重量%のトリフルオロプロピン;特に、90重量%から99.999重量%の塩酸と0.001重量%から10重量%のトリフルオロプロピンを含む。
第1の流れB1は、3から26baraの圧力で、−60℃から0℃、有利には−55℃から0℃、好ましくは−50℃から−5℃の沸点を有し得る。有利には、第1の流れB1は、4から26baraの圧力で、−60℃から0℃、有利には−55℃から0℃、好ましくは−50℃から−5℃の沸点を有し得る。好ましくは、第1の流れB1は、5から23baraの圧力で、−60℃から0℃の沸点を有し、有利には、前記組成物は、−55℃から0℃の沸点を有し、好ましくは、前記組成物は、−50℃から−5℃の沸点を有する。
2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む第2の流れB2は、少量のトリフルオロプロピンを含み得る。第2の流れB2中のトリフルオロプロピンの量は、組成物B中のトリフルオロプロピンの初期量(単位:mol)より少ない。第2の流れB2中のトリフルオロプロピンの量は、組成物Bに含まれるトリフルオロプロピンの初期量の50%未満であり得る。有利には、第2の流れB2中のトリフルオロプロピンの量は、組成物Bに含まれるトリフルオロプロピンの初期量の25%未満であり得る。有利には、第2の流れB2中のトリフルオロプロピンの量は、組成物Bに含まれるトリフルオロプロピンの初期量の10%未満であり得る。特に、第2の流れB2中のトリフルオロプロピンの量は、組成物Bに含まれるトリフルオロプロピンの初期量の5%未満であり得る。さらに詳細には、第2の流れB2中のトリフルオロプロピンの量は、組成物Bに含まれるトリフルオロプロピンの初期量の1%未満であり得る。
好ましい実施態様によれば、前記第2の流れB2は、1000ppm未満のトリフルオロプロピンを含み;有利には、前記第2の流れB2は、500ppm未満のトリフルオロプロピンを含み;好ましくは、前記第2の流れB2は、100ppm未満のトリフルオロプロピンを含み;さらに優先的には、前記第2の流れB2は、50ppm未満のトリフルオロプロピンを含み;特に、前記第2の流れB2は、トリフルオロプロピンを含まない。本明細書で用いられる「〜を含まない(devoid)」という用語は、20ppm未満、有利には10ppm未満、好ましくは1ppm未満の、前記第2の流れB2中のトリフルオロプロピンの量を指す。
第3の態様によれば、本発明は、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造するための方法を提供する。前記方法は、以下の工程:
A)触媒の存在下での、式(I) CX(Y)−CX(Y)−CHXY(式中、X及びYは独立に、水素、フッ素又は塩素原子を表し、m=0又は1である)の化合物のフッ素化、及び/又は触媒の存在下での、式(CX3−n)CH1−pCH2−m (II)(式中、Xは、互いに独立にCl、F、I又はBrであり、Yは、互いに独立にH、Cl、F、I又はBrであり;nは、1、2又は3であり;mは、0、1又は2であり;pは、0又は1である)の化合物のフッ素化;
B)2,3,3,3−テトラフルオロプロペン、塩酸及びトリフルオロプロピンを含む流れCの回収;
C)工程B)において回収された流れCを精製、好ましくは蒸留して、塩酸とトリフルオロプロピンとを含む第1の流れD及び2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む第2の流れEを形成すること
を含む。
好ましい実施態様によれば、本発明の方法の工程A)は、2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(HFCO−1233xf)、1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240db)、1,1,2,2,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240aa)、2,3−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロプロパン(HCFC−243db)、1,1,2,3−テトラクロロ−1−プロペン(HCO−1230xa)、2,3,3,3−テトラクロロ−1−プロペン(HCO−1230xf)、2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロプロパン(HCFC−244bb)、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240fa)、1,1,3,3−テトラクロロプロペン(HCO−1230za)、1,3,3,3−テトラクロロプロペン(HCO−1230zd)、1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HCFO−1233zd)、1,1,1,3−テトラクロロプロパン(HCC−250fb)、1,1,3−トリクロロプロペン(HCO−1240za)、3,3,3−トリクロロプロペン(HCO−1240zf)からなる群より選択される式(I)又は(II)の化合物からの触媒の存在下で、実施することができる。好ましくは、本発明の方法の工程A)は、2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(HFCO−1233xf)、1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240db)、1,1,2,2,3−ペンタクロロプロパン(HCC−240aa)、2,3−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロプロパン(HCFC−243db)、1,1,2,3−テトラクロロ−1−プロペン(HCO−1230xa)、2,3,3,3−テトラクロロ−1−プロペン(HCO−1230xf)、2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロプロパン(HCFC−244bb)からなる群より選択される式(I)又は(II)の化合物からの触媒の存在下で、実施することができる。
好ましくは、触媒フッ素化は、気相中で行われる。
本発明の方法で使用される、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造するための触媒は、例えば遷移金属酸化物又はそのような金属の誘導体、ハロゲン化物若しくはオキシハロゲン化物を含む金属をベースとするものであってもよい。例えば、FeCl、オキシフッ化クロム、酸化クロム(任意選択的にフッ素化処理を施す)及びフッ化クロム、並びにこれらの混合物を挙げることができる。他の可能な触媒は、炭素担持触媒、アンチモン系触媒及びアルミニウム系触媒(例えばAlF及びAl、オキシフッ化アルミニウム及びフッ化アルミニウム)である。
一般に、オキシフッ化クロム、フッ化アルミニウム又はオキシフッ化アルミニウム又は、任意選択的に、Cr、Ni、Fe、Zn、Ti、V、Zr、Mo、Ge、Sn、Pb、Mg若しくはSbなどの金属を含有する担持触媒を使用することができる。
この点に関して、参照が明示的になされている国際公開第2007/079431号(第7頁、第1〜5行及び第28〜32行)及びEP第939071号(第0022段落)、国際公開第2008/054781号(第9頁、第22行〜第10頁、第34行)及び国際公開第2008/040969号(請求項1)を参照することができる。
触媒は、さらに特に好ましくはクロム系であり、より具体的にはクロムを含む混合触媒である。
一実施態様によれば、クロムとニッケルとを含む混合触媒が使用される。Cr/Niのモル比(金属元素に基づく)は通常、0.5〜5、例えば0.7〜2、例えば約1である。触媒は、0.5重量%〜20重量%のニッケルを含有し得る。
金属は、金属形態又は誘導体の形態、例えば、酸化物、ハロゲン化物若しくはオキシハロゲン化物で存在してもよい。このような誘導体は、好ましくは触媒金属の活性化により得られる。
担体は、アルミニウム、例えばアルミナ、活性化アルミナ若しくは、例えば米国特許第4902838号に記載されている、ハロゲン化アルミニウム及びオキシハロゲン化アルミニウムなどのアルミニウム誘導体で、好ましくは構成されるか又は上述の活性化方法により得られる。
触媒は、任意選択的に活性化に供された、活性化又は非活性化形態のクロム及びニッケルを担体上に含むことができる。
本明細書において参照が明示的になされている、国際公開第2009/118628号(特に第4頁、第30行〜第7頁、第16行)を参照することができる。
別の好ましい実施態様は、クロムと、Mg及びZnから選ばれる少なくとも1種の元素とを含有する混合触媒に基づいている。Mg又はZn/Crの原子比率は、好ましくは0.01〜5である。
触媒は、好ましくは、使用前に空気、酸素、又は塩素及び/又はHFで活性化される。例えば、触媒は好ましくは、100〜500℃、好ましくは250〜500℃、さらに詳細には300〜400℃の温度で空気又は酸素及びHFで活性化される。活性化の時間は、好ましくは1〜200時間、さらに詳細には1〜50時間である。このような活性化に、酸化剤、HF及び有機化合物の存在下での最終的なフッ素化活性化工程が続いてもよい。HF/有機化合物のモル比は、好ましくは2〜40であり、酸化剤/有機化合物のモル比は、好ましくは0.04〜25である。最終的な活性化の温度は、好ましくは300〜400℃であり、その継続時間は、好ましくは6〜100時間である。
気相フッ素化反応を、
- 3:1〜150:1、好ましくは4:1〜125:1、さらに特に好ましくは5:1〜100:1のHF/式(I)及び/又は(II)の化合物のモル比で;
- 3〜100秒、好ましくは4〜75秒、さらに詳細には5〜50秒の接触時間(触媒体積を流入流全体で除し、運転温度及び圧力に合せて調整したもの)で;
- 大気圧〜20bar、好ましくは2〜18bar、さらに詳細には3〜15barの範囲の圧力で:
- 200〜450℃、好ましくは250〜400℃、さらに詳細には280〜380℃の温度(触媒床の温度)で
実施することができる。
反応工程の継続時間は、典型的には10〜8000時間、好ましくは50〜5000時間、さらに特に好ましくは70〜1000時間である。
酸化剤、好ましくは酸素は、フッ素化反応中に任意選択的に添加されてもよい。酸素/有機化合物のモル比は、0.005〜2、好ましくは0.01〜1.5であり得る。酸素は、純粋な形態で、又は空気の形態で、又は酸素/窒素混合物の形態で導入してもよい。酸素はまた、塩素で置き換えてもよい。
好ましくは、塩酸とトリフルオロプロピンとを含む第1の流れDは、蒸留塔の頂部で回収される。好ましくは、第1の流れDは、塩酸とトリフルオロプロピンとの共沸又は共沸様組成物である。
塩酸とトリフルオロプロピンとの共沸又は共沸様組成物の形成は、トリフルオロプロピンと2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの分離を改善することを可能にする。したがって、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む流れEは、トリフルオロプロピンを含まないか又はごく少量しか含まず、その後のその精製を容易にする。
好ましい実施態様によれば、第1の流れDは、共沸又は共沸様状態で、第1の流れDの総重量に対して、85重量%から99.999重量%の塩酸と0.001重量%から15重量%のトリフルオロプロピン;有利には、87重量%から99.999重量%の塩酸と0.001重量%から13重量%のトリフルオロプロピン;好ましくは、88重量%から99.999重量%の塩酸と0.001重量%から12重量%のトリフルオロプロピン;特に、90重量%から99.999重量%の塩酸と0.001重量%から10重量%のトリフルオロプロピンを含む。
第1の流れDは、3から26baraの圧力で、−60℃から0℃、有利には−55℃から0℃、好ましくは−50℃から−5℃の沸点を有し得る。有利には、第1の流れDは、4から26baraの圧力で、−60℃から0℃、有利には−55℃から0℃、好ましくは−50℃から−5℃の沸点を有し得る。好ましくは、第1の流れDは、5から23baraの圧力で、−60℃から0℃、有利には−55℃から0℃、好ましくは−50℃から−5℃の沸点を有し得る。
好ましくは、本発明の方法の工程C)は、塩酸を含む第1の流れDの形成と、塩酸との共沸又は共沸様混合物を形成する1種以上の化合物の形成とを可能にするのに適した操作条件下で行われる。工程C)は、HCl/トリフルオロプロピン共沸又は共沸様混合物の他に、HCl/ペンタフルオロエタン(F125)、HCl/クロロペンタフルオロエタン(F115)及び/若しくはHCl/ヘキサフルオロエタン(F116)共沸又は共沸様混合物を前記第1の流れ中に回収するために行われる。したがって、トリフルオロプロピンの他に、他の軽質有機不純物が、塩酸と共に回収され得る。したがって、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの損失を最小限に抑えるための、軽質有機不純物の除去を目的とした蒸留を省くか、又は少なくとも簡略化することができる。
したがって、特定の実施態様によれば、工程B)において回収された流れCと、前記第1の流れDは、ペンタフルオロエタン(F125)及び/又はクロロペンタフルオロエタン(F115)及び/又はヘキサフルオロエタン(F116)も含む。有利には、前記第1の流れD中のペンタフルオロエタン(F125)、クロロペンタフルオロエタン(F115)又はヘキサフルオロエタン(F116)の合計割合は、前記組成物の総重量に対して2重量%未満である。好ましくは、前記第1の流れD中のペンタフルオロエタン(F125)、クロロペンタフルオロエタン(F115)又はヘキサフルオロエタン(F116)の合計割合は、前記第1の流れDの総重量に対して1重量%未満、特に、0.5重量%未満、さらに詳細には0.1重量%未満である。
特定の実施態様によれば、工程B)において回収された流れCと、第1の流れDはまた、ジフルオロメタン(F32)及び/又は1,1,1−トリフルオロエタン(F143a)及び/又はフッ化水素酸も含む。有利には、ジフルオロメタン及び/又は1,1,1−トリフルオロエタン及び/又はフッ化水素酸の合計割合は、第1の流れDの総重量に対して0.5重量%未満である。
特定の実施態様によれば、第1の流れDを精製して、トリフルオロプロピンの含量が20ppm未満、有利には10ppm未満、好ましくは1ppm未満である塩酸を含む組成物を形成することができる。前記第1の流れDは、触媒加水分解の工程を実施すること;酸溶液で洗浄すること、及び/又は吸着剤による不純物の1回以上の吸着工程によって精製することができる。
好ましくは、触媒加水分解の工程は、前記第1の流れDを、好ましくは活性炭床である触媒床と水の存在下で接触させることによって実施することができる。触媒的加水分解工程の温度は、好ましくは100〜200℃、特に120〜170℃、さらに詳細には130〜150℃である。圧力は、好ましくは0.5〜3 barg、特に1〜2bargである。接触時間は、好ましくは1秒〜1分、特に2秒〜30秒、さらに詳細には4秒〜15秒、最も詳細には5秒〜10秒である。触媒加水分解に供される前記第1の流れD中の水の量は、前記第1の流れD中の塩酸以外の化合物の合計に対する水のモル比が1より大きく、好ましくは2以上、又は3以上、又は4以上、又は5以上、又は6以上、又は6.5以上になるように調節される。必要に応じて水を供給することができる。COF、COFCl、CFCOF等の化合物が流れC及び第1の流れDの中に存在する場合、触媒加水分解の工程を実施して、これらの化合物を加水分解してもよい。この触媒加水分解の工程の後、流れF1が回収される。この流れF1は、塩酸の他に、トリフルオロプロピン、並びに場合によりペンタフルオロエタン(F125)、クロロペンタフルオロエタン(F115)、ヘキサフルオロエタン(F116)、ジフルオロメタン(F32)、1,1,1−トリフルオロエタン(F143a)及び/又は、CFCOFの加水分解から生じるフッ化水素酸及び場合によりトリフルオロ酢酸を含む。酸溶液での洗浄の工程は、多孔板塔、泡鐘塔若しくは弁板塔などの段塔(plate column)又はDualflow(登録商標)タイプの塔の内部で実施することができる。それは、充填塔でもよい。ガス流れF1は、好ましくは向流で洗浄される。すなわち、ガス流れF1は底部で供給され、酸溶液は塔頂部で供給される。特に、酸溶液として、例えば5〜60%、特に10〜50%より優先的には20〜45%、特に30〜35%の範囲の重量濃度のHCl溶液を使用することができる。酸溶液による洗浄は好ましくは、5〜50℃、より詳細には7〜40℃の温度;及び/又は0.1〜4 barg、好ましくは0.3〜2 barg、より優先的には0.5〜1.5 bargの圧力で実行される。酸溶液を用いる洗浄工程においてホウ酸を添加することにより、フッ化物イオンを錯体化することもできる。例えば、2000〜8000ppmのHBOの添加により、特定のフッ素化化合物の除去を改善し得る。洗浄工程から得られた洗浄済みガス流れF2は、活性炭上での吸着工程に付され、流れF3を形成する。活性炭床によって吸着される不純物は、主にトリフルオロプロピン、及び場合によりペンタフルオロエタン(F125)、クロロペンタフルオロエタン(F115)、ヘキサフルオロエタン(F116)、ジフルオロメタン(F32)又は1,1,1−トリフルオロエタン(F143a)である。活性炭床上での吸着工程は、酸溶液を用いる洗浄工程に関して上述した圧力及び温度の範囲で実行することができる。精製済みのガス流れF3は、断熱又は等温吸収の工程に付され、水溶液中のガス流れF3から塩酸を吸収することが可能になり、塩酸水溶液F4を形成する。この水溶液は、単に脱塩水であってもよく、あるいは酸溶液であってもよい。一般に、この吸収工程は、向流で接触させるための塔で行われ、水溶液は頂部に、ガス流れは底部に供給される。水中での塩酸の吸収のための反応は発熱性であるため、この操作が行われる圧力を制限することが好ましい。圧力は、一般に2barg未満、好ましくは1.5 barg未満である。このように、吸収温度は、130℃以下、好ましくは120℃以下である。腐食に耐えるために、塔は、グラファイト製であるか、あるいはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)コーティングスチール製であってもよい。塔の内側部分は、例えばグラファイト又はポリビニリデンフルオリド(PVDF)でできていてもよい。脱酸されたガス流れF5が、頂部に集められる。この流れは、中和安全塔(neutralization safety column)を介して大気に放出しても、焼却炉に送ってもよい。塩酸の溶液F4は、底部に集められる。溶液F4中の塩酸の重量濃度は、5〜50%、好ましくは15〜40%、より詳細には30〜35%とすることができる。回収された塩酸溶液F4の純度が不十分である場合、特にHFの含有量が所望の閾値を超えたままである場合、別の処理工程、すなわちシリカゲルへ上での吸着工程を行うことが可能である。塩酸溶液F4の温度は、シリカゲル上での吸着が発熱性であるため、可能な限り低くなければならない(例えば35℃以下)。この温度を超えると、吸着効率は大幅に低下する。接触時間は、数分から数時間(好ましくは10〜60分)である。通過速度は遅く、1〜20m/h、好ましくは3〜10m/hである。動作圧は、数bar(1〜7 barg、好ましくは1〜5 barg)である。一般的なゲルは通常最大でも20Åの孔サイズを有するのに対し、シリカゲルは、典型的に50Åの孔サイズを有する。入口におけるHCl溶液のフッ化物含有量は、シリカゲルの損傷のリスクを避けるために、好ましくは100ppm以下である。
好ましい実施態様によれば、本発明の方法の工程C)で回収される、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む第2の流れEは、少量のトリフルオロプロピンを含有し得る。好ましくは、第2の流れE中のトリフルオロプロピンの量は、流れCに含まれるトリフルオロプロピンの初期量の10%未満であり得る。特に、第2の流れE中のトリフルオロプロピンの量は、流れCに含まれるトリフルオロプロピンの初期量の5%未満であり得る。さらに詳細には、第2の流れE中のトリフルオロプロピンの量は、流れCに含まれるトリフルオロプロピンの初期量の1%未満であり得る。
好ましい実施態様によれば、前記第2の流れEは、1000ppm未満のトリフルオロプロピンを含み;有利には、前記第2の流れEは、500ppm未満のトリフルオロプロピンを含み;好ましくは、前記第2の流れEは、100ppm未満のトリフルオロプロピンを含み;特に、前記第2の流れEは、トリフルオロプロピンを含まない。本明細書で用いられる「〜を含まない(devoid)」という用語は、20ppm未満、有利には10ppm未満、好ましくは1ppm未満の、前記第2の流れE中のトリフルオロプロピンの量を指す。
好ましい実施態様によれば、流れC及び第2の流れEはまた、1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパン(245cb)と、1,3,3,3−テトラフルオロプロペン(1234ze)と、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの沸点より低い沸点を有する不純物とを含み;前記第2の流れEは蒸留されて、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(1234yf)、1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパン(245cb)及び1,3,3,3−テトラフルオロプロペン(1234ze)を含む流れGを形成し;流れHは、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの沸点より低い沸点を有する不純物を含む。2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの沸点より低い沸点を有する不純物は、トリフルオロメタン(F23)及び/又はモノフルオロメタン(F41)であり得る。さらに、第2の流れEは、ごく少量のジフルオロメタン(F32)、ペンタフルオロエタン(F125)、1,1,1−トリフルオロエタン(F143a)、トリフルオロプロピン又は1−クロロペンタフルオロエタン(F115)を含み得る。したがって、第2の流れEは、10ppm未満のジフルオロメタン(F32)、10ppm未満のペンタフルオロエタン(F125)、10ppm未満の1,1,1−トリフルオロエタン(F143a)、10ppm未満のトリフルオロプロピン及び/又は10ppm未満の1−クロロペンタフルオロエタン(F115)を含み得る。
好ましい実施態様によれば、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパンと1,3,3,3−テトラフルオロプロペンとを含む流れGは、1ppm未満のジフルオロメタン(F32)、1ppm未満のペンタフルオロエタン(F125)、1ppm未満の1,1,1−トリフルオロエタン(F143a)、1ppm未満のトリフルオロプロピン、及び/又は1ppm未満の1−クロロペンタフルオロエタン(F115)を含有する(第2の流れEがこれらの化合物のうちの1つを含有していた場合)。
したがって本出願人は、第2の流れEに含まれる低レベルの軽質有機不純物を考慮して、塩酸とトリフルオロプロピンとを組み合わせて除去することにより、軽質有機不純物の除去を目的とした蒸留を省略するか又は簡略化することができ、それにより2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの損失を最小限に抑えることが可能であることを実証した。
塩酸/トリフルオロプロピン共沸混合物又は共沸様混合物の形成をAspenソフトウェアでシミュレートした。結果を以下の表1に示す。
Figure 2019507175

Claims (13)

  1. 塩酸とトリフルオロプロピンとを含む共沸又は共沸様組成物。
  2. 組成物の総重量に対して85重量%から99.999重量%の塩酸と、0.001重量%から15重量%のトリフルオロプロピンとを含む組成物であって、有利には、好ましくは3から26baraの圧力で、−60℃から0℃の沸点を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. ペンタフルオロエタン、クロロペンタフルオロエタン又はヘキサフルオロエタンも含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 2,3,3,3−テトラフルオロプロペンとトリフルオロプロピンとを含む組成物Aから、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンとトリフルオロプロピンとを分離するための方法であって、以下の工程:
    i)前記組成物Aを無機化合物と接触させ、組成物Bを形成する工程;
    ii)組成物Bを蒸留して、トリフルオロプロピンと無機化合物とを含む第1の流れB1及び、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む第2の流れB2を形成する工程
    を含み;
    前記無機化合物が塩酸である、
    方法。
  5. トリフルオロプロピンと無機化合物とを含む前記第1の流れB1が共沸又は共沸様組成物を形成することを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第2の流れB2のトリフルオロプロピンの量が組成物B中のトリフルオロプロピンの初期量より少ないこと;有利には、第2の流れB2中のトリフルオロプロピンの量が、組成物Bに含まれるトリフルオロプロピンの初期量の10%未満であり得ること;好ましくは、前記第2の流れB2が、1000ppm未満のトリフルオロプロピンを含むこと、さらに優先的には、前記第2の流れB2が、500ppm未満のトリフルオロプロピンを含むこと、特に、前記第2の流れB2が、100ppm未満のトリフルオロプロピンを含むこと、さらに詳細には、前記第2の流れB2が、50ppm未満のトリフルオロプロピンを含むこと;特に好ましくは、前記第2の流れB2が、トリフルオロプロピンを含まないこと、を特徴とする、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造するための方法であって、以下の工程:
    A)触媒の存在下での、式(I) CX(Y)−CX(Y)−CHXY(式中、X及びYは独立に、水素、フッ素又は塩素原子を表し、m=0又は1である)の化合物のフッ素化、及び/又は触媒の存在下での、式(CX3−n)CH1−pCH2−m (II)(式中、Xは、互いに独立にCl、F、I又はBrであり、Yは、互いに独立にH、Cl、F、I又はBrであり;nは、1、2又は3であり;mは、0、1又は2であり;pは、0又は1である)の化合物のフッ素化;
    B)2,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、塩酸と、トリフルオロプロピンとを含む流れCの回収;
    C)工程B)において回収された流れCを蒸留して、塩酸とトリフルオロプロピンとを含む第1の流れD及び2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む第2の流れEを形成すること
    を含む、方法。
  8. 塩酸とトリフルオロプロピンとを含む第1の流れDが蒸留塔の頂部で回収されることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第2の流れEのトリフルオロプロピンの量が流れC中のトリフルオロプロピンの初期量より少ないこと;有利には、第2の流れE中のトリフルオロプロピンの量が、流れCに含まれるトリフルオロプロピンの初期量の10%未満であり得ること;好ましくは、前記第2の流れEが、1000ppm未満のトリフルオロプロピンを含むこと、さらに優先的には、前記第2の流れEが、500ppm未満のトリフルオロプロピンを含むこと、特に、前記第2の流れEが、100ppm未満のトリフルオロプロピンを含むこと、さらに詳細には、前記第2の流れEが、50ppm未満のトリフルオロプロピンを含むこと;特に好ましくは、前記第2の流れEが、トリフルオロプロピンを含まないことを特徴とする、請求項7又は8に記載の方法。
  10. 第1の流れDが、第1の流れDの総重量に対して85重量%から99.999重量%の塩酸及び0.001重量%から15重量%のトリフルオロプロピンを含む共沸又は共沸様組成物を含むこと;有利には、前記組成物が、好ましくは3から26baraの圧力で、−60℃から0℃の沸点を有すること、を特徴とする、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 工程B)において回収された流れCと、第1の流れDとが、ペンタフルオロエタン(F125)、クロロペンタフルオロエタン(F115)又はヘキサフルオロエタン(F116)も含むことを特徴とする、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 工程B)において回収された流れCと、第1の流れDとが、ジフルオロメタン(32)、1,1,1−トリフルオロエタン(143a)及び/又はフッ化水素酸も含むことを特徴とする、請求項7から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 流れC及び第2の流れEが、1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパンと、1,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの沸点より低い沸点を有する不純物も含むこと;前記第2の流れEが蒸留されて、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパン及び1,3,3,3−テトラフルオロプロペンを含む流れGを形成すること;及び流れHが、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの沸点より低い沸点を有する不純物を含むことを特徴とする請求項7から12のいずれか一項に記載の方法。
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