JP2019218746A - Rc梁構造、柱梁架構 - Google Patents

Rc梁構造、柱梁架構 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に精度よく構築することが可能な、柱相互間に梁主筋がX型状に配筋されたRC梁構造、及びこれを用いた柱梁架構を提供する。【解決手段】RC梁40は、柱部材30相互間に斜め梁主筋42がX型状に配筋されたRC梁40であって、X型状に配筋された斜め梁主筋42は、RC梁40の一方の端部40a側の第1鉄筋45A,45Bと、他方の端部40b側の第2鉄筋46A,46Bと、これらの間に斜めに設けられた接続鉄筋47A,47Bと、を備え、第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47B、及び第2鉄筋46A,46Bと接続鉄筋47A,47Bは、それぞれ鉄筋継手治具50で連結されている。【選択図】図4

Description

本発明は、建物の柱相互間に架設される、梁主筋がX型状に配筋されたRC梁構造、及びそのRC梁構造と柱部材とで構成される柱梁架構に関する。
例えば、特許文献1には、互いに隣り合う柱の間に設けられる梁の剛性、強度を高めるため、梁の長手方向に配設された主筋をX字状に交差させて配筋する構成が開示されている。
このような、主筋をX字状に交差させて配筋するように梁を施工するに際し、例えば柱がプレキャストコンクリート造である場合等には、鉄筋を、一端を柱に埋設させ、他端が外方へ突出するように予め設けることがある。このような場合においては、これら鉄筋の他端同士が互いに対向するように2本の柱を設置した後に、他端同士を接合することで、梁の主筋が形成される。
例えば特許文献2には、互いに隣り合う柱の間に設けられる梁の長手方向に配筋された主筋をX字状に交差させる部分に、X字状のスリーブを設け、各主筋の端部をスリーブ管内に挿入する構成が開示されている。
このような構成では、例えば柱をプレキャストコンクリート造とする場合、プレキャストコンクリート造の柱に埋設した鉄筋の端部を、梁の部分でX字状のスリーブに挿入する。しかし、梁の両側に設けた柱からそれぞれ延びる鉄筋の端部同士の間隔は狭く、鉄筋の端部をX字状のスリーブに挿入することは困難である。梁の両側に設けた柱からそれぞれ延びる鉄筋の端部同士の間隔を大きくしたのでは、施工精度の低下に繋がる。
また、特許文献3には、2本の板状金物を重ね合わせ、中心点で結合させることによって、X状としたクロス部ジョイント金物に対し、鉄筋の端部を結合させる構成が開示されている。このような構成では、特殊なクロス部ジョイント金物を用いる必要がある。
特開平8−246550号公報 特開平8−246549号公報 特開2002−206314号公報
本発明の目的は、特殊な鉄筋継手金物を使用することなく、容易に精度よく構築することが可能な、柱相互間に梁主筋がX型状に配筋されたRC梁構造、及びこれを用いた柱梁架構を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明者らは、柱相互間に梁主筋がX型状に配筋されたRC梁構造として、特殊な鉄筋継手金物を使用することなく、梁中央部において、X型状に配筋される梁主筋同士の間に短い接続鉄筋を配置し、その接続鉄筋の両端部と梁主筋とを其々、汎用品の鉄筋継手金物で接合させた。よって、RC梁構造では、斜め方向に配筋される梁主筋の途中に、1箇所ではなく、2箇所、鉄筋継手金物を隣接して設けることで、複数の鉄筋継手金物によって、梁主筋を其々位置調整することが可能となり、梁部材内に特殊な鉄筋継手金物を使用することなく、X型状に配筋される斜め梁主筋を備えるRC梁構造が実現可能である点に着眼して、本発明に至った。
すなわち、本発明のRC梁構造は、柱相互間に梁主筋がX型状に配筋されたRC梁構造であって、X型状に配筋された前記梁主筋は、梁の一方の端部側の第1鉄筋と、他方の端部側の第2鉄筋と、これらの間に斜めに設けられた接続鉄筋と、を備え、前記第1鉄筋と前記接続鉄筋、及び前記第2鉄筋と前記接続鉄筋は、それぞれ鉄筋継手治具で連結されていることを特徴とする。
このような構成によれば、X型状に配筋される梁主筋は、第1鉄筋と、第2鉄筋と、接続鉄筋の3分割された鉄筋で構成され、其々の鉄筋同士が鉄筋継手治具で連結されている。具体的には、鉄筋継手治具を用いて鉄筋同士を連結するときには、鉄筋継手治具に一方の鉄筋の端部を挿入しておく。その後、一方の鉄筋の端部を他方の鉄筋の端部に対向させた状態で、鉄筋継手治具を他方の鉄筋側に移動させて、鉄筋継手治具の内側に他方の鉄筋の端部を挿入する。これにより、鉄筋継手治具に、一方の鉄筋の端部と他方の鉄筋の端部が挿入され、一方の鉄筋と他方の鉄筋とを連結することができる。このような鉄筋継手治具を用い、第1鉄筋と接続鉄筋、第2鉄筋と接続鉄筋を、それぞれ連結する。これにより、第1鉄筋と接続鉄筋との間隔、第2鉄筋と接続鉄筋との間隔が狭い場合であっても、第1鉄筋と接続鉄筋、第2鉄筋と接続鉄筋を、それぞれ連結することができる。このようにして、梁主筋を構成する第1鉄筋、接続鉄筋、第2鉄筋は、特殊な鉄筋継手金物を使用することなく、X型状に連続して配筋されるRC梁構造を実現できる。
本発明の一態様においては、本発明のRC梁構造では、前記鉄筋継手治具の少なくとも一方は、モルタル充填式継手治具であることを特徴とする。
このような構成によれば、X型状に配筋された梁主筋を構成する第1鉄筋と接続鉄筋との間、及び接続鉄筋と第2鉄筋との間にあっては、一方のみ、或いは両方にモルタル充填式継手治具が配置され、全ての鉄筋が接合されて梁主筋が形成されている。
本発明の一態様においては、本発明の柱梁架構は、建物外周部の柱梁架構であって、上記したようなRC梁構造と、前記RC梁構造の両側に設けられたプレキャストコンクリート造の柱部材と、を備え、前記RC梁構造の建物内部側側面は、前記柱部材の建物内部側側面と面一であり、かつ前記RC梁構造を構成する梁主筋の少なくとも1本は柱主筋の内側を梁通しで配筋されていることを特徴とする。
または、本発明の一態様においては、本発明の柱梁架構は、建物外周部の柱梁架構であって、上記したようなRC梁構造と、前記RC梁構造の両側に設けられたプレキャストコンクリート造の柱部材と、を備え、前記RC梁構造の建物内部側側面は、前記柱部材の建物内部側側面より建物内部側に設けられ、かつ前記RC梁構造を構成する梁主筋の少なくとも1本は柱主筋の内側を梁通しで配筋されていることを特徴とする。
このような構成によれば、建物外周部の柱梁架構において、RC梁構造が柱部材の建物内部側側面と面一、または柱部材の建物内部側側面よりも建物内部側に設けるとともに、少なくともRC梁構造を構成する梁主筋の1本が柱主筋の内側を梁通しで配筋されていることで、柱とRC梁構造が大きく偏心接合されていても、RC梁構造の耐力を形成する梁主筋の少なくとも1本が梁主筋の内側を梁通しで貫通しているために、柱とRC梁構造が強固に接合されることができる。
また、柱型が建物室内側に突出していないことで、室内床面積を増加させることが可能であり、利用勝手のよい建物室内を有する柱梁架構を実現出来る。
本発明によれば、容易に精度よく構築することが可能な、柱相互間に梁主筋がX型状に配筋されたRC梁構造、及びこれを用いた柱梁架構を提供することが可能となる。
本実施形態におけるRC梁構造、柱梁架構を備えた建物の構成を示す平断面図である。 図1に示すRC梁構造と、柱梁架構の概略構成を示す正面図である。 図2に示すRC梁構造の梁端部位置のA−A矢視断面図である。 図2に示すRC梁構造の正面図である。 図2に示すRC梁構造の梁端部位置のB−B矢視断面図である。 図2に示すRC梁構造の伏せ図(見下げ図)である。 図2に示すRC梁構造の斜め梁主筋の接続構造を示す部分断面図である。 図2に示すRC梁構造の施工説明図1(PCaRC造の柱部材を建て込んだ状態)である。 図2に示すRC梁構造の施工説明図2(梁主筋と、鉄筋継手治具を装着した接続鉄筋の関係)である。 図2に示すRC梁構造の施工説明図3(梁主筋と、鉄筋継手治具との接合状態)である。 本実施形態の変形例1であり、接続鉄筋がX型状配筋の梁主筋より細径であるRC梁構造の正面図である。 本実施形態の変形例2であり、接続鉄筋の一方端のみにモルタル充填式継手治具が取り付けられたRC梁構造の正面図である。 本実施形態の変形例3であり、RC梁構造が柱部材より建物内部側に設けられた部分矢視断面図である。 図13及び図3に示す本実施形態の柱梁架構の部分斜視図である。
本発明は、柱相互間に梁主筋がX型状に配筋されたRC梁構造、及びそのRC梁構造とプレキャストコンクリート造の柱部材で形成される建物外周部の柱梁架構である。
RC梁構造の実施形態では、梁主筋は、上下段ともに其々2段配筋され、かつ上下段ともに外側の梁主筋は梁の材軸方向に平行配筋され、上下段ともに内側の梁主筋はX型状に配筋されている。また、X型状に配筋された梁主筋では、梁中央付近に接続鉄筋が配置され、その接続鉄筋の両端部に汎用品の鉄筋継手治具が設けられ、梁主筋と鉄筋継手治具、及び接続鉄筋が接合されている(図2〜図10)。
変形例1では、接続鉄筋の外径がX型状配筋の梁主筋より細径である点が上記実施形態とは異なり、他は同様である(図11)。
変形例2では、柱に定着された梁主筋の端部側に事前に嵌合継手治具が取り付けられ、かつ接続鉄筋には一方端のみにモルタル充填式継手治具が取付けられている点が上記実施形態とは異なり、他は同様である(図12)。
変形例3では、RC梁構造の建物内部側側面が、柱部材の建物内部側側面より建物内部側に設けられている点が上記実施形態とは異なり、他は同様である(図13)。
以下、添付図面を参照して、本発明によるRC梁構造、柱梁架構を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
本実施形態におけるRC梁構造、柱梁架構を備えた建物の構成を示す平断面図を図1に示す。図2は、図1に示すRC梁構造と、柱梁架構の概略構成を示す正面図である。図3は、図2に示すRC梁構造の梁端部位置のA−A矢視断面図である。図4は、図2に示すRC梁構造の正面図である。図5は、図2に示すRC梁構造の梁端部位置のB−B矢視断面図である。図6は、図2に示すRC梁構造の伏せ図(見下げ図)である。図7は、図2に示すRC梁構造の斜め梁主筋の接続構造を示す断面図である。図8は、図2に示すRC梁構造の施工説明図1(PCaRC造の柱部材を建て込んだ状態)であり、プレキャストコンクリート造の柱部材を建て込んだ状態を示す図である。図9は、図2に示すRC梁構造の施工説明図2(梁主筋と、鉄筋継手治具を装着した接続鉄筋の関係)である。図10は、図2に示すRC梁構造の施工説明図3(梁主筋と、鉄筋継手治具との接合状態)である。
図1に示されるように、建物1は、地盤中に構築された図示しない基礎部と、基礎部上に構築された上部構造体2と、を備えている。
上部構造体2は、上下方向に複数階を有している。上部構造体2は、複数本の柱3と、互いに隣接する柱3の間に架設された梁4と、を備えている。
建物1の外周部には、以下に示すような柱梁架構20が設けられている。
図1、図2に示されるように、柱梁架構20は、プレキャストコンクリート造の柱部材(柱)30と、RC(鉄筋コンクリート)造のRC梁(RC梁構造、梁)40と、を備えている。
柱部材30は、上下方向に延びている。柱部材30は、上下方向に延びる軸方向に直交する平断面形状が、建物1の外周面に沿った水平方向を長辺とした長方形状である。図2に示されるように、柱部材30は、上下方向に延びる柱主筋31と、図示しないせん断補強筋と、プレキャストコンクリート部33と、を有している。
RC梁40は、建物1の外周面に沿った水平方向において互いに隣り合う柱部材30相互間で、水平方向に延びて設けられている。RC梁40は、水平方向に延びる軸方向に直交する鉛直断面形状が、建物1の外周面に沿った鉛直方向を長辺とした縦長の長方形状とされている。
図3に示されるように、RC梁40は、その建物内部側側面40fが、柱部材30の建物内部側側面30fと面一となり、これにより壁面5が形成されるように設けられている。図3においては、紙面右側が建物内部側Iであり、紙面左側が建物外部側Oである。
図3、図4に示されるように、RC梁40は、水平梁主筋41と、斜め梁主筋(梁主筋)42と、梁せん断補強筋43と、コンクリート部44と、を備えている。
水平梁主筋41は、RC梁40の上部と下部とにそれぞれ配置されている。本実施形態において、水平梁主筋41は、RC梁40の上部と下部のそれぞれにおいて、建物1の壁面5に直交する水平方向(RC梁40の幅方向)に間隔をあけて、例えば4本ずつが設けられている。水平梁主筋41は、柱部材30に埋設され、その端部41aが柱部材30から側方に突出している。RC梁40の一方の端部40a側の水平梁主筋41の端部41aと、RC梁40の他方の端部40b側の水平梁主筋41の端部41aとは、機械式継手49によって接続されている。
また、RC梁40の長さ方向における端部に、柱部材30内に埋設されて設けられている梁せん断補強筋43aには、図4に示すように、他の部分に設けられる梁せん断補強筋43より1サイズアップの太径鉄筋が使用されている。これに替えて、他の部分に設けられる梁せん断補強筋43を2本隣接して巻き立ててもよい。
斜め梁主筋42は、図3、4に示されるようにRC梁40の上部に設けられた水平梁主筋41と、RC梁40の下部に設けられた水平梁主筋41との間に設けられている。斜め梁主筋42は、互いに隣り合う柱部材30相互間で、斜めに延びて設けられている。詳しくは、斜め梁主筋42は、RC梁40の一方の端部40a側から、他方の端部側に向かって斜め上方又は斜め下方に向かって延びている。図3、図5、図6に示されるように、本実施形態において、斜め梁主筋42は、RC梁40の幅方向に間隔をあけて、例えば計4本が設けられている。図3〜図5に示されるように、RC梁40の幅方向において互いに隣り合う斜め梁主筋42は、斜行方向が互いに異なっている。すなわち、RC梁40の幅方向において互いに隣り合う斜め梁主筋42同士で、一方の斜め梁主筋42Aは、RC梁40の一方の端部40a側から他方の端部側に向かって斜め上方に向かって延びている。RC梁40の幅方向において互いに隣り合う斜め梁主筋42同士で、他方の斜め梁主筋42Bは、RC梁40の一方の端部40a側から他方の端部側に向かって斜め下方に向かって延びている。
これにより、RC梁40を、建物1の壁面5に直交する方向(RC梁40の幅方向)から見ると、RC梁40の幅方向において互いに隣り合う斜め梁主筋42は、X型状に配筋されている。
図4、図7に示されるように、斜め梁主筋42Aは、第1鉄筋45Aと、第2鉄筋46Aと、接続鉄筋47Aと、を備えている。第1鉄筋45Aは、RC梁40の一方の端部40a側に設けられている。第1鉄筋45Aは、RC梁40の一方の端部40a側に位置する柱部材30に埋設され、その端部45sが、柱部材30の側面から側方に突出している。第1鉄筋45Aの端部45sは、RC梁40の他方の端部40b側に向かって斜め上方に向かって延びている。
第2鉄筋46Aは、RC梁40の他方の端部40b側に設けられている。第2鉄筋46Aは、RC梁40の他方の端部40b側に位置する柱部材30に埋設され、その端部46sが、柱部材30の側面から側方に突出している。第2鉄筋46Aの端部46sは、RC梁40の一方の端部40a側に向かって斜め下方に向かって延びている。
接続鉄筋47Aは、第1鉄筋45Aの端部45sと、第2鉄筋46Aの端部46sとの間に、斜めに延びて設けられている。
図4に示されるように、斜め梁主筋42Bは、第1鉄筋45Bと、第2鉄筋46Bと、接続鉄筋47Bと、を備えている。第1鉄筋45Bは、RC梁40の一方の端部40a側に設けられている。第1鉄筋45Bは、RC梁40の一方の端部40a側に位置する柱部材30に埋設され、その端部45tが、柱部材30の側面から側方に突出している。第1鉄筋45Bの端部45tは、RC梁40の他方の端部40b側に向かって斜め下方に向かって延びている。
第2鉄筋46Bは、RC梁40の他方の端部40b側に設けられている。第2鉄筋46Bは、RC梁40の他方の端部40b側に位置する柱部材30に埋設され、その端部46tが、柱部材30の側面から側方に突出している。第2鉄筋46Bの端部46tは、RC梁40の一方の端部40a側に向かって斜め上方に向かって延びている。
接続鉄筋47Bは、第1鉄筋45Bの端部45tと、第2鉄筋46Bの端部46tとの間に、斜めに延びて設けられている。
図7に示されるように、第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47B、及び第2鉄筋46A,46Bと接続鉄筋47A,47Bは、それぞれ鉄筋継手治具50で連結されている。なお、斜め梁主筋42Aと斜め梁主筋42Bは、その斜行方向が異なるのみで、鉄筋継手治具50による連結構造は同様であるので、以下においては、図7に示した斜め梁主筋42Aを参照しつつ、その説明を行う。
第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47Bとは、鉄筋継手治具50として、モルタル充填式継手治具51により連結されている。図7に示されるように、モルタル充填式継手治具51(例えば、東京鉄鋼株式会社製の商品名:モルタル充填式継手ボルトップス)は、筒状の治具本体53と、治具本体53内に充填されるモルタル54と、を備えている。第1鉄筋45A,45Bの端部45s,45tと、接続鉄筋47A,47Bの端部47s,47tとは、治具本体53内に挿入される。第1鉄筋45A,45Bの端部45s,45tと、接続鉄筋47A,47Bの端部47s,47tとは、治具本体53内で、互いに所定の間隔をあけて互いに対向する。治具本体53は、第1鉄筋45A,45B、接続鉄筋47A,47Bの外径よりも大きな内径を有し、第1鉄筋45A,45B、接続鉄筋47A,47Bの延伸方向にスライド移動可能とされている。治具本体53には、固定ボルト53b、53cが設けられている。固定ボルト53b、53cは、治具本体53の径方向に進退可能に設けられている。固定ボルト53b、53cは、その先端部を治具本体53内に挿入された第1鉄筋45A,45B、接続鉄筋47A,47Bに突き当てることで、治具本体53が第1鉄筋45A,45B、接続鉄筋47A,47Bの延伸方向に移動しないように固定する。モルタル54は、治具本体53に形成された注入口53hから治具本体53内に充填され、治具本体53の内周面と、第1鉄筋45A,45Bの端部45s,45tと、接続鉄筋47A,47Bの端部47s,47tとの隙間を塞ぐ。このモルタル54が硬化することで、第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47Bとがモルタル充填式継手治具51によって接合される。
第2鉄筋46A,46Bと接続鉄筋47A,47Bとは、鉄筋継手治具50として、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52(例えば、東京鉄鋼株式会社製の商品名:ネジ節鉄筋継手フリージョイント)により連結されている。ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52は、筒状の治具本体56を有している。治具本体56の内周面には、第2鉄筋46A,46B、接続鉄筋47A,47Bの外周面に形成されたネジ節(図示無し)に螺合するネジ溝(図示無し)が形成されている。第2鉄筋46A,46Bの端部46s,46tに形成されたネジ節(図示無し)と、接続鉄筋47A,47Bの端部47u、47vに形成されたネジ節(図示無し)は、それぞれ、治具本体56のネジ溝(図示無し)にねじ込まれる。さらに、第2鉄筋46A,46Bの端部46s,46tと、接続鉄筋47A,47Bの端部47u、47vとは、治具本体56内で、互いに所定の隙間をあけて互いに対向する。治具本体56内には、第2鉄筋46A,46Bの端部46s,46tと、接続鉄筋47A,47Bの端部47u、47vとの間にエポキシ樹脂等の充填材57が充填される。これにより、第2鉄筋46A,46Bの端部46s,46tと、接続鉄筋47A,47Bの端部47u、47vとが、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52によって接合される。
図4に示されるように、梁せん断補強筋43は、上記したような水平梁主筋41および斜め梁主筋42を取り囲むように、RC梁40の中心軸回りに巻き回されている。
コンクリート部44は、上記水平梁主筋41、斜め梁主筋42、モルタル充填式継手治具51、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52、梁せん断補強筋43を埋設するように、現場打ちで打設されたコンクリートによって形成されている。
(RC梁の施工方法)
次に、上記したようなRC梁40の施工方法について説明する。
まず、図8に示されるように、プレキャストコンクリート造の柱部材30を所定の位置に建て込む。なお、柱部材30には、予め、上下の水平梁主筋41、第1鉄筋45A,45B、第2鉄筋46A,46Bが埋設されている。上下の水平梁主筋41同士を連結する機械式継手49は、互いに対向する水平梁主筋41のうちの一方に寄せて設けておく。
柱部材30を所定の位置に建て込むと、建物1の壁面5に沿った水平方向において互いに隣り合う柱部材30相互間で、RC梁40の一方の端部40a側に位置する第1鉄筋45A,45Bの端部45s,45tと、RC梁40の他方の端部40b側に位置する第2鉄筋46A,46Bの端部46s,46tとが、斜め方向に間隔をあけた状態で互いに向き合う。
次いで、図9に示されるように、機械式継手49により、水平梁主筋41同士を連結する。続いて、上下の第1鉄筋45A,45Bの端部45s,45tと、第2鉄筋46A,46Bの端部46s,46tとの間に、接続鉄筋47A,47Bを挿入する。このとき、接続鉄筋47A,47Bの端部47s,47tには、モルタル充填式継手治具51の治具本体53を装着し、端部47u,47vには、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52の治具本体56を装着しておく。
接続鉄筋47A,47Bを第1鉄筋45A,45Bの端部45s,45tと第2鉄筋46A,46Bの端部46s,46tとの間に挿入したら、図10に示されるように、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52の治具本体56を回転させ、治具本体56に第2鉄筋46A,46Bの端部46s,46tをねじ込む。また、モルタル充填式継手治具51の治具本体53を第1鉄筋45A,45B側にスライドさせ、治具本体53の内側に第1鉄筋45A,45Bの端部45s,45tを挿入させる。
この後、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52の治具本体56内にエポキシ樹脂等の充填材57を充填し、モルタル充填式継手治具51の治具本体53内には、モルタル54を充填する。充填材57及びモルタル54が硬化したら、第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47B、及び第2鉄筋46A,46Bと接続鉄筋47A,47Bが連結される。
この後、水平梁主筋41の周囲に梁せん断補強筋43を配筋する。さらに、RC梁40のコンクリート部44を形成するため、図示しない型枠を組み、型枠内にコンクリートを打設する。打設したコンクリートを所定期間養生し、所定の強度が発現することによって、コンクリート部44が形成される。しかる後、型枠を解体撤去することで、RC梁40が形成される。
(RC梁構造、及び柱梁架構の作用効果)
以下に、上記に述べたRC梁構造、及び柱梁架構の効果を説明する。
RC梁40によれば、RC梁40は、柱部材30相互間に斜め梁主筋42がX型状に配筋されたRC梁40であって、X型状に配筋された斜め梁主筋42A,42Bは、RC梁40の一方の端部40a側の第1鉄筋45A,45Bと、他方の端部40b側の第2鉄筋46A,46Bと、これらの間に斜めに設けられた接続鉄筋47A,47Bと、を備え、第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47B、及び第2鉄筋46A,46Bと接続鉄筋47A,47Bは、それぞれ鉄筋継手治具50で連結されている。
このような構成によれば、鉄筋継手治具50を用いて第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47B、及び第2鉄筋46A,46Bと接続鉄筋47A,47Bを連結するときには、鉄筋継手治具50に一方の接続鉄筋47A,47Bを挿入しておく。その後、第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47B、及び第2鉄筋46A,46Bと接続鉄筋47A,47Bをそれぞれ対向させた状態で、鉄筋継手治具50を他方の第1鉄筋45A,45B、第2鉄筋46A,46B側に移動させ、鉄筋継手治具50の内側に他方の第1鉄筋45A,45B、第2鉄筋46A,46Bを挿入する。これにより、鉄筋継手治具50に、第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47B、及び第2鉄筋46A,46Bと接続鉄筋47A,47Bが挿入される。このような鉄筋継手治具50を用い、第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47B、第2鉄筋46A,46Bと接続鉄筋47A,47Bを、それぞれ連結することができる。これにより、斜め梁主筋42を構成する第1鉄筋45A,45B、接続鉄筋47A,47B、第2鉄筋46A,46Bの隙間が狭い場合であっても、特殊な継手金物を使用することなく、斜め梁主筋42をX型状に配筋させたRC梁40が実現可能である。
したがって、容易に精度よく構築することが可能な、柱部材30相互間に斜め梁主筋42がX型状に配筋されたRC梁40が提供可能となる。
また、上記のような構成によれば、斜め梁主筋42が、施工前においては第1鉄筋45A,45B、第2鉄筋46A,46B、及び接続鉄筋47A,47Bの3つに分割される。このため、例えば斜め梁主筋を第1鉄筋と第2鉄筋の2つに分割しこれらを鉄筋継手治具で連結する場合に比べると、柱部材30からの第1鉄筋45A,45Bと第2鉄筋46A,46Bの突出長を短くすることができる。したがって、柱部材30を例えば工場などで作成した場合等においては、施工現場への運搬が容易である。
また、鉄筋継手治具50の少なくとも一方は、モルタル充填式継手治具51である。より詳細には、本実施形態においては、鉄筋継手治具50の一方は、モルタル充填式継手治具51であり、他方はネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52である。
このような構成によれば、斜め梁主筋42を構成する第1鉄筋45A,45B、接続鉄筋47A,47B、第2鉄筋46A,46Bを、モルタル充填式継手治具51と、他の鉄筋継手治具50、例えばネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52を用いて接続することができる。施工に際しては、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52で、第2鉄筋46A,46Bと接続鉄筋47A,47Bを接続し、第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47Bをモルタル充填式継手治具51で接続する。モルタル充填式継手治具51は、筒状の治具本体53の内側に、第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47Bを挿入した後、治具本体53内にモルタル54を充填する。したがって、治具本体53の内周面と、第1鉄筋45A,45Bと接続鉄筋47A,47Bの外周面との間には、モルタル54が充填される径方向の隙間が存在する。このため、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52で、第2鉄筋46A,46Bと接続鉄筋47A,47Bを接続した後、接続鉄筋47A,47Bの端部47s,47tと、第1鉄筋45A,45Bの端部45s,45tとの位置がずれていても、モルタル充填式継手治具51の治具本体53内に第1鉄筋45A,45Bを容易に挿入することができる。したがって、施工を容易に行うことができる。
上記のように、モルタル充填式継手治具51は筒状の治具本体53を挟んだ両側の鉄筋を治具本体53と嵌合させる必要がないために、鉄筋の節形状やある程度の鉄筋外径が異なる鉄筋同士であっても、接合材(例えば、モルタル、グラウト材、接着剤)を介して接合させることが可能である反面、鉄筋と筒状の治具本体53との間においては、所定の付着面積を確保する必要があり、図4に示すようにネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52に比べて、モルタル充填式継手治具51の継手部は長くなる傾向である。また、モルタル充填式継手治具51の場合、筒状の治具本体53と、当該筒状の治具本体53に挿入される鉄筋との間の接合材が充填される部分において、接合材が硬化するまでの間に鉄筋の位置調整を行うことができる。例えば、異形鉄筋D32用の、モルタル充填式継手治具51の場合、筒状の治具本体53と、当該筒状の治具本体53に挿入される鉄筋との間には、外周方向に厚さ8mmの接合材が充填される部分が確保される。
よって、X型状配筋の梁本体では、X型状配筋の梁主筋の中央付近にモルタル充填式継手治具51を2箇所設置できる場合と、本実施形態のように、一方にモルタル充填式継手治具51を設置し、他方にネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52を設置して、梁主筋同士を接合させる場合とがある。本実施形態のモルタル充填式継手治具51とネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52を併用したRC梁構造では、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52を構成する治具本体56内にはモルタル充填は不要であり、モルタル充填作業を行う必要がなく短工期化が可能である。また、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52は、モルタル充填式継手治具51に比べて、継手部を短くでき、X型状配筋の梁主筋に対する適用範囲は広く、使い勝手が良い。
しかしながら、X型状配筋の梁主筋を2組のネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52を設置して連結しようとしても、嵌合継手治具はネジ節鉄筋と嵌合させる必要があるために、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52の継手位置では梁主筋の位置調整を行うための鉄筋の移動可能量は僅かであり、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52を2組ともに使用して梁主筋同士を接合させることは困難である。
よって、梁主筋がX型状に配筋されたRC梁構造では、梁主筋同士の間に接続鉄筋47A,47Bを配置し、その接続鉄筋47A,47Bの一方端部にネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52を配置し、他方端部にモルタル充填式継手治具51を設けた梁主筋の継手治具50の組み合わせが、特殊な鉄筋継手金物を使用することなく、容易に精度よく構築する梁主筋の継ぎ手手段として好ましい。
また、RC梁の梁端部には、梁端部以外の梁本体部分に設けられる梁せん断補強筋43よりも鉄筋量を増加させた梁せん断補強筋43aが設けられることで、柱とRC梁との接合部強度が高められるために、柱梁架構において、高い構造安全性を確保することができる。
また、上述したような柱梁架構20は、建物1の外周部の柱梁架構20であって、上記したようなRC梁40と、RC梁40の両側に設けられたプレキャストコンクリート造の柱部材30と、を備え、RC梁40の建物内部側側面40fは、柱部材30の建物内部側側面30fと面一とされて、壁面5が形成されている。
このような構成によれば、RC梁40の建物内部側側面40fと柱部材30の建物内部側側面30fとによって、面一の壁面5を構築可能である。建物1の室内側Iに柱型や梁型が突出しない。したがって、柱型や梁型が建物1の室内側に突出しない利用勝手のよい建物室内を有する柱梁架構20を実現出来る。
(変形例)
なお、本発明のRC梁構造、柱梁架構は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、変形例1では、図11に示されるように、接続鉄筋47A’,47B’は、第1鉄筋45A,45B、第2鉄筋46A,46Bよりも外径より細径とする。これにより、モルタル充填式継手治具51の治具本体53、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52の治具本体56に、第1鉄筋45A,45B、第2鉄筋46A,46Bを挿入する際、治具本体53,56を、その径方向に、より大きく移動させることができる。したがって、治具本体53、56に、第1鉄筋45A,45B、第2鉄筋46A,46Bを容易に挿入して接続作業を行うことができる。また、接続鉄筋47A’,47B’が第1鉄筋45A,45B、及び第2鉄筋46A,46Bより細径であるために、RC梁内でのコンクリートの充填性能を高めることができる。
上記実施形態では、施工に際して、図9に示されるように、接続鉄筋47A,47Bの両端部に、モルタル充填式継手治具51の治具本体53と、ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52の治具本体56とを装着しておくようにしたが、これに限らない。
例えば、変形例2では、図12に示されるように、モルタル充填式継手治具51の治具本体53、及びネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52の治具本体56のうち、一方のみを接続鉄筋47A,47Bに装着し、他方を第2鉄筋46A,46B(または第1鉄筋45A,45B)に装着する。さらに、可能であれば、モルタル充填式継手治具51の治具本体53、及びネジ節鉄筋用の嵌合継手治具52の治具本体56を、第1鉄筋45A,45Bと、第2鉄筋46A,46Bに装着しておくようにしてもよい。これにより、予め柱部材30に定着された梁主筋の先端部に鉄筋継手治具50が取り付けられていることで、建設現場での接続鉄筋47A,47Bと梁主筋との接続作業量を少なくできるために、工期短縮が可能である。
また、上記実施形態では、柱部材30の建物内部側側面30fとRC梁40の建物内部側側面40fは、面一であるが、これに限らない。
例えば、変形例3では、図13に示されるように、RC梁40の建物内部側側面40fは、柱部材30の建物内部側側面30fより建物内部側Iに設けられていてもよい。これにより、柱型が建物室内側Iに突出することなく、例えば後に説明する図14(b)に示されるように柱上部と接合される梁型が柱型より建物室内側Iに突出していることで、室内床面積を増加させることが可能であり、利用勝手のよい建物室内を有する柱梁架構を実現出来る。
また、上記の実施形態及び各変形例において、RC梁40を構成する梁主筋41、42の少なくとも1本は、図14各図に示されるように、柱主筋31の内側を、梁通しで配筋されていてもよい。
図14(a)は、上記実施形態として例えば図3に示した、RC梁40の建物内部側側面40fと柱部材30の建物内部側側面30fとが面一の場合の柱梁架構の斜視図である。また、図14(b)は、変形例3として例えば図13に示した、RC梁40の建物内部側側面40fが柱部材30の建物内部側側面30fより建物内部側Iに設けられた場合の柱梁架構の斜視図である。
いずれの場合においても、二点鎖線で示される梁主筋41、42の少なくとも1本は、柱主筋31の内側、すなわち、建物内部側Iに設けられた柱主筋31の建物外部側Oを、梁通しで配筋されている。
このような構造においては、柱部材30とRC梁構造40が大きく偏心接合されていても、RC梁構造40の耐力を形成する梁主筋41、42の少なくとも1本が柱主筋31の内側を梁通しで貫通しているために、柱部材30とRC梁構造40が強固に接合されることができる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 建物 41 水平梁主筋
5 壁面 42、42A、42B 斜め梁主筋(梁主筋)
20 柱梁架構 45A、45B 第1鉄筋
30 柱部材(柱) 46A、46B 第2鉄筋
30f 建物内部側側面 47A、47A’、47B、47B’ 接続鉄筋
40 RC梁(RC梁構造、梁) 50 鉄筋継手治具
40a 一方の端部 51 モルタル充填式継手治具
40b 他方の端部 52 ネジ節鉄筋用の嵌合継手治具
40f 建物内部側側面

Claims (4)

  1. 柱相互間に梁主筋がX型状に配筋されたRC梁構造であって、
    X型状に配筋された前記梁主筋は、梁の一方の端部側の第1鉄筋と、他方の端部側の第2鉄筋と、これらの間に斜めに設けられた接続鉄筋と、を備え、
    前記第1鉄筋と前記接続鉄筋、及び前記第2鉄筋と前記接続鉄筋は、それぞれ鉄筋継手治具で連結されていることを特徴とするRC梁構造。
  2. 前記鉄筋継手治具の少なくとも一方は、モルタル充填式継手治具であることを特徴とする請求項1に記載のRC梁構造。
  3. 建物外周部の柱梁架構であって、
    請求項1または請求項2に記載のRC梁構造と、
    前記RC梁構造の両側に設けられたプレキャストコンクリート造の柱部材と、を備え、
    前記RC梁構造の建物内部側側面は、前記柱部材の建物内部側側面と面一であり、かつ前記RC梁構造を構成する梁主筋の少なくとも1本は柱主筋の内側を梁通しで配筋されていることを特徴とする柱梁架構。
  4. 建物外周部の柱梁架構であって、
    請求項1または請求項2に記載のRC梁構造と、
    前記RC梁構造の両側に設けられたプレキャストコンクリート造の柱部材と、を備え、
    前記RC梁構造の建物内部側側面は、前記柱部材の建物内部側側面より建物内部側に設けられ、かつ前記RC梁構造を構成する梁主筋の少なくとも1本は柱主筋の内側を梁通しで配筋されていることを特徴とする柱梁架構。
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