JP2019211242A - ウェアラブル機器、および時刻修正方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイムゾーンを跨ぐ移動において、移動体内に通信装置を設けなくても、表示時刻を修正可能なウェアラブル機器を提供する。【解決手段】ウェアラブル機器Wは、時刻を表示する表示部224と、プロセッサー80と、を備え、プロセッサー80は、目的地までの移動に使用され目的地に関する情報が記載される券の画像を示す画像データを取得する取得部801と、取得部801によって取得される画像データに基づいて、目的地を特定し、基準時に対する目的地の時差に基づいて表示部224に表示する時刻を修正する修正部802と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、ウェアラブル機器、および時刻修正方法に関する。
時刻を表示するウェアラブル機器を所持するユーザーが、航空機等の移動体によりタイムゾーンを跨ぐ移動を行うことがある。この場合、ウェアラブル機器は、ウェアラブル機器が表示する時刻を、移動先の時刻と合うように修正する必要がある。時刻を修正する技術として、例えば、特許文献1には、無線通信部を有するウェアラブル機器が開示されている。このウェアラブル機器は、無線通信部を用いて、航空機内の通信装置と通信する。航空機内の通信装置は、目的地のタイムゾーンに応じた時刻修正指示をウェアラブル機器に送信する。時刻修正指示を受信した場合、ウェアラブル機器は、時刻修正指示に基づいて、時刻を修正する。
しかしながら、上述した従来技術では、航空機内に、ウェアラブル機器と通信する通信装置を設ける必要があるという問題があった。
本発明の好適な態様にかかるウェアラブル機器は、時刻を表示する表示部と、プロセッサーと、を備え、前記プロセッサーは、目的地までの移動に使用され前記目的地に関する情報が記載される券の画像を示す画像データを取得する取得部と、前記取得部によって取得される前記画像データに基づいて、前記目的地を特定し、基準時に対する前記目的地の時差に基づいて前記表示部に表示する時刻を修正する修正部と、を備える。
本発明の好適な態様にかかる時刻修正方法は、時刻を表示する表示部を備えるウェアラブル機器が、目的地までの移動に使用され前記目的地に関する情報が記載される券の画像を示す画像データを取得し、取得される前記画像データに基づいて、前記目的地を特定し、基準時に対する前記目的地の時差に基づいて前記表示部に表示する時刻を修正する。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、各図において、各部の寸法および縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
A.第1実施形態
以下、第1実施形態に係るウェアラブル機器Wを説明する。
以下、第1実施形態に係るウェアラブル機器Wを説明する。
A.1.ウェアラブル機器Wの概要
図1に、第1実施形態におけるウェアラブル機器Wを示す斜視図を示す。ウェアラブル機器Wは、操作部221と、第1バンド部Fと、第2バンド部Gと、表示部224と、撮像部40とを有する。ウェアラブル機器は、一般に、ユーザーが携帯可能な情報装置である。図1に示すように、本実施形態のウェアラブル機器Wは、デジタル式で時刻を表示するデジタル時計である。時刻には、例えば、以下に示す2つの態様がある。第1の態様における時刻は、1日の中の時の意味であり、年月日を含まない。第2の態様における時刻は、1日の中の時と、この時の年月日も含む。以下では、単に「時刻」と記載した場合、第1の態様における時刻であることを示し、「日時」と記載した場合には、1日の中の時と、この時の年月日とを含むことを示す。また、下記に示す時刻を、24時制を用いて示す。
図1に、第1実施形態におけるウェアラブル機器Wを示す斜視図を示す。ウェアラブル機器Wは、操作部221と、第1バンド部Fと、第2バンド部Gと、表示部224と、撮像部40とを有する。ウェアラブル機器は、一般に、ユーザーが携帯可能な情報装置である。図1に示すように、本実施形態のウェアラブル機器Wは、デジタル式で時刻を表示するデジタル時計である。時刻には、例えば、以下に示す2つの態様がある。第1の態様における時刻は、1日の中の時の意味であり、年月日を含まない。第2の態様における時刻は、1日の中の時と、この時の年月日も含む。以下では、単に「時刻」と記載した場合、第1の態様における時刻であることを示し、「日時」と記載した場合には、1日の中の時と、この時の年月日とを含むことを示す。また、下記に示す時刻を、24時制を用いて示す。
図1において、表示部224の表示面の法線方向であって表示を視認できる方向をZ軸正方向とする。そして、Z軸に直交する2軸をXY軸とし、表示部224の中心から撮像部40への方向をY軸正方向とする。あるいは、表示部224の表示面の法線方向をZ軸とし、表示面の中心から第1バンド部Fまたは第2バンド部Gへの方向をY軸、Z軸およびY軸と直交する軸をX軸とすることもできる。
操作部221は、ユーザーが押下することによりユーザーの操作を受け付ける。表示部224は、デジタル表記で時刻および年月日を表示する。さらに、表示部224は、主時刻と副時刻という2つの時刻を同時に表示するデュアル表示が可能である。図1では、表示部224は、現在地の年月日を表示領域2241内に表示し、主時刻として、現在地の時刻を表示領域2242内に表示する。さらに、表示部224は、副時刻として、ユーザーが任意に設定した場所の時刻を表示領域2243内に表示する。第1バンド部Fおよび第2バンド部Gは、ウェアラブル機器Wをユーザーの手首に装着するための部材である。撮像部40は、ユーザーの操作部221に応じて画像を撮像する。
図2に、ウェアラブル機器Wの構成図を示す。図2において、図1に示した構成と同一構成には同一符号を付してある。
ウェアラブル機器Wは、ユーザーインターフェース20と、通信部30と、撮像部40と、記憶部50と、計時部60と、二次電池70と、制御部80とを有し、これらはバスを介して電気的に接続されている。
ユーザーインターフェース20は、操作部221と、放音部222と、振動部223と、表示部224とを含む。操作部221は、ユーザーが押下することによりユーザーの操作を受け付ける。操作部221は、例えば、押しボタンである。放音部222は、警報音を放音する。放音部222は、例えば、ブザーである。振動部223は、振動することにより、ユーザーになんらかの情報を通知する。振動部223は、例えば、モーターである。
表示部224は、時刻を表示する。表示部224は、例えば、液晶表示パネル、または有機EL(Electro Luminescence)パネルである。
通信部30は、インターネット等のネットワークを介して他の装置と通信する機器である。通信部30は、無線通信または有線通信によって、他の装置と通信する。通信部30は、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格に従ったUSBインターフェース、BLE(Bluetooth Low Energy)規格に従ったBLEインターフェース、または、ANT+規格に従ったANT+インターフェースである。Bluetoothは、登録商標である。USBインターフェースでは、例えば、ウェアラブル機器Wに対して挿抜可能なケーブル、または、ウェアラブル機器Wが挿抜可能なクレイドルを介して、他の装置と通信する。
撮像部40は、撮像して得られる画像データを出力可能である。撮像部40は、例えば、光を電気信号に変換する撮像素子とDA変換器とを備える。
記憶部50は、制御部80が読取可能な記録媒体である。記憶部50は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、またはRAM(Random Access Memory)などで構成される。
計時部60は、現在の日時を示す日時を生成する。具体的には、計時部60は、水晶発振器などで生成されるクロック信号を分周して得たパルス信号をカウントすることによって、日時を生成する。この日時は、協定世界時(UTC:Coordinated Universal Time)を示す。
二次電池70は、制御部80および表示部224等に電力を供給する。二次電池70は、例えば、リチウムイオン二次電池である。
制御部80は、ウェアラブル機器Wの全体を制御するプロセッサーであり、例えば単数または複数のチップで構成される。制御部80は、例えば、演算装置およびレジスター等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成される。なお、制御部80の機能の一部または全部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等で実現してもよい。制御部80は、各種の処理を並列的または逐次的に実行する。制御部80の構成について、図3を用いて説明する。
A.2.第1実施形態にかかる制御部80
図3に、制御部80の構成図を示す。制御部80は、記憶部50に記憶されたプログラムを読み取り実行することにより、取得部801と、修正部802と、表示制御部803と、通知部804として機能する。通常時における制御部80の機能と、ユーザーがタイムゾーンを跨ぐ移動をする場合の制御部80の機能とについて、それぞれ説明を行う。
図3に、制御部80の構成図を示す。制御部80は、記憶部50に記憶されたプログラムを読み取り実行することにより、取得部801と、修正部802と、表示制御部803と、通知部804として機能する。通常時における制御部80の機能と、ユーザーがタイムゾーンを跨ぐ移動をする場合の制御部80の機能とについて、それぞれ説明を行う。
A.2.1.通常時における制御部80
通常時において、表示制御部803は、計時部60によって生成される日時と、基準時に対する現在地の時差とに基づいて、表示部224が表示する時刻を生成する。基準時とは、時刻表示の基準となる時間であり、典型例は、全世界で使用される協定世界時である。基準時は、協定世界時に対して所定時間の遅れ、又は進みを有していてもよい。本実施形態では、基準時は、協定世界時であるとして説明する。さらに、表示制御部803は、計時部60によって生成される日時と、協定世界時に対する現在地の時差とに基づいて、表示部224が表示する時刻を生成する例を用いて説明する。協定世界時に対する時差の一例として、時差係数(TDF:Time Differential Factor)がある。
通常時において、表示制御部803は、計時部60によって生成される日時と、基準時に対する現在地の時差とに基づいて、表示部224が表示する時刻を生成する。基準時とは、時刻表示の基準となる時間であり、典型例は、全世界で使用される協定世界時である。基準時は、協定世界時に対して所定時間の遅れ、又は進みを有していてもよい。本実施形態では、基準時は、協定世界時であるとして説明する。さらに、表示制御部803は、計時部60によって生成される日時と、協定世界時に対する現在地の時差とに基づいて、表示部224が表示する時刻を生成する例を用いて説明する。協定世界時に対する時差の一例として、時差係数(TDF:Time Differential Factor)がある。
以下では、説明の省略のため、協定世界時に対する時差を、「時差係数」として説明する。さらに、表示部224が表示する時刻を、単に、「表示時刻」として説明する。さらに、表示時刻が、出発地の現地時刻を示す場合には、「出発地表示時刻」と称し、目的地の現地時刻を示す場合には、「目的地表示時刻」と称する。本実施形態では、表示時刻は、表示領域2242に表示される。現在地の時差係数は、記憶部50に記憶されている。現在地の時差係数は、例えば、ユーザーの入力操作によって設定される。
表示制御部803は、計時部60によって生成される日時に、現在地の時差係数を加算して得られる時刻を、表示時刻として生成する。表示部224は、表示時刻を表示する。
A.2.2.ユーザーがタイムゾーンを跨ぐ移動をする場合の制御部80
ユーザーは、例えば、飛行機または回転翼航空機等の航空機、船舶、または鉄道等の移動体に搭乗することにより、タイムゾーンを跨いで移動する。以下に、取得部801による画像データの取得例、修正部802による目的地の特定例、目的地の時差係数の特定例、および、表示時刻を修正する例、ならびに、通知部804によるユーザーに表示時刻を修正したことを通知する例について、順に説明する。
ユーザーは、例えば、飛行機または回転翼航空機等の航空機、船舶、または鉄道等の移動体に搭乗することにより、タイムゾーンを跨いで移動する。以下に、取得部801による画像データの取得例、修正部802による目的地の特定例、目的地の時差係数の特定例、および、表示時刻を修正する例、ならびに、通知部804によるユーザーに表示時刻を修正したことを通知する例について、順に説明する。
A.2.2.1.取得部801による画像データの取得例
取得部801は、目的地までの移動に使用され目的地に関する情報が記載された券の画像データを取得する。本実施形態では、移動体が、飛行機である場合を例に説明する。飛行機により目的地までの移動に使用される券は、例えば、航空券、または、搭乗券である。以下、本実施形態では、移動までに使用される券を、搭乗券BPとする。搭乗券BPの一例は、図4に示される。目的地に関する情報は、例えば、下記に示す2つの態様がある。
取得部801は、目的地までの移動に使用され目的地に関する情報が記載された券の画像データを取得する。本実施形態では、移動体が、飛行機である場合を例に説明する。飛行機により目的地までの移動に使用される券は、例えば、航空券、または、搭乗券である。以下、本実施形態では、移動までに使用される券を、搭乗券BPとする。搭乗券BPの一例は、図4に示される。目的地に関する情報は、例えば、下記に示す2つの態様がある。
目的地に関する情報の第1態様は、目的地を示す文字列である。目的地に関する情報の第2態様は、目的地を示すバーコード、または二次元コードである。搭乗券BPは、目的地に関する情報の第1態様、および、目的地に関する情報の第2態様が記載されてもよい。
図4に示す搭乗券BPは、東京からニューヨークまでの移動に用いられる。図4に示す搭乗券BPには、出発地DepP、目的地DstP、便名FN、座席番号SN、出発日DepD、搭乗時刻BrdT、搭乗ゲートBrdG、出発時刻DepT、および、二次元コードTCが記載されている。
出発地DepPは、出発地を示す文字列であり、「出発地に関する情報」の一例である。出発地を示す文字列は、例えば、2つの態様がある。出発地を示す文字列の第1態様は、出発地の地域名を示す文字列である。出発地の地域名は、例えば、出発地の国または地域名、または、出発地の都市名である。広大な領土を有する国では、複数のタイムゾーンを用いる場合がある。従って、複数のタイムゾーンを用いる国では、出発地のタイムゾーンを一意に特定するため、出発地の地域名は、都市名であることがよい。出発地を示す文字列の第2態様は、出発地の空港名または空港を示すコードである。空港を示すコードは、例えば、IATA(International Air Transport Association)空港コード、または、ICAO(International Civil Aviation Organization)空港コードである。
目的地DstPは、目的地を示す文字列であり、「目的地に関する情報」の一例である。目的地を示す文字列は、出発地を示す文字列と同様に、2つの態様がある。目的地を示す文字列の第1態様は、目的地の地域名を示す文字列である。目的地を示す文字列の第2態様は、目的地の空港名または空港を示すコードである。
以下の記載では、出発地を示す文字列は、説明の簡略化のため、出発地の空港名とし、目的地を示す文字列は、目的地の空港名とする。
便名FNは、飛行機の移動を識別する識別情報を示す文字列であり、「移動体の移動を識別する識別情報に関する情報」の一例である。同一の飛行機であっても、往路時の便名と、復路時の便名とは、互いに異なる。座席番号SNは、座席の番号を示す文字列である。出発日DepDは、出発日を示す文字列である。搭乗時刻BrdTは、搭乗時刻を示す文字列である。搭乗ゲートBrdGは、搭乗ゲートを示す文字列である。出発時刻DepTは、出発時刻を示す文字列である。
二次元コードTCは、出発地、目的地、便名、座席番号、出発日、搭乗時刻、搭乗ゲート、および、出発時刻を示す情報である。従って、二次元コードTCは、出発地に関する情報の一例であり、目的地に関する情報の一例でもある。
図4に示す搭乗券BPは、破線HLで分割可能である。飛行機に搭乗する場合に、搭乗券BPは、破線HLで分割され、ユーザーの手元には、半券HTが残る。半券HTには、便名FN、出発日DepD、目的地DstP、出発時刻DepT、座席番号SN、および、二次元コードTCが記載されている。
図3の説明に戻る。取得部801は、搭乗券BPの画像を示す画像データを、以下に示す2つの取得元のいずれかから取得する。第1の取得元は、撮像部40である。第2の取得元は、通信部30である。
第1の取得元について、撮像部40は、搭乗券BPを撮像し、画像データを出力する。撮像対象となる搭乗券BPは、図4に示した搭乗券BP全体でもよいし、半券HTでもよい。取得部801は、撮像部40が出力した画像データを取得する。
第2の取得元について、通信部30は、搭乗券BPの画像を示す画像データを送信元から受信する。送信元は、例えば、スマートフォン、またはPC(Personal Computer)といったコンピューターである。このコンピューターは、搭乗券BPが紙媒体であれば、搭乗券BPを撮像して画像データを生成する。または、搭乗券BPが電子化されていれば、このコンピューターは、搭乗券BPの画像を示す画像データそのものを取得する。
以下では、取得部801は、第1の取得元である撮像部40から画像データを取得するとして説明を行う。
修正部802は、取得部801が取得した画像データに基づいて、目的地を特定し、特定した目的地の時差係数に基づいて表示時刻を修正する。
表示時刻を目的地の時刻に合うように修正する方法として、GPS(Global Positioning System)衛星またはGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星等からの衛星信号を受信し、受信した衛星信号から現在位置を特定し、特定した現在位置のタイムゾーンを特定することが考えられる。しかし、衛星信号は信号強度が弱いため、屋内では衛星信号を受信することが困難である。ユーザーが、目的地に到着した飛行機から降機した場合、ユーザーは、空港ターミナル内、すなわち屋内にいる。従って、飛行機から降機した時点で、衛星信号を用いて表示時刻を修正することは困難である。また、衛星信号を用いて現在位置を特定するGPSモジュールをウェアラブル機器Wが搭載すると、ウェアラブル機器Wの製造コストが増大し、消費電力量も増大する。本実施形態では、GPSモジュールを用いずに表示時刻を修正できるため、消費電力量を抑えることが可能になる。
表示時刻を目的地の時刻に合うように修正する方法として、GPS(Global Positioning System)衛星またはGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星等からの衛星信号を受信し、受信した衛星信号から現在位置を特定し、特定した現在位置のタイムゾーンを特定することが考えられる。しかし、衛星信号は信号強度が弱いため、屋内では衛星信号を受信することが困難である。ユーザーが、目的地に到着した飛行機から降機した場合、ユーザーは、空港ターミナル内、すなわち屋内にいる。従って、飛行機から降機した時点で、衛星信号を用いて表示時刻を修正することは困難である。また、衛星信号を用いて現在位置を特定するGPSモジュールをウェアラブル機器Wが搭載すると、ウェアラブル機器Wの製造コストが増大し、消費電力量も増大する。本実施形態では、GPSモジュールを用いずに表示時刻を修正できるため、消費電力量を抑えることが可能になる。
A.2.2.2.目的地の特定例
修正部802は、OCR(Optical Character Recognition)技術、および、搭乗券BPの航空会社に対応するテンプレートを用いて、取得部801が取得した画像データを解析する。テンプレートは、搭乗券BPに記載される各種の情報が搭乗券BPのどの位置に記載されるかを示すデータである。従って、テンプレートを参照することにより、搭乗券BPのどの位置に出発地が記載されているかを特定することが可能である。具体的には、修正部802は、画像データにOCR技術を施して、画像データに含まれる文字列を示す情報および文字列を示す情報の位置を取得する。修正部802は、テンプレートを参照して、取得した文字列を示す情報のうち、文字列を示す情報の位置に基づいて、目的地を示す文字列を示す情報を特定する。このテンプレートの記憶先は、下記に示す2つがある。第1記憶先は、記憶部50である。第2記憶先は、サーバーの記憶部である。前述のテンプレートの記憶先が第2記憶先である場合、ウェアラブル機器Wは、このサーバーから、前述のテンプレートをダウンロードする。
修正部802は、OCR(Optical Character Recognition)技術、および、搭乗券BPの航空会社に対応するテンプレートを用いて、取得部801が取得した画像データを解析する。テンプレートは、搭乗券BPに記載される各種の情報が搭乗券BPのどの位置に記載されるかを示すデータである。従って、テンプレートを参照することにより、搭乗券BPのどの位置に出発地が記載されているかを特定することが可能である。具体的には、修正部802は、画像データにOCR技術を施して、画像データに含まれる文字列を示す情報および文字列を示す情報の位置を取得する。修正部802は、テンプレートを参照して、取得した文字列を示す情報のうち、文字列を示す情報の位置に基づいて、目的地を示す文字列を示す情報を特定する。このテンプレートの記憶先は、下記に示す2つがある。第1記憶先は、記憶部50である。第2記憶先は、サーバーの記憶部である。前述のテンプレートの記憶先が第2記憶先である場合、ウェアラブル機器Wは、このサーバーから、前述のテンプレートをダウンロードする。
A.2.2.3.目的地の時差係数の特定例
修正部802は、目的地を特定した後、目的地の時差係数を特定する。具体的には、修正部802は、空港名変換情報501および位置情報変換情報502を参照して、目的地の時差係数を特定する。図5および図6を用いて、空港名変換情報501および位置情報変換情報502を説明する。
修正部802は、目的地を特定した後、目的地の時差係数を特定する。具体的には、修正部802は、空港名変換情報501および位置情報変換情報502を参照して、目的地の時差係数を特定する。図5および図6を用いて、空港名変換情報501および位置情報変換情報502を説明する。
図5に、空港名変換情報501の一例を示す。空港名変換情報501は、空港名と位置情報とを互いに関連付ける情報である。空港名は、空港の名称である。位置情報は、関連付けられた都市の位置情報である。位置情報は、緯度および経度である。図5の例では、空港名「東京○×空港」の緯度が35.77度、経度が140.39度であることを示す。
図6に、位置情報変換情報502の一例を示す。位置情報変換情報502は、位置情報と、標準時時差係数と、夏時間時差係数と、夏時間設定期間とを互いに関連付ける情報である。標準時時差係数は、関連付けられる位置情報の標準時における時差係数である。夏時間時差係数は、関連付けられる位置情報の夏時間における時差係数である。夏時間時差係数が「−」である場合、関連付けられる位置情報が、夏時間を採用していない国または地域に属する位置情報であることを示す。夏時間設定期間は、関連付けられる位置情報が、夏時間を採用している国または地域に属する場合、夏時間を設定する期間である。一年のうち、どの期間を夏時間とするかは、夏時間を採用する国または地域によってそれぞれ異なる。
図3の説明に戻る。修正部802は、空港名変換情報501を参照して、特定した目的地の位置情報を特定する。次に、修正部802は、位置情報変換情報502を参照して、目的地の位置情報に対応する目的地の時差係数を特定する。目的地が夏時間を採用している場合、目的地の現在の年月日および時刻を特定しなければ、この目的地が現在夏時間設定中か否かを特定できない。従って、修正部802は、一旦、標準時時差係数を用いて目的地の時差係数を特定する。
A.2.2.4.表示時刻を修正する例
次に、修正部802は、目的地の時差係数に基づいて、表示時刻を目的地表示時刻に修正する。具体的な修正方法として、以下に示す2つの方法がある。
次に、修正部802は、目的地の時差係数に基づいて、表示時刻を目的地表示時刻に修正する。具体的な修正方法として、以下に示す2つの方法がある。
表示時刻を目的地表示時刻に修正する第1の方法では、搭乗券BPに、出発地に関する情報が記載されていることを必要とする。修正部802は、搭乗券BPの画像データから、目的地と同様に、空港名変換情報501および位置情報変換情報502を参照して、出発地の時差係数を特定する。そして、修正部802は、下記(1)式に従って、目的地の年月日および時刻を算出する。
目的地の年月日および時刻=現在の年月日および時刻−出発地の時差係数+目的地の時差係数 (1)
出発地の時差係数は、現在の年月日および時刻が夏時間設定期間中であれば、夏時間時差係数であり、現在の年月日および時刻が夏時間設定期間以外であれば、標準時時差係数である。現在の年月日および時刻は、計時部60によって生成される日時に出発地の時差係数を加算して得られる値である。従って、(1)式は、計時部60によって生成される日時を用いて(2)式のように変形可能である。
目的地の年月日および時刻=計時部60によって生成される日時+目的地の時差係数 (2)
例えば、現在の年月日および時刻が2018年1月5日の15時であり、出発地が東京○×空港、目的地がニューヨーク△△空港であるとする。修正部802は、空港名変換情報501および位置情報変換情報502を参照し、出発地の標準時時差係数が+9:00であり、目的地の標準時時差係数が−5:00であると特定する。そして、修正部802は、(1)式に従って、目的地の年月日が2018年1月5日の1時であると特定する。
表示時刻を目的地表示時刻に修正する第2の方法では、記憶部50が、出発地の時差係数を記憶することを必要とする。例えば、修正部802は、ユーザーが予め設定した時差係数によって設定され、記憶部50に記憶されている時差係数を、出発地の時差係数として用いる。修正部802は、特定した目的地の時差係数、および、記憶部50が記憶している出発地の時差係数を(1)式に代入し、目的地の年月日および時刻を算出する。
表示時刻を目的地表示時刻に修正する第1の方法または第2の方法のいずれかによって、目的地の年月日および時刻の算出後、修正部802は、位置情報変換情報502を参照して、夏時間に変更するか否かを判断する。具体的には、修正部802は、位置情報変換情報502を参照して、目的地が夏時間を採用している国または地域であれば、目的地の年月日および時刻が、夏時間を設定する期間に含まれるか判断する。夏時間を設定する期間に含まれる場合、修正部802は、下記(3)式に従って、目的地の夏時間設定中の年月日および時刻を算出する。
目的地の夏時間設定中の年月日および時刻=目的地の年月日および時刻−目的地の標準時時差係数+目的地の夏時間時差係数 (3)
以下では、説明の簡略化のため、出発地および目的地では、夏時間を採用していないとする。
修正部802は、算出した時刻を目的地表示時刻として修正する。表示部224は、目的地表示時刻を表示する。目的地表示時刻に修正するタイミングは、いつでもよいが、例えば、以下に示す3つのタイミングがある。
第1のタイミングは、表示時刻が、ユーザーが定めた所定の時刻に至る場合である。表示時刻は、目的地表示時刻でもよいし、出発地表示時刻でもよい。第2のタイミングは、表示時刻が飛行機の目的地に到着する到着時刻に至る場合である。第2のタイミングにおいて、到着時刻から、ユーザーが定めた所定時間前の時刻でもよい。第2のタイミングでは、飛行機の到着時刻を特定することが必要である。飛行機の到着時刻を特定する方法として、例えば、下記に示す2つの方法がある。
飛行機の到着時刻を特定する第1の方法では、搭乗券BPに、到着時刻に関する情報が記載されていることを必要とする。到着時刻に関する情報は、例えば、下記に示す2つの態様がある。到着時刻に関する情報の第1態様は、到着時刻を示す文字列である。また、到着時刻に関する情報の第1態様は、到着年月日を含んでもよい。到着時刻に関する情報の第2態様は、到着時刻を示すバーコード、または二次元コードである。一つのバーコードまたは二次元コードが、目的地および到着時刻を示してもよい。修正部802は、搭乗券BPの画像データから、到着時刻を特定する。到着時刻は、出発地の時差係数に従った時刻とする。
飛行機の到着時刻を特定する第2の方法では、搭乗券BPに、便名が記載されていることを必要とする。修正部802は、搭乗券BPから、便名を特定する。修正部802は、便名変換情報503を参照して、特定した便名に対応する到着時刻を特定する。
図7に、便名変換情報503の一例を示す。便名変換情報503は、便名と、出発地空港名と、目的地空港名と、到着日時とを関連付けた情報である。便名が定まれば、出発地空港名と、目的地空港名と、到着日時とを一意に特定することが可能である。
表示部224は、修正された表示時刻を表示する。修正された表示時刻の表示方法として、例えば、2つの方法がある。修正された表示時刻の第1の表示方法において、表示領域2242内の表示時刻が到着時刻に至った場合に、表示時刻を修正する。修正された表示時刻の第2の表示方法について、図8および図9を用いて説明する。
図8および図9に、修正された表示時刻の第2の表示方法を示す。修正部802は、ユーザーが搭乗券BPを撮像し、目的地の時差係数を特定した時点で、(1)式を用いて、目的地の年月日および時刻を算出する。表示制御部803は、算出した時刻を、表示領域2243に表示する。図8では、算出した目的地の時刻を、表示領域2243に表示した状態を示す。
次に、表示時刻が到着時刻に至った場合に、修正部802は、(1)式を用いて、目的地の年月日および時刻を算出する。表示制御部803は、算出した目的地の年月日を表示領域2241に表示し、算出した目的地の時刻を表示領域2242に表示する。表示制御部803は、計時部60が生成した日時に、出発地の時差係数を加算して、出発時の年月日および時刻を算出し、算出した出発地の時刻を表示領域2243に表示する。以上により、主時刻と副時刻とが入れ替わる。図9では、目的地の年月日を表示領域2241に表示し、目的地の時刻を表示領域2242に表示し、出発地の時刻を2243に表示した状態を示す。
A.2.2.5.ユーザーに表示時刻を修正したことを通知する例
通知部804は、表示部224が修正された表示時刻を表示した場合に、表示時刻が修正された旨をユーザーに通知する。通知方法は、例えば、下記に示す2つがある。第1通知方法について、通知部804は、放音部222が放音することにより、表示時刻が修正された旨をユーザーに通知する。第2通知方法について、通知部804は、振動部223が振動することにより、表示時刻が修正された旨をユーザーに通知する。通知部804は、第1通知方法および第2通知方法を、ともに実施してもよい。通知部804による通知によって、ユーザーは、飛行機内で睡眠中であっても起きることができる。通知部804を有さない場合には、ユーザーは、予め目的地の現地時刻に手動で修正したうえで、この時刻を元にアラーム時刻を設定する必要があり、煩わしい作業を必要とする。
通知部804は、表示部224が修正された表示時刻を表示した場合に、表示時刻が修正された旨をユーザーに通知する。通知方法は、例えば、下記に示す2つがある。第1通知方法について、通知部804は、放音部222が放音することにより、表示時刻が修正された旨をユーザーに通知する。第2通知方法について、通知部804は、振動部223が振動することにより、表示時刻が修正された旨をユーザーに通知する。通知部804は、第1通知方法および第2通知方法を、ともに実施してもよい。通知部804による通知によって、ユーザーは、飛行機内で睡眠中であっても起きることができる。通知部804を有さない場合には、ユーザーは、予め目的地の現地時刻に手動で修正したうえで、この時刻を元にアラーム時刻を設定する必要があり、煩わしい作業を必要とする。
A.3.第1実施形態の動作
図10に示すフローチャートを用いて、ユーザーがタイムゾーンを跨ぐ移動をする場合について、第1実施形態におけるウェアラブル機器Wの動作を説明する。
図10に示すフローチャートを用いて、ユーザーがタイムゾーンを跨ぐ移動をする場合について、第1実施形態におけるウェアラブル機器Wの動作を説明する。
図10に、ウェアラブル機器Wの動作を示すフローチャートを示す。撮像部40は、ステップS1において、搭乗券BPを撮像する。撮像部40は、搭乗券BPを撮像した画像データを出力する。次に、取得部801は、ステップS2において、出力される画像データを取得する。
修正部802は、ステップS3において、OCR技術および搭乗券BPの航空会社に対応するテンプレートを用いて、画像データを解析する。修正部802は、ステップS4において、解析結果から出発地空港を特定し、さらに、ステップS5において、解析結果から目的地空港を特定する。修正部802は、ステップS6において、解析結果から到着時刻が特定できたか否かを判断する。ステップS6:Noの場合、すなわち、到着時刻が特定できなかった場合、修正部802は、ステップS7において、解析結果から便名を特定する。そして、修正部802は、ステップS8において、便名変換情報503を参照して、便名に対応する到着時刻を特定する。
ステップS6:Yesの場合、すなわち、解析結果から到着時刻が特定できた場合、または、ステップS8の処理を終了後、修正部802は、ステップS9において、空港名変換情報501および位置情報変換情報502を参照して、出発地空港から、出発地の時差係数を特定する。さらに、修正部802は、ステップS10において、空港名変換情報501および位置情報変換情報502を参照して、目的地空港から、目的地の時差係数を特定する。次に、修正部802は、ステップS11において、表示時刻が到着時刻に至るか否かを判断する。ステップS11:Noの場合、すなわち表示時刻が到着時刻に至っていない場合、修正部802は、一定時間経過後、ステップS11の処理を再び実施する。一方、ステップS11:Yesの場合、すなわち表示時刻が到着時刻に至る場合、修正部802は、ステップS12において、出発地の時差係数、および、目的地の時差係数に基づいて、表示時刻を修正する。表示部224は、ステップS13において、修正された表示時刻を表示する。そして、通知部804は、ステップS14において、表示時刻が修正された旨をユーザーに通知する。ステップS14の処理終了後、ウェアラブル機器Wは、一連の動作を終了する。
A.4.第1実施形態の効果
以上示したように、ウェアラブル機器Wの一つの態様は、時刻を表示する表示部224と、プロセッサーと、を備え、プロセッサーは、目的地までの移動に使用され目的地に関する情報が記載された券の画像を示す画像データを取得する取得部801と、取得部801によって取得される画像データに基づいて、目的地を特定し、基準時に対する目的地の時差に基づいて表示部224に表示する時刻を修正する修正部802と、を備える。
この態様によれば、飛行機内に通信装置を設けることなく表示時刻を修正することができるため、ウェアラブル機器Wは、タイムゾーンを跨ぐ移動において、飛行機内に通信装置を設けなくても、表示時刻を修正することが可能になる。ユーザーは手動で時刻を修正しなくてよいため、煩わしい作業を行わずに済む。
また、以上示したウェアラブル機器Wにより、次に示す時刻修正方法が把握できる。この時刻修正方法では、時刻を表示する表示部224を備えるウェアラブル機器Wが、目的地までの移動に使用され目的地に関する情報が記載される券の画像を示す画像データを取得し、取得される画像データに基づいて、目的地を特定し、基準時に対する目的地の時差に基づいて表示部224に表示する時刻を修正する。
なお、ウェアラブル機器Wが、携帯電話網の電波を受信可能とすることにより、携帯電話網の時刻同期手法であるNITZ(Network Identity and Time Zone)を用いて目的地の時刻に修正することも考えられるが、NITZを用いると、分の単位で誤差が入る可能性がある。従って、本実施形態にかかる方法を用いることにより、分の単位で誤差が入ることなく、表示時刻を修正することが可能になる。
以上示したように、ウェアラブル機器Wの一つの態様は、時刻を表示する表示部224と、プロセッサーと、を備え、プロセッサーは、目的地までの移動に使用され目的地に関する情報が記載された券の画像を示す画像データを取得する取得部801と、取得部801によって取得される画像データに基づいて、目的地を特定し、基準時に対する目的地の時差に基づいて表示部224に表示する時刻を修正する修正部802と、を備える。
この態様によれば、飛行機内に通信装置を設けることなく表示時刻を修正することができるため、ウェアラブル機器Wは、タイムゾーンを跨ぐ移動において、飛行機内に通信装置を設けなくても、表示時刻を修正することが可能になる。ユーザーは手動で時刻を修正しなくてよいため、煩わしい作業を行わずに済む。
また、以上示したウェアラブル機器Wにより、次に示す時刻修正方法が把握できる。この時刻修正方法では、時刻を表示する表示部224を備えるウェアラブル機器Wが、目的地までの移動に使用され目的地に関する情報が記載される券の画像を示す画像データを取得し、取得される画像データに基づいて、目的地を特定し、基準時に対する目的地の時差に基づいて表示部224に表示する時刻を修正する。
なお、ウェアラブル機器Wが、携帯電話網の電波を受信可能とすることにより、携帯電話網の時刻同期手法であるNITZ(Network Identity and Time Zone)を用いて目的地の時刻に修正することも考えられるが、NITZを用いると、分の単位で誤差が入る可能性がある。従って、本実施形態にかかる方法を用いることにより、分の単位で誤差が入ることなく、表示時刻を修正することが可能になる。
また、ウェアラブル機器Wの一つの態様は、券を撮像して画像データを出力可能な撮像部40を有する。撮像部40を有することにより、ウェアラブル機器Wは、ユーザーの手元にある、紙媒体の搭乗券BPを利用して、表示時刻を修正することができる。また、搭乗券BPの半券HTでも利用できるため、ユーザーは、航空機に搭乗中であっても本実施形態の動作をウェアラブル機器Wに実施させることが可能である。
また、ウェアラブル機器Wの一つの態様は、券には、出発地に関する情報が記載されており、修正部802は、画像データに基づいて、出発地および目的地を特定し、基準時に対する出発地の時差および基準時に対する目的地の時差に基づいて、表示部224に表示する時刻を修正する。この態様によれば、ウェアラブル機器Wは、出発地の時差係数および目的地の時差係数に基づいて、表示時刻を正確に修正することが可能になる。
また、ウェアラブル機器Wの一つの態様は、券には、目的地に到着する到着時刻に関する情報が記載されており、修正部802は、画像データに基づいて、到着時刻および目的地を特定し、表示部224に表示する時刻が到着時刻に至る場合、基準時に対する目的地の時差に基づいて表示部224に表示する時刻を修正する。この態様によれば、表示時刻が到着時刻に至った場合に表示時刻を修正するため、ユーザーが目的地に到着したという適切なタイミングで、表示時刻を修正することが可能になる。
また、ウェアラブル機器Wの一つの態様は、券には、移動体の移動を識別する識別情報に関する情報が記載されており、修正部802は、画像データに基づいて特定される識別情報に応じて目的地に到着する到着時刻を特定し、表示部224に表示される時刻が到着時刻に至る場合、基準時に対する目的地の時差に基づいて表示部224に表示する時刻を修正する。この態様によれば、搭乗券BPに到着時刻に関する情報が記載されていなくとも、便名が記載されていれば、表示時刻が到着時刻に至った場合に表示時刻を修正するため、ユーザーが目的地に到着したという適切なタイミングで、表示時刻を修正することが可能になる。
また、ウェアラブル機器Wの一つの態様は、出発地の基準時に対する時差を記憶する記憶部50を備え、修正部802は、基準時に対する目的地の時差と基準時に対する出発地の時差とに基づいて、表示部224に表示する時刻を修正する。この態様によれば、出発地の時差係数および目的地の時差係数に基づいて、表示時刻を正確に修正することが可能になる。
B.変形例
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
B.1.第1変形例
ユーザーは、第1実施形態で示したように、出発地空港から目的地空港に直接向かうとは限らない。例えば、ユーザーは、出発地空港から目的地空港以外の中継地空港に移動し、中継地空港から目的地空港に向かうという様に、乗り継ぎを行う場合もある。乗り継ぎを行う場合、航空券または搭乗券BPには、中継地に関する情報が記載されていることがある。第1変形例では、搭乗券BPに中継地空港を示す文字列が記載されている場合を例として、説明を行う。以下に示す要素については、説明の省略のため、特に記載がない場合、第1変形例に関する要素であるとする。
ユーザーは、第1実施形態で示したように、出発地空港から目的地空港に直接向かうとは限らない。例えば、ユーザーは、出発地空港から目的地空港以外の中継地空港に移動し、中継地空港から目的地空港に向かうという様に、乗り継ぎを行う場合もある。乗り継ぎを行う場合、航空券または搭乗券BPには、中継地に関する情報が記載されていることがある。第1変形例では、搭乗券BPに中継地空港を示す文字列が記載されている場合を例として、説明を行う。以下に示す要素については、説明の省略のため、特に記載がない場合、第1変形例に関する要素であるとする。
B.1.1.第1変形例にかかる制御部80の構成
制御部80の構成図は、第1実施形態と同一であるため、図示を省略する。修正部802は、搭乗券BPの画像データに基づいて、中継地および目的地を特定し、特定される中継地の時差係数に基づいて表示時刻を修正する。搭乗券BPの画像データのどの位置に、中継地空港を示す文字列および目的地空港を示す文字列が配置されているかについて、修正部802は、例えば、搭乗券BPの会社に対応するテンプレートを用いればよい。
制御部80の構成図は、第1実施形態と同一であるため、図示を省略する。修正部802は、搭乗券BPの画像データに基づいて、中継地および目的地を特定し、特定される中継地の時差係数に基づいて表示時刻を修正する。搭乗券BPの画像データのどの位置に、中継地空港を示す文字列および目的地空港を示す文字列が配置されているかについて、修正部802は、例えば、搭乗券BPの会社に対応するテンプレートを用いればよい。
以下、中継地の時差係数に基づいて修正される時刻を、「中継地表示時刻」と称する。出発地表示時刻から中継地表示時刻に修正するタイミングは、出発地表示時刻が中継地への到着時刻に至るときが好ましい。続けて、修正部802は、出発地表示時刻を中継地表示時刻に修正した後に目的地の時差係数に基づいて表示時刻を修正する。中継地表示時刻から目的地表示時刻に修正するタイミングは、中継地表示時刻に修正した後であればいつでもよいが、中継地表示時刻が目的地への到着時刻に至るときが好ましい。
B.1.2.第1変形例の動作
図11および図12に示すフローチャートを用いて、ユーザーがタイムゾーンを跨ぐ移動をする場合について、第1変形例におけるウェアラブル機器Wの動作を説明する。
図11および図12に示すフローチャートを用いて、ユーザーがタイムゾーンを跨ぐ移動をする場合について、第1変形例におけるウェアラブル機器Wの動作を説明する。
図11および図12に、ウェアラブル機器Wの動作を示すフローチャートを示す。撮像部40は、ステップS21において、搭乗券BPを撮像する。撮像部40は、搭乗券BPを撮像した画像データを出力する。次に、取得部801は、ステップS22において、出力された画像データを取得する。
修正部802は、ステップS23において、OCR技術および搭乗券BPの航空会社に対応するテンプレートを用いて、画像データを解析する。修正部802は、ステップS24において、解析結果から出発地空港を特定し、ステップS25において、解析結果から中継地空港を特定し、さらに、ステップS26において、解析結果から目的地空港を特定する。
修正部802は、ステップS27において、解析結果から、中継地への到着時刻が特定できたか否かを判断する。ステップS27:Noの場合、すなわち中継地への到着時刻が特定できなかった場合、修正部802は、ステップS28において、解析結果から中継地への便名を特定する。そして、修正部802は、ステップS29において、便名変換情報503を参照して、中継地への便名に対応する中継地への到着時刻を特定する。
ステップS27:Yesの場合、すなわち解析結果から中継地への到着時刻が特定できた場合、または、ステップS29の処理を終了後、修正部802は、ステップS30において、解析結果から、目的地への到着時刻が特定できたか否かを判断する。ステップS30:Noの場合、すなわち目的地への到着時刻が特定できなかった場合、修正部802は、ステップS31において、解析結果から目的地への便名を特定する。そして、修正部802は、ステップS32において、便名変換情報503を参照して、目的地への便名に対応する目的地への到着時刻を特定する。
ステップS30:Yesの場合、すなわち解析結果から目的地の到着が特定できた場合、または、ステップS32の処理を終了後、修正部802は、ステップS41において、空港名変換情報501および位置情報変換情報502を参照して、出発地空港から、出発地の時差係数を特定する。さらに、修正部802は、ステップS42において、空港名変換情報501および位置情報変換情報502を参照して、中継地空港から中継地の時差係数を特定する。さらに、修正部802は、ステップS43において、空港名変換情報501および位置情報変換情報502を参照して、目的地空港から、目的地の時差係数を特定する。
次に、修正部802は、ステップS44において、出発地表示時刻が中継地への到着時刻に至るか否かを判断する。ステップS44:Noの場合、すなわち出発地表示時刻が中継地への到着時刻に至っていない場合、修正部802は、一定時間経過後、ステップS44の処理を再び実施する。一方、ステップS44:Yesの場合、すなわち出発地表示時刻が中継地への到着時刻に至る場合、修正部802は、ステップS45において、出発地表示時刻を中継地表示時刻に修正する。そして、表示部224は、ステップS46において、中継地表示時刻を表示する。次に、通知部804は、ステップS47において、表示時刻が修正された旨をユーザーに通知する。
次に、修正部802は、ステップS48において、中継地表示時刻が目的地への到着時刻に至るか否かを判断する。ステップS48:Noの場合、すなわち中継地表示時刻が目的地への到着時刻に至っていない場合、修正部802は、一定時間経過後、ステップS48の処理を再び実施する。一方、ステップS48:Yesの場合、すなわち中継地表示時刻が目的地への到着時刻に至る場合、修正部802は、ステップS49において、中継地表示時刻を目的地表示時刻に修正する。そして、表示部224は、ステップS50において、目的地表示時刻を表示する。次に、通知部804は、ステップS51において、表示時刻が修正された旨をユーザーに通知する。ステップS51の処理終了後、ウェアラブル機器Wは、一連の動作を終了する。
B.1.3.第1変形例の効果
以上示したように、第1変形例におけるウェアラブル機器Wの一つの態様は、券には、中継地に関する情報が記載されており、修正部802は、画像データに基づいて、中継地および目的地を特定し、基準時に対する中継地の時差に基づいて表示部224に表示する時刻を修正し、表示部224に表示する時刻の修正後に基準時に対する目的地の時差に基づいて表示部224に表示する時刻を修正する。この態様によれば、搭乗券BPに中継地に関する情報が記載されている場合でも、中継地に到着した場合には表示時刻を中継地表示時刻に修正し、目的地に到着した場合には表示時刻を目的地表示時刻に修正することができ、適切なタイミングで表示時刻を修正することが可能になる。
以上示したように、第1変形例におけるウェアラブル機器Wの一つの態様は、券には、中継地に関する情報が記載されており、修正部802は、画像データに基づいて、中継地および目的地を特定し、基準時に対する中継地の時差に基づいて表示部224に表示する時刻を修正し、表示部224に表示する時刻の修正後に基準時に対する目的地の時差に基づいて表示部224に表示する時刻を修正する。この態様によれば、搭乗券BPに中継地に関する情報が記載されている場合でも、中継地に到着した場合には表示時刻を中継地表示時刻に修正し、目的地に到着した場合には表示時刻を目的地表示時刻に修正することができ、適切なタイミングで表示時刻を修正することが可能になる。
B.2.その他の変形例
上述した各形態において、移動体が飛行機である場合を例としたが、これに限らなく、飛行機以外の回転翼航空機等の航空機、船舶、または鉄道等でもよい。移動体が船舶である場合、船舶により目的地までの移動に使用される券は、例えば、乗船券である。移動体が鉄道である場合、鉄道により目的地までの移動に使用される券は、例えば、乗車券である。
上述した各形態において、移動体が飛行機である場合を例としたが、これに限らなく、飛行機以外の回転翼航空機等の航空機、船舶、または鉄道等でもよい。移動体が船舶である場合、船舶により目的地までの移動に使用される券は、例えば、乗船券である。移動体が鉄道である場合、鉄道により目的地までの移動に使用される券は、例えば、乗車券である。
上述した各形態において、表示部224が修正された表示時刻を表示した場合、表示部224は、修正された表示時刻を表示済みであることを示すアイコンを表示してもよい。このアイコンは、例えば、時針を有する時計を模した画像であって、この時針が第1時刻から第2時刻に移動することを示す画像である。第1時刻および第2時刻は、何時であってもよい。また、第1時刻から第2時刻に移動することを示す画像は、例えば、第1時刻を示す時針と、第2時刻を示す時針と、第1時刻から第2時刻に向かう矢印とを含む画像である。または、表示部224は、搭乗券BPを撮像するとともに、時針を有する時計を模した画像を点滅させ、修正された表示時刻を表示する場合に、前述の画像の点滅を終了させて、前述の画像を単に表示してもよい。
上述した各態様において、図1で示したウェアラブル機器Wは、3つの操作部221を有するが、ウェアラブル機器Wが有する操作部221は、3つより少なくてもよいし、3つより多くてもよい。また、操作部221は、タッチパネルでもよい。
上述した各態様において、ウェアラブル機器Wは、デジタル式時計であったが、通信部30および制御部80等を有するアナログ時計でもよいし、コンビネーションクォーツ(CQ:Combination Quartz)でもよい。ウェアラブル機器Wがアナログ時計である場合、表示部224は、時刻を表示する指針を有する。
上述した各形態において、修正部802は、特定した目的地の時差係数に基づいて表示時刻を修正するが、これに限らない。例えば、修正部802は、標準時に対する目的地の時差に基づいて表示時刻を修正してもよい。標準時は、どの国または地域でもよく、例えば、出発地の標準時でもよい。例えば、出発地が東京であり、目的地がニューヨークである場合、日本標準時に対する目的地の時差は、−14時間となる。修正部802は、現在の年月日および時刻から、14時間を減じた年月日および時刻を、目的地の年月日および時刻として算出する。
上述した各形態において、ウェアラブル機器Wは、GPSモジュールを有してもよい。GPSモジュールを有する場合においても、ウェアラブル機器Wは、タイムゾーンをユーザーがタイムゾーンを跨ぐ移動をした場合の表示時刻を修正する処理について、GPSモジュールを用いない。よって、ウェアラブル機器Wは、消費電力量を抑えることが可能になる。
GPSモジュールの代わりに、ウェアラブル機器Wは、GNSSの測位用衛星、またはGNSS以外の測位用衛星からの衛星信号を用いるモジュールを有してもよい。例えば、ウェアラブル機器Wは、WAAS(Wide Area Augmentation System)、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)、GALILEO、またはBeiDou(BeiDou Navigation Satellite System)等の衛星測位システムのうち1つ、あるいは2つ以上のシステムの衛星からの衛星信号を受信するモジュールを有してもよい。
GPSモジュールの代わりに、ウェアラブル機器Wは、GNSSの測位用衛星、またはGNSS以外の測位用衛星からの衛星信号を用いるモジュールを有してもよい。例えば、ウェアラブル機器Wは、WAAS(Wide Area Augmentation System)、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)、GALILEO、またはBeiDou(BeiDou Navigation Satellite System)等の衛星測位システムのうち1つ、あるいは2つ以上のシステムの衛星からの衛星信号を受信するモジュールを有してもよい。
上述した各形態において、ウェアラブル機器Wは、標準電波を受信可能な電波時計モジュールを有してもよい。電波時計モジュールを有する場合においても、ウェアラブル機器Wは、タイムゾーンをユーザーがタイムゾーンを跨ぐ移動をした場合の表示時刻を修正する処理について、電波時計モジュールを用いない。よって、ウェアラブル機器Wは、消費電力量を抑えることが可能になる。
上述したように、ウェアラブル機器Wが、GPSモジュールまたは電波時計モジュールを有してもよい。この場合、ウェアラブル機器Wが空港等の屋内に位置する場合には上述した各形態における時刻修正を実施し、ウェアラブル機器Wが屋外に位置する場合には、GPSモジュールまたは電波時計モジュールによって時刻修正を実施してもよい。上述した各形態における時刻修正では、表示時刻が出発地の時刻からずれている場合、このずれを含んだまま目的地の時刻に修正される。そこで、ウェアラブル機器Wが屋外に位置する場合には、GPSモジュールまたは電波時計モジュールによって時刻修正を実施することにより、前述のずれを修正することが可能になる。
上述した各態様において、修正部802は、計時部60によって生成される日時と、目的地の時差係数とに基づいて、表示時刻を修正するが、これに限らない。例えば、修正部802は、計時部60が生成した日時そのものを、目的地の時差係数に基づいて修正し、表示部224は、修正された日時を修正してもよい。
上述した態様において、上述したウェアラブル機器Wを、上述したウェアラブル機器Wの各部として機能させるように構成されたコンピュータープログラムまたは当該コンピュータープログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体として捉えることもできる。記録媒体は例えば非一過性(non-transitory)の記録媒体であり、CD−ROM等の光学式記録媒体の他、半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の任意の記録媒体を含み得る。また、上述した各態様にかかる時刻修正方法としても特定される。
50…記憶部、60…計時部、80…制御部、224…表示部、40…撮像部、801…取得部、802…修正部、BP…搭乗券、W…ウェアラブル機器。
Claims (8)
- 時刻を表示する表示部と、
プロセッサーと、を備え、
前記プロセッサーは、
目的地までの移動に使用され前記目的地に関する情報が記載される券の画像を示す画像データを取得する取得部と、
前記取得部によって取得される前記画像データに基づいて、前記目的地を特定し、基準時に対する前記目的地の時差に基づいて前記表示部に表示する時刻を修正する修正部と、
を備えることを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1に記載のウェアラブル機器において、
前記券を撮像して前記画像データを出力可能な撮像部を備えることを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1または2に記載のウェアラブル機器において、
前記券には、出発地に関する情報が記載されており、
前記修正部は、前記画像データに基づいて、前記出発地および前記目的地を特定し、前記基準時に対する前記出発地の時差および前記基準時に対する前記目的地の時差に基づいて、前記表示部に表示する時刻を修正する、
ことを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1または2に記載のウェアラブル機器において、
前記券には、前記目的地に到着する到着時刻に関する情報が記載されており、
前記修正部は、前記画像データに基づいて、前記到着時刻および前記目的地を特定し、前記表示部に表示する時刻が前記到着時刻に至る場合、前記基準時に対する前記目的地の時差に基づいて前記表示部に表示する時刻を修正する、
ことを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1または2に記載のウェアラブル機器において、
前記券には、移動体の移動を識別する識別情報に関する情報が記載されており、
前記修正部は、
前記画像データに基づいて特定される前記識別情報に応じて前記目的地に到着する到着時刻を特定し、
前記表示部に表示される時刻が前記到着時刻に至る場合、前記基準時に対する前記目的地の時差に基づいて前記表示部に表示する時刻を修正する、
ことを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1または2に記載のウェアラブル機器において、
前記券には、中継地に関する情報が記載されており、
前記修正部は、前記画像データに基づいて、前記中継地および前記目的地を特定し、前記基準時に対する前記中継地の時差に基づいて前記表示部に表示する時刻を修正し、前記表示部に表示する時刻の修正後に前記基準時に対する前記目的地の時差に基づいて前記表示部に表示する時刻を修正する、
ことを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1または2に記載のウェアラブル機器において、
出発地の前記基準時に対する時差を記憶する記憶部を備え、
前記修正部は、前記基準時に対する前記目的地の時差と前記基準時に対する前記出発地の時差とに基づいて、前記表示部に表示する時刻を修正する、
ことを特徴とするウェアラブル機器。 - 時刻を表示する表示部を備えるウェアラブル機器が、
目的地までの移動に使用され前記目的地に関する情報が記載される券の画像を示す画像データを取得し、
取得される前記画像データに基づいて、前記目的地を特定し、基準時に対する前記目的地の時差に基づいて前記表示部に表示する時刻を修正する、
ことを特徴とする時刻修正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018105064A JP2019211242A (ja) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | ウェアラブル機器、および時刻修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018105064A JP2019211242A (ja) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | ウェアラブル機器、および時刻修正方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112202804A (zh) * | 2020-10-12 | 2021-01-08 | 中国民航信息网络股份有限公司 | 面向ndc标准的时间倒计时的获取方法及相关装置 |
-
2018
- 2018-05-31 JP JP2018105064A patent/JP2019211242A/ja active Pending
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CN112202804A (zh) * | 2020-10-12 | 2021-01-08 | 中国民航信息网络股份有限公司 | 面向ndc标准的时间倒计时的获取方法及相关装置 |
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