JP2019207671A - シミュレーション装置、シミュレーション方法及びシミュレーションプログラム - Google Patents

シミュレーション装置、シミュレーション方法及びシミュレーションプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の設備を用いた多品種生産において、仕掛品を適切に管理する。【解決手段】シミュレーション装置1は、仕掛品Pを処理する設備20を複数備える生産施設10−1で行われる多品種生産に適用される。シミュレーション装置1は、設備20間で仕掛品Pが搬送される工程に関する搬送工程情報I2を含む所定の入力情報I1を記憶する記憶部130と、入力情報I1を基にして、シミュレーションを実行する演算部120と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、多品種生産に適用されるシミュレーション技術に関する。
複数の設備を用いて多品種生産をする場合、品種毎に、使用される設備、及び、設備での処理条件が定められている。
このような場合、製品の生産の開始から完成までに要する日数、製品の生産量等を正しく見積もるために、生産のシミュレーションが重要である。
例えば、特許文献1は、品種及び工程毎に与えられた工程データ及び各設備における処理条件毎のロットの集約条件に基づいて、ロットの集約シミュレーションを行い、工程順序の異なる品種間でロット集約を行ったり、工程毎に集約方法が異なるロット集約を行う生産ラインの生産スケジュールを仮想実行する、生産工程シミュレーション装置を開示している。
例えば、特許文献2は、同一工程でロットに応じて段取り替えを行う設備を含む複数の設備をフローショップ型で用いて多品種を生産する生産工程におけるネック工程を特定するネック工程特定装置であって、前記生産工程における各工程について、処理対象の複数のジョブにおける当該工程への到着順序を作成して到着順序行列を生成し、この到着順序行列を当該工程に対応し段取り条件を少なくとも含む制約条件に基づいて再配列して再配列到着順序行列を作成し、当該工程の生産性を、当該工程の、再配列到着順序行列、段取り時間およびジョブの処理時間に基づいて求め、これら各工程に対応する複数の生産性に基づいてネック工程を特定する、ネック工程特定装置を開示している。
特開平10−55393号公報 特開2017−122998号公報
複数の設備を用いた多品種生産では、製品別、処理工程別に、それぞれ仕掛品があり、上記見積もりを正しくするには、仕掛品の適切な管理が必要である。
本発明の目的は、複数の設備を用いた多品種生産において、仕掛品を適切に管理することができるシミュレーション装置、シミュレーション方法及びシミュレーションプログラムを提供することである。
本発明の一態様に係るシミュレーション装置は、仕掛品を処理する設備を複数備える施設で行われる多品種生産に適用されるシミュレーション装置であって、前記設備間で前記仕掛品が搬送される工程に関する搬送工程情報を含む所定の入力情報を記憶する記憶部と、前記入力情報を基にして、シミュレーションを実行する演算部と、を備える。
多品種生産が行われる施設として、複数の設備のそれぞれを収容する複数の建物が設けられる態様がある。この態様は、設備間(建物間)が屋外となるので、設備間が離れていることがある。このような場合、設備間の搬送時間、搬送手段で一度に搬送できる仕掛品の数・重量を無視できない。
本発明は、設備間が比較的離れている、言い換えれば、仕掛品を処理する設備と、この設備が処理した仕掛品を処理する次の設備とが比較的離れていることを前提とする。シミュレーションに用いる入力情報は、搬送工程情報を含む。搬送工程情報は、設備間で仕掛品が搬送される工程に関する情報であり、例えば、搬送手段による仕掛品の搬送時間、搬送手段に搭載可能な仕掛品の数・重量である。演算部は、搬送工程情報を含む入力情報を基にして、シミュレーションをするので、シミュレーションの結果に、搬送工程による影響(例えば、搬送時間)を反映させることができる。よって、本発明の一態様に係るシミュレーション装置によれば、複数の設備を用いた多品種生産において、仕掛品を適切に管理することができる。
上記構成において、前記施設は、前記設備間で前記仕掛品を搬送する搬送手段に前記仕掛品を搭載するために、前記仕掛品を待機させる第1置場と、前記搬送手段で搬送されてきた前記仕掛品を受け入れて、待機させる第2置場と、を複数の前記設備のそれぞれに割り当てており、前記入力情報は、複数の前記設備のそれぞれに割り当てられた前記第1置場と前記第2置場とを特定する置場情報を含み、前記演算部は、複数の前記設備のそれぞれに割り当てられた前記第1置場で待機している前記仕掛品の数の推移、及び、前記第2置場で待機している前記仕掛品の数の推移を、前記入力情報を基にして算出する。
この構成によれば、シミュレーションに用いる入力情報に、置場情報が含まれる。置場情報は、複数の設備のそれぞれに割り当てられた第1置場と第2置場とについて、第1置場と第2置場とをそれぞれ特定する情報(これらを区別して特定する情報)である。これにより、演算部は、複数の設備のそれぞれに割り当てられた第1置場で待機している仕掛品の数の推移(時間的推移)、及び、第2置場で待機している仕掛品の数の推移(時間的推移)を算出することできる。従って、シミュレーション装置のユーザは、複数の設備のそれぞれに割り当てられた第1置場で待機している仕掛品の数が第1置場の収容能力を超えるか否か、及び、第2置場で待機している仕掛品の数が第2置場の収容能力を超えるか否かを知ることができる。
上記構成において、複数の前記設備は、処理条件が異なる複数種類の前記仕掛品をそれぞれロット単位で処理し、前記演算部は、前記搬送手段によって前記設備間で前記仕掛品が搬送される場合に、前記第2置場で待機する前記仕掛品を処理する前記設備で現在処理中のロットの処理が終了するタイミングと、前記第2置場で待ち行列の状態で待機している、複数種類の前記ロットのそれぞれの前記仕掛品の数と、を基にして、前記第1置場で待機している複数種類の前記仕掛品の中から、前記搬送手段によって前記第1置場から前記第2置場へ搬送する前記仕掛品及び前記仕掛品の数を決定するディスパッチングルールで、前記シミュレーションを実行する。
ディスパッチングルールの1つにFIFOルールがある。FIFOルールは、第2置場で待機している仕掛品を処理する設備(以下、次の設備)の生産性を考慮しないで、第1置場から第2置場に搬送する仕掛品を決定する。この構成で規定されているディスパッチングルールは、次の設備で現在処理中のロットの処理が終了するタイミングと、第2置場で待ち行列の状態で待機している、複数種類のロットのそれぞれの仕掛品の数と、を基にして、第1置場から第2置場へ搬送する仕掛品及び仕掛品の数を決定する。従って、この構成で規定されているディスパッチングルールによれば、次の設備の生産性(生産能力)を考慮して、第1置場から第2置場へ搬送する仕掛品及び仕掛品の数を決定することができる。この構成で規定されているディスパッチングルールは、具体的には、実施形態で説明するルール1とルール2とルール3とがある。
上記構成において、前記演算部は、前記演算部が決定した前記仕掛品を搭載した前記搬送手段の搬送開始を遅らせても、前記第2置場で待機する前記仕掛品を処理する前記設備で現在処理中の前記ロットの処理が終了するまでに、前記第2置場に前記仕掛品が到着する場合、前記搬送開始を遅らせる設定を含む前記ディスパッチングルールで、前記シミュレーションを実行する。
演算部が決定した仕掛品を搭載した搬送手段が、第2置場に到着し、搭載している仕掛品を第2置場に置くことにより、第2置場で待機している仕掛品の数が第2置場の収容能力を超えることがある。この構成で規定されているディスパッチングルールによれば、演算部が決定した仕掛品を搭載した搬送手段の搬送開始を遅らせ、この搬送手段が第2置場に到着する時刻を遅らせることにより(この間、第2置場で待機している仕掛品を処理する設備で、仕掛品が処理されることにより、第2置場で待機している仕掛品の数を減らすことができる)、第2置場で待機している仕掛品が第2置場の収容能力を超えないようにすることが可能となる。この構成によれば、このディスパッチングルールの下で、シミュレーションを実行することができる。
本発明の他の態様に係るシミュレーション方法は、仕掛品を処理する設備を複数備える施設で行われる多品種生産に適用されるシミュレーション方法であって、シミュレーション装置が、前記設備間で前記仕掛品が搬送される工程に関する搬送工程情報を含む所定の入力情報を記憶する記憶ステップと、前記シミュレーション装置が、前記入力情報を基にして、シミュレーションを実行する演算ステップと、を備える。
本発明の他の態様に係るシミュレーション方法は、本発明の一態様に係るシミュレーション装置を方法の観点から規定しており、本発明の一態様に係るシミュレーション装置と同様の作用効果を有する。
本発明のさらに他の態様に係るシミュレーションプログラムは、仕掛品を処理する設備を複数備える施設で行われる多品種生産に適用されるシミュレーションプログラムであって、前記設備間で前記仕掛品が搬送される工程に関する搬送工程情報を含む所定の入力情報を記憶する記憶ステップと、前記入力情報を基にして、シミュレーションを実行する演算ステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明のさらに他の態様に係るシミュレーションプログラムは、本発明の一態様に係るシミュレーション装置をコンピュータプログラムの観点から規定しており、本発明の一態様に係るシミュレーション装置と同様の作用効果を有する。
本発明によれば、複数の設備を用いた多品種生産において、仕掛品を適切に管理することができる。
多品種生産をする生産施設の一例であり、シミュレーションの対象となる生産施設を示す模式図である。 実施形態に係るシミュレーション装置のブロック図である。 ロット単位の処理を説明する説明図である。 シミュレーションの対象となる生産施設を示す模式図である。 図4に示す生産施設に対して、仕掛品の収容能力、及び、ディスパッチングルールを付加した模式図である。 実施形態に係るシミュレーション装置の動作の概略を説明するフローチャートである。 実施形態に係るシミュレーション装置の動作の詳細を説明するフローチャートである。 第2置場40−9で待機している仕掛品の数の推移を示すグラフである。 第1置場30−5で待機している仕掛品の数の推移を示すグラフである。 ディスパッチングルールが変更されたシミュレーションの下で算出された、第2置場40−9で待機している仕掛品の数の推移を示すグラフである。 ディスパッチングルールが変更されたシミュレーションの下で算出された、第1置場30−5で待機している仕掛品の数の推移を示すグラフである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。各図において、同一符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その構成について、既に説明している内容については、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し(例えば、設備20)、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す(例えば、設備20−1)。
多品種生産(本明細書において、多品種生産は、多品種少量生産を含む概念である)が行われる施設において、仕掛品を処理する設備と、この設備で処理された仕掛品を処理する次の設備とが隣接せず、離れていることがある。言い換えれば、設備間が離れていることがある。例えば、大型製品の多品種生産が行われる施設では、仕掛品を処理する複数の設備のそれぞれについて、設備を収容する建物が設けられている。このため、設備間(建物間)は屋外となるので、設備間が離れていることがある。
例えば、仕掛品を処理する設備Aと、設備Aが処理した仕掛品を処理する次の設備Bとの間が屋外であり、設備Aと設備Bとが離れているとする。この場合、設備Aから設備Bに仕掛品を搬送する搬送時間は、設備間が隣接する場合と比べて長くなる。仕掛品が大型のとき、搬送手段に搭載できる仕掛品の数、重量が少なくなる。これらの理由により、シミュレーションの結果は、設備Aで処理された仕掛品が設備Bで処理可能であるにもかかわらず、実際の現場では、設備Aで処理された仕掛品が、設備Bへ搬送中であったり、搬送手段に搭載するために設備Aの置場で待機中であったりすることがある。
本発明者は、この知見を基にして、実施形態に係るシミュレーション装置1(図2)を創作した。実施形態に係るシミュレーション装置1は、搬送手段による仕掛品の搬送工程を考慮して、シミュレーションを実行する。
図1は、多品種生産をする生産施設10の一例であり、シミュレーションの対象となる生産施設10−1を示す模式図である。生産施設10−1は、フローショップである。生産施設10−1は、工場でもよいし、プラントでもよい。シミュレーションの対象となる生産施設10は、ジョブショップでもよい。
生産施設10−1は、4つの設備20と、1つの第1置場30と、4つの第2置場40と、を備える。これらの数は、例示である。設備20は、仕掛品Pを処理するものである(例えば、加工機、熱処理機、表面処理機)。
図1では、第1置場30として第1置場30−1が示されている。第1置場30は、設備20間で仕掛品Pを搬送する搬送手段60に仕掛品Pを搭載するために、仕掛品Pを待機させる場所である。第1置場30は、搬送前置場と称することができる。
図1での設備20間とは、設備20−1と設備20−3との間、設備20−1と設備20−4との間、設備20−2と設備20−3との間、設備20−2と設備20−4との間である。設備20−1と設備20−2とは隣接しており、これらの設備間での仕掛品Pの搬送時間は短い。このため、これらに関しては、後で説明する搬送工程情報I2に含まれない。設備20−3と設備20−4との間も同様である。設備20間は、屋外である。
第1置場30−1で待機する仕掛品Pは、設備20−1で処理された仕掛品P、及び、設備20−2で処理された仕掛品Pである。設備20−1及び設備20−2に第1置場30−1が割り当てられているが(設備20−1と設備20−2とで第1置場30−1を共用している)、設備20−1に割り当てられた第1置場30と設備20−2に割り当てられた第1置場30とが別々であってもよい。
第2置場40は、搬送手段60で搬送されてきた仕掛品Pを受け入れて、待機させる場所である。第2置場40−1は、設備20−1に割り当てられており、第2置場40−1で待機している仕掛品Pが、設備20−1で処理される。第2置場40−2は、設備20−2に割り当てられており、第2置場40−2で待機している仕掛品Pが、設備20−2で処理される。第2置場40−3は、設備20−3に割り当てられており、第2置場40−3で待機している仕掛品Pが、設備20−3で処理される。第2置場40−4は、設備20−4に割り当てられており、第2置場40−4で待機している仕掛品Pが、設備20−4で処理される。第2置場40は、処理前置場と称することができる。なお、設備20−1と設備20−2とは、隣接しているので、第2置場40−1,40−2の替わりに、これらの設備20が共用する第2置場40が設けられてもよい。設備20−3,20−4についても同様である。
搬送手段60は、第1置場30で待機している仕掛品Pを第2置場40に搬送する。搬送手段60は、例えば、トラック、トレーラ、フォークリフト、クレーンである。搬送手段60−1は、第1置場30−1で待機している仕掛品Pを第2置場40−3に搬送する。搬送手段60−2は、第1置場30−1で待機している仕掛品Pを第2置場40−4に搬送する。
図1中の矢印は、仕掛品Pの搬送の流れを示している。設備20−1で処理される仕掛品Pを例にして説明する。第2置場40−1で待機している仕掛品Pは、設備20−1で処理される。設備20−1で処理された仕掛品Pは、第1置場30−1で待機する。第1置場30−1で待機している、設備20−1で処理された仕掛品Pは、搬送手段60−1によって、第2置場40−3に搬送され、待機し、又は、搬送手段60−2によって、第2置場40−4に送られ、待機する。
搬送工程TPは、設備20間で仕掛品Pが搬送される工程であり、図1の場合、第1置場30−1で待機している仕掛品Pが、第2置場40−3,40−4に搬送される工程である。実施形態において、シミュレーションに用いる入力情報I1(図2)は、搬送工程情報I2を含む。搬送工程情報I2は、設備20間で仕掛品Pが搬送される工程(搬送工程TP)に関する情報である。搬送工程情報I2は、稼働個数N(TP)、最大搬送量M(TP)、集合A(TP)、集合B(TP)、搬送時間T(x,y)を含む。
稼働個数N(TP)は、各搬送工程TPで使用される搬送手段60の数である。搬送手段60がトラック、トレーラ、フォークリフトの場合、搬送手段60の数は、台数である。搬送手段60がクレーンの場合、搬送手段60の数は、基数である。
最大搬送量M(TP)は、各搬送工程TPにおいて、一度に搬送できる仕掛品Pの量である。量は、仕掛品Pの数でもよいし、仕掛品Pの総重量でもよい。搬送工程TPで複数の搬送手段60が使用される場合、搬送手段60毎に仕掛品Pの量が定められる。
集合A(TP)は、各搬送工程TPにおいて、第1置場30で待機している仕掛品Pの搬送先となる設備20である。図1の場合、集合A(TP)={設備20−3,設備20−4}である。
集合B(TP)は、各搬送工程TPにおいて、第1置場30で待機する仕掛品Pの供給先となる設備20である。図1の場合、集合B(TP)={設備20−1,設備20−2}である。
搬送時間T(x,y)は、各搬送工程TPにおいて、設備20間の片道の搬送時間である。xは、集合B(TP)に属する要素である。yは、集合A(TP)に属する要素である。集合A(TP)、集合B(TP)に属する要素が複数の場合、要素毎に、搬送時間T(x,y)が定められる。例えば、設備20−1で処理された仕掛品Pが、第1置場30から第2置場40−3へ搬送する搬送時間、第1置場30から第2置場40−4へ搬送する搬送時間が定められる。
図2は、実施形態に係るシミュレーション装置1のブロック図である。シミュレーション装置1は、本体部100と、入力部200と、出力部300と、を備える。本体部100は、機能ブロックとして、制御処理部110と、演算部120と、記憶部130と、を備えるコンピュータ装置である。
本体部100は、ハードウェアプロセッサである。詳しくは、本体部100は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び、HDD(Hard Disk Drive)等のハードウェア、上記機能ブロックの機能を実行するためのプログラム及びデータ等によって実現される。
制御処理部110は、本体部100の各部(演算部120、記憶部130)を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するための装置である。
演算部120は、所定の入力情報I1(パラメータ)を基にして、シミュレーションプログラムを実行する。演算部120が実行するシミュレーションプログラムのフローチャートが、後で説明する図6である。シミュレーションの結果には、第1置場30で待機している仕掛品Pの数の推移、及び、第2置場40で待機している仕掛品Pの数の推移が含まれる。
記憶部130は、シミュレーションプログラム及び所定の入力情報I1を予め記憶する。シミュレーションプログラムは、入力情報I1を記憶部130に予め記憶させる記憶プログラムと、第1置場30で待機している仕掛品Pの数の推移、及び、第2置場40で待機している仕掛品Pの数の推移を、入力情報I1を基にして算出する算出プログラムと、を含む。入力情報I1については後で説明する。
入力部200は、シミュレーション装置1のユーザが、各種の情報、データ、命令等を入力するための装置である。入力部200は、キーボード、マウス、タッチパネル等によって実現される。
出力部300は、シミュレーションの結果等を出力する。出力部300は、プリンタ、表示装置等によって実現される。表示装置は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display)である。
シミュレーション装置1に入力される情報(入力情報I1)について説明する。入力情報I1として、搬送工程情報I2と、製品情報I3と、設備情報I4と、置場情報I5と、ディスパッチングルール情報I6と、がある。搬送工程情報I2は、上述した通りである。
製品情報I3は、製品に関する情報である。製品情報I3として、生産量と、工程設計と、各工程でのロット集約条件を示す情報と、がある。生産量は、生産施設10で生産される製品の数である。生産施設10において、仕掛品Pが複数の設備20で順番に処理されて製品となる。工程設計は、生産施設10に設けられた全ての設備20のうち、その製品の仕掛品Pを処理する複数の設備20とこれらの順番である。
ロット集約条件は、ロット集約操業と関連する。多品種少量生産では、通常、1つの設備20で、多品種の製品のそれぞれについて、仕掛品Pが処理される。一般に、製品毎に、処理条件が異なる。処理条件とは、例えば、冷延処理の場合、ロールの形状であり、熱処理の場合、処理温度である。処理条件を変える毎に、段取時間が発生する。段取時間は、生産性を低下させる原因となるので、処理条件はできるだけ変えないことが望ましい。このため、同じ処理条件の仕掛品Pを連続して処理する計画が立てられる(ロット編成)。ロット編成を基本とする操業をロット集約操業と呼ぶ。
ロット集約条件の一例を表1に示す。
Figure 2019207671
表1は、特許文献1の図4と同様であるので、説明を省略する。
設備情報I4は、設備20に関する情報である。設備情報I4として、処理時間と、処理条件と、ロット条件と、がある。処理時間は、例えば、各品種について、工程毎に設定される。シミュレーションの対象によって、処理時間の設定の仕方が異なる。品種毎の処理時間及び処理条件の一例を表2に示す。設備20毎の処理条件の一例を表3に示す。
Figure 2019207671
Figure 2019207671
表2は、特許文献1の図3と同様であり、表3は、特許文献1の図5と同様であるので、説明を省略する。
ロット条件は、まとめられるロットの最小本数と、まとめられるロットの最大本数と、ロット待ち時間との組み合わせである。シミュレーションの対象によって、ロット条件の設定の仕方が異なる。例えば、品種毎にロット条件が設定されてもよいし、設備20毎にロット条件が設定されてもよい。ロットの数は、本数として計算されるので、最小本数、最大本数としている。ロット待ち時間とは、設定した最小本数にロットの本数が到達するまでの待ち時間である。この時間に到達しても、ロットの本数が最小本数に到達しないとき、特例で、処理を開始することができる。
置場情報I5は、複数の設備20のそれぞれに割り当てられた第1置場30と第2置場40とを特定する情報である。詳しくは、置場情報I5は、複数の設備20のそれぞれに割り当てられた、第1置場30のIDと第1置場30の収容能力を示す値、及び、複数の設備20のそれぞれに割り当てられた第2置場40のIDと第2置場40の収容能力を示す値を含む。
ディスパッチングルール情報I6については、後で説明する。以上が入力情報I1の説明である。
実施形態に係るシミュレーション装置1は、搬送工程TPを考慮して、シミュレーションをする。このため、演算部120は、以下のように搬送工程TPを設定する。図1を参照して説明する。
演算部120は、製品情報I3に含まれる工程設計と、搬送工程情報I2に含まれる集合A(TP)、集合B(TP)と、を基にして、仕掛品Pの搬送がされる設備20間毎に、搬送工程TPを設定する。搬送工程TPの内容は、(1)〜(4)である。
(1)設備20で処理された仕掛品Pは、第1置場30に置かれ、待機する。例えば、設備20−1で処理された仕掛品Pは、第1置場30−1に置かれ、待機する。
(2)第1置場30で待機する仕掛品Pは、後述するディスパッチングルールに従って選択される。
(3)ディスパッチングルールに従って選択された仕掛品Pは、搬送手段60によって搬送先となる第2置場40に搬送され、搬送時間T(x,y)が経過した後、搬送先となる第2置場40に置かれ、待機する。設備20−1で処理された仕掛品Pが第1置場30−1から第2置場40−3に搬送される例で説明する。設備20−1で処理され、第1置場30−1で待機し、選択された仕掛品Pは、搬送手段60−1によって、第2置場40−3に搬送され、搬送時間T(設備20−1,設備20−3)が経過した後、第2置場20−3に置かれ、待機する。
(4)搬送時間T(x,y)が経過し、さらに、搬送時間T(x,y)が経過したとき、搬送手段60は、第1置場30に戻り、(2)、(3)、(4)の処理がされる。
稼働個数N(TP)が2以上のとき、搬送手段60毎に、(2)、(3)、(4)の処理がされる。なお、演算部120は、仕掛品Pの搬送がされる設備20と設備20とが隣接している場合、搬送工程TPを無視する設定をしたり(一方の設備20で処理された仕掛品Pが、他方の設備20で直ちに処理される)、一定の搬送時間を加える設定をしたりする。
シミュレーション装置1は、入力情報I1を基にして、様々な結果を出力することができる。シミュレーション装置1が出力できる結果をいくつか説明する。シミュレーション装置1は、設備20毎に、仕掛品Pの処理実績、及び、設備20の負荷状況を出力することができる。シミュレーション装置1は、設備20毎に、仕掛品Pの数の推移を出力することができる。
シミュレーション装置1は、製品別に、製造リードタイム(製品の製造開始から製品の出荷までに要する時間)を出力することができる。シミュレーション装置1は、設備20毎に、設備20の非付加価値時間(設備20が実際に処理をしていない時間)を出力することができる。非付加価値時間は、例えば、設備20の段取時間、待ち時間である。
実施形態では、上述したように、入力情報I1に搬送工程情報I2が含まれる。このため、演算部120は、各搬送工程TPについて、搬送予測、仕掛推移、及び、非付加価値時間を算出できる。図1を参照して、搬送予測とは、例えば、設備20−1で処理され、第1置場30−1で待機している仕掛品Pが、第2置場40−3へ搬送される場合、搬送の時間帯(何時何分から何時何分の時間帯)の予測である。仕掛推移は、搬送工程TPでの仕掛品Pの数の推移である。非付加価値時間は、搬送手段60が仕掛品Pを搬送していない時間である(例えば、搬送すべき仕掛品Pが第1置場30−1で待機していないので、搬送手段60が待ち状態になっている時間)。
また、入力情報I1には置場情報I5が含まれる。このため、演算部120は、第1置場30で待機している仕掛品Pの数の推移、及び、第2置場40で待機している仕掛品Pの数の推移を算出することができる。以上が、シミュレーション装置1が出力できる結果の説明である。
シミュレーションの対象となる生産施設10(例えば、図1に示す生産施設10−1)は、ロット集約操業をする。このため、生産施設10に設けられた複数の設備20は、処理条件が異なる複数種類の仕掛品Pをそれぞれロット単位で処理する。これについて説明する。図3は、ロット単位の処理を説明する説明図である。第1置場30−1に仕掛品Pを供給する設備20として、設備20−1及び設備20−2に加えて、設備20−5がある。
塗料Aが塗布される仕掛品Pは、□で示し、塗料Bが塗布される仕掛品Pは、○で示し、塗料Cが塗布される仕掛品Pは、△で示す。設備20−1は、塗料Aが塗布される仕掛品P(□)、塗料Bが塗布される仕掛品P(○)、塗料Cが塗布される仕掛品P(△)のいずれの処理もする。設備20−2、設備20−5についても同様である。□、○、△の中の数字は、仕掛品Pが第1置場30−1で待機させられた順番を示している。言い換えれば、仕掛品Pが第1置場30−1に到着した順番を示している。
第1置場30−1には、待ち行列54が設定されている。設備20−1、設備20−2、設備20−5で処理された仕掛品Pのうち、塗料Aが塗布される仕掛品P(□)は、待ち行列54−1に加えられる。設備20−1、設備20−2、設備20−5で処理された仕掛品Pのうち、塗料Bが塗布される仕掛品P(○)は、待ち行列54−2に加えられる。設備20−1、設備20−2、設備20−5で処理された仕掛品Pのうち、塗料Cが塗布される仕掛品P(△)は、待ち行列54−3に加えられる。
第1置場30−1には、搬送ロット51が配置されている。搬送手段60−1で搬送される仕掛品Pは、待ち行列54から選択され、搬送ロット51に入れられる。
搬送工程TPにおいて、搬送手段60−1は、搬送ロット51を第1置場30−1から第2置場40−3へ搬送する。稼働個数N(TP)は、例えば、1である(搬送手段60−1が1台)。最大搬送量M(TP)は、例えば、3である(搬送可能な仕掛品Pの最大個数が3個)。集合A(TP)は、{設備20−3}である。集合B(TP)は、{設備20−1,設備20−2,設備20−5}である。搬送時間T(x,y)は、例えば、15分とする。
第2置場40−3には、待ち行列52及び待ち行列53が設定されている。搬送手段60−1で搬送されてきた仕掛品Pは、種類別(処理条件別)に待ち行列52に加えられる。詳しく説明すると、塗料Aが塗布される仕掛品P(□)は、待ち行列52−1に加えられる。塗料Bが塗布される仕掛品P(○)は、待ち行列52−2に加えられる。塗料Cが塗布される仕掛品P(△)は、待ち行列52−3に加えられる。待ち行列52は、ロットまとめをするための待ち行列である。
塗料Aが塗布される仕掛品P(□)、塗料Bが塗布される仕掛品P(○)、及び、塗料Cが塗布される仕掛品P(△)の最小ロット(最小ロット数)は、それぞれ、5である(5個の仕掛品P)。
待ち行列53は、設備20−3での処理を待っている仕掛品Pの行列であり、設備20−3で現在処理中の仕掛品Pと同じ種類(同じ処理条件)の仕掛品Pの行列である。待ち行列53を構成する仕掛品Pが、設備20−3で処理される時間の合計は、20分とする(20分>搬送時間T(x,y))。
設備20−3は、仕掛品Pをロット単位で処理をする。1つの仕掛品Pの処理時間は、例えば、一律、5分とする。1回の段取時間は、30分とする。
図3を参照して、ディスパッチングルール情報I6について説明する。演算部120(図2)は、搬送工程TPで搬送される仕掛品Pのまとまり(搬送ロット51)を、ディスパッチングルールに従って決定する。演算部120は、ディスパッチングルールを変えて、シミュレーションを実行することができる。実施形態において、ディスパッチングルールは、FIFOルールと、生産性重視ルールとがある。ディスパッチングルール情報I6は、FIFOルールと生産性重視ルールとを含む。演算部120は、ディスパッチングルールとしてFIFOルールを用いる場合、ディスパッチングルール情報I6に含まれるFIFOルールを選択して、シミュレーションを実行する。演算部120は、ディスパッチングルールとして生産性重視ルールを用いる場合、ディスパッチングルール情報I6に含まれる生産性重視ルールを選択して、シミュレーションを実行する。
図3を参照して、FIFOルールを説明する。演算部120は、第1置場30−1に仕掛品Pが送られてきた時刻が一番早い仕掛品Pを1つ選択する。ここでは、1の数字で示される仕掛品Pが選択される。演算部120は、選択した仕掛品Pと搬送先(第2置場40−3)が同じである仕掛品Pのうち、第1置場30−1に送られてきた時刻が早い順に、仕掛品Pを選択する。選択できる仕掛品Pの数の上限値は、最大搬送量M(TP)−1である。−1としているのは、既に、1の数字で示される仕掛品Pが選択されているからである。最大搬送量M(TP)は、3であるので、演算部120は、2の数字で示される仕掛品P及び3の数字で示される仕掛品Pを選択する。演算部120は、選択した仕掛品P(1,2,3でそれぞれ示される3つの仕掛品P)を搬送ロット51に入れる。
生産性重視ルールを説明する。このルールは、搬送工程TPで搬送されてきた仕掛品Pを処理する設備20(図3では設備20−3)の生産性を重視するルールである。生産性重視ルールは、搬送手段60−1によって、設備20−1,20−2,20−5と設備20−3との間(設備20間)で仕掛品Pが搬送される場合に、第2置場40−3で待機する仕掛品Pを処理する設備20−3で現在処理中のロットL1の処理が終了するタイミングと、第2置場40−3で待ち行列52の状態で待機している、複数種類のロットL2,L3,L4のそれぞれの仕掛品Pの数と、を基にして、第1置場30−1で待機している複数種類の仕掛品Pの中から、搬送手段60−1によって第1置場30−1から第2置場40−3へ搬送する仕掛品P及び仕掛品Pの数を決定する。生産性重視ルール、以下のルール1とルール2とルール3とにより構成される。
(ルール1)
待ち行列53に並べられている仕掛品Pで構成されるロットL1が、設備20−3で現在処理中のロットである。演算部120は、搬送手段60−1が、設備20−3で現在処理中のロットL1の仕掛品Pと同じ種類(処理条件)の仕掛品Pを、第1置場30−1から第2置場40−3に搬送したとき、ロットL1の処理が終了するまでに、第2置場40−3で待ち行列52の状態で待機している、ロットL1の仕掛品Pと同じ種類(同じ処理条件)の仕掛品Pのロット(以下、ロットL2)を最小ロットにできるか否かを判定する。ここでは、待ち行列52−2に並べられている仕掛品Pで構成されるロットがロットL2である。演算部120は、ロットL2を最小ロットにできると判定した場合、第1置場30−1で待機している、ロットL1,L2の仕掛品Pと同じ種類(同じ処理条件)の所定数の仕掛品Pを、搬送手段60−1によって、第1置場30−1から第2置場40−3へ搬送する条件で、シミュレーションを実行する。所定数とは、ロットL2が最小ロットとなるのに必要な数である。例えば、ロットL2の最小ロットを構成する仕掛品Pの数が5であり、現在、ロットL2の仕掛品の数が3のとき、所定数は2である。
ルール1によれば、設備20−3は、段取をすることなく、次のロットを処理できる。
(ルール2)
ルール2は、ルール1で最小ロットを作成できない場合に適用される。演算部120は、ロットL2を最小ロットにできないと判定した場合、搬送手段60−1が、第1置場30−1から第2置場40−3に仕掛品Pを搬送したとき、ロットL1の処理が終了するまでに、第2置場40−3で待ち行列52の状態で待機している、ロットL1の仕掛品Pと異なる種類(異なる処理条件)の仕掛品Pで構成されるロットのうち、最小ロットとなるロット(以下、ロットL3)が存在するか否かを判定する。ここでは、待ち行列52−1に並べられている仕掛品Pで構成されるロットがロットL3とする。演算部120が、ロットL3が存在すると判定をした場合、第1置場30−1で待機している、ロットL3の仕掛品と同じ種類(同じ処理条件)の所定数の仕掛品Pを、搬送手段60−1によって第1置場30−1から第2置場40−3へ搬送する条件で、シミュレーションを実行する。所定数とは、ロットL3が最小ロットとなるのに必要な数である。例えば、ロットL3の最小ロットを構成する仕掛品Pの数が5であり、現在、ロットL3の仕掛品の数が4のとき、所定数は1である。
ルール2によれば、設備20−3において、段取が必要となるが、次のロットについて最小ロットを確保することができる(ルール3では最小ロットを確保できない)。
(ルール3)
ルール3は、ルール2で最小ロットを作成できない場合に適用される。演算部120が、ロットL3が存在しない判定をした場合、第1置場30−1から第2置場40−3に仕掛品Pを搬送したとき、ロットL1の処理が終了するまでに、第2置場40−3で待ち行列52の状態で待機している、複数種類のロット(ロットL2,L3,L4)のうち、ロットの充填率が最も高くなるロットを決定する(以下、決定ロット)。ロットL4は、待ち行列52−3に並んでいる仕掛品Pで構成されるロットである。ロットの充填率とは、あるロットの仕掛品Pの数を、そのロットが最小ロットとなる仕掛品Pの数で割り算した値である。ロットL2で説明すると、ロットL2の充填率は、ロットL2の仕掛品Pの数(3)を、ロットL2が最小ロットとなる仕掛品Pの数(5)で割り算した値である。演算部120は、第1置場30−1で待機している、決定ロットの仕掛品Pと同じ種類の全ての仕掛品Pを、搬送手段60−1によって第1置場30−1から第2置場40−3へ搬送する条件で、シミュレーションを実行する。
ルール3によれば、次のロットについて最小ロットを確保できないが、設備20−3は、充填率が最も高いロットを処理することができる。
ルール1〜ルール3のいずれについても、以下の(a)、(b)が適用される。
(a)演算部120は、第1置場30−1で待機している仕掛品Pのうち、第1置場30−1に置かれた時刻(到着時刻)が早い順番で仕掛品Pを選択する。例えば、演算部120は、2,4,5でそれぞれ示される仕掛品P(○で示す仕掛品P)を2つ選択する場合、2で示される仕掛品Pと4で示される仕掛品Pとを選択する。
(b)演算部120は、最初に選択した仕掛品Pと同じ搬送先の仕掛品Pを選択する。例えば、演算部120は、最初に選択した仕掛品Pの搬送先が第2置場40−3のとき、第2置場40−3に搬送される仕掛品Pを選択する。
演算部120は、生産性重視ルール(ルール1〜ルール3)に従って決定した仕掛品Pが最大搬送量M(TP)に到達しない場合、第1設定又は第2設定の下で、シミュレーションを実行する。ユーザは、入力部200を用いて、第1設定及び第2設定のいずれかを選択する指示を、シミュレーション装置1に入力する。
第1設定を説明する。演算部120は、生産性重視ルールに従って決定した仕掛品Pの搬送を、直ちに開始する条件で、シミュレーションを実行する。
第2設定を説明する。演算部120は、仕掛品Pの搬送開始を遅らせる。詳しくは、演算部120は、搬送手段60−1に搭載される仕掛品Pが最大搬送量M(TP)に到達するまで、搬送手段60−1を待機させ、最大搬送量M(TP)に到達したとき、搬送手段60−1が仕掛品Pを搬送する条件で、シミュレーションを実行する。なお、第2設定は、搬送手段60−1による仕掛品P(仕掛品Pの中には、生産性重視ルールに従って決定された仕掛品Pが含まれている)の搬送開始が送れても、設備20−3で現在処理中のロットL1の処理が終了するまでに、第2置場40−3に仕掛品Pが到着することを前提とする。
第2設定において、搬送手段60−1が待機する時間の上限値は、設備20−3で現在処理中のロットL1の処理が終了するまでに、生産性重視ルールに従って決定された仕掛品Pが、第2置場40−3に到着できる値である。演算部120は、搬送手段60−1の待機時間が上限値に到達したとき、搬送手段60−1に仕掛品Pの搬送を開始させる。
第2設定の効果を説明する。生産性重視ルールに従って決定された仕掛品Pを搭載した搬送手段60−1が、第2置場40−3に到着し、搭載している仕掛品Pを第2置場40−3に置くことにより、第2置場40−3で待機している仕掛品Pの数が第2置場40−3の収容能力を超えることがある。第2設定によれば、演算部120は、搬送手段60−1による仕掛品Pの搬送開始を遅らせ、搬送手段60−1が第2置場40−3に到着する時刻を遅らせることにより(この間、設備20−3で仕掛品Pが処理されることにより、第2置場40−3で待機している仕掛品Pの数を減らすことができる)、第2置場40−3で待機している仕掛品Pが第2置場40−3の収容能力を超えないようにすることが可能となる。
シミュレーション装置1の動作について説明する。図4は、このシミュレーションの対象となる生産施設10−2を示す模式図である。生産施設10−2は、多品種生産をするジョブショップである。生産施設10−2は、3つのエリアA,B,Cを備える。
エリアAには、加工機(設備20)と、第1の熱処理機(設備20)と、第1置場30−2,30−3と、第2置場40−5,40−6とが設けられている。エリアBには、切断機(設備20)と、第2の熱処理機(設備20)と、第1置場30−4,30−5と、第2置場40−7,40−8とが設けられている。エリアCには、表面処理機(設備20)と、梱包機(設備20)と、第2置場40−9,40−10とが設けられている。
トラックは、異なるエリア間において、仕掛品Pを搬送する。言い換えれば、トラックは、離れている設備20間で仕掛品Pを搬送する。トラックは、搬送手段60の一例である。トラックによる搬送は、搬送工程TPが考慮される。
クレーンは、同一エリアにおいて、仕掛品Pを搬送する。言い換えれば、クレーンは、隣接している設備20間で仕掛品Pを搬送する。クレーンによる搬送は、搬送工程TPが考慮されない。
搬送工程TP(1)は、第1置場30−2で待機している仕掛品Pを、第2置場40−7及び第2置場40−8に搬送する工程である。搬送工程TP(2)は、第1置場30−3で待機している仕掛品Pを、第2置場40−9に搬送する工程である。搬送工程TP(3)は、第1置場30−4で待機している仕掛品Pを、第2置場40−6及び第2置場40−9に搬送する工程である。搬送工程TP(4)は、第1置場30−5で待機している仕掛品Pを、第2置場40−9に搬送する工程である。
表4は、各搬送工程TPのパラメータの例である。各搬送工程TPにおいて、ディスパッチングルールの初期設定は、FIFOルールである。
Figure 2019207671
表5は、各第1置場30、各第2置場40の仕掛品Pの収容能力である。
Figure 2019207671
図5は、図4に示す生産施設10−2に対して、仕掛品Pの収容能力、及び、ディスパッチングルールを付加した模式図である。第1置場30を示す図形に添えられている数字が、第1置場30の仕掛品Pの収容能力である。第2置場40を示す図形に添えられている数字が、第2置場40の仕掛品Pの収容能力である。搬送工程TPを示す図形に添えられている文字がディスパッチングルールを示す。
図6は、シミュレーション装置1の動作の概略を説明するフローチャートである。図7は、この動作の詳細を説明するフローチャートである。図2及び図6を参照して、シミュレーション装置1のユーザは、入力部200を操作して入力情報I1を、本体部100に入力する(ステップS11)。入力情報I1には、表1〜表5の内容が含まれる。なお、図7は、特許文献1の図2と同じであるので、詳細な説明は省略する。
制御処理部110は、入力された入力情報I1を記憶部130に記憶させる(ステップS12)。これは、図7のステップS1と対応する。工程データの登録には、稼働個数N(TP)、最大搬送量M(TP)、集合A(TP)、集合B(TP)、及び、搬送時間T(x,y)の登録が含まれる。
ユーザは、入力部200を操作して、シミュレーションを実行する命令を、本体部100に入力する。これにより、演算部120は、シミュレーションの結果を得るために必要な各種演算・処理を実行する(ステップS13)。これは、図7のステップS2〜S9と対応する。
ステップS2の「処理待ち行列」は、図3に示す待ち行列52及び待ち行列54と対応する。演算部120は、設備20毎に、待ち行列52を作成し、搬送工程TP毎に、待ち行列54を作成する。ステップS5で実行される「集約ロットの選択」には、搬送工程TPでの集約ロットの選択が含まれる。この選択には、上述したディスパッチングルールが用いられる。ステップS7で実行される「集約ロットの設備への割り付け」には、ステップS5で選択された集約ロットの搬送工程TPへの割り付けが含まれる。ステップS8で実行される「仕掛かり製品群更新」には、搬送工程前の仕掛状況の更新が含まれる。
図5を参照して、ステップS13の各種演算・処理は、第1置場30−2〜30−5のそれぞれで待機している仕掛品Pの数の推移の算出と、第2置場40−5〜40−10のそれぞれで待機している仕掛品Pの数の推移の算出と、を含む。
ユーザは、これらの置場で待機している仕掛品Pの数の推移を示すグラフを見たい場合、入力部200を操作して、これらのグラフを出力する命令を本体部100に入力する。制御処理部110は、出力部300にこれらのグラフを出力させる。第2置場40−9を例にして説明する。第2置場40−9には、表面処理機(設備20)で処理される前の仕掛品Pが置かれる。図8は、第2置場40−9で待機している仕掛品Pの数の推移を示すグラフである。グラフは、第2置場40−9で待機している仕掛品Pの数の最大値を日毎に示している。グラフにおいて、縦軸は、仕掛品Pの数の最大値を示し、横軸は、日を示す。開始日は、シミュレーションの対象期間の最初の日であり、終了日は、シミュレーションの対象期間の最後の日である。
このグラフにより、第2置場40−9の観点から生産施設10−2の生産状況を可視化することができる。シミュレーションの対象期間中、第2置場40−9の負荷が一時的に増加することにより、第2置場40−9で待機している仕掛品Pの数が、第2置場40−9の収容能力が超えることがあることが分かる。このようなことが実際の現場で発生すると、トラック(搬送手段60)は、仕掛品Pを第2置場40−9に搬送することができない。このため、第2置場40−9が搬送先となる仕掛品Pは、第1置場30−3,30−4,30−5で滞留する。
第1置場30−3,30−4,30−5で待機する仕掛品Pが、これらの収容能力を超えなければよいが、超える場合、最悪、第1の熱処理機(設備20)、切断機(設備20)、第2の熱処理機(設備20)の少なくとも1つを停止しなければならない。これが、生産施設10−2の大幅な生産性の低下に繋がることがある。また、第2置場40−9で待機している仕掛品Pの数が、第2置場40−9の収容能力を超えてる期間に、納期等の理由で急いで生産したい製品が発生すると、この製品の仕掛品Pは表面処理機(設備20)で処理できない。よって、この製品の納期に間に合わないおそれがある。従って、第2置場40−9に対して、何らかの対策をとる必要がある。
対策として、設備投資(第2置場40−9の面積を広げる。表面処理機(設備20)の処理能力を上げる。)と、操業ルールの変更と、がある。設備投資は、必ずしもできるとは限らない。ここでは、操業ルールを変更することによって、第2置場40−9で待機している仕掛品Pの数が、第2置場40−9の収容能力が超えないようにする。以下、詳しく説明する。
図2及び図5を参照して、搬送先が第2置場40−9である仕掛品Pは、第1置場30−3、第1置場30−4、第1置場30−5で待機している。ユーザは、入力部200を操作して、第1置場30−3、第1置場30−4、第1置場30−5のそれぞれについて、待機している仕掛品Pの数の推移を示すグラフを出力する命令を、本体部100に入力する。
これにより、演算部120は、第1置場30−3、第1置場30−4、第1置場30−5のそれぞれについて、待機している仕掛品Pの数の推移を、入力情報I1を基にして算出する。
制御処理部110は、これらの推移を示すグラフを、出力部300に出力させる。ユーザは、出力されたグラフを見て、操業ルールの変更を検討する。具体例で説明する。図9は、第1置場30−5で待機している仕掛品Pの数の推移を示すグラフである。仕掛品Pの数の最大値が5本程度であることが分かる。これは、第1置場30−5の収容能力(30本)に対して、大幅に余裕がある。搬送工程TP(4)のディスパッチングルールは、FIFOルールである。生産性重視ルールは、第1置場30−5から第2置場40−9に仕掛品Pの搬送を遅らせることができる。ユーザは、入力部200を操作して、搬送工程TP(4)のディスパッチングルールを生産性重視ルールにし、上記第2設定にする命令を、本体部100に入力する。
そして、ユーザは、入力部200を操作して、第2置場40−9で待機している仕掛品Pの数の推移、及び、第1置場30−5で待機している仕掛品Pの数の推移を示すグラフを出力する命令を、本体部100に入力する。これにより、演算部120は、これらの推移を入力情報I1を基にして算出する。制御処理部110は、これらの推移を示すグラフを、出力部300に出力させる。図10及び図11は、出力されたグラフである。図10は、ディスパッチングルールが変更されたシミュレーションの下で算出された、第2置場40−9で待機している仕掛品Pの数の推移を示すグラフである。図11は、ディスパッチングルールが変更されたシミュレーションの下で算出された、第1置場30−5で待機している仕掛品Pの数の推移を示すグラフである。ユーザは、図10に示すグラフを見て、第2置場40−9で待機している仕掛品Pの数が、第2置場40−9の収容能力を超えないことを確認することができる。ユーザは、図11に示すグラフを見て、第1置場30−5で待機している仕掛品Pの数が、第1置場30−5の収容能力を超えないことを確認することができる。
1 シミュレーション装置
10−1,10−2 生産施設
20−1〜20−5 設備
30−1〜30−5 第1置場
40−1〜40−10 第2置場
51 搬送ロット
52 待ち行列(ロットまとめをするための待ち行列)
53 待ち行列(処理を待つ仕掛品の待ち行列)
54 待ち行列(搬送待ち行列)
60−1,60−2 搬送手段
I1 入力情報
I2 搬送工程情報
I3 製品情報
I4 設備情報
I5 置場情報
I6 ディスパッチングルール情報
P 仕掛品
TP 搬送工程

Claims (6)

  1. 仕掛品を処理する設備を複数備える施設で行われる多品種生産に適用されるシミュレーション装置であって、
    前記設備間で前記仕掛品が搬送される工程に関する搬送工程情報を含む所定の入力情報を記憶する記憶部と、
    前記入力情報を基にして、シミュレーションを実行する演算部と、を備えるシミュレーション装置。
  2. 前記施設は、前記設備間で前記仕掛品を搬送する搬送手段に前記仕掛品を搭載するために、前記仕掛品を待機させる第1置場と、前記搬送手段で搬送されてきた前記仕掛品を受け入れて、待機させる第2置場と、を複数の前記設備のそれぞれに割り当てており、
    前記入力情報は、複数の前記設備のそれぞれに割り当てられた前記第1置場と前記第2置場とを特定する置場情報を含み、
    前記演算部は、複数の前記設備のそれぞれに割り当てられた前記第1置場で待機している前記仕掛品の数の推移、及び、前記第2置場で待機している前記仕掛品の数の推移を、前記入力情報を基にして算出する、請求項1に記載のシミュレーション装置。
  3. 複数の前記設備は、処理条件が異なる複数種類の前記仕掛品をそれぞれロット単位で処理し、
    前記演算部は、前記搬送手段によって前記設備間で前記仕掛品が搬送される場合に、前記第2置場で待機する前記仕掛品を処理する前記設備で現在処理中のロットの処理が終了するタイミングと、前記第2置場で待ち行列の状態で待機している、複数種類の前記ロットのそれぞれの前記仕掛品の数と、を基にして、前記第1置場で待機している複数種類の前記仕掛品の中から、前記搬送手段によって前記第1置場から前記第2置場へ搬送する前記仕掛品及び前記仕掛品の数を決定するディスパッチングルールで、前記シミュレーションを実行する、請求項2に記載のシミュレーション装置。
  4. 前記演算部は、前記演算部が決定した前記仕掛品を搭載した前記搬送手段の搬送開始を遅らせても、前記第2置場で待機する前記仕掛品を処理する前記設備で現在処理中の前記ロットの処理が終了するまでに、前記第2置場に前記仕掛品が到着する場合、前記搬送開始を遅らせる設定を含む前記ディスパッチングルールで、前記シミュレーションを実行する、請求項3に記載のシミュレーション装置。
  5. 仕掛品を処理する設備を複数備える施設で行われる多品種生産に適用されるシミュレーション方法であって、
    シミュレーション装置が、前記設備間で前記仕掛品が搬送される工程に関する搬送工程情報を含む所定の入力情報を記憶する記憶ステップと、
    前記シミュレーション装置が、前記入力情報を基にして、シミュレーションを実行する演算ステップと、を備えるシミュレーション方法。
  6. 仕掛品を処理する設備を複数備える施設で行われる多品種生産に適用されるシミュレーションプログラムであって、
    前記設備間で前記仕掛品が搬送される工程に関する搬送工程情報を含む所定の入力情報を記憶する記憶ステップと、
    前記入力情報を基にして、シミュレーションを実行する演算ステップと、をコンピュータに実行させるシミュレーションプログラム。
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