JP2019216528A - 蓄電システム及び蓄電システムの制御方法 - Google Patents

蓄電システム及び蓄電システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】共通の電力配線に並列に接続された複数の蓄電池間における劣化度合いのばらつきを低減する。【解決手段】蓄電システム1Aは、外部電力系統3及び発電装置21のうち少なくとも一方並びに負荷6に接続される内部電力配線2と、蓄電池11、及び、蓄電池11と内部電力配線2との間に電気的に接続され蓄電池11の充放電を行うPCS13を有する複数の蓄電ユニット10と、複数の蓄電ユニット10のPCS13の動作を制御する統括コントローラ4と、を備える。統括コントローラ4は、各蓄電ユニット10毎の積算値を記憶する記憶領域42aを有し、各蓄電ユニット10の充放電動作ごとに、蓄電池11の種類、及び蓄電池11の劣化に寄与する充放電の条件に応じて重み付けされた加算値を、充放電を行った蓄電ユニット10の積算値に加算する。統括コントローラ4は、積算値が他より低いものから優先して、充放電を行う蓄電ユニット10を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電システム及び蓄電システムの制御方法に関する。
特許文献1には、蓄電池制御装置および蓄電池制御方法に関する技術が記載されている。この文献に記載された装置は、電力を蓄積する蓄電池の充電状態および充放電回数に応じて予め設定された放電順番テーブルを参照し、複数の蓄電池から取得された充電状態および充放電回数に基づいて、複数の蓄電池に対して優先的に放電を行う放電順位を決定する。そして、この装置は、決定した放電順位に基づいて、負荷に対して必要な電力を供給するために、複数の蓄電池それぞれの放電電力を設定する。
特許文献2には、電池の評価方法及び評価装置に関する技術が記載されている。この文献に記載された装置は、電池が使用される用途ごとに重み係数を定め、電池から得られる各性能の測定結果を重み係数により修正する。そして、この装置は、修正後の測定結果を各用途ごとに集計して、用途別評価値を算出する。
特開2013−192327号公報 特開2009−244166号公報
共通の電力配線に対して複数の蓄電池が並列に接続された蓄電システムにおいては、或る電力供給に対して、複数の蓄電池の中から充電する一又は二以上の蓄電池が選択され、また、或る電力需要に対して、複数の蓄電池の中から放電する一又は二以上の蓄電池が選択される。充放電を行う蓄電池は、例えば充電状態(State Of Charge:SOC)に基づいて選択されるが、複数の蓄電池間において劣化度合いにばらつきが生じることがある。これは、複数の蓄電池間において、充放電の回数および各回毎の充放電条件(充放電時間、充放電レート等)が異なることに起因する。複数の蓄電池間において劣化度合いにばらつきが生じると、蓄電池の残存寿命にばらつきが生じるので、それぞれの蓄電池の寿命が尽きるごとにメンテナンスを行う必要があり、また、その都度システムを停止する必要がある。このことは、蓄電システムのメンテナンス回数の増加及び運転効率の低下につながる。
なお、特許文献1に記載された装置では、放電を行う蓄電池を各蓄電池の充放電回数に応じて選択している。しかし、上述したように各回毎の充放電条件はそれぞれ異なることが通常であるため、放電を行う蓄電池を単に充放電回数に基づいて選択すると、複数の蓄電池間において劣化度合いにばらつきが生じる。また、放電順番テーブルを参照して放電順位を決定しているが、このような方式ではパラメータの種類が増える毎にテーブルの規模が指数関数的に増大し、演算回路にとって大きな負荷となる。また、特許文献2に記載された装置は、用途ごとに最適な蓄電池を選択することを目的としており、蓄電池の劣化度合いを判断するものではない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、共通の電力配線に並列に接続された複数の蓄電池間における劣化度合いのばらつきを低減することができる蓄電システム及び蓄電システムの制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、一実施形態による第1及び第2の蓄電システムは、外部電力系統及び発電装置のうち少なくとも一方並びに負荷に接続される電力配線と、蓄電池、及び、蓄電池と電力配線との間に電気的に接続され蓄電池の充放電を行う充放電制御回路を有する複数の蓄電ユニットと、複数の蓄電ユニットの充放電制御回路の動作を制御する統括コントローラと、を備える。複数の蓄電ユニットには、第1の蓄電池を有する第1の蓄電ユニットと、第1の蓄電池とは種類が異なる第2の蓄電池を有する第2の蓄電ユニットとが含まれる。統括コントローラは、各蓄電ユニット毎の積算値を記憶する記憶領域を有し、各蓄電ユニットの充放電動作ごとに、蓄電池の種類、及び蓄電池の劣化に寄与する充放電の条件に応じて重み付けされた加算値を、充放電を行った蓄電ユニットの積算値に加算する。そして、第1の蓄電システムでは、統括コントローラが、積算値が他より低いものから優先して、充放電を行う蓄電ユニットを決定する。また、第2の蓄電システムでは、統括コントローラが、各蓄電ユニットの積算値が均等に近づくように、次の充放電を行う蓄電ユニットを決定する。
また、一実施形態による第1及び第2の蓄電システムの制御方法は、外部電力系統及び発電装置のうち少なくとも一方並びに負荷に接続される電力配線と、蓄電池、及び、蓄電池と電力配線との間に電気的に接続され蓄電池の充放電を行う充放電制御回路を有する複数の蓄電ユニットと、複数の蓄電ユニットの充放電制御回路の動作を制御する統括コントローラと、を備える蓄電システムの制御方法である。複数の蓄電ユニットには、第1の蓄電池を有する第1の蓄電ユニットと、第1の蓄電池とは種類が異なる第2の蓄電池を有する第2の蓄電ユニットとが含まれる。この方法は、各蓄電ユニット毎に積算値を用意し、各蓄電ユニットの充放電動作ごとに、蓄電池の種類、及び蓄電池の劣化に寄与する充放電の条件に応じて重み付けされた加算値を、充放電を行った蓄電ユニットの積算値に加算する。そして、第1の蓄電システムの制御方法では、積算値が他より低いものから優先して、充放電を行う蓄電ユニットを決定する。また、第2の蓄電システムの制御方法では、各蓄電ユニットの積算値が均等に近づくように、次の充放電を行う蓄電ユニットを決定する。
上記の蓄電システム及び制御方法においては、各蓄電ユニットの充放電動作ごとに、蓄電池の種類、及び蓄電池の劣化に寄与する充放電の条件に応じて重み付けされた加算値を、充放電を行った蓄電ユニットの積算値に加算する。各蓄電ユニットの充放電動作ごとに積算値を加算するので、充放電回数が多くなるほど積算値は大きくなる。また、加算値は、蓄電池の劣化に寄与する充放電の条件に応じて重み付けされているので、各回毎の充放電条件が異なる場合であっても、各回毎の劣化の進行分を精度良く反映した加算値を設定することができる。また、蓄電池の寿命は蓄電池の種類によって異なり、更に、充放電条件が同じであっても蓄電池の種類によって劣化の進行分は異なるが、蓄電池の種類に応じて加算値が更に重み付けされているので、当該蓄電システムが複数の種類の蓄電池を備える場合であっても、各蓄電池の劣化の進行分を精度良く反映した加算値を設定することができる。従って、積算値に基づいて各蓄電池の劣化の度合い(残存寿命)を精度良く評価することができる。
そして、上記の蓄電システム及び制御方法においては、積算値が他より低いものから優先して、充放電を行う蓄電ユニットを決定するか、または、各蓄電ユニットの積算値が均等に近づくように、次の充放電を行う蓄電ユニットを決定する。これにより、各蓄電池の劣化度合いを精度良く評価しつつ劣化の少ない蓄電池を優先して充放電を行うことができるので、複数の蓄電池間における劣化度合いのばらつきを効果的に低減することができる。従って、蓄電池の残存寿命のばらつきを抑制して、複数の蓄電池のメンテナンスのタイミングを揃えることができるので、蓄電システムのメンテナンス回数を低減し、運転効率を向上することができる。なお、本発明において「充放電」とは、充電及び放電のいずれか一方を指す。
上記の蓄電システム及び制御方法において、充放電の条件には、当該充放電に要した時間、当該充放電における充放電レート、及び当該充放電の際の蓄電池の温度のうち少なくとも一つが含まれてもよい。これらの条件は、蓄電池の劣化に大きく影響する。従って、各蓄電池の劣化の度合いを精度良く反映した加算値を設定することができる。
上記の蓄電システム及び制御方法において、第1の蓄電池は鉛蓄電池であり、第2の蓄電池はリチウムイオン電池であってもよい。鉛蓄電池とリチウムイオン電池とでは、寿命が大きく異なり、また充放電条件が同じであっても劣化の度合いが大きく異なる。上記の蓄電システム及び制御方法は、このような場合に特に適している。
上記の蓄電システム及び制御方法において、発電装置は自然エネルギーを利用して電力を発生してもよい。このような場合であっても、上記の蓄電システム及び制御方法によれば、複数の蓄電池間における劣化度合いのばらつきを効果的に低減することができる。
本発明の蓄電システム及び蓄電システムの制御方法によれば、共通の電力配線に並列に接続された複数の蓄電池間における劣化度合いのばらつきを低減することができる。
図1は、一実施形態に係る蓄電システム1Aの構成を模式的に示す図である。 図2は、各蓄電ユニット10のBMU12の内部構成と、統括コントローラ4の内部構成とを詳細に示すブロック図である。 図3は、積算値を概念的に示すグラフである。 図4は、積算値を概念的に示すグラフである。 図5は、一実施形態による蓄電システムの制御方法を概念的に示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明による蓄電システム及び蓄電システムの制御方法に関する実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係る蓄電システムは、例えば太陽光または風力などの自然エネルギー(再生可能エネルギー)を利用して生成された電力を蓄えるシステムである。自然エネルギーは天候等によって大きく変動するので、生成される電力量も不安定となる。この蓄電システムは、電力を安定的に供給するため、生成された電力を一旦蓄え(充電し)、必要に応じて出力する(放電する)。この蓄電システムは、例えば家庭、工場、農場等の様々な場所で利用され得る。家庭用の蓄電システムの一例として、家庭用エネルギ管理システム(Home Energy Management System;HEMS)が挙げられる。また、無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply;UPS)、ピークカット・ピークシフト、或いは電気自動車(Electric Vehicle;EV)等において利用されることもできる。
図1は、本実施形態に係る蓄電システム1Aの構成を模式的に示す図である。この蓄電システム1Aは、内部電力配線2と、複数の蓄電ユニット10と、一又は複数の発電ユニット20と、統括コントローラ4とを備えている。
内部電力配線2は、複数の蓄電ユニット10及び一又は複数の発電ユニット20に対して共通に設けられた電力配線である。内部電力配線2は、所定周波数(例えば50Hz若しくは60Hzといった商用周波数)の交流電力を伝搬する。内部電力配線2は、例えば家庭、工場、農場等の局地的な区域内に限定的に敷設された配線であって、負荷6と電気的に接続されている。蓄電システム1Aは、発電ユニット20により生成された電力、及び蓄電ユニット10から放電された電力を、内部電力配線2を介して負荷6に供給することができる。負荷とは、電力を消費する1以上の機器または装置の集合であり、例えば、1以上の家庭用または業務用の様々な電気機器の集合である。内部電力配線2は、上記局地的な区域の外部に配設された外部電力系統3と、連係点5を介して電気的に接続される。
発電ユニット20は、内部電力配線2と電気的に接続され、自然エネルギーを利用して電力を発生する。発電ユニット20は、発電装置21及びパワーコンディショニングシステム(Power Conditioning System;PCS)22を有する。発電装置21は、PCS22を介して内部電力配線2と電気的に接続されており、自然エネルギー(再生可能エネルギー)を利用して電力を生成する。発電装置21は、例えば太陽光パネル若しくは風力発電設備であって、複数の蓄電ユニット10から離れて設置されている。PCS22は、発電装置21に接続された入力端と、内部電力配線2に接続された出力端とを有する。発電装置21が直流電力を生成する場合、PCS22は、その直流電力を、所定周波数の交流電力に変換して内部電力配線2に提供する。また、発電装置21が交流電力を生成する場合、PCS22は、その交流電力の周波数を所定周波数に変換して内部電力配線2に提供する。PCS22は、インバータを含んで構成される。
蓄電ユニット10は、蓄電池11、バッテリーマネジメントユニット(BMU)12、及びPCS13を有する。蓄電池11は、発電ユニット20によって生成された電力、及び外部電力系統3から供給された電力を蓄える。蓄電池11は、所定の容量の電力を蓄積することができ、規定の回数の充放電を行うまで規定の充電能力を維持できる。蓄電池11は、例えば鉛蓄電池、リチウムイオン電池、及びニッケル亜鉛電池から選択される少なくとも一つの蓄電池である。蓄電池11は、単一の蓄電池からなってもよいし、複数の蓄電池が互いに直列に接続されて構成されてもよい。BMU12は、蓄電池11とPCS13との間に電気的に接続されている。BMU12は、蓄電池11に入力もしくは出力される電流の積算値及び蓄電池11の両端電圧から、蓄電池11の充電状態(SOC)を測定する。PCS13は、蓄電池11と内部電力配線2との間に電気的に接続されている。PCS13は、本実施形態における充放電制御回路の例であって、後述する統括コントローラ4からの指示に基づき、蓄電池11の充電および放電を行う。PCS13は、蓄電池11の電力を内部電力配線2に放電する際、直流電力から所定周波数の交流電力への変換を併せて行う。また、PCS13は、内部電力配線2の電力を蓄電池11に充電する際、交流電力から直流電力への変換を併せて行う。PCS13は、インバータを含んで構成される。
複数の蓄電ユニット10には、少なくとも1つの蓄電ユニット10A(第1の蓄電ユニット)と、少なくとも1つの蓄電ユニット10B(第2の蓄電ユニット)とが含まれている。蓄電ユニット10Aは、蓄電池11A(第1の蓄電池)を有する。蓄電池11Aは例えば鉛蓄電池である。蓄電ユニット10Bは、蓄電池11Aとは種類が異なる蓄電池11B(第2の蓄電池)を有する。蓄電池11Bは例えばリチウムイオン電池である。
統括コントローラ4は、各蓄電ユニット10のPCS13の動作(充電動作及び放電動作)を制御する。統括コントローラ4は、負荷6の消費電力が発電ユニット20の生成電力を上回った場合には、複数の蓄電ユニット10の中から選択された一又は二以上の蓄電ユニット10のPCS13に放電動作を行わせる。また、統括コントローラ4は、負荷6の消費電力が発電ユニット20の生成電力を下回った場合には、複数の蓄電ユニット10の中から選択された一又は二以上の蓄電ユニット10のPCS13に充電動作を行わせる。統括コントローラ4は、BMU12から提供される各蓄電池11のSOC値に基づいて、各蓄電ユニット10のPCS13の動作を制御することができる。例えば、統括コントローラ4は、放電動作の際、SOC値が所定値を下回る蓄電池11からは放電させず、充電動作の際、SOC値が所定値を下回る蓄電池11を優先して充電する。発電ユニット20の電力生成状況に応じて充電および放電の双方が可能なように、蓄電池11は、満充電状態よりも小さく無充電状態よりも大きい範囲内の半充電状態(Partial SOC)で運用される。従って、通常は蓄電池を満充電にしておき必要なときに放電する非常用の蓄電システムと異なり、通常運用状態では蓄電池11は満充電とならない。
図2は、各蓄電ユニット10のBMU12の内部構成と、統括コントローラ4の内部構成とを詳細に示すブロック図である。なお、統括コントローラ4及びBMU12は、プロセッサ、メモリ、および通信インターフェースを備えるコンピュータ(例えばマイクロコンピュータ)により構成され得る。プロセッサは例えばCPUであり、メモリは例えばフラッシュメモリで構成されるが、統括コントローラ4及びBMU12を構成するハードウェア装置の種類はこれらに限定されず、任意に選択されてよい。統括コントローラ4及びBMU12の各機能は、プロセッサが、メモリに格納されているプログラムを実行することで実現される。例えば、プロセッサは、メモリから読み出したデータまたは通信インターフェースを介して受信したデータに対して所定の演算を実行し、その演算結果を出力する。あるいは、プロセッサは受信したデータまたは演算結果をメモリに格納する。
各BMU12は、SOC測定部16及び通信インターフェース17を有する。SOC測定部16は、自らが属する蓄電ユニット10の蓄電池11のSOC値を測定する。SOC測定部16は、SOC値の測定結果に関する情報Daを、通信インターフェース17を介して統括コントローラ4に出力する。
統括コントローラ4は、通信インターフェース41、積算部42、及びPCS制御部43を有する。通信インターフェース41は、各蓄電ユニット10の通信インターフェース17と、例えば有線もしくは無線のデータ通信方式によって接続されている。積算部42は、複数の蓄電ユニット10それぞれの劣化の度合いを示す積算値を管理する。具体的には、積算部42は、複数の蓄電ユニット10それぞれに対応する複数の積算値を記憶する記憶領域42aを有する。積算値Eは、下記の数式(1)によって表される。
=P+P+・・・+PNm ・・・(1)
但し、Eは第m番目(mは1からMまでの整数、Mは蓄電ユニット10の総数)の蓄電ユニット10の積算値であり、Nmは第m番目の蓄電ユニット10の充放電回数である。P(nは1からNmまでの整数)は、当該蓄電ユニット10における第n回目の充放電の直後に付与される加算値(ポイント)である。加算値Pは、第n回目の充放電による蓄電池11の劣化の進行度合いを表す値であり、正の実数、若しくは正の整数である。加算値Pは、例えば下記の数式(2)によって表される。
=A・P ・・・(2)
但し、Pは1回の充放電動作に応じて与えられる基本加算値である。また、Aは、蓄電池11の種類、及び蓄電池11の劣化に寄与する充放電の条件に応じて付与される重みである。このように、加算値Pは、基本加算値Pと重みAとの積によって与えられる。言い換えると、加算値Pは、重みAによる重み付けがなされた値である。重みAは、充放電の条件が蓄電池11の劣化を促進させる条件であるほど大きく設定される。また、重みAは、サイクル回数の多い蓄電池11ほど小さく設定される。
数式(1)に示されるように、積算部42は、各蓄電ユニット10の充放電動作ごとに、重み付けされた加算値Pを、充放電を行った蓄電ユニット10の積算値Eに加算する。ここで、蓄電池11の種類とは主に、鉛蓄電池、リチウムイオン電池、ニッケル亜鉛電池といった蓄電池の方式を指す。なお、同じ方式の蓄電池であっても、その容量及び/または内部構成によって劣化の度合いが異なる場合は、容量若しくは内部構成またはその両方に基づいて更に分類してもよい。また、蓄電池11の劣化に寄与する充放電の条件には、例えば、当該充放電に要した時間(以下、充放電時間と称する)、当該充放電における充放電レート、及び当該充放電の際の蓄電池の温度のうち少なくとも一つが含まれる。充放電時間は、充放電動作ごとに統括コントローラ4自身がカウントする。
充放電レートとは、電池容量に対する充放電時の電流の相対的な比率である。充放電レートは、蓄電池11の既知の電池容量と、図示しない電流センサによって計測される充放電時の蓄電池11の電流とに基づいて、統括コントローラ4若しくはBMU12により算出される。統括コントローラ4が充放電レートを算出する場合、蓄電池11の電流に関する情報が各BMU12から通信インターフェース17及び41を介して統括コントローラ4に送られる。また、BMU12が充放電レートを算出する場合、算出された充放電レートの値が各BMU12から通信インターフェース17及び41を介して統括コントローラ4に送られる。
蓄電池の温度とは、図示しない温度センサによって計測される充放電時の蓄電池11の温度を指す。温度センサは、各蓄電ユニット10のそれぞれに設けられてもよく、複数の蓄電ユニット10に対して一つのみ設けられてもよい。各蓄電ユニット10のそれぞれに温度センサが設けられる場合、蓄電池11の温度に関する情報は各温度センサから各BMU12及び通信インターフェース17,41を介して統括コントローラ4に送られる。また、複数の蓄電ユニット10に対して温度センサが一つのみ設けられる場合、蓄電池11の温度に関する情報は温度センサから統括コントローラ4に送られる。
以上に鑑みると、数式(2)に示された加算値Pは、次の数式(3)のように表現されてもよい。
=Pa+Pb+Pc=A・Pa’+A・Pb’+A・Pc’ ・・・(3)
但し、Paは充放電時間に応じた加算値であり、Pbは充放電レートに対する加算値であり、Pcは使用温度に対する基本加算値である。また、Aは充放電時間の重み係数であり、Aは充放電レートの重み係数であり、Aは使用温度の重み係数である。また、Pa’は充放電時間基本加算値であり、Pb’は充放電レート基本加算値であり、Pc’は使用温度基本加算値である。なお、充放電回数に応じて上記の加算値Pを修正した下記の加算値P
’=A・P ・・・(4)
を加算値Pの代わりに用いてもよい。Aは、充放電回数に応じた重み係数である。例えば、重みAは、使用可能な充放電回数を複数の段階(例えば10段階)に分類し、充放電回数に応じて設定されてもよい。具体例としては、重みAの基本値を1とし、充放電回数が最大充放電回数に対して1/10増加するごとに重みAを0.1ずつ加算してもよい。
各重み係数A,A,Aは、蓄電池の種類に応じて設定されてもよい。その場合、蓄電システム1A全体に占める容量の割合が最も大きい蓄電池を基準としてもよい。下記の表1は、各重み係数A,A,Aの設定例を示す表である。
Figure 2019216528
各基本加算値Pa’、Pb’、及びPc’の大きさは、使用条件ごとに異なる複数の段階(例えば10段階)に分類されてもよい。下記の表2は、各基本加算値Pa’、Pb’、及びPc’の分類例を示す表である。
Figure 2019216528
例えば、蓄電池Yの最大充放電回数が1000回で、充放電回数が300回とすると、重みAは1.3であり、重み係数Aは1.2であり、重み係数Aは0.8であり、重み係数Aは1.5である。そして、表2において、例えば、充放電時間の最大条件に対する割合が25%であり、充放電レートの最大条件に対する割合が40%であり、使用温度の最大条件に対する割合が80%である場合、Pa’=30、Pb’=20、Pc’=9である。この場合、上記の数式(3)によれば
=A・Pa’+A・Pb’+A・Pc’
=1.2・30+0.8・20+1.5・9=36+16+13.5=65.5
となる。また、
’=A・P=1.3・65.5=85.15
となる。
PCS制御部43は、充放電が必要になると、通信インターフェース41を介して各蓄電ユニット10のBMU12からSOC値を入力し、このSOC値と、各蓄電ユニット10の積算値E〜Eとに基づいて、充放電を行う一又は二以上の蓄電ユニット10を決定する。その際、PCS制御部43は、積算値Eが他より低いものから優先して、充放電を行う蓄電ユニット10を決定する。或いは、PCS制御部43は、各蓄電ユニット10の積算値E〜Eが均等に近づくように(言い換えると、積算値E〜Eの差分が0に近づくように)、充放電を行う蓄電ユニット10を決定する。
図3及び図4は、積算値E〜Eを概念的に示すグラフである。これらの図において、縦軸は積算値の大きさを表し、横軸は蓄電ユニット10の番号を表す。図3に示されるように、或る充放電の直前には、各蓄電ユニット10毎に異なる積算値E〜Eが積算されている。PCS制御部43は、積算値Eが低いものから順に一又は二以上の蓄電ユニット10を選択する(例えば図中の第2番目、第4番目の蓄電ユニット10)。そして、PCS制御部43は、選択した蓄電ユニット10に対し、充放電動作を指示する。その後、図4に示されるように、充放電動作を行った蓄電ユニット10の積算値E,Eには、蓄電ユニット10毎に独立した値Pが新たに加算される。
図5は、本実施形態による蓄電システムの制御方法を概念的に示す図である。同図に示されるように、まず、各蓄電ユニット10毎に積算値E〜Eを用意する(ステップS11)。次に、各蓄電ユニット10の充放電を行い(ステップS12)、その直後に、蓄電池11の種類、及び蓄電池11の劣化に寄与する充放電の条件に応じて重み付けされた加算値Pを、充放電を行った蓄電ユニット10の積算値Eに加算する(ステップS13)。そして、積算値Eが他より低いものから優先して、次の充放電を行う蓄電ユニット10を決定するか、或いは、各蓄電ユニット10の積算値E〜Eが均等に近づくように、次の充放電を行う蓄電ユニット10を決定する(ステップS14)。その後、再び各蓄電ユニット10の充放電を行う(ステップS12)。以上のステップS12〜S14を繰り返し行う。
以上に説明した本実施形態による蓄電システム1A及び蓄電システムの制御方法によって得られる効果について説明する。この蓄電システム1A及び蓄電システムの制御方法では、各蓄電ユニット10の充放電動作ごとに、蓄電池11の種類、及び蓄電池11の劣化に寄与する充放電の条件に応じて重み付けされた加算値Pを、充放電を行った蓄電ユニット10の積算値Eに加算する。各蓄電ユニット10の充放電動作ごとに積算値Eを加算するので、充放電回数が多くなるほど積算値Eは大きくなる。また、加算値Pは、蓄電池11の劣化に寄与する充放電の条件に応じて重み付けされているので、各回毎の充放電条件が異なる場合であっても、各回毎の劣化の進行分を精度良く反映した加算値Pを設定することができる。また、蓄電池11の寿命は蓄電池11の種類によって異なり、更に、充放電条件が同じであっても蓄電池11の種類によって劣化の進行分は異なるが、蓄電池11の種類に応じて加算値Pが更に重み付けされているので、蓄電システム1Aが複数の種類の蓄電池11を備える場合であっても、各蓄電池11の劣化の進行分を精度良く反映した加算値Pを設定することができる。従って、積算値E〜Eに基づいて各蓄電池11の劣化の度合い(残存寿命)を精度良く且つ容易に評価することができる。また、積算値Eに加算するタイミングを充放電の直後とすることにより、常に最新の劣化状況を把握することができる。
そして、次の充放電を行う際には、積算値Eが他より低いものから優先して、充放電を行う蓄電ユニット10を決定するか、または、各蓄電ユニット10の積算値E〜Eが均等に近づくように、充放電を行う蓄電ユニット10を決定する。これにより、各蓄電池11の劣化度合いを精度良く評価しつつ劣化の少ない蓄電池11を優先して充放電を行うことができるので、複数の蓄電池11間における劣化度合いのばらつきを効果的に低減することができる。従って、蓄電池11の残存寿命のばらつきを抑制して、複数の蓄電池11のメンテナンスのタイミングを揃えることができるので、蓄電システム1Aのメンテナンス回数を低減し、運転効率(稼働率)を向上することができる。
また、本実施形態においては、充放電の条件が増えた場合であっても、重み付けに関するデータ量が条件の増分に比例して増えるに過ぎない。従って、パラメータの種類が増える毎にテーブルの規模が指数関数的に増大する特許文献1に記載された装置と比較して、統括コントローラ4の負荷を低減することができる。
また、本実施形態のように、充放電の条件には、当該充放電に要した時間、当該充放電における充放電レート、及び当該充放電の際の蓄電池11の温度のうち少なくとも一つが含まれてもよい。これらの条件は、蓄電池11の劣化に大きく影響する。従って、各蓄電池11の劣化の度合いを精度良く反映した加算値Pを設定することができる。
また、本実施形態のように、蓄電池11Aは鉛蓄電池であり、蓄電池11Bはリチウムイオン電池であってもよい。鉛蓄電池とリチウムイオン電池とでは、寿命が大きく異なり、また充放電条件が同じであっても劣化の度合いが大きく異なる。本実施形態の蓄電システム1A及び制御方法は、このような場合に特に適している。
また、本実施形態のように、発電装置21は自然エネルギーを利用して電力を発生してもよい。近年、環境負荷を軽減するために、再生可能な自然エネルギーを利用して発電を行うシステム(太陽光発電、風力発電等)が増加している。しかし、このようなシステムは環境変化の影響を受け易く、発電量の変動が大きくなり易い。この問題を解決するために、発電装置21が接続された内部電力配線2に複数の蓄電池11を並列に接続し、発電量に応じて充放電を行うことによって電力系統の安定化を図ることがある。このような場合に、本実施形態の蓄電システム1A及び制御方法によれば、複数の蓄電池11間における劣化度合いのばらつきを効果的に低減することができる。
(変形例)
上述した実施形態では重みAとして、重みA、充放電時間に対応する重みA、充放電レートに対応する重みA、及び蓄電池の温度に対応する重みAの和若しくは積を例示したが、蓄電池の使用用途によって蓄電池の運用方法が異なる場合には、重みA〜Aに対して用途に応じた重みを更に付加してもよい。
例えば、発電装置21の出力が例えば太陽光発電のように天候等により変動する場合、安定した電力を内部電力配線2に供給するために、充放電時間及び充放電レートが大きく変動することが想定される。また、蓄電ユニット10を屋外に設置する場合、天候等により使用環境温度が大きく変動することが想定される。これらに鑑み、下記の数式(5)のように、用途による重み付け係数B〜Bを更に付加してもよい。なお、下記のB〜Bは、例えばB>B>Bといった大小関係を有してもよい。
=B・Pa+B・Pb+B・Pc
=B・A・Pa’+B・A・Pb’+B・A・Pc’ ・・・(5)
例えば、各重み付け係数B,B,Bは、蓄電池の定格仕様を基準として、下記の表3のように用途毎に設定される。
Figure 2019216528

表1ないし表3に基づけば、UPS用途における蓄電池Yにおいて、充放電時間の最大条件に対する割合が25%であり、充放電レートの最大条件に対する割合が40%であり、使用温度の最大条件に対する割合が80%である場合、加算値Pは、
=1.7・36+2・16+1.2・13.5=61.2+32+16.2=109.4
として算出される。また、蓄電池Yの最大充放電回数が1000回で、充放電回数が300回とすると、
’=A・P=1.3・109.4=142.22
となる。
このような方式によれば、蓄電池の使用用途によって蓄電池の運用方法が異なる場合であっても、各蓄電池の劣化の度合いをより精度良く評価することができる。
本発明による蓄電システムは、上述した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では内部電力配線2に外部電力系統3及び発電装置21が接続されているが、内部電力配線2は、外部電力系統3及び発電装置21のうち少なくとも一方に接続されてもよい。また、上記実施形態では、蓄電池11の劣化に寄与する充放電の条件として充放電時間、充放電レート、及び蓄電池11の温度を例示したが、これらに限られず、蓄電池11の劣化に寄与する他の様々な充放電の条件を重みAに加味してもよい。また、上記実施形態では蓄電池11の種類として鉛蓄電池、リチウムイオン電池、及びニッケル亜鉛電池を例示したが、蓄電池11の種類としてはこの他にも様々なものを適用することができる。
1A…蓄電システム、2…内部電力配線、3…外部電力系統、4…統括コントローラ、5…連係点、6…負荷、10…蓄電ユニット、11…蓄電池、12…バッテリーマネジメントユニット(BMU)、13,22…パワーコンディショニングシステム(PCS)、16…SOC測定部、17,41…通信インターフェース、20…発電ユニット、21…発電装置、42…積算部、43…PCS制御部。

Claims (7)

  1. 外部電力系統及び発電装置のうち少なくとも一方並びに負荷に接続される電力配線と、
    蓄電池、及び、前記蓄電池と前記電力配線との間に電気的に接続され前記蓄電池の充放電を行う充放電制御回路を有する複数の蓄電ユニットと、
    前記複数の蓄電ユニットの前記充放電制御回路の動作を制御する統括コントローラと、
    を備え、
    前記複数の蓄電ユニットには、第1の前記蓄電池を有する第1の前記蓄電ユニットと、前記第1の蓄電池とは種類が異なる第2の前記蓄電池を有する第2の前記蓄電ユニットとが含まれ、
    前記統括コントローラは、各蓄電ユニット毎の積算値を記憶する記憶領域を有し、各蓄電ユニットの充放電動作ごとに、蓄電池の種類、及び蓄電池の劣化に寄与する充放電の条件に応じて重み付けされた加算値を、充放電を行った前記蓄電ユニットの前記積算値に加算し、
    前記統括コントローラは、前記積算値が他より低いものから優先して、充放電を行う前記蓄電ユニットを決定する、蓄電システム。
  2. 外部電力系統及び発電装置のうち少なくとも一方並びに負荷に接続される電力配線と、
    蓄電池、及び、前記蓄電池と前記電力配線との間に電気的に接続され前記蓄電池の充放電を行う充放電制御回路を有する複数の蓄電ユニットと、
    前記複数の蓄電ユニットの前記充放電制御回路の動作を制御する統括コントローラと、
    を備え、
    前記複数の蓄電ユニットには、第1の前記蓄電池を有する第1の前記蓄電ユニットと、前記第1の蓄電池とは種類が異なる第2の前記蓄電池を有する第2の前記蓄電ユニットとが含まれ、
    前記統括コントローラは、各蓄電ユニット毎の積算値を記憶する記憶領域を有し、各蓄電ユニットの充放電動作ごとに、蓄電池の種類、及び蓄電池の劣化に寄与する充放電の条件に応じて重み付けされた加算値を、充放電を行った前記蓄電ユニットの前記積算値に加算し、
    前記統括コントローラは、各蓄電ユニットの前記積算値が均等に近づくように、次の充放電を行う前記蓄電ユニットを決定する、蓄電システム。
  3. 前記充放電の条件には、当該充放電に要した時間、当該充放電における充放電レート、及び当該充放電の際の蓄電池の温度のうち少なくとも一つが含まれる、請求項1または2に記載の蓄電システム。
  4. 前記第1の蓄電池は鉛蓄電池であり、前記第2の蓄電池はリチウムイオン電池である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電システム。
  5. 前記発電装置は自然エネルギーを利用して電力を発生する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電システム。
  6. 外部電力系統及び発電装置のうち少なくとも一方並びに負荷に接続される電力配線と、
    蓄電池、及び、前記蓄電池と前記電力配線との間に電気的に接続され前記蓄電池の充放電を行う充放電制御回路を有する複数の蓄電ユニットと、
    前記複数の蓄電ユニットの前記充放電制御回路の動作を制御する統括コントローラと、
    を備える蓄電システムの制御方法であって、
    前記複数の蓄電ユニットには、第1の前記蓄電池を有する第1の前記蓄電ユニットと、前記第1の蓄電池とは種類が異なる第2の前記蓄電池を有する第2の前記蓄電ユニットとが含まれ、
    各蓄電ユニット毎に積算値を用意し、各蓄電ユニットの充放電動作ごとに、蓄電池の種類、及び蓄電池の劣化に寄与する充放電の条件に応じて重み付けされた加算値を、充放電を行った前記蓄電ユニットの前記積算値に加算し、前記積算値が他より低いものから優先して、充放電を行う前記蓄電ユニットを決定する、蓄電システムの制御方法。
  7. 外部電力系統及び発電装置のうち少なくとも一方並びに負荷に接続される電力配線と、
    蓄電池、及び、前記蓄電池と前記電力配線との間に電気的に接続され前記蓄電池の充放電を行う充放電制御回路を有する複数の蓄電ユニットと、
    前記複数の蓄電ユニットの前記充放電制御回路の動作を制御する統括コントローラと、
    を備える蓄電システムの制御方法であって、
    前記複数の蓄電ユニットには、第1の前記蓄電池を有する第1の前記蓄電ユニットと、前記第1の蓄電池とは種類が異なる第2の前記蓄電池を有する第2の前記蓄電ユニットとが含まれ、
    各蓄電ユニット毎に積算値を用意し、各蓄電ユニットの充放電動作ごとに、蓄電池の種類、及び蓄電池の劣化に寄与する充放電の条件に応じて重み付けされた加算値を、充放電を行った前記蓄電ユニットの前記積算値に加算し、各蓄電ユニットの前記積算値が均等に近づくように、次の充放電を行う前記蓄電ユニットを決定する、蓄電システムの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112688378A (zh) * 2020-12-07 2021-04-20 珠海格力电器股份有限公司 储能系统运行控制方法、装置及储能系统
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