JP2019219141A - 接触式入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾丸との接触面積を増やし安定した電気的接続を確保できる接触式入力装置を提供する。【解決手段】後端に向けて弾丸2の直径が漸増する弾丸テーパ面3を有する弾丸用の接触式入力装置10である。接触式入力装置10は、弾丸2に入力諸元を入力する接触端子11を備える。接触端子11は、導電性があり弾丸テーパ面3に少なくとも線で接触する内面12aを有する。内面12aを弾丸テーパ面3に接触させ、入力諸元を弾丸2に入力する。【選択図】図4

Description

本発明は、接触式入力装置に関する。
例えば艦艇等に搭載された砲に弾丸を装填する場合、翼を開くタイミングや目標位置情報等の入力諸元を弾丸の近接検出部に入力する必要がある。接触式入力装置は、弾丸の近接検出部に入力諸元を入力する砲に設けられた装置である。
弾丸の近接検出部へ入力諸元を入力する方式として、接触式と非接触式がある。接触式は、非接触式に比べて通信速度が速いというメリットがある。このような接触式入力装置は、例えば非特許文献1に開示されている。
Ki−Up Cha、外1名、"Transmission of Data Message through Contact Type Fuse Setter"、[online]、2008年4月21日〜4月24日、NDIA 43rd Annual Armament Systems: Gun and Missile Systems Conference & Exhibition、[平成29 年11月6日検索]、インターネット〈URL:https://ndiastorage.blob.core.usgovcloudapi.net/ndia/2008/gun_missile/ChaKiUp.pdf〉
図1は、従来の接触式入力装置100の説明図である。図1(A)は接触式入力装置100が取り付けられた砲120の側面図である。図1(B)は、砲120の正面図、図1(C)は、図1(B)のG−G矢視図、図1(D)は、図1(C)のH部分の拡大図である。また、図1(E)は、図1(D)のJ−J矢視図である。
図1に示すように非特許文献1に開示された接触式入力装置100は、その接触端子111を、弾丸102の先端周囲にある金属製の接触部105に接触させることで、図示しない近接検出部へ入力諸元を送信する。この接触端子111は、平板形状に設けられているのに対し、弾丸102の接触部105は円錐面又は外方に向けて丸み帯びたテーパ面に設けられているため、一点(例えば図1(E)における下側の角)のみで弾丸102に点接触していた。そのため接触端子111と弾丸102との接触面積が小さく、それらの電気的接続が不安定となっていた。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、弾丸との接触面積を増やし安定した電気的接続を確保できる接触式入力装置を提供することにある。
本発明によれば、後端に向けて弾丸の直径が漸増する弾丸テーパ面を有する前記弾丸用の接触式入力装置であって、
導電性があり前記弾丸テーパ面に少なくとも線で接触する内面を有する接触端子を備え、
前記内面を前記弾丸テーパ面に接触させ入力諸元を前記弾丸に入力する、接触式入力装置が提供される。
上述した本発明によれば、導電性のある接触端子の内面が少なくとも線で弾丸テーパ面に接触するので、弾丸の接触部と接触端子との接触面積を従来の接触式入力装置より広く確保することができる。
それにより、弾丸と接触式入力装置との接続を従来の接触式入力装置より安定させることができる。
従来の接触式入力装置の説明図である。 本発明の第1実施形態の接触式入力装置が入力諸元を入力する対象となる弾丸の説明図である。 本発明の第1実施形態の接触式入力装置が取り付けられた砲の説明図である。 本発明の第1実施形態の接触式入力装置の説明図である。 様々な形状の弾丸に本発明の第1実施形態の接触端子を被せたときの説明図である。 本発明の第2実施形態の接触式入力装置の説明図である。 導電性と弾性を兼ね備える第2実施形態の接触端子凹孔の内面を例示する説明図である。 本発明の第3実施形態の接触式入力装置が取り付けられた砲の説明図である。 本発明の第3実施形態の接触式入力装置の説明図である。 第3実施形態の接触端子が、第2実施形態の接触端子を分割したものであるときの縦断面図である。 本発明の第4実施形態の接触式入力装置の説明図である。 本発明の第5実施形態の接触端子片の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明は、弾丸用の接触式入力装置10である。
図2は、本発明の第1実施形態の接触式入力装置10が入力諸元を入力する対象となる弾丸2の説明図である。入力諸元とは、翼を開くタイミングや目標位置情報等のデータである。
本発明の接触式入力装置10により入力諸元が入力される弾丸2は、弾丸テーパ面3に接触部5を備える。弾丸テーパ面3は、後端に向けて直径が漸増する弾丸2の側面である。例えば弾丸テーパ面3は、円錐面又は外方に向けて丸み帯びたテーパ面であってもよく、球面であってもよい。弾丸テーパ面3には、金属製の接触部5が設けられている。接触部5は、機軸7を中心とする周方向においては弾丸テーパ面3の全周を覆うことが好ましいが、機軸方向においては弾丸テーパ面3の全てを覆っていなくてもよい。
弾丸2の内部には、例えば翼の制御装置やシーカ等の近接検出部4が設けられている。接触部5と近接検出部4とは電気的に接続している。これにより入力諸元は、接触式入力装置10の接触端子11が弾丸2の接触部5に接触することで近接検出部4に入力され、記憶される。
図3は、本発明の第1実施形態の接触式入力装置10が取り付けられた砲20の説明図である。図3(A)は側面図、図3(B)は正面図、図3(C)は図3(B)のK−K矢視図である。
本実施形態の接触式入力装置10が取り付けられる砲20は、弾丸2を収容する穴22aが複数設けられた例えば回転式のドラム22を有するものであってもよい。ドラム22には、複数の穴22aが同心円上に設けられている。弾丸2は、この穴22aに挿入され、ドラム22の回転に伴って接触式入力装置10へ移動する。これにより、砲20は、弾丸2を接触式入力装置10へ連続的に送り込むことができる。
図4は、本発明の第1実施形態の接触式入力装置10の説明図である。図4(A)(B)は、図3(C)のL−L矢視図であり、図4(C)は、接触端子11の底面図である。また、図4(A)は、接触端子11が弾丸2を覆う前の説明図であり、図4(B)は、接触端子11が弾丸2を覆ったときの説明図である。
この図に示すように接触式入力装置10は、接触端子11、アクチュエータ14、弾性体16、及びトレイ18を備える。
接触端子11は、弾丸2の直径に近似する直径を有する凹孔12を有する。接触端子11は、凹孔12が貫通孔であることで円環形状に形成されていることが好ましいがこれに限らない。凹孔12の最小直径は、接触部5の最小直径とその最大直径との間に設けられており、凹孔12の最大直径は、接触部5の最大直径より大きく設けられている。
弾丸2は、凹孔12の開口部12bに先端を向けてトレイ18に載せられる。接触端子11は、凹孔12の中心が接触式入力装置内の弾丸2の機軸7の同軸上に位置するように設けられ、凹孔12の開口部12bを弾丸2に向けて往復可能に設けられている。例えば図4や図3(C)に示すように、機軸方向に延びたレール15で接触端子11を誘導することで、凹孔12の軸の向きを弾丸2の機軸7の同軸上に保ったまま接触端子11を機軸方向に移動してもよい。凹孔12の内面12aは、金属や導電性ゴム等の導電性の素材で設けられている。これにより接触式入力装置10は、凹孔12が弾丸2の接触部5を覆って導電性のある内面12aを接触部5に接触させることにより、入力諸元を近接検出部4へ入力する。
本実施形態の接触端子11の凹孔12は、勾配の異なる複数のテーパ面13を内面12aとして有する。勾配が異なる複数のテーパ面13は、機軸方向に隣接する。
図4に示すように、接触端子11の複数のテーパ面13のうち、弾丸2に近接するテーパ面13(以下、緩テーパ面13b)は、より弾丸2から遠方に位置するテーパ面13(以下、急テーパ面13a)より緩やかな勾配となるように構成されている。なお、図4(B)には、接触端子11の急テーパ面13aの勾配と同じ勾配を弾丸テーパ面3に有する弾丸2を例示している。
アクチュエータ14は、弾丸2の機軸上で、接触端子11又は弾丸2を往復させる。例えば図4のアクチュエータ14は、弾丸2に対して接触端子11を往復させている。アクチュエータ14は、図4に示すようにラック・アンド・ピニオン14aとモータ14bでもよい。もしくは、アクチュエータ14は、電動式シリンダ又は油圧式シリンダであってもよい。
アクチュエータ14は、バネ又はゴム等の弾性体16を介して接触端子11又はアクチュエータ14と弾丸2を支持するトレイ18に連結していることが好ましい。もしくは、接触端子11と弾丸2が接触したことを検知する接触センサーをアクチュエータ14に設け、その接触を検知したときにアクチュエータ14の駆動を停めてもよい。
この構成により本実施形態の接触式入力装置10は、アクチュエータ14を駆動させ、弾丸2の機軸上の弾丸側へ接触端子11を移動させて弾丸2を先端から覆うことで、凹孔12の内面12aを弾丸2の弾丸テーパ面3に接触させる。これにより、接触式入力装置10は、接触端子11と接触部5を介して近接検出部4に電気的に接続できるので、入力諸元を弾丸2へ入力することができる。これにより、図4(B)に示すように、弾丸2の弾丸テーパ面3の勾配と接触端子11のテーパ面13の勾配とが同じであるため、接触端子11と弾丸2の接触部5とを面状に接触させることができる。図4(A)(B)に示した弾丸2の接触部5は、接触端子11の急テーパ面13aに対して面状に接触(面接触)しているが、接触部5が緩テーパ面13bに面接触する場合も同様である。なお接触端子11と弾丸2の接触面積は、線接触より面接触の方が大きい。
それにより、点接触しかできなかった従来の接触式入力装置100よりも接触面積を広く確保できるため、弾丸2と接触式入力装置10との接続をより安定に保つことができる。
図5は、様々な形状の弾丸2に本発明の第1実施形態の接触端子11を被せたときの説明図である。
図5(A)は、図4に示した弾丸2よりも細く、急テーパ面13aよりも急な勾配の弾丸テーパ面3を有する弾丸2の説明図である。上述したように、凹孔12の最小直径は、接触部5の最小直径とその最大直径との間に設けられており、凹孔12の最大直径は、接触部5の最大直径より大きく設けられている。そのためこの図に示すように、弾丸テーパ面3の勾配が急テーパ面13aよりも急である場合、弾丸2の接触部5は、接触端子11における開口部12bの反対側の開口(以下、反開口部12c)に接触する。このとき、弾丸2と接触端子11の接触部位は、線状の円を描く線接触となる。
図5(B)は、急テーパ面13aと緩テーパ面13bとの間の勾配を有する弾丸テーパ面3を備えた弾丸2に接触端子11を被せたときの説明図である。図4(C)に示すように、急テーパ面13aと緩テーパ面13bとの境界部13cは円を描いている。弾丸テーパ面3が急テーパ面13aと緩テーパ面13bとの間の勾配を有する場合、この境界部13cが弾丸2の接触部5に線で接触する(線接触)する。
図5(C)は、緩テーパ面13bよりも勾配が緩やかな弾丸テーパ面3を有する弾丸2の説明図である。この図に示すように、弾丸テーパ面3の勾配が緩テーパ面13bよりも緩やかな場合、弾丸2の接触部5は、緩テーパ面13bの開口部12bに近接した位置に接触する。この場合の弾丸2と接触端子11の接触部位も線状の円を描く線接触となる。
図5(D)は、弾丸テーパ面3が球面である場合の説明図である。弾丸テーパ面3が球面である場合、弾丸2の接触部5は、接触部5の直径の大きさに応じて急テーパ面13aと緩テーパ面13bのいずれか一方に接触する。この場合の弾丸2と接触端子11の接触部位も線状の円を描く線接触となる。
このように、本実施形態の接触式入力装置10は、1つの接触端子11で様々な勾配や形状を有する弾丸2の接触部5に接触することができる。弾丸2と接触端子11の接触部位は、いずれも線状の円を描く線接触となる。
したがって、凹孔12の最小直径を接触部5の最小直径とその最大直径との間に、凹孔12の最大直径を接触部5の最大直径より大きく設けていれば、弾丸2の接触部5と接触端子11のテーパ面13との勾配が同じでなくても、円を描く線状の接触部位が得られる。
したがって、本実施形態の接触式入力装置10は、点接触しか得られなかった従来の接触式入力装置100よりも接触部位が大きいため、従来の接触式入力装置100よりも安定した接続を得ることができる。
また従来の接触式入力装置100は、弾丸102の接触部の位置(図1における高さ)が、接触式入力装置100の接触端子111の位置に限定されるため、弾丸102の形状や大きさが制約されてしまっていた。
それに対し、本実施形態の接触式入力装置10は、接触端子11が異なる勾配を有するテーパ面13を複数有し、テーパ面13(凹孔12の内面12a)のどの部位に弾丸2の接触部5が接触しても近接検出部4と電気的に接続できるので、1つの接触端子11で様々な形状や大きさの弾丸2に対応することができる。
また弾性体16がアクチュエータ14と接触端子11を連結している場合、弾丸2と接触端子11との機軸上における接触位置(図5においては接触高さ)に応じて弾性体16が伸縮する。そのため、図5に示すように弾丸2の形状が異なってもアクチュエータ14の移動距離を一定にすることができる。それにより、弾丸2と接触端子11との距離を計測する計測センサーや、接触端子11が弾丸2に接触したことを検知する接触センサーが不要になるため、接触式入力装置10の構成を簡略化でき、その製造費用を削減することができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態の接触式入力装置10の説明図である。図6(A)(B)は、図3(C)のL−L矢視図であり、図6(C)は、図6(A)(B)とは異なる形状の弾丸2に本実施形態の接触端子11を被せたときの説明図である。また、図6(A)は、接触端子11が弾丸2に被さる前の説明図であり、図6(B)は、接触端子11が弾丸2に被さったときの説明図である。
第2実施形態の接触式入力装置10は、接触端子11の凹孔12の内面12aが、導電性と弾性を兼ね備える点で、第1実施形態の接触式入力装置10と相違する。
図7は、導電性と弾性を兼ね備える第2実施形態の接触端子11の凹孔12の内面12aを例示する説明図である。
例えば接触端子11の凹孔12の内面12aは、図7(A)に示すように導電性ゴム17aで構成されていてもよい。
もしくは図7(B)のように凹孔12の内面12aは、鉄等の導電性のある金属製の細いワイヤーを、螺旋状又はウール状にまとめた鋼綿17bであってもよい。
さらに接触端子11の構造は、図7(C)と図7(D)のように凹孔12の内孔または、開口部側に向けて延びる導電性のワイヤー17c又はバネ17dを複数有するものであってもよい。もしくは凹孔12の内面12aは、これらの複数の導電性のバネ17dが別のバネ17dで互いに連結された構造であってもよい。
さらに接触端子11の凹孔12の内面12aは、図7(E)に示すように反開口部12cの周囲から垂れ下がる複数の導電性のバネ17dであってもよい。
もしくは、図7(F)に示すように凹孔12を形成するゴムやウレタン、スポンジ等の弾性体17eを導電性のある導電布17fで覆うことにより、導電性と弾性を兼ね備える凹孔12の内面12aを形成してもよい。もしくは、図7(F)に示す接触端子11の弾性体17eは、不活性ガスや空気等の気体を密閉した風船又は袋であってもよい。
これにより、この実施形態の接触式入力装置10は、アクチュエータ14を駆動して接触端子11を弾丸2に被せると、弾丸2の接触部5に押されて接触端子11の内面12aが外方へ凹み、凹孔12が弾丸2の接触部5を覆う。それにより、接触端子11と弾丸2との接触面積を従来の接触式入力装置100より拡大でき、弾丸2と接触式入力装置10の接続を安定に保つことができる。本実施形態の接触式入力装置10は、弾丸2の接触部5に応じて接触端子11の内面12aが変形するため、図5に示したように様々な形状や勾配の弾丸2であっても、第1実施形態よりも接触面積をさらに拡大することができる。例えば図7(A)や(F)の接触式入力装置10では、接触端子11の内面12aと弾丸2との接触を面接触とすることができる。図7(B)から(E)の接触式入力装置10では、接触端子11の内面12aと弾丸2が複数箇所で線接触又は面接触する。したがって本実施形態の接触式入力装置10は、弾丸2と接触式入力装置10とが点接触しかできなかった従来の接触式入力装置100よりも接続を安定させることができる。
その他の本実施形態の接触式入力装置10の構成と効果は、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態の接触式入力装置10が取り付けられた砲20の説明図である。図8(A)は側面図、図8(B)は正面図、図8(C)は図8(B)のM−M矢視図である。なお、この図のドラム22の構成は、図3で示した第1実施形態と同様である。
本実施形態の接触式入力装置10は、図8(B),(C)に示すように、砲20の砲塔21とドラム22の間の弾丸2の移動経路上に設けられている。
図9は、本発明の第3実施形態の接触式入力装置10の説明図である。図9(A)(B)は、図8(C)のN−N矢視図である。図9(C)は、図8(C)のPの拡大図である。また、図9(A)は、接触端子11が弾丸2に被さる前の説明図であり、図9(B)は、接触端子11が弾丸2に被さったときの説明図である。
この図に示すように、弾丸2は、先端を砲塔21に向けてドラム22から砲塔21へ移動する。ドラム22と砲塔21の間には、内部に接触端子11を有する接触式入力装置10が設けられている。アクチュエータ14がトレイ18を砲塔21に向けて押すことによって、弾丸2を接触端子11に向けて移動させる。
本実施形態の接触端子11は、弾丸2の移動方向に延びる面によって複数の接触端子片11aに分割されている。接触端子11の内側には、第1実施形態又は第2実施形態の接触端子11と同様の内面12aが設けられている。例えば図9の接触端子11は、第1実施形態の接触端子11が分割された形状を有している。
接触端子片11aの外側には、弾性体23が設けられている。弾性体23は、接触端子片11aを弾丸2の移動経路Tに向けて付勢し、移動経路Tを通過する弾丸2の周面に接触端子片11aの内面12aを押し付ける。
弾丸2は、接触端子片11aを外側へ押しのけながら、ドラム22から砲塔21に向けて移動経路Tを移動する。その間に弾丸2の弾丸テーパ面3にある接触部5と接触端子片11aの内面12aが接触し、入力諸元を弾丸2へ入力する。
図10は、第3実施形態の接触端子11が、第2実施形態の接触端子11を分割したものであるときの縦断面図である。図10(A)は、弾丸2が接触端子片11aを押し広げる前の図であり、図10(B)は、弾丸2が接触端子片11aを押し広げているときの図である。
この図に示すように、本実施形態の接触端子11は、導電性と弾性を兼ね備える凹孔12の内面12aを形成してもよい。例えば本実施形態の接触端子11は、図7(A)と同様の導電性ゴム17aであってもよい。この場合、導電性ゴム17aの表面と弾丸2の周面との間に生じる摩擦係数が小さくなるように、例えば導電性ゴム17aの表面に潤滑油が塗られていてもよい。
もしくは、本実施形態の接触端子11の内面12aは、図7(F)と同様に、凹孔12を形成するゴムやウレタン、スポンジ等の弾性体17eを導電性のある導電布17fで覆ったものであってもよい。
この構成により、本実施形態の接触式入力装置10は、弾丸2をドラム22から砲塔21へ移動させるだけで、アクチュエータ等の動力を用いることなく、接触端子11の内面12aを弾丸2に接触させることができる。
その他の本実施形態の接触式入力装置10の構成と効果は、第1実施形態又は第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
図11は、本発明の第4実施形態の接触式入力装置10の説明図である。図11(A)は、接触端子11が弾丸2に被さる前の縦断面図であり、図11(B)は、接触端子11が弾丸2に被さったときの縦断面図である。図11(C)は、図11(B)のQ−Q矢視図である。
本実施形態の接触式入力装置10は、接触端子片11aの外側で接触端子片11aを支えるものが、弾性体23ではなく、アクチュエータ24である点で、第3実施形態とは異なる。アクチュエータ24は、移動経路Tを中心とする外側と内側との間で各接触端子片11aを移動させる。アクチュエータ24は、電動式シリンダ又は油圧式シリンダでもよく、第1実施形態のアクチュエータ14のようなラック・アンド・ピニオン14aとモータ14bであってもよい。
本実施形態の接触式入力装置10で入力諸元を弾丸2に入力する場合、まず図11(A)に示すようにアクチュエータ24を駆動させて接触端子片11aを外側へ退避させる。
次いで、弾丸2の接触部5の周りを接触端子片11aが囲む位置で弾丸2の移動を停止し、接触端子片11aの内面12aが弾丸2の接触部5に接触するまで、アクチュエータ24を駆動させて接触端子片11aを内側へ移動させる。これにより接触端子11の内面12aを弾丸2に接触させて、入力諸元を弾丸2に入力することができる。
入力諸元を弾丸2に入力した後には、アクチュエータ24を駆動させて接触端子片11aを外側へ移動させ、その後、弾丸2を砲塔21へ移動させる。
(第5実施形態)
図12は、本発明の第5実施形態の接触端子片11aの説明図である。図12(A)〜(C)は縦断面図であり、図12(D)は図12(C)の接触端子11の平面図である。
本実施形態の接触式入力装置10は、第3実施形態と同様に、砲20の砲塔21とドラム22の間の弾丸2の移動経路上に設けられている。本実施形態の接触端子片11aは、弾丸側に向いた開口部12bと、その反対側の反開口部12cを有する。開口部12bと反開口部12cは、いずれも弾丸2の最大直径よりも大きく設けられている。弾丸2は、開口部12bから反開口部12cに向かって接触端子片11aを通り抜ける。
図12(A)は、図7(F)に示した第2実施形態の接触端子片11aと同様に、凹孔12の内面12aが、ゴムやウレタン、スポンジ等の弾性体17eを導電性のある導電布17fで覆うことによって形成されている例を示している。弾性体17eは、円環状に設けられ、移動経路Tに向けてせり出している。弾丸2が移動経路Tに沿って接触端子片内を進むと、弾丸テーパ面3によって弾性体17eが外側へ押し広げられ、その間に導電布17fが弾丸2の接触部5に接触する。これにより接触端子11の内面12aを弾丸2に面接触して、入力諸元を弾丸2に入力することができる。
図12(B)は、気密または所定の気圧に保った空間25を導電布17fで覆った形状をしている。この空間25には、不活性ガスや空気等の気体が満たされている。この空間25に密閉された気体が、接触端子11の内面12aに弾性を与えている。
例えばこの空間25は、弾丸2の移動経路Tを挟む形状をしている。例えば空間25は、弾丸2の移動経路Tを周方向に取り囲む円環形状やU字型形状であってもよい。もしくは2つの空間25が対向して弾丸2の移動経路Tを挟む形状であってもよい。
空間25は、これらの形状に構成された風船や袋によって形成されていてもよい。もしくは空間25は、これらの形状になるように複数の風船や袋を配置したものによって形成されていてもよい。
これらの風船や袋には、気体が密閉されていてもよいが、それに限らない。例えば、図12(B)に示すように、内圧を一定に保つように風船や袋の内腔にポンプ26で送気し続けていてもよい。
導電布17fは、この空間25を形成する風船や袋を覆っていてもよい。もしくは、導電布17fが気密に設けられていて、導電布自体で風船や袋を形成してもよい。
この構成により、図12(B)の接触端子11を弾丸2が通過しようとすると、弾丸2が空間25内部の気体を圧縮する。それにより導電布17fが弾丸2の接触部5に接触するので、入力諸元を弾丸2に入力することができる。
12(C)に示す接触端子11は、伸縮可能な円環状の弾性体27と、その円環状の弾性体27の少なくとも内側を覆う導電布17fとを有する。弾性体27は、弾丸2の移動経路上に中心が位置するように固定される。弾性体27は、弾丸2が接触端子11を通過出来る程、伸びるゴム又はバネであることが好ましい。
例えば12(C)の例の接触端子11は、開口部12bと反開口部12cに沿って筒状に張り巡らされた導電布17fの外側に円環状の弾性体27が取り付けられている。言い換えると、12(C)の例の接触端子11は、筒状に設けられた導電布17fを円環状の弾性体27の穴に通し、導電布17fの両端部を開口部12bと反開口部12cに沿って固定した形状となっている。伸びていないときの弾性体27の直径は、弾丸2の接触部5の最大直径より小さい。
この構成により、弾丸2が12(C)の接触端子11を通過しようとすると、弾丸2が弾性体27を押し広げる。それによって弾丸テーパ面3に沿って弾性体27が伸び、導電布17fが弾丸2の接触部5と接触する。
このように、本実施形態の接触式入力装置10は、接触端子11を駆動する動力を用いることなく、弾丸2に接触端子11を接触させて、入力諸元を入力させることができる。また本実施形態の接触式入力装置10は、弾丸2が内面12aを押し広げながら移動するため、接触端子内を通過中に接触端子11の内面12aと弾丸2とを面接触させることができる。したがって本実施形態の接触式入力装置10は、弾丸2と接触式入力装置10とが点接触しかできなかった従来の接触式入力装置100よりも接続を安定させることができる。
その他の第5実施形態の接触式入力装置10の構成と効果は、第1実施形態〜第4実施形態と同様である。
上述した本発明によれば、導電性のある接触端子11の内面12aが少なくとも線で弾丸テーパ面3に接触するので、弾丸2の接触部5と接触端子11との接触面積を従来の接触式入力装置100より広く確保することができる。
それにより、弾丸2と接触式入力装置10との接続を従来の接触式入力装置100より安定させることができる。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
10 接触式入力装置、2 弾丸、3 弾丸テーパ面、
4 近接検出部、5 接触部、7 機軸、
11 接触端子、11a 接触端子片、
12 凹孔、12a 内面、
12b 開口部、12c 反開口部、13 テーパ面、
13a 急テーパ面、13b 緩テーパ面、13c 境界部、
14 アクチュエータ、14a ラック・アンド・ピニオン、14b モータ、
15 レール、16 弾性体、
17a 導電性ゴム、17b 鋼綿、17c ワイヤー、
17d バネ、17e 弾性体、17f 導電布、
18 トレイ、
20 砲、21 砲塔、22 ドラム、22a 穴、
23 弾性体、24 アクチュエータ、
25 空間、26 ポンプ、27 弾性体、
100 接触式入力装置、102 弾丸、105 接触部、
111 接触端子、120 砲、T 移動経路

Claims (9)

  1. 後端に向けて弾丸の直径が漸増する弾丸テーパ面を有する前記弾丸用の接触式入力装置であって、
    導電性があり前記弾丸テーパ面に少なくとも線で接触する内面を有する接触端子を備え、
    前記内面を前記弾丸テーパ面に接触させ入力諸元を前記弾丸に入力する、接触式入力装置。
  2. 前記内面は、導電性及び弾性を有する、請求項1に記載の接触式入力装置。
  3. 前記接触端子は、勾配の異なる複数のテーパ面を前記内面に有し、
    勾配が異なる複数の前記テーパ面は、機軸方向に隣接しており、
    複数の前記テーパ面のうちの前記弾丸に近接するテーパ面は、該弾丸から遠方に位置するテーパ面より緩やかな勾配を有する、請求項1又は2に記載の接触式入力装置。
  4. 前記接触端子は、前記内面を有し前記弾丸テーパ面を覆う凹孔を有し、
    前記接触式入力装置は、前記凹孔を前記弾丸に向けた前記接触端子又は該弾丸を該弾丸の機軸上で移動させるアクチュエータを備える、請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の接触式入力装置。
  5. 前記接触式入力装置は、前記弾丸の移動経路上に位置し、
    前記接触端子は、前記弾丸の移動方向に延びる面によって複数の接触端子片に分割されており、
    各接触端子片は、前記移動経路に向けて付勢される、請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の接触式入力装置。
  6. 前記接触式入力装置は、前記弾丸の移動経路上に位置し、
    前記接触端子は、前記弾丸の移動方向に延びる面によって複数の接触端子片に分割されており、
    さらに前記接触式入力装置は、前記移動経路を中心とする外側と内側との間で各接触端子片を移動させるアクチュエータを有する、請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の接触式入力装置。
  7. 前記接触式入力装置は、前記弾丸の移動経路上に位置し、
    前記内面は、前記移動経路を周方向に取り囲み、又は該移動経路を挟み、
    前記弾丸は、前記内面を押し広げながら前記移動経路上を移動する、請求項2に記載の接触式入力装置。
  8. 前記弾丸は、前記内面との接触により前記入力諸元を入力させる接触部を前記弾丸テーパ面上に有するものであり、
    前記凹孔の最小直径は、前記接触部の最小直径と最大直径の間であり、
    前記凹孔の最大直径は、前記接触部の最大直径より大きい、請求項4に記載の接触式入力装置。
  9. 前記接触端子と前記アクチュエータとを連結する弾性体、又は前記弾丸を支持するトレイと前記アクチュエータとを連結する弾性体、を備える、請求項4又は8に記載の接触式入力装置。
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