JP2019207857A - 電池、ヒートシール装置、及び電池の製造方法 - Google Patents

電池、ヒートシール装置、及び電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】収容体の密封性を維持可能な電池、該電池の製造時に使用されるヒートシール装置、及び該電池の製造方法の提供。【解決手段】電池素子400と収容体100と弁装置200とを備える電池10。収容体100は電池素子400を内部に収容する。弁装置200は収容体100の内部と連通し、収容体100の周縁においては熱融着性樹脂層が対向し、収容体100の周縁には対向する熱融着性樹脂層が互いに融着した周縁接合部130が形成されている。弁装置200は収容体100の内部において発生したガスに起因して収容体100の内部の圧力が上昇した場合に該圧力を低下させるように構成され、周縁接合部130の端縁よりも外側に位置している第1部分と周縁接合部130において熱融着性樹脂層に挟まれている第2部分とを含む。周縁接合部130のうち第2部分が熱融着性樹脂層によって挟まれている挟持部分の外表面には凹凸が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、電池、ヒートシール装置、及び電池の製造方法に関する。
特開2016−152231号公報(特許文献1)は、電池要素と、該電池要素を内部に収容する封入袋とを備えるリチウムイオン電池を開示する。このリチウムイオン電池においては、封入袋に一方向排気弁が取り付けられている。リチウムイオン電池の充放電に伴なって封入袋内でガスが発生すると、過剰なガスが一方向排気弁から排出される(特許文献1参照)。
特開2016−152231号公報
上記特許文献1においては、封入袋(収容体の一例)の密封性を維持するための具体的な方法が開示されていない。上記特許文献1に開示されているリチウムイオン電池によれば、一方向排気弁の周囲において密封性が低下する可能性がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、収容体の密封性を維持可能な電池、該電池の製造時に使用されるヒートシール装置、及び、該電池の製造方法を提供することである。
本発明のある局面に従う電池は、電池素子と、収容体と、弁装置とを備える。収容体は、少なくとも、基材層、バリア層及び熱融着性樹脂層をこの順に有する積層体によって構成されており、電池素子を内部に収容する。収容体の周縁においては、熱融着性樹脂層が対向している。収容体の周縁には、対向する熱融着性樹脂層が互いに融着した周縁接合部が形成されている。弁装置は、収容体の内部と連通する。弁装置は、収容体の内部において発生したガスに起因して収容体の内部の圧力が上昇した場合に該圧力を低下させるように構成されている。弁装置は、周縁接合部の端縁よりも外側に位置している第1部分と、周縁接合部において熱融着性樹脂層に挟まれている第2部分とを含む。周縁接合部のうち第2部分が熱融着性樹脂層によって挟まれている挟持部分の外表面には、凹凸が形成されている。
この電池においては、周縁接合部のうち第2部分が熱融着性樹脂層によって挟まれている挟持部分の外表面に凹凸が形成されている。すなわち、この電池においては、凹状の部分において熱融着性樹脂と第2部分とが強固に接合している。したがって、この電池によれば、弁装置の周囲における密封性の低下を抑制することができ、収容体の密封性を維持することができる。また、この電池においては、熱融着性樹脂が凹凸によって区分けされるため、熱融着性樹脂が必要以上に流れない。したがって、この電池においては、熱融着性樹脂層全体が必要以上に薄くならない。その結果、この電池によれば、第2部分の周囲、特に内端部における第2部分と収容体とのシール部において絶縁破壊が生じる可能性を抑制することができる。
上記電池において、凹凸は、上記挟持部分の外表面において弁装置の周方向に延びる凹条によって構成されており、凹条の深さは、0.05mm〜1mmであってもよい。
さらに、平面視において、電池の上面側に設けられた凹条の位置と、電池の下面側に設けられた凹条の位置とは、重ならなくてもよい。
この電池においては、収容体の外表面に凹条を付与する場合に、電池の上面側と下面側とで力が加えられる位置(弁装置の軸方向における位置)が異なる。したがって、この電池によれば、製造時に電池に加えられる力が分散されるため、製造過程で第2部分や収容体に加えられる部分的なダメージを抑制することができる。
上記電池において、凹凸は、上記挟持部分の外表面に形成されたナシ地によって構成されており、ナシ地の表面粗さRaは、1μm〜20μmであってもよい。
上記電池の上面側において、凹凸は、第1凹部と、第1凹部よりも電池の上面側に突出した第1凸部とを含み、上記電池の下面側において、凹凸は、第2凹部と、第2凹部よりも電池の下面側に突出した第2凸部とを含み、第1凹部の下端部、及び、第2凹部の上端部は、丸みを帯びていてもよい。
この電池においては、第1凹部の下端部、及び、第2凹部の上端部が丸みを帯びている。すなわち、この電池の製造過程において、第1及び第2凹部の付与時に鋭利な部材は用いられていない。したがって、この電池によれば、製造過程で第2部分や収容体に加えられる部分的なダメージを抑制することができる。
本発明の別の局面に従うヒートシール装置は、電池の製造に使用される。電池は、電池素子と、収容体と、弁装置とを備える。収容体は、少なくとも、基材層、バリア層及び熱融着性樹脂層をこの順に有する積層体によって構成されており、電池素子を内部に収容する。収容体の周縁においては、熱融着性樹脂層が対向している。収容体の周縁には、対向する熱融着性樹脂層が互いに融着した周縁接合部が形成されている。弁装置は、収容体の内部と連通する。弁装置は、収容体の内部において発生したガスに起因して収容体の内部の圧力が上昇した場合に該圧力を低下させるように構成されている。弁装置は、周縁接合部の端縁よりも外側に位置している第1部分と、周縁接合部において熱融着性樹脂層に挟まれている第2部分とを含む。ヒートシール装置は、シールヘッドと、加熱部とを備える。シールヘッドは、収容体の周縁のうち熱融着性樹脂層が第2部分を挟む挟持部分の外表面を挟むように構成されている。加熱部は、シールヘッドを加熱するように構成されている。シールヘッドのうち上記挟持部分の外表面を挟む挟み面には、凹凸が形成されている。
このヒートシール装置においては、シールヘッドのうち上記挟持部分の外表面を挟む挟み面に凹凸が形成されている。したがって、このヒートシール装置によれば、上記挟持部分の外表面に凹凸を形成することができる。すなわち、このヒートシール装置によれば、必要以上に強い圧力を加えなくても、電池の凹状の部分において熱融着性樹脂と第2部分とを強固に接合させることができる。
上記ヒートシール装置において、凹凸は、挟み面に形成された凸条によって構成されており、凸条は、ヒートシール装置の使用時に電池の幅方向となる方向に延びており、凸条の高さは、0.05mm〜1mmであってもよい。
上記ヒートシール装置において、凹凸は、挟み面に形成されたナシ地によって構成されており、ナシ地の表面粗さRaは、1μm〜20μmであってもよい。
本発明の別の局面に従う電池の製造方法は、上記ヒートシール装置を用いた電池の製造方法である。この電池の製造方法は、シールヘッドを加熱するステップと、シールヘッドによって、収容体の周縁のうち熱融着性樹脂層が第2部分を挟む部分の外表面を挟むステップとを含む。
この電池の製造方法によれば、収容体の周縁のうち熱融着性樹脂層が第2部分を挟む挟持部分の外表面に凹凸を形成することができる。すなわち、この電池の製造方法によれば、必要以上に強い圧力を加えなくても、電池の凹状の部分において熱融着性樹脂と第2部分とを強固に接合させることができる。
本発明によれば、収容体の密封性を維持可能な電池、該電池の製造時に使用されるヒートシール装置、及び、該電池の製造方法を提供することができる。
実施の形態1に従う電池の平面図である。 図1のII−II断面図である。 収容体を示す図である。 包装材料の断面構造の一例を示す図である。 実施の形態1における弁装置の平面図である。 図5のVI−VI断面図である。 図5のVII−VII断面図である。 図1のVIII−VIII断面図であり、弁装置の取付け状態を説明するための図である。 周縁接合部のうちシール取付け部が熱融着性樹脂層によって挟まれている部分の拡大図である。 ヒートシール装置の部分拡大図である。 電池の製造手順を示すフローチャートである。 包装材料のフランジ部と包装材料との間に弁装置を載置する動作を示す図である。 実施の形態2に従う電池の平面図である。 本実施の形態2におけるヒートシール装置の部分拡大図である。 実施の形態3における、周縁接合部のうちシール取付け部が熱融着性樹脂層によって挟まれている部分の拡大図である。 実施の形態4における弁装置の平面図である。 図16のXVII−XVII断面図である。 実施の形態5における弁装置の平面図である。 図18のXIX−XIX断面図である。 実施の形態6における弁装置の平面図である。 図20のXXI−XXI断面図である。 実施の形態7における弁装置の平面図である。 図22のXXIII−XXIII断面図である。 弁装置の収容体への取り付け時の様子を示す図である。 変形例1における弁装置の断面を示す図である。 変形例2における弁装置の断面を示す図である。 変形例3における弁装置の断面を示す図である。 変形例4における弁装置の平面図である。 図28のXXIX−XXIX断面図である。 変形例5における包装材料の平面図である。 図30のXXXI−XXXI断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[1.実施の形態1]
<1−1.電池の概要>
図1は、本実施の形態1に従う電池10の平面図である。図2は、図1のII−II断面図である。電池10は、タブ300の正極と負極が反対側に配置されており、たとえば電池を多数直列接続して高電圧で使用する電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両用に配慮した形態である。
図1及び図2に示されるように、電池10は、収容体100と、電池素子400と、タブ300と、タブフィルム310と、弁装置200とを含んでいる。
収容体100は、包装材料110,120を含んでいる。収容体100の周縁においては、包装材料110,120がヒートシールされ、周縁接合部130が形成されている。すなわち、周縁接合部130においては、包装材料110,120が互いに融着している。包装材料110,120については後程詳しく説明する。
電池素子400は、たとえば、リチウムイオン電池やキャパシタ等の蓄電部材である。電池素子400は、収容体100の内部に収容されている。電池素子400に異常が生じると、収容体100内においてガスが発生し得る。また、たとえば、電池素子400がキャパシタである場合には、キャパシタにおける化学反応に起因して収容体100内においてガスが発生し得る。
タブ300は、電池素子400における電力の入出力に用いられる金属端子である。タブ300の一方の端部は電池素子400の電極(正極又は負極)に電気的に接続されており、他方の端部は収容体100の端縁から外側に突出している。
タブ300を構成する金属材料は、たとえば、アルミニウム、ニッケル、銅等である。たとえば、電池素子400がリチウムイオン電池である場合、正極に接続されるタブ300は、通常、アルミニウム等によって構成され、負極に接続されるタブ300は、通常、銅、ニッケル等によって構成される。
電池10においては、2つのタブ300が含まれている。一方のタブ300は、収容体100における矢印L方向の端部において、タブフィルム310を介して包装材料110,120に挟まれている。他方のタブ300は、収容体100における矢印R方向の端部において、タブフィルム310を介して包装材料110,120に挟まれている。
タブフィルム310は、接着性保護フィルムであり、包装材料110,120及びタブ300(金属)の両方と接着するように構成されている。タブフィルム310を介することによって、金属製のタブ300を包装材料110,120で固定することができる。また、タブフィルム310は、特に高電圧で用いる場合、耐熱層あるいは耐熱成分を含み、短絡防止機能を有することが好ましい。
弁装置200は、収容体100の内部と連通しており、収容体100内で発生したガスに起因して収容体100内の圧力が所定値以上となった場合に、収容体100内のガスを外部に放出するように構成されている。弁装置200の筐体は、包装材料110,120の最内層と直に接着する材料が好ましく、包装材料110,120の最内層と同じ熱融着性を備えた樹脂、たとえば、ポリプロピレン(PP)等の樹脂によって構成されているのが好ましい。仮に耐熱性等の理由でPP以外の異材質を使用する場合、タブに使用するタブフィルムと同様に、その異材質とPPの両方に接着可能なフィルムを介在してシールする方法が有効である。弁装置200は、収容体100における矢印F方向の端部において、包装材料110,120に挟まれている。弁装置200については、後程詳しく説明する。
本実施の形態1に従う電池10においては、弁装置200を収容体100に取り付けるに当たって、様々な構造上の工夫が採用されている。たとえば、弁装置200の取付けに伴なう収容体100の密封性の低下を抑制するために、周縁接合部130のうち弁装置200が配置されている一辺においては、外表面に凹凸(凹条部105及び凸条部106)が形成されている。凹条部105及び凸条部106については、後程詳しく説明する。以下、収容体100の構成、弁装置200の構成、収容体100への弁装置200の取付け状態、ヒートシール装置(製造装置)の構成、及び、電池10の製造方法について順に説明する。
なお、矢印LRUDFBの各々が示す方向は、各図面において共通である。以下では、矢印LR方向を「電池10の幅方向」とも称し、矢印UD方向を「電池10の厚み方向」とも称する。
<1−2.収容体の構成>
図3は、収容体100を示す図である。図3に示されるように、収容体100は、包装材料110,120を含んでいる。包装材料110,120の各々は、いわゆるラミネートフィルムで構成されており、平面視における形状は略同一の矩形形状である。
包装材料110は、空間S1が形成されるように成形された成形部112と、成形部112から矢印FB方向及び矢印LR方向に延びるフランジ部114とを含んでいる。成形部112においては、矢印U方向の面が開放されている。該開放されている面を通じて、電池素子400(図1)が空間S1内に配置される。
図4は、包装材料110,120の断面構造の一例を示す図である。図4に示されるように、包装材料110,120の各々は、基材層31、接着剤層32、バリア層33、接着層34及び熱融着性樹脂層35がこの順に積層された積層体である。なお、包装材料110,120の各々は、必ずしも図4に示される各層を含む必要はなく、少なくとも、基材層31、バリア層33及び熱融着性樹脂層35をこの順に有していればよい。
収容体100においては、基材層31が最外層となり、熱融着性樹脂層35が最内層となる。電池10の組立て時に、空間S1(図3)内に電池素子400(図2)が配置された状態で、包装材料110,120の各々の周縁に位置する熱融着性樹脂層35同士を熱融着することによって、周縁接合部130が形成され、電池素子400が収容体100内に密封され、弁装置200が周縁接合部130に融着して固定され、さらに、タブ300もタブフィルム310を介して周縁接合部130に融着して固定される。以下、包装材料110,120に含まれる各層について説明する。なお、包装材料110,120の厚さとしては、たとえば、50〜200μm程度、好ましくは90〜150μm程度が挙げられる。
<1−2−1.基材層>
基材層31は、包装材料110,120の基材として機能する層であり、収容体100の最外層側を形成する層である。
基材層31を形成する素材は、絶縁性を備えることを限度として特に制限されない。基材層31を形成する素材としては、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、エポキシ、アクリル、フッ素樹脂、ポリウレタン、珪素樹脂、フェノール、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリカーボネート及びこれらの混合物や共重合物等が挙げられる。基材層31は、たとえば、上記の樹脂により形成された樹脂フィルムであってもよいし、上記の樹脂を塗布して形成したものであってもよい。樹脂フィルムは、未延伸フィルムであってもよいし、延伸フィルムであってもよい。延伸フィルムとしては、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルムが挙げられ、二軸延伸フィルムが好ましい。二軸延伸フィルムを形成する延伸方法としては、例えば、逐次二軸延伸法、インフレーション法、同時二軸延伸法等が挙げられる。さらに、基材層31は、単層であってもよいし、2層以上により構成されていてもよい。基材層31が2層以上により構成されている場合、基材層31は、樹脂フィルムを接着剤などで積層させた積層体であってもよいし、樹脂を共押出しして2層以上とした樹脂フィルムの積層体であってもよい。また、樹脂を共押出しして2層以上とした樹脂フィルムの積層体を、未延伸のまま基材層31としてもよいし、一軸延伸または二軸延伸して基材層31としてもよい。基材層31が、2層以上の樹脂フィルムの積層体の具体例としては、ポリエステルフィルムとナイロンフィルムとの積層体、2層以上のナイロンフィルムの積層体、2層以上のポリエステルフィルムの積層体などが挙げられ、好ましくは、延伸ナイロンフィルムと延伸ポリエステルフィルムとの積層体、2層以上の延伸ナイロンフィルムの積層体、2層以上の延伸ポリエステルフィルムの積層体が好ましい。例えば、基材層31が2層の樹脂フィルムの積層体である場合、ポリエステル樹脂フィルムとポリエステル樹脂フィルムの積層体、ポリアミド樹脂フィルムとポリアミド樹脂フィルムの積層体、またはポリエステル樹脂フィルムとポリアミド樹脂フィルムの積層体が好ましく、ポリエチレンテレフタレートフィルムとポリエチレンテレフタレートフィルムの積層体、ナイロンフィルムとナイロンフィルムの積層体、またはポリエチレンテレフタレートフィルムとナイロンフィルムの積層体がより好ましい。また、ポリエステル樹脂は、基材層31の最外層に位置することが好ましい。
基材層31の厚さとしては、たとえば、3〜50μm程度、好ましくは10〜35μm程度が挙げられる。
<1−2−2.接着剤層>
接着剤層32は、基材層31に密着性を付与するために、基材層31上に必要に応じて配置される層である。すなわち、接着剤層32は、基材層31とバリア層33との間に必要に応じて設けられる。
接着剤層32は、基材層31とバリア層33とを接着可能な接着剤によって形成される。接着剤層32の形成に使用される接着剤は、2液硬化型接着剤であってもよいし、1液硬化型接着剤であってもよい。また、接着剤層32の形成に使用される接着剤の接着機構は、特に制限されず、化学反応型、溶剤揮発型、熱溶融型及び熱圧着型等のいずれであってもよい。
接着剤層32の厚さとしては、たとえば、1〜10μm程度、好ましくは2〜5μm程度が挙げられる。
<1−2−3.バリア層>
バリア層33は、包装材料110,120の強度向上の他、電池10内に水蒸気、酸素、光等が侵入することを防止する機能を有する層である。バリア層33を構成する金属としては、たとえば、アルミニウム、ステンレス、チタン等が挙げられ、好ましくはアルミニウムが挙げられる。バリア層33は、たとえば、金属箔や金属蒸着膜、無機酸化物蒸着膜、炭素含有無機酸化物蒸着膜、及び、これらの蒸着膜を設けたフィルム等により形成することができ、金属箔により形成することが好ましく、アルミニウム箔により形成することがさらに好ましい。各包装材料の製造時に、バリア層33にしわやピンホールが発生することを防止する観点からは、バリア層は、たとえば、焼きなまし処理済みのアルミニウム(JIS H4160:1994 A8021H−O、JIS H4160:1994 A8079H−O、JIS H4000:2014 A8021P−O、JIS H4000:2014 A8079P−O)等軟質アルミニウム箔により形成することがより好ましい。
バリア層33の厚みは、水蒸気等のバリア層として機能すれば特に制限されないが、たとえば、10〜100μm程度、好ましくは20〜80μm程度とすることができる。
<1−2−4.接着層>
接着層34は、熱融着性樹脂層35を強固に接着するために、バリア層33と熱融着性樹脂層35との間に、必要に応じて設けられる層である。
接着層34は、バリア層33と熱融着性樹脂層35とを接着可能な接着剤によって形成される。接着層34の形成に使用される接着剤の組成は、特に制限されないが、たとえば、酸変性ポリオレフィンを含む樹脂組成物である。酸変性ポリオレフィンとしては、酸変性されたポリオレフィンであれば特に制限されないが、好ましくは不飽和カルボン酸又はその無水物でグラフト変性されたポリオレフィンが挙げられる。
接着層34の厚さとしては、たとえば、1〜50μm程度、好ましくは2〜40μm程度が挙げられる。
<1−2−5.熱融着性樹脂層>
熱融着性樹脂層35は、収容体100の最内層を形成する。熱融着性樹脂層35は、収容体100の周縁において、対向する熱融着性樹脂層と熱融着することによって、電池素子400を収容体100内に密封する。また、熱融着性樹脂が一定の膜厚以上でバリア層を覆う事で、電解液とバリア層金属との絶縁性を保つことができる。
熱融着性樹脂層35に使用される樹脂成分は、熱融着可能であることを限度として特に制限されないが、たとえば、ポリオレフィン、酸変性ポリオレフィン等である。
ポリオレフィンとしては、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン等のポリエチレン;ホモポリプロピレン、ポリプロピレンのブロックコポリマー(たとえば、プロピレンとエチレンのブロックコポリマー)、ポリプロピレンのランダムコポリマー(たとえば、プロピレンとエチレンのランダムコポリマー)等の結晶性又は非晶性のポリプロピレン;エチレン−ブテン−プロピレンのターポリマー等が挙げられる。これらのポリオレフィンの中でも、好ましくはポリエチレン及びポリプロピレンが挙げられる。また、酸変性ポリオレフィンとしては、酸変性されたポリオレフィンであれば特に制限されないが、好ましくは不飽和カルボン酸又はその無水物でグラフト変性されたポリオレフィンが挙げられる。
また、熱融着性樹脂層35の厚さとしては、特に制限されないが、好ましくは100μm以下、より好ましくは15〜90μm程度、さらに好ましくは30〜80μm程度が挙げられる。
<1−3.弁装置の構成>
図5は、弁装置200の平面図である。図5に示されるように、弁装置200は、弁機能部210と、シール取付け部220とを含んでいる。詳細については後述するが、シール取付け部220は、少なくともその一部が、包装材料110,120(図2)に挟まれて固定されている部分であり、ヒートシールされることで、シール取付け部220の外側の周面と包装材料110,120の最内層である熱融着性樹脂層35とが融着して接合された状態となっている。
シール取付け部220において、矢印B方向の端部の角にはRが形成されている。すなわち、シール取付け部220において、弁機能部210側とは反対側の端部の平面視における角にはR(たとえば、R=0.2mm〜2.0mm)が形成されている。なお、本願明細書においては、角が丸みを帯びていることを「Rが形成されている」として表現する。ここで「Rが形成されている」とは、構造的には、面取り加工がされたのと同様で、角が丸みを帯びた状態を意味しており、さらには「R」単独で、この角の丸みの半径を意味するものとして使用する。なお、弁装置200の製造工程において発生する尖った角に対して面取り加工を施して角に丸みをつける(Rを形成する)ことも可能であるが、弁装置200の筐体が樹脂成形品である場合には、最初から丸みを帯びた角を備えるように成形することで切削等の面取り加工なしでRを形成することも可能である。
図6は、図5のVI−VI断面図である。図6に示されるように、弁装置200において、弁機能部210及びシール取付け部220の各々の断面は正円形状であり、シール取付け部220の内部には通気路A1が形成されている。通気路A1の断面は、正円形状である。
弁装置200において、電池10の厚み方向(矢印UD方向)における弁機能部210の長さL2は、電池10の厚み方向におけるシール取付け部220の長さL1よりも長い。電池10の幅方向(矢印LR方向)における弁機能部210の長さL2は、電池10の幅方向におけるシール取付け部220の長さL1よりも長い。すなわち、弁機能部210の断面の直径は、シール取付け部220の断面の直径よりも長い。その結果、弁機能部210とシール取付け部220との境界には段差が形成されている(図5)。
図7は、図5のVII−VII断面図である。図7に示されるように、シール取付け部220の矢印B方向の端部には、R(たとえば、R=0.2mm〜2.0mm)が形成されている。また、シール取付け部220の内部には、通気路A1が形成されている。通気路A1は、たとえば、収容体100内において発生したガスを弁機能部210へ誘導する。
弁機能部210の内部には、収容体100(図1)内において発生したガスを排出するように構成された弁機構が設けられている。具体的には、弁機能部210は、Oリング212と、ボール214と、バネ216と、メンブレン218とを含んでいる。すなわち、弁機能部210には、ボールスプリング型の弁機構が設けられている。なお、弁機能部210内に設けられる弁機構は、ガスに起因して上昇した収容体100内の圧力を低減可能であれば特に制限されず、たとえば、ポペット型、ダックビル型、アンブレラ型、ダイヤフラム型等の弁機構であってもよい。
Oリング212は、中空円形のリングであり、たとえば、フッ素ゴムによって構成されている。ボール214及びバネ216の各々は、たとえば、ステンレスによって構成されている。なお、ボール214は、樹脂で構成されてもよい。メンブレン218は、たとえば、10-2〜100μm程度のポアー直径(pore diameter)を有し、電解液を漏らさず、ガスのみを透過(選択透過)するようなPTFEメンブレンによって構成されている。なお、PTFEとは、ポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene)の意である。
また、PTFEメンブレンは柔らかい材質の為、強度が不足する場合はポリプロピレンやポリエステルなどのメッシュや不織布と一体成型して補強したものを用いることもできる。
弁装置200が収容体100に取り付けられた状態で、収容体100内の圧力が所定圧力に達すると、通気路A1から誘導されたガスがボール214を矢印F方向に押圧する。ボール214が押圧されバネ216が縮むと、収容体100内のガスは、ボール214とOリング212との間に形成された隙間を通り、メンブレン218を透過して、排気口O1から収容体100の外部に排出される。
<1−4.弁装置の取付け状態>
図8は、図1のVIII−VIII断面図であり、弁装置200の取付け状態を説明するための図である。図8に示されるように、弁装置200の弁機能部210は、周縁接合部130の端縁よりも外側に位置している。一方、弁装置200のシール取付け部220の一部分は、周縁接合部130において、包装材料110の熱融着性樹脂層35と包装材料120の熱融着性樹脂層35との間に挟まれて、シール取付け部220の外側の周面と包装材料110,120の最内層である熱融着性樹脂層35とが融着して接合された状態となっている。なお、図8では、弁装置200が包装材料110,120の最内層である熱融着性樹脂層35と融着して接合された状態であることを説明するため、便宜的に、熱融着性樹脂層35を周縁接合部130付近のみ部分的に図示しているが、熱融着性樹脂層35は包装材料110,120の全面に備えられている。 図9は、周縁接合部130のうちシール取付け部220が熱融着性樹脂層35によって挟まれている部分の拡大図である。図9に示されるように、周縁接合部130のうちシール取付け部220が包装材料110,120によって挟まれている部分の外表面には、凹条部105及び凸条部106によって凹凸が形成されている。
包装材料110において、凸条部106は、凹条部105よりも矢印D方向(図8で示す状態では電池の上面側)に突出している。一方、包装材料120において、凸条部106は、凹条部105よりも矢印U方向(図8で示す状態では電池の下面側)に突出している。凹条部105における深さ(たとえば、包装材料110において、凸条部106の矢印D方向の端部から凹条部105の矢印U方向の端部までの長さ)D1は、たとえば、0.05mm〜1mmである。また、凹条部105及び凸条部106の各々は、矢印LR方向に延びている(図1)。
電池10においては、凹条部105により熱融着性樹脂層35がシール取付け部220に押し付けられることによって、熱融着性樹脂層35とシール取付け部220とが強固に接合している。したがって、電池10によれば、シール取付け部220の周囲における密封性の低下を抑制することができ、収容体100の密封性を維持することができる。また、電池10においては、熱融着性樹脂が凹条部105によって区分けされるため、熱融着性樹脂が必要以上に流れない。したがって、電池10においては、熱融着樹脂層35全体が(矢印BF方向にわたる全体が)必要以上に薄くならない。その結果、電池10によれば、シール取付け部220の周囲、特に矢印B方向の内端部におけるシール取付け部220と包装材料110とのシール部において絶縁破壊が生じる可能性を抑制することができる。
また、包装材料110における凹条部105の矢印U方向の端部(底部)、及び包装材料120における凹条部105の矢印D方向の端部(底部)にはR(たとえば、R=0.02mm〜1mm)が形成されている。すなわち、電池10の製造過程において、周縁接合部130の外表面への凹条部105の付与時に鋭利な部材は用いられていない。したがって、電池10によれば、製造過程における収容体100の外表面の劣化を抑制することができる。なお、本願明細書においては、凹条部の端部(底部)が丸みを帯びていることも、角が丸みを帯びていることと同様、「Rが形成されている」と表現する。この場合には、「R」単独で、凹条部の端部の丸みの半径を意味するものとして使用する。
再び図8を参照して、本実施の形態1に従う電池10において、シール取付け部220が周縁接合部130において熱融着性樹脂層35に挟まれ、弁機能部210が周縁接合部130において熱融着性樹脂層35に挟まれていない理由について次に説明する。
仮に、弁機能部210が周縁接合部130において熱融着性樹脂層35に挟まれるとする。この場合には、包装材料110,120の周縁において熱融着性樹脂層35を互いに融着する時(ヒートシールする時)に、加えられる熱及び圧力によって弁機能部210内の弁機構が故障する可能性がある。
本実施の形態1に従う電池10において、周縁接合部130で熱融着性樹脂層35に挟まれているのはシール取付け部220であり、弁機能部210は熱融着性樹脂層35に挟まれていない。したがって、電池10においては、ヒートシール時に弁機能部210に大きい圧力及び熱が加えられない。すなわち、電池10においては、弁機能部210を熱融着性樹脂層35によって挟まないことによって、ヒートシール時に加えられる圧力及び熱に起因した弁機構の故障が抑制されている。
通常、周縁接合部130の形成に用いられるヒートシール装置(たとえば、後述のヒートシール装置500)のシールヘッド(たとえば、後述のシールヘッド520)においては、収容体100を挟む面をシール取付け部220の外形に追従する形状とするか、収容体100を挟む面をシリコンゴム等の耐熱性を有する弾性体によって形成する等の工夫が施されている。本実施の形態1に従う電池10においては、上述のように、シール取付け部220の断面の直径が弁機能部210の断面の直径よりも短い。したがって、シール取付け部220の断面の直径が弁機能部210の断面の直径以上である場合と比較して、周縁接合部130のうちシール取付け部220が挟まれている部分における電池の厚み方向の長さL4と、周縁接合部130のうちシール取付け部220が挟まれていない部分における電池の厚み方向の長さL3との差が小さい。逆にこの差が大きいほど、上記シールヘッドの工夫を施してもなお、ヒートシール時に収容体100の周縁に加える熱及び圧力を大きくする必要が生じる。該熱及び圧力が大きくなると、特にシール取付け部220が挟まれている位置において、さらにはタブフィルム310とタブ300が挟まれている位置において、熱融着性樹脂層35が薄くなる可能性がある。熱融着性樹脂層35が薄くなると、電池10において絶縁破壊が生じる可能性がある。
本実施の形態1に従う電池10においては、上述のように、長さL4と長さL3との差が小さい。したがって、ヒートシール装置(後述)によって収容体100の周縁における弁装置200を取り付ける辺を挟んだ時に、収容体100の熱融着性樹脂層に適切に圧力及び熱が加えられる。その結果、電池10によれば、絶縁破壊が生じる可能性を低減しつつ、対向する熱融着性樹脂層35を適切に融着させ、シール取付け部220を収容体100に強固に固定することができる。
また、本実施の形態1に従う電池10においては、シール取付け部220の矢印B方向の端部が、フランジ部114よりも空間S1内に突出している。したがって、電池10の使用状況によっては、シール取付け部220の矢印B方向の端部が電池素子400に接触する可能性がある。本実施の形態1に従う電池10においては、上述のように、シール取付け部220の矢印B方向の端部にRが形成されている(図5)。したがって、仮にシール取付け部220の端部が電池素子400に接触したとしても、該端部が電池素子400を傷つける可能性は低い。また、電池10の使用状況によっては、シール取付け部220の矢印B方向の端部が包装材料120の熱融着性樹脂層35に接触する可能性がある。本実施の形態1に従う電池10においては、上述のように、シール取付け部220の矢印B方向の端部にRが形成されているため、仮にシール取付け部220の端部が包装材料120の熱融着性樹脂層35に接触したとしても、該端部が熱融着性樹脂層35を傷つける可能性は低い。
<1−5.ヒートシール装置の構成>
図10は、本実施の形態1に従う電池10の製造に使用されるヒートシール装置500の部分拡大図である。ヒートシール装置500は、たとえば、収容体100の周縁に圧力及び熱を加えて、収容体100の周縁をヒートシールするように構成されている。
図10に示されるように、ヒートシール装置500は、基部510と、基部510に設けられたシールヘッド520と、加熱部530とを含んでいる。加熱部530は、外部電源から供給される電力を用いることによってシールヘッド520を加熱するように構成されている。加熱部530としては、公知のヒートシール装置に用いられている種々の構成を採用することができる。
シールヘッド520のうち周縁接合部130と対向する面(挟み面)には、複数の凸条部506(凹凸)が設けられている。各凸条部506の高さ(矢印UD方向の長さ)H1は、たとえば、0.05mm〜1mmである。各凸条部506の先端にはRが形成されている。また、各凸条部506は、矢印LR方向(ヒートシール装置500の使用時に電池10の幅方向となる方向)に延びている。なお、本願明細書においては、凸条部の先端部が丸みを帯びていることも、角が丸みを帯びていることと同様、「Rが形成されている」と表現する。この場合には、「R」単独で、凸条部の先端部の丸みの半径を意味するものとして使用する。
周縁接合部130のうち包装材料110,120がシール取付け部220を挟む部分がシールヘッド520によって挟まれると、各凸条部506が包装材料110,120をシール取付け部220側に押し込み、シールヘッド520によって押し込まれた位置において包装材料110,120とシール取付け部220とが接合されるが、特に、凸条部506によって深く押し込まれて形成された凹条部105の位置において包装材料110,120とシール取付け部220とがより強固に接合される。すなわち、このヒートシール装置500によれば、必要以上に強い圧力を加えなくても、凹条部105において包装材料110,120とシール取付け部220とを強固に接合することができる。
<1−6.製造方法>
図11は、電池10の製造手順を示すフローチャートである。たとえば、電池10は、ヒートシール装置500を含む製造装置によって製造される。
図11を参照して、製造装置は、シールヘッド520を加熱するための処理を行なう(ステップS100)。そして、製造装置は、収容体100内に各部品を載置する(ステップS110)。たとえば、製造装置は、タブフィルム310付きタブ300が溶接によって電気的に接続された電池素子400を包装材料110内の空間S1に載置することによって、包装材料110のフランジ部114の上にタブフィルム310付きタブが載置された状態とし、次に、包装材料110のフランジ部114の上に弁装置200を載置する。なお、包装材料110内の空間S1に電池素子400を載置し、その次に、タブフィルム310付きタブ300を電池素子400に溶接して電気的に接続すると共に包装材料110のフランジ部114の上にタブフィルム310付きタブが載置された状態とし、次に、包装材料110のフランジ部114の上に弁装置200を載置することも可能である。そして、製造装置は、包装材料110上に包装材料120を載置する。
図12は、包装材料110のフランジ部114と包装材料120との間に弁装置200を載置する動作を示す図である。図12に示されるように、弁機能部210とシール取付け部220との間には段差が形成されている。したがって、シール取付け部220を包装材料110,120で挟む時に、仮に弁装置200を収容体100側に押し込み過ぎたとしても段差部分が包装材料110,120の端部に引っ掛かる。したがって、電池10によれば、電池10の製造過程において、弁機能部210が誤って包装材料110,120(熱融着性樹脂層35)に挟まれる事態を抑制することができる。
各部品の載置が完了すると、製造装置は、収容体100の周縁をヒートシールする(ステップS120)。本実施の形態1において、収容体100の周縁のうち弁装置200が載置された辺はヒートシール装置500によってヒートシールされ、他の辺は他のヒートシール装置(シールヘッドに凸条部が設けられていない。)によってヒートシールされる。なお、各辺のヒートシールに用いられる装置はこれに限定されず、たとえば、全ての辺がヒートシール装置500によってヒートシールされてもよい。
これにより、収容体100の周縁において、対向する熱融着性樹脂層35が互いに融着し、周縁接合部130が形成される。そして、電池素子400が収容体100内に密封され、弁装置200が周縁接合部130に融着して固定され、さらに、タブ300もタブフィルム310を介して周縁接合部130に融着して固定され、電池10が完成する。なお、ヒートシール工程においては、収容体100の内部の脱気を行うことで、収容体100の内部に不要なガスが含まれない状態としている。具体的には、全周を接合せずに、一部に未接合状態の周縁を残しておき、この未接合状態の周縁から脱気して、最後に未接合状態の周縁に圧力及び熱を加えて全周の周縁接合部130を完成させるものであり、さらには、電解液を必要とする電池には、全周を接合せずに、一部に未接合状態の周縁を残しておき、この未接合状態の周縁から電解液を注入して、脱気して、最後に未接合状態の周縁に圧力及び熱を加えて全周の周縁接合部130を完成することもある。
<1−7.特徴>
以上のように、本実施の形態1に従う電池10において、周縁接合部130のうちシール取付け部220が包装材料110,120によって挟まれている部分の外表面には、凹条部105及び凸条部106によって凹凸が形成されている。電池10においては、凹条部105により熱融着性樹脂層35がシール取付け部220に押し付けられることによって、熱融着性樹脂層35とシール取付け部220とが強固に接合している。したがって、電池10によれば、シール取付け部220の周囲における密封性の低下を抑制することができ、収容体100の密封性を維持することができる。また、電池10においては、熱融着性樹脂が凹条部105によって区分けされるため、熱融着性樹脂が必要以上に流れない。したがって、電池10においては、熱融着樹脂層35全体が(矢印BF方向にわたる全体が)必要以上に薄くならない。その結果、電池10によれば、シール取付け部220の周囲、特に矢印B方向の内端部におけるシール取付け部220と包装材料110とのシール部において絶縁破壊が生じる可能性を抑制することができる。
なお、電池素子400は、本発明の「電池素子」の一例であり、収容体100は、本発明の「収容体」の一例であり、弁装置200は、本発明の「弁装置」の一例である。基材層31は、本発明の「基材層」の一例であり、バリア層33は、本発明の「バリア層」の一例であり、熱融着性樹脂層35は、本発明の「熱融着性樹脂層」の一例である。周縁接合部130は、本発明の「周縁接合部」の一例である。シール取付け部220のうち周縁接合部130の端縁よりも外側に位置している部分と弁機能部210とからなる構成は、本発明の「第1部分」の一例である。シール取付け部220のうち熱融着性樹脂層35によって挟まれている部分は、本発明の「第2部分」の一例である。
また、収容体100内の空間S1に電池素子400が収容されていることを理解し易く説明するため、便宜的に、収容体100の空間S1に対して電池素子400を小さいサイズで図示しているが、製造工程において空間S1に電池素子400を載置するため、空間S1は電池素子400よりも若干大きいが、製造工程において前述したように脱気するので、最終的な電池10の状態では、空間S1は脱気に伴い若干縮小して電池素子400と略同じサイズとなり、ほとんど隙間なく空間S1に電池素子400が収容された状態となっている。
凹条部105は、本発明の「凹条」、「第1凹部」、「第2凹部」の一例であり、凸条部106は、本発明の「第1凸部」、「第2凸部」の一例である。
また、本実施の形態1では、電池10の幅方向、図1ではシール取付け部220を挟持した領域およびシール取付け部220を挟持した部分に連続する両脇部分まで含めたLR方向に連続して伸びる凹条部105としたが、凹条部105の形成位置は、シール取付け部220を挟持した領域は必須であり、両脇部分が任意である。また、連続せずとも、図1に示す凹条部105の位置に間欠的に形成することも可能である。
ヒートシール装置500は、本発明の「ヒートシール装置」の一例であり、シールヘッド520は、本発明の「シールヘッド」の一例であり、加熱部530は、本発明の「加熱部」の一例である。凸条部506は、本発明の「凸条」の一例である。
[2.実施の形態2]
本実施の形態2においては、上記実施の形態1と比較して、周縁接合部の構成が異なる。他の構成は、基本的に実施の形態1と同様である。ここでは、実施の形態1と異なる部分について説明する。
<2−1.電池の構成>
図13は、本実施の形態2に従う電池10Xの平面図である。図13に示されるように、電池10Xは、収容体100Xを含んでいる。収容体100Xの周縁には周縁接合部130Xが形成されている。収容体100Xは、周縁に周縁接合部130Xが形成されている点を除いて、収容体100と同様である。
周縁接合部130Xのうち弁装置200が配置されている一辺においては、外表面に凹凸(ナシ地107)が形成されている。ナシ地107は、収容体100Xの矢印D側の面及び矢印U側の面の両方に形成されている。ナシ地107の表面粗さRaは、たとえば、1μm〜20μmである。
<2−2.ヒートシール装置の構成>
図14は、本実施の形態2に従う電池10Xの製造に使用されるヒートシール装置500Xの部分拡大図である。図14に示されるように、ヒートシール装置500Xは、シールヘッド520Xを含んでいる。
シールヘッド520Xのうち周縁接合部130Xと対向する面(挟み面)には、ナシ地507(凹凸)が形成されている。シールヘッド520Xは、挟み面にナシ地507が形成されている点を除いて、実施の形態1におけるシールヘッド520と同様である。ナシ地507の表面粗さRaは、たとえば、1μm〜20μmである。
周縁接合部130Xのうち収容体100X(包装材料110X,120X)がシール取付け部220を挟む部分がシールヘッド520Xによって挟まれると、シールヘッド520Xによって押し込まれた位置において包装材料110X,120Xとシール取付け部220とが接合されるが、特に、ナシ地507の突出部分が包装材料110X,120Xをシール取付け部220側に深く押し込む。これにより、ナシ地507の突出部分によって深く押し込まれて形成されたナシ地107の凹み部分の位置において包装材料110X,120Xとシール取付け部220とが強固に接合される。
電池10Xにおいては、ナシ地107の凹み部分により熱融着性樹脂層35がシール取付け部220に押し付けられることによって、熱融着性樹脂層35とシール取付け部220とが強固に接合している。したがって、電池10によれば、シール取付け部220の周囲における密封性の低下を抑制することができ、収容体100の密封性を維持することができる。
[3.実施の形態3]
本実施の形態3においては、上記実施の形態1と比較して、周縁接合部の構成が異なる。他の構成は、基本的に実施の形態1と同様である。ここでは、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図15は、本実施の形態3における、周縁接合部130Yのうちシール取付け部220が熱融着性樹脂層35によって挟まれている部分の拡大図である。図15に示されるように、周縁接合部130Yのうちシール取付け部220が包装材料110Y,120Yによって挟まれている部分の外表面には、凹条部105及び凸条部106によって凹凸が形成されている。
本実施の形態3においては、実施の形態1と異なり、包装材料110Yに形成された凹条部105及び凸条部106の矢印FB方向における位置と、包装材料120Yに形成された凹条部105及び凸条部106の矢印FB方向の位置とが異なる。すなわち、たとえば矢印D側からの平面視において、包装材料110Yに設けられた凹条部105の位置と、包装材料120Yに設けられた凹条部105の位置とは、重ならない。
本実施の形態3に従う電池においては、収容体(包装材料110Y,120Y)の外表面に凹条部105を付与する場合に、電池の上面側と下面側とで力が加えられる位置(弁装置200の軸方向における位置)が異なる。したがって、この電池によれば、製造時に電池に加えられる力が分散されるため、製造過程でシール取付け部220や包装材料110,120に加えられる部分的なダメージを抑制することができる。
[4.実施の形態4]
本実施の形態4においては、上記実施の形態1と比較して、弁装置の構成が異なる。他の構成は、基本的に実施の形態1と同様である。ここでは、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図16は、本実施の形態4に従う電池に搭載されている弁装置200Aの平面図である。図16に示されるように、弁装置200Aは、弁機能部210Aと、シール取付け部220Aとを含んでいる。シール取付け部220Aは、少なくともその一部が、包装材料110,120に挟まれて、ヒートシールされる部分である。シール取付け部220Aは、実施の形態1と比較して、断面形状が異なる。弁機能部210Aは、基本的には実施の形態1と同様であるが、シール取付け部220A内に形成されている通気路A6(図17)の形状の違いに応じて、筐体及び弁機構の形状が一部変更されている。
図17は、図16のXVII−XVII断面図である。図17に示されるように、シール取付け部220Aの断面において、電池の幅方向(矢印LR方向)の長さL5は、電池の厚み方向(矢印UD方向)の長さL6よりも長い。より具体的には、シール取付け部220Aの断面形状は、楕円形状である。
シール取付け部220Aの内部には通気路A6が形成されている。通気路A6においても、電池の幅方向の長さは、電池の厚み方向の長さよりも長い。より具体的には、通気路A6の断面形状は、楕円形状である。
このように、本実施の形態4においては、シール取付け部220Aの断面において、電池の幅方向の長さL5が、電池の厚み方向の長さL6よりも長い。すなわち、シール取付け部の断面形状が正円(面積は同一)である場合と比較して、電池の厚み方向におけるシール取付け部220Aの長さが短い。この電池においては、周縁接合部130のうちシール取付け部220Aが挟まれている部分における電池の厚み方向の長さと、周縁接合部130のうちシール取付け部220Aが挟まれていない部分における電池の厚み方向の長さとの差がより小さくなっている。したがって、この電池によれば、収容体100の周縁全体において熱融着性樹脂層35に適切に圧力及び熱を加えることができ、対向する熱融着性樹脂層35を適切に融着させることができるため、弁装置200Aのシール取付け部220Aを収容体100に強固に固定することができる。
[5.実施の形態5]
実施の形態5においては、上記実施の形態1と比較して、弁装置の構成が異なる。他の構成は、基本的に実施の形態1と同様である。ここでは、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図18は、本実施の形態5に従う電池に搭載されている弁装置200Bの平面図である。図18に示されるように、弁装置200Bは、弁機能部210Bと、シール取付け部220Bとを含んでいる。シール取付け部220Bは、少なくともその一部が、包装材料110,120に挟まれて、ヒートシールされる部分である。シール取付け部220Bは、実施の形態1と比較して、断面形状が異なる。弁機能部210Bは、基本的には実施の形態1と同様であるが、シール取付け部220B内に形成されている通気路A7(図19)の形状の違いに応じて、筐体及び弁機構の形状が一部変更されている。
図19は、図18のXIX−XIX断面図である。図19に示されるように、シール取付け部220Bにおいては、電池の幅方向(矢印LR方向)の両端部に翼状延端部40,41が形成されている。翼状延端部40,41の各々は、電池の幅方向の端部に近づくほど薄くなる形状を有している。また、別の観点からは、翼状延端部40,41の各々は、シール取付け部22の他の部分(円形部分)と比較して、矢印LR方向において、電池の厚み方向の長さの変化が緩やかな部分ともいえる。
本実施の形態5に従う電池においては、実施の形態1(シール取付け部220Bに翼状延端部40,41が設けられていない場合)と比較して、周縁接合部130のうちシール取付け部220Bが挟まれていない部分から周縁接合部130のうちシール取付け部220Bが挟まれている部分へ移行する位置における電池の厚み方向の変化が滑らかである。したがって、この電池によれば、シール取付け部220Bが熱融着性樹脂層35によって挟まれている位置とシール取付け部220Bが熱融着性樹脂層35に挟まれていない位置との境界において包装材料110,120に無理な力が加わらないため、弁装置200Bのシール取付け部220Bを収容体100に強固に固定することができる。
[6.実施の形態6]
本実施の形態6においては、上記実施の形態1と比較して、弁装置の構成が異なる。他の構成は、基本的に実施の形態1と同様である。ここでは、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図20は、本実施の形態6に従う電池に搭載されている弁装置200Cの平面図である。図20に示されるように、弁装置200Cは、弁機能部210Cと、シール取付け部220Cとを含んでいる。シール取付け部220Cは、少なくともその一部が、包装材料110,120に挟まれて、ヒートシールされる部分である。シール取付け部220Cは、実施の形態1と比較して、断面形状が異なる。弁機能部210Cは、基本的には実施の形態1と同様であるが、シール取付け部220C内に形成されている通気路A2(図21)の形状の違いに応じて、筐体及び弁機構の形状が一部変更されている。
図21は、図20のXXI−XXI断面図である。図21に示されるように、シール取付け部220C内(通気路A2内)には、ピラー50,51が形成されている。ピラー50,51の各々は、電池の厚み方向(矢印UD方向)に延び、電池の厚み方向の両端がシール取付け部220Cの内周に接続されている。また、ピラー50,51の各々は、通気路A2内において矢印FB方向に延びている(図20)。なお、ピラーの数は、必ずしも2本である必要はなく、少なくとも1本あればよい。
本実施の形態6に従う電池においては、通気路A2内にピラー50,51が形成されているため、対向する熱融着性樹脂層35に挟まれたシール取付け部220Cに圧力及び熱が加えられたとしても、通気路A2が維持される。したがって、この電池によれば、対向する熱融着性樹脂層35の融着時におけるシール取付け部220C内の通気路A2の破損を抑制することができる。
[7.実施の形態7]
本実施の形態7においては、上記実施の形態1と比較して、弁装置の構成が異なる。他の構成は、基本的に実施の形態1と同様である。ここでは、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図22は、本実施の形態7に従う電池に搭載されている弁装置200Fの平面図である。図22に示されるように、弁装置200Fは、弁機能部210Fと、シール取付け部220Fとを含んでいる。シール取付け部220Fは、少なくともその一部が、包装材料110,120に挟まれて、ヒートシールされる部分である。弁機能部210F及びシール取付け部220Fは、実施の形態1と比較して、断面形状が異なる。
図23は、図22のXXIII−XXIII断面図である。図23に示されるように、弁機能部210Fの断面は、半円形状である。すなわち、弁機能部210Fの矢印U方向の面は、平面になっている。また、シール取付け部220Fの断面は、矢印LR方向の両端部に翼状延端部40F,41Fを有する。シール取付け部220Fの矢印U方向の面は、平面になっている。弁機能部210Fの矢印U方向の面と、シール取付け部220Fの矢印U方向の面とは、面一になっている。
したがって、矢印U方向の面を下にして弁装置200Fを配置すると、弁装置200Fは転がらない。したがって、本実施の形態7に従う電池によれば、弁装置200Fの収容体100への取り付け時に、弁装置200Fが転がらないため、弁装置200Fの位置決めを容易に行なうことができる。
図24は、弁装置200Fの収容体100への取り付け時の様子を示す図である。図24に示されるように、弁装置200Fの収容体100への取り付け時に、弁装置200Fの平面は、包装材料120の最内層の面上に載置される。この状態において、弁装置200Fは転がらない。したがって、本実施の形態7に従う電池によれば、収容体100への弁装置200Fの取り付け時に、弁装置200Fの位置決めを容易に行なうことができる。また、電池にした状態で、弁装置200Fによる周縁接合部130の膨らみを、収容体100が膨れた方向、すなわち図24では成形部112が突出する上方向に向けることができる。
[8.変形例]
以上、実施の形態1〜7について説明したが、本発明は、上記実施の形態1〜7に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。以下、変形例について説明する。但し、以下の変形例は適宜組合せ可能である。
<8−1>
上記実施の形態1〜7において、シール取付け部(シール取付け部220等)の断面は、円形をベースにした形状を有していた。しかしながら、シール取付け部の断面形状は、これに限定されない。たとえば、シール取付け部の断面形状は、多角形をベースにした形状を有してもよい。
図25は、変形例1における弁装置200Gの断面を示す図である。図25に示されるように、弁装置200Gにおいて、シール取付け部220Gの断面は、ひし形形状を有している。シール取付け部220Gにおいて、電池の幅方向の長さL7は、電池の厚み方向の長さL8よりも長い。この電池においては、周縁接合部130のうちシール取付け部220Gが挟まれている部分における電池の厚み方向の長さと、周縁接合部130のうちシール取付け部220Gが挟まれていない部分における電池の厚み方向の長さとの差がより小さくなっている。したがって、この電池によれば、収容体100の周縁全体において熱融着性樹脂層35に適切に圧力及び熱を加えることができ、対向する熱融着性樹脂層35を適切に融着させることができるため、弁装置200Gのシール取付け部220Gを収容体100に強固に固定することができる。
図26は、変形例2における弁装置200Hの断面を示す図である。図26に示されるように、弁装置200Hにおいて、シール取付け部220Hの断面は、電池の厚み方向の両端部において面取りされたひし形形状、或いは6角形形状を有している。シール取付け部220Hにおいて、電池の幅方向の長さL9は、電池の厚み方向の長さL10よりも長い。この電池においては、周縁接合部130のうちシール取付け部220Hが挟まれている部分における電池の厚み方向の長さと、周縁接合部130のうちシール取付け部220Hが挟まれていない部分における電池の厚み方向の長さとの差がより小さくなっている。したがって、この電池によれば、収容体100の周縁全体において熱融着性樹脂層35に適切に圧力及び熱を加えることができ、対向する熱融着性樹脂層35を適切に融着させることができるため、弁装置200Hのシール取付け部220Hを収容体100に強固に固定することができる。
図27は、変形例3における弁装置200Iの断面を示す図である。図27に示されるように、弁装置200Iにおいて、シール取付け部220Iの断面は、ひし形の(電池の幅方向の)両端部に翼状延端部40I,41Iが設けられた形状を有している。この電池においては、たとえば実施の形態1(シール取付け部220Iに翼状延端部40I,41Iが設けられていない場合)と比較して、周縁接合部130のうちシール取付け部220Iが挟まれていない部分から周縁接合部130のうちシール取付け部220Iが挟まれている部分へ移行する位置における電池の厚み方向の変化が滑らかである。したがって、この電池によれば、シール取付け部220Iが熱融着性樹脂層35によって挟まれている位置とシール取付け部220Iが熱融着性樹脂層35に挟まれていない位置との境界において包装材料110,120に無理な力が加わらないため、弁装置200Iのシール取付け部220Iを収容体100に強固に固定することができる。
図28は、変形例4における弁装置200Jの平面図である。図28に示されるように、弁装置200Jは、弁機能部210Jと、シール取付け部220Jとを含んでいる。シール取付け部220J内には、通気路A5が形成されている。
図29は、図28のXXIX−XXIX断面図である。この断面は、通気路A5の中心線C1を法線とする面ともいえる。図29に示されるように、弁装置200Jにおいて、シール取付け部220Jの断面は、六角形(多角形)形状を有している。六角形の各角には、R(たとえば、R=0.2mm〜2.0mm)が形成されている。この電池によれば、たとえば、シール取付け部220Jのうち収容体100内に位置する部分が収容体100内の電池素子400を傷つける可能性を低減することができ、かつ、シール取付け部220Jのうち熱融着性樹脂層35に挟まれている部分が熱融着性樹脂層35を傷つけ、熱融着性樹脂層35の絶縁性を低下させる可能性を低減することができる。
<8−2>
上記実施の形態1〜7において、包装材料110のフランジ部114は、フラットな状態であった。しかしながら、フランジ部114の形状は、これに限定されない。たとえば、フランジ部114には、弁装置200のシール取付け部220を配置するための弁装置配置部が予め成形されていてもよい。
図30は、変形例5における包装材料110Kの平面図である。図30に示されるように、フランジ部114Kには、弁装置配置部116Kが形成されている。
図31は、図30のXXXI−XXXI断面図である。図31に示されるように、フランジ部114Kに形成された弁装置配置部116Kは、半円形状を有している。この半円の直径は、たとえば、シール取付け部220の直径よりも僅かに長い。弁装置配置部116Kに、たとえば、シール取付け部220が配置された状態で、収容体の周縁におけるヒートシールが行なわれる。これにより、ヒートシール時における包装材料の変形が抑制され、シール取付け部220付近でピンホールや破れが生じる可能性を低減することができる。なお、弁装置配置部116Kは、必ずしも包装材料110Kに設けられる必要はなく、包装材料120に設けられてもよい。この場合であっても、弁装置配置部116Kが包装材料110Kに設けられた場合と同様の効果を得ることができる。
<8−3>
上記実施の形態1〜7においては、弁装置(たとえば、弁装置200)において、弁機能部(たとえば、弁機能部210)とシール取付け部(たとえば、シール取付け部220)との境界に段差が形成されていた。しかしながら、弁機能部とシール取付け部との境界には、必ずしも段差が形成されていなくてもよい。たとえば、弁機能部の断面の直径とシール取付け部の断面の直径とが同一であり、弁機能部とシール取付け部とがフラットに繋がっていてもよい。
<8−4>
上記実施の形態1〜7において、シール取付け部(シール取付け部220等)内に形成された通気路(たとえば、通気路A1)の断面は、円形をベースにした形状を有していた。しかしながら、通気路の断面形状は、これに限定されない。たとえば、通気路の断面形状は、多角形をベースにした形状であってもよい。
<8−5>
上記実施の形態1〜7において、シール取付け部(たとえば、シール取付け部220)の弁機能部(たとえば、弁機能部210)と反対側の端部の角にはRが形成されていた。しかしながら、該角には必ずしもRが形成されていなくてもよい。
<8−6>
上記実施の形態1〜7において、弁装置(たとえば、弁装置200)は、いわゆる復帰弁であった。しかしながら、弁装置は、必ずしも復帰弁である必要はない。弁装置は、たとえば、いわゆる破壊弁や、選択透過弁であってもよい。
<8−7>
再び図1を参照して、上記実施の形態1〜7においては、タブ300が収容体100の矢印LR方向の両端部に設けられ、弁装置(たとえば、弁装置200)が収容体100の矢印F方向の端部に設けられた。しかしながら、弁装置200及びタブ300の位置関係は、これに限定されない。たとえば、両方のタブ300が収容体100の周縁の同一の辺に配置され、弁装置が2つのタブ300の間に配置されてもよいし、両方のタブ300が収容体100の周縁の同一の辺に配置され、タブ300が配置された辺以外の三辺のいずれかの一辺に弁装置が配置されてもよい。
<8−8>
上記実施の形態1〜7において、収容体100は、エンボス成形等によって成形された包装材料110と、包装材料110とは別体の包装材料120とを含んでいた。しかしながら、収容体100は、必ずしもこのような構成でなくてもよい。
たとえば、包装材料110と包装材料120とが予め一辺において一体化されて(繋がって)いてもよい。この場合には、包装材料110のフランジ部114の端部において、包装材料110と包装材料120とが一体化しており(繋がっており)、包装材料110と包装材料120とが重ねられた状態で四方シールすることによって、収容体100内に電池素子400が密封されてもよい。また、包装材料110と包装材料120とが一体化している辺においてはフランジ部114が省略されており、包装材料110と包装材料120とが重ねられた状態で三方シールすることによって、収容体100内に電池素子400が密封されてもよい。
また、たとえば、包装材料120は、包装材料110と同様の形状に成形されていてもよい。また、収容体100は、たとえば、パウチタイプの収容体であってもよい。パウチタイプの収容体は、三方シールタイプ、四方シールタイプ、ピロータイプ、ガセットタイプ等のいずれのタイプであってもよい。
<8−9>
上記実施の形態1〜7において、弁機能部(たとえば、弁機能部210)の筐体とシール取付け部(たとえば、シール取付け部220)の筐体とは同一の材料(樹脂)で形成されていた。しかしながら、弁機能部の筐体とシール取付け部の筐体とは、必ずしも同一の材料で形成されている必要はない。たとえば、弁機能部の筐体とシール取付け部の筐体とが異なる材料で構成され、弁機能部の材質の融点がシール取付け部の材質の融点よりも高くてもよい。たとえば、弁機能部がポリプロピレン(PP)で構成され、シール取付け部がPPより融点が高い樹脂(たとえば、フッ素系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル樹脂)や金属で構成されてもよい。シール取付け部に用いる樹脂としては、バリアが高いフッ素樹脂が好ましい。
この電池においては、対向する熱融着性樹脂層35の融着時にシール取付け部に圧力及び熱が加えられたとしても、弁機能部の材質の融点がシール取付け部の材質の融点よりも高いため、弁機能部が熱によって変形する可能性が低い。したがって、この電池によれば、対向する熱融着性樹脂層35の融着時における弁機能部内の弁機構の故障を抑制することができる。
<8−10>
上記実施の形態1〜7においては、弁装置200の筐体が樹脂製であるとし、シール取付け部220が熱融着性樹脂層35に直接挟まれた。しかしながら、弁装置200の筐体は必ずしも樹脂製である必要はなく、たとえば、金属(たとえば、アルミニウム、ステンレス)製であってもよい。この場合には、シール取付け部220と熱融着性樹脂層35との間に接着性保護フィルムが配置されてもよい。接着性保護フィルムは、一方の面が少なくとも樹脂に接着するように構成されており、他方の面が少なくとも金属に接着するように構成されている。接着性保護フィルムとしては、公知の種々の接着性保護フィルムを採用することができ、たとえば、タブフィルム310と同じ接着性保護フィルムを使用することも可能である。
<8−11>
上記実施の形態1〜7において、シール取付け部(たとえば、シール取付け部220)の外周側(シール取付け部の弁機能部(たとえば、弁機能部210)側とは反対側の端部の角)にはRが形成されていたが、シール取付け部の内周側(通気路(たとえば、通気路A1)の縁部)にはRが形成されていなかった。しかしながら、シール取付け部の内周側にRが形成されてもよい。シール取付け部の内周側にRが形成されることによって、シール取付け部の内周側の角が削れてゴミ(たとえば、樹脂、金属等)が収容体100内に落下する可能性を低減することができる。
<8−12>
再び図23を参照して、上記実施の形態7においては、弁機能部210F及びシール取付け部220Fの両方の外表面において平面が形成された。しかしながら、必ずしも弁機能部210F及びシール取付け部220Fの両方の外表面において平面が形成される必要はない。弁機能部210F及びシール取付け部220Fの少なくとも一方の外表面に平面が形成されていればよい。
<8−13>
上記実施の形態1〜7においては、弁装置(たとえば、弁装置200)のうちシール取付け部(たとえば、シール取付け部220)のみが熱融着性樹脂層35によって挟まれることとした。しかしながら、熱融着性樹脂層35によって挟まれる対象は、シール取付け部のみである必要はない。たとえば、弁機能部(たとえば、弁機能部210)の全部又は一部が熱融着性樹脂層35によって挟まれてもよい。
<8−14>
また、上記実施の形態1〜7の電池10は、二次電池ではあるが、電気を出力するものとの概念で定義するものであるから、例えば、キャパシタ、電気二重層コンデンサ(EDLC)、リチウムイオンキャパシタ等の蓄電デバイスも包含するものであり、さらに、二次電池の種類についても特に限定されず、例えば、リチウムイオン電池、リチウムイオンポリマー電池、鉛畜電池、ニッケル・水素畜電池、ニッケル・カドミウム畜電池、ニッケル・鉄畜電池、ニッケル・亜鉛畜電池、酸化銀・亜鉛畜電池、金属空気電池、多価カチオン電池、全固体電池等が挙げられる。
10,10X 電池、31 基材層、32 接着剤層、33 バリア層、34 接着層、35 熱融着性樹脂層、40,40I,41,41I 翼状延端部、50,51 ピラー、100,100X 収容体、105 凹条部、106,506 凸条部、107,507 ナシ地、110,110K,110X,110Y,120,120X,120Y 包装材料、112 成形部、114,114K フランジ部、116K 弁装置配置部、130,130X、130Y 周縁接合部、200,200A、200B,200C,200F,200G,200H,200I,200J 弁装置、210,210A、210B,210C,210E,210F,210G,210H,210I,210J 弁機能部、212 Oリング、214 ボール、216 バネ、218 メンブレン、220,220A、220B,220C,220F,220G,220H,220I,220J シール取付け部、300 タブ、310 タブフィルム、400 電池素子、500,500X ヒートシール装置、510 基部、520,520X シールヘッド、530 加熱部、A1,A2,A4,A5 通気路、C1 中心線、O1 排気口。

Claims (9)

  1. 電池素子と、
    少なくとも、基材層、バリア層及び熱融着性樹脂層をこの順に有する積層体によって構成されており、前記電池素子を内部に収容する収容体と、
    前記収容体の内部と連通する弁装置とを備え、
    前記収容体の周縁においては、前記熱融着性樹脂層が対向しており、
    前記収容体の周縁には、対向する前記熱融着性樹脂層が互いに融着した周縁接合部が形成されており、
    前記弁装置は、前記収容体の内部において発生したガスに起因して前記収容体の内部の圧力が上昇した場合に該圧力を低下させるように構成されており、
    前記弁装置は、前記周縁接合部の端縁よりも外側に位置している第1部分と、前記周縁接合部において前記熱融着性樹脂層に挟まれている第2部分とを含み、
    前記周縁接合部のうち前記第2部分が前記熱融着性樹脂層によって挟まれている挟持部分の外表面には、凹凸が形成されている、電池。
  2. 前記凹凸は、前記挟持部分の外表面において前記弁装置の周方向に延びる凹条によって構成されており、
    前記凹条の深さは、0.05mm〜1mmである、請求項1に記載の電池。
  3. 平面視において、前記電池の上面側に設けられた前記凹条の位置と、前記電池の下面側に設けられた前記凹条の位置とは、重ならない、請求項2に記載の電池。
  4. 前記凹凸は、前記挟持部分の外表面に形成されたナシ地によって構成されており、
    前記ナシ地の表面粗さRaは、1μm〜20μmである、請求項1に記載の電池。
  5. 前記電池の上面側において、前記凹凸は、第1凹部と、前記第1凹部よりも前記電池の上面側に突出した第1凸部とを含み、
    前記電池の下面側において、前記凹凸は、第2凹部と、前記第2凹部よりも前記電池の下面側に突出した第2凸部とを含み、
    前記第1凹部の下端部、及び、前記第2凹部の上端部は、丸みを帯びている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電池。
  6. 電池の製造に使用されるヒートシール装置であって、
    前記電池は、
    電池素子と、
    少なくとも、基材層、バリア層及び熱融着性樹脂層をこの順に有する積層体によって構成されており、前記電池素子を内部に収容する収容体と、
    前記収容体の内部と連通する弁装置とを備え、
    前記収容体の周縁においては、前記熱融着性樹脂層が対向しており、
    前記収容体の周縁には、対向する前記熱融着性樹脂層が互いに融着した周縁接合部が形成されており、
    前記弁装置は、前記収容体の内部において発生したガスに起因して前記収容体の内部の圧力が上昇した場合に該圧力を低下させるように構成されており、
    前記弁装置は、前記周縁接合部の端縁よりも外側に位置している第1部分と、前記周縁接合部において前記熱融着性樹脂層に挟まれている第2部分とを含み、
    前記ヒートシール装置は、
    前記収容体の周縁のうち前記熱融着性樹脂層が前記第2部分を挟む挟持部分の外表面を挟むように構成されたシールヘッドと、
    前記シールヘッドを加熱するように構成された加熱部とを備え、
    前記シールヘッドのうち前記挟持部分の外表面を挟む挟み面には、凹凸が形成されている、ヒートシール装置。
  7. 前記凹凸は、前記挟み面に形成された凸条によって構成されており、
    前記凸条は、前記ヒートシール装置の使用時に前記電池の幅方向となる方向に延びており、
    前記凸条の高さは、0.05mm〜1mmである、請求項6に記載のヒートシール装置。
  8. 前記凹凸は、前記挟み面に形成されたナシ地によって構成されており、
    前記ナシ地の表面粗さRaは、1μm〜20μmである、請求項6に記載のヒートシール装置。
  9. 請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のヒートシール装置を用いた電池の製造方法であって、
    前記シールヘッドを加熱するステップと、
    前記シールヘッドによって、前記収容体の周縁のうち前記熱融着性樹脂層が前記第2部分を挟む挟持部分の外表面を挟むステップとを含む、電池の製造方法。
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