JP2019217162A - シート状袋の整理容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 錠剤、カプセル錠剤など種種のものが混在していても、まとめて収納することができて、一つ一つを任意に取り出したり、二つ以上の薬袋を同時に取り出したりすることもできる。【解決手段】 シート状の袋(薬袋F等)を出し入れする開口部5が形成され、前記開口部5の開口縁部2a、開口側面部2、又は、開口底部8のうちの少なくとも2か所以上において、シート状の袋(薬袋F等)の端部Faを掛止する切り欠き5a,5b,5cが連続的に形成されている。複数のシート状袋Fを立設させた状態で順序良く収納させることができるとともに、切り欠きに沿うようにしてシート状袋を引き出すと、収納状態のシート状袋の取り出しも容易である。【選択図】 図19

Description

本発明は、薬が入った薬袋やティーバッグなどのシート状の袋を収納して整理するシート状袋の整理容器に関する。
ティーバッグ(お茶・紅茶などの葉か抽出物を含む小さな袋)は、紙製の容器(密閉式で綴じ代がシート状のシート状袋)に入れられて販売されたり贈答用に包装されているが、水平に積み上げられた状態や縦に並べられて仕切られて枠内において容器に入れられている。板状のチョコレートやクッキー等の菓子類も、その一つ一つが包装されて、容器(紙製の箱)などに入れられて、容器を開放した状態で商品棚に並べられて販売されるものがある。しかし、そのシート状袋がいくつかが販売されて、その数が減少すると、容器(紙製箱)内において倒れたり斜めになったり等の整列状態が失われて、販売上の見栄えが悪くなる事態が見受けられる。
また、薬袋には、顆粒状の薬や、錠剤、カプセル錠剤などが紙製や合成樹脂製の袋(密閉式で綴じ代がシート状のシート状袋)に入れられる。また、医師が処方した薬が入れられる。これらの薬袋は、患者等ごとに一袋ごと取り扱われる場合もあるが、薬局では、いくつかの薬袋が連結した状態で患者等に配布されたり、一つ一つをバラにして、その複数の薬を一つの袋に入れて配布したりする場合が多くなっている。これを受け取った患者等や家族や介護施設等では、所定の管理に基づいて服薬を行う必要がある。飲むべき薬の種類や量を間違ったり、飲み忘れたり、重複して服用してしまうようなことが生じないようにするためである。
高齢者等の介護施設・入居施設等では、介護要員が服薬の管理を補助することとなるが、薬局から薬が届くと、入居者等ごとに一袋ごとに入れられるか、薬袋が所定数連続した状態のものであれば、一袋ごとバラバラにして所定の管理箱に入れて管理されるなどの対応が行われている。
特許文献1に開示された発明は、小箱体を複数個並列に収納する大箱体を設け、前記小箱体の全体は平面的形態に折畳みして収納できるようにしかつこれを再び起立して立体的形態に構成するようにし、前記各小箱体を構成する各個別本体1の左右内側面部に間隔をおいた切溝部9・・間には仕切板を挿入起立し、この仕切板間には薬剤等を収容し、この仕切り関係により毎日,毎時に必要な薬剤等の管理を行う薬剤等管理収納箱であり、また前記個別本体の左右両側部に設けた各切溝部の一側部上端に爪片36・・を設け、この爪片は仕切板の一側部を切溝部に挿入後に水平位置に戻り仕切板を抑止するように成る薬剤等管理収納箱である。
特許文献2には、「箱本体と蓋部材と粘着部材を有し、箱本体は、収容空間と開口部を有し、前記収容空間は薬剤を内包する薬剤包装を積み重ねた状態で収容するものであり、前記蓋部材は少なくとも使用時においては箱本体と分離不能に取り付けられていて前記箱本体の開口部を開放・閉塞するものであり、粘着部材は、蓋部材の収容空間側に設けられ、蓋部材が前記箱本体の開口部を閉塞している状態の際に粘着部材が薬剤包装と接し、蓋部材が前記箱本体の開口部を開放した際に、薬剤包装が粘着部材に保持されて収容空間の外に排出されることを特徴とする薬剤取り出し装置。」が開示されている。
特許文献3には、内フラップ124a、124b及び該箱体12の内側に差し込まれる差込部126が設けられた蓋122を有する箱体12と、箱体12の内部に収容される収納部30a、30bと、を備え、収納部30aが、上方が開口した箱部302aと、箱部302aの内部に設けられ、それぞれ一回に服用される薬が収納される複数の区画306aを形成する仕切り部304aと、を有する薬管理箱である。
特許文献4には、処方薬を一包化した袋部が、前記処方薬の服用時期順に連続的に配列されて袋帯を形成し、該袋帯がロール状又は重畳状に収納された薬箱であって、 該薬箱は、厚紙材で形成されると共に、前記袋帯を入れる開口部と、該開口部を施蓋する蓋部と、前記袋帯の取出し口とを少なくとも備えることを特徴とする薬箱、が開示されている。
特許文献5には、「前壁(1)、側壁(2)及び後壁(3)から成る胴部(4)と底壁(5)及び天壁(6)を備え、胴部(4)に後壁(3)の一部を残し周方向に延びる上下2本の切目線(7a,7b)に挟まれた引裂帯(7)を形成し、後壁(3)に引裂帯(7)の内端部から天壁(6)との稜部へ延びる左右2本の切目線(10a)に挟まれた連結帯(10)を形成しておき、製品陳列時には、引裂帯(7)の切目線(7a,7b)に沿った切り取りに伴い、その切取部の下方及び上方をそれぞれトレー(21)及び載置台(22)とし、連結帯(10)の切目線(10a)に沿って後壁(3)を切断し、連結帯(10)を介して繋がったトレー(21)と載置台(22)とを相対回転させつつ、連結帯(10)を旋回させ、トレー(21)の下方に載置台(22)を廻して、載置台(22)にトレー(21)を載せ、トレー(21)と載置台(22)とを差込掛止する製品陳列用紙箱。」(請求項1)が開示されている。
実用新案登第3206256号公報 実用新案登録第3154211号 特開2013−82465号公報 特開2016−107050号公報 特開2012−136226号公報
薬は、患者・入居者・介護者等の症状に応じて、朝、昼、夕方、寝る前等によって中身が異なる場合や、複数の薬(薬袋が複数)を同時に服用する場合があるため、患者・入居者等ごとに、上記管理箱に入れて管理されるが、介護者を預かる高齢者等施設などでは、その管理が大変で、簡易な方法で正確に出し入れすることが望まれている。正確な管理を行うために、薬袋に記載される注意事項を視覚的に認識できるものが好ましい。すなわち、薬袋には、薬の内容や、朝、昼、夜というように、処方する時間帯などを記載した事項(色分け)があることから、これらを視認できると、薬管理が正確になる。
上記従来例の連続的に取り出して切断して使用する方式(特許文献4)では、一袋ごとに切断する手段が必要になるが、この場合、薬袋を個別に切り離すとき、ミシン目から逸脱して、破損するおそれがある。また、装置が大型化して高価になる。上記上方に重ねる方式(特許文献3)では、収納状態の任意の一つを取り出したり収納したりすることはできない。また、錠剤やカプセル錠剤などで外部に突出した薬袋の場合は、正確に積み上げることができなくなる問題を有する。
また、箱体に、小分けの部分を設ける従来特許文献1と2では、その小分け範囲に入る薬袋が倒れるなどすると、その取り出しが難しくなる。また、小分けの数を増やすと、箱体が大型化する問題を有する。
また、特許文献5には、開口部に切り欠きが設けられているが、載置台22との組み合わせで用いられる不便さがあるとともに、内容物を垂直姿勢にしか立設することを想定していないこと、前記切り欠きを設けるためには、その箱の中身を取り出すために蓋を外すようにして開口を設けるときにしか形成することができないこと、切り欠きが開口部のみであり、安定した姿勢で収納させることができない等の問題を有する。
ところで、薬袋の大きさは種々のものがあり、それに入れられる薬にも、顆粒状、錠剤、カプセルというように種々のものがあり(図23)、これらが混在して服用される場合がある。また、二つ以上の薬を同時に同時に服用する場合があるが、この場合は二つ以上が同時に取り出させると便利である。したがって、これらにも対応して、薬の管理が正確で、かつ、容易に収納できて、容易に取り出しができるものであることが望ましい。
前記ティーバッグ(お茶・紅茶など)等の食品関係などのシート状袋の大きさにも種々のものがあり、それに入れられるものも、ふりかけ、カレーソース、パスタソース、レトルト商品、ペットフード、せんべい、キャンディー、のり、味付け海苔、するめ、チーズ等等種々のものがあり、これらが包装される容器(紙製箱)も種々のものがあるが(図24)、それらを商品棚において、常に奇麗に整列させて販売されることができて、容易に取り出しができるものであることが望ましい。
そこで本発明の目的は、商品や薬などが入ったシート状袋を、まとめて収納することができて、奇麗に整列させることができ、その一つ一つを任意に取り出したり、シート状袋の表示を視覚的に認識し易くして整列させることができるシート状袋の整理容器を提供することにある。
本発明は、薬が入った薬袋やティーバッグなどのシート状の袋を収納して整理するシート状袋の整理容器であって、シート状袋を出し入れする開口部が形成され、前記開口部の縁部、開口側面部、又は、開口底部のうちの少なくとも二箇所の位置にシート状袋の周縁部を掛止する切り欠きが連続的に形成されていることを特徴とする。
ここで、前記切り欠きは、薬袋の底部を掛止するものでも、左右端部を掛止するものでも、上端部を掛止するものでも良い。すなわち、袋(容器)を閉じる綴じ代部分がシート状であれば適用可能である。また、前記切り欠きは、薬袋等のシート状袋のシート状部分を掛止するためのものであり、三角形状(V字状)、波形状(U字形状)、凹凸形状や楕円形状等の連続的な形状等で切り欠きをつけたものである。そして、「切り欠きが連続的に」とは、その連続した切り欠きが継続的に、或いは、間欠的に形成されていても良く、また、切り欠きの形成方向は、容器に対して、水平、垂直、斜めであるなどその方向性は問わない。
本発明によれば、シート状袋の周縁部を掛止する切り欠きに掛止されるので、複数のシート状袋を一つ一つ立設させた状態で順序良く収納させることができるとともに、切り欠きに沿うようにしてシート状袋を引き出すと、収納状態のシート状袋の取り出しも容易である。一つずつ立設させた状態で収納することで、シート状袋の表示を視認しやすく効果がある。また、開口部の全部にシート状袋を詰め込まなくとも、シート状袋の位置ずれが生じることがない。この場合、上方の薬も下方の薬もその表示を確認して取り出すことができる。また、多少の大きさの異なるものでも整理できる。
そして、切り欠きに掛止することで、立設させた状態で順序良く収納されるとともに、収納状態のシート状袋の取り出しも容易である。取り出しに際しては、開口の中途部のシート状袋を取り出すこともできるし、上方側(奥側)からも下方側(手前側)からも、上方(蓋側)からも取り出すことができる。
ここで、前記開口部の縁部、開口側面部、又は、開口底部のうちの少なくとも二箇所の位置に各々切り欠きを連続的に形成することが可能である。前記開口部の左右の二箇所の開口側面部に各々シート状袋の周縁部を掛止する切り欠きが連続的に形成されているものでも良い。
本発明によれば、少なくとも二箇所で掛止すると、すなわち開口縁部と開口底部、開口内壁部(開口側面部)と開口底部などの二箇所以上で掛止すると、斜めなどのシート状袋の立姿勢が安定する。特に、開口底部に連続した切り欠きを設けると、斜めの立ち姿勢でもシート状袋が斜め姿勢でも、その滑り止め効果を発揮する。
本発明としては、前記切り欠きが柔軟性を有する素材で構成されていることが好ましい。ここで、柔軟性を有する素材とは、紙製やビニールシートなどの樹脂製シート状部材等であり、これらによれば、シート状袋と接触した場合に、前記切り欠きがその姿勢を変化させて、錠剤やカプセル剤などの厚みのあるシート状袋であっても(或いは、食品関係の商品で内容量に変化が生じるものでも)、出し入れを容易にするとともに、開口部内におけるシート状袋の姿勢を変化させたいときにも(前方や後方に斜めにするなど)、その移動に対応した変動が容易に行うことが可能になる。
本発明としては、前記開口部の二箇所の位置の一方又は前記開口側面部の左右の二箇所の位置の一方には、前記シート状袋の周縁部を掛止する連続する切り欠きが2か所に形成されていることを特徴とする。また、前記開口部又は前記開口側面部の二箇所の位置(左右の二箇所の位置)の切り欠きを使用して前記シート状袋の周縁部を掛止させて立設させることが好ましい。すなわち、一方の側面部に二段(例えば平行)の連続する切り欠きを形成してシート状袋の周縁部を掛止する。
本発明によれば、前記開口部又は開口側面部に連続する切り欠きが形成されているので(一方側面部に上下二段に形成されている場合を含む)、シート状袋が立設された状態で収納され、取り出しやすくなっている。なお、斜め姿勢で掛止すると、シート状袋の正面側が視覚的に見やすく整理することができる。また、連続する切り欠きは、容器に対して、水平、垂直、斜めであるなどその方向性は問わない。
ここで、展開した状態から組み立てる容器(箱)で構成すると、薬袋が入れられて使用される場合、例えば、薬局で組み立てられて、薬箱に薬が入れた状態で患者等に配布されるものでも良い。この場合は、患者等は、取り出すだけで良い。シート状袋が薬袋の場合には、朝、昼、夕方、夜(寝る前)など文字やカラーラインで表示されているので、順序良く配されたシート状袋を手前から順番に取り出すだけで良い。取り出すと、次回の服用分のシート状袋が表れるので、飲み忘れ・重複飲み(重複した服用)を防止することができる。
また、シート状袋を一枚ずつ並べられた場合において、不意の薬のシート状袋が追加された場合でも、その追加に対応でき、又、複数のシート状袋とシート状袋の間にメモ用紙を差し込んで、急遽追加された薬が目立つようにしても良い。更に、飲み終わった場合でも、容器(箱)ごとの差し替えで良く、常備薬・予備薬との連携も図ることができる。なお、本発明の整理容器ごとの差し替えのために、ユーザーは薬事的リスクがなく安心して服用ができるようになる。また、介護施設や医療機関では、人手不足の解消になる。薬局で処方された薬の他、常備薬や・予備薬も服用する場合もある。このようにして、朝、昼、夕方、夜(寝る前)などの服用時期に合わせて薬袋(シート状袋)の表記に従って服用すれば(印刷されたカラーラインや文字などの情報が判別できるので)、飲み忘れ・重複能美を防止することができる。
また、シート状袋が食品関係の商品の場合には、商品棚において、容器内において最後の一つになっても、容器内においてその袋の表示が見やすい状態で斜めに立たせた状態にして陳列させておくことができる。
なお、本発明としては、前記収納箱に、前記開口部が斜めになるように取り付けられる接合部が設けられていても良い。
本発明によれば、前記接合部を介して介護施設の壁などに接着されて使用されると、開口部が斜めになるために、シート状袋が斜めに掛止されて、取り出しやすくなるとともに、袋の表示(薬袋の場合は服用の仕方や朝、昼、夜などの表示)を視認しやすくなる。
本発明としては、前記シート状袋の整理容器は、シート状部材を折り返して形成されるものであり、前記連続した切り欠きは容器の側面(展開した状態のシート状部材)に切り込みを入れて形成され(切り込み部分に連続した切り欠きが形成されている。)、この切り込みを立ち上げて形成することを特徴とする。
また、前記シート状袋の整理容器は、その容器を構成する周壁部や底面などに切り込みを入れて形成され、この切り込み中心に少なくとも一方に折り曲げると、各々に連続する切り欠きが形成されることを特徴とする。
本発明によれば、前記連続した切り欠きを必要なときに必要な個所において必要な突出量で設けることができる。また、シート状袋に大きさ合わせた傾斜角度に設定したり、切り欠きが必要ない場合には、元の状態に折り畳むことができる。
本発明としては、前記開口側面部、及び/又は、前記開口底部の連続する切り欠きは、細幅のジッパー式開口手段であり、その容器に配されるジッパーを引き裂くようにすることで形成されることを特徴とする。すなわち、所定幅のジッパーの長手方向に沿ってジグザグや波形の切り欠きが形成されており、このジッパーを引き裂くようにすると、前記切り欠きが形成されている。
また、本発明としては、前記シート状袋の整理容器は、所定の大きさの箱の上方側を切り取り線に沿って切り取ると、前記開口部が形成されることを特徴とする。そして、前記開口部を形成するための切り取り線は細幅のジッパー式開口手段であり、その容器に配されるジッパーを引き裂くようにすることが好ましい。
本発明によれば、本願整理箱を開けるときに、蓋を取り外すようにすると、前記切り欠きが形成されたり、容器側面のジッパーを引き裂くようにすると、その跡に前記切り欠きが形成されることとなる。
本発明によれば、シート状袋の端部(左右端部や底部など)が容器の連続した切り欠きに掛止されるので、シート状袋を収納して、切り欠きに掛止させることで、立設させた状態で順序良く収納されるとともに、収納状態のシート状袋の取り出しも容易である。前記切り欠きを三角形状(V字形状)や略三角形状などのギザギザの形状や、或いは波形(U字形や楕円形を含む)や凹凸形状等に形成すると、シート状袋のどの面に対しても掛止が可能になり、また、シート状袋の端部においても、その一つ一つのシート状袋を確実に掛止することが可能である。少なくとも二箇所の切り欠きで斜めに立設させた状態で収納することで、シート状袋の表示を視認しやすくなり、管理が正確になる効果がある。また、シート状袋の厚みが異なる場合でも(薬袋の場合、錠剤が入ったものとカプセル剤が入ったもの等で厚みが異なり、食品関係の場合は、内容量などによって厚みが異なる)、シート状袋の位置ずれが生じることがない。
本発明の第1の実施の形態のシート状袋の整理容器を示す展開図である。 上記第1の実施の形態を示す斜視図である。 上記第1の実施の形態の接合部材の例を説明する斜視図である。 上記第1の実施の形態の他の例を示す斜視図である。 上記第1の実施の形態のシート状袋の整理容器を壁に取り付けた状態の斜視図である。 上記第1の実施の形態のシート状袋の整理容器を壁に取り付けた状態の斜視図である。 上記第1の実施の形態のシート状袋の整理容器を壁に取り付けた状態の斜視図である。 上記第1の実施の形態のシート状袋を収納した状態を示す斜視図である。 上記第1の実施の形態のシート状袋を収納した状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態のシート状袋の整理容器を示す平面図と背面図である。 上記第3の実施の形態の他の例を説明する側面図である。 本発明の第1の実施の形態のシート状袋の整理容器を示す平面図と背面図である。 上記第1の実施の形態の使用例を説明する斜視図である。 上記各実施の形態の使用例を説明する斜視図である。 本発明の第4の実施の形態のシート状袋の整理容器を示す斜視図である。 上記第4の実施の形態を説明する斜視図である。 上記第4の実施の形態を説明する斜視図である。 上記各実施の形態の開口部に樹脂製シートの蓋をした状態を説明する平面図である。 本発明の第5の実施の形態のシート状袋の整理容器を示す斜視図である。 本発明のシート状袋の整理容器に適用される蓋の例を示す斜視図である。 本発明のシート状袋の整理容器に適用される蓋の例を示す斜視図である。 本発明の第6の実施の形態のシート状袋の整理容器を示す斜視図である。 本発明に適用されるシート状袋の例を説明する斜視図である。 本発明に適用されるシート状袋の例を説明する斜視図である。
以下、図面を引用しながら本発明のシート状袋の整理容器の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図7は、本発明の第1実施の形態のシート状袋の整理容器1を説明する図であり、図1は、展開図であり、図2と図3は折り畳み状態を示すであり、図4は組み立てて壁に取り付けた状態の斜視図である。図5は、シート状袋の配列状態を示す図である。図6と図7は、壁に対して本発明の容器1を取り付けた状態を示す図である。
本実施の形態のシート状袋の整理容器1は、薬が入ったシート状袋(薬袋)Fを収納して管理する容器(箱)1であって、薬袋を出し入れする開口部5が形成され、開口部5に薬袋Fの端部Faを掛止する切り欠き5a・5b・5cが連続的に形成されている。開口部5は、薬袋Fを複数個収納できる大きさを有する矩形状であり、左右の側壁部2を折り返した左右の平坦に折り畳んだ縁部に設けられている。
また、開口部5には、薬袋Fがその正面側からにして薬袋Fを斜めに出し入れされ、最下段の薬袋Fの正面側が認識できるようになっている。この開口部5は、容器1をテーブルや机上(或いは引き出し)に置くと開口部5が水平になるように設けられているが、斜めの開口が形成される容器でも良い。切り欠きの大きさとしては、三角形状の山から山の間の寸法Nが0.5mm〜10mm程度であるが(図19(b))、シート状袋Fの外周縁のシート部が入り込む寸法である。開口底部に連続した切り欠き5aを設けると、シート状袋Fが斜め姿勢でも、その滑り止め効果を発揮する。なお、上方側の切り欠き5aは、開口部5の端部に設けられているので、その角度調整は容易であり、また、開口部5は、容器1に対して斜めに設けることで、斜めになり、そこに薬袋Fを掛止すると斜めに立設される(図6、図7)。したがって、上端部3を壁Kに斜めに接触させなくとも(水平に取り付けても)、斜めにした状態で薬袋の出し入れをすることができる。
前記切り欠き5aは、薬袋Fを立ち姿勢のまま掛止して視認が容易にする。その位置は、開口部5の縁部や、開口底部8や側面部2などに形成可能である。薬袋Fを立たせることができれば、これらの位置に限定されず、前記開口部5に対して水平、垂直や、斜め向きに設けることも可能である。
切り欠き5a・5b・5cの種類としては、薬袋Fの端部を掛止できるものであれば、凹凸や波形でものギザギザ形状でも良い。薬袋Fとしては、外周端は一枚の薄いシート状に形成されているものが多いので(外周部が圧着シール部とされていたり、折り曲げ部とされていたりする)、切り欠きである三角形状(或いは波形や凹凸形状)のギザギザがその一枚ごとに対応して掛止するには好ましい。そして、前記切り欠き5aが斜めに形成されていることにより、薬袋Fを斜めに掛止することができるので、視認しやすくなる。前記切り欠き5aが斜めに形成されるためには、前記開口部5が斜めに形成されるほかに、容器1を壁Kなどに斜めに取り付け可能な構造にしても良い。前記切り欠き5aとしては、三角形状(V字形状)に形成して、シート状袋Fの端部を一つ一つ入れるようにすると、一つ一つの薬袋Fを確実に掛止するとともに、その出し入れの際に、隣接の薬袋と重なって二つの薬袋が同時に出し入れされる事態を防止することができる。また、前記切り欠き5aとしては、波形(U字形や楕円形を含む)にすると、三角形状に比較して、スムーズなシート状袋Fの端部の出し入れができるようになる。なお、三角形状(V字形状等の前記切り欠き5aとしては、シート状袋Fの端部の出し入れに摩擦がかかるように(ストッパとして)、三角形状(V字形状)等の中にジグザグ(細かなV字形状やU字形状)を更に施しても良い。
前記開口部5の大きさ(開口の幅間隔)Hは、開口部の前後の調節部(切り込みと差し込み)3a,3b,4a,4bにより、調節することが可能である。開口部5を形成する前後の壁3,4は、折り畳んで形成されるが、各々重ね合わせるようにされて、重ね合わせ片の一方には切り込み3a,4aが形成され、他方には差し込み3b,4bが設けられて、切り込み3a,4aに差し込み3b,4bを差し込むことで、前後の壁部分3,4が形成されることとなる。そして、切り込み3a,4aに対する差し込み3b,4bの差込量を調節することで、開口部5の幅Hが調節可能である(図3、図4)。なお、後方の壁4は、薬袋Faを斜め支持する背もたれ部(後述する仕切り板Eやメモなど)として使用することも可能である。
前記切り欠き5aの角度を調節して止めるストッパ12が設けられている。このストッパ12は、前記左右の切り欠き5aの端部(前端と後端の端部)において三角形状の切り込みとして形成されており、これを立ち上げて切り欠きの角度調整を行う。このようなストッパ12は、他の切り欠き5b,5cに対して設けることも可能である。また、上下の側壁3,4については、底部に突出する底部用ストッパ12bが設けられている。この底部用ストッパ12aは、底部側8の隙間が生じて薄い薬袋Fがはみ出さないようにするため、底部に設けられた切り込み8bに差し込まれて底部側に突出している(図17)。
容器1の底部(開口底部)8にも、薬袋Fの端部(底部側の端部)を掛止する切り欠き5bが連続的に形成されている。第1の実施の形態では、この底部8の切り欠き5bと開口部5の切り欠き5aとで薬袋Fを立設させている。容器1の底部8の切り欠き5bと開口部5の開口縁部2aの切り欠き5aは、対応させて同じように形成しても良いが、各々独自に形成しても良い。例えば、同じ斜めの切り欠きとして形成しても良いが、傾斜が反対方向になるように形成しても良い。
底部8の切り欠き5bは、容器1の底部を切り欠き形状の切り込み線に沿って、折り線が形成されており、この折り線を折り返して突出形成したものである。したがって、元の折り返す前の状態に戻すと、開口部5側の切り欠き5aのみとして使用することもできる。なお、開口部5の側面の切り欠き5cも容器1の側面2に切り欠き形状の切り込み線に沿って、折り線を折り返して突出形成したものである。このように切り欠きを形成することで、その傾斜角度を調節したり、薬袋の大きさに合わせた切り欠きの突出量に調節することができ、シート状袋Fの端部との接触が図られる。傾斜角度によっては、底部8の切り欠き5bのみでも、シート状袋Fの底部が滑る事態を防止して、薬袋Fを立設させることができる。
また、第1の実施の形態の開口端部2aの切り欠き5aは、開口端部2aの折り返し角度により、水平方向に突出させるものでも(図5(a))、下方向きに突出形成することもできる(図5(b))。水平方向に突出させると、薬袋Fの左右端部を掛止するが、下方に向けて突出させると、薬袋Fの上端側を掛止する。開口縁部の切り欠き5aを下方に向けると、開口底部8の切り欠き5bと対峙するようになるが、同じ向きで形成したり、向きは同じであるが傾斜角度を互いに異ならせたり、切り欠きの大きさを変えたりすることができる(図5(a)(b))。そして、前記側面2の切り欠き5cと組み合わせると、多種の切り欠き5a,5b,5cの組み合わせが可能である。これにより、開口部5での確実な掛止と速やかな取り出しが容易になる。
シート状袋の整理容器1は、紙製のシートを折り返して形成されるものであり(図1)、前記開口部5の幅を形成する立ち上がり片に前記開口部5の幅Hを調節する調節部4a,4bが上端部に設けられている。樹脂製シートでも容器1を構成することができる。前記切り欠き5a,5b,5cは、これらの紙製や樹脂製などの柔軟に変化する素材で構成されているので、薬袋の出し入れに柔軟に変動するとともに、薬袋の中身が錠剤やカプセル剤などの厚みのあるものでも、出し入れに支障を生じさせないようにしている。
容器1の上端部(奥側)10は、一方の切れ込み3aに対して他方の連結片3bが差し込まれて組み立てられている。上端部10は、壁Kにマグネット(図示せず)などを介して容器1を取り付ける側であり(図6、図7)、手前側の下端部4は、一方の切れ込み4aに対して他方の連結片4bが差し込まれて組み立てられている。下端部4は、上端部10を壁Kに接触させると、容器1の先端側になるが、ここに開口4dを設けて、最先端側の薬袋の表示(薬の種類や服用時間等が記載)が見やすくされている。このような容器1は、厚紙や薄紙や段ボールシートや、プラスチックフィルムなどを使用して形成できる。また、容器1を透明な部材として(プラスチックの透明な箱)、薬の種類や服用時間等が記載)が見やすくしても良い。
次に、第1の実施の形態の本願発明のシート状袋の整理容器1を使用する場合には、介護施設や入居施設で使用する場合を例に説明する。
ここでは、薬袋Fを収納管理する例で説明するが、図23(a)〜(d)に示すように、ティーバッグやスティック状のお茶やコーヒーの袋等において、外周にシート状の薄い部分(綴じ代部分)を有して、内部に錠剤やお茶などが入れられて内容量が外部に及んで厚みを有するものに適用可能である。薬袋では、四周囲がシート状のものがあるほか、上部や底部を除いた3面(左右の側方と上下のいずれか)にシート状(周縁部)を構成するものにも適用可能である。
介護者や入居者の薬が薬局から薬が届くと、患者・入居者ごとに一袋ごとに入れられるか、薬袋Fが所定数連続した状態のものであれば、一袋ごとバラバラにして本願発明の整理容器1に入れて管理される。薬局で入居者一人ごとに薬袋Fを入れるまでの作業を行って、入居施設に運搬するようにしても良い。
一袋ごとバラバラにして所定の管理容器1に入れる場合、紙製の容器1で切り欠き5a,5b等が形成されているので、多少バラついていても複数の薬袋Fをまとめて収納することができる。収納の仕方としては、下端部4側から連続して重ね合わせる配列したり、上方部3側から連続して重ね合わせる配列したりして配列する。上端部3側のみに配列しても、斜めに立設しており、視覚により認識しやすい配列になる(図8)。上端部側と下端側とに分けて、更に中途部に分けて収納することもできる。例えば、朝、昼、夜に薬を服用するものであるならば、順番に朝・昼・晩において、前の方から薬袋Fを引き出して服用すると、飲み忘れが防止できる。看護施設では、この容器1を入居者ごとに複数管理することで、薬の管理の情報を共有することができる。
また、このように、朝、昼、夕方、夜(寝る前)に分けて、上端部側3と下端側4とに分けて、更に中途部に分けて収納することもできる。このように収納することで、飲み間違いや重複して服用する事態を防止することができる。下端部4に開口4dが形成されていることにより、最前列の薬袋の表示(朝昼の表示や薬の種類表示など)を視覚により認識できる。図13に示す例は、朝、昼、夜に分けて収納する仕切り板Eを介して収納した例であるが、仕切り板Eの代わりに飲み忘れ防止のメモを挟んでも良く、薬袋の表示で視認して、朝、昼、夜などの文字や色分けを確認しても良い。
また、薬袋Fの上方側が前記開口部5から外に突出した状態で配列されている。薬袋に表示される朝・昼・夕方・夜(寝る前)などの文字やカラーラインを認識しやすくした収納状態になっている(図8、図9)。
ここでは、夕食後に2袋の薬を同時に飲む必要があるとする。例えば、朝にA薬を服用し、昼にB薬を服用し、夕食後に朝の倍量のA薬とB薬を服用するするというように、二つ以上の薬を同時に服用する場合がある。この場合は、二つ以上の薬袋Fをクリップ等で一つに綴じておき(図12)、これを一つ一つの薬袋Fとして前記切り欠き5a・5b・5cで区別して周縁部を掛止した状態で収納する(図8)。また、錠剤の入った薬袋と粉薬が入った薬を一つに綴じて(図12)、容器1に開口部5から収納させても良い。このように、一つ一つバラのものと(薬袋Fに厚みが生じたとしても)、二つ以上の薬袋がペアF1,F2の状態で掛止することができるとともに、混在する中から、連結した状態の薬袋Fを同時に取り出すことも容易にできる。
また、前記開口縁部2aの切り欠き5aと底部8側の切り欠き5bとの大きさを調整して、二つ以上の薬袋がペアF1,F2の下方側では、切り欠き5aの一つ一つに対応させ、上方側が綴じられた二つ以上の薬袋のペアF1,F2が一つの切り欠き5aに対応して入れられている。これにより、薬の種類に応じて(カプセル錠剤、錠剤などで袋が膨らむ状態のものでも)、整理して収納させて掛止できるようになる(図8)。
さらに、薬局で本願の容器1に薬袋を収納した状態にして配布されて、入居施設・介護施設では箱に入った薬袋Fを取り出すだけにしても良い。図18の例では、前記開口部5を覆うカバー(折り返し片、蓋の他、上方側に配置された連続する切り欠き5aを下方に向けて折り返したものでも良い。)が樹脂製シートBで設けられている。この樹脂製シートBは、薬局において薬袋Fが収納された状態で開口部8を塞ぐようになっている。収納される複数の薬袋Fは、開口部5の上端側に配されている傾斜板13に沿ってやや斜め姿勢に収納されている。
このようにして入居者・介護者ごとに箱詰めされた容器1が届くと、入居施設等では傾斜板13を立ち上げる。すると、傾斜板13に沿って配列されていた複数の薬袋Fが一斉に斜めに立ち上がって、樹脂製シートBを押し破って開口部5の上方に突出して列をなすようになる(図14(b))。
なお、樹脂製シートBは、開口部の切り欠きの上部や下部に沿って配置されており、樹脂製シートを下方に押し下げたり、上方に引っ張ると、切り欠き5aに沿って切り取られるようになっている(図18(a)(b))。そして、この実施形態では、一枚一枚ごとに切断したシート状袋Faの他に、連続したシート状袋(袋の周囲のシート部分が連続しており、ミシン目等で切断可能になっているが、切り取らずに連続させた状態の袋)Frが連結した状態で複数が収納されて、各袋Faが連続する切り欠き5aに沿って配置されて、連続した状態で収納部に収納されて、開口部5の外側に引き出されてから、各袋Faに切り取られるようになっている(図18(b))。
(第2の実施の形態)
図10は、本発明の第2実施の形態のシート状袋の整理容器1を説明する斜視図である。
本実施の形態のシート状袋の整理容器1は、薬袋Fを出し入れする開口部5が上方から下方に向かって開口幅が狭くなるように形成されている(H2<H1)。切り欠き5もこれに合わせて上方側から下方側に向かって切り欠き5の間隔が狭くなるようにしても良い。このようにすると、所定の大きさの薬袋をその大きさに関わらず上方から下方(先端側6:符号6は張り出し部)に向けて配列させて行くと、その薬袋Fの大きさに合わせた幅のところで、薬袋が左右の切り欠きに合わせて掛止されることとなる。
(第3の実施の形態)
図11は、本発明の第3実施の形態のシート状袋の整理容器1を説明する斜視図である。
本実施の形態のシート状袋の整理容器1は、その側面2に前記開口部5が形成されている。この側面2の切り欠き5cは、切り込みを開口5の内側に折り込むようにして形成されている。この折り込む角度を調節することで、大きさの異なる(幅間隔の異なる)薬袋Fを収納することができ、取り出しも容易になる。このような側壁の開口部5は、側壁2に斜めに向かって設けることも可能である。また、図19(b)に示す例では、開口部5が解放されており(開口縁部2aがないので)、薬袋Fの収納が行い易くなっている。このため、複数の薬袋Fを開口部5から収納してから、左右の切り欠き5c,5cを突出させることで(容器の周壁部の切り込みを介して折り曲げ形成することで)、薬袋などのシート状袋の外周端部に対応させて前記切り欠き5cと接触させて、立姿勢を確保することができる。なお、図19(b)に示す例では、開口部5の前方壁4を除去して、薬袋Fの正面の表示を認識しやすくしている。
また、図19(c)に示す例では、開口部5が解放されているが(開口縁部2aがない)、開口部5の前方壁4が設けられている。また、容器1の下端部(先端側)4には、張り出し部6が連続して設けられ、この張り出し部6は、折り返し線6mを介して折り畳まれるようになって、折り返し箇所の外側には名前欄6nが取り付けられている。張り出し部6は、折り返し線6mを介して折り畳まれると、すなわち上方側6aと下方側6bが重ね合わされると、張り出し部6に厚みが確保されて、名前記載欄6nの角度を変えたり、折り返した平面に名前欄6が位置するようにしたり、前方壁4の下方の隙間に入り込むようにして、折り畳まれた張り出し部6が開かないようにしたり、また、前方壁4の下方の隙間に入り込むようにして、開口部に整列されるシート状袋Fの最前列の位置を規制したりすることができる。
(第4の実施の形態)
図15ないし図17は、本発明の第4実施の形態のシート状袋の整理容器1を説明する斜視図である。
本実施の形態のシート状袋の整理容器1は、紙製の素材を折り畳んで組み立てられるが、開口部5を形成する四周囲の壁(側壁)3,4等に底部8との間に隙間が生じないように工夫されている。また、上下の側壁3,4については、底部に突出する底部用ストッパ12bが設けられている。この底部用ストッパ12aは、底部側8の隙間が生じて薄い薬袋Fがはみ出さないようにするため、底部に設けられた切り込み8bに差し込まれて底部側に突出している(図17)。
また、容器1の下端部(先端側)4には、張り出し部6が連続して設けられ、この張り出し部6は、折り返し線6mを介して折り畳まれるようになって、折り返し箇所の外側には名前欄6nが取り付けられている。名前欄6nは、複数人の入居者ごとに容器1を使用するものとして、その管理する人の名前を記載する。張り出し部6は、余った薬袋や、常備薬や予備薬を配置しておくものとして利用することもできる。張り出し部6には、名前を記入する名前記載欄6nを設け、名前の欄の箇所にはミシン目を形成して、リサイクルの際、個人情報保護のために切り取るようにしている。
(第5の実施の形態)
図19(a)(b)(c)は、本発明の第5実施の形態のシート状袋の整理容器1を説明する斜視図である。
本実施の形態のシート状袋の整理容器1は、左右壁の切り欠き5c,5cは、各々開口部と底部の間に、中央から上下に開いて上下二箇所の切り欠き5cが所定角度で形成される。このため、シート状袋Sの左右端の上下二箇所が切り欠き5cにより掛止されるので、底部の切り欠き5bがなくても、安定した立設した状態で掛止される。
ここで、本願容器1には、蓋(カバー)20が設けられている。図20(a)(b)に示す蓋20は、コ字で容器1を蓋で覆うようにする。コ字形の蓋20の左右には、容器1の側面2に形成された切れ込み線に入る突起20aが設けられている。また、図21(a)(b)に示す蓋22は、断面が四角形状の蓋であり、容器1を通すようにして蓋で覆うものである。
これらの蓋20,22は、容器1を積み重ねるときに必要になる。容器1の側面2に形成された切れ込み線に入る突起20aが設けられているものでは、蓋(カバー)20の変形がし難い頑丈な構造である。
(第6の実施の形態)
図22(a)(b)(c)は、本発明の第6実施の形態のシート状袋の整理容器1を説明する斜視図である。
本実施の形態の整理容器1は、ジッパーG1,G2が配されている。ジッパーの一つG1は、所定の大きさの箱の上方側(蓋)23をジッパーにより切り取ると、前記開口部5が形成される。他の一つのジッパーG2は、開口部5の側面(容器の側面)に設けられる前記切り欠き5cを形成するためのものであり、ジッパーG2を引き裂くようにすることで形成される。すなわち、所定幅のジッパーG1,G2の長手方向に沿って切り欠き(波形)5cが形成されているので、ジッパーを引き裂くようにすると、ジッパーG1,G2の形跡に前記切り欠き5cが形成される。本実施の形態のジッパーG1,G2は、容器1の側面に配されており、容器1に対して斜めに開放する。この斜めに開放すると、開口部に第1の実施の形態のような切り欠き5dが形成可能である。また、第2のジッパーG2も斜めに設けられており、このジッパーG2を切り取ると、前記開口部5が斜めに形成される。このように、所定幅のジッパーG1,G2の長手方向に沿って切り欠き(波形)5cが形成されているので、ジッパーを引き裂くようにすると、ジッパーG1,G2の形跡に前記切り欠き5cが形成される。
以上、本実施の形態では、本願発明のシート状袋の整理容器1を、平坦なテーブルや机の上において使用する場合と壁に斜めに取り付ける場合を例に説明したが、本発明は紐で吊り下げて使用するなどの使用例も考えられる。また、本実施の形態の形態では、シート状部材を使って組み立てる例で説明したが、材質を問われないものである。
また、本実施の形態では、薬袋と食品関係のシート状の袋の例で説明したが、これら以外の軟包製の袋や製袋加工(原反で出来上がったフィルムを使用に即して様々な袋状に加工する)もので、二方袋、三方袋、チャック付三方袋、合掌袋、ボトムシール袋にも、本発明は実施の形態に限らず広く適用可能である。すなわち、図24(a)〜(f)に示すように、二方袋とは、フィルムや紙を半分に折り、折り部を底部として、両側をシールした形の袋であり、麦茶のティーパック袋などの簡易包装に使われ(図24(a))、三方袋とは、二枚のフィルムを底と側面の三方を貼り合わせた基本の形であり、食品包装に限らず広く使用されている(図24(b))。チャック付三方袋とは、三方袋にチャックがついた袋であり、密封性、防湿性、再封性などに便利なものである(図24(c))。合掌袋(背張り)とは、1枚のフィルムを背中と底で貼り合わせたものであり、袋の裏のつまみ(背貼り)を開封時につまんで開けるものである(図24(d))。サイドシール袋とは、袋の両サイドを溶断(熱刃により、熱圧着とカットを同時に行う)した袋であり、主にOPP・CPPフィルムが使用され袋に光沢とハリがあり、商品を美しく整理した状態で陳列できる(図24(e))。ボトムシール袋とは、筒状のチューブを袋の長さにカットし、底を熱シールで溶着して袋の形状にしたものである(図24(f))。
1 シート状袋の整理容器(箱、薬箱)、
2 側面部(開口側面部)、2a 開口縁部、
3 上方側の壁面、4 下方側の壁面、
3a,3b,4a,4b 調節部(切り込みと差し込み)、
5a,5b,5c,5d 切り欠き、
12 ストッパ、12a 底部側ストッパ、
6 張り出し部(容器の先端側)、6n 名前記入欄、6m 折り返し線、
8 開口底部、
10 上端部(上方側の壁面)、
11 接合部、
B 樹脂製シート(開口部の蓋)、
E 仕切り板、
F 薬袋(シート状袋、個別のシート状袋)、
Fa 薬袋の端部(左右端部、周縁部)、Fb 薬袋の上端部(周縁部)、
Fr 連続したシート状袋、
H,H1,H2 開口部の幅、
K 壁(介護施設などの室内の壁)、
S シート状袋、
20,22 容器の上方(蓋)、
G1,G2 ジッパー(切り欠きを形成するジッパー)

Claims (8)

  1. 薬が入った薬袋やティーバッグなどの周囲がシート状態で中央が所定厚みのあるシート状の袋を収納して整理するシート状袋の整理容器であって、前記シート状袋を出し入れする開口部が形成され、前記開口部の縁部、開口側面部、又は、開口底部のうちの少なくとも二箇所の位置にシート状袋の周縁部を掛止する切り欠きが連続的に形成されていることを特徴とするシート状袋の整理容器。
  2. 薬が入った薬袋やティーバッグなどの周囲がシート状態で中央が所定厚みのあるシート状の袋を収納して整理するシート状袋の整理容器であって、シート状袋を出し入れする開口部が形成され、前記開口部の左右の二箇所の開口側面部にシート状袋の周縁部を掛止する切り欠きが連続的に形成されていることを特徴とするシート状袋の整理容器。
  3. 前記開口部の二箇所の位置の一方又は前記開口側面部の左右の二箇所の位置の一方には、前記シート状袋の周縁部を掛止する連続する切り欠きが2か所に形成されていることを特徴とする請求項1又は2項記載のシート状袋の整理容器。
  4. 前記シート状袋の整理容器は、その容器を構成する周壁部や底面などの一部に切り込みを入れて形成され、この切り込みを介して折り曲げて前記切り欠きを形成することを特徴とする請求項1又は2記載のシート状袋の整理容器。
  5. 前記シート状袋の整理容器は、その容器を構成する周壁部や底面などの一部に切り込みを入れて形成され、この切り込み中心に少なくとも一方方向に折り曲げて前記連続する切り欠きを形成するか、又は、この切り込み中心に二方向に折り曲げて二箇所の前記連続する切り欠きを形成することを特徴とする請求項1又は2記載のシート状袋の整理容器。
  6. 前記開口側面部、及び/又は、前記開口底部の連続する切り欠きは、その容器に配される細幅のジッパー式開口手段であり、ジッパーを引き裂くようにすることで形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のシート状袋の整理容器。
  7. 前記シート状袋の整理容器は、所定の大きさの容器の上方側を切り取り線に沿って切り取ると、前記開口部が形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のシート状袋の整理容器。
  8. 前記開口部を形成するための切り取り線は細幅のジッパー式開口手段であり、その容器に配されるジッパーを引き裂くようにすることで形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のシート状袋の整理容器。
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