JP2019209611A - 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】速度優先が設定された際に印刷物を速やかに出力することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】MFP101は、PDFデータ及びPDFデータよりデータ量が小さいPWG−Rasterデータを解釈可能なプリンタ210を備える。MFP101は、「速度優先(Raster 600×600)」又は「速度優先(Raster 300×300)」が設定された場合、プリンタ210が解釈可能なデータ形式のうち、PWG−Rasterが設定された能力情報802,803を携帯端末102に送信する。【選択図】図7
Description
本発明は、画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
スマートフォン等の携帯端末から受けた印刷指示に基づいて印刷を実行する画像形成装置としてのMFPが知られている。携帯端末には、MFPに印刷指示を行うためのプリンタドライバがユーザによってインストールされる。ユーザは、携帯端末にプリンタドライバをインストールする際、プリンタメーカーから提供された複数種のプリンタドライバの中から、上記MFPに対応するプリンタドライバを選択する必要がある。このようなユーザの手間を軽減するために、近年では、IPP(Internet Printing Protocol)等の汎用印刷に関する規格に従った汎用プリントサービスが利用されている。
汎用プリントサービスは、プリンタドライバを用いることなく携帯端末からMFPへ印刷指示を行うことが可能である。具体的に、汎用プリントサービスでは、携帯端末が、汎用プリントサービスに対応するMFPを探索するための探索要求をブロードキャストで送出する。探索要求を受信したMFPは、携帯端末に対し、探索要求の応答として、MFPが解釈可能な印刷用データのデータ形式を示す能力情報を送信する。能力情報には、例えば、PDF(Portable Document Format)や、プリンタメーカーの業界標準化団体であるPWG(Printer Working Group)で規格化されたPWG−Raster等のデータ形式を示す情報が含まれる。例えば、MFPがPDF及びPWG−Rasterの両方のデータ形式を解釈可能である場合、能力情報にはPDF及びPWG−Rasterを示す情報が含まれる。能力情報を受信した携帯端末は、当該能力情報に基づいて決定したデータ形式の印刷用データをMFPに送信する。MFPは、受信した印刷用データを2値画像に変換するレンダリング処理を実行し、変換後の印刷用データに基づいて印刷を行う。
ところで、MFPでは、印刷物を速やかに出力する「速度優先」及び印刷物を高画質で出力する「画質優先」の何れかがユーザによって設定される(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来のMFPでは、「速度優先」が設定されても、使用される印刷用データのデータ形式に依存して印刷物を速やかに出力することができないことがある。例えば、汎用プリントサービスにおいて使用されるPDFデータは、その末尾に、印刷のレイアウトに関する修飾情報が付与されることがある。このため、MFPは、PDFデータの受信を完了した後に、受信した印刷用データのレンダリングを開始する必要がある。一方、PDFデータは、日本語や中国語といったフォント情報を有し、比較的データ量が大きく、MFPが印刷用データの受信を完了するまでに或る程度の通信時間を要する。このため、使用される印刷用データのデータ形式がPDFである場合、他のデータ形式と比べて、印刷用データを受信した後に行われるレンダリング以降の処理が遅滞してしまい、MFPは印刷物を速やかに出力することができない。
本発明の目的は、速度優先が設定された際に印刷物を速やかに出力することができる画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、第1のデータ形式の印刷用データ及び第1のデータ形式の印刷用データよりデータ量が小さい第2のデータ形式の印刷用データを解釈可能な印刷手段を備え、専用のプリンタドライバを用いることなく通信装置から送信された印刷用データに基づいて前記印刷手段によって印刷物を出力する汎用プリントサービスを利用する画像形成装置であって、印刷処理方法として速度優先及び画質優先のうち何れかをユーザに設定させる設定手段と、前記通信装置から前記汎用プリントサービスの利用に関する要求を受信する受信手段と、前記通信装置によって送信される印刷用データのデータ形式の決定に必要となる前記画像形成装置の能力情報を、前記要求に応じて前記通信装置に送信する送信手段とを備え、前記送信手段は、所定の速度優先が設定された場合、前記印刷手段が解釈可能なデータ形式のうち、前記第2のデータ形式が設定された能力情報を前記通信装置に送信することを特徴とする。
本発明によれば、速度優先が設定された際に印刷物を速やかに出力することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのMFP101のネットワーク構成図である。図1において、MFP101は、携帯端末102と有線LAN103や無線LAN104といったネットワークを介してデータ通信可能に構成されている。無線LAN104では、MFP101は、携帯端末102と無線アクセスポイント105を経由してデータ通信を行う。なお、本実施の形態では、MFP101及び携帯端末102は、有線LAN103や無線LAN104以外の方法、例えば、USBによって互いを直接接続する構成であっても良い。また、本実施の形態では、説明を容易にするために、MFP101及び携帯端末102を1台ずつ備える構成について説明するが、本実施の形態の構成は、これに限られず、MFP101及び携帯端末102の少なくとも一方を複数台備える構成であっても良い。MFP101及び携帯端末102は、汎用プリントサービスを利用可能である。汎用プリントサービスでは、IPP等の規格に従って、ユーザが携帯端末102からMFP101に印刷指示を行うことができる。汎用プリントサービスでは、MFP101の製造元が提供するMFP101専用のプリンタドライバが用いられることなく、製造元の異なる複数種のプリンタに対応する汎用プリントサービスアプリケーション(不図示)によって実現される。汎用プリントサービスアプリケーションは、携帯端末102に予めインストールされている。
図2は、図1のMFP101のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。図2において、MFP101は、CPU201、RAM202、EEPROM203、RTC204、操作部I/F205、スキャナI/F207、プリンタI/F209、及びNetworkI/F211を備える。なお、CPUは、Central Processing Unitの略称である。RAMは、Random Access Memoryの略称である。EEPROMは、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memoryの略称である。RTCは、Real Time Clockの略称である。NICは、Network interface CONTROLLERの略称である。CPU201、RAM202、EEPROM203、RTC204、操作部I/F205、スキャナI/F207、プリンタI/F209、及びNetworkI/F211はシステムバス214を介して互いに接続されている。また、MFP101は、操作部206、スキャナ208、プリンタ210、有線NIC212、及び無線NIC213を備える。操作部206は、操作部I/F205と接続されている。スキャナ208は、スキャナI/F207と接続されている。プリンタ210は、プリンタI/F209と接続されている。有線NIC212及び無線NIC213はNetworkI/F211と接続されている。
CPU201は、MFP101全体の動作を制御する。具体的に、CPU201は、EEPROM203に記憶されているプログラムに従って、システムバス214に接続される各デバイスを総括的に制御する。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能すると共に、画像情報の蓄積領域として用いられる。EEPROM203は、フォント、制御プログラム、及び設定データ等を記憶する。RTC204は、MFP101における時計機能を実現する。操作部I/F205は、システムバス214に接続される各デバイスと操作部206とのインタフェースである。操作部206は、MFP101のユーザインターフェースであり、図示しないキーボードやディスプレイを備える。スキャナI/F207は、システムバス214に接続される各デバイスとスキャナ208とのインタフェースである。スキャナ208は、配置された原稿を読み取り、読み取った情報に基づいて画像データを生成する。プリンタI/F209は、システムバス214に接続される各デバイスとプリンタ210とのインタフェースである。プリンタ210は、スキャナ208によって生成された画像データ等を用紙に印刷する。NetworkI/F211は、有線NIC212及び無線NIC213による通信を制御する。有線NIC212は、有線LAN103によるデータ通信を行う。無線NIC213は、無線LAN104によるデータ通信を行う。有線NIC212及び無線NIC213は、携帯端末102と汎用プリントサービスに関するデータ通信を行う。
図3は、図2の操作部206に表示される設定画面の一例を示す図である。図3(a)は、汎用プリントサービス設定画面301を示す。図3(b)は、印刷方法設定画面303を示す。
図3(a)において、汎用プリントサービス設定画面301は、汎用プリントサービスを使用するか否かを設定するための設定画面である。汎用プリントサービス設定画面301で設定された設定値は、EEPROM203に記憶される。例えば、汎用プリントサービス設定画面301において、「使用しない」が設定された状態で決定ボタン302が選択された場合、汎用プリントサービスを使用しないことを示す設定値「OFF」がEEPROM203に記憶される。設定値「OFF」がEEPROM203に記憶されると、操作部206では、汎用プリントサービス設定画面301が別の画面に切り替わる。
一方、汎用プリントサービス設定画面301において、「使用する」が設定された状態で決定ボタン302が選択された場合、汎用プリントサービスを使用することを示す設定値「ON」がEEPROM203に記憶される。設定値「ON」がEEPROM203に記憶されると、操作部206では、汎用プリントサービス設定画面301が図3(b)の印刷方法設定画面303に切り替わる。
印刷方法設定画面303では、汎用プリントサービスにおいて、印刷物を速やかに出力することを優先する「速度優先」及び印刷物を高画質で出力することを優先する「画質優先」の何れかが設定される。本実施の形態では、一例として、印刷方法設定画面303において、「画質優先(PDF)」、「速度優先(Raster 600×600)」、及び「速度優先(Raster 300×300)」の3つの選択肢の何れか1つをユーザが選択可能であることとする。ただし、これに限らず、PDFでの速度優先をさらに選択できることとしてもよい。PDFでの速度優先とは、上記の「画質優先(PDF)」を選択した場合よりも解像度などの画質を低いPDFファイルを生成し、「画質優先(PDF)」と比較して印刷処理が速くする印刷方法である。印刷方法設定画面303において上記3つの選択肢の中から1つの選択肢が選択された状態で決定ボタン304が選択された場合、選択された選択肢を示す設定値がEEPROM203に記憶される。上記設定値がEEPROM203に記憶された後、操作部206では、印刷方法設定画面303が別の画面に切り替わる。
図4は、本実施の形態において汎用プリントサービスに対応する装置が探索されてから該装置へ印刷用データが送信されるまでの処理の手順を示すシーケンス図である。図4の処理は、例えば、携帯端末102においてユーザから汎用プリントサービスの使用を指示された際に実行される。
図4において、携帯端末102は、汎用プリントサービスに対応する装置を探索するためのプリンタ探索要求をマルチキャストで送信する(ステップS401)。プリンタ探索要求を受信したMFP101は、後述する図6のリクエスト受信処理を実行し、携帯端末102へ探索応答を送信する(ステップS402)。なお、一例として、RFC6762で規格化されているmDNS(Multicast DNS)における「Query」が上述したプリンタ探索要求に該当し、また、mDNSにおける「Query Response」が上述した探索応答に該当する。探索応答には、MFP101のプリンタ210が解釈可能な印刷用データのデータ形式を示す能力情報が含まれる。携帯端末102が探索応答を受信すると、携帯端末102からMFP101に印刷指示可能となる。探索応答を受信した携帯端末102は、印刷指示として、探索応答に含まれる能力情報が示すデータ形式の印刷用データをMFP101に送信し(ステップS403)、本処理を終了する。印刷用データを受信したMFP101は、当該印刷用データを2値画像に変換するレンダリングを実行し、変換後の印刷用データに基づいて印刷を行う。
図5は、汎用プリントサービスから離脱する処理の手順を示すシーケンス図である。図5の処理は、上述したように携帯端末102からMFP101に印刷指示可能となった後、例えば、MFP101において汎用プリントサービス設定画面301及び印刷方法設定画面303の何れかの設定が変更された際に実行される。
図5において、MFP101は、汎用プリントサービスからの離脱を示す離脱通知をマルチキャストで送信する(ステップS501)。離脱通知には、MFP101から取得した探索応答に含まれる能力情報を破棄する指示が含まれている。なお、一例として、mDNSにおける「Goodbyeアナウンス」が上述した離脱通知に該当する。離脱通知を受信した携帯端末102は、上述した図4の処理においてMFP101から取得した探索応答に含まれる能力情報を破棄する。これにより、MFP101及び携帯端末102は汎用プリントサービスからの離脱を完了する。
図6は、図1のMFP101によって実行されるリクエスト受信処理の手順を示すフローチャートである。図6の処理は、CPU201がEEPROM203に記憶されたプログラムを実行することによって行われる。図6の処理は、汎用プリントサービス設定画面301及び印刷方法設定画面303の各々で設定された設定値がEEPROM203に既に記憶されていることとする。以下では、汎用プリントサービス設定画面301及び印刷方法設定画面303の各々で設定された設定値の総称を汎用プリントサービス設定値とする。
図6において、CPU201は、受信した情報がプリンタ探索要求であるか否かを判別する(ステップS601)。
ステップS601の判別の結果、受信した情報がプリンタ探索要求であるとき、CPU201は、汎用プリントサービス設定値をEEPROM203から読み出す(ステップS602)。次いで、CPU201は、汎用プリントサービス設定値がユーザによって変更されたか否かを判別する(ステップS603)。
ステップS603の判別の結果、汎用プリントサービス設定値がユーザによって変更されないとき、CPU201は、後述するステップS605の処理を行う。ステップS603の判別の結果、汎用プリントサービス設定値がユーザによって変更されたとき、CPU201は、プリンタ探索要求の送信元、例えば、携帯端末102に対し、能力情報の破棄を指示する(ステップS604)。ステップS604では、例えば、CPU201は、上述した図5の処理のように、離脱通知を送信する。次いで、CPU201は、後述する図7の能力情報生成処理を実行し(ステップS605)、能力情報を生成する。次いで、CPU201は、生成した能力情報を含む探索応答を、携帯端末102へ送信する(ステップS606)。本実施の形態では、例えば、CPU201は、IPPプロトコルに従って探索応答を携帯端末102へ送信する。その後、CPU201は、本処理を終了する。
ステップS601の判別の結果、受信した情報がプリンタ探索要求でないとき、CPU201は、受信した情報に対応する処理を実行し(ステップS607)、本処理を終了する。
図7は、図6のステップS605の能力情報生成処理の手順を示すフローチャートである。
図7において、CPU201は、読み出した汎用プリントサービス設定値に基づいて印刷方法設定画面303における設定値が「画質優先(PDF)」を示すか否かを判別する(ステップ701)。
ステップS701の判別の結果、印刷方法設定画面303における設定値が「画質優先(PDF)」を示すとき、CPU201は、図8(a)の能力情報801を生成する(ステップS702)。能力情報801では、例えば、document-format-supportedにおいて、プリンタ210が解釈可能なデータ形式が「PDF」のみであることが設定されている。また、printer-resolution-supportedにおいて、印刷結果物を「600dpi」の解像度で出力可能であることが設定されている。次いで、CPU201は、本処理を終了し、ステップS606以降の処理を行う。
ステップS701の判別の結果、印刷方法設定画面303における設定値が「画質優先(PDF)」を示さないとき、CPU201は、印刷方法設定画面303における設定値が「速度優先(Raster 600×600)」を示すか否かを判別する(ステップS703)。
ステップS703の判別の結果、印刷方法設定画面303における設定値が「速度優先(Raster 600×600)」を示すとき、CPU201は、図8(b)の能力情報802を生成する(ステップS704)。能力情報802では、例えば、document-format-supportedにおいてプリンタ210が解釈可能なデータ形式が「pwg−raster」のみであることが設定されている。「pwg−raster」は、プリンタメーカーの業界標準化団体であるPWGで規格化されたデータ形式である。なお、pwg‐rasterデータは、PDFデータよりデータ量が小さい。また、printer-resolution-supportedにおいて、印刷結果物を「600dpi」の解像度で出力可能であることが設定されている。さらに、pwg-raster-document-resolution-supportedにおいて、プリンタ210が「600dpi」のpwg‐rasterデータのみを扱えることが設定されている。次いで、CPU201は、本処理を終了し、ステップS606以降の処理を行う。
ステップS703の判別の結果、印刷方法設定画面303における設定値が「速度優先(Raster 600×600)」を示さないとき、CPU201は、印刷方法設定画面303における設定値が「速度優先(Raster 300×300)」を示すか否かを判別する(ステップS705)。
ステップS705の判別の結果、印刷方法設定画面303における設定値が「速度優先(Raster 300×300)」を示すとき、CPU201は、図8(c)の能力情報803を生成する(ステップS706)。能力情報803では、例えば、document-format-supportedにおいて、プリンタ210が解釈可能なデータ形式が「pwg−raster」のみであることが設定されている。また、printer-resolution-supportedにおいて、印刷結果物を「300dpi」の解像度で出力可能であることが設定されている。さらに、pwg-raster-document-resolution-supportedにおいて、MFP101が「300dpi」のpwg−rasterデータのみを扱えることが設定されている。このように、本実施の形態では、「速度優先(Raster 600×600)」又は「速度優先(Raster 300×300)」が設定された場合、プリンタ210が解釈可能なデータ形式のうち、「pwg−raster」が設定された能力情報802,803が携帯端末102に送信される。次いで、CPU201は、本処理を終了し、ステップS606以降の処理を行う。
ステップS705の判別の結果、印刷方法設定画面303における設定値が「速度優先(Raster 300×300)」を示さないとき、CPU201は、図8(d)の能力情報804を生成する(ステップS707)。能力情報804では、例えば、document-format-supportedにおいて、プリンタ210が解釈可能なデータ形式が「PDF」及び「pwg−raster」の両方であることが設定されている。また、printer-resolution-supportedにおいて、印刷結果物を「300dpi」、「600dpi」の解像度で出力可能であることが設定されている。さらに、pwg-raster-document-resolution-supportedにおいて、「300dpi」、「600dpi」のpwg−rasterデータを扱えることが設定されている。次いで、CPU201は、本処理を終了し、ステップS606以降の処理を行う。
上述した実施の形態によれば、PDFデータ及びPDFデータよりデータ量が小さいPWG−Rasterデータを解釈可能なプリンタ210を備えるMFP101において、「速度優先(Raster 600×600)」又は「速度優先(Raster 300×300)」が設定された場合、プリンタ210が解釈可能なデータ形式のうち、PWG−Rasterが設定された能力情報802,803が携帯端末102に送信される。これにより、「速度優先(Raster 600×600)」又は「速度優先(Raster 300×300)」が設定された際にレンダリング以降の処理が遅滞する要因となるPDFデータが携帯端末102から送信されるのを防止することができ、もって、速度優先が設定された際に印刷物を速やかに出力することができる。
また、上述した実施の形態では、汎用プリントサービス設定値が変更された場合、携帯端末102に能力情報の破棄が指示される。すなわち、印刷方法設定画面303において、例えば、「画質優先(PDF)」から「速度優先(Raster 600×600)」に変更されたにも関わらず、携帯端末102が変更前の能力情報を保持することはない。これにより、印刷物の速やかな出力が、変更前の能力情報に阻害されるのを防止することができる。
以上、本発明について、上述した実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、印刷方法設定画面303における選択肢は、「画質優先(PDF)」、「速度優先(Raster 600×600)」、及び「速度優先(Raster 300×300)」に限られない。印刷方法設定画面303は、「画質優先(PDF)」、「速度優先(Raster 600×600)」、及び「速度優先(Raster 300×300)」以外の他の選択肢を含んでいても良く、少なくとも「画質優先」及び「速度優先」を含んでいれば良い。
また、上述した実施の形態では、プリンタ210が「PDF」及び「pwg−raster」を含む複数種のデータ形式を解釈可能であっても良い。プリンタ210が上述したように複数種のデータ形式を解釈可能であり且つMFP101において「速度優先」が設定された場合、MFP101は、図7の処理において、少なくとも「PDF」より印刷用データのデータ量が小さいデータ形式が設定された能力情報を生成するのが好ましい。このようにすることで、「PDF」及び「pwg−raster」を含む複数種のデータ形式を解釈可能なプリンタを含むMFPにおいて、上述した実施の形態と同様の効果を奏することができる。
上述した実施の形態では、MFP101が複数種の汎用プリントサービスアプリケーションに対応しても良く、この場合、汎用プリントサービスアプリケーションの種別毎に異なる汎用プリントサービス設定値を設定しても良い。例えば、汎用印刷アプリケーションAに対応する汎用プリントサービス設定値が、図9(a)の汎用プリントサービス設定画面901及び図9(b)の印刷方法設定画面902で設定される。また、汎用プリントサービスアプリケーションAと異なる汎用プリントサービスアプリケーションBに対応する汎用プリントサービス設定値が、図9(c)の汎用プリントサービス設定画面903及び図9(d)の印刷方法設定画面904で設定される。このように設定された各設定値は、汎用プリントサービスアプリケーション毎にEEPROM203に記憶される。このようにすることで、汎用プリントサービスアプリケーション毎に汎用プリントサービス設定値が異なっても、図7の処理により、印刷物を速やかに出力できるような能力情報を生成することができる。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 MFP
102 携帯端末
201 CPU
210 プリンタ
212 有線NIC
213 無線NIC
802、803 能力情報
102 携帯端末
201 CPU
210 プリンタ
212 有線NIC
213 無線NIC
802、803 能力情報
Claims (7)
- 第1のデータ形式の印刷用データ及び第1のデータ形式の印刷用データよりデータ量が小さい第2のデータ形式の印刷用データを解釈可能な印刷手段を備え、専用のプリンタドライバを用いることなく通信装置から送信された印刷用データに基づいて前記印刷手段によって印刷物を出力する汎用プリントサービスを利用する画像形成装置であって、
印刷処理方法として速度優先及び画質優先のうち何れかをユーザに設定させる設定手段と、
前記通信装置から前記汎用プリントサービスの利用に関する要求を受信する受信手段と、
前記通信装置によって送信される印刷用データのデータ形式の決定に必要となる前記画像形成装置の能力情報を、前記要求に応じて前記通信装置に送信する送信手段とを備え、
前記送信手段は、所定の速度優先が設定された場合、前記印刷手段が解釈可能なデータ形式のうち、前記第2のデータ形式が設定された能力情報を前記通信装置に送信することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1のデータ形式は、PDF(Portable Document Format)であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記2のデータ形式は、Raster形式であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 前記設定手段における設定が変更された場合、前記通信装置に前記能力情報の破棄を指示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段において設定された設定値を記憶する記憶手段を更に備え、
前記汎用プリントサービスを行うための複数種の汎用プリントサービスアプリケーションに対応し、
前記記憶手段は、各前記汎用プリントサービスアプリケーションに対応する異なる複数の設定値を記憶することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 第1のデータ形式の印刷用データ及び第1のデータ形式の印刷用データよりデータ量が小さい第2のデータ形式の印刷用データを解釈可能な印刷手段を備え、専用のプリンタドライバを用いることなく通信装置から送信された印刷用データに基づいて前記印刷手段によって印刷物を出力する汎用プリントサービスを利用する画像形成装置の制御方法であって、
印刷処理方法として速度優先及び画質優先のうち何れかをユーザに設定させる設定ステップと、
前記通信装置から前記汎用プリントサービスの利用に関する要求を受信する受信ステップと、
前記通信装置によって送信される印刷用データのデータ形式の決定に必要となる前記画像形成装置の能力情報を、前記要求に応じて前記通信装置に送信する送信ステップとを有し、
前記送信ステップは、所定の速度優先が設定された場合、前記印刷手段が解釈可能なデータ形式のうち、前記第2のデータ形式が設定された能力情報を前記通信装置に送信することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 第1のデータ形式の印刷用データ及び第1のデータ形式の印刷用データよりデータ量が小さい第2のデータ形式の印刷用データを解釈可能な印刷手段を備え、専用のプリンタドライバを用いることなく通信装置から送信された印刷用データに基づいて前記印刷手段によって印刷物を出力する汎用プリントサービスを利用する画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記画像形成装置の制御方法は、
印刷処理方法として速度優先及び画質優先のうち何れかをユーザに設定させる設定ステップと、
前記通信装置から前記汎用プリントサービスの利用に関する要求を受信する受信ステップと、
前記通信装置によって送信される印刷用データのデータ形式の決定に必要となる前記画像形成装置の能力情報を、前記要求に応じて前記通信装置に送信する送信ステップとを有し、
前記送信ステップは、所定の速度優先が設定された場合、前記印刷手段が解釈可能なデータ形式のうち、前記第2のデータ形式が設定された能力情報を前記通信装置に送信することを特徴とするプログラム。
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