JP2019219698A - 虹彩認証装置 - Google Patents

虹彩認証装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019219698A
JP2019219698A JP2016182102A JP2016182102A JP2019219698A JP 2019219698 A JP2019219698 A JP 2019219698A JP 2016182102 A JP2016182102 A JP 2016182102A JP 2016182102 A JP2016182102 A JP 2016182102A JP 2019219698 A JP2019219698 A JP 2019219698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
authentication
iris
unit
display
iris authentication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016182102A
Other languages
English (en)
Inventor
楠田 達文
Tatsufumi Kusuda
達文 楠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Advance Technology Corp
Original Assignee
Nidec Read Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Read Corp filed Critical Nidec Read Corp
Priority to JP2016182102A priority Critical patent/JP2019219698A/ja
Priority to TW106128592A priority patent/TW201814573A/zh
Priority to PCT/JP2017/032988 priority patent/WO2018052003A1/ja
Publication of JP2019219698A publication Critical patent/JP2019219698A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B47/00Operating or controlling locks or other fastening devices by electric or magnetic means
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B49/00Electric permutation locks; Circuits therefor ; Mechanical aspects of electronic locks; Mechanical keys therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)

Abstract

【課題】虹彩認証を行う際に、認証対象である人が有する目の虹彩データを正確に取得して、誤認証が生じるのを効果的に防止できる虹彩認証装置を提供する。【解決手段】認証対象Fが有する虹彩の画像を撮像する撮像部4と、前記撮像部4の設置位置から前記認証対象Fの上瞼方向に離間した位置において前記認証対象Fの注意を喚起する注意喚起表示を行う表示部7と、前記撮像部4により撮像された画像に基づいて前記認証対象の虹彩認証を実行する認証処理部とを備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、人間が有する目の虹彩、つまり角膜と水晶体の間にある薄い膜であって、瞳孔の大きさを調節して網膜に入る光の量を調節する役割を持つ虹彩の画像を撮像し、その撮像画像に基づいて認証の対象となる人が特定の人物に該当するか否かの認証を行う虹彩認証装置に関する。
人間が有する目の虹彩は、各人特有のパターンを有するとともに、一生を通じて変化することがない。このために、例えば部屋や建物等、セキュリティを確保する必要のあるエリアに対する人の出入りを管理し、あるいは作業機械や車両の操作を管理する場合等に、カメラ(照合機)を用いて認証対象である人の目の虹彩を撮像し、そのデータを予め登録したデータと比較することにより、認証対象が室内に侵入するのを許可するか否か等の認証を行う虹彩認証装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−118103号公報
上述の技術では、認証装置に人が触れることなく、認証対象が予め登録した特定の人物であるか否かを適正に判別できるという利点がある。この反面、認証対象である人の目をカメラで撮像する際に、睫毛や上瞼が虹彩の上部に覆い被さっていると、クリアな虹彩画像のデータを取得することが困難である。特に、普段から伏し目がちな人では、その虹彩認証を行う際に、虹彩の上部が上瞼により覆われた状態となり易いため、誤認証が生じ易いという不都合があった。
本発明の目的は、虹彩認証を行う際に、認証対象である人が有する目の虹彩データを正確に取得して、誤認証が生じるのを効果的に防止できる虹彩認証装置を提供することである。
本発明に係る虹彩認証装置は、認証対象が有する虹彩の画像を撮像する撮像部と、前記撮像部の設置位置から前記認証対象の上瞼方向に離間した位置において前記認証対象の注意を喚起する注意喚起表示を行う表示部と、前記撮像部により撮像された画像に基づいて前記認証対象の虹彩認証を実行する認証処理部とを備える。
この構成によれば、認証対象が表示部の注意喚起表示を見ようとしてその上瞼を大きく持ち上げて目を見開くことにより、認証対象が有する虹彩の画像をクリアに撮像することができ、虹彩の略全体を撮像部で撮像して正確な画像データを得ることができる。したがって、上瞼やその睫毛が虹彩の上部に覆い被さった状態で認証対象の目が撮像部により撮像されることに起因した誤認証の発生、例えば認証対象が予め登録されたユーザと同一人物であるにも拘わらず、撮像部で撮像された虹彩と、予め記憶された虹彩の画像とが相違していると、誤判定されるのを効果的に防ぐことができる。
また、本発明に係る虹彩認証装置は、鉛直に配置されることが予定された上下方向を有する虹彩認証装置であって、認証対象が有する虹彩の画像を撮像する撮像部と、前記認証対象の注意を喚起する注意喚起表示を行う表示部と、前記撮像部により撮像された画像に基づいて前記認証対象の虹彩認証を実行する認証処理部とを備え、前記表示部は、前記上下方向に沿って、前記撮像部の配設位置から前記上下方向における上方側に離間した位置に配設される。
この構成によれば、表示部は、撮像部の配設位置から、虹彩認証装置が使用される際に上下方向となる方向における上方側に離間して配設される。従って、虹彩認証装置を使用するべく虹彩認証装置の上下方向を鉛直にして虹彩認証装置が設置された状態で、認証対象のユーザが虹彩認証装置に正対すると、ユーザの上瞼の方向と虹彩認証装置の上方側の方向とが一致する。その結果、認証対象のユーザが表示部の注意喚起表示を見ようとしてその上瞼を大きく持ち上げて目を見開いた状態で、認証対象が有する虹彩の画像をクリアに撮像することができ、虹彩の略全体を撮像部で撮像して正確な画像データを得ることができるため、誤認証の発生を効果的に防ぐことができる。
前記表示部は、前記認証対象の目に相当する被写体位置を基準とし、この被写体位置と前記撮像部の撮像中心とを結ぶ方向に延びる撮像中心線に対して30°〜8°の範囲内に配設されていることが好ましい。
この構成によれば、認証対象がその視線を大きく上方に向け過ぎることに起因した誤認証の発生を効果的に防止できるとともに、認証対象の上瞼やその睫毛が虹彩の上部に覆い被さった状態で目の画像が撮像部で撮像されることに起因した誤認証を効果的に防止することができる。
前記表示部と前記撮像部との離間距離が3.5cm〜14.4cmの範囲内に設定されていることが好ましい。
この構成によれば、撮像部に目が適正に映し出されるように被写体位置と撮像部との間隔が25cm程度となるように立ち位置を取った認証対象が、その視線大きく上方に向け過ぎることに起因した誤認証の発生を効果的に防止しつつ、認証対象の上瞼やその睫毛が虹彩の上部に覆い被さった状態で目の画像が撮像部で撮像されることに起因した誤認証を効果的に防止することができる。
また、前記虹彩認証を実行すべき状態となったことを感知する感知部をさらに備え、前記表示部は、前記感知部で虹彩認証を実行すべき状態となったことが感知された時点で前記注意喚起表示を行うことが好ましい。
この構成によれば、迅速かつ適正に、認証対象の注意を撮像部の上方に位置する表示部に向けさせた状態で、よりクリアな虹彩画像のデータを得ることができる。
また、前記感知部は、前記撮像部により撮像された画像に基づいて認証対象の目が撮像部を覗き込んでいると判別された場合に、虹彩認証を実行すべき状態となったことが感知することが好ましい。
この構成によれば、認証対象が撮像部を覗き込んでいることが確認されてから、注意喚起表示が実行されるので、認証対象の上瞼を持ち上げさせる確実性が向上する。そして、その目を確実に見開かせた状態で撮像された虹彩画像のデータに基づいて虹彩認証を適正に実行することができる。
また、前記表示部は、複数の注意喚起表示パターンを有し、その中から選択された特定の注意喚起表示パターンを表示することが好ましい。
この構成によれば、常に同一の文字を表示させるようにした場合に比べ、認証対象であるユーザに対して常に新鮮な刺激を与えることができるため、ユーザに慣れ生じることでその注意を喚起できなくなるという事態の発生を、効果的に抑制することができる。
前記表示部は、前回の注意喚起表示パターンと異なる注意喚起表示パターンを選択して表示することが好ましい。
この構成によれば、同じパターンの注意喚起表示が連続して行われるのを確実に防止し、認証対象であるユーザに慣れが生じるのを、より効果的に抑制することができる。
また、前記認証処理部は、前記表示部において前記注意喚起表示が行なわれる前に前記撮像部により撮像された第1画像と、前記表示部において前記注意喚起表示が行なわれた時点で前記撮像部により撮像された第2画像とに基づいて認証対象の上瞼が動いたか否かを判別し、前記認証対象の上瞼が動いた判別された場合に、前記認証対象が生体であると認証する生体認証部を備えていることが好ましい。
この構成によれば、注意喚起表示が行なわれる前に撮像された第1画像と、注意喚起表示が行なわれた時点で撮像された第2画像とに基づいて認証対象の上瞼が動いたか否かを判別することにより、認証対象が生体ではなく、例えば写真、または義眼等を用いた不正な認証を行おうとする不正を見抜くことができるため、認証効率が効果的に向上する。
また、前記認証処理部は、前記表示部において前記注意喚起表示が行なわれた時点で、前記撮像部により撮像された第2画像に基づいて前記認証対象の虹彩認証を行うことが好ましい。
この構成によれば、表示部において注意喚起表示が行なわれことにより、認証対象がその上瞼を大きく持ち上げて目を見開いた状態で撮像された第2画像のデータに基づき、認証対象の虹彩認証が行われるため、認証処理部により認証対象が予め登録されたユーザと同一人物であるか否かを容易かつ適正に判定できる。
また、前記虹彩認証装置は、扉に取付け可能に構成され、前記虹彩認証装置が取り付けられた前記扉を解錠する解錠機構と、前記虹彩認証装置の前記撮像部、解錠機構を一体に収容する筐体とをさらに備え、前記扉には、その厚み内に前記扉を施錠及び解錠する錠本体が収納され、前記錠本体には、前記施錠及び解錠するための駆動力を受け付ける錠側係合部が設けられ、前記解錠機構は、前記錠側係合部と係合する係合部を備え、前記係合部を駆動することによって前記錠本体を解錠させるものである。
この構成によれば、虹彩認証装置の撮像部を筐体に一体に設置した状態で扉に取り付けることができるため、扉の横に位置する壁面等に虹彩認証装置の取り付けスペースを確保する必要がなく、虹彩認証装置の設置が容易となる。また、扉からシリンダ錠を取り外して、シリンダ錠の代わりに虹彩認証装置を扉に取り付けることで、錠側係合部と係合部とを係合させることができるため、扉に対し、後から取り付けた虹彩認証装置によって、扉を解錠することが可能となる。
このような構成の虹彩認証装置は、簡単な構成で、虹彩認証を行う際に認証対象者が有する目の虹彩データを正確に取得するここができ、誤認証の発生を効果的に防止することができる。
本発明の第一実施形態に係る虹彩認証装置の構成の一例を示す斜視図である。 図1に示す虹彩認証装置の構成を説明するための説明図である。 図1に示す虹彩認証装置の構成を説明するためのブロック図である。 図1に示す虹彩認証装置の表示部の一例を示す正面図である。 虹彩画像の一例を示す説明図であり、(a)は上瞼を持ち上げる前の状態を示し、(b)は上瞼を持ち上げた状態を示している。 図1に示す虹彩認証装置の制御動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係る虹彩認証装置の構成を示すブロック図である。 図7に示す虹彩認証装置の制御動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態に係る虹彩認証装置の構成の一例を示す斜視図である。 図9に示す虹彩認証装置の構成の一例を示す分解斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係る虹彩認証装置1を備えた虹彩認証システム3の構成の一例を示す斜視図である。虹彩認証システム3は、扉2、虹彩認証装置1、及び電気錠8を備え、この虹彩認証装置1及び電気錠8は、扉2の厚み内に収容されている。
扉2は、略長方形の板状形状を有し、その長手方向が、鉛直方向に沿う上下方向となるように建物に取り付けられ、扉2の幅方向が左右方向(水平方向)となっている。
扉2は、その板面に沿う第一面21と第二面22とを有している。第一面21は、例えば扉2が取り付けられた建物や部屋の外側に位置する面であり、第二面22は、例えば扉2が取り付けられた建物や部屋の内側に位置する面である。第一面21には第1把手(ドアノブ)25が取り付けられ、第二面22には第2把手26が取り付けられている。なお、第一面21は、例えば扉2が取り付けられた建物や部屋の内側に位置する面であり、かつ第二面22は、例えば扉2が取り付けられた建物や部屋の外側に位置するする面であってもよい。
第一面21の幅方向略中央であって、上下方向中央より上側の位置、例えば平均的な身長を有する人の目線位置に対応する個所には、ガラス窓27となる略矩形の開口部が形成されている。
図2、図3は、図1に示す虹彩認証装置1の構成を説明するための説明図である。図2に示す虹彩認証装置1は、撮像モジュール9と、表示部7とを備えている。撮像モジュール9は、撮像部4、赤外線検出部5、赤外線照明部6、及びこれらが取り付けられた基板31を備えている。虹彩認証装置1は、使用時に鉛直に配置されることが予定された上下方向Xを有しており、例えば図1に示す例では、扉2の上下方向と、虹彩認証装置1の上下方向Xとが一致するように、虹彩認証装置1が扉2に取り付けられている。
撮像部4は、画像信号を生成する撮像素子42と、撮像素子42に画像を結像する光学系43と、撮像素子42及び光学系43を収容する筒状の鏡筒41と、光学系43に対する赤外線の入射を許容して可視光を反射するコールドミラー44とを備えている。
光学系43は、例えば1又は複数のレンズが鏡筒41内に配置されて構成され、レンズの中心421を通る光軸の延長線である撮像部4の撮像中心線431が延びる方向における撮像領域432〜433内の画像を、光学系43の後端側に配置された撮像素子42に結像する。光学系43の前方に配置されたコールドミラー44により光学系43への可視光の入射が遮断又は低減されているので、光学系43は、可視光が除かれて得られた赤外線画像を撮像素子42に結像する。
虹彩認証しようとするユーザは、自分の目をコールドミラー44に写すことによって、自然と撮像部4をのぞき込んで、撮像部4がユーザの虹彩を適正に撮像することができるようになる。
撮像素子42は、光学系43により結像された画像、すなわち撮像領域432〜433内の赤外線画像を画像信号に変換し、撮像画像として後述する制御部100に送信する。撮像素子42は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子である。
赤外線照明部6は、撮像部4の撮像位置、すなわち図1に示す扉2のガラス窓27から部屋の外側に向けて、例えば波長が850nm前後の赤外線光を照射する。赤外線照明部6は、例えば赤外線LED(Light Emitting Diode)を用いて構成されている。これにより、扉2の前に認証対象Fである人が立ち、撮像領域432〜433に認証対象Fの顔が入ったことが感知されると、認証対象Fの目F1に赤外線光が照射され、その目F1の赤外線画像が撮像部4によって撮像される。この場合、人の目に見えない赤外線光によって人の目が照明されるので、虹彩認証を行う人に眩しさを感じさせずに、その虹彩の画像を撮像することができる。
なお、赤外線照明部6は、認証対象Fの目F1を照明することができればよく、撮像部4の上側に配設される例に限らない。撮像部4の下、右、又は左に配設されてもよく、撮像部4の上下及び/又は左右の両側に配設されていてもよい。また、赤外線照明部6の代わりに可視光を照射する照明部を設け、撮像部4が可視光の画像を撮像する構成であってもよい。また、照明部を備えず、自然光で虹彩の画像を撮像する構成としてもよい。
赤外線検出部5は、人体から放射される赤外線、例えば波長10μm程度の赤外線を検出する赤外線センサであり、検出した赤外線の強度を示す信号である赤外線強度SGを出力する。
表示部7は、赤外線検出部5の検出信号に応じて後述するように虹彩認証を実行すべき状態となったことか感知された時点で、認証対象Fである人の注意を喚起するための画像等を表示する液晶ディスプレイ等により構成され、窓ガラス27に取付けられている。
表示部7は、認証対象Fの目F1に相当する被写体位置を基準とし、撮像部4の設置位置から認証対象Fの上瞼方向、つまり扉2の上方側であって、認証対象Fの目F1(被写体位置)と撮像部4の撮像中心(レンズの中心421)とを結ぶ方向に延びる撮像中心線431に対して30°〜8°の範囲内の領域70に配設されている。
すなわち、表示部7の配設領域70は、認証対象Fの目F1に対応する被写体位置から、前記撮像中心線431の上方側に30°の角度をもって撮像部4側に延びる上限ライン71と、前記被写体位置から撮像中心線431の上方側に8°の角度をもって撮像部4側に延びる下限ライン72とによって区画されたエリア内に設定されている。
撮像部4に目F1が適正に写されるように意識した認証対象Fは、大抵の場合、その目F1からなる被写体位置と、撮像部4との間隔が25cm程度となるように立ち位置を取ることが実験的に知られている。このため、虹彩認証装置1と、認証対象Fの目F1(被写体位置)との間隔をLとした場合、表示部7の配設領域70の上限位置(撮像中心線431から表示部7の上下方向中央までの距離)は、L×tan30°=14.4cmとなり、表示部7の配設領域70の下限位置(撮像中心線431から表示部7の上下方向中央までの距離)は、L×tan8°=3.5cmとなる。
図3は、図1に示す虹彩認証装置1の電気的構成の一例を示すブロック図である。図3に示す虹彩認証装置1は、撮像部4、赤外線検出部5、赤外線照明部6、表示部7及び電気錠8が、制御部100に接続されて構成されている。
制御部100は、例えば、所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、一時的にデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、所定の制御プログラムやデータを記憶するフラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性の記憶部、及びこれらの周辺回路等を備えて構成されている。上述の記憶部は、室内への侵入が許可されるユーザの虹彩画像、又は虹彩画像から得られた特徴データ等の認証用基準データが予め記憶される記憶部105としても用いられる。
そして、制御部100は、所定の制御プログラムを実行することによって、表示制御部101、撮像制御部102、画像処理部103、及び認証処理部104として機能する。
なお、制御部100は、必ずしも扉2に内装される例に限らない。例えば、制御部100は、扉2の外部に設けられ、ケーブルや無線通信の通信手段によって、制御部100が扉2と接続される構成であってもよい。また、制御部100の一部、例えば認証処理部104が扉2の外部に設けられる構成であってもよい。また、制御部100の全部又は一部が、ASIC(application specific integrated circuit)等の専用IC(Integrated Circuit)で構成されていてもよく、オペアンプやコンパレータ等の回路素子によって構成されていてもよい。
表示制御部101は、赤外線検出部5により検出された赤外線の強度に基づき、認証対象Fが虹彩認証装置1に近づいて虹彩認証を実行すべき状態となったことを感知する感知部106を有している。この感知部106において認証対象Fに対して虹彩認証を実行すべき状態となったことが感知された時点で、表示制御部101から表示部7に表示指示信号が出力される。
表示部7は、表示制御部101の感知部106で虹彩認証を実行すべき状態となったことが感知された時点で、例えば図4に示すように、「認証を開始します」という文字からなる注意喚起表示を行う。これに応じて撮像部4を覗き込んだ状態にある認証対象Fの注意が撮像部4の上方側に向けられることになる。
認証対象Fの注意が撮像部4の上方に位置する表示部7に向けられると、その視線がやや上向になるとともに、認証対象Fがその上瞼UMを大きく持ち上げて目F1を見開くようになる。この結果、図5(a)に示すように虹彩KSを覆っていた上瞼UMが、図5(b)に示す状態に変化し、虹彩KSの略全体が撮像部4によりクリアに撮像される。
撮像制御部102は、表示制御部101から表示指令信号が出力された時点で、赤外線照明部6を点灯させて認証対象Fの目F1に赤外線を照射するとともに、表示部7を注視した認証対象Fの虹彩画像を撮像部4によって撮像させる制御を実行した後、赤外線照明部6を消灯させる制御を実行する。
画像処理部103は、撮像部4によって撮像された画像に応じ、公知の画像認識技術により虹彩画像のデータを抽出して、認証処理部104へ出力する。
認証処理部104は、画像処理部103から送られてきた虹彩画像のデータに基づき、公知の虹彩認証技術により虹彩の認証処理制御を実行する。具体的には、認証処理部104は、画像処理部103から送られてきた虹彩の画像、又はその画像から得られた特徴データを、記憶部105に記憶されている虹彩の画像、又は特徴データと照合することによって、両者が一致しているか否かを判定する。認証処理部104は、認証に成功すると、電気錠8を解錠させる。これにより、認証に成功したユーザが扉2を開けることが可能になる。
図6は、図1に示す虹彩認証装置1の動作の一例を示すフローチャートである。まず、表示制御部101の感知部において、赤外線検出部5により検出された赤外線強度SGが予め設定された判定強度よりも大きい状態が所定時間以上に亘って継続されたか否かを判別することにより、認証対象Fが虹彩認証装置1に近づいて虹彩認証を実行すべき状態となったか否かを判定する(ステップS1)。このステップS1でYESと判定された時点で、表示制御部101は、表示指令信号を表示部7に出力して認証対象Fの注意を喚起する注意喚起表示を実行する(ステップS2)。
次に、撮像制御部102は、赤外線照明部6を点灯させて撮像領域432〜433を赤外線により照明させるとともに(ステップS3)、撮像部4によって撮像領域432〜433を撮像して画像のデータを取得した後(ステップS4)、赤外線照明部6を消灯させる(ステップS5)。
次に、画像処理部103は、撮像部4によって撮像された画像のデータから虹彩画像のデータを抽出し、認証処理部104へ出力する(ステップS6)。
次に、認証処理部104は、画像処理部103から送られてきた虹彩画像のデータに基づき虹彩認証を実行する(ステップS7)。この認証に成功した場合(ステップS8でYES)、認証処理部104は、電気錠8を解錠させる(ステップS9)。これにより、認証に成功したユーザが扉2を開けることが可能になる。
一方、ステップS8でNOと判定されて認証に失敗した場合、認証処理部104は、電気錠8を施錠したままで処理を終了する。これにより、予め登録された正規のユーザ以外は扉2を開けることができず、セキュリティが確保される。
以上のように、撮像部4により撮像された虹彩KSの画像に基づいて認証対象Fの虹彩認証を実行する虹彩認証装置1において、撮像部4の設置位置から認証対象Fの上瞼方向に離間した位置、つまりこの表示部7が設置されることが予定される鉛直方向の取り付け部(扉2)に取付けられる場合にあっては、撮像部4の上方向に離間した位置に表示部7を設け、この表示部7において注意喚起表示を行うことにより、認証対象Fの注意を表示部7側に向けさせるように構成したため、認証対象Fがその上瞼UMを大きく持ち上げて目を見開いた状態で、認証対象Fが有する目F1の虹彩KSをクリアに撮像することができ、虹彩KSの略全体を撮像部4で撮像して正確な画像データを得ることができる。
したがって、上瞼UMやその睫毛が虹彩KSの上部に覆い被さった状態で認証対象Fの目F1が撮像部4により撮像されることに起因した誤認証の発生を効果的に防止することができる。例えば、認証対象Fが予め登録されたユーザと同一人物であるにも拘わらず、画像処理部103から送られてきた虹彩KSの画像データと、記憶部105に記憶されている虹彩の画像データとが相違していると、誤判定されるのを防ぐことができる。
なお、前記の誤判定を防止するため、画像処理部103から送られてきた虹彩KSの画像データと、記憶部105に記憶されている虹彩の画像データと一致しているか否かの判定を甘くすること、例えば例えば判定用の数値であるハミング距離の閾値を甘く設定することも考えられる。しかし、この場合には、認証対象Fが予め登録されたユーザと異なっているにも拘わらず、同一人物であると誤判定される可能性が高くなる。
これに対して前記構成を採用して虹彩KSの略全体を撮像部4で撮像できるようにすれば、前記虹彩の画像データが一致しているか否かの判定を甘くする必要がないため、認証対象Fが予め登録されたユーザと同一人物であるか否かを正確に判別することが可能となり、認証対象が予め登録されたユーザと異なっているにも拘わらず、同一人物であると誤判定されることも効果的に防ぐことができる。
また、撮像部4の設置位置から認証対象Fの上瞼方向、つまり扉2の上方向に離間した位置にある表示部7の配設領域70を、認証対象Fの目F1からなる被写体位置を中心とし、被写体位置と撮像部4の撮像中心(レンズの中心421)とを結ぶ方向に延びる撮像中心線431に対して30°〜8°の範囲内に設定した場合には、認証対象Fがその視線を大きく上方に向け過ぎることに起因した誤認証の発生を効果的に防止しつつ、認証対象Fの上瞼UMやその睫毛が虹彩SKの上部に覆い被さった状態で目F1の画像が撮像部4で撮像されることに起因した誤認証を効果的に防止することができる。
すなわち、前記配設領域70よりも上方、つまり撮像中心線431の上方側に30°の角度R1をもって撮像部4側に延びる上限ライン71よりも上方側に表示部7を位置させた場合には、撮像部4により歪んだ虹彩画像が撮像される傾向がある。例えば表1に示す実験データのように、撮像中心線431に対して31°の角度を有する位置に撮像部4を配設した場合には、上瞼UMの位置は適正(○)であったが、撮像中心線431の上方側におけるその視線を大きく上方に向け過ぎて撮像部4により歪んだ虹彩画像が撮像される。このため、認証対象Fが予め登録されたユーザと同一人物であるにも拘わらず、別人物であると誤判定されるケースが頻繁に発生し、認識確率は不適性(×)であった。
一方、撮像中心線431の上方側に8°の角度R2をもって撮像部4側に延びる下限ライン72よりも下方側に表示部7を位置させた場合、つまり撮像中心線431に対して7°の角度を有する位置に撮像部4を配設した場合には、表1に示す実験データのように、認証対象Fの上瞼UMやその睫毛が、虹彩KSの上部に覆い被さった状態(×)となり、認証対象Fが予め登録されたユーザと同一人物であるにも拘わらず、別人物であると誤判定されるケースが一定の割合で発生し、認識確率は不十分(△)であった。
これに対して撮像部4の設置位置よりも扉2の上方側であって、前記撮像中心線431に対して8°、20°、30°の角度位置に表示部7を位置させた場合には、それぞれ表1に示す実験データのように、上瞼UMの位置が適正(○)となるとともに、誤判定が生じず、認識確率は適正(○)であった。
Figure 2019219698
また、前記表示部7と前記撮像部4との離間距離を14.4cm〜3.5cmの範囲内に設定した場合には、例えば撮像部4のコールドミラー44等に認証対象Fの目F1が適正に映るように、その目F1からなる被写体位置と、撮像部4との間隔が25cm程度となるように立ち位置を取った認証対象Fの視線が、大きく上方に向き過ぎることに起因した誤認証の発生を効果的に防止しつつ、認証対象Fの上瞼UMやその睫毛が虹彩SKの上部に覆い被さった状態で目F1の画像が撮像部4で撮像されることに起因した誤認証を効果的に防止することができる。
また、前記第一実施形態に示すように虹彩認証を実行すべき状態となったか否かを感知する感知部106を設け、この感知部106により虹彩認証を実行すべき状態となったことが感知された時点で、認証対象Fの注意を喚起させる表示を表示部7において行わせるように構成した場合には、認証対象Fが有する目F1の画像を撮像部4により撮像する際に、認証対象Fの注意を適正なタイミングで撮像部4の上方に位置する表示部7に向けさせることにより、上瞼UMを大きく持ち上げて目F1を見開かせた状態で、よりクリアな虹彩画像のデータを得ることができる。
なお、前記第一実施形態では、赤外線検出部5により検出された赤外線強度SGが予め設定された判定強度よりも大きい状態が所定時間以上に亘って継続された否かを判別することにより、認証対象Fが虹彩認証装置1に近づいて虹彩認証を実行すべき状態となったか否かを感知する感知部106を表示制御部101に設けているが、この構成に代えて下記の構成を採用してもよい。
例えば、撮像部4により常時撮像された画像のデータに基づき、撮像された画像に人間の目F1または虹彩KMの画像が含まれているか否かを判定し、含まれていると判定された場合に、虹彩認証を実行すべき状態となったと感知して、表示部7に注意喚起表示を行わせるように構成してもよい。この構成によれば、ユーザの目が撮像されていることが確認されてから、すなわち認証対象が撮像部4を覗き込んでいることが確認されてから、注意喚起表示が実行されるので、認証対象の上瞼を持ち上げさせる確実性が向上する。そして、その目を確実に見開かせた状態で撮像された虹彩画像のデータに基づいて虹彩認証を適正に実行することができる。
また、虹彩認証しようとするユーザは、自分の目をコールドミラー44に写すことによって、自然と撮像部4をのぞき込むことになり、この姿勢から表示部7の注意喚起表示を見ようとして目を大きく見開くことになるので、より、認証対象の上瞼を持ち上げさせる確実性が向上する。なお、必ずしもコールドミラー44を備えていなくてもよい。
また、認証対象Fであるユーザ等が扉2等に設けられた押しボタンスイッチを押した時点、あるいは扉2の前方に配設された圧力センサから所定の検出信号が出力された時点、または虹彩認証装置1が設けられた虹彩認証システム3を管理する管理人が虹彩認証を行うべき状態にあることを確認した時点で、虹彩認証を実行すべき状態となったと感知して、表示部7に注意喚起表示を行わせるように構成してもよい。
なお、表示部7において注意喚起表示を常時行わせ、あるいは表示部7において注意喚起表示を定期的に実行してもよいが、この場合には、撮像部4によりクリアな虹彩の画像を適正なタイミングで撮像する確実性が低下するおそれがある。このため、前記のように、表示制御部101に設けられた感知部106等により虹彩認証を実行すべき状態となったことが感知された時点で、認証対象Fの注意を喚起させる表示を表示部7において行わせることが好ましい。
特に、撮像部4により撮像された画像に基づき、認証対象Fが撮像部4を覗き込んでいる状態にあると判別された場合、例えば認証対象Fの目F1が撮像されたことが撮像画像に基づいて確認された時点で、認証対象Fの注意を喚起させる表示を表示部7において行わせるようにした場合には、撮像部4を覗き込んでいる認証対象Fの上瞼UMを大きく持ち上げさせ、その目F1を確実に見開かせた状態で、さらにクリアな虹彩画像のデータを得ることができる。
第一実施形態では、図4に示すように、「認証を開始します」という文字からなる注意喚起表示を表示部7において行うように構成した例について説明したしたが、これに限られず、認証対象Fの注意を効果的に喚起できる他の文字、各種の画像を表示させ、または発光ランプを点灯、あるいは点滅させることにより、認証対象Fの注意を喚起するようにしてもよい。
また、複数の文字データ、あるいは複数の画像データからなる注意喚起表示パターンを予め用意し、その中から特定の注意喚起表示パターンを選択して表示部7により表示させるように構成してもよい。このように構成した場合には、常に同一の文字を表示させるようにした場合に比べ、認証対象Fであるユーザに対して常に新鮮な刺激を与えることができるため、ユーザに慣れ生じることでその注意を喚起できなくなるという事態の発生を、効果的に防止することができる。
さらに認証対象Fであるユーザに対して常に新鮮な刺激を与え得るようにするためには、前記表示部7は、前回の注意喚起表示パターンと異なる注意喚起表示パターンを選択して表示することが好ましい。
注意喚起表示パターンの例としては、「今の気温は36℃です。暑いですね。」、「本日、あなたが○人目の認証対象者です。」、「昨日、阪神タイガースが勝ちましたね。」、「日本の金メダルは合計○個になりましたね。」、「さっき不審者が入室しようとしました。」等のユーザの注意を喚起しそうな各種の表示が考えられる。
また、虹彩認証を行った後に、「お久しぶりです。○日ぶりのログインですね。」、「虹彩の認証ができました。」、「虹彩の合致度は○%です。」、「瞬きを三回しましたね。イライラしていませんか。」、「認証に失敗しました。やり直してください。」等の文言を表示させるようにしてもよい。このような各種の表示を適宜に選択して表示させるように構成すれば、ユーザに表示部7を注目させる習慣を身につけさせることが可能となる。
なお、虹彩認証装置1は、必ずしも扉2に限られず、作業機械や車両の操作盤、作業机上に置かれたパソコン、または金庫等に設置することもできる。また、撮像部4の設置位置に対する表示部7の離間方向は、必ずしも撮像部4の上方側に限られず、認証対象Fの上瞼方向に離間した方向であればよい。例えば、虹彩認証装置1が水平な作業台に配設される場合には、認証対象Fの前方側がその上瞼方向に離間した位置となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第二実施形態に係る虹彩認証装置1aについて説明する。図7は、本発明の第二実施形態に係る虹彩認証装置1aの構成の一例を示すブロック図である。図8は、図7に示す虹彩認証装置1aによる制御動作を示すフローチャートである。
図7に示す虹彩認証装置1aと、図3に示す虹彩認証装置1とでは、下記の点で異なる。すなわち、図7示す虹彩認証装置1aは、表示部7において注意喚起表示が行なわれた時点で、前記撮像部4の出力信号に応じて認証対象Fの上瞼UMが動いたか否かを判別し、認証対象Fの上瞼UMが動いたと判別された場合に、認証対象Fが生体であると認証する生体認証部107を有している。
生体認証部107は、表示部7において注意喚起表示が行なわれる前に撮像部4により撮像された第1画像のデータと、表示部7において注意喚起表示が行なわれた時点で撮像部4により撮像された第2画像のデータとを比較し、両画像が同一でないと判定された場合に、認証対象Fの上瞼UMが動いたと判断して認証処理部104による虹彩認証処理の実行を許可する信号を出力するものである。
例えば、生体認証部107は、感知部106等により虹彩認証を実行すべき状態となったことが感知された時点で撮像部4により撮像された第1画像(図5(a)参照)に基づいて、目F1の中心に位置する瞳と、その上方に位置する上瞼UMの下端との間隔(第1間隔)を測定するとともに、その後に撮像部4により撮像された第2画像(図5(b)参照)とに基づいて、瞳と、その上方に位置する上瞼UMの下端との間隔(第2間隔)を測定し、この第2間隔と前記第1間隔との差が、予め設定された基準値よりも大きい場合に、認証対象Fの上瞼UMが動いたと判断して、虹彩認証処理の実行を許可する。
一方、生体認証部107により、第2間隔と第1間隔との差が基準値よりも小さく、第1画像と第2画像とが略同一であると判定された場合には、認証対象Fが生体ではなく、写真、または義眼等を用いた不正な認証が行われている可能性があると判断してエラー信号を出力する。このエラー信号に応じて認証処理部104は、電気錠8の開錠を禁止し、あるいは表示部7において注意喚起表示を再実行して認証対象の注意を再度喚起する等のエラー制御を実行する。
また、認証処理部104は、表示部7において認証対象の注意を喚起させる表示が行われた時点で撮像部4により撮像された第2画像のデータと、記憶部105に記憶されている虹彩の画像データとを照合することにより、認証対象Fが予め登録されたユーザと同一人物であるか否かの認証を行うように構成されている。
図7に示す虹彩認証装置1aの制御動作を図8に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、認証対象Fが虹彩認証装置1aに近づいて虹彩認証を実行すべき状態となったことが感知部106で感知されたか否かを判定し(ステップS21)、このステップS21でYESと判定された時点で、撮像制御部102により赤外線照明部6を点灯させて撮像領域を赤外線で照明させる(ステップS22)。
次に、撮像部4によって撮像領域の第1画像を撮像した後(ステップS23)、表示制御部101から表示部7に表示指令信号を出力して表示部7において認証対象の注意を喚起する注意喚起表示を実行する(ステップS24)。
次いで、撮像部4により撮像領域の第2画像を撮像した後(ステップS25)、撮像制御部102により赤外線照明部6を消灯させる(ステップS26)。
次に、画像処理部103は、撮像部4によって撮像された第1画像及び第2画像のデータからそれぞれ虹彩の第1,第2画像データを抽出し、認証処理部104へ出力する(ステップS27)。
次に、認証処理部104は、画像処理部103から送られてきた虹彩の第1画像データと、虹彩の第2画像データとを比較することにより、認証対象Fの上瞼UMが動いたか否かを判定する(ステップS28)。
ステップS28でYESと判定されて認証対象Fの上瞼UMが動いたことが確認された場合には、認証対象Fが義眼等を使用した非生体ではなく、人間等の生体であると判断して認証処理部104による虹彩認証処理の実行を許可し、ステップS25で撮像された第2画像に基づく虹彩の第2画像データと、記憶部105に記憶された虹彩の画像データと照合することにより、認証対象Fが予め登録されたユーザと同一人物であるか否かの認証を実行する(ステップS29)。
そして、認証処理部104による認識が成功した場合(ステップS30でYES)、認証処理部104は、電気錠8を解錠させる(ステップS31)。これにより、認証に成功したユーザが扉2を開けることが可能になる。
一方、認証処理部104による虹彩の認証が失敗した場合、つまりステップS30でNOと判定された場合、認証処理部104は、電気錠8を施錠したままで処理を終了する。
また、ステップS28でNOと判定されて認証対象Fの上瞼UMが動いていないことが確認された場合には、エラー信号を出力して電気錠8の開錠を禁止し、あるいは表示部7において注意喚起表示を再実行して認証対象の注意を再度喚起する等のエラー制御を認証処理部104において実行する(ステップS32)。
このように表示部7において注意喚起表示が行なわれる前に撮像部4により撮像された第1画像と、表示部7において注意喚起表示が行なわれた時点で撮像部4により撮像された第2画像とに基づいて、認証対象Fの上瞼UMが動いたか否かを判別し、認証対象Fの上瞼UMが動いた判別された場合に、前記認証対象Fが生体であると認証する生体認証部107を備えた構造によれば、認証対象Fが生体ではなく、例えば写真、または義眼等を用いた不正な認証が行われるのを効果的に防止することができる。
また、第二実施形態に係る虹彩認証装置1aでは、表示部7において注意喚起表示が行なわれた時点で、撮像部4により撮像された第2画像のデータに基づき、認証対象Fの虹彩認証を行うように構成したため、認証対象Fがその上瞼UMを大きく持ち上げて目F1を見開いた状態で撮像された第2画像のデータに基づき、認証処理部104により認証対象Fが予め登録されたユーザと同一人物であるか否かを容易かつ適正に判定できるという利点がある。
なお、表示部7において注意喚起表示が行なわれる前に撮像部4により撮像された第1画像と、この注意喚起表示が行なわれた時点で撮像された第2画像との両方に基づき、認証処理部104により認証対象Fが予め登録されたユーザと同一人物であるか否かを判定することも可能である。あるいは生体認証部107において認証対象Fが生体であると認証された後に撮像部4により撮像された第3画像に基づき、認証処理部104により認証対象Fが予め登録されたユーザと同一人物であるか否かを判定するようにしてもよい。
(第三実施形態)
図9は、本発明の第三実施形態に係る虹彩認証装置1bを備えた虹彩認証システム3bの構成の一例を示す斜視図である。図2に示す虹彩認証装置1bは、部屋の壁面201に取り付けられた扉2bのハンドル202付近に取り付けられている。図9に示す扉2bは、その長尺方向が建具として鉛直に配置されることが予定された上下方向とされており、扉2bの上下方向が鉛直になるように壁面201に取り付けられている。
扉2bは、例えばホテルの各部屋の扉であってもよく、集合住宅や戸建て住宅の扉であってもよく、ビルの出入口やオフィス内の扉であってもよい。虹彩認証装置1bは、種々の扉に取り付けて用いることができるが、特にホテルの各部屋の扉2b用として、好適に用いることができる。
虹彩認証装置1bは、ハンドル202付近に取り付けられているので、通常、虹彩認証装置1bの位置よりも上方に認証対象Fの目、すなわち虹彩が位置することになる。なお、子供の目の位置は、虹彩認証装置1bの位置より下になる場合があるが、例えば扉2bを、ホテルの部屋の扉とした場合、通常宿泊客は大人であるから、虹彩認証装置1bの位置よりも上方に認証対象Fの目が位置する確率が高くなる。
図10は、図9に示す虹彩認証装置1及び扉2bの、ハンドル202付近の部分拡大図である。ハンドル202の取付位置付近には、扉2bの厚み内に、扉2bを施錠及び解錠する電気錠の錠本体203が収納されている。
錠本体203は、認証対象Fによるハンドル202の操作と連動して進退するラッチボルト221、扉2bを施錠するためのデッドボルト222、ラッチボルト221を進退させるための駆動力をハンドル202から受け付けるハンドル取付部223、デッドボルト222を進退させるための駆動力を後述する駆動キー122から受け付ける錠側係合部225、ハンドル取付部223の回動運動を、ラッチボルト221を進退させるための直線運動に変換し、錠側係合部225の回動運動を、デッドボルト222を進退させるための直線運動に変換する図略の伝達機構、及びこれらを収容する略箱状のケース227を備えている。
ハンドル202は、ユーザが把持するための略棒状の把持部210と、把持部210の一方端部付近から当該把持部の軸方向と垂直な方向に延びる円柱状の軸部211と、軸部211の先端部に設けられ、例えば四角柱形状の角芯212とを備えている。ハンドル取付部223には、角芯212を挿入可能な挿入穴224が形成されている。なお、把持部は、棒状に限られず、例えば球状であってもよく、その他の形状であってもよい。
虹彩認証装置1bは、上下方向に長尺の略箱状の筐体11を備えている。扉2に対する筐体11の取付面側からは、錠側係合部225と係合する駆動キー122(係合部)が突出している。駆動キー122は、例えばモータやギヤ機構からなる図略の駆動部により回動され、この駆動部と駆動キー122等により、扉2bを解錠する解錠機構200が構成されている。また、筐体11には、ハンドル202の軸部211が貫通する貫通孔13が形成されている。錠側係合部225には、駆動キー122と嵌合して係合するための溝部226が形成されている。
これにより、扉2bに虹彩認証装置1bを密着させ、駆動キー122に錠側係合部225を係合させた状態で、ハンドル202の軸部211を貫通孔13に貫通させて角芯212を挿入穴224に挿入することで、虹彩認証装置1bが扉2bに取り付けられるようになっている。
錠側係合部225には、通常はシリンダ錠が取り付けられ、錠側係合部225は、シリンダ錠と係合するようになっている。そのため、錠側係合部225には、シリンダ錠を取り付けるための取付機構が設けられている。そこで、虹彩認証装置1bを備えていない通常の扉2bから、シリンダ錠とハンドル202とを取り外した後に扉2bに虹彩認証装置1を取り付けて、さらに取り外したハンドル202の軸部211を貫通孔13に貫通させてハンドル202を扉2bに取り付けることによって、虹彩認証装置1bを扉2bに取り付けることができる。
筐体11の上面の少なくとも一部は、水平方向に対して傾斜した傾斜面15とされている。傾斜面15にはコールドミラー16が貼付されている。コールドミラー16は、赤外線を透過し可視光を反射する鏡である。なお、図略の例えば赤外線LED(Light Emitting Diode)等で構成された赤外線照明を備え、赤外線によって認証対象Fの目を照明するようにしてもよい。
筐体11の内部には、コールドミラー16を通して認証対象Fの目を撮像するためのカメラを備えた撮像部4bが配設されている。撮像部4bは、図2に示す第一実施形態の撮像部4と同様の構造を有している。
撮像部4bの撮像方向に延びる延長線、すなわちカメラのレンズの光軸方向に沿った撮像中心線Aは、水平方向よりも上方に傾斜している。上述したとおり、通常、虹彩認証装置1bの位置よりも上方に認証対象Fの目が位置するから、撮像部bの撮像中心線Aを、水平方向よりも上方に傾斜させることで、虹彩認証装置1bの斜め上方に位置する認証対象Fの目を適正に撮像することができる。
また、筐体11の上部には、コールドミラー16が貼付された傾斜面15の前端から上方に延びる延出部111が形成され、この延出部111の前面、つまり認証対象Fに対向する室外側面には、表示部7bが取付けられている。この表示部7bに画像もしくは文字が表示され、または発光ランプが点灯、あるいは点滅される等により、認証対象Fの注意を喚起する注意喚起表示が、撮像部4bの設置位置から認証対象Fの上瞼方向に離間した位置において行われるようになっている。
なお、表示部7bの設置部は、延出部111の前面に限られず、筐体11の他の部位、例えば延出部111の上端面であってもよい。
また、駆動部と駆動キー122を有する解錠機構は、ハンドル202を動かせないように固定してラッチボルト221を扉2b内に引き込めないようにすることで扉2b施錠し、ハンドル202の固定を解除してハンドル202の操作と連動してラッチボルト221を扉2b内に引き込めるようにすることによって扉2bを解錠する構成としてもよい。あるいは、解錠機構200は、ハンドル202とラッチボルト221との連動を遮断することによってラッチボルト221を扉2内bに引き込めないようにすることで扉2bを施錠し、ハンドル202とラッチボルト221とを連動させてラッチボルト221を扉2b内に引き込めるようにすることによって扉2bを解錠する構成としてもよい。
さらに、解錠機構200は、扉2bを施錠しなくてもよい。扉2bは、例えば閉じられたときに自動的に施錠されるオートロック機構を備えていてもよく、解錠機構200は、虹彩認証装置1bの認証結果に応じて解錠のみを行う構成であってもよい。
前記虹彩認証装置1bによれば、撮像部4aにより撮像された撮像画像に基づいて虹彩認証を実行し、その虹彩認証が成功したときに、扉2bを解錠することができる。そして、この虹彩認証装置1bの撮像部4aは、筐体11に一体に設置された状態で、扉2bに取り付けられる。その結果、扉2bの横に位置する壁面等に前記虹彩認証装置1bの取り付けスペースを確保する必要がなく、前記虹彩認証装置1bを取り付ける取付工事も不要となる。したがって、上述の虹彩認証装置1bは、設置が容易となる。
また、扉2bには、その厚み内に扉2bを施錠及び解錠する錠本体203が収納され、この錠本体203には、シリンダ錠と係合可能な錠側係合部225が設けられ、解錠機構200は、錠側係合部225と係合する駆動キー122からなる係合部を備え、この係合部を駆動することによって前記錠本体203を解錠させるように構成されている。
この構成によれば、扉2bからシリンダ錠を取り外して、シリンダ錠の代わりに扉2bに虹彩認証装置1bを取り付けることで、錠側係合部225と係合部(駆動キー122)とを係合させることができる。これにより、扉2bに対し、後から取り付けた虹彩認証装置1bによって、扉2bを解錠することが可能となる。
1,1a,1b 虹彩認証装置
2,2b 扉
3,3b 虹彩認証システム
4,4b 撮像部
7,7b 表示部
11 筐体
104 認証処理部
106 感知部
107 生体認証部
122 駆動キー(係合部)
200 解錠機構
203 錠本体
225 錠側係合部
227 ケース
421 レンズの中心(撮像中心)
431 撮像中心線
F 認証対象
UM 上瞼

Claims (11)

  1. 認証対象が有する虹彩の画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部の設置位置から前記認証対象の上瞼方向に離間した位置において前記認証対象の注意を喚起する注意喚起表示を行う表示部と、
    前記撮像部により撮像された画像に基づいて前記認証対象の虹彩認証を実行する認証処理部とを備える虹彩認証装置。
  2. 鉛直に配置されることが予定された上下方向を有する虹彩認証装置であって、
    認証対象が有する虹彩の画像を撮像する撮像部と、
    前記認証対象の注意を喚起する注意喚起表示を行う表示部と、
    前記撮像部により撮像された画像に基づいて前記認証対象の虹彩認証を実行する認証処理部とを備え、
    前記表示部は、前記上下方向に沿って、前記撮像部の配設位置から前記上下方向における上方側に離間した位置に配設される虹彩認証装置。
  3. 前記表示部は、前記認証対象の目に相当する被写体位置を基準とし、この被写体位置と前記撮像部の撮像中心とを結ぶ方向に延びる撮像中心線に対して30°〜8°の範囲内に配設されている請求項1又は2に記載の虹彩認証装置。
  4. 前記表示部は、前記撮像部との離間距離が14.4cm〜3.5cmの範囲内に設定されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の虹彩認証装置。
  5. 前記虹彩認証を実行すべき状態となったことを感知する感知部をさらに備え、
    前記表示部は、前記感知部で虹彩認証を実行すべき状態となったことが感知された時点で前記注意喚起表示を行う請求項1〜4のいずれか1項に記載の虹彩認証装置。
  6. 前記感知部は、前記撮像部により撮像された画像に基づいて認証対象の目が撮像部を覗き込んでいると判別された場合に、虹彩認証を実行すべき状態となったと感知する請求項5に記載の虹彩認証装置。
  7. 前記表示部は、複数の注意喚起表示パターンを有し、その中から選択された特定の注意喚起表示パターンを表示する請求項1〜6のいずれか1項に記載の虹彩認証装置。
  8. 前記表示部は、前回の注意喚起表示パターンと異なる注意喚起表示パターンを選択して表示する請求項7に記載の虹彩認証装置。
  9. 前記認証処理部は、前記表示部において前記注意喚起表示が行なわれる前に前記撮像部により撮像された第1画像と、前記表示部において前記注意喚起表示が行なわれた時点で前記撮像部により撮像された第2画像とに基づいて認証対象の上瞼が動いたか否かを判別し、前記認証対象の上瞼が動いた判別された場合に、前記認証対象が生体であると認証する生体認証部を備えた請求項1〜8のいずれか1項に記載の虹彩認証装置。
  10. 前記認証処理部は、前記表示部において前記注意喚起表示が行なわれた時点で、前記撮像部により撮像された第2画像に基づいて前記認証対象の虹彩認証を行う請求項9に記載の虹彩認証装置。
  11. 前記虹彩認証装置は、扉に取付け可能に構成され、
    前記虹彩認証装置が取り付けられた扉を解錠する解錠機構と、
    前記虹彩認証装置の前記撮像部、解錠機構を一体に収容する筐体とをさらに備え、
    前記扉には、その厚み内に前記扉を施錠及び解錠する錠本体が収納され、
    前記錠本体には、前記施錠及び解錠するための駆動力を受け付ける錠側係合部が設けられ、
    前記解錠機構は、前記錠側係合部と係合する係合部を備え、前記係合部を駆動することによって前記錠本体を解錠させる請求項1〜10のいずれか1項に記載の虹彩認証装置。
JP2016182102A 2016-09-16 2016-09-16 虹彩認証装置 Pending JP2019219698A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016182102A JP2019219698A (ja) 2016-09-16 2016-09-16 虹彩認証装置
TW106128592A TW201814573A (zh) 2016-09-16 2017-08-23 虹膜認證裝置
PCT/JP2017/032988 WO2018052003A1 (ja) 2016-09-16 2017-09-13 虹彩認証装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016182102A JP2019219698A (ja) 2016-09-16 2016-09-16 虹彩認証装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019219698A true JP2019219698A (ja) 2019-12-26

Family

ID=61618793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016182102A Pending JP2019219698A (ja) 2016-09-16 2016-09-16 虹彩認証装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2019219698A (ja)
TW (1) TW201814573A (ja)
WO (1) WO2018052003A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023007714A1 (ja) * 2021-07-30 2023-02-02 日本電気株式会社 認証システム及び撮像装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020070590A1 (ja) * 2018-10-05 2020-04-09 株式会社半導体エネルギー研究所 認証システム、認証システムを用いた解錠履歴の記録方法
TWI754806B (zh) * 2019-04-09 2022-02-11 栗永徽 利用深度學習定位虹膜之裝置與方法
WO2021245823A1 (ja) * 2020-06-03 2021-12-09 日本電気株式会社 情報取得装置、情報取得方法及び記憶媒体
WO2023007858A1 (ja) * 2021-07-30 2023-02-02 日東電工株式会社 赤外線セキュリティシステム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004086614A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 目画像撮像装置及び目画像認証装置
JP2007319175A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮影装置およびそれを用いた認証装置
JP2012202072A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Miwa Lock Co Ltd 電気錠システム
JP6020748B1 (ja) * 2016-01-08 2016-11-02 日本電産リード株式会社 扉用虹彩認証装置、及び虹彩認証システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023007714A1 (ja) * 2021-07-30 2023-02-02 日本電気株式会社 認証システム及び撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018052003A1 (ja) 2018-03-22
TW201814573A (zh) 2018-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018052003A1 (ja) 虹彩認証装置
JP4671811B2 (ja) 指認証装置
JP6134662B2 (ja) 生体認証装置および生体認証方法
KR101730255B1 (ko) 얼굴 인식 디지털 도어록
JP5872717B2 (ja) 血管画像撮影装置
EP3401470A1 (en) Door-use iris authentication device, and iris authentication system
KR102066185B1 (ko) 정확하고 신속한 안면인식 도어락 장치
JP2017004398A (ja) 認証装置及び認証方法
WO2020149339A1 (ja) 認証システム、認証装置、及び認証方法
KR20220028530A (ko) 사용자 인증장치 및 그 제어방법
TW201812160A (zh) 鎖控制單元、附電鎖之門及電源控制系統
TW201712582A (zh) 虹膜認證裝置
JP2007113192A (ja) 錠前装置
JP4131180B2 (ja) 顔認証装置
CN211124188U (zh) 企业用智能门禁系统
JP2010287247A (ja) 指認証装置
JP2007079791A (ja) 顔認証装置及び顔認証端末
JP4945549B2 (ja) 指認証装置
JP6220824B2 (ja) 血管画像撮影装置及び認証装置
JP5935861B2 (ja) 指認証装置
JP5765450B2 (ja) 指認証装置
JP5561328B2 (ja) 血管画像撮影装置及び個人認証装置
JP5099256B2 (ja) 指認証装置
WO2017051696A1 (ja) 虹彩認証装置
CN113316781A (zh) 认证系统、认证装置及认证方法