JP2019211563A - データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データから直接にハッシュ値を生成する場合と比較して、同じ画像データから生成したハッシュ値が同じ値となりやすくすることができるデータ処理装置を提供する。【解決手段】データ処理装置10は、画像データを受け付ける画像データ受付部110と、画像データ受付部が受け付けた画像データを他のデータに変換するデータ変換部120と、データ変換120が画像データから変換したハッシュ値を生成するハッシュ値生成手段とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、データ処理装置に関する。
特許文献1には、紙面を読み取ることにより画像データを生成し、前記画像データを処理する画像処理装置であって、紙面を読み取って画像データを出力するスキャン処理手段と、前記画像データに基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを出力するタイムスタンプ処理手段と、前記タイムスタンプを取得し、前記画像データに前記タイムスタンプを埋め込んで出力するタイムスタンプ付き画像データ作成処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置が記載されている。
特許文献2には、デジタル情報を連続的に生成するデジタル情報生成手段と、該デジタル情報生成手段で生成された第1のデジタル情報について、各第1のデジタル情報毎に異なる識別子を付与する識別子付与手段と、前記各第1のデジタル情報の属性に前記識別子を含ませて設定する属性設定手段と、該属性設定手段で各第1のデジタル情報に割り当てられた識別子を含む属性を設定された前記デジタル情報に電子署名を実施する電子署名実施手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置が記載されている。
特開2008−141692号公報 特開2009−49975号公報
例えば読取装置で読み取った画像データや撮影装置で撮影した画像データは、ノイズを原因として、読み取りや撮影の度に厳密には異なる画像データとなる虞がある。このため、例えば読取装置で読み取った画像データや撮影装置で撮影した画像データから直接に生成したハッシュ値は、読み取りや撮影の度に異なる値となる虞がある。
本発明は、画像データから直接にハッシュ値を生成する場合と比較して、同じ画像データを用いて生成したハッシュ値が同じ値となりやすくすることができるデータ処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、
画像データを受け付ける画像データ受付手段と、
前記画像データ受付手段が受け付けた画像データを、該画像データとは形式が異なる他のデータに変換するデータ変換手段と、
前記データ変換手段が画像データから変換した他のデータのハッシュ値を生成するハッシュ値生成手段と、
を有するデータ処理装置である。
請求項2に係る本発明は、前記データ変換手段が変換した他のデータに電子署名を付与する電子署名付与手段をさらに有する請求項1記載のデータ処理装置である。
請求項3に係る本発明は、前記データ変換手段が変換した他のデータに、タイムスタンプを付与するタイムスタンプ付与手段をさらに有する請求項1又は2記載のデータ処理装置である。
請求項4に係る本発明は、
前記ハッシュ値生成手段が生成した前記ハッシュ値を送信する送信手段をさらに有し、
前記送信手段によって送信された前記ハッシュ値が、ピアツーピアネットワークを形成する複数のノードに送信時刻とともに記憶される請求項1又は2記載のデータ処理装置である。
請求項5に係る本発明は、
前記ハッシュ値生成手段が生成した前記ハッシュ値を送信する送信手段をさらに有し、
前記トランザクション送信手段によって送信された前記ハッシュ値が、ブロックチェーンの分散型台帳に記憶される請求項1又は2記載のデータ処理装置である。
請求項6に係る本発明は、
画像データの一つの特定の時間における存在が既に証明されている状態において、画像データの他の一つを前記画像データの一つと関連付ける関連付手段をさらに有する請求項1から5いずれか記載のデータ処理装置である。
請求項7に係る本発明は、
前記データ変換手段は、前記画像データ受付手段が受け付けた画像データを複数種類の他のデータに変換し、
前記関連付手段は、前記データの他の一つから変換された複数の種類の他のデータと、前記データの一つから変換された複数種類の他のデータとの少なくとも一つが類似している場合に、前記データの他の一つを前記データの一つに関連付ける請求項6記載のデータ処理装置である。
請求項8に係る本発明は、
前記データ変換手段は、前記画像データ受付手段が受け付けた画像データを複数種類の他のデータに変換し、
前記関連付手段は、前記データの他の一つから変換された複数種類の他のデータと、前記データの一つから変換された複数種類の他のデータとの大部分が類似している場合に、前記データの他の一つを前記データの一つに関連付ける請求項6記載のデータ処理装置である。
請求項9に係る本発明は、
画像データを受け付ける画像データ受付手段と、
前記画像データ受付手段が受け付けた画像データが、画像データとは形式が異なるように変換された他のデータを受け付ける変換後データ受付手段と、
前記変換後データ受付手段が受け付けた他のデータのハッシュ値を生成するハッシュ値生成手段と、
を有するデータ処理装置である。
請求項1に係る本発明によれば、画像データから直接にハッシュ値を生成する場合と比較して、同じ画像データから生成したハッシュ値が同じ値となりやすくすることができるデータ処理装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、他のデータの改竄を防止することができる。
請求項3に係る本発明によれば、他のデータの特定の時間における存在をタイムスタンプによって証明することができる。
請求項4に係る本発明によれば、タイムスタンプ局を用いることなく、他の文書の特定の時間における存在を証明することができる。
請求項5に係る本発明によれば、タイムスタンプ局を用いることなく、他の文書の特定の時間における存在を証明することができる。
請求項6に係る本発明によれば、データの一つとデータの他の一つとが関連付けされていない場合と比較して、データの一つとデータの他の一つとを検索するための時間を短縮することができる。
請求項7に係る本発明によれば、一種類の他のデータが類似する場合に、データの他の一つとデータの一つとを関連付ける場合と比較して、データの他の一つとデータの一つとを関連付ける条件を緩和することができる。
請求項8に係る本発明によれば、一種類の他のデータが類似する場合に、データの他の一つとデータの一つとを関連付ける場合と比較して、データの他の一つとデータの一つとを関連付ける条件を厳格にすることができる。
請求項9に係る本発明によれば、画像データから直接にハッシュ値を生成する場合と比較して、同じ画像から生成したハッシュ値が同じ値となりやすくすることができる。
第1の実施形態であるデータ処理装置の概略構成を示す図である。 付与部の第1の例を示すブロック図である。 付与部の第1の例を有するデータ処理装置が、電子署名とタイムスタンプとを付与する処理を説明する図である。 付与部の第1の例を有するデータ処理装置が、電子署名とタイムスタンプとを付与する処理を説明するフローチャートである。 付与部の第2の例を示す図である。 図付与部の第2の例を有するデータ処理装置が、データに電子署名を付与し、データが付与されたデータの存在が証明される処理を説明する第1の図である。 図付与部の第2の例を有するデータ処理装置が、データに電子署名を付与し、データが付与されたデータの存在が証明される処理を説明する第2の図である。 付与部の第2の例を有するデータ処理装置が、既に存在が証明されているデータに関連付けて、他のデータの存在を証明する処理を説明する第1の図である。 付与部の第2の例を有するデータ処理装置が、既に存在が証明されているデータの関連付けて他のデータの存在を証明する処理を説明する第2の図である。 付与部の第2の例を有するデータ処理装置が、既に存在が証明されているデータに関連付けて、他のデータの存在を証明する処理を説明するフローチャートである。 付与部の第2の例を有するデータ処理装置が、データに電子署名を付与し、データが付与されたデータの存在が証明される処理の第2の例を説明する図である。 付与部の第2の例を有するデータ処理装置が、データに電子署名を付与し、データが付与されたデータの存在が証明される処理の第2の例を説明するフローチャートである。 付与部の第2の例を有するデータ処理装置が、既に存在が証明されているデータに関連付けて、他のデータの存在を証明する処理の第2の例を説明する第1の図である。 付与部の第2の例を有するデータ処理装置が、既に存在が証明されているデータに関連付けて他のデータの存在を証明する処理の第2の例を説明する第2の図である。 付与部の第2の例を有するデータ処理装置が、既に存在が証明されているデータに関連付けて他のデータの存在を証明する処理の第2の例を説明するフローチャートである。 第2の実施形態であるデータ処理装置の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明においては、同一の部材には同一の符号を付しており、重複した部分の説明は省略されている。また、以下の説明は、本発明が適用される最良の形態であり、本発明は以下に説明する形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の第1の実施形態であるデータ処理装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、データ処理装置10は、画像データ受付部110を有する。画像データ受付部110は、画像データ受付手段の一例であって、例えば、読取装置950や撮影装置960から画像データを受け付ける。図1には、画像データ受付部110が、データ処理装置10外の読取装置950や撮影装置960から画像データを受け付ける例が示されているものの、画像データ受付部110は、データ処理装置10そのものが有する読取装置や撮影装置から画像データを受け付けるものであってもよい。
データ処理装置10は、データ変換部120をさらに有する。データ変換部120は、データ変換手段の一例であって、画像データ受付部110が受け付けた画像データを、画像データとは形式が異なる他のデータに変換する。他のデータとしては、例えば画像データの特徴量データを挙げることができる。ここで、特徴量データとは、データにどのような特徴があるかを数値化したデータである。
特徴量データの一例としては、例えば、画像データを変換して得られたテキストデータを挙げることができる。そして、特徴量データの一例であるテキストデータとしては、例えば、文字や、文書や、「犬」、「猫」、「掃除機」、「飛行機」等の画像データ内に示されている物体の名称や、「笑顔」、「嬉しい」、「驚き」等の画像データ内に示されている人物の感情や表情等を挙げることができる。
また、上述の特徴量データの他の例としては、画像データを加工することにより得られ加工データを挙げることができる。そして、特徴量データの他の例である加工データとしては、エッジを検出した結果の座標データである輪郭や、R、G、B等の色の出現頻度や、輝度の出現頻度や、白黒に変換した画像データ等を挙げることができる。
また、上述の特徴量データのさらに他の例としては、画像データから変換して得られたテキストデータを加工したデータ(以下、「加工データ」とする)を挙げることができる。そして、特徴量データのさらに他の例である加工データとしては、例えばテキストデータ中における単語の出現頻度(単語のヒストグラムデータ)や、単語の主成分分析結果である座標データや、テキストデータを意味解析したデータである意味データ等を挙げることができる。
データ処理装置10は、ハッシュ値生成部130をさらに有する。ハッシュ値生成部130は、ハッシュ値生成手段の一例であって、データ変換部120が、画像データから変換した他のデータのハッシュ値を生成する。ここでハッシュ値とは、ハッシュ関数の戻り値であって、ハッシュ関数とは、あるデータが与えられた場合にそのデータを代表する数値を得る関数である。
データ処理装置10は、付与部150をさらに有する。付与部150は、電子署名付与手段の一例であって、ハッシュ値生成部130が生成したハッシュ値から生成された電子署名を、データ変換部120が画像データから変換した他のデータに付与する。また、付与部150は、タイムスタンプ付与手段の一例であって、データ変換部120が変換した他のデータに、ハッシュ値生成部130が生成したハッシュ値を用いて生成されたタイムスタンプを付与する。尚、付与部150の詳細は後述する。
ここで、電子署名とは、電磁的記録(電子文書)に付与する電子的な徴証であり、紙文書における印章やサイン(署名)に相当する役割をはたすものである。また、タイムスタンプとは、電子データがある時刻に確実に存在していたことを証明する電子的な時刻証明書である。
データ処理装置10は、関連付部190をさらに有する。関連付部190は、関連付手段の一例であって、一つの画像データの特定の時間おける存在が証明されている場合に、上述の一つの画像データに関連付けつつ、他の画像データの特定の時間における存在を証明する際に用いられる。尚、関連付部190の詳細は後述する。
図2には、付与部150の第1の例が示されている。図2に示すように、付与部150の第1の例は、電子署名生成部154を有する。電子署名生成部154は、認証局980から交付された秘密鍵982を用いて、ハッシュ値生成部130で生成されたハッシュ値を暗号化することで電子署名986を生成する。
付与部150の第1の例は、電子署名付与部156をさらに有する。電子署名付与部156は、電子署名生成部154で生成された電子署名986を、データ変換部120が変換した他のデータ等に付加し、さらには認証局980から交付された公開鍵984をデータ変換部120が変換した他のデータ等に付与する。
付与部150の第1の例は、タイムスタンプ付与部152をさらに有する。タイムスタンプ付与部152は、ハッシュ値生成部130が生成したハッシュ値をタイムスタンプ局970に送信し、ハッシュ値に時刻情報が結合され、タイムスタンプ局の秘密鍵で署名されたタイムスタンプ972をタイムスタンプ局970から受け取る。そして、タイムスタンプ付与部152は、タイムスタンプ局970から受け取ったタイムスタンプ972を、データ変換部120が変換した他のデータ等に付与する。
図3には、付与部150の第一例を有するデータ処理装置10が、データに電子署名986とタイムスタンプ972とを付与する処理の具体例が示されている。この具体例においては、例えば契約書である紙文書D100が読取装置950により読み取られて、読取装置950によって、例えばPDF形式の画像データである画像データD200が生成され、生成された画像データD200を画像データ受付部110が受け付ける。
そして、画像データD200は、データ変換部120でOCR処理が施されることにより、他のデータの一例であるテキストデータD300に変換され、テキストデータD300のハッシュ値D400がハッシュ値生成部130で生成される。
そして、付与部150が、ハッシュ値D400から電子署名986を生成してテキストデータD300に付与するとともに、ハッシュ値D400を用いて生成されたタイムスタンプ972を、テキストデータD300に付与する。
図4は、付与部150の第1の例を有するデータ処理装置10が、画像データに電子署名986とタイムスタンプ972とを付与する処理の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、一連の処理が開始されると、最初のステップであるステップS10において、画像データ受付部110が、読取装置950から紙文書D100の画像データD200を受け付ける。
次のステップであるステップS12では、ステップS10において受け付けられた画像データD200をデータ変換部120が他のデータに変換する。より具体的には、データ変換部120が、画像データD200からテキストデータD300を抽出する。
次のステップであるステップS14では、ハッシュ値生成部130が、テキストデータD300からハッシュ値D400を生成する。
次のステップであるステップS16では、付与部150がテキストデータD300に電子署名986を付与する。この際、付与部150は、認定機関である認証局980から取得した秘密鍵982を用いる。
次のステップS18では、付与部150が、タイムスタンプ局970を利用して、署名済のテキストデータD300(電子署名986が付与されたテキストデータD300)にタイムスタンプ972を付与し、一連の処理が終了する。
尚、電子署名986とタイムスタンプ972とが付与されたテキストデータD300は、図示を省略する記憶部に記憶される。
図5には、付与部150の第2の例が示されている。図5に示すように、付与部150の第2の例は、複数のノード810を有するピアツーピアのネットワーク800に接続されている。そして、例えば、付与部150そのものが上述の複数のノード810の一つとなっている。以下の説明においては、付与部150そのものが、複数のノード810の一つとなっている構成を例とするものの、付与部150は、複数のノード810の一つでなくてもよい。
ここで、ノードとは、ネットワークを構成する個々の要素のことを指す。また、ピアツーピアとは、複数の端末間で通信を行う際のアーキテクチャの一つで、対等の者同士が通信をする通信方式である。
この付与部150の第2の例を有するデータ処理装置10では、複数のノード810のそれぞれが、画像データから変換された他のデータのハッシュ値を記録して保管するブロックチェーンの分散型台帳を構成していて、画像データの特定の時間における存在証明が、ネットワーク800上のノード810によりなされている。すなわち、先述の付与部150の第1の例を有するデータ処理装置10では、画像データの特定の時間における存在が、タイムスタンプ局970から発行されたタイムスタンプ972によって証明されていたのに対して、このデータ処理装置10では、画像データの存在がピアツーピアのネットワーク800上のブロックチェーンにより証明される。
ここで、ブロックチェーンとは、ブロックと呼ばれるデータの単位を一定時間ごとに生成し、鎖(チェーン)のように連結していくことによりデータを保管するデータベースである。尚、以下の説明において、付与部150そのものであるノード810をノード810Aと表記することがあり、ノード810A以外のノード810を810Bと表記することがある。
図5に示すように、ノード810は、トランザクション送信部812と、トランザクション受信部814と、データ保管部820とをそれぞれに有する。トランザクション送信部812は、データを他のノード810へと送信する。トランザクション受信部814は、他のノード810から送信されたデータを受信し、検証して、データ保管部820に追加する。データ保管部820は、ブロックチェーンの分散型台帳を構成するデータベースを保管し、画像データが変換された他のデータのハッシュ値を保管する。ここで、トランザクションとは、互いに関連・依存する複数の処理をまとめ、一体不可分の処理単位としてものである。ここで、分散型台帳とは、多数の参加者が、帳簿間の不一致などを避けながら同じ帳簿を共有する技術を指す。
ここで、ノード810Bとしては、例えば、パーソナルコンピュータや、サーバや、各種IoT機器を用いることができる。
図6には、付与部150の第2の例を有するデータ処理装置10において、アツーピアのネットワーク800を構成するノード810が、データの特定の時間における存在を証明する処理の具体例が示されている。この処理においては、付与部150がデータに電子署名986を付与し、電子署名986が付与されたデータのハッシュ値が、ノード810に日時とともに記録される。ここで、時刻には、時、分、秒のみならず日も含むものとする。
この具体例においては、紙文書D100が読取装置950により読み取られて、例えばPDF形式の画像データである画像データD200が生成され、この画像データD200を画像データ受付部110が受け付ける。
そして、画像データD200は、データ変換部120でOCR処理が施されることにより、他のデータであるテキストデータD300に変換され、このテキストデータD300のハッシュ値D400がハッシュ値生成部130で生成される。
そして、付与部150は、ハッシュ値D400を予め準備された秘密鍵で暗号化することで生成した電子署名986にテキストデータD300に付与し、電子署名986が付与されたテキストデータD300のハッシュ値D500を、トランザクション送信部812で複数のノード810に送信する。
そして、複数のノード810へと送信されたハッシュ値D500は、複数のノード810がそれぞれに有するデータ保管部820に時刻990とともに記録される。
図7は、付与部150の第2の例を有するデータ処理装置10において、アツーピアのネットワーク800を構成するノード810が、画像データの特定の時間における存在を証明する処理の具体例を説明するフローチャートである。
図7に示すように、一連の処理が開始されると、最初のステップであるステップS20において、読取装置950で読み取られた紙文書D100の画像データD200を画像データ受付部110が受け付ける。
次のステップであるステップS22では、ステップS20において受け付けられた画像データD200をデータ変換部120が他のデータに変換する。より具体的には、データ変換部120が、画像データD200からテキストデータD300を抽出する。
次のステップであるステップS24では、ハッシュ値生成部130が、テキストデータD300からハッシュ値D400を生成する。
次のステップであるステップS26では、付与部150が、ハッシュ値D400を暗号化することで生成した電子署名986をテキストデータD300に付与する。この際、秘密鍵として、ブロックチェーンを利用するために予め生成しておいた秘密鍵が用いられる。
次のステップであるステップS28では、付与部150は、電子署名986が付与されたテキストデータD300(署名済のテキストデータD300)のハッシュ値D500を生成し、ハッシュ値D500をトランザクション送信部812で複数のノード810に送信し、一連の処理を終了させる。
そして、複数のノード810へと送信されたハッシュ値D500は、複数のノード810がそれぞれに有するデータ保管部820に時刻990とともに記録される。この際、複数のノード810がそれぞれに有するデータ保管部820には、同じデータが記録され、保存される。また、ハッシュ値D500は、ブロックチェーンで実現される分散型台帳に記録される。このため、時刻990の改竄は困難であり、時刻990にデータが存在していたことが実質的に証明される。
以上では、1つの画像データD200の特定の時間における存在が証明される例を説明したものの、連続した複数の画像データD200の束の特定の時間における存在が証明される場合もある。そして、既に特定の時間における存在が証明された画像データD200に、新たな画像データ(画像データD210とする)を関連付けて、新たな画像データD210の存在を証明したいことがある。
図8と図9とには、付与部150の第2の例を有するデータ処理装置10において、既に特定の時間における存在が証明されている画像データに新たな画像データを関連付けて、新たな画像データの存在を証明する処理の例の具体例示されている。
以下の説明においては、既に特定の時間における存在が証明されている画像データをD200とし、画像データD200の元となる紙文書を紙文書D100とし、画像データD200が変換されたテキストデータをテキストデータD300とし、テキストデータD300から生成されたハッシュ値をハッシュ値D400とし、電子署名が付されたテキストデータD300のハッシュ値をハッシュ値D500とする。また、ハッシュ値D500が、複数のデータ保管部820の全てに記憶されているものとする。
また、以下の説明において、画像データD200に関連付けて新たに存在を証明したい画像データを画像データD210とし、画像データD210の元となる紙文書を紙文書D110とし、画像データD210が変換されたテキストデータをテキストデータD310とし、テキストデータD310から生成されたハッシュ値をハッシュ値D410とし、電子署名が付されたテキストデータD310のハッシュ値をハッシュ値D510とする。
図8に示すように、この処理においては、読取装置950で、紙文書D100と紙文書D110とが同時に読み取られ、紙文書D100から画像データD200が生成され、紙文書D110から画像データD210が生成される。そして、画像データD200と画像データD210とを画像データ受付部110が受け付ける。
次に、データ変換部120が、画像データD200をテキストデータD300に変換し、画像データD210をテキストデータD310に変換する。
次に、ハッシュ値生成部130が、テキストデータD300からハッシュ値D400を生成し、テキストデータD300からハッシュ値D410を生成する。
ここで、読取装置950による読取にはノイズがある。このため、過去に、その存在を証明した際に読み取られた画像データD200(先述のステップS10を参照)と、今回の処理のために読み取られる画像データD200とは同じデータとはなりにくい。このため、その存在を証明した際の画像データD200から直接に生成したハッシュ値と、今回の処理のために読み取られた画像データD200から直接に生成したハッシュ値とも同じ値となりいくい。
これと比較して、たとえ読み取りにノイズがあったとしても、その存在を証明した際に読み取られた画像データD200が変換されたテキストデータD300と、今回の処理のために読み取られた画像データD200が変換されたテキストデータD300とは同じデータとなりやすい。このため、その存在を証明した際に読み取られた画像データD200が変換されたテキストデータD300から生成されたハッシュ値D500と、今回の処理のために読み取られた画像データD200が変換されたテキストデータD300から生成されたハッシュ値D500とも同じデータとなりやすい。
次に、付与部150は、ハッシュ値D500とハッシュ値D510とが、ピアツーピアのネットワーク800内における各ノード810に記憶されているかどうかを確認する。そして、各ノード810に記憶されていることが確認されたハッシュ値D500が格納され、記憶されている場所の情報であるブロックチェーンにおけるアドレス情報を付与部150が取得する。
次に、図9に示すように、関連付部190は、既に存在するハッシュ値D500が格納されている場所の情報に、未だ存在の証明がされていない画像データD210から生成されたハッシュ値D510を繋ぎ合わせる。そして、その繋ぎ合わせたデータに対して電子署名986を付与し、各ノード810にトランザクション送信部812で送信する。そして、各ノード810は、ハッシュ値D500の場所情報にハッシュ値D510をつなぎ合わせ、電子署名986が付与されたデータを、データが送信された時刻990とともに、それぞれに保管する。
以上のようにして、付与部150の第2の例を有するデータ処理装置10においては、既に特定の時間における存在が証明されている画像データD200に新たな画像データD210を関連付けて、新たな画像データD210の特定の時間における存在が証明される。
以上では、紙文書D100に関するハッシュ値D500と、紙文書D110に関するハッシュ値D510との一方が、それぞれのノード810に記憶されている場合の処理を説明した。これに対して、ハッシュ値D500とハッシュ値D510との双方が、共にノード810に記憶されていない場合は、付与部150は、テキストデータD300とテキストデータD310とを繋ぎ合わせで生成したデータから生成したハッシュ値に電子署名986を付与して、テキストデータD300とテキストデータD310とをつなぎ合わせたデータから生成したハッシュ値に電子署名を付与して、トランザクション送信部812で各ノード810に送信する。
そして、各ノード810は、テキストデータD300とテキストデータD310とをつなぎ合わせ、電子署名986が付されたデータのハッシュ値をそれぞれに記憶する。
また、紙文書D100を元とするハッシュ値D500と、紙文書D110を元とするハッシュ値D510との双方が各ノード810に記憶されている場合に、例えば表示部(不図示)に表示する等の方法で、画像データD200と画像データD210とは、双方とも特定の時間における存在が証明されていることを操作者に通知するようにしてもよい。
図10は、付与部150の第2の例を有するデータ処理装置10において、既に特定の時間における存在が証明されている画像データD200に新たな画像データD210を関連付けて、新たな画像データD210の存在を証明する処理の具体例を説明するフローチャートである。
図10に示すように、最初のステップであるステップS40では、過去に存在が証明された画像データD200の元になる紙文書D100の新たな画像データD200と、画像データD200に関連付けて存在を証明したい画像データD210とを、画像データ受付部110が受け付ける。
次のステップであるステップS42では、データ変換部120が、画像データD200をテキストデータD300に再び変換し、画像データD210をテキストデータD310に変換する。
次のステップであるステップS44では、ハッシュ値生成部130が、テキストデータD300を元にハッシュ値D500を生成し、テキストデータD310を元にハッシュ値D510を生成する。
次のステップであるステップS46では、ハッシュ値D500とハッシュ値D510とが、各ノード810に保管されているか否かが確認される。
ステップS46で、ハッシュ値D500とハッシュ値D510との両方の存在が確認された場合、一連の処理は終了する。この際、終了に先立って、画像データD200と画像データD210ともに特定の時間における存在が証明されていることを、操作者に通知するようにしてもよい。
ステップS46でハッシュ値D500とハッシュ値D510との一方だけの存在が確認された場合はステップS48に進む。また、ステップS46で、ハッシュ値D500、ハッシュ値D510ともに存在が確認されなかった場合はステップS52に進む。
ステップS48では、付与部150の関連付部190は、存在が確認された方のハッシュ値のネットワーク800における場所情報に、ネットワーク800における存在が確認されなかったハッシュ値を繋ぎ合わせて、繋ぎ合わせたデータに対して電子署名986を付与し、電子署名986が付与されたデータを各ノード810に送信する。例えば、関連付部190は、存在が確認されたハッシュ値D500の場所情報に、存在が確認されなかったハッシュ値D510を繋ぎ合わせて、繋ぎ合わせたデータに電子署名986を付与し、電子署名986が付与されたデータを各ノード810に送信する。
そして、各存在が確認された側のハッシュ値の場所情報に、存在が確認されなかった側のハッシュ値を繋ぎ合わされ、繋ぎ合わせたデータに対して電子署名986が付与されたデータが、時刻とともに各ノード810に記憶される。例えば、存在が確認されたハッシュ値D500の場所情報に、存在が確認されなかったハッシュ値D510が繋ぎ合わされ、繋ぎ合わせたデータに電子署名986を付与されたデータが各ノード810に記憶される。
以上のようにして、既に特定の時間における存在が証明されている画像データに新たな画像データを関連付けて、新たな画像データの存在が証明される。
尚、以上の説明においては、付与部150の第2の例を用いて、既に特定の時間における存在が証明されている画像データに新たな画像データを関連付けて、新たな画像データの存在が証明される例について説明をしたものの、付与部150の第1の例を用いて、既に特定の時間における存在が証明されている画像データに新たな画像データを関連付けて、新たな画像データの存在が証明されるようにしてもよい。
図11には、付与部150の第2の例を有するデータ処理装置10において、アツーピアのネットワーク800を構成するノード810が、データの特定の時間における存在を証明する処理の第2の変形例が示されている。先述の実施形態では、画像データD200が1つの他のデータであるテキストデータD300に変換され、テキストデータD300からハッシュ値D500が生成された。これに対して、この変形例では、画像データD200から複数の他のデータが生成され、これらの複数の他のデータが繋ぎ合わされ、連結されたデータである連結データのハッシュ値が生成される。以下、具体的に説明する。
図11に示すように、この第1の変形例においては、紙文書D100が読取装置950により読み取られて、例えばPDF形式の画像データである画像データD200が生成され、この画像データD200を画像データ受付部110が受け付ける。
次に、画像データD200を、データ変換部120が複数の他のデータに変換する。すなわち、データ変換部120は、画像データD200のファイルサイズを計算することにより、画像データD200をファイルサイズデータD301に変換する。また、データ変換部120は、画像データD200にOCR処理をし、OCR処理によって得られたテキストデータの意味解析をすることで、画像データD200を意味データD302に変換する。さらには、データ変換部120は、画像データD200をOCR処理することによって得られたテキストデータの単語ヒストグラムを解析することにより、画像データD200を単語ヒストグラムデータD303に変換する。
ここで、ファイルサイズデータD301と、意味データD302と、単語ヒストグラムデータD303とは、先述のテキストデータD300と同様に、それぞれが他のデータの一例である。
次に、データ変換部120は、ファイルサイズデータD301と、意味データD302と、単語ヒストグラムデータD303とを繋ぎ合わせ、連結させることで連結データD304を生成し、連結データD304からハッシュ値D400を生成し、予め準備された秘密鍵でハッシュ値D400を暗号化することで電子署名986を生成し、電子署名986を連結データD304に付与する。
次にデータ変換部120は、電子署名986が付与された連結データD304からハッシュ値D500を生成し、ハッシュ値D500をトランザクション送信部812で複数のノード810に送信する。
そして、複数のノード810へと送信されたハッシュ値D500は、複数のノード810がそれぞれに有するデータ保管部820に、ハッシュ値D500が送信された時刻とともに記録される。
以上の変形例の説明では、付与部150として、付与部150の第2の例(例えば図5を参照)を用いたものの、この第変形例においても、付与部150として、先述の付与部150の第1の例(例えば、図2を参照)を用いてもよい。
図12は、本発明の変形例によるデータの処理が説明されていて、画像データD200の特定に時間おける存在を証明するに際し、画像データD200を複数の他のデータに変換する処理を説明するフローチャートである。
図12に示すように、一連の処理が開始されると、最初のステップであるステップS50において、読取装置950で読み取られた紙文書D100の画像データD200を画像データ受付部110が受け付ける。
次のステップであるステップS52では、ステップS50において受け付けられた画像データD200をデータ変換部120が複数の他のデータに変換する。より具体的には、データ変換部120が、画像データD200をファイルサイズデータD301に変換し、画像データD200を意味データD302に変換し、画像データD200を単語ヒストグラムデータD303に変換する。
次のステップであるステップS54では、付与部150が、ファイルサイズデータD301と、意味データD302と、単語ヒストグラムデータD303とを連結して連結データD304を生成する。
次のステップであるステップS56では、付与部150が、ステップS54で生成された連結データD304に電子署名986を付与する。
次のステップであるステップS58では、付与部150が、電子署名986が付された連結データD304からハッシュ値D400を生成する。
次のステップS60では、付与部150が、ハッシュ値D500をトランザクション送信部812で複数のノード810に送信し、一連の処理を終了させる。
そして、複数のノード810へと送信されたハッシュ値D500は、各ノード810がそれぞれに有するデータ保管部820に時刻990とともに記録される。
図13と図14とには、既に特定の時間における存在が証明されている画像データD200に新たな画像データD210を関連付けて、新たな画像データD210の特定の時間における存在を証明する処理の変形例が示されている。
以下の説明においては、既に特定の時間における存在が証明されている画像データをD200とし、画像データD200の元となった紙文書を紙文書D100とし、画像データD200から変換されたファイルサイズデータをファイルサイズデータD301とし、画像データD200から変換され意味データを意味データD302とし、画像データD200から変換された単語ヒストグラムデータを単語ヒストグラムデータD303とする。また、ファイルサイズデータD301と、意味データD302と、単語ヒストグラムデータD303とを連結したデータを連結データD304とし、電子署名が付された連結データD304から生成されたハッシュ値をハッシュ値D500とする。
また、以下の説明においては、画像データD200に関連付けて新たに存在を証明したい画像データを画像データD210とし、画像データD210の元となった紙文書を紙文書D110とし、画像データD210から変換されたファイルサイズデータをファイルサイズデータD311とし、画像データD210から変換され意味データを意味データD312とし、画像データD210から変換された単語ヒストグラムデータを単語ヒストグラムデータD313とする。また、ファイルサイズデータD311と、意味データD312と、単語ヒストグラムデータD313とを連結したデータを連結データD314とし、電子署名が付与された連結データD314から生成されたハッシュ値をハッシュ値D510とする。
図13に示すように、この処理においては、読取装置950で、紙文書D100と紙文書D110とが同時に読み取られ、紙文書D100から画像データD200が生成され、紙文書D110から画像データD210が生成される。そして、画像データD200と画像データD210とを画像データ受付部110が受け付ける。
次に、データ変換部120が、画像データD200をファイルサイズデータD301と、意味データD302と、単語ヒストグラムデータD303とに変換する。また、データ変換部120が、画像データD210をファイルサイズデータD311と、意味データD312と、単語ヒストグラムデータD313とに変換する。
次に、データ変換部120は、ファイルサイズデータD301と、意味データD302と、単語ヒストグラムデータD303とのいずれかに類似したデータが、ネットワーク800内に存在するか否かを判別する。また、データ変換部120は、ファイルサイズデータD311と、意味データD312と、単語ヒストグラムデータD313とのいずれかに類似したデータが、ネットワーク800内に存在するか否かを判別する。ここで、データが類似する場合の一例としては、例えば、2つのデータ間のサイズの差が閾値以下である場合を挙げることができる。また、データが類似する場合の他の例としては、2つのデータの単語ヒストグラムの相関が、予め定められた閾値以上である場合を挙げることができる。
この変形例では、2つの画像データにおいて、2つの画像データからそれぞれに変換された複数のデータの中の少なくとも一つが類似している場合には、2つの画像データは同じデータであるものと見做して処理がなされるものの、2つの画像データからそれぞれに変換された複数のデータの大部分が類似している場合に、2つの画像データが同じであると見做す処理をしてもよい。
そして、付与部150は、画像データD200から変換された複数のデータの少なくとも一つに類似するデータがネットワーク800に存在するか否かと、画像データD210から変換された複数のデータの少なくとも一つに類似するデータがネットワーク800に存在するか否かとが判別される。
以下、画像データD200から変換された複数のデータの中の少なくとも一つに類似するデータがネットワーク800に存在すると判別され、画像データD210から変換されたデータは、ネットワーク800に存在しないと判別された場合を例として説明をするものの、画像データD210から変換された複数のデータの中の少なくとも一つに類似するデータがネットワーク800に存在すると判別され、画像データD200から変換されたデータは、ネットワーク800に存在しないと判別された場合も、以下の説明と同様に処理がなされる。
上述の場合、図14に示すように、付与部150は、画像データD200から変換された複数のデータ中の一つであって、ネットワーク800上に存在するデータのネットワーク800における場所情報に、画像データD210から変換された複数のデータを繋ぎ合わせ、繋ぎ合わせたデータに電子署名を付して、電子署名を付したデータを各ノード810に送信する。
そして、各ノード810は、ネットワーク800上に存在するデータのネットワーク800における場所情報に画像データD210から変換された複数のデータを繋ぎ合わせ、繋ぎ合わせたデータに電子署名を付したデータを、データが送信された時間とともに保管する。
図15は、既に特定の時間における存在が証明されている画像データD200に新たな画像データD210を関連付けて、新たな画像データD210の存在を証明する処理の変形例を説明するフローチャートである。
図15に示すように、最初のステップであるステップS70では、過去に存在が証明された画像データD200の元になる紙文書D100の新たな画像データD200と、画像データD200に関連付けて存在を証明したい画像データD210とを、画像データ受付部110が受け付ける。
次のステップであるステップS72では、データ変換部120が、画像データD200を複数の他のデータに変換する。すなわち、データ変換部120が、画像データD200を、ファイルサイズデータD301と、意味データD302と、単語ヒストグラムデータD303とに変換する。また、データ変換部120が、画像データD210を複数の他のデータに変換する。すなわち、データ変換部120が、画像データD210を、画像データD210をファイルサイズデータD311と、意味データD312と、単語ヒストグラムデータD313とに変換する。
次のステップであるステップS74では、データ変換部120が、画像データD200から変換されたデータがネットワーク800に存在するか否かを確認する。すなわち、データ変換部120が、ファイルサイズデータD301、意味データD302及び単語ヒストグラムデータD303の少なくとも一つが、ネットワーク800に存在するか否かを確認する。また、データ変換部120が、画像データD210から変換されたデータがネットワーク800に存在するか否かを確認する。すなわち、データ変換部120が、ファイルサイズデータD311、意味データD312及び単語ヒストグラムデータD313の少なくとも一つが、ネットワーク800に存在するか否かを確認する。
ステップS74で、画像データD200から変換されたデータと、画像データD210から変換されたデータとの両方がネットワーク800に存在していることが確認された場合は、一連の処理は終了する。また、ステップS74で、画像データD200から変換されたデータと画像データD210から変換されたデータと一方だけのデータの存在が確認された場合は、ステップS76に進む。また、ステップS74で、画像データD200から変換されたデータと、画像データD210から変換されたデータとの両方のネットワーク800に存在が確認された場合は、ステップS78に進む。
ステップS76では、存在が確認された画像データD200から変換されたデータのネットワーク800における場所情報を所得し、取得した場所情報に、存在が確認されなかった画像データD210から変換された画像から変換されたデータであるファイルサイズデータD311と、意味データD312と、単語ヒストグラムデータD313とを繋ぎ合わせて、繋ぎ合わせたデータに対して電子署名986を付与し、電子署名が付与されたデータをネットワーク800の各ノード810に送信する。
そして、画像データD200から取得されたデータの場所情報に画像データD210から変換された複数のデータを繋ぎ合わせ、電子署名986が付与されたデータが、送信された時刻とともにネットワーク800の各ノード810に記録される。
以上のようにして、この例においても、既に特定の時間における存在が証明されている画像データに新たな画像データを関連付けて、新たな画像データの存在が証明される。
ステップS78では、画像データD200から変換された複数のデータと、画像データD210から変換された複数のデータとが繋ぎ合わされ、繋ぎ合わされたデータに電子署名986を付与され、この電子署名を付与されたデータがネットワーク800の各ノード810に送信される。
そして、送信されたデータは、データが送信された時刻とともに、各ノード810に記憶される。
図16には、データ処理装置10の第2の実施形態が示されている。先述のデータ処理装置10の第1の実施形態は、データ変換部120を有し、データ変換部120が、画像データ受付部110が受け付けた画像データを他のデータに変換していた。これに対して、この第2の実施形態においては、データ変換部120に替えて、データ処理装置10外のAPI(Application Programming Interface)であるAPI964で画像データが他のデータに変換される。そして、データ処理装置10は、APIによって変換されたデータを受け付ける変換後データ受付部112を有している。
また、先述のデータ処理装置10の第1の例では、ハッシュ値生成部130は、データ変換部120が画像データから変換した他のデータのハッシュ値を生成した。これに対して、この変形例では、ハッシュ値生成部130は、変換後データ受付部122が受け付けた他のデータのハッシュ値を生成する。この第2の実施形態は、以上で説明をした部分を除き、先述の第1の実施形態と同一であるため、同一部分の説明は省略する。
10・・・データ処理装置
110・・・画像データ受付部
112・・・変換後データ受付部
120・・・データ変換部
122・・・変換後データ受付部
130・・・ハッシュ値生成部
150・・・付与部
152・・・タイムスタンプ付与部
154・・・電子署名生成部
156・・・電子署名付与部
190・・・関連付部
810・・・ノード
812・・・トランザクション送信部
970・・・タイムスタンプ局
972・・・タイムスタンプ
980・・・認証局
986・・・電子署名
990・・・時刻

Claims (9)

  1. 画像データを受け付ける画像データ受付手段と、
    前記画像データ受付手段が受け付けた画像データを、該画像データとは形式が異なる他のデータに変換するデータ変換手段と、
    前記データ変換手段が画像データから変換した他のデータのハッシュ値を生成するハッシュ値生成手段と、
    を有するデータ処理装置。
  2. 前記データ変換手段が変換した他のデータに電子署名を付与する電子署名付与手段をさらに有する請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 前記データ変換手段が変換した他のデータに、タイムスタンプを付与するタイムスタンプ付与手段をさらに有する請求項1又は2記載のデータ処理装置。
  4. 前記ハッシュ値生成手段が生成した前記ハッシュ値を送信する送信手段をさらに有し、
    前記送信手段によって送信された前記ハッシュ値が、ピアツーピアネットワークを形成する複数のノードに送信時刻とともに記憶される請求項1又は2記載のデータ処理装置。
  5. 前記ハッシュ値生成手段が生成した前記ハッシュ値を送信する送信手段をさらに有し、
    前記トランザクション送信手段によって送信された前記ハッシュ値が、ブロックチェーンの分散型台帳に記憶される請求項1又は2記載のデータ処理装置。
  6. 画像データの一つの特定の時間における存在が既に証明されている状態において、画像データの他の一つを前記画像データの一つと関連付ける関連付手段をさらに有する請求項1から5いずれか記載のデータ処理装置。
  7. 前記データ変換手段は、前記画像データ受付手段が受け付けた画像データを複数種類の他のデータに変換し、
    前記関連付手段は、前記データの他の一つから変換された複数の種類の他のデータと、前記データの一つから変換された複数種類の他のデータとの少なくとも一つが類似している場合に、前記データの他の一つを前記データの一つに関連付ける請求項6記載のデータ処理装置。
  8. 前記データ変換手段は、前記画像データ受付手段が受け付けた画像データを複数種類の他のデータに変換し、
    前記関連付手段は、前記データの他の一つから変換された複数種類の他のデータと、前記データの一つから変換された複数種類の他のデータとの大部分が類似している場合に、前記データの他の一つを前記データの一つに関連付ける請求項6記載のデータ処理装置。
  9. 画像データを受け付ける画像データ受付手段と、
    前記画像データ受付手段が受け付けた画像データが、画像データとは形式が異なるように変換された他のデータを受け付ける変換後データ受付手段と、
    前記変換後データ受付手段が受け付けた他のデータのハッシュ値を生成するハッシュ値生成手段と、
    を有するデータ処理装置。
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