JP2019214964A - 内燃機関のテールパイプ構造 - Google Patents

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Tetsushi Kawaguchi
哲史 川口
純一 多部田
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純一 多部田
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Abstract

【課題】テールパイプから放出される排気ガスの温度を低下させる。【解決手段】内燃機関Eの排気通路14の出口部に設けられる筒状の筒体23と、筒体23よりも大径の筒状に形成されると共に、その上流端内周を筒体23の下流端外周からクリアランスCを隔てて配置され、その筒内にクリアランスCから外気を導入可能なパイプ部27と、筒体23の下流端に設けられると共に、パイプ部27内に送出する排気ガスを拡散させる拡散機構30とを備えた。【選択図】図2

Description

本開示は、内燃機関のテールパイプ構造に関する。
一般的に、内燃機関等の排気通路の下流端には、排気通路を通過した排気ガスを外部に放出するためのテールパイプが設けられている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2016−138508号公報 特開2009−121310号公報
上述のような内燃機関においては、特に高負荷運転時等に高温の排気ガスが排気通路からテールパイプを介して外部に放出されることになる。このような高温排気ガスの放出を効果的に抑制するには、排気ガスが外部に放出される前段階のテールパイプにて、排気ガスを外気と効果的に混合させることにより、温度の低下を図ることが望まれる。
本開示の技術は、テールパイプから放出される排気ガスの温度を効果的に低下させることを目的とする。
本開示の技術は、内燃機関の排気通路の出口部に設けられる筒状の第1筒体部と、前記第1筒体部よりも大径の筒状に形成されると共に、その上流端内周を前記第1筒体部の下流端外周からクリアランスを隔てて配置され、その筒内に前記クリアランスから外気を導入可能な第2筒体部と、前記第1筒体部の下流端に設けられると共に、前記第2筒体部内に送出する排気ガスを拡散させる拡散機構と、を備えることを特徴とする。
前記第1筒体部は、その一部を縮径させたテーパ部を有し、前記拡散機構は、前記第1筒体部の下流端開口を複数に分割するように設けられた仕切り部材を備えてもよい。
前記拡散機構は、前記第1筒体部の下流端開口の一部の領域を閉塞する拡散板と、前記下流端開口の他の領域を複数に分割するように設けられた仕切り部材とを備えてもよい
前記拡散板は、その上流側の面に凸部が形成されることができる。
前記第2筒体部の外周に開口形成されて、該第2筒体部内に外気を導入する複数の第2の導入穴をさらに備えることができる。
前記複数の第2の導入穴は、前記仕切り部材によって前記下流端開口に形成される複数の区画部に対応した位置に設けられることが好ましい。
本開示の技術によれば、テールパイプから放出される排気ガスの温度を効果的に低下させることができる。
各実施形態に係るテールパイプ構造が適用された内燃機関の排気系を示す模式的な全体構成図である。 (A)は第一実施形態に係るテールパイプ構造を示す模式的な斜視図であり、(B)は第一実施形態に係るテールパイプ構造の一部を切り欠いて示す模式的な斜視図である。 (A)は第一実施形態に係るテールパイプ構造の拡散機構を示す模式的な斜視図であり、(B)は第一実施形態に係るテールパイプ構造を排気上流側から視た模式的な斜視図である。 (A)は第二実施形態に係るテールパイプ構造を示す模式的な斜視図であり、(B)は第二実施形態に係るテールパイプ構造の一部を切り欠いて示す模式的な斜視図である。 (A)は第二実施形態に係るテールパイプ構造の増速拡散機構を示す模式的な斜視図であり、(B)は第二実施形態に係るテールパイプ構造を排気上流側から視た模式的な斜視図である。 他の実施形態に係るテールパイプ構造の増速拡散機構を示す模式的な斜視図である。 他の実施形態に係るテールパイプ構造の増速拡散機構を示す模式的な斜視図である。
以下、添付図面に基づいて、本実施形態に係る内燃機関のテールパイプ構造について説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[第一実施形態]
(全体構成)
図1は、各実施形態に係るテールパイプ構造が適用された内燃機関の排気系を示す模式的な全体構成図である。同図に示すように、内燃機関としてのエンジンEはシリンダヘッドCHを備えている。シリンダヘッドCHの排気側の側部には、各気筒から不図示の排気ポートを介して排気ガスを導出する排気マニホールド11が設けられている。排気マニホールド11には上流側排気管12の上流端が接続され、上流側排気管12の下流端には排気浄化装置及び、又は消音器(以下、単に排気装置という)13が接続されている。また、排気装置13には、下流側排気管14の上流端が接続されている。下流側排気管14には、排気装置13にて浄化された排気ガスが導入される。これら上流側排気管12、排気装置13及び、下流側排気管14の少なくとも一部は、好ましくは、不図示の車体フレームにブラケット等を介して固定されている。本実施形態のテールパイプ構造20は、下流側排気管14の下流端(出口部)に設けられている。以下、図2に基づいて、テールパイプ構造20の詳細について説明する。
(テールパイプ構造)
図2(A)は、本実施形態に係るテールパイプ構造20を示す模式的な斜視図であり、図2(B)は、本実施形態に係るテールパイプ構造20の一部を切り欠いて示す模式的な斜視図である。同図に示すように、テールパイプ構造20は、上流側から順に、第1導入拡散部21と、パイプ部27(第2筒体部の一例)とを備えている。また、パイプ部27には、第2導入機構28が設けられている。
(第1導入拡散部)
第1導入拡散部21は、下流側排気管14から送出される排気ガスを拡散させると共に、パイプ部27の上流口から外気を導入するように機能する。具体的には、第1導入拡散部21は、上流側の被固定フランジ部22と、下流側の筒体23(第1筒体部の一例)と、筒体23の出口部に設けられた拡散機構30とを備えている。
被固定フランジ部22は、下流側排気管14の出口部に形成された固定フランジ部15にボルトナット60で締結固定されている。なお、被固定フランジ部22の固定方法は、ボルトナット60に限定されず、固定フランジ部15に溶接等で接合してもよい。あるいは、筒体23を下流側排気管14の下流端に一体的に形成してもよい。筒体23を下流側排気管14に一体形成する場合には、各フランジ部22,15を省略すればよい。
筒体23は、図2(B)に示すように、上流側から順に、下流側排気管14と略同径、且つ、パイプ部27よりも小径の略円筒状の大径部23Cと、上流端側から下流側に向かうに従って縮径する略円錐台形状のテーパ部23Bと、後述する拡散機構30が取付けられる小径部23Aとを一体的に有している。
大径部23Cは、その上流端の開口周縁を被固定フランジ部22の側面に溶接等で接合されている。また、テーパ部23Bを設けることで、筒体23の流路面積が下流側に向かうに従い絞られるようになっている。これにより、筒体23からパイプ部27に向けて送出される排気ガスの流速が効果的に増速されるようになる。
(拡散機構)
図3(A)は、本実施形態に係るテールパイプ構造20の拡散機構30を示す模式的な斜視図である。
拡散機構30は、共通する中心部Xから所定のピッチ(図示例では120°毎の等ピッチ)で放射状に延びる複数枚(図示例では3枚)の細長の仕切りプレート部材31A,32A,33Aを有している。仕切りプレート部材31A,32A,33Aの各先端は、略直角に屈曲されることにより、それぞれ取付部31B,32B,33Bとされている。取付部31B,32B,33Bは、溶接34によって、筒体23の小径部23Aに固定されるようになっている。
拡散機構30が小径部23Aに固定されることによって、小径部23Aの下流端開口には以下の区画部が形成される。すなわち、仕切りプレート部材31Aと仕切りプレート部材32Aとの間には第1区画部36が形成され、仕切りプレート部材32Aと仕切りプレート部材33Aとの間には第2区画部37が形成され、仕切りプレート部材33Aと仕切りプレート部材31Aとの間には第3区画部38が形成される。これにより、筒体23内を流れる排気ガスが3つの区画部(第1区画部36、第2区画部37、第3区画部38)に分離されることで、排気ガスが効果的に拡散されるように構成されている。
また、本実施形態においては、図3(B)に示すように、筒体23の小径部23A外周と、パイプ部27の上流端内周との間には、周方向の全長に亘って所定のクリアランスCが確保されている。すなわち、筒体23からパイプ部27内に増速して送出される排気ガスの流れに伴い、パイプ部27内の圧力が低下することで、環状のクリアランスCからパイプ部27内に外気が効果的に導入されるように構成されている。これにより、拡散且つ増速された排気ガスと外気との混合が促進されるようになり、排気ガス温度を効果的に低下させることができる。
なお、筒体23とパイプ部27との位置関係は、小径部23Aのみがパイプ部27内に挿入されても、或いはテーパ部23Bの少なくとも一部分までがパイプ部27内に挿入されてオーバラップするように配置されてもよい。又は、筒体23の小径部23Aとパイプ部27とが互いに筒軸方向に微小な空隙を隔ててオーバラップしないように配置されてもよい。これらの位置関係は、エンジンE(図1参照)の排気量等の各種仕様に応じて適宜に設定すればよい。
(パイプ部)
図2(A),(B)に戻り、パイプ部27は、全体として筒体23よりも大径の略円筒状を呈しており、好ましくは、不図示の車体フレームに第1導入拡散部21とは別個に取り付けられるか、或は、不図示のブラケットを介して第1導入拡散部21に直接的に固定されている。また、パイプ部27は、上流側の直線パイプ部27Aと、下流側の湾曲パイプ部27Bとを有している。
直線パイプ部27Aの下流端外周(湾曲パイプ部27Bとの接合部近傍)には、第2導入機構28を構成する複数(図示例では3個)の導入穴29A,29B,29Cが周方向に等間隔で設けられている。各導入穴29A,29B,29Cは、直線パイプ部27Aの下流端外周のうち、拡散機構30の各区画部36,37,38(図3(A)参照)に対応する位置にそれぞれ配置されている。
各導入穴29A,29B,29Cは、具体的には、直線パイプ部27Aの下流端外周を径方向内側に半円弧状に湾曲して凹ませることにより形成されている。すなわち、各導入穴29の開口は、直線パイプ部27Aの凹ませた部分の下流端外周縁Xと、当該凹ませた部位に対応する湾曲パイプ部27Bの上流端内周縁Yとにより区画されている。
このように、パイプ部27に3つの導入穴29A,29B,29Cを設けることにより、第1導入拡散部21にて拡散されて外気と混合された排気ガスが、さらに各導入穴29から導入される外気と混合されるようになり、高温排気ガスの温度低下を確実に促進することができる。また、製造上の形状管理が容易な直線パイプ部27Aの下流端外周を凹ませるのみで各導入穴29A,29B,29Cが形成されるため、加工の容易化を図ることができる。
(本実施形態の作用・効果)
以上詳述した本実施形態によれば、まず、第1導入拡散部21において、筒体23のテーパ部23Bによって排気ガスが増速される。この増速された排気ガスは、拡散機構30の各仕切りプレート部材31A,32A,33Aにより区画された3つの区画部(第1区画部36、第2区画部37、第3区画部38)を通過することによって、効果的に分離、拡散される。
次に、増速且つ拡散された排気ガスに対して、クリアランスCから導入する外気と混合させることにより、排気ガスの温度を効果的に低下させることができる。
さらに、第1導入拡散部21にて拡散混合されてパイプ部27内に流通される排気ガスを第2導入機構28(各導入穴29A,29B,29C)から導入する外気と混合されることにより、排気ガスの温度が二段階で低下する。特に、各導入穴29A,29B,29Cは、拡散機構30の各区画部36,37,38(図3(A)参照)に対応する位置にそれぞれ配置されているため、各区画部を通過した排気ガスが効果的に外気と接触するようになり、高温排気ガスの温度低下を確実に促進することが可能になる。
また、本実施形態では、筒体23の周面に凹部等を形成しなくても、別部材としての拡散機構30を筒体23の小径部23Aに取付けるだけで拡散効果が得られる。このため、同様の効果を得るための筒体23の表面加工による製法と比較して、製造が容易であり、コスト面でも優位である。
[第二実施形態]
(テールパイプ構造)
図4(A)は、本実施形態に係るテールパイプ構造20を示す模式的な斜視図であり、図4(B)は、本実施形態に係るテールパイプ構造20の一部を切り欠いて示す模式的な斜視図である。同図に示すように、テールパイプ構造20は、上流側から順に、第1導入拡散部21と、パイプ部27(第2筒体部の一例)とを備えている。なお、パイプ部27の構成は、第一実施形態と同じであるので、説明を省略する。
第二実施形態の第1導入拡散部21は、下流側排気管14から送出される排気ガスを拡散させると共に、パイプ部27の上流口から外気を導入するように機能する。具体的には、第1導入拡散部21は、上流側の被固定フランジ部22と、下流側に設けられ上流端から下流端に至るまで略同径の筒体24と、筒体24の出口部に設けられ排気ガスを増速及び拡散させる増速拡散機構40とを備えている。
(増速拡散機構)
図5(A)は、本実施形態に係るテールパイプ構造20の増速拡散機構40を示す模式的な斜視図である。
増速拡散機構40は、中心に位置する略円形の拡散板41と、拡散板41から所定のピッチ(図示例では120°毎の等ピッチ)で放射状に延びる複数枚(図示例では3枚)の細長の仕切りプレート部材42A,43A,44Aを有している。仕切りプレート部材42A,43A,44Aの各先端は、略直角に屈曲されることにより、それぞれ取付部42B,43B,44Bとされている。取付部42B,43B,44Bは、溶接45によって、筒体24の出口部に固定されるようになっている。
増速拡散機構40が筒体24の出口部に固定されることによって、筒体24の下流端開口には以下の区画部が形成される。すなわち、仕切りプレート部材42Aと仕切りプレート部材43Aとの間には第1区画部46が形成され、仕切りプレート部材43Aと仕切りプレート部材44Aとの間には第2区画部47が形成され、仕切りプレート部材44Aと仕切りプレート部材42Aとの間には第3区画部48が形成される。これにより、筒体24内を流れる排気ガスが3つの区画部(第1区画部46、第2区画部47、第3区画部48)に分離されることで、排気ガスが効果的に拡散されるように構成されている。
拡散板41の面積は、排気ガスが通過する筒体24の流路面積、及び上記3つの区画部の面積等を考慮して、適宜定めることができる。ここで、第一実施形態では、テーパ部23Bによって筒体23の流路面積が所定量減少される。他方、テーパ部23Bを有していない本実施形態では、この減少量を考慮して、拡散板41の面積を定めることができる。
また、本実施形態においては、図5(B)に示すように、筒体24の出口部外周と、パイプ部27の上流端内周との間には、周方向の全長に亘って所定のクリアランスCが確保されている。すなわち、筒体24からパイプ部27内に増速して送出される排気ガスの流れに伴い、パイプ部27内の圧力が低下することで、環状のクリアランスCからパイプ部27内に外気が効果的に導入されるように構成されている。これにより、拡散且つ増速された排気ガスと外気との混合が促進されるようになり、排気ガス温度を効果的に低下させることができる。
(本実施形態の作用・効果)
以上詳述した本実施形態によれば、まず、第1導入拡散部21において、筒体24を通過する排気ガスが増速拡散機構40の拡散板41によって増速されると共に、増速拡散機構40の各仕切りプレート部材42A,43A,44Aにより区画された3つの区画部(第1区画部46、第2区画部47、第3区画部48)を通過することによって、増速された排気ガスが効果的に分離、拡散される。
次に、増速且つ拡散された排気ガスに対して、クリアランスCから導入する外気と混合させることにより、排気ガスの温度を効果的に低下させることができる。
さらに、第1導入拡散部21にて拡散混合されてパイプ部27内に流通される排気ガスを第2導入機構28(各導入穴29A,29B,29C)から導入する外気と混合されることにより、排気ガスの温度が二段階で低下する。特に、各導入穴29A,29B,29Cは、増速拡散機構40の各区画部46,47,48(図5(A)参照)に対応する位置にそれぞれ配置されているため、各区画部を通過した排気ガスが効果的に外気と接触するようになり、高温排気ガスの温度低下を確実に促進することが可能になる。
また、本実施形態では、上述したように、増速拡散機構40に設けられた略円形の拡散板41によって、排気ガスが増速される。このため、第一実施形態のように、テーパ部23Bによる縮径によって排気ガスの増速を行う必要がない。このため、筒体24として単純形状の円筒を用いることができ、原料コストを下げることができる。
[他の実施形態]
以上、本開示の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、本開示の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、本開示の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、増速拡散機構として、図5に示す増速拡散機構40に代えて、図6に示すような増速拡散機構50を用いることもできる。この増速拡散機構50は、増速拡散機構40の略円形の拡散板41に代えて、略三角形状の拡散板51を用いたものである。拡散板51を設けることによって筒体24の下流端開口に形成される3つの区画部(第1区画部56、第2区画部57、第3区画部58)の形状及び面積は、排気ガスの流路面積、排気ガスの流量、温度や拡散させる割合等を考慮して、適宜決定することができる。
また、図5に示す増速拡散機構40に代えて、図7に示すような増速拡散機構60を用いることもできる。この増速拡散機構60は、増速拡散機構40の略円形の拡散板41に代えて、同径の拡散板61を用いたものである。
拡散板61は、平面61Aの上流側面に形成された凸部61Bと、下流側面に形成された凹部61Cとを有している。
このように、上流側面に凸部61Bを有することにより、図5に示す増速拡散機構40のように、筒体24を通過する排気ガスが直接拡散板41の全面に衝突することがない。即ち、排気ガスが凸部61Bの表面に沿って自然に3つの区画部(第1区画部46、第2区画部47、第3区画部48)へと導入される。また、凸部61B及び凹部61Cは、平面61Aの一方の面をプレス加工等によって押込んで窪ませ、反対面に押し出すことによって容易に形成することができる。
さらに、上記各実施形態では、仕切りプレート部材に取付部を設けて、これらの取付部に溶接を行ったが、取付部を設けずに、仕切りプレート部材を筒体23の小径部23A(又は筒体24の下流端)に直接溶接してもよい。
また、第2導入機構28は、パイプ部27の直線パイプ部27Aに設けられるものとして説明したが、これらを湾曲パイプ部27Bに設けてもよい。
さらに、拡散機構30の仕切りプレート部材31A,32A,33A及び増速拡散機構40の仕切りプレート部材42A,43A,44Aは、図示例のものに限定されず、排気ガスを拡散できる構成であれば、形状、個数を適宜変更できる。また、回転可能な複数のフィンを設けることもできる。
また、本実施形態の適用範囲は、内燃機関のテールパイプに限定されず、高温の気体を流通させる他の配管類の末端構造にも広く適用することが可能である。
E エンジン
11 排気マニホールド
12 上流側排気管
13 排気装置
14 下流側排気管
15 固定フランジ部
20 テールパイプ構造
21 第1導入拡散部
22 被固定フランジ部
23 筒体(第1筒体部)
23A 小径部
23B テーパ部
23C 大径部
24 筒体(第1筒体部)
27 パイプ部(第2筒体部)
27A 直線パイプ部
27B 湾曲パイプ部
28 第2導入機構
29A,29B,29C 導入穴(第2の導入穴)
30 拡散機構
31A,32A,33A 仕切りプレート部材(仕切り部材)
36,46,56 第1区画部
37,47,57 第2区画部
38,48,58 第3区画部
40,50,60 増速拡散機構(拡散機構)
41,51,61 拡散板
42A,43A,44A 仕切りプレート部材(仕切り部材)
C クリアランス

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気通路の出口部に設けられる筒状の第1筒体部と、
    前記第1筒体部よりも大径の筒状に形成されると共に、その上流端内周を前記第1筒体部の下流端外周からクリアランスを隔てて配置され、その筒内に前記クリアランスから外気を導入可能な第2筒体部と、
    前記第1筒体部の下流端に設けられると共に、前記第2筒体部内に送出する排気ガスを拡散させる拡散機構と、を備える
    ことを特徴とする内燃機関のテールパイプ構造。
  2. 前記第1筒体部は、その一部を縮径させたテーパ部を有し、
    前記拡散機構は、前記第1筒体部の下流端開口を複数に分割するように設けられた仕切り部材を備える
    請求項1に記載の内燃機関のテールパイプ構造。
  3. 前記拡散機構は、前記第1筒体部の下流端開口の一部の領域を閉塞する拡散板と、前記下流端開口の他の領域を複数に分割するように設けられた仕切り部材とを備える
    請求項1に記載の内燃機関のテールパイプ構造。
  4. 前記拡散板は、その上流側の面に凸部が形成されている
    請求項3に記載の内燃機関のテールパイプ構造。
  5. 前記第2筒体部の外周に開口形成されて、該第2筒体部内に外気を導入する複数の第2の導入穴をさらに備える
    請求項1から4のいずれか1項に記載の内燃機関のテールパイプ構造。
  6. 前記複数の第2の導入穴は、前記仕切り部材によって前記下流端開口に形成される複数の区画部に対応した位置に設けられる
    請求項5に記載の内燃機関のテールパイプ構造。
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