JP2019211832A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが配信されている記事のテーマについて興味を持ちそうなタイミングを判定し、自動的に配信記事の選択機能を切り換える。【解決手段】本発明の情報処理装置(二次配信サーバ2)は、記事枠に提示する記事として特定の記事を指定する第1モード、又は複数の記事からサーチワードに基づいて記事枠に提示する記事を選択する第2モードの処理を行う記事選択部と、提示する記事を閲覧端末に提示させる処理を行う提示制御部と、前記第1モードで記事が指定された記事枠の記事について、関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて切換タイミングを判定するタイミング判定部と、前記タイミング判定部が判定した切換タイミングにおいて前記記事選択部の前記第1モードで設定されていた記事枠の処理を前記第1モードから前記第2モードに切り換えるモード切換部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体であって、特にウェブページにおけるコンテンツの提示についての技術分野に関する。
近年、インターネットを介した記事配信サービスが普及している。このような記事配信サービスでは記事の配信手法として、当該サービスの運営者やスタッフ等が入力により設定した記事を配信することや、当該運営者等が配信条件を入力することで記事配信装置が自動的に配信記事を決定し配信することが行われている。
特表2016−509302号公報
特許文献1には、特集ページとして生成されたウェブページ上に配置された各ページモジュールについて、実際のニーズに応じた順位付け等を行うことでウェブページを動的に変化させる情報処理装置について記載されている。
ここで、記事を閲覧するユーザの関心を反映させるために、タイミングを見計らって記事の配信手法を変更することが考えられる。
しかしながら、記事を閲覧するユーザがこれから関心を持つであろう記事を推定し、配信手法を変更するタイミングを決定することは、運営者やスタッフ等にとっては容易なことではなかった。また、タイミングごとにその都度配信手法を運営者自身の入力により変更することとなると、運営者等にとって操作負担が生じてしまう。
そこで本発明は、運営者等の配信者側の操作負担を軽減しつつ、これから盛り上がりをみせる記事を適切なタイミングでユーザに提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、記事枠に提示する記事として特定の記事を指定する第1モード、又は複数の記事からサーチワードに基づいて記事枠に提示する記事を選択する第2モードの処理を行う記事選択部と、提示する記事を閲覧端末に提示させる処理を行う提示制御部と、前記第1モードで記事が指定された記事枠の記事について、関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて切換タイミングを判定するタイミング判定部と、前記タイミング判定部が判定した切換タイミングにおいて前記記事選択部の前記第1モードで設定されていた記事枠の処理を前記第1モードから前記第2モードに切り換えるモード切換部と、を備えるものである。
これにより、関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて処理対象の記事枠のモードを第1モードから第2モードに自動的に切り換える。即ち、処理モードが特定の記事を固定して提示する第1モードから当該特定の記事と関連性のある記事を流動的に提示する第2モードに切り換わる。
そして、設定されたモードに基づいて、記事枠に提示する配信記事を選択する。配信記事とは、二次配信サーバ(実施の形態の情報処理装置)からユーザ端末に送信する記事をいい、ユーザ端末に提示される記事をいう。配信記事は、記事を二次配信サーバに供給する一次配信社端末から受信した複数の記事の中から、設定された判別基準に基づいて二次配信サーバが選択する記事である。
なお、サーチワードとは、第2モードにおける配信記事を選択する際に用いられるワードであり、後述するキーワードとは異なる概念である。後述する二次配信サーバは、直近の第1モードでの配信記事の関連記事に基づいてサーチワードを生成する。二次配信サーバは、一次配信社端末から受信した記事群の中からサーチワードを有する記事を配信記事の候補として選択する。
特定の記事とは、第1モードにおいて指定された配信記事のことをいう。以下、特定の記事は指定記事とも表記する。
上記した情報処理装置において、前記タイミング判定部は、関連記事数の増加傾向を判定した後に関連記事の閲覧数の増加傾向を判定することが考えられる。
つまり、関連記事数の増加傾向が顕著になった状態で、それらの関連記事の閲覧数の増加傾向を判定する。
上記した情報処理装置において、前記タイミング判定部は、時間経過による関連記事数の推移から近似曲線を生成し、前記近似曲線を2回微分することにより算出した値に基づいて関連記事数の増加傾向を判定することが考えられる。
近似曲線を2回微分したものから算出した値により、将来の関連記事数の増加傾向を推定することができる。
上記した情報処理装置において、前記タイミング判定部は、時間経過による関連記事の閲覧数の推移から近似曲線を生成し、前記近似曲線を2回微分することにより算出した値に基づいて関連記事の閲覧数の増加傾向を判定することが考えられる。
近似曲線を2回微分したものから算出した値により、将来の関連記事の閲覧数の増加傾向を推定することができる。
上記した情報処理装置において、前記記事選択部は、前記特定の記事のジャンルと共通する記事から前記関連記事を判定することが考えられる。
つまり、記事枠における第1モードで指定した特定の記事とより関連性の高い記事が関連記事として判定される。
上記した情報処理装置において、前記記事選択部は、前記特定の記事の有するキーワードに基づいて前記関連記事を判定することが考えられる。
つまり、記事枠における第1モードで指定した特定の記事とより関連性の高い記事が関連記事として判定される。
上記した情報処理装置において、前記記事選択部は、前記特定の記事のタグ情報をキーワードとして設定することが考えられる。
つまり、あらかじめ特定の記事に設定されたタグ情報に基づいて関連記事を判定する。
上記した情報処理装置において、前記記事選択部は、前記特定の記事において所定回数以上出現するワードをキーワードとして設定することが考えられる。
即ち、記事の内容を反映したワードをキーワードとして設定することができる。
上記した情報処理装置において、前記記事選択部は、前記特定の記事のタイトルに出現するワードをキーワードとして設定することが考えられる。
記事のタイトルは、当該記事の内容が要約されたものである。従って、記事内容を象徴するワードをキーワードとして設定することができる。
上記した情報処理装置において、前記記事選択部は、前記特定の記事の有するキーワードを所定割合以上含む記事を前記関連記事として判定することが考えられる。
キーワードを多く有する記事ほど、特定の記事との関連性が高い記事であると考えられる。よって、キーワードを所定割合以上含む記事を関連記事と判定することで、当該特定の記事とより関連性の高い記事を関連記事とすることができる。
上記した情報処理装置において、前記記事選択部は、前記特定の記事のキーワードをサーチワードとして設定することが考えられる。
これにより、特定の記事について設定したキーワードをサーチワードとして流用することができる。
上記した情報処理装置において、前記記事選択部は、前記特定の記事のキーワードのうち、前記関連記事で最も出現するキーワードをサーチワードとして設定することが考えられる。
つまり、複数のキーワードがある場合、第1モードでの特定の記事のテーマに最も関連性が高いと考えられる関連記事の中で最も出現するキーワードを、サーチワードとして設定する。
上記した情報処理装置において、前記記事選択部は、前記関連記事で最も出現するワードをサーチワードとして設定することが考えられる。
つまり、サーチワードの設定にあたりキーワードを用いることなしに、新たに関連記事のワードからサーチワードを判定する。
上記した情報処理装置において、前記記事選択部は、前記サーチワードを有する記事のうち最も閲覧数の多い記事を前記第2モードで提示する記事として設定することが考えられる。これにより、サーチワードを有する記事のうち最も閲覧数の多い記事が閲覧端末に提示される。
上記した情報処理装置において、前記記事選択部は、前記サーチワードを有する記事のうち最新の記事を前記第2モードで提示する記事として設定することが考えられる。これにより、サーチワードを有する記事のうち最新の記事が閲覧端末に提示される。
上記した情報処理装置において、前記記事選択部は、前記サーチワードを有する記事のうち前記閲覧端末に未だ提示させていない記事を前記第2モードで提示する記事として設定することが考えられる。つまり、サーチワードを有する記事のうちユーザが未読の記事が閲覧端末に提示される。
本発明に係る情報処理方法は、記事枠に提示する記事として特定の記事を指定する第1モード、又は複数の記事からサーチワードに基づいて記事枠に提示する記事を選択する第2モードの処理を行う記事選択ステップと、提示する記事を閲覧端末に提示させる処理を行う提示制御ステップと、前記第1モードで記事が指定された記事枠の記事について、関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて切換タイミングを判定するタイミング判定ステップと、前記タイミング判定ステップで判定した切換タイミングにおいて前記記事選択ステップにおいて前記第1モードで設定されていた記事枠の処理を前記第1モードから前記第2モードに切り換えるモード切換ステップと、を情報処理装置が実行する情報処理方法である。
本発明に係るプログラムは、上記情報処理方法の各処理を情報処理装置に実行させるプログラムである。
本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶した記憶媒体である。
これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
本発明によれば、記事のテーマに対するユーザの興味の高まりに応じて、記事の提示態様を自動的に切り換えることができる。また、配信者の切り換えの際の操作負担を軽減することができる。
実施の形態のネットワークシステムの構成例の説明図である。 実施の形態のハードウェア構成の説明図である。 実施の形態のウェブサーバ及びデータベースの説明図である。 実施の形態の記事管理データベースの説明図である。 実施の形態の集計履歴データベースの説明図である。 実施の形態の記事提示画面の説明図である。 実施の形態のモード設定画面の説明図である。 実施の形態の記事提示画面の説明図である。 実施の形態のモード設定画面の説明図である。 実施の形態の記事提示画面の説明図である。 実施の形態のシステム全体の処理の流れの説明図である。 実施の形態の二次配信サーバの処理の説明図である。 実施の形態のキーワード設定処理の説明図である。 実施の形態の関連記事判定処理の第1例の説明図である。 実施の形態の関連記事判定処理の第2例の説明図である。 実施の形態の切換タイミング判定処理の説明図である。 実施の形態のサーチワード設定処理の説明図である。 実施の形態の配信記事決定処理の説明図である。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.全体構成>
<2.二次配信サーバの機能構成及びデータベース>
<3.ユーザ端末での記事提示画面の概要>
<4.記事配信システムの処理の概要>
<5.二次配信サーバの処理>
<6.まとめ及び変形例>
<7.プログラム及び記憶媒体>
<1.全体構成>
以下、実施の形態におけるネットワークシステムの全体構成について説明する。
図1に実施の形態のネットワークシステムの構成例を示す。この例では、当該ネットワークシステムはネットワークを利用して、ユーザ端末にニュース記事を配信するニュース記事配信システムとして機能する。図1における二次配信サーバが本発明請求項の情報処理装置の実施の形態に相当する。
なお、以下では「ニュース記事配信システム」を「記事配信システム」と表記し、「ニュース記事」を「記事」と表記することもある。
図1に示すように、本実施の形態に係るネットワークシステムは、一次配信社端末1、二次配信サーバ2、複数のユーザ端末3がネットワーク4により相互に通信可能な状態で接続されている。また、二次配信サーバ2はデータベース5にアクセス可能とされている。
なお、以下では「データベース(Database)」を「DB」と表記する。
ネットワーク4の構成は多様な例が想定される。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、CATV(Community Antenna TeleVision)通信網、仮想専用網(VPN:Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通
信網、衛星通信網などが想定される。
またネットワーク1の全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも使用可能である。
一次配信社端末1は、配信システムに用いられる記事を二次配信サーバ2に送信する情報処理装置である。具体的には、一次配信社端末1は、一次配信社に設置されたコンピュータ装置や、個人の記事提供者が使用する携帯型の情報処理装置である。
一次配信社とは、新聞社、記事制作代行会社等の記事を作成する組織をいう。なお、ここでいう一次配信社には個人の記事提供者も含まれる。
一次配信社端末1は、制作した記事情報を二次配信サーバ2に送信する処理を実行する。
二次配信サーバ2は、二次配信社によって操作される情報処理装置である。具体的には、二次配信サーバ2は、或る二次配信社に設置されたコンピュータ装置や、個人の記事提供者が使用する携帯型或いは据え置き型等の情報処理装置である。
二次配信社とは、記事を二次配信サーバによりユーザ端末に配信するものをいう。当該記事は、一次配信社から提供された記事である。具体的には、ニュースサイト等の記事提供サイトを運営する企業等が二次配信社とされる。なお、ここでいう二次配信社には個人の記事配信者も含まれる。
二次配信サーバ2は、配信システムに用いられる記事情報を一次配信社端末1から受信する。また、二次配信サーバ2は、受信した記事からユーザ端末に提示させる記事を選択し、当該記事情報をユーザ端末3に送信する。
ユーザ端末3は、記事を閲覧するユーザ(閲覧者)が使用する情報処理装置である。本実施の形態では、ユーザ端末3を閲覧者端末とも表記する。ユーザ端末3は、例えば通信機能を備えたPC(Personal Computer)やフィーチャーフォンやPDA(Personal Digital Assistant)、或いはスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスなどにより実現される。
ユーザ端末3は、二次配信サーバ2から記事情報を受信し、当該受信した記事情報を表示画面に表示する処理を行う。
DB5は、二次配信サーバ2がユーザ端末3に配信する記事を選択するために必要な情報が格納されたDBを包括的に示している。DB5の詳細については後述する。
続いて、図1に示した一次配信社端末1、二次配信サーバ2、ユーザ端末3、DB5を構成する情報処理装置にハードウェア構成を図2に示す。一次配信社端末1、二次配信サーバ2、ユーザ端末3、DB5として示した各装置は、情報処理及び情報通信が可能な図2に示すようなコンピュータ装置として実現できる。
図2において、コンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM( Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM( Random Access Memory )103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、ネットワーク4を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
このようなコンピュータ装置では、通信部109による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われたり、リムーバブルメディア111を介してデータやプログラムを受け渡したりすることが可能である。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、一次配信者端末1、二次配信サーバ2、ユーザ端末3、DB5としての必要な情報処理や通信が実行される。
なお、一次配信者端末1、二次配信サーバ2、ユーザ端末3、DB5を構成する情報処理装置は、図2のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを使用したVPNなどにより遠隔地に通信可能な状態で配置されたものでもよい。
<2.二次配信サーバの機能構成及びデータベース>
以下、二次配信サーバ2の機能構成及びDB5について説明する。
図3に二次配信サーバ2の機能構成例を示す。二次配信サーバ2は1又は複数の情報処理装置で構成される。
また、二次配信サーバ2の各機能は、情報処理装置においてCPU101でプログラムに応じて実行される処理により実現される機能である。但し、以下説明する全部又は一部の各構成の処理をハードウェアにより実現してもよい。
また、各機能をソフトウェアで実現する場合に、各機能がそれぞれ独立したプログラムで実現される必要はない。一つのプログラムにより複数の機能の処理が実行されてもよいし、一つの機能が複数のプログラムモジュールの連携で実現されてもよい。また各機能は複数の情報処理装置に分散されていてもよい。さらに機能の一つが複数の情報処理装置によって実現されてもよい。
二次配信サーバ2は、記事選択部21、提示制御部22、タイミング判定部23、モード切換部24を有する。
記事選択部21は、記事枠に提示する記事として特定の記事を指定する第1モード、又は複数の記事からサーチワードに基づいて記事枠に提示する記事を選択する第2モードの処理を行う。即ち、記事選択部21は、設定されたモードの処理に応じて配信記事を選択する。
ニュースサイトの記事提示画面には複数の記事枠が設けられており、記事枠ごとに記事が提示されている。記事選択部21は、記事枠ごとに第1モード又は第2モードが選択される。
本技術では複数のモードが存在し、各モードに配信記事を選択するために用いる基準が設定されている。記事選択部21は、設定されたモードの基準に基づいて配信記事を選択する。
本実施の形態では、モードの一例として第1モード及び第2モードが設けられている。第1モードは、二次配信社のスタッフの操作により指定した記事を配信記事として選択するモードである。第2モードは、第1モードで指定された記事の内容に関連する関連記事を抽出し、当該関連記事の中から配信記事を選択するモードである。
関連記事とは、第1モードで配信記事とされた記事の内容に関連する記事をいう。本実施の形態において、二次配信サーバ2は、第1モードでの配信記事の内容を表すワードをキーワードとして取得し、当該キーワードを有する記事を関連記事として判定する。
各モードの処理の詳細については後述する。
また、提示制御部22は、配信記事をユーザ端末3に提示させる処理を行う。
タイミング判定部23は、第1モードで記事が指定された記事枠の記事について、関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて切換タイミングを判定する処理を実行する。ここでいう切換タイミングとは、モード設定を切り換えるタイミングをいい、本実施の形態では主に第1モードから第2モードへの切換タイミングを指す。関連記事数の増加傾向及び関連記事の閲覧数の増加傾向の詳細は後述する。
モード切換部24は、タイミング判定部23が判定した切換タイミングにおいて記事選択部21の第1モードで設定されていた記事枠の処理を第1モードから第2モードに切り換える処理を実行する。
なお、モード切換部24は、第1モードから第2モードへの切換処理のみならず、第2モードから第1モードへの切換処理や、第1モードや第2モード以外のモードが設定されている場合には他のモードへの切換処理も実行する。
以下、これらの機能を備えた二次配信サーバ2が、モードの切換タイミングの判定、配信記事の選択等を行うために用いるDB5について説明する。
DB5は、例えば記事データが記憶されるコンテンツDB51、記事に関するデータが記憶される記事管理DB52、所定期間ごとの集計データが記憶される集計履歴DB53等で構成されている。もちろんこれ以外にもDB5は、インターネットの配信サーバ2として機能するために必要なDBを含んで構成されていてもよい。
コンテンツDB51には、記事提供サービスを構成する様々なウェブページデータが記憶されている。例えばログイン画面、一次配信社端末1から受信した記事ページ等のウェブページデータが挙げられる。コンテンツDB51には、例えば記事IDにページデータが対応付けられて記憶されている。
二次配信サーバ2は、コンテンツDB51から取得した画像やテキストをユーザ端末3上で提示させる。
これらのウェブページデータは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やXHTML(Extensible Hyper Text Markup Language)などの構造化文書ファイルである。構造化文書ファイルには、記事などのテキストデータや記事に添付された画像などの画像データと、それらの配置や提示態様(文字色、フォント、大きさ及び装飾など)が記述されている。
記事画像の提示態様としては、様々な態様が考えられる。具体的には、紙媒体をスキャンして画像形式の記事を作成するフィックス(fix)型(固定型)や、テキストデータ(Text data)に基づいて記事画像を提示するリフロー(reflow)型(再流動型)等が挙げられる。
フィックス型は、画像が中心となる記事の電子化に利用されており、多数の表や図解が配置される複雑なレイアウトの実用書やビジネス書に適している。また、リフロー型は、テキストデータを用いるため、表示文字(フォント)の文字の拡大縮小や行間の変更を容易に行うことができ、画面サイズの小さいデバイスでもユーザに読みやすい態様で文字を提示することができるといった利点がある。
記事管理DB52には、例えば図4に示すように、二次配信サーバ2が一次配信社端末1から受信した記事に関するデータが記録される。記事管理DB52では、記事の識別情報である記事ID(identification)に対して、取得日時、ジャンル、タイトル、コンテンツデータ、タグ、関連フラグ等が関連づけられて記憶される。
取得日時は、二次配信サーバ2が一次配信社端末1から記事情報を受信した日時である。
ジャンルは、記事の内容を大別するためのものであり、例えば「オリンピック開催決定」等のイベントに関する記事には「催事」が、「夏に向けたメンズコーデ」等のファッションに関する記事には「ファッション」が、「○○選手、サヨナラホームラン」等の野球に関する記事には「スポーツ」が、それぞれ記憶されている。
タイトルは、記事ごとのタイトル情報が記憶されている。
コンテンツデータは、具体的な記事の文章、画像等のデータが記憶されている。
タグは、記事の内容を表すワードであり、ジャンルよりも詳細なものである。例えば、「オリンピック開催決定」等の記事には「催事」より詳細な「オリンピック」、「日本」等のワードとして記憶されている。
関連フラグ情報は、二次配信サーバ2が配信記事を選択する際に用いる情報であり、詳細については後述する。
集計履歴DB53には、例えば図5に示すように、所定期間毎の関連記事数及び所定期間毎の関連記事の総閲覧数が記録される。集計履歴DB53では、キーワードごとに関連記事数、関連記事の総閲覧数、完了フラグ情報が関連づけられて記憶されている。キーワードとは、第1モードでの配信記事の内容を表すワードをいい、二次配信サーバ2により判定される。キーワードの判定処理の詳細は後述する。
所定期間毎の関連記事数、所定期間毎の関連記事の総閲覧数、完了フラグの情報は、二次配信サーバ2が実行する処理を第1モードから第2モードに切り換えるタイミング(切換タイミング)を判定する際に用いられる。完了フラグの詳細及び二次配信サーバ2による切換タイミングの判定処理の詳細は後述する。
以上の各DBを有するDB5は、二次配信サーバ2とは別のサーバコンピュータ内に構築されていてもよいし、二次配信サーバ2内に構築されていてもよい。
また図示及び説明の便宜上、DB5として示したが、コンテンツDB51、記事管理DB52、集計履歴DB53の各DBは、二次配信サーバ2がアクセス可能であれば、どのような形態で実現されていてもよい。例えば二次配信サーバ2と同一システム内の記憶部に各DBのすべてが形成されていてもよいし、各DBの一部又は全部が別体、遠隔地などのコンピュータシステムに設けられていてもよい。もちろん各DBが一つの装置(例えば一つのHDDなど)内に形成されている必要はない。また各DBのそれぞれが、それぞれ1つのDBとして構成される必要もない。例えば、コンテンツDB51として記憶される情報が、記事管理DB52により記憶管理されてもよい。実施の形態で説明する上記各DBは、実施の形態の処理に関連する情報の記憶部を、それぞれ一つのDBの形態で例示したものに過ぎない。
<3.ユーザ端末での記事提示画面の概要>
以下、実施の形態の二次配信社及びユーザが記事配信システムを使用する場合に、二次配信サーバ2及びユーザ端末3に提示される画面の一例について図6乃至図10を用いて説明する。
記事配信システムでは、図6に示すような記事提示画面50がユーザ端末3に提示される。記事提示画面50は、ユーザ端末3に提示されたサイト上でユーザの操作によりニュースサイトを選択することで提示される。ここでニュースサイトとは、記事配信システムの提供を行うサイトのことである。
記事提示画面50には、複数の記事枠が設けられており、各記事枠には配信記事がそれぞれ提示されている。実施の形態では一例として、記事枠51、記事枠52が設けられている。記事枠51には記事の一例として「オリンピック開催決定」の記事が提示され、記事枠52には「選手村の誘致問題」が提示されている。
記事枠51、記事枠52等に提示される配信記事は、二次配信サーバ2側で設定されたモードに基づいて選択されている。
二次配信社が二次配信サーバ2のモードを設定する場合、二次配信サーバ2には、図7に示すようなモード設定画面60が提示される。モード設定画面60には、第1モード選択領域61と第2モード選択領域62が設けられている。
第1モード選択領域61は、二次配信社のスタッフの入力により選択することで、二次配信サーバ2が行う配信記事の選択処理を第1モードに設定する。実施の形態では、第1モード選択領域61は「記事ID指定」と表示されている。
第1モードにおいて二次配信サーバ2は、二次配信社のスタッフの入力により指定された記事IDに対応する記事を配信記事として選択する。即ち、ユーザ端末3の記事提示画面50における第1モードが設定された記事枠には、ID指定した配信記事が固定されて提示される。
例えば、図7に示すように、二次配信社のスタッフの入力により、記事枠51について第1モード選択領域61(記事ID指定)を選択し、ID入力領域61aに記事ID「0000001」を入力する。この場合、図6に示すように、記事枠51には、記事ID「0000001」に対応する記事「オリンピック開催決定」が表示される。
ここで、閲覧しているユーザの操作により記事提示画面50が再読込等により更新された場合であっても図8に示すように、記事枠51には、更新前と同じ記事「オリンピック開催決定」が表示される。
第1モードは、ID指定により二次配信社のスタッフが指定する特定の配信記事を記事枠に提示することができるため、どうしてもユーザに閲覧して欲しい記事やニュースサイトという報道機関として報道すべき記事等を表示する場合に有用である。また一方で、何度記事提示画面50を更新しても特定の配信記事が提示されるため、記事の流動性に欠けるといった側面もある。
第2モード選択領域62は、二次配信社のスタッフの入力により選択することで、二次配信サーバ2が行う配信記事の選択処理を第2モードに設定する。実施の形態では、第2モード選択領域62は「サーチワード指定」と表示されている。
この場合サーチワードは、二次配信社のスタッフの入力により設定される。
そして二次配信サーバ2は、一次配信社端末1から受信した記事群の中からサーチワードを用いて配信記事を選択する。これにより、ユーザ端末3の記事提示画面50における第2モードが設定された記事枠には、サーチワードに基づいて選択した配信記事が提示される。
例えば、図7に示すように、二次配信社のスタッフの入力により、記事枠52について第2モード選択領域62(サーチワード指定)を選択する。この場合、二次配信社のスタッフの入力によりサーチワードとして「オリンピック」が設定され、当該サーチワードである「オリンピック」がサーチワード提示領域62aに提示される。そして、図6に示すように、サーチワードである「オリンピック」に基づいて選択された記事「選手村の誘致問題」が記事枠52に表示される。
ここで、ユーザの操作により記事提示画面50が更新された場合、図8に示すように、記事枠52には、サーチワード「オリンピック」に基づいて再度配信記事が二次配信サーバ2により選択される結果、更新前と異なる記事「オリンピック出場選手決定」が表示される。
第2モードは、第1モードのように特定の記事を固定して表示しないが、サーチワードに基づいて様々な記事を、記事提示画面50の再読込等の更新毎に提供することができる。
ここで、第1モードにて特定の記事を提示する際に、当該特定の記事のテーマが世間で注目を集めることがある。この場合、記事配信システムを利用するユーザにとってもそのテーマについて興味関心が高まっていると考えられる。
このような状況の下では、ユーザは特定の記事のみならず、そのテーマに沿った様々な記事、例えばそのテーマの経過情報や周辺知識等について閲覧を希望すると考えられる。そのため、第1モードにて提示している記事のテーマについてユーザの関心が高まってきた状態においては、当該テーマに関連する記事を流動的に提示できる第2モードを設定することが望ましい。
しかし、当該記事のテーマが世間で注目を集めた後に、第1モードから第2モードへ切り換えるとすると、テーマが世間で注目を集めた時から第2モードへ切り換えるまでの期間、ユーザの閲覧欲求に応じた流動的な記事提供が行えないおそれがある。即ち、記事を提供する頃には、ユーザの当該テーマへの関心のピークが過ぎてしまっていることがある。
そのため、例えばこれからユーザが提示された記事に興味を持つであろうと予想されるとき、即ち、ユーザが近い将来当該記事に関連する記事を所望すると予想されるタイミングには、既に第2モードに設定されていることが望ましい。
そこで、本技術では、第1モードにより提示されている記事の関連記事数及び当該関連記事の閲覧数の増加傾向から近い将来ユーザが興味を持つであろう記事を推定し、当該推定した記事が提示されている記事枠のモードを第1モードから第2モードに変更する。
具体的には、図7では記事枠51について第1モード選択領域61(記事ID指定)が選択されているため、記事は、図6及び図8に示すように、記事ID「0000001」に対応する記事「オリンピック開催決定」で固定されている。
ここで、記事枠51でID指定されている記事「オリンピック開催決定」の関連記事の数及び当該関連記事の閲覧数の増加傾向から、当該記事のテーマについて近い将来ユーザが興味を持つであろうと判定したとする。この場合、図9に示すように、記事枠51について選択されていた第1モード選択領域61(記事ID指定)が、第2モード選択領域62(サーチワード指定)に自動的に変更される。そして、第1モードの際にID指定されていた記事「オリンピック開催決定」に基づいて自動的にサーチワードが生成され、当該サーチワードである「オリンピック、日本、…」がサーチワード提示領域62aに提示される。
その後、ユーザの操作により記事提示画面50が更新された場合、図8に示すように、サーチワード「オリンピック、日本、…」に基づいて再度配信記事が二次配信サーバ2により選択される結果、図6に示す更新前の記事「オリンピック開催決定」と異なる記事「選手村の誘致問題」が記事枠51に表示される。
これにより、ユーザが記事枠に提示されている記事に興味を持った頃には、既に記事枠のモードは第2モードに変更されていることになる。従って、ユーザは興味があるテーマに関係する様々な記事を流動的に閲覧することができることとなる。
つまり、ユーザは記事提示画面50の更新することで、例えば第1モードで提示していた記事に記載された事件の経過情報や周辺情報等を新たに表示された記事等を閲覧することで取得することができる。
話題性のあるテーマについては作成される関連記事の数も多いため、さまざまな観点の記事を提示できる機能は記事配信システムとして有用である。
<4.記事配信システムの処理の概要>
以下、図11を用いて記事配信システムの概要について説明する。図11は、一次配信社端末1、二次配信サーバ2、ユーザ端末3が実行する処理の流れの一例を示している。ここでは、第1モードに設定された或る一の記事枠に関する処理を説明する。
二次配信サーバ2は、ステップS1において、二次配信社のスタッフの入力操作により、記事枠を第1モードに設定する処理を実行する。そして、ステップS2において、二次配信サーバ2は、第1モードで指定された記事IDに対応する記事情報を記事管理DB52に要求し、ステップS3において当該記事情報を記事DB52から取得する処理を実行する。
その後、二次配信サーバ2は、ステップS4において、記事管理DB52から取得した記事情報に基づいて、当該記事に関連する関連記事を抽出するためのキーワードを設定するキーワード設定処理を実行する。キーワード設定処理の詳細は後述する。
キーワード設定処理の後、ステップS14のようなユーザ端末3からの記事閲覧要求を受信すると、二次配信サーバ2は、ステップS5のように、記事閲覧要求に応じて配信記事のウェブページデータをコンテンツDB51から取得し、当該ウェブページデータをユーザ端末3に送信する。そして二次配信サーバ2は、ユーザ端末3に当該ウェブページデータを提示させる提示制御処理を実行する。
ステップS14及びステップS5の処理は、記事枠が第1モードに設定されているとき、即ち、当該記事枠が第2モードに切り換えられるまで適宜行われる。
また、二次配信サーバ2には、ステップS16のように逐次一次配信社端末1から新着記事情報が送信される。このとき、二次配信サーバ2は、ステップS6において当該新着記事情報を受信すると、まず当該新着記事情報をコンテンツDB51及び記事管理DB52に記憶する処理を実行する。
そして、二次配信サーバ2は、ステップS8において、当該新着記事が第1モードとされた記事枠に指定されている記事の関連記事であるか否かを判定する関連記事判定処理を実行する。当該関連記事は、例えば記事枠に設定されたモードが第1モードから第2モードに切り換えられるタイミングの判定に用いられる。関連記事判定処理の詳細については後述する。
また、第1モードの記事枠に関して、二次配信サーバ2は、所定期間ごとにステップS9に示すような、第2モードへの切換タイミング判定処理を実行する。ステップS9において、二次配信サーバ2が切換タイミングでないと判定した場合は、二次配信サーバ2はステップS4の終了時点に処理を進める。そして、二次配信サーバ2は、ユーザ端末3からのステップS14のような記事閲覧要求や一次配信社端末1からのステップS16での新着記事情報送信に応じて、上記ステップS5〜S8までの処理を実行する。
ステップS9において、二次配信サーバ2が切換タイミングであると判定した場合、二次配信サーバ2は、ステップS10に処理を進める。二次配信サーバ2は、ステップS10において、サーチワード設定処理を実行する。サーチワード設定処理は、第2モードにおいて記事枠に提示する配信記事を選択するために用いられるサーチワードを生成する処理である。サーチワード設定処理の詳細については後述する。
ステップS10でのサーチワード設定処理の後、二次配信サーバ2は、ステップS11において、該当の記事枠についてモードを第1モードから第2モードへ切り換える処理を実行する。二次配信サーバ2は、これ以降の記事枠での処理を第2モードに基づいて実行する。
記事枠が第2モードに設定された状態で、ステップS15のようなユーザ端末3からの記事閲覧要求を受信すると、二次配信サーバ2は、ステップS12において提示記事決定処理を実行する。即ち、二次配信サーバ2は、受信した記事の中からサーチワードを用いて記事枠に提示する配信記事を決定する。提示記事決定処理の詳細については後述する。
その後、二次配信サーバ2は、ステップS13にて、決定した配信記事のウェブページデータをコンテンツDB51から取得し、当該ウェブページデータをユーザ端末3に送信する。そして二次配信サーバ2は、ユーザ端末3に当該ウェブページデータを提示させる提示制御処理を実行する。
<5.二次配信サーバの処理>
以上のような記事配信システムの動作を実現するために二次配信サーバ2が実行する処理について図12乃至図18を用いて説明する。
二次配信サーバ2は、図12に示すように、ステップS101〜S103のループ処理の監視を行う。ここで、二次配信サーバ2は、二次配信社のスタッフの入力によるモード切換操作、ユーザ端末3からの記事閲覧要求の受信、一次配信社端末1からの新着記事情報の受信を監視する。
二次配信サーバ2は、ステップS101において、二次配信社のスタッフの入力によるモード指定操作を検知すると、ステップS104に処理を進める。モード切換操作は、図7に示すように、モード設定画面60において、二次配信社のスタッフの入力により記事枠ごとに第1モード選択領域61(記事ID指定)又は第2モード選択領域62(サーチワード指定)を選択操作することにより行われる。またこのとき、二次配信社のスタッフにより、第1モードのときは記事IDが、第2モードのときはサーチワードが入力される。
第1モード又は第2モードのモード指定操作を検知すると、二次配信サーバ2は、ステップS104において、切り換えられた第1モード又は第2モードに記事枠のモードを設定する。
このように、ユーザ端末3に配信する記事を決定する二次配信社のスタッフの選択操作により、第1モードと第2モードを自由に切り換えることが可能となる。
以下の実施の形態では、ステップS101→S104の処理において、二次配信サーバ2の処理モードとしてある記事枠に第1モードが設定されたものとして説明する。
第1モードとして設定された場合、二次配信社のスタッフによる選択操作により配信記事(指定記事)を選択する。ここで、選択される配信記事情報は、二次配信サーバ2がステップS103で一次配信社端末1から受信し、その都度記事管理DB52に記録した記事情報の中から選択される。
次に、二次配信サーバ2は、ステップS105において、設けられた記事枠のなかに第1モードに設定されている記事枠を有するか否かを判定する処理を実行する。ステップS105にて第1モードの記事枠を有さない場合、二次配信サーバ2は、ステップS105からステップS102に処理を進め、再びステップS101〜S103のループ処理の監視を行う。
ステップS105において第1モードの記事枠を有する場合、二次配信サーバ2は、ステップS106において、第1モードの記事枠についてキーワード設定処理を行う。二次配信サーバ2は、設定したキーワードを例えば記憶部108に記憶しておく。キーワードとは、第1モードにおいて指定された指定記事の関連記事を判定する際に用いられるワードである。
ここで、キーワード設定処理には様々な例が考えられる。以下、キーワード設定処理の一例について図13A乃至図13Cを用いて説明する。
キーワード設定処理の第1例について図13Aを用いて説明する。
二次配信サーバ2は、ステップS201において、指定記事のタグ情報を記事管理DB52から取得する。そして、二次配信サーバ2は、ステップS202において、ステップS201で取得したタグ情報をキーワードとして設定する。
具体的には、二次配信社が記事ID「0000001」の記事を指定記事として選択した場合、図7に示すように記事ID「0000001」に関連づけられたタグ「オリンピック、日本…」がキーワードに設定される。
ステップS202でキーワードの設定処理を実行した後、二次配信サーバ2は図13Aの処理を終了する。
キーワード設定処理の第2例について図13Bを用いて説明する。
二次配信サーバ2は、ステップS211において、指定記事の解析処理を実行する。二次配信サーバ2は、記事管理DB52からページデータを取得し解析処理を行う。二次配信サーバ2は、取得したページデータからテキストデータを抽出し、テキストデータに出現するワードを解析する。当該ワードには「オリンピック」、「野球」等の名詞や、「世界一の」、「初めての」、「年に一度の」等の副詞、形容詞など、様々なワードが考えられる。
また、二次配信サーバ2は、記事が画像データである場合、OCR(Optical Character Recognition)処理で認識することによりテキストデータを抽出し、ワードの文字情報を取得することが考えられる。
ステップS211の解析処理の後、二次配信サーバ2は、ステップS212において、解析したワードのうち、所定回数以上出現するワードをキーワードとして設定する処理を実行する。ここで設定するキーワードは、所定回数以上出現していれば複数のワードをキーワードとして設定してもよい。
ステップS212でキーワードの設定処理を実行した後、二次配信サーバ2は図13Bの処理を終了する。
キーワード設定処理の第3例について図13Cを用いて説明する。
二次配信サーバ2は、ステップS221において、指定記事のタイトル情報を記事管理DB52から取得する。そして、二次配信サーバ2は、ステップS222において、ステップS221で取得したタイトル情報からワードを抽出し、当該ワードをキーワードとして設定する。
具体的には、二次配信社が記事ID「0000001」の記事を指定記事として選択した場合、図7に示すように記事ID「0000001」に関連づけられたタイトル「オリンピック開催決定」のうち、例えば「オリンピック」、「開催」がキーワードに設定される。
ステップS222でキーワードの設定処理を実行した後、二次配信サーバ2は図13Cの処理を終了する。
二次配信サーバ2は、図12のステップS106の処理で以上のような処理を行った後、ステップS102に処理を進め、再びステップS101〜S103のループ処理の監視を行う。
二次配信サーバ2は、図12のステップS102において、ユーザ端末3から記事の閲覧要求を受信したことを検知すると、ステップS121に処理を進める。二次配信サーバ2は、ステップS121において、N=1に設定する。Nとは、記事枠を指定するための変数で、Nmaxは、ユーザ端末3から閲覧請求を受けた記事ページに設けられたすべての記事枠の数である。
そして、二次配信サーバ2は、ステップS122において、第N番目の記事枠(第N記事枠)を処理対象とする。その後、二次配信サーバ2は、ステップS107において、第N記事枠のモードが第1モードであるか否かを判定する。
ステップS107で第N記事枠を第1モードと判定した場合、二次配信サーバ2は、ステップS108に処理を進め、指定記事の記事情報(ページデータ)を取得する処理を実行する。具体的には、二次配信サーバ2は、指定記事の記事IDに対応するページデータをコンテンツDB51から取得する。
そして二次配信サーバ2は、ステップS108からステップ123に処理を進める。
また、ステップS107で第N記事枠が第1モードでないと判定した場合、二次配信サーバ2は、第N記事枠のモードは第2モードであると判定する。そして二次配信サーバ2は、ステップS109において、第2モードにおける配信記事決定処理を実行する。二次配信サーバ2は、提示記事決定処理を実行することで、ユーザ端末3に提示制御する配信記事を決定し、当該記事のページデータを取得する。提示記事決定処理の詳細については後述する。
そして二次配信サーバ2は、ステップS109からステップ123に処理を進める。
二次配信サーバ2は、ステップS123において、変数Nが最大値Nmax以上であるか否かを判定する処理を実行する。
ステップS123で変数Nが最大値Nmax未満である場合は、まだ未処理の記事枠が残っている。そこで二次配信サーバ2は、ステップS124に処理を進め、変数Nに1加算する処理を実行する。そして二次配信サーバ2は、ステップS122に処理を進め、次の第N記事枠(ステップS214でN+1とされた値)を処理対象に設定する。二次配信サーバ2は、ステップS123で変数Nが最大値Nmax以上と判定するまで以下上記と同様の処理を実行する。
ステップS123で変数Nが最大値Nmax以上である場合、すべての記事枠について配信記事の選択が完了したため、二次配信サーバ2はステップS110に処理を進め、取得したページデータをユーザ端末3に提示させる制御処理を行う。二次配信サーバ2は、ステップS110の処理の後、ステップS103に処理を進める。
二次配信サーバ2は、ステップS103において、一次配信社端末1から新着記事情報を受信したかを監視する。ここで新着記事とは一次配信社が制作した記事等をいう。
新着記事には、特定の種別に限られることなく、「催事」、「スポーツ」、「ファッション」等、様々なジャンルの記事が含まれる。
一次配信社端末1は、一次配信社の操作により当該新着記事のページデータ等の情報を二次配信サーバ2に送信する。
二次配信サーバ2は、ステップS103において新着記事情報を受信したことを検知しない場合、ステップS101に処理を進める。
二次配信サーバ2は、ステップS103において新着記事情報を受信したことを検知すると、ステップS111に処理を進める。
二次配信サーバ2は、ステップS111において、コンテンツDB51及び記事管理DB52の更新処理を実行する。二次配信サーバ2は、コンテンツDB51では、取得した新着記事情報のページデータ等を記事IDに対応づけて記憶する。また、二次配信サーバ2は、記事管理DB52では、新着記事の取得日時、ジャンル、記事タイトル、ページデータ、タグ等の情報を記事IDに対応づけて記憶する。
そして二次配信サーバ2は、ステップS112において関連記事判定処理を実行する。関連記事判定処理では、二次配信サーバ2は、第1モードでの指定記事に関連する関連記事を、ステップS106で設定したキーワードに基づいて判定する。当該関連記事は、モードを第1モードから第2モードに切り替えるタイミングを判定するときに必要となる記事である。
ここで、ステップS112における関連記事判定処理の詳細について図14及び図15を用いて説明する。二次配信サーバ2は、関連記事判定処理を記事枠ごとに実行する。
まず、関連記事判定処理の第1例について図14を用いて説明する。
二次配信サーバ2は、ステップS301において、現在設定されているモードが第1モードであるかを判定する処理を実行する。
ステップS301にてモードが第1モードでない、即ちモードが第2モードである場合は、図12のステップS106でのキーワード設定処理は実行されないため、二次配信サーバ2は図14の処理を終え、図12に処理を戻す。
二次配信サーバ2は、ステップS301にてモードが第1モードであると判定すると、ステップS302に処理を進める。
二次配信サーバ2は、ステップS302において、図12のステップS103で受信を検知した新着記事情報を取得する処理を実行する。二次配信サーバ2は、記事管理DB52から当該新着記事情報を取得する。
その後、二次配信サーバ2はステップS303において、現在の第1モードで選択されている指定記事のジャンル情報を記事管理DB52から取得する処理を実行する。
そして、二次配信サーバ2はステップS304において、ステップS302で取得した新着記事情報のうちのジャンル情報と指定記事のジャンル情報とが一致するかを判定する処理を実行する。
これにより、第1モードにおける指定記事と共通のジャンルである新着記事を関連記事の候補とすることができる。これは、後述する第2モードにおける配信記事の選択処理において、あまりに関係のないジャンルの記事を提示することを防止するための処理である。
指定記事と新着記事のジャンルが一致した場合、二次配信サーバ2はステップS304からステップS305に処理を進める。
二次配信サーバ2は、ステップS305において、現在の指定記事のキーワード情報を記憶部108から取得する。そして、二次配信サーバ2は、ステップS307において、新着記事が当該キーワード情報を有するか否かを判定する。
このとき二次配信サーバ2は、新着記事のタイトル、ページデータ、ジャンル情報、タグ情報等の何れかに当該キーワードが含まれているか否かを判定する。
実施の形態では、二次配信サーバ2が、ステップS101→S104の処理によりモードを第1モードに設定し、ステップS106の処理により関連記事を抽出するためのキーワードを設定している。
なお、ステップS303→S304の処理は行わないことも考えられる。つまりこの場合、二次配信サーバ2はステップS302の処理の後、ステップS305へ処理を進める。
これにより、特定のジャンルに絞られない幅広いジャンルからの記事を関連記事とすることが可能となる。
ステップS307において新着記事が指定記事のキーワードを有すると判定した場合、二次配信サーバ2は、ステップS308において記事管理DB52の新着記事の関連フラグ情報をONに更新する処理を実行する。
関連フラグとは、当該新着記事が関連記事であるか否かを示すフラグである。関連フラグがONになると、その記事は指定記事の関連記事であるとみなされる。
二次配信サーバ2は、ステップS308の処理の後、図14の処理を終了し、図12に処理を戻す。
なお、ステップS304で指定記事と新着記事のジャンルが一致しない場合、及びステップS306において新着記事が指定記事のキーワードを有しない場合、二次配信サーバ2は、当該新着記事は関連記事ではないと判定する。よって二次配信サーバ2は、関連フラグをオンにすることなく図14の処理を終了し、図12に処理を戻す。
次に、関連記事判定処理の第2例について図15を用いて説明する。なお、上記した第1例と同様の処理については説明を省略する。
二次配信サーバ2は、ステップS301にて処理対象の記事枠が第1モードか否かを判定し、ステップS302〜S304にて新着記事と指定記事のジャンル情報が一致するか否かを判定する。そして、二次配信サーバ2はステップS305において、現在の指定記事のキーワード情報を取得する。
その後、二次配信サーバ2は、ステップS309において、新着記事が当該キーワード情報を有するか否かを判定する。ここで第2例では、二次配信サーバ2は指定記事での複数のキーワードの半数以上を新着記事が有しているか否かを判定する。ステップS309においてキーワードのうち半数以上を有していると判定すると、二次配信サーバ2は、ステップS308において記事管理DB52の新着記事の関連フラグ情報をONに更新する処理を実行する。つまり、二次配信サーバ2は、当該新着記事を関連記事と判定する。
これにより、キーワードのうち少なくとも一つを有する新着記事を関連記事とするよりも、より関連性の高い新着記事が関連記事として選択される。よって、第2モードにおいて二次配信サーバ2が、指定記事との関連性がより高い記事を配信記事として選択することが可能となる。
ステップS308の処理の後、二次配信サーバ2は図15の処理を終了し、図12に処理を戻す。
なお、ステップS309においてキーワードが一つしか設定されていない場合、二次配信サーバ2は、新着記事が当該キーワードを有していれば、ステップS308に処理を進める。また、第2例では、指定記事の複数のキーワードのうち半数以上を新着記事が有していることを条件としたが、新着記事のキーワードを有する割合はすべてのキーワードのうちの2割でもよいし、8割であってもよい。または新着記事がすべてのキーワードを有することを条件としてもよい。新着記事のキーワードを有する割合は様々な態様が考えられる。
図12に戻りステップS112の処理を終えると、二次配信サーバ2は、関連記事判定処理を実行することで、ステップS101に処理を進める。
ステップS106、S110、S112の終了後、二次配信サーバ2は、再びステップS101〜S103のループ処理の監視を行う。
二次配信サーバ2が、記事枠に設定されたモードを第1モードから第2モードに切り換えるためのタイミングを判定する処理(切換タイミング判定処理)について、図16を用いて説明する。実施の形態では、二次配信サーバ2は、切換タイミング判定処理をバッチ処理によって定期的に実行する。また二次配信サーバ2は、当該切換タイミング判定処理を記事枠ごとに実行する。
二次配信サーバ2は、バッチ処理を一定の単位時間毎に記事枠ごとに実行する。単位時間としては例えば、1分、10分、1時間等、様々な態様が考えられる。また、後述する関連記事情報を取得する際や、閲覧記事情報を取得する際に用いられる単位時間毎にバッチ処理を実行してもよい。
まず二次配信サーバ2は、ステップS401において、現在処理対象の記事枠について設定されているモードが第1モードであるかを判定する処理を実行する。
ステップS401にて記事枠のモードが第1モードでない、即ちモードが第2モードである場合は、二次配信サーバ2は図16の処理を終了する。
二次配信サーバ2は、ステップS401にて処理対象の記事枠が第1モードであると判定すると、ステップS402に処理を進める。
二次配信サーバ2は、ステップS402において、単位時間に一次配信社端末1から受信した記事のうち、関連記事の情報を取得する処理を実行する。つまり二次配信サーバ2は、単位時間の間に受信した記事のうち関連フラグがONとなっている記事を記事管理DB52から取得する。
そして二次配信サーバ2は、ステップS403において直近の単位時間あたりの関連記事の受信数を算出し、ステップS404において集計履歴DB53を更新する処理を実行する。
なお、関連記事の受信数を算出する際に、同一の一次配信社から受信した関連記事は一つの記事としてカウントすることも考えられる。これにより、複数ある一次配信社の一部のみで盛り上がっている記事により記事枠のモードが切り換えられることを避けることができる。従って、一次配信社全体、業界全体で盛り上がっている記事に基づいてモード切換タイミングが判定されることになる。
その後、二次配信サーバ2は、ステップS405において、集計履歴DB53を参照して完了フラグがONであるか否かを判定する処理を実行する。完了フラグとは、指定記事の関連記事の受信数の増加傾向が所定の値αを超えたか否かを示すフラグである。指定記事の関連記事の受信数の増加傾向等の詳細な説明は後述する。
完了フラグがOFFの場合、二次配信サーバ2はステップS405からステップS406に処理を進める。二次配信サーバ2は、ステップS406において、関連記事の受信数から近似曲線を生成する処理を実行する。二次配信サーバ2は、集計履歴DB53からこれまでの単位時間ごとの関連記事の受信数を取得し、単位時間経過による当該受信数の推移から近似曲線を生成する。
二次配信サーバ2は、ステップS407において、生成した近似曲線を2回微分し、直近のタイミングにおける微分値(2回微分値)αを算出する。近似曲線の2回微分値を算出することで、単なる現在における関連記事数の増減のみならず、将来の増減傾向を推定することができる。
そして二次配信サーバ2は、ステップS408において、2回微分値αが閾値th1以上であるか否かを判定する処理を実行する。2回微分値αが閾値th1以上となることで、一次配信社側から送信される関連記事が増加傾向にあることを推定することができる。
ステップS408において2回微分値αが閾値th1未満である場合、未だ一次配信社側から送信される関連記事は増加する傾向がないと推定し、二次配信サーバ2は、完了フラグをONにすることなくステップS410へ処理を進める。
2回微分値αが閾値th1以上である場合、二次配信サーバ2は、ステップS409において、集計履歴DB53の完了フラグをONに更新する処理を実行する。その後二次配信サーバ2は、ステップS410へ処理を進める。
完了フラグとは、指定記事の関連記事の受信数、つまり一次配信社側の関連記事の投稿数の増加傾向が所定の値αを超えたか否かを示すフラグである。完了フラグがONになると、一次配信社側から送信される関連記事が増加傾向にあることを推定することができる。また完了フラグがONの場合、次回以降のバッチ処理において2回微分値αを算出する必要はない。
そのため、二次配信サーバ2は、近似曲線を生成する前のステップS405にて完了フラグがONとなっている場合、ステップS406〜S409までの処理を実行せずに、ステップS410へ処理を進める。
二次配信サーバ2は、ステップS410において、直近の単位期間における記事ごとの閲覧履歴情報を取得する処理を実行する。二次配信サーバ2は、当該閲覧履歴情報を自身に記録されたログ情報から取得する。
また二次配信サーバ2は、当該閲覧履歴の記事と記事管理DB52の関連フラグ情報とを照合することで、ユーザからの関連記事の閲覧数を算出する処理を実行する。
そして二次配信サーバ2は、ステップS411において、当該関連記事の閲覧数の情報を集計履歴DB53に記憶する処理を実行する。
なお 、ユーザからの関連記事の閲覧数の算出方法としては、ユーザが同一人であるか否かを問わず、関連記事ののべ閲覧数を算出することができる。また、関連記事を閲覧したユーザごとの閲覧数、つまり同一ユーザの閲覧については閲覧数としてカウントしないことも考えられる。
二次配信サーバ2は、ステップS412において、完了フラグがONであるか否かを判定する処理を実行する。完了フラグがONでない場合、二次配信サーバ2は、未だ一次配信社側から送信される関連記事が増加傾向にないと推定し、図16の処理を終了する。
完了フラグがONである場合、二次配信サーバ2はステップS413に処理を進める。
二次配信サーバ2は、ステップS413において、ユーザの関連記事の閲覧数から近似曲線を生成する処理を実行する。二次配信サーバ2は、集計履歴DB53からこれまでの単位時間ごとの関連記事の閲覧数を取得し、単位時間経過による当該閲覧数の推移から近似曲線を生成する。
二次配信サーバ2は、ステップS414において、生成した近似曲線を2回微分し、直近のタイミングにおける微分値(2回微分値)βを算出する。近似曲線の2回微分値を算出することで、単なる現在における関連記事の閲覧数の増減のみならず、当該閲覧数の将来的な増減傾向を推定することができる。
そして二次配信サーバ2は、ステップS415において、2回微分値βが閾値th2以上であるか否かを判定する処理を実行する。2回微分値βが閾値th2以上となることで、記事の提供先であるユーザ側で指定記事のテーマについての関心が高まっていると推定することができる。
ステップS415において2回微分値βが閾値th2未満である場合、未だユーザ側で指定記事のテーマについての関心が高まっていないと推定し、二次配信サーバ2は図16の処理を終了する。
2回微分値βが閾値th2以上である場合、二次配信サーバ2は、ユーザ側で指定記事のテーマについての関心が高まっていると推定し、ステップS416へ処理を進める。
これまでの処理から、指定記事のテーマについての関心が高まっている一次配信社側から関連記事が多く提供され始めたことにより、ユーザ側が指定記事の関連記事を閲覧する機会が増加し、その結果、ユーザが当該指定記事について興味を持ち始めているタイミングを関連記事の閲覧数の近似曲線における2回微分値βから推定することができる。
ユーザが当該指定記事について興味を持ち始めている場合においては、記事枠における記事の提供については、指定記事を固定して提供する第1モードよりも、指定記事のテーマに関連する情報を有する関連記事を流動的に提供できる第2モードの方が、ユーザにとっては有用であるケースが多い。
そのため、一次配信社側からの関連記事の提供が増加傾向にあり、かつユーザ側で指定記事のテーマについての関心が高まっているタイミングを、記事枠のモードを第1モードから第2モードへ切り換える切換タイミングとすることが好適である。
そこで二次配信サーバ2は、ステップS416において、サーチワード設定処理を実行する。サーチワードとは、第2モードにおける記事枠への配信記事を選択する際に用いられるワードである。
ここで、サーチワード設定処理には様々な例が考えられる。以下、サーチワード設定処理の一例について図17A乃至図17Cを用いて説明する。
サーチワード設定処理の第1例について図17Aを用いて説明する。
二次配信サーバ2は、ステップS501において、第1モードで用いた指定記事のキーワードをサーチワードとして設定する処理を実行する。二次配信サーバ2は、サーチワード情報を例えば記憶部108等に記憶する。
第1例は、キーワードをそのままサーチワードとして流用するため、二次配信サーバ2の処理負担を軽減することができる。
ステップS501の処理の後、二次配信サーバ2は図17Aの処理を終了する。
サーチワード設定処理の第2例について図17Bを用いて説明する。第2例は、指定記事について複数のキーワードが設定されている場合の処理である。
二次配信サーバ2は、ステップS511において、関連記事情報を取得する処理を実行する。二次配信サーバ2は、記事管理DB52から関連フラグがONとなっている記事を取得する。
その後、二次配信サーバ2は、ステップS512において、取得した関連記事群のそれぞれに含まれるキーワードの数を算出する。そして二次配信サーバ2は、ステップS513において、複数のキーワードのうち最も数の多かったものをサーチワードに設定する。
第2例は、キーワードが複数ある場合、その中で最も関連性が高いと推定されるものをサーチワードとすることで、第2モードにおいて配信記事を選択する際に、より関連性の高い記事を選択することができる。
ステップS513の処理の後、二次配信サーバ2は図17Bの処理を終了する。
サーチワード設定処理の第3例について図17Cを用いて説明する。
二次配信サーバ2は、ステップS521において、記事管理DB52から関連記事情報を取得する処理を実行する。
そして二次配信サーバ2は、ステップS523において、関連記事群において頻出するワードを判定する処理を実行する。
二次配信サーバ2は、取得した関連記事ごとにページデータについて解析処理を行う。二次配信サーバ2は、取得したページデータからテキストデータを抽出し、テキストデータに出現するワードを解析する。そして二次配信サーバ2は解析したワードごとの出現回数を算出し、所定の数以上出現するワードを抽出する。ここで所定の数とは、当該ワードが頻出であると判定するための基準であり、当該数を少なく設定することで指定記事のテーマと関連性は低いものも含まれるが多くのサーチワードを抽出することが可能となり、当該数を多くすることで、サーチワードの数は少なくなるが、その分関連性の高いワードを抽出することが可能となる。
その後、二次配信サーバ2は、ステップS524において、抽出したワードをサーチワードとして設定する処理を実行する。ステップS524の処理の後、二次配信サーバ2は図17Cの処理を終了する。
二次配信サーバ2は、図16のステップS416の処理で以上のような処理を行った後、ステップS417に処理を進め、処理対象の記事枠のモードを第1モードから第2モードへ切り換える処理を実行する。そして、二次配信サーバ2はステップS418で完了フラグをOFFにし、ステップS419で関連フラグをOFFにして切換タイミング判定処理を終了する。
最後に、処理対象の記事枠が第2モードである場合における、二次配信サーバ2の配信記事を決定する処理について図12を用いて説明する。
二次配信サーバ2は、ステップS101〜S103のループ処理の監視の際に、ステップS102において、ユーザ端末3から記事の閲覧要求を受信したことを検知すると、ステップS107に処理を進め、処理対象の記事枠のモードが第1モードであるかを判定する。
そして、ステップS107において記事枠の第1モードでないと判定された場合、二次配信サーバ2は、記事枠のモードが第2モードであると判定する。そして二次配信サーバ2は、ステップS109において、第2モードの記事枠について配信記事決定処理を実行する。
ここで、配信記事決定処理には様々な例が考えられる。以下、配信記事決定処理の一例について図18A乃至図18Cを用いて説明する。
配信記事決定処理の第1例について図18Aを用いて説明する。
二次配信サーバ2は、ステップS601において、ジャンル、記事タイトル、ページデータ、タグ等にサーチワードを有する記事の記事情報を記事管理DB52から取得する。
そして、二次配信サーバ2は、ステップS602において、取得した記事のうち最も閲覧数の多い記事を配信記事に決定する処理を実行する。
これにより、指定記事のテーマと関連性の高い記事であって、今ユーザに最も注目されていると想定される記事を配信記事として提供することができる。
ステップS602の処理の後、二次配信サーバ2は図18Aの処理を終了する。
配信記事決定処理の第2例について図18Bを用いて説明する。
二次配信サーバ2は、ステップS601において、サーチワードを有する記事の記事情報を記事管理DB52から取得する。
そして二次配信サーバ2は、ステップS603において、取得した記事のうち、取得日時が直近の記事を配信記事として決定する。
これにより、指定記事のテーマと関連性の高い記事であって、最新の情報を有する記事を配信記事として提供することができる。
ステップS603の処理の後、二次配信サーバ2は図18Bの処理を終了する。
配信記事決定処理の第3例について図18Cを用いて説明する。
二次配信サーバ2は、ステップS601において、サーチワードを有する記事の記事情報を記事管理DB52から取得する。
そして二次配信サーバ2は、ステップS604において、取得した記事から配信先のユーザが未読の記事を抽出する。二次配信サーバ2はログ情報から配信先のユーザのアクセス情報を取得し、サーチワードを有する記事のそれぞれが配信先のユーザにより閲覧されているか否かを判定する。
その後、二次配信サーバ2は、ステップS605において、抽出した記事の中で、最もユーザの閲覧数が多い記事を配信記事として決定する。
これにより、指定記事のテーマと関連性の高い記事であって、ユーザの知らない今最も注目されている記事を提供することができる。
ステップS605の処理の後、二次配信サーバ2は図18Cの処理を終了する。
二次配信サーバ2は、図12のステップS109の処理で以上のような処理を行った後、ステップS110に処理を進め、ユーザ端末3に当該ページデータを提示制御する処理を実行する。二次配信サーバ2は、ステップS110の処理の後、ステップS103に処理を進め、再びステップS101〜S103のループ処理の監視を行う。
<6.まとめ及び変形例>
上記した実施の形態等で説明した二次配信サーバ2は、提示する記事として特定の記事(指定記事)を指定する第1モード、又は複数の記事からサーチワードに基づいて記事枠(記事枠51、52)に提示する記事を選択する第2モードの処理を行う記事選択部21と、提示する記事を閲覧端末(ユーザ端末3)に提示させる処理を行う提示制御部22と、

第1モードで記事が指定された記事枠(記事枠51、52)の記事(指定記事)について、関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて切換タイミングを判定するタイミング判定部23と、
タイミング判定部23が判定した切換タイミングにおいて記事選択部21の第1モードで設定されていた記事枠(記事枠51、52)の処理を第1モードから第2モードに切り換えるモード切換部24と、を備えるものである(図12)。
ここで、第1モードでの特定の記事(指定記事)を指定する処理は、図12のステップS101→S104の処理において行われる。また、記事枠における第1モードでの処理はステップS108の処理において行われる。
記事枠における第2モードでの処理は、ステップS109、図18の処理において行われる。
提示する記事を閲覧端末(ユーザ端末3)に提示させる処理は図12のステップS110の処理で行われる。
特定の記事(指定記事)の関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて切換タイミングを判定する処理は、図16のステップS402〜S415の処理で行われる。
記事選択部21が第1モードの処理を行っている場合、処理対象の記事枠を第1モードから第2モードに切り換える処理は、図16のステップS417の処理で行われる。
これにより、二次配信サーバ2は、関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて処理対象の記事枠を第1モードから第2モードに自動的に切り換える。即ち、処理対象の記事枠のモードが特定の記事を固定して提示する第1モードから当該特定の記事と関連性のある記事を流動的に提示する第2モードに切り換わる。
ユーザが当該指定記事について興味を持ち始めている場合においては、記事の提供については、指定記事を固定して提供する第1モードよりも、指定記事のテーマに関連する情報を有する関連記事を流動的に提供できる第2モードの方が、ユーザにとっては有用であるケースが多い。
そのため、ユーザ側で指定記事のテーマについての関心が高まっているこのタイミングを、記事枠を第1モードから第2モードへ切り換える切換タイミングとすることが好適である。
関連記事数が増加傾向となることにより、ニュースを閲覧するユーザ側も関連記事を閲覧する機会が増加し、当該テーマについての関心が高くなるものと考えられる。関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向を用いて切換タイミングを判定することで、当該テーマに対するユーザの関心を反映させて、記事枠ごとの提示態様を自動的に切り換えることができる。また、記事枠ごとのモードを自動的に切り換えることで、二次配信社のスタッフ側の切り換えの際に生じる操作負担を軽減することができる。
また二次配信サーバ2(タイミング判定部23)は、関連記事数の増加傾向を判定した(図16のステップS406〜S409)後に、関連記事の閲覧数の増加傾向を判定する(図16のステップS412〜S415)ことが考えられる。つまり、関連記事数の増加傾向が顕著になった状態で、それらの関連記事の閲覧数の増加傾向を判定する。
上記のように、指定記事のテーマについてユーザの関心が高まるタイミングは、ある程度指定記事の関連記事が増加した後であると推定できる。
そこで、まず関連記事数の増加傾向を判定したうえで、関連記事の閲覧数の増加傾向を判定することで、記事枠における第1モードから第2モードへの切換タイミングの精度を向上させることができる。
また二次配信サーバ2(タイミング判定部23)は、時間経過による関連記事数の推移から近似曲線を生成し、近似曲線を2回微分することにより算出した値に基づいて関連記事数の増加傾向を判定することが考えられる(図16のステップS406〜S409)。
また二次配信サーバ2(タイミング判定部23)は、時間経過による関連記事の閲覧数の推移から近似曲線を生成し、近似曲線を2回微分することにより算出した値に基づいて関連記事の閲覧数の増加傾向を判定することが考えられる(図16のステップS412〜S415)。
近似曲線を2回微分したものから算出した値により、将来の関連記事数の増加傾向、及び将来の関連記事の閲覧数の増加傾向を推定することができる。
関連記事数及び関連記事の閲覧数の近似曲線の値のみを用いて切換タイミングを判定すると、近似曲線のみでは将来の増加傾向まではわからないため、モード切り換えた後に関連記事数及び関連記事の閲覧数の値が伸び悩み、ユーザの指定記事のテーマに対する関心がピークを過ぎてしまっている場合がある。
そこで、近似曲線を2回微分することで、近似曲線の変曲点を把握しつつ将来の増加傾向を予測することが可能となる。これにより、記事枠におけるモードの切換タイミングの精度の向上を図ることができる。
なお、将来的な閲覧記事数及び当該関連記事の閲覧数の増加傾向を推定する手法は、近似曲線の2回微分を用いることに限定されることはなく、様々な手法を採用することができる。例えば、近似曲線における所定時間あたりの関連記事数及び当該関連記事の閲覧数を算出し、その所定期間ごとの関連記事数等の増加率の値が所定値以上になったときを将来的に閲覧記事数等が増加するタイミングと推定することも可能である。
また二次配信サーバ2(記事選択部21)は、特定の記事(指定記事)のジャンル(記事管理DB52)と共通する記事から関連記事を判定することが考えられる(図14のステップS303→S304)。
これにより、第1モードで指定した特定の記事とより関連性の高い記事が関連記事として判定される。従って、二次配信サーバ2が関連記事数の増加傾向及び関連記事の閲覧数の増加傾向から切換タイミングを判定するにあたり、ユーザの指定記事のテーマについて関心があるか否かの精度を高めることが可能となる。
また二次配信サーバ2(記事選択部21)は、特定の記事(指定記事)の有するキーワードに基づいて前記関連記事を判定することが考えられる(図13)。
つまり、第1モードで指定した特定の記事とより関連性の高い記事が関連記事として判定される。そのため、二次配信サーバ2が関連記事数の増加傾向及び関連記事の閲覧数の増加傾向から切換タイミングを判定するにあたり、ユーザの指定記事のテーマについて関心があるか否かの精度を高めることが可能となる。
また二次配信サーバ2(記事選択部21)は、特定の記事(指定記事)のタグ情報(記事管理DB52)をキーワードとして設定することが考えられる(図13A)。
つまり、あらかじめ指定記事に設定されたタグ情報に基づいて関連記事を判定する。従って、キーワード設定にあたり解析処理等を行う必要がないため、処理負担の軽減を図ることができる。
また二次配信サーバ2(記事選択部21)は、特定の記事(指定記事)において所定回数以上出現するワードをキーワードとして設定することが考えられる(図13B)。
指定記事内で複数回出現するワードは、指定記事と関連性が高く記事の内容を象徴するワードである可能性が高い。即ち、記事の内容を反映したワードをキーワードとして設定することができる。また、ジャンル情報やタグ情報が設定されていない場合であっても、記事のテキストデータ等からキーワードを生成することができる。
また二次配信サーバ2(記事選択部21)は、特定の記事(指定記事)タイトルに出現するワードをキーワードとして設定することが考えられる(図13C)。
記事のタイトルは、当該記事の内容が要約されたものである。従って、記事内容を象徴するワードをキーワードとして設定することができる。
ここで、図12のステップS106のキーワード設定処理について、実施の形態では図13A乃至図13Cに示す処理例を説明した。しかしながら、キーワード設定処理はこれだけに限られず、様々な態様が考えられる。例えば、指定記事のなかで出現回数が最も多いワードをキーワードに設定してもよいし、二次配信社のスタッフによる入力操作によりキーワードを設定してもよい。
また、上記の処理を組み合わせることも可能である。
例えば、図13AのステップS201→S202で二次配信サーバ2が指定記事のタグ情報をキーワードに設定した後、さらに図13BのステップS211→S212の処理を行い、指定記事において所定回数以上出現するワードをキーワードとして追加してもよい。
また二次配信サーバ2(記事選択部21)は、特定の記事(指定記事)の有するキーワードを所定割合以上含む記事を関連記事として判定することが考えられる(図15のステップS309)。
キーワードを多く有する記事ほど、特定の記事との関連性が高い記事であると考えられる。よって、キーワードを所定割合以上含む記事を関連記事と判定することで、当該特定の記事とより関連性の高い記事を関連記事とすることができる。
また二次配信サーバ2(記事選択部21)は、特定の記事(指定記事)のキーワードをサーチワードとして設定することが考えられる(図17A)。
これにより、特定の記事について設定したキーワードをサーチワードとして流用することができる。従って、二次配信サーバ2の処理負担を軽減することができる。
また二次配信サーバ2(記事選択部21)は、特定の記事(指定記事)のキーワードのうち、関連記事で最も出現するキーワードをサーチワードとして設定することが考えられる(図17B)。
つまり、複数のキーワードがある場合、第1モードでの特定の記事のテーマに最も関連性が高いと考えられる関連記事の中で最も出現するキーワードを、サーチワードとして設定する。これにより、ユーザに提供する指定記事のテーマに関連する記事の精度の向上を図ることができる。
また二次配信サーバ2(記事選択部21)は、関連記事で最も出現するワードをサーチワードとして設定することが考えられる(図17C)。
つまり、サーチワードの設定にあたりキーワードを用いることなしに、新たに関連記事のワードからサーチワードを判定する。これにより、ユーザに提供する指定記事のテーマに関連する記事の精度の向上を図ることができる。
実施の形態では、図16のステップS416でのサーチワード設定処理については、一例として図17A乃至図17Cの処理として説明した。しかしながら、サーチワード設定処理はこれだけに限られず、様々な態様が考えられる。例えば、二次配信サーバ2は、指定記事のジャンル情報やタグ情報からサーチワードを設定してもよいし、関連記事群のそれぞれのタグ情報を取得し、最も多かったタグをサーチワードとしてもよい。
また、上記の処理を組み合わせることも可能である。当該組み合わせには様々な態様が考えられる。
例えば、図17AのステップS501で二次配信サーバ2が指定記事のキーワードをサーチワードに設定した後、さらに図17BのステップS521〜S523の処理を行い、関連記事において所定回数以上出現するワードをサーチワードとして追加してもよい。
また二次配信サーバ2(記事選択部21)は、サーチワードを有する記事のうち最も閲覧数の多い記事を第2モードで提示する記事として設定することが考えられる。これにより、サーチワードを有する記事のうち最も閲覧数の多い記事が閲覧端末に提示される(図18A)。
従って、ユーザに世間で最も話題となっていると思われる記事を提供することができる。
また二次配信サーバ2(記事選択部21)は、サーチワードを有する記事のうち最新の記事を第2モードで提示する記事として設定することが考えられる(図18B)。これにより、サーチワードを有する記事のうち最新の記事が閲覧端末に提示される。
従って、ユーザは指定記事のテーマに関連する記事について最新の記事を随時閲覧することが可能となる。
また二次配信サーバ2(記事選択部21)は、サーチワードを有する記事のうち閲覧端末(ユーザ端末3)に未だ提示させていない記事を第2モードで提示する記事として設定することが考えられる(図18C)。つまり、サーチワードを有する記事のうちユーザが未読の記事が閲覧端末に提示される。従って、ユーザは指定記事のテーマに関連する記事について未だ知らない記事を閲覧することができる。
また前記モード切換部は、入力操作により前記記事選択部の処理を前記第1モードから前記第2モードに切り換えることができる(図12のステップS101→S104)。
この場合、図12のステップS101→S104の処理において、処理対象の記事枠のモードを第1モードから第2モードに切り換える際には、二次配信サーバ2は記事管理DB52の関連フラグをOFFにする処理を実行する。
なお、本実施の形態においては、コンテンツの一例としてニュース記事を用い、ニュース記事配信システムとして説明したが、本発明のコンテンツはニュース記事に限られることはなく、所定の事項に関する文章、図表、画像、音声などであればコンテンツの長短や内容については特に限定しない。コンテンツとしては、例えばレビューやブログ、レシピなどが挙げられる。
また、本実施の形態について説明した処理は、それぞれが独立した処理であってもよいし、それぞれの処理を組み合わせて行うことも可能である。なお、実施の形態の組み合わせとしては、上記した例の他にも様々な態様が考えられる。
<7.プログラム及び記憶媒体>
以上、本実施の形態の情報処理装置の実施の形態としての二次配信サーバ2を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、二次配信サーバ2における各処理を情報処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
実施の形態のプログラムは、記事枠に提示する記事として特定の記事を指定する第1モード、又は複数の記事からサーチワードに基づいて記事枠に提示する記事を選択する第2モードの処理を行う記事選択機能と、提示する記事を閲覧端末に提示させる処理を行う提示制御機能と、前記第1モードで記事が指定された記事枠の記事について、関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて切換タイミングを判定するタイミング判定機能と、前記タイミング判定機能で判定した切換タイミングにおいて前記記事選択機能により前記第1モードで設定されていた記事枠の処理を前記第1モードから前記第2モードに切り換えるモード切換機能と、を情報処理装置に実行させるものである。
即ちこのプログラムは、二次配信サーバ2に対して図12乃至図18で説明した各ステップの処理を実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより、上述した二次配信サーバ2としての情報処理装置を実現できる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的或いは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークによりダウンロードすることもできる。
1…一次配信社端末、2…二次配信サーバ、3…ユーザ端末、4…ネットワーク、5…データベース、21…記事選択部、22…提示制御部、23…タイミング判定部、24…モード切換部

Claims (19)

  1. 記事枠に提示する記事として特定の記事を指定する第1モード、又は複数の記事からサーチワードに基づいて記事枠に提示する記事を選択する第2モードの処理を行う記事選択部と、
    提示する記事を閲覧端末に提示させる処理を行う提示制御部と、
    前記第1モードで記事が指定された記事枠の記事について、関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて切換タイミングを判定するタイミング判定部と、
    前記タイミング判定部が判定した切換タイミングにおいて前記記事選択部の前記第1モードで設定されていた記事枠の処理を前記第1モードから前記第2モードに切り換えるモード切換部と、を備える
    情報処理装置。
  2. 前記タイミング判定部は、関連記事数の増加傾向を判定した後に関連記事の閲覧数の増加傾向を判定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記タイミング判定部は、時間経過による関連記事数の推移から近似曲線を生成し、前記近似曲線を2回微分することにより算出した値に基づいて関連記事数の増加傾向を判定する
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記タイミング判定部は、時間経過による関連記事の閲覧数の推移から近似曲線を生成し、前記近似曲線を2回微分することにより算出した値に基づいて関連記事の閲覧数の増加傾向を判定する
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の情報処理装置。
  5. 前記記事選択部は、前記特定の記事のジャンルと共通する記事から前記関連記事を判定する
    請求項1乃至請求項4の何れかに記載の情報処理装置。
  6. 前記記事選択部は、前記特定の記事の有するキーワードに基づいて前記関連記事を判定する
    請求項1乃至請求項5の何れかに記載の情報処理装置。
  7. 前記記事選択部は、前記特定の記事のタグ情報をキーワードとして設定する
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記記事選択部は、前記特定の記事において所定回数以上出現するワードをキーワードとして設定する
    請求項6又は請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記記事選択部は、前記特定の記事のタイトルに出現するワードをキーワードとして設定する
    請求項6乃至請求項8の何れかに記載の情報処理装置。
  10. 前記記事選択部は、前記特定の記事の有するキーワードを所定割合以上含む記事を前記関連記事として判定する
    請求項6乃至請求項9の何れかに記載の情報処理装置。
  11. 前記記事選択部は、前記特定の記事のキーワードを前記サーチワードとして設定する
    請求項6乃至請求項10の何れかに記載の情報処理装置。
  12. 前記記事選択部は、前記特定の記事のキーワードのうち、前記関連記事で最も出現するキーワードを前記サーチワードとして設定する
    請求項6乃至請求項11の何れかに記載の情報処理装置。
  13. 前記記事選択部は、前記関連記事で最も出現するワードを前記サーチワードとして設定する
    請求項1乃至請求項12の何れかに記載の情報処理装置。
  14. 前記記事選択部は、前記サーチワードを有する記事のうち最も閲覧数の多い記事を前記第2モードで提示する記事として設定する
    請求項1乃至請求項13の何れかに記載の情報処理装置。
  15. 前記記事選択部は、前記サーチワードを有する記事のうち最新の記事を前記第2モードで提示する記事として設定する
    請求項1乃至請求項14の何れかに記載の情報処理装置。
  16. 前記記事選択部は、前記サーチワードを有する記事のうち前記閲覧端末に未だ提示させていない記事を前記第2モードで提示する記事として設定する
    請求項1乃至請求項15の何れかに記載の情報処理装置。
  17. 記事枠に提示する記事として特定の記事を指定する第1モード、又は複数の記事からサーチワードに基づいて記事枠に提示する記事を選択する第2モードの処理を行う記事選択ステップと、
    提示する記事を閲覧端末に提示させる処理を行う提示制御ステップと、
    前記第1モードで記事が指定された記事枠の記事について、関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて切換タイミングを判定するタイミング判定ステップと、
    前記タイミング判定ステップで判定した切換タイミングにおいて前記記事選択ステップにおいて前記第1モードで設定されていた記事枠の処理を前記第1モードから前記第2モードに切り換えるモード切換ステップと、
    を情報処理装置が実行する情報処理方法。
  18. 記事枠に提示する記事として特定の記事を指定する第1モード、又は複数の記事からサーチワードに基づいて記事枠に提示する記事を選択する第2モードの処理を行う記事選択機能と、
    提示する記事を閲覧端末に提示させる処理を行う提示制御機能と、
    前記第1モードで記事が指定された記事枠の記事について、関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて切換タイミングを判定するタイミング判定機能と、
    前記タイミング判定機能で判定した切換タイミングにおいて前記記事選択機能により前記第1モードで設定されていた記事枠の処理を前記第1モードから前記第2モードに切り換えるモード切換機能と、
    を情報処理装置に実行させるプログラム。
  19. 記事枠に提示する記事として特定の記事を指定する第1モード、又は複数の記事からサーチワードに基づいて記事枠に提示する記事を選択する第2モードの処理を行う記事選択機能と、
    提示する記事を閲覧端末に提示させる処理を行う提示制御機能と、
    前記第1モードで記事が指定された記事枠の記事について、関連記事数の増加傾向、及び関連記事の閲覧数の増加傾向に基づいて切換タイミングを判定するタイミング判定機能と、
    前記タイミング判定機能で判定した切換タイミングにおいて前記記事選択機能により前記第1モードで設定されていた記事枠の処理を前記第1モードから前記第2モードに切り換えるモード切換機能と、
    を情報処理装置に実行させるプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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