JP2016161378A - 電子機器、計算方法、及びプログラム - Google Patents

電子機器、計算方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーの移動速度が変化する場合であっても目標地点への到着時刻又は目標地点までの所要時間を計算することのできる電子機器、計算方法、及びプログラムを提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る電子機器は、路面の勾配とヒトの移動速度との関係を示す特性データに基づき、ユーザーが移動を予定している予定ルートの予想所要時間と、前記予定ルートの目標地点に対する前記ユーザーの予想到着時刻との少なくとも一方を計算する処理部を含む。【選択図】図7

Description

本発明は、電子機器、計算方法、及びプログラムに関する。
登山の安全の基本は、ルートの始点(出発地点)から終点(目標地点)までの所要時間を事前に見積もること、或いは、登山当日に現在地点から目標地点までの所要時間を適時に見積もることにある。これらの見積もりに失敗すると、目標地点への到着時刻が遅れ、夜間登山になったり最終バスの発車時刻に間に合わなかったりするため、危険である。
目的地点への予想到着時刻を計算する装置としては、一般道路の交差点に接続した道路ごとに到着時刻を算出し、予定よりも所定時間以上の遅れを生じる場合に利用者へ警告をするカーナビゲーション装置が既に提案されている(特許文献1等を参照。)。
特開2007−85939号公報
しかし、ヒトは自動車とは異なり路面の状況などによって移動速度が大きく変化するため、特許文献1のナビゲーション装置を登山などへ適用した場合には、目標地点への到着時刻を正確に予測できないと考えられる。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様は、ユーザーの移動速度が変化する場合であっても目標地点への到着時刻又は目標地点までの所要時間を計算することのできる電子機器、計算方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る電子機器は、路面の勾配とヒトの移動速度との関係を示す特性データに基づき、ユーザーが移動を予定している予定ルートの予想所要時間と、前記予定ルートの目標地点に対する前記ユーザーの予想到着時刻との少なくとも一方を計算する処理部を含む。
処理部は、路面の勾配とヒトの移動速度との関係を計算に反映させることができる。従って、電子機器は、予定ルートの勾配が非一様であるために予定ルートの移動中にユーザーの速度が変化し得るような場合であっても、予定ルートの予想所要時間と予想到着時刻との少なくとも一方を計算することができる。
[適用例2]
本適用例に係る電子機器において、前記ヒトには、前記ユーザーが含まれる。
処理部は、路面の勾配とユーザーの移動速度との関係を計算に反映させることができる
。従って、電子機器は、予定ルートの予想所要時間と予想到着時刻との少なくとも一方を、ユーザーが含まれない場合よりも高い精度で(ユーザーの所要時間や到着時間に近い値として)計算することができる。
[適用例3]
本適用例に係る電子機器において、前記処理部は、前記ユーザーが前記電子機器を携帯して前記予定ルートを移動している期間中に、前記予想所要時間と前記予想到着時刻との少なくとも一方を、再計算する。
処理部は、ユーザーが予定ルートを移動している期間中に、予想所要時間と予想到着時間との少なくとも一方を再計算することができる。従って、電子機器は、例えば、予定ルートの移動中にユーザーの速度が予想外の変化をした場合であっても、予定ルートの予想所要時間と予想到着時刻との少なくとも一方を、再計算しない場合よりも正確に計算することができる。
[適用例4]
本適用例に係る電子機器において、前記処理部は、前記ユーザーが前記電子機器を携帯して前記予定ルートを移動している期間中に、前記特性データの少なくとも一部を構成するデータを収集する。
従って、処理部は、例えば、ユーザーの移動中に収集したデータを特性データに反映させることができる。従って、電子機器は、予定ルートの予想所要時間と予想到着時刻との少なくとも一方を、収集しない場合よりも高い精度で計算することができる。
[適用例5]
本適用例に係る電子機器は、前記ユーザーの所定部位へ装着可能である。
従って、ユーザーは、ハンズフリーの状態で移動することができる。よって、本適用例に係る電子機器は、例えばスポーツに好適である。
[適用例6]
本適用例に係る電子機器において、前記所定部位は、腕又は手首である。
従って、ユーザーは、電子機器を腕時計等と同様の感覚で使用することができる。
[適用例7]
本適用例に係る計算方法は、電子機器のコンピューターが実行する計算方法であって、路面の勾配とヒトの移動速度との関係を示す特性データに基づき、ユーザーが移動を予定している予定ルートの予想所要時間と、前記予定ルートの目標地点に対する前記ユーザーの予想到着時刻との少なくとも一方を計算すること、を含む。
従って、コンピューターは、路面の勾配とヒトの移動速度との関係を計算に反映させることができる。従って、コンピューターは、予定ルートの勾配が非一様であるために予定ルートの移動中にユーザーの速度が変化し得るような場合であっても、予定ルートの予想所要時間と予想到着時刻との少なくとも一方を計算することができる。
[適用例8]
本適用例に係るプログラムは、電子機器のコンピューターが実行可能なプログラムであって、路面の勾配とヒトの移動速度との関係を示す特性データに基づき、ユーザーが移動を予定している予定ルートの予想所要時間と、前記予定ルートの目標地点に対する前記ユ
ーザーの予想到着時刻との少なくとも一方を計算すること、を含む。
従って、コンピューターは、路面の勾配とヒトの移動速度との関係を計算に反映させることができる。従って、コンピューターは、予定ルートの勾配が非一様であるために予定ルートの移動中にユーザーの速度が変化し得るような場合であっても、予定ルートの予想所要時間と予想到着時刻との少なくとも一方を計算することができる。
第1実施形態における電子機器1の概要を説明するための図である。 電子機器1の構成を説明するための機能ブロック図である。 ユーザーによるルートの指定方法の一例を説明するための図である。 特性データの一例を説明するための図である。 ルートの所要時間を計算する方法の一例を説明するための図である。 事前準備における情報端末2の処理を説明するためのフローチャートである。 当日における電子機器1の処理を説明するためのフローチャートである。 ルートの出発地点に電子機器1が位置しているときに表示される画面の一例である。 ルートの途中地点に電子機器1が位置しているときに表示される画面の一例である。 ルートの目標地点への到着時刻が予定より大幅に遅延することが見込まれるときに表示される画面の一例である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.電子機器の実施形態
1−1.電子機器の概要
図1は、第1実施形態における電子機器の概要を説明するための図である。
図1に示すように、例えば、電子機器1(可搬の電子機器の一例)は、登山などのアウトドアシーンにおいてユーザーの身体の一部へ装着される携帯情報機器である。必要なときにユーザーが目視できるよう、電子機器1の装着先は、例えば肘から手に至る部位(前腕)である。図1に示す例では、電子機器1はリスト型(腕時計型)の携帯情報機器(アウトドアウォッチ)として構成され、電子機器1の装着先は手首とされている。
電子機器1には、例えば、アウトドアウォッチとしての機能である計時機能、測位機能、コンパス機能、高度検出機能、ナビゲーション機能などが搭載されている。
登山の前日などに、ユーザーは、スマートフォン等の情報端末を操作して、登山を予定しているルート(予定ルートの一例)を指定し、そのルートを電子機器1へ登録することができる。また、登山の当日に、ユーザーは、電子機器1の表示画面上にルートを呼び出し、電子機器1にルート案内(ナビゲート)をさせることができる。
このようにしてルートの登録を事前に済ませておけば、ユーザーは、登山当日に情報端末をルートの登録のために操作する必要は無い。
事前準備では、ユーザーは、例えば図2に示すとおり電子機器1を情報端末2(電子機
器の一例)に接続し、情報端末2をネットワーク3へ接続する。この状態で、ユーザーは、電子機器1に対するルートの登録、及び特性データの転送を行うことができる。
ここで、特性データは、ルートの所要時間や、目標地点への到着時刻を推測するために必要なデータ(路面の勾配とヒトの移動速度との関係を示す特性データの一例)である。特性データの詳細は、後述する。
1−2.ルートの指定
先ず、ユーザーは、情報端末2を介してネットワークサーバー4へアクセスし、ネットワークサーバー4に蓄積された全世界地図のうち、所望のエリアの地図を情報端末2の表示画面(タッチパネル型ディスプレイなど)へ表示させる。そして、ユーザーは、地図の拡大、縮小、スクロールを行うことにより、自分が移動する予定のルートを地図上で見出す。
次に、ユーザーは、図3に示すとおり、ルートの各地点(イベントポイント)を、ルートの出発地点から順に指定(タッチ)し、最後のイベントポイント(ルートの目標地点)の指定が完了すると、情報端末2へ完了通知を入力する。
情報端末2は、ユーザーの指定した複数のイベントポイントを指定順に連結してできるルートを、ユーザーの指定したルートとみなし、当該ルートを包含するローカル地図(地形データ含む。)をネットワークサーバー4からダウンロードする。
なお、情報端末2は、複数のイベントポイントを指定順に連結してできる折れ線状のルートをユーザーの指定したルートとみなしてもよいし、当該折れ線状のルートを補間又は平滑化してなる曲線状のルートを、ユーザーの指定したルートとみなしてもよい。
従って、ユーザーは、登山道のように交差点や目印の無いルートを情報端末2へ指定することができる。
また、情報端末2は、ユーザーの指定したルート上に位置する複数のイベントポイント(ルートの出発地点及び目標地点を含む)の各々の位置座標(緯度、経度、標高)を、ローカル地図に含まれる地形データから抽出し、複数のイベントポイントの位置座標を、指定順に配列してなるデータを、ルートのデータとして作成する。
図3に示すn番目の位置座標(xn,yn,hn)は、n番目のイベントポイントの位置座標(緯度、経度、標高)であり、1番目のイベントポイントは出発地点であり、8番目のイベントポイントが目標地点である。よって、図3に例示したルートのデータは、8つの位置座標(x1,y1,h1)〜(x8,y8,h8)の集合で表される。
なお、ユーザーがルートの詳細な形状を電子機器1へ登録したい場合には、地図上で指定するイベントポイントの個数を増やせばよい。
また、ユーザーは、ルートを指定する際に、ルートの出発地点からの希望出発時刻、ルートの目標地点への希望到着時刻などを情報端末2へ入力することもできる。希望出発時刻、希望到着時刻は、ルートの目標地点への予想到着時刻等を計算する際に利用される。
1−3.特性データについて
ユーザーは、情報端末2を介してネットワークサーバー4へアクセスし、ネットワークサーバー4に保管されたユーザーの特性データを情報端末2へダウンロードする。
ユーザーの特性データは、図4に示すとおり、路面の勾配とユーザーの移動速度との関係を示すデータ、つまり、如何なる勾配の路面を如何なる速度でユーザーが移動できるかを示すデータであって、例えば、速度を勾配ごとに格納したルックアップテーブルとして構成される。なお、図4には、勾配がプラス(上り)であるときのデータしか示していないが、実際の特性データには、勾配がマイナス(下り)であるときのデータや勾配がゼロ(平坦)であるときのデータも含まれている。
一般に、ヒトは、上り坂よりも下り坂の方が速く移動できるので、勾配がプラスであるときの速度よりも勾配がマイナスであるときの速度の方が高くなると考えられる。
また、ヒトは、急峻な上り坂よりも緩やかな上り坂の方が速く移動できるので、勾配が同じプラスであっても勾配が大きいときの速度よりも勾配が小さいときの速度の方が高くなると考えられる。
ここで、ユーザーの特性データは、ユーザーがネットワークサーバー4へアップロードしたユーザーの過去の登山ログなどから求めることができる。
そのために、例えば、ネットワークサーバー4は、ユーザーごとに特性データを作成し、作成した特性データをユーザーごとに保管し、必要に応じてユーザーへ提供(ユーザーの情報端末2へ提供)する。
或いは、情報端末2は、ネットワークサーバー4にアクセスした際に、ユーザーの登山ログを参照し、その登山ログに基づきユーザーの特性データを作成してネットワークサーバー4へアップロードする。
なお、特性データの作成主体が、ネットワークサーバー4と情報端末2との何れであったとしても、特性データは適当なタイミングで更新されることが望ましい。
適当なタイミングとは、例えば、新規の登山ログを情報端末2が取得したタイミング、新規の登山ログがネットワークサーバー4へアップロードされたタイミング、情報端末2がネットワークサーバー4へ接続されたタイミング、ユーザーから要求のあったタイミング、などである。
但し、ネットワークサーバー4にユーザーの登山ログが十分に蓄積されていない場合には、有効な特性データを作成できないため、ユーザーの特性データの一部又は全部の代わりに、平均的なヒトの特性データ(路面の勾配とヒトの移動速度との関係を示す特性データの一例)がネットワークサーバー4によって作成・保管されることが望ましい。平均的なヒトの特性データは、例えば、ネットワークサーバー4に登録された多数のユーザーの平均的な特性データである。
一方、様々な条件で取得されたユーザーの登山ログがネットワークサーバー4に蓄積されている場合には、ユーザーの条件ごとの特性データ(年代ごと、季節ごと、月ごと、日にちごと、時刻ごと、エリアごと、山ごと、ルートごと、路面条件ごと、気象条件ごと、混雑度ごと、利用頻度ごとの特性データ)がネットワークサーバー4又は情報端末2によって作成されることが望ましい。なお、ここでいう「条件」とは、年代、季節、月、日にち、時刻、エリア、山、ルート、路面条件、気象条件、混雑度、利用頻度などの各種条件であって、路面の勾配以外の各種条件のことをいう。
一般に、ヒトは、勾配が同じであったとしても岩場よりも平坦な道の方が速く移動できるので、岩場の特性データの速度よりも平坦な道の特性データの速度の方が高くなると考
えられる。
また、ヒトは、勾配が同じであったとしても降雪又は降雨時よりも晴天時の方が速く移動できるので、降雪又は降雨の特性データの速度よりも晴天の特性データの速度の方が高くなると考えられる。
ここで、特性データは、例えば、以下の手順(1)〜(4)により作成することができる。ここでは、簡単のため、或る特定の条件下で取得された登山ログから同じ条件の特性データを作成する場合を説明する(他の条件の特性データは、他の条件下で取得された登山ログから同様に作成することができる。)。
(1)登山ログに含まれる多数のログデータ(時系列順に並ぶ多数の測位データ)を複数の区間ごとのログデータに分割する。
(2)区間ごとのログデータに基づき区間ごとの勾配及び移動速度を計算する。区間の勾配の計算方法は、後述する「予想所要時間の計算」の欄にて説明する方法と同様であるので、ここでの説明を割愛する。
(3)勾配の共通する区間の数が複数である場合には、複数の区間の平均の移動速度を、当該勾配に対応した移動速度とする。
(4)手順(2)、(3)により計算した勾配ごとの移動速度を、例えばルックアップテーブルとして纏めることにより、特性データを作成する。
1−4.予想所要時間等の計算
本実施形態の情報端末2又は電子機器1は、ルートの地形、ルートのデータ、特性データなどに基づき、ルートの予想所要時間又はルートの目標地点への予想到着時刻を、計算することができる。なお、予想到着時刻は、予想所要時間を希望出発時刻に加算したものであるので、ここでは、予想所要時間の計算方法を詳しく説明する。予想所要時間は、例えば、以下の手順(1)〜(6)により求めることができる。
(1)ルートを例えば図5に示すとおり複数の区間に分割する。複数の区間は、複数のイベントポイントによって区切られた各区間であってもよいし、その区間より細かい区間であってもよい。また、複数の区間の間では、距離は共通であってもよいし、非共通であってもよい(以下、非共通と仮定する。)。
(2)各区間の勾配を算出する。n番目の区間の勾配Mnは、例えば、n番目の区間の始点から終点までの高度差Δhnを、n番目の区間の距離ΔLnで除算することにより求めることができる。また、高度差Δhnは、例えば、終点の高度方向の位置座標h(n+1)から始点の高度方向の位置座標hnを減算することにより求めることができる。また、n番目の区間の距離ΔLnは、例えば、n番目の区間の始点の位置座標(xn,yn,hn)とn番目の区間の終点の位置座標(x(n+1),y(n+1),h(n+1))との差分ベクトルの大きさから求めることができる。
(3)区間の勾配Mnに応じて特性データを参照し、当該勾配に対応づけられた速度を当該区間の予想移動速度Vnとみなす。なお、特性データが条件ごとに用意されている場合には、当該区間と同じ条件又は近い条件の特性データを参照する。また、区間の条件は、区間をユーザーが移動する予定時期、ルートの属するエリアなどに基づき求めることができる。
(4)区間の距離ΔLnを区間の予想移動速度Vnで除算することにより、区間の予想所要時間Tnを算出する。
(5)以上の手順(3)、(4)を各区間について行うことにより、全区間の予想所要時間Tn(n=1,2,…)を算出する。
(6)全区間の予想所要時間Tn(n=1,2,…)の合計ΣTnを、ルートの予想所要時間として算出する。
1−5.電子機器の構成
図2は、電子機器1の構成を説明するための機能ブロック図である。
図2に示すように、電子機器1は、GPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112、処理部120、記憶部130、操作部150、計時部160、表示部170、音出力部180、通信部190などを含んで構成される。但し、電子機器1の構成は、これらの構成要素の一部を削除又は変更し、或いは他の構成要素を追加したものであってもよい。
GPSセンサー110は、電子機器1の位置を示す測位データ(緯度、経度、高度)を生成して処理部120へ出力するセンサーであって、例えばGPS受信機(GPS: Global Positioning System)等を含んで構成される。GPSセンサー110は、外部から到来する所定周波数帯域の電磁波を不図示のGPSアンテナで受信し、GPS衛星からのGPS信号を抽出すると共に、当該GPS信号に基づき電子機器1の位置を示す測位データを生成する。
地磁気センサー111は、電子機器1から見た地球の磁場の方向を示す地磁気ベクトルを検出するセンサーであって、例えば、互いに直交する3つの軸方向の磁束密度を示す地磁気データを生成する。地磁気センサー111には、例えば、MR(Magnet resistive)素子、MI(Magnet impedance)素子、ホール素子などが用いられる。
気圧センサー112は、電子機器1の周辺の気圧を検出するセンサーであって、例えば、振動片の共振周波数の変化を利用する方式(振動方式)の感圧素子を有している。この感圧素子は、例えば、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の圧電材料で形成された圧電振動子であり、例えば、音叉型振動子、双音叉型振動子、AT振動子(厚みすべり振動子)、SAW共振子などが適用される。なお、気圧センサー112の出力は、GPSセンサー110の測位データに含まれる高度の情報を補正するため、或いは高度の情報を補償するために使用されることもある。
処理部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成される。処理部120は、記憶部130に格納された、予想時刻等の計算プログラム133(プログラムの一例)などの各種プログラムと、操作部150を介してユーザーが入力した各種のコマンドとに従い各種の処理を行う。処理部120による処理には、GPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112の生成するデータに対するデータ処理、表示部170へ画像を表示させる表示制御処理、音出力部180に音を出力させる音出力制御処理などが含まれる。
記憶部130は、例えば1又は複数のICメモリーなどにより構成され、予想時刻等の計算プログラム133などのデータが記憶されるROMと、処理部120の作業領域となるRAMとを有する。なお、RAMには不揮発性のRAMも含まれ、不揮発性のRAMに
は、登山ログ131、登録データ132などの記憶領域などが確保されている。
操作部150は、例えばボタン、キー、マイク、タッチパネルなどで構成され、ユーザーからの指示を適当な信号に変換して処理部120に送る処理を行う。
計時部160は、例えば、リアルタイムクロック(RTC:Real Time Clock)ICなどにより構成され、年、月、日、時、分、秒等の時刻データを生成する処理を行う。
表示部170は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、EPD(Electrophoretic Display)、タッチパネル型ディスプレイ等で構成され、処理部120からの指示に従って各種の画像を表示する。
音出力部180は、例えばスピーカー、ブザー、バイブレーターなどで構成され、処理部120からの指示に従って各種の音(又は振動)を発生させる。
通信部190は、電子機器1と情報端末2(スマートフォンなど)との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。通信部190は、例えば、Bluetooth(登録商標)(BTLE:Bluetooth Low Energyを含む)、Wi−Fi(登録商標)(Wi-Fi:Wireless Fidelity)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near field communication)、Ant+等の近距離無線通信規格に対応した送受信機を含んで構成される。
情報端末2は、インターネットなどのネットワーク3を介してネットワークサーバー4へアクセスすることができる。ネットワークサーバー4は、登山ログや特性データなどのデータを、ユーザーごとに保管している。つまり、ネットワークサーバー4は、多数のユーザーの登山ログや特性データ(つまり過去のヒト統計データ)を保管すると共に、個々のユーザーの登山ログや特性データ(つまり過去の個人統計データ)を保管している。
1−6.情報端末の処理
図6は、事前準備における情報端末2の処理を説明するためのフローチャートである。事前準備では、情報端末2はネットワーク3及び情報端末2に接続されていると仮定する。以下、図6の各ステップを順に説明する。
ステップS110:情報端末2は、電子機器1の記憶部130の登山ログ131を参照し、最新のログデータ(ネットワークサーバー4へアップロード済みでないもの)が登山ログ131に蓄積されている場合には、当該最新のログデータを登山ログ131から読み出し、ネットワークサーバー4へアップロードする。ネットワークサーバー4は、アップロードされたユーザーのログデータに基づき、ユーザーの特性データを作成(又は更新)する。なお、特性データの作成方法は、前述したとおりである。
ステップS120:情報端末2は、ネットワークサーバー4から、ユーザーの特性データ(更新済みのもの)をダウンロードする。なお、情報端末2は、ネットワークサーバー4にユーザーの特性データが保管されていなかった場合は、ユーザーの特性データの代わりに平均的なヒトの特性データをネットワークサーバー4からダウンロードする。また、ネットワークサーバー4がユーザーの特性データを条件ごとに保管していた場合は、情報端末2は、ユーザーの各条件の特性データをネットワークサーバー4からダウンロードする。
ステップS130:情報端末2は、ネットワークサーバー4に保管されている全世界地図を情報端末2の表示部へ表示し、その地図上でユーザーにルートを指定させる。ユーザーによるルートの指定方法は、前述したとおりである。また、情報端末2は、ルートの出
発地点からの希望出発時刻、ルートの目標地点への希望到着時刻を、ユーザーに入力させる。また、情報端末2は、その他の必要なデータ(ルートを包含するローカル地図など)を、ネットワークサーバー4からダウンロードする。
ステップS140:情報端末2は、ユーザーの指定したルートのデータ、ルートを包含するローカル地図(すなわちルートの地形)、特性データ、希望出発時刻等に基づき、ルートの目標地点への予想到着時刻などを計算し、情報端末2の表示部へ表示する。なお、予想到着時刻の計算方法は、前述したとおりである。ユーザーは、目標地点への予想到着時刻が希望到着時刻と大幅に異なる場合には、ルートの変更をする旨(ルートを再指定する旨)を情報端末2へ入力し、目標地点への予想到着時刻が希望到着時刻と近かった場合には、ルートの変更をしない旨(ルートを登録する旨)を情報端末2へ入力する。
なお、本ステップにおいて情報端末2が表示する情報は、予想所要時間であってもよいし、希望到着時刻から予想到着時刻までの遅延時間であってもよい。
ステップS150:情報端末2は、ルートの変更をする旨又は変更をしない旨がユーザーから入力されたか否かを判定し、変更をする旨が入力されたと判定した場合には(ステップS150Y)、ステップS130へ戻り、変更しない旨がユーザーから入力されたと判定した場合には(ステップS150N)、ステップS160へ移行する。
ステップS160:情報端末2は、ユーザーの指定したルートのデータ、ルートを包含するローカル地図、ルートの予想所要時間、特性データ、希望出発時刻、希望到着時刻などの必要なデータを、電子機器1の記憶部130へ登録データ132として書き込み、フローを終了する。これによって、ルートの登録が完了する。
なお、登録すべきルートの個数が複数である場合には、上記のステップS130〜S160の処理が再度実行される。この場合、登録データ132には、ルートのデータ、ローカル地図、予想所要時間、希望出発時刻、希望到着時刻などのデータが、ルートごとに登録される。但し、特性データは、ルートに固有のデータではなくユーザーに固有のデータであるので、ルートごとに登録される必要は無い(すなわち、特性データはルートごとではなくユーザーごとに登録される。)。
1−7.電子機器の処理
図7は、登山当日における電子機器1の処理部120の処理を説明するためのフローチャートである。ここでは、登山当日、ユーザーが電子機器1を携帯し、ルート(予定ルート)の出発地点にて電子機器1へフローの開始指示を入力したと仮定する。従って、以下のフローはユーザーが電子機器1を携帯して予定ルートを移動している期間中に実行される。以下、図7の各ステップを順に説明する。
ステップS170:電子機器1の処理部120は、記憶部130を参照し、登録データ132へ登録済みであるルートの個数が複数である場合には、複数のルートの名称などを表示部170へ表示し、複数のルートの中の1つをユーザーに選択させる。なお、ルートの個数が単数である場合、処理部120は、ユーザーによる選択を省略し、当該ルートをユーザーが選択したルートとみなす。また、ユーザーによる選択は、操作部150を介して行われる。
ステップS180:処理部120は、選択されたルートのデータ、ルートを包含するローカル地図、ルートの予想所要時間、特性データ、希望出発時刻、希望到着時刻などの必要なデータを、記憶部130の登録データ132から読み出す。
ステップS190:処理部120は、ユーザーによる開始指示が操作部150を介して入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合には(ステップS190Y)、ステップS200へ移行し、入力されていないと判定した場合には(ステップS190N)、ステップS190の処理を繰り返す。
ステップS200:処理部120は、計時部160の出力及びGPSセンサー110の出力を参照することにより、現在時刻及び現在位置(計時データ及び測位データ)を取得する。
ステップS210:処理部120は、選択中のルートのデータ、ルートを包含するローカル地図(すなわちルートの地形)、特性データ、現在時刻、現在位置等に基づき、ルートの目標地点への予想到着時刻などを、改めて計算し、表示部170へ表示する(再計算の一例)。
ここで、初回のステップS210では、処理部120は、情報端末2によって予め計算された予想所要時間を現在時刻に加算することにより、予想到着時刻を計算する。なお、図8において、符号170Aで示すのが表示部170の表示画面(ここでは円形とした。)であり、符号Imrで示すのが、ルートの概要を示すイメージ(ここでは折れ線とした。)であり、符号Imcで示すのが現在地点を示すマークであり、符号Imtsで示すのが現在時刻を示すテキストイメージであり、符号Imteで示すのが予想到着時刻を示すテキストイメージである。
一方、2回目以降のステップS210では、処理部120は、選択中のルートのうち現在地点から目標地点までの部分ルートの予想所要時間を、前述した方法と同様に計算し、計算した予想所要時間を現在時刻に加算することにより、予想到着時刻を計算する(再計算の一例)。なお、図9には、登山当日のユーザーのペースがいつもより緩やかであり、予想到着時刻が出発当初の予想到着時刻よりも遅い時刻となった場合の例を示した。なお、反対に、登山当日のユーザーのペースがいつもより急であった場合には、予想到着時刻が出発当初の予想到着時刻よりも早い時刻となるはずである。
なお、2回目以降のステップS210の計算では、処理部120は、登山ログ131に蓄積された最新のログデータに基づき、特性データを更新することで、予想所要時間の計算精度(ひいては予想到着時刻の計算精度)を向上させてもよい。登山ログ131には、登山当日のログデータが蓄積されるので、登山ログ131を特性データに反映させたならば、登山当日におけるユーザーのペース(直近の過去のペース)を、予想所要時刻及び予想到着時刻に反映させることができる。
ステップS220:処理部120は、ステップS200で取得したデータ、すなわち、計時データ付きの測位データを、記憶部130の登山ログ131へログデータとして書き込む。
ステップS230:処理部120は、ユーザーによる終了指示が操作部150を介して入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合には(ステップS230Y)、フローを終了し、入力されてないと判定した場合には(ステップS230N)、ステップS200へ戻る。
2.実施形態の補足
なお、上記のフローには表さなかったが、処理部120は、以下の処理(1)〜(5)の少なくとも1つを更に実行してもよい。
(1)処理部120は、目標地点への予想到着時刻が目標地点への希望到着時刻から一定以上遅延するか否かを判定し(例えば1時間以上遅延するか否かを判定し)、遅延すると判定した場合には、その旨をユーザーへ通知する。
(2)処理部120は、目標地点への予想到着時刻が目標地点への希望到着時刻から一定以上遅延するか否かを判定し(例えば1時間以上遅延するか否かを判定し)、遅延すると判定した場合には、例えば図10に示すとおり代替ルートをユーザーへ提示する。図10において、符号Imr’で示す破線が代替ルートのイメージである。また、その場合、処理部120は、選択中のルートに代えて代替ルートをユーザーに選択させるためのグラフィカルユーザーインターフェースをユーザーに提示してもよい。また、その場合、処理部120は、代替ルートの予想所要時間(又は代替ルートの目標地点への予想到着時刻)を表示部170へ表示してもよい。
(3)処理部120は、目標地点への予想到着時刻が目標地点への希望到着時刻より遅い時刻であって、選択中のルートの区間のうち他の区間よりも勾配の小さい区間に電子機器1が位置しているときに、ユーザーへペースアップの提案を行う。
(4)処理部120は、「ルートの所要時間」、「ルートの目標地点への予想到着時刻」、「ルートの目標地点への予想到着時刻が希望到着時刻よりも早期であるか否か」の他に、「ルートの目標地点への予想到着時刻が日没時刻前であるか否か」、「ルートの目標地点への予想到着時刻の日没時刻までの猶予時間」、「ルートの目標地点への予想到着時刻の日没時刻からの遅延時間」、「希望到着時刻における予想到着地点」の少なくとも1つを表示部170へ表示する。
(5)処理部120は、「ルートの所要時間」、「ルートの目標地点への予想到着時刻」、「ルートの目標地点への予想到着時刻が到着希望時刻よりも早期であるか否か」などの他に、「ルートの実際の距離」、「ルートの最大標高、最小標高」、「ルートの下降高度、上昇高度」、「ルートの最大勾配」、「他のユーザーによるルートの難易度評価」の少なくとも1つを表示部170へ表示する。なお、他のユーザーによるルートの難易度評価は、例えば、ネットワークサーバー4が保管している情報である。
また、本実施形態では、特性データとして、過去のヒト統計データ又は過去の個人統計データを使用したが、統計データの代わりに、理論データ(仮説データ)を用いてもよい。
また、本実施形態では、ネットワークサーバー4の機能の一部(例えばユーザーの特性データの作成・保管に関する機能)が情報端末2又は電子機器1に搭載されてもよいし、情報端末2又は電子機器1の機能の一部がネットワークサーバー4に搭載されてもよい。また、本実施形態では、電子機器1の機能の一部又は全部が情報端末2に搭載されてもよいし、情報端末2の機能の一部又は全部が電子機器1に搭載されてもよい。
また、本実施形態において、電子機器1の処理部120は、予想所要時間と予想到着時刻との双方をユーザーへ通知してもよいし、予想所要時間と予想到着時刻との何れか一方をユーザーへ通知してもよいし、予想所要時間と予想到着時刻とのうちユーザーへ通知すべき情報を、ユーザーに予め指定させてもよい。
3.実施形態の作用効果
本実施形態に係る電子機器1は、路面の勾配とヒトの移動速度との関係を示す特性データ(図4参照)に基づき、ユーザーが移動を予定している予定ルートの予想所要時間と、予定ルートの目標地点に対するユーザーの予想到着時刻との少なくとも一方を計算する処
理部120を含む。
従って、処理部120は、路面の勾配とヒトの移動速度との関係を計算に反映させることができる。従って、電子機器1は、予定ルートの勾配が非一様であるために予定ルートの移動中にユーザーの速度が変化し得るような場合であっても、予定ルートの予想所要時間と予想到着時刻との少なくとも一方を計算することができる。
従って、本実施形態に係る電子機器1は、ユーザーが自転車や徒歩で移動する場合(すなわちヒトの力以外の力を用いない場合)など、路面の勾配によって移動速度が大きく変化するような場合に、特に有効である。また、情報端末2へ電子機器1の機能を搭載した場合には、情報端末2においても電子機器1と同様の効果を得ることができる。
本実施形態に係る電子機器1において、ヒトには、ユーザーが含まれる。
従って、処理部120は、路面の勾配とユーザーの移動速度との関係(つまり、ユーザーに固有の特性データ)を計算に反映させることができる。従って、電子機器1は、予定ルートの予想所要時間と予想到着時刻との少なくとも一方を、ユーザーが含まれない場合よりも高い精度で(ユーザーの所要時間や到着時間に近い値として)計算することができる。
本実施形態に係る電子機器1において、処理部120は、ユーザーが電子機器1を携帯して予定ルートを移動している期間中に、予想所要時間と予想到着時刻との少なくとも一方を、再計算する(ステップS210)。
従って、処理部120は、ユーザーが予定ルートを移動している期間中に、予想所要時間と予想到着時間との少なくとも一方を再計算することができる。従って、電子機器1は、予定ルートの移動中にユーザーの速度が予想外の変化をした場合であっても、予定ルートの予想所要時間と予想到着時刻との少なくとも一方を、再計算しない場合よりも正確に計算することができる。
本実施形態に係る電子機器1において、処理部120は、ユーザーが電子機器1を携帯して前記予定ルートを移動している期間中に、特性データの少なくとも一部を構成するデータを収集する。
従って、処理部120は、例えば、ユーザーの移動中に収集したデータ(例えば登山ログ)を特性データに反映させることができる。従って、電子機器1は、予定ルートの予想所要時間と予想到着時刻との少なくとも一方を、収集しない場合よりも高い精度で計算することができる。
本実施形態に係る電子機器1は、ユーザーの所定部位へ装着可能である。
従って、ユーザーは、ハンズフリーの状態で移動することができる。従って、本実施形態に係る電子機器1は、スポーツ、例えば、散歩、ランニング、トレイルランニング、登山、自転車など、ヒト以外の動力を移動に用いないスポーツに好適である。
本実施形態に係る電子機器1において、所定部位は、腕又は手首である。
従って、ユーザーは、電子機器1を腕時計等と同様の感覚で使用することができる。
4.その他の変形例
本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能
である。
例えば、電子機器1又は情報端末2には、公知のスマートフォンの機能、例えば、カメラ機能、通話機能、センサー機能(加速度センサー、角速度センサーなど)などが搭載されてもよい。
また、電子機器1又は情報端末2には、スポーツに有効な各種のセンシング機能、例えば、温度センサー、湿度センサーなどが搭載されてもよい。
また、上記の実施形態における電子機器1は、リスト型電子機器の他、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mount Display)やスマートフォン等の携帯情報機器などで構成されてもよい。
また、上記の実施形態の電子機器1は、ユーザーに対する情報の通知を、音出力又は画像表示により行ったが、振動などにより行ってもよい。
また、上記の実施形態では、全地球衛星測位システムとしてGPS(Global Positioning System)を利用したが、他の全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation
Satellite System)を利用してもよい。例えば、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)、GALILEO、BeiDou(BeiDou Navigation Satellite System)、等の衛星測位システムのうち1又は2以上を利用してもよい。また、衛星測位システムの少なくとも1つにWAAS(Wide Area Augmentation System)、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)等の静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS:Satellite-based Augmentation System)を利用してもよい。
また、上述した各実施形態及び各変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態及び各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
また、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 電子機器、110 GPSセンサー、120 処理部、130 記憶部、111 地磁気センサー、112 気圧センサー、150 操作部、160 計時部、170 表示部、180 音出力部、190 通信部、2 情報端末、3 ネットワーク、4 ネットワークサーバー

Claims (8)

  1. 路面の勾配とヒトの移動速度との関係を示す特性データに基づき、ユーザーが移動を予定している予定ルートの予想所要時間と、前記予定ルートの目標地点に対する前記ユーザーの予想到着時刻との少なくとも一方を計算する処理部を含む、
    電子機器。
  2. 前記ヒトには、
    前記ユーザーが含まれる、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記処理部は、
    前記ユーザーが前記電子機器を携帯して前記予定ルートを移動している期間中に、前記予想所要時間と前記予想到着時刻との少なくとも一方を再計算する、
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記処理部は、
    前記ユーザーが前記電子機器を携帯して前記予定ルートを移動している期間中に、前記特性データの少なくとも一部を構成するデータを収集する、
    請求項2又は3の何れか一項に記載の電子機器。
  5. 前記ユーザーの所定部位へ装着可能である、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の電子機器。
  6. 前記所定部位は、腕又は手首である、
    請求項5に記載の電子機器。
  7. 電子機器のコンピューターが実行する計算方法であって、
    路面の勾配とヒトの移動速度との関係を示す特性データに基づき、ユーザーが移動を予定している予定ルートの予想所要時間と、前記予定ルートの目標地点に対する前記ユーザーの予想到着時刻との少なくとも一方を計算すること、を含む、
    計算方法。
  8. 電子機器のコンピューターが実行可能なプログラムであって、
    路面の勾配とヒトの移動速度との関係を示す特性データに基づき、ユーザーが移動を予定している予定ルートの予想所要時間と、前記予定ルートの目標地点に対する前記ユーザーの予想到着時刻との少なくとも一方を計算すること、を含む、
    プログラム。
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