JP2019503997A5 - - Google Patents

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Claims (128)

  1. 薬学的組成物であって、
    (i)モメタゾン及びフランカルボン酸モメタゾンから選択される、少なくとも1つのモメタゾン化合物と、
    (ii)噴射剤成分であって、その少なくとも90重量%が1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である噴霧剤成分と、を含む、薬学的組成物。
  2. 前記組成物の少なくとも95重量%が、前記2つの成分(i)及び(ii)からなる、請求項1に記載の薬学的組成物。
  3. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、微粉化形態である、請求項1または2に記載の薬学的組成物。
  4. 薬学的組成物であって、
    (i)モメタゾン及びフランカルボン酸モメタゾンから選択される、少なくとも1つのモメタゾン化合物と、
    (ii)ホルモテロール、ホルモテロールの薬学的に許容される塩、ホルモテロールの溶媒和物、及びホルモテロールの薬学的に許容される塩の溶媒和物から選択される、少なくとも1つのホルモテロール化合物と、
    (iii)噴射剤成分であって、その少なくとも90重量%が1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である噴霧剤成分と、を含む、薬学的組成物。
  5. 前記組成物の少なくとも95重量%が、前記3つの成分(i)、(ii)、及び(iii)からなる、請求項4に記載の薬学的組成物。
  6. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物及び前記少なくとも1つのホルモテロール化合物の各々が、微粉化形態である、請求項4または5に記載の薬学的組成物。
  7. 前記少なくとも1つのホルモテロール化合物が、ホルモテロールを含む、請求項4〜6のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  8. 40℃及び75%相対湿度で3ヶ月間貯蔵した後、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物、前記少なくとも1つのホルモテロール化合物、及び不純物の総重量を基準として、1.0重量%未満の、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物及び前記少なくとも1つのホルモテロール化合物の分解からの前記不純物を生成することになる、請求項4〜のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  9. 25℃及び60%相対湿度で3ヶ月間貯蔵した後、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物、前記少なくとも1つのホルモテロール化合物、及び前記不純物の総重量を基準として、1.0重量%未満の、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物及び前記少なくとも1つのホルモテロール化合物の分解からの前記不純物を生成することになる、請求項4〜のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  10. 調製の直ぐ後に前記薬学的組成物中に元々含有される、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物及び前記少なくとも1つのホルモテロール化合物の少なくとも97.0重量%が、40℃及び75%相対湿度で3ヶ月間貯蔵した後、前記組成物中に存在することになる、請求項4〜のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  11. 定量吸入器から送達されるとき、界面活性剤の不在下であっても、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物及び前記少なくとも1つのホルモテロール化合物の放出量の少なくとも30重量%である、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物及び前記少なくとも1つのホルモテロール化合物の両方の細粒分をもたらす、請求項4〜10のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  12. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、モメタゾンを含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  13. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、フランカルボン酸モメタゾンを含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  14. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、本質的にフランカルボン酸モメタゾンからなる、請求項13に記載の薬学的組成物。
  15. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、完全にフランカルボン酸モメタゾンからなる、請求項13に記載の薬学的組成物。
  16. 界面活性剤成分を更に含む、請求項1〜15のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  17. 前記界面活性剤成分が、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール界面活性剤、オレイン酸、及びレシチンから選択される、少なくとも1つの界面活性剤成分を含む、請求項16に記載の薬学的組成物。
  18. 前記界面活性剤成分が、オレイン酸を含む、請求項16に記載の薬学的組成物。
  19. 前記界面活性剤成分が、オレイン酸である、請求項16に記載の薬学的組成物。
  20. 界面活性剤を含まない、請求項1〜15のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  21. 極性賦形剤を更に含む、請求項1〜20のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  22. 前記極性賦形剤が、エタノールである、請求項21に記載の薬学的組成物。
  23. 極性賦形剤を含まない、請求項1〜20のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  24. エタノールを含まない、請求項1〜20のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  25. 完全に前記3つの成分(i)、(ii)、及び(iii)からなる、請求項4〜11のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  26. 前記噴霧剤成分の少なくとも95重量%が、1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項1〜25のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
  27. 前記噴霧剤成分の少なくとも99重量%が、1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項26に記載の薬学的組成物。
  28. 前記噴霧剤成分が、完全に1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項27に記載の薬学的組成物。
  29. 前記噴霧剤成分が、0.5〜10ppmの不飽和不純物を含有する、請求項1〜28のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  30. 前記組成物が、前記薬学的組成物の総重量を基準として、500ppm未満の水を含有する、請求項1〜29のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  31. 前記組成物が、前記薬学的組成物の総重量を基準として、0.5ppm超の水を含有する、請求項30に記載の薬学的組成物。
  32. 前記組成物が、前記薬学的組成物の総重量を基準として、1000ppm未満の酸素を含有する、請求項1〜31のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  33. 前記組成物が、前記薬学的組成物の総重量を基準として、0.5ppm超の酸素を含有する、請求項32に記載の薬学的組成物。
  34. 酸安定剤及び有孔微細構造の一方または両方を含まない、請求項1〜33のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  35. 懸濁液の形態である、請求項1〜34のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
  36. 前記懸濁液中の薬物粒子が、HFA−152a含有噴霧剤中の完全分散後に沈殿するまでに少なくとも2.5分かかる、請求項35に記載の薬学的組成物。
  37. 請求項1〜36のいずれか1項に記載の薬学的組成物を含有する、密封容器。
  38. コーティングされていないアルミニウム容器である、請求項37に記載の密封容器。
  39. 定量吸入器(MDI)と共に使用するための加圧エアロゾル容器である、請求項37または請求項38に記載の密封容器。
  40. 請求項39に記載の密封容器を備える、定量吸入器(MDI)。
  41. 前記加圧エアロゾル容器に取り付けられたノズル及び弁アセンブリと、EPDM、クロロブチル、ブロモブチル、及びシクロオレフィンコポリマーゴムから選択されるエラストマー材料で作製され、前記容器と前記ノズル/弁アセンブリとの間に密封を提供するガスケットと、を備える、請求項40に記載の定量吸入器。
  42. 噴霧剤と、前記噴霧剤中に溶解または懸濁される、モメタゾン及びフランカルボン酸モメタゾンから選択される少なくとも1つのモメタゾン化合物と、任意選択で、ホルモテロール、ホルモテロールの薬学的に許容される塩、ホルモテロールの溶媒和物、及びホルモテロールの薬学的に許容される塩の溶媒和物から選択される少なくとも1つのホルモテロール化合物と、を含む薬学的組成物の安定化方法であって、前記方法が、1,1−ジフルオロエタン(R−152a)を含む噴霧剤成分を前記噴霧剤として使用することを含む、方法。
  43. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、フランカルボン酸モメタゾンを含む、請求項42に記載の方法。
  44. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、本質的にフランカルボン酸モメタゾンからなる、請求項43に記載の方法。
  45. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、完全にフランカルボン酸モメタゾンからなる、請求項43に記載の方法。
  46. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、微粉化形態である、請求項42〜45のいずれか1項に記載の方法。
  47. 前記薬学的組成物が、追加として、少なくとも1つのホルモテロール化合物を含む、請求項42〜46のいずれか1項に記載の方法。
  48. 前記少なくとも1つのホルモテロール化合物が、ホルモテロールフマル酸塩二水和物を含む、請求項47に記載の方法。
  49. 前記少なくとも1つのホルモテロール化合物が、本質的にホルモテロールフマル酸塩二水和物からなる、請求項48に記載の方法。
  50. 前記少なくとも1つのホルモテロール化合物が、完全にホルモテロールフマル酸塩二水和物からなる、請求項48に記載の方法。
  51. 前記少なくとも1つのホルモテロール化合物が、微粉化形態である、請求項47〜50のいずれか1項に記載の方法。
  52. 40℃及び75%相対湿度で3ヶ月間貯蔵した後、結果として得られる薬学的組成物が、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物、前記少なくとも1つのホルモテロール化合物、及び不純物の総重量を基準として、1.0重量%未満の、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物及び前記少なくとも1つのホルモテロール化合物の分解からの前記不純物を生成することになる、請求項47〜51のいずれか1項に記載の方法。
  53. 25℃及び60%相対湿度で3ヶ月間貯蔵した後、前記結果として得られる薬学的組成物が、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物、前記少なくとも1つのホルモテロール化合物、及び前記不純物の総重量を基準として、1.0重量%未満の、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物及び前記少なくとも1つのホルモテロール化合物の分解からの前記不純物を生成することになる、請求項47〜52のいずれか1項に記載の方法。
  54. 調製の直ぐ後に前記薬学的組成物中に元々含有される、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物及び前記少なくとも1つのホルモテロール化合物の少なくとも97.0重量%が、40℃及び75%相対湿度で3ヶ月間貯蔵した後、前記組成物中に存在することになる、請求項47〜53のいずれか1項に記載の方法。
  55. 前記噴霧剤成分の少なくとも90重量%が、1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項42〜54のいずれか1項に記載の方法。
  56. 前記噴霧剤成分の少なくとも95重量%が、1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項55に記載の方法。
  57. 前記噴霧剤成分の少なくとも99重量%が、1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項56に記載の方法。
  58. 前記噴霧剤成分が、完全に1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項57に記載の方法。
  59. 前記噴霧剤成分が、0.5〜10ppmの不飽和不純物を含有する、請求項55〜58のいずれか1項に記載の方法。
  60. 前記薬学的組成物の水分含有量を、前記薬学的組成物の総重量を基準として、500ppm未満に維持するように、前記薬学的組成物の調製のための成分及び条件を選択することを更に含む、請求項42〜59のいずれか1項に記載の方法。
  61. 前記結果として得られる薬学的組成物の酸素含有量が、前記薬学的組成物の総重量を基準として、1000ppm未満である、請求項42〜60のいずれか1項に記載の方法。
  62. 前記薬学的組成物が、有孔微細構造を含まない、請求項42〜61のいずれか1項に記載の方法。
  63. 前記薬学的組成物が、界面活性剤成分を更に含む、請求項42〜62のいずれか1項に記載の方法。
  64. 前記界面活性剤成分が、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール界面活性剤、オレイン酸、及びレシチンから選択される、少なくとも1つの界面活性剤成分を含む、請求項63に記載の方法。
  65. 前記界面活性剤成分が、オレイン酸を含む、請求項63に記載の方法。
  66. 前記界面活性剤成分が、オレイン酸である、請求項63に記載の方法。
  67. 前記薬学的組成物が、界面活性剤を含まない、請求項42〜62のいずれか1項に記載の方法。
  68. 前記薬学的組成物が、極性賦形剤を更に含む、請求項42〜67のいずれか1項に記載の方法。
  69. 前記極性賦形剤が、エタノールである、請求項68に記載の方法。
  70. 前記薬学的組成物が、請求項1〜36のいずれか1項に記載されるものである、請求項42に記載の方法。
  71. 噴霧剤成分と、前記噴霧剤成分中に懸濁される、モメタゾン及びフランカルボン酸モメタゾンから選択される少なくとも1つのモメタゾン化合物、ならびに任意選択で、ホルモテロール、ホルモテロールの薬学的に許容される塩、ホルモテロールの溶媒和物、及びホルモテロールの薬学的に許容される塩の溶媒和物から選択される少なくとも1つのホルモテロール化合物を含む薬物成分と、を含む薬学的組成物の沈殿時間の増加方法であって、前記方法が、1,1−ジフルオロエタン(HFA−152a)を含む噴霧剤成分を使用することを含む、方法。
  72. 前記懸濁液中の前記薬物粒子が、前記HFA−152a含有噴霧剤中の完全分散後に沈殿するまでに少なくとも2.5分かかる、請求項71に記載の方法。
  73. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、フランカルボン酸モメタゾンを含む、請求項71または72に記載の方法。
  74. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、本質的にフランカルボン酸モメタゾンからなる、請求項73に記載の方法。
  75. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、完全にフランカルボン酸モメタゾンからなる、請求項73に記載の方法。
  76. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、微粉化形態である、請求項71〜75のいずれか1項に記載の方法。
  77. 前記薬学的組成物が、少なくとも1つのホルモテロール化合物を含む、請求項71〜76のいずれか1項に記載の方法。
  78. 前記少なくとも1つのホルモテロール化合物が、ホルモテロールフマル酸塩二水和物を含む、請求項77に記載の方法。
  79. 前記少なくとも1つのホルモテロール化合物が、本質的にホルモテロールフマル酸塩二水和物からなる、請求項78に記載の方法。
  80. 前記少なくとも1つのホルモテロール化合物が、完全にホルモテロールフマル酸塩二水和物からなる、請求項78に記載の方法。
  81. 前記少なくとも1つのホルモテロール化合物が、微粉化形態である、請求項77〜80のいずれか1項に記載の方法。
  82. 前記噴霧剤成分の少なくとも90重量%が、1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項71〜81のいずれか1項に記載の方法。
  83. 前記噴霧剤成分の少なくとも95重量%が、1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項82に記載の方法。
  84. 前記噴霧剤成分の少なくとも99重量%が、1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項83に記載の方法。
  85. 前記噴霧剤成分が、完全に1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項84に記載の方法。
  86. 前記噴霧剤成分が、0.5〜10ppmの不飽和不純物を含有する、請求項82〜85のいずれか1項に記載の方法。
  87. 前記薬学的組成物の水分含有量を、前記薬学的組成物の総重量を基準として、100ppm未満に維持するように、前記薬学的組成物の調製のための成分及び条件を選択することを更に含む、請求項71〜86のいずれか1項に記載の方法。
  88. 前記結果として得られる薬学的組成物の前記酸素含有量が、前記薬学的組成物の総重量を基準として、1000ppm未満である、請求項71〜87のいずれか1項に記載の方法。
  89. 前記薬学的組成物が、有孔微細構造を含まない、請求項71〜88のいずれか1項に記載の方法。
  90. 前記薬学的組成物が、界面活性剤成分を更に含む、請求項71〜89のいずれか1項に記載の方法。
  91. 前記界面活性剤成分が、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール界面活性剤、オレイン酸、及びレシチンから選択される、少なくとも1つの界面活性剤成分を含む、請求項90に記載の方法。
  92. 前記界面活性剤成分が、オレイン酸を含む、請求項90に記載の方法。
  93. 前記界面活性剤成分が、オレイン酸である、請求項90に記載の方法。
  94. 前記薬学的組成物が、界面活性剤を含まない、請求項71〜89のいずれか1項に記載の方法。
  95. 前記薬学的組成物が、極性賦形剤を更に含む、請求項71〜94のいずれか1項に記載の方法。
  96. 前記極性賦形剤が、エタノールである、請求項95に記載の方法。
  97. 噴霧剤成分と、モメタゾン及びフランカルボン酸モメタゾンから選択される少なくとも1つのモメタゾン化合物、ならびにホルモテロール、ホルモテロールの薬学的に許容される塩、ホルモテロールの溶媒和物、及びホルモテロールの薬学的に許容される塩の溶媒和物から選択される少なくとも1つのホルモテロール化合物を含む薬物成分と、を含む界面活性剤を含まない薬学的組成物のエアロゾル化性能の改善方法であって、前記方法が、1,1−ジフルオロエタン(HFA−152a)を含む噴霧剤成分を使用することを含む、方法。
  98. 定量吸入器から送達されるとき、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物及び前記少なくとも1つのホルモテロール化合物の放出量の少なくとも30重量%である、前記少なくとも1つのモメタゾン化合物及び前記少なくとも1つのホルモテロール化合物の両方の細粒分をもたらす、薬学的組成物を提供する、請求項97に記載の方法。
  99. 噴霧剤成分と、モメタゾン及びフランカルボン酸モメタゾンから選択される少なくとも1つのモメタゾン化合物、ならびにホルモテロール、ホルモテロールの薬学的に許容される塩、ホルモテロールの溶媒和物、及びホルモテロールの薬学的に許容される塩の溶媒和物から選択される少なくとも1つのホルモテロール化合物を含む薬物成分と、を含む薬学的組成物の貯蔵後のエアロゾル化性能の改善方法であって、前記方法が、1,1−ジフルオロエタン(HFA−152a)を含む噴霧剤成分を使用することを含む、方法。
  100. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、フランカルボン酸モメタゾンを含む、請求項97〜99のいずれか一項に記載の方法。
  101. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、本質的にフランカルボン酸モメタゾンからなる、請求項100に記載の方法。
  102. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物が、完全にフランカルボン酸モメタゾンからなる、請求項100に記載の方法。
  103. 前記少なくとも1つのホルモテロール化合物が、ホルモテロールフマル酸塩二水和物を含む、請求項97〜102のいずれか1項に記載の方法。
  104. 前記少なくとも1つのホルモテロール化合物が、本質的にホルモテロールフマル酸塩二水和物からなる、請求項103に記載の方法。
  105. 前記少なくとも1つのホルモテロール化合物が、完全にホルモテロールフマル酸塩二水和物からなる、請求項103に記載の方法。
  106. 前記少なくとも1つのモメタゾン化合物及び前記少なくとも1つのホルモテロール化合物の各々が、微粉化形態である、請求項97〜105のいずれかを1項に記載の方法。
  107. 前記噴霧剤成分の少なくとも90重量%が、1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項97〜106のいずれか1項に記載の方法。
  108. 前記噴霧剤成分の少なくとも95重量%が、1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項107に記載の方法。
  109. 前記噴霧剤成分の少なくとも99重量%が、1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項108に記載の方法。
  110. 前記噴霧剤成分が、完全に1,1−ジフルオロエタン(R−152a)である、請求項109に記載の方法。
  111. 前記噴霧剤成分が、0.5〜10ppmの不飽和不純物を含有する、請求項107〜110のいずれか1項に記載の方法。
  112. 前記薬学的組成物の水分含有量を、前記薬学的組成物の総重量を基準として、100ppm未満に維持するように、前記薬学的組成物の調製のための成分及び条件を選択することを更に含む、請求項97〜111のいずれか1項に記載の方法。
  113. 前記結果として得られる薬学的組成物の酸素含有量が、前記薬学的組成物の総重量を基準として、1000ppm未満である、請求項97〜112のいずれか1項に記載の方法。
  114. 前記薬学的組成物が、界面活性剤成分を更に含む、請求項97〜113のいずれか1項に記載の方法。
  115. 前記界面活性剤成分が、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール界面活性剤、オレイン酸、及びレシチンから選択される、少なくとも1つの界面活性剤成分を含む、請求項114に記載の方法。
  116. 前記界面活性剤成分が、オレイン酸を含む、請求項114に記載の方法。
  117. 前記界面活性剤成分が、オレイン酸である、請求項114に記載の方法。
  118. 前記薬学的組成物が、界面活性剤を含まない、請求項97〜113のいずれか1項に記載の方法。
  119. 前記薬学的組成物が、極性賦形剤を更に含む、請求項97〜118のいずれか1項に記載の方法。
  120. 前記極性賦形剤が、エタノールである、請求項119に記載の方法。
  121. 前記薬学的組成物が、有孔微細構造を含まない、請求項97〜120のいずれか1項に記載の方法。
  122. 前記薬学的組成物が、酸安定剤を含まない、請求項42〜121のいずれか1項に記載の方法。
  123. 前記薬学的組成物が、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFA−134a)または1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFA−227ea)を噴霧剤として用いること以外は同じである薬学的組成物と比較して、安定化される、請求項42〜70のいずれか1項に記載の方法。
  124. 前記薬学的組成物の沈殿時間が、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFA−134a)または1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFA−227ea)を噴霧剤として用いること以外は同じである薬学的組成物と比較して、増加される、請求項71〜96のいずれか1項に記載の方法。
  125. 前記薬学的組成物のエアロゾル化性能が、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFA−134a)または1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFA−227ea)を噴霧剤として用いること以外は同じである薬学的組成物と比較して、改善される、請求項97〜121のいずれか1項に記載の方法。
  126. 呼吸器障害を患っているかまたは患う可能性が高い患者を前記患者に治療または予防有効量の薬剤を投与することにより治療するための薬剤の製造における、請求項1〜36のいずれか1項に記載の薬学的組成物の使用。
  127. 前記呼吸器障害が、喘息または慢性閉塞性肺疾患である、請求項126に記載の使用。
  128. 前記薬剤が、定量吸入器(MDI)を使用して前記患者に送達可能である、請求項126または127に記載の使用。
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