JP2019207069A - 温水ユニット - Google Patents

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壮司 釼菱
Soji Kembishi
壮司 釼菱
伸幸 山本
Nobuyuki Yamamoto
伸幸 山本
岩本 淳
Atsushi Iwamoto
淳 岩本
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Abstract

【課題】切除可能領域を切除した場合に、その切断面が危険な状態になるなどの不具合を適切に防止または抑制することが可能な温水ユニットを提供する。【解決手段】温水生成機能または温水貯留機能を有する温水関連機器を内部に収容する外装ケース1と、この外装ケース1のケース壁部2に断続的に設けられた複数のスリット23を介して、ケース壁部2の他の領域であるベース領域20とは区画された状態に設けられ、かつ複数のスリット23の相互間に位置する接続部24を介してベース領域20に繋がっている切除可能領域21と、を備えている、温水ユニットUであって、ケース壁部2には、切除可能領域21とベース領域20との間に段差が生じるように、切除可能領域21およびベース領域20に対して屈曲状に繋がった段差壁部22が設けられ、この段差壁部22に、複数のスリット23および接続部24が設けられている。【選択図】 図5

Description

本発明は、温水関連機器が外装ケース内に収容されてユニット化された給湯器ユニットなどの温水ユニットに関する。
温水ユニットの一例として、特許文献1に記載のものがある。
同文献に記載の温水ユニットにおいては、給湯器などの温水関連機器を内部に収容した外装ケースに、配管引き出し用の開口部が設けられており、かつこの開口部は、ケース壁部としてのカバー部材によって塞がれている。ただし、前記カバー部材には、複数のスリットが断続的に並んだ配列で設けられており、これら複数のスリットよりも下側の領域は、切除可能領域とされている。この切除可能領域は、複数のスリットの相互間に位置する接続部を介して複数のスリットよりも上側のベース領域に繋がっており、前記接続部を切断することによって、前記ベース領域から切除可能である。この切除可能領域を切除することにより、前記開口部の一部を開口させることができ、この部分を介して湯水流通用の配管部材を外装ケースの内側から外側に引き出すことが可能である。
このような構成によれば、前記開口部の全体を塞いだ状態と、その一部を開口させた状態とのいずれかを容易に選択することが可能である。したがって、いわゆるノックダウン方式(現地組み立て方式)で温水ユニットの設置作業を行なう場合に、融通性に優れたものとすることが可能である。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、前記カバー部材から切除可能領域を切除する場合には、ニッパなどの切断工具を用いて、接続部を切断する。このため、切除可能領域をカバー部材のベース領域から切除した状態においては、接続部の切断面が、ベース領域の縁部の端面に生じることとなる。これでは、前記切断面に温水ユニットの設置作業者やユーザの手が触れ易く、切断部がバリ状である場合に怪我をする虞がある。また、カバー部材が外部から見え易い位置に存在する場合には、切断面が目立つこととなって、見栄えが悪くなる。切断面は、他の塗装箇所と比較すると、錆を生じ易く、錆汚れが発生する要因となるが、このような錆汚れも外部から見え易い箇所に発生することとなって、温水ユニットの見栄えは、一層悪くなる虞がある。
特開昭58−66747号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、切除可能領域を切除した場合に、その切断面が危険な状態となったり、あるいは見栄えを悪化させる要因になるといった不具合を適切に防止または抑制することが可能な温水ユニットを提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される温水ユニットは、温水生成機能または温水貯留機能を有する温水関連機器を内部に収容する外装ケースと、この外装ケースのいずれかのケース壁部に断続的に設けられた複数のスリットを介して、前記ケース壁部の他の領域であるベース領域とは区画された状態に設けられ、かつ前記複数のスリットの相互間に位置する接続部を介して前記ベース領域に繋がっている切除可能領域と、を備えている、温水ユニットであって、前記ケース壁部には、前記切除可能領域と前記ベース領域との間に前記ケース壁部の厚み方向の段差が生じるように、前記切除可能領域および前記ベース領域に対して屈曲状に繋がった段差壁部が設けられており、この段差壁部に、前記複数のスリットおよび前記接続部が設けられていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、ケース壁部の切除可能領域とベース領域とを繋ぐ接続部を、切断工具を用いて切断した場合、この接続部の切断面は、段差壁部の途中箇所またはベース領域の一側面に生じることとなり、前記ベース領域の端面には存在しないこととなる。したがって、温水ユニットの設置作業者やユーザの手が、前記切断面に容易に触れないようにして、怪我の虞をなくし、または少なくすることが可能となる。また、電気配線を配索するような場合には、この電気配線をバリ状の切断面に接触しないようにし、電気配線が損傷することを防止するといったことも可能となる。さらに、本発明によれば、前記切断面を、たとえば外装ケースの内側に配置させるなど、外部から見え難い配置とすることも可能であるため、温水ユニットの見栄えを良くすることができる他、錆汚れなどの発生も生じ難くし、また目立ち難くすることも可能である。
本発明において、好ましくは、前記ケース壁部は、前記外装ケースの内側と外側とを仕切っており、前記段差壁部は、前記ベース領域から前記外装ケースの内側に向けて突出している。
このような構成によれば、切除可能領域を切除すべく接続部を切断した場合、段差壁部に形成される接続部の切断面は、外装ケースの内側に位置することとなる。したがって、外装ケースの外部から前記切断面に手が触れる虞を一層少なくすることができる。また、前記切断面が外部から見えないようにし、見栄えをよくする上でも一層好ましいものとなる。
本発明において、好ましくは、前記複数のスリットのそれぞれは、前記ベース領域に対して前記切除可能領域寄りに離間した配置に設けられており、前記段差壁部のうち、前記複数のスリットよりも前記ベース領域寄りの部分は、前記ベース領域からその厚み方向に屈曲して突出した突出部とされている。
このような構成によれば、接続部を切断して切除可能領域をベース領域から切除した場合、前記突出部が、前記ベース領域の端部から屈曲して繋がった形態となる。このため、前記突出部は、前記ベース領域の端部に設けられた補強用のリブあるいはフランジとしての役割を果たすこととなる。したがって、ベース領域の強度を高める上で好ましいものとなる。また、ベース領域の端部には、突出部の基部が位置することとなるが、この突出部の基部は、適度な丸みを帯びた滑らかな面をもつ部分として形成することが可能である。このため、ベース領域の端部をそのような滑らかな面とし、この部分に手が触れたとしても怪我を生じないようにすることができる。
本発明において、好ましくは、前記外装ケースは、配管部材または電気配線部材を通すための開口部、およびこの開口部を塞ぐためのカバー部材を備えており、このカバー部材が、前記切除可能領域および前記ベース領域を備えている前記ケース壁部である。
このような構成によれば、配管部材または電気配線部材を外装ケースの内側から外側に引き出すための開口部を、カバー部材によって塞いだ状態と、開口させた状態とのいずれかを選択的に設定することが可能となる。
本発明において、好ましくは、前記接続部は、前記切除可能領域側の一端部よりも前記ベース領域側の他端部の方が、幅が狭い構成とされている。
このような構成によれば、接続部を切断することにより形成される切断面の面積を小さくし、この切断面に生じるバリの小サイズ化を図ることができる。その結果、切断面に手が触れて怪我をするといった虞をより生じ難くすることが可能である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
(a)は、本発明に係る温水ユニットの一例を示す背面斜視図であり、(b)は、その正面斜視図である。 図1(a)のII−II断面図である。 図1に示す温水ユニットの仕様変更を行なった状態の一例を示す背面斜視図である。 図3のIV−IV断面図である。 (a)は、図1に示す温水ユニットの外装ケースのカバー部材の背面斜視図であり、(b)は、その正面斜視図であり、(c)は、(a)のVc−Vc断面図である。 (a)は、図5に示すカバー部材の切除可能領域を切除した状態を示す背面斜視図であり、(b)は、(a)の断面図である。 本発明の他の例を示す背面斜視図である。 本発明の他の例を示す断面図である。 図8に示す温水ユニットの仕様変更を行なった状態の断面図である。 (a)は、本発明の他の例を示す正面斜視図であり、(b)は、(a)のXb−Xb断面図であり、(c)は、(b)の構成において切除可能領域を切除した状態の断面図である。 (a)は、本発明の他の例を示す正面斜視図であり、(b)は、(a)のXIb部の拡大平面図である。 本発明の他の例を示す正面斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す温水ユニットUは、カバー部材2を含む外装ケース1を備えており、図2によく表れているように、外装ケース1内には、貯湯タンク3、補助熱源機4、および制御部5が収容されている。
貯湯タンク3および補助熱源機4は、本発明でいう温水関連機器の具体例に相当する。この温水ユニットUは、たとえばヒートポンプなどの主熱源機(不図示)と組み合わせて用いられる貯湯式給湯装置に相当し、貯湯タンク3は、主熱源機によって加熱された湯水を貯留するための機器である。補助熱源機4は、貯湯タンク3から出湯する湯水温度が所望の給湯目標温度に満たないなどの場合に、その湯水を加熱するための機器であり、たとえばバーナ40、バーナ40によって発生された燃焼ガスからの熱回収により湯水加熱を行なうための熱交換器41,42、および熱回収後の燃焼ガスを排気口43に導いて外装ケース1の外部に排出するための排気集合筒44などを備えている。制御部5は、マイク
ロコンピュータなどを用いて構成されており、温水ユニットUの各部の動作制御やデータ処理制御を実行する。
外装ケース1は、たとえば表面に塗装が施されたカラー鋼板などを用いて形成されたパネル状の複数のケース壁部10(10a〜10f)を備えた内部空洞状であり、縦長な略直方体の前側下部を窪ませた外観形態である。勿論、外装ケース1の全体形状などはこれに限定されない。複数のケース壁部10としては、具体的には、排気口43が設けられた第1の前壁部10a、その下側後方に位置する第2の前壁部10b、これら第1および第2の前壁部10a,10bに対向する後壁部10c、左右両側壁部10d、上壁部10e、ならびに中間底壁部10fがある。後壁部10cには、後述するように、カバー部材2がビス止めなどの手段を用いて取付けられている。このカバー部材2も、ケース壁部の概念に含まれる。
図面において、符号19は、外装ケース1の前側フレーム下部を示し、符号88はベース部材を示している。
この温水ユニットUにおいては、図2に示すように、湯水流通用の複数の配管部材60を、第2の前壁部10bの前方に引き出すことが可能とされている(図1(b)では省略)。複数の配管部材60は、たとえば貯湯タンク3への入水用配管部、補助熱源機4からの出湯用配管部、および主熱源機との接続を図るための配管部材などである。ただし、温水ユニットUの後壁部10cの下部には、配管引き出し用の開口部11が設けられ、かつこの開口部11がカバー部材2によって覆われている。このことにより、後述するように、複数の配管部材60の全部または一部を開口部11から外装ケース1の後方に引き出すことが可能とされている。
カバー部材2は、外装ケース1の他のケース壁部10と同様に、たとえばカラー鋼板などの金属板を用いて構成されている。
より具体的には、図5によく表れているように、カバー部材2は、切除可能領域21とベース領域20とに区画されており、かつこれら2つの領域21,20間にカバー部材2の厚み方向に段差を生じた段押し状のプレート材として構成されている。カバー部材2には、後述する複数のスリット23および接続部24が設けられている。切除可能領域21とベース領域20とは、ベース領域20から外装ケース1の前方側(外装ケース1の内側)に突出するように屈曲した段差壁部22を介して繋がっている。この段差壁部22は、正面視略Π字状であり、略水平状に延びる横辺部22aと、この横辺部22aの長手方向両端部からカバー部材2の下端まで下向きに延びる左右一対の縦辺部22bとを有している。
複数のスリット23は、たとえば長矩形状であり、段差壁部22に所定の間隔で断続的に設けられている。これら複数のスリット23の各相互間領域が、接続部24であり、複数の接続部24を介して切除可能領域21とベース領域20とは繋がっている。各スリット23は、ベース領域20から適当な寸法Laだけカバー部材2の前方側(切除可能領域21側)へ離間した配置に設けられている。このため、段差壁部22のうち、複数のスリット23よりもベース領域20寄りの部分は、ベース領域20からその前方に向けて前記した寸法Laで突出した突出部22cとなっている。
このカバー部材2においては、複数の接続部24のそれぞれをニッパなどの切断工具を用いて切断することにより、図6に示すように、切除可能領域21をベース領域20から容易に切除することが可能である。カバー部材2のうちのベース領域20には、カバー部材2を後壁部10cにビス止めするための孔部28が設けられている。
次に、前記した温水ユニットUの作用について説明する。
まず、温水ユニットUを設置する場合、種々の事情により、図2に示した複数の配管部材60の施工態様とは異なり、複数の配管部材60の全部または一部を外装ケース1の後方側に引き出したい場合がある。この場合には、図6を参照して説明したように、カバー部材2の各接続部24を切断し、カバー部材2を切除可能領域21が切除されたカバー部材2’(ベース領域20のみの状態)に設定する。このカバー部材2’を、図3および図4に示すように、外装ケース1の後壁部10cに取付けることにより、開口部11を適度な開口面積で開口させることが可能となり、この開口部11を介して複数の配管部材60の全部または一部を外装ケース1の後方に引き出すことができる。したがって、配管施工作業の融通性に優れたものとなる。
前記したカバー部材2’(ベース領域20のみの部材)は、接続部24の切断面25が、外装ケース1の内側に位置し、かつ外装ケース1内の中心側(前方側)を向いたものとなる。このため、作業者が外装ケース1の後方側から開口部11に手を差し入れた場合に、切断面25に手が触れ難くなる。したがって、切断面25に仮にバリが生じていたとしても、このバリに手が触れて作業者が怪我をする虞をなくすことができる。また、カバー部材2’の端面20a(開口部11の周面に相当)は、段差壁部22の基部に相当し、角部が適度な丸みを帯びた滑らかな面となっている。したがって、このカバー部材2’の端面20aに手を触れたとしても、怪我を生じないようにすることができる。
前記した各切断面25は、外装ケース1の外部からは容易に見えず、外観上目立たないものとなっている。このため、外装ケース1の体裁を良くすることも可能である。また、各切断面25が外装ケース1の外部に晒されている場合には、錆を生じ易く、その周辺部に錆汚れが広がる虞があるが、このような虞もなくすことが可能である。
図5に示したように、各スリット23は、ベース領域20から適当な寸法Laだけ離間した配置に設けられているため、切除可能領域21を切除した後においても、ベース領域20の端部には、突出部22cが屈曲して繋がった形態となる。このため、突出部22cが補強リブまたは補強フランジとしての役割を果たし、カバー部材2’(ベース領域20のみの部材)の端部およびその周辺部の強度が高められる。その結果、カバー部材2’が比較的薄手であっても、容易に変形し難いものとすることができる。
図7〜図12は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付すこととし、重複説明は省略する。
図7に示す温水ユニットUaにおいては、外装ケース1の後壁部10cに、複数のスリット23および接続部24を形成し、切除可能領域21Bが直接設けられている。前記実施形態のカバー部材2は、用いられていない。
本実施形態においては、切除可能領域21Bが後壁部10cのベース領域20Bから切除されていない場合には、後壁部10cに開口部が形成されていない状態である。これに対し、切除可能領域21Bを切除すると、その切除領域が開口部となる。したがって、この開口部に、配管部材60を通すといったことが可能となる。
本実施形態から理解されるように、切除可能領域は、外装ケースに付属して取付けられるカバー部材(ケース壁部)に設けることに代えて、外装ケースの固定状のケース壁部に直接設けた構成とすることもできる。
図8に示す温水ユニットUbにおいては、外装ケース1の中間底壁部10fに、切除可能領域21Aが設けられている。より具体的には、中間底壁部10fは、切除可能領域21Aが、他の領域であるベース領域20Aよりも下方に位置する段押し状とされており、
切除可能領域21Aとベース領域20Aとの間には、ベース領域20Aから下向きに突出した段差壁部22Aが形成されている。この段差壁部22Aに、複数のスリット23、および接続部24が設けられている。
本実施形態によれば、図9に示すように、切除可能領域21Aを切除すると、開口部11Aが形成され、この開口部11Aに、たとえば制御部5に一端側が接続された電気配線部材61(ハーネス)を通すことができ、電気配線に便宜を図ることができる。一方、ベース領域20Aには、段差壁部22Aの突出部22c(上部領域)が下向き状に突出して残存し、その下面に、接続部24の切断面25が位置する。このため、電気配線部材61を切断面25に接触しないように開口部11Aに通すことができる。切断面25が、仮に、開口部11Aの内周側面、あるいは内周縁上面に存在する場合には、切断面25に電気配線部材61が接触し、損傷する虞があるが、本実施形態においては、そのような虞をなくし、電気配線部材61を保護することが可能である。
切断面25は、中間底壁部10fの下面側に位置するため、作業者の手を中間底壁部10fの下面に近づけた場合には、この切断面25に手が触れる虞があるものの、作業者がそのように中間底壁部10fの下面に手を頻繁に近づけることは少なく、怪我の虞は少ないと考えられる。このように、本実施形態においては、電気配線部材61の保護を優先した構成となっている。なお、中間底壁部10fは地面から比較的低い高さにあるため、中間底壁部10fの下面の切断面25は外部から不体裁に見え難く、切断面25の存在が外装ケース1の外観を損なうこともない。
本実施形態から理解されるように、本発明においては、切除可能領域が設けられる壁部は、外装ケースの後壁部に限らず、これ以外の壁部であってもよく、また切除可能領域を切除することによって形成される開口部には、配管部材以外の部材を通すようにしてもよい。もちろん、前記開口部には、配管部材や電気配線部材などを通すことなく、この開口部を通気用あるいはメンテナンス用の開口部として用いてもよい。
図10に示す実施形態においては、各スリット23の1つの内側面23aが、ベース領域20の一側面20bと略面一状となるように、各スリット23がベース領域20の一側面20bに沿って設けられている。
本実施形態によれば、各接続部24をベース領域20寄りの位置で切断し、同図(c)に示すように、切除可能領域21を切除した場合、ベース領域20には、段差壁部22が存在せず、または殆ど存在せず、切断面25は、ベース領域20の一側面20bと略面一状となる。このため、本実施形態においては、先に述べた実施形態とは異なり、ベース領域20にリブ状またはフランジ状の突出部22cを設けることはできない。ただし、切断面25は、ベース領域20の端面20aには存在しない構成であるため、開口部11に手を差し入れた場合に、切断面25に手が触れ難いものとし、本発明が意図する作用を適切に得ることが可能である。
図11に示す実施形態においては、各接続部24のベース領域20側の幅Lbが、切除可能領域21側の幅Lcよりも小さくされている。
本実施形態によれば、各接続部24をベース領域20側の位置で切断した場合に、切断面の幅は、幅Lbとなり、切断面の面積を小さくすることが可能である。したがって、作業者の手などが切断面に接触する虞を少なくする上で、より好ましいものとなる。
本実施形態から理解されるように、接続部は、各所の幅が均一、不均一のいずれであってもよい。
図12に示す実施形態においては、複数のスリット23および接続部24が設けられている段差壁部22が、カバー部材2の左右横幅方向の一端部から他端部にわたって略水平
状に延びた形態に設けられている。このため、カバー部材2のうち、段差壁部22よりも下側の領域の全体が切除可能領域21である一方、段差壁部22よりも上側の領域の全体がベース領域20である。
本発明における段差壁部、複数のスリットおよび接続部の配列は、先に述べた正面視略Π字状に代えて、本実施形態のように、直線状としてもよく、その具体的な形状は限定されない。段差壁部は、正面視円形状、矩形状、あるいはその他の形状のループ状とすることも可能である。複数のスリットおよび接続部は、段差壁部に形成されていればよい。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る温水ユニットの各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
本発明でいう段差壁部は、既述したように、その具体的な正面視形状などが限定されないことは勿論のこと、ベース領域および切除可能領域の厚み方向における具体的な幅(段差の寸法)なども限定されない。複数のスリットおよび接続部の具体的な形状、サイズ、配列ピッチなども限定されない。スリットは、一般的には細幅な孔部を意味するが、本発明においては、幅が比較的広い孔部も、スリットの概念に含まれる。
本発明でいう外装ケースのケース壁部は、外装ケースの本体部を構成する壁部に限らず、外装ケースの本体部に付属して設けられる壁部も含む概念である。
本発明でいう温水関連機器とは、温水生成機能または温水貯留機能を有する機器を意味するが、その具体的な種類や数は問わない。温水関連機器には、貯湯タンクや瞬間式の給湯器などの他に、たとえばヒートホンプやコージェネレーションシステム機器なども該当する。したがって、本発明に係る温水ユニットは、たとえば貯湯タンクユニット、給湯器ユニット、ヒートポンプユニット、コージェネレーションシステムなどとして構成することができる。
U,Ua,Ub 温水ユニット
1 外装ケース
10c 後壁部(ケース壁部)
11 開口部
2 カバー部材(ケース壁部)
20 ベース領域
21 切除可能領域
22 段差壁部
22c 突出部
23 スリット
24 接続部
3 貯湯タンク(温水関連機器)
4 補助熱源機(温水関連機器)

Claims (5)

  1. 温水生成機能または温水貯留機能を有する温水関連機器を内部に収容する外装ケースと、
    この外装ケースのいずれかのケース壁部に断続的に設けられた複数のスリットを介して、前記ケース壁部の他の領域であるベース領域とは区画された状態に設けられ、かつ前記複数のスリットの相互間に位置する接続部を介して前記ベース領域に繋がっている切除可能領域と、
    を備えている、温水ユニットであって、
    前記ケース壁部には、前記切除可能領域と前記ベース領域との間に前記ケース壁部の厚み方向の段差が生じるように、前記切除可能領域および前記ベース領域に対して屈曲状に繋がった段差壁部が設けられており、
    この段差壁部に、前記複数のスリットおよび前記接続部が設けられていることを特徴とする、温水ユニット。
  2. 請求項1に記載の温水ユニットであって、
    前記ケース壁部は、前記外装ケースの内側と外側とを仕切っており、
    前記段差壁部は、前記ベース領域から前記外装ケースの内側に向けて突出している、温水ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の温水ユニットであって、
    前記複数のスリットのそれぞれは、前記ベース領域に対して前記切除可能領域寄りに離間した配置に設けられており、
    前記段差壁部のうち、前記複数のスリットよりも前記ベース領域寄りの部分は、前記ベース領域からその厚み方向に屈曲して突出した突出部とされている、温水ユニット。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の温水ユニットであって、
    前記外装ケースは、配管部材または電気配線部材を通すための開口部、およびこの開口部を塞ぐためのカバー部材を備えており、
    このカバー部材が、前記切除可能領域および前記ベース領域を備えている前記ケース壁部である、温水ユニット。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の温水ユニットであって、
    前記接続部は、前記切除可能領域側の一端部よりも前記ベース領域側の他端部の方が、幅が狭い構成とされている、温水ユニット。
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