JP2019215604A - 管轄管理装置及び権利情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】管轄領域が異なる複数の装置間で権利利用情報を適切に管理でき、権利利用情報の管理負荷を低減できるようにする。【解決手段】権利情報管理システム1において、中間サーバ1000は、3以上の管轄領域の中の一の管轄領域における複数の媒体の権利利用情報を管理する。中間サーバは、複数の媒体の権利利用情報を含む権利利用情報1001と、管轄領域での媒体の利用結果に基づいて媒体の権利利用情報を更新する機器要求処理部1002と、機器要求処理部により更新された媒体の権利利用情報を、他の管轄領域の中の媒体の到着可能時間が短い管轄領域から順番に送信する同期制御部1006と、を備える。権利利用情報は、各媒体の権利利用情報を媒体識別情報によって識別可能となっている。機器要求処理部は、利用対象の媒体の媒体識別情報を受け付け、媒体識別情報に基づいて権利利用情報を特定し、媒体による利用内容に基づいて、利用結果を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送可能な媒体に対応付けられている権利情報に関する情報を管理する管轄管理装置等に関する。
例えば、IC(Integrated Circuit)券等の媒体の内部に権利情報を格納し、その権利情報を用いて、交通機関の利用を管理する交通システム等が知られている。近年、IC券の内部に格納されている権利情報を、上位装置側に持たせるようにして、権利利用状況をリアルタイムに把握したり、新サービスの導入の容易化を図ったりすることが検討されている。
例えば、搬送可能な媒体等に対応する情報を上位装置側で管理する技術としては、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1には、「各ロケーションのユーザ収容装置は、接続された端末のユーザから利用要求を受け付けると、そのユーザが現在対応付けられているユーザ収容装置を、滞留ユーザ記憶部もしくは中央サーバの各ユーザ滞留ロケーション記憶部を参照して定め、そのユーザ収容装置から、各アプリケーションのユーザ用コピーを保持しているユーザ収容装置を特定するためのプロパティを含むユーザ用ポータルを呼び寄せ、そのプロパティにより特定されるユーザ収容装置から、ユーザにより指定されたアプリケーションのユーザ用コピーを呼び寄せ、自装置が保持するユーザ用コピーによりアプリケーションサービスを提供する。」技術が開示されている。
特開2009−252075号公報
例えば、特許文献1の技術では、ユーザからの利用要求が出されると、ロケーションのユーザ収容サーバに当該ユーザの情報を呼び寄せるという処理を実現している。このような仕組みを交通系等のゲートシステムに応用する例として、プリペイド料金や回数券情報といったチケット利用の権利等の権利情報をユーザ情報として中央サーバ等に保存し、ユーザが権利情報を利用したいときに、利用したい場所でユーザ情報を呼び寄せて、権利を行使できるような仕組みが考えられる。
ここで、例えば、鉄道の自動改札機では、利用者が歩行のスピードを緩めず通過可能にするために、ユーザからの利用要求から利用に関する計算を実行し、その結果を返却するまでのレスポンスが高速であることが要求される。しかしながら、上記したように、ユーザからの利用要求が出されてから、ロケーションのユーザ収容サーバに当該ユーザの情報を呼び寄せるという処理を行うようにすると、情報の呼び寄せに時間を要してしまうこととなり、このような高速なレスポンスの要求を満たすことが困難である。
一方、上記のようなデータ呼び寄せに関する動作を省略するために、全てのユーザ情報を全てのロケーションのユーザ収容サーバに配置することが考えられるが、このようにした場合には、各ユーザ収容サーバ間でユーザ情報の一貫性を保つため、或るユーザのユーザ情報がいずれかのユーザ収容サーバで変化するたびに、全てのユーザ収容サーバに対してユーザ情報の同期処理を行う必要があり、多数の同期処理が輻輳し、ロケーションのユーザ収容サーバと他のユーザ収容サーバを結ぶネットワークに大きな負荷が掛かる虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、管轄領域が異なる複数の装置間で権利情報の利用に関する権利利用情報を適切に管理でき、権利利用情報の管理負荷を低減することのできる技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、一観点に係る管轄管理装置は、3以上の管轄領域の中の一の管轄領域における複数の媒体の権利情報の利用に関する権利利用情報を管理する管轄管理装置であって、複数の媒体のそれぞれについての権利利用情報を記憶する権利利用情報記憶部と、管轄領域での媒体の利用結果に基づいて媒体の権利利用情報を更新する更新部と、更新部により更新された媒体の権利利用情報を、他の管轄領域の中の媒体の到着可能時間が短い管轄領域から順番に送信する同期制御部と、を備える。
本発明によれば、管轄領域が異なる複数の装置間で権利利用情報を適切に管理でき、権利利用情報の管理負荷を低減することができる。
図1は、一実施形態に係る権利情報管理システムの全体構成図である。 図2は、一実施形態に係る中間サーバ、センタサーバ、及び中間サーバ設定端末のハードウェア構成図である。 図3は、一実施形態に係る管轄駅情報の構成図である。 図4は、一実施形態に係る権利利用情報の構成図である。 図5は、一実施形態に係る同期タイミング情報の構成図である。 図6は、一実施形態に係る規定同期タイミング情報の構成図である。 図7は、一実施形態に係る媒体利用時処理及び同期処理のシーケンス図である。 図8は、一実施形態に係る同期タイミング情報更新処理のフローチャートである。 図9は、一実施形態に係る設定画面を示す図である。
実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係る権利情報管理システムの全体構成図である。
権利情報管理システム1は、複数(図1では、3以上)の管轄管理装置の一例としての中間サーバ1000と、複数の駅務機器1100と、中間サーバ設定端末1200と、センタサーバ(中央サーバ)1300と、情報連携サーバ1700とを有する。
中間サーバ1000と、センタサーバ1300と、中間サーバ設定端末1200と、情報連携サーバ1700とは、広域ネットワーク1600を介して接続されている。複数の中間サーバ1000は、中間サーバ間ネットワーク1500を介して接続されている。各中間サーバ1000は、この中間サーバ1000が管轄する1以上の駅の駅務機器1100と駅務機器間ネットワーク1400を介して接続されている。ここで、中間サーバ1000と、その中間サーバが管轄する駅務機器1100とが、管轄管理システムに対応する。
中間サーバ1000は、駅における入出場判断等に関わる処理等を実行する。また、中間サーバ1000は、必要に応じて同期処理等に関わる通信を行う。また、中間サーバ1000は、中間サーバ設定端末1200による動作設定の指示を受信し、指示に従って動作設定を行う。また、中間サーバ1000は、センタサーバ1300との間の権利利用情報の同期処理等を行う。
中間サーバ1000は、処理機能部として、受付部、更新部、及び処理部の一例としての機器要求処理部1002と、同期制御部1006とを有し、権利利用情報1001と、管轄駅情報1003と、同期タイミング情報1004と、規定同期タイミング情報1005とを記憶する。
権利利用情報1001は、IC券、NFC(Near Field Communication)利用媒体等の媒体が保持しているプリペイドの金額情報(チャージ金)や定期券といった権利情報を含む。本実施形態では、権利利用情報1001は、処理高速化のために、権利情報管理システム1において利用可能な全発行済媒体のそれぞれについての権利情報を含む。
同期タイミング情報1004は、他の中間サーバ1000に対する同期タイミングを規定する情報である。同期タイミング情報1004には、同期制御部1006が機器要求処理部1002より権利利用情報更新の通知を受け付け、且つ、更新内容が入場に関するもの(列車の利用開始時)であった場合において、使用される同期タイミングが管理されている。管轄駅情報1003は、各中間サーバ1000が管轄する駅の情報である。管轄駅情報1003は、同期タイミング情報1004を作成する際に、中間サーバ1000同士の管轄の境界を特定するために用いられる。
規定同期タイミング情報1005は、他の中間サーバ1000に対する同期タイミングを規定する情報である。規定同期タイミング情報1005には、同期制御部1006が機器要求処理部1002より権利利用情報更新の通知を受け付け、且つ、更新内容が出場に関するもの(列車の利用終了時)であった場合において、使用される同期タイミングが管理されている。更新内容が出場である場合には、媒体を有する利用者(ユーザ)が別の管轄に移動する時間を列車ダイヤ(ダイヤグラム)から特定することはできないので、他の中間サーバ100に対する同期タイミングとしては、他の中間サーバ100が管轄する駅との間の距離等を基準とした固定値としている。
機器要求処理部1002は、駅務機器1100からのリクエストに対して権利利用情報1001を参照しながら権利情報の利用に関する処理を行い、権利利用情報1001の書換え(処理による利用結果の更新)が起こった場合には、同期制御部1006に対して権利利用情報1001を変更した旨の通知(権利利用情報更新通知)を行う。
同期制御部1006は、中間サーバ1000間の同期タイミングをコントロールする。同期制御部1006は、機器要求処理部1002から権利利用情報更新通知を受け付けると、権利利用情報1001の変更内容を確認した上で、媒体を所有するユーザの入場の場合には、管轄駅情報1003と情報連携サーバ1700が保持するダイヤ情報1701とを参照して、同期タイミング情報1004のこの媒体についての同期タイミングを更新し、媒体を所有するユーザの出場の場合には、規定同期タイミング情報1005のこの媒体についての同期タイミングを更新する。同期制御部1006は、同期タイミング情報1004又は規定同期タイミング情報1005の同期タイミングの設定に基づいて、同期タイミングが来たか否かを判定し、同期タイミングが来た場合に、同期タイミング情報1004及び規定同期タイミング情報1005に従って他の中間サーバ1000に対して、権利利用情報1001の媒体に更新された内容(媒体に対応するエントリの内容)についての同期処理を実行する。
駅務機器1100は、改札機、券売機、精算機といった媒体の権利利用に関わる処理を行う端末である。駅務機器1100は、自機器を管轄する中間サーバ1000に対して各種処理機能を実行させるためのリクエスト(機能実行リクエスト)を送信し、その結果をユーザに通知する。駅務機器1100は、媒体受付部1101を含む。媒体受付部1101は、ユーザが各駅務機器1100を利用するために提示する媒体にひもづけられた媒体ID(媒体識別情報)を取得し、媒体IDを機能実行リクエストに含めて中間サーバ1000に通知する。媒体IDの取得方法としては、媒体がICカード等の通信可能なものであれば通信により取得してもよく、また、媒体がバーコード、2次元バーコード等により媒体IDを示す印刷媒体である場合には、媒体についての画像認識を行うことにより媒体IDを取得してもよい。
センタサーバ1300は、権利利用情報のバックアップといったシステム全体の情報を管理する。センタサーバ1300は、権利利用情報バックアップ1301を含む。センタサーバ1300は、中間サーバ1000で更新される権利利用情報1001のバックアップを行う。なお、センタサーバ1300による権利利用情報1001の取得方法としては、センタサーバ1300が中間サーバ1000に対して取得する指示を行うことにより取得するようにしてもよく、中間サーバ1000から送信されてきたものを取得するようにしてもよい。
中間サーバ設定端末1200は、各中間サーバ1000の動作に関する設定を行うための端末であり、権利情報管理システム1の管理者からの設定を受け付けて、各中間サーバ1000の動作設定を行う。中間サーバ設定端末1200は、動作設定部1201を含む。動作設定部1201は、例えば、権利利用情報1001の同期データ量の制限に関する設定や、通信路に関する制御に関する設定等の中間サーバ1000に関する動作設定を行う設定画面を表示し、設定画面を介してこれら設定の内容を受け付けて、受け付けた内容に従う設定を行う。
情報連携サーバ1700は、例えば、列車運行システムや駅内監視システムといった外部システムからの情報を取得して保持する。例えば、情報連携サーバ1700は、運行情報の一例としてのダイヤ情報1701と、人流情報1702を保持する。ダイヤ情報1701は、列車ID(移動体識別情報)と、列車がどの駅にどの時刻に停車するかといった、各列車に関する場所と時刻との情報を保持する。ダイヤ情報1701は、中間サーバ1000が保持する権利利用情報1001の同期タイミングを列車の移動に合わせて設定するために用いられる。人流情報1702は、どの駅でどの程度の人が列車に乗車しているか、どの駅で混雑が起きるかといった情報である。人流情報1702は、例えば、列車の応荷重や駅内・駅周辺の監視カメラ等の情報に基づいて取得することができる。この人流情報1702は、権利利用情報1001の同期タイミングをデータ量等の観点で決定するために利用される。
次に、中間サーバ1000、センタサーバ1300、及び中間サーバ設定端末1200のハードウェア構成について説明する。
図2は、一実施形態に係る中間サーバ、センタサーバ、及び中間サーバ設定端末のハードウェア構成図である。
中間サーバ1000(本実施形態では、センタサーバ1300及び中間サーバ設定端末1200も同様なハードウェア構成)は、本体部2000と、ディスプレイ2100と、ユーザ入力装置2200と、権利利用情報記憶部の一例としての大容量記憶装置2300と、通信装置2400と、入出力装置2500とを含む。
ディスプレイ2100は、各種情報を表示する装置であり、例えば、後述する設定画面(図9参照)や処理状況、基本プログラムを操作するための情報等を表示可能である。入出力装置2500は、外部記録媒体に対して読み書き可能なドライブ装置やユーザ認証を行うための指静脈読取装置などである。ユーザ入力装置2200は、例えば、キーボード、マウスなど、ユーザからの入力を受け取るための装置である。ユーザ入力装置2200は、入力された情報を本体部2000に出力する。
大容量記憶装置2300は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置である。大容量記憶装置2300は、機能を実現するための基本プログラムやプログラム実行時処理結果の一時保管情報、各種処理を実行するためのプログラムや各種情報を、装置の電源を切った状態やプログラム非実行時に保管する。例えば、中間サーバ1000の大容量記憶装置2300は、権利利用情報1001、管轄駅情報1003、同期タイミング情報1004、及び規定同期タイミング情報1005を記憶する。また、センタサーバ1300の大容量記憶装置2300は、権利利用情報バックアップ1301を記憶する。なお、大容量記憶装置2300に格納されているプログラムやデータは、各種処理実行の際には中央処理装置2002により主記憶装置2003に読み出され、読み出されたプログラムは、中央処理装置2002により実行される。
通信装置2400は、例えばEthernet(登録商標)を介して外部装置と通信を行う装置である。通信装置2400は、例えば、広域ネットワーク1600や中間サーバ間ネットワーク1500を介して外部装置(他の中間サーバ1000、センタサーバ1300、中間サーバ設定端末1200、情報連携サーバ1700等)と通信を行う。入出力装置2500は、外部記録媒体に読み書き可能なドライブ装置やユーザ認証を行うために指静脈を読み取る指静脈読取装置などである。
本体部2000は、中央処理装置2002と、主記憶装置2003と、内部バス2004と、バスI/F(インターフェース)2005と、外部バス2006と、画面出力装置I/F2007と、ユーザ入力装置I/F2008と、大容量記憶装置I/F2009と、通信装置I/F2010と、入出力装置I/F2011とを含む。
中央処理装置2002と、主記憶装置2003と、バスI/F2005は、内部バス2004により接続されている。バスI/F2005は、内部バス2004と、外部バス2006に接続されている。画面出力装置I/F2007、ユーザ入力装置I/F2008、大容量記憶装置I/F2009、通信装置I/F2010、及び入出力装置I/F2011は、外部バス2006により接続されている。各種I/F2007〜2011と、中央演算処理装2002や主記憶装置2003とのデータ入出力は、内部バス2004、バスI/F2005、及び外部バス2006を介して実行される。
中央処理装置2002は、主記憶装置2003に読み出されたプログラムの実行等における演算を行う。中間サーバ1000における同期制御部1006及び機器要求処理部1002は、中央処理装置2002がプログラムを実行することにより構築される。中間サーバ設定装置1200における動作設定部1201は、中間サーバ設定装置1200における中央処理装置2002がプログラムを実行することにより構成される。
主記憶装置2003は、例えば、RAM(Random Accsess Memory)で構成され、中央処理装置2002によるプログラム実行時の処理領域、及びデータの一時格納領域として使用される。主記憶装置2003は、例えば、OS(Operating System)などの基本プログラムや、処理を実行するためのプログラムや一時情報報を一時的に格納する。
画面出力装置I/F2007は、ディスプレイ2100と接続するためのI/Fであり、外部バス2006を通じて得た情報をディスプレイ2100に出力する。ユーザ入力装置I/F2008は、ユーザ入力装置2200と接続するためのI/Fであり、ユーザ入力装置2200から入力された情報を、外部バス2006を介して中央処理装置2002に出力する。大容量記憶装置I/F2009は、大容量記憶装置2300と接続するためのI/Fであり、大容量記憶装置2300と外部バス2006との間のデータ入出力を仲介する。通信装置I/F2010は、通信装置2400と接続するためのI/Fであり、通信装置2400と外部バス2006との間のデータ入出力を仲介する。入出力装置I/F2011は、入出力装置2500と接続するためのI/Fであり、入出力装置2500と外部バス2006との間のデータ入出力を仲介する。
次に、中間サーバ1000の大容量記憶装置に格納されている各種情報について説明する。
図3は、一実施形態に係る管轄駅情報の構成図である。
管轄駅情報1003は、各中間サーバ1000が管轄とする駅を管理する情報であり、各中間サーバ1000ごとのエントリ(行)を管理する。管轄駅情報1003のエントリは、中間サーバID3001、管轄駅3002とのカラムを含む。中間サーバID3001には、中間サーバ1000の識別情報(ID:中間サーバID)が格納される。管轄駅3002には、エントリに対応する中間サーバ1000が管轄する1以上(単数又は複数)の駅を一意に特定可能な情報(例えば、駅名、駅コード等)が格納される。管轄駅情報1003は、すべての中間サーバ1000で同じ情報となっている。この管轄駅情報1003によると、各中間サーバ1000が管轄している駅(すなわち、管轄領域)を特定することができる。
図4は、一実施形態に係る権利利用情報の構成図である。
権利利用情報1001は、各媒体の権利の利用情報(権利利用情報)を管理する情報であり、媒体ごとのエントリ(個別利用情報)を有する。権利利用情報1001のエントリは、媒体ID4001と、チャージ金4002と、入出場状態4003と、最終利用場所4004と、更新時刻4005とのカラムを含む。
媒体ID4001には、媒体(例えば、ICカード、チケット等)に一意に対応するID(識別子:媒体ID)である。媒体IDは、媒体にひもづけられた権利情報及びその利用状況についての情報を検索するためのキーとなる。チャージ金4002には、エントリに対応する媒体の権利情報が格納される。権利情報としては、例えば、先払いの金額(チャージ金の金額)や、回数券の残り回数、企画券情報、銀行やクレジットカードのアカウントひもづけ情報等がある。
入出場状態4003には、エントリに対応する媒体を保持するユーザが交通機関の駅に入場中か、出場中かを示す情報(入出場情報)が格納される。この入出場情報を用いることにより、ユーザが不正な入出場をしているか否かを検知できる。また、入出力情報が現在入場中であることを示していれば、列車を利用してどこかの駅に移動して後に出場することが判り、出場の際の料金計算及び決済が必要であることが判る。一方、入出力情報が出場中であれば、列車の移動とは無関係な移動が行われた後、どこかの駅で利用される(入場される)ことが判る。
最終利用場所4004には、入出場が最後に行われた駅を示す情報(最終利用場所情報)が格納される。例えば、入出場状態4003の入出力情報が入場中であることを示していれば、最終利用場所情報は、どこから乗車してきたのか、すなわち、出場時の料金計算の起点となる場所を示している。更新時刻4005には、最終利用が行われた時刻(更新時刻)の情報が格納される。
この権利利用情報1001によると、エントリの入出場情報が入場中に切り替わった際に、このエントリに対応する最終利用場所及び更新時刻と、ダイヤ情報1701と、を付き合わせることで、ユーザがどの時間どの駅で入場し、どの列車に乗車可能であったかという乗車候補情報を得ることができる。なお、権利利用情報1001に管理されている情報は、センタサーバ1300に権利利用情報バックアップ1301としてバックアップされている。権利利用情報バックアップ1301は、権利利用情報1001と同様な構成となっている。
図5は、一実施形態に係る同期タイミング情報の構成図である。
同期タイミング情報1004は、ユーザが保持する管理対象となる媒体(権利利用情報1001での管理対象)についての権利利用情報を、他の中間サーバ1000に同期させるタイミング(同期タイミング)を定義する情報である。この同期タイミングは、ユーザが乗車可能な列車で移動する場合における列車の移動時刻を基に定義されている。同期タイミング情報1004は、例えば、ユーザが利用可能な列車毎のエントリを格納する。同期タイミング情報1004のエントリは、列車ID5001と、越境時刻5002と、同期対象媒体ID5003とのカラムを含む。
列車ID5001は、列車を一意に特定するためのID(列車ID)が格納される。列車IDは、中間サーバ1000が同期を行うタイミングを制御する際の検索キーとなる。
越境時刻5002には、他の中間サーバ1000に対して権利利用情報の同期を行う時刻情報が格納される。ここで、この時刻情報は、到着可能時間に対応し、時刻情報の時刻が早いことは、到着可能時間が短いことを意味している。越境時刻5002は、各中間サーバ1000の中間サーバIDと、その中間サーバ1000に対する権利利用情報の同期を行う期限の時刻情報(同期期限時刻情報)との組が格納される。これにより、各中間サーバに対する同期期限時刻情報が設定され、列車の到達が早い管轄の中間サーバ1000ほど、早い時刻(短い到着可能時間)が設定されることとなる。各中間サーバ1000への権利利用情報(各媒体に対する個別利用情報)の同期は、この期限の時刻に基づいて実行される。例えば、同期は、この期限の時刻の所定時間前に実行される。これにより、到着可能時間が短い領域の中間サーバから順番に個別利用情報の同期が実行されることとなる。
同期対象媒体ID5003には、エントリに対応する列車を利用している可能性のある1以上のユーザが保持している媒体の媒体ID、すなわち、同期対象となる1以上の媒体の媒体IDが格納される。この媒体IDは、権利利用情報1001に登録されている媒体IDのいずれかである。なお、異なるエントリに、同一の媒体IDが登録されていてもよい。例えば、異なる方向に行く列車がある場合には、それぞれの方向に行く列車の列車IDのエントリのそれぞれに同一の媒体IDが対応付けられてもよい。また、同じ方向に行く列車についても、最先に出発する列車ではないが、最先に出発する列車を途中で追い越して、いずれかの中間サーバ1000の管轄領域への越境時刻が最先となる列車がある場合には、最先に出発する列車の列車IDのエントリと、最先の列車を追い越す列車の列車IDのエントリとに、同一の媒体IDが対応付けられてもよい。同期対象媒体ID5003に格納されている媒体IDの媒体についての権利利用情報(すなわち、個別利用情報)は、越境時刻5002に記載された時間に基づいて、対応する中間サーバ1000への同期処理が行われる。なお、列車IDは、折り返しや、分割・併合等でダイヤ上の列車IDに変更が加えられる可能性があるが、この場合については変更された列車IDに引継ぐようにしてもよい。
同期タイミング情報1004は、同期制御部1006によって設定される。具体的には、同期制御部1006は、機器要求処理部1002より権利利用情報1001の更新を受付け、かつ、更新内容が入場に関するものであった場合、ダイヤ情報を利用して同期タイミング情報1004を設定する。同期制御部1006は、情報連携サーバ1700のダイヤ情報1701を参照し、更新された権利利用情報1001のエントリとひもづけられた媒体がどの列車で移動する可能性があるかを決定する。また、同期制御部1006は、管轄駅情報1003を参照し、この列車がどのタイミングで他中間サーバ1000の管轄に移動するのかを決定し、同期タイミングがいつまでに行われている必要があるかを特定し、特定した時刻の情報を同期タイミング情報1004のこの列車に対応するエントリの越境時刻5002に規定する。
この同期タイミング情報1004は、媒体IDの権利利用情報(個別利用情報)の同期をどの中間サーバ1000が行うかという担当範囲を示しているといえる。例えば、中間サーバAにおける同期タイミング情報1004に、媒体IDとしてID1234が含まれている場合には、この中間サーバA以外の中間サーバ1000が、ID1234の媒体についての権利利用情報(個別利用情報)の同期処理を行うことはない。同期担当の変更は、例えば改札機の利用といった権利利用情報(個別利用情報)の変更の度に行われ、権利利用情報の変更が起こった場所を管轄する中間サーバ1000が新しい同期担当となる。このような動作を行うことで、同期処理の担当が複数になることによる、同期処理の輻輳や、古い情報による同期処理を防ぐことができる。
図6は、一実施形態に係る規定同期タイミング情報の構成図である。
規定同期タイミング情報1005は、ユーザが保持する管理対象となる媒体(権利利用情報1001での管理対象)についての権利利用情報を、他の中間サーバ1000に同期させるタイミング(同期タイミング)を定義する情報である。この同期タイミング(規定同期タイミングという)は、ユーザが列車以外で移動する場合における移動時間を基に定義されている。規定同期タイミング情報1005は、各中間サーバ1000毎のエントリを格納する。規定同期タイミング情報1005のエントリは、中間サーバID6001と、同期タイミング6002と、規定同期対象媒体ID6003とのカラムを含む。
中間サーバID6001には、中間サーバ1000を一意に特定するための中間サーバIDが格納される。中間サーバIDは、中間サーバ1000が他の中間サーバ1000に対して権利利用情報の同期を行うタイミングを制御する際の検索キーとなる。同期タイミング6002には、エントリに対応する中間サーバ1000に対して権利利用情報を同期する周期を示す情報(同期周期情報)が格納される。同期周期情報は、規定同期タイミング情報1005を記憶している中間サーバ1000と、エントリに対応する中間サーバとの間の距離関係等に基づいて、決定された同期周期に関する情報であり、例えば、列車の移動とは無関係に自由に移動をした場合に、エントリに対応する中間サーバ1000の管轄領域にユーザが到達する時間(到達可能時間の一例)である。規定同期対象媒体ID6003には、同期の対象となる媒体IDが格納される。すなわち、媒体IDに対応する個別利用情報が同期の対象となることを意味している。
同期制御部1006は、規定同期タイミング情報1005に従って同期を行う対象となる媒体IDが発生したとき、すなわち、機器要求処理部1002より権利利用情報1001の更新を受付け、かつ、更新内容が出場に関するものであった場合には、全てのエントリの規定同期対象媒体ID6003に、この媒体IDを格納する。同期処理部1006は、エントリに対応する中間サーバ1000に対する同期処理を実施した場合に、エントリの規定同期対象媒体ID6003の全体を消去するようにして、規定同期対象媒体ID6003には、常に同期が未済の媒体IDが格納されているようにしてもよく。
次に、権利情報管理システム1における処理動作について説明する。
図7は、一実施形態に係る媒体利用時処理及び同期処理のシーケンス図である。
媒体利用時処理は、ユーザが駅務機器1100において媒体を利用する際に関係する処理である。ここで、同図においては、ユーザが利用する駅務機器1100が備えられた駅を管轄している中間サーバ1000を中間サーバSV01とし、中間サーバSV01の隣の領域を管轄している中間サーバ1000を中間サーバSV02とする。
中間サーバSV01の配下(管轄下)の駅務機器1100(ここでは、改札機)の媒体受付部1101は、ユーザによってかざされた媒体から媒体IDを含む情報を受信し、その情報に対して所定の暗号処理等を実行することにより媒体IDを抽出し(S101)、駅務機器1100を管轄する中間サーバSV01に対して、抽出した媒体IDを含む権利処理リクエストを送信する(S102)。ここで、権利要求リクエストは、権利利用情報1001を持つ中間サーバ1000に必要な駅務処理を実行させる際に送信するリクエストである。
中間サーバSV01の機器要求処理部1002は、駅務機器1100から受信した権利処理リクエストに応じて、権利利用情報1001を参照し、権利処理リクエストに対応する駅務処理を実行する(S103)。例えば、駅務機器1100が入場処理を要求する権利処理リクエストを送信してきた場合には、機器要求処理部1002は、権利処理リクエストに含まれている媒体IDを用いて権利利用情報1001におけるエントリを特定し、特定したエントリのチャージ金4002に格納されているチャージ金が入場の最低残額以上であるか否かを確認し、最低残額以上である場合には、通行OK(入場許可)と判断し、エントリに対応する入出場状態4003の値を入場中に書き換える一方、最低残額以上でない場合には、通行不可(通行NG)と判断する。また、駅務機器1100が出場処理を要求する権利処理リクエストを送信してきた場合には、機器要求処理部1002は、権利処理リクエストに含まれている媒体IDを用いて権利利用情報1001におけるエントリを特定し、エントリの最終利用場所4004に格納されている最終利用場所(乗車駅)から駅務機器1100が設置されている当該駅までの料金を計算し、チャージ金4002のチャージ金に不足がなければ、チャージ金4002のチャージ金から料金を減算し、入出場状態4003を出場中に書き換える。
次いで、同期制御部1006は、権利利用情報1001のエントリのうちの例えば入出場状態4003やチャージ金4002に設定された値が変更された場合には、変更された値を同期させる同期タイミングを管理する同期タイミング情報1004又は規定同期タイミング情報1005を更新する同期タイミング情報更新処理(図8参照)を実行する(S104)。なお、同期制御部1006は、例えば、チャージ金の不足等で通行不可と判定した場合のように、権利利用情報1001の更新を伴わない場合には、ステップS104の処理を実行しない。なお、ステップS104を実行する場合には、同期制御部1006は、センタサーバ1300に対して、権利利用情報1001の変更されたエントリのデータを含む同期リクエストを送信して、センタサーバ1300により権利利用情報バックアップ1301を更新させるようにしてもよい。
次いで、同期制御部1006は、ステップS104において、同期タイミング情報1004の更新(エントリの同期対象媒体ID5003への媒体IDの格納)または規定同期タイミング情報1005の更新(エントリの規定同期対象媒体ID6003への媒体IDの追加)が行われた後に、この媒体IDの同期を管理していた他のすべての中間サーバ1000に対して対応する媒体についての同期タイミング情報の削除を指示するリクエスト(同期タイミング情報削除リクエスト)を送信する(S105)。これにより、以降において他の中間サーバ1000がこの媒体に対応する過去の変更内容による更新リクエストを送信しなくなるので、無駄な処理の実行を防止でき、ネットワークへの無駄なデータの送信を防止することができる。なお、同期タイミング情報削除リクエストを、一定時間間隔ごとや、列車運行に関わるタイミングにまとめて送信するようにしてもよく、このようにすると、ネットワークの負荷を低減することができる。なお、この同期タイミング情報削除リクエストの送信先である、媒体IDに対応する権利利用情報の同期を管理していた他の中間サーバ1000の中間サーバIDは、権利利用情報1001のこの媒体IDに対応するエントリの最終利用場所4004から最終利用場所(乗車駅)を取得し、この最終利用場所に基づいて、管轄駅情報1003を参照することにより取得することができる。
次いで、機器要求処理部1002は、ステップS103での権利情報処理の処理結果をリクエスト元の駅務機器1100に返却する(S106)。例えば、媒体にひもづけられた権利利用情報1001のエントリのチャージ金4002に格納されたチャージ金に十分な残額がない場合や、入出場状態4003が入場中の状態のまま、再度入場を行った場合等には処理結果として通行不可(入場不可、出場不可)が返却される一方、チャージ金として十分な残額があり、処理異常がなければ、処理結果として通行OK(入場OK、出場OK)が返却される。
次いで、駅務機器1100は、中間サーバSV01から返却された権利情報処理の処理結果に基づいて、駅務機器1100のゲートの動作を実行する。例えば、駅務機器1100は、通行OKが返却された場合には、ゲートを通行可能な状態となるように操作する一方、通行不可が返却された場合には、ゲートを通行不能な状態になるように操作する。
次に、同期処理について説明する。同期処理は、中間サーバ1000における権利利用情報1100の更新内容を他の中間サーバ1000に同期する処理である。
中間サーバSV01の同期制御部1006は、権利利用情報1001の更新内容を同期させる同期タイミングとなっている同期を実施すべき実施先の中間サーバ1000と、同期すべき更新内容とを確認する(S210)。具体的には、同期制御部1006は、同期タイミング情報1004の各列車IDに対応するエントリを対象に、現在時刻が越境時刻5002の越境時間から所定範囲内となっているか否かを確認し、現在時刻が越境時刻から所定範囲内となっている場合には、越境時刻に対応する中間サーバID(ここでは、例えば、SV02)の中間サーバ1000を同期先と決定し、同期対象媒体ID5003に格納されている1以上の媒体IDに対応する権利利用情報1001のエントリを同期すべき更新内容と決定する。また、同期制御部1006は、設定同期タイミング情報1005の各エントリを参照して、所定の時点から同期タイミング6002の周期時間を経過しているか否かを判定し、周期時間を経過している場合には、このエントリに対応する中間サーバ1000を同期先と決定し、エントリの規定同期対象媒体ID6003に格納されている媒体IDに対応する権利利用情報1001のエントリを同期すべき更新内容と決定する。
次いで、同期制御部1006は、同期先に決定した中間サーバ1000に対して、同期すべき更新内容として決定された媒体IDの権利利用情報1001のエントリ(個別利用情報)のデータを含む同期リクエストを送信する(S202)。本実施形態では、同期制御部1006は、同一の中間サーバ1000に対して、複数の媒体IDのエントリのデータを送信する場合には、これらをまとめて中間サーバ1000に送信する。このように複数の媒体IDのエントリのデータをまとめて送信するので、各エントリのデータを個別で送信する場合に比して、中間サーバSV01と中間サーバSV02との間の通信効率を向上することができる。なお、ステップS202において、同期制御部1006は、センタサーバ1300に対して、同期すべき更新内容として決定された媒体IDの権利利用情報1001のエントリのデータを含む同期リクエストを送信して、センタサーバ1300により権利利用情報バックアップ1301を更新させるようにしてもよい。
中間サーバSV02の同期制御部1006は、同期リクエストを受信し、同期リクエストに含まれる権利利用情報1001のエントリのデータに基づいて、中間サーバSV02の権利利用情報1001の対応するエントリを更新することにより、権利利用情報1001のエントリを同期させる(S203)。これにより、媒体を所持するユーザが中間サーバSV02の管轄に移動して利用するまでに、この媒体に対応する権利利用情報を中間サーバSV02に反映させることができる。なお、同期制御部1006は、受信した同期リクエストに含まれるエントリの更新時刻が、権利利用情報1001の対応するエントリの自更新時刻よりも古い場合には、この同期リクエストに対応する更新処理を実行しない。これにより、権利利用情報1001の各エントリを新しい状態に適切に管理することができる。
次に、同期タイミング情報更新処理(S104)について詳細に説明する。
図8は、一実施形態に係る同期タイミング情報更新処理のフローチャートである。
同期制御部1006は、権利利用情報1001から処理対象の媒体ID(対象媒体ID)に対応する更新されたエントリ(個別利用情報)を取得する(S301)。次いで、同期制御部1006は、エントリの入出場状態4003の値が入場中であるか否かを判定する(S302)。
この結果、入出場状態4003の値が入場中である場合(S302:Y)には、ユーザが改札から入場したことを意味しているので、同期制御部1006は、処理をS304に進める一方、入出場状態4003の値が入場中でない場合(S302:N)には、ユーザが改札を出たことを意味しているので、処理をS303に進める。このように入出場状態4003の値によって実行する処理を変えることにより、入場時における同期処理と、出場時における同期処理とについて同期するタイミングを分けることができる。
ステップS303では、同期制御部1006は、ユーザが改札から出場した場合における同期タイミングを設定する処理を実行し、同期処理を終了する。具体的には、同期処理部1006は、エントリに対応する対象媒体IDを、規定同期タイミング情報1005の各エントリの規定同期対象媒体ID6003に追記する。この結果、対象媒体IDに対応する個別利用情報の同期するタイミングが、媒体を所持するユーザが別の中間サーバ1000の管轄に到達するまでのタイミングに設定される。この結果、ユーザが改札から出場した場合であっても、別の中間サーバ1000の管轄に到達した際には、その中間サーバ1000における権利利用情報1001の対象媒体IDのエントリが最新の状態に更新されていることとなり、別の中間サーバ1000の管轄における各種処理が適切に実行されることとなる。
一方、ステップS304では、同期制御部1006は、エントリの更新時刻4005の時刻を入場時刻とみなし、ダイヤ情報1701を参照しながら、この媒体を保持するユーザが乗車可能な列車であって、別の中間サーバ1000の管轄領域に最先に到達する列車の列車IDを、この駅から移動可能なすべての方向(例えば、上り、下り)について取得する。例えば、上り方向において、列車としては、普通列車と、普通列車を追い越す急行列車とがあり、隣の管轄領域に最先に到達するのが普通列車であり、さらにその先の管轄領域に最先に到達するのが急行列車である場合には、普通列車と急行列車とのそれぞれの列車IDを取得する。この処理により、ユーザが保持する媒体が他の中間サーバ1000のそれぞれの管轄領域に移動可能な最先の時刻を判断する根拠となる情報を把握することができる。
次いで、同期制御部1006は、同期タイミング情報1004に、取得した列車ID(同期タイミング情報更新処理の説明において取得列車IDという)に対応するエントリがあるか否かを判定する(S305)。なお、取得列車IDが複数ある場合には、各取得列車IDについてS305から始まるステップの処理を実行する。
この結果、同期タイミング情報1004に取得列車IDに対応するエントリがない場合(S305:N)には、同期制御部1006は、同期タイミング情報1004に取得列車IDのエントリを登録する処理を行い(S306)、処理を終了する。具体的には、同期制御部1006は、同期タイミング情報1004に、新たなエントリを追加し、このエントリの列車ID5001に取得列車IDを格納する。次いで、同期制御部1006は、管轄駅情報1003を参照し、自身の中間サーバ1000の中間サーバID以外の管轄駅を確認する。次いで、同期処理部1006は、ダイヤ情報1701を参照し、取得列車IDの列車が他の中間サーバ1000の管轄駅に最先に到着する時刻を越境時刻5002に記録する。なお、取得列車IDの列車が他の複数の中間サーバ1000の管轄駅に到着する場合には、それぞれの中間サーバ1000毎に管轄駅に最先に到着する時刻を越境時刻5002に記録する。次いで、同期制御部1006は、このエントリの同期対象媒体ID5003に、対象媒体IDを記録し、処理を終了する。このエントリを用いると、同期対象媒体ID5003に格納された媒体IDに対応する個別利用情報を、越境時刻5002の越境時刻に到達する前にその管轄領域を管轄する中間サーバ1000に送信して同期させることにより、この中間サーバ1000での権利情報処理に影響を及ぼすことがない。
一方、同期タイミング情報1004に取得列車IDに対応するエントリがある場合(S305:Y)には、同期制御部1006は、同期タイミング情報1004の取得列車IDのエントリに、対象媒体IDを追記する処理を行い(S307)、処理を終了する。具体的には、同期制御部1006は、同期タイミング情報1004の取得列車IDのエントリの同期対象媒体ID5003に対象媒体IDを追記する。このエントリを用いると、同期対象媒体ID5003に格納された複数の媒体IDに対応する複数の個別利用情報をまとめて、越境時刻5002の越境時刻に到達する前にその管轄領域を管轄する中間サーバ1000に送信して同期させることができ、通信の輻輳を避けつつ、中間サーバ1000での権利情報処理に影響を及ぼすことがない。
次に、中間サーバ1000やセンタサーバ1300の構成要素の動作の設定について説明する。
図9は、一実施形態に係る設定画面を示す図である。設定画面は、中間サーバ設定端末1200の動作設定部1201により表示される画面である。
設定画面1202は、データ量制御設定領域9010と、通信路制御設定領域9020と、設定完了ボタン9030とを含む。データ量制御設定領域9010では、同期データ量に関する調整項目が設定可能であり、通信路制御設定領域9020では、通信路の状況に関する調整項目を設定可能である。同期データ量と、通信路の状況とは1日の間でも時刻によって変化するものであるため、これらの調整項目を適切に設定することにより、権利利用情報を適切に同期することができる。
ここで、権利利用情報の同期におけるデータ量を検討すると、例えば、交通障害等の理由で、ある駅に媒体を持つユーザが殺到した場合、同期対象の権利利用情報のデータ量が増加する。このような場合には、予め決めた同期タイミング(同期タイミング情報1004、規定同期タイミング情報1005に設定された同期タイミング)で同期を行うだけでは、通信の負荷が多大になる虞がある。そこで、同期タイミングよりも前において、同期対象の一部のデータの送信を開始することで、通信負荷を平準化することを行ったほうがいい場合がある。そこで、このような通信負荷を平準化する処理の実行に利用する設定項目をデータ量制御設定領域9010において受け付ける。
データ量制御設定領域9010は、駅周辺情報重み設定領域9011と、列車加重重み設定領域9012とを含む。駅周辺情報重み設定領域9011は、駅内の監視カメラや駅周辺の混雑状況といった情報を利用して得られる権利情報の利用数の予測に対してどの程度判断材料として利用するかを示す重みを設定する領域である。また、列車加重重み設定領域9012は、特定列車の加重(特定列車に乗車しているユーザの大まかな数に相当)の情報に基づいて権利情報の利用数をどの程度とするかを示す重みを設定する領域である。これら領域に設定された重みに基づいて、同期制御部1006は、特に多数のユーザが乗車している場合には、同期タイミングの分割(すなわち、前もって一部のデータを転送する同期タイミングの決定)を行う。なお、駅内の監視カメラや駅周辺の混雑状況といった情報や、列車の加重の情報は、情報連携サーバ1700が保持する人流情報1702に格納されている。
通信路制御設定領域9020は、低帯域モード移行閾値設定領域9021と、中間サーバ自動連携モード移行閾値設定領域9022とを含む。これらの設定領域9021、9022においては、帯域が不十分となった場合や中間サーバ負荷が増加した場合に、低帯域モードや中間サーバ自動連携モードに切り替える場合の閾値を設定する。
低帯域モード移行閾値設定領域9021は、低帯域モードへの移行を判断する閾値を設定する領域である。低帯域モードは、広域ネットワーク1600、中間サーバ間ネットワーク1500といった権利利用情報1001の同期に利用するネットワークの帯域を考慮しながら同期を行うモードであり、このモードでは、同期制御部1006は、各ネットワークの利用可能最大帯域や定常的な帯域利用量、他中間サーバ1000の同期以外の機能や他システムの帯域利用状況や予測を考慮し、同期データの分割送付や送信タイミングの前倒しを行う。低帯域モードへの移行の判断は、例えば帯域のレスポンス等を基準として判断することができるため、低帯域モード移行閾値設定領域9021には、閾値としてレスポンス時間が設定される。
中間サーバ自動連携モード移行閾値設定領域9022は、中間サーバ自動連係モードへの移行を判断する閾値を設定する領域である。この中間サーバ自動連係モードでは、同期制御部位1006は、同期タイミングや通信量を中間サーバ1000同士で通知しあうようにし、お互いの負荷状況等を考慮して同期処理を行う。この中間サーバ自動連係モードは、いずれかの中間サーバ1000において処理負荷が増加し、期待通りの処理が行われない場合に利用される。中間サーバ自動連携モード移行閾値設定領域9022には、例えば、閾値として中間サーバ1000の処理負荷が設定される。
設定完了ボタン9030は、設定画面1202における設定の完了を受け付け、設定内容を各中間サーバ1000の同期制御部1006に記憶させるためのボタンである。設定完了ボタン9030が押下されると、動作設定部1201は、設定画面1202における設定を実行するよう中間サーバ1000に指示する。これにより、各中間サーバ1000は、設定に従って、各種処理を実行することとなる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態において、中間サーバ1000において権利利用情報1001を用いて駅務処理をする場合において、権利利用情報1001が適切に同期されているかを確認した後に、駅務処理を実行するようにしてもよい。適切に同期がされているか否かを確認する方法としては、例えば、各中間サーバ1000の同期制御部1006が予め同期処理を実行する時刻(同期実行時刻)を、他の中間サーバ1000に通知するようにしておき、各中間サーバ1000は、通知された時刻に同期が実行されたか否かによって確認するようにしてもよく、或いは、他の中間サーバ1000に対して同期処理を実行する場合に、センタサーバ1300対する同期処理も実行するようにしておき、駅務処理を実行する中間サーバ1000が、センタサーバ1000における更新時刻と、自身における更新時刻とを比較することにより確認するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、媒体を用いて利用する移動体の例として、列車を挙げていたが、本発明はこれに限られず、例えば、バス、船、航空機としてもよく、要は、ダイヤに従って運航される移動体であればよい。
また、上記実施形態では、権利情報を用いた駅務処理を中間サーバ1000で実行することにより、駅務機器1100に必要とされる機能を低減させるようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、権利情報を用いた駅務処理を駅務機器1100で実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、中央処理装置2002が行っていた処理の一部又は全部を、専用のハードウェア回路で行うようにしてもよい。また、上記実施形態におけるプログラムは、プログラムソースからインストールされてよい。プログラムソースは、プログラム配布サーバ又は記憶メディア(例えば可搬型の記憶メディア)であってもよい。
1…権利情報管理システム、1000…中間サーバ、1001…権利利用情報、1002…機器要求処理部、1003…管轄駅情報、1004…同期タイミング情報、1005…規定同期タイミング情報、1006…同期制御部、1100…駅務機器、1101…媒体受付部、1200…中間サーバ設定端末、1300…センタサーバ、1400…駅務機器間ネットワーク、1500…中間サーバ間ネットワーク、1600…広域ネットワーク、1700…情報連携サーバ



Claims (11)

  1. 3以上の管轄領域の中の一の管轄領域における複数の媒体の権利情報の利用に関する権利利用情報を管理する管轄管理装置であって、
    複数の媒体のそれぞれについての権利利用情報を記憶する権利利用情報記憶部と、
    前記管轄領域での前記媒体の利用結果に基づいて前記媒体の前記権利利用情報を更新する更新部と、
    前記更新部により更新された前記媒体の権利利用情報を、他の管轄領域の中の前記媒体の到着可能時間が短い管轄領域から順番に送信する同期制御部と、
    を備える管轄管理装置。
  2. 前記権利利用情報記憶部は、前記権利利用情報を前記媒体の識別情報である媒体識別情報で識別可能に記憶し、
    利用対象の前記媒体の媒体識別情報を受け付ける受付部と、
    前記媒体識別情報に基づいて前記権利利用情報を特定し、特定した前記権利利用情報と、前記媒体による利用内容に基づいて、前記利用結果を決定する処理部と、
    をさらに備える請求項1に記載の管轄管理装置。
  3. 前記同期制御部は、前記管轄領域から前記他の管轄領域に移動する移動体の運行情報に基づいて、前記媒体が前記他の管轄領域に最短で到着する到着可能時間を特定する
    請求項1又は請求項2に記載の管轄管理装置。
  4. 前記同期制御部は、前記管轄領域から前記他の管轄領域に移動する移動体の運行情報に基づいて、前記媒体が前記他の管轄領域に最短で到着する移動体を特定し、前記媒体の媒体識別情報を前記移動体の識別情報である移動体識別情報に対応付けて記憶させ、前記到着可能時間が経過する前に、前記移動体識別情報に対応付けられている1以上の媒体識別情報に対応する権利利用情報をまとめて前記他の管轄領域に送信する
    請求項3に記載の管轄管理装置。
  5. 前記同期制御部は、前記媒体の利用が、前記移動体の利用開始時である場合に、前記管轄領域から前記他の管轄領域に移動する移動体の運行情報に基づいて、前記媒体が前記他の管轄領域に最短で到着する到着可能時間を特定し、前記媒体の利用が、前記移動体の利用終了時である場合に、予め設定されている前記管轄領域から前記他の管轄領域への到着可能時間とする
    請求項3又は請求項4に記載の管轄管理装置。
  6. 前記同期制御部は、前記利用結果が反映された前記媒体の媒体識別情報と、前記他の複数の管轄領域における管轄管理装置の識別情報であるサーバ識別情報と、それぞれの管轄領域への前記媒体の到着可能時間とを対応付けた同期タイミング情報を記憶させ、前記到着可能時間に基づいて、前記媒体識別情報に対応する前記媒体の前記権利利用情報を対応するサーバ識別情報の前記管轄管理装置に送信する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の管轄管理装置。
  7. 前記同期制御部は、前記管轄領域における前記媒体に割り当てられている前記権利利用情報の利用結果を前記権利利用情報に反映させた場合に、他の管轄領域の管轄管理装置に対して、前記媒体の権利利用情報を送信する設定を削除する削除要求を送信する
    請求項6に記載の管轄管理装置。
  8. 前記同期制御部は、複数の前記媒体の権利利用情報を送信する設定を削除する削除要求を1つの削除要求として送信する
    請求項7に記載の管轄管理装置。
  9. 前記同期制御部は、他の管轄領域の管轄管理装置から前記媒体の権利利用情報を送信する設定を削除する削除要求を受信した場合に、前記他の管轄領域の管轄管理装置に対して、前記媒体の権利利用情報を送信する設定を削除する
    請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の管轄管理装置。
  10. 前記同期制御部は、前記更新部により更新された前記媒体の権利利用情報を、前記媒体の権利利用情報を管理する中央サーバに送信する
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の管轄管理装置。
  11. 3つ以上の管轄領域のそれぞれに対応して、媒体に割り当てられている権利情報の利用に関する権利利用情報を管理する管轄管理システムを備える権利情報管理システムであって、
    それぞれの管轄領域に対応する前記管轄管理システムは、
    複数の媒体のそれぞれについての権利利用情報を記憶する権利利用情報記憶部と、
    利用対象の媒体の媒体識別情報を取得する取得部と、
    取得された媒体識別情報に基づいて前記権利利用情報を特定し、特定した前記権利利用情報と、前記媒体による利用内容に基づいて、前記利用結果を決定する処理部と、
    前記処理部による利用結果に基づいて前記権利利用情報を更新する更新部と、
    前記更新部により更新された前記媒体の権利利用情報を、前記媒体の到達可能時間が短い管轄領域の前記管轄管理システムから順番に送信する同期制御部と、を備える
    権利情報管理システム。


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