JP2019213958A - ガイドワイヤー制御装置 - Google Patents

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【課題】クランプ力の迅速かつ容易な調整、および装置の素早い取り扱いが可能なガイドワイヤー制御装置を提供する。【解決手段】ガイドワイヤーを体内または体内の一部に前進させるためのガイドワイヤー制御装置は、ハンドル部材(1)、レバー(2)、およびバネ手段(3)を備える。バネ手段(3)は、ハンドル部材(1)に対してレバー(2)を保持し、ガイドワイヤー制御装置が細長い通路および貫通孔を通り延在するガイドワイヤー(5)にロックするようにレバー(2)の貫通孔(9)の長軸をハンドル部材(1)の細長い通路(4)の長軸に整列させないようにする。レバー(2)の枢動により、貫通孔(9)の長軸は、細長い通路(4)の長軸に整列または実質的に整列して、ガイドワイヤー(5)を解放する。ガイドワイヤー(5)を締め付けるために、レバー(2)の枢動により、貫通孔(9)の長軸は細長い通路(4)の長軸と新たに整列しないようになる。【選択図】図1

Description

本発明は、ガイドワイヤーを体または体の一部に進めるガイドワイヤー制御装置に関連する。ガイドワイヤー制御装置は、ハンドル部材、レバー、およびバネ手段を備える。
ガイドワイヤーは、骨折を減らすために様々な介入医療処置中に骨内のような体内の治療部位に治療デバイスを誘導するために使用される。したがって、ガイドワイヤーは、骨折を減らす前に骨片を整列させるために骨折した長い骨の管に前進させられる。ガイドワイヤーは、小さい直径を有し、前進させるために、ガイドワイヤーを把持し、前進に必要な力を与えるために何らかの種類のハンドルが使用される。ガイドワイヤーの外側は滑らかであり、前進させる器具は、ガイドワイヤーを損傷するマークを外側に残さず、それによって加えられる力によってガイドワイヤーが何らかの形で曲がらないようにするものである。
ガイドワイヤーを前進させるためのいくつかのタイプのガイドワイヤー制御装置は、従来技術において既知である。ガイドワイヤー制御装置の目的は、ガイドワイヤーを前進させることができるようにガイドワイヤーの滑らかな外面に十分なクランプ力を提供することである。これは通常、ガイドワイヤーの滑りを回避するのに十分な摩擦を生成する圧入によって行われる。この目的を達成するために、いわゆるヤコブチャックが使用される。ヤコブチャックはまた、基本的に同じ機能を有するドリル機械から知られている。通常、3つの締め付けあごがコーンおよびネジ機構によって締め付けられる。リングまたはナットが回転されると、締め付けあごが共に押し付けられる。別のタイプは、コレットチャックである。コレットチャックはまた、コーンによってガイドワイヤーの外側に共に押しつけられ、それにより摩擦力を生成する。これら両方の従来技術の解決策は、ガイドワイヤーを締め付けるための力を生成するために締め付けたりゆるめたりする必要があるという欠点を有する。これは、時間のかかる手順である。特に長い骨の釘打ちでは、ガイドワイヤーは長く、骨に完全に挿入される前に何回か把持しなければならない。この長さおよび小さい直径のために、端部のみでは把持することができない。そのようにすると、ガイドワイヤーのねじれにつながる。別の欠点は、広い表面積で締め付けられているためガイドワイヤーが滑りやすいということである。ガイドワイヤーの意図された使用により、これらが血液および脂肪で覆われる結果となる。これらの物質は、チャックが必要な力を伝えることを困難にする。また従来技術の器具は、洗浄のために分解することが難しい。
本発明の目的は、従来技術の欠点を解消するか、または少なくとも改善するガイドワイヤー制御装置を提供することである。
この目的は、添付の請求項1の主題、すなわち上で定義したガイドワイヤー制御装置によって達成され、ハンドル部材は、長手方向にハンドル部材を通り延在する細長い通路と、細長い通路に対して実質的に横方向に延在し、かつ前記細長い通路と交差する凹所とを有して構成され、レバーは、凹所に枢動可能に取り付けられるとともに、前記凹所から外へ突出するように構成され、凹所の内側に位置するレバーの一部は、横方向の貫通孔を有して構成され、かつバネ手段は、ガイドワイヤー制御装置を前記細長い通路および前記貫通孔を延在するガイドワイヤーにロックするために、レバーの貫通孔の長軸をハンドル部材の細長い通路の長軸に整列させないように、ハンドル部材に対してレバーを保持するよう構成されており、前記バネ手段は、ガイドワイヤー制御装置がガイドワイヤーに対して移動することができるように、前記細長い通路および前記貫通孔を通り延在するガイドワイヤーを解放するために、貫通孔の長軸をハンドル部材の細長い通路の長軸に整列、または実質的に整列させるようにハンドル部材に対するレバーの枢動を許容するよう構成されており、かつし前記バネ手段は、ガイドワイヤー制御装置によってガイドワイヤーが前進できるように、前記細長い通路および前記貫通孔を通り延在するガイドワイヤーの締め付けのために、レバーの貫通孔の長軸を細長い通路の長軸に整列させないように、ハンドル部材に対するレバーの枢動を許容するよう構成されている。
本発明の好ましい実施形態において、ガイドワイヤー制御装置がガイドワイヤーに対して移動することができるように前記細長い通路および前記貫通孔を通り延在するガイドワイヤーを解放するよう貫通孔の長軸をハンドル部材の細長い通路の長軸に整列またはほぼ整列させるために、ガイドワイヤー制御装置のバネ手段は、バネ手段のバネ荷重の方向に抗してハンドル部材に対するレバーの枢動を許容するように構成され、かつ、ガイドワイヤーがガイドワイヤー制御装置によって前進できるように、前記細長い通路および前記貫通孔を通り延在するガイドワイヤーを締め付けるためにレバーの貫通孔の長軸を細長い通路の長軸に整列させないように、バネ手段は、バネ手段のバネ荷重の方向に抗してハンドル部材に対するレバーのさらなる枢動を許容するよう構成されている。
したがって、本発明の好ましい実施形態によれば、レバーがバネ手段によって保持される非作動位置にある場合に、ガイドワイヤーを損傷したり曲げたりすることない十分なクランプ力で、ハンドル部材の細長い通路およびレバーの貫通孔を通り延在するガイドワイヤーに対してガイドワイヤー制御装置をロックすることができ、レバーがバネ手段のバネ荷重の方向に抗して手動で枢動される第1作動位置にある場合に、さらなる前進のためにガイドワイヤー制御装置を例えばガイドワイヤーの新たな把持または係合のための別の位置に動かすためにガイドワイヤーに対するガイドワイヤー制御装置の移動を許容し、レバーがバネ手段のバネ荷重の方向に抗して手動で枢動される第2作動位置にある場合に、ガイドワイヤーがガイドワイヤー制御装置によって前進できるようにガイドワイヤーの締め付けを許容するガイドワイヤー制御装置が提供される。
上で定義されたガイドワイヤー制御装置の機能は、バネ手段によって達成することができ、バネ手段は、ガイドワイヤー制御装置をガイドワイヤーにロックするための非作動位置からガイドワイヤー制御装置がガイドワイヤーおよびに対して移動することができるようにガイドワイヤーを解放するための、およびガイドワイヤー制御装置によってガイドワイヤーが前進できるようにガイドワイヤーを締め付けるための2つの作動位置へレバーを枢動することができるよう構成され、上で定義されたようなバネ手段のバネ荷重方向に抗する枢動だけでなく、バネ手段のバネ荷重方向の枢動によって、またはバネ手段のバネ荷重に抗するおよび荷重方向における枢動によって行われる。本発明によるガイドワイヤー制御装置により、ガイドワイヤー制御装置は、ガイドワイヤーに沿って自由に移動することができるか、または強く調整可能なクランプ力が達成されるか、またはガイドワイヤー制御装置が操作されない場合に、ガイドワイヤー上の位置に留まることができる。
本発明によるガイドワイヤー制御装置のハンドル部材がガイドワイヤーを囲むため、ガイドワイヤー制御装置は、ガイドワイヤーに曲がりモーメントが生成されないように、ガイドワイヤーの長軸方向におけるガイドワイヤーの前進を許容する。
本発明によるガイドワイヤー制御装置の好ましい実施形態の詳細は、従属請求項によって定義される。したがって、ガイドワイヤー制御装置様々な特定の構造により、クランプ力の迅速かつ容易な調整、および装置の素早い取り扱いが可能となる。
レバーが操作されていない第1の非作動位置における本発明によるガイドワイヤー制御装置の長手方向の概略断面図である。 レバーが操作された状態の第2の作動位置における本発明によるガイドワイヤー制御装置の図1に類似した概略断面図である。 レバーが操作された状態の第3の別の作動位置における本発明によるガイドワイヤー制御装置の図1および図2に類似した概略断面図である。
添付の図面は、必ずしも縮尺通りに描かれておらず、一部の特徴の寸法は、明瞭化のために誇張されていることに留意されたい。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。しかし、この実施形態は、本発明の原理を説明するために含まれ、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を限定するものではないことを理解されたい。
図1〜図3はすべて、体内または体内の一部にガイドワイヤーを前進させるための本発明によるガイドワイヤー制御装置の好ましい実施形態を示している。したがって、ガイドワイヤー制御装置は、一般的に見て、ハンドル部材1、レバー2、およびバネ手段3を備える。図面において、ガイドワイヤー制御装置は、レバーが操作者の片手の指によってほぼ係合され、かつ操作されるように、レバー2がハンドル部材1の下に位置する状態で示されているが、ガイドワイヤー制御装置はもちろん操作者の手のひらによって係合され、かつ操作されるようにレバーが上向きの状態で、または任意の他の方向で使用することができる。ガイドワイヤー制御装置は例えば、別の方法として、体内または体内の一部に上から、または下から、または任意の他の好ましい方向でガイドワイヤーが進められるように使用され得る。
ハンドル部材1は、操作者の手によって把持される経済的に最適なハンドルとして形成され、細長い通路4を有して構成されている。細長い通路4は、ガイドワイヤーの意図された前進方向において、ハンドル部材の近位端部1aから遠位端部1bへハンドル部材1を通り長手方向に延在する。細長い通路4は、好ましくはハンドル部材1の中心を通り延在する。示されるように、細長い通路4は、体内または体内の一部にガイドワイヤーを前進させるためのガイドワイヤー5を受け入れるよう構成されている。ガイドワイヤー制御装置によってガイドワイヤー5を有効にガイドするために、細長い通路4の直径は、図示されているように、すなわち意図されているガイドワイヤーの直径よりもいくらか大きくすることが必要である。ハンドル部材1はまた、レバー2のための凹所6を有して構成される。ハンドル部材1の遠位端部に位置する凹所6は、図示された実施形態において、ハンドル部材全体の横断方向に延在し、それにより細長い通路4に対して実質的に横方向に延在している。凹所6はまた、細長い通路4と交差し、すなわち細長い通路は、前記凹所の近位側6aで凹所内に開口し、凹所の遠位側6bに続く。レバー2は、凹所6に枢動可能に取り付けられる。レバー2はまた凹所6から突出するように構成される。図示される実施形態において、レバー2は、角度をなして形成され、その大部分2aは凹所から突出するとともにハンドル部材1に沿って斜めに延在することによって、レバーの保持を容易にすると同時に、ハンドル部材の周りの快適なグリップを維持し、レバーの小部分2bは凹所6の内部に位置する。レバー2の大部分2aが凹所6の外側に位置することにより、ガイドワイヤー制御装置の意図した目的のために十分なクランプ力を簡単に生成できる、すなわち大部分が長ければ、力が大きくなる。凹所6の内部に位置するレバー2の小部分2bは、その一端部において、シャフト8がねじ込まれる穴7を有して構成されるか、または別の方法としては、レバーと一体のシャフト8を有して構成される。シャフト8は、レバー2の大部分2aが凹所から突出する端部と反対側の端部で凹所6を横切って延在し、レバーを前記シャフト回りで枢動させる。レバー2の枢動を容易にするために、凹所6は、レバー2の大部分2aが凹所から突出する端部に向かって広がる。すなわち凹所の近位側6aおよび遠位側6bは、凹所の前記端部に向かって広がっている。シャフト8の両端部は、凹所6の側面(側面6cが図面に示されている)に取り付けられる。凹所6の内部に位置するレバー2の小部分2bはまた、ガイドワイヤー5のための貫通孔9を有して構成される。貫通孔9は、好ましくは、前記小部分の中心に位置しかつ、細長い通路4実質的に一直線に配置されるため、ガイドワイヤー5は、ハンドル部材1の近位端部1aから、細長い通路4へ移動することができ、細長い通路を通り、レバー2の小部分2bの貫通孔9を通り、最後にハンドル部材の遠位端部1bの細長い通路へ移動することができる。ガイドワイヤー5のハンドル部材1への挿入を容易にするために、ハンドル部材の近位端部1aにおける入口端部1aaは、好ましくは細長い通路4に向かって遠位方向に先細であり、ハンドル部材の遠位端部1bにおいてガイドワイヤーが曲がるのを防ぐために、前記遠位端部の出口端部1bbは、好ましくはまた細長い通路に向かって、すなわち近位方向に先細である。
バネ手段は、図示された実施形態において、バネ板3の形を有し、バネ板は、レバー2の大部分2aに面する側のハンドル部材1と摺動可能に係合する湾曲した、または曲がった端部3aと、好ましくは直線状の、バネ板の中間大部分3cに対して角度を持って延在し、レバー2に固定して取り付けられる対向端部3bを有する。バネ板3の中間大部分3cは、図示された実施形態において、細長いS字形である。バネ手段3は、レバーの貫通孔9の長軸がハンドル部材の細長い通路4の長軸に整列しないように、ハンドル部材1に対してレバー2を保持するよう構成される。したがって、レバー2が何らかの方法で操作されない場合、バネ手段3は、ハンドル部材1に対してレバー2を第1の非作動位置に保持し、この場合、ガイドワイヤー制御装置が前記細長い通路および前記貫通孔を通り延在するガイドワイヤー5にロックされる、すなわち一種の自己保持を提供する。この第1の非作動位置は図1に示されている。バネ手段3は、レバー2の枢動を可能にするようにさらに構成され、図示された実施形態においては、前記バネ手段のバネ荷重方向に抗した前記レバーの枢動によって達成される。
したがって、図1による第1の非作動位置から、レバーが図2に示される位置に達するようにハンドル部材1に対するレバー2の枢動、すなわちハンドル部材へ向かうレバー枢動を行うことができる。バネ手段3のバネ荷重方向に抗するレバー2のこの枢動により、貫通孔9の長軸が細長い通路4の長軸と整列または実質的に整列するようになる。したがって、図1による非作動位置から図2による第2の作動位置へハンドル部材1に対してレバー2を操作することにより、前記細長い通路4および前記貫通孔9を通り延在するガイドワイヤー5を解放することが可能であり、それにより、ガイドワイヤー制御装置がガイドワイヤーに対して移動することができる。好ましくは、ガイドワイヤー制御装置は、ガイドワイヤーの前進方向と逆の方向、すなわち近位方向にガイドワイヤー5に沿って動き、ガイドワイヤーのさらなる前進のため、ガイドワイヤーが所望位置に進んだ場合にガイドワイヤー制御装置をガイドワイヤーから取り外すために、ガイドワイヤーを新たに把持または係合することができる。図1による非作動位置から図2によるハンドル部材1に対する作動位置へのレバー2の操作の間、図1および図2から明らかなように、バネ手段3の湾曲した、または曲がった端部3aは、ハンドル部材1に沿って近位方向に滑り、バネ手段(バネ板)の中間大部分3cはまっすぐになる。
さらに、ガイドワイヤー5の前進を始めようとする場合の通常位置である図1による第1の非作動位置から直接、または前進がすでに始まっており前進を継続するためにガイドワイヤーとの新たな把持または係合のために述べたようにガイドワイヤー制御装置が近位方向に移動するガイドワイヤー制御装置の位置である図2による第2の作動位置から、レバーが図3に示す位置に達するようにハンドル部材1に対するレバー2の枢動、すなわちハンドル部材へさらに向かうレバーのさらなる枢動、図3によると、前記ハンドル部材に非常に近づく枢動を行うことができる。バネ手段3のバネ荷重方向に抗するレバー2のこの追加的な枢動により、貫通孔9の長軸は、細長い通路4の長軸との別の非整列状態なる。したがって、図1による非作動位置から、または図2による第2の作動位置から、図3によるハンドル部材1に対するこの第3の作動位置へのレバー2の操作により、前記ガイドワイヤーを曲げることなくガイドワイヤーを体内または体内の一部へ前進させるのに十分なクランプ力で、前記細長い通路4および前記貫通孔9を通り延在するガイドワイヤー5を係合または締め付けることが可能となる。図1による非作動位置から、または図2による第2の作動位置から、図3によるハンドル部材1に対する作動位置へのレバー2の操作中、前記図1、図2および図3から明らかなように、バネ手段3の湾曲した、または曲がった端部3aは、ハンドル部材1に沿ってさらに近位方向に滑り、バネ手段(バネ板)の中間大部分3cは、ほとんどまっすぐな形態に達する。
レバー2の前記操作の間、バネ手段がハンドル部材との係合を失うことなく、バネ手段3の湾曲したまたは曲がった端部3aの近位への摺動移動を容易にするために、バネ手段の前記端部は、ハンドル部材1の長手方向に延在する細長い凹所10に好ましく摺動可能に収容される。ガイドワイヤー制御装置の図示された実施形態において、レバー2のための凹所6およびバネ手段3のための凹所10は、一体であり、レバー2の大部分2aが凹所6から突出する箇所で結合している。
レバー2の操作をやめる、すなわちレバーが解放される場合、ガイドワイヤー制御装置が図2による作動位置、または図3による作動位置にあるかに関係なく、バネ手段は、前記レバーを図1による非作動位置に自動的に戻し、レバーをハンドル部材1に対して非作動位置にし、ガイドワイヤー制御装置の自己保持のためにガイドワイヤー制御装置がガイドワイヤー5にロックされるようにその場に保持する。
バネ手段3によってレバー2が非作動位置に保持される、または解放時に図1による非作動位置に自動的に戻るため、図3に示すように貫通孔9の長軸が細長い通路4の長軸に整列、または実質的に整列するように非作動位置からのレバーがバネ手段のバネ荷重方向に抗して枢動する場合にガイドワイヤー5の挿入が容易になる。
図1〜図3のガイドワイヤー制御装置の実施形態は、本発明の目的がどのように単純かつ有効な方法で実現できるかを示す良好な例である。したがって、図1〜図3に示される実施形態において、凹所6の内部に位置するレバー2の部分2bの貫通孔9の直径は、貫通孔の長軸がハンドル部材の細長い通路4の長軸に対して整列していない間、例えばガイドワイヤーの外側を損傷したり、ガイドワイヤーを曲げたりすることによってガイドワイヤーに悪影響を与えることなく、前記貫通孔の直径方向に対向する2つの縁部9aおよび9bまたは9cおよび9dがガイドワイヤーに係合するような、ガイドワイヤー5の直径に対する大きさになっている。
これは、好ましくは図1に示すように貫通孔の長軸が細長い通路4の長軸と整列していない場合にのみ、貫通孔9の上近位縁部9aおよび直径方向に対向する下遠位縁部9bがガイドワイヤー5に係合すること、それによりガイドワイヤー制御装置の自己保持のためにガイドワイヤー制御装置がガイドワイヤー5にロックされることを意味する。これはまた、好ましくは、図3に示すように貫通孔の長軸が細長い通路4の長軸に整列しない場合にのみ貫通孔9の上遠位縁部9cおよび直径方向に対向する下近位縁部9dがガイドワイヤー5に係合すること、それによりガイドワイヤー制御装置によるガイドワイヤーの前進のためにガイドワイヤーがガイドワイヤー制御装置によって締め付けられることを意味する。貫通孔9のどの前記縁部9a,9b,9c,9dもガイドワイヤー5に係合しない場合、および貫通孔の長軸が図2に示すように細長い通路4長軸に整列、または実質的に整列している場合、さらなる前進のため、またはガイドワイヤーからガイドワイヤー制御装置を取り外すためにガイドワイヤーに新たに把持または係合するよう、ガイドワイヤー制御装置は、ガイドワイヤーに対する摩擦を生じることなく移動することができる。
したがって、ガイドワイヤー5を損傷または曲げることのない上述のガイドワイヤー制御装置の安全かつ有効な機能は、レバーがハンドル部材1に向かってどの程度枢動したかに応じて、レバー2の貫通孔の2つの対向縁部9a,9bが小さいクランプ力(図1参照)でガイドワイヤーに係合する位置からガイドワイヤーに係合しない位置へもたらされること、および代わりに2つの他の対向縁部9c,9dがガイドワイヤーに係合しない位置からかなりのクランプ力(図3参照)でガイドワイヤーに係合する位置へもたらされること、またはすべての前記縁部がガイドワイヤーと非常に小さく係合する、または実質的に感じさせない程度に係合する、または係合しない位置(図2参照)へもたらされることで達成される。縁部は、ガイドワイヤーとの調整可能な摩擦係合を生成する摩擦コーンとして機能する。摩擦力は、それぞれの協同する2つの縁部により、非常に小さい領域に集中する。小さい領域は、必要に応じて非常に大きいクランプ力をもたらすことができ、それにより、より確かにスリップを防ぐことができる。
また上述のように、上記に規定されたガイドワイヤー制御装置の機能は、バネ手段によって達成され得ることに留意すべきであり、バネ手段は、ガイドワイヤー制御装置をガイドワイヤーにロックするための非作動位置から、ガイドワイヤー制御装置がガイドワイヤーに対して動くことができるようにガイドワイヤーを解放するための、およびガイドワイヤー制御装置によってガイドワイヤーが進むことができるようにガイドワイヤーを締め付けるための2つの作動位置へ、バネ手段のバネ荷重方向に抗する方向のみならず、バネ手段のバネ荷重方向への枢動によって、またはバネ手段のバネ荷重方向に抗する方向、およびバネ手段のバネ力方向への枢動によって、レバーが枢動することができるように構成されている。したがって、本発明の範囲において、前記バネ手段が非作動位置から2つの作動位置へのバネ手段のバネ荷重方向、すなわちハンドル部材1から離れる方向へのレバーの枢動を許容するように少なくともバネ手段3、場合によってはまたレバー2を構成することが可能である。例えば、非作動位置のレバー2が図3のような位置であり、その後図2および図1による作動位置へ、レバーがバネ手段のバネ荷重方向へ、ハンドル部材1から離れて枢動できるように、バネ手段3を構成することが可能である。
これは、図1〜図3を参照すると、好ましくは、図3に示すように貫通孔の長軸が細長い通路4の長軸に整列せず、それによりガイドワイヤー制御装置の自己保持のためにガイドワイヤー制御装置がガイドワイヤー5にロックされる場合のみに、貫通孔9の上遠位縁部9cおよび直径方向に対向する下近位縁部9dがガイドワイヤー5に係合することを意味する。これはまた、好ましくは、図1に示すように貫通孔の長軸が細長い通路4の長軸に整列せずに、それによりガイドワイヤー制御装置によってガイドワイヤーが前進するためにガイドワイヤーがガイドワイヤー制御装置によって締め付けられる場合にのみ、貫通孔9の上近位縁部9aおよび直径方向に対向する下遠位縁部9bがガイドワイヤー5に係合することを意味する。貫通孔9のどの前記縁部9a,9b,9c,9dもガイドワイヤー5に係合せず、図2に示すように貫通孔の長軸が細長い通路4の長軸に整列または実質的に整列する場合、さらに前進するため、またはガイドワイヤーからガイドワイヤー制御装置を取り外すためのガイドワイヤーの新たな把持または係合のために、ガイドワイヤー制御装置は、ガイドワイヤーに対する摩擦なしに移動可能である。
また本発明の範囲内において、前記バネ手段が、ガイドワイヤー制御装置がガイドワイヤーに対して移動できるようにガイドワイヤー5を解放するために、バネ手段のバネ荷重方向に抗した方向で、すなわちハンドル部材1に向かって非作動位置から作動位置へレバーの枢動を許容するように、および前記バネ手段が、ガイドワイヤー制御装置によってガイドワイヤーが進むことができるようにガイドワイヤーを締め付けるために、作動位置へバネ手段のバネ荷重方向、すなわちハンドル部材から離れる方向に前記レバーが枢動できるように、少なくともバネ手段3、場合によってはまたレバー2を構成することが可能である。例えば、非作動位置のレバー2が図1のような位置であり、レバーがバネ手段のバネ荷重方向に抗してハンドル部材1に向かって図2による(またはレバーの小部分の貫通孔が許容するならば図3による)作動位置へ枢動できるように、かつレバーがバネ手段のバネ荷重方向にハンドル部材から離れて図示されていない図1の位置を越えた作動位置へ枢動できるようにバネ手段3を構成することが可能である。
これは、図1〜図3を参照すると、図1に示すように貫通孔の長軸が細長い通路4の長軸に整列せず、それによりガイドワイヤー制御装置の自己保持のためにガイドワイヤー制御装置がガイドワイヤー5にロックされる場合にのみ貫通孔9の上近位縁部9aおよび直径方向に対向する下遠位縁部9bがガイドワイヤー5に係合することを意味する。これはまた、図1に示すように貫通孔の長軸が細長い通路4の長軸に整合せず、それによりガイドワイヤー制御装置によってガイドワイヤーが前進するためにガイドワイヤーがガイドワイヤー制御装置によって締め付けられる場合にも、貫通孔9の前記上近位縁部9aおよび直径方向に対向する下遠位縁部9bがガイドワイヤー5に係合することを意味する。しかし、ここではクランプ力は、好ましく強い。すなわちレバー2は、上述のように図示されていない図1の位置を越えた作動位置に位置する。貫通孔9の前記縁部9a,9bがガイドワイヤー5に係合せず、貫通孔の長軸が図2に示すように細長い通路4の長軸に整列、または実質的に整列される場合に、さらなる前進、またはガイドワイヤー制御装置をガイドワイヤーから取り外すためのガイドワイヤーの新たな把持または係合のために、ガイドワイヤー制御装置は、ガイドワイヤーに対する摩擦なしで移動することができる。
また本発明の範囲内において、前記バネ手段が、ガイドワイヤー制御装置がガイドワイヤーに対して動くことができるようにガイドワイヤー5を解放するために、バネ手段のバネ荷重方向に、すなわちハンドル部材1から離れる方向に非作動位置から作動位置へ前記レバーを枢動することができるように、および前記バネ手段が、ガイドワイヤー制御装置によってガイドワイヤーが前進できるようにガイドワイヤーを締め付けるために、作動位置へバネ手段のバネ荷重方向に抗した、すなわちハンドル部材に向かう方向に前記レバーを枢動することができるように、レバー2およびバネ手段3を構成することが可能である。例えば図1において、レバーが非作動位置の場合に他の2つの直径方向に対向する縁部9c,9dがガイドワイヤー5に係合するように、前記小部分を通り横方向に延在するレバー2の小部分2bの貫通孔9を斜めに延在するように変えることにより、ガイドワイヤーに対してガイドワイヤー制御装置が移動することができるようにガイドワイヤーを解放するために、図1による位置からバネ手段3のバネ荷重方向にハンドル部材1から離れてレバーを枢動することが可能であり、ガイドワイヤー制御装置によってガイドワイヤーが前進できるようにガイドワイヤーを締め付けるためにハンドル部材に向かってバネ手段のバネ荷重方向に抗した方向にレバーを枢動することが可能である。
これは、再度図1〜図3を参照すると、レバー2は別の位置の位置にあるが図3に示すように貫通孔の長軸が細長い通路4の長軸に整列しない場合に、貫通孔9の上遠位縁部9cおよび直径方向に対向する下近位縁部9dがガイドワイヤー5に係合し、それによりガイドワイヤー制御装置の自己保持のためにガイドワイヤー制御装置がガイドワイヤー5にロックすることを意味する。これはまた、貫通孔の長軸が図3に示すように細長い通路4の長軸に整列しない場合に、貫通孔9の前記上遠位縁部9cおよび直径方向に対向する下近位縁部9dがガイドワイヤー5に係合し、それによりガイドワイヤー制御装置によってガイドワイヤーが前進するためにガイドワイヤーがガイドワイヤー制御装置によって締め付けられることを意味する。貫通孔9の前記縁部9c,9dがガイドワイヤー5に係合しない場合、貫通孔の長軸は、図2に示すように細長い通路4の長軸と整列または実質的に整列し、さらなる前進、またはガイドワイヤー制御装置をガイドワイヤーから取り外すためのガイドワイヤーの新たな把持または係合のために、ガイドワイヤー制御装置はガイドワイヤーに対する摩擦なしで移動することができる。
2つの前者の上述の代替形実施形態において、レバー2が図1の位置を越えた位置へハンドル部材1から離れて枢動する場合に、釣り合い位置を通過するまで湾曲したまたは曲がった端部3aが凹所10でハンドル部材1に沿って遠位方向へ滑るという意味で前記バネ手段が曲がることができ、それによりガイドワイヤー制御装置によってガイドワイヤーが前進するためにガイドワイヤー制御装置によってガイドワイヤー5が締め付けられることができる位置にレバーをロックする、すなわちレバーは、解放される非作動位置に自動的に戻らないように、バネ手段3および/またはハンドル部材1およびレバー2それぞれへの取り付けを構成することが可能である
一方で、全ての上述の代替形実施形態において、ハンドル部材から離れる、バネ手段のバネ力方向におけるレバーの枢動のための停止手段があれば好都合である。そこに位置するバネ手段の端部の遠位方向への凹所内の過剰なスライド移動を防止するために、このような停止手段を例えばバネ手段のための凹所に設けることができる。
ガイドワイヤー制御装置の示された実施形態において、ハンドル部材1は、内部の清掃のため、レバー2および/またはバネ手段3の整備または交換のために、分解できる2つの部品で構成されている。しかし、ハンドル部材1を画定する1つの部品のみが図面に示されている。ハンドル部材1を構成する2つの部品の組み立ておよび分解は、任意の適切な手段によって達成され得る。
添付の特許請求の範囲内の本発明の更なる変更は、本発明の思想及び目的から逸脱することなく可能である。このように、本発明は、上述の実施形態またはこれらの実施形態を示す図面によって限定されると見なされるべきではない。むしろ、本発明の全範囲は、説明および図面を参照して添付の請求項によって決定されるべきである。従って、貫通孔の直径とガイドワイヤーの直径との間の関係はそれぞれ変化し得る。しかしながら、ガイドワイヤーの直径に対して貫通孔の直径が大きいほど、意図された機能を果たすためにガイドワイヤーと接触するようにレバーの小部分の貫通孔の縁部のためにレバーをより多く枢動させる必要があることに留意すべきである。例えばガイドワイヤーの厚さ(直径)、従って、レバーハンドル部材、および貫通孔、並びに細長い通路の寸法に応じて、異なるばね荷重を有するばね手段も使用することができる。
1 ハンドル部材
1a 近位端部
1b 遠位端部
1aa 入口端部
1bb 出口端部
2 レバー
2a 大部分
2b 小部分
3 バネ手段
3a 曲がった端部
3b 対向端部
3c 中間大部分
4 通路
5 ガイドワイヤー
6 凹所
6a 近位側
6b 遠位側
7 穴
8 シャフト
9 貫通孔
9a 上近位縁部
9b 下遠位縁部
9c 上遠位縁部
9d 下近位縁部
10 凹所

Claims (1)

  1. 明細書及び添付図面に関連付けて実質的に説明された、体内または体内の一部へガイドワイヤーを前進させるためのガイドワイヤー制御装置。
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