JP2019213039A - 俯瞰映像提示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔操作により移動可能な移動装置を取り巻く周囲の状況をできるだけ正確に提示すること。【解決手段】本発明に係る俯瞰映像提示システムにおいて、移動装置は、移動装置の周囲を広角に撮影する複数台のカメラと、移動装置の走行面に平行な全方位に向かって放射状のレーザー光を照射することにより、移動装置の周囲の物体の位置を示す3次元情報を取得する検出装置とを有する。情報処理装置は、カメラにより取得される映像を、移動装置を俯瞰する仮想的な俯瞰視点からみた映像に視点変換することにより第1俯瞰映像を生成し、俯瞰視点を規定する座標系に3次元情報を投影することにより第2俯瞰映像を生成し、第2俯瞰映像における移動装置と物体との相対的な位置関係に基づいて、移動装置から死角となる領域を設定した第3映像を生成し、第1俯瞰映像、第2俯瞰映像、及び第3映像を重畳して、統合俯瞰映像を生成する。【選択図】図2

Description

本発明は、俯瞰映像提示システムに関する。
近年、災害現場の復旧作業における遠隔操作可能な移動装置(以下、適宜「遠隔移動装置」と記載する)の利用に伴って、復旧作業の作業効率の向上を目的とした遠隔移動装置の映像提示技術の開発が盛んに行なわれている。例えば、災害現場の映像提示技術の1つとして例示される俯瞰映像提示システムは、遠隔移動装置に広角レンズを備えた複数台のカメラを搭載し、複数台のカメラから取得した映像を処理することによって、遠隔移動装置を上空の第三者視点から俯瞰したような映像を疑似的に提示することができる。
特表2017−538208号公報 特開2017−173298号公報 特開2018−50119号公報
従来の俯瞰映像提示システムは、カメラ映像の投影方法などを原因として、遠隔移動装置の周囲にある物体が俯瞰映像上に正確に描画されない結果、遠隔移動装置を取り巻く周囲の状況を、遠隔移動装置のオペレータに正確に伝えられない場合がある。
本発明は、遠隔操作により移動可能な移動装置を取り巻く周囲の状況をできるだけ正確に提示することができる俯瞰映像提示システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る俯瞰映像提示システムは、1つの態様として、遠隔操作可能な移動装置と、前記移動装置とデータ通信可能な情報処理装置とを含む俯瞰映像提示システムであって、前記移動装置は、通信部と、前記移動装置の周囲を広角に撮影する複数台のカメラと、前記移動装置の走行面に平行な全方位に向かって放射状のレーザー光を照射することにより、前記移動装置の周囲の物体の位置を示す3次元情報を取得する検出装置とを有する。前記情報処理装置は、通信部と、前記カメラにより取得される映像を、前記移動装置を俯瞰する仮想的な俯瞰視点からみた映像に視点変換することにより第1俯瞰映像を生成する第1俯瞰映像生成部と、前記俯瞰視点を規定する座標系に前記3次元情報を投影することにより第2俯瞰映像を生成する第2俯瞰映像生成部と、前記第2俯瞰映像における前記移動装置と前記物体との相対的な位置関係に基づいて、前記移動装置から死角となる領域を設定した第3映像を生成する第3映像生成部と、前記第1俯瞰映像、前記第2俯瞰映像、及び前記第3映像を統合することにより、統合俯瞰映像を生成する統合映像生成部と、前記統合俯瞰映像を表示する表示部とを備える。
本発明に係る俯瞰映像提示システムは、遠隔操作により移動可能な移動装置を取り巻く周囲の状況をできるだけ正確に提示することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る俯瞰映像提示システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る俯瞰映像提示システムの機能構成を模式的に示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る各座標系の概念を示す図である。 図4は、実施形態に係る外部パラメータ行列を求める際の概念図である。 図5は、実施形態に係る3次元点群の情報に対してテクスチャ情報の付与および3次元点群の床面への投影に関する概念図である。 図6は、実施形態に係る遮蔽領域の生成方法を示す概念図である。 図7は、実施形態に係る映像統合処理の概念を示す概念図である。 図8は、実施形態に係る情報処理装置により実行される俯瞰映像生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図9は、検証実験に係る実験環境を示す図である。 図10は、比較例に係る俯瞰画像の一例を示す図である。 図11は、図10に示す位置から移動装置を移動させたときの俯瞰映像の一例を示す図である。 図12は、図11に示す移動装置を第三者視点から撮影した映像の一例を示す図である。 図13は、実施形態に係る俯瞰映像の一例を示す図である。 図14は、図13に示す位置から移動装置を移動させたときの俯瞰映像の一例を示す図である。 図15は、図14に示す移動装置を第三者視点から撮影した映像の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る俯瞰映像提示システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に記載した実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した実施形態における構成要素は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。以下の実施形態では、本発明に係る俯瞰映像提示システムの実施形態の1つを例示する上で、必要となる構成要素を説明し、その他の構成要素を省略する。
[システムの構成]
図1は、実施形態に係る俯瞰映像提示システム1の構成例を示す図である。図2は、実施形態に係る俯瞰映像提示システム1の機能構成を模式的に示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態に係る俯瞰映像提示システム1は、遠隔操作可能な移動装置10と、移動装置10とデータ通信可能な情報処理装置100とを含んで構成される。移動装置10及び情報処理装置100は、相互にデータ通信可能な状態で通信ネットワーク5に接続される。通信ネットワーク5は、公衆通信回線及び専用通信回線等を含んで構築されてよい。
移動装置10は、物体3などが存在する災害現場などを走行する。移動装置10は、魚眼レンズを備える複数のカメラ11a〜11dと、検出装置12と、通信部13と、アクチュエータ14と、記憶部15と、制御部16とを有する。移動装置10は、情報処理装置100から受信する動作コマンドに従って走行してもよいし、情報処理装置100とは別の遠隔装置から受信する動作コマンドに従って走行してもよい。移動装置10として、参考文献X(新エネルギー・産業技術総合開発機構:災害対応無人化システム研究開発プロジェクト 計測・作業要素技術の開発 水陸両用モニタリングデバイスの開発,平成23年度〜平成24年度成果報告書(2013))における災害対応プロジェクトで開発された装置が例示される。
カメラ11a〜11dは、移動装置10の周囲(周辺環境)を所定の撮影範囲よりも広角に撮影する。カメラ11a〜11dは、例えば、例えば、180deg前後の広い画角を持った魚眼レンズを備える。以下の説明において、カメラ11a〜11dにより取得される映像データに基づく映像を、「カメラ映像」と表記する場合がある。移動装置10にカメラ11a〜11dを設置する場合、例えば、参考文献2(小松 廉,藤井 浩光,山下 淳,淺間一:カメラ配置設計による故障時に備えたロボット遠隔操作のための俯瞰映像提示システムの開発,精密工学学会誌,81,12(2015)1206)に提案される配置に基づいて設置することができる。
検出装置12は、移動装置10の周囲に向かって複数本のレーザー光を放射状に照射することにより、TOF(Time of Flight)の原理に基づいて、移動装置10の周囲の物体の位置を示す3次元情報を取得する3次元測域センサである。検出装置12は、移動装置10が災害現場などにおいて走行する走行面2に平行な全方位に向かって複数本のレーザー光を放射状に照射し、照射したレーザー光が移動装置10の周囲に存在する物体の表面で反射されて帰ってくるまでの反射時間を計測することにより、物体の表面の位置を示す3次元点の集合体である3次元点群の情報を3次元情報として取得できる。検出装置12により取得される3次元点群を構成する各3次元点は、物体の表面の位置を示す3次元座標値で表される。3次元座標値は、任意の原点における、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の各軸に対応する座標値で構成される。
検出装置12は、図1に例示するように、移動装置10を中心として水平方向に360度の全方位、そして垂直方向に41.3度(垂直走査中心を0度として+10.67度〜−30.67度の範囲)の円筒状の検出範囲12DRを有する。レーザー光線は、例えば、波長が905nm(ナノメートル)の赤外線を用いることができる。検出装置12として、例えば、少なくとも水平方向に関して、360度の全方位3次元計測を実現できるLiDAR(Light Detection and Ranging)が例示される。検出装置12は、少なくとも水平方向に関して、360度の全方位3次元計測を実現することができれば、LRF(Laser Range Finder)及びGPS(Global Positioning System)が搭載されるMMS(Mobile Mapping System)などによって3次元情報を取得してもよい。
通信部13は、通信ネットワーク5を介して、情報処理装置100との間で各種データをやり取りするためのデータ通信を実行する。通信部13は、走行に関する動作コマンドを受信できる。通信部13は、動作コマンドを制御部16に送出できる。通信部13は、情報処理装置100に対して、カメラ11a〜112dにより取得された映像データ、及び検出装置12により検出された3次元情報を送信できる。通信部13は、情報処理装置100との間の通信を可能とする各種通信方式をサポートできる。通信部13の通信方式は、無線通信及び有線通信のいずれの通信方式を適用してもよい。
アクチュエータ14は、制御部16の制御信号を、移動装置10が災害現場などの走行面2の走行させるための動力に変換する。アクチュエータ14は、例えば、電気モータなどを含む。
記憶部15は、制御部16により実行される各種処理を実現するためのプログラム及びデータを記憶する。記憶部15が記憶するプログラムにより提供される機能は、移動装置10の走行を制御する機能、並びにカメラ11a〜112dにより取得された映像データ及び検出装置12により検出された3次元情報を情報処理装置100に送信する機能を含む。記憶部15は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVDにより実装されてよい。
制御部16は、記憶部15に記憶されているプログラム及びデータに基づいて、移動装置10に関する各種処理を実行する。特に、本実施形態において、制御部16は、通信部13を介して、カメラ11a〜112dにより取得された映像データ、及び検出装置12により検出された3次元情報を情報処理装置100に送信する。制御部16は、CPU(Central Processing Unit)マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP、システムLSI(Large Scale Integration)などのプロセッサにより実装されてよい。
移動装置10は、段差などがある不整地な災害現場の走行面に追従できるクローラ、クローラを下部に備える台車、及び台車上に配置された胴体部などを備えてよい。上述したカメラ11a〜11d及び検出装置12は、胴体部に設置されてよい。
情報処理装置100は、移動装置10から受信する映像データ及び3次元情報を用いて、移動装置10の周囲にある物体の位置を提示する俯瞰映像を生成する。情報処理装置100は、通信部111と、表示部113と、記憶部115と、制御部117とを備える。
通信部111は、通信ネットワーク5を介して、移動装置10との間で各種データをやり取りするためのデータ通信を実行する。通信部111は、移動装置10から送信された映像データ、及び3次元情報を受信できる。通信部111は、移動装置10との間の通信を可能とする各種通信方式をサポートできる。通信部111の通信方式は、無線通信及び有線通信のいずれの通信方式を適用してもよい。
表示部113は各種情報を表示する。表示部113は、後述する制御部117により生成された俯瞰映像を表示できる。表示部113は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro-Luminescence Display)等の表示デバイスを含んでよい。表示部113は、タッチスクリーンなどの入力デバイスを含んでよい。
記憶部115は、制御部117により実行される各種処理を実現するためのプログラム及びデータを記憶する。記憶部115が記憶するプログラムにより提供される機能は、移動装置10の周囲にある物体の位置を提示する俯瞰映像を生成する機能を含む。記憶部115が記憶するデータは、移動装置10から受信する映像データ及び3次元情報を含む。記憶部15は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVDにより実装されてよい。
制御部117は、記憶部115に記憶されているプログラム及びデータに基づいて、移動装置10に関する各種処理を実行する。特に、本実施形態において、制御部117は、移動装置10の周囲にある物体の位置を提示する俯瞰映像を生成する処理を実行する。制御部117は、CPU(Central Processing Unit)マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)、システムLSI(Large Scale Integration)などのプロセッサを含んで実装されてよい。制御部117は、記憶部115に記憶されているプログラムを読み出してRAMなどのワーキングメモリに展開し、ワーキングメモリに展開されたプログラムに含まれる命令をCPUなどのプロセッサに実行させる。これにより、制御部117は、以下に説明する第1俯瞰映像生成部117a、第2俯瞰映像生成部117b、第3映像生成部117c、並びに統合俯瞰映像生成部117dにより提供される各機能に基づいた各処理を実行できる。
制御部117は、第1俯瞰映像生成部117aと、第2俯瞰映像生成部117bと、第3映像生成部117cと、統合俯瞰映像生成部117dとを有する。
第1俯瞰映像生成部117aは、移動装置10から受信する映像データ、すなわちカメラ11a〜11dにより取得される映像(カメラ映像)を、移動装置10を俯瞰する仮想的な俯瞰視点からみた映像に視点変換することにより第1俯瞰映像を生成する。第1俯瞰映像生成部117aは、移動装置10のカメラ11a〜カメラ11dにより撮影された全ての物体がロボット座標系におけるある平面上に存在するという仮定の下、カメラ映像をその平面上に透視投影した後、視点変換処理を行うことにより、第1俯瞰映像を生成する。第1俯瞰映像生成部117aは、参考文献1(佐藤高亮,藤井浩光,Alessandro Moro,山下淳,淺間一:複数の魚眼カメラとLRFを用いた重畳型全方位俯瞰映像提示手法の構築,第13回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会講演論文集(2012))に提案される従来手法を用いることによって、第1俯瞰映像を生成できる。
[座標系の定義]
図3は、実施形態に係る各座標系の概念を示す図である。図3に示す座標系21は、移動装置10の座標系である。図3において、ロボット座標系のx平面は、床面(移動装置20の走行面2)と同一であり、z軸の正方向は、床面に対して鉛直上向きとする。以下、図3に示す座標系21を、適宜「ロボット座標系21」と表記する。図3に示す座標系23は、例えば、カメラ11aの位置及び姿勢を規定する座標系である。以下、図3に示す座標系23を、適宜「カメラ座標系23」と表記する。なお、図示は省略するが、カメラ座標系23と同様に、カメラ11b〜11dの位置及び姿勢を規定する座標系が設定される。図3に示す座標系25は、検出装置12により取得される検出点を規定する座標系である。以下、図3に示す座標系25を、適宜「センサ座標系25」と表記する。図3に示す座標系27は、例えば、カメラ11aにより撮影されるカメラ映像11G上の点を規定する座標系である。以下、図3に示す座標系27を、適宜「カメラ画像座標系27」と表記する。なお、図示は省略するが、カメラ画像座標系27と同様に、カメラ11b〜11dにより撮影されるカメラ映像上の点を規定する座標系が設定される。図3に示す座標系29は、移動装置20を上空から俯瞰する位置にあると仮定した仮想的な仮想カメラ31による仮想カメラ映像31上の点の位置を規定する座標系である。以下、図3に示す座標系29を、適宜「仮想カメラ画像座標系29」と表記する。ロボット座標系21における点P=[x,y,zのカメラ座標系23における表現を点P=[x,y,zとする。ロボット座標系21における点P=[x,y,zのセンサ座標系25における表現を点P=[x,y,zとする。ロボット座標系21における点P=[x,y,zのカメラ画像座標系27における表現を点m=[u,vとする。第1俯瞰映像生成部117aは、各座標系における各点を、仮想カメラ画像座標系29における点m=[u,vに変換する。以下の説明において、任意の座標系における点Nの同次座標系による座標表現をNとする。
[第1俯瞰映像の作成]
第1俯瞰映像生成部117aは、以下に示す式(1)で示されるカメラ座標系23における点P=[x,y,zと、カメラ画像座標系27における点m=[u,vとの関係に基づいて、魚眼レンズにより撮影された映像特有の歪みを除去した透視投影映像を生成する。以下に示す式(1)は、参考文献3(Davide Schramuzza, Agostion Martinelli, and Roland Siegwart: A flexible technique for accurate omnidirectional camera calibration and structure from motion, Proceeding of IEEE International Conference of Computer Vision Systems (2006) 45)及び参考文献4(Davide Schramuzza, Agostion Martinelli, and Roland Siegwart: A toolbox for easily calibrating omnidirectional cameras, Proceedings of IEEE/RSJ International Conference of Intelligent Robots and Systems (2006) 5695)に提案される手法によって求められる。
式(1)における「f(u,u)」は、カメラ画像座標系27における原点からの距離√{u +u }に関する関数であり、式(1)における「a」は、カメラ座標系における各点とカメラ画像座標系における各方向ベクトルの関係を等式で表現するために設定する定数である。
続いて、第1俯瞰映像生成部117aは、上述した式(1)に基づいて生成した透視投影映像を、特定の平面に対して透視投影する。ロボット座標系21とカメラ画像座標系27は、3×4行列の透視投影行列Hw→fにより関係付けることができ、ロボット座標系21とカメラ画像座標系27との間には、以下の式(2)の関係が成立する。
移動装置10のカメラ11a〜カメラ11dにより撮影された全ての物体がロボット座標系21におけるある平面上に存在すると仮定する。例えば、カメラ映像をz=0の平面(床面)に透視投影する場合、以下の式(3)に示すように、透視投影行列Hw→fの3列目成分を省略できる。
ここで、式(3)におけるH´w→fおよびP´は、それぞれ、H´w→fの3列目と、P´の3行目の成分を省略した行列とする。式(3)により、ロボット座標系21と、カメラ画像座標系27との関係が決定される。
続いて、第1俯瞰映像生成部117aは、上述した式(3)に示す関係に基づいて、特定の平面に対して透視投影された透視投影映像の視点変換処理を行い、第1俯瞰映像を生成する。まず、第1俯瞰映像生成部117aは、ロボット座標系21と仮想カメラ画像座標系29との関係を求める。ロボット座標系21と仮想カメラ画像座標系29との間には、以下の式(4)の関係が成立する。
式(4)におけるH´w→vは、ロボット座標系21と仮想カメラ画像座標系29とを関係付ける透視投影行列Hw→vの3列目の成分を省略した行列である。上述した式(3)および式(4)を用いると、カメラ画像座標系27と仮想カメラ画像座標系29との間には、式(5)に示す関係が成立する。
ただし、式(5)において、H´f→w=(H´w→f−1である。第1俯瞰映像生成部117aは、式(5)より、移動装置10から受信したカメラ映像(映像データ)から、移動装置20を上空から俯瞰したような第1俯瞰映像を生成できる。
ここで、式(5)から確認できるように、H´w→vおよびH´f→wを求める必要がある。本実施形態では、参考文献5(佐藤 高亮,藤井 浩光,Alessandro Moro,杉元 和也,野末 晃,三村 洋一,小幡 克実,山下 淳,淺間一:無人化施工用俯瞰映像システムの開発,日本機械学会論文集,81,823(2015)1)、及び参考文献6(淺利 圭介,石井洋平,本郷 仁志,蚊野 浩:鳥瞰画像生成における校正環境の簡易化,第13回画像センシングシンポジウム予稿集(2017)IN1-13)などに提案される手法を参考として、H´w→vおよびH´f→wを非線形の最適化手法により推定する。推定したH´w→vおよびH´f→wの行列をもとに、カメラ11a〜11dにより取得されるカメラ映像と、仮想カメラ31により取得される仮想カメラ映像の各画素の1対1の対応関係をあらかじめ取得することができる。なお、カメラ映像と仮想カメラ映像の各画素の1対1の対応関係をルックアップテーブルとしてあらかじめ保存しておいて、第1俯瞰映像の生成時に利用できるようにしてもよい。
[第2俯瞰映像の作成]
第2俯瞰映像生成部117bは、検出装置12により検出された3次元情報に基づいて、移動装置10の周囲の物体を俯瞰した第2俯瞰映像を生成する。3次元情報は、移動装置10の周囲の物体の表面の位置を示す3次元点の集合体である3次元点群の情報であり、3次元座標値で表される。第2俯瞰映像生成部117bは、まず、形状が既知の3次元物体33を用いて、検出装置12のロボット座標系21に対する位置及び姿勢を示す4×4行列の外部パラメータ行列Mを求める。
図4は、実施形態に係る外部パラメータ行列を求める際の概念図である。センサ座標系25をロボット座標系21へと変換する際のx軸,y軸,z軸に関する3×3行列の回転行列をそれぞれR,R,Rとし、3次元の並進移動ベクトルをtd→wとすると、Mは以下の式(6)で表現することができる。ただし、式(6)における「0」は、3次元のゼロ列ベクトルを表わすこととする。
式(6)により、R,R,R,td→wが求まれば、外部パラメータ行列Mdが一意に定まる。検出装置12を床面と平行な平面上に設置することにより、z軸の正方向が床面に対して鉛直上向きである条件が成り立つので、R=R=Iが求まる。ただし、Iは、3×3行列の単位行列とする。続いて、図4に例示するように、形状が既知の3次元物体33、具体的には直方体形状の物体を2つ用意して、一方の物体の一面をy平面と一致させるように配置するとともに、他方の物体の一面をz平面と一致させるように配置する。このような環境において検出装置12により取得される3次元情報のうち、特に、x平面、y平面、z平面の各平面上の3次元点群の情報(3次元座標値)を用いることにより、Rおよびtd→wを推定する。以上により、外部パラメータ行列Mが求められる。外部パラメータ行列Mにより、ロボット座標系21とセンサ座標系25とを、以下の式(7)によって関係付けることができ、センサ座標系25における3次元点群(各3次元点)の情報(3次元座標値)をロボット座標系21における表現に変換できる。
このようにして、第2俯瞰映像生成部117bは、ロボット座標系21における表現に変換した3次元点群の情報(3次元座標値)を得ることができる。第2俯瞰映像生成部117bは、ロボット座標系21における表現に変換した3次元点群の情報(3次元座標値)のうち、高さ方向にz>0の条件を満たす3次元点の情報のみを抽出することにより、床面よりも上方に存在する3次元点群、すなわち、移動装置10の周囲に存在し、かつ高さのある物体の位置を示す3次元点群の情報(3次元座標値)のみを抽出できる。
移動装置10の周囲に存在する物体の位置を示す3次元点群の情報(3次元座標値)を抽出した後、第2俯瞰映像生成部117bは、これらの3次元点群の情報に対してテクスチャ情報を付与し、テクスチャ情報を付与した3次元点群の情報を床面に投影する。
図5は、実施形態に係る3次元点群の情報に対してテクスチャ情報の付与および3次元点群の床面への投影に関する概念図である。第2俯瞰映像生成部117bは、移動装置10の周囲に存在する物体の位置を示す3次元点群の情報(3次元座標値)に対して、カメラ11a〜11dにより得られるテクスチャ情報を付与するため、上述した参考文献3,4に提案された手法に基づいて、カメラ11a〜11dのロボット座標系21に対する位置および姿勢を示す4×4行列の外部パラメータ行列Kを求める。そして、第2俯瞰映像生成部117bは、外部パラメータ行列Kを用いて、ロボット座標系21およびカメラ座標系23を、以下の式(8)により関係付けることができる。
続いて、第2俯瞰映像生成部117bは、式(7)および式(8)から得らえる、以下の式(9)を用いて、検出装置12により取得される3次元点群の情報(3次元座標値)を、センサ座標系25からカメラ座標系23へと変換する。
上述の式(1)により、カメラ画像座標系27における各点と、カメラ座標系23における各方向ベクトルとの1対1対応の関係は、既に求められている。そこで、第2俯瞰映像生成部117bは、式(1)および式(9)を用いることにより、検出装置12により取得された3次元点群に含まれる各3次元点を通る方向ベクトルをそれぞれ求めることができる。このため、第2俯瞰映像生成部117bは、カメラ11a〜11dにより取得されるカメラ映像から、移動装置10の周囲に存在する物体の位置を示す3次元点群の各3次元点(例えば、図5に示す点35Aなど)に対して、物体のテクスチャ情報(例えば、RGB値)を付与できる。
続いて、第2俯瞰映像生成部117bは、テクスチャ情報を付与した3次元点群の情報(3次元座標値)を床面に投影する。具体的には、第2俯瞰映像生成部117bは、図5に例示するように、ロボット座標系21における点35A=[x,y,zを、床面の点35B=[x,y,0]に正射影変換する。第2俯瞰映像生成部117bは、3次元点群に含まれる各3次元点について、それぞれ正射影変換を実行する。
続いて、第2俯瞰映像生成部117bは、上述の式(4)を用いて、正射影変換後の各点(例えば、点35Bなど)を仮想カメラ画像座標系29に投影することにより、第2俯瞰映像の生成を完了する。
[第3映像の生成]
第3映像生成部117cは、第2俯瞰映像における移動装置10と移動装置10の周囲にある物体との相対的な位置関係に基づいて、移動装置10にとって死角となる遮蔽領域を設定した第3映像を生成する。遮蔽領域は、移動装置10の周囲にある物体によって検出装置12のレーザー光が遮蔽されることにより、検出装置12により3次元計測ができず、3次元情報を取得できない領域のことをいう。遮蔽領域は、移動装置10の周囲にある物体によって移動装置10が侵入できない領域と言い換えることもできる。検出装置12により3次元情報が取得できないので、遮蔽領域に関する正確な情報を俯瞰画像上に提示することはできない。そこで、本実施形態において、情報処理装置100は、移動装置10からみて死角となる物体の背後に位置する領域を遮蔽領域と判定し、俯瞰画像上に遮蔽領域を明示することにより、移動装置10の周辺環境において不確かな領域についてオペレータの察知を促す。
図6は、実施形態に係る遮蔽領域39の生成方法を示す概念図である。第3映像生成部117cは、図6に例示するように、第2俯瞰映像生成部117bにより生成された第2俯瞰映像において、センサ座標系27の原点を視点としたときに、この視点からみて死角となる物体の背後、すなわち仮想カメラ31の仮想カメラ画像座標系29に投影された仮想カメラ映像31上の3次元点群37の背後に該当する領域に遮蔽領域39を設定する。
[統合俯瞰映像の生成]
統合俯瞰映像生成部117dは、第1俯瞰映像、第2俯瞰映像及び第3映像を重ねあわせて統合することにより、移動装置10と移動装置10の周囲にある物体との位置関係をオペレータに提示するための最終的な統合俯瞰映像を生成する。図7は、実施形態に係る映像統合処理の概念を示す概念図である。
図7に例示するように、統合俯瞰映像生成部117dは、まず、遮蔽領域39が設定された第3映像G3に対して、仮想カメラ画像座標系29に3次元点群の情報(3次元座標値)が投影された第2俯瞰映像G2を重ね合わせて統合する。続いて、統合俯瞰映像生成部117dは、第3映像G3に対して第2俯瞰映像G2を統合することにより得られた映像を、第1俯瞰映像G1に重ね合わせて統合することにより、オペレータに提示する最終的な統合俯瞰映像を生成する。
図8は、実施形態に係る情報処理装置により実行される俯瞰映像生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8に示す処理は、制御部117が、記憶部115に記憶されているプログラム及びデータに基づいて実行する。
図8に示すように、制御部117は、カメラ11a〜11dにより取得されるカメラ映像を俯瞰視点に視点変換した第1俯瞰映像を生成する(ステップS101)。俯瞰視点は、移動装置10を上空から俯瞰する仮想的な俯瞰視点に対応する。
続いて、制御部117は、検出装置12により取得された、移動装置10の周囲にある物体の3次元情報を仮想カメラ座標系29に投影した第2俯瞰映像を生成する(ステップS102)。
続いて、制御部117は、第2俯瞰映像における前記移動装置と前記物体との相対的な位置関係に基づいて、移動装置10から死角となる遮蔽領域39を設定した第3映像を生成する(ステップS103)。
続いて、制御部117は、第1俯瞰映像、第2俯瞰映像、及び第3映像を統合して、と合俯瞰映像を生成し(ステップS104)、図8に示す処理を終了する。
[検証実験]
以下、実施形態に係る俯瞰映像提示システム1により提供される俯瞰映像の検証実験の結果について説明する。図9は、検証実験に係る実験環境を示す図である。図10は、比較例に係る俯瞰画像の一例を示す図である。図11は、図10に示す位置から移動装置を移動させたときの俯瞰映像の一例を示す図である。図12は、図11に示す移動装置を第三者視点から撮影した映像の一例を示す図である。図13は、実施形態に係る俯瞰映像の一例を示す図である。図14は、図13に示す位置から移動装置を移動させたときの俯瞰映像の一例を示す図である。図15は、図14に示す移動装置を第三者視点から撮影した映像の一例を示す図である。
[実験環境]
図9は、実施形態に係る俯瞰映像提示システム1により提供される俯瞰映像の検証実験の実験環境を示す図である。図9に例示するように、検証実験は、屋内において移動装置10の前方に一組の障害物50を配置した環境で実施した。障害物50を構成する障害物51及び障害物52は、それぞれ配管の一部を模擬したような形状を有し、それぞれ高さ及び水平位置をかえて宙吊りの状態で設置した。一方の障害物51は、移動装置10に備えられたカメラ11a〜11dの高さと同様の高さとなるように設置した。また、実験環境において、検出装置12により取得される3次元点群のうち、特に、x平面、y平面、z平面上の3次元点群を確認しながら、上述した「R」及び「td→w」を推定することにより、外部パラメータ行列Mdを算出した。
図10および図11に例示するように、参考文献Zにより提案される従来手法により生成される俯瞰画像301及び俯瞰画像302によれば、移動装置10の移動前及び移動装置10の移動後のいずれにおいても、移動装置10の前方に配置した1組の障害物50のうち、移動装置10に対して相対的に近い位置に配置されている障害物51が俯瞰映像中に描画されていない。また、図11に示す俯瞰画像302において、障害物50のうち、移動装置10に対して相対的に離れた位置に配置されている障害物52が、鉛直方向に歪んだ状態で描画されている。図12に例示する映像303からも分かるとおり、図11に示す状況は、移動装置10と障害物50とが衝突してしまっているが、従来の手法により生成される俯瞰画像302では障害物50の位置が正確に提示されていないので、オペレータが俯瞰画像301及び俯瞰画像302を参照することによって、移動装置10と障害物50との衝突を回避することは難しい。
一方、図13および図14に例示するように、実施形態に係る情報処理装置100の処理によって生成される俯瞰画像311及び俯瞰画像312によれば、移動装置10の移動前及び移動装置10の移動後のいずれにおいても、移動装置10の前方に配置した1組の障害物50を構成する障害物51及び障害物52が描画されている。特に、図15に示す映像からも分かるとおり、図14に例示する俯瞰画像312では、障害物51の手前で移動装置10が旋回されている様子が確認できる。このように、実施形態に係る俯瞰映像提示システム1は、図13に例示する俯瞰画像311及び図14に例示する俯瞰画像312のように、移動装置10の周囲に存在する物体の位置をできるだけ正確に提示する俯瞰映像をオペレータに提示できる。このため、実際の災害現場等において、情報処理装置100により生成される俯瞰画像に基づいて、オペレータは移動装置10の周囲環境を認識することができるので、移動装置10と移動装置10の周囲に存在する物体との衝突を回避させる効果が期待できる。
また、実施形態に係る俯瞰画像311及び俯瞰画像312によれば、障害物50の背後の遮蔽領域39が透過色で描画されており、オペレータが床面に配置された標識41のテクスチャ情報を認識することができる。このため、実施形態に係る俯瞰映像提示システム1は、床面に配置される標識の情報など、災害現場等において移動装置10のオペレーションに重要な情報を認識可能な俯瞰映像をオペレータに提示することができる。
なお、図13における点線間の距離dは画素換算で235ピクセルであり、実世界の尺度に換算した場合、1198mm(ミリメートル)に相当する。図13における点線間の距離dの実測値は1200mmであり、この結果からも、実施形態に係る俯瞰映像提示システム1により提供される俯瞰映像には、移動装置10の周囲にある物体の位置をできるだけ正確に提示していることが証明された。
上述してきたように、実施形態に係る俯瞰映像提示システム1によれば、検出装置12によって全方位3次元計測を行い、3次元計測により取得される3次元情報を用いることによって、移動装置10の周囲にある物体の位置ができるだけ正確に描画された映像をオペレータに提供できる。移動装置10の周囲にある物体の位置をできるだけ正確に描画した映像をオペレータに提供することができる結果、人の立ち入りが困難な屋内の災害現場などにおいて、移動装置10などのように、遠隔操作により移動可能な遠隔移動装置を操作して災害現場の復旧作業及び調査などを行う際、遠隔移動装置の周囲環境に対するオペレータの認識の誤り、遠隔移動装置の障害物への衝突を容易に回避することでき、災害現場の復旧作業及び調査の安全性を高めることができる。
上記の実施形態は、本発明に係るデータ管理システム、データ記録装置200及びデータ検索装置300の理解を容易にするためのものであって、本発明に係るデータ管理システム、データ記録装置200及びデータ検索装置300を限定的に解釈するものではない。本発明に係るデータ管理システム、データ記録装置200及びデータ検索装置300は、その趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更または改良され得る。また、本発明に係るデータ管理システム、データ記録装置200及びデータ検索装置300の構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
10 移動装置
11a〜11d カメラ
12 検出装置
13 通信部
14 アクチュエータ
15 記憶部
16 制御部
100 情報処理装置
111 通信部
113 表示部
115 記憶部
117 制御部
117a 第1俯瞰映像生成部
117b 第2俯瞰映像生成部
117c 第3映像生成部
117d 統合俯瞰映像生成部

Claims (2)

  1. 遠隔操作可能な移動装置と、前記移動装置とデータ通信可能な情報処理装置とを含む俯瞰映像提示システムであって、
    前記移動装置は、
    通信部と、
    前記移動装置の周囲を広角に撮影する複数台のカメラと、
    前記移動装置の走行面に平行な全方位に向かって放射状のレーザー光を照射することにより、前記移動装置の周囲の物体の位置を示す3次元情報を取得する検出装置と
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    通信部と、
    前記カメラにより取得される映像を、前記移動装置を俯瞰する仮想的な俯瞰視点からみた映像に視点変換することにより第1俯瞰映像を生成する第1俯瞰映像生成部と、
    前記俯瞰視点を規定する座標系に前記3次元情報を投影することにより第2俯瞰映像を生成する第2俯瞰映像生成部と、
    前記第2俯瞰映像における前記移動装置と前記物体との相対的な位置関係に基づいて、前記移動装置から死角となる領域を設定した第3映像を生成する第3映像生成部と、
    前記第1俯瞰映像、前記第2俯瞰映像、及び前記第3映像を統合することにより、統合俯瞰映像を生成する統合映像生成部と、
    前記統合俯瞰映像を表示する表示部と
    を備えることを特徴とする俯瞰映像提示システム。
  2. 前記第2俯瞰映像生成部は、
    前記カメラに取得される映像に基づいて、前記3次元情報に対してテクスチャ情報を付与することを特徴とする請求項1に記載の俯瞰映像提示システム。
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