JP2019502392A5

JP2019502392A5 -

Info

Publication number: JP2019502392A5
Application number: JP2018537811A
Authority: JP
Filing date: 2017-01-19
Publication date: 2020-02-27
Anticipated expiration: 2037-01-19

Claims

条件的単為結実を示し、果実収量の少なくとも８０％にホメオティック遺伝子異常がなく、且つＡＧＬ６遺伝子に機能喪失変異を含む、トマト、トウガラシおよびナスからなる群から選択されるナス科植物。
前記ナス科植物がトマトであるとき、下記特性の少なくとも１種をさらに示す、請求項１に記載のナス科植物。
（ｉ）非単為結実トマトの受精可能条件下において、植物当たりの果実収量が、同じ遺伝的バックグラウンドの非単為結実トマトの植物当たりの果実収量と同一またはそれ以上である、
（ｉｉ）非単為結実トマトの受精可能条件下において、植物当たりの平均果実重量が、同じ遺伝的バックグラウンドの非単為結実トマトの植物当たりの平均果実重量と同一またはそれ以上である、
（ｉｉｉ）ゼリー部を含む、
（ｉｖ）種なし果実内の肥大した胚珠が非受精子房から発生したものである。
前記果実収量が、成熟果実収量である、請求項１または２に記載の植物。
トマトである、請求項１または２に記載の植物。
加工用のトマトである、請求項４に記載の植物。
有限成長型のトマトである、請求項４に記載の植物。
無限成長型のトマトである、請求項４に記載の植物。
半有限成長型のトマトである、請求項４に記載の植物。
選良品種である、請求項１〜８のいずれか一項に記載の植物。
トランスジェニックである、請求項１〜８のいずれか一項に記載の植物。
前記トマトが、リコペルシコン・エスカレンタム、リコペルシコン・セラシフォルメ、リコペルシコン・ピムピネリフォリウム、リコペルシコン・チーズマニイ、リコペルシコン・パルビフロルム、リコペルシコン・クミエレウスキィ、リコペルシコン・ヒルストゥム、リコペルシコン・ペネリィ、リコペルシコン・ペルビアヌム、リコペルシコン・チレンセおよびソラヌム・リコペルシコイデスからなる群から選択される種である、請求項４〜８のいずれか一項に記載の植物。
前記トマトが、１果房１果のトマト、分枝状のトマトおよびチェリートマトからなる群から選択される、請求項４〜８および１１のいずれか一項に記載の植物。
前記条件的単為結実が、熱ストレス下または冷ストレス下で生じる、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の植物。
自殖系統である、請求項１〜１３のいずれか一項に記載の植物。
前記機能喪失変異が、ホモ接合型である、請求項１〜１４のいずれか一項に記載の植物。
ＡＧＬ６遺伝子の発現を抑制するためのサイレンシング作用因子を含む、請求項１〜１４のいずれか一項に記載の植物。
メガヌクレアーゼ、ＲＮＡガイドＤＮＡエンドヌクレアーゼ、ジンクフィンガーヌクレアーゼおよびＴＡＬＥＮからなる群から選択されるヌクレアーゼを外因的に発現する、請求項１５に記載の植物。
請求項１〜１７のいずれか一項に記載の植物の果実。
請求項１〜１７のいずれか一項に記載の植物の種子。
交雑種子である、請求項１９に記載の種子。
請求項１〜１８のいずれか一項に記載の植物またはその果実の、食用加工品。
トマトペースト、ケチャップ、トマトソース、トマトスープ、トマトジュース、トマトパウダー、ダイストマト、クラッシュトマト、チョップドトマトおよびトマト濃縮物からなる群から選択される、請求項２１に記載の加工品。
請求項１〜１７のいずれか一項に記載の植物の製造方法であって、前記植物のＡＧＬ６遺伝子の発現または活性を下方制御することを含む、方法。
前記下方制御を、前記植物またはその再生可能部位の変異誘発物質を用いた処理によって実施する、請求項２３に記載の方法。
前記下方制御を、前記植物のＲＮＡサイレンシング作用因子を用いた処理によって実施する、請求項２３に記載の方法。
前記下方制御を、前記植物を、ＤＮＡ編集因子を用いた処理するによって実施する、請求項２３に記載の方法。
前記植物を自家受粉または交雑させることをさらに含む、請求項２３〜２６のいずれか一項に記載の方法。
請求項１〜１７のいずれか一項に記載の植物を自家受粉または交雑させることを含む、育種方法。