JP2019502447A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 患者の口腔内で歯科修復物を形成するためのカスタム器具であって、
   前記患者の少なくとも１本の歯牙とのカスタマイズされた嵌め合いを提供するワンピース状モールドボディであって、前記歯牙の咬合面と対応する咬合面を形成している咬合側部分と、前記歯牙の近心隣接面と対応する近心隣接面を形成している近心隣接部分と、前記歯牙の遠心隣接面と対応する遠心隣接面を形成している遠心隣接部分と、を含む、ワンピース状モールドボディを備え、
   前記モールドボディは、前記患者の前記歯牙と組み合わせることで、前記歯牙の欠損歯牙構造を覆い囲むモールドキャビティを形成するように構成されており、
   前記咬合側部分、前記近心隣接部分、及び前記遠心隣接部分は、前記患者の前記口腔の３次元スキャンデータに基づく、
   カスタム器具。
2. 前記咬合側部分、近心隣接部分、及び前記遠心隣接部分はすべて、修復物を受け入れる歯牙の周りに嵌合するようにカスタマイズされている、請求項１に記載のカスタム器具。
3. 前記歯牙の舌側面と係合して当該カスタム器具を前記歯牙にスナップ留めすることを可能にするラップ部を更に含む、請求項１に記載のカスタム器具。
4. ポート及びプラグを更に含み、前記プラグは、前記歯牙の表面に対応する先端面を含む、請求項１に記載のカスタム器具。
5. 前記近心隣接面を含む第１の隣接歯間部と、前記遠心隣接部分を含む第２の隣接歯間部と、を更に含み、
   前記第１の隣接歯間部は、第１の隣接する歯牙の遠心隣接面に対応する遠心隣接面を含み、前記第２の隣接歯間部は、第２の隣接する歯牙の前記近心隣接面に対応する近心隣接面を含み、
   前記第１の隣接歯間部は第１の歯肉面を含み、前記第２の隣接歯間部は第２の歯肉面を含み、
   前記歯牙の修復のために、前記歯牙から前記歯肉を後退させる、請求項１に記載のカスタム器具。
6. 前記ワンピース状モールドボディは前記患者の２つの隣接する歯牙のカスタマイズされた嵌め合いを提供し、前記２つの隣接する歯牙は、前記歯牙及び隣接する歯牙を含み、前記ワンピース状モールドボディは、前記隣接する歯牙の第２の咬合面と対応する第２の咬合面を形成している第２の咬合側部分と、前記隣接する歯牙の第２の近心隣接面と対応する第２の近心隣接面を形成している第２の近心隣接部分と、前記隣接する歯牙の第２の遠心隣接面と対応する第２の遠心隣接面を形成している第２の遠心隣接部分と、を含み、
   前記モールドボディは、前記患者の前記２つの隣接する歯牙と組み合わせることで、前記２つの隣接する歯牙のそれぞれの欠損歯牙構造を覆い囲む別個のモールドキャビティを形成するように構成されている、請求項１に記載のカスタム器具。
7. 前記患者の口腔内で前記修復物を受け入れる歯牙、及び、前記モールドキャビティ内に配置された歯科修復材料を更に含む、請求項１に記載のカスタム器具。
8. 前記咬合側部分、前記近心隣接部分、及び前記遠心隣接部分は、３Ｄ印刷によって製造されている、請求項１に記載のカスタム器具。
9. 前記咬合側部分、前記近心隣接部分、及び前記遠心隣接部分は共に、前記歯牙の外部表面に対応する内部表面を修復前に形成する、請求項１に記載のカスタム器具。
10. 患者の口腔内で歯科修復物を形成するためのカスタム器具であって、
    前記患者の少なくとも１本の歯牙とのカスタマイズされた嵌め合いを提供するワンピース状モールドボディであって、前記歯牙の前記切縁面と対応する切縁側部分と、前記歯牙の近心隣接面と対応する近心隣接面を形成している近心隣接部分と、前記歯牙の遠心隣接面と対応する遠心隣接面を形成している遠心隣接部分と、を含む、ワンピース状モールドボディを備え、
    前記モールドボディは、前記患者の前記歯牙と組み合わせることで、前記歯牙の欠損歯牙構造を覆い囲むモールドキャビティを形成するように構成されており、
    前記切縁側部分、前記近心隣接部分、及び前記遠心隣接部分は、前記患者の前記口腔の３次元スキャンデータに基づく、
    カスタム器具。