JP2019213104A - 通信制御装置、通信制御プログラム及びネットワーク通信システム - Google Patents

通信制御装置、通信制御プログラム及びネットワーク通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のネットワークを介して送信される情報を一台(又は複数)の通信機器で処理するネットワーク通信システムにおいて、通信障害を発生することなく中継処理装置である通信制御等のメンテナンスを可能とする。【解決手段】通信機器といずれかのネットワーク上のネットワーク機器との間で確立しているセッション情報を記憶部に記憶する。制御部は、通信機器とネットワーク機器との間の通信を停止して行うメンテナンス時において、セッションの新規な確立要求をドロップし、記憶部に記憶されているセッション情報に基づいて、通信機器とネットワーク機器との間の通信を監視し、全ての通信機器とネットワーク機器との間の通信が完了した際に、メンテナンスを実行する。確立済みのセッションの処理が完了してから、メンテナンスを開始でき、通信障害を発生することなくメンテナンスを可能とすることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、通信制御装置、通信制御プログラム及びネットワーク通信システムに関する。
従来、例えば官公庁又は病院等では、個人情報等の秘匿性が高い情報を取り扱うためのネットワークと、事務系等の秘匿性が低い情報を取り扱うためのネットワークとを分けるといったように、複数のネットワークを使い分けていることが多い。また、例えばM&A(Mergers and Acquisitions)等により会社の合併が行われた場合、ビルディング内の同じフロアの同じ会社であるにも関わらず、部所毎に異なるネットワークを利用する場合がある。
この場合、ネットワーク毎に複合機(MFP:Multifunction Peripheral)又はプリンタ装置等の画像形成装置を設けることは、管理コストが上がり、また、複数の画像形成装置を設けることで、フロアの専有面積が増えてしまい非合理的であることから、設置台数を少なくし、1台の画像形成装置に複数のネットワークを接続して用いられることが求められる。
ここで、複数のネットワークを介して送信されるパケット情報を一台(又は複数)の画像形成装置等の通信機器で処理するネットワーク通信システムにおいて、各ネットワークに接続された情報機器と、画像形成装置等の通信機器との間の通信を中継する中継処理装置に対しては、定期的又は不定期にメンテナンスを行うことが好ましい。このメンテナンス時には、中継処理装置とネットワークを切断してメンテナンスを行う。
しかし、切断するネットワークに接続された情報機器のジョブに対する通信機器での処理状態が不明であると、通信機器側で情報機器の処理(ジョブ)を処理中であるにもかかわらずネットワークが切断されて通信障害が発生し、処理途中での処理の停止し又は情報が消失する等の不都合を生ずる。このようなことから、複数のネットワークを介して送信されるパケット情報を1台(又は複数)の通信機器で処理するネットワーク通信システムにおいては、中継処理装置のメンテナンスが困難となることが想定される。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、複数のネットワークを介して送信されるパケット情報を一台(又は複数)の通信機器で処理するネットワーク通信システムにおいて、通信障害を発生することなく中継処理装置のメンテナンスを可能とする通信制御装置、通信制御プログラム及びネットワーク通信システムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、少なくとも一の通信機器と、複数のネットワークのうち少なくとも一のネットワークに設けられたネットワーク機器との間の送受信情報の通信制御を行う通信制御装置であって、通信機器とネットワーク機器との間で確立しているセッション情報を記憶する記憶部と、通信機器とネットワーク機器との間の通信を停止して行うメンテナンス時において、セッションの新規な確立要求をドロップし、記憶部に記憶されているセッション情報に基づいて、通信機器とネットワーク機器との間の通信を監視し、全ての通信機器とネットワーク機器との間の通信が完了した際に、メンテナンスを実行する制御部とを有する。
本発明によれば、複数のネットワークを介して送信されるパケット情報を一台(又は複数)の通信機器で処理するネットワーク通信システムにおいて、通信障害を発生することなく中継処理装置のメンテナンスを可能とすることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態のネットワーク通信システムのシステム構成図である。 図2は、実施の形態のネットワーク通信システムに設けられているネットワーク制御部の構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態のネットワーク通信システムにおけるネットワーク設定画面の一例を示す図である。 図4は、実施の形態のネットワーク通信システムにおけるメンテナンス設定画面の一例を示す図である。 図5は、実施の形態のネットワーク通信システムにおけるネットワーク制御部のメンテナンス処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、実施の形態のネットワーク通信システムにおけるメンテナンスの可否判断動作の流れを示すフローチャートである。 図7は、実施の形態のネットワーク通信システムにおけるメンテナンス時のネットワーク制御部の処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、実施の形態のネットワーク通信システムにおいて、各複合機がインタフェースボックスを介して通信を行っている間に、インタフェースボックスのメンテナンスが開始された際における各部の動作を示すシーケンス図である。
以下、実施の形態のネットワーク通信システムの説明をする。
(概要)
実施の形態のネットワーク通信システムは、複数のネットワークを互いに通信できないように中継処理装置で分離したネットワーク通信システムにおいて、通信しているセッションを監視する。そして、確立しているセッションは遮断せず、新規に確立する通信を遮断して、すべての確立済みのセッションの処理が完了した後に、中継処理装置の中継機能を停止する。
これにより、通信障害の発生を防止したうえで、中継処理装置のメンテナンスを可能とすることができ、情報の処理途中での処理の停止し又は情報が消失する等の不都合を防止することができる。
(システム構成)
図1は、実施の形態のネットワーク通信システムのシステム構成図である。この図1に示すように、第1の実施の形態のネットワーク通信システムは、主となる複合機MFP_M(Multifunction Peripheral)、インタフェースボックス(通信制御装置の一例)1、及び、複数のネットワークNet_A0〜Net_C0、Net_A1〜Net_C1、及びNet_Iを有している。
複合機MFP_Mは、通信機器の一例である。通信機器としては、複合機MFP_M以外であっても、ネットワーク通信が可能な機器であれば、特に限定されない。例えば、ネットワーク通信対応のプロジェクタ、ネットワーク通信対応の電子白板又は電子黒板等のように、どのような機器を用いてもよい。また、この例では、複合機MFP_Mとインタフェースボックス1は、物理的に異なる機器として図示しているが、例えば複合機MFP_Mの拡張ボードとしてインタフェースボックス1が設けられる等、両者は一体化された構成としてもよい。
複合機MFP_Mは、インタフェースボックス1を介して、複数のネットワーク(Net_A0,Net_B0,Net_C0)に接続されている。複合機MFP_Mのネットワークインタフェースは、例えば「00-00-5E-00-53-22」のMACアドレスを有している。
ネットワークNet_A0,Net_B0,Net_C0は、ルータR_A,R_B,R_Cを介して、ネットワークNet_A1,Net_B1,Net_C1に、それぞれ接続されている。また、ネットワークNet_Iは、ルータR_Cを介してネットワークNet_C0及びネットワークNet_C1と接続されている。また、ネットワークNet_C0及びNet_C1は、ルータR_C及びネットワークNet_Iを介して、インターネットに接続されている。なお、この例の場合、ネットワークNet_A、及び、ネットワークNet_Bは、通信セキュリティを考慮して、インターネットには、接続できない構成となっているが、両者をインターネットに接続可能としてもよい。
ここで、複合機MFP_Mに接続されるネットワークは、ネットワークNet_A0,Net_A1をグループとしたNet_A系、ネットワークNet_B0,Net_B1をグループとしたNet_B系、ネットワークNet_C0,Net_C1,Net_IをグループとしたNet_C系に分割されている。各系のネットワークの間は、IP(Internet Protocol)通信ができないように分離されている。なお、この例では、各系のネットワーク間で、IP(Internet Protocol)通信ができないように分離されていることとして説明を進めるが、セキュリティの要件等に応じて、各系のネットワーク間で通信可能としてもよい。
ネットワークNet_A0、Net_B0及びNet_C0には、パーソナルコンピュータ装置PC_A0、PC_B0及びPC_C0が、それぞれ接続されている。また、ネットワークNet_A1には、パーソナルコンピュータ装置PC_A1、サーバ装置SV_A1、及び、複合機MFP_Aが接続されている。また、ネットワークNet_B1には、パーソナルコンピュータ装置PC_B1、及び、サーバ装置SV_B1が接続されている。また、ネットワークNet_B1には、ルータR_B2を介してサーバ装置SV_B2が接続されている。また、ネットワークNet_C1には、パーソナルコンピュータ装置PC_C1、サーバ装置SV_C1、及び、複合機MFP_Cが接続されている。
なお、パーソナルコンピュータ装置PC_A0等、サーバ装置SV_A1等、複合機MFP_A及び複合機MFP_Cは、ネットワーク機器の一例である。
パーソナルコンピュータ装置PC_A1等の各パーソナルコンピュータ装置は、複合機MFP_Mに対して、印刷要求及びSNMP(simple network management protocol)での機器情報の送信等を行う。複合機MFP_Mは、サーバ装置SV_A1等にスキャン処理で形成したファイル情報の転送等を行う。なお、この例で説明した印刷要求、SNMPでの機器情報の送信、及び、スキャン処理したファイル情報の転送等は、一例であり、これら以外の通信でもよい。
インタフェースボックス1は、ネットワークNet_A系、ネットワークNet_B系及びネットワークNet_C系の各系間の通信を制限したうえで、ネットワークNet_A系と複合機MFP_Mとの間の通信、ネットワークNet_B系と複合機MFP_Mとの間の通信、及び、ネットワークNet_Cと複合機MFP_Mとの間の通信を可能とする。
(インタフェースボックスの構成)
図2は、インタフェースボックス1のコントローラの概略的な構成を示す図である。この図2に示すようにインタフェースボックス1のコントローラは、ネットワーク制御部11(制御部の一例)、記憶部12、送受信部A〜送受信部C及び送受信部Mを有している。記憶部12としては、ROM(read-only memory)、RAM(random-access memory)又はHDD(hard disk drive)等を用いることができる。
ネットワーク制御部11は、記憶部12に記憶されているネットワーク制御アプリケーションプログラム(ネットワーク制御AP)を実行することで、複合機MFP_Mと各ネットワークに接続された情報機器(複合機、パーソナルコンピュータ装置、及びサーバ装置)との間の通信を中継制御する。
また、ネットワーク制御部11は、ネットワーク制御APを実行することで、複合機MFP_Mと各ネットワークに接続された情報機器との間で通信しているセッションを監視する。そして、確立しているセッションは遮断せず、新規に確立する通信を遮断して、すべての確立済みのセッションの処理が完了した後に、中継処理装置の中継機能を停止する。これにより、通信障害の発生を防止したうえで、中継処理装置のメンテナンス(装置の停止又は装置に対する設定変更等)を可能としている。
なお、ネットワーク制御APは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイル情報でCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、ネットワーク制御APは、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、ネットワーク制御APは、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよい。また、ネットワーク制御APは、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
送受信部A〜送受信部C及び送受信部Mは、ネットワークを介して送信されるパケット情報を受信して送出する。送受信部A〜送受信部C及び送受信部Mとしては、例えばイーサネット(登録商標)通信を行うためのネットワークインタフェースを用いることができる。また、この他、PCIエクスプレスカードに対応するインタフェース又はUSB(Universal Serial Bus)インタフェース等の他のネットワークインタフェースでもよい。また、送受信部A〜送受信部C及び送受信部Mは、有線インタフェースとして図示するが、無線インタフェースでもよい。
記憶部12には、上述のネットワーク制御APの他、各ネットワークのネットワークアドレス、及び、システムの各機器に設定されているIPアドレスが記憶された「設定テーブル」が記憶されている。また、記憶部12には、インタフェースボックス1のメンテナンス(停止又は設定変更)を実施する時点で確立されている直前において記憶されているセッションを示す「セッションテーブル」が記憶されている。
(設定テーブル)
以下の表1に、「設定テーブル」に記憶されている各ネットワークのネットワークアドレスの一例を示す。なお、「設定テーブル」は、例えば不揮発性メモリに記憶することが好ましい。
Figure 2019213104
この表1に示すように、ネットワークNet_A0のネットワークアドレスは、「192.168.1.0/24」となっている。ネットワークNet_A1のネットワークアドレスは、「192.168.10.0/24」となっている。ネットワークNet_B0のネットワークアドレスは、「172.16.1.0/24」となっている。ネットワークNet_B1のネットワークアドレスは、172.16.10.0/24」となっている。ネットワークNet_C0のネットワークアドレスは、「10.0.1.0/24」となっている。ネットワークNet_C1のネットワークアドレスは、「10.0.10.0/24」となっている。ネットワークNet_Iのネットワークアドレスは、「203.0.113.0/29」となっている。なお、ネットワークNet_Iは、インターネット接続を図るためのセグメントとなっている。
この表1に示すように、各ネットワークNet_A0、Net_A1、Net_B0、Net_B1、Net_C0、Net_C1、Net_Iのネットワークアドレスは、重複しないように設定されている。実際には、このような設定例以外であっても、複合機MFP_Mと直接通信するサーバ装置のIPアドレスが重複しなければよい。また、直接通信するサーバ装置のIPアドレスが重複している場合でも、静的なNAPT(Network Address Port Translation)設定がされていればよい。
次に、以下の表2に、「設定テーブル」に記憶されているシステムの各機器のIPアドレスの一例を示す。
Figure 2019213104
この表2に示すように、複合機MFP_MのIPアドレスは、「192.168.1.20/24」、デフォルトゲートウェイは「192.168.1.1/24」となっている。インタフェースボックス1は、「192.168.1.10/24」、「172.16.1.10/24」、及び、「10.0.1.10/24」計3つのIPアドレスを有している。また、インタフェースボックス1のデフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「192.168.1.1/24」、「172.16.1.1/24」、及び、「10.0.1.1/24」となっている。
パーソナルコンピュータ装置PC_A0のIPアドレスは、「192.168.1.100/24」となっており、デフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「192.168.1.1/24」となっている。ルータR_AのIPアドレスは、「192.168.1.1/24」及び「192.168.10.1/24」となっている。
パーソナルコンピュータ装置PC_A1のIPアドレスは、「192.168.10.100/24」となっており、デフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「192.168.10.1/24」となっている。また、サーバ装置SV_A1のIPアドレスは、「192.168.10.11/24」となっており、デフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「192.168.10.1/24」となっている。
複合機MFP_AのIPアドレスは、「192.168.10.20/24」となっており、デフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「192.168.10.1/24」となっている。また、パーソナルコンピュータ装置PC_B0のIPアドレスは、「172.16.1.100/24」となっており、デフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「172.16.1.1/24」となっている。
ルータR_BのIPアドレスは、「172.16.1.1/24」及び「172.16.10.1/24」となっている。また、パーソナルコンピュータ装置PC_B1のIPアドレスは、「172.16.10.100/24」となっており、デフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「172.16.10.1/24」となっている。また、サーバ装置SV_B1のIPアドレスは、「172.16.10.11/24」となっており、デフォルトゲートウェイは、「172.16.10.1/24」となっている。
ルータR_B2のIPアドレスは、「172.16.10.5/24」及び「192.168.10.1/24」となっている。また、サーバ装置SV_B2のIPアドレスは、「192.168.10.11/24」となっており、デフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「192.168.10.1/24」となっている。すなわち、サーバ装置SV_B2のIPアドレスは、サーバ装置SV_B1のIPアドレスと同じIPアドレスとなっている。
パーソナルコンピュータ装置PC_C0のIPアドレスは、「10.0.1.100/24」となっており、デフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「10.0.1.1/24」となっている。また、インターネットにパケット情報(送受信情報の一例)の送信が可能となっているルータR_CのIPアドレスは、「10.0.1.1/24」、「10.0.10.1/24」及び「203.0.113.2/29」となっており、デフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「203.0.113.1/29」となっている。また、パーソナルコンピュータ装置PC_C1のIPアドレスは、「10.0.10.100/24」となっており、デフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「10.0.10.1/24」となっている。
サーバ装置SV_C1のIPアドレスは、「10.0.10.11/24」となっており、デフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「10.0.10.1/24」となっている。また、複合機MFP_CのIPアドレスは、「10.0.10.20/24」となっており、デフォルトゲートウェイのIPアドレスは、「10.0.10.1/24」となっている。
この表2からわかるように、複合機、パーソナルコンピュータ装置及びサーバ装置には、それぞれ、ネットワークを介した通信を可能とする一つのIPアドレスが割り当てられている。ルータには、接続されているネットワークに対応する数のIPアドレスが割り当てられている。なお、サーバ装置及びルータは、論理的には1台であっても、複数の機器による冗長構成としてもよい。
(セッションテーブル)
次に、以下の表3に、「セッションテーブル」に記憶されている、インタフェースボックス1のメンテナンス(停止又は設定変更)を実施する時点で確立されているセッションのセッション情報の一例を示す。なお、「セッションテーブル」を記憶するメモリは、例えば揮発性メモリでもよい。
Figure 2019213104
この表3において、ローカルIPアドレス/ポート(local IP addr/port)は、MFP_MのIPアドレス、ポート、又は、インタフェースボックス1が持つIPアドレス、ポートである。これに対して、リモートIPアドレス/ポート(remote IP addr/port)は、ローカルIPアドレス、ポートの対向となる機器のIPアドレス、ポートである。
プロトコル(protocol)は、ICMP(Internet Control Message Protocol)/TCP(Transmission Control Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)等を示す。TCPの場合は、セッションの概念があり、まず、セッションを確立した後に、データの送信が実施される。一方、UDPの場合は、トランスポートレイヤでは、セッション確立という概念がない。
表3の第1行目は、UDPのパケットがCONNECTEDの状態になっていることを示している。ネットワーク制御部11は、UDPのパケットが通過してから一定時間、通信が行われたことを管理して、逆向きの通信の通過を許可する。UDPの場合、実際にはセッションの概念がないため、これを管理しなくてもよい。
表3の第2行目は、複合機MFP_Mからサーバ装置SV_C1へ、SMB(Server Message Block)プロトコルでのファイル送信が行われているときのセッションを示している。また、表3の第3行目は、複合機MFP_Aから複合機MFP_MへのIPファクシミリ(IP−FAX)を送信したときのセッションを示している。表3の第4行目は、複合機MFP_Mから複合機MFP_AへのIP−FAXを送信したときのセッションを示している。
TCP通信のセッションの完了は、RSTパケット(リセットパケット)又はFINパケット(フィニッシュパケット)により行われる。また、ネットワーク制御部11は、一定時間、通信がなかった場合、セッションが完了したと判断する。ネットワーク制御部11は、セッションの完了となった表3に例示するセッション情報を、セッションテーブルから消去する。これにより、セッションテーブルには、セッション中のセッション情報が記憶されることとなる。
(インタフェースボックスのメンテナンス動作)
インタフェースボックス1は、設定された設定値に基づいて動作するため、設定が変更された際には、変更された設定をネットワーク制御部11での処理に反映する必要がある。この反映は、設定の変更内容によっては、ネットワーク通信に影響を与えないこともある。しかし、ネットワーク設定等を変更した場合は、インタフェースボックス1が転送している通信を一時的に遮断する必要がある。
なお、ネットワーク設定等の変更例としては、図3に示すネットワーク設定画面を介して設定されるインタフェースボックス1のネットワーク設定、及び、図4に示すメンテナンス設定画面を介して設定されるインタフェースボックス1のメンテナンス制御設定等がある。図3に示すネットワーク設定画面を介して設定されるインタフェースボックス1のネットワーク設定は、リモートで設定又はローカルの設定のうち、どちらでもよい。このネットワーク設定画面を介してネットワーク設定が変更されると、インタフェースボックス1に、ネットワーク設定の反映に伴うネットワーク通信断が発生する。
図4に示すメンテナンス設定画面を介して設定されるインタフェースボックス1のメンテナンス制御設定では、タイムアウト(最大待ち時間)を設定可能となっている。値を「0」に設定することで、タイムアウトを発生させないことも可能となっている。また、複合機MFP_Mに対するメンテナンス指示の送信を、「する(有効)」及び「しない(無効)」との間で変更して、運用方法も変更できるようになっている。また、SNMPオフライン応答についても、「する(有効)」又は「しない(無効)」との間で変更可能となっており、インタフェースボックス1が代理応答するか否かを変更可能となっている。
さらに、メンテナンス時の新規コネクションの処理方法に対しては、ドロップ(Drop)するか、リセット(RST)するかを選択可能となっている。これらの設定値は、ネットワークの通信断を必要としない設定である。最初は、タイムアウトを「0分」に設定したが、後からタイムアウトを「1分」に変更することも可能である。
なお、「ドロップ」とは、パケットを意図的に遮断し、又は、意図することなくパケットを消失或いは損失させる処理である。
上述のように、ネットワーク設定等を変更した場合は、インタフェースボックス1が転送している通信を一時的に遮断する必要があるが、通信の一時的な遮断は、短時間で済むこともあれば、長時間かかる場合もある。例えば、値を反映する際に、インタフェースボックス1のオペレーションシステム(OS)を起動する必要があるときには、長時間の通信断が発生する。この通信断により、複合機MFP_Mと他の機器との間の通信ができなくなるため、場合によっては、通信中のデータの欠損が発生する可能性がある。
インタフェースボックス1のメンテナンスでは、データの欠損を防止するために、これまでは、複合機MFP_Mを、通信をしていない状態とし、インタフェースボックス1のメンテナンスを行っていた。しかし、複合機MFP_Mとインタフェースボックス1は別の制御部(CPU)で動作するため、複合機MFP_M及びインタフェースボックス1を、それぞれ操作する必要があり、煩雑な操作を必要としていた。
このようなことから、実施の形態のネットワーク通信システムでは、複合機MFP_Mと他の機器との間の通信がなくなった状態で、インタフェースボックス1に対して設定値を反映させる。これにより、煩雑な操作を行うことなく、データの欠損も防止して、インタフェースボックス1のメンテナンスを可能とすることができる。
(メンテナンス処理)
図5のフローチャートは、ネットワーク制御部11におけるメンテナンス処理の流れを示すフローチャートである。この図5のフローチャートにおいて、ネットワーク制御部11は、メンテナンス開始操作を検出したタイミングでメンテナンス状態に移行する(ステップS1)。メンテナンス状態に移行すると、ネットワーク制御部11は、メンテナンスを実行してよいか否かの判断であるメンテナンス可否判断を行う(ステップS2及びステップS3)。なお、このメンテナンス可否の判断動作は、図6のフローチャートを用いて後述する。メンテナンスを実行可能と判断した場合(ステップS3:Yes)、ネットワーク制御部11は設定を反映させる(ステップS4)。なお、設定の反映の際には、ネットワーク断が発生する。
一方、メンテナンスを実行不可と判断した場合(ステップS3:No)、ネットワーク制御部11は、例えば10秒等の一定時間の待機を行い(ステップS5)、時間切れでなければ(ステップS6:No)、ステップS2に処理を戻し、再度、メンテナンス可否の判断を行う。これに対して、時間切れの場合(一定時間が経過した場合:ステップS6:Yes)、ステップS4に処理を進め、強制的に設定の反映を行う。これにより、メンテナンスの最大時間を決定でき、ある程度、ユーザへの影響を低減しつつ、計画的にメンテナンスを実行できる。
(メンテナンス可否の判断動作)
図6は、上述のステップS2におけるメンテナンスの可否判断動作の流れを示すフローチャートである。メンテナンスの可否判断においては、ネットワーク制御部11は、まず、コネクション判断処理を実行する(ステップS11)。このコネクション判断処理の結果、メンテナンス可能であるか(ステップS12:Yes)、否か(ステップS12:No)を判断する。
ネットワーク制御部11は、記憶部12のセッションテーブルに記憶されているTCPのコネクションの数に基づいて、メンテナンスの可否を判断している。具体的には、ネットワーク制御部11は、例えばTCPのコネクションの数が「0」になったときは、メンテナンス可能と判断する。UDP通信の有無については、無視することができる。これにより、UDPのパケットがある状態でも、TCPセッションがなくなれば、メンテナンスモードに移行でき、メンテナンス時間を短縮化できる。なお、ネットワーク制御部11は、UDPの通信を含めて、通信がなくなってからメンテナンスモードに移行可能と判断してもよい。
(メンテナンス時のネットワーク制御部の処理)
図7は、メンテナンス時のネットワーク制御部11の処理の流れを示すフローチャートである。ネットワーク制御部11は、パケットを受信すると、現在、インタフェースボックス1は、メンテナンス状態であるか否かの確認を行う(ステップS21、ステップS22)。現在、メンテナンス状態でないと判別した場合(ステップS22:No)、ネットワーク制御部11は、受信したパケットを指定されている機器へ転送制御する(ステップS28)。
これに対して、現在、インタフェースボックス1は、メンテナンス状態であると判別した場合(ステップS22:Yes)、ネットワーク制御部11は、受信したパケットは、新規TCPセッションのパケットか又はUDPパケットかを判別する(ステップS23)。いずれのパケットでもないと判別した場合(ステップS23:No)、ネットワーク制御部11は、TCPセッションがクローズされたか否かを判別する(ステップS26)。TCPセッションがクローズされていないと判別した場合、ネットワーク制御部11は、受信したパケットを指定されている機器に転送する(ステップS28)。
これに対して、TCPセッションがクローズされたと判別した場合(ステップS26:Yes)、ネットワーク制御部11は、記憶部12のセッションテーブルからTCPセッションを削除する処理である、セッション数の減算処理を行い(ステップS27)、受信したパケットを指定されている機器に転送する(ステップS28)。
一方、ステップS23において、受信したパケットが新規TCPセッションのパケット又はUDPパケットであると判別した場合(ステップS23:Yes)、ネットワーク制御部11は、受信したパケットは、SNMPのパケットであるか否かを判別する(ステップS24)。SNMPのパケットではないと判別した場合(ステップS24:No)、ネットワーク制御部11は、パケットをドロップする(ステップS29)。なお、図4を用いて説明したように、ネットワーク制御部11は、設定によっては、ドロップではなく、リセット信号を送信することも可能となっている。
また、ネットワーク制御部11は、UDPのパケットであり、かつ、SNMPのパケットで、例えばRFC3805(Printer MIB v2)に記載のプリンタの実行中、警告、ダウン等の状態を示す「hr Device Status」、アイドル中、印刷中、ウォームアップ中等の状態を示す「hr Printer Status」、オフライン、用紙切れ、トナー減少、紙詰まり等の状態を示す「hr Printer Detected Error State」等である場合(ステップS24:Yes)、機器が利用できない状態であることを、複合機MFP_Mの代りに、受信したパケットの送信元となる機器に代理応答する(ステップS25)。これにより、ユーザは、プリンタが現在利用できないことを、プリンタドライバの表示で知ることができる。
(通信中のメンテナンス動作)
図8は、複合機MFP_Mと複合機MFP_BがIP−FAXを行っている間に、インタフェースボックス1のメンテナンスが開始された際における各部の動作を示すシーケンス図である。この図8において、ユーザが複合機MFP_Aを操作してIP−FAX送信を行うと(ステップS31)、インタフェースボックス1の送受信部Aを介してネットワーク制御部11との間にTCPセッションが確立される(ステップS32、ステップS33)。また。これと共に、送受信部Mを介してネットワーク制御部11と複合機MFP_Mとの間にTCPセッションが確立される(ステップS34、ステップS35)。
複合機MFP_Aと複合機MFP_Mとの間でTCPセッションが確立されると、ネットワーク制御部11を介して複合機MFP_Aから複合機MFP_Mに、IP−FAXデータが送信される(ステップS36〜ステップS39)。
このように複合機MFP_Aと複合機MFP_Mとの間でIP−FAX通信が行われているときに、管理者がインタフェースボックス1のユーザーインターフェース(UI)からメンテンナンスの実行を指定したとする(ステップS40、ステップS41)。なお、メンテンナンスの実行の指定は、管理者がインタフェースボックス1のUIを操作して行うこととしたが、ネットワーク経由でのリモート操作でメンテンナンスの実行を指定してもよい。または、操作パネル等のローカル設定でもよい。
メンテナンスの実行が指定されると、ネットワーク制御部11は、メンテナンス状態に移行し(ステップS42)、メンテナンス可否判断を行う(ステップS43)。このとき、インタフェースボックス1は、複合機MFP_Mに対して、メンテナンス移行指示を行う(ステップS44、ステップS45)。このメンテナンス移行指示により、複合機MFP_Mは、インタフェースボックス1がメンテナンス状態にあることを認識し、新たなプリント指示、IP−FAXジョブ等を受け付けない状態に遷移する(メンテナンス移行:ステップS46)。なお、メンテナンス時におけるメンテナンス移行指示の出力、及び、複合機MFP_Mのメンテナンス移行は、必ずしも行わなくてもよく、インタフェースボックス1がメンテナンス状態に移行していればよい。
インタフェースボックス1がメンテナンス状態である場合に、ユーザから複合機MFP_Mに対して印刷の実行が指定されると(ステップS47〜ステップS49)、インタフェースボックス1のネットワーク制御部11は、新規のTCPコネクションをドロップする(ステップS50)。これにより、パーソナルコンピュータ装置PCを介して行われた印刷の実行要求は、却下された状態となる。なお、TCPコネクションを確立するためのパケットをドロップする代りに、リセット(RST)してもよい(図4参照)。リセットすることで、パーソナルコンピュータ装置PCでは、タイムアウトを待たずに、現在、印刷ができない状態であることを検知できる。
次に、印刷が実行できないことで、ユーザがプリンタ状態の確認指示を行うと(ステップS51)、パーソナルコンピュータ装置PCのプリンタドライバは、プリンタ状態の取得要求となるSNMPリクエストを複合機MFP_Mに対して送信する。このプリンタ状態の取得要求は、インタフェースボックス1の送受信部Aを介してネットワーク制御部11に送信される(ステップS52、ステップS53)。この場合、メンテナンス中であるため、ネットワーク制御部11は、プリンタがオフラインであることをユーザのパーソナルコンピュータ装置PCに通知する、複合機MFP_Mの代理応答を行う(ステップS62)。
次に、IP−FAX通信のセッションが完了すると、複合機MFP_Ato複合機MFP_Mの間のTCPセッションがクローズされる(ステップS54〜ステップS57)。これにより、ネットワーク制御部11は、記憶部12のセッションテーブルに記憶されている接続中(Established)のTCPセッションを削除する。この状態においては、通信断が発生してもデータの欠損が発生しない。このため、ネットワーク制御部11は、セッションテーブルから接続中のTCPセッションを削除した際に、メンテナンス可否判断でメンテナンス可能と判断し(ステップS58)、設定の反映動作を行う(ステップS59)。
なお、「設定の反映」とは、図3を用いて説明したネットワーク設定画面、又は、図4を用いて説明したメンテナンス設定画面に基づいてユーザ等から指定された設定に基づいて、ネットワーク制御部11が動作可能なように、ネットワーク制御AP等の設定の値を書き換える動作である。
このような設定の反映が完了すると、ネットワーク制御部11は、複合機MFP_Mに対してメンテナンス状態からの復帰指示を行う(ステップS60)。これにより、複合機MFP_Mは、新規のジョブの受け付けが可能となる(ステップS61)。なお、この復帰指示は、メンテナンス移行指示と同様に必須ではない。
(実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、実施の形態のネットワーク通信システムは、インタフェースボックス1のネットワーク制御部11が、通信しているセッションを監視し、確立しているセッションは遮断せず、新規に確立しようとする通信を遮断して、すべての確立済みのセッションの処理が完了してから、インタフェースボックス1のメンテナンスを行う。
確立済みのセッションの処理が完了してから、インタフェースボックス1のメンテナンスを行うことにより、通信障害を発生することなく、インタフェースボックス1のメンテナンスを可能とすることができる。
また、ネットワーク制御部11は、接続中のTCPセッションの数に基づいて、インタフェースボックス1のメンテナンスの実行可否の判断を行う。具体的には、記憶部12のセッションテーブルに記憶されているTCPセッションの数が「0」になった際に、メンテナンス可能と判断する。これにより、不要なUDPパケットでメンテナンス(設定の反映等)が遅れる不都合を防止できる。
また、ネットワーク制御部11は、メンテナンス状態に移行した際に、新規のパケットをドロップすることで、途中にネットワーク機器があることを意識しなくてよい。または、ネットワーク制御部11は、メンテナンス状態に移行した際に、新規のパケットをリセットすることで、ユーザのパーソナルコンピュータ装置側では、通信を開始してすぐに複合機MFP_Mとの間の通信はできないことを検知することができる。
また、ネットワーク制御部11は、メンテナンス状態に移行した際に、メンテナンス実行可否の判断を行い、メンテナンスを実行できないと判断した場合に、一定時間が経過した際に、メンテナンスを実行する(図5:ステップS3、ステップS5〜ステップS6)。これにより、メンテナンスを計画的に実行可能とすることができる。
また、ネットワーク制御部11は、メンテナンス実行時に、メンテナンス状態に移行することを、複合機MFP_Mに通知(図8:ステップS44〜ステップS46)することで、より安全に複合機MFP_Mとの間の経路をメンテナンスできる。
また、ネットワーク制御部11は、SNMPの要求があった場合に、複合機MFP_Mの代理としてメンテナンス状態を代理応答する(図8:ステップS62)。これにより、例えばプリンタドライバ等を介して、ユーザ側でメンテナンス状態を認識可能とすることができる。
最後に、上述の実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。また、実施の形態及び実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、本発明は、情報処理技術分野における通常の知識を有した技術者であれば、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)や、従来の回路モジュールを接続して構成した装置によって実施することが可能である。
また、上述の実施の形態に記載された各機能は、それぞれ、一又は複数の処理回路(Circuit)によって実現することが可能である。なお、「処理回路」とは、ソフトウェアによって各機能を実行するようプログラムされたプロセッサ、各機能を実行するよう設計されたASIC、及び、回路モジュール等のハードウェアを含むものである。
1 インタフェースボックス
11 ネットワーク制御部
12 記憶部
A 送受信部
B 送受信部
C 送受信部
M 送受信部
MFP_A 複合機
MFP_M 複合機
Net_A0 ネットワーク
Net_A1 ネットワーク
Net_B0 ネットワーク
Net_B1 ネットワーク
Net_C0 ネットワーク
Net_C1 ネットワーク
Net_l ネットワーク
R_A ルータ
R_B ルータ
R_C ルータ
特開2009−217841号公報

Claims (8)

  1. 少なくとも一の通信機器と、複数のネットワークのうち少なくとも一のネットワークに設けられたネットワーク機器との間の送受信情報の通信制御を行う通信制御装置であって、
    前記通信機器と前記ネットワーク機器との間で確立しているセッション情報を記憶する記憶部と、
    前記通信機器と前記ネットワーク機器との間の通信を停止して行うメンテナンス時において、セッションの新規な確立要求をドロップし、前記記憶部に記憶されているセッション情報に基づいて、前記通信機器と前記ネットワーク機器との間の通信を監視し、全ての前記通信機器と前記ネットワーク機器との間の通信が完了した際に、メンテナンスを実行する制御部と
    を有することを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記制御部は、前記記憶部のセッション情報のうち、確立中のTCPセッションの数に基づいて、メンテナンスの実行可否の判断を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記制御部は、前記メンテナンス時において、新規のパケットをドロップ又はリセットすること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 前記制御部は、前記メンテナンス時において、メンテナンス実行可否の判断を行い、メンテナンスを実行できないと判断した場合に、一定時間が経過した際に、メンテナンスを実行すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の通信制御装置。
  5. 前記制御部は、前記メンテナンス時に、メンテナンス状態に移行することを、前記通信機器に通知すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のうち、いずれか一項に記載の通信制御装置。
  6. 前記制御部は、SNMPの要求があった場合に、前記通信機器の代理としてメンテナンス状態を代理応答すること
    を特徴とする請求項1から請求項5のうち、いずれか一項に記載の通信制御装置。
  7. 少なくとも一の通信機器と、複数のネットワークのうち少なくとも一のネットワークに設けられたネットワーク機器との間の送受信情報の通信制御を行うコンピュータの通信制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記通信機器と前記ネットワーク機器との間で確立しているセッション情報を記憶部に記憶制御する記憶制御部と、
    前記通信機器と前記ネットワーク機器との間の通信を停止して行うメンテナンス時において、セッションの新規な確立要求をドロップし、前記記憶部に記憶されているセッション情報に基づいて、前記通信機器と前記ネットワーク機器との間の通信を監視し、全ての前記通信機器と前記ネットワーク機器との間の通信が完了した際に、メンテナンスを実行する制御部として機能させること
    を特徴とする通信制御プログラム。
  8. 少なくとも一の通信機器と、
    複数のネットワークのうち少なくとも一のネットワークに設けられたネットワーク機器と、
    前記通信機器と前記ネットワーク機器との間の送受信情報の通信制御を行う通信制御装置とを備え、
    前記通信制御装置は、
    前記通信機器と前記ネットワーク機器との間で確立しているセッション情報を記憶する記憶部と、
    前記通信機器と前記ネットワーク機器との間の通信を停止して行うメンテナンス時において、セッションの新規な確立要求をドロップし、前記記憶部に記憶されているセッション情報に基づいて、前記通信機器と前記ネットワーク機器との間の通信を監視し、全ての前記通信機器と前記ネットワーク機器との間の通信が完了した際に、メンテナンスを実行する制御部と
    を有することを特徴とするネットワーク通信システム。
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