JP2019216796A - テープ型使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】着用感の低下を抑えることを可能としたテープ型使い捨ておむつを提供することを目的とする。【解決手段】前身頃10Fと、後身頃10Rと、前身頃10Fと前記後身頃10Rとを繋ぐ股下部10Cとを備え、前身頃10Fおよび後身頃10Rが胴周り部10Wを構成するように止着テープ12によって結合されるテープ型使い捨ておむつ10において、後身頃10Rは、横方向の両端部から横方向に延出する止着テープ12を備え、前身頃10Fは、胴周り部10Wを構成する部分に止着テープ12が止着されるフロントパッチ18を備え、前身頃10Fにおける胴周り部10Wを構成する部分には、横方向に延在される弾性部材21を備え、弾性部材21は、横方向においてフロントパッチ18より長く形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、テープ型使い捨ておむつに関する。
吸収性物品としてのテープ型使い捨ておむつは、前身頃と、後身頃と、前身頃と後身頃とを繋ぐ股下部とを備え、前身頃および後身頃が胴周り部を構成するように止着テープによって結合される。止着テープは、後身頃の胴周り方向となる横方向における両端部に配置されている。そして、着用者に着用されるとき、前身頃の外面に配置されている止着部となるフロントパッチに止着される(特許文献1参照)。
特開2002−143215号公報
このようにテープ型使い捨ておむつは、後身頃の止着テープを前身頃のフロントパッチに止着するものであり、胴周りに隙間が生じないように強く締め付ける傾向にある。止着テープを強く締め過ぎたときには、着用感が低下することになる。
本発明は、着用感の向上を可能としたテープ型使い捨ておむつを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのテープ型使い捨ておむつは、前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃とを繋ぐ股下部とを備え、前記前身頃および前記後身頃が胴周り部を構成するように止着テープによって結合されるテープ型使い捨ておむつにおいて、前記前身頃および前記後身頃のうちの一方の第1身頃における胴周り方向となる横方向の両端部から前記横方向に延出する前記止着テープと、前記前身頃および前記後身頃のうちの他方の第2身頃における肌とは反対側の外面であって前記胴周り部を構成する部分に設けられ、前記止着テープが止着される止着部と、前記第2身頃における前記胴周り部を構成する部分において、前記横方向に延在される弾性部材であって、前記横方向において前記止着部より長い前記弾性部材とを備える。
上記構成によれば、第2身頃に、弾性部材が配置され、さらに弾性部材が止着部の横方向の長さより長くなっているので、伸縮する度合いが大きくなり、胴周りに対し追従し易くなり、止着テープの締め過ぎを抑えることができる。これにより、着用感を向上させることができる。
上記テープ型使い捨ておむつにおいて、前記弾性部材は、前記止着部と重なる領域に配置されているようにしてもよい。上記構成によれば、弾性部材が収縮することで止着部に皺が形成される。これにより、止着テープと止着部との結合力は、止着部に皺がない場合と比べて弱くなる。したがって、止着テープを止着部に対して止着し直す作業が容易となる。
上記テープ型使い捨ておむつにおいて、前記弾性部材は、さらに前記止着部と前記胴周り部を構成する開口端との間の領域に配置されるようにしてもよい。止着部と胴周り部を構成する開口端との間の領域は、止着部が存在しない分、柔軟な領域である。当該領域では、したがって、弾性部材も伸縮し易くなり、胴周りに追従し易くなる。
上記テープ型使い捨ておむつにおいて、前記前身頃と前記後身頃に跨って配置される吸収体を備え、前記弾性部材は、前記吸収体と重なる領域には配置されていないようにしてもよい。上記構成によれば、弾性部材の収縮により、吸収体の端部に皺が形成されにくくなる。したがって、吸収体と肌との密着性の低下を抑えることができる。
上記テープ型使い捨ておむつにおいて、例えば、前記第1身頃は、前記後身頃であり、前記第2身頃は、前記前身頃であり、前記止着部は、フロントパッチである。上記構成によれば、前身頃に、弾性部材が配置され、さらに弾性部材がフロントパッチの横方向の長さより長くなっているので、伸縮する度合いが大きくなり、腹部に対し追従し易くなり、止着テープを強く締めすぎることを抑えることができる。これにより、着用感を向上させることができる。
本発明によれば、着用感の向上を可能としたテープ型使い捨ておむつを提供することができる。
本発明を適用した第1実施形態のテープ型使い捨ておむつの斜視図。 本発明を適用した第1実施形態のテープ型使い捨ておむつの分解斜視図。 本発明を適用した第1実施形態のテープ型使い捨ておむつをカバーシートの側から見た平面図。 本発明を適用した第2実施形態のテープ型使い捨ておむつをカバーシートの側から見た平面図。 本発明を適用した第3実施形態のテープ型使い捨ておむつをカバーシートの側から見た平面図。
図1ないし図5を参照して本発明を具体化した一実施形態におけるテープ型使い捨ておむつについて説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示すように、テープ型使い捨ておむつ10(以下、単に「おむつ10」という。)は、一例として、乳幼児用おむつである。おむつ10は、人体の腹部形状に追従する形状を有する前身頃10Fと、人体の背部形状に追従する形状を有する後身頃10Rと、前身頃10Fおよび後身頃10Rを繋ぐ股下部10Cとを備えている。
前身頃10Fにおいて股下部10Cと反対側は、人体の胴周りの部分を取り囲む胴周り部10Wを構成し、上端に、胴周り開口部10Aを備えている。また、前身頃10Fにおける横方向両端部、後身頃10Rにおける横方向両端部、および、股下部10Cにおける横方向両端部とは、人体の太股部分を取り囲む形状を有した左右一対の脚周り開口部10Lを構成している。前身頃10Fおよび後身頃10Rの腹側胴周りを囲む部分は、胴周り部10Wを構成する部分であり、当該部分の胴周り方向となる横方向の両端部は、サイドフラップ部11となっている。後身頃10Rのサイドフラップ部11には、後身頃10Rと前身頃10Fを連結する止着テープ12を備えている。サイドフラップ部11は、胴周り寸法や脚周り寸法の標準的大きさの着用者だけでなく、胴周り寸法が標準より大きい着用者、および、胴周り寸法が標準より小さい着用者、ならびに、脚周り寸法が標準より大きい着用者、および、脚周り寸法が標準より小さい着用者にも対応できるようにするための調整代となる。
図2は、テープ型使い捨ておむつの展開状態を示す分解斜視図である。おむつ10には、帯状の吸収性本体13が前身頃10F、股下部10C、および、後身頃10Rに跨るように設けられている。吸収性本体13は、液不透過性を有したバックシート14と、吸収体15と、液透過性を有したトップシート16とを備えている。おむつ10において、トップシート16は、着用者の皮膚と接する内側に配置され、バックシート14は、外側に配置され、外側から、バックシート14、吸収体15、トップシート16の順に重なっている。さらに、バックシート14の外側には、手触り感を向上させるために、不織布で構成されたカバーシート17が配置されている。後身頃10Rにおいて、カバーシート17には、胴周りに対して適度な着用感を付与するための弾性シート20が配置されている。
吸収体15を形成する材料は、例えば、フラッフパルプ、高吸収性ポリマー(SAP:Superabsorbent polymer)、親水性シートなどの吸収性材料である。そして、吸収体15は、一例として、親水性シートで構成されるコアラップによって包まれ、バックシート14とトップシート16との間に配置される。吸収体15の股下部10Cに相当する部分には、両側に脚部の逃げとなる切欠部15Aが設けられている。したがって、吸収体15は、股下部10Cに相当する部分が最も幅狭となっている。
バックシート14は、吸収体15よりも若干大きく形成されている。バックシート14は、例えば、液不透過性を有したポリエチレン樹脂製のフィルムで形成されている。また、バックシート14は、通気性を確保するため、微細孔が多数形成されている。
トップシート16は、肌と接するシートであり、肌に対して低刺激性の材料で形成されている。例えば、トップシート16は、織布、不織布、多孔性フィルムなどで形成されている。また、トップシート16には、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維であって親水化処理が施された繊維から構成される不織布が用いられることが好ましい。また、カバーシート17やサイドシート19にあっても、例えばトップシート16と同様な材料で形成されている。
吸収性本体13には、前後方向に沿う両端部に立体ギャザーが配置されている。立体ギャザーは、トップシート16の前後方向に沿う両端部に配置されたサイドシート19と、サイドシート19にその縦方向に沿って配置された弾性部材19Aとを備えている。サイドシート19は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維から構成される不織布であって、疎水性シートである。弾性部材19Aは、天然ゴム、合成ゴム、ウレタンなどから選ばれる1つ以上の材料により形成された弾性体であり、糸状または紐状に形成されている。立体ギャザーは、弾性部材19Aが収縮した際に、サイドシート19が着用者の皮膚当接方向に向かって立ち上がり、脚周り開口部10Lの周囲に位置する。
サイドフラップ部11は、胴周り部分に位置するカバーシート17とサイドシート19とが重ね合わされることにより構成されている。また、サイドフラップ部11には、バックシート14の一部、トップシート16の一部、および、吸収体15の横方向における両端部の一部も含まれている。なお、左右一対の脚周り開口部10Lを構成する部分にも、弾性部材19Bが配置され、レグギャザーが構成されている。弾性部材19Bも、弾性部材19Aと同様に、糸状または紐状に形成されている。弾性部材19Bは、縦方向に沿って配置されており、カバーシート17とサイドシート19によって挟まれている。レグギャザーは、弾性部材19Bが収縮することで、弾性部材19Bを挟み込んでいるシートが脚周り開口部10Lの周囲において皮膚当接方向に向かって立ち上がる。
カバーシート17は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維から構成される不織布などであり、疎水シート又は疎水シートに親水化処理が施されたシートである。カバーシート17の前身頃10Fの肌とは反対側となる外面であって、胴周り部10Wを構成する部分には、止着テープ12が止着される止着部としてのフロントパッチ18が設けられている。フロントパッチ18は、止着テープ12のフック部12Cを繰り返し止着しても、カバーシート17などと比べて毛羽立ちにくく形成されている。このようなフロントパッチ18の横方向の長さは、バックシート14の横方向の長さと同程度である。なお、フロントパッチ18の横方向の長さは、バックシート14の横方向の長さより長くてもよいし、短くてもよい。
図3に示すように、後身頃10Rにおける左右両端部に位置するサイドフラップ部11は、その横方向の端部に縦方向に直線状に延びる先端11Aを備えている。各先端11Aからは、外側に延出して止着テープ12が配設されている。止着テープ12は、基端部に構成される固定部12Aと、固定部12Aに連続して設けられる延出部12Bと、延出部12Bに設けられるフック部12Cとを備えている。
固定部12Aは、ホットメルト接着剤などの接着手段によって、サイドフラップ部11を構成するカバーシート17の内面とサイドシート19の内面とに挟持された状態で固定される。延出部12Bは、先端11Aより横方向に延出した部分である。延出部12Bは、縦方向に直線状に延びる先端11Aの中程から延出している。フック部12Cは、延出部12Bに設けられている。フック部12Cの一方の面は、多数のフックが設けられたフック面である。なお、フック面には、長さ方向における先端部に、フックが設けられていない非フック領域が設けられている。フック部12Cは、フロントパッチ18に止着される。
以上のように構成された止着テープ12は、先端11Aから延出した延出部12Bとフック部12Cの部分が横方向における中央を通り縦方向に延びる縦方向中央線22の方向に向かって、サイドシート19上に折り畳まれる(図3二点鎖線の状態参照)。
図3に示すように、前身頃10Fには、横方向に弾性部材21が配設されている。弾性部材21は、弾性部材19A,19Bと同様に糸状または紐状に形成されている。弾性部材21は、複数本がフロントパッチ18の部分に重なるように互いに平行に縦方向に並べて配置される。具体的には、弾性部材21の横方向の長さL1は、フロントパッチ18の横方向の長さL2より長くなっている。すなわち、弾性部材21は、横方向において、フロントパッチ18の両側からはみ出している。弾性部材21は、例えば先端11Aまで延びていてもよい。また、弾性部材21が配置される領域の縦方向の長さL3は、フロントパッチ18の縦方向の長さと一致する。また、フロントパッチ18は、吸収体15の前端部と重なっていない。すなわち、弾性部材21は、吸収体15の前端部15Bとは重なっておらず、吸収体15の前端部15Bに皺が形成されないようにしている。弾性部材21は、カバーシート17の内面に対して伸張され接着剤が塗布された状態で配置され、その後、バックシート14、トップシート16、サイドシート19により挟み込まれる。また、弾性部材21は、接着剤が塗布されたカバーシート17の内面に対して伸張された状態で配置され、その後、バックシート14、トップシート16、サイドシート19により挟み込まれる。
以上のように構成されたおむつ10の作用について説明する。
おむつ10を使用するときには、前身頃10Fと後身頃10Rとを開いた状態とされる。そして、着用者の臀部を持ち上げ、トップシート16を上側にして、後身頃10Rを臀部の下側に敷き、着用者の股下に股下部10Cをあてがい、前身頃を着用者の腹部に位置させる。その後、後身頃10Rのサイドフラップ部11は、前身頃10Fのサイドフラップ部11の上に重なるように位置される。この後、展開された止着テープ12は、フック部12Cのフック面が前身頃10Fのフロントパッチ18に止着され、前身頃10Fと後身頃10Rとが結合される。この際、前身頃10Fは、弾性部材21が配置されていることで、横方向に適度に伸張され、この状態で、止着テープ12がフロントパッチ18に止着される。
以上のような上記第1実施形態のおむつ10によれば以下に列挙する効果を得ることができる。
(1−1)前身頃10Fにも、弾性部材21が配置され、さらに弾性部材21がフロントパッチ18の横方向の長さより長くなっているので、伸縮する度合いが大きくなり、腹部に対し追従し易くなり、止着テープ12の締め過ぎを抑えることができる。これにより、着用感を向上させることができる。特に、弾性部材21がフロントパッチ18の横方向の両側よりはみ出した部分では、フロントパッチ18が存在しない分、柔軟になって、弾性部材21も伸縮し易くなり、胴周りに追従し易くなる。
(1−2)弾性部材21が収縮することで前身頃10Fの胴周り部を構成する部分に皺が形成される。おむつ10は、弾性部材21の収縮によって形成された皺が通気路となり、通気性が向上される。
(1−3)弾性部材21が収縮することでフロントパッチ18に皺が形成される。これにより、フック部12Cとフロントパッチ18との結合力は、フロントパッチ18に皺がない場合と比べて弱くなる。したがって、フック部12Cをフロントパッチ18に対して止着し直す作業が容易となる。
(1−4)吸収体15の前端部15Bは、弾性部材21と重なっておらず、皺が形成されない。したがって、前端部15Bは、着用者の肌とのフィット性が向上し、排泄物を吸収し易くなる。
〔第2実施形態〕
図4に示すように、第2実施形態のおむつ10は、吸収体15の前端部15Bがフロントパッチ18と重なるように構成されており、吸収体15が第1実施形態より大きくなっている。この場合にも、弾性部材21は、フロントパッチ18と重なる領域に配置されている。
さらに、弾性部材21は、フロントパッチ18の上側であって胴周り開口部10Aを構成する開口端23との間にも配置される。この場合には、弾性部材21の効果を発現するだけの数を配置するために、当該領域における縦方向の長さを大きくすることもできる。これにより、着用時、胴周り開口部10Aにおいて、前身頃10Fの開口端が後身頃10R側の開口端よりも上側に位置するようになってもよい。
弾性部材21の横方向の長さは、フロントパッチ18と重なる領域も、フロントパッチ18と重ならないフロントパッチ18と開口端23との間の領域も同じである。さらに、弾性部材21は、吸収体15の前端部15Bと重なる部分には配置されていない。前端部15Bにおける弾性部材21が配置されていない部分は、当該部分において、弾性部材21を切断し収縮させることで設けることができる。
以上のような上記第2実施形態のおむつ10によれば以下に列挙する作用効果を得ることができる。
(2−1)吸収体15の前端部15Bは、フロントパッチ18の部分にまで延在し、大型化しているので排泄物などをしっかりと吸収することができる。
(2−2)弾性部材21は、フロントパッチ18と重なる部分であって吸収体15の前端部15Bと重なる部分には配置されていない。したがって、弾性部材21が収縮することに伴って、吸収体15の前端部15Bに皺が形成されて、肌と密着しない部分が形成されることによる、吸収力の低下を抑えることができる。
(2−3)弾性部材21がフロントパッチ18とのみ重なる部分では、弾性部材21が収縮することでフロントパッチ18に皺が形成される。これにより、フック部12Cとフロントパッチ18との結合力は、フロントパッチ18に皺がない場合と比べて弱くなる。したがって、フック部12Cをフロントパッチ18に対して止着し直す作業が容易となる。
(2−4)弾性部材21は、フロントパッチ18の上側であって胴周り開口部10Aを構成する開口端23とフロントパッチ18との間にも配置される。当該領域は、フロントパッチ18が存在しない分、柔軟な領域である。したがって、弾性部材21も伸縮し易くなり、胴周りに追従し易くなる。なお、弾性部材21がフロントパッチ18の横方向の両側よりはみ出した部分では、フロントパッチ18が存在しない分、柔軟になって、弾性部材21も伸縮し易くなり、胴周りに追従し易くなる。
〔第3実施形態〕
図5に示すように、第3実施形態のおむつ10は、第2実施形態の変形例であって、弾性部材21がフロントパッチ18の上側であって胴周り開口部10Aを構成する開口端23とフロントパッチ18との間だけに配置されている。この場合には、弾性部材21を効果を発現するだけの数を配置するために、当該領域における縦方向の長さを大きくすることもできる。
以上、上記第3実施形態のおむつ10によれば以下に列挙する作用効果を得ることができる。
(3−1)弾性部材21は、フロントパッチ18の上側であって胴周り開口部10Aを構成する開口端23とフロントパッチ18との間だけに配置される。当該領域は、フロントパッチ18が存在しない分、柔軟な領域である。したがって、弾性部材21も伸縮し易くなり、胴周りに追従し易くなる。なお、弾性部材21がフロントパッチ18の横方向の両側よりはみ出した部分では、フロントパッチ18が存在しない分、柔軟になって、弾性部材21も伸縮し易くなり、胴周りに追従し易くなる。
(3−2)フロントパッチ18は、弾性部材21が重なるように配置されていないので、フック部12Cとの結合力が低下しなくなる。したがって、止着テープ12がフロントパッチ18に対して止着位置がずれにくくなり、また、外れにくくなる。
なお、上記実施形態は以下のように適宜変更して実施することもできる。
・弾性部材21は、フロントパッチ18と重なる領域に加えて、フロントパッチ18の股下部10C側にも配置するようにしてもよい。この場合、弾性部材21と吸収体15の前端部15Bとが重なる領域が生じることがある。このような場合、吸収体15の前端部15Bに重なる領域に位置する弾性部材21を切断し収縮させることで、弾性部材21と吸収体15の前端部15Bとが重ならないように弾性部材21を配置することができる。なお、弾性部材21は、フロントパッチ18の股下部10C側だけに設けるようにしてもよい。
・止着テープ12は、前身頃10Fのサイドフラップ部11に設け、フロントパッチ18に代わる止着部を後身頃10Rに設けるようにしてもよい。
・弾性部材21は、糸状または紐状ではなく、弾性シート20のようなシート状のものであってもよい。
・おむつ10としては、大人用おむつであってもよい。また、ペット用おむつであってもよい。
10A…胴周り開口部、10C…股下部、10F…前身頃、10L…脚周り開口部、10R…後身頃、10W…胴周り部、11…サイドフラップ部、11A…先端、12…止着テープ、12A…固定部、12B…延出部、12C…フック部、13…吸収性本体、14…バックシート、15…吸収体、15A…切欠部、15B…前端部、16…トップシート、17…カバーシート、18…フロントパッチ、19…サイドシート、19A…弾性部材、19B…弾性部材、20…弾性シート、21…弾性部材、22…縦方向中央線、23…開口端。

Claims (5)

  1. 前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃とを繋ぐ股下部とを備え、前記前身頃および前記後身頃が胴周り部を構成するように止着テープによって結合されるテープ型使い捨ておむつにおいて、
    前記前身頃および前記後身頃のうちの一方の第1身頃における胴周り方向となる横方向の両端部から前記横方向に延出する前記止着テープと、
    前記前身頃および前記後身頃のうちの他方の第2身頃における肌とは反対側の外面であって前記胴周り部を構成する部分に設けられ、前記止着テープが止着される止着部と、
    前記第2身頃における前記胴周り部を構成する部分において、前記横方向に延在される弾性部材であって、前記横方向において前記止着部より長い前記弾性部材と
    を備えるテープ型使い捨ておむつ。
  2. 前記弾性部材は、前記止着部と重なる領域に配置されている
    請求項1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
  3. 前記弾性部材は、さらに前記止着部と前記胴周り部を構成する開口端との間の領域に配置される
    請求項2に記載のテープ型使い捨ておむつ。
  4. 前記前身頃と前記後身頃に跨って配置される吸収体を備え、
    前記弾性部材は、前記吸収体と重なる領域には配置されていない
    請求項1ないし3のうち何れか1項に記載のテープ型使い捨ておむつ。
  5. 前記第1身頃は、前記後身頃であり、
    前記第2身頃は、前記前身頃であり、
    前記止着部は、フロントパッチである
    請求項1ないし4のうち何れか1項に記載のテープ型使い捨ておむつ。
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