JP2019212720A - プラグインユニット及び電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラグインユニットを抜去する際のレバーの操作を一時的に制限する。【解決手段】プラグインユニットは、前面板を有し、他の筐体に挿抜可能な筐体と、筐体に回動可能に設けられ、筐体が他の筐体に挿入された状態で操作者の操作に応じて回動して筐体の抜去方向の力を筐体に付与するレバーと、レバーにスライド可能に設けられ、筐体が他の筐体に挿入された状態で前面板に形成された係合孔に係合してレバーの回動をロックするロック部材と、ロック部材と前面板の係合孔との係合が解除される方向へのロック部材のスライドに連動して、レバーの回動を一時的に規制する回動規制機構と、を有する。【選択図】図3
Description
本発明は、プラグインユニット及び電子装置に関する。
ブレード型のサーバ装置等の電子装置では、プラグインユニット(PIU:Plug-in Unit)に回動可能に設けられたレバーを用いて、電子装置に対するPIUの挿抜が行われるのが一般的である。PIUに回動可能に設けられたレバーは、梃子としての機能を有する。すなわち、電子装置に対してPIUが挿入される場合には、操作者の操作によってレバーがPIUの前面板へ近づく方向に回動され、梃子の作用によりレバーを介してPIUの挿入方向の力がPIUに付与される。PIUは、電子装置に挿入されることにより、電子装置内の基板に電気的に接続される。一方、電子装置からPIUが抜去される場合には、操作者の操作によってレバーがPIUの前面板から離れる方向に回動され、梃子の作用によりレバーを介してPIUの抜去方向の力がPIUに付与される。
ところで、PIUでは、レバーの回動をロックするロック部材がレバーに対してスライド可能に設けられている。ロック部材は、PIUが電子装置に挿入された状態でPIUの前面板に形成された係合孔に係合してレバーの回動をロックする。電子装置からPIUが抜去される場合には、まず、レバーに対してロック部材がスライドされることによって、ロック部材と前面板の係合孔との係合が解除される。その後、操作者の操作によってレバーが回動され、レバーを介してPIUの抜去方向の力がPIUに付与される。
しかしながら、ロック部材と前面板の係合孔との係合が解除された直後にレバーの操作が行われると、PIUと電子装置内の基板との電気的な接続を遮断するための通信が未だ完了していない状態で電子装置からPIUが抜去されることがある。PIUと電子装置内の基板との電気的な接続を遮断するための通信が未だ完了していない状態で電子装置からPIUが抜去されると、電子装置からPIUへのアクセスが継続されるので、電子装置側で通信エラーが発生する虞がある。そこで、PIUを抜去する際のレバーの操作を一時的に制限することが期待されている。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、プラグインユニットを抜去する際のレバーの操作を一時的に制限することができるプラグインユニット及び電子装置を提供することを目的とする。
本願の開示するプラグインユニットは、一つの態様において、前面板を有し、他の筐体に挿抜可能な筐体と、前記筐体に回動可能に設けられ、前記筐体が前記他の筐体に挿入された状態で操作者の操作に応じて回動して前記筐体の抜去方向の力を前記筐体に付与するレバーと、前記レバーにスライド可能に設けられ、前記筐体が前記他の筐体に挿入された状態で前記前面板に形成された係合孔に係合して前記レバーの回動をロックするロック部材と、前記ロック部材と前記前面板の係合孔との係合が解除される方向への前記ロック部材のスライドに連動して、前記レバーの回動を一時的に規制する回動規制機構と、を有する。
本願の開示するプラグインユニットの一つの態様によれば、プラグインユニットを抜去する際のレバーの操作を一時的に制限することができるという効果を奏する。
以下に、本願の開示する電子装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により開示技術が限定されるものではない。
[電子装置1の構成]
図1は、実施例1に係る電子装置1の外観構成の一例を示す斜視図である。図1に示す電子装置1は、例えば、図示しないラックに着脱自在に取り付けられるブレード型のサーバ装置等である。電子装置1は、筐体10を有する。筐体10は、底板、底板に対向する天板、互いに対向する一対の側壁、前面及び背面を有する箱体である。なお、図1において、筐体10の表面のうち紙面の手前側の面を筐体10の前面とし、紙面の奥側の面を筐体10の背面とする。筐体10の内部には、プリント回路板である基板(不図示)が収納されている。筐体10の前面には、複数のスロットが形成されている。筐体10の前面の各スロットは、筐体10の底板に設けられたレール11によって区画されている。筐体10の前面の各スロットには、レール11に沿ってプラグインユニット(PIU:Plug-in Unit)20が挿入される。これにより、PIU20は、筐体10内の基板にプリントされた回路と電気的に接続される。
図1は、実施例1に係る電子装置1の外観構成の一例を示す斜視図である。図1に示す電子装置1は、例えば、図示しないラックに着脱自在に取り付けられるブレード型のサーバ装置等である。電子装置1は、筐体10を有する。筐体10は、底板、底板に対向する天板、互いに対向する一対の側壁、前面及び背面を有する箱体である。なお、図1において、筐体10の表面のうち紙面の手前側の面を筐体10の前面とし、紙面の奥側の面を筐体10の背面とする。筐体10の内部には、プリント回路板である基板(不図示)が収納されている。筐体10の前面には、複数のスロットが形成されている。筐体10の前面の各スロットは、筐体10の底板に設けられたレール11によって区画されている。筐体10の前面の各スロットには、レール11に沿ってプラグインユニット(PIU:Plug-in Unit)20が挿入される。これにより、PIU20は、筐体10内の基板にプリントされた回路と電気的に接続される。
[PIU20の構成]
図2は、実施例1に係るPIU20の外観構成の一例を示す斜視図である。図3は、実施例1に係るPIU20の内部構成の一例を示す斜視図である。図4は、実施例1に係るPIU20の内部構成の一例を示す平面図である。なお、図2において、紙面の手前側が筐体10の前面側に相当する。また、図3において、紙面の奥側が筐体10の前面側に相当する。また、図4において、紙面の上側が筐体10の前面側に相当する。
図2は、実施例1に係るPIU20の外観構成の一例を示す斜視図である。図3は、実施例1に係るPIU20の内部構成の一例を示す斜視図である。図4は、実施例1に係るPIU20の内部構成の一例を示す平面図である。なお、図2において、紙面の手前側が筐体10の前面側に相当する。また、図3において、紙面の奥側が筐体10の前面側に相当する。また、図4において、紙面の上側が筐体10の前面側に相当する。
図2〜図4に示すように、PIU20は、筐体10に挿抜可能な筐体21と、レバー22と、ロック部材23とを有する。筐体21は、前面板21aを有する。前面板21aには、開口21a−1が形成されている。開口21a−1には、光信号を送受信するプラガブル型の光モジュールが差し込まれる。
レバー22は、筐体21に回動可能に設けられており、筐体10に対するPIU20の挿抜時に操作者によって操作されるレバーである。レバー22は、カードレバーとも呼ばれる。レバー22は、梃子としての機能を有する。すなわち、レバー22の基端部221は、筐体21の底板に設けられて梃子の支点となる回転軸223によって回動可能に支持されており、レバー22の先端部222は、操作者の操作に基づく力を受ける梃子の力点を形成する。また、レバー22の基端部221には、突起部221aが形成されており、突起部221aは、筐体10側のレール11の溝11aに係合されて梃子の作用点を形成する。
筐体10に対してPIU20が挿入される場合には、操作者の操作によってレバー22が筐体21の前面板21aへ近づく方向に回動され、梃子の作用によりレバー22を介してPIU20の挿入方向の力が筐体21に付与される。これにより、筐体10に対してPIU20(すなわち、筐体21)が挿入される。一方、筐体10からPIU20が抜去される場合には、操作者の操作によってレバー22が筐体21の前面板21aから離れる方向に回動され、梃子の作用によりレバー22を介してPIU20の抜去方向の力が筐体21に付与される。これにより、筐体10からPIU20(すなわち、筐体21)が抜去される。
ロック部材23は、レバー22にスライド可能に設けられている。ロック部材23は、筐体21が筐体10に挿入された状態で筐体21の前面板21aに形成された係合孔21bに係合してレバー22の回動をロックする。すなわち、ロック部材23は、フック部231を有し、前面板21aの係合孔21bに挿通されたフック部231を後述のスライド板32を介して前面板21aの裏面へ掛止させることより、レバー22の回動をロックする。ロック部材23とレバー22の先端部222との間には、図示しない付勢部材が介挿されており、ロック部材23は、付勢部材の付勢力によって矢印Aの方向(以下「方向A」と呼ぶ)とは反対の方向に付勢されている。ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合は、ロック部材23が付勢部材の付勢力に抗して方向Aにスライドされることによって、解除され得る。方向Aは、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除される方向の一例である。
また、PIU20は、図3及び図4に示すように、筐体21の内部に回動規制機構30を有する。回動規制機構30は、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除される方向Aへのロック部材23のスライドに連動して、レバー22の回動を一時的に規制する。回動規制機構30は、検出器31と、スライド板32と、電磁石33とを有する。検出器31と電磁石33とは、図示しない制御回路に接続されている。
検出器31は、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除される方向Aへのロック部材23のスライドを検出する。例えば、検出器31は、接点スイッチであり、検出器31とロック部材23とが当接している場合に、ON信号を制御回路へ出力し、ロック部材23が方向Aへスライドされて検出器31から離反した場合に、制御回路へのON信号の出力を停止する。制御回路は、検出器31からのON信号の出力の有無を判定することにより、方向Aへのロック部材23のスライドを監視する。
スライド板32は、前面板21aに固定されたスライドレール32aを介して前面板21aにスライド可能に取り付けられている。スライド板32の一部は、電磁石33に対向するように折り曲げられている。折り曲げられたスライド板32の一部には、永久磁石32bが取り付けられている。
電磁石33は、スライド板32の一部(すなわち、永久磁石32b)と対向するように前面板21aに固定されている。電磁石33は、検出器31によってロック部材23のスライドが検出されていない期間にOFFされており、電磁石33の芯に永久磁石32bを吸着して、前面板21aの係合孔21bが開放される初期位置にスライド板32を固定する。電磁石33は、検出器31によってロック部材23のスライドが検出されると、制御回路によってONされて永久磁石32bの磁力と反発する磁力を発生させる。そして、電磁石33は、永久磁石32bの磁力と反発する磁力によりスライド板32を前面板21aの係合孔21bを塞ぐ方向に一時的にスライドさせてスライド板32をロック部材23に干渉させる。これにより、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合の解除が一時的に阻止される。
ところで、電子装置1では、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除されてからレバー22の操作が行われるまでの期間に、PIU20と筐体10内の基板との電気的な接続を遮断するための通信が行われる。例えば、筐体10内の基板は、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除されてからレバー22の操作が行われるまでの期間に、PIU20にアクセスして電気的な接続を停止する停止コマンドを送出する。停止コマンドの送出にかかる処理時間、つまり、PIU20と筐体10内の基板との電気的な接続を遮断するための通信にかかる処理時間は、数秒程度である。
しかしながら、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除された直後にレバー22の操作が行われると、PIU20と筐体10内の基板との電気的な接続を遮断するための通信が未だ完了していない状態で筐体10からPIU20が抜去される。PIU20と筐体10内の基板との電気的な接続を遮断するための通信が未だ完了していない状態で筐体10からPIU20が抜去されると、筐体10からPIU20へのアクセスが継続されるので、筐体10内の基板側で通信エラーが発生する虞がある。
そこで、電子装置1では、回動規制機構30は、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除される方向Aへのロック部材23のスライドに連動して、レバー22の回動を一時的に規制する。
これにより、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除される方向Aへロック部材23がスライドされた場合であっても、レバー22の回動が一時的に規制される。このため、電子装置1は、PIU20を抜去する際のレバー22の操作を一時的に制限することができる。その結果、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除された直後にレバー22の操作が行われる事態が回避され、通信エラーの発生が抑制される。
[筐体10からのPIU20の抜去方法]
次に、筐体10からのPIU20の抜去方法について説明する。図5は、実施例1に係るPIU20の抜去方法の一例を示すフローチャートである。図6〜図8は、実施例1に係るPIU20の抜去方法の一例を説明するための図である。初期状態では、PIU20(つまり、筐体21)は、筐体10に挿入されており、ロック部材23は、図4に示すように、筐体21の前面板21aの係合孔21bに係合してレバー22の回動をロックしているものとする。
次に、筐体10からのPIU20の抜去方法について説明する。図5は、実施例1に係るPIU20の抜去方法の一例を示すフローチャートである。図6〜図8は、実施例1に係るPIU20の抜去方法の一例を説明するための図である。初期状態では、PIU20(つまり、筐体21)は、筐体10に挿入されており、ロック部材23は、図4に示すように、筐体21の前面板21aの係合孔21bに係合してレバー22の回動をロックしているものとする。
図5に示すように、検出器31に接続された制御回路によって検出器31からのON信号の出力の有無が判定されて、方向Aへのロック部材23のスライドが監視される(ステップS11)。検出器31によって方向Aへのロック部材23のスライドが検出されない場合、すなわち、検出器31から制御回路へON信号が出力されている場合(ステップS12No)、処理がステップS11に戻され、制御回路による監視が継続される。
検出器31によって方向Aへのロック部材23のスライドが検出された場合、すなわち、検出器31から制御回路へのON信号の出力が停止された場合(ステップS12Yes)、制御回路によって電磁石33がONされる(ステップS13)。ONされた電磁石33は、スライド板32の一部に取り付けられた永久磁石32bの磁力と反発する磁力を発生させる。電磁石33と永久磁石32bとの反発により、スライド板32は、前面板21aの係合孔21bが開放される初期位置(図4参照)から、図6及びステップS14に示すように、前面板21aの係合孔21bを塞ぐ方向にスライドする。これにより、スライド板32は、図6に示すように、ロック部材23のフック部231に干渉する。
続いて、電磁石33がONに維持されたまま制御回路によって所定時間だけ待機される(ステップS15)。これにより、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合の解除が一時的に阻止される。制御回路によって待機される所定時間は、PIU20と筐体10内の基板との電気的な接続を遮断するための通信の完了を許容する時間に適宜調整される。
所定時間が経過すると、制御回路によって電磁石33がOFFされる(ステップS16)。スライド板32の一部に取り付けられた永久磁石32bがOFFされた電磁石33の芯に引き寄せられることにより、スライド板32は、図7及びステップS17に示すように、前面板21aの係合孔21bを開放する方向にスライドする。これにより、スライド板32は、図7に示すように、ロック部材23のフック部231から外れる。これにより、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除され、ロック部材23によるレバー22の回動のロックが解除される。
その後、操作者の操作によってレバー22が、図8に示すように、筐体21の前面板21aから離れる方向に回動され、梃子の作用によりレバー22を介してPIU20の抜去方向(矢印Bの方向)の力が筐体21に付与される。これにより、筐体10からPIU20(すなわち、筐体21)が抜去される。
以上のように、実施例1に係るPIU20は、筐体21と、レバー22と、ロック部材23と、回動規制機構30とを有する。筐体21は、前面板21aを有し、電子装置1の筐体10に挿抜可能な筐体である。レバー22は、筐体21に回動可能に設けられ、筐体21が筐体10に挿入された状態で操作者の操作に応じて回動して筐体21の抜去方向の力を筐体21に付与する。ロック部材23は、レバー22にスライド可能に設けられ、筐体21が筐体10に挿入された状態で前面板21aに形成された係合孔21bに係合してレバー22の回動をロックする。回動規制機構30は、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除される方向Aへのロック部材23のスライドに連動して、レバー22の回動を一時的に規制する。
このPIU20の構成により、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除される方向Aへロック部材23がスライドされた場合であっても、レバー22の回動が一時的に規制される。このため、電子装置1は、PIU20を抜去する際のレバー22の操作を一時的に制限することができる。その結果、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除された直後にレバー22の操作が行われる事態が回避され、通信エラーの発生が抑制される。
また、実施例1に係るPIU20において、回動規制機構30は、検出器31と、スライド板32と、電磁石33とを有する。検出器31は、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除される方向Aへのロック部材23のスライドを検出する。スライド板32は、前面板21aにスライド可能に取り付けられる。電磁石33は、前面板21aにスライド板32の一部と対向するように固定され、ロック部材23のスライドが検出されると、磁力によりスライド板32を前面板21aの係合孔21bを塞ぐ方向に一時的にスライドさせて係合の解除を阻止する。
このPIU20の構成により、ロック部材23によるレバー22の回動のロックを一時的に維持することができる。このため、電子装置1は、PIU20を抜去する際のレバー22の操作をロック部材23によるレバー22の回動のロックにより一時的に制限することができる。
実施例2に係るPIU20は、ロック部材23のスライドに連動してスライド板32を引っ張る係合爪をロック部材23に設けた点を除き、実施例1のPIU20と同様の構成を有する。したがって、実施例2では、上記実施例1と共通する構成要素には、同一の参照符号を用いる共に、その詳細な説明は省略する。
図9は、実施例2に係るPIU20の内部構成の一例を示す斜視図である。図10は、実施例2に係るPIU20の内部構成の一例を示す平面図である。なお、図9において、紙面の奥側が筐体10の前面側に相当する。また、図10において、紙面の上側が筐体10の前面側に相当する。
図9及び図10に示すように、実施例2に係るPIU20において、ロック部材23は、係合爪232を有する。
係合爪232は、ロック部材23(フック部231)に回動可能に設けられている。係合爪232は、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合に伴って回動してスライド板32に形成された係合孔321に係合する。係合爪232とロック部材23のフック部231との間には、図示しない付勢部材が介挿されており、係合爪232は、付勢部材の付勢力によってスライド板32の係合孔に向かって付勢されている。係合爪232は、方向Aへのロック部材23のスライドに連動して前面板21aの係合孔21bを塞ぐ方向へスライド板32を引っ張る。すなわち、係合爪232は、前面板21aの係合孔21bを塞ぐ方向へスライド板32を引っ張ることにより、電磁石33と永久磁石32bとの反発に基づくスライド板32のスライドを補助する。そして、係合爪232は、前面板21aの係合孔21bの周囲に形成された壁21cに当接すると、付勢部材の付勢力に抗して回動してスライド板32の係合孔321から外れる。図10では、係合爪232がスライド板32の係合孔321から外れた状態を示している。
以上のように、実施例2に係るPIU20において、ロック部材23は、係合爪232を有する。係合爪232は、ロック部材23に回動可能に設けられ、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合に伴って回動してスライド板32に形成された係合孔321に係合する。そして、係合爪232は、ロック部材23のスライドに連動して前面板21aの係合孔21bを塞ぐ方向へスライド板32を引っ張る。
このPIU20の構成により、電磁石33と永久磁石32bとの反発に基づくスライド板32のスライドが補助されるので、スライド板32をロック部材23に安定的に干渉させることができる。これにより、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合の解除が安定的に阻止され、結果として、ロック部材23によるレバー22の回動のロックを安定的に維持することができる。
実施例3に係るPIU20は、回動規制機構の構成を除き、実施例1のPIU20と同様の構成を有する。したがって、実施例3では、上記実施例1と共通する構成要素には、同一の参照符号を用いる共に、その詳細な説明は省略する。
図11は、実施例3に係るPIU20の内部構成の一例を示す斜視図である。図12は、実施例3に係るPIU20の内部構成の一例を示す平面図である。なお、図11において、紙面の奥側が筐体10の前面側に相当する。また、図12において、紙面の上側が筐体10の前面側に相当する。
図11及び図12に示すように、実施例3に係るPIU20は、回動規制機構30に代えて回動規制機構40を有する。回動規制機構40は、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除される方向Aへのロック部材23のスライドに連動して、レバー22の回動を一時的に規制する。回動規制機構40は、検出器31と、フック部材42と、アクチュエータ43とを有する。検出器31とアクチュエータ43とは、図示しない制御回路に接続されている。
フック部材42は、レバー22(基端部221)に形成された突起部221bの周囲に配置されている。フック部材42の基端部は、筐体21の底板に設けられた回転軸に回動可能に支持されており、フック部材42の先端部は、アクチュエータ43のロッド43aに連結部材42aを介して連結されている。
アクチュエータ43は、電磁石を内蔵し、電磁石の磁力によりロッド43aを伸縮させるソレノイド型のアクチュエータである。アクチュエータ43は、検出器31によってロック部材23のスライドが検出されていない期間にOFFされており、ロッド43aを縮退させて、フック部材42がレバー22の突起部221bに掛止されない退避位置にフック部材42を固定する。アクチュエータ43は、検出器31によってロック部材23のスライドが検出されると、制御回路によってONされてロッド43aを伸張させる。そして、アクチュエータ43は、ロッド43aに連結部材42aを介して連結されたフック部材42を退避位置から回動させ、フック部材42をレバー22の突起部221bに一時的に掛止させてレバー22の回動を規制する。
以上のように、実施例3に係るPIU20において、回動規制機構40は、検出器31と、フック部材42と、アクチュエータ43とを有する。検出器31は、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除される方向Aへのロック部材23のスライドを検出する。フック部材42は、レバー22に形成された突起部221bの周囲に配置される。アクチュエータ43は、フック部材42に連結され、ロック部材23のスライドが検出されると、フック部材42をレバー22の突起部221bに一時的に掛止させてレバー22の回動を規制する。
このPIU20の構成により、ロック部材23と前面板21aの係合孔21bとの係合が解除される方向Aへロック部材23がスライドされた場合であっても、レバー22の回動が一時的に規制される。このため、電子装置1は、PIU20を抜去する際のレバー22の操作を一時的に制限することができる。
1 電子装置
10 筐体
20 PIU
21 筐体
21a 前面板
21b 係合孔
21c 壁
22 レバー
23 ロック部材
30、40 回動規制機構
31 検出器
32 スライド板
33 電磁石
42 フック部材
43 アクチュエータ
221a、221b 突起部
232 係合爪
10 筐体
20 PIU
21 筐体
21a 前面板
21b 係合孔
21c 壁
22 レバー
23 ロック部材
30、40 回動規制機構
31 検出器
32 スライド板
33 電磁石
42 フック部材
43 アクチュエータ
221a、221b 突起部
232 係合爪
Claims (6)
- 前面板を有し、他の筐体に挿抜可能な筐体と、
前記筐体に回動可能に設けられ、前記筐体が前記他の筐体に挿入された状態で操作者の操作に応じて回動して前記筐体の抜去方向の力を前記筐体に付与するレバーと、
前記レバーにスライド可能に設けられ、前記筐体が前記他の筐体に挿入された状態で前記前面板に形成された係合孔に係合して前記レバーの回動をロックするロック部材と、
前記ロック部材と前記前面板の係合孔との係合が解除される方向への前記ロック部材のスライドに連動して、前記レバーの回動を一時的に規制する回動規制機構と、
を有することを特徴とするプラグインユニット。 - 前記回動規制機構は、
前記ロック部材と前記前面板の係合孔との係合が解除される方向への前記ロック部材のスライドを検出する検出器と、
前記前面板にスライド可能に取り付けられたスライド板と、
前記前面板に前記スライド板の一部と対向するように固定され、前記ロック部材のスライドが検出されると、磁力により前記スライド板を前記前面板の係合孔を塞ぐ方向に一時的にスライドさせて前記係合の解除を阻止する電磁石と、
を有することを特徴とする請求項1に記載のプラグインユニット。 - 前記ロック部材は、前記ロック部材に回動可能に設けられ、前記ロック部材と前記前面板の係合孔との係合に伴って回動して前記スライド板に形成された係合孔に係合し、前記ロック部材のスライドに連動して前記前面板の係合孔を塞ぐ方向へ前記スライド板を引っ張る係合爪を有することを特徴とする請求項2に記載のプラグインユニット。
- 前記係合爪は、前記前面板の係合孔の周囲に形成された壁に当接すると、回動して前記スライド板の係合孔から外れることを特徴とする請求項3に記載のプラグインユニット。
- 前記回動規制機構は、
前記ロック部材と前記前面板の係合孔との係合が解除される方向への前記ロック部材のスライドを検出する検出器と、
前記レバーに形成された突起部の周囲に配置されたフック部材と、
前記フック部材に連結され、前記ロック部材のスライドが検出されると、前記フック部材を前記レバーの突起部に一時的に掛止させて前記レバーの回動を規制するアクチュエータと、
を有することを特徴とする請求項1に記載のプラグインユニット。 - 第1の筐体と、
前記第1の筐体に挿入されて前記第1の筐体内の基板に電気的に接続されるプラグインユニットと、を有し、
前記プラグインユニットは、
前面板を有し、前記第1の筐体に挿抜可能な第2の筐体と、
前記第2の筐体に回動可能に設けられ、前記第2の筐体が前記第1の筐体に挿入された状態で前記第2の筐体の抜去方向の力を前記第2の筐体に付与するための方向に回動されるレバーと、
前記レバーにスライド可能に設けられ、前記第2の筐体が前記第1の筐体に挿入された状態で前記前面板に形成された係合孔に係合して前記レバーの回動をロックするロック部材と、
前記ロック部材と前記前面板の係合孔との係合が解除される方向への前記ロック部材のスライドに連動して、前記レバーの回動を一時的に規制する回動規制機構と、
を有することを特徴とする電子装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018106539A JP2019212720A (ja) | 2018-06-01 | 2018-06-01 | プラグインユニット及び電子装置 |
US16/413,089 US20190373752A1 (en) | 2018-06-01 | 2019-05-15 | Plug-in unit and electronic device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018106539A JP2019212720A (ja) | 2018-06-01 | 2018-06-01 | プラグインユニット及び電子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019212720A true JP2019212720A (ja) | 2019-12-12 |
Family
ID=68693519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018106539A Pending JP2019212720A (ja) | 2018-06-01 | 2018-06-01 | プラグインユニット及び電子装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20190373752A1 (ja) |
JP (1) | JP2019212720A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102020127795A1 (de) | 2020-10-22 | 2022-04-28 | Turck Holding Gmbh | Modulträger im Bereich des sekundären Explosionsschutzes |
CN114571405B (zh) * | 2022-04-02 | 2024-07-09 | 江苏华创微系统有限公司 | 舰载和地面电子模块自锁起拔器 |
Family Cites Families (2)
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---|---|---|---|---|
US7301778B1 (en) * | 2006-05-04 | 2007-11-27 | Adlink Technology, Inc. | ATCA locking lever mounting structure |
FR2944670A1 (fr) * | 2009-04-15 | 2010-10-22 | Radiall Sa | Ensemble de verrouillage de carte electronique sur un rack. |
-
2018
- 2018-06-01 JP JP2018106539A patent/JP2019212720A/ja active Pending
-
2019
- 2019-05-15 US US16/413,089 patent/US20190373752A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20190373752A1 (en) | 2019-12-05 |
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