関連出願の相互参照
[0001] 本願は、「TECHNIQUES FOR ALLOCATING RESOURCES IN LOW LATENCY WIRELESS COMMUNICATIONS」と題され2015年12月28日に出願された米国仮特許出願第62/271,961号の利益をさらに主張する、「TECHNIQUES FOR ALLOCATING RESOURCES IN LOW LATENCY WIRELESS COMMUNICATIONS」と題され2016年9月14日に出願された米国特許出願第15/264,839号の利益を主張し、これら両方は、本明細書の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明示的に組み込まれている。
[0002] 概して通信システムに関し、より具体的には、ワイヤレス通信でリソースを割り振ることに関する態様が、本明細書で説明される。
[0003] ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。このような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムを含む。
[0004] これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために様々な電気通信規格において採用されている。電気通信規格の一例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標):Third Generation Partnership Project)によって公表されたユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)モバイル規格の拡張セットである。これは、スペクトル効率を改善し、サービスを改善し、新しいスペクトルを利用し、およびコストを下げることによってモバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートし、また、ダウンリンク(DL)上ではOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上ではSC−FDMAを使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良く統合するように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンド通信に対する需要が高まり続けるにつれ、LTE技術におけるさらなる改善が望まれ得る。望ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用可能であるべきである。
[0005] LTEでは、ユーザ機器(UE)にリソースを割り振るためにサポートされる3つのタイプのダウンリンクリソース割り振りが存在する:1つの割り振りタイプ(タイプ2)は、あるリソースブロック(RB)細分性(granularity)を有する実質的に隣接するリソース割り振りに基づく。別の割り振りタイプ(タイプ0)は、各RBグループ(RBG)がシステム帯域幅に基づいていくつかの連続したRBを含む複数のRBGに基づいており、ビットマップは、UEに割り当てられたRBGのセットを示す。さらに別のタイプ(タイプ1)は、シフトされ得るRBGサブセットに基づく。タイプ1割り振りでは、複数のRBGサブセット間の1つの選択されたRBGサブセットを示すために使用されるceiling(log2(P))ビット(例えば、20メガヘルツ(MHz)については2ビット)を有する第1のフィールドと、サブセット内のリソース割り振りスパンのシフトを示すために使用される1ビットを有する第2のフィールドと、ビットマップの最上位ビットから最下位ビットまでが周波数の昇順で仮想RB(virtual RB)にマッピングされるように、選択されたRBGサブセット中の単一の仮想RBを各ビットがアドレスするビットマップを示すために使用される第3のフィールドとを含む3つのフィールドが、UEに通信され得る。
[0006] レガシLTEを採用するワイヤレス通信システムにおいて、特定のeノードBによってサービスされる複数のUEは、約1ミリ秒サブフレームの送信時間間隔(TTI:transmission time intervals)を使用して1つまたは複数のチャネル上でeノードBと通信するためにスケジュールされたリソースであり得る。帯域幅に対する要求およびUEの機能が増加するにつれて、通信におけるより低いレイテンシが要求され得る。
[0007] 以下で、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、全ての予期される態様の包括的な概観ではなく、全ての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたは全ての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
[0008] 一例によると、ワイヤレス通信のための方法が提供される。方法は、第1の送信時間間隔(TTI)を有するレガシワイヤレス通信技術のために構成されたリソースブロック(RB)グループのサブセットを決定することを含み、第1のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームに基づいており、ここで、RBグループのサブセット中の各RBグループは、1つまたは複数のRBを含む。方法はまた、第2のTTIを有する低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定することを含み、第2のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームよりも短く、リソース割り振りは、RBグループのサブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含む。方法はさらに、1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信することを含み、低レイテンシRBは、第2のTTIに基づいており、リソースは、リソース割り振りに関連付けられる。
[0009] 別の例では、ワイヤレス通信のための装置が提供される。装置は、1つまたは複数のアンテナを介して1つまたは複数のワイヤレス信号を通信するためのトランシーバと、命令を記憶するように構成されたメモリと、トランシーバおよびメモリと通信可能に結合された1つまたは複数のプロセッサとを含む。1つまたは複数のプロセッサは、第1のTTIを有するレガシワイヤレス通信技術のために構成されたRBグループのサブセットを決定するように構成され、第1のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームに基づく。RBグループのサブセット中の各RBグループは、1つまたは複数のRBを含む。1つまたは複数のプロセッサは、第2のTTIを有する低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定することと、第2のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームよりも短く、リソース割り振りは、RBグループのサブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含む、および1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信することと、低レイテンシRBは、第2のTTIに基づいており、リソースは、リソース割り振りに関連付けられる、を行うようにさらに構成される。
[0010] さらに別の態様では、ワイヤレス通信のための装置が提供される。装置は、第1のTTIを有するレガシワイヤレス通信技術のために構成されたRBグループのサブセットを決定するための手段を含み、第1のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームに基づく。RBグループのサブセット中の各RBグループは、1つまたは複数のRBを含む。装置はまた、第2のTTIを有する低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定するための手段と、第2のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームよりも短く、リソース割り振りは、RBグループのサブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含む、および1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信するための手段と、低レイテンシRBは、第2のTTIに基づいており、リソースは、リソース割り振りに関連付けられる、を含む。
[0011] 別の例では、ワイヤレス通信のために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能なコードを含むコンピュータ可読媒体が提供される。コードは、第1のTTIを有するレガシワイヤレス通信技術のために構成されたRBグループのサブセットを決定するためのコードを含み、第1のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームに基づく。RBグループのサブセット中の各RBグループは、1つまたは複数のRBを含む。コードはまた、第2のTTIを有する低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定するためのコードと、第2のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームよりも短く、リソース割り振りは、RBグループのサブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含む、および1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信するためのコードと、低レイテンシRBは、第2のTTIに基づいており、リソースは、リソース割り振りに関連付けられる、を含む。
[0012] 前述のおよび関連した目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明され、特に特許請求の範囲において示される特徴を備える。以下の説明および添付の図面に、1つまたは複数の態様のうちのある特定の例示的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理を採用することができる様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、この説明は、全てのそのような態様およびそれらの均等物を含むことを意図する。
[0013] 本明細書で説明される態様のより完全な理解を容易にするために、次に添付の図面を参照し、同様の数字を用いて同様の要素が参照される。これらの図面は、本開示を限定するものとして解釈すべきではなく、例示的なものにすぎない。
[0014] 図1は、本明細書で説明される態様に従った、電気通信システムの例を図示する概念的なブロック図を示す。
[0015] 図2は、アクセスネットワークの例を図示する図である。
[0016] 図3は、アクセスネットワーク中の発展型ノードBおよびユーザ機器の例を図示する図である。
[0017] 図4は、超低レイテンシ(ULL:ultra low latency)帯域幅割り振りのためのタイムラインの例を図示する図である。
[0018] 図5は、本明細書で説明される態様に従った、低レイテンシワイヤレス通信技術で通信するためのシステムの例を図示する図である。
[0019] 図6は、本明細書で説明される態様に従った、低レイテンシワイヤレス通信技術で通信するための方法の例のフローチャートである。
[0020] 図7は、本明細書で説明される態様に従った、低レイテンシワイヤレス通信技術でユーザ機器によって通信するための方法の例のフローチャートである。
[0021] 図8は、本明細書で説明される態様に従った、低レイテンシワイヤレス通信技術で発展型ノードBによって通信するための方法の例のフローチャートである。
[0022] 図9aは、本明細書で説明される態様に従った、ロングタームエボリューション通信のための例示的なリソース割り振りの図である。
図9bは、本明細書で説明される態様に従った、ロングタームエボリューション通信のための例示的なリソース割り振りの図である。
[0023] 図10は、本明細書で説明される態様に従った、低レイテンシ通信のための例示的なリソース割り振りの図である。
詳細な説明
[0024] 添付の図面に関連して以下に述べられる詳細な説明は、様々な構成の説明を意図したものであり、本明細書において説明される概念が実施され得る、唯一の構成を表すことを意図したものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を提供するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであるだろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造およびコンポーネントをブロック図の形式で示す。
[0025] ここで、電気通信システムのいくつかの態様が、様々な装置および方法に関連して示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に図示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の用途および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。
[0026]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、ディスクリートハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアを含む。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などと呼ばれるか否かに関わらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
[0027] 従って、1つまたは複数の実施形態では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、この機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして記憶されるか、または符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、かつコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用される、ディスク(Disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光学ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、並びにフロッピー(登録商標)ディスクを含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
[0028] 低レイテンシワイヤレス通信のためのリソース割り振りを生成および/または決定することに関する様々な態様が、本明細書で説明される。例えば、低レイテンシ通信技術は、本明細書では超低レイテンシ(ULL)通信技術とも呼ばれ、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)のようなレガシワイヤレス通信技術に基づき得るが、異なる長さの送信時間間隔(TTI)を利用し得る(例えば、ULL通信技術は、レガシ通信技術よりも短いTTI持続期間を有し得る)。例えば、レガシLTE技術は、LTEで定義されるサブフレームの持続期間を有するTTI(例えば、1ミリ秒)を利用し得、ULL TTI技術は、サブフレームよりも短い持続期間(例えば、1シンボル、2シンボル、サブフレームスロットなどのようなサブフレームの分割)を有するTTIに基づき得る。これに関して、より短くより頻度の高いTTIによって、通信におけるより低いレイテンシが達成される。
[0029] ULL通信技術のためのリソース割り振りは、レガシ通信技術でのリソース割り振りの1つまたは複数の態様に基づき得る。例えば、ULL通信技術のためのリソース割り振りは、レガシ通信技術において定義されるリソースブロック(RB)および/またはRBグループ(RBG)に基づき得る。例えば、RBは、レガシ通信技術のためのシステム帯域幅中の周波数帯域の一部分を指し得る。例えば、20メガヘルツ(MHz)LTEシステムは、20MHz内に100個のRBを有し得る。RBGは、システム帯域幅中の連続したまたは連続しないRBの一部分を指し得る。
[0030] ULL通信技術における所与のTTIでは、1つまたは複数の低レイテンシRBがリソース割り振りのために生成および/または決定され得る。一例では、1つまたは複数の低レイテンシRBは、本明細書ではULLブロックとも呼ばれ、レガシ通信技術での通信のために構成されたRBグループのサブセット中の1つまたは複数のRBグループ中にある。別の例では、1つまたは複数の低レイテンシRBは、レガシ通信技術での通信のために構成されたRBグループのサブセット中の各RBグループ中にある。一例では、1つまたは複数の低レイテンシRBは、レガシ通信技術での通信のために構成されたRBグループの追加のサブセット中の追加のRBグループ(例えば、連続したRBグループ)中にある。
[0031] 最初に図1を参照すると、図は、本明細書で説明される態様に従った、ワイヤレス通信システム100の例を図示している。ワイヤレス通信システム100は、複数のアクセスポイント(例えば、基地局、eNB、またはWLANアクセスポイント)105、いくつかのユーザ機器(UE)115、およびコアネットワーク130を含む。アクセスポイント105は、ULL通信技術を使用してUE115と通信するためのリソースを割り振るように構成されたスケジューリングコンポーネント302を含み得る。同様に、UE115の1つまたは複数は、ULL通信技術(例えば、ULL LTE)を使用して1つまたは複数のアクセスポイント105と通信するように構成された通信コンポーネント361を含み得る。アクセスポイント105のいくつかは、基地局コントローラ(図示せず)の制御下で、UE115と通信し得、それは、様々な例において、コアネットワーク130またはある特定のアクセスポイント105(例えば、基地局またはeNB)の一部であり得る。アクセスポイント105は、バックホールリンク132を通してコアネットワーク130と制御情報および/またはユーザデータを通信し得る。例では、アクセスポイント105は、直接的または間接的に、バックホールリンク134上で互いと通信し得、それは、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得る。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上の動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、その複数のキャリア上で同時に変調された信号を送信することができる。例えば、各通信リンク125は、上述された様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各変調された信号は、異なるキャリア上で送られ得、制御情報(例えば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバヘッド情報、データなどを搬送し得る。
[0032] いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100の少なくとも一部分は、UE115の1つまたは複数とアクセスポイント105の1つまたは複数とが、別の階層レイヤに関する低減されたレイテンシを有する階層レイヤ上の送信をサポートするように構成され得る、複数の階層レイヤで動作するように構成され得る。いくつかの例では、ハイブリッドUE115−aは、(「レガシ通信技術」と呼ばれ得る)第1のTTIを使用する第1のレイヤ送信をサポートする第1の階層レイヤと、(「ULL通信技法」に関連し得る)第1のTTIよりも短い可能性がある第2のTTIを使用する第2のレイヤ送信をサポートする第2の階層レイヤとの両方で、アクセスポイント105−aと通信し得る。
[0033] 他の例では、第2のレイヤUE115−bは、第2の階層レイヤ上のみでアクセスポイント105−bと通信し得る。よって、ハイブリッドUE115−aおよび第2のレイヤUE115−bは、第2の階層レイヤ上で通信し得るUE115の第2のクラスに所属し得るが、一方、レガシUE115は、第1の階層レイヤ上でのみ通信し得るUE115の第1のクラスに所属し得る。アクセスポイント105−bおよびUE115−bは、第2のサブフレームタイプのサブフレームの送信を通じて、第2の階層レイヤ上で通信し得る。アクセスポイント105−bは、第1または第2の階層レイヤに関する通信のみを送信し得るか、または第1および第2の階層レイヤの両方のために通信を送信し得る。アクセスポイント105−bは、第1および第2の階層レイヤの両方をサポートする場合、通信コンポーネント361は、本明細書で説明されるような第1および第2の階層レイヤに関連するアクセスポイント105−bから受信される通信を優先するように構成され得る。
[0034] アクセスポイント105は、1つまたは複数のアクセスポイントアンテナを介してUE115とワイヤレスに通信し得る。アクセスポイント105のサイトの各々は、それぞれのカバレッジエリア110のための通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、アクセスポイント105は、ベーストランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張型サービスセット(ESS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の適切な技術用語で呼ばれ得る。基地局のためのカバレッジエリア110は、カバレッジエリア(図示せず)の一部のみを構成するセクタに分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのアクセスポイント105(例えば、マクロ、マイクロ、および/またはピコ基地局)を含み得る。アクセスポイント105はまた、セルラおよび/またはWLAN無線アクセス技術(RAT)のような異なる無線技術を利用し得る。アクセスポイント105は、同じまたは異なるアクセスネットワークあるいはオペレータ配置に関連付けられ得る。アクセスポイント105の同じまたは異なるタイプのカバレッジエリアを含み、同じまたは異なる無線技術を利用し、および/または、同じまたは異なるアクセスネットワークに属する、異なるアクセスポイント105のカバレッジエリアは、オーバーラップし得る。
[0035] LTE/LTE−Aおよび/またはULL LTE通信技術を使用するネットワーク通信システムでは、発展型ノードB(eノードBまたはeNB)という用語は、概してアクセスポイント105を説明するために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのアクセスポイントが様々な地理的領域にカバレッジを提供する異種LTE/LTE−A/ULL LTEネットワークであり得る。例えば、各アクセスポイント105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/またはその他のタイプのセルのために通信カバレッジを提供し得る。ピコセル、フェムトセルのような小さなセル、および/または他のタイプのセルは、低電力ノードすなわちLPNを含み得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダとの、サービスに加入しているUE115による無制限のアクセスを可能にし得る。スモールセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、例えば、無制限アクセスに加えて、スモールセル(例えば、クローズド加入者グループ(CSG:closed subscriber group)、家庭でのユーザのためのUEなど)との関連付けを有するUE115による制限アクセスもまた提供し得る、ネットワークプロバイダを用いたサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。スモールセルのためのeNBは、スモールeNBと呼ばれ得る。eNBは、1または複数(例えば、2、3、4個など)のセルをサポートし得る。
[0036] コアネットワーク130は、1つまたは複数のバックホールリンク132(例えば、S1インターフェースなど)を介してeNBまたは他のアクセスポイント105と通信し得る。アクセスポイント105はまた、例えば、直接的または間接的に、バックホールリンク134(例えば、X2インターフェースなど)を介しておよび/またはバックホールリンク132(例えば、コアネットワーク130を通る)を介して互いと通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作について、アクセスポイント105は、同様のフレームタイミングを有し得、異なるアクセスポイント105からの送信は時間的におおまかにアラインされ得る。非同期動作について、アクセスポイント105は、異なるフレームタイミングを有し得、異なるアクセスポイント105からの送信は時間的にアラインされない可能性がある。さらに、第1の階層レイヤおよび第2の階層レイヤ中の送信は、アクセスポイント105間で同期され得るか、または同期されない可能性がある。本明細書で説明される技法は、同期または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0037] UE115は、ワイヤレス通信システム100全体に分散され、各UE115は、固定式または移動式であり得るUE115はまた、当業者によって、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な専門用語で呼ばれ得る。UE115は、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、腕時計またはメガネのようなウェアラブルアイテム、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UE115は、マクロeノードB、スモールセルeノードB、リレーなどと通信可能であり得る。UE115はまた、WLANアクセスネットワーク、またはセルラあるいは他のWWANアクセスネットワークのような異なるアクセスネットワーク上で通信することが可能であり得る。
[0038] ワイヤレス通信システム100において示される通信リンク125は、UE115からアクセスポイント105へのアップリンク(UL)送信、および/またはアクセスポイント105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信はまた、順方向リンク送信とも呼ばれ得、一方、アップリンク送信はまた、逆方向リンク送信とも呼ばれ得る。通信リンク125は、いくつかの例では、通信リンク125において多重化され得る各階層レイヤの送信を搬送し得る。UE115は、例えば、多入力多出力(MIMO)、キャリアアグリゲーション(CA)、多地点協調(CoMP)、または他のスキームを通じて、複数のアクセスポイント105と協調して通信するように構成され得る。MIMO技法は、複数のデータストリームを送信するために、アクセスポイント105の複数のアンテナおよび/またはUE115の複数のアンテナを使用する。キャリアアグリゲーションは、データ送信のために、同じまたは異なるサービングセル上で、2つ以上のコンポーネントキャリアを利用し得る。CoMPは、ネットワークおよびスペクトル利用を増加させるとともに、UE115についての送信品質全体を改善するために、いくつかのアクセスポイント105による送信および受信の協調のための技法を含み得る。
[0039] 上述されるように、アクセスポイント105およびUE115のいくつかの例では、複数のキャリア上で送信するために、キャリアアグリゲーションを利用し得る。いくつかの例では、アクセスポイント105およびUE115は、フレーム内の第1の階層レイヤにおいて、2つ以上の別個のキャリアを使用して、第1のサブフレームタイプを各々有する1つまたは複数のサブフレームを同時に送信し得る。各キャリアは、例えば、20MHzの帯域幅を有し得るが、他の帯域幅が利用され得る。ハイブリッドUE115−aおよび/または第2のレイヤUE115−bは、ある特定の例では、1つまたは複数の別個のキャリアの帯域幅よりも広い帯域幅を有する単一のキャリアを利用して、第2の階層レイヤ中の1つまたは複数のサブフレームを受信および/または送信し得る。例えば、4つの別個の20MHzキャリアが第1の階層レイヤにおいてキャリアアグリゲーションフレーム中で使用される場合、単一の80MHzキャリアは、第2の階層レイヤにおいて使用され得る。80MHzキャリアは、4つの20MHzキャリアのうちの1つまたは複数によって使用される無線周波数と少なくとも部分的にオーバーラップする無線周波数スペクトルの一部を占有し得る。いくつかの例では、第2の階層レイヤタイプのためのスケーラブルな帯域幅(scalable bandwidth)は、拡張データレートをさらに提供するために、上述されるようなより短いRTTを提供するための技法を組み合わせ得る。
[0040] ワイヤレス通信システム100で用いられ得る異なる動作モードの各々は、周波数分割複信(FDD)または時分割複信に従って動作し得る。いくつかの例では、異なる階層レイヤは、異なるTDDまたはFDDモードに従って動作し得る。例えば、第1の階層レイヤは、FDDに従って動作し得るが、一方、第2の階層レイヤは、TDDに従って動作し得る。いくつかの例では、OFDMA通信信号は、各階層レイヤのためのLTEダウンリンク送信のための通信リンク125で使用され得るが、一方、シングルキャリア周波数分割多重接続(SC−FDMA)通信信号は、各階層レイヤ中でLTEアップリンク送信のための通信リンク125で使用され得る。このようなシステムでの通信に関する他の特徴および機能と同様に、ワイヤレス通信システム100のようなシステムでの階層レイヤの実装に関するさらなる詳細が、添付の図面を参照して下記に提示される。
[0041] 図2は、LTEまたはULL LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の例を図示する図である。この例では、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラ領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のスモールセルeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数とオーバーラップするセルラ領域210を有し得る。スモールセルeNB208は、フェムトセル(例えば、ホームeNB(HeNB)、ピコセル、マイクロセル、またはリモート無線ヘッダ(RRH))のような低電力クラスの1つまたは複数のセルを提供し得る。マクロeNB204は、それぞれのセル202に各々割り当てられ、セル202中の全てのUE206のためにコアネットワーク130へのアクセスポイントを提供するよう構成される。一態様では、eNB204および/または208は、ULL通信技術を使用してUE206と通信するためのリソースを割り振るように構成されたスケジューリングコンポーネント302を含み得る。同様に、UE206のうちの1つまたは複数は、ULL通信技術(例えば、ULL LTE)を使用して1つまたは複数のeNB204および/または208と通信するように構成された通信コンポーネント361を含み得る。アクセスネットワーク200のこの例には集中コントローラはないが、代替構成では集中コントローラが使用され得る。eNB204は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびコアネットワーク130の1つまたは複数のコンポーネントへの接続を含む、全ての無線に関連した機能を担う。
[0042] アクセスネットワーク200によって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTEまたはULL LTEアプリケーションでは、周波数分割複信(FDD)および時分割複信(TDD)の両方をサポートするように、OFDMはDL上で使用され得、SC−FDMAはULで使用され得る。当業者であれば以下の詳細な説明から容易に理解するように、本明細書で提示される様々な概念は、LTEアプリケーションに好適である。しかしながら、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを採用してモバイル局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))、およびTD−SCDMAのようなCDMAの他のバリエーションを用いるユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、TDMAを用いるモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、OFDMAを用いる発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、およびフラッシュOFDMに拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPP団体からの文書で説明されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体からの文書で説明されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定のアプリケーションおよびシステムに課された全体的な設計制約に依存するだろう。
[0043] eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用は、eNB204が、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域を利用することを可能にする。空間多重化は、データの異なるストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。それらのデータストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に送信され得るか、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のUE206に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、その後、DL上で複数の送信アンテナを通じて各々空間的にプリコーディングされたストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE206に到着し、それは、UE206の各々がそのUE206に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することを可能にする。ULでは、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、それは、eNB204が各々空間的にプリコーディングされたデータストリームのソースを識別することを可能にする。
[0044] 空間多重化は、概して、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり良好でないときは、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを通して送信するためのデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレッジを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
[0045] 以下の詳細な説明では、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関連して、アクセスネットワークの様々な態様が説明される。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは精密な周波数で間隔を空けられる(spaced apart)。この間隔は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする、「直交性」を提供する。時間領域では、OFDMシンボル間干渉に対処するために、ガードインターバル(例えば、サイクリックプレフィックス)が各OFDMシンボルに追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形式でSC−FDMAを使用し得る。
[0046] 図3は、アクセスネットワーク中でUE350と通信状態にあるeNB310のブロック図である。DLにおいて、コアネットワークから、上位レイヤパケットが、コントローラ/プロセッサ375に提供される。コントローラ/プロセッサ375は、L2レイヤの機能を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ375は、様々な優先度メトリックに基づいて、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並び替え、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間での多重化、UE350への無線リソース割り振りを提供する。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作、紛失パケットの再送信、およびUE350へのシグナリングを担う。
[0047] 送信(TX)プロセッサ316は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE350における前方誤り訂正(FEC:forward error correction)を容易にするためにコーディングおよびインターリービングすること、および様々な変調方式(例えば、2位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M位相シフトキーイング(M−PSK:M-phase-shift keying)、多値直交振幅変調(M−QAM:M-quadrature amplitude modulation))に基づいた信号コンスタレーションにマッピングすることを含む。コード化され変調されたシンボルは次に、並列ストリームに分割される。各ストリームは次に、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(例えば、パイロット)を用いて多重化され、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用してともに組み合わせられる。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために、空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、符号化および変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE350によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に提供される。各送信機318TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。加えて、eNB310は、ULL通信技術を使用してUE350と通信するためのリソースを割り振るように構成されたスケジューリングコンポーネント302を含み得る。スケジューリングコンポーネント302がコントローラ/プロセッサ375と結合されるように示されているが、実質的には、eNB310の任意のプロセッサは、スケジューリングコンポーネント302および/または(例えば、コントローラ/プロセッサ375、メモリ376、またはその他の物に関連して)本明細書で説明されるそれの関連したコンポーネントの機能を提供し得る。例えば、TXプロセッサ316および/またはRXプロセッサ370は、追加的にまたは代替的に、本明細書で説明されるようなスケジューリングコンポーネント302の1つまたは複数の機能を提供し得る。
[0048] UE350において、各受信機354RXは、そのそれぞれのアンテナ352を通して、信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、受信(RX)プロセッサ356にその情報を提供する。RXプロセッサ356は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、その情報に対し空間処理を行う。複数の空間ストリームがUE350に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ356は次に、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、eNB310によって送信される、最も起こり得る信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって計算されたチャネル推定値に基づき得る。これらの軟判定は次に、物理チャネルにおいてeNB310により元々送信されたデータおよび制御信号を復元するために、復号およびデインターリーブされる。データおよび制御信号は次に、コントローラ/プロセッサ359に提供される。
[0049] コントローラ/プロセッサ359はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ360に関連付けられ得る。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での逆多重化(demultiplexing)、パケットのリアセンブリ、暗号解読(deciphering)、ヘッダの圧縮解除(decompression)、制御信号処理を提供する。上位レイヤパケットは次に、L2レイヤの上の全てのプロトコルレイヤを表すデータシンク362に提供される。様々な制御信号もまた、L3処理のために、データシンク362に提供され得る。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用する誤り検出を担う。加えて、通信コンポーネント361は、ULL通信技術(例えば、ULL LTE)を使用して1つまたは複数のアクセスポイント105と通信するように構成される。通信コンポーネント361がコントローラ/プロセッサ359と結合されるように示されているが、実質的には、UE350の任意のプロセッサは、通信コンポーネント361および/または(例えば、コントローラ/プロセッサ359、メモリ360、またはその他の物に関連して)本明細書で説明されるそれの関連したコンポーネントの機能を提供し得る。例えば、TXプロセッサ368および/またはRXプロセッサ356は、追加的にまたは代替的に、本明細書で説明されるような通信コンポーネント361の1つまたは複数の機能を提供し得る。
[0050] ULでは、コントローラ/プロセッサ359に上位レイヤパケットを提供するために、データソース367が使用される。データソース367は、L2レイヤより上位の全てのプロトコルレイヤを表す。eNB310によるDL送信に関連して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並び替え、並びにeNB310による無線リソース割り振りに基づいた論理チャネルとトランスポートチャネルとの間での多重化を提供することにより、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作、損失パケットの再送信、およびeNB310へのシグナリングを担う。
[0051] eNB310によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切な符号化および変調方式を選択し、空間処理を容易にするために、TXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別個の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に提供される。各送信機354TXは、送信するためのそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
[0052] UL送信は、UE350における受信機機能に関連して説明されたものと同様の手法で、eNB310において処理される。それぞれの受信機318RXは、そのそれぞれのアンテナ320を通じて、信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、RXプロセッサ370にその情報を提供する。RXプロセッサ370は、L1レイヤを実装し得る。
[0053] コントローラ/プロセッサ375はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ376に関連付けられ得る。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットのリアセンブリ、暗号解読、ヘッダの圧縮解除、制御信号処理を提供する。コントローラ/プロセッサ375からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに提供され得る。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担う。
[0054] 図4は、図の左から右へ拡張する時間経過を用いた、ワイヤレス通信システムでULL通信を管理するためのULLタイムライン400、402の限定されない例を図示する図である。この例では、タイムライン400、402は、サブフレームの各シンボル中にシンボル持続期間のULLフレームを含む。タイムライン400、402はいずれも、ULL物理ダウンリンク制御チャネル(uPDCCH)および/またはULL物理ダウンリンク共有チャネル(uPDSCH)のためのTTIを表すシンボルと、ULL物理アップリンク制御チャネル(uPUCCH)および/またはULL物理アップリンク共有チャネル(uPUSCH)を含むTTIを表すシンボルとを描く。タイムライン400では、(例えば、ノーマルCPのための)所与のサブフレーム内に14個のシンボルが示されており、タイムライン402では、(例えば、拡張されたCPのための)所与のサブフレーム内に12個のシンボルが示されている。いずれの場合も、シンボルベースのTTIを利用することによって、ULLにおいてより低いレイテンシが達成され得る。他の例では、TTIは、2つ以上のシンボル、(1サブフレームが2つのスロットを含む)サブフレームのスロットなどであり得る。さらに、HARQプロセス応答時間は、3シンボル(または4シンボル、3つの二重シンボル(dual-symbol)、3つのスロットなど)であり得る。描かれている例では、サブフレーム中で、uPDCCH/uPDSCHはシンボル0で送信され、HARQはシンボル4などで処理および送信される。さらに、本明細書で説明される態様に従って、所与のサブフレーム内のいくつかのシンボルは、ダウンリンク通信(例えば、uPDCCH/uPDSCH)のために割り振られ得るが、一方他のシンボルは、アップリンク通信(例えば、uPUCCH/uPUSCH)のために割り振られ得る。
[0055] 図5〜8を参照すると、態様は、本明細書で説明されるアクションまたは機能を行い得る1つまたは複数のコンポーネントおよび1つまたは複数の方法に関連して描かれる。一態様では、本明細書で説明される「コンポーネント」という用語は、システムを構成する部分のうちの1つであり得、ハードウェアまたはソフトウェア、あるいはこれらのいくつかの組み合わせであり得、他のコンポーネントに分割され得る。図6〜8で下記に説明される動作は、特定の順序で表される、および/または例示的なコンポーネントによって行われるが、アクションの順序およびアクションを行うコンポーネントは実装に依存して変化し得ることが理解されるべきである。さらに、下記のアクションまたは機能が、特別にプログラムされたプロセッサ、特別にプログラムされたソフトウェアを実行するプロセッサ、またはコンピュータ可読媒体によって、あるいは、説明されるアクションまたは機能を行うことが可能なハードウェアコンポーネントおよび/またはソフトウェアコンポーネントの任意の他の組み合わせによって行われ得ることが理解されるべきである。
[0056] 図5は、ULL通信をスケジューリングするためのシステム500の例を図示する。システム500は、ワイヤレスネットワークにアクセスするためにeNB504と通信するUE502を含み、その例は、上記で図1〜3で説明されている(例えば、アクセスポイント105、eNB204、スモールセルeNB208、eNB310、UE115、206、350など)。一態様では、eNB504およびUE502は、ダウンリンク信号509を介して通信する1つまたは複数のダウンリンクチャネルを確立し得、それは、構成された通信リソース上でeNB504からUE502に(例えば、シグナリングにおいて)制御および/またはデータメッセージを通信するために、(例えば、トランシーバ556を介して)eNB504によって送信され、(例えば、トランシーバ506を介して)UE502によって受信され得る。さらに、例えば、eNB504およびUE502は、アップリンク信号508を介して通信する1つまたは複数のアップリンクチャネルを確立し得、それは、構成された通信リソース上でUE502からeNB504に(例えば、シグナリングにおいて)制御および/またはデータメッセージを通信するために、(例えば、トランシーバ506を介して)UE502によって送信され、(例えば、トランシーバ556を介して)eNB504によって受信され得る。本明細書でさらに説明されるように、例えば、eNB504は、UE502がデータをeNB504と通信(例えば、送信または受信)するリソースを示し得るリソース許可580を通信し得、ここで、リソースは、説明されるようなレガシ通信技術、ULL通信技術に対応し得る。例えば、ULL通信技術に関するリソースは、ULLタイムライン(例えば、図4におけるタイムライン400、402のような、持続期間中のサブフレームよりも短いTTIを有するタイムライン)に関連し得る。
[0057] 一態様では、UE502は、例えば、1つまたは複数のバス507を介して通信可能に結合され得る、1つまたは複数のプロセッサ503および/またはメモリ505を含み得、1つまたは複数のリソース許可に基づいてULL通信技術を使用して通信するための通信コンポーネント361に関連して動作するか、またはそうでなければそれを実装し得る。例えば、通信コンポーネント361に関する様々な動作は、1つまたは複数のプロセッサ503によって実装されるか、またはそうでなければ実行され得、一態様では単一のプロセッサによって実行され得るが、一方他の実施形態では、複数の動作のうちの異なるものが2つ以上の異なるプロセッサの組み合わせによって実行され得る。例えば、一態様では、1つまたは複数のプロセッサ503は、モデムプロセッサ、またはベースバンドプロセッサ、またはデジタル信号プロセッサ、または特定用途向け集積回路(ASIC)、または送信プロセッサ、受信プロセッサ、またはトランシーバ506に関連付けられたトランシーバプロセッサのいずれか1つあるいは任意の組み合わせを含み得る。さらに、例えば、メモリ505は、限定はされないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能なPROM(EPROM)、電子的に消去可能なPROM(EEPROM)、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光学デバイス(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、レジスタ、リムーバブルディスク、および、コンピュータまたは1つまたは複数のプロセッサ503によってアクセスされおよび読み取られ得る命令またはコンピュータ可読媒体および/またはソフトウェアを記憶するための任意の他の適切な媒体を含む、非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。さらに、メモリ505またはコンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数のプロセッサ503中に、1つまたは複数のプロセッサ503の外部に存在し得、1つまたは複数のプロセッサ503などを含む複数のエンティティを介して分散され得る。
[0058] 特に、1つまたは複数のプロセッサ503および/またはメモリ505は、通信コンポーネント361またはそのサブコンポーネントによって定義されるアクションまたは動作を実行し得る。例えば、1つまたは複数のプロセッサ503および/またはメモリ505は、低レイテンシ通信技術を使用してeNBと通信するリソースを決定するためのリソース決定コンポーネント510によって定義されるアクションまたは処理を実行し得る。一態様では、例えば、リソース決定コンポーネント510は、本明細書で説明される特別に構成されたリソース決定動作を行うために1つまたは複数のプロセッサ503のうちの少なくとも1つによって実行可能でありメモリ505に記憶されるコンピュータ可読コードまたは命令群および/またはハードウェア(例えば、1つまたは複数のプロセッサ503の1つまたは複数のプロセッサモジュール)を含み得る。
[0059] 同様に、一態様では、eNB504は、例えば、1つまたは複数のバス557を介して通信可能に結合され得る1つまたは複数のプロセッサ553および/またはメモリ555を含み得、ULLワイヤレス通信のための1つまたは複数のUEについてのリソース許可を生成するためのスケジューリングコンポーネント302と連結して動作するか、またはそうでなければそれを実施し得る。例えば、スケジューリングコンポーネント302に関する様々な機能は、1つまたは複数のプロセッサ553によって実装されるか、またはそうでなければ実行され得、一態様では単一のプロセッサによって実行され得るが、一方他の実施形態では、上述されるように、複数の機能のうちの異なるものが2つ以上の異なるプロセッサの組み合わせによって実行され得る。一例では、1つまたは複数のプロセッサ553および/またはメモリ555が、UE502の1つまたは複数のプロセッサ503および/またはメモリ505に関連した上記の例で説明されるように構成され得る。
[0060] 一例では、1つまたは複数のプロセッサ553および/またはメモリ555は、スケジューリングコンポーネント302またはそのサブコンポーネントによって定義されるアクションまたは動作を実行し得る。例えば、1つまたは複数のプロセッサ553および/またはメモリ555は、低レイテンシ通信技術を使用してeNB504と通信するUEにリソースを割り振るためのリソース割り振りコンポーネント520によって定義されるアクションまたは処理を実行し得る。一態様では、例えば、リソース割り振りコンポーネント520は、本明細書で説明される特別に構成されたリソース割り振り動作を行うために1つまたは複数のプロセッサ553のうちの少なくとも1つによって実行可能でありメモリ555に記憶されるコンピュータ可読コードまたは命令群および/またはハードウェア(例えば、1つまたは複数のプロセッサ553の1つまたは複数のプロセッサモジュール)を含み得る。
[0061] 一態様では、トランシーバ506、556は、1つまたは複数のアンテナ582、584を通して、ワイヤレス信号を送信および受信するように構成され得、1つまたは複数のRFフロントエンドコンポーネント(例えば、電力増幅器、低雑音増幅器、フィルタ、アナログ−デジタルコンバータ、デジタル−アナログコンバータなど)、1つまたは複数の送信機、1つまたは複数の受信機などを使用して、信号を生成または処理し得る。一態様では、トランシーバ506、556は、UE502および/またはeNB504が特定の周波数で通信することができるように、指定された周波数で動作するように調整され得る。一態様では、関連するアップリンクまたはダウンリンク通信チャネル上でアップリンク信号508および/またはダウンリンク信号509をそれぞれ通信するために、構成、通信プロトコルなどに基づいて指定された周波数および電力レベルで動作するように、1つまたは複数のプロセッサ503がトランシーバ506を構成し得、および/または1つまたは複数のプロセッサ553が、トランシーバ556を構成し得る。
[0062] 一態様では、トランシーバ506、556は、トランシーバ506、556を使用して送信および受信されたデジタルデータを処理するように、複数の帯域で(例えば、マルチバンドマルチモードモデム(図示せず)を使用して)動作し得る。一態様では、トランシーバ506、556は、マルチバンドであり得、特定の通信プロトコルに対して複数の周波数帯域をサポートするように構成される。一態様では、トランシーバ506、556は、複数の処理ネットワークおよび通信プロトコルをサポートするように構成され得る。よって、例えば、トランシーバ506、556は、指定されたモデム構成に基づく信号の送信および/または受信を可能にし得る。
[0063] 図6は、低レイテンシ通信技術におけるリソース割り振りを(例えば、eNB、UEなどによって)決定するための方法600の例を図示する。方法600では、破線のボックスで示されるブロックは、任意のステップを表す。加えて、下記でさらに詳細に説明されるように、リソース決定コンポーネント510および/またはリソース割り振りコンポーネント520は、方法600で説明されるアクションの多くを行い得る。特に、リソース割り振りコンポーネント520は、UE502のような1つまたは複数のUEに割り振るためのリソースを決定する際のアクションを行い得、および/またはリソース決定コンポーネント510は、1つまたは複数のeNB(例えば、eNB504)によってUE502に割り振られたリソースを決定する際のアクションを行い得る。
[0064] ブロック602において、UEまたはeNBは、レガシワイヤレス通信技術のために構成されたRBGのサブセットを決定し得る。一態様では、例えば、プロセッサ503、メモリ505、および/またはトランシーバ506に関連して、リソース決定コンポーネント510は、レガシワイヤレス通信技術でのリソース割り振りを決定し得る。別の態様では、例えば、プロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ556に関連して、リソース割り振りコンポーネント520は、レガシワイヤレス通信技術でのリソース割り振りを決定し得る。
[0065] 例えば、リソース割り振りコンポーネント520は、UE502のためのリソース割り振りを決定し得、制御チャネル、共有サーチ空間などを介してリソース割り振りを通信することができる。この例では、リソース決定コンポーネント510は、リソース割り振り、リソース割り振りに関する1つまたは複数の既知のパラメータ、および/または同様のものにおいてeNB504から受信した情報のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、リソース割り振りを決定し得る。例えば、低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りは、既知のRBGおよび/またはそれらのRBに対応し得る。LTEでは、例えば、複数のダウンリンクリソース割り振りタイプが使用され得、それは、ダウンリンクリソース割り振りタイプ0、1、および2のように示される。例えば、ダウンリンクリソース割り振りタイプ0および1は、UEにリソースを割り振る際に既知のRBGを利用する。
[0066] 例えば、LTEにおけるダウンリンクリソース割り振りタイプ0は、いくつかの連続したRB(P)を各RBGが含み得る、複数のRBGに基づき得る。例えば、Pは、LTEシステム帯域幅に基づいて、下記に基づいて選択され得る。
例えば、20MHzシステム帯域幅について、100個のRBが割り振られ得る。この例では、各RBGは、上記の表に基づいて、4つの連続したRBを含み得る(例えば、RBG1としてのRB0〜3で始まり、RBG2としてのRB4〜7など)。よって、25個の利用可能なRBG(例えば、RBGのサイズで分割されるシステム帯域幅)が存在し、25ビットのビットマップは、LTEワイヤレス通信においてeNBからのダウンリンク通信を受信するために、25個のRBGの中からどのRBGがUEに割り振られるかを示すために使用され得る。この例では、リソース決定コンポーネント510は、eNB504からビットマップを受信すること、ここで、ビットマップは、UE502に割り振られるRBGのサブセットを指定する、システム帯域幅などを決定することに基づいてダウンリンクリソース割り振りタイプ0がリソースを割り振るために使用されるとの指示に基づくこと、のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、リソース割り振りを決定し得る。リソース割り振りコンポーネント520は、UEおよび/または他のUEのためのRBGのサブセット上のリソースをスケジューリングする際に、UE502のためにこのビットマップを生成し得、UE502にビットマップを通信し得る。例えば、リソース割り振りコンポーネント520は、様々な事項(considerations)(例えば、UEからのバッファステータスレポートに基づいて決定された所望の帯域幅、eNB504によってサービスされる全てのUEのためのRBGの実質的に等しい割り振りなど)に基づいて、どのRBGがおよび/またはいくつのRBGがUEおよび/または他のUEに割り振られるかを決定し得る。
[0067] 別の例では、LTEにおけるダウンリンクリソース割り振りタイプ1は、同様にRBGに基づき得、ここで、RBGのサブセットは、eNB504からのダウンリンク通信を受信するためにUEに割り振られ得る。上述されるように、ダウンリンクリソース割り振りタイプ1は、複数のRBGサブセット間の1つの選択されたRBGサブセットを示すために使用されるceiling(log2(P))ビット(例えば、20メガヘルツ(MHz)については2ビット)を有する第1のフィールドと、サブセット内のリソース割り振りスパンのシフトを示すために使用される1ビットを有する第2のフィールドと、ビットマップの最上位ビットから最下位ビットまでが周波数の昇順で仮想RBにマッピングされるように、選択されたRBGサブセット中の単一の仮想RBをビットマップ中の各ビットがアドレスするビットマップを示すために使用される第3のフィールドとの、3つのフィールドに関連付けられ得る。選択されたRBGサブセット中の仮想RBをアドレスするために使用されるビットマップの部分は、N_DL^RB/P−ceiling(log2(P))−1のサイズを有し(例えば、20MHzについては22ビット)、ここで、N_DL^RBは、RBの数に関するDLシステム帯域幅である。
[0068] ダウンリンクリソース割り振りタイプ1のための例示的なリソース割り振りは、図9aおよび9bで示される。例えば、図9aは、第1のフィールド2ビット=00、第2のフィールド1ビット=0、および22ビットのビットマップがRB0,1,2,3,16,17,18,19,32,33,34,35,・・・80,81を示すリソース割り振り900、第1のフィールド2ビット=00、および第2のフィールド1ビット=1であるリソース割り振り902、第1のフィールド2ビット=01、第2のフィールド1ビット=0であるリソース割り振り904、並びに、第1のフィールド2ビット=01、第2のフィールド1ビット=1であるリソース割り振り906を図示する。図9bは、第1のフィールド2ビット=10、第2のフィールド1ビット=0であるリソース割り振り910、第1のフィールド2ビット=10、および第2のフィールド1ビット=1であるリソース割り振り912、第1のフィールド2ビット=11、および第2のフィールド1ビット=0であるリソース割り振り914、並びに、第1のフィールド2ビット=11、第2のフィールド1ビット=1であるリソース割り振916を図示する。
[0069] この例では、図5におけるリソース決定コンポーネント510は、eNB504からのリソース割り振りに示される1つまたは複数の関連したパラメータ(例えば、上記の例で示されるような、UEに割り振られるRBGのセットを示すビットマップのような、ダウンリンクリソース割り振りタイプ0および/または関連したパラメータ、第1のフィールド2ビット、第2のフィールド1ビット、および/またはビットマップのような、ダウンリンクリソース割り振りタイプ1および/または関連したパラメータなど)に基づいてリソース割り振りを決定し得る。説明されるように、リソース割り振りコンポーネント520は、通信のためのリソースを用いてUE502(および/または他のUE)をスケジューリングするときに、これらのパラメータを含むようにリソース割り振りを生成し得、UE502にリソース割り振りを通信し得る。一例では、リソース割り振りビットマップは、リソース割り振りにおいて示される時間の期間、eNB504が別のビットマップを通信するまでの時間の期間、(例えば、接続されたモードで)UE502がeNB504と通信している間の時間の期間、および/または同様のもののような時間の期間の間有効であり得る。
[0070] ブロック604において、UEまたはeNBは、低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定し得、リソース割り振りは、RBGのサブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含む。一態様では、例えば、プロセッサ503、メモリ505、および/またはトランシーバ506に関連して、リソース決定コンポーネント510は、低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定し得、リソース割り振りは、RBGのサブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含む。別の態様では、例えば、プロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ556に関連して、リソース割り振りコンポーネント520は、低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定し得、リソース割り振りは、RBGのサブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含む。
[0071] 例えば、低レイテンシ通信技術(例えば、ULL LTE)に関して、ブロックベースのリソース割り振りは、各ブロックがシステム帯域幅上のいくつかの連続したまたは連続しないRBを含む場合に使用され得る。一例では、各ブロックは、20MHzシステムにおいて1つまたは複数のUEの各々に割り振るための4つのブロックが存在し得るように、おおよそ25個のRBであり得、各ブロックは、5MHzである。加えて、低レイテンシ通信技術は、1つまたは複数のRB、RBG、ブロックなどが、レガシ通信技術または低レイテンシ通信技術を使用してUEに全体的にまたは部分的に割り振られ得るように、(例えば、1msサブフレーム送信において)レガシ通信技術と共存し得る。よって、リソース決定コンポーネント510および/またはリソース割り振りコンポーネント520は、レガシデータチャネル(例えば、LTEにおける物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH))とより良く共存し、より良い周波数ダイバーシティなどを提供するために、低レイテンシワイヤレス通信技術のためのリソース割り振りを決定し得る。一例では、リソース決定コンポーネント510および/またはリソース割り振りコンポーネント520は、システム帯域幅に基づいてULL通信のためのブロックサイズを決定することによって、リソース割り振りを決定し得る。別の例では、リソース決定コンポーネント510および/またはリソース割り振りコンポーネント520は、サイズが実質的に等しい複数のブロックサイズを決定することによって、リソース割り振りを決定し得る。さらに、一例では、リソース決定コンポーネント510および/またはリソース割り振りコンポーネント520は、1つまたは複数のRBG内などで、システム帯域幅上の互いに連続したおよび/または連続していない(例えば、RBのうちのいくつかが連続し得る、またはいずれも連続していない可能性のある)低レイテンシRBを決定し得る。
[0072] ブロック604においてリソース割り振りを決定する際に、UEまたはeNBは、ブロック606において、RBGのサブセット中の1つまたは複数のRBG中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含むリソース割り振りを任意で決定し得る。一態様では、例えば、プロセッサ503、メモリ505、および/またはトランシーバ506に関連して、リソース決定コンポーネント510は、RBGのサブセット中の1つまたは複数のRBG中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含むリソース割り振りを決定し得る。別の態様では、例えば、プロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ556に関連して、リソース割り振りコンポーネント520は、RBGのサブセット中の1つまたは複数のRBG中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含むリソース割り振りを決定し得る。これに関して、低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りは、レガシ通信技術で使用されるもののうちのRBGの少なくとも1つのサブセットを利用し得る。
[0073] 例えば、20MHzLTEにおいて、ブロック602において決定されるリソース割り振りがRBG{0,4,8,12,16,20,24}を有するRBGサブセット0を含む場合、低レイテンシ通信技術のためにブロック606において決定されるリソース割り振りは、1つまたは複数のULLブロックに分割され得る。例えば、リソース割り振りは、RBG{0,4,8}(12個のRB)を有するULLブロック0と、RBG{12,16,20,24}(16個のRB)を有するULLブロック1とを含む2つのULLブロックに分割され得る。別の例では、リソース割り振りは、サブセット中のRBGの全てを含む1つのULLブロックなどを含み得る。ULLリソース割り振りのためのブロック0がRBG{0,4,8,12,16,20,24}を含み得、ULLリソース割り振りのためのブロック1がRBG{1,5,9,13,17,および21}を含み得、ULLリソース割り振りのためのブロック2がRBG{2,6,10,14,18,および22}を含み得、ULLリソース割り振りのためのブロック3がRBG{3,7,11,15,19,および23}を含み得る、例示的なリソース割り振り1000が図10で示される。
[0074] 一例では、リソース決定コンポーネント510および/またはリソース割り振りコンポーネント520は、レガシリソース割り振りで指定されたRBGに基づいて、これに関して(in this regard)ULLブロック中の低レイテンシRBを含むように(例えば、レガシリソース割り振りで指定されたRBG中のRBのうちの少なくともいくつかとULLブロックがアラインするように)リソース割り振りを決定し得る。説明されるように、例えば、リソース決定コンポーネント510および/またはリソース割り振りコンポーネント520は、1つまたは複数のRBGサブセットのうちの1つまたは複数のサブセット(例えば、1つまたは複数のULLブロック)を含むようにリソース割り振りを決定し得る。例えば、リソース決定コンポーネント510は、1つまたは複数のRBGサブセット間のULLブロックの既知のまたは構成された割り振りに基づいてリソース割り振りを決定し得る。例えば、ULL割り振りは、ULLブロック0がRBG{0,4,8}に対応し、ULLブロック1がRBG{12,16,20,24}に対応し、ULLブロック2がRBG{1,5,9}に対応し、ULLブロック3がRBG{13,17,21}に対応し、ULLブロック4がRBG{2,6,10}に対応し、ULLブロック5がRBG{14,18,22}に対応するなどのようにインデックスされ得る。よって、一例では、リソース割り振りコンポーネント520は、(例えば、整数インデックス値、各ビットがULLブロックに対応するビットマップなどを使用して)UE502に割り振られるULLブロック構造の値を指定し得、リソース決定コンポーネント510がその値を受信し得、それに応じて、eNB504からのダウンリンク通信を受信する際に使用するためにULLブロックを決定し得る。別の例では、リソース決定コンポーネント510は、レガシ通信のために構成されたリソースに基づいて、UE502のためのULLブロック構造を決定し得る。例えば、リソース決定コンポーネント510は、(例えば、構成に基づいて)ULLブロックとレガシRBGとの間の1つまたは複数の関連付けを決定し得る。特定の例では、リソース決定コンポーネント510は、レガシRBG0に関連するようにULLブロック0および1を決定し得、よって、レガシ通信技術においてUE502のためにRBG0が構成される、ULLブロック0および1の割り振りを決定し得る。ULLブロックとRBGとの間の相関は、レガシRBG、および利用するためのULLブロックの数(この例では2個)のような、リソース割り振りにおいてリソース割り振りコンポーネント520によって指定された追加の情報に基づいて、UE502によって構成される、および/またはリソース決定コンポーネント510によって決定され得る。さらに、一例では、リソース割り振りコンポーネント520は、ULLブロックが利用されることを示すためのリソース割り振りにおいて割り振りタイプを指定し得る。別の例では、リソース割り振りコンポーネント520は、(UE502に割り当てられるレガシRBGのサブセット、および1つまたは複数のULLブロックを決定することに基づいて)これに関してUE502に割り振るための低レイテンシRBを決定し得、それに応じて、(例えば、ビットマップ、割り振りタイプ、またはULLブロック、RBG、低レイテンシRBを指定する他のパラメータなどにおいて)ULLリソース割り振りを示し得る。
[0075] 一例では、ブロック604においてリソース割り振りを決定する際に、UEまたはeNBは、ブロック608において、RBGのサブセット中の各RBG中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含むリソース割り振りを任意で決定し得る。一態様では、例えば、プロセッサ503、メモリ505、および/またはトランシーバ506に関連して、リソース決定コンポーネント510は、RBGのサブセット中の各RBG中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含むリソース割り振りを決定し得る。別の態様では、例えば、プロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ556に関連して、リソース割り振りコンポーネント520は、RBGのサブセット中の各RBG中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含むリソース割り振りを決定し得る。
[0076] この例では、リソース決定コンポーネント510は、レガシワイヤレス通信のために構成されるRBGのサブセット中の同じRBのような低レイテンシRBを含むように低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定する。同様に、この例では、リソース決定コンポーネント510は、1つまたは複数のULLブロックがレガシRBGのサブセット中のRBと同じRBを含むように、低レイテンシRBを決定するように構成され得る。例えば、リソース決定コンポーネント510は、これに関して動作することを示すリソース割り振りコンポーネント520からの構成を受信することに基づいて、これに関して低レイテンシRBを決定し得る(例えば、リソース割り振りが、1つまたは複数のULLブロックがレガシRBGのサブセットと同じRBを含むように、低レイテンシRBを示す対応する割り振りタイプを含み得る)。加えて、説明されるように、リソース割り振りコンポーネント520は、(UE502に割り当てられたレガシRBGのサブセットに基づいて)これに関してUE502に割り振るための低レイテンシRBを決定し得、それに応じて、(例えば、ビットマップ、割り振りタイプ、またはRBG、低レイテンシRBを指定する他のパラメータなどにおいて)ULLリソース割り振りを示し得る。
[0077] 一例では、ブロック604においてリソース割り振りを決定する際に、UEまたはeNBは、ブロック610において、RBGの1つまたは複数の追加のサブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含むリソース割り振りを任意で決定し得る。一態様では、例えば、プロセッサ503、メモリ505、および/またはトランシーバ506に関連して、リソース決定コンポーネント510は、RBGの1つまたは複数の追加のサブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含むリソース割り振りを決定し得る。別の態様では、例えば、プロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ556に関連して、リソース割り振りコンポーネント520は、RBGの1つまたは複数の追加のサブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含むリソース割り振りを決定し得る。
[0078] 例えば、リソース決定コンポーネント510は、1つまたは複数の連続したサブセットを含むようにRBGの1つまたは複数の追加のサブセットを決定し得る。例えば、1つまたは複数のULLブロックは、1つまたは複数の連続したRBG(例えば、周波数において隣接するRBG)を含むように定義され得る。ULLリソース割り振りのためのブロック0が、合計24個のRBを有するRBG{0,1,2,3,4,5}を含み得、ULLリソース割り振りのためのブロック1が、合計24個のRBを有するRBG{6,7,8,9,10,11}を含み得、ULLリソース割り振りのためのブロック2が、合計24個のRBを有するRBG{12,13,14,15,16,17}を含み得、ULLリソース割り振りのためのブロック3が、合計28個のRBを有するRBG{18,19,20,21,22,23,24}を含み得る、20MHzシステム帯域幅中の例示的なリソース割り振り1002が、図10で示されている。
[0079] 上記で同様に説明されるように、一例では、リソース決定コンポーネント510は、1つまたは複数のULLブロック中で定義されるような1つまたは複数の低レイテンシRBのリソース割り振りを決定し得る。例えば、リソース決定コンポーネント510は、UE502における1つまたは複数の既知のあるいは構成されたパラメータ、および/またはリソース割り振りコンポーネント520からの追加の情報に基づいて、リソース割り振りを決定し得る。例えば、リソース決定コンポーネント510は、ULLブロックインデックスとRBGの対応するサブセットとの間の相関を知り得るか、またはそれを用いて構成され得る。この例では、リソース割り振りコンポーネント520は、ULLブロックインデックスを指定することによって、UE502のためのULLリソースを割り振り得る。加えて、説明されるように、リソース割り振りコンポーネント520は、(連続したRBGのサブセット中のRBを含むように)これに関してUE502に割り振るための低レイテンシRBを決定し得、それに応じて、(例えば、ビットマップ、割り振りタイプ、またはRBG、低レイテンシRBを指定する他のパラメータなどにおいて)ULLリソース割り振りを示し得る。例えば、リソース割り振りコンポーネント520は、連続したRBGに基づいて割り振りを示すリソース割り振りにおける割り振りタイプを含み得る。
[0080] 一例では、ブロック604においてリソース割り振りを決定する際に、UEまたはeNBは、ブロック612において、システム帯域幅に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の低レイテンシRBを任意で決定し得る。一態様では、例えば、プロセッサ503、メモリ505、および/またはトランシーバ506に関連して、リソース決定コンポーネント510は、システム帯域幅に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の低レイテンシRBを決定し得る。別の態様では、例えば、プロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ556に関連して、リソース割り振りコンポーネント520は、システム帯域幅に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の低レイテンシRBを決定し得る。
[0081] 例えば、リソース決定コンポーネント510および/またはリソース割り振りコンポーネント520は、説明されるように、システム帯域幅に基づいてRBGまたはRBGサブセットが異なり得る(例えば、異なるサイズである)1つまたは複数のRBGサブセットの一部として1つまたは複数の低レイテンシRBを決定し得る。説明されるように、システム帯域幅とRBGまたはRBGサブセットパラメータとの間の関連付けは、既知であるか、またはそうでなければ、リソース決定コンポーネント510および/またはリソース割り振りコンポーネント520が、システム帯域幅に基づいて低レイテンシRBを決定するためにRBGまたはRBGサブセットの1つまたは複数のパラメータを決定することができるように、UE502および/またはeNB504において構成され得る。
[0082] 同様に、一例では、ブロック604においてリソース割り振りを決定する際に、UEまたはeNBは、ブロック614において、システム帯域幅に少なくとも部分的に基づいて、RBGのサブセットの数を任意で識別し得る。一態様では、例えば、プロセッサ503、メモリ505、および/またはトランシーバ506に関連して、リソース決定コンポーネント510は、システム帯域幅に少なくとも部分的に基づいて、RBGのサブセットの数を任意で識別し得る。別の態様では、例えば、プロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ556に関連して、リソース割り振りコンポーネント520は、システム帯域幅に少なくとも部分的に基づいて、RBGのサブセットの数を識別し得る。説明されるように、RBGのサブセットは、システム帯域幅に基づいて、および/または(システム帯域幅にも基づき得る)各RBGに含まれるいくつかのRBに基づいて定義され得る。よって、リソース決定コンポーネント510および/またはリソース割り振りコンポーネント520は、システム帯域幅に基づいて(例えば、構成された表またはマッピングにおいてシステム帯域幅に対応するサブセットの数を決定することに基づいて)、RBGのサブセットおよび/またはRBGのサブセットの数を決定し得る。
[0083] 一例では、ブロック604においてリソース割り振りを決定する際に、UEまたはeNBは、ブロック616において、低レイテンシ通信技術のTTIに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の低レイテンシRBの数および/またはリソース割り振りを任意で決定し得る。一態様では、例えば、プロセッサ503、メモリ505、および/またはトランシーバ506に関連して、リソース決定コンポーネント510は、低レイテンシ通信技術のTTIに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の低レイテンシRBの数および/またはリソース割り振りを決定し得る。別の態様では、例えば、プロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ556に関連して、リソース割り振りコンポーネント520は、低レイテンシ通信技術のTTIに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の低レイテンシRBの数および/またはリソース割り振りを決定し得る。
[0084] 例えば、1シンボルTTIは、リソース割り振りのための低レイテンシRBの第1の数(例えば、ULLブロックごとのRBGの数など)と相関し得るが、一方2シンボルのTTIは、リソース割り振りのための低レイテンシRBの第2の数と相関し得る。別の例では、1シンボルTTIは、あるリソース割り振りタイプと相関し得るが、一方2シンボルTTIは、別のリソース割り振りタイプと相関し得る(例えば、ULLブロックが、ある割り振りタイプのようなレガシRBG割り振りに基づく連続しないRBGサブセットに対応するか、または別の割り振りタイプのような連続したRBGサブセットに対応する)。よって、一例では、リソース決定コンポーネント510および/またはリソース割り振りコンポーネント520は、TTI持続期間に対応するリソース割り振りタイプに基づいて、低レイテンシRBの数および/またはリソース割り振りを決定し得る。
[0085] 別の例では、セル固有基準信号(CRS)、復調基準信号(DM−RS)などがTTIにおいて送信されるかどうかなど、他のファクタが、低レイテンシRBのためのリソース割り振りタイプに影響を与え得る。例えば、低レイテンシRBは、CRSベースの送信のための第1のタイプ(例えば、周波数分散された)として、および/または、DM−RSベースの送信のための第2のタイプ(周波数ローカライズされた)として割り振られ得るか、またはそうなければ割り振られるように決定され得る。加えて、例えば、2つ以上のリソース割り振りタイプが使用され得る。さらに、一例では、リソース決定コンポーネント510および/またはリソース割り振りコンポーネント520は、示されたリソース割り振りタイプ、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット、サブフレームインデックス、チャネル情報フィードバックのタイプなどに少なくとも部分的に基づいて、リソース割り振りを決定し得る。一例では、リソース割り振りタイプは、UE502、eNB504などによって受信または生成された構成において、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット、サブフレームインデックス、チャネル情報フィードバックのタイプなどのうちの1つまたは複数にマッピングされ得るか、またはそうでなければ関連付けられ得る。
[0086] 一例では、ブロック604においてリソース割り振りを決定する際に、UEまたはeNBは、ブロック618において、リソース割り振りに少なくとも部分的に基づいて、低レイテンシ制御チャネルのためにリソース要素(RE)ロケーションまたはサーチ空間を任意で決定し得る。一態様では、例えば、プロセッサ503、メモリ505、および/またはトランシーバ506に関連して、リソース決定コンポーネント510は、リソース割り振りに少なくとも部分的に基づいて、低レイテンシ制御チャネルのためにREロケーションまたはサーチ空間を決定し得る。別の態様では、例えば、プロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ556に関連して、リソース割り振りコンポーネント520は、リソース割り振りに少なくとも部分的に基づいて、低レイテンシ制御チャネルのためにREロケーションを決定し得る。
[0087] 例えば、リソース割り振りタイプ(例えば、ULLブロックが、ある割り振りタイプのようなレガシRBG割り振りに基づく連続しないRBGサブセットに対応するか、または別の割り振りタイプのような連続したRBGサブセットに対応する)に基づいて、リソース決定コンポーネント510は、低レイテンシ制御チャネル(例えば、uPDCCH)を復号するためのREロケーションを決定し得、よって、リソース割り振りコンポーネント520は、指定された低レイテンシ割り振りタイプに基づいてUE502のために制御チャネルを割り振り得る。同様に、一例では、uPDCCHについてのサーチ空間のための2つ以上の復号候補は、異なる低レイテンシ割り振りタイプに関連付けられ得る(例えば、uPDCCHの第1の復号候補がRBG{0,4,8,12}中のいくつかのREを有し、uPDCCHの第2の復号候補がRBG{0,1,2,3}中のいくつかのREを有し得る)。さらに、これらの例では、リソース割り振りコンポーネント520は、説明されるようなREロケーションをそれに応じて決定し得、サーチ空間に関連付けられたREロケーションを決定するリソース決定コンポーネント510に基づいてUE502が制御チャネル通信を受信することができるように、決定されたREロケーションでuPDCCHを送信し得る。
[0088] ブロック602において、UEまたはeNBは、1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信し得、リソースは、リソース割り振りに関連付けられる。一態様では、例えば、プロセッサ503、メモリ505、および/またはトランシーバ506に関連して、通信コンポーネント361は、1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信し得、リソースは、リソース割り振りに関連付けられる。別の態様では、例えば、プロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ556に関連して、スケジューリングコンポーネント302は、1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信し得、リソースは、リソース割り振りに関連付けられる。
[0089] よって、例えば、リソース割り振りコンポーネント520は、上記で説明されるようなリソース割り振りを決定し得、eNB504は、決定されたリソース割り振りにおいて定義されたリソース上でUE502にダウンリンクデータを通信し得る。同様に,例えば、リソース決定コンポーネント510は、上記で説明されるようなリソース割り振りを決定し得、UE502は、それに応じて、決定されたリソース割り振りにおいて定義されたリソース上でeNB504からのダウンリンクデータを受信し得る。これは、例えば、図7および8でさらに示され得る。
[0090] 図7は、低レイテンシ通信技術におけるリソース割り振りを(例えば、UEによって)決定するための方法700の例を図示する。
[0091] ブロック702において、UEは、基地局から1つまたは複数のリソース割り振りを受信し得る。一態様では、例えば、プロセッサ503、メモリ505、および/またはトランシーバ506に関連して、リソース決定コンポーネント510は、基地局から(例えば、eNB504から)1つまたは複数のリソース割り振りを受信し得る。例えば、リソース決定コンポーネント510は、1つまたは複数のリソース割り振りが、レガシワイヤレス通信技術のためのリソース割り振り(UEに割り振られたRBGのサブセットを示し得る)、低レイテンシワイヤレス通信技術のためのリソース割り振り(UEに割り振られた、1つまたは複数のRB、RBG、ULLブロックなどを示し得る)、および/または同様のものを含み得る、1つまたは複数の制御チャネル(例えば、PDCCH、uPDCCHなど)上の1つまたは複数のリソース割り振りを受信し得る。一例では、通信コンポーネント361は、1つまたは複数のリソース割り振りに対応するリソースのための共有サーチ空間をサーチし得、リソース決定コンポーネント510は、共有サーチ空間から決定されたリソース中で受信される通信に基づいて、リソース割り振りおよび/または関連したパラメータを決定し得る。
[0092] 上記で図6を参照して説明されるように、1つまたは複数の受信したリソース割り振りに基づいて、UEは、ブロック602において、レガシワイヤレス通信技術のために構成されたRBGのサブセットを決定することと、ブロック604において、低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定することと、ここで、リソース割り振りは、RBGのサブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含み、ブロック620において、1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信することとを行い得、ここで、リソースは、リソース割り振りに関連付けられる。
[0093] 図8は、低レイテンシ通信技術におけるリソース割り振りを(例えば、eNBによって)決定するための方法800の例を図示する。
[0094] 上記で図6を参照して説明されるように、eNBは、ブロック602において、レガシワイヤレス通信技術のために構成されたRBGサブセットを決定することと、ブロック604において、低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定することとを行い得、ここで、リソース割り振りは、RBGのサブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含む。
[0095] ブロック802において、eNBは、リソース割り振りをUEに送信し得る。一態様では、例えば、プロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ556に関連して、リソース割り振りコンポーネント520は、説明されるように、UEが、低レイテンシワイヤレス通信技術を使用して通信するために1つまたは複数の低レイテンシRBを決定するように受信および使用し得る、UE(例えば、UE502)へのリソース割り振りを送信し得る。従って、例えば、eNBはまた、上記で図6を参照して説明されるように、ブロック620において、1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信することを行い得、ここで、リソースは、リソース割り振りに関連付けられる。
[0096] 開示された処理におけるステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であるということを理解されたい。設計の選好に基づいて、これらの処理におけるステップの特定の順序または階層は並べ替えられ得るということを理解されたい。さらに、いくつかのステップは、組み合わせられるか、または省略され得る。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[0097] 先の説明は、いずれの当業者も、本明細書で説明される様々な態様を実現することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用することができる。従って、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の文言に矛盾しない最大限の範囲を与えられるべきであり、ここで、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「1つのおよびただ1つの」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を指す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本明細書で説明された様々な態様の要素のすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。さらに、本明細書に開示したいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公共に献呈されるものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明示的に記載されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
[0097] 先の説明は、いずれの当業者も、本明細書で説明される様々な態様を実現することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用することができる。従って、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の文言に矛盾しない最大限の範囲を与えられるべきであり、ここで、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「1つのおよびただ1つの」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を指す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本明細書で説明された様々な態様の要素のすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。さらに、本明細書に開示したいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公共に献呈されるものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明示的に記載されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
第1の送信時間間隔(TTI)を有するレガシワイヤレス通信技術のために構成されたリソースブロック(RB)グループのサブセットを決定することと、前記第1のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームに基づいており、ここにおいて、RBグループの前記サブセット中の各RBグループは、1つまたは複数のRBを含む、
第2のTTIを有する低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定することと、前記第2のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームよりも短く、前記リソース割り振りは、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含む、
前記1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信することと、前記低レイテンシRBは、前記第2のTTIに基づいており、前記リソースは、前記リソース割り振りに関連付けられる、
を備える、方法。
[C2]
前記リソース割り振りは、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数のRBグループ中の前記1つまたは複数の低レイテンシRBを備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記リソース割り振りは、RBグループの前記サブセット中の各RBグループ中の前記1つまたは複数の低レイテンシRBを備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記レガシワイヤレス通信技術のために構成されたRBグループの追加のサブセットを決定することをさらに備え、ここにおいて、前記リソース割り振りは、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数のRBグループ中の前記1つまたは複数の低レイテンシRBと、RBグループの前記追加のサブセットのうちの1つまたは複数中の1つまたは複数の追加のRBグループとを備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記1つまたは複数のRBグループおよび前記1つまたは複数の追加のRBグループは、周波数において隣接する、C4に記載の方法。
[C6]
システム帯域幅に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数の低レイテンシRBを決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]
システム帯域幅に少なくとも部分的に基づいて、リソースブロック(RB)グループのサブセットの数を識別することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C8]
RBグループの前記サブセットに基づいて、複数のリソース要素(RE)を備える制御チャネルのための復号候補を決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C9]
前記復号候補を決定することは、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数のRBグループに対応するREに基づく前記制御チャネルのための少なくとも第1の復号候補と、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数の他のRBグループに対応する他のREに基づく前記制御チャネルのための第2の復号候補とを決定することを備える、C8に記載の方法。
[C10]
前記第2のTTIの前記持続期間に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数の低レイテンシRBの数を決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C11]
前記第2のTTIの前記持続期間に少なくとも部分的に基づいて、前記リソース割り振りを決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記第2のTTIの前記持続期間は、1シンボル、2シンボル、またはサブフレームの1つのスロットである、C1に記載の方法。
[C13]
受信したセル固有基準信号(CRS)または復調基準信号(DM−RS)に少なくとも部分的に基づいて、前記リソース割り振りを決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C14]
示されたリソース割り振りタイプ、ダウンリンク制御情報(DIC)フォーマット、サブフレームインデックス、チャネル情報フィードバックのタイプ、またはそれらの組み合わせに少なくとも部分的に基づいて、前記リソース割り振りを決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C15]
ワイヤレス通信のための装置であって、
1つまたは複数のアンテナを介して1つまたは複数のワイヤレス信号を通信するためのトランシーバと、
命令を記憶するように構成されたメモリと、
前記トランシーバおよび前記メモリと通信可能に結合された1つまたは複数のプロセッサと
を備え、前記1つまたは複数のプロセッサは、
第1の送信時間間隔(TTI)を有するレガシワイヤレス通信技術のために構成されたリソースブロック(RB)グループのサブセットを決定することと、前記第1のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームに基づいており、ここにおいて、RBグループの前記サブセット中の各RBグループは、1つまたは複数のRBを含む、
第2のTTIを有する低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定することと、前記第2のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームよりも短く、前記リソース割り振りは、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含む、
前記1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信することと、前記低レイテンシRBは、前記第2のTTIに基づいており、前記リソースは、前記リソース割り振りに関連付けられる、
を行うように構成される、装置。
[C16]
前記リソース割り振りは、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数のRBグループ中の前記1つまたは複数の低レイテンシRBを備える、C15に記載の装置。
[C17]
前記リソース割り振りは、RBグループの前記サブセット中の各RBグループ中の前記1つまたは複数の低レイテンシRBを備える、C15に記載の装置。
[C18]
前記1つまたは複数のプロセッサは、前記レガシワイヤレス通信技術のために構成されたRBグループの追加のサブセットを決定するようにさらに構成され、ここにおいて、前記リソース割り振りは、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数のRBグループ中の前記1つまたは複数の低レイテンシRBと、RBグループの前記追加のサブセットのうちの1つまたは複数中の1つまたは複数の追加のRBグループとを備える、C15に記載の装置。
[C19]
前記1つまたは複数のRBグループおよび前記1つまたは複数の追加のRBグループは、周波数において隣接する、C18に記載の装置。
[C20]
前記1つまたは複数のプロセッサは、システム帯域幅に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数の低レイテンシRBを決定するようにさらに構成される、C15に記載の装置。
[C21]
前記1つまたは複数のプロセッサは、システム帯域幅に少なくとも部分的に基づいて、リソースブロック(RB)グループのサブセットの数を識別することを決定するようにさらに構成される、C15に記載の装置。
[C22]
前記1つまたは複数のプロセッサは、RBグループの前記サブセットに基づいて、複数のリソース要素(RE)を備える制御チャネルのための復号候補を決定するようにさらに構成される、C15に記載の装置。
[C23]
前記1つまたは複数のプロセッサは、少なくとも部分的に、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数のRBグループに対応するREに基づく前記制御チャネルのための少なくとも第1の復号候補と、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数の他のRBグループに対応する他のREに基づく前記制御チャネルのための第2の復号候補とを決定することによって、前記復号候補を決定するように構成される、C22に記載の装置。
[C24]
前記1つまたは複数のプロセッサは、前記第2のTTIの前記持続期間に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数の低レイテンシRBの数を決定するようにさらに構成される、C15に記載の装置。
[C25]
前記1つまたは複数のプロセッサは、前記第2のTTIの前記持続期間に少なくとも部分的に基づいて、前記リソース割り振りを決定するようにさらに構成される、C15に記載の装置。
[C26]
前記第2のTTIの前記持続期間は、1シンボル、2シンボル、またはサブフレームの1つのスロットである、C15に記載の装置。
[C27]
ワイヤレス通信のための装置であって、
第1の送信時間間隔(TTI)を有するレガシワイヤレス通信技術のために構成されたリソースブロック(RB)グループのサブセットを決定するための手段と、前記第1のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームに基づいており、ここにおいて、RBグループの前記サブセット中の各RBグループは、1つまたは複数のRBを含む、
第2のTTIを有する低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定するための手段と、前記第2のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームよりも短く、前記リソース割り振りは、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含む、
前記1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信するための手段と、前記低レイテンシRBは、前記第2のTTIに基づいており、前記リソースは、前記リソース割り振りに関連付けられる、
を備える、装置。
[C28]
前記リソース割り振りは、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数のRBグループ中の前記1つまたは複数の低レイテンシRBを備える、C27に記載の装置。
[C29]
ワイヤレス通信のために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能なコードを備えるコンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
第1の送信時間間隔(TTI)を有するレガシワイヤレス通信技術のために構成されたリソースブロック(RB)グループのサブセットを決定するためのコードと、前記第1のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームに基づいており、ここにおいて、RBグループの前記サブセット中の各RBグループは、1つまたは複数のRBを含む、
第2のTTIを有する低レイテンシ通信技術のためのリソース割り振りを決定するためのコードと、前記第2のTTIは、持続期間中の1つのサブフレームよりも短く、前記リソース割り振りは、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数の低レイテンシRBを含む、
前記1つまたは複数の低レイテンシRB中のリソース上でデータを通信するためのコードと、前記低レイテンシRBは、前記第2のTTIに基づいており、前記リソースは、前記リソース割り振りに関連付けられる、
を備える、コンピュータ可読媒体。
[C30]
前記リソース割り振りは、RBグループの前記サブセット中の1つまたは複数のRBグループ中の前記1つまたは複数の低レイテンシRBを備える、C29に記載のコンピュータ可読媒体。