JP2019213046A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】MFP等の画像処理装置に備えられたストレージ装置が停止状態でも応答性の高い画像処理装置を実現し、ユーザビリティを向上すること。【解決手段】MFP108のCPU201は、ストレージ装置204のスピンドルモータが停止している状態で、USB-Port114に対してUSB記憶デバイスが接続されたことを検知した場合(S404及びS405でYESの場合)には、ストレージ装置204の利用が確定していない場合であっても、ストレージ装置204のスピンドルモータのスピンアップを開始する(S409)。【選択図】図4
Description
本発明は、画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
MFP(Multifunction Peripheral)は、コピーと呼ばれる画像複写機能、プリンタと呼ばれる画像出力機能等の複数の機能を実行可能な機器(画像処理装置)である。MFPは、画像を一時的に蓄積するために、一般的にストレージ装置を有する。また、MFPには、USBメモリ等に保存されている画像をプリントする機能や、スキャンした画像データをUSBメモリ等へ保存する等の機能が備わっている場合が多い。なお、ストレージ装置は、他の半導体デバイスに対して寿命が短い傾向にある。
特許文献1では、MFPのスリープモードへの移行契機に、ハードディスク装置の停止を行うことで、ストレージ装置の寿命を向上させる技術が提案されている。
MFPは、プリントやコピー、スキャンといったジョブを実行する際に画像データを一時的にハードディスクのような大容量のストレージに保存する。しかし、ハードディスクを停止した状態で画像データを扱うジョブを実行した場合、ハードディスクのI/O待ち遅延により、ジョブの実行が遅れ、ユーザを待たせてしまう場合があった。このように、ハードディスク装置の停止がMFPのユーザビリティを低下させてしまう原因となる可能性があった。
特許文献1に記載の技術では、情報処理装置においてユーザからの印刷指示の入力操作を受け付けてから、MFPが備えるハードディスクのスピンドルモータをスピンアップさせるコマンドを情報処理装置からMFPに送信する。
しかし、ユーザからの印刷指示の入力操作を受け付けてからスピンドルモータをスピンアップさせたとしても、ジョブ実行のための他の処理よりも、スピンドルモータのスピンアップ完了までの時間が長い場合には、処理の遅延が発生してしまう。この遅延がユーザの待ち時間となり、ユーザビリティを低下させてしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、画像処理装置に備えられたストレージ装置が省電力状態である場合でも応答性の高い画像処理装置を実現し、ユーザビリティを向上することができる仕組みを提供することを目的とするものである。
本発明では、外部記憶デバイスを接続可能な接続手段と、省電力状態への移行が可能であり前記外部記憶デバイスの利用を含む所定のジョブを実行する場合に利用される記憶装置と、前記記憶装置が省電力状態の場合に、前記接続手段に対して外部記憶デバイスが接続された場合には、前記記憶装置を省電力状態から復帰させる先行復帰を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像処理装置に備えられたストレージ装置が省電力状態である場合でも応答性の高い画像処理装置を実現し、ユーザビリティを向上することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
〔第1実施形態〕
[画像処理装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態を示す画像処理装置(画像形成装置)の全体構成の一例を示す図である。
図1において、108はMFPの全体を示す。MFP108は、スキャナ部102と、MFP108の全体を制御するコントローラ部101と、プリンタ部103を有する。
[画像処理装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態を示す画像処理装置(画像形成装置)の全体構成の一例を示す図である。
図1において、108はMFPの全体を示す。MFP108は、スキャナ部102と、MFP108の全体を制御するコントローラ部101と、プリンタ部103を有する。
コントローラ部101の前面には、ユーザが操作するための操作部104、ユーザが認証するための、ユーザ認証入力装置109が設けられている。コントローラ部101の側面には、ユーザがUSBデバイスを接続可能なUSB-Port114が設けられている。
物体検知センサ111は、MFP108の近傍に近づく物体を検知するためのセンサである。物体検知センサ111は、113に例示するような遠距離と、112に例示するような近距離の2種類の距離を検知することが可能な構成となっている。なお、詳細は示さないが、コントローラ部101は、物体検知センサ111の検知結果に基づいて、MFP108の電力状態を制御する。
コントローラ部101は、ユーザインターフェイスを持ち、画像の読み取りエンジンであるスキャナ部102と画像の出力エンジンであるプリンタ部103を統括制御し、各種動作の実行を制御する。以下、MFP108の動作について具体的に説明する。
[コピーの動作概要]
例えばユーザがスキャナ部102に複写原稿をセットし、操作部104からコピー動作を指示する。これに応じて、スキャナ部102は、原稿を逐次読み込んで画像データを生成する。プリンタ部103は、用紙カセット105から逐次シートを給紙し、電子写真プロセス106にて、スキャナ部102で読み込んだ画像データに基づく画像をシート上に形成する。プリンタ部103は、電子写真プロセス106にて画像形成されたシートを、排紙トレイ107上に、複製された印刷物として逐次排出する。これにより、複写(コピー)動作が完了する。
例えばユーザがスキャナ部102に複写原稿をセットし、操作部104からコピー動作を指示する。これに応じて、スキャナ部102は、原稿を逐次読み込んで画像データを生成する。プリンタ部103は、用紙カセット105から逐次シートを給紙し、電子写真プロセス106にて、スキャナ部102で読み込んだ画像データに基づく画像をシート上に形成する。プリンタ部103は、電子写真プロセス106にて画像形成されたシートを、排紙トレイ107上に、複製された印刷物として逐次排出する。これにより、複写(コピー)動作が完了する。
[通常のプリントの動作概要]
MFP108は、パーソナルコンピュータ(PC)110からの遠隔印刷指示が可能な装置である。PC110は、ページ記述言語で記述された印刷ジョブを、例えばネットワーク等の外部I/Fを介して、MFP108のコントローラ部101に送信する。コントローラ部101は、受信した印刷ジョブの印刷データを解析して印刷可能なビットマップ形式に変換する。その後、プリンタ部103が、用紙カセット105からシートを給紙し、電子写真プロセス106でシートに画像を形成し、排紙トレイ107に排出を行い、プリント動作が完了する。
MFP108は、パーソナルコンピュータ(PC)110からの遠隔印刷指示が可能な装置である。PC110は、ページ記述言語で記述された印刷ジョブを、例えばネットワーク等の外部I/Fを介して、MFP108のコントローラ部101に送信する。コントローラ部101は、受信した印刷ジョブの印刷データを解析して印刷可能なビットマップ形式に変換する。その後、プリンタ部103が、用紙カセット105からシートを給紙し、電子写真プロセス106でシートに画像を形成し、排紙トレイ107に排出を行い、プリント動作が完了する。
[MFP108の制御構成]
図2は、MFP108の制御構成の一例を示すブロック図である。
コントローラ部101において、CPU201は、CPU201のワークメモリであるメモリ203、ユーザ認証入力装置109、物体検知センサ111、USB-Port114、画像データなどを記憶可能なストレージ装置204と接続されている。ストレージ装置204は、例えばハードディスクドライブ(HDD)である。
図2は、MFP108の制御構成の一例を示すブロック図である。
コントローラ部101において、CPU201は、CPU201のワークメモリであるメモリ203、ユーザ認証入力装置109、物体検知センサ111、USB-Port114、画像データなどを記憶可能なストレージ装置204と接続されている。ストレージ装置204は、例えばハードディスクドライブ(HDD)である。
また、CPU201は、ユーザが操作するための操作部104と、MFP108をスリープモードに入れたり復帰させたりするためのスリープボタン202、スキャナ部102、プリンタ部103と接続されている。
操作部104は、ユーザに情報を表示したり、画面に操作可能なボタンを表示して状況に応じて細かい設定が可能なLCD/タッチパネルを有する。また、操作部104は、印刷部数等の数字テンキーやコピーボタン、ストップ等の操作キーを有する。
電源装置206は、MFP108の電源部であり、電力の供給を行う。電源装置206は、電力線を介してブロック26及びリレー209と接続されている。ブロック26には、メモリ203、ユーザ認証入力装置109、物体検知センサ111が含まれる。
また、リレー209は、電源装置206から供給される電力を、FET-SW3(205)、FET-SW1(207)、FET-SW2(208)を介して、ブロック25、ブロック27、ブロック28にそれぞれ供給可能である。なお、FET-SW1(207)、FET-SW2(208)及びFET-SW3(205)は、電界効果トランジスタ(Field effect transistor)で構成されるスイッチング素子である。
FET-SW3(205)がONの時、ブロック25に電力が供給され(通電され)、FET-SW3(205)がOFFの時、ブロック25への電力供給が遮断される(通電がオフされる)。ブロック25には、CPU201、USB-Port114、操作部104が含まれる。
FET-SW1(207)がONの時、ブロック27に電力が供給され、FET-SW1(207)がOFFの時、ブロック27への電力供給が遮断される。ブロック27には、ストレージ装置204が含まれる。
FET-SW2(208)がONの時、ブロック28に電力が供給され、FET-SW2(208)がOFFの時、ブロック28への電力供給が遮断される。ブロック27には、スキャナ部102、プリンタ部103が含まれる。
FET-SW1(207)がONの時、ブロック27に電力が供給され、FET-SW1(207)がOFFの時、ブロック27への電力供給が遮断される。ブロック27には、ストレージ装置204が含まれる。
FET-SW2(208)がONの時、ブロック28に電力が供給され、FET-SW2(208)がOFFの時、ブロック28への電力供給が遮断される。ブロック27には、スキャナ部102、プリンタ部103が含まれる。
なお、CPU201は、FET-SW3(205)、電源装置206、FET-SW1(207)、FET-SW2(208)、リレー209と信号線により接続され、これらを制御する。
[USBプリントの動作]
MFP108では、MFP108に接続されたUSBメモリ内に保存されている画像データを印刷することが可能である。
ユーザがUSB-Port114に任意のUSBメモリを接続すると、MFP108では、操作部104からUSBメモリに保存されている画像データを選択することが可能になる。ユーザが操作部104から選択した画像データのプリントを指示すると、CPU201は、選択された画像データをストレージ装置204に保存する。プリンタ部103の準備ができたら、CPU201は、ストレージ装置204に保存された画像データをメモリ203に読み出した後、プリンタ部103へ送信することで画像の形成を行うことができる。
MFP108では、MFP108に接続されたUSBメモリ内に保存されている画像データを印刷することが可能である。
ユーザがUSB-Port114に任意のUSBメモリを接続すると、MFP108では、操作部104からUSBメモリに保存されている画像データを選択することが可能になる。ユーザが操作部104から選択した画像データのプリントを指示すると、CPU201は、選択された画像データをストレージ装置204に保存する。プリンタ部103の準備ができたら、CPU201は、ストレージ装置204に保存された画像データをメモリ203に読み出した後、プリンタ部103へ送信することで画像の形成を行うことができる。
[USBスキャンの動作]
MFP108では、原稿をスキャンして読み取った画像データを、MFP108に接続されたUSBメモリ内に保存することが可能である。
ユーザがUSB-Port114に任意のUSBメモリを接続した状態でスキャナ部102に原稿をセットし、スキャンデータをUSBメモリに保存することを操作部104から指示すると、CPU201は、スキャナ部102へ画像読み込みの指示を行う。CPU201から画像読み込みの指示を受けたスキャナ部102は、原稿を読み込んで画像データを生成する。生成された画像データは、CPU201が一時的にストレージ装置204に保存し、その後、USB-Port114に接続されているUSBメモリに画像データを保存することで、スキャン動作が完了する。
MFP108では、原稿をスキャンして読み取った画像データを、MFP108に接続されたUSBメモリ内に保存することが可能である。
ユーザがUSB-Port114に任意のUSBメモリを接続した状態でスキャナ部102に原稿をセットし、スキャンデータをUSBメモリに保存することを操作部104から指示すると、CPU201は、スキャナ部102へ画像読み込みの指示を行う。CPU201から画像読み込みの指示を受けたスキャナ部102は、原稿を読み込んで画像データを生成する。生成された画像データは、CPU201が一時的にストレージ装置204に保存し、その後、USB-Port114に接続されているUSBメモリに画像データを保存することで、スキャン動作が完了する。
[ストレージ装置204の省電力状態]
図3は、ストレージ装置204の省電力モードを例示する図である。
本実施形態において、ストレージ装置204が取り得る省電力状態は、State1(301)〜State3(303)である。FET-SW1(207)がONの時、ストレージ装置204は、State1(301)〜State3(303)のいずれかの状態を取る。
また、FET-SW1(207)がOFFの時には、ストレージ装置204への通電がオフされるため、State4(304)の状態へと遷移する。
図3は、ストレージ装置204の省電力モードを例示する図である。
本実施形態において、ストレージ装置204が取り得る省電力状態は、State1(301)〜State3(303)である。FET-SW1(207)がONの時、ストレージ装置204は、State1(301)〜State3(303)のいずれかの状態を取る。
また、FET-SW1(207)がOFFの時には、ストレージ装置204への通電がオフされるため、State4(304)の状態へと遷移する。
また、ストレージ装置204の内部で制御される省電力状態を、省電力タイマ310,スピンドルモータ311の列に示す。
ストレージ装置204は、内部に省電力タイマ310、スピンドルモータ311を有する。省電力タイマ310のOFF/ONは、CPU201からの(汎用的な)省電力コマンドで切り替えることが可能である。
ストレージ装置204は、内部に省電力タイマ310、スピンドルモータ311を有する。省電力タイマ310のOFF/ONは、CPU201からの(汎用的な)省電力コマンドで切り替えることが可能である。
省電力タイマ310がON時、省電力モードに入るまでの時間(指定時間)の設定が可能である。ストレージ装置204は、自律的に自分の使用状況をモニタし、指定時間アクセスが発生しなかったときに自動的に省電力モードに入り、スピンドルモータ311を停止させる。これにより、大幅な省電力を実現することが可能である。
・State1(301)の状態の説明
State1(301)は、ストレージ装置204の通電がなされ、CPU201が省電力コマンドを送信していない、もしくは、省電力コマンドコマンドで「省電力無効」を設定している状態である。
State1(301)は、ストレージ装置204の通電がなされ、CPU201が省電力コマンドを送信していない、もしくは、省電力コマンドコマンドで「省電力無効」を設定している状態である。
State1(301)の状態では、スピンドルモータ311は常に回転しており、即座にストレージ装置にアクセスすることが可能である。また、省電力タイマ310がOFFに設定されているため、ストレージ装置204に対するアクセスの無い時間がいくら経過してもスピンドルモータ311が停止することはない。
State1(301)の状態から、CPU201が省電力コマンドをストレージ装置204に送信することによって、306に示すように、ストレージ装置204はState2(302)に遷移する。この際、省電力コマンドと一緒に上記「省電力モードに入るまでの時間」も通知する。
State1(301)の状態から、CPU201が省電力コマンドをストレージ装置204に送信することによって、306に示すように、ストレージ装置204はState2(302)に遷移する。この際、省電力コマンドと一緒に上記「省電力モードに入るまでの時間」も通知する。
・State2(302)の状態の説明
State2(302)は、ストレージ装置204の通電がなされ、CPU201からの省電力コマンドを受け付けており、所定の無アクセス時間が経過していないため、スピンドルモータ311を停止させていない状態である。
State2(302)は、ストレージ装置204の通電がなされ、CPU201からの省電力コマンドを受け付けており、所定の無アクセス時間が経過していないため、スピンドルモータ311を停止させていない状態である。
State2(302)の状態の時は、スピンドルモータ311が常に回転しており、即座にストレージ装置にアクセスすることが可能である。この状態で、CPU201が省電力コマンドと一緒に通知した上記「省電力モードに入るまでの時間」が経過すると、遷移312が発生し、スピンドルモータ311が停止され、State3(303)に遷移する。この遷移312にCPU201は介在せず、ストレージ装置204の内部のみで自律的に行われる。
・State3(303)の状態の説明
State3(303)は、ストレージ装置204は通電しているが、スピンドルモータ311が停止している状態である。
State3(303)は、ストレージ装置204は通電しているが、スピンドルモータ311が停止している状態である。
State3(303)では、ストレージ装置204への通電が継続しているため、CPU201からのストレージ装置204アクセスを受け付けることが可能である。ただし、スピンドルモータ311が停止しているため、アクセス要求が発生した時に、ストレージ装置204が自発的に遷移313を発生させ、スピンドルモータ311を起動し、スピンドルモータ311が起動し終わった後にアクセスが可能になる。これらの処理はストレージ装置204内で行われるため、CPU201は意識せず、CPU201からはストレージが一定時間遅延した場合の動作と等価な挙動となる。
State1(301)〜State3(303)のいずれの状態であっても、FET-SW1(207)をオフすることにより、State4(304)に移行する。
・State4(304)の状態の説明
State4(304)は、ストレージ装置204の通電がOFFされており、これに伴いスピンドルモータ311も動作することができずOFFとなる。
State4(304)は、ストレージ装置204の通電がOFFされており、これに伴いスピンドルモータ311も動作することができずOFFとなる。
State4(304)の状態は、ストレージ装置204が完全にオフであるため、CPU201は、このストレージ装置204に物理的にアクセスすることができない。
CPU201がストレージ装置204にアクセスする要件が発生した場合、FET-SW1(207)をONにしてState1(301)に遷移させてからアクセスすることとなる。
CPU201がストレージ装置204にアクセスする要件が発生した場合、FET-SW1(207)をONにしてState1(301)に遷移させてからアクセスすることとなる。
おおよそどのようなタイプのストレージ装置204であっても省電力状態に移行可能である。スピンドルモータ311は、磁性回転体を記録媒体として用いているHDDストレージ装置のみが有する特徴であるが、スピンドルモータ311を備えていないストレージ装置であっても、省電力状態を有する。例えば、近年主流となりつつあるNANDプロセスで構成されたSSDストレージ装置のように半導体素子メモリを用いた記憶装置の場合は、スピンドルモータ311は備えていない。しかし、この種の記憶装置では、Device Sleepという内部のクロックを停止させるモードに移行することにより省電力状態を実現している。SSDストレージ装置等であっても、HDDストレージ装置と同様もしくは相当するコマンドで自律的に、遷移312や遷移313と同様の状態遷移が可能である。HDDストレージ装置においてスピンドルモータ311がOFFの状態を、SSDストレージ装置におけるDevice Sleep状態に置き換えるだけで、SSDストレージ装置にも本発明を適用可能である。このように、本発明は、ストレージ装置204がハードディスク装置である場合に限定されるものではなく、他の種類のストレージ装置であっても適用可能である。
[本実施形態の画像処理装置の動作]
図4は、本実施例の画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、CPU201が例えばストレージ装置204からメモリ203にロードされたプログラムを実行することにより実現される。
図4は、本実施例の画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、CPU201が例えばストレージ装置204からメモリ203にロードされたプログラムを実行することにより実現される。
S401において、CPU201は、ストレージ装置204へのアクセスを監視し、所定の時間ストレージ装置204へのアクセスが発生していないか否かを判定する。そして、ストレージ装置204へのアクセスが発生していると判定した場合(S401でNOの場合)、CPU201は、ストレージ装置204へのアクセス監視を継続する。
一方、上記S401において、所定の時間ストレージ装置204へのアクセスが発生していないと判定した場合(S401でYESの場合)、CPU201は、S402に処理を進める。
S402において、CPU201は、ストレージ装置204を省電力モードに移行させる。具体的には、CPU201は、ストレージ装置204にB.IDLE[STANDBY TIMER]を通知する。ここで通知された[STANDBY TIMER]の時間が経過すると、ストレージ装置204は、スピンドルモータ311が停止状態であるState3(303)に移行する。
S402において、CPU201は、ストレージ装置204を省電力モードに移行させる。具体的には、CPU201は、ストレージ装置204にB.IDLE[STANDBY TIMER]を通知する。ここで通知された[STANDBY TIMER]の時間が経過すると、ストレージ装置204は、スピンドルモータ311が停止状態であるState3(303)に移行する。
ストレージ装置204のスピンドルモータ311が停止状態にある時、S403において、CPU201は、ストレージ装置204へのアクセス要求を監視し、アクセス要求が発生したか否かを判定する。ストレージ装置204へのアクセス要求が発生したと判定した場合(S403でYESの場合)、CPU201は、即座にS409に処理を進める。なお、S409については後述する。
一方、ストレージ装置204へのアクセス要求が発生していないと判定した場合(S403でNOの場合)、CPU201は、S404に処理を進める。
S404において、CPU201は、USBデバイスの接続を検知したか否かを監視し、USBデバイスの接続を検知したか否かを判定する。USBデバイスの接続を検知しないと判定した場合(S404でNOの場合)、S403に処理を戻す。
S404において、CPU201は、USBデバイスの接続を検知したか否かを監視し、USBデバイスの接続を検知したか否かを判定する。USBデバイスの接続を検知しないと判定した場合(S404でNOの場合)、S403に処理を戻す。
一方、USBデバイスの接続を検知しないと判定した場合(S404でYESの場合)、S405に処理を進める。
S405において、CPU201は、接続されたUSBデバイスがMassStorageクラス(マスストレージクラス)か否かを判定する。なお、USBデバイスが接続されると、CPU201は、エニュメレーションと呼ばれる処理を実行し、この処理の中で、接続されたUSBデバイスから何のUSBClassかを示す情報を取得する。さらに、CPU201は、この情報を基に、接続されたUSBデバイスがMassStorageクラスか否かを判定する。なお、一般的に使用されているUSBメモリはMassStorageクラスに分類される。
S405において、CPU201は、接続されたUSBデバイスがMassStorageクラス(マスストレージクラス)か否かを判定する。なお、USBデバイスが接続されると、CPU201は、エニュメレーションと呼ばれる処理を実行し、この処理の中で、接続されたUSBデバイスから何のUSBClassかを示す情報を取得する。さらに、CPU201は、この情報を基に、接続されたUSBデバイスがMassStorageクラスか否かを判定する。なお、一般的に使用されているUSBメモリはMassStorageクラスに分類される。
上記S405において、接続されたUSBデバイスがMassStorageクラスでないと判定した場合(S405でNOの場合)、CPU201は、S403に処理を戻す。
一方、上記S405において、接続されたUSBデバイスがMassStorageクラスであると判定した場合(S405でYESの場合)、CPU201は、S406に処理を進める。
一方、上記S405において、接続されたUSBデバイスがMassStorageクラスであると判定した場合(S405でYESの場合)、CPU201は、S406に処理を進める。
S406において、CPU201は、USB外部記憶デバイスを使用の設定が「ON」になっているか否かを判定する。MFP108では、USBメモリのような外部記憶デバイスの使用を許可するか否かを、図5に示すような設定メニューから設定することができる。以下、詳細に説明する。
図5は、USB外部記憶デバイス使用の有無を設定するための設定画面の一例を示す図である。
図5において、スイッチ部500は、ユーザが設定を変更するために使用するスイッチになっている。スイッチ部500において、ONボタン501が選択された場合には、MFP108はUSB外部記憶デバイスの使用を許可する設定となる。OFFボタン502が選択された場合には、MFP108はUSB外部記憶デバイスの使用を禁止する設定となる。この設定に対応する設定値がメモリ203に保存され、MFP108の電源がOFFにされる時やSleepに移行する時、設定が変更された時には、この設定値がストレージ装置204に記録される。CPU201は、メモリ203に保存された図5の設定値を読み出すことにより、USB外部記憶デバイスの使用が許可されているか否かを確認することができる。
図5において、スイッチ部500は、ユーザが設定を変更するために使用するスイッチになっている。スイッチ部500において、ONボタン501が選択された場合には、MFP108はUSB外部記憶デバイスの使用を許可する設定となる。OFFボタン502が選択された場合には、MFP108はUSB外部記憶デバイスの使用を禁止する設定となる。この設定に対応する設定値がメモリ203に保存され、MFP108の電源がOFFにされる時やSleepに移行する時、設定が変更された時には、この設定値がストレージ装置204に記録される。CPU201は、メモリ203に保存された図5の設定値を読み出すことにより、USB外部記憶デバイスの使用が許可されているか否かを確認することができる。
上記S406において、USB外部記憶デバイスを使用の設定が「ON」になっていない(OFF)と判定した場合(S406でNOの場合)、CPU201は、本フローチャートの処理を終了する。USB外部記憶デバイスを使用の設定が「OFF」の場合、USB外部記憶デバイスを使用することはできず、USBメモリを使用したジョブが実行されることもないためである。
一方、上記S406において、USB外部記憶デバイスを使用の設定が「ON」になっていると判定した場合(S406でYESの場合)、CPU201は、S407に処理を進める。
S407において、CPU201は、接続されたUSB外部記憶デバイスを使用できる状態にするために、Mount処理を実行する。アクセス可能なファイルは全て1つの大きなツリー構造にまとめられシステム管理されており、Mount処理とはデバイス上のファイルシステムをこのツリー構造に接続する処理である。Mount処理を行うことにより、MassStorageクラスデバイス内のファイルを扱うことができるようになる。
S407において、CPU201は、接続されたUSB外部記憶デバイスを使用できる状態にするために、Mount処理を実行する。アクセス可能なファイルは全て1つの大きなツリー構造にまとめられシステム管理されており、Mount処理とはデバイス上のファイルシステムをこのツリー構造に接続する処理である。Mount処理を行うことにより、MassStorageクラスデバイス内のファイルを扱うことができるようになる。
Mount処理を実行した後、S408において、CPU201は、ストレージ装置204のスピンアップ回数が予め設定されたスピンアップの制限回数を超えていない(制限回数以下)か否かを判定する。一般的なHDDやSSD等のストレージ装置はS.M.A.R.T情報と呼ばれる情報を持っている。S.M.A.R.Tは、「Self-Monitoring,Analysis and Reporting Technology」を示す。そして、HDDのようにスピンドルモータを持つストレージ装置は、S.M.A.R.T情報の中に、スピンドルモータのスピンアップ回数(Start/Stop Count;スピンドルモータが回転/停止した回数)が記録されている。この情報を取得することでストレージ装置204のスピンアップ回数を知ることができるが、ストレージ装置204がState4(304)のような省電力モードに入っていると情報を取得できない。そこで、例えば上記S402でストレージ装置204を省電力モードに入れる直前にS.M.A.R.T情報を取得してスピンアップ回数をメモリ203に保存しておく。これにより、S408のタイミングで、スピンアップ回数が上限回数に達しているかの判定を行うことができる。
上記S408において、ストレージ装置204のスピンアップ回数が予め設定されたスピンアップの制限回数を超えていいないと判定した場合(S408でYESの場合)、CPU201は、S409に処理を進める。
S409において、CPU201は、ストレージ装置204に、スピンドルモータのスピンアップ開始を指示するコマンド(スピンアップコマンド)を送信し、ストレージ装置204を利用可能な状態にスタートアップさせ、本フローチャートの処理を終了する。
S409において、CPU201は、ストレージ装置204に、スピンドルモータのスピンアップ開始を指示するコマンド(スピンアップコマンド)を送信し、ストレージ装置204を利用可能な状態にスタートアップさせ、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S408において、ストレージ装置204のスピンアップ回数が予め設定されたスピンアップの制限回数を超えていると判定した場合(S408でNOの場合)、CPU201は、スピンアップコマンドを発行することなく、本フローチャートの処理を終了する。ストレージ装置204は過度にスピンドルモータの停止と始動を繰り返すと負荷が大きくなり、装置の寿命を大幅に縮める恐れがある。よって、予め一日に何回スピンアップを許可するかを設定しておき、その回数を超えていたら明示的にディスクへアクセスする処理が実行された時以外はスピンアップを行わないようにしてもよい。これにより、ディスクの寿命を必要以上に縮めることを防止できる。
[本実施形態の効果]
MFP108にMassStorageデバイスが接続された場合は、USBプリントやUSBスキャン等の、ストレージ装置204へのアクセスが発生するジョブが実行される可能性が高いと予想される。ストレージ装置204が省電力モードに入っている状態において、これらのジョブが実行されるのと同時に、ストレージ装置204に対してスピンドルモータのスタートアップを行うと、ジョブの実行処理が数秒程度遅延する可能性がある。この遅延がユーザの待ち時間となり、ユーザビリティの低下を招く恐れがある。よって、本実施形態では、MassStorageクラスのUSBデバイスが接続されたら、ストレージ装置204に対するアクセスが発生するジョブが実行されることを予測し、予めストレージ装置204をスタートアップさせておく。これにより、実際にジョブが実行された際にハードディスクへのアクセス遅延が発生することが無くなり、ユーザビリティの低下を抑えることが可能となる。
MFP108にMassStorageデバイスが接続された場合は、USBプリントやUSBスキャン等の、ストレージ装置204へのアクセスが発生するジョブが実行される可能性が高いと予想される。ストレージ装置204が省電力モードに入っている状態において、これらのジョブが実行されるのと同時に、ストレージ装置204に対してスピンドルモータのスタートアップを行うと、ジョブの実行処理が数秒程度遅延する可能性がある。この遅延がユーザの待ち時間となり、ユーザビリティの低下を招く恐れがある。よって、本実施形態では、MassStorageクラスのUSBデバイスが接続されたら、ストレージ装置204に対するアクセスが発生するジョブが実行されることを予測し、予めストレージ装置204をスタートアップさせておく。これにより、実際にジョブが実行された際にハードディスクへのアクセス遅延が発生することが無くなり、ユーザビリティの低下を抑えることが可能となる。
なお、ストレージ装置204がSSDストレージ装置の場合には、CPU201は、図4のS407の処理の後、S408の処理をスキップして、S409に処理を進めるものとする。さらに、S409では、CPU201は、SSDストレージ装置に対して、省電力状態から復帰するコマンドを送信し、SSDストレージ装置を省電力状態から復帰させるものとする。
また、本実施形態では、CPU201が、USBデバイスの接続を検知してストレージ装置204を省電力状態から復帰させる構成について説明した。しかし、CPU201が、SDカード等の他の外部記録メディアの接続を検知してストレージ装置204を省電力状態から復帰させるように構成してもよい。この構成の場合、図4のS404及びS406の「USBデバイス」を「外部記録メディア」に読み替えるものとする。さらにS404でYESの後、S405の処理をスキップして、S406に処理を進めるものとする。
〔第2実施形態〕
MFPには、外部機器と、Bluetooth(登録商標)接続、Wi-Fiダイレクト接続、NFC接続を行い、該外部機器から送信されるプリントジョブやスキャンジョブ等のストレージ装置を使用するジョブを受信可能なものがある。該プリントジョブでは、例えば外部機器から受信した印刷データを一旦ストレージ装置204に保存してプリンタ部103で印刷する。また、該スキャンジョブでは、例えばスキャナ部102で原稿から読み取った画像データを一旦ストレージ装置204に保存して外部機器に送信する。このようなMFPでは、Bluetooth(ブルートゥース(登録商標))接続、Wi-Fiダイレクト接続、NFC接続を検知した場合、ストレージ装置を使用するジョブを受信する可能性が高いと考えられる。なお、上述の外部機器としては、例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノートPC等のモバイル機器が想定されるが、これらに限定されるものではない。
MFPには、外部機器と、Bluetooth(登録商標)接続、Wi-Fiダイレクト接続、NFC接続を行い、該外部機器から送信されるプリントジョブやスキャンジョブ等のストレージ装置を使用するジョブを受信可能なものがある。該プリントジョブでは、例えば外部機器から受信した印刷データを一旦ストレージ装置204に保存してプリンタ部103で印刷する。また、該スキャンジョブでは、例えばスキャナ部102で原稿から読み取った画像データを一旦ストレージ装置204に保存して外部機器に送信する。このようなMFPでは、Bluetooth(ブルートゥース(登録商標))接続、Wi-Fiダイレクト接続、NFC接続を検知した場合、ストレージ装置を使用するジョブを受信する可能性が高いと考えられる。なお、上述の外部機器としては、例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノートPC等のモバイル機器が想定されるが、これらに限定されるものではない。
以下、MFP108に、Bluetooth接続部、Wi-Fiダイレクト接続部、NFC接続部の少なくともいずれかを設けた構成について説明する。
なお、Bluetooth接続部は、Bluetooth通信(ブルートゥース通信)によりモバイル機器をMFP108に通信可能に接続する機能を有する。また、Wi-Fiダイレクト接続部は、無線LANルータを介さずに、該Wi-Fiダイレクト接続部をアクセスポイントとしてモバイル機器とMFP108を無線LAN通信により直接通信可能に接続する機能を有する。また、NFC通信は、NFC通信の技術を用いた近距離無線通信によりモバイル機器をMFP108に通信可能に接続する機能を有する。なお、NFCは、Near Field Communicationの略称である。
このようなMFP108では、ストレージ装置204が省電力状態でBluetooth接続部、Wi-Fiダイレクト接続部、NFC接続部のいずれかを介した外部機器の接続を検知した場合、ストレージ装置204を省電力状態から復帰させる。
なお、Bluetooth接続部は、Bluetooth通信(ブルートゥース通信)によりモバイル機器をMFP108に通信可能に接続する機能を有する。また、Wi-Fiダイレクト接続部は、無線LANルータを介さずに、該Wi-Fiダイレクト接続部をアクセスポイントとしてモバイル機器とMFP108を無線LAN通信により直接通信可能に接続する機能を有する。また、NFC通信は、NFC通信の技術を用いた近距離無線通信によりモバイル機器をMFP108に通信可能に接続する機能を有する。なお、NFCは、Near Field Communicationの略称である。
このようなMFP108では、ストレージ装置204が省電力状態でBluetooth接続部、Wi-Fiダイレクト接続部、NFC接続部のいずれかを介した外部機器の接続を検知した場合、ストレージ装置204を省電力状態から復帰させる。
この構成の場合、図4のS404の「USBデバイスの接続を検知?」を「Bluetooth接続を検知?」、「Wi-Fiダイレクト接続を検知?」、「NFC接続を検知?」等に読み替える。さらにS404でYESの後、S405の処理をスキップしてS406に処理を進める。さらに、図5のスイッチ部500の「USB外部機器デバイスを使用」を「Bluetooth接続でのジョブ受信」、「Wi-Fiダイレクト接続でのジョブ受信」、「NFC接続でのジョブ受信」等に読み替える。さらに、S406の「USBデバイス外部デバイスを使用の設定ON?」を「Bluetooth接続でのジョブ受信の設定ON?」、「Wi-Fiダイレクト接続でのジョブ受信の設定ON?」、「NFC接続でのジョブ受信の設定ON?」等に読み替える。さらにS406でYESの後、S407の処理をスキップするものとする。
以上の構成により、ストレージ装置の復帰のための遅延によるユーザビリティの低下を抑えることができる。
以上の構成により、ストレージ装置の復帰のための遅延によるユーザビリティの低下を抑えることができる。
以上のように各実施形態では、ストレージ装置が省電力状態の場合に、MFP108に対する所定の接続を検知した場合には、CPU201は、ストレージ装置204の利用が確定していない場合であっても、ストレージ装置を省電力状態から先行復帰させる。これにより、ストレージ装置の復帰のための遅延によるユーザビリティの低下を抑えることができる。なお、所定の接続には、例えば、USB外部記憶デバイスの接続、SDカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等の外部記録メディアの接続、Bluetooth接続、Wi-Fiダイレクト接続、NFC接続等が含まれる。このような構成により、ストレージ装置の復帰中(例えばスピンアップ中)に、他の処理が遅延することを低減することができる。よって、ストレージ装置の寿命低下の抑制と応答性の高さを両立させたMFPを提供でき、ユーザビリティを向上することができる。
さらに、上述の所定の接続があった場合でも、前回、該接続があった場合にストレージ装置の使用がなかった場合には、ストレージ装置を省電力から復帰させる処理を行わないようにしてもよい。また、上述の所定の接続があった場合に、所定の接続があった場合のストレージ装置の使用があったか否かの情報を蓄積した蓄積情報をメモリ203に保持しておき、該蓄積情報に基づきストレージ装置を省電力から復帰させるか否かを制御するようにしてもよい。この際、上記蓄積情報において、ストレージ装置の使用があった割合が所定の閾値を超える場合にはストレージ装置を省電力から復帰させ、閾値以下の場合にはストレージ装置を省電力から復帰させないようにしてもよい。なお、ストレージ装置を省電力から復帰させるか否かの判断は、上記割合と閾値との比較による判断に限定されるものではない。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されていてもよい。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
108 MFP
114 USB-Port
201 CPU
203 メモリ
204 ストレージ装置
311 スピンドルモータ
114 USB-Port
201 CPU
203 メモリ
204 ストレージ装置
311 スピンドルモータ
Claims (19)
- 外部記憶デバイスを接続可能な接続手段と、
省電力状態への移行が可能であり前記外部記憶デバイスの利用を含む所定のジョブを実行する場合に利用される記憶装置と、
前記記憶装置が省電力状態の場合に、前記接続手段に対して外部記憶デバイスが接続された場合には、前記記憶装置を省電力状態から復帰させる先行復帰を行う制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記接続手段は、USBデバイスを接続するための手段であり、
前記外部記憶デバイスは、USBメモリであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記制御手段は、前記接続手段に対してUSBデバイスが接続されたことを検知し、且つ、該接続されたUSBデバイスがマスストレージクラスのデバイスであると判定したことに基づいて、前記接続手段に対する外部記憶デバイスの接続を判断することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記接続手段は、記録メディアを接続するための手段であり、
前記外部記憶デバイスは、記録メディアであことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記外部記憶デバイスの使用を許可するか否かを設定する設定手段を有し、
前記制御手段は、前記設定手段により前記外部記憶デバイスの使用を許可しない設定がされている場合には、前記先行復帰を行わないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記接続手段に対して外部記憶デバイスが接続された場合に前記記憶装置が利用されたか否かを示す情報を蓄積した蓄積情報を保持する第1保持手段を有し、
前記制御手段は、前記第1保持手段に保持された前記蓄積情報に基づいて、前記先行復帰を行うか否かを制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記記憶装置は、前記外部記憶デバイスに保存される画像データを印刷するジョブ、原稿から画像データを読み取って前記外部記憶デバイスに保存するジョブの少なくともいずれかが実行される場合に利用されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 外部機器と所定の無線通信により接続可能な接続手段と、
省電力状態への移行が可能であり前記外部機器から受信する所定のジョブを実行する場合に利用される記憶装置と、
前記記憶装置が省電力状態の場合に、前記接続手段を介した外部機器との接続を検知した場合には、前記記憶装置を省電力状態から復帰させる先行復帰を行う制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記接続手段は、外部機器とブルートゥース通信により接続可能な手段、外部機器と近距離無線通信により接続可能な手段、又は、該接続手段をアクセスポイントとした無線LAN通信により外部機器と接続可能な手段であることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
- 前記接続手段により接続された前記外部機器からのジョブの受信を許可するか否かを設定する設定手段を有し、
前記制御手段は、前記接続手段により接続された前記外部機器からのジョブの受信を許可しない設定がされている場合には、前記先行復帰を行わないことを特徴とする請求項8又は9に記載の画像処理装置。 - 前記接続手段を介した外部機器との接続を検知した場合に前記記憶装置が利用されたか否かを示す情報を蓄積した蓄積情報を保持する第1保持手段を有し、
前記制御手段は、前記第1保持手段に保持された前記蓄積情報に基づいて、前記先行復帰を行うか否かを制御することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記記憶装置は、前記外部機器から受信した画像データを印刷するジョブ、原稿から画像データを読み取って前記外部機器に送信するジョブの少なくともいずれかが実行される場合に利用されることを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記記憶装置は、該記憶装置へのアクセスがない場合に省電力状態に移行し、該記憶装置へのアクセスに応じて前記省電力状態から復帰することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記記憶装置は、ハードディスクドライブであり、
前記省電力状態は、前記ハードディスクドライブのスピンドルモータを停止させた状態であり、
前記制御手段は、前記先行復帰を行う場合、前記スピンドルモータの回転を開始する指示を前記記憶装置に送信することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記スピンドルモータが回転/停止した回数を保持する第2保持手段を有し、
前記制御手段は、前記第2保持手段に保持される前記回数が所定の制限回数を超える場合には、前記先行復帰を行わないことを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。 - 前記記憶装置は、半導体素子メモリを用いた記憶装置であり、
前記省電力状態は、前記記憶装置の内部のクロックを停止させた状態であり、
前記制御手段は、前記先行復帰を行う場合、該状態から復帰する指示を前記記憶装置に送信することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 外部記憶デバイスを接続可能な接続手段と、省電力状態への移行が可能であり前記外部記憶デバイスの利用を含む所定のジョブを実行する場合に利用される記憶装置と、を有する画像処理装置の制御方法であって、
前記記憶装置が省電力状態の場合に、前記接続手段に対して外部記憶デバイスが接続された場合には、前記記憶装置を省電力状態から復帰させる先行復帰を行うステップを有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 外部機器と所定の無線通信により接続可能な接続手段と、省電力状態への移行が可能であり前記外部機器から受信する所定のジョブを実行する場合に利用される記憶装置と、を有する画像処理装置の制御方法であって、
前記記憶装置が省電力状態の場合に、前記接続手段を介した外部機器との接続を検知した場合には、前記記憶装置を省電力状態から復帰させる先行復帰を行うステップを有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1〜16のいずれか1項に記載の制御手段として機能させるためのプログラム。
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JP2018107490A JP2019213046A (ja) | 2018-06-05 | 2018-06-05 | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム |
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