JP2019216880A - 超音波診断装置、超音波診断方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2には、血流速度のデータが流速スケールを超える折り返し現象の対処について記載されておらず、折り返し現象が発生した場合に適切な表示が行えないという問題が生じる。
また、本発明の別の目的は、動態描出の表現や安定性を向上でき、速度データが大きい場合でも適切な表示が行える超音波診断装置、超音波診断方法及びプログラムを提供することである。
被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブを駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を前記超音波プローブから受信して、超音波画像を生成し、表示する超音波診断装置であって、
前記超音波プローブによって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成するフレームデータ生成部と、
前記フレームデータに基づいて動態の状態を示すカラードプラ画像を生成するカラードプラ画像処理部と、
前記カラードプラ画像を表示部に表示させる表示処理部と、を備え、
前記カラードプラ画像処理部は、
時間軸方向に連続する複数のフレームに対応する複数の前記フレームデータを用いて、フレーム間メディアンフィルター処理を行うフレーム間メディアンフィルター処理部を有する、ことを特徴とする。
被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブを駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を前記超音波プローブから受信して、超音波画像を生成し、表示する超音波診断装置であって、
前記超音波プローブによって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成するフレームデータ生成部と、
前記フレームデータに基づいて動態の状態を示すカラードプラ画像を生成するカラードプラ画像処理部と、
前記カラードプラ画像を表示部に表示させる表示処理部と、を備え、
前記動態データは、動態の流速を示す速度データを含み、
前記カラードプラ画像処理部は、前記速度データに基づいて前記カラードプラ画像を生成する場合に、前記速度データの絶対値に対して多重解像度解析を利用した多重解像度処理を適用し、得られた結果に対して、元の速度データの符号を復元する多重解像度処理部を有する、ことを特徴とする。
被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブを駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を前記超音波プローブから受信して、超音波画像を生成し、表示する超音波診断方法であって、
前記超音波プローブによって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成する第1工程と、
前記フレームデータに基づいて動態の状態を示すカラードプラ画像を生成する第2工程と、
前記カラードプラ画像を表示部に表示させる第3工程と、を備え、
前記第2工程は、時間軸方向に連続する複数のフレームに対応する複数の前記フレームデータを用いて、フレーム間メディアンフィルター処理を行う工程を含む、ことを特徴とする。
被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブを駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を前記超音波プローブから受信して、超音波画像を生成し、表示する超音波診断方法であって、
前記超音波プローブによって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成する第1工程と、
前記フレームデータに基づいて動態の状態を示すカラードプラ画像を生成する第2工程と、
前記カラードプラ画像を表示部に表示させる第3工程と、を備え、
前記動態データは、動態の流速を示す速度データを含み、
前記第2工程は、前記速度データに基づいて前記カラードプラ画像を生成する場合に、前記速度データの絶対値に対して多重解像度解析を利用した多重解像度処理を適用し、得られた結果に対して、元の速度データの符号を復元する工程を含む、ことを特徴とする。
被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブを駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を前記超音波プローブから受信して、超音波画像を生成し、表示する超音波診断装置のコンピューターに、
前記超音波プローブによって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成する第1処理と、
前記フレームデータに基づいて動態の状態を示すカラードプラ画像を生成する第2処理と、
前記カラードプラ画像を表示部に表示させる第3処理と、を実行させるためのプログラムであって、
前記第2処理は、時間軸方向に連続する複数のフレームに対応する複数の前記フレームデータを用いたフレーム間メディアンフィルター処理を含む、ことを特徴とする。
被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブを駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を前記超音波プローブから受信して、超音波画像を生成し、表示する超音波診断装置のコンピューターに、
前記超音波プローブによって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成する第1処理と、
前記フレームデータに基づいて動態の状態を示すカラードプラ画像を生成する第2処理と、
前記カラードプラ画像を表示部に表示させる第3処理と、を実行させるためのプログラムであって、
前記動態データは、動態の流速を示す速度データを含み、
前記第2処理は、前記速度データに基づいて前記カラードプラ画像を生成する場合に、前記速度データの絶対値に対して多重解像度解析を利用した多重解像度処理を適用し、得られた結果に対して、元の速度データの符号を復元する処理を含む、ことを特徴とする。
また、動態描出の表現や安定性を向上でき、速度データが大きい場合でも適切な表示を行うことができる。
音響整合層22は、超音波を効率よく被検体内に進入させるための中間的物質であり、振動子(図示略)と被写体の音響インピーダンスを整合させる。
バッキング材24は、振動子アレイ23で発生する不要振動を減衰する。
コーナーターン処理部312は、制御部40の指示に従い、直交検波処理部311からの複素ドプラ信号I、Qに対して、同一音響線ごとに、コーナーターン処理(深さ方向/アンサンブル方向変換処理)を行う。
MTIフィルター処理部313は、制御部40の指示に従い、コーナーターン処理部312からの複素ドプラ信号I、Qをフィルタリングして、不要な血管壁や組織等を示すクラッター成分を除去する。
相関演算部314は、制御部40の指示に従い、MTIフィルター処理部313からの複素ドプラ信号I、Qに基づいて、ドプラ信号の自己相関演算の平均値(位相差ベクトルの平均値)を示す自己相関信号D(実部)、N(虚部)を算出する。
データ変換部315は、制御部40の指示に従い、相関演算部314からの自己相関信号D、Nに基づいて、速度データV、パワーデータP及び分散データTを算出する。算出された速度データV、パワーデータP及び分散データTは、フレームデータとして、CFM画像処理部32に出力されるとともに、フレームデータ記憶部14に記憶される。
なお、本実施の形態で示すフレームデータ生成部31の構成は一例であり、これに限定されない。
Bモード画像は、動態ではなく生体組織で反射したS/N特性のよい受信信号に基づいて生成されるので、CFM画像のような不安定さはなく、フレーム間でフレーム間メディアンフィルター処理を行う効果は少ない。これに対して、CFM画像は、血流等の動態で反射したS/N特性の悪い受信信号に基づいて生成されるので、フレーム間でフレーム間メディアンフィルター処理を行うことが有効である。
なお、「フレーム間メディアンフィルター処理によって得られた結果に対して元の速度データVの符号を復元する」とは、中央値として選択された速度データVに対応する元の速度データVを出力することも含む。
折り返しを示す速度データVが負の値である場合、すなわち速度データVが+PRF/2に相当する速度値を超えることにより折り返しが生じている場合は、折り返し周波数PRFをに相当する速度値を加算して補正し、補正後の速度データVに対してフレーム間メディアンフィルター処理を適用する。
一方、折り返しを示す速度データVが正の値である場合、すなわち速度データVが−PRF/2に相当する速度値を超えることにより折り返しが生じている場合は、折り返し周波数PRFに相当する速度値を減算して補正し、補正後の速度データVに対してフレーム間メディアンフィルター処理を適用する。
同様にして、スケール2の低周波成分LL(2)に2次元ウェーブレット変換を適用すると、スケール3の低周波成分LL(3)及び垂直、水平、対角方向の高周波成分HL(3)、LH(3)、HH(3)に分解される。
スケール1、2、3の低周波成分LL(1)、LL(2)、LL(3)は、それぞれ、原画像LL(0)を1/2、1/4、1/8に低解像度化した画像に相当する。
同様にして、スケール2の低周波成分LL(2)及び垂直、水平、対角方向の高周波成分HL(2)、LH(2)、HH(2)に対して画像処理を適用し、画像処理後のスケール2に対して逆ウェーブレット変換を適用すると、スケール1の低周波成分LL(1)が再構成される。最終的に画像処理が適用された原画像LL(0)が再構成される。
すなわち、速度データVの絶対値に対して多重解像度処理を適用し、得られた結果に対して元の速度データの符号を復元する。
または、速度データVの折り返しの有無を判定し、折り返しがある場合に、折り返しを示す速度データVに対してパルス繰り返し周波数PRFに相当する速度値を加算または減算して補正し、補正後の速度データVに対してフレーム間メディアンフィルター処理を適用してもよい。 これにより、速度データVのようにCFM画像に折り返しが生じうる場合でも、多重解像度処理において適切な結果が得られる。
例えば、診断部位が整形(炎症性の血流)や甲状腺である場合は、空間軸方向及び時間軸方向の両方に対して高い安定性が要求されるので、フレーム間メディアンフィルター処理及び多重解像度処理の両方を実行することが好ましい。
これに対して、診断部位が心臓や頸動脈である場合は、空間軸方向には高い安定性が要求されるので、多重解像度処理は実行した方がよいが、時間軸方向には血流の変化に対する追従性が要求されるため、フレーム間メディアンフィルター処理を実行することが好ましいとはいえない。特に、診断部位が心臓である場合は、小さな逆流を捉えるために、空間軸方向にも動態データを強く加工しない、すなわち多重解像度処理を実行しないか弱い効果で適用することが望ましいとも考えられる。
そこで、本実施の形態では、CFMモードにおける画像処理方法(フレーム間メディアンフィルター処理と多重解像度処理の組合せ)を、利用者が選択できるようになっている。
そこで、本実施の形態では、CFMモードにおける画像処理方法(フレーム間メディアンフィルター処理と多重解像度処理の組合せ)が、超音波プローブ2の種類に対応付けられている。
例えば、診断部位が「血管」で、超音波プローブ2の種類が「リニアプローブ」である場合、処理No.1に基づいて、多重解像度処理及びフレーム間メディアンフィルター処理が実行される。
ステップS42において、制御部40は、ノイズ除去フィルター処理部321を制御して、フレームデータをフィルタリングして、低速、低パワーの信号をノイズとして除去する。
ステップS44において、制御部40は、フレーム間メディアンフィルター処理部322を制御して、連続する複数のフレーム間でフレーム間メディアンフィルター処理を行う。
ステップS47において、制御部40は、多重解像度処理部324を制御して、多重解像度処理を行う。
具体的には、超音波診断装置Aにおいて、フレーム間メディアンフィルター処理部322は、複数のフレームデータ間で、同一座標値ごとに動態データの中央値を取得し、最新フレームの動態データを中央値に変換する。
このプログラムは、例えば、当該プログラムが格納されたコンピューター読取可能な可搬型記憶媒体(光ディスク、光磁気ディスク、及びメモリカードを含む)を介して提供される。また例えば、このプログラムは、当該プログラムを保有するサーバーから、ネットワークを介してダウンロードにより提供することもできる。
これにより、動態変化への対応が遅くなるというフレーム間メディアンフィルター処理の欠点を抑制することができる。
これにより、V表示、V−T表示、又はP表示において、CFM画像における動態描出の表現や安定性を向上することができる。
これにより、速度データVのようにCFM画像に折り返しが生じうる場合でも、フレーム間メディアンフィルター処理において適切な結果が得られる。
これにより、速度データVのようにCFM画像に折り返しが生じうる場合でも、フレーム間メディアンフィルター処理において適切な結果が得られる。
これにより、利用者は、診断に最適なCFMモード画像の提供を受けることができる。
また、超音波診断装置Aにおいて、操作入力部18は、組合せが予め登録された組合せテーブルの中から適用する組合せを選択可能である。
これにより、利用者は、操作入力部18を操作することにより、所望の画像処理を簡単に選択することができる。
これにより、診断モードにおいて必須の設定項目である診断部位及び/又は超音波プローブ2の種類を設定するだけで、最適な組合せが自動的に選択されるので、利便性が向上する。
これにより、利用者は、実際に得られるCFMモード画像を確認しながら、より好ましい動態描出が得られるように画像処理の組合せを設定することができる。
これにより、フリーズ後に画像処理の組合せを変更することができるので、超音波の送受信を改めて行うことなく、診断に適したCFM画像を得ることができる。
これにより、フリーズ後に画像処理の組合せを変更することができるので、超音波の送受信を改めて行うことなく、診断に適したCFM画像を得ることができる。
すなわち、超音波診断装置Aは、被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブ2を駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を超音波プローブ2から受信して、超音波画像を生成し、表示する。超音波診断装置Aは、超音波プローブ2によって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成するフレームデータ生成部31と、フレームデータに基づいて動態の状態を示すCFM画像を生成するCFM画像処理部32と、CFM画像を表示部17に表示させる表示処理部16と、を備える。動態データは、動態の流速を示す速度データVを含み、CFM画像処理部32は、速度データVに基づいてCFM画像を生成する場合に、速度データVの絶対値に対して多重解像度解析を利用した多重解像度処理を適用し、得られた結果に対して、元の速度データの符号を復元する。
また、超音波診断装置Aにおいて、多重解像度処理は、原画像LL(0)からの多重解像度分解、各スケールにおける画像処理、及び原画像LL(0)への再構成を含み、多重解像度分解は、ウェーブレット変換、カーブレット変換、ピラミッド変換のいずれか一つによって行われる。
これにより、速度データVのようにCFM画像に折り返しが生じうる場合でも、多重解像度処理において適切な結果が得られる。したがって、空間軸方向に安定したCFM画像を得ることができる。すなわち、動態描出の表現や安定性を向上でき、速度データが大きい場合でも適切なCFM表示を行うことができる。
1 超音波診断装置本体
2 超音波プローブ
11 送信部
12 受信部
13 ROI設定部
14 フレームデータ記憶部
15 受信データ記憶部
16 表示処理部
17 表示部
18 操作入力部
20 Bモード信号処理部
30 CFMモード信号処理部
31 フレームデータ生成部
32 CFM画像処理部
33 CFM画像変換部
40 制御部
321 ノイズ除去フィルター部
322 フレーム間メディアンフィルター処理部
323 空間フィルター処理部
324 多重解像度処理部
325 パーシスタンス処理部
Claims (21)
- 被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブを駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を前記超音波プローブから受信して、超音波画像を生成し、表示する超音波診断装置であって、
前記超音波プローブによって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成するフレームデータ生成部と、
前記フレームデータに基づいて動態の状態を示すカラードプラ画像を生成するカラードプラ画像処理部と、
前記カラードプラ画像を表示部に表示させる表示処理部と、を備え、
前記カラードプラ画像処理部は、
時間軸方向に連続する複数のフレームに対応する複数の前記フレームデータを用いて、フレーム間メディアンフィルター処理を行うフレーム間メディアンフィルター処理部を有する、超音波診断装置。 - 前記フレーム間メディアンフィルター処理部は、前記複数のフレームデータ間で、同一座標値毎に、前記動態データの中央値を取得し、最新フレームの前記動態データを前記中央値に変換する、請求項1に記載の超音波診断装置。
- 前記フレーム間メディアンフィルター処理部は、前記フレーム間メディアンフィルター処理を行うに際し、新しいフレームの前記動態データほど大きな重みを付与する、請求項1または2に記載の超音波診断装置。
- 前記動態データは、動態の流速を示す速度データ及び流量を示すパワーデータの少なくとも一方を含み、
前記カラードプラ画像処理部は、前記速度データ及び前記パワーデータの少なくとも一方に基づいて前記カラードプラ画像を生成する、請求項1から3のいずれか一項に記載の超音波診断装置。 - 前記フレーム間メディアンフィルター処理部は、前記速度データに基づいて前記カラードプラ画像を生成する場合に、前記速度データの絶対値に対して前記フレーム間メディアンフィルター処理を適用し、得られた結果に対して元の速度データの符号を復元する、請求項4に記載の超音波診断装置。
- 前記フレーム間メディアンフィルター処理部は、前記速度データに基づいて前記カラードプラ画像を生成する場合に、前記速度データの折り返しの有無を判定し、折り返しがある場合に、折り返しを示す速度データに対してパルス繰り返し周波数PRFに相当する速度値を加算又は減算して補正し、補正後の速度データに対して前記フレーム間メディアンフィルター処理を適用する、請求項4に記載の超音波診断装置。
- 前記カラードプラ信号処理部は、
前記フレームデータに対して多重解像度解析を利用した多重解像度処理を行う多重解像度処理部を有し、
前記フレーム間メディアンフィルター処理と前記多重解像度処理が択一的に施される、請求項1から6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。 - 前記カラードプラ信号処理部は、
前記フレームデータに対して多重解像度解析を利用した多重解像度処理を行う多重解像度処理部を有し、
前記フレーム間メディアンフィルター処理及び前記多重解像度処理の両方が施される、請求項1から6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。 - 前記フレーム間メディアンフィルター処理部と前記多重解像度処理部の組合せのうち、適用する組合せを選択する操作を受け付ける操作入力部と、
前記操作入力部を介して受け付けた操作に対応する組合せを、適用する組合せとして設定する設定部と、を備える、請求項7又は8に記載の超音波診断装置。 - 前記操作入力部は、前記組合せが予め登録された組合せテーブルの中から適用する組合せを選択可能である、請求項9に記載の超音波診断装置。
- 前記組合せは、診断部位及び/又は前記超音波プローブの種類に対応付けられている、請求項10に記載の超音波診断装置。
- 前記操作入力部を介して、前記組合せと、前記診断部位及び/又は前記超音波プローブの種類の対応付けを変更可能である、請求項11に記載の超音波診断装置。
- 前記フレームデータを順次記憶するフレームデータ記憶部を備え、
前記カラードプラ画像処理部は、フリーズ状態において、前記フレームデータ記憶部から前記フレームデータを読み出して処理を行う、請求項1から12のいずれか一項に記載の超音波診断装置。 - 前記受信信号のデータを順次記憶する受信データ記憶部を備え、
前記フレームデータ生成部及び前記カラードプラ画像処理部は、フリーズ状態において、前記受信データ記憶部から前記受信データを読み出して処理を行う、請求項1から12のいずれか一項に記載の超音波診断装置。 - 被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブを駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を前記超音波プローブから受信して、超音波画像を生成し、表示する超音波診断装置であって、
前記超音波プローブによって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成するフレームデータ生成部と、
前記フレームデータに基づいて動態の状態を示すカラードプラ画像を生成するカラードプラ画像処理部と、
前記カラードプラ画像を表示部に表示させる表示処理部と、を備え、
前記動態データは、動態の流速を示す速度データを含み、
前記カラードプラ画像処理部は、前記速度データに基づいて前記カラードプラ画像を生成する場合に、前記速度データの絶対値に対して多重解像度解析を利用した多重解像度処理を適用し、得られた結果に対して、元の速度データの符号を復元する多重解像度処理部を有する、超音波診断装置。 - 前記多重解像度処理は、原画像からの多重解像度分解、各スケールにおける画像処理、及び原画像への再構成を含み、
前記多重解像度分解は、ウェーブレット変換、カーブレット変換、ピラミッド変換のいずれか一つによって行われる、請求項7〜12及び15のいずれか一項に記載の超音波診断装置。 - 前記表示処理部は、Bモード画像と前記カラードプラ画像を合成して前記表示部に表示させる、請求項1から16のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
- 被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブを駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を前記超音波プローブから受信して、超音波画像を生成し、表示する超音波診断方法であって、
前記超音波プローブによって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成する第1工程と、
前記フレームデータに基づいて動態の状態を示すカラードプラ画像を生成する第2工程と、
前記カラードプラ画像を表示部に表示させる第3工程と、を備え、
前記第2工程は、時間軸方向に連続する複数のフレームに対応する複数の前記フレームデータを用いて、フレーム間メディアンフィルター処理を行う工程を含む、超音波診断方法。 - 被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブを駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を前記超音波プローブから受信して、超音波画像を生成し、表示する超音波診断方法であって、
前記超音波プローブによって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成する第1工程と、
前記フレームデータに基づいて動態の状態を示すカラードプラ画像を生成する第2工程と、
前記カラードプラ画像を表示部に表示させる第3工程と、を備え、
前記動態データは、動態の流速を示す速度データを含み、
前記第2工程は、前記速度データに基づいて前記カラードプラ画像を生成する場合に、前記速度データの絶対値に対して多重解像度解析を利用した多重解像度処理を適用し、得られた結果に対して、元の速度データの符号を復元する工程を含む、超音波診断方法。 - 被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブを駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を前記超音波プローブから受信して、超音波画像を生成し、表示する超音波診断装置のコンピューターに、
前記超音波プローブによって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成する第1処理と、
前記フレームデータに基づいて動態の状態を示すカラードプラ画像を生成する第2処理と、
前記カラードプラ画像を表示部に表示させる第3処理と、を実行させるためのプログラムであって、
前記第2処理は、時間軸方向に連続する複数のフレームに対応する複数の前記フレームデータを用いたフレーム間メディアンフィルター処理を含む、プログラム。 - 被検体に向けて超音波を送信するように超音波プローブを駆動するとともに、被検体内で反射された反射波に基づく受信信号を前記超音波プローブから受信して、超音波画像を生成し、表示する超音波診断装置のコンピューターに、
前記超音波プローブによって得られた受信信号から1フレーム分の動態データからなるフレームデータを生成する第1処理と、
前記フレームデータに基づいて動態の状態を示すカラードプラ画像を生成する第2処理と、
前記カラードプラ画像を表示部に表示させる第3処理と、を実行させるためのプログラムであって、
前記動態データは、動態の流速を示す速度データを含み、
前記第2処理は、前記速度データに基づいて前記カラードプラ画像を生成する場合に、前記速度データの絶対値に対して多重解像度解析を利用した多重解像度処理を適用し、得られた結果に対して、元の速度データの符号を復元する処理を含む、プログラム。
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