JP2019217196A - ゴルフクラブヘッド及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】打球のスピン量の改善を図ること。【解決手段】フェース部を含むゴルフクラブヘッドであって、前記フェース部に形成され、トウ−ヒール方向に延びる複数のスコアラインと、前記フェース部に形成され、前記フェース部の上下方向に隣接する前記スコアラインの間において、前記トウ−ヒール方向に延びる複数の凸部と、前記フェース部に形成され、前記上下方向に隣接する前記凸部の間において、前記トウ−ヒール方向に延びる少なくとも一つの凹部と、を備え、前記凹部と、前記凹部に隣接する前記凸部との間に平坦面が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明はゴルフクラブヘッドに関する。
フェース部にスコアラインよりも細かい溝や凹凸を形成したゴルフクラブヘッドが提案されている(特許文献1〜7)。こうした溝等は打球のスピン量の増大又は雨天時等におけるスピン量の低減防止に有効である。
米国特許出願公開第2018/036606号明細書 米国特許出願公開第2017/100792号明細書 特開2016−007537号公報 特許第06257635号公報 特許第06183191号公報 特開2015−186513号公報 特許第06065376号公報
しかし、従来のゴルフクラブヘッドは打球のスピン量の点で改善の余地がある。
本発明の目的は、打球のスピン量の改善を図ることにある。
本発明によれば、
フェース部を含むゴルフクラブヘッドであって、
前記フェース部に形成され、トウ−ヒール方向に延びる複数のスコアラインと、
前記フェース部に形成され、前記フェース部の上下方向に隣接する前記スコアラインの間において、前記トウ−ヒール方向に延びる複数の凸部と、
前記フェース部に形成され、前記上下方向に隣接する前記凸部の間において、前記トウ−ヒール方向に延びる少なくとも一つの凹部と、を備え、
前記凹部と、前記凹部に隣接する前記凸部との間に平坦面が形成されている、
ことを特徴とするゴルフクラブヘッドが提供される。
また、本発明によれば、
フェース部を含むゴルフクラブヘッドであって、
前記フェース部に形成され、トウ−ヒール方向に延びる複数のスコアラインと、
前記フェース部に形成され、前記フェース部の上下方向に隣接する前記スコアラインの間において、前記トウ−ヒール方向に延びる複数の凸部と、
前記フェース部に形成され、前記上下方向に隣接する前記凸部の間において、前記トウ−ヒール方向に延びる少なくとも一つの凹部と、を備え、
前記凸部は、前記フェース部の母材に形成され、
前記フェース部の前記母材はめっき層で被覆され、
前記凹部は、前記母材には形成されず、前記めっき層に形成されている、
ことを特徴とするゴルフクラブヘッドが提供される。
また、本発明によれば、
フェース部を含むゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
前記ゴルフクラブヘッドは、
前記フェース部に形成され、トウ−ヒール方向に延びる複数のスコアラインと、
前記フェース部に形成され、前記フェース部の上下方向に隣接する前記スコアラインの間において、前記トウ−ヒール方向に延びる複数の凸部と、
前記フェース部に形成され、前記上下方向に隣接する前記凸部の間において、前記トウ−ヒール方向に延びる少なくとも一つの凹部と、を備え、
前記製造方法は、
前記凸部が形成された前記フェース部の母材をめっき層で被覆する被覆工程と、
前記被覆工程の後に、前記凹部を形成する凹部形成工程と、を備える、
ことを特徴とする製造方法が提供される。
本発明によれば、打球のスピン量の改善を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッドの外観図及び部分拡大図。 図1のゴルフクラブヘッドの部分断面斜視図。 (A)は図1のゴルフクラブヘッドの断面図、(B)は凹部の他の形成例を示す断面図。 凸部と凹部の他の形成例を示す図。 (A)〜(C)はめっき層を設けた場合の製造方法を示す図。 (A)及び(B)はめっき層を設けた他の構成例を示す図。
図1は本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッドAの外観図及び部分拡大図である。同図の例はアイアン型のゴルフクラブヘッドに本発明を適用した例を示す。本発明は、アイアン型のゴルフクラブヘッド、特に、ミドルアイアン、ショートアイアン、ウェッジ型のゴルフクラブヘッドに好適である。具体的には、ロフト角が30度以上70度以下、ヘッド重量が240g以上320g以下のゴルフクラブヘッドの製造に好適である。しかし、本発明はウッド型やユーティリティー型(ハイブリッド型)のゴルフクラブヘッドにも適用可能である。
ゴルフクラブヘッドAは、フェース部1及びホゼル部5を備える。フェース部1はゴルフボールを打撃する打撃面を形成する。ホゼル部5には不図示のシャフトが装着される。図1において、矢印d2はトウ−ヒール方向を示し、Tはトウ側、Hはヒール側を示している。矢印d1はトウ−ヒール方向と直交する方向であって、フェース部1に沿う上下方向(トップ−ソール方向))を示している。UはヘッドAのソール部を接地した時の上側、LはヘッドAのソール部を接地した時の下側を示している。
フェース部1には複数のスコアライン2、複数の凸部3及び複数の凹部4が形成されている。凹部4はスコアライン2とは寸法が異なる溝であり、本実施形態の場合、スコアライン2よりも細い溝である。
図1〜図3(A)を参照してスコアライン2、凸部3及び凹部4について説明する。図2はゴルフクラブヘッドAの部分断面斜視図であり、d1方向及びd2方向の切断面で切断したフェース部1の一部を示している。図3(A)は図1のI−I線に沿うゴルフクラブヘッドAの断面図である。
各々のスコアライン2はd2方向に延設された直線状の溝である。複数のスコアライン2は、互いに平行にd1方向に配列されている。本実施形態の場合、各々のスコアライン2の配設間隔(ピッチ)は等間隔(等ピッチ)であるが、配設間隔が異なっていてもよい。本実施形態において、スコアライン2の断面形状は、その長手方向の両端部(トウ側端部、ヒール側端部)を除き、同じである。また、各々のスコアライン2の断面形状は同じである。
スコアライン2は、一対の側壁(側部)21と、底壁(底部)22とを有し、その断面形状はd1方向の中心線に対して対称な台形状に形成されている。なお、スコアライン2の断面形状は台形状に限られず、V字状等、他の形状でもよい。スコアライン2の縁部23には丸みが形成されている。丸みの半径は例えば、0.05mm以上0.3mm以下である。フェース部1は基準面FSを有する。基準面FSは平坦な面であり、スコアライン2の縁部23に隣接した部分を含む。換言すると、縁部23に隣接する面を含む仮想面が基準面FSである。
スコアライン2の深さ(底壁22と基準面FSとの距離)Dsは0.3mm以上が好ましい。ゴルフクラブヘッドAを競技用とする場合、ルールを充足する点で、深さDsは0.5mm以下とする。スコアライン2の幅(30度測定法による幅)Wsは0.6mm以上が好ましい。ゴルフクラブヘッドAを競技用とする場合、ルールを充足する点で、幅Wsは0.9mm以下とする。
各凸部3は基準面FSから突起した突起部であり、d2方向に延設されている。打撃時にゴルフボールの表面が凸部3と凸部3との間に食い込み易くなり、スピン量を増大することができる。本実施形態の場合、各凸部3は途切れのない連続した直線状の突起部である。しかし、途中で途切れていてもよい。
本実施形態では、各凸部3はスコアライン2と平行に延設されている。しかし、スコアライン2に対して傾斜していてもよい。本実施形態の場合、d1方向に隣接する2つのスコアライン2の間に複数の凸部3(ここでは3列の凸部3)が形成されている。凸部3の高さ(基準面FSからの突出量)は、例えば、10μm〜25μmである。凸部3の幅(基準面FSにおけるd1方向の幅)は、例えば、100μm〜600μmである。本実施形態における凸部3のd1方向の切断面形状は、山型である。しかし、凸部3の断面形状は矩形でもよいし、円弧形状であってもよい。本実施形態ではd1方向における凸部3の配設間隔は等ピッチであり、配設間隔は、例えば、400μm〜1000μmである。
凹部4は基準面FSから窪んだ溝であり、d2方向に延設されている。本実施形態の場合、凹部4は直線状に延設されており、スコアライン2や凸部3と平行である。しかし、凹部4の延設方向はd1方向に対して傾斜していてもよく、凹部4はd2方向に蛇行して延設されたものであってもよい。
各凹部4は、d1方向に隣接する2つの凸部3の間において、d2方向に延設されている。図1〜図3(A)の例では、d1方向に隣接する2つの凸部3の間に一つの凹部4が形成されている。本実施形態の場合、各凹部4は途切れのない連続した直線状の溝である。しかし、途中で途切れていてもよい。
凹部4を設けたことで、フェース部1上の水(雨水等)は凹部4に流れやすくなり、フェース部1の排水性を向上できる。フェース部1の排水性が向上することで、雨天時等においてバックスピン量の低減抑制効果が向上する。
凹部4の深さ(基準面FSから凹部4の最深部までの距離)は、例えば、5μm〜25μmである。凹部4の幅(基準面FSにおけるd1方向の幅)は、例えば、30μm〜200μmである。本実施形態における凹部4のd1方向の切断面形状は、三角形状、特に二等辺三角形状(V型)である。凹部4が二等辺三角形状の切断面形状を有することで、より狭い水路を形成することができ、毛細管現象を働きやすくさせることに加えて、芝等のゴミが凹部4に詰まりにくくすることができる。しかし、凹部4の断面形状は矩形でもよいし、円弧形状であってもよい。
凹部4と、凹部4に隣接する凸部3との間には平坦面6が形成されている。本実施形態の場合、平坦面6は基準面FSと同一面上の面である。平坦面6を形成して凸部3と凹部4との間にd1方向のスペースを形成することで、打撃時に凸部3と凸部3との間に食い込んだゴルフボールの表面に、凹部4の縁4aが引っ掛かりやすくなり、スピン量を増大することができる。平坦面6のd1方向の幅は、例えば、50μm〜200μmである。
このように本実施形態では、凸部3及び凹部4を形成し、かつ、凸部3と凹部4との間に平坦面6を形成したことで、バックスピン量の増大を図ることができる。つまり、打球のスピン量の改善を図ることができる。
なお、本実施形態の場合、図1〜図3(A)の例では、d1方向に隣接する2つの凸部3の間に一つの凹部4が形成されているが、図3(B)の例に示すように複数の凹部4(図3(B)の例では2列の凹部4)が形成されていてもよい。図示の例では隣接する2つの凹部4の間にも平坦面6が形成されている。これにより、打撃時にゴルフボールの表面に、各凹部4の縁4aが引っ掛かりやすくなり、スピン量を更に増大することができる。
次に、ゴルフクラブヘッドAの製造方法、特に、凸部3や凹部4の形成方法について説明する。ゴルフクラブヘッドAは、例えば、凸部3及び凹部4の無い一次成形品を鍛造や鋳造により製造する。次に一次成形品に凸部3及び凹部4を形成する。その後、塗装や表面処理を行ってゴルフクラブヘッドAが完成する。一次成形品はスコアライン2が形成されたものであってもよいし、形成されていないものであってもよい。一次成形品にスコアライン2が無い場合、凸部3及び凹部4の形成時にスコアライン2も形成することができる。一次成形品は、単一部材であっても複数部材であってもよい。複数部材とする場合は、例えば、フェース部1を形成するフェース形成部材と、フェース部1以外の部分を形成するヘッド本体と、から一次成形品が構成されてもよい。この場合、フェース形成部材に凸部3及び凹部4を形成したのち、フェース形成部材とヘッド本体との組立てを行ってもよい。
凸部3及び凹部4はレーザー加工や切削加工により形成することができる。図4(A)及び図4(B)はレーザー加工により凸部3及び凹部4を形成する場合を例示している。凸部3及び凹部4が未形成の一次成形品A'は、治具100を介して不図示のレーザー照射装置に固定される。レーザー照射装置はレーザー光の照射部101を有する。図1〜図3(B)の例の場合、フェース部1に照射部101によりレーザー光を照射しながら、フェース部1(一次成形品A')又は照射部101をd2方向に相対的に移動して凸部3を形成する。また、フェース部1に照射部101によりレーザー光を照射しながら、フェース部1(一次成形品A')又は照射部101をd2方向に相対的に移動して凹部4を形成する。
図4(C)は切削加工により凸部3及び凹部4を形成する場合を例示している。一次成形品A'は、治具100を介してNCフライス盤に固定される。NCフライス盤は、Z軸回りに回転駆動されるスピンドル102を有し、スピンドル102の下端には切削ツール(エンドミル)103が取り付けられている。レーザー加工の場合と同様に、図1〜図3(B)の例の場合、フェース部1(一次成形品A’)又は切削ツール103を、d2方向に相対的に移動して凸部3を形成する。また、フェース部1(一次成形品A’)又は切削ツール103を、d2方向に相対的に移動して凹部4を形成する。
凸部3と凹部4とで形成方法を異ならせてもよい。例えば、凸部3は切削加工で形成し、凹部4はレーザー加工で形成してもよい。凹部4はパルス幅の短いレーザーによるレーザー加工が好ましく、これにより、レーザー照射による熱的影響が抑えられ、幅がより狭い溝を形成し易い場合がある。
なお、凸部3及び凹部4の形成後、フェース部1の硬度を硬くする表面処理を行うことが好ましい。このような表面処理としては、浸炭処理、窒化処理、軟窒化処理、PVD(Physical Vapor Deposition)処理、イオンプレーティング、DLC(ダイヤモンド ライク カーボン)処理、めっき処理等が挙げられる。特に、浸炭処理や窒化処理といった、表面に別の金属層を形成せず、表面を改質する表面処理が好ましい。
次に、フェース部1の表面はめっき層で被覆してもよい。しかし、めっき層で被覆すると、凹部4の縁4aがめっき層で丸められ、ゴルフボールの表面との引っ掛かりが悪くなる場合がある。そこで、凹部4はフェース部1の母材をめっき層で被覆した後に形成してもよい。
図5(A)〜図5(C)はめっき層の被覆及び凹部4の形成例を示す図である。図5(A)はフェース部1の母材10を示している。母材10の材料は、例えば、軟鉄、ステンレスである。図5(A)は母材10に、凸部3の基となる凸部3’が形成された段階を示している。図4(A)〜図4(C)の例で言えば、凸部3をレーザー加工又は機械加工により形成した段階に相当する。凹部4は形成されていない。図示しないが、スコアライン2の基となる溝は形成されている。
次に図5(B)に示すように、母材10の表面をめっき層11で被覆する。めっき層11の材料は例えばニッケル、銅、亜鉛である。めっき層11の厚さは例えば、5μm〜50μmである。母材10の表面をめっき層11で被覆すると最終的な凸部3、基準面FSが形成されることになる。基準面FSはめっき層11の表面によって形成される。図示しないが、スコアライン2の基となる溝もめっき層11で被覆され、最終的なスコアライン2が形成される。
次に図5(C)に示すように、めっき層11に凹部4を形成する。凹部4の形成は例えばレーザー加工で行う。めっき層11に凹部4を形成することで、母材10に凹部4を形成した後にめっき層11を形成するよりも、凹部4の縁4aが鋭い角部になる。したがって、打撃時にゴルフボールの表面と縁4aとの引っ掛かりがよくなる。めっき層11の表面により平坦面6が形成される。図5(A)〜図5(C)の例では平坦面6を形成する例を説明したが、めっき層の形成後に凹部を加工する方法は平坦面6の無いフェース部1の構成にも適用可能である。
図5(C)の例の場合、凹部4は母材10には形成されず、めっき層11のみに形成されている。つまり、凹部4の深さ(基準面FSから凹部4の最深部までの距離)は、めっき層11の厚さよりも小さい。凹部4内で母材10が外部に露出しないため、母材10をめっき層11で保護することができ、美観も優れる。尤も、図6(A)の例のように、凹部4が母材10まで到達している構成も採用可能である。この場合、凹部4の深さをより深くすることができ、フェース部1の排水性を向上することができる。
めっき層11を更に材料の異なる別のめっき層で被覆してもよい。図6(B)はその一例を示している。図6(B)の例では、めっき層11がめっき層12で被覆されている。めっき層12の材料は例えば、クロム、亜鉛、スズであるめっき層12の厚さはめっき層11よりも薄く、めっき層12の厚さは例えば、0.1μm〜10μmである。めっき層11とめっき層12の厚さを比率で表せば、例えば、1:0.2〜1:0.02である。
母材10の表面をめっき層11及び12で被覆すると最終的なスコアライン2、凸部3、凹部4、基準面FS、平坦面6が形成されることになる。基準面FS及び平坦面6はめっき層12の表面によって形成される。最終的な凹部4の深さは、めっき層11の厚さよりも小さく、めっき層12の厚さよりも大きい。
凹部4の形成の後にめっき層12を形成することで、凹部4の縁4aがめっき層12によって僅かに丸められるが、めっき層12は薄いめっき層なので、打撃時にゴルフボールの表面と縁4aとの引っ掛かりが大きく低下することはない。めっき層12をフェース部1の表面の仕上げとして形成することで、耐食性又は意匠性を向上できる。図6(A)の例においても、めっき層12を形成してもよい。
A ゴルフクラブヘッド、1 フェース部、2 スコアライン、3 凸部、4 凹部

Claims (7)

  1. フェース部を含むゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース部に形成され、トウ−ヒール方向に延びる複数のスコアラインと、
    前記フェース部に形成され、前記フェース部の上下方向に隣接する前記スコアラインの間において、前記トウ−ヒール方向に延びる複数の凸部と、
    前記フェース部に形成され、前記上下方向に隣接する前記凸部の間において、前記トウ−ヒール方向に延びる少なくとも一つの凹部と、を備え、
    前記凹部と、前記凹部に隣接する前記凸部との間に平坦面が形成されている、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 請求項1に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記平坦面は、前記上下方向における前記複数のスコアラインの縁に隣接する面と同一面上の面である、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  3. フェース部を含むゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース部に形成され、トウ−ヒール方向に延びる複数のスコアラインと、
    前記フェース部に形成され、前記フェース部の上下方向に隣接する前記スコアラインの間において、前記トウ−ヒール方向に延びる複数の凸部と、
    前記フェース部に形成され、前記上下方向に隣接する前記凸部の間において、前記トウ−ヒール方向に延びる少なくとも一つの凹部と、を備え、
    前記凸部は、前記フェース部の母材に形成され、
    前記フェース部の前記母材は、めっき層で被覆され、
    前記凹部は、前記母材には形成されず、前記めっき層に形成されている、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  4. 請求項3に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記凹部と、前記凹部に隣接する前記凸部との間に平坦面が形成されている、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  5. 請求項3に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記凹部の深さは、前記めっき層の厚さよりも小さい、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  6. 請求項3に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記凹部の深さは、前記めっき層の厚さよりも小さく、
    前記めっき層を被覆する別のめっき層を備え、
    前記凹部の深さは、前記別のめっき層の厚さよりも大きい、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  7. フェース部を含むゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
    前記ゴルフクラブヘッドは、
    前記フェース部に形成され、トウ−ヒール方向に延びる複数のスコアラインと、
    前記フェース部に形成され、前記フェース部の上下方向に隣接する前記スコアラインの間において、前記トウ−ヒール方向に延びる複数の凸部と、
    前記フェース部に形成され、前記上下方向に隣接する前記凸部の間において、前記トウ−ヒール方向に延びる少なくとも一つの凹部と、を備え、
    前記製造方法は、
    前記凸部が形成された前記フェース部の母材をめっき層で被覆する被覆工程と、
    前記被覆工程の後に、前記凹部を形成する凹部形成工程と、を備える、
    ことを特徴とする製造方法。
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