JP2019212094A - 画像形成装置、印刷システム、画像形成装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】適切な設定で印刷できるようにすることを目的とする。【解決手段】本発明の画像形成装置は、印刷指示されたデータのタイプに対応して定義される所定のルールに基づき決定された印刷設定の少なくとも一部が印刷設定の制限で使用が許可されていない場合、制限されている印刷設定の使用を許可するか否かを判定する判定手段と、判定手段によって制限されている印刷設定の使用を許可すると判定された場合、所定のルールに基づき決定された印刷設定を使用して印刷指示されたデータを印刷処理するよう制御する制御手段と、を有する。【選択図】図11

Description

本発明は、画像形成装置、印刷システム、画像形成装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
法令やルールで定められた特定の文書を印刷する際に、規定の定型体裁で印刷を行うことが必要な場合がある。ここで、設定すべき印刷設定の体裁をユーザが認識していない場合や、印刷設定値を手動設定することによる設定ミスが発生した場合、印刷物は無駄になることがある。これを防止するために、複合機やプリンタを含む印刷システムにて、印刷ジョブの実行ログを解析し、特定の文書である場合は適切な印刷設定を自動適用する技術がある。
また、従来、複合機やプリンタを含む印刷システムには、ユーザ又はユーザグループに対して、コスト観点で印刷設定の制限をかけることが行われていた。ここで、制限される印刷設定とは、カラー印刷、片面印刷、集約レイアウト等であり、これらの設定をモノクロ印刷、両面印刷、多ページ集約に制限することが可能である。しかし、制限に従って印刷設定を変更すると、他の印刷設定値と不整合を起す場合がある。例えば、印刷用紙にOHP(オーバーヘッドプロジェクタ)シートを指定する設定値がある状態で、片面印刷制限を反映させると、OHPシート指定に対して両面印刷を指定するという、印刷機器として実行不可能な設定値の組み合わせとなってしまう。その際には、制限にかかわる設定変更を反映しつつ、不整合となっている他の設定値側を強制的に変更する(強制設定変更印刷)、又は、印刷自体を行わせない(印刷中止)の何れかの動作となっていた。しかし、この動作では、過度に印刷機能が制限されてユーザの利便性が犠牲になることがある。この不都合を解決するために、制限に従って印刷設定を反映すると、他の印刷設定値と不整合を起すと判定した場合に、印刷設定制限の範囲外であっても印刷設定を許可する手段を備える印刷制御装置が開示されている(特許文献1)。
特開2007−272602号公報
法令やルールで定められた特定の文書に対して適切な印刷設定を自動適用する際に、ユーザ又はユーザグループに対して印刷設定の制限をかけることが同時に行われると、法令やルールが求めるものとは異なる体裁の印刷物を出力してしまう問題がある。特許文献1の技術では、制限した印刷設定が他の印刷設定値と不整合を起す場合には、印刷設定制限の範囲外で印刷設定を許可することができた。しかしながら、特許文献1の技術では、印刷設定に不整合が生じない場合、印刷設定制限の範囲外の印刷設定での印刷は行われない。したがって、特許文献1の技術では、ここで説明した問題を解決することができない。
本発明の画像形成装置は、印刷指示されたデータのタイプに対応して定義される所定のルールに基づき決定された印刷設定の少なくとも一部が印刷設定の制限で使用が許可されていない場合、前記制限されている印刷設定の使用を許可するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記制限されている印刷設定の使用を許可すると判定された場合、前記所定のルールに基づき決定された印刷設定を使用して前記印刷指示されたデータを印刷処理するよう制御する制御手段と、を有する。
本発明によれば、適切な設定で印刷できる。
留め置き印刷システムのシステム構成の一例を示す図である。 認証サーバが保持しているデータベースの内容の一例を示す図である。 ホストコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 ホストコンピュータのソフトウェア構成の一例を示す図である。 複合機のハードウェア構成の一例を示す図である。 複合機の機能構成の一例を示す図である。 留め置き印刷ジョブデータの構成の一例を示す図である。 自動設定ルールの一例を示す図である。 ジョブリスト画面の一例を示す図である。 ジョブリスト画面表示処理の一例を示すフローチャートである。 印刷制御処理の一例を示すフローチャートである。 確認ダイアログの一例を示す図である。 複合機の機能構成の一例を示す図である。 複合機の機能構成の一例を示す図である。 留め置き印刷ジョブデータの構成の一例を示す図である。 ジョブリスト画面の一例を示す図である。 ジョブリスト画面表示処理の一例を示すフローチャートである。 印刷制御処理の一例を示すフローチャートである。 確認ダイアログの一例を示す図である。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本実施形態の留め置き印刷システムのシステム構成について説明する。図1は、留め置き印刷システムのシステム構成の一例を示す図である。
留め置き印刷システムは、ホストコンピュータ101と複合機102と認証サーバ103とワークフローサーバ104とを有する。ホストコンピュータ101は、ユーザが使用する装置であり、印刷データを生成し、ネットワーク110を介して複合機102等に送信する。複合機102は、ネットワーク110を介してホストコンピュータ101から受信した印刷データを電子写真技術やインクジェット技術等の印刷技術を利用して用紙に印刷を行う機能、及び、光学的に原稿を走査し電子データを生成する機能を有する。複合機102は、画像形成装置の一例である。認証サーバ103は、ユーザの認証情報や印刷機能制限情報を格納するデータベースをもち、印刷権トークンをホストコンピュータ101や複合機102に配信する。ワークフローサーバ104は、ユーザが用いる文書データを保存し、文書データの状態を管理し、更に、文書データの状態をホストコンピュータ101や複合機102に配信する機能をもつ。文書データの状態とは、例えば、ある文書データが、特定のユーザによる編集作業中であることや、他のユーザによって承認を受けたか否かというような情報である。なお、データベースは、補助記憶装置等に記憶されたデータの集まりである。
ホストコンピュータ101と複合機102と認証サーバ103とワークフローサーバ104とは、ネットワーク110により相互に接続されている。ホストコンピュータ101、認証サーバ103、及び、ワークフローサーバ104の各機能は一台のコンピュータ内に実装されてもよいし、任意の複数の機能が一台のコンピュータに搭載されてもよい。また、認証サーバ103及びワークフローサーバ104の機能は、複合機102内に搭載されてもよい。
図2は、認証サーバ103が保持しているデータベースの内容の一例を示す図である。図2(a)は、認証サーバ103が保持しているデータベースに格納されてユーザ別に管理されたユーザ情報の一例を示す図である。図2(b)は、後述の印刷設定制限情報210及び自動設定変更条件情報220の取りうる設定情報の一例を示す図である。認証サーバ103のCPUが、図2に示すデータベースにアクセスするプログラムを実行する。認証サーバ103のCPUは、管理者権限でのみデータベースにアクセスして読み書きを実施する。
図2(a)において、各行はユーザごとのエントリを示し、各列はユーザ情報の各項目の情報を示す。ユーザ情報の項目には、ユーザ名201とパスワード202と印刷設定制限情報210と自動設定変更条件情報220とが含まれる。印刷設定制限情報210は、印刷設定制限を示す情報である。印刷設定制限情報210には、片面印刷制限203とカラー印刷制限204と印刷レイアウト制限205とが含まれる。自動設定変更条件情報220には、判定用閾値206と判定用ワークフロー状態207とが含まれる。図2(a)では、便宜上、パスワード202を平文の文字列で記載しているが、実際にはセキュリティの都合上、平文の一方向ハッシュ値を格納しておく。認証を行う際には、ユーザ入力されたパスワード文字列のハッシュ値と比較する等の方法を使用する。
片面印刷制限203は、用紙の片面のみに印刷を行うことを許可するか否かを示す。片面印刷制限203を「不許可」とすると用紙の両面(表面と裏面)への印刷のみが行われることを示し、結果として用紙の節約を期待することができる。
カラー印刷制限204は、カラー印刷を許可するか否かを示す。片面印刷制限203の「不許可」は、モノクロ印刷のみが行われることを示し、結果としてインクやトナーにかかわるコスト削減や、カラー印刷に対する課金削減を期待することができる。
印刷レイアウト制限205は、Nページ分の印刷データを縮小し、用紙の1ページ内に配置する機能であるN−Up印刷に関する制限内容を示すものである。1Up(1×1)、2Up(1×2)、4Up(2×2)、6Up(2×3)、8Up(2×4)、9Up(3×3)、16Up(4×4)等が代表的なN−Upレイアウトである。本実施形態では、印刷レイアウト制限205として次の3つの値を印刷レイアウト制限として設定可能とする。「制限なし」は、どのような印刷レイアウトであっても印刷が行われることを示す。「1UP不可」は、1UP印刷のみ不許可し、2UP以上の印刷については許可されることを示す。「1〜2UP不可」は1UP、2UP印刷を不許可とするが、4UP以上については許可されることを示す。これらの設定の結果として、用紙の節約を期待することができる。
判定用閾値206は、後述の自動設定変更を行う場合に自動設定変更を許可するか否かの判定に使われる閾値であり、後述の自動印刷設定706の使用を許可する基準となる。判定用閾値206は、後述の自動設定精度判定部613において算出される自動設定精度を示す値との比較に使用され、自動設定精度を示す値が判定用閾値206よりも大きい場合にのみ、印刷設定値を自動変更するようなシステム制御に用いられる。判定用閾値206、及び、比較される自動設定精度の値は、0〜100の整数値である。したがって、判定用閾値206が100に設定されている場合は、自動設定精度が100よりも大きい値になることがないため、結果として自動設定変更は行われないことになる。
判定用ワークフロー状態207は、後述の自動設定変更を行う場合に自動設定変更を許可するか否かの判定に使われる情報であり、自動印刷設定706の使用を許可する印刷データのワークフロー状態である。判定用ワークフロー状態207は、ワークフローサーバ104より取得するワークフロー状態との比較に使用され、ワークフロー状態が一致した場合にのみ、印刷設定値を自動変更するようなシステム制御に用いられる。判定用ワークフロー状態207には、複数のワークフロー状態が設定されていてもよい。
印刷設定制限情報210の各項目の取りうる設定情報、及び、自動設定変更条件情報220の各項目の取りうる設定情報を、図2(b)に示す。
図2(a)に示す第1のエントリ211は、ユーザ名201がUser1のユーザ情報を示す。第1のエントリ211に示されるように、User1のパスワードは、“Agd5s4F”という文字列である。また、User1の片面印刷制限203には“不許可”、カラー印刷制限204には“不許可”、印刷レイアウト制限205には“1〜2Up不可”が設定されていることがわかる。また、User1の判定用閾値206には“90”、判定用ワークフロー状態207には“承認済”が設定されていることがわかる。同様に第2のエントリ212ではユーザ名201がUser2のユーザ情報が定義され、第3のエントリ213ではユーザ名201がUser3のユーザ情報が定義されている。
第4のエントリ214はゲストユーザの情報を示している。ゲストユーザのパスワード202はNULL値であり、パスワードなしを意味する。また、ゲストユーザの判定用閾値206として“100”、判定用ワークフロー状態207として“なし”が設定されていることから、ゲストユーザでは自動設定変更は許可されていないことがわかる。ゲストユーザを設けるかどうかはシステムポリシーによって決まるものである。したがって、ゲストユーザの情報を示す第4のエントリ214はなくてもよい。
図2(a)では、ユーザごとに印刷設定制限情報210及び自動設定変更条件情報220が定義されている例を説明した。しかし、ユーザグループごとに印刷設定制限情報210が定義されていてもよい。この場合、ユーザの印刷設定制限情報210として、ユーザが属するユーザグループの印刷設定制限情報210が使われる。また、ユーザグループごとに自動設定変更条件情報220が定義されていてもよい。この場合、ユーザの自動設定変更条件情報220として、ユーザが属するユーザグループの自動設定変更条件情報220が使われる。
認証サーバ103のCPUは、ユーザ名及びパスワードの照会を受け付けて、認証サーバ103の補助記憶装置に記憶されているユーザ情報のユーザ名201及びパスワード202と受け付けたユーザ名及びパスワードとを照合して、認証を行う。認証サーバ103のCPUは、認証が成功した場合、認証されたユーザに関する印刷設定制限情報210を含んだ印刷権トークンを照会元に伝達する。
図3は、ホストコンピュータ101のハードウェア構成の一例を示す図である。ホストコンピュータ101は、CPU301とROM302とRAM303と入力装置304とモニタインタフェース305とNIC306と補助記憶装置307とこれらを接続するメインバス310とを有する。
CPU301は、ROM302、RAM303、又は、補助記憶装置307に格納されたプログラムを実行することで、ホストコンピュータ101の制御を行う。
RAM303は、CPU301が各種処理を行う際のワークエリアとして使用される。
補助記憶装置307は、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションソフト、プリンタドライバソフト、及び、電源を切っても消去してはならないデータ等を記憶する。補助記憶装置307には、ハードディスク等が使われる。補助記憶装置307は、記憶媒体の一例である。
入力装置304は、キーボード及びマウス等、ユーザインタフェースとなる入力デバイスである。
モニタインタフェース305はモニタ311に接続し、アプリケーションやプリンタドライバ等操作画面の表示データの転送を行うためのインターフェースである。モニタ311は、転送されたデータに基づいて、操作画面等を表示する。
NIC306は、ネットワーク110を介して外部機器と接続し、データの授受を行うためのインターフェースである。
認証サーバ103及びワークフローサーバ104のハードウェア構成も、図3と同様の構成である。
図4は、ホストコンピュータ101における印刷データを生成するためのソフトウェア構成の一例を示す図である。図4に示すアプリケーション401、グラフィックエンジン402、プリンタドライバ403、及び、システムスプーラ404は、補助記憶装置307に保存されたプログラムとして存在する。そしてこれらのプログラムは、OSやプログラムからの呼び出しによってRAM303にロードされ、CPU301がこれらのプログラムを実行する。
ホストコンピュータ101が複合機102を使用して印刷を行う際は、まず、CPU301がアプリケーション401を実行する。
アプリケーション401は、グラフィックエンジン402のプログラムをRAM303にロードする。CPU301がグラフィックエンジン402のプログラムを実行することで、グラフィックエンジン402が出力画像データの生成を行う。
グラフィックエンジン402は、複合機102向けに用意されたプリンタドライバ403をRAM303にロードし、アプリケーション401の描画データ出力先をプリンタドライバ403に設定する。更に、グラフィックエンジン402は、アプリケーション401から受け取る出力画像の内容を、描画データとしてプリンタドライバ403へ出力する。
CPU301はRAM303にロードされたプリンタドライバ403のプログラムを実行する。これによりプリンタドライバ403は、グラフィックエンジン402から受け取った描画データに基づいて、複合機102が認識可能なプリンタ記述言語(PDL)データに変換する。更に、プリンタドライバ403は、アプリケーション401からの印刷設定の要求に応じ、複合機102の印刷設定情報をPDLデータ内に付与する。プリンタドライバ403は、印刷設定用のGUIを制御する機能を保持しており、アプリケーション401を介してGUIを表示し、ユーザ操作による印刷設定の変更を可能にする。プリンタドライバ403によって変換されたPDLデータは、CPU301が実行するOSによってRAM303にロードされる。そして、プリンタドライバ403によって変換されたPDLデータは、CPU301で実行されるシステムスプーラ404を経て、ネットワーク110経由で複合機102へ印刷ジョブデータとして出力される。
プリンタドライバ403は、印刷権処理部405を有する。プリンタドライバ403が印刷のために実行されると、印刷権処理部405は、印刷機能制限に必要な情報であるユーザ名及びパスワードをホストコンピュータ101上で収集する。印刷権処理部405は、ネットワーク110を介して、収集したユーザ名及びパスワードを認証サーバ103に送信する。そして、印刷権処理部405は、ネットワーク110を介して、認証サーバ103から返答として印刷権トークンを受信する。プリンタドライバ403は、PDLデータを作成すると同時に印刷権処理部405が受信した印刷権トークンをPDLデータに付加し、システムスプーラ404に送信する。この印刷権トークンとPDLデータを含む印刷ジョブデータは、システムスプーラ404を経て、ネットワーク110経由で複合機102へ送信される。
図5は、複合機102のハードウェア構成の一例を示す図である。複合機102は、CPU501とRAM502と補助記憶装置503と操作部504とNIC505と認証装置506と印刷装置507と読取装置508とこれらを接続するメインバス510とを有する。
CPU501は、複合機102を制御する。
RAM502は、CPU501のワークエリアとして機能する。
補助記憶装置503は、CPU501が実行する各種プログラム及びCPU501が実行する処理に用いられる各種データを格納する。また、補助記憶装置503は、データの一時保管をしたり、RAM502の代わりに用いられたりする。補助記憶装置503として、ハードディスク、CD−ROM等が使用される。補助記憶装置503は、記憶媒体の一例である。
CPU501は、補助記憶装置503に格納されているプログラムをRAM502に読み出して実行することにより、図6、13、14の複合機102の機能、及び、図10、11、17、18のフローチャートの処理等を実現する。
操作部504は、液晶ディスプレイ及びタッチパネル等で構成され、複合機102の状態やエラーメッセージ等を表示し、所望する印刷ジョブの指定等に関する入力を受け付ける。
NIC505は、複合機102がネットワーク110を介して他のネットワーク機器と相互にデータをやりとりするために用いられる。
認証装置506は、非接触ICカードリーダであり、ユーザが非接触ICカードかざすことにより、非接触ICカードからユーザデータを読み取る。認証装置506が読み取ったユーザデータは、ログイン認証等のユーザ認証に用いられる。操作部504でユーザ自身がユーザ情報をタッチパネルから入力することによりCPU501の制御によってログイン認証が行われる場合もある。
印刷装置507は、ネットワーク経由で受信した印刷データ及びスキャンした画像データ等を用紙に印刷する。印刷装置507は、印刷処理に関する給紙オプション(給紙カセット等)及び排紙オプション(フィニッシャ装置等)の状態を識別可能である。読取装置508(スキャナ)は、原稿台に置かれた紙原稿を読み取り、白黒2値又はカラー多値の画像データを生成する。印刷装置507は、読取装置508が読み取った画像データを印刷することができる。また、印刷装置507は、スキャンした画像データ及びネットワーク経由で受信した印刷データを補助記憶装置503に留め置いて、任意のタイミングで印刷することもできる。これを留め置き印刷という。
図6は、複合機102の機能構成の一例を示す図である。複合機102は、データ受信部601とPDLインタプリタ602とレンダラ603とユーザインタフェース部604とジョブ制御部605と印刷装置制御部606と特徴量抽出部607と文書タイプ判定部608とを有する。また、複合機102は、自動設定値セット取得部609と自動設定精度判定部613と有する。これらの各部に対応するプログラムが補助記憶装置503に格納されており、CPU501がプログラムを実行することによって、各部の機能が実現される。また、図6に示すジョブデータ保存部610、自動設定ルール保存部611及びジョブ実行ログ保存部612は、データベースであり、補助記憶装置503内のデータ領域に設けられる。
データ受信部601は、ホストコンピュータ101が送信した印刷ジョブデータを受信する。本実施形態では、印刷ジョブデータは、PDLデータと、印刷設定制限情報を含んだ印刷権トークンとからなる。ジョブ制御部605は、データ受信部601が受信した印刷ジョブデータを後述の留め置き印刷ジョブデータ700としてジョブデータ保存部610に保存するよう制御する。
PDLインタプリタ602は、PDLデータを解釈して中間データであるディスプレイリスト(DL)を生成する。ジョブ制御部605は、PDLインタプリタ602が生成したDLをジョブデータ保存部610に保存するよう制御する。
レンダラ603は、DLからビットマップイメージを生成する。ジョブ制御部605は、レンダラ603が生成したビットマップイメージをジョブデータ保存部610に保存するよう制御する。
ユーザインタフェース部604は、操作部504を制御する。ユーザインタフェース部604は、操作部504の液晶パネルに表示するデータを生成し、タッチパネルからの入力に従い液晶パネルの表示を更新する。また、ユーザインタフェース部604は、タッチパネルからの入力が何らかのジョブ実行指示であった場合、ジョブ制御部605に指示を伝える。例えば、ユーザインタフェース部604は、ジョブデータ保存部610で保持された留め置き印刷ジョブデータ700の一覧である印刷ジョブリストの表示を更新する。また、ユーザインタフェース部604は、ユーザの操作に基づいて、印刷ジョブリストに含まれる留め置き印刷ジョブを選択して選択した印刷ジョブをジョブ制御部605へ伝達したり、印刷指示をジョブ制御部605へ伝達したりする。
ジョブ制御部605は、データ受信から印刷までの印刷ジョブの制御の全般を司る。
印刷装置制御部606は、印刷装置507へビットマップイメージを送出し、印刷指示を行う。
特徴量抽出部607は、PDLデータを解析し、特徴量を抽出する。ジョブ制御部605は、特徴量抽出部607が抽出した特徴量をジョブデータ保存部610に保存するよう制御する。
文書タイプ判定部608は、特徴量抽出部607で抽出された特徴量を用いて文書タイプを特定する。文書タイプは、特徴量に対応付けられて定義されている。類似した特徴量には、同じ文書タイプが対応付けられている。ジョブ制御部605は、文書タイプ判定部608が特定した文書タイプをジョブデータ保存部610に保存するよう制御する。
自動設定値セット取得部609は、ジョブ制御部605の指示により、自動設定ルール保存部611に保存されたルールに基づいて、文書タイプに対応するジョブ設定値セットを取得する。ジョブ制御部605は、自動設定値セット取得部609が取得したジョブ設定値セットをジョブデータ保存部610の留め置き印刷ジョブデータ700中の自動印刷設定706に保存するよう制御する。
ジョブデータ保存部610は、PDLデータ、印刷設定、DL、ビットマップイメージ、特徴量、文書タイプ、及び、印刷権トークンを一時的又は長期的に保持する。
自動設定ルール保存部611は、複数の自動設定ルール801を保存している。図8に、自動設定ルール801の一例を示す。図8に示すように、それぞれの自動設定ルール801は、「文書タイプ」と「文書タイプ」に対応する「ジョブ設定値セット」とが関連づけられた情報である。「文書タイプ」に対応する「ジョブ設定値セット」は、例えば、「文書タイプ」の印刷に適した印刷設定を表す。不図示のルール登録I/Fを用いてユーザの操作に基づいてCPU501が自動設定ルールを登録するよう制御してもよく、CPU501が過去のジョブ実行ログを学習することでCPU501が自動設定ルールを自動登録するよう制御してもよい。
ジョブ実行ログ保存部612は、印刷装置507での印刷実行時に、ログ情報を保存する。ログ情報は、データ受信部601が印刷ジョブデータを受信後に、ジョブ制御部605の制御によってジョブデータ保存部610へ保存された留め置き印刷ジョブデータ700と同等のデータである。ログ情報は、印刷実行により確定した印刷設定やPDLデータ、文書タイプ、ジョブ設定値セット等を含む。ジョブ実行ログ保存部612は、複数のログ情報を保存する。1つのログ情報は、1つの印刷ジョブの情報である。
自動設定精度判定部613は、文書タイプ判定部608が特定した文書タイプと自動設定値セット取得部609が取得したジョブ設定値セットとジョブ実行ログ保存部612に保存されたログ情報とに基づいて、自動設定精度を算出する。
自動設定精度判定部613は、文書タイプ判定部608が特定した文書タイプと同じ文書タイプの複数のログ情報をジョブ実行ログ保存部612から取得する。また、自動設定精度判定部613は、取得した複数のログ情報から、自動設定値セット取得部609が取得したジョブ設定値セットと印刷時の印刷設定が一致するログ情報を選択して、選択したログ情報の数をカウントする。そして、自動設定精度判定部613は、ジョブ実行ログ保存部612から取得したログ情報数に対する、選択したログ情報の数の割合を、自動設定精度とする。例えば、自動設定精度判定部613は、100ログのうち、90ログのログ情報において、ログ情報の印刷時の印刷設定と自動設定値セット取得部609で取得されたジョブ設定値セットとが一致する場合、自動設定精度を90とする。本実施形態における自動設定精度の算出方法は以上であるが、自動設定精度判定部613は、別の算出方法を用いて自動設定精度を算出してもよい。ジョブ制御部605は、自動設定精度判定部613が算出した自動設定精度をジョブデータ保存部610に保存するよう制御する。自動設定精度は、自動設定値セット取得部609が取得したジョブ設定値セットの信頼度を示す。自動設定値セット取得部609が取得したジョブ設定値セットは、後述の自動印刷設定706となる情報である。
図7は、留め置き印刷ジョブデータ700の構成の一例を示す図である。留め置き印刷ジョブデータ700は、複合機102がジョブデータ保存部610に保存する。1つの留め置き印刷ジョブデータ700が1つの留め置き印刷ジョブに対応する。留め置き印刷ジョブは、留め置き印刷用の印刷ジョブである。
複合機102は、ホストコンピュータ101のプリンタドライバ403より印刷ジョブデータを受信すると、留め置き印刷ジョブデータ700を生成し、複合機102の補助記憶装置503に格納し、留め置き印刷ジョブとして管理する。
留め置き印刷ジョブデータ700は、ジョブ名701と、ジョブオーナ名702と、基本印刷設定703と、PDLデータ704と、印刷権トークン705と、自動印刷設定706と、自動設定精度707とを有する。
ジョブ名701は、データ受信部601が受信した印刷ジョブデータのジョブ名を示す。
ジョブオーナ名702は、ホストコンピュータ101から印刷ジョブデータを送信する指示を行ったユーザ名を示す。
基本印刷設定703は、PDLデータ704に設定された印刷設定であり、印刷ジョブの部数設定、印刷レイアウト設定、カラーモード設定、片面両面設定等の情報である。基本印刷設定703には、データ受信部601が受信した印刷ジョブデータ内のPDLデータに含まれる印刷設定情報が保存される。
PDLデータ704は、データ受信部601が受信した印刷ジョブデータ内のPDLデータである。PDLデータ704は印刷データの一例である。
印刷権トークン705は、データ受信部601が受信した印刷ジョブデータ内の印刷権トークンである。印刷権トークン705は、印刷設定制限情報210と自動設定変更条件情報220とを含む。印刷設定制限情報210は、既に説明したように、片面印刷制限203とカラー印刷制限204と印刷レイアウト制限205とを含む。本実施形態の印刷権トークン705は、自動設定変更条件情報220として、判定用閾値206のみを含み、判定用ワークフロー状態207は含まない。
自動印刷設定706は、図10の処理によって、PDLデータ704に応じて自動で決定される印刷設定を示す。自動設定値セット取得部609が自動設定ルール保存部611から設定値セットを取得した場合に、自動設定値セット取得部609が取得した設定値セットが自動印刷設定706に保存される。自動印刷設定706は、印刷指示されるデータのタイプに対応して定義される所定のルールに基づき決定される印刷設定である。
自動設定精度707には、自動設定精度判定部613により算出された自動設定精度が保存される。
留め置き印刷ジョブデータ700の自動印刷設定706に自動設定ルール保存部611から取得したジョブ設定値セットが保存された場合、自動印刷設定706が使用される場合がある。この場合、印刷ジョブデータに設定された印刷設定である基本印刷設定703とは異なる自動印刷設定706が、印刷に適用されることを、ユーザが検知できるような表示が操作部504で行われる。次に、この表示例を説明する。
図9は、ジョブリスト画面900の一例を示す図である。ジョブリスト画面900は、複合機102の認証装置506を使ってログイン認証を行ったログインユーザが、留め置き印刷ジョブの一覧を示すジョブリストを確認し、印刷を実行指示するための画面である。ジョブリスト画面900は、ユーザインタフェース部604の制御により、複合機102の操作部504に表示される。
図9(a)のジョブリスト画面900は、留め置き印刷ジョブ901、902、903の情報をリスト表示する。ユーザインタフェース部604は、ジョブオーナ名702がログインユーザの名前と一致するジョブデータ保存部610内の留め置き印刷ジョブデータ700の情報だけをジョブリスト画面900にリスト表示する。ユーザインタフェース部604は、ジョブリスト画面900に、複数の留め置き印刷ジョブデータ700のそれぞれについて文書名、1部あたりのページ数、印刷設定情報を表示するよう制御する。図9(a)の例では、留め置き印刷ジョブデータ700の自動印刷設定706にはジョブ設定値セットが保存されていないものとする。この場合、ユーザインタフェース部604は、ジョブリスト画面900に表示する留め置き印刷ジョブデータ700の印刷設定情報に、留め置き印刷ジョブデータ700の基本印刷設定703に保存された情報を表示する。文書名は、識別情報の一例である。ジョブリスト画面900に情報が表示される留め置き印刷ジョブデータ700は、印刷対象の候補となる印刷データの一例である。
それぞれの留め置き印刷ジョブにはユーザが印刷指示を行うかどうか示すチェックボックスが紐づいており、ユーザがチェックボックス部分にタッチすることで、チェックを付けたり、外したりすることができる。このチェックが付いた状態で、印刷開始ボタン904をユーザが選択することで、チェックが付いている留め置き印刷ジョブに関してのみ印刷を開始することができる。
図9(b)のジョブリスト画面910は、図8に示す自動設定ルール保存部611の自動設定ルールに基づいて、印刷ジョブ911に対応する留め置き印刷ジョブデータ700の自動印刷設定706にジョブ設定値セットが保存された例を示す。ユーザインタフェース部604は、図9(b)のジョブリスト画面910についても、ジョブリスト画面910に、複数の留め置き印刷ジョブデータ700のそれぞれについて文書名、1部あたりのページ数、印刷設定情報を表示するよう制御する。
ユーザインタフェース部604は、留め置き印刷ジョブデータ700の情報を一覧で表示する際に、印刷ジョブデータ700ごとに、基本印刷設定703と自動印刷設定706とを比較する。そして、ユーザインタフェース部604は、次の表示条件を満たす場合、ジョブリスト画面900に表示する留め置き印刷ジョブの印刷設定情報に、留め置き印刷ジョブデータ700の自動印刷設定706に保存された情報を表示する。表示条件を満たす場合とは、留め置き印刷ジョブデータ700の自動印刷設定706が有効になる場合である。より具体的には、表示条件を満たす場合とは、留め置き印刷ジョブデータ700の自動印刷設定706にジョブ設定値セットが保存されている場合である。ただし、表示条件を満たす場合は、自動印刷設定706にジョブ設定値セットが保存されており、かつ、自動設定精度707が留め置き印刷ジョブデータ700の判定用閾値206を超える場合であってもよい。
このとき、ジョブリスト画面900に表示する印刷設定情報が、単に、留め置き印刷ジョブデータ700の基本印刷設定703から自動印刷設定706に変更されただけでは、ログインユーザは、この変更に気が付かない。そのため、ユーザインタフェース部604は、自動印刷設定706が基本印刷設定703と異なる場合、自動印刷設定706が基本印刷設定703と同じ場合と区別できるように表示する。より具体的には、ユーザインタフェース部604は、自動印刷設定706に含まれる設定値のうち、基本印刷設定703の設定値と異なる設置値のフォントを、設定値が同じ場合のフォントより大きくして強調表示する。
また、自動設定精度判定部613が自動設定精度を算出して留め置き印刷ジョブデータ700の自動設定精度707に保存されている場合、ユーザインタフェース部604は、自動設定精度をパーセント表示する。これにより、自動印刷設定706の信頼度(判定精度)に関してもユーザが把握できる。
また、ユーザインタフェース部604は、留め置き印刷ジョブデータ700の自動印刷設定706にジョブ設定値セットが保存されている場合であっても、自動印刷設定706が基本印刷設定703と同じ場合、次の処理をする。すなわち、ユーザインタフェース部604は、自動印刷設定706が基本印刷設定703と同じ場合と区別できるようする表示は行わない。これは、印刷時には、基本印刷設定703から他の印刷設定に変更されることがないためである。
図10は、ジョブリスト画面表示処理の一例を示すフローチャートである。ジョブリスト画面表示処理は、ジョブリスト画面900、910を表示する処理である。
S1001において、ジョブ制御部605は、ジョブデータ保存部610に保存された留め置き印刷ジョブデータ700の一覧情報を取得する。この一覧情報をジョブリストとも呼ぶ。
S1002において、ジョブ制御部605は、S1001で取得したジョブリストに基づいて、1つの留め置き印刷ジョブデータ700を選択する。
S1003において、特徴量抽出部607は、S1002で選択した留め置き印刷ジョブデータ700に含まれるPDLデータ704に基づいて、PDLデータ704の特徴量を抽出する。
S1004において、文書タイプ判定部608は、S1003で抽出されたPDLデータ704の特徴量に基づいて、PDLデータ704の文書タイプを特定する。
S1005において、自動設定値セット取得部609は、S1004で特定された文書タイプに基づいて、自動設定ルール保存部611に、S1004で特定された文書タイプに対応する自動設定ルール801が存在するか否かを判定する。自動設定値セット取得部609は、自動設定ルール保存部611に、S1004で特定された文書タイプに対応する自動設定ルール801が存在すると判定した場合、処理をS1006に進め、それ以外の場合、処理をS1011に進める。
S1006において、自動設定値セット取得部609は、自動設定ルール保存部611から、S1004で特定された文書タイプに対応する自動設定ルール801に含まれるジョブ設定値セットを取得する。ここで取得されるジョブ設定値セットが、自動印刷設定706である。S1006の処理は、PDLデータ704の文書タイプに基づいて、自動印刷設定706を決定する第2の決定処理の一例である。
S1007において、ジョブ制御部605は、S1006で取得されたジョブ設定値セットを、S1002で選択された留め置き印刷ジョブデータ700の自動印刷設定706に保存する。
S1008において、ジョブ制御部605は、ジョブ実行ログ保存部612から、印刷実行のログ情報であり、かつ、S1004で特定された文書タイプと一致するログ情報を取得する。
S1009において、自動設定精度判定部613は、既に説明した方法によって、自動設定精度を算出する。S1009の処理は、自動設定精度を決定する第1の決定処理の一例である。
S1010において、ジョブ制御部605は、S1009で算出された自動設定精度を、S1002で選択された留め置き印刷ジョブデータ700の自動設定精度707に保存する。
S1011において、ジョブ制御部605は、S1001で取得したジョブリストに含まれる留め置き印刷ジョブデータ700のうち、S1002で選択されていない留め置き印刷ジョブデータ700があるか否かを判定する。ジョブ制御部605は、S1002で選択されていない留め置き印刷ジョブデータ700があると判定した場合、処理をS1002に戻し、それ以外の場合、処理をS1012に進める。
S1012において、ユーザインタフェース部604は、ジョブデータ保存部610に保存された留め置き印刷ジョブデータ700に基づいて、図9を参照して説明したジョブリスト画面900又は910等を操作部504に表示するよう制御する。S1012の処理は、第1の表示制御処理の一例である。ユーザインタフェース部604は、自動設定精度707に値が保存されている留め置き印刷ジョブデータ700については、図9(b)に示すように、自動設定精度707を表示するよう制御する。
図11は、印刷制御処理の一例を示すフローチャートである。印刷制御処理は、ジョブリスト画面900、910でユーザが印刷の指示をした留め置き印刷ジョブを実行して印刷を行う処理である。図11の処理により、自動設定変更が実現する。自動設定変更は、PDLデータ704の印刷に使用する印刷設定を印刷データに設定された基本印刷設定703から自動印刷設定706に変更することである。
S1101において、ユーザインタフェース部604は、ユーザによる印刷指示を検知する。より具体的には、ユーザインタフェース部604は、ジョブリスト画面910で、ユーザが留め置き印刷ジョブを指定したこと、及び、印刷開始ボタンを選択したことを検知する。
S1102において、ジョブ制御部605は、S1101で指定された留め置き印刷ジョブに対応する留め置き印刷ジョブデータ700をジョブデータ保存部610から取得する。そして、ジョブ制御部605は、留め置き印刷ジョブデータ700の印刷権トークン705に含まれる印刷設定制限情報210の各値と、留め置き印刷ジョブデータ700の自動印刷設定706の各値と、を比較する。
S1103において、ジョブ制御部605は、留め置き印刷ジョブデータ700の自動印刷設定706が、留め置き印刷ジョブデータ700の印刷権トークン705に含まれる印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限の範囲外か否かを判定する。自動印刷設定706が、印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限の範囲外とは、自動印刷設定706が、印刷設定制限情報210に示される印刷設定制限で使用が許可されていない場合である。ジョブ制御部605は、自動印刷設定706の少なくとも一部の設定値が、印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限の範囲外の場合、自動印刷設定706が、印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限の範囲外と判定する。ジョブ制御部605は、自動印刷設定706が、印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限の範囲外と判定した場合、処理をS1104に進め、それ以外の場合、処理をS1109に進める。
S1104において、ジョブ制御部605は、留め置き印刷ジョブデータ700の印刷権トークン705に含まれる判定用閾値206を取得する。
S1105において、ジョブ制御部605は、留め置き印刷ジョブデータ700の自動設定精度707とS1104で取得した判定用閾値206とを比較する。
S1106において、ジョブ制御部605は、留め置き印刷ジョブデータ700の自動設定精度707がS1104で取得した判定用閾値206を超える場合、処理をS1107に進め、それ以外の場合、処理をS1110に進める。留め置き印刷ジョブデータ700の自動設定精度707がS1104で取得した判定用閾値206を超える場合は、自動印刷設定706の使用を許可する場合に相当する。
S1107において、ユーザインタフェース部604は、自動印刷設定706を使用して印刷するか否かをユーザに確認する確認ダイアログ1201を、複合機102の操作部504に表示するよう制御する。図12に、S1107で表示する確認ダイアログ1201の一例を示す。確認ダイアログ1201は、自動設定適用ボタン1202と制限適用ボタン1203とを有する。自動設定適用ボタン1202は、自動印刷設定706を使用して印刷することをユーザが指示するためのボタンである。制限適用ボタン1203は、自動印刷設定706を使用せず、印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限を適用することをユーザが指示するためのボタンである。確認ダイアログ1201は、確認画面の一例である。S1107の処理は、第2の表示制御処理の一例である。
S1108において、ジョブ制御部605は、自動印刷設定706を使用して印刷することをユーザが許可したか否かを判定する。ジョブ制御部605は、ユーザインタフェース部604を介して、ユーザが自動設定適用ボタン1202を選択したことを受け付けた場合、自動印刷設定706を使用して印刷することをユーザが許可したと判定する。ジョブ制御部605は、ユーザインタフェース部604を介して、ユーザが制限適用ボタン1203を選択したことを受け付けた場合、自動印刷設定706を使用して印刷することをユーザが許可しなかったと判定する。ジョブ制御部605は、自動印刷設定706を使用して印刷することをユーザが許可したと判定した場合、処理をS1109に進め、自動印刷設定706を使用して印刷することをユーザが許可しなかったと判定した場合、処理をS1110に進める。
S1109において、印刷装置制御部606は、留め置き印刷ジョブデータ700の自動印刷設定706を使用して、留め置き印刷ジョブデータ700のPDLデータ704の印刷処理を実行するよう印刷装置507を制御する。これにより、自動印刷設定706が使用されて留め置き印刷ジョブが実行されることになる。
S1110において、印刷装置制御部606は、留め置き印刷ジョブデータ700の基本印刷設定703及びPDLデータ704の設定に従って、PDLデータ704の印刷処理を実行するよう制御する。ただし、S1110では、留め置き印刷ジョブデータ700の印刷権トークン705に含まれる印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限の範囲内の印刷設定で、印刷を行うよう制御する。印刷権トークン705に含まれる印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限の範囲内の印刷設定では印刷できない場合、印刷装置制御部606は、印刷を中止する。
このように、第1の実施形態では、ホストコンピュータ101から複合機102に送信する印刷ジョブデータに印刷設定制限情報210を含める。そして、複合機102が、印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限を適用するか否かを決定する。
以上のように、本実施形態によれば、印刷設定制限がかけられている場合であっても、PDLデータ704に対して定められた自動印刷設定706を使用して印刷できる。したがって、法令やルールで定められた特定の文書に対して適切な印刷設定を自動適用する際に、ユーザ又はユーザグループに対して印刷設定制限がかけられても、印刷設定制限の範囲外の設定での印刷が可能になる。よって、適切な設定で印刷できる。
また、ジョブ制御部605は、留め置き印刷ジョブデータ700の自動設定精度707が判定用閾値206を超える場合に自動印刷設定706を使用して印刷する。したがって、PDLデータ704に応じた適切な設定での印刷が可能となる。また、ジョブ制御部605は、確認ダイアログ1201でのユーザの指示に基づいて、自動印刷設定706を使用して印刷する。したがって、ユーザの意図に反して自動印刷設定706が使われることが防止される。
本実施形態では、複合機102は、図10に示すように、自動設定にかかわる処理であるS1001からS1011の処理の終了後に、S1012においてジョブリスト画面910を操作部504に表示する。しかし、複合機102は、自動設定にかかわる処理をバックグラウンド処理として実行してもよい。
また、複合機102は、ホストコンピュータ101のプリンタドライバ403より印刷ジョブデータを受信し留め置き印刷ジョブデータ700を生成して補助記憶装置503に格納する際に、自動設定にかかわる処理を実行してもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。以下に記載する第2の実施形態の説明では、上記の第1の実施形態と共通する事項について説明を省略し、上記の第1の実施形態と異なる事項についての説明を行う。また、第1の実施形態と同じ要素については同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。
第1の実施形態では、印刷設定制限情報210を含む印刷権トークンは、ホストコンピュータ101上で動作するプリンタドライバ403の印刷権処理部405によって認証サーバ103から取得される。そして、印刷権トークンは、印刷ジョブデータの一部としてPDLデータに付加されて、複合機102に送信される。しかし、留め置き印刷では、複合機102は、印刷権トークンが付加されていないPDLデータを受信することもある。
第2の実施形態では、留め置き印刷ジョブデータ700を保持する複合機102が、認証サーバ103から印刷権トークンを取得する構成について説明する。
図13は、第2の実施形態の複合機102の機能構成の一例を示す図である。第2の実施形態の複合機102の機能構成における、図6に示す第1の実施形態との相違点は、第2の実施形態では、印刷権処理部1314が追加されている点にある。
印刷権処理部1314は、ユーザがログイン認証を行うときに、ジョブデータ保存部1310に保存された、ログインユーザのユーザ名がジョブオーナ名702と一致する留め置き印刷ジョブデータ700の印刷権トークン705を確認する。留め置き印刷ジョブデータ700に印刷権トークン705の内容が保存されていない場合、ジョブ制御部605は、データ受信部601を介して、ネットワーク110経由で認証サーバ103に、ユーザ名及びパスワードの照会を行う。認証サーバ103にて認証が成功した場合、認証サーバ103は、認証されたユーザに関する印刷設定制限情報210を含んだ印刷権トークン705が複合機102に返送される。ジョブ制御部605は、データ受信部601を介して受信した印刷権トークン705を、ログインユーザのユーザ名がジョブオーナ名702と一致する留め置き印刷ジョブデータ700の印刷権トークン705として保存する。これによりログインユーザが一致する留め置き印刷ジョブデータ700中の印刷権トークン705に有効な印刷設定制限情報210が入る。したがって、第2の実施形態でも、第1の実施形態の図9〜図12にて説明した処理を行うことが可能になる。
以上のように、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、法令やルールで定められた特定の文書に対して適切な印刷設定を自動適用する際、ユーザ又はユーザグループに対して印刷設定制限がかけられても、印刷設定制限の範囲外の設定での印刷が可能になる。よって、適切な設定で印刷できる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。以下に記載する第3の実施形態の説明では、上記の第1の実施形態と共通する事項について説明を省略し、上記の第1の実施形態と異なる事項についての説明を行う。また、第1の実施形態と同じ要素については同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。
第1、第2の実施形態では、印刷権トークンに記載された印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限を適用するか否かは、自動設定精度判定部613が算出した自動設定精度707と判定用閾値206とを比較することで判定する。これに対して、第3の実施形態では、ワークフローサーバ104より文書データの状態を取得することで、印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限を適用するか否かの判定を行う。
図14は、第3の実施形態の複合機102の機能構成の一例を示す図である。第3の実施形態の複合機102の機能構成における、図6に示す第1の実施形態との相違点は、第3の実施形態では、自動設定精度判定部613に替えて、ワークフロー状態取得部1413が追加されている点にある。
図15は、留め置き印刷ジョブデータ1500の構成の一例を示す図である。留め置き印刷ジョブデータ1500は、複合機102がジョブデータ保存部610に保存する。図15に示す第3の実施形態の留め置き印刷ジョブデータ1500における、図7に示す第1の実施形態の留め置き印刷ジョブデータ700との相違点は、次の2点ある。第1は、第3の実施形態の留め置き印刷ジョブデータ1500では、印刷権トークン1505は、判定用閾値206に代わりに、ホストコンピュータ101が認証サーバ103から受信した印刷権トークン中の判定用ワークフロー状態207を含む点である。判定用ワークフロー状態207は、ホストコンピュータ101の印刷権処理部405が認証サーバ103から受信した印刷権トークンに含まれる。この印刷権処理部405が認証サーバ103から受信した印刷権トークンは、印刷ジョブデータの一部として、複合機102がホストコンピュータ101から受信する。第2は、第3の実施形態の留め置き印刷ジョブデータ1500は、自動設定精度707の代わりに、文書のワークフロー状態1507を含む点である。ワークフロー状態1507は、状態情報の一例である。
ワークフロー状態取得部1413は、ジョブ制御部605の指示により、ジョブデータ保存部610に保存されている、受信済みの留め置き印刷ジョブデータ1500のジョブ名701を取得する。更に、ワークフロー状態取得部1413は、ジョブ制御部605、データ受信部601を介して、ネットワーク110経由でワークフローサーバ104に、ジョブ名701を照会する。
ワークフローサーバ104は、保存している文書データの中から、照会されたジョブ名701と一致する文書データのワークフロー状態を複合機102に返送し、複合機102のワークフロー状態取得部1413は、このワークフロー状態を受信する。ワークフローサーバ104は、ジョブ名701と一致する文書データが存在し、この文書データがワークフロー管理されている場合には、少なくとも「管理下」の状態を返送する。ワークフローサーバ104は、「未編集」「編集中」「承認待ち」「承認済」といった詳細な状態を返送してもよい。そして、ジョブ制御部605は、返送された文書データのワークフロー状態を、留め置き印刷ジョブデータ1500内に、文書のワークフロー状態1507として保存する。ワークフローサーバ104においてジョブ名701と一致する文書データが存在しない、又は、文書データが存在するがワークフロー管理されていない場合、ジョブ制御部605は、文書のワークフロー状態1507を「管理外」とする。
図16は、ジョブリスト画面1610の一例を示す図である。図16に示すジョブリスト画面1610における、図9(b)に示すジョブリスト画面910との相違点は、図16に示すジョブリスト画面1610では、自動設定精度のパーセント表示に替えて、文書のワークフロー状態1507が表示されている点である。図16の例では、留め置き印刷ジョブ1611の文書のワークフロー状態1507が表示されている。これにより、印刷の設定が自動設定された際の文書のワークフロー状態(管理下であるか、承認済であるか、等)に関してもユーザが把握できる。
図17は、第3の実施形態のジョブリスト画面表示処理の一例を示すフローチャートである。ジョブリスト画面表示処理は、ジョブリスト画面1610を表示する処理である。
図17のS1001からS1007までの処理は、図10のS1001からS1007までの処理と同様である。
S1701において、ワークフロー状態取得部1413は、ワークフローサーバ104に、S1002で選択した留め置き印刷ジョブデータ700のジョブ名701を送信する。そして、ワークフロー状態取得部1413は、ワークフローサーバ104から、S1002で選択した留め置き印刷ジョブデータ700に対応する文書データのワークフロー状態を取得する。
S1702において、ジョブ制御部605は、S1701で取得したワークフロー状態を、S1002で選択した留め置き印刷ジョブデータ700のワークフロー状態1507に保存する。
図17のS1011、S1012の処理は、図10のS1011、S1012の処理と同様である。ただし、図17のS1012において、ユーザインタフェース部604は、ジョブデータ保存部610に保存された留め置き印刷ジョブデータ700に基づいて、図16を参照して説明したジョブリスト画面1610を操作部504に表示するよう制御する。また、ユーザインタフェース部604は、ワークフロー状態1507に値が保存されている留め置き印刷ジョブデータ700については、図16に示すように、ワークフロー状態1507を表示するよう制御する。
図18は、第3の実施形態の印刷制御処理の一例を示すフローチャートである。
図18のS1101からS1103までの処理は、図11のS1101からS1103までの処理と同様である。ただし、S1103において、ジョブ制御部605は、自動印刷設定706が、印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限の範囲外と判定した場合、処理をS1801に進める。
S1801において、ジョブ制御部605は、留め置き印刷ジョブデータ1500の印刷権トークン705に含まれる判定用ワークフロー状態207を取得する。
S1802において、ジョブ制御部605は、留め置き印刷ジョブデータ1500のワークフロー状態1507とS1801で取得した判定用ワークフロー状態207とを比較する。
S1803において、ジョブ制御部605は、留め置き印刷ジョブデータ700のワークフロー状態1507が判定用ワークフロー状態207と同一であると判定した場合、処理をS1804に進め、それ以外の場合、処理をS1110に進める。判定用ワークフロー状態207に複数のワークフロー状態が設定されている場合、ジョブ制御部605は、次のように判定する。すなわち、ジョブ制御部605は、留め置き印刷ジョブデータ700のワークフロー状態1507が、判定用ワークフロー状態207の何れかのワークフロー状態と一致する場合、ワークフロー状態1507が判定用ワークフロー状態207と同一と判定する。
S1804において、ユーザインタフェース部604は、自動印刷設定706を使用して印刷するか否かをユーザに確認する確認ダイアログ1901を、複合機102の操作部504に表示するよう制御する。図19に、S1804で表示する確認ダイアログ1901の一例を示す。図19の確認ダイアログ1901における図12の確認ダイアログ1201との相違点は、図19の確認ダイアログ1901では、自動設定精度に替えて、文書のワークフロー状態を明示している点である。
S1805において、ジョブ制御部605は、自動印刷設定706を使用して印刷することをユーザが許可したか否かを判定する。ジョブ制御部605は、ユーザインタフェース部604を介して、ユーザが自動設定適用ボタン1202を選択したことを受け付けた場合、自動印刷設定706を使用して印刷することをユーザが許可したと判定する。ジョブ制御部605は、ユーザインタフェース部604を介して、ユーザが制限適用ボタン1203を選択したことを受け付けた場合、自動印刷設定706を使用して印刷することをユーザが許可しなかったと判定する。ジョブ制御部605は、自動印刷設定706を使用して印刷することをユーザが許可したと判定した場合、処理をS1109に進め、自動印刷設定706を使用して印刷することをユーザが許可しなかったと判定した場合、処理をS1110に進める。
図18のS1109、S1110の処理は、図11のS1109、S1110の処理と同様である。
以上のように、ジョブ制御部605は、留め置き印刷ジョブデータ700のワークフロー状態1507が判定用ワークフロー状態207と同一の場合に、自動印刷設定706を使用して印刷する。したがって、ワークフロー状態1507に応じた適切な印刷設定での印刷が可能になる。そして、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、法令やルールで定められた特定の文書に対して適切な印刷設定を自動適用する際に、ユーザ又はユーザグループに対して印刷設定制限がかけられても、印刷設定制限の範囲外の設定での印刷が可能になる。よって、適切な設定で印刷できる。
第3の実施形態では、複合機102のワークフロー状態取得部1413がワークフローサーバ104から文書データのワークフロー状態を取得する。しかし、ホストコンピュータ101のプリンタドライバ403が、ワークフローサーバ104から文書データのワークフロー状態を取得してもよい。その場合、プリンタドライバ403は、生成する印刷ジョブデータにワークフローサーバ104から取得した文書データのワークフロー状態を付加し、複合機102に送信する。
(変形例)
ホストコンピュータ101が複合機102に送信する印刷ジョブデータには、自動設定変更フラグが含まれていてもよい。そして、ジョブ制御部605は、図7、15の留め置き印刷ジョブデータ700、1500に、印刷ジョブデータの自動設定変更フラグを保存してもよい。ジョブ制御部605は、自動設定変更フラグがオンの場合、自動印刷設定706を使用するか否かの判定を行う。そして、ジョブ制御部605は、判定結果に基づいて、自動印刷設定706を使用した印刷又は自動印刷設定706を使用しない印刷を行うよう制御する。ジョブ制御部605は、自動設定変更フラグがオフの場合、自動印刷設定706を使用するか否かの判定を行わず、印刷設定制限情報210が示す印刷設定制限の範囲に含まれる印刷設定での印刷、又は、印刷の中止をするよう制御する。
また、複合機102のCPU501によって実現される機能の少なくとも何れかは、ホストコンピュータ101等、複合機102以外の装置で実現されてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
例えば、ホストコンピュータ101や複合機102等のハードウェア構成として、CPUは複数存在してもよく、複数のCPUが各装置のHDD等に記憶されているプログラムに基づき処理を実行するようにしてもよい。また、ホストコンピュータ101や複合機102等のハードウェア構成として、CPUに替えてGPU(Graphics Processing Unit)を用いることとしてもよい。ホストコンピュータ101や複合機102等の機能の一部は、ハードウェアとして実装されてもよい。また、上記の実施形態を任意に組み合わせてもよい。
以上、上述した実施形態によれば、適切な設定で印刷できる。
101 ホストコンピュータ
102 複合機
103 認証サーバ
104 ワークフローサーバ
110 ネットワーク

Claims (13)

  1. 印刷指示されたデータのタイプに対応して定義される所定のルールに基づき決定された印刷設定の少なくとも一部が印刷設定の制限で使用が許可されていない場合、前記制限されている印刷設定の使用を許可するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記制限されている印刷設定の使用を許可すると判定された場合、前記所定のルールに基づき決定された印刷設定を使用して前記印刷指示されたデータを印刷処理するよう制御する制御手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記所定のルールに基づき決定された印刷設定の信頼度を表す値を決定する第1の決定手段を更に有し、
    前記所定のルールに基づき決定された印刷設定の少なくとも一部が印刷設定の前記制限で使用が許可されていない場合、前記判定手段は、前記第1の決定手段によって決定された前記信頼度を表す値と前記制限されている印刷設定の使用を許可する基準となる閾値とに基づいて、前記制限されている印刷設定の使用を許可するか否かを判定する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の決定手段は、前記印刷指示されたデータと同じタイプであって既に印刷されたデータの複数のログ情報に基づいて、前記所定のルールに基づき決定された印刷設定の前記信頼度を表す値を決定する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の決定手段は、前記複数のログ情報の数と、前記複数のログ情報に含まれる、前記所定のルールに基づき決定された印刷設定と同じ印刷設定で印刷したことを示すログ情報の数と、に基づいて、前記所定のルールに基づき決定された印刷設定の前記信頼度を表す値を決定する請求項3記載の画像形成装置。
  5. ワークフローでの前記印刷指示されたデータの状態情報を取得する取得手段を更に有し、
    前記所定のルールに基づき決定された印刷設定の少なくとも一部が印刷設定の前記制限で使用が許可されていない場合、前記判定手段は、前記取得手段によって取得された前記状態情報と前記制限されている印刷設定の使用を許可する前記ワークフローでの状態情報とに基づいて、前記制限されている印刷設定の使用を許可するか否かを判定する請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記取得手段は、前記ワークフローでの前記印刷指示されたデータの前記状態情報を、前記ワークフローを管理する外部装置から取得する請求項5記載の画像形成装置。
  7. 印刷の候補となる複数のデータの情報を一覧で表示する際に、印刷の候補となるデータごとに、印刷の候補となるデータに予め設定された基本印刷設定と前記所定のルールに基づき決定された印刷設定とを比較し、前記基本印刷設定と前記所定のルールに基づき決定された印刷設定とが異なる場合と、前記基本印刷設定と前記所定のルールに基づき決定された印刷設定とが同じ場合とで区別できるように、前記所定のルールに基づき決定された印刷設定を示す情報を表示するよう制御する第1の表示制御手段を更に有する請求項1乃至6何れか1項記載の画像形成装置。
  8. 前記判定手段によって前記制限されている印刷設定の使用を許可すると判定された場合、前記所定のルールに基づき決定された印刷設定を使用するか否かを確認するための確認画面を表示するよう制御する第2の表示制御手段を更に有し、
    前記確認画面で前記所定のルールに基づき決定された印刷設定を使用する旨が受け付けられた場合、前記制御手段は、前記所定のルールに基づき決定された印刷設定を使用して前記印刷指示されたデータを印刷処理するよう制御する請求項1乃至7何れか1項記載の画像形成装置。
  9. 前記印刷指示されたデータのタイプと前記所定のルールとに基づき印刷設定を決定する第2の決定手段を更に有し、
    前記第2の決定手段によって決定された印刷設定の少なくとも一部が印刷設定の前記制限で使用が許可されていない場合、前記判定手段は、前記制限されている印刷設定の使用を許可するか否かを判定する請求項1乃至8何れか1項記載の画像形成装置。
  10. 前記所定のルールに基づき決定された印刷設定が印刷設定の前記制限で使用が許可されている場合、前記制御手段は、前記所定のルールに基づき決定された印刷設定を使用して前記印刷指示されたデータを印刷処理するよう制御する請求項1乃至9何れか1項記載の画像形成装置。
  11. 印刷指示されたデータのタイプに対応して定義される所定のルールに基づき決定された印刷設定の少なくとも一部が印刷設定の制限で使用が許可されていない場合、前記制限されている印刷設定の使用を許可するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記制限されている印刷設定の使用を許可すると判定された場合、前記所定のルールに基づき決定された印刷設定を使用して前記印刷指示されたデータを印刷処理するよう制御する制御手段と、
    を有する印刷システム。
  12. 印刷指示されたデータのタイプに対応して定義される所定のルールに基づき決定された印刷設定の少なくとも一部が印刷設定の制限で使用が許可されていない場合、前記制限されている印刷設定の使用を許可するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって前記制限されている印刷設定の使用を許可すると判定された場合、前記所定のルールに基づき決定された印刷設定を使用して前記印刷指示されたデータを印刷処理するよう制御する制御ステップと、
    を含む画像形成装置の制御方法。
  13. コンピュータを、請求項1乃至10何れか1項記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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