JP2019206105A - 切断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転刃具の略半分を覆う可動カバーを有する切断機において、回転刃具の軸方向に大型化してしまうこと及び生産性を悪くすることなく、回転刃具の切り込み深さを深く確保すること。【解決手段】電動モータの駆動によって回転する回転刃具5の略半分を覆う可動カバー50を有する切断機1において、可動カバー50は、可動カバー本体60と、切断機本体に対して回転可能に組み付けられる回動筒体70とから構成されている。可動カバー本体60は、剛性を有する合成樹脂から形成されている。回動筒体70は、可動カバー本体60の肉厚より薄い金属製の部材から形成されている。【選択図】図15

Description

この発明は、切断機に関し、詳しくは、回転刃具の略半分を覆う可動カバーを有する切断機に関する。
従来、携帯用マルノコ等の切断機において、ノコ刃等の回転刃具の切り込み深さを深く確保するために、マルノコ本体下端に対する回転刃具の出力軸の高さを低くした(ベースに対する出力軸の高さを低くした)技術が既に知られている。このような技術として、下記特許文献1(第1従来技術)では、可動カバー150の可動部である回動筒体170を最終軸119の先端側のベアリング120よりノコ刃105側に位置ズレさせた携帯用マルノコ101が開示されている(図17参照)。また、このような技術として、下記特許文献2(第2従来技術)では、ノコ刃205が締結された最終軸219の先端側のベアリング220を組み付けるベアリングボックス222の下壁の厚みを上壁の厚みより薄くした切断機201が開示されている(図18参照)。これらの技術により、ノコ刃105、205の切り込み深さを深く確保できるため、厚みの大きい木材等の被切断材(図示しない)でも切断できる。
特開2008−265124号公報 特開2010−201599号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、最終軸119の先端側のベアリング120と可動カバー150の可動部である回動筒体170とが軸方向に並ぶ構成となっていた。そのため、各々の部品の軸方向の大きさがそのまま加算され、携帯用マルノコ101がノコ刃105の軸方向に大型化してしまうといった問題が発生していた。一方、上述した特許文献2の技術では、ベアリングボックス222のベアリング220が挿入される孔222aの孔加工の中心に対して可動カバー250が取り付く外径部の軸加工の中心が高さ方向に偏心してしまう構成となっていた。そのため、このベアリングボックス222の加工に旋盤が使用できない等、加工性が悪いといった問題が発生していた。結果として、切断機201の生産性が悪いといった問題が発生していた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、回転刃具の略半分を覆う可動カバーを有する切断機において、回転刃具の軸方向に大型化してしまうこと及び生産性を悪くすることなく、回転刃具の切り込み深さを深く確保することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、電動モータの駆動によって回転する回転刃具の略半分を覆う可動カバーを有する切断機本体を備えた切断機である。可動カバーは、可動カバー本体と、切断機本体に対して回転可能に組み付けられる回動筒体とから構成されている。可動カバー本体は、剛性を有する合成樹脂から形成されている。回動筒体は、可動カバー本体の肉厚より薄い金属製の部材から形成されている。
請求項1の発明によれば、回転刃具の最終軸の先端側のベアリングの外側に可動カバーの可動部である回動筒体を配置させても、切断機本体下端に対する回転刃具の出力軸の高さを抑えることができる。したがって、可動カバーの回動筒体とベアリングを軸方向に並べることによる影響(各々の部品の軸方向の大きさがそのまま加算されることがないため、回転刃具が軸方向に大型化してしまう)をなくしつつ、回転刃具の切り込み深さを深く確保できる。このように回転刃具が軸方向に大型化してしまうことがないため、回転刃具と最終軸の先端側のベアリングとが大きく離れることもなく、結果として、回転状態の回転刃具の振れも抑えることができる。また、このように回転刃具の切り込み深さを深く確保できても、従来技術で説明したように、ベアリングボックスのベアリングが挿入される孔の孔加工の中心に対して可動カバーの可動部である回動筒体が取り付く軸部の軸加工の中心を高さ方向に偏心させる必要もない。そのため、このベアリングボックスの加工に旋盤が使用できることとなる等、このベアリングボックスの加工性が悪くなることがない。したがって、切断機の生産性が悪くなることもない。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の切断機であって、可動カバーは、可動カバー本体と回動筒体とが一体成型または圧入構造によって一体を成すように構成されている。
請求項2の発明によれば、可動カバーを生産するとき、回動筒体と可動カバー本体とを接合させる工程(例えば、ビス等で留める作業、接着剤等で接着する作業等)を省くことができる。したがって、可動カバーの生産性を高めることができるため、結果として、携帯用マルノコの生産性も高めることができる。また、ビスや接着剤を使用しないため、コストアップになることもない。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1〜2のいずれかに記載の切断機であって、金属製の部材は、鉄である。
請求項3の発明によれば、他の材料に比べて高い強度を有し、薄く圧延することも可能なため、回動筒体の薄肉化が容易になる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の切断機であって、回動筒体は、板金のプレス成型によって形成されている。
請求項4の発明によれば、金属製の部材の削り出しや鋳造で形成する場合と比較すると、回動筒体を短時間で大量に生産できる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の切断機であって、回動筒体における可動カバー本体に対する接合部位には、凹凸が形成されている切断機。
請求項5の発明によれば、可動カバー本体と回動筒体との接合を強固なものにできる。
実施形態に係る携帯用マルノコの右側面図である。 図1の携帯用マルノコの平面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図3の主要部の拡大図である。 図2のV−V線断面図である。 図1の可動カバーの全体斜視図である。 図6の可動カバーの縦断面図である。 図6の可動カバーの左側側面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図6の回動筒体の右側側面図である。 図6の回動筒体の平面図である。 図10のXII−XII線断面図である。 図1において、可動カバーを全開した状態を示す図である。 図3において、可動カバーを全開した状態を示す図である。 図14の主要部の拡大図である。 図5において、可動カバーを全開した状態を示す図である。 第1従来技術に係る携帯用マルノコの縦断面図である。 第2従来技術に係る切断機の縦断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜16を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、『切断機』の例として、『携帯用マルノコ1』を説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向を示している。すなわち、前の方向が、携帯用マルノコ1の切断方向(進行方向)を示している。
はじめに、図1〜12を参照して、携帯用マルノコ1の全体構成を説明していく。この携帯用マルノコ1は、切断作業を行う際に切断対象となる被切断材(例えば、図示しない、木材等)の上面に押し当てられる略矩形板状のベース2と、このベース2の上に電動モータ(ブラシレスモータ)4によって回転駆動する円盤形状のノコ刃5を備えたマルノコ本体3とから構成されている(図1〜2参照)。このマルノコ本体3は、電動モータ4を収容したモータハウジング6と、このモータハウジング6に締結されるハンドルハウジング7と、ハンドルハウジング7に締結されるギヤハウジング8とから構成されている。
このモータハウジング6に収容されている電動モータ4の駆動軸9の両端は、ベアリング10、11によって軸受けされた状態となっている(図3参照)。この駆動軸9の負荷側のベアリング10は、後述するギヤハウジング8の外面に組み付けられている。また、この駆動軸9の反負荷側のベアリング11は、モータハウジング6の内面に組み付けられている。これらにより、電動モータ4の駆動軸9を滑らかに回転させることができる。また、この電動モータ4の駆動軸9には、冷却ファン12が組み付けられている。これにより、電動モータ4を駆動させると、その駆動軸9の回転によって冷却ファン12も回転することとなる。したがって、外部動力等を必要とすることなく、電動モータ4を冷却できる。
このハンドルハウジング7は、その上側が作業者の一方の手で把持可能な把持部7aを成すような略ループ状に形成されている(図1参照)。この把持部7aのループの内側には、ハンドルハウジング7に収容されたスイッチ41aを動作(ON)させるために作業者が引き込み操作可能なトリガ41が組み付けられている。
また、ハンドルハウジング7の下方側には、コントローラ(図示しない)が収容されている。このコントローラは、上述した電動モータ4、スイッチ41a及び後述する電源部30を(バッテリーパック31)に対してリード線(図示しない)を介して接続されている。これにより、作業者がトリガ41を引き込み操作すると、電動モータ4を駆動させることができる。
また、モータハウジング6の後方側には、電源部30が設けられ、この電源部30には、バッテリーパック31がスライドによって取り付け取り外し可能となっている(図2参照)。このスライドの取り付け方向は、左側から右側へとなっており、このスライドの取り外し方向は、右側から左側へとなっている。これにより、バッテリーパック31の取り付け取り外しを簡便に実施できる。
このギヤハウジング8には、ノコ刃5の略上半分を覆う固定カバー8aが組み付けられている。このギヤハウジング8に収容されている中間軸14の両端は、ベアリング15、16によって軸受けされた状態となっている(図3参照)。このベアリング15、16は、ギヤハウジング8の内面に組み付けられている。これにより、ギヤハウジング8に収容されている中間軸14を滑らかに回転させることができる。また、この中間軸14の外周面には、駆動軸9の外周面に形成された1番ギヤ13に噛み合い可能な2番ギヤ17が固着されている。
また、このギヤハウジング8に収容されている最終軸(出力軸)19の両端は、ベアリング20、21によって軸受けされた状態となっている。この最終軸19の先端側のベアリング20は、円筒形の軸部23を有するベアリングボックス22を介してギヤハウジング8に収容されている(図4参照)。また、この最終軸19の基端側のベアリング21は、ギヤハウジング8の内面に組み付けられている(図3参照)。これにより、ギヤハウジング8に収容されている最終軸19を滑らかに回転させることができる。
また、この最終軸19の外周面には、中間軸14の外周面に形成された3番ギヤ18に噛み合い可能な4番ギヤ24が固着されている。なお、上述したノコ刃5は、最終軸19の先端に直交するようにボルト25を介して締結されている。これにより、電動モータ4を駆動させると、駆動軸9、中間軸14及び最終軸19を介してノコ刃5を回転させることができる。
また、上述したギヤハウジング8の固定カバー8aは、その前端が平面視U字形状のブラケット32に対して支軸33によって上下方向に揺動可能に枢着されている(図1〜2参照)。このブラケット32は、ベース2上に立設されて円弧形状のガイド溝(図示しない)を有するアンギュラプレート35にレバー36によってガイド溝に沿った任意の位置で固定可能に支持軸35aを介してアンギュラプレート35に連結されている。
一方、固定カバー8aの後方側でも、ボス38がベース2上に立設されている。このボス38には、固定カバー8aの側方で前方へ向かって円弧形状にカーブするデプスガイド39が、レバー43によってガイド溝39aに沿った任意の位置で固定可能に支持軸35aを介して連結されている。よって、マルノコ本体3は、デプスガイド39に沿った固定カバー8aの結合位置(クランプ位置)を変更することで、支軸33を中心として揺動させて、ノコ刃5のベース2下方への突出量(ノコ刃5の切り込み深さ)が調整可能となる。
また、アンギュラプレート35に対するブラケット32の固定位置を変更することで、マルノコ本体3を、ノコ刃5がベース2と直交する直角位置から右側へ傾動してノコ刃5がベース2と45°の角度で傾斜する最大傾斜位置までの任意の傾斜角度で固定可能となっている。なお、ベース2の前端には、ノコ刃5の直角(0°)位置と45°位置で側縁が各々ノコ刃5の延長上に位置する切込み40が形成されており、被切断材の上面に表記した墨線に切込み40の側縁を合わせることで、墨線に沿った切断が容易に可能となっている。
また、上述した固定カバー8aの下側には、可動カバー50が組み付けられている(図1、5参照)。ここで、この可動カバー50について詳述すると、この可動カバー50は、可動カバー本体60と回動筒体70とから構成されている(図6〜7参照)。この可動カバー本体60は、上述したノコ刃5の外縁を覆う溝61と、後述する回動筒体70の挿込孔71と連通する貫通孔62とを有する略扇状のカバー部材から構成されている。この可動カバー本体60の貫通孔62の縁には、後述する引っ張りばね51を掛け留め可能な引っ掛け孔63が形成されている。
また、この可動カバー本体60の裏面(ノコ刃5に対して反対側の面)の貫通孔62の縁における所定領域Aには、後述する回動筒体70の外周面73の周方向に沿う格好を成すリブ64が形成されている(図8参照)。この所定領域Aとは、可動カバー50の閉じた状態から全開状態において、ノコ刃5の切り込み深さが浅くなることに影響を及ぼさない領域のことである。なお、この図8から明らかなように、リブ64の高さ(径方向の張り出し長)は、引っ掛け孔63側を起点に徐々に(滑らかに)高くなっている。このように構成されている可動カバー本体60は、剛性を有する合成樹脂(例えば、PC等)から形成されている。
一方、回動筒体70は、ギヤハウジング8のベアリングボックス22の軸部23に挿し込み可能な挿込孔71を有する略リング状の金属製の部材(例えば、鉄等の板金)から構成されている(図10〜12参照)。この回動筒体70は、可動カバー本体60の肉厚より薄く形成されている。この回動筒体70の一方側の縁には、内側に向けて傾斜する湾曲部74が形成されている。この湾曲部74には、周方向に沿って均等間隔を成すように複数の貫通孔75が形成されている。
この回動筒体70は、板金のプレス成型によって形成されている。なお、この回動筒体70は、その湾曲部74が可動カバー本体60の貫通孔62の縁に接合するようにインサート成型されている(図9参照)。このようにインサート成型されているため、可動カバー本体60の合成樹脂が回動筒体70の貫通孔75に回り込むこととなる。この記載が、特許請求の範囲に記載の「前記回動筒体における前記可動カバー本体に対する接合部位には、凹凸が形成されている」に相当する。可動カバー50は、このように構成されている。
このように構成されている可動カバー50は、ギヤハウジング8のベアリングボックス22の軸部23に挿込孔71が挿し込まれる格好でベアリングボックス22に組み付けられている。これにより、ベアリングボックス22の軸部23の外周面23aに対して可動カバー50の挿込孔71の内周面72が摺動するため、このベアリングボックス22(ギヤハウジング8)に対して可動カバー50を回転させることができる。また、ギヤハウジング8の固定カバー8aの引っ掛け孔8bと可動カバー50の引っ掛け孔63との間には引っ張りばね51が掛け留めされている(図5参照)。
この引っ張りばね51は、可動カバー50が閉じた状態では、定常状態を成すように設定されている。そのため、この引っ張りばね51は、閉じた状態から全開状態に向けて可動カバー50を回転させると、この回転させた可動カバー50のリブ64に巻き付きながら伸び状態を成すこととなる。なお、既に説明したように、リブ64の高さは、引っ掛け孔63側を起点に徐々に高くなっている。そのため、巻き付けた引っ張りばね51がリブ64に対して引っ掛かることがない。すなわち、リブ64に対して引っ張りばね51を滑らかに巻き付けることができる。携帯用マルノコ1は、このように構成されている。
次に、携帯用マルノコ1の動作を説明する。被切断材の上面にベース2を押し当てた状態でトリガ41を引き込む操作を行うと、スイッチ41aが動作(ON)してバッテリーパック31から電動モータ4に電源が供給される。これにより、電動モータ4が駆動するため、駆動軸9、中間軸14及び最終軸19を介してノコ刃5が回転する。したがって、被切断材を切断できる。
このように切断していくと、被切断材が可動カバー50を押し当てるため、この押し当てられた可動カバー50は引っ張りばね51の付勢力に抗して回転していく(図13〜16参照)。なお、この図13〜16は、可動カバー50が全開した状態を示している。やがて、被切断材の切断が完了して、可動カバー50に対する被切断材の押し当てが解消されると、引っ張りばね51の復元力によって可動カバー50は閉じた状態に戻される(図1、3〜5参照)。
本発明の実施形態に係る携帯用マルノコ1は、上述したように構成されている。この構成によれば、可動カバー50の回動筒体70は、可動カバー本体60の肉厚より薄い金属製の部材から構成されている。そのため、最終軸19の先端側のベアリング20の外側に可動カバー50の可動部である回動筒体70を配置させても、切断機本体下端に対する回転刃具の出力軸の高さを抑えることができ、ベース2に対しても最終軸19の突出高さを抑える(低くする)ことができる。したがって、可動カバー50の回動筒体70とベアリング20を軸方向に並べることによる影響(各々の部品20、50の軸方向の大きさがそのまま加算されることがないため、ノコ刃5が軸方向に大型化してしまう)をなくしつつ、ノコ刃5の切り込み深さを深く確保できる。このようにノコ刃5が軸方向に大型化してしまうことがないため、ノコ刃5と最終軸19の先端側のベアリング20とが大きく離れることもなく、結果として、回転状態のノコ刃5の振れも抑えることができる。また、このようにノコ刃5の切り込み深さを深く確保できても、従来技術で説明したように、ベアリングボックス22のベアリング20が挿入される孔の孔加工の中心に対して可動カバー50の可動部である回動筒体70が取り付く軸部23の軸加工の中心を高さ方向に偏心させる必要もない。そのため、このベアリングボックス22の加工に旋盤が使用できることとなる等、このベアリングボックス22の加工性が悪くなることがない。したがって、携帯用マルノコ1の生産性が悪くなることもない。
また、この構成によれば、回動筒体70は、その湾曲部74が可動カバー本体60の貫通孔62の縁に接合するようにインサート成型されている。そのため、可動カバー50を生産するとき、回動筒体70と可動カバー本体60とを接合させる工程(例えば、ビス等で留める作業、接着剤等で接着する作業等)を省くことができる。したがって、可動カバー50の生産性を高めることができるため、結果として、携帯用マルノコ1の生産性も高めることができる。また、ビスや接着剤を使用しないため、コストアップになることもない。
また、この構成によれば、金属製の部材は、鉄から構成されている。そのため、他の材料に比べて高い強度を有し、薄く圧延することも可能なため、回動筒体の薄肉化が容易になる。
また、この構成によれば、回動筒体70は、板金のプレス成型によって形成されている。そのため、金属製の部材の削り出しや鋳造で形成する場合と比較すると、回動筒体70を短時間で大量に生産できる。
また、この構成によれば、可動カバー本体60の合成樹脂が回動筒体70の貫通孔75に回り込むこととなっている。そのため、可動カバー本体60と回動筒体70との接合を強固なものにできる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施形態では、切断機の例として、携帯用マルノコ1を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、卓上マルノコであっても構わない(切断機本体下端に対する回転刃具の出力軸の高さを抑えることで切り込み深さを深くできるという特徴は同じである)。もちろん、回転刃具の略半分を覆う可動カバーを有する切断機であれば、どのような切断機であっても構わない。また、実施形態では、携帯用マルノコ1の電源として、バッテリーパック31から給電される形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、各種の電源(例えば、AC100V)に接続された電源ケーブルから給電される形態でも構わない。
また、実施形態では、回動筒体70は鉄等の板金から構成されている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、回動筒体70は金属製の部材を削り出すことで形成しても構わない。
また、実施形態では、可動カバー本体60と回動筒体70との一体成型の例として、インサート成型を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、可動カバー本体60と回動筒体70とが圧入構造によって一体を成すように構成されていても構わない。その場合、可動カバー本体60と回動筒体70とには、圧入構造を成立するための凸部、凹部等を形成しておく必要がある。
1 携帯用マルノコ(切断機)
2 ベース
3 マルノコ本体
4 電動モータ
5 ノコ刃(回転刃具)
6 モータハウジング
7 ハンドルハウジング
7a 把持部
8 ギヤハウジング
8a 固定カバー
8b 引っ掛け孔
9 駆動軸
10 ベアリング
11 ベアリング
12 冷却ファン
13 1番ギヤ
14 中間軸
15 ベアリング
16 ベアリング
17 2番ギヤ
18 3番ギヤ
19 最終軸
20 ベアリング
21 ベアリング
22 ベアリングボックス
23 軸部
23a 外周面
24 4番ギヤ
25 ボルト
30 電源部
31 バッテリーパック
32 ブラケット
33 支軸
34 ガイド溝
35 アンギュラプレート
35a 支持軸
36 レバー
38 ボス
39 デプスガイド
39a ガイド溝
40 切込み
41 トリガ
41a スイッチ
43 レバー
50 可動カバー
51 引っ張りばね
60 可動カバー本体
61 溝
62 貫通孔
63 引っ掛け孔
64 リブ
70 回動筒体
71 挿込孔
72 内周面
73 外周面
74 湾曲部
75 貫通孔

Claims (5)

  1. 電動モータの駆動によって回転する回転刃具の略半分を覆う可動カバーを有する切断機本体を備えた切断機であって、
    前記可動カバーは、可動カバー本体と、前記切断機本体に対して回転可能に組み付けられる回動筒体と、から構成されており、
    前記可動カバー本体は、剛性を有する合成樹脂から形成されており、
    前記回動筒体は、前記可動カバー本体の肉厚より薄い金属製の部材から形成されている切断機。
  2. 請求項1に記載の切断機であって、
    前記可動カバーは、前記可動カバー本体と前記回動筒体とが一体成型または圧入構造によって一体を成すように構成されている切断機。
  3. 請求項1〜2のいずれかに記載の切断機であって、
    前記金属製の部材は、鉄である切断機。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の切断機であって、
    前記回動筒体は、板金のプレス成型によって形成されている切断機。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の切断機であって、
    前記回動筒体における前記可動カバー本体に対する接合部位には、凹凸が形成されている切断機。



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