JP2019210972A - 屋外配管および管継手用カバー部材 - Google Patents

屋外配管および管継手用カバー部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2019210972A
JP2019210972A JP2018105786A JP2018105786A JP2019210972A JP 2019210972 A JP2019210972 A JP 2019210972A JP 2018105786 A JP2018105786 A JP 2018105786A JP 2018105786 A JP2018105786 A JP 2018105786A JP 2019210972 A JP2019210972 A JP 2019210972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piping
pipe
outdoor
pipe joint
cover member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018105786A
Other languages
English (en)
Inventor
敬 笹岡
Takashi Sasaoka
敬 笹岡
平 船越
Taira Funakoshi
平 船越
原田 潤
Jun Harada
潤 原田
教通 土岸
Norimichi Tsuchigishi
教通 土岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota ChemiX Co Ltd
Osaka Sangyo University
Original Assignee
Kubota ChemiX Co Ltd
Osaka Sangyo University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota ChemiX Co Ltd, Osaka Sangyo University filed Critical Kubota ChemiX Co Ltd
Priority to JP2018105786A priority Critical patent/JP2019210972A/ja
Publication of JP2019210972A publication Critical patent/JP2019210972A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

【課題】新たな機能を付加して商品価値を高めた新規な屋外配管を提供する。【解決手段】建物の外壁面100に沿って敷設される屋外配管10において、管継手12などの配管部材に監視カメラ14などの防犯機器を取り付けることで、屋外配管に防犯機能という新たな機能を付加した。屋外配管10は、建物の外壁面100に沿って敷設される排水管、給水管、雨水管、通気管およびガス管などであって、流体の流路を構成する配管部材12と、配管部材12に取り付けられた防犯機器14とを含む。ここで、防犯機器14とは、防犯に役立つ機器または防犯に効果があると思われる機器のことを言う。防犯機器の具体例としては、監視カメラ、照明装置およびスピーカ(警報装置)などが挙げられる。【選択図】図1

Description

この発明は、屋外配管および管継手用カバー部材に関し、特にたとえば、建物の外壁面に沿って敷設される、屋外配管および管継手用カバー部材に関する。
従来、たとえば特許文献1に開示されるように、建物の外壁面に沿って敷設される屋外配管が公知である。屋外配管には、排水管、給水管、雨水管、通気管およびガス管などがある。
特開2012−57300号公報
従来の屋外配管は、基本的には流体を流す配管としてだけに用いられ、それ以外の機能を有していない。そこで、屋外配管に新たな機能を付加することで、ユーザに対する訴求力(つまり商品価値)を高めて、屋外配管の市場を拡大したいという要望がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新たな機能を付加して商品価値を高めた、新規な屋外配管および管継手用カバー部材を提供することである。
第1の発明は、建物の外壁面に沿って敷設される屋外配管において、配管部材に防犯機器を取り付けたことを特徴とする、屋外配管である。
第1の発明では、屋外配管は、管継手および配管用管などの配管部材と、配管部材に取り付けられた防犯機器とを備える。ここで、防犯機器とは、防犯に役立つ機器または防犯に効果があると思われる機器のことを言い、具体例としては、監視カメラ、照明装置およびスピーカ等が挙げられる。
第1の発明によれば、配管部材に防犯機器を取り付けることで、防犯機能という新たな機能を屋外配管に付加したので、屋外配管の商品価値を高めることができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、配管部材は、管継手を含み、管継手の管壁が防犯機器を取り付けるための機器取付部を有する。
第2の発明では、防犯機器を取り付けるための機器取付部が管継手の管壁に形成される。つまり、管継手自体が機器取付部を有している。
第3の発明は、第1の発明に従属し、配管部材は、配管用管を含み、配管用管の管壁が防犯機器を取り付けるための機器取付部を有する。
第3の発明では、防犯機器を取り付けるための機器取付部が配管用管の管壁に形成される。つまり、配管用管自体が機器取付部を有している。
第4の発明は、第1の発明に従属し、配管部材の外側面に装着されるカバー部材を備え、カバー部材が防犯機器を取り付けるための機器取付部を有する。
第4の発明では、カバー部材をさらに備え、防犯機器を取り付けるための機器取付部は、このカバー部材に形成される。つまり、防犯機器は、カバー部材を用いて配管部材に取り付けられる。

第4の発明によれば、カバー部材を用いるので、従来公知の配管部材に対しても防犯機器を取り付け可能となる。また、カバー部材によって配管部材を覆うので、屋外配管の意匠性を向上させることができ、その商品価値をさらに高めることができる。 第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明に従属し、防犯機器に接続される配線は、外部に露出しないように配管部材の管壁内に埋め込まれているまたは配管部材に装着した封止部材で覆われている。
第5の発明では、防犯機器に接続される電源線および信号線などの配線は、配管部材の管壁内に埋め込まれる、或いは、配管部材に装着した封止部材で覆われることによって、屋外配管の外部に露出しないように配設される。
第5の発明によれば、屋外配管の外部に露出しないように配線を配設するので、建物の外観上の美感を向上させることができる。
第6の発明は、建物の外壁面に沿って敷設される屋外配管において、配管部材に建物内の様子を検出可能なセンサを取り付けたことを特徴とする、屋外配管である。
第6の発明では、屋外配管は、管継手および配管用管などの配管部材と、配管部材に取り付けられた建物内の様子を検出可能なセンサとを備える。建物内の様子を検出可能なセンサの具体例としては、圧力センサ、音センサ、振動センサおよび温度センサ等の配管部材内を流れる流体の情報を検知するセンサが挙げられる。
第6の発明によれば、配管部材に建物内の様子を検出可能なセンサを取り付けることで、安否確認機能という新たな機能を屋外配管に付加したので、屋外配管の商品価値を高めることができる。
第7の発明は、屋外配管に用いられる管継手の外側面に装着される管継手用カバー部材において、防犯機器を取り付けるための機器取付部を有することを特徴とする、管継手用カバー部材である。
第7の発明では、管継手用カバー部材は、屋外配管に用いられる管継手の外側面に装着されるものであって、たとえば1対の半割体によって構成される。管継手用カバー部材は、監視カメラおよび照明装置などの防犯機器を取り付けるための機器取付部を備える。
第7の発明によれば、従来公知の配管部材に対しても防犯機器を取り付け可能となる。また、管継手用カバー部材が配管部材を覆うことで、屋外配管の意匠性を向上させることができ、その商品価値を高めることができる。
この発明によれば、防犯機能または安否確認機能という新たな機能を屋外配管に付加したので、屋外配管の商品価値を高めることができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例である屋外配管を建物の外壁面に設置した様子を示す図解図である。 図1の屋外配管を示す正面図である。 図1の屋外配管を示す左側面図である。 図1の屋外配管を分解して示す図解図である。 図1の屋外配管が備える管継手を示す正面図である。 図5の管継手を示す左側面図である。 図1の屋外配管が備える監視カメラを示す正面図である。 図1の屋外配管が備えるカバー部材を示す左側面図である。 図8のカバー部材の半割体を外面側から見た様子を示す図解図である。 図8のカバー部材の半割体を内面側から見た様子を示す図解図である。 この発明の他の実施例である屋外配管を建物の外壁面に設置した様子を示す図解図である。 図11の屋外配管を示す正面図である。 図11の屋外配管を示す左側面図である。 図11の屋外配管を分解して示す図解図である。 図11の屋外配管が備える管継手を示す正面図である。 図15の管継手を示す平面図である。 図11の屋外配管が備える照明装置を示す正面図である。 図11の屋外配管が備える照明ケースを示す正面図である。 図18の照明ケースを示す左側面図である。 この発明のさらに他の実施例である屋外配管を示す斜視図である。 図20の屋外配管を分解して示す図解図である。
図1を参照して、この発明の一実施例である屋外配管10は、建物の外壁面100に沿って敷設される排水管、給水管、雨水管、通気管およびガス管などであって、流体の流路を構成する配管部材と、配管部材に取り付けられた防犯機器とを含む。
ここで、防犯機器とは、防犯に役立つ機器または防犯に効果があると思われる機器のことを言う。防犯機器の具体例としては、監視カメラ、照明装置およびスピーカ(警報装置)などが挙げられる。この実施例では、配管部材は、排水配管用の90°エルボ型の管継手12であって、建物の外壁面100から下流側端部が突出する排水横管102と、外壁面100に沿って延びる排水立て管104とを接続する。また、防犯機器は、監視カメラ14である。
以下、この実施例の屋外配管10の構成について、具体的に説明する。図2−図4に示すように、屋外配管10は、管継手12、監視カメラ14およびカバー部材(管継手用カバー部材)16を備える。
図5および図6に示すように、管継手12は、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂などによって形成される。管継手12は、90°の角度で湾曲する排水流路20aを有する曲管状の継手本体20を備える。継手本体20の内径(排水流路20aの径)は、たとえば50mmである。継手本体20の両端部のそれぞれには、接着受口などの接続部22が形成される。また、継手本体20の側壁上部には、上方に突出する突出部24が形成される。この突出部24の上面には、水平面状の載置面24aが形成される。また、継手本体20の両外側面(図5における正面側と背面側)には、四角錐台状の窪み部26が形成される。この窪み部26は、後述するカバー部材16の突起部44との嵌合部として用いられる。
図7に示すように、監視カメラ14は、合成樹脂などによって形成される筐体28を備える。筐体28は、有底円筒状の基部30と、基部30の上部開口を覆うように設けられる半球ドーム状の透光部32とを含む。基部30の上端部には、鍔部34が形成される。この鍔部34には、半球ドーム状の保護カバー36が透光部32を覆うように装着される。保護カバー36は、アクリル等の透光性を有する高強度材によって形成される。また、基部30の外側面には、鍔部34の下の位置において、環状の溝部38が形成される。この溝部38は、後述するカバー部材16の環状突起46aとの嵌合部として用いられる。
また、図示は省略するが、筐体28内には、レンズ等の光学系と、CCDまたはCMOS等の撮像素子とを有するカメラ本体、およびカメラ本体の動作を制御する制御基板などが設けられる。カメラ本体は、レンズが外壁面100と反対側を向くように配置され、レンズ前方の景色(被写体)を撮影して映像信号を生成する。この映像信号は、制御基板に入力される。制御基板には、電源線および信号線などの配線(図示せず)を介して、建物に設置された商用電源などの電源およびホームユニット(外部コンピュータ)が接続されており、制御基板は、入力された映像信号をホームユニットに出力する。
たとえば、ホームユニットでは、入力された映像信号が適宜記憶される。ユーザは、ホームユニットが備えるモニタ等を介して、監視カメラ14で取得された映像を確認することができる。また、たとえば、ホームユニットをインターネット等のネットワークを介してクラウドサーバと接続しておき、ユーザがスマートフォン等の携帯端末からクラウドサーバにアクセスすることで、監視カメラ14で取得された映像を外出中でも確認できる配管システムを構築することもできる。
図8−図10に示すように、カバー部材16は、管継手12の外側面を覆う部材であって、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂などによって形成される。この実施例では、カバー部材16は、接続部22および載置面24aを除く継手本体20の外側面全体を覆うように形成される。また、カバー部材16は、1対の半割体16aによって構成されている。カバー部材16は、半割体16aの周方向端面に形成される図示しない連結部同士を連結して半割体16a同士を一体化することで、全体として略円筒状となる。
具体的には、カバー部材16は、略円筒状の立て管部40を備え、この立て管部40の側壁には、略馬蹄形状の開口部42が形成される。また、立て管部40の内側面には、継手本体20の窪み部26と嵌め合わされる四角錐台状の突起部44が形成される。立て管部40および開口部42上部の外径は、管継手12の接続部22の外径と同じ大きさに設定され、管継手12にカバー部材16を装着した状態において、立て管部40の外側面および開口部42の外側面上部は、管継手12の接続部22の外側面と段差を生じることなく面一に連続される。
そして、立て管部40の上端部には、監視カメラ14の筐体28の基部30を収容可能な短円筒状の機器取付部46が形成される。この機器取付部46は、内方に向かって突出する環状の環状突起46aを有する。すなわち、この実施例では、カバー部材16が防犯機器を取り付けるための機器取付部46を有しており、このカバー部材16によって管継手12に監視カメラ14が取り付けられる。
図4を参照して、このような屋外配管10において管継手12に監視カメラ14を取り付ける際には、先ず、管継手12の載置面24a上に監視カメラ14を載置する。次に、管継手12の継手本体20および監視カメラ14の基部30を両側から挟み込むようにして、半割体16a同士を接続して一体化することで、管継手12の外側面にカバー部材16を装着する。このとき、カバー部材16の突起部44を管継手12の窪み部26に嵌め合わせると共に、カバー部材16の環状突起46aを監視カメラ14の溝部38に嵌め合わせるようにする。カバー部材16の突起部44と管継手12の窪み部26とを嵌合させることで、管継手12の外側面に対してカバー部材16が抜け止めされた状態で固定される。また、カバー部材16の環状突起46aと監視カメラ14の溝部38とを嵌合させることで、機器取付部46に対して監視カメラ14が抜け止めされた状態で固定される。
なお、管継手12に対する排水横管102および排水立て管104の接続作業は、管継手12、監視カメラ14およびカバー部材16を一体化した状態で行うこともできるし、管継手12に排水横管102および排水立て管104を接続した後に、監視カメラ14およびカバー部材16を管継手12に取り付けることもできる。
以上のように、この実施例によれば、管継手12に監視カメラ14を取り付け、防犯機能という新たな機能を屋外配管10に付加したので、屋外配管10の商品価値を高めることができる。
また、監視カメラ14等の防犯機器を住宅に後々取り付けることに抵抗を感じるユーザも多いが、屋外配管10に監視カメラ14等の防犯機器を予め組み込んでおくことで、防犯対策を備える建物(住宅)として売り出すことが可能となるので、防犯機器を後々取り付けることに対するユーザの抵抗を緩和できる。したがって、防犯機器の導入が促進され、防犯対策の普及にも役立つ。
さらに、管継手12と監視カメラ14とを一個体にまとめたので、配管部材と防犯機器とが別々に建物に設置される場合と比較して、雑然とした印象を与えることがなくなり、建物の外観上の美感(意匠性)が向上する。
さらにまた、管継手12をカバー部材16で覆うので、屋外配管10自体の意匠性も向上させることができる。また、屋外配管10の美感が向上することで、従来はなるべく目立たない位置に配置していた屋外配管を玄関などの目立つ位置に配置することも可能となる。
なお、上述の実施例では、管継手12の上端部に載置面24aを形成することで、管継手12に監視カメラ14を取り付け易くしている。しかし、管継手12は、必ずしも突出部24および載置面24aなどを有する必要はなく、汎用の90°エルボ型の管継手をそのまま用いることもできる。機器取付部を有するカバー部材を用いることによって、従来公知の配管部材に対しても防犯機器を取り付け可能となるからである。
また、上述の実施例では、配管部材として90°エルボ型の管継手12を例示したが、配管部材として用いる管継手の種類および形状などは、特に限定されず、チーズ型およびソケット型などであってもよい。また、配管部材は、必ずしも管継手である必要はなく、直管または曲管などの配管用管であってもよく、管継手と配管用管とが組み合わされたものであってもよい。
さらに、上述の実施例では、管継手12の上に載置するように監視カメラ14を取り付けた、つまり屋外配管10の上部に防犯機器を配置したが、防犯機器の取付位置(機器取付部の形成位置)は、適宜変更可能である。たとえば、防犯機器を屋外配管10の側部または下部に配置することもできる。
さらにまた、上述の実施例では、カバー部材16に機器取付部46を形成するようにしたが、屋外配管10は必ずしもカバー部材16を備える必要はなく、管継手または配管用管などの配管部材の管壁に機器取付部を直接形成することもできる。また、機器取付部の構造は適宜変更可能であり、機器取付部は、たとえば、ねじ方式またはバヨネット方式を用いて防犯機器を取り付けるものであってもよい。
また、上述の実施例では、監視カメラ14としてドーム型のものを例示したが、監視カメラ14の具体的構造は、適宜変更可能である。たとえば、監視カメラとして箱型のものを用いることもできる。
次に、図11−図19を参照して、この発明の他の実施例である屋外配管10について説明する。図11に示すように、この実施例では、配管部材は、90°エルボ型の管継手50であり、防犯機器は、照明装置52である。そして、屋外配管10は、玄関ドア106の付近において、建物の外壁面100に敷設される。
以下、この実施例の屋外配管10の構成について、具体的に説明する。図12−図14に示すように、屋外配管10は、管継手50、照明装置52および照明ケース54を備える。
図15および図16に示すように、管継手50は、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂などによって形成される。管継手50は、90°の角度で湾曲する排水流路60aを有する曲管状の継手本体60を備える。継手本体60の両端部のそれぞれには、接着受口などの接続部62が形成される。また、継手本体60の中央部には、継手本体60の湾曲方向外側に傾斜面64aを有する三角柱状の基部64が、側方(図14における正面側および背面側)に突出するように形成される。また、傾斜面64aの上端部には、上方に延出する矩形板状の背板66が形成され、傾斜面64aの下端部には、側方に延出する矩形板状の底板68が形成される。背板66および底板68は、基部64と共に、照明ケース54の取付部として用いられる。
そして、基部64の傾斜面64aの中央部には、機器取付部70が形成される。機器取付部70は、円形の窪み部状に形成され、ここに照明装置52のソケット74が嵌め込まれて取り付けられる。すなわち、この実施例では、管継手50の管壁が防犯機器を取り付けるための機器取付部70を有している。
図17に示すように、照明装置52は、電球72と、電球72が着脱可能に取り付けられるソケット74とを備える。電球72は、たとえばLED電球であって、LED素子が実装された発光モジュールと、発光モジュールの動作を制御する回路ユニットとをその内部に備える。ソケット74は、商用電源などの電源からの電力を電球72に供給するものである。ソケット74は、有底円筒状に形成され、その基端部が機器取付部70に嵌め込まれて接着等されることで、管継手50に取り付けられる。そして、ソケット74に対して電球72の口金がねじ込まれることで、電球72とソケット74とが電気的に接続される。
また、図示は省略するが、照明装置52は、電球72を点灯または消灯させる情報を取得するためのセンサユニットを備える。センサユニットは、たとえば人感センサおよび照度センサを含む。人感センサとしては、赤外線センサ(焦電センサ)等が用いられる。人感センサは、周囲温度と温度差のあるものが検出範囲内で動いたときに、その温度変化を検出することで人の有無を検知する。また、照度センサとしては、フォトダイオード等が用いられる。照度センサは、入射した光を電流に変換することで明るさを検知する。このようなセンサユニットで取得された情報は、回路ユニットに入力される。
ただし、センサユニットは、必ずしも照明装置52が備える必要はなく、管継手50の他の位置に設けられていてもよいし、屋外配管10とは別の位置に配置されていてもよい。また、この実施例では、照明装置52としてLED電球を備えるものを例示しているが、照明装置52の具体的な構造および形状は、適宜変更可能である。たとえば、照明装置52は、蛍光灯または白熱電球などを備えるものであってもよい。
図18および図19に示すように、照明ケース54は、照明装置52を保護するためのケースであって、管継手50の基部64等に着脱可能に装着される。照明ケース54は、アクリル等の透光性を有する高強度材によって、下方が開放された立方体状に形成される。また、照明ケース54の下部には、管継手50の基部64の形状に合わせて斜面状に切り欠かれた切欠部76が形成される。
このような屋外配管10では、照明装置52は、一例として、周辺が暗い状態で人を検知したときに、電球72を所定時間点灯するように制御される。すなわち、照明装置52の回路ユニットは、照度センサが所定の暗さを検知し、かつ人感センサが人を検知したときに、発光モジュールに対して電力の供給を開始し、所定時間の経過後、その電力の供給を停止する。このように照明装置52を制御することで、その光によって侵入者の存在を周囲に知らしめたり、侵入者に心理面でインパクトを与えたりすることができるので、侵入者に犯行を断念させることができる。また、自動で点灯および消灯することで、消し忘れの心配もなく節電に繋がる。ただし、照明装置52は、夜間に常時点灯させておくだけでも防犯効果を有するので、必ずしもセンサユニットと連動させてオン-オフする必要はない。たとえば、ユーザがスイッチを手動操作することによって、照明装置52をオン-オフするようにしてもよい。
以上のように、この実施例によれば、管継手50に照明装置52を取り付け、防犯機能という新たな機能を屋外配管10に付加したので、屋外配管10の商品価値を高めることができる。また、図1に示す実施例と同様に、防犯機器を後々取り付けることに対するユーザの抵抗を緩和できるので、防犯対策の普及に役立つ。さらに、管継手50と照明装置52とを一個体にまとめたので、建物の外観上の美感を向上させることができる。
なお、上述の各実施例では、防犯機器に接続される電源線および信号線などの配線は、屋外配管10の外部に露出させてから電源およびホームユニット等まで延びるように配設することを想定している。しかし、防犯機器に接続される配線は、配管部材の管壁内に予め埋め込む(たとえばインサート成形する)、或いは、配管部材に装着した封止部材で覆うことによって、屋外配管の外部に露出しないように配設することもできる。その一実施例を図20および図21に示す。
図20および図21に示すように、この実施例の屋外配管10は、配管部材として配管用管80を備える。配管用管80は、その管壁に厚肉部82を有し、この厚肉部82の外面側には、管軸方向に延びる第1溝部84が形成される。この第1溝部84には、長帯状の封止部材86が嵌め込まれる。封止部材86は、内面側に第2溝部88を有しており、第1溝部84に封止部材86を嵌め込んだ状態において、第1溝部84および第2溝部88によって管軸方向に延びる通線空間90が形成される。そして、この通線空間90内に、図示しない防犯機器に接続された電源線および信号線などの配線92が配設される。
このように、屋外配管10の外部に露出しないように配線92を配設することで、建物の外観上の美感をより向上させることができる。また、屋外配管10に配線92をインサートすることで、設置の際の工事工程を減らすことができ、新規工事での設置簡易化を図ることができる。
また、上述の各実施例では、1つの配管部材に対して1つの防犯機器を取り付けるようにしたが、1つの配管部材に複数の防犯機器を取り付けることもできる。また、屋外配管10が備える防犯機器は、他の機器と連動させることもできる。この場合の他の機器は、自身または他の屋外配管が備える機器であってもよいし、屋外配管とは別の場所に設置される機器であってもよい。たとえば、留守中に建物に近づく人を人感センサが検出したときに、照明装置を点灯させ、この照明装置の点灯に伴い監視カメラの録画を開始するということが考えられる。
さらに、上述の各実施例では、配管部材に防犯機器を取り付けるようにしたが、防犯機器の代わりに、或いは防犯機器と共に、建物内の様子を検出可能なセンサ(図示せず)を配管部材に取り付けることもできる。この場合のセンサは、配管部材内を流れる流体の情報を検知するセンサであり、具体的には、圧力センサ、音センサ、振動センサおよび温度センサ等である。センサによって取得された情報は、建物内に設置されたホームユニット等に送られる。ホームユニットは、たとえば、排水が長時間に亘って検知されない場合、或いは、排水の頻度が異常に多いことが検知された場合などに、建物の居住者(たとえば高齢者)に異常が発生していると判断して、その関係者の携帯端末などに通知する。
このように、配管部材に建物内の様子を検出可能なセンサを取り付けることで、安否確認機能(見守り機能)という新たな機能を屋外配管10に付加することができるので、屋外配管10の商品価値を高めることができる。
なお、上で挙げた寸法などの具体的数値および具体的形状などは、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …屋外配管
12,50 …管継手
14 …監視カメラ
16 …カバー部材(管継手用カバー部材)
46,70 …機器取付部
52 …照明装置
80 …配管用管
86 …封止部材
92 …配線
100 …建物の外壁面

Claims (7)

  1. 建物の外壁面に沿って敷設される屋外配管において、
    配管部材に防犯機器を取り付けたことを特徴とする、屋外配管。
  2. 前記配管部材は、管継手を含み、
    前記管継手の管壁が前記防犯機器を取り付けるための機器取付部を有する、請求項1記載の屋外配管。
  3. 前記配管部材は、配管用管を含み、
    前記配管用管の管壁が前記防犯機器を取り付けるための機器取付部を有する、請求項1記載の屋外配管。
  4. 前記配管部材の外側面に装着されるカバー部材を備え、
    前記カバー部材が前記防犯機器を取り付けるための機器取付部を有する、請求項1記載の屋外配管。
  5. 前記防犯機器に接続される配線は、外部に露出しないように前記配管部材の管壁内に埋め込まれているまたは前記配管部材に装着した封止部材で覆われている、請求項1から4のいずれかに記載の屋外配管。
  6. 建物の外壁面に沿って敷設される屋外配管において、
    配管部材に前記建物内の様子を検出可能なセンサを取り付けたことを特徴とする、屋外配管。
  7. 屋外配管に用いられる管継手の外側面に装着される管継手用カバー部材において、
    防犯機器を取り付けるための機器取付部を有することを特徴とする、管継手用カバー部材。
JP2018105786A 2018-06-01 2018-06-01 屋外配管および管継手用カバー部材 Pending JP2019210972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018105786A JP2019210972A (ja) 2018-06-01 2018-06-01 屋外配管および管継手用カバー部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018105786A JP2019210972A (ja) 2018-06-01 2018-06-01 屋外配管および管継手用カバー部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019210972A true JP2019210972A (ja) 2019-12-12

Family

ID=68846629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018105786A Pending JP2019210972A (ja) 2018-06-01 2018-06-01 屋外配管および管継手用カバー部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019210972A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216880U (ja) * 1985-07-15 1987-01-31
JPH09177727A (ja) * 1995-12-26 1997-07-11 Takeden:Kk 天井への電装品取付構造
US6309090B1 (en) * 2000-05-08 2001-10-30 Gess Tukin Dual security lighting system
JP2005215798A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Matsushita Electric Works Ltd 縦樋用防犯装置
JP2006071296A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Aichi Tokei Denki Co Ltd 水流検知センサー
KR100573691B1 (ko) * 2006-02-13 2006-04-26 주식회사 동남아태종합건축사사무소 공동주택의 옥외용배관용 방범커버
KR100770218B1 (ko) * 2007-08-23 2007-10-26 (주)공간종합건축사사무소 공동주택의 외벽에 설치되는 경보음발생 방범커버
KR20080026007A (ko) * 2006-12-13 2008-03-24 김정제 공동주택의 가스배관용 방범장치
JP3191491U (ja) * 2014-03-24 2014-06-26 株式会社加藤鉄工所 監視装置
JP2018071637A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 配線一体型樹脂パイプおよびその製造方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216880U (ja) * 1985-07-15 1987-01-31
JPH09177727A (ja) * 1995-12-26 1997-07-11 Takeden:Kk 天井への電装品取付構造
US6309090B1 (en) * 2000-05-08 2001-10-30 Gess Tukin Dual security lighting system
JP2005215798A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Matsushita Electric Works Ltd 縦樋用防犯装置
JP2006071296A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Aichi Tokei Denki Co Ltd 水流検知センサー
KR100573691B1 (ko) * 2006-02-13 2006-04-26 주식회사 동남아태종합건축사사무소 공동주택의 옥외용배관용 방범커버
KR20080026007A (ko) * 2006-12-13 2008-03-24 김정제 공동주택의 가스배관용 방범장치
KR100770218B1 (ko) * 2007-08-23 2007-10-26 (주)공간종합건축사사무소 공동주택의 외벽에 설치되는 경보음발생 방범커버
JP3191491U (ja) * 2014-03-24 2014-06-26 株式会社加藤鉄工所 監視装置
JP2018071637A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 配線一体型樹脂パイプおよびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9472070B2 (en) Multiple detection function modularized lighting device
US10911724B2 (en) Security camera
US9228731B2 (en) Bulb with sensing function and camera
US11315399B2 (en) Security camera with adaptable hood
KR101173542B1 (ko) 센서등 일체형 cctv 카메라 장치
JP2013109440A (ja) 防犯カメラ装置
JP2009080524A (ja) 防犯装置
US6844555B2 (en) Covering and mounting structure for a motion detector having light emitting diodes and electronic adjustment controls
JP6918744B2 (ja) カメラ付きledランプ、およびそれを利用した照明範囲監視・警報システム
KR101493810B1 (ko) 무인기계 경비시스템용 오경보 방지 카메라
JP2019210972A (ja) 屋外配管および管継手用カバー部材
EP3273140B1 (en) Modular lighting device with multi-region detection function
JP2006286276A (ja) 防犯灯
KR101582951B1 (ko) Cctv에서 옵션기능 기기의 탈부착이 가능한 방수구조
JP2017078606A (ja) 監視センサ装置
EP1365370A1 (en) A covering and mounting means for motion detector
KR20080069158A (ko) 다기능 재실감지센서
KR200482975Y1 (ko) 조립이 용이한 등기구 장치
CN209762990U (zh) 一种灯具感应器及灯具
KR200455107Y1 (ko) 조명수단이 구비된 돔 카메라
JP2007242446A (ja) 照明装置、照明システムおよび異常報知方法
CN210266915U (zh) 具有安防功能的户外灯具
CN212256522U (zh) 灯具
KR101321562B1 (ko) 전등스위치 일체형 감시카메라
US20070001628A1 (en) Integral detector-lighting apparatus with multiple mounting orientations

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20180605

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220308