JP2019217888A - ギアセンサ、電動アシスト自転車、および制御方法 - Google Patents
ギアセンサ、電動アシスト自転車、および制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ケーブルに部品を取り付けることなく変速機の変速動作を検出する。【解決手段】ギアセンサにおいて、変速機を有する自転車におけるギアセンサであって、前記変速機の変速段を切り替えるケーブルの方向を変換するとともに、前記ケーブルの移動に応じて回転する回転部と、前記回転部の回転に関する回転情報を生成する回転検出部と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明の一態様は、自転車における変速機の変速段を検出するギアセンサなどに関する。
変速機の変速段を検出するギアセンサが自転車に取り付けられることがある。このようなギアセンサは、例えば非特許文献1などに開示されている。
Agentura repro s.r.o.、" Products"、[online]、[平成30年1月15日検索]、インターネット〈URL:http://gearsensor.com/products〉
変速機を有する自転車では、変速機の変速にケーブルが用いられることがある。具体的には、たとえば、変速機に接続されたケーブルを引っ張ったり戻したりすることにより変速機を作用させて変速段の変更が行われる。たとえば、電動アシスト自転車では、変速時に過剰なアシストがあると、変速機が破損したり、搭乗者の能力を超えた走行による転倒などが発生したりすることがある。このため、変速機の変速段および変速操作を検出する技術が開発されている。具体的には、たとえば、ケーブルに磁石などを固定し、変速機の変速動作に伴う磁石の移動を磁気センサによって検出する方法が考えられる。しかしながら、ケーブルに磁石などの部品を取り付ける方法では、破損および欠損のリスクがあり、また取り付けが複雑になるため好ましくない。ケーブルに部品を取り付けることなく変速機の変速動作を検出する技術が求められる。
本発明は、上記の課題などを解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記するが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一の手段は、
変速機(32)を有する自転車におけるギアセンサであって、
前記変速機の変速段を切り替えるケーブル(11a)の方向を変換するとともに、前記ケーブルの移動に応じて回転する回転部(13)と、
前記回転部の回転に関する回転情報を生成する回転検出部(12,16)と、を備える、
ギアセンサである。
変速機(32)を有する自転車におけるギアセンサであって、
前記変速機の変速段を切り替えるケーブル(11a)の方向を変換するとともに、前記ケーブルの移動に応じて回転する回転部(13)と、
前記回転部の回転に関する回転情報を生成する回転検出部(12,16)と、を備える、
ギアセンサである。
上記構成のギアセンサによれば、ケーブルと回転部との間の摩擦力によってケーブルの移動を回転部の回転に変換することで、回転情報に基づき回転部の回転を検出することができるので、ケーブルに磁石などの部品を取り付けることなくケーブルの移動を検出することができる。これにより、ケーブルの取り付け時などにおいて、部品の破損および欠損の発生を抑制することができる。また、たとえばプーリーのような回転部によってケーブルの方向を変換することは、従来の自転車の組み立て方法から大きく逸脱しないので、ケーブル取り付けの複雑化を防ぐことができる。また、変速機自体の構造を変更しないので、市販の変速機をそのまま利用することができる。また、回転部によるケーブルの摺動抵抗の増加は小さいため、搭乗者に与える違和感を低減することができる。
上記ギアセンサにおいて、好ましくは、
前記回転検出部は、前記回転部の周方向の位置に基づく回転位置情報を前記回転情報として生成する。
前記回転検出部は、前記回転部の周方向の位置に基づく回転位置情報を前記回転情報として生成する。
上記構成のギアセンサによれば、たとえば、ポテンショメータまたはアブソリュート形のエンコーダなどのセンサを回転検出部として用いることができるので、堅牢で信頼性の高いギアセンサを実現することができる。
上記ギアセンサにおいて、好ましくは、
前記回転検出部(16)は、前記回転部の回転動作に基づく回転運動情報を前記回転情報として生成する。
前記回転検出部(16)は、前記回転部の回転動作に基づく回転運動情報を前記回転情報として生成する。
上記構成のギアセンサによれば、たとえば、インクリメンタル形のエンコーダなどのセンサを回転検出部として用いることができるので、堅牢で信頼性の高いギアセンサを実現することができる。
また、本発明の別の手段は、
与えられた人力に基づく回転力を車輪(22)に伝達する伝達部(28)と、
前記回転力と前記車輪に伝達される回転力との比である変速段を変更する変速機(32)と、
前記変速機の前記変速段を切り替えるケーブル(11a)と、
前記ケーブルの方向を変換するとともに、前記ケーブルの移動に応じて回転する回転部(13)と、
前記回転部の回転に関する回転情報を生成する回転検出部(12,16)と、
人力による前記車輪の駆動を補助するモータ(31)と、
前記回転情報に基づき前記モータを制御する制御部(61)と、を備える、
電動アシスト自転車である。
与えられた人力に基づく回転力を車輪(22)に伝達する伝達部(28)と、
前記回転力と前記車輪に伝達される回転力との比である変速段を変更する変速機(32)と、
前記変速機の前記変速段を切り替えるケーブル(11a)と、
前記ケーブルの方向を変換するとともに、前記ケーブルの移動に応じて回転する回転部(13)と、
前記回転部の回転に関する回転情報を生成する回転検出部(12,16)と、
人力による前記車輪の駆動を補助するモータ(31)と、
前記回転情報に基づき前記モータを制御する制御部(61)と、を備える、
電動アシスト自転車である。
上記構成の電動アシスト自転車によれば、ケーブルと回転部との間の摩擦力によってケーブルの移動を回転部の回転に変換することで、回転情報に基づき回転部の回転を検出することができるので、ケーブルに磁石などの部品を取り付けることなくケーブルの移動を検出することができる。これにより、ケーブルの取り付け時などにおいて、部品の破損および欠損の発生を抑制することができるとともに、変速機の変速段および変速動作を正しく検出することができるので、車輪の駆動のアシストを適切に制御することができる。また、たとえばプーリーのような回転部によってケーブルの方向を変換することは、従来の自転車の組み立て方法から大きく逸脱しないので、ケーブル取り付けの複雑化を防ぐことができる。また、変速機自体の構造を変更しないので、市販の変速機をそのまま利用することができる。また、回転部によるケーブルの摺動抵抗の増加は小さいため、搭乗者に与える違和感を低減することができる。
上記電動アシスト自転車において、好ましくは、
前記制御部は、前記回転情報に基づき、前記モータによる前記車輪の駆動の補助度合いを変更する。
前記制御部は、前記回転情報に基づき、前記モータによる前記車輪の駆動の補助度合いを変更する。
上記構成の電動アシスト自転車によれば、たとえば、漕ぎ出し時、登坂中および変速中などの電動アシスト自転車の状況に応じた適度のアシストを行うことができる。
上記電動アシスト自転車において、好ましくは、
前記制御部は、前記回転情報に基づき前記変速段を検出し、検出した前記変速段に基づき、前記モータによる前記車輪の駆動の補助度合いを変更する。
前記制御部は、前記回転情報に基づき前記変速段を検出し、検出した前記変速段に基づき、前記モータによる前記車輪の駆動の補助度合いを変更する。
上記構成の電動アシスト自転車によれば、変速機の変速段に応じて車輪の駆動のアシストを強めたり弱めたりすることができるので、漕ぎ出し時および登坂中などの電動アシスト自転車の走行状況および走行環境に応じた適度のアシストを行うことができる。
上記電動アシスト自転車において、好ましくは、
前記電動アシスト自転車の車速を示す車速情報を生成する車速検出部(29)をさらに備え、
前記変速機は、第1の変速段と、前記第1の変速段と比べて前記車輪に伝達される回転力をより大きくする第2の変速段とを切り替え、
前記制御部は、検出した前記変速段が前記第2の変速段である場合、前記車速情報に基づき、前記モータによる前記車輪の駆動の補助度合いを変更する。
前記電動アシスト自転車の車速を示す車速情報を生成する車速検出部(29)をさらに備え、
前記変速機は、第1の変速段と、前記第1の変速段と比べて前記車輪に伝達される回転力をより大きくする第2の変速段とを切り替え、
前記制御部は、検出した前記変速段が前記第2の変速段である場合、前記車速情報に基づき、前記モータによる前記車輪の駆動の補助度合いを変更する。
上記構成の電動アシスト自転車によれば、たとえば、第2の変速段で車速が小さい場合に、車輪の駆動のアシストを弱めることができるので、過剰な推力が電動アシスト自転車に加えられ、前輪が浮き上がってウィリー走行してしまうことを防ぐことができる。また、たとえば、第2の変速段で車速が大きい場合に、車輪の駆動のアシストを強めることができるので、上り坂に差し掛かり、搭乗者が変速段を第2の変速段に落としてモータによるアシストを期待している状況で、車輪に対して大きなアシストを与えることができる。
上記電動アシスト自転車において、好ましくは、
前記電動アシスト自転車の車速を示す車速情報を生成する車速検出部をさらに備え、
前記変速機は、第1の変速段と、前記第1の変速段と比べて前記車輪に伝達される回転力をより大きくする第2の変速段とを切り替え、
前記制御部は、前記車速情報の示す前記車速が所定値以上である場合において、検出した前記変速段が前記第1の変速段であるとき、前記モータによる前記車輪の駆動の補助を弱める制御を行う。
前記電動アシスト自転車の車速を示す車速情報を生成する車速検出部をさらに備え、
前記変速機は、第1の変速段と、前記第1の変速段と比べて前記車輪に伝達される回転力をより大きくする第2の変速段とを切り替え、
前記制御部は、前記車速情報の示す前記車速が所定値以上である場合において、検出した前記変速段が前記第1の変速段であるとき、前記モータによる前記車輪の駆動の補助を弱める制御を行う。
上記構成の電動アシスト自転車によれば、第1の変速段で車速が高い場合に、車輪の駆動のアシストを弱めることで、搭乗者が電動アシスト自転車を高速で走行させている状況を正しく判断し、車輪の駆動の補助を弱めても搭乗者の負担増を抑制できる状況において、電力消費を抑制することができる。
上記電動アシスト自転車において、好ましくは、
前記制御部は、前記回転情報に基づき、前記変速機における前記変速段の切り替え動作の開始を検出し、前記切り替え動作の開始を検出してから所定時間、前記モータによる前記車輪の駆動の補助を停止する。
前記制御部は、前記回転情報に基づき、前記変速機における前記変速段の切り替え動作の開始を検出し、前記切り替え動作の開始を検出してから所定時間、前記モータによる前記車輪の駆動の補助を停止する。
上記構成の電動アシスト自転車によれば、ギアチェンジが行われている場合に、所定時間、車輪の駆動の補助を停止することで、変速機に過剰な力が加わり、変速機が破損してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明の別の手段は、
与えられた人力に基づく回転力を車輪に伝達する伝達部と、前記回転力と前記車輪に伝達される回転力との比である変速段を変更する変速機と、前記変速機の前記変速段を切り替えるケーブルと、前記ケーブルの方向を変換するとともに、前記ケーブルの移動に応じて回転する回転部と、前記回転部の回転に関する回転情報を生成する回転検出部と、人力による前記車輪の駆動を補助するモータと、を備える電動アシスト自転車における制御方法であって、
前記回転情報を取得するステップと、
取得した前記回転情報に基づき前記モータを制御するステップと、を有する、
制御方法である。
与えられた人力に基づく回転力を車輪に伝達する伝達部と、前記回転力と前記車輪に伝達される回転力との比である変速段を変更する変速機と、前記変速機の前記変速段を切り替えるケーブルと、前記ケーブルの方向を変換するとともに、前記ケーブルの移動に応じて回転する回転部と、前記回転部の回転に関する回転情報を生成する回転検出部と、人力による前記車輪の駆動を補助するモータと、を備える電動アシスト自転車における制御方法であって、
前記回転情報を取得するステップと、
取得した前記回転情報に基づき前記モータを制御するステップと、を有する、
制御方法である。
上記構成の電動アシスト自転車によれば、ケーブルと回転部との間の摩擦力によってケーブルの移動を回転部の回転に変換することで、回転情報に基づき回転部の回転を検出することができるので、ケーブルに磁石などの部品を取り付けることなくケーブルの移動を検出することができる。これにより、ケーブルの取り付け時などにおいて、部品の破損および欠損の発生を抑制することができるとともに、変速機の変速段および変速動作を正しく検出することができるので、車輪の駆動のアシストを適切に制御することができる。また、たとえばプーリーのような回転部によってケーブルの方向を変換することは、従来の自転車の組み立て方法から大きく逸脱しないので、ケーブル取り付けの複雑化を防ぐことができる。また、変速機自体の構造を変更しないので、市販の変速機をそのまま利用することができる。また、回転部によるケーブルの摺動抵抗の増加は小さいため、搭乗者に与える違和感を低減することができる。
本発明のギアセンサは、変速機の変速段を切り替えるケーブルの方向を変換するとともに、当該ケーブルの移動に応じて回転する回転部と、回転検出部と、が自転車に設けられ、回転検出部が、回転部の回転に関する回転情報を生成する構成としている点を特徴のひとつとする。
本発明に係る実施形態について、以下の構成に従って説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.実施形態1
(1)電動アシスト自転車の構成例
(2)ギアセンサの構成例
(3)モータ駆動回路の構成例
(4)動作例1
(5)動作例2
(6)動作例3
2.実施形態2
(1)ギアセンサの構成例
3.補足事項
1.実施形態1
(1)電動アシスト自転車の構成例
(2)ギアセンサの構成例
(3)モータ駆動回路の構成例
(4)動作例1
(5)動作例2
(6)動作例3
2.実施形態2
(1)ギアセンサの構成例
3.補足事項
<1.実施形態1>
<(1)電動アシスト自転車2の構成例>
図1は、実施形態1の電動アシスト自転車の外観を示す図である。図1に示されるように、電動アシスト自転車2は、ギアセンサ1、前輪21、後輪22、車体23、ペダル24、クランク25、クランク軸26、スプロケット27、チェーン28、車速センサ29、モータ駆動回路30、モータ31、内蔵変速機32、バッテリ33、ハンドルバー34、および操作部35を含んで構成される。
<(1)電動アシスト自転車2の構成例>
図1は、実施形態1の電動アシスト自転車の外観を示す図である。図1に示されるように、電動アシスト自転車2は、ギアセンサ1、前輪21、後輪22、車体23、ペダル24、クランク25、クランク軸26、スプロケット27、チェーン28、車速センサ29、モータ駆動回路30、モータ31、内蔵変速機32、バッテリ33、ハンドルバー34、および操作部35を含んで構成される。
<前輪21>
前輪21は、後輪22の回転により与えられた動力で電動アシスト自転車2が動くときに、後輪22と同期して回転するよう構成される。また、前輪21は、モータ31により電動回転力が与えられ、これにより回転することで電動アシスト自転車2に推力を与えるよう構成される。
前輪21は、後輪22の回転により与えられた動力で電動アシスト自転車2が動くときに、後輪22と同期して回転するよう構成される。また、前輪21は、モータ31により電動回転力が与えられ、これにより回転することで電動アシスト自転車2に推力を与えるよう構成される。
<後輪22>
後輪22は、ユーザにより与えられる人力により回転し、電動アシスト自転車2に推力を与えるよう構成される。また、前輪21に与えられた電動回転力により電動アシスト自転車2が動くときに、前輪21と同期して回転するよう構成される。すなわち、前輪21は電動力により、後輪22は人力によりそれぞれ回転力が与えられ、この電動力と人力との合力により電動アシスト自転車2に推力(動力)が与えられる。
後輪22は、ユーザにより与えられる人力により回転し、電動アシスト自転車2に推力を与えるよう構成される。また、前輪21に与えられた電動回転力により電動アシスト自転車2が動くときに、前輪21と同期して回転するよう構成される。すなわち、前輪21は電動力により、後輪22は人力によりそれぞれ回転力が与えられ、この電動力と人力との合力により電動アシスト自転車2に推力(動力)が与えられる。
<車体23>
車体23は、電動アシスト自転車2の本体部分であって、ユーザの体を支えるとともに、電動アシスト自転車2の各構成を支持するよう構成される。車体23には、前輪21及び後輪22が回転可能な状態で取り付けられる。
車体23は、電動アシスト自転車2の本体部分であって、ユーザの体を支えるとともに、電動アシスト自転車2の各構成を支持するよう構成される。車体23には、前輪21及び後輪22が回転可能な状態で取り付けられる。
<ペダル24>
ペダル24は、電動アシスト自転車2に乗ったユーザが踏み込む踏力を、クランク25、クランク軸26、及びスプロケット27を介してチェーン28に伝達し、これにより後輪22に回転力を与えるよう構成される。
ペダル24は、電動アシスト自転車2に乗ったユーザが踏み込む踏力を、クランク25、クランク軸26、及びスプロケット27を介してチェーン28に伝達し、これにより後輪22に回転力を与えるよう構成される。
<クランク25>
クランク25は、ペダル24に結合されて構成されており、上記のとおり、ユーザの踏力をクランク軸26に対して伝達するよう構成される。
クランク25は、ペダル24に結合されて構成されており、上記のとおり、ユーザの踏力をクランク軸26に対して伝達するよう構成される。
<クランク軸26>
クランク軸26は、クランク25に結合されて構成されており、上記のとおり、ユーザの踏力をスプロケット27に伝達するよう構成される。
クランク軸26は、クランク25に結合されて構成されており、上記のとおり、ユーザの踏力をスプロケット27に伝達するよう構成される。
<スプロケット27>
スプロケット27は、歯車状に形成されており、クランク軸26に結合され、クランク軸26の回転に同期して回転して、動力をチェーン28に伝達するよう構成される。
スプロケット27は、歯車状に形成されており、クランク軸26に結合され、クランク軸26の回転に同期して回転して、動力をチェーン28に伝達するよう構成される。
<チェーン28>
チェーン28は、与えられた人力(踏力)に基づく回転力を車輪に伝達する。チェーン28は、本発明でいう「伝達部」の一具体例である。詳細には、チェーン28は、スプロケット27の歯車に噛合うように形成されており、スプロケット27の回転に同期して回転し、動力を後輪22に伝達するよう構成される。
チェーン28は、与えられた人力(踏力)に基づく回転力を車輪に伝達する。チェーン28は、本発明でいう「伝達部」の一具体例である。詳細には、チェーン28は、スプロケット27の歯車に噛合うように形成されており、スプロケット27の回転に同期して回転し、動力を後輪22に伝達するよう構成される。
<車速センサ29>
車速センサ29は、電動アシスト自転車2の車速を示す車速情報を生成する。車速センサ29は、本発明でいう「車速検出部」の一具体例である。本実施形態では、車速センサ29は、たとえば、磁場の変化に基づき電圧パルスを生成するピックアップセンサである。詳細には、たとえば、後輪22のスポークには、マグネット(図示しない)が設けられている。車速センサ29は、車体23に取り付けられている。ここで、車速センサ29が取り付けられる位置は、後輪22の回転に伴って車速センサ29の近傍をマグネットが通過するような位置である。車速センサ29は、後輪22が回転してマグネットが近傍を通過するごとに、すなわち後輪22が1回転するごとに電圧パルスを発生させ、発生させた電圧パルスを車速情報としてモータ駆動回路30へ出力する。
車速センサ29は、電動アシスト自転車2の車速を示す車速情報を生成する。車速センサ29は、本発明でいう「車速検出部」の一具体例である。本実施形態では、車速センサ29は、たとえば、磁場の変化に基づき電圧パルスを生成するピックアップセンサである。詳細には、たとえば、後輪22のスポークには、マグネット(図示しない)が設けられている。車速センサ29は、車体23に取り付けられている。ここで、車速センサ29が取り付けられる位置は、後輪22の回転に伴って車速センサ29の近傍をマグネットが通過するような位置である。車速センサ29は、後輪22が回転してマグネットが近傍を通過するごとに、すなわち後輪22が1回転するごとに電圧パルスを発生させ、発生させた電圧パルスを車速情報としてモータ駆動回路30へ出力する。
<モータ31>
モータ31は、人力による車輪の駆動を補助する。本実施形態では、モータ31は、たとえば交流モータである。モータ31は、モータ駆動回路30により与えられる駆動力としての交流電力により回転動作を行い、動力を前輪21に伝達するよう構成される。モータ31は、これにより、ユーザの踏力に対する補助的な駆動力を前輪21に与える。
モータ31は、人力による車輪の駆動を補助する。本実施形態では、モータ31は、たとえば交流モータである。モータ31は、モータ駆動回路30により与えられる駆動力としての交流電力により回転動作を行い、動力を前輪21に伝達するよう構成される。モータ31は、これにより、ユーザの踏力に対する補助的な駆動力を前輪21に与える。
<内蔵変速機32>
内蔵変速機32は、与えられた人力に基づく回転力と車輪に伝達される回転力との比である変速段を変更する。内蔵変速機32は、本発明でいう「変速機」の一具体例である。本実施形態では、内蔵変速機32は、後輪22のハブの内部に内蔵される変速機であり、変速段としてハイとローとを切り替える。ここで、ローは、ハイと比べて車輪に伝達される回転力をより大きくする変速段である。
内蔵変速機32は、与えられた人力に基づく回転力と車輪に伝達される回転力との比である変速段を変更する。内蔵変速機32は、本発明でいう「変速機」の一具体例である。本実施形態では、内蔵変速機32は、後輪22のハブの内部に内蔵される変速機であり、変速段としてハイとローとを切り替える。ここで、ローは、ハイと比べて車輪に伝達される回転力をより大きくする変速段である。
<バッテリ33>
バッテリ33は、たとえば、リチウムイオン電池などの充電可能な2次電池であって、電動アシスト自転車2のギアセンサ1、車速センサ29、モータ駆動回路30およびモータ31などの必要な部分に対して電力を供給するよう構成される。
バッテリ33は、たとえば、リチウムイオン電池などの充電可能な2次電池であって、電動アシスト自転車2のギアセンサ1、車速センサ29、モータ駆動回路30およびモータ31などの必要な部分に対して電力を供給するよう構成される。
<ハンドルバー34>
ハンドルバー34は、ユーザにより操作されることで電動アシスト自転車2の前輪21の向きを変更し、これにより電動アシスト自転車2の移動方向を変更できるよう構成される。
ハンドルバー34は、ユーザにより操作されることで電動アシスト自転車2の前輪21の向きを変更し、これにより電動アシスト自転車2の移動方向を変更できるよう構成される。
<操作部35>
操作部35は、ユーザにより操作される操作レバー35aを含み、操作レバー35aが操作されることで内蔵変速機32の変速段が変更される。
操作部35は、ユーザにより操作される操作レバー35aを含み、操作レバー35aが操作されることで内蔵変速機32の変速段が変更される。
<変速ケーブル11>
変速ケーブル11は、ユーザの操作に基づき、内蔵変速機32の変速段を切り替えるよう動作する。本実施形態では、変速ケーブル11は、たとえば、ボーデン型のケーブルであり、インナーケーブル11aおよびアウターチューブ11bにより構成される。アウターチューブ11bは、たとえば、操作部35から内蔵変速機32までインナーケーブル11aを滑らかに配線できる様に車体23に固定される。インナーケーブル11aは、アウターチューブ11bの内部に挿通され、操作レバー35aに固定された第1端と、内蔵変速機32に固定された第2端とを有する。インナーケーブル11aは、操作レバー35aによって引っ張られたり、戻されたりした場合に、アウターチューブ11bの内部においてスムーズに移動可能である。
変速ケーブル11は、ユーザの操作に基づき、内蔵変速機32の変速段を切り替えるよう動作する。本実施形態では、変速ケーブル11は、たとえば、ボーデン型のケーブルであり、インナーケーブル11aおよびアウターチューブ11bにより構成される。アウターチューブ11bは、たとえば、操作部35から内蔵変速機32までインナーケーブル11aを滑らかに配線できる様に車体23に固定される。インナーケーブル11aは、アウターチューブ11bの内部に挿通され、操作レバー35aに固定された第1端と、内蔵変速機32に固定された第2端とを有する。インナーケーブル11aは、操作レバー35aによって引っ張られたり、戻されたりした場合に、アウターチューブ11bの内部においてスムーズに移動可能である。
<(2)ギアセンサ1の構成例>
図2は、実施形態1のギアセンサの斜視図である。図3は、実施形態1のギアセンサの分解図である。図2および図3に示されるように、ギアセンサ1は、ポテンショメータ12、プーリー13およびケース14を含んで構成される。
図2は、実施形態1のギアセンサの斜視図である。図3は、実施形態1のギアセンサの分解図である。図2および図3に示されるように、ギアセンサ1は、ポテンショメータ12、プーリー13およびケース14を含んで構成される。
<ケース14>
ケース14は、本体14aおよびカバー14bを含んで構成される。本実施形態では、本体14aは、車体23に固定される。本体14aにおけるベースプレート14cには、たとえば、貫通孔(図示しない)が設けられる。貫通孔には、たとえばベアリングを用いて自在に回転できるように自由回転軸14dが挿通される。したがって、自由回転軸14dは、ベースプレート14cの両側に突出し、本体14aに対して自在に回転できるようになっている。本体14aは、カバー14bと組み合わされることで、インナーケーブル11aおよびプーリー13を収容する収容空間14eを形成する。
ケース14は、本体14aおよびカバー14bを含んで構成される。本実施形態では、本体14aは、車体23に固定される。本体14aにおけるベースプレート14cには、たとえば、貫通孔(図示しない)が設けられる。貫通孔には、たとえばベアリングを用いて自在に回転できるように自由回転軸14dが挿通される。したがって、自由回転軸14dは、ベースプレート14cの両側に突出し、本体14aに対して自在に回転できるようになっている。本体14aは、カバー14bと組み合わされることで、インナーケーブル11aおよびプーリー13を収容する収容空間14eを形成する。
<プーリー13>
プーリー13は、インナーケーブル11aの延びる方向を変換するとともに、インナーケーブル11aの移動に応じて回転する。プーリー13は、本発明でいう「回転部」の一具体例である。本実施形態では、プーリー13は、たとえば、円筒形状の部材であり、外周には溝13aが形成されている。プーリー13は、中心に貫通孔13bが形成される。貫通孔13bには自由回転軸14dが圧入され、プーリー13が自由回転軸14dとともに回転する。すなわち、プーリー13は、本体14aに対して自由回転軸14dとともに自在に回転できるようになっている。
プーリー13は、インナーケーブル11aの延びる方向を変換するとともに、インナーケーブル11aの移動に応じて回転する。プーリー13は、本発明でいう「回転部」の一具体例である。本実施形態では、プーリー13は、たとえば、円筒形状の部材であり、外周には溝13aが形成されている。プーリー13は、中心に貫通孔13bが形成される。貫通孔13bには自由回転軸14dが圧入され、プーリー13が自由回転軸14dとともに回転する。すなわち、プーリー13は、本体14aに対して自由回転軸14dとともに自在に回転できるようになっている。
図4は、実施形態1の電動アシスト自転車における内蔵変速機の変速機構の模式図である。図4に示されるように、内蔵変速機32は、変速段を切り替えるための変速レバー32aを含む。変速レバー32aは、インナーケーブル11aの第2端が固定された第1端と、インナーケーブル11aによって加えられた力を内蔵変速機32の本体に与える第2端とを有する。変速ケーブル11を構成するアウターチューブ11bは、車体23に固定される。アウターチューブ11bから露出したインナーケーブル11aは、プーリー13の溝13aに嵌ることにより方向が変換され、プーリー13から変速レバー32aの第1端へ向かう方向へ延びる。上述したように、ユーザが操作レバー35aを操作し、インナーケーブル11aの第1端が操作レバー35aによって引っ張られたり、戻されたりすることで、変速レバー32aの第1端がプーリー13に近づいたり離れたりするように動かされる。これにより、内蔵変速機32における変速段が変更される。この際、プーリー13および自由回転軸14dは、インナーケーブル11aの移動に応じて回転する。
<ポテンショメータ12>
図2および図3に示されるように、ポテンショメータ12は、プーリー13の回転に関する回転情報を生成する。ポテンショメータ12は、本発明でいう「回転検出部」の一具体例である。本実施形態では、ポテンショメータ12は、プーリー13の周方向の位置に基づく回転位置情報を回転情報として生成する。詳細には、ポテンショメータ12は、可変抵抗器であり、抵抗値を変えるためのシャフトが自由回転軸14dと直結されている。したがって、ポテンショメータ12の抵抗値は、プーリー13の角度、すなわちインナーケーブル11aの位置に応じて変化する。
図2および図3に示されるように、ポテンショメータ12は、プーリー13の回転に関する回転情報を生成する。ポテンショメータ12は、本発明でいう「回転検出部」の一具体例である。本実施形態では、ポテンショメータ12は、プーリー13の周方向の位置に基づく回転位置情報を回転情報として生成する。詳細には、ポテンショメータ12は、可変抵抗器であり、抵抗値を変えるためのシャフトが自由回転軸14dと直結されている。したがって、ポテンショメータ12の抵抗値は、プーリー13の角度、すなわちインナーケーブル11aの位置に応じて変化する。
ポテンショメータ12は、信号ケーブル15を介してモータ駆動回路30と電気的に接続される。詳細には、信号ケーブル15は、信号線15a、電源線15bおよびグランド線15cを含んで構成される。ポテンショメータ12は、たとえば、電源線15bおよびグランド線15c経由でモータ駆動回路30から受ける電力を用いて動作し、抵抗値に応じた電圧Voutすなわちプーリー13の周方向の位置に応じた電圧Voutを回転位置情報として信号線15a経由でモータ駆動回路30へ出力する。
<(3)モータ駆動回路30の構成例>
図5は、実施形態1のモータ駆動回路の構成を示す図である。図5に示されるように、モータ駆動回路30は、処理部61、インバータ回路62および電源回路63を含んで構成される。
図5は、実施形態1のモータ駆動回路の構成を示す図である。図5に示されるように、モータ駆動回路30は、処理部61、インバータ回路62および電源回路63を含んで構成される。
<電源回路63>
電源回路63は、バッテリ33から直流電力を受けて、受けた直流電力の電圧を昇圧または降圧することで、ギアセンサ1、車速センサ29、処理部61およびインバータ回路62にそれぞれ適した直流電力を生成する。電源回路63は、生成した直流電力を車速センサ29、処理部61およびインバータ回路62へ出力する。また、電源回路63は、生成した直流電力を電源線15bおよびグランド線15c経由でギアセンサ1へ出力する。
電源回路63は、バッテリ33から直流電力を受けて、受けた直流電力の電圧を昇圧または降圧することで、ギアセンサ1、車速センサ29、処理部61およびインバータ回路62にそれぞれ適した直流電力を生成する。電源回路63は、生成した直流電力を車速センサ29、処理部61およびインバータ回路62へ出力する。また、電源回路63は、生成した直流電力を電源線15bおよびグランド線15c経由でギアセンサ1へ出力する。
<処理部61>
処理部61は、回転情報に基づきモータ31を制御する。処理部61は、本発明でいう「制御部」の一具体例である。本実施形態では、処理部61は、回転位置情報および車速情報に基づき、モータ31による前輪21の駆動の補助度合いを変更する。
処理部61は、回転情報に基づきモータ31を制御する。処理部61は、本発明でいう「制御部」の一具体例である。本実施形態では、処理部61は、回転位置情報および車速情報に基づき、モータ31による前輪21の駆動の補助度合いを変更する。
図6は、実施形態1の処理部が用いるギアポジションテーブルの一例を示す図である。図6に示されるように、ギアポジションテーブルには、ポテンショメータ12の出力電圧Voutと内蔵変速機32のギアポジションすなわち変速段との対応関係を示す。ギアポジションテーブルは、たとえば、処理部61に電気的に接続されたフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ(図示しない)に記憶される。たとえば、電動アシスト自転車2の製造時などにおいて、ギアポジションがハイおよびローにそれぞれ対応する出力電圧Voutが製造者によって測定され、測定結果がギアポジションテーブルに書き込まれる。
図5および図6に示されるように、処理部61は、回転位置情報に基づき変速段を検出する。詳細には、処理部61は、内蔵変速機32の変速段を取得する場合、ギアポジションテーブルを参照し、ギアセンサ1から受ける出力電圧VoutがVHのとき、内蔵変速機32の変速段がハイであると判断する。また、処理部61は、ギアセンサ1から受ける出力電圧VoutがVLのとき、内蔵変速機32の変速段がローであると判断する。
また、処理部61は、車速情報に基づき電動アシスト自転車2の車速を算出する。本実施形態では、処理部61は、車速センサ29から受ける電圧パルスについて、単位時間当たりのパルス数(以下、パルスカウント値と称することがある。)を計数し、計数したパルスカウント値に基づき電動アシスト自転車2の車速を算出する。詳細には、処理部61は、パルスカウント値に後輪22の外周の長さを乗じた値を電動アシスト自転車2の車速として算出する。なお、処理部61は、パルスカウント値そのものを電動アシスト自転車2の車速として用いる構成であってもよい。
処理部61は、内蔵変速機32の変速段の判断結果およびパルスカウント値に基づき、インバータ回路62を制御する。本実施形態では、処理部61は、たとえば、動作モードを強モード、通常モードおよび弱モードのいずれかに設定する。処理部61は、設定した動作モードに応じて、前輪21に与えるアシストが異なるようにインバータ回路62を制御する。具体的には、処理部61は、たとえば、強モード、通常モードおよび弱モードの順に、前輪21に与えるアシストが大きくなるようにインバータ回路62を制御する。
<処理部61>
インバータ回路62は、処理部61の制御に従って、電源回路63から受ける直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力をモータ31へ出力する。
インバータ回路62は、処理部61の制御に従って、電源回路63から受ける直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力をモータ31へ出力する。
<(4)動作例1>
次に、本実施形態の電動アシスト自転車におけるアシスト制御処理について、図7を参照しながら説明する。図7は、実施形態1における電動アシスト自転車におけるアシスト制御処理を示すフローチャートである。
次に、本実施形態の電動アシスト自転車におけるアシスト制御処理について、図7を参照しながら説明する。図7は、実施形態1における電動アシスト自転車におけるアシスト制御処理を示すフローチャートである。
図7に示す動作例では、処理部61は、回転位置情報に基づき変速段を検出し、検出した変速段に基づき、モータ31による前輪21の駆動の補助度合いを変更する。詳細には、処理部61は、検出した変速段がローである場合、車速情報に基づき、モータ31による前輪21の駆動の補助度合いを変更する。
<S100>
この動作例では、処理部61が、出力電圧Voutを定期的に取得するとともに、パルスカウント値を定期的に計数している状況を想定する。また、処理部61が、搭乗者がペダル24を踏み込んでいる状況を想定する(S100)。
この動作例では、処理部61が、出力電圧Voutを定期的に取得するとともに、パルスカウント値を定期的に計数している状況を想定する。また、処理部61が、搭乗者がペダル24を踏み込んでいる状況を想定する(S100)。
<S102>
次に、処理部61は、直近のパルスカウント値に基づき電動アシスト自転車2の車速を算出する(S102)。
次に、処理部61は、直近のパルスカウント値に基づき電動アシスト自転車2の車速を算出する(S102)。
<S104>
次に、処理部61は、算出した車速に基づき、電動アシスト自転車2が走行を開始したか否かを判断する(S104)。
次に、処理部61は、算出した車速に基づき、電動アシスト自転車2が走行を開始したか否かを判断する(S104)。
<S106>
次に、処理部61は、電動アシスト自転車2が走行を開始したと判断した場合(S104でYES)、直近の出力電圧Voutに基づき内蔵変速機32の変速段を判断する(S106)。
次に、処理部61は、電動アシスト自転車2が走行を開始したと判断した場合(S104でYES)、直近の出力電圧Voutに基づき内蔵変速機32の変速段を判断する(S106)。
<S110,S112>
次に、処理部61は、判断した変速段がローである場合(S110でYES)、直近の新たなパルスカウント値に基づき電動アシスト自転車2の車速を算出する(S112)。
次に、処理部61は、判断した変速段がローである場合(S110でYES)、直近の新たなパルスカウント値に基づき電動アシスト自転車2の車速を算出する(S112)。
<S116>
次に、処理部61は、算出した車速が所定のしきい値以下であるか否かを判断する(S116)。
次に、処理部61は、算出した車速が所定のしきい値以下であるか否かを判断する(S116)。
<S118>
次に、処理部61は、算出した車速が所定のしきい値以下である場合(S116でYES)、動作モードを弱モードに設定し、設定した弱モードでインバータ回路62を制御する(S118)。
次に、処理部61は、算出した車速が所定のしきい値以下である場合(S116でYES)、動作モードを弱モードに設定し、設定した弱モードでインバータ回路62を制御する(S118)。
<S120>
一方、処理部61は、算出した車速が所定のしきい値より大きい場合(S116でNO)、動作モードを強モードに設定し、設定した強モードでインバータ回路62を制御する(S120)。
一方、処理部61は、算出した車速が所定のしきい値より大きい場合(S116でNO)、動作モードを強モードに設定し、設定した強モードでインバータ回路62を制御する(S120)。
<S110,S114>
また、処理部61は、判断した変速段がハイである場合(S110でNO)、動作モードを通常モードに設定し、設定した通常モードでインバータ回路62を制御する(S114)。
また、処理部61は、判断した変速段がハイである場合(S110でNO)、動作モードを通常モードに設定し、設定した通常モードでインバータ回路62を制御する(S114)。
<S108>
また、処理部61は、電動アシスト自転車2が走行を開始していないと判断した場合(S104でNO)、インバータ回路62の制御を停止する、すなわち前輪21の駆動のアシストを停止する(S108)。
また、処理部61は、電動アシスト自転車2が走行を開始していないと判断した場合(S104でNO)、インバータ回路62の制御を停止する、すなわち前輪21の駆動のアシストを停止する(S108)。
<S102>
次に、処理部61は、強モード、通常モードまたは弱モードでインバータ回路62を制御するか(S114,S118,S120)、または前輪21の駆動のアシストを停止すると(S108)、直近の新たなパルスカウント値に基づき自転車2の車速を算出する(S102)。
次に、処理部61は、強モード、通常モードまたは弱モードでインバータ回路62を制御するか(S114,S118,S120)、または前輪21の駆動のアシストを停止すると(S108)、直近の新たなパルスカウント値に基づき自転車2の車速を算出する(S102)。
上記のように、変速段がローで車速が小さい場合に(S110でYESおよびS116でYES)、前輪21の駆動のアシストを弱める(S118)構成により、過剰な推力が電動アシスト自転車2に加えられ、前輪21が浮き上がってウィリー走行してしまうことを防ぐことができる。
また、上記のように、変速段がローで車速が大きい場合に(S110でYESおよびS116でNO)、前輪21の駆動のアシストを強める(S120)構成により、たとえば、上り坂に差し掛かり、搭乗者が変速段をローに落としてモータ31によるアシストを期待している状況で、前輪21に対して大きなアシストを与えることができる。
<(5)動作例2>
次に、本実施形態の電動アシスト自転車における変速機保護制御処理について、図8を参照しながら説明する。図8は、実施形態1における電動アシスト自転車における変速機保護制御処理を示すフローチャートである。
次に、本実施形態の電動アシスト自転車における変速機保護制御処理について、図8を参照しながら説明する。図8は、実施形態1における電動アシスト自転車における変速機保護制御処理を示すフローチャートである。
図8に示す動作例では、処理部61は、回転位置情報に基づき、内蔵変速機32における変速段の切り替え動作の開始を検出し、切り替え動作の開始を検出してから所定時間、モータ31による前輪21の駆動の補助を停止する。
<S200>
この動作例では、処理部61が、出力電圧Voutを定期的に取得し、電動アシスト自転車2が走行している状況を想定する(S200)。
この動作例では、処理部61が、出力電圧Voutを定期的に取得し、電動アシスト自転車2が走行している状況を想定する(S200)。
<S202>
次に、処理部61は、直近の2つのタイミングt1,t2(t1>t2)における出力電圧Voutを取得する(S202)。
次に、処理部61は、直近の2つのタイミングt1,t2(t1>t2)における出力電圧Voutを取得する(S202)。
<S204>
次に、処理部61は、タイミングt1,t2(t1>t2)における出力電圧Voutに基づき、ギアチェンジが行われているか否かを判断する。詳細には、処理部61は、タイミングt1における出力電圧Voutとタイミングt2における出力電圧Voutとの差分を算出し、算出した差分の二乗が所定のしきい値以上である場合、ギアチェンジが行われていると判断する。一方、処理部61は、算出した差分の二乗が当該しきい値より小さい場合、ギアチェンジが行われていないと判断する(S204)。なお、当該処理において差分の二乗をしきい値と比較しているのは、差分値の正負にかかわらず絶対値として比較するためである。よって、当該処理では、差分の絶対値をしきい値と比較する方法を用いてもよい。
次に、処理部61は、タイミングt1,t2(t1>t2)における出力電圧Voutに基づき、ギアチェンジが行われているか否かを判断する。詳細には、処理部61は、タイミングt1における出力電圧Voutとタイミングt2における出力電圧Voutとの差分を算出し、算出した差分の二乗が所定のしきい値以上である場合、ギアチェンジが行われていると判断する。一方、処理部61は、算出した差分の二乗が当該しきい値より小さい場合、ギアチェンジが行われていないと判断する(S204)。なお、当該処理において差分の二乗をしきい値と比較しているのは、差分値の正負にかかわらず絶対値として比較するためである。よって、当該処理では、差分の絶対値をしきい値と比較する方法を用いてもよい。
<S206>
次に、処理部61は、ギアチェンジが行われていると判断した場合(S204でYES)、所定時間、インバータ回路62の制御を停止する(S206)。
次に、処理部61は、ギアチェンジが行われていると判断した場合(S204でYES)、所定時間、インバータ回路62の制御を停止する(S206)。
<S208>
一方、処理部61は、ギアチェンジが行われていないと判断した場合(S204でNO)、インバータ回路62の制御を継続する、すなわち前輪21の駆動のアシストを継続する(S208)。
一方、処理部61は、ギアチェンジが行われていないと判断した場合(S204でNO)、インバータ回路62の制御を継続する、すなわち前輪21の駆動のアシストを継続する(S208)。
<S202>
次に、処理部61は、所定時間、インバータ回路62の制御を停止するか(S206)、または前輪21の駆動のアシストを継続すると(S208)、直近の2つのタイミングにおける出力電圧Voutを取得する(S202)。
次に、処理部61は、所定時間、インバータ回路62の制御を停止するか(S206)、または前輪21の駆動のアシストを継続すると(S208)、直近の2つのタイミングにおける出力電圧Voutを取得する(S202)。
上記のように、ギアチェンジが行われている場合に(S204でYES)、所定時間、アシストを停止する(S206)構成により、内蔵変速機32に過剰な力が加わり、内蔵変速機32が破損してしまうことを防ぐことができる。
<(6)動作例3>
次に、本実施形態の電動アシスト自転車における省電力制御処理について、図9を参照しながら説明する。図9は、実施形態1における電動アシスト自転車における省電力制御処理を示すフローチャートである。
次に、本実施形態の電動アシスト自転車における省電力制御処理について、図9を参照しながら説明する。図9は、実施形態1における電動アシスト自転車における省電力制御処理を示すフローチャートである。
図9に示す動作例では、処理部61は、車速情報の示す車速が所定値以上である場合において、検出した変速段がハイであるとき、モータ31による前輪21の駆動の補助を弱める制御を行う。
<S300>
この動作例では、処理部61が、出力電圧Voutを定期的に取得するとともに、パルスカウント値を定期的に計数している状況を想定する。また、電動アシスト自転車2が走行している状況を想定する(S300)。
この動作例では、処理部61が、出力電圧Voutを定期的に取得するとともに、パルスカウント値を定期的に計数している状況を想定する。また、電動アシスト自転車2が走行している状況を想定する(S300)。
<S302>
次に、処理部61は、直近の出力電圧Voutに基づき内蔵変速機32の変速段を判断する(S302)。
次に、処理部61は、直近の出力電圧Voutに基づき内蔵変速機32の変速段を判断する(S302)。
<S304>
次に、処理部61は、直近のパルスカウント値に基づき電動アシスト自転車2の車速を算出する(S304)。
次に、処理部61は、直近のパルスカウント値に基づき電動アシスト自転車2の車速を算出する(S304)。
<S306〜S310>
次に、処理部61は、判断した変速段がハイであり、かつ電動アシスト自転車2の車速が所定のしきい値以上である場合(S306でYESおよびS308でYES)、動作モードを弱モードに設定し、設定した弱モードでインバータ回路62を制御する(S310)。
次に、処理部61は、判断した変速段がハイであり、かつ電動アシスト自転車2の車速が所定のしきい値以上である場合(S306でYESおよびS308でYES)、動作モードを弱モードに設定し、設定した弱モードでインバータ回路62を制御する(S310)。
<S306,S308,S312>
一方、処理部61は、判断した変速段がローであるか、または電動アシスト自転車2の車速が上記しきい値より小さい場合(S306でNOまたはS308でNO)、動作モードを通常モードに設定し、設定した通常モードでインバータ回路62を制御する(S312)。
一方、処理部61は、判断した変速段がローであるか、または電動アシスト自転車2の車速が上記しきい値より小さい場合(S306でNOまたはS308でNO)、動作モードを通常モードに設定し、設定した通常モードでインバータ回路62を制御する(S312)。
<S302>
次に、処理部61は、弱モードでインバータ回路62を制御するか(S310)、または通常モードでインバータ回路62を制御すると(S312)、直近の出力電圧Voutに基づき内蔵変速機32の変速段を判断する(S302)。
次に、処理部61は、弱モードでインバータ回路62を制御するか(S310)、または通常モードでインバータ回路62を制御すると(S312)、直近の出力電圧Voutに基づき内蔵変速機32の変速段を判断する(S302)。
上記のように、変速段がハイで車速が高い場合に(S306でYESおよびS308でYES)、前輪21の駆動のアシストを弱める(S310)構成により、搭乗者が電動アシスト自転車2を高速で走行させている状況を正しく判断し、前輪21の駆動の補助を弱めても搭乗者の負担増を抑制できる状況において、電力消費を抑制することができる。
なお、上記フローチャートにおける各処理は、動作に影響がない範囲で入れ換えられてもよい。たとえば、上記フローチャートにおけるS302とS304との処理の順序は入れ換えられてもよい
上記構成の電動アシスト自転車によれば、インナーケーブル11aとプーリー13における溝13aとの間の摩擦力によってインナーケーブル11aの移動をプーリー13の回転に変換することで、回転位置情報に基づきプーリー13の回転を検出することができるので、インナーケーブル11aに磁石などの部品を取り付けることなくインナーケーブル11aの移動を検出することができる。これにより、インナーケーブル11aの取り付け時などにおいて、部品の破損および欠損の発生を抑制することができるとともに、内蔵変速機32の変速段および変速動作を正しく検出することができるので、前輪21の駆動のアシストを適切に制御することができる。また、プーリー13によってインナーケーブル11aの方向を変換することは、従来の電動アシスト自転車2の組み立て方法から大きく逸脱しないので、変速ケーブル11の取り付けの複雑化を防ぐことができる。また、内蔵変速機32自体の構造を変更しないので、市販の内蔵変速機32をそのまま利用することができる。また、プーリー13によるインナーケーブル11aの摺動抵抗の増加は小さいため、搭乗者に与える違和感を低減することができる。
また、上記構成のギアセンサでは、回転検出部がプーリー13の周方向の位置に基づく回転位置情報を回転情報として生成するため、ポテンショメータ12を回転検出部として用いることができるので、堅牢で信頼性の高いギアセンサ1を実現することができる。
また、上記構成の電動アシスト自転車では、処理部61が、回転位置情報に基づき、モータ31による前輪21の駆動の補助度合いを変更するため、たとえば、漕ぎ出し時、登坂中および変速中などの電動アシスト自転車2の状況に応じた適度のアシストを行うことができる。
また、上記構成の電動アシスト自転車では、処理部61が、回転位置情報に基づき変速段を検出し、検出した変速段に基づき、モータ31による前輪21の駆動の補助度合いを変更するため、内蔵変速機32の変速段に応じて前輪21の駆動のアシストを強めたり弱めたりすることができる。これにより、漕ぎ出し時および登坂中などの電動アシスト自転車2の走行状況および走行環境に応じた適度のアシストを行うことができる。
また、上記構成の電動アシスト自転車では、車速センサ29は、電動アシスト自転車2の車速を示す車速情報を生成する。内蔵変速機32は、ハイの変速段と、ハイの変速段と比べて車輪に伝達される回転力をより大きくするローの変速段とを切り替える。そして、処理部61は、検出した変速段がローである場合、車速情報に基づき、モータ31による前輪21の駆動の補助度合いを変更する。これにより、たとえば、ローの変速段で車速が小さい場合に、前輪21の駆動のアシストを弱めることができるので、過剰な推力が電動アシスト自転車2に加えられ、前輪21が浮き上がってウィリー走行してしまうことを防ぐことができる。また、たとえば、ローの変速段で車速が大きい場合に、前輪21の駆動のアシストを強めることができるので、上り坂に差し掛かり、搭乗者が変速段をローに落としてモータ31によるアシストを期待している状況で、前輪21に対して大きなアシストを与えることができる。
また、上記構成の電動アシスト自転車では、車速センサ29は、電動アシスト自転車2の車速を示す車速情報を生成する。内蔵変速機32は、ハイの変速段と、ハイの変速段と比べて車輪に伝達される回転力をより大きくするローの変速段とを切り替える。そして、処理部61は、車速情報の示す車速が所定値以上である場合において、検出した変速段がハイであるとき、モータ31による前輪21の駆動の補助を弱める制御を行う。これにより、搭乗者が電動アシスト自転車2を高速で走行させている状況を正しく判断し、前輪21の駆動の補助を弱めても搭乗者の負担増を抑制できる状況において、電力消費を抑制することができる。
また、上記構成の電動アシスト自転車では、処理部61が、回転位置情報に基づき、内蔵変速機32における変速段の切り替え動作の開始を検出し、切り替え動作の開始を検出してから所定時間、モータ31による前輪21の駆動の補助を停止するため、内蔵変速機32に過剰な力が加わり、内蔵変速機32が破損してしまうことを防ぐことができる。
<2.実施形態2>
<(1)基本例>
次に、本発明の実施形態2について図2および図3を参照しながら説明する。本実施形態は、実施形態1と比較して、ポテンショメータ12が、エンコーダ16に置き換えられている点で相違し、それ以外については同様である。以下、本実施形態が実施形態1の内容と相違する点について具体的に説明する。なお、本実施形態のギアセンサ1は、図2及び図3におけるポテンショメータ12がエンコーダ16に置き換えられた構成であり、図面を省略する。
<(1)基本例>
次に、本発明の実施形態2について図2および図3を参照しながら説明する。本実施形態は、実施形態1と比較して、ポテンショメータ12が、エンコーダ16に置き換えられている点で相違し、それ以外については同様である。以下、本実施形態が実施形態1の内容と相違する点について具体的に説明する。なお、本実施形態のギアセンサ1は、図2及び図3におけるポテンショメータ12がエンコーダ16に置き換えられた構成であり、図面を省略する。
図2および図3に示されるように、エンコーダ16は、プーリー13の回転動作に基づく回転運動情報を回転情報として生成する。エンコーダ16は、本発明でいう「回転検出部」の一具体例である。詳細には、エンコーダ16は、たとえば、ロータリエンコーダであり、入力シャフトが自由回転軸14dと直結されている。本実施形態では、エンコーダ16は、たとえば、インクリメンタル形であり、入力シャフトの角度の変化量および変化の方向を検出する。言い換えると、エンコーダ16は、プーリー13の角度の変化量および変化の方向を検出する。すなわち、エンコーダ16は、インナーケーブル11aの移動量および移動の方向を検出する。エンコーダ16は、検出した変化量を示す変化量情報、および検出した変化の方向を示す変化方向情報を回転運動情報としてモータ駆動回路30へ出力する。
図5に示されるように、処理部61は、エンコーダ16から変化量情報および変化方向情報を受けて、受けた変化量情報および変化方向情報に基づき、インナーケーブル11aの絶対位置を算出する。具体的には、処理部61は、たとえば、前回の絶対位置に対して、今回受けた変化量情報および変化方向情報に基づく位置の変化量を加えることで、今回の絶対位置を算出する。
上記構成のギアセンサでは、回転検出部が、プーリー13の回転動作に基づく回転運動情報を回転情報として生成するため、インクリメンタル形のエンコーダ16を回転検出部として用いることができるので、堅牢で信頼性の高いギアセンサを実現することができる。
<3.補足事項>
以上、本発明の実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明では、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
以上、本発明の実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明では、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
実施形態1,2のギアセンサでは、プーリー13が、円筒形状を有する構成について説明したが、プーリー13の外形は、円形に限らず多角形でもよい。
また、実施形態1,2の電動アシスト自転車では、内蔵変速機32が、ハイおよびローの2つの変速段を切り替える構成について説明したが、内蔵変速機32は、3段以上の変速段を切り替える構成であってもよい。
また、実施形態1,2の電動アシスト自転車では、内蔵変速機32が、変速機として用いられる構成について説明したが、外装変速機が、変速機として用いられる構成であってもよい。
また、実施形態1,2の電動アシスト自転車では、チェーン28が、伝達部として用いられる構成について説明したが、ベルトおよびシャフトなどが、伝達部として用いられる構成であってもよい。
また、実施形態1,2のギアセンサでは、プーリー13が、回転部として機能する構成について説明したが、たとえば、操作部35が回転部として機能する構成であってもよい。具体的には、たとえば、操作部35における操作レバー35aがある支軸を中心として回転することで、インナーケーブル11aを引っ張ったり戻したりする構造を有する場合、ポテンショメータ12のシャフトおよびエンコーダ16の入力シャフトが、操作レバー35aの回転に応じて回転するように構成される。
また、実施形態1,2のギアセンサでは、プーリー13が、自由回転軸14dを介してポテンショメータ12のシャフトおよびエンコーダ16の入力シャフトと直結する構成について説明したが、プーリー13は、たとえば歯車およびベルトなどを介してポテンショメータ12のシャフトおよびエンコーダ16の入力シャフトと結合される構成であってもよい。
また、実施形態2では、エンコーダ16がインクリメンタル形であると説明したが、エンコーダ16は、アブソリュート形であってもよい。この場合、エンコーダ16は、プーリー13の角度、すなわちインナーケーブル11aの位置に応じたデジタル信号を生成し、生成したデジタル信号を回転位置情報としてモータ駆動回路30へ出力する。
本発明は、電動アシスト自転車などとして好適に適用される。
1…ギアセンサ
2…電動アシスト自転車
11…変速ケーブル
11a…インナーケーブル
11b…アウターチューブ
12…ポテンショメータ
13…プーリー
13a…溝
13b…貫通孔
14…ケース
14a…本体
14b…カバー
14c…ベースプレート
14d…自由回転軸
14e…収容空間
15…信号ケーブル
15a…信号線
15b…電源線
15c…グランド線
16…エンコーダ
21…前輪
22…後輪
23…車体
24…ペダル
25…クランク
26…クランク軸
27…スプロケット
28…チェーン
29…車速センサ
30…モータ駆動回路
31…モータ
32…内蔵変速機
32a…変速レバー
33…バッテリ
34…ハンドルバー
35…操作部
35a…操作レバー
51…車速センサ
61…処理部
62…インバータ回路
63…電源回路
2…電動アシスト自転車
11…変速ケーブル
11a…インナーケーブル
11b…アウターチューブ
12…ポテンショメータ
13…プーリー
13a…溝
13b…貫通孔
14…ケース
14a…本体
14b…カバー
14c…ベースプレート
14d…自由回転軸
14e…収容空間
15…信号ケーブル
15a…信号線
15b…電源線
15c…グランド線
16…エンコーダ
21…前輪
22…後輪
23…車体
24…ペダル
25…クランク
26…クランク軸
27…スプロケット
28…チェーン
29…車速センサ
30…モータ駆動回路
31…モータ
32…内蔵変速機
32a…変速レバー
33…バッテリ
34…ハンドルバー
35…操作部
35a…操作レバー
51…車速センサ
61…処理部
62…インバータ回路
63…電源回路
Claims (10)
- 変速機を有する自転車におけるギアセンサであって、
前記変速機の変速段を切り替えるケーブルの方向を変換するとともに、前記ケーブルの移動に応じて回転する回転部と、
前記回転部の回転に関する回転情報を生成する回転検出部と、を備える、
ギアセンサ。 - 前記回転検出部は、前記回転部の周方向の位置に基づく回転位置情報を前記回転情報として生成する、
請求項1に記載のギアセンサ。 - 前記回転検出部は、前記回転部の回転動作に基づく回転運動情報を前記回転情報として生成する、
請求項1に記載のギアセンサ。 - 与えられた人力に基づく回転力を車輪に伝達する伝達部と、
前記回転力と前記車輪に伝達される回転力との比である変速段を変更する変速機と、
前記変速機の前記変速段を切り替えるケーブルと、
前記ケーブルの方向を変換するとともに、前記ケーブルの移動に応じて回転する回転部と、
前記回転部の回転に関する回転情報を生成する回転検出部と、
人力による前記車輪の駆動を補助するモータと、
前記回転情報に基づき前記モータを制御する制御部と、を備える、
電動アシスト自転車。 - 前記制御部は、前記回転情報に基づき、前記モータによる前記車輪の駆動の補助度合いを変更する、
請求項4に記載の電動アシスト自転車。 - 前記制御部は、前記回転情報に基づき前記変速段を検出し、検出した前記変速段に基づき、前記モータによる前記車輪の駆動の補助度合いを変更する、
請求項5に記載の電動アシスト自転車。 - 前記電動アシスト自転車の車速を示す車速情報を生成する車速検出部をさらに備え、
前記変速機は、第1の変速段と、前記第1の変速段と比べて前記車輪に伝達される回転力をより大きくする第2の変速段とを切り替え、
前記制御部は、検出した前記変速段が前記第2の変速段である場合、前記車速情報に基づき、前記モータによる前記車輪の駆動の補助度合いを変更する、
請求項6に記載の電動アシスト自転車。 - 前記電動アシスト自転車の車速を示す車速情報を生成する車速検出部をさらに備え、
前記変速機は、第1の変速段と、前記第1の変速段と比べて前記車輪に伝達される回転力をより大きくする第2の変速段とを切り替え、
前記制御部は、前記車速情報の示す前記車速が所定値以上である場合において、検出した前記変速段が前記第1の変速段であるとき、前記モータによる前記車輪の駆動の補助を弱める制御を行う、
請求項6に記載の電動アシスト自転車。 - 前記制御部は、前記回転情報に基づき、前記変速機における前記変速段の切り替え動作の開始を検出し、前記切り替え動作の開始を検出してから所定時間、前記モータによる前記車輪の駆動の補助を停止する、
請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の電動アシスト自転車。 - 与えられた人力に基づく回転力を車輪に伝達する伝達部と、前記回転力と前記車輪に伝達される回転力との比である変速段を変更する変速機と、前記変速機の前記変速段を切り替えるケーブルと、前記ケーブルの方向を変換するとともに、前記ケーブルの移動に応じて回転する回転部と、前記回転部の回転に関する回転情報を生成する回転検出部と、人力による前記車輪の駆動を補助するモータと、を備える電動アシスト自転車における制御方法であって、
前記回転情報を取得するステップと、
取得した前記回転情報に基づき前記モータを制御するステップと、を有する、
制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018116139A JP2019217888A (ja) | 2018-06-19 | 2018-06-19 | ギアセンサ、電動アシスト自転車、および制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018116139A JP2019217888A (ja) | 2018-06-19 | 2018-06-19 | ギアセンサ、電動アシスト自転車、および制御方法 |
Publications (1)
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JP2019217888A true JP2019217888A (ja) | 2019-12-26 |
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Family Applications (1)
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JP2018116139A Pending JP2019217888A (ja) | 2018-06-19 | 2018-06-19 | ギアセンサ、電動アシスト自転車、および制御方法 |
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Country | Link |
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-
2018
- 2018-06-19 JP JP2018116139A patent/JP2019217888A/ja active Pending
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