JP2019211319A - 画像欠損検出装置及び、画像欠損検出方法 - Google Patents

画像欠損検出装置及び、画像欠損検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷文字等から離れて存在する微小な点の欠損及び、文字欠けで短くなった微小な欠損をも検出する。【解決手段】画像欠損検出装置は、予め定めた基準画像に含まれる検査対象の基準文字等に対して、濃度の閾値を変更することで線幅を太く又は細くした絵柄ずれ許容範囲を設定する比較用基準画像を生成し、比較用基準画像と取得した検査対象を含む検査画像とを比較する第1比較部と、取得した検査画像に含まれる検査対象の検査文字等に対して、濃度の閾値を変更することで線幅を太く又は細くした絵柄ずれ許容範囲を設定した比較用検査画像を生成し、比較用検出画像と検査対象を含む基準画像と比較する第2比較部とを備え、通常の欠損及びはみ出しに検出に加えて微小な点及び短線化した等の欠損も検出する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、文字や絵柄等の画像における欠損を検出する画像欠損検出装置及び、その画像欠損検出方法に関する。
従来、印刷される文字の品質の検査は、例えば良品である基準文字を判定基準として、印刷文字と基準文字とを比較し、一致しているか否かにより印刷文字の良/不良が判定されている。例えば、特許文献1には、比較に用いる基準文字の線幅に許容幅を持たせて判定する技術が開示されている。
この技術は、基準文字の線幅よりも所定の画素数分内側へ縮小した(又は、細くした)画像パターンを第1の基準画像として、印刷文字を含む文字画像と比較して、文字画像の「欠け」、「穴あき」、及び「切れ」等の部分的欠落を検出する。さらに、基準画像よりも所定の画素数分外側へ拡大した(太くした)画像パターンを第2の基準画像として、文字画像と比較して、文字画像の「はみ出し」等の汚れを検出する。
特許公報4128181号公報
前述した特許文献1による基準文字の線幅に許容幅を持たせて比較する判定においては、文字等の線から離れた微小な点が存在する場合、基準文字を細くしたパターンを作成する際に、その点が消滅又は縮小する。このため、撮影された検査画像において、点が無くても良判定の範囲内になってしまい、点の欠落を検出できない、又は欠損画素数を少なく検出するという問題が生じる。
また、基準画像よりも所定の画素数分外側へ拡大した画像パターンは、絵柄ずれ許容範囲の機能も有している。人の見た目では、僅かに位置ずれして印刷されても、文字に欠損が無ければ、正確に視認できるが、機械的な欠損の検出を厳密に行うと、僅かな位置ずれにでも文字の一部が欠損しているものと識別され、不良として判定される。そこで、文字の線幅や長さを大きくして、絵柄ずれ許容範囲を与えることで、僅かな位置ずれのみであれば、正確に印刷されていると判定できる。その反面、判定のための基準文字の線幅や長さを大きくしたことで、基準文字よりも内側に存在している、点の欠損や短くなった箇所を検出できない、又は欠損画素数を少なく検出するおそれがある。
そこで本発明は、検査対象となる文字及び絵柄を含む画像において、文字等の線から離れて存在する微小な点の欠損及び、文字等の線が欠けて短くなった欠損を検出することができる画像欠損検出装置及び、その画像欠損検出方法を提供することを目的とする。
本発明に従う実施形態の画像欠損検出装置は、基準画像に含まれる基準検査対象の文字及び絵柄の位置ずれに対する絵柄ずれ許容範囲を設定し、該絵柄ずれ許容範囲が設定された基準画像と、取得した検査対象を含む検査画像と比較する第1比較部と、前記検査画像に含まれる前記検査対象に文字及び絵柄の位置ずれに対する絵柄ずれ許容範囲を設定し、該絵柄ずれ許容範囲が設定された検査画像と、前記基準検査対象を含む前記基準画像と比較する第2比較部と、前記第1比較部と前記第2比較部の比較結果において、いずれか一方の比較結果に、前記検査対象の画像に欠損有りの比較結果が含まれていた場合には、画像欠損があると判定し、不良の判定を行う判定部と、を備える。
さらに、実施形態の画像欠損検出方法は、基準画像に含まれる検査対象となる基準文字及び基準絵柄に対して、濃度の閾値を変更することで線幅を太く又は細くした画像パターンに変換して、印刷された検査対象に位置ずれが生じても正確に判定するための絵柄ずれ許容範囲を設定した第1比較の基準の比較用基準画像を生成し、該比較用基準画像と、取得した検査対象を含む検査画像とを比較する第1の比較と、取得した検査画像に含まれる検査対象となる文字及び絵柄等に対して、濃度の閾値を変更することで線幅を太く又は細くした画像パターンに変換して、印刷された検査対象に位置ずれが生じても正確に判定するための絵柄ずれ許容範囲を設定した第2比較の基準の比較用検査画像を生成し、該比較用検査画像と、前記基準文字及び前記基準絵柄を含む基準画像と比較する第2の比較と、前記第1の比較と前記第2の比較の比較結果のうちで、少なくとも1つの比較結果に、前記検査画像に欠損が生じていた際に、前記検査画像を不良判定とする判定と、を備える。
本発明によれば、検査対象となる文字及び絵柄を含む画像において、文字等の線から離れて存在する微小な点の欠損及び、文字等の線が欠けて短くなった欠損を検出することができる画像欠損検出装置及び、その画像欠損検出方法を提供することができる。
図1は、一実施形態に係る画像欠損検出装置の構成例を概念的に示す図である。 図2は、第1比較部の構成例を示す図である。 図3は、第2比較部の構成例を示す図である。 図4Aは、独立している点に対する画像欠損の検出について説明するための図である。 図4Bは、図4Aに続いて、独立している点に対する画像欠損の検出について説明するための図である。 図5は、実施形態の画像欠損検出装置による画像欠損の検出について説明するためのフローチャートである。 図6Aは、周囲が囲まれている点に対する画像欠損の検出について説明するための図である。 図6Bは、図6Aに続いて、周囲が囲まれている点に対する画像欠損の検出について説明するための図である。 図7Aは、短くなった線に対する画像欠損の検出について説明するための図である。 図7Bは、図7Aに続いて、短くなった線に対する画像欠損の検出について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
実施形態に係る画像欠損検出装置は、予め定めた基準画像に含まれる検査対象となる基準文字及び基準絵柄等に対して、濃度の閾値を変更することで線幅を太く又は細くした画像パターンに変換して、印刷された検査対象に位置ずれが生じても正確に判定するための絵柄ずれ許容範囲を設定した第1比較の基準の比較用基準画像を生成し、この比較用基準画像と、取得した検査対象を含む検査画像とを比較する第1比較部と、取得した検査画像に含まれる検査対象となる文字及び絵柄等に対して、濃度の閾値を変更することで線幅を太く又は細くした画像パターンに変換して、印刷された検査対象に位置ずれが生じても正確に判定するための絵柄ずれ許容範囲を設定した第2比較基準の比較用検査画像を生成し、比較用検出画像と基準文字及び基準絵柄等を含む基準画像と比較する第2比較部と、を備え、通常のはみ出しや欠損に加えて、微小な点及び短線化する欠損も検出し、正確な良・不良判定を実施する。
図1は、一実施形態に係る画像欠損検出装置の構成例を概念的に示す図である。
画像欠損検出装置1は、撮像部2と、画像欠損検出部3と、表示部4と、入力部5とで構成される。
本実施形態において、撮像部2は、印刷された文字や記号及び絵柄を光学的に読み取り、光電変換により静止画像の画像データ(デジタル信号)を生成する。撮像部2は、CCD撮像素子又は、CMOS撮像素子を用いた所謂、デジタルカメラにより静止画像をフレーム単位に撮像する又は、撮像素子がライン状に配置されるラインセンサを用いて撮像する。ラインセンサを用いた撮像部2は、ラインセンサ自体又は検査対象物を移動(平行移動及び回転移動を含む)させて走査により撮像する。ラインセンサを用いた撮像部2は、曲面に貼付されたラベルの文字を読み取る場合などに好適する。
表示部4は、例えば、液晶表示モニタを用いる。表示部4には、制御部14に制御に従い、操作画面、検査状況及び判定結果が表示される。入力部5は、例えば、各種スイッチ、キーボード及びマウス等の入力デバイスを組み合わせて用いている。また、入力部5として、表示部4の画面上にタッチパネルを設けて利用してもよい。
画像欠損検出部3は、画像処理部11と、比較判定部12と、基準画像データ記憶部13と、制御部14とを備えている。画像欠損検出部3は、専用のプログラムやアプリケーションソフトを用いれば、汎用的なパーソナルコンピュータで構成することも可能である。
画像処理部11は、公知な画像処理の手法を用いて、後述する図4A,4Bに示すように、撮像部2から出力された画像データを標本化により画素毎に切り分けて、各画素の濃度(明度)を量子化による256階調の明度値(グレースケール)に数値化する。本実施形態では、画像欠損の有無が判定できれば良いため、白黒の2色による2階調(255:最大値,0:最小値)に数値化されている。勿論、2階調に限定されるものではなく、複数の階調によるグレースケールであってもよい。さらに、カラー画像による欠損検出であれば、3色のカラー毎に複数の階調によるスケールを設定しても良い。
基準画像データ記憶部13は、撮像部2に撮像された判定基準となる良品の検査対象物を含む基準画像を記憶する。ここでは、記憶される画像データとして、例えば、量子化された2階調の基準画像とする。
制御部14は、画像欠損検出部3の全体を制御する。制御部14への指示は、入力部5を通じて行われ、インストールされる専用プログラムやアプリケーションソフトが実行されて、後述する欠損検出や判定が行わる。
ここで、図4A,4Bについて説明する。
図4A,4Bは、基準画像及び検査画像のうちの同じ検査対象を含む一部分の画像を抜き出して示している。以下の説明において、判定基準となる検査対象の文字や絵柄を含む画像を基準画像又は、基準画像パターンと称し、検査対象となる文字や絵柄を含む画像を検査画像又は、検査画像パターンと称している。また、2階調の画素の濃度(色の濃さ)と明度(明るさ)は、同じ意味合いで用いている。
図4Aに示す基準画像パターン4A1は、検出対象となる基準ドットD1(・)を含む基準画像が標本化処理されて、画素毎に白黒に区分された基準画像パターンである。ここでは、基準画像パターン4A1内の画素にxy座標を設定すると、画素x3y4,x3y5,x4y3,x4y4,x4y5,x4y6,x5y3,x5y4,x5y6,x6y4及びx6y5の12画素が黒色として、基準ドットD1を形成している。基準ドットD1の周囲の他の画素は、白色として示している。また、図4Aに示す検査画像パターン4A2は、撮像した検査画像であり、画像欠損のため、本来存在するはずの検査ドットD1(太枠線で示す)がなく、全ての画素が白色となっている。これらの標本化処理は、画像処理部11により実施される。尚、基準ドットD1と検査ドットD1は、同一のサイズである。
図4Bに示す基準画像パターン4B1は、標本化処理された基準画像が量子化処理されて、2階調の濃度(0,255)で数値化された基準画像パターンである。また、検査画像パターン4B2は、標本化処理された検査画像が量子化処理されて、1階調の濃度(255)で数値化された検査画像パターンである。これらの量子化処理は、画像処理部11により実施される。
基準画像パターン4B3は、後述する第1比較部15により、基準ドットD1を形成する画素に、絵柄ずれ許容範囲を与えて、撮像された検査ドットD1を検出するために比較する画素を外側に範囲を大きくした画素パターン(判定領域DRAO)を示している。絵柄ずれ許容範囲は、画素の閾値(濃度0〜255)を変えることにより、許容範囲を変更することができる。
この絵柄ずれ許容範囲は、文字及び絵柄の印刷位置に対する位置ずれの許容範囲である。具体的には、絵柄ずれ許容範囲は、印刷された検査ドットD1が僅かに位置ずれしていた場合に、設定された位置ずれの許容範囲内で検査ドットD1が検出されれば、正常に印刷されているものと認識され、良として判定される。この絵柄ずれ許容範囲を設定していない場合、検査ドットD1が僅かに位置ずれして印刷されても、画像の一部が欠損しているものと識別され、不良として判定される。つまり、印刷文字の僅かな位置ずれは、人の視認においては正確に情報が伝達されるため許容範囲となるが、機械的な許容範囲を超えるため、不良となっている。この絵柄ずれ許容範囲により機械的な判定に許容範囲の幅を持たせるものである。
検査画像パターン4B4は、後述する第2比較部16により比較に用いられる検査画像であり、全ての画素が1階調の濃度(255)で数値化された検査画像パターンである。ここでは、黒色の検査ドットD1は、画像欠損により存在していない。図4Bに示す比較結果画像パターン4B5は、第1比較部15の比較結果を示す図であり、比較結果画像パターン4B6は、第2比較部16の比較結果を示す図である。
比較判定部12は、第1比較部15と、第2比較部16と、判定部17とを備えている。図2を参照して、第1比較部15について説明する。
第1比較部15は、ランクフィルタ31と、閾値増加変換部32Aと、閾値減少変換部32Bと、閾値記憶部33A,33Bと、比較部34A,34Bとを備えている。この第1比較部15は、基準画像に含まれる検出対象(ここでは、ドットD1)に対して、絵柄ずれ許容値の設定範囲を設定して、検査画像の検出対象と比較し、判定用比較結果を出力する。
本実施形態において、ランクフィルタ31は、注目画素に隣接する周囲で外側に増加させる画素数又は、内側へ減少させる画素数を設定することで、後述する絵柄ずれ許容値の設定範囲が設定される。この注目画素は、例えば、文字や絵柄を形成する画素群の輪郭に位置する画素である。尚、画素を内側へ減少させるとは、検査対象を形成する画素群において、最も外側に配置される画素から、任意の画素数だけ内側に削り込むことである。例えば、文字であれば、文字幅が狭まり、細くなることを意味する。この設定された画素数に対して、後段の閾値増加変換部32A及び閾値減少変換部32Bにより閾値が変換される。例えば、注目画素x3y4の周囲で外側に1画素で設定された場合には、画素x2y3 ,x2y4,x2y5,x3y3,x3y5,x4y3,x4y4,x4y5の8画素が対象となる。
さらに、ランクフィルタ31は、注目画素の周囲に在る画素のうちで最も明るい画素の濃度(明度)を最大ランクDRAIと設定し、反対に、周囲に在る画素のうちで最も暗い画素の濃度(明度)を最小ランクDRIIと設定する。本実施形態では、画像の欠損の有無を検出することを目的としているため、判定のための閾値は2値で良く、基準画像の中の画素の濃度は2値としている。ここでは、最大ランクDRAIを255(白)、最小ランクDRIIを0(黒)に設定している。後述する図4Bの基準画像パターン4B1において、例えば、注目画素を画素x3y4とすると、周囲の8個の画素x2y3 ,x2y4,x2y5,x3y3は、最大ランクDRAI:255(白)であり、画素x3y5,x4y3,x4y4,x4y5が最小ランクDRII:0(黒)である。
本実施形態では、ランクフィルタ31は、検査対象に対する絵柄ずれ許容値の設定範囲が大きくなるように閾値を変換する。
閾値増加変換部32Aは、ランクフィルタ31により設定された、前述した注目画素の周囲に在る8画素に対して、最小ランクDRIIから最大ランクDRAIまでの閾値範囲として、検査対象(ここではドットD1)の濃度の閾値の範囲を増加させる(大きくする)。即ち、閾値となる濃度最大・最小の範囲を0から255まで増加させて、基準画像における良否判定の基準とする。
尚、濃度の閾値の範囲は、限定されるものではなく、本実施形態では、説明を容易にするために、2値として上限下限を設定すれば良いが、最大最小のランクに設定する必要は無く、0〜255の間であればよい。又、濃度の閾値も複数の設定、即ち、中間値を設定してもよい。これは、検査画像内に、中間階調のグレーの文字や図柄が存在する場合には、検査のための照明光の照射状態や文字等のインク濃度によって、取得される画像データの数値にバラつきが生じる。また、文字の際などは、撮像素子と検査対象の微妙な位置関係により、黒いインクと白い地部分との混合として捉えられ、中間値を持っている。例えば、白色と黒色の2色の印刷であっても、境界部は0〜255の間の値(例えば、128等)が取得される。その際、ランクフィルタ31のみでは、閾値が(128,255)というような中途半端な値を取るため、これを十分に拡大するために、以下の記載する計算式により閾値を変換する。ここで、閾値増加変換部32Aが出力する比較用基準画像DRAOは、DRAO = DRAI×AN+BN+(DRAI −DRII)×CNの関係を有する。尚、AN,BN,CNのパラメータは、任意に設定されるものであり、上限用閾値用(値の増加用)と下限閾値用(値の減少用)もあり、それぞれ異なる閾値変換が行われる。
図4Bの基準画像パターン4B3に示す画素の上段側の画素が255及び下段側の画素が0による判定領域D1Bを判定基準とする比較用基準画像DRAOが設定される。この比較用基準画像DRAOは、閾値記憶部33Aに記憶される。
反対に、閾値減少変換部32Bは、ランクフィルタ31で設定された画素数に基づき、注目画素に隣接する周囲で内側に減少させる。注目画素の周囲の画素に対して、最小ランクDRIIを最大ランクDRAIに変更することで、基準ドットD1(黒)の大きさを小さくするように、絵柄ずれ許容量の範囲を減少させる(小さくする)。即ち、閾値となる濃度を0から225に変換する。この閾値変換された比較用基準画像DRIoが閾値記憶部33Bに記憶される。ここで、閾値減少変換部32Bが出力する比較用基準画像DRIOは、DRIO = DRII× DN+EN+(DRAI −DRII)×FNの関係を有する。尚、DN,EN,FNのパラメータは、任意に設定される。尚、閾値記憶部33A及び閾値記憶部33Bは、比較用基準画像DRAOを算出するタイミングと画像処理部11から検査画像が出力されるタイミングとを合わせるために設けられている。
比較部34Aは、閾値記憶部33Aから読み出された図4Bに示す基準画像パターン4B3である比較用基準画像THMA(基準画像DRAOと同等)と、図4Bに示す量子化処理された検査画像パターン4B2である検査画像と、を画素単位で比較する。この比較において、検査画像パターン4B2である検査画像が比較用基準画像THMAに一致する(又は、絵柄ずれ許容値の設定範囲に含まれる)という比較結果が得られる。この比較結果は、後述するが、実際には検査ドットD1は、欠損しているにもかかわらず、良判定の比較結果を示している。比較部34Aは、検査画像DI>比較用基準画像THMAの時、比較結果DETNAが1となる。また、比較部34Bは、検査画像DI<比較用基準画像THNIの時、比較結果DETNIが1となる。
出力部35は、OR回路により構成され、比較結果DETNA又は比較結果DETNIのいずれか又は両方が1の時に、比較結果に1を出力する。
図3を参照して、第2比較部の構成例について説明する。
第2比較部16は、ランクフィルタ41と、閾値増加変換部42Aと、閾値減少変換部42Bと、比較部43A,43Bとを備えている。この第2比較部16は、検査画像に含まれる検出対象に対して、絵柄ずれ許容値の設定範囲を設定して、基準画像に含まれる検出対象と比較し、判定用比較結果を出力する。以下の説明において、前述した第1比較部15の構成部位と同等の動作を行う構成部位は、その説明を簡易にする。
ランクフィルタ41は、前述したランクフィルタ31と同等の機能であり、注目画素の周囲に在る画素のうちで最も明るい画素の濃度(明度)を最大ランクDDAIと設定し、反対に、周囲に在る画素のうちで最も暗い画素の濃度(明度)を最小ランクDDIIと設定する。ランクフィルタ41は、予め設定された絵柄ずれ許容値に基づき、注目画素に隣接する周囲で外側に増加させる画素数が設定される。
閾値増加変換部42Aは、前述した閾値増加変換部32Aと同等であり、検査画像に含まれるはずの検査ドットD1に対する判定を行う絵柄ずれ許容値の設定範囲を大きくする。しかし、画像処理部11において、図4Aに示す画像パターン4A2には、検査ドットD1が欠損しているため、量子化処理を行うと検査画像パターン4B2に示すように、全ての画素の濃度が255(白)となる。尚、閾値増加変換部42Aは、検査ドットD1が存在した場合には、基準画像パターン4B3に示すような判定領域D1Bを設定する。ここで、閾値増加変換部42Aが出力する比較用基準画像DDAOは、各ランクに対してDDAO = DDAI×AI+BI+(DDAI −DDII)×CIの関係を有する。尚、AI,BI,CIのパラメータは、任意に設定される。しかし、検査ドットD1が欠損しているため、実際には、検査画像パターン4B2の最大ランクDDAIを255(白)に設定すると、検査画像パターン4B4に示すように、許容値が全ての画素が255が設定される。
また、閾値減少変換部42Bにおいても、検査画像である画像パターン4A2に検査ドットD1が存在せず、濃度が255のみであるため、検査画像パターン4B4においても、絵柄ずれ許容値は、全て画素の濃度が255に設定される。ここで、閾値減少変換部42Bが出力する比較用基準画像DDIOは、各ランクに対して、DDIO = DDII×DI+EI+(DDAI −DDII)×FIの関係を有する。尚、DI,EI,FIのパラメータは、任意に設定される。
比較部43A,43Bは、共に、検査画像パターン4B4と、基準画像パターン4A1を画素毎に比較することにより、欠損しているドットD1を含む比較結果画像パターン4B6が出力される。即ち、ドットD1が欠損していることを検出する。比較部43Aは、基準画像REM>比較用基準画像DDAOの時、比較結果DETIAが1となる。また、比較部43Bは、基準画像REM<比較用基準画像DDIOの時、比較結果DETIIが1となる。
出力部44は、OR回路により構成され、比較結果DETIA又は比較結果DETIIのいずれか又は両方が1の時に、比較結果に1を出力する。
判定部17には、第1比較部15から画像の欠損無しの比較結果が入力され、第2比較部16から画像欠損有りの比較結果が入力される。即ち、判定部17は、いずれか一方の比較結果に1が含まれていた場合には、画像欠損があると判定し、不良の判定を行う。
以下、図5に示すフローチャートを参照して、本実施形態の画像欠損検出装置1による画像欠損の検査について説明する。
まず、制御部14の指示により、基準画像データ記憶部13は、撮像部2に撮像された又は既に画像データ化された比較基準となる良品の検査対象を含む基準画像REMを記憶する(ステップS1)。基準画像データ記憶部13に記憶される基準画像REMは、画像処理部11によりデジタル化処理され、標本化により画素毎に切り分けて各画素の濃度が量子化された図4Bに示す基準画像パターン4B1であってもよい。尚、この時、第1比較部15において、基準画像パターン4B1に対して閾値を変換した絵柄ずれ許容値の設定範囲を設定した基準画像パターン4B3からなる比較用基準画像DRAO,DRIOが生成されて閾値記憶部33A,33Bに記憶されていてもよい。
次に、撮像部2は、検出対象となるドットD1を含む検査画像DIを撮像する(ステップS2)。画像処理部11は、撮像部された検査画像DIをデジタル化処理し、標本化により画素毎に切り分けて、各画素の濃度が量子化された図4Bの検査画像パターン4B2を生成する(ステップS3)。
まず、第1比較部15では、基準画像データ記憶部13から基準画像REMを読み出して、基準画像パターン4B1に対して、閾値を変更し絵柄ずれ許容値の設定範囲を設定する比較用基準画像DRAO,DRIOを生成して閾値記憶部33A,33Bに記憶する(ステップS4)。勿論、前述したように、画像欠損検出装置1に基準画像REMが入力された際に、比較用基準画像DRAO,DRIOを生成して閾値記憶部33A,33Bに記憶しておいてもよい。
さらに、第1比較部15は、閾値記憶部33A,33Bから比較用基準画像THMA,THMIを比較部34A,34Bに読み出す。比較部34A,34Bにおいて、比較用基準画像HMA,THMI(基準画像パターン4B3)と検査画像(検査画像パターン4B2)とを画素毎に比較して、比較結DETNA,DETNIを出力する(ステップS5)。即ち、比較部34Aは、閾値記憶部33Aから読み出された比較用基準画像THMA(基準画像DRAOと同等)と、図4Bに示す量子化処理された検査画像パターン4B2とを画素単位で比較する。
比較部34Bは、閾値記憶部33Bから読み出された比較用基準画像THMI(基準画像DRIOと同等)と、図4Bに示す量子化処理された検査画像パターン4B2とを画素単位で比較する。尚、書き込み時は比較用基準画像DRAO,DRIOであり、読み出し時は比較用基準画像THMA,THMIとしているが、共に同等ものである。
これらの比較結果DETNA,DETNIは、検査画像パターン4B2が、比較用基準画像THMAに一致、又は含まれるため、比較結果画像パターン4B5の比較結果が得られる。この比較結果は、実際には、検査ドットD1は、欠損しているにもかかわらず、検査ドットD1が抽出できないため、良として判定される比較結果を出力している。勿論、このような文字等から離れた微小なドット(点)は検出できないが、通常の文字の大きな欠損、所謂、文字欠け、汚れ及びにじみは、検出される。
また、第1比較部15における処理と同時に、第2比較部16は、閾値増加変換部42Aにより、図4Bに示す検査画像パターン4B2に対して、絵柄ずれ許容範囲を設定する検査画像パターン4B4の比較用検査画像DDAOを生成し、比較部43Aへ出力する (ステップS6)。同様に、閾値減少変換部42Bにより、図4Bに示す検査画像パターン4B2に対して、絵柄ずれ許容範囲を設定する画像パターンの比較用検査画像DDIOを生成し、比較部43Bへ出力する。
次に、比較部43A,43Bは、共に、比較用検査画像(検査画像パターン4B4)と、基準画像(基準画像パターン4A1)を画素毎に比較する(ステップS7)。この比較により、欠損している検査ドットD1を含む図4Bに示す比較結果画像パターン4B6の比較結果が出力される。
判定部17は、第1比較部15からの良判定の比較結果と第2比較部16からの不良判定の比較結果から不良判定結果が含まれているものと判定する(ステップS8)。判定部17は、第2比較部16からの不良判定の比較結果を判定結果として制御部14に出力する。制御部14は、表示部4に対して、比較結果画像パターン4B6を表示させて、検査画像DIにおいて、ドットD1が欠損していることを表示する(ステップS9)。
以上説明したように、本実施形態の画像欠損検出装置によれば、基準画像に含まれる検査対象となる基準文字及び基準絵柄等に対して絵柄ずれ許容範囲を設定し、検査対象を含む検査画像と比較する第1の比較に加えて、検査画像に含まれる検査対象となる文字及び絵柄等に絵柄ずれ許容範囲を設定し、基準画像と比較する第2の比較を行う。これらの第1の比較と第2の比較を組み合わせた比較結果によれば、通常の欠損や余白部分に付着する余分な印刷汚れの検出に加えて、文字や絵柄から離れた微小な点の欠損を検出することができ、正確な良・不良判定を実施することができる。
次に、図6A,6Bを参照して、前述した実施形態の画像欠損検出装置1による欠損の第1の事例として、周囲が囲まれている点に対する画像欠損の検出について説明する。
この第1の事例において、図6Aに示す基準画像は、カップ形状の枠線52の内側に微小な点53が印刷された画像パターンが標本化処理されて、画素毎に白黒に区分された基準画像パターン6A1である。また、検査画像は、枠線52のみが残り、点53が欠損した画像が標本化処理されて、画素毎に白黒に区分された基準画像パターン6A2である。ここでは、基準画像パターン内の画素にxy座標を設定すると、枠線52が左測辺が画素x1y1〜x1Y9、上辺が画素X2y9〜X9y9、右測辺が画素x10y1〜x10y9によりキャップ形状に形成される。点53は、画素x3y5,x4y4〜x4y6,x5y3〜x5y7,x6y2〜x6y6,x7y3〜x7y5,x8y4の18画素により形成される。
図6Bに示す画像パターン6B1は、標本化処理された基準画像が量子化処理されて、2階調の濃度(0,255)で数値化された基準画像パターンである。同様に、また、検査画像パターン6B2は、標本化処理された検査画像が量子化処理されて、2階調の濃度(0,255)で数値化された検査画像パターンである。これらの量子化処理は、画像処理部11により実施される。
基準画像パターン6B3は、第1比較部15により、枠線52及び点53を形成する前述した画素に、絵柄ずれ許容範囲(濃度0〜255)を与えて、撮像された検査画像パターンの枠線52及び点53を検出するための画素を外側に範囲を大きくした画素パターンを示している。この例においても、前述したと同様に、ランクフィルタ31は、注目画素に隣接する周囲で外側に1画素分を増加させる又は、内側へ1画素分を減少させる設定である。従って、注目画素の周囲の8画素が絵柄ずれ許容値の設定範囲となる。
絵柄ずれ許容値の設定範囲が外側に1画素分を増加させる場合、例えば、注目画素x3y5であれば、その周囲にある画素x2y4,x2y5,x2y6,x3y4,x3y6,x4y4,x4y5,x4y6の8画素が対象となる。これらの8画素は、最大ランク255と最小ランク0により、絵柄ずれ許容値の範囲(濃度0〜255)に設定される。従って、図6Bに示す基準画像パターン6B3は、数個の画素以外の大半の画素は、絵柄ずれ許容値の範囲(濃度0〜255)に設定される。
第1比較部15は、比較用基準画像THMA(比較用基準画像パターン6B3),THMIと検査画像(検査画像パターン6B2)とを画素毎に比較して、比較結果DETNA,DETNI(比較結果画像パターン6B5)を出力する。この比較結果画像パターン6B5においては、基準画像パターン6B3に2個の画素を除き、検査画像パターン4B2が含まれているため、点53は、大半の画素が欠損し、2個の画素のみが残った画像パターンとなる。
また、第2比較部16は、検査画像パターン6B2に対して、絵柄ずれ許容範囲を設定することで、比較用検査画像DDAO(比較用検査画像パターン6B4),DDIOを生成する。第2比較部16は、比較用検査画像DDAO,DDIOと基準画像(基準画像パターン6B1)を画素毎に比較する。比較用検査画像パターン6B4と基準画像パターン4A1の比較においては、比較結果画像パターン6B6の比較結果が出力される。
この第1の事例において、基準画像に含まれる検査対象の点53の画素に対して、絵柄ずれ許容範囲を設定すると、枠線52の絵柄ずれ許容範囲の画素と接する又は重複することで絵柄ずれ許容範囲が広がりすぎ、検査画像に含まれる検査対象の点53の検出が不確定になりやすい。
この第1の事例によれば、検査画像に含まれるはずの検査対象の点53が欠損していた場合には、枠線52の絵柄ずれ許容範囲の画素の影響を受けないため、点53が存在する基準画像パターンと比較した際に、欠損している点53を検出することができる。これらの第1の比較と第2の比較を組み合わせた比較結果によれば、通常の欠損や余白部分に付着する余分な印刷汚れの検出に加えて、周囲が囲まれた点の欠損を検出でき、正確な良・不良判定を実施することができる。
次に、図7A,7Bを参照して、前述した実施形態の画像欠損検出装置1による欠損の第2の事例として、長さが短くなった画像欠損の検出について説明する。
第2の事例において、図7Aに示す基準画像は、文字の払い等の端部61を含む画像パターンが標本化処理されて、画素毎に白黒に区分された基準画像パターン7A1である。
また、検査画像は、文字の払い等の端部62の先端部分63が欠損して短くなった画像パターンが標本化処理されて、画素毎に白黒に区分された検査画像パターン7A2である。
ここで、基準画像パターン内の画素にxy座標を設定すると、端部62が画素x2y5,X3y4〜X3y6,x4y3〜x4y7,x5y2〜x5y9,x6y3〜X6y8, x7y4〜x7y8,x8y5〜x8y8により形成されている。検査画像パターン7A2においては、端部62から先端部分63を形成する画素x2y5,X3y4〜X3y6,x4y3〜x4y6,x5y2〜x5y5,x6y3,X6y4が欠損する
図7Bに示す画像パターン7B1は、基準画像が量子化処理されて、2階調の濃度(0,255)で数値化された基準画像パターンである。同様に、また、検査画像パターン7B2は、検査画像が量子化処理されて、2階調の濃度(0,255)で数値化された検査画像パターンである。これらの量子化処理は、画像処理部11により実施される。
基準画像パターン7B3は、第1比較部15により、端部61を形成する前述した画素に、絵柄ずれ許容範囲(濃度0〜255)を与えて、撮像された検査画像パターンの端部61を検出するための画素を外側に範囲を大きくした画素パターンを示している。この事例においても、ランクフィルタ31は、注目画素に隣接する周囲で外側に1画素分を増加させる又は、内側へ1画素分を減少させる設定である。従って、注目画素の周囲の8画素が絵柄ずれ許容値の設定範囲となる。
絵柄ずれ許容値の設定範囲が外側に1画素分を増加させる場合、例えば、注目画素x2y5であれば、その周囲にある画素x1y4,x1y5,x1y6,x2y4,x2y6,x3y4,x3y5,x3y6の8画素が対象となる。これらの8画素は、最大ランク255と最小ランク0により、絵柄ずれ許容値の範囲(濃度0〜255)に設定される。従って、図7Bに示す基準画像パターン7B3は、3つの角部の画素以外の大半の画素は、絵柄ずれ許容値の範囲(濃度0〜255)に設定される。
第1比較部15は、比較用基準画像THMA(比較用基準画像パターン7B3),THMIと検査画像(検査画像パターン7B2)とを画素毎に比較して、比較結果DETNA,DETNI(比較結果画像パターン7B5)を出力する。
これらの比較結果DETNA,DETNIは、検査画像パターン7B2が、比較用基準画像THMAに含まれるため、比較結果画像パターン7B6の比較結果が得られる。この比較結果は、実際には、端部61から先端部分63が欠損している端部62であるにもかかわらず、大半の画素が欠損し、3個の画素のみが残った画像パターンとなる。よって、基準画像と検査画像に差が小さく、精度の低い判定による比較結果が出力される。
第2比較部16は、検査画像パターン7B2に対して、絵柄ずれ許容範囲を設定することで、比較用検査画像DDAO(比較用検査画像パターン7B4),DDIOを生成する。第2比較部16は、比較用検査画像DDAO,DDIOと基準画像(基準画像パターン6B1)を画素毎に比較する。比較用検査画像パターン7B4と基準画像パターン7A1の比較においては、比較結果画像パターン7B6の比較結果が出力される。
比較結果画像パターン7B6は、基準画像に含まれる端部61に比べて、絵柄ずれ許容値の範囲を含んでも先端部分63を欠損する端部62の方が短く、基準画像の端部61との間に差が出るため、不良を検出することができる。
この第2の事例によれば、検査画像に含まれる欠損を有する検査対象に絵柄ずれ許容値の範囲を設定することにより、文字の払い等の端部の一部が欠損した場合であっても、絵柄ずれ許容範囲の画素の影響を受けないため、基準画像パターンと比較した際に、欠損している端部62を検出することができる。これらの第1の比較と第2の比較を組み合わせた比較結果によれば、通常の欠損や余白部分に付着する余分な印刷汚れの検出に加えて、文字や絵柄から離れた微小な点の欠損を検出することができ、正確な良・不良判定を実施することができる。
1…画像欠損検出装置、2…撮像部、3…画像欠損検出部、4…表示部、4A1,4B1,4B3…基準画像パターン、4A2,4B2,4B4…検査画像パターン、4B5,4B6…比較結果画像パターン、5…入力部、11…画像処理部、12…比較判定部、13…基準画像データ記憶部、14…制御部、15,16,34A,34B…比較部、17…判定部、31,41…ランクフィルタ、32A,42A…閾値増加変換部、32B,42B…閾値減少変換部、33A,33B…閾値記憶部、43A,43B…比較部、D1…ドット(基準ドット、検査ドット)。

Claims (5)

  1. 基準画像に含まれる検査対象の基準文字及び基準絵柄の位置ずれに対する絵柄ずれ許容範囲を設定し、該絵柄ずれ許容範囲が設定された基準画像と、取得した検査対象を含む検査画像とを比較する第1比較部と、
    前記検査画像に含まれる前記検査対象の文字及び絵柄の位置ずれに対する絵柄ずれ許容範囲を設定し、該絵柄ずれ許容範囲が設定された検査画像と、前記検査対象を含む前記基準画像とを比較する第2比較部と、
    前記第1比較部と前記第2比較部の比較結果において、いずれか一方の比較結果に、前記検査対象の画像に欠損有りの比較結果が含まれていた場合には、画像欠損があると判定し、不良の判定を行う判定部と、
    を備える画像欠損検出装置。
  2. 前記基準画像及び前記検査画像に対して、標本化処理及び量子化処理を施す画像処理部を有し、
    前記第1比較部及び前記第2比較部において、
    前記画像処理部により濃度が数値化された前記検査対象を構成する画素の周囲の画素に対して、前記濃度の数値を変更することで、前記絵柄ずれ許容範囲を設定する、請求項1に記載の画像欠損検出装置。
  3. 前記第1比較部及び前記第2比較部は、
    前記画像処理部により数値化された濃度に対して、大小に異なる少なくとも2つの閾値を設定し、
    前記検査対象を形成する画素群の外周に配置される画素に対して、大きい方の前記閾値を用いて前記絵柄ずれ許容範囲を拡大する閾値増加変換部と、
    前記検査対象を形成する画素群の外周に配置される画素に対して、小さい方の前記閾値を用いて前記絵柄ずれ許容範囲を縮小する閾値減少変換部と、
    を備える、請求項2に記載の画像欠損検出装置。
  4. 検査対象を含む検査画像を撮像する撮像部と、
    前記検査画像の前記検査対象を形成する画素の輪郭に位置する注目画素に対して、前記注目画素の周囲に在る画素の濃度の最大ランクと最小ランクを設定し、予め設定された絵柄ずれ許容値に基づき、前記注目画素に対して周囲へ前記濃度を増減させる画素数を設定するランクフィルタと、
    前記ランクフィルタに設定された前記注目画素の周囲の画素に対して、濃度の閾値を前記最大ランクまでの範囲で任意の数値に増加させる変換を行う閾値増加変換部と、
    前記ランクフィルタに設定された前記注目画素の周囲の画素に対して、濃度の閾値を前記最小ランクまでの範囲で任意の数値に減少させる変換を行う閾値減少変換部と、
    前記閾値増加変換部及び前記閾値減少変換部で変換された濃度の閾値による絵柄ずれ許容値が設定された検査画像の検査対象と、予め設定された基準画像内の基準検査対象とを画素の単位で濃度を比較し画素の欠損を抽出する比較部と、
    前記比較部の比較結果に画素の欠損有りの比較結果が含まれていた場合には、前記検査画像に対し不良の判定を行う判定部と、
    を備える画像欠損検出装置。
  5. 基準画像に含まれる検査対象となる基準文字及び基準絵柄に対して、濃度の閾値を変更することで線幅を太く又は細くした画像パターンに変換して、検査対象に位置ずれが生じても正確に判定するための絵柄ずれ許容範囲を設定した第1比較の基準の比較用基準画像を生成し、該比較用基準画像と、取得した検査対象を含む検査画像とを比較する第1の比較と、
    取得した検査画像に含まれる検査対象となる文字及び絵柄等に対して、濃度の閾値を変更することで線幅を太く又は細くした画像パターンに変換して、検査対象に位置ずれが生じても正確に判定するための絵柄ずれ許容範囲を設定した第2比較の基準の比較用検査画像を生成し、該比較用検査画像と、前記基準文字及び前記基準絵柄を含む基準画像とを比較する第2の比較と、
    前記第1の比較と前記第2の比較の比較結果のうちで、少なくとも1つの比較結果に、前記検査画像に欠損が生じていた際に、前記検査画像を不良判定とする判定と、
    を備える画像欠損検出方法。
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