JP2019205436A - 甘味組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】レバウディオサイドDの溶解性を高めた甘味組成物、ならびにこれらの組成物を含む、シロップおよび飲料の提供。【解決手段】水とレバウディオサイドDおよびステビオサイド組成物を含む甘味組成物とを含み、前記甘味組成物は、前記水において可溶化される水性ステビオール配糖体組成物、ならびにこれらの組成物を含む、シロップおよび飲料。【選択図】なし

Description

本開示は、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDを含む新規の甘味組成物に関する。
レバウディオサイドを含むステビオール配糖体は、飲料での使用に好適な中程度のカロリー、低カロリー及びゼロカロリーの甘味料としての将来性を示している。例えば、レバウディオサイドAは、市販されているコーラ製品において、現在、市場で取り扱われている。内容物のカロリーが大幅に低下しているにも関わらず、レバウディオサイドAを含む飲料は、苦味、渋味、残り具合、甘草の風味、及び金属味を含む異味によって、市場においては十分に受け入れられてこなかった。飲食品メーカーは、他のステビオール配糖体(レバウディオサイドD等)とブレンドすることにより、レバウディオサイドAの風味のプロファイルを相殺するように試みてきた。
レバウディオサイドDは、レバウディオサイドAよりも良好な糖の質、及び味のプロファイルを有し、レバウディオサイドAと組み合わせる良好な候補となっている。とはいえ、23℃の水中での長時間の攪拌後、可溶化することができるのは、わずか約300〜450ppmのレバウディオサイドDである。この低溶解性により、所望の甘味、又は飲料を消費者に受け入れられるようにするために必要な他の感覚刺激性特性を付与するために、十分に高いレバウディオサイドD濃度を有する飲料濃縮物及び飲料を調製することが困難となっている。
レバウディオサイドDを可溶化するいくつかの方法が当該技術分野において開示されているものの、レバウディオサイドDの溶解性を高めるのに、商業的に受け入れられる解決策を特定することは困難なままである。
本開示は、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDを含む新規の甘味組成物に関する。
本明細書で記載される甘味組成物は、顆粒又は粉末を含むがこれらに限定されない固形形態、並びに濃縮物、シロップ、及び飲料を含むがこれらに限定されない液体形態を含む様々な形態であることができる。甘味組成物は、レディ・トゥ・ドリンク飲料又は飲料濃縮物等の飲料製品、並びにオートミール、穀物、及びスナック食品等の食品を含む様々な製品で使用することができる。特定の実施形態において、甘味組成物は、食品又は飲料品に、液体形態若しくは固形形態、又は両方の形態で添加することができ、典型的には甘味料を含む、任意の食品又は飲料品で使用することができる。
一実施形態では、本開示は、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体を提供する。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、複合体中に、約1:1〜約12:1の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、複合体中に、約2:1〜約7:1の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、複合体中に、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の重量比で存在する。
一実施形態では、本開示は、水と、レバウディオサイドD及びステビオサイド組成物を含む甘味組成物と、を含み、甘味組成物は、水において可溶化される、水性ステビオール配糖体組成物を提供する。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドDは、水性ステビオール配糖体組成物の約0.02重量%〜約3.0重量%で存在する。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドDは、水性ステビオール配糖体組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%で存在する。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドDは、水性ステビオール配糖体組成物の約1重量%〜約1.5重量%で存在する。
更に別の実施形態において、レバウディオサイドDは、水性ステビオール配糖体組成物の約1.3重量%、約1.4重量%、又は約1.5重量%である。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、約1:1〜約12:1の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、約1:1〜約10:1の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、約2:1〜約7:1の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド組成物は、ステビオサイドと第2のステビオール配糖体とを含む。
特定の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、又はレバウディオサイドMである。
更に別の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドAである。
いくつかの実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物は、完全に又は実質的にレバウディオサイドBを含まない。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドAは、20:1〜1:99の比で存在する。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドAは、95:5未満〜1:99の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドAは、約1:1〜2:98の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドAは、ステビオサイド組成物の約50重量%、ステビオサイド組成物の約55重量%、ステビオサイド組成物の約60重量%、ステビオサイド組成物の約65重量%、ステビオサイド組成物の約70重量%、ステビオサイド組成物の約75重量%、ステビオサイド組成物の約80重量%、ステビオサイド組成物の約85重量%、ステビオサイド組成物の約90重量%、ステビオサイド組成物の約95重量%、ステビオサイド組成物の約96重量%、ステビオサイド組成物の約97重量%、又は、ステビオサイド組成物の約98重量%を占める。
いくつかの実施形態では、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドCである。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドCは、20:1〜1:99の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドCは、95:5未満〜1:99の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドCは、約1:1〜約2:98の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドMである。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドMは、20:1〜1:99の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドMは、95:5未満〜1:99の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドMは、約1:1〜約2:98の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドBである。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドBは、20:1〜8:1の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドBは、95:5未満〜8:1の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、甘味組成物は、約0.01重量%〜約10重量%の、他のステビオール配糖体の混合物を更に含む。
いくつかの実施形態では、他のステビオール配糖体の混合物は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される少なくとも1種のステビオール配糖体を含む。
別の実施形態において、本開示は、ゼロカロリー又は低カロリー飲料を提供し、ゼロカロリー又は低カロリー飲料は、約3〜約7体積部の水と、約1体積部の水性ステビオール配糖体組成物を含む1体積部のシロップと、を含み、水性ステビオール配糖体組成物は、第2の量の水と、レバウディオサイドD及びステビオサイド組成物を含む甘味組成物と、を含み、甘味組成物は第2の量の水において可溶化される。
飲料のいくつかの実施形態では、レバウディオサイドDは、水性ステビオール配糖体組成物の約0.02重量%〜約3.0重量%で存在する。
飲料のいくつかの実施形態では、レバウディオサイドDは、水性ステビオール配糖体組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%で存在する。
飲料の別の実施形態において、レバウディオサイドDは、水性ステビオール配糖体組成物の約1重量%〜約1.5重量%で存在する。
別の飲料の実施形態において、レバウディオサイドDは、水性ステビオール配糖体組成物の約1.3重量%、約1.4重量%、又は約1.5重量%である。
別の飲料の実施形態において、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、約1:1〜約12:1の重量比で存在する。
更に別の飲料の実施形態において、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、約1:1〜約10:1の重量比で存在する。
特定の飲料の実施形態において、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、約2:1〜約7:1の重量比で存在する。
別の飲料の実施形態において、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の重量比で存在する。
特定の飲料の実施形態において、ステビオサイド組成物は、ステビオサイドと第2のステビオール配糖体とを含む。
いくつかの飲料の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される。
いくつかの飲料の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA又はレバウディオサイドMである。
更に別の飲料の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドAである。
いくつかの飲料の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドAは、20:1未満〜1:99の重量比で存在する。
別の飲料の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドAは、約1:1〜2:98の重量比で存在する。
別の飲料の実施形態において、レバウディオサイドAは、ステビオサイド組成物の約50重量%、ステビオサイド組成物の約55重量%、ステビオサイド組成物の約60重量%、ステビオサイド組成物の約65重量%、ステビオサイド組成物の約70重量%、ステビオサイド組成物の約75重量%、ステビオサイド組成物の約80重量%、ステビオサイド組成物の約85重量%、ステビオサイド組成物の約90重量%、ステビオサイド組成物の約95重量%、ステビオサイド組成物の約96重量%、ステビオサイド組成物の約97重量%、又はステビオサイド組成物の約98重量%を占める。
いくつかの飲料の実施形態において、甘味組成物は、約0.01重量%〜約10重量%の、他のステビオール配糖体の混合物を更に含む。
いくつかの飲料の実施形態において、他のステビオール配糖体の混合物は、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される少なくとも1種のステビオール配糖体を含む。
本開示は、第1の量の水と、少なくとも1体積部の水性ステビオール配糖体組成物であって、第2の量の水と、レバウディオサイドD及びステビオサイド組成物を含む甘味組成物と、を含む、水性ステビオール配糖体組成物と、を含み、甘味組成物は、第2の量の水において可溶化される、シロップを更に含む。
本開示はまた、シロップ又は飲料調製キットを提供し、キットは、本明細書に記載の水性ステビオール配糖体組成物と、水性ステビオール配糖体組成物から直接シロップ又は飲料を直接調製するための取扱説明書と、を含む。
いくつかの実施形態では、飲料調製キットは、本明細書に記載のシロップと、シロップから飲料を調製するための取扱説明書と、を含む。
本開示は、本明細書に記載の水性ステビオール配糖体組成物を調製する方法を提供する。特定の実施形態において、方法は、水性レバウディオサイドD懸濁液を調製することと、剪断下において水性レバウディオサイドD懸濁液にステビオサイド組成物を添加することと、を含む。
方法の特定の実施形態において、水性レバウディオサイドD懸濁液は、18℃〜約75℃以下の範囲の温度を有する水にレバウディオサイドDを懸濁することにより調製される。
方法の別の実施形態において、水性レバウディオサイドD懸濁液は、約70℃の温度を有する水にレバウディオサイドDを懸濁することにより調製される。
方法の別の実施形態において、水性レバウディオサイドD懸濁液は、30℃〜約65℃以下の範囲の温度を有する水にレバウディオサイドDを懸濁することにより調製される。
水性ステビオール配糖体組成物を調製する別の方法において、方法は、剪断下において水に甘味組成物を添加することを含む。
方法の特定の実施形態において、水は、18℃〜約75℃以下の範囲の温度を有する。
方法の別の実施形態において、水は、約70℃の温度を有する。
方法の別の実施形態において、水は、30℃〜約65℃以下の範囲の温度を有する。
本開示は、少なくとも1体積部の水性ステビオール配糖体組成物を希釈剤と組み合わせることを含む、本明細書に記載のシロップを調製する方法を更に提供し、水性ステビオール配糖体組成物は、第2の量の水と、レバウディオサイドD及びステビオサイド組成物を含む甘味組成物と、を含み、更に、甘味組成物は、第2の量の水において可溶化され、シロップは、約180ppm〜約900ppmのレバウディオサイドD濃度を有する。
特定の実施形態において、本明細書に開示の飲料は、約30ppm〜約90ppmのレバウディオサイドD濃度を有する。
特定の実施形態において、本明細書に開示の飲料は、約30〜約75ppmのレバウディオサイドD濃度を有する。
特定の実施形態において、本明細書に開示のシロップは、約150ppm〜1000ppmのレバウディオサイドD濃度を有する。
特定の実施形態において、本明細書に開示のシロップは、約180ppm〜約450ppmのレバウディオサイドD濃度を有する。
本開示は、単回摂取又は複数回摂取飲料を調製するための、本明細書に記載の十分な量のシロップを保管するために適合した1つ以上のポッド、カートリッジ、又は他の容器と、任意選択的に、1つ以上のポッド又はカートリッジを受け入れるために適合した飲料分配装置と、を備え、ユーザにより起動されると、飲料分配装置は、1つのポッド又はカートリッジの内容物を、適切な体積の、水、任意選択的に炭酸化された水、又は他の希釈剤と組み合わせて、単回摂取又は複数回摂取の飲料を提供する、キットを更に提供する。
特定の実施形態において、キットは、飲料分配装置の操作、装置の清掃、並びに使用済みポッド若しくはカートリッジの詰め替え及び/又はリサイクルのための取扱説明書を更に含む。
いくつかの実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物は、水、及びステビオサイド/レバウディオサイドD複合体を含む。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドDは、水性ステビオール配糖体組成物中に、約0.2重量%〜約3重量%の範囲の濃度で存在する。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドDは、水性ステビオール配糖体組成物中に、約0.5重量%〜約1.5重量%の範囲の濃度で存在する。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドDは、水性ステビオール配糖体組成物中に、約1重量%〜約1.5重量%の範囲の濃度で存在する。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドDは、水性ステビオール配糖体組成物中に、約1.3重量%、約1.4重量%、又は約1.5重量%の濃度で存在する。
いくつかの実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物は、レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体を更に含む。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体は、ステビオサイド及びレバウディオサイドDを水中で組み合わせて、混合物を形成することと、混合物を加熱することと、を含む方法により調製される。いくつかの実施形態では、混合物を、約18℃〜約75℃の範囲の温度まで加熱する。
本開示はまた、水及びステビオサイド/レバウディオサイドD複合体を含むシロップを提供する。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、シロップ中に、約1:1〜約12:1の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、シロップ中に、約2:1〜約7:1の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、シロップ中に、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、シロップは、レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体を更に含む。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される。
別の実施形態において、本開示は、水及びステビオサイド/レバウディオサイドD複合体を含む飲料を提供する。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、飲料中に、約1:1〜約12:1の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、飲料中に、約2:1〜約7:1の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、飲料中に、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、飲料は、レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体を更に含む。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される。
前述の発明の概要並びに以下の実施形態の詳細な説明は、添付の図面と共に読むことでより理解できるであろう。説明のために、図面は、特定の実施形態を使用して記載し得る。しかしながら、組成物及び本明細書で記載される組成物は、図面で論じられるか、又は図面に記載される正確な実施形態に限定されないことを理解されたい。
周囲温度における、水中でのレバウディオサイドDの濃度増加に対する不溶性の増加を示すグラフである。不溶性は、濁度(NTU)を測定することにより評価され、約10,000〜12,000NTUにおける最大濁度は、所与のサンプルを、光が透過不可能であったことを示している。
室温における、様々なステビオール配糖体と組み合わせたレバウディオサイドDの溶解度を示す棒グラフである。
レバウディオサイドD/ステビオサイド混合物と、レバウディオサイドD/レバウディオサイドC混合物との間の濁度の差を示す棒グラフである。
ステビオサイドの味のプロファイルを改善する際のレバウディオサイドDの有効性を示す棒グラフである。
ステビオサイドとレバウディオサイドDとを含むステビオール配糖体組成物と、唯一のステビオール配糖体としてレバウディオサイドAを含有する組成物との間の、甘味強度、苦味、甘さの持続性、及び糖の質の差を示す棒グラフである。
レバウディオサイドDとステビオサイドとの複合体と複合体を形成しないレバウディオサイドDとステビオサイドとの間の差を示すFTIRスペクトルである。
レバウディオサイドD及びステビオサイドを含有するスプレー乾燥させた組成物と、レバウディオサイドD及びステビオサイドを含有する手動でブレンドした組成物との間の差を示す表面活性のグラフである。
炭素5、9、16、17、及び19を標識したステビオサイドの化学構造を示す図である。
ステビオサイドと、ステビオサイド:レバウディオサイドDの複合体(重量/重量=5:1)との間の13C NMRスペクトルの比較である。
ステビオサイドと、ステビオサイド:レバウディオサイドDの複合体(重量/重量=1:1)との間の13C NMRスペクトルの比較である。
レバウディオサイドDは、レバウディオサイドAよりも良好な糖の性質及び味のプロファイルを有するが、約30分間の攪拌後、23℃の水中に可溶化されることができるのは、わずか約200ppmのレバウディオサイドDである。最大約450ppmのレバウディオサイドが、より長い攪拌後、可溶化されることができるものの、これらのより高濃度のレバウディオサイドD溶液を調製するのに必要な時間量は、商業スケールでは実用的ではない。同様に、水中で、レバウディオサイドDを、2時間ほぼ100℃まで加熱し、生じた溶液を冷却して再結晶化することにより、8000ppmのレバウディオサイドD水溶液を調製することができるものの、溶液が、商業的製造スケールで機能するためには実用的ではない。
しかしながら、現在、驚くべきことに、高純度のレバウディオサイドDを、水溶液中で、室温又は高温にて、本明細書で記載した様々な比でステビオサイドと組み合わせて、可溶化したステビオール配糖体溶液を生成することができることが発見された。これらの溶液は、ステビオサイドの不存在下において別の方法で調製可能なものよりも、著しく大きなレバウディオサイドD濃度を有し、商業的な設定において実践可能な妥当な時間枠及び温度にて調製することができる。
例えば、特定の実施形態において、1重量%のレバウディオサイドD懸濁液を、50,000ppm(5重量%)のステビオール配糖体溶液を生成するのに十分なステビオサイドと組み合わせた場合に、レバウディオサイドDの溶解度は50倍、例えば、約200ppm(0.02重量%)〜約10,000ppm(1重量%)以下に増加することができる。別の実施形態において、レバウディオサイドDの溶解度の更に大きな増加を観察することができる。例えば、1.5重量%のレバウディオサイドD懸濁液を、75,000ppm(7.5重量%)のステビオール配糖体溶液を生成するのに十分なステビオサイドと組み合わせた場合に、レバウディオサイドDの溶解度は75倍、例えば、約200ppm(0.02重量%)〜約15,000ppm(1.5重量%)以下に増加することができる。2.5重量%のレバウディオサイドD懸濁液を、325,000ppm(32.5重量%)のステビオール配糖体溶液を生成するのに十分なステビオサイドと組み合わせた場合に、レバウディオサイドDの溶解度は、更に、125倍、例えば、約200ppm(0.02重量%)〜約25,000ppm(2.5重量%)以下に増加することができる。
興味深いことに、ステビオサイドとレバウディオサイドDとの間の相乗的関係は独自のものであるように思われ、他のステビオール配糖体、又は配糖体の組み合わせは、濁度及び/又はHPLCにより測定されるように、本願にて記載されている比の中では、レバウディオサイドDの完全な溶解をもたらさない。ステビオサイドは、複合体化によりレバウディオサイドDの結晶構造を破壊し、それにより、水溶液中に所与の量のレバウディオサイドDを溶解させるのに必要なエネルギー量を低下させると考えられている。
ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体は、核磁気共鳴分光法(NMR)、フーリエ変換赤外分光法(FTIR)、及び表面活性測定を含むがこれらに限定されない当該技術分野において既知の技術を使用して観察することができる。例えば、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体の存在は、13C NMRを使用して、ステビオサイドの炭素の1つ以上と、複合体を形成していないステビオサイドにおける化学シフトの変化を観察することにより検出することができる。
ステビオサイドは、Stevia rebaudiana抽出物において最も量の多い成分である。ステビオサイドの香味プロファイルは、レバウディオサイドA及びDと比較して好ましくないが、更に驚くべきことに、本明細書に記載する比の中では、ステビオサイドの好ましくない味の特徴が、少なくともレバウディオサイドDにより隠すことができることが更に見出された。驚くべきことに、レバウディオサイドDとステビオサイドとを含むステビオール配糖体組成物は、唯一のステビオール配糖体としてレバウディオサイドAを含有する組成物と比較して、改善された味のプロファイルを示すこともまた見出された。
定義
冠詞「a」、「an」、及び「the」は、1つ又は1つを超える(すなわち、少なくとも1つの)、冠詞の文法的な目的語を指すために本明細書において使用される。例として、「an element(要素)」は、1つの要素又は1つを超える要素を意味する。
本明細書で使用されるとき、用語「約」は、記された値の±10%を意味する。単なる例として、約30重量%の化合物を含む組成物は、27重量%の化合物〜33重量%の化合物を含み得る。
本明細書で使用する場合、「味」とは、甘さの知覚、甘さの知覚の時間的効果、すなわち開始及び持続時間、異味(苦味及び金属味等)、残留する知覚(後味)、並びに触覚(コク及び厚さ等)の組み合わせを意味する。
用語「栄養甘味料」とは全般的に、典型的な使用量、例えば摂取する飲料8ozあたり約5カロリーを超える使用量等の、大きなカロリー含量をもたらす甘味料を意味する。
本明細書で使用されるとき、「非栄養甘味料」は、栄養甘味料以外の全ての甘味料を指す。
本明細書で使用する場合、語句「NTU」とは、比濁計濁度単位を意味する。所与のサンプルにおいて、NTUにおける濁度は、Hach 2100AN濁度計を使用して、20±2℃にて測定することができる。機器は、0.1NTU〜7500NTUの範囲の濁度を有するサンプルを含む、STABLCAL Calibrationキットを使用して較正することができる。試験サンプルは、濁度計のガラス瓶内で測定することができ、NTU値は、30秒の安定化期間後に読み取ることができる。
一実施形態では、本開示は、水と甘味組成物とを含む水性ステビオール配糖体組成物を提供し、甘味組成物は、水において可溶化され、甘味組成物は、ステビオサイド組成物とレバウディオサイドDとを含む。ステビオサイド組成物は、ステビオサイド、及び任意選択的に1種以上の追加のステビオール配糖体を含む。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドDは、ステビオサイド組成物中のステビオサイドの少なくともいくつかと複合体を形成することができ、このようにして甘味組成物は、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体を含む。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体中に、それぞれ約1:1〜約20:1の重量比で存在することができる。別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体中に、約1:1〜約15:1の重量比、又は約1:1〜約12:1の重量比で存在することができる。別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体中に、約1:1〜約10:1の重量比、又は約2:1〜約7:1の重量比で存在することができる。特定の実施形態では、ステビオサイドの、レバウディオサイドDに対する重量:重量比は、約1:1、約1.1:1、約1.2:1、約1.3:1、約1.4:1、約1.5:1、約1.6:1、約1.7:1、約1.8:1、約1.9:1、約2:1、約2.1:1、約2.2:1、約2.3:1、約2.4:1、約2.5:1、約2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、約3:1、約3.1:1、約3.2:1、約3.3:1、約3.4:1、約3.5:1、約3.6:1、約3.7:1、約3.8:1、約3.9:1、約4:1、約4.1:1、約4.2:1、約4.3:1、約4.4:1、約4.5:1、約4.6:1、約4.7:1、約4.8:1、約4.9:1、約5:1、約5.1:1、約5.2:1、約5.3:1、約5.4:1、約5.5:1、約5.6:1、約5.7:1、約5.8:1、約5.9:1、約6:1、約6.1:1、約6.2:1、約6.3:1、約6.4:1、約6.5:1、約6.6:1、約6.7:1、約6.8:1、約6.9:1、約7:1、約7.1:1、約7.2:1、約7.3:1、約7.4:1、約7.5:1、約7.6:1、約7.7:1、約7.8.1、7.9:1、約8:1、約8.1:1、約8.2:1、約8.3:1、約8.4:1、約8.5:1、約8.6:1、約8.7:1、約8.8:1、約8.9:1、約9:1、約9.1:1、約9.2:1、約9.3:1、約9.4:1、約9.5:1、約9.6:1、約9.7:1、約9.8:1、約9.9:1、約10:1、約10.1:1、約10.2:1、約10.3:1、約10.4:1、約10.5:1、約10.6:1、約10.7:1、約10.8:1、約10.9:1、約11:1、約11.1:1、約11.2:1、約11.3:1、約11.4:1、約11.5:1、約11.6:1、約11.7:1、約11.8:1、約11.9:1、又は約12:1であることができる。特定の実施形態では、ステビオサイドの、レバウディオサイドDに対する重量:重量比は、約1:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約6:1、又は約7:1であることができる。更により特定の実施形態において、ステビオサイドの、レバウディオサイドDに対する重量比は、約4:1又は約5:1であることができる。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体は、室温、すなわち約18℃〜約23℃、又は、約30℃、約35℃、約40℃、約45℃、約50℃、約55℃、約60℃、約65℃、約70℃、若しくは約℃を含む、約25℃〜約75℃以下等の、適度な高温のいずれかで、適量の水中でステビオサイド及びレバウディオサイドDを組み合わせることにより調製することができる。別の実施形態において、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体は、約30℃〜約70℃以下、又は約30℃〜約65℃以下で、適量の水中でステビオサイド及びレバウディオサイドDを組み合わせることにより調製することができる。別の実施形態において、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体は、適量の水中でステビオサイド及びレバウディオサイドDを組み合わせて混合物を形成し、混合物を約18℃〜約75℃の範囲の温度まで加熱することにより調製することができる。別の実施形態において、少なくとも約50℃、少なくとも約60℃、少なくとも約65℃、少なくとも約70℃、又は少なくとも約75℃にて、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体を調製することができる。
あるいは、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体は、室温、すなわち約18℃〜約23℃、又は約25℃〜約75℃以下、若しくは約30℃〜約70℃以下、若しくは約30℃〜約65℃以下等のある程度の高温のいずれかで、既知量のレバウディオサイドDを水に懸濁し、続いて既知量のステビオサイドを懸濁液に添加することにより調製することができる。更なる代替案として、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体は、室温、すなわち約18℃〜約23℃、又は約25℃〜約75℃以下、若しくは約30℃〜約70℃以下、若しくは約30℃〜約65℃以下等のある程度の高温のいずれかで、既知量のステビオサイドを適量の水に添加し、続いて適量のレバウディオサイドDを添加することにより調製することができる。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体をスプレー乾燥させて、スプレー乾燥させたステビオサイド/レバウディオサイドD複合体を調製することができる。いくつかの実施形態では、スプレー乾燥させたステビオサイド/レバウディオサイドD複合体は、直径が約10マイクロメートル〜約300マイクロメートルの範囲の粒径を有する粉末形態であることができる。
スプレー乾燥させたステビオサイド/レバウディオサイドD複合体は、当業者に既知の好適な方法を使用して調製することができる。例えば、特定の実施形態において、Buchi(登録商標)ミニスプレー乾燥機を使用して、スプレー乾燥させたステビオサイド/レバウディオサイドD複合体を生成することができる。
特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物が約100NTU未満の濁度を有する場合に、甘味組成物は、水性ステビオール配糖体組成物に可溶化したと考えられる。別の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物が約90NTU未満、約80NTU未満、約70NTU未満、約60NTU未満、約50NTU未満、約45NTU未満、約40NTU未満、約35NTU未満、約30NTU未満、約25NTU未満、約20NTU未満、約15NTU未満、約14NTU未満、約13NTU未満、約12NTU未満、約11NTU未満、約10NTU未満、約9NTU未満、約8NTU未満、約7NTU未満、約6NTU未満、約5NTU未満、約4NTU未満、約3NTU未満、約2NTU未満、又は約1NTU未満の濁度を有する場合に、甘味組成物は、水性ステビオール配糖体組成物に可溶化したと考えられる。
特定の実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物が約100NTU未満、約50NTU未満、約25NTU未満、約10NTU未満、又は約5NTU未満の濁度を有する場合に、甘味組成物は、水性ステビオール配糖体組成物に可溶化したと考えられる。特定の実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物は、25NTU、15NTU、10NTU、5NTU、又は1NTUの濁度を有することができる。
更に他の実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物が、約0.1NTU〜約10NTU、約0.1NTU〜約50NTU、又は約0.1〜約100NTUの範囲の濁度を有する場合に、甘味組成物は、水性ステビオール配糖体組成物に可溶化したと考えられる。特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物が、約50NTU〜約100NTU、約25NTU〜約50NTU、約0.1NTU〜約25NTU、又は約0.1NTU〜約10NTUの範囲の濁度を有する場合に、甘味組成物は、水性ステビオール配糖体組成物に可溶化したと考えられる。
上述した濁度を有する水性ステビオール配糖体組成物を調製することは、本開示の当業者の技術範囲内である。特に、濁度は、ステビオサイド組成物に対するレバウディオサイドDの比を変更すること、並びに/又はレバウディオサイドD及び/若しくはステビオサイドの絶対量を変化させることにより、水性ステビオール配糖体組成物でのレバウディオサイドDの溶解度を少なくすることにより調節することができる。
ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、甘味組成物中に、それぞれ約1:1〜約20:1の重量比で存在することができる。別の実施形態において、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、甘味組成物中に、約1:1〜約15:1の重量比、又は約1:1〜約12:1の重量比で存在することができる。別の実施形態において、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、甘味組成物中に、約1:1〜約10:1の重量比、又は約2:1〜約7:1の重量比で存在することができる。特定の実施形態では、ステビオサイド組成物の、レバウディオサイドDに対する重量:重量比は、約1:1、約1.1:1、約1.2:1、約1.3:1、約1.4:1、約1.5:1、約1.6:1、約1.7:1、約1.8:1、約1.9:1、約2:1、約2.1:1、約2.2:1、約2.3:1、約2.4:1、約2.5:1、約2.6:1、2.7:1、2.8:1、2.9:1、約3:1、約3.1:1、約3.2:1、約3.3:1、約3.4:1、約3.5:1、約3.6:1、約3.7:1、約3.8:1、約3.9:1、約4:1、約4.1:1、約4.2:1、約4.3:1、約4.4:1、約4.5:1、約4.6:1、約4.7:1、約4.8:1、約4.9:1、約5:1、約5.1:1、約5.2:1、約5.3:1、約5.4:1、約5.5:1、約5.6:1、約5.7:1、約5.8:1、約5.9:1、約6:1、約6.1:1、約6.2:1、約6.3:1、約6.4:1、約6.5:1、約6.6:1、約6.7:1、約6.8:1、約6.9:1、約7:1、約7.1:1、約7.2:1、約7.3:1、約7.4:1、約7.5:1、約7.6:1、約7.7:1、約7.8.1、7.9:1、約8:1、約8.1:1、約8.2:1、約8.3:1、約8.4:1、約8.5:1、約8.6:1、約8.7:1、約8.8:1、約8.9:1、約9:1、約9.1:1、約9.2:1、約9.3:1、約9.4:1、約9.5:1、約9.6:1、約9.7:1、約9.8:1、約9.9:1、約10:1、約10.1:1、約10.2:1、約10.3:1、約10.4:1、約10.5:1、約10.6:1、約10.7:1、約10.8:1、約10.9:1、約11:1、約11.1:1、約11.2:1、約11.3:1、約11.4:1、約11.5:1、約11.6:1、約11.7:1、約11.8:1、約11.9:1、又は約12:1であることができる。特定の実施形態では、ステビオサイド組成物の、レバウディオサイドDに対する重量:重量比は、約1:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約6:1、又は約7:1であることができる。更により特定の実施形態において、ステビオサイド組成物の、レバウディオサイドDに対する重量比は、約4:1又は約5:1であることができる。
ステビオサイド組成物は、ステビオサイドと第2のステビオール配糖体との混合物であることができる。いくつかの実施形態では、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択することができる。特定の実施形態では、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、又はレバウディオサイドMであることができる。上述のように、そして特定の実施形態において、ステビオサイド組成物中のステビオサイドの少なくともいくつかは、レバウディオサイドDと複合体を形成することができる。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及び第2のステビオール配糖体は、ステビオサイド組成物中に、乾燥質量で、ステビオサイドの、第2のステビオール配糖体に対する重量比が20:1〜1:99で存在することができる。別の実施形態において、ステビオサイド及び第2のステビオール配糖体は、ステビオサイド組成物中に、乾燥質量で、ステビオサイドの、第2のステビオール配糖体に対する重量比が95:5未満〜1:99で存在することができる。特定の実施形態では、ステビオサイドの、第2のステビオール配糖体に対する重量比は、乾燥質量で、約1:1〜約2:98の範囲である。更に別の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、ステビオサイド組成物の約50重量%、ステビオサイド組成物の約55重量%、ステビオサイド組成物の約60重量%、ステビオサイド組成物の約65重量%、ステビオサイド組成物の約70重量%、ステビオサイド組成物の約75重量%、ステビオサイド組成物の約80重量%、ステビオサイド組成物の約85重量%、ステビオサイド組成物の約90重量%、ステビオサイド組成物の約95重量%、ステビオサイド組成物の約96重量%、ステビオサイド組成物の約97重量%、又は、ステビオサイド組成物の約98重量%を占めることができる。
特定の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドAであることができる。特定の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドAは、ステビオサイド組成物中に、ステビオサイドの、レバウディオサイドAに対する重量比が20:1〜1:99で存在することができる。別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドAは、ステビオサイド組成物中に、ステビオサイドの、レバウディオサイドAに対する重量比が95:5未満〜1:99で存在することができる。特定の実施形態では、ステビオサイドの、レバウディオサイドAに対する重量比は、重量で約1:1〜約2:98の範囲である。更に別の実施形態において、レバウディオサイドAは、ステビオサイド組成物の約50重量%、ステビオサイド組成物の約55重量%、ステビオサイド組成物の約60重量%、ステビオサイド組成物の約65重量%、ステビオサイド組成物の約70重量%、ステビオサイド組成物の約75重量%、ステビオサイド組成物の約80重量%、ステビオサイド組成物の約85重量%、ステビオサイド組成物の約90重量%、ステビオサイド組成物の約95重量%、ステビオサイド組成物の約96重量%、ステビオサイド組成物の約97重量%、又は、組成物の約98重量%を占めることができる。
別の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドBであることができる。特定の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドBは、ステビオサイド組成物中に、ステビオサイドの、レバウディオサイドBに対する重量比が20:1〜8:1で存在することができる。別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドBは、ステビオサイド組成物中に、ステビオサイドの、レバウディオサイドBに対する重量比が95:5未満〜8:1で存在することができる。更なる実施形態では、レバウディオサイドBは、ステビオサイド組成物の約1重量%、ステビオサイド組成物の約2重量%、ステビオサイド組成物の約3重量%、ステビオサイド組成物の約4重量%、ステビオサイド組成物の約5重量%、ステビオサイド組成物の約6重量%、ステビオサイド組成物の約7重量%、ステビオサイド組成物の約8重量%、ステビオサイド組成物の約9重量%、ステビオサイド組成物の約10重量%、ステビオサイド組成物の約11重量%、又は組成物の約12重量%を占めることができる。特定の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドBであることができるが、他の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドBではない。
別の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドCであることができる。特定の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドCは、ステビオサイド組成物中に、ステビオサイドの、レバウディオサイドCに対する重量比が20:1〜1:99で存在することができる。別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドCは、ステビオサイド組成物中に、ステビオサイドの、レバウディオサイドCに対する重量比が95:5未満〜1:99で存在することができる。特定の実施形態では、ステビオサイドの、レバウディオサイドCに対する重量比は、重量で約1:1〜約2:98の範囲である。更に別の実施形態において、レバウディオサイドCは、ステビオサイド組成物の約50重量%、ステビオサイド組成物の約55重量%、ステビオサイド組成物の約60重量%、ステビオサイド組成物の約65重量%、ステビオサイド組成物の約70重量%、ステビオサイド組成物の約75重量%、ステビオサイド組成物の約80重量%、ステビオサイド組成物の約85重量%、ステビオサイド組成物の約90重量%、ステビオサイド組成物の約95重量%、ステビオサイド組成物の約96重量%、ステビオサイド組成物の約97重量%、又は、組成物の約98重量%を占めることができる。
別の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドMであることができる。特定の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドMは、ステビオサイドの、レバウディオサイドMに対する重量比が20:1〜1:99で、ステビオサイド組成物中に存在することができる。別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドMは、ステビオサイド組成物中に、ステビオサイドの、レバウディオサイドMに対する重量比が95:5未満〜1:99で存在することができる。特定の実施形態では、ステビオサイドの、レバウディオサイドMに対する重量比は、重量で約1:1〜約2:98の範囲である。更に別の実施形態において、レバウディオサイドMは、ステビオサイド組成物の約50重量%、ステビオサイド組成物の約55重量%、ステビオサイド組成物の約60重量%、ステビオサイド組成物の約65重量%、ステビオサイド組成物の約70重量%、ステビオサイド組成物の約75重量%、ステビオサイド組成物の約80重量%、ステビオサイド組成物の約85重量%、ステビオサイド組成物の約90重量%、ステビオサイド組成物の約95重量%、ステビオサイド組成物の約96重量%、ステビオサイド組成物の約97重量%、又は組成物の約98重量%を占めることができる。
甘味組成物、そして結果として、水性ステビオール配糖体組成物もまた、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドA等の、他のステビオール配糖体の混合物を少量含有することができる。レバウディオサイドBは存在することができるが、特定の実施形態において、レバウディオサイドBは、完全に又は実質的に存在せず、甘味組成物中に0.2重量%未満で存在するか、又は適切なHPLC条件下にて検出できない。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドBは、甘味組成物中で検出できない。
他のステビオール配糖体の混合物は、甘味組成物の約0.01重量%〜約10重量%以下で存在することができる。したがって、単なる例示として、約52重量%のレバウディオサイドA、約24重量%のステビオサイド、及び約16重量%のレバウディオサイドDを含む甘味組成物は、他のステビオール配糖体の混合物を約8重量%含有するだろう。逆に、約84重量%のレバウディオサイドA、約1重量%のステビオサイド、及び約14重量%のレバウディオサイドDを含む甘味組成物は、他のステビオール配糖体の混合物の混合物を約1重量%含有するだろう。
特定の実施形態において、少なくとも0.1重量%〜約0.5重量%以下のレバウディオサイドC及び/又はズルコシドAが甘味組成物中に存在することができる。
特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、又は当該技術分野において公知の他の食用塩等の塩を更に含むことができる。特定の実施形態において、塩は、塩化カルシウムであることができる。別の実施形態において、塩は、完全に又は実質的に存在しないことができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載する甘味組成物は、濃縮物又はシロップ等の液体形態であることができる。
別の実施形態において、本明細書に記載する甘味組成物は、顆粒又は粉末等の固体形態であることができる。別の実施形態において、甘味組成物は、卓上用甘味料として使用するために、固体形態であることができる。更なる実施形態では、甘味組成物は、スプレー乾燥粉末の形態であることができる。
水性ステビオール配糖体組成物
上述のように、水性ステビオール配糖体組成物は、水と甘味組成物とを含み、ここで、甘味組成物は、水において可溶化され、甘味組成物は、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDを含み、更に、少なくともいくつかの実施形態においては、ステビオサイド組成物中のステビオサイドの少なくともいくつかは、レバウディオサイドDと複合体を形成することができることで、甘味組成物は、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体を含むことができる。様々な甘味組成物については、上述したとおりである。
特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物は、0.02重量%より大きく、約3重量%以下の範囲のレバウディオサイドD濃度を有することができる。別の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物は、レバウディオサイドD濃度を、0.02重量%より大きく約2重量%以下、又は約0.5重量%〜約1.5重量%、又は約1重量%〜約1.5重量%の範囲で有することができる。特定の実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物中のレバウディオサイドD濃度は、約0.02重量%、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6重量%、約0.7重量%、約0.75重量%、約0.8重量%、約0.85重量%、約0.90重量%、約0.95重量%、約1重量%、約1.05重量%、約1.1重量%、約1.15重量%、約1.2重量%、約1.25重量%、約1.3重量%、約1.35重量%、約1.36重量%、約1.37重量%、約1.38重量%、約1.39重量%、約1.4重量%、約1.41重量%、約1.42重量%、約1.43重量%、約1.44重量%、約1.45重量%、約1.46重量%、約1.47重量%、約1.48重量%、約1.49重量%、約1.5重量%、約1.51重量%、約1.52重量%、約1.53重量%、約1.54重量%、約1.55重量%、約1.56重量%、約1.57重量%、約1.58重量%、約1.59重量%、約1.6重量%、約1.65重量%、約1.7重量%、約1.75重量%、約1.8重量%、約1.85重量%、約1.9重量%、約1.95重量%、約2重量%、約2.1重量%、約2.2重量%、約2.3重量%、約2.4重量%、約2.5重量%、約2.6重量%、約2.7重量%、約2.8重量%、約2.9重量%、又は約3重量%であることができる。
特定の実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物中のレバウディオサイドD濃度は、約0.02重量%〜約3重量%、他の実施形態では、約0.5重量%〜約2重量%、約1重量%〜約2重量%、約1.2重量%〜約1.8重量%、又は約1.3重量%、約1.4重量%、約1.5重量%、約1.6重量%、若しくは約1.7重量%の範囲である。また更なる実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物中のレバウディオサイドD濃度は、約1.4又は約1.5重量%であることができる。別の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物中のレバウディオサイドD濃度は、約1.5重量%〜約3重量%、他の実施形態において、約2重量%〜約3重量%、約2.1重量%〜約2.9重量%、約2.2重量%〜約2.8重量%、又は約2.3重量%、約2.4重量%、約2.5重量%、約2.6重量%、若しくは約2.7重量%の範囲である。また更なる実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物中のレバウディオサイドD濃度は、約2.4又は約2.5重量%であることができる。
水性ステビオール配糖体組成物は、0.02重量%より大きく、約40重量%以下の範囲のステビオサイド濃度を有することができる。別の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物は、0.02重量%より大きく約35重量%以下、又は0.02重量%より大きく約30重量%以下の範囲のステビオサイド濃度を有することができる。特定の実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物中のステビオサイド濃度は、約0.02重量%、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6重量%、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.90重量%、約1重量%、約1.2重量%、約1.4重量%、約1.6重量%、約1.8重量%、約2重量%、約2.2重量%、約2.4重量%、約2.6重量%、約2.8重量%、約3重量%、約3.2重量%、約3.4重量%、約3.6重量%、約3.8重量%、約4重量%、約4.2重量%、約4.4重量%、約4.6重量%、約4.8重量%、約5重量%、約5.2重量%、約5.4重量%、約5.6重量%、約5.8重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約12重量%、約14重量%、約16重量%、約18重量%、約20重量%、約25重量%、約30重量%、約35重量%、又は約40重量%であることができる。
水性ステビオール配糖体組成物は、室温、すなわち約18℃〜約23℃、又は約25℃〜約75℃以下、若しくは約30℃〜約70℃以下、若しくは約30℃〜約65℃以下等のある程度の高温のいずれかで、甘味組成物を適量の水に溶解させることにより調製することができる。あるいは、水性ステビオール配糖体組成物は、室温、すなわち約18℃〜約23℃、又は約25℃〜約75℃以下、若しくは約30℃〜約70℃以下、若しくは約30℃〜約65℃以下等のある程度の高温のいずれかで、既知量のレバウディオサイドDを水に懸濁し、続いて既知量のステビオサイド組成物を懸濁液に添加することにより調製することができる。更なる代替案として、室温、すなわち約18℃〜約23℃、又は約25℃〜約75℃以下、若しくは約30℃〜約70℃以下、若しくは約30℃〜約65℃以下等のある程度の高温のいずれかで、ステビオサイド組成物を、適量の水に溶解することができ、その後適量のレバウディオサイドDと組み合わせることができる。
いくつかの実施形態では、十分な量の甘味組成物を、水、又は特定の実施形態において液体アルコール若しくはポリオール以外の他の適切な希釈剤に25℃で溶解させ、約50ppm〜約5000ppmの甘味組成物を含む水性ステビオール配糖体組成物を形成することができる。別の実施形態において、十分な量の固体甘味組成物を、水、又は特定の実施形態において液体アルコール若しくはポリオール以外の他の適切な希釈剤に25℃で溶解させ、約100ppm〜約1000ppm、又は約200ppm〜約800ppm、又は約300ppm〜約600ppm、又は約400ppm〜約500ppm、又は約400ppmの甘味組成物を含む水性ステビオール配糖体組成物を形成することができる。
いくつかの実施形態では、十分な量の固体甘味組成物を、水、又は特定の実施形態において液体アルコール若しくはポリオール以外の他の適切な希釈剤に25℃で溶解させ、約50ppm〜約1000ppmのレバウディオサイドDを含む水性ステビオール配糖体組成物を形成することができる。別の実施形態において、十分な量の固体甘味組成物を、水、又は特定の実施形態において液体アルコール若しくはポリオール以外の他の適切な希釈剤に25℃で溶解させ、約50ppm〜約800ppm、又は約50ppm〜約600ppm、又は約50ppm〜約400ppm、又は約50ppm〜約300ppm、又は約50ppm〜約200ppm、又は約50ppm〜約100ppm、又は約80ppmのレバウディオサイドDを含む水性ステビオール配糖体組成物を形成することができる。
調製中、必要に応じて高剪断力又は低剪断力で、特定した温度のいずれかにて、水性ステビオール配糖体組成物を混合し、溶解を誘発又は補助することができる。本明細書に記載する結果を入手するために、所与の混合物の適切な剪断水準及び/又は温度を特定することは、当業者の技術の範囲内である。
いくつかの実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物をスプレー乾燥させて、スプレー乾燥させた甘味組成物を調製することができる。いくつかの実施形態では、スプレー乾燥させた甘味組成物は、直径が約10マイクロメートル〜約300マイクロメートルの範囲の粒径を有する粉末の形態であることができる。
当業者に既知の好適な方法を使用して、スプレー乾燥させた甘味組成物を調製することができる。例えば、特定の実施形態において、Buchi(登録商標)ミニスプレー乾燥機を使用して、スプレー乾燥させた甘味組成物を生成することができる。
いくつかの実施形態では、本開示は、レバウディオサイドDとステビオサイド組成物とを含む、スプレー乾燥させた甘味組成物を提供し、ここで、スプレー乾燥させた甘味組成物は粉末形態である。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、約1:1〜約12:1の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、約2:1〜約7:1の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド組成物及びレバウディオサイドDは、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド組成物は、ステビオサイドと第2のステビオール配糖体とを含む。
いくつかの実施形態では、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される。別の実施形態において、第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、又はレバウディオサイドMである。別の実施形態において、第2のステビオール配糖体はレバウディオサイドAである。
いくつかの実施形態では、スプレー乾燥させた甘味組成物は、室温で水に十分に可溶性であり、レバウディオサイドDの溶解性を誘発するために加熱又は他の手段を必要とすることなく、約500ppm以下〜約10,000ppm以下のレバウディオサイドD濃度を提供する。特定の実施形態では、スプレー乾燥させた甘味組成物は、室温で水に十分に可溶性であり、レバウディオサイドDの溶解性を誘発するために加熱又は他の手段を必要とすることなく、約500ppm以下、又は約1000ppm以下、又は約1500ppm以下、又は約2000ppm、又は約2500ppm以下、又は約3000ppm以下、又は約3500ppm以下、又は約4000ppm以下、又は約4500ppm以下、又は約約5000ppm以下、又は約5500ppm以下、又は約6000ppm以下、又は約6500ppm、又は約7000ppm以下、又は約7500ppm以下、又は約8000ppm以下、又は約8500ppm以下、又は約9000ppm以下、又は約9500ppm以下、又は約10,000ppm以下のレバウディオサイドD濃度を提供する。
いくつかの実施形態では、スプレー乾燥させた甘味組成物は、レバウディオサイドDの量の観点において、15,000ppm以下の濃度で水に可溶性である。
別の実施形態において、スプレー乾燥させた甘味組成物は、レバウディオサイドDの量の観点において、20,000ppm以下の濃度で水に可溶性である。
特定の実施形態において、スプレー乾燥させた甘味組成物は、レバウディオサイドDの量の観点において、25,000ppm以下の濃度で水に可溶性である。
いくつかの実施形態では、スプレー乾燥させた甘味組成物は、レバウディオサイドDの量の観点において、30,000ppm以下の濃度で水に可溶性である。
特定の実施形態において、水は「処理済み水」である。処理済み水とは、その全体が参照により援用されている米国特許第7,052,725号に開示されているような、任意選択的にカルシウムを補充する前に処理を行い、全溶解固形物を約500ppm、そして特定の実施形態においては全溶解固形物を約250ppm未満まで低下させた水である。処理済み水の生成方法は当業者に既知であり、とりわけ脱イオン化、蒸留、濾過、及び逆浸透(「r−o」)が挙げられる。
水性ステビオール配糖体組成物は、あらゆる共溶媒(アルコール及び/又はポリオール等)を概ね非含有である。この組成物から除外されることが可能な例示的なアルコール及びポリオールとしては、エタノール、エリスリトール、及びグリセロールが挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物は、少なくとも1日、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも1ヶ月、少なくとも2ヶ月、少なくとも3ヶ月、少なくとも4ヶ月、少なくとも5ヶ月、少なくとも6ヶ月、少なくとも7ヶ月、少なくとも8ヶ月、少なくとも9ヶ月、少なくとも10ヶ月、少なくとも11ヶ月、又は少なくとも1年間、安定であることができる。安定性は、本明細書の他の場所に記載されている1種以上の酸化防止剤の存在、並びに本明細書に記載されるもののうちのいずれか等の1つ以上の酸の存在により補助されることができる。しかしながら、特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物は、任意の追加構成成分の不存在下にて、上記の時間、安定であることができる。
特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物を、水、又は特定の実施形態において液体アルコール若しくはポリオール以外の他の適切な希釈剤で更に希釈し、約150ppm〜約1000ppm、特定の実施形態において、約150ppm、約160ppm、約170ppm、約180ppm、約190ppm、約200ppm、約210ppm、約220ppm、約230ppm、約240ppm、約250ppm、約260ppm、約270ppm、約280ppm、約290ppm、約300ppm、約310ppm、約320ppm、約330ppm、約340ppm、約350ppm、約360ppm、約370ppm、約380ppm、約390ppm、約400ppm、約410ppm、約420ppm、約430ppm、約440ppm、約450ppm、約460ppm、約470ppm、約480ppm、約490ppm、約500ppm、約510ppm、約520ppm、約530ppm、約540ppm、約550ppm、約560ppm、約570ppm、約580ppm、約590ppm、約600ppm、約610ppm、約620ppm、約630ppm、約640ppm、約650ppm、約660ppm、約670ppm、約680ppm、約690ppm、約700ppm、約710ppm、約720ppm、約730ppm、約740ppm、約750ppm、約760ppm、約770ppm、約780ppm、約790ppm、約800ppm、約810ppm、約820ppm、約830ppm、約840ppm、約850ppm、約860ppm、約870ppm、約880ppm、約890ppm、約900ppm、約910ppm、約920ppm、約930ppm、約940ppm、約950ppm、約960ppm、約970ppm、約980ppm、約990ppm、約1000ppm、又はこれらの値のうちいずれかの間の任意の範囲のレバウディオサイドD濃度を有するシロップを調製することができる。
特定の実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップは、約150〜約500ppmのレバウディオサイドDを含むことができる。別の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップは、約180〜約450ppmのレバウディオサイドDを含むことができる。水性ステビオール配糖体組成物からの、所望のレバウディオサイドD濃度を有するシロップを調製することは、当該技術分野の飲料配合者の技術の範囲内である。
付加成分
特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物、又は水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップは、1種以上の栄養甘味料、例えば、スクロース又は異性化糖もまた含むことができる。特定の実施形態において、栄養甘味料は、水性ステビオール配糖体組成物中に、所望の甘さの程度に応じて、水性ステビオール配糖体組成物の約6重量%〜約71重量%、例えば、約18重量%〜約62重量%、又は約30重量%〜約45重量%で存在することができる。
特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物は、約18重量%以下のD−プシコース、エリスリトール、又はこれらの組み合わせを更に含むことができる。別の実施形態において、D−プシコース又はエリスリトールは、水性ステビオール配糖体組成物中に、約3〜約9重量%の量で存在することができる。あるいは、D−プシコースは、水性ステビオール配糖体組成物中に、約3〜約9重量%の範囲の量で存在することができ、エリスリトールは、水性ステビオール配糖体組成物中に、約3〜約6重量%の量で存在することができる。別の実施形態において、D−プシコース、エリスリトール、又はこの両方は、水性ステビオール配糖体組成物に完全に又は実質的に存在しないことができる。
特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物、又は水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップはまた、天然の、天然同様の、かつ/又は合成の、果実香味料、植物性香味料、他の香味料、及びこれらの混合物などの香味組成物を含有することができる。例示的な果実香味料としては、オレンジ、レモン、ライムグレープフルーツ、タンジェリン、マンダリンオレンジ、タンジェロ、ザボン、リンゴ、ブドウ、サクランボ、及びパイナップル香味料が挙げられるが、これらに限定されない。植物性香味料としては、コーラ香味料、ティー香味料、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物は、コーラ香味料バ又はティー香味料を更に含む。
他の好適な香味としては、カッシア、クローブ、シナモン、コショウ、ショウガ、バニラスパイスの香味、カルダモン、コリアンダー、ルートビアー、サッサフラス、朝鮮人参等が挙げられるが、これらに限定されない。香味料は、抽出物、含油樹脂、汁濃縮物、瓶詰業者のベースの形態、又は当該技術分野において既知の他の形態であり得る。
香味特性を付与するのに有用な香味成分の特定の量は、選択される(複数種の)香味、所望の香味の印象、及び香味成分の形態に依存する。本開示の利点を考慮して、当業者は速やかに、所望の香味の印象を達成するために必要な、任意の特定の(複数種の)香味成分の量を決定することができる。
1種以上の香味料は、エマルションの形態で使用され得る。香味料の乳濁液を、香味料のいくつか又は全てを、任意で食物又は飲料の他の成分と共に乳化剤と混合することによって調製することができる。乳化剤は、香味料と共に付加されるか、又は共に混合後に付加され得る。特定の例示的な実施形態では、乳化剤は、水溶性である。例示の好適な乳化剤としては、アラビアゴム、化工デンプン、カルボキシメチルセルロース、トラガカントゴム、ガティガム及び他の好適なガムが挙げられる。本開示の利点を考慮して、追加の好適な乳化剤が、飲料組成物の当業者には明白である。例示的な実施形態において、乳化剤は、香味料及び乳化剤の混合物の約3%超を占める。ある種の代表的実施形態では、乳化剤は、混合物の約5%〜約30%を占めることができる。
特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物、又は水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップは、カフェインを更に含むことができる。
いくつかの実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物、又は水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップは、一般に飲食品組成物中に典型的に見出されるもののいずれかを含む、追加の成分を更に含むことができる。かかる付加成分の例としては、限定はされないが、カラメル、及び他の着色剤又は染料、発泡剤又は消泡剤、ガム、乳化剤、紅茶固形物、濁り成分、並びにミネラル及び非ミネラル栄養補助食品が挙げられる。非ミネラル栄養補助食品の成分の例としては、当業者に既知であり、例えば、抗酸化剤及びビタミン類(ビタミンA、D、E(トコフェロール)、C(アスコルビン酸)、B(チアミン)、B2(リボフラビン)、B6、B12、及びKなど)、ナイアシン、葉酸、ビオチン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。任意の非ミネラル栄養補助食品は、典型的には、良好な製造規範のもとで概ね許容される量で存在する。例示的な量は、推奨一日摂取量(RDV)が確立されている場合、約1%〜約100%のRDVであり得る。特定の例示的な実施形態では、(複数種の)非ミネラル栄養補助食品成分は、確立されている場合、約5%〜約20%のRDVの量で存在し得る。
特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物、又は水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップはまた、1種以上の防腐剤を含むことができる。4未満のpHを有する溶液(特に、3未満のpHを有する溶液)は、典型的には「微生物安定性(micro-stable)」であり、すなわち、微生物の増殖に抵抗し、更なる保存剤を必要とせずに消費の前に長期間貯蔵するのに好適である。しかしながら、任意選択的に、付加的な保存剤系が使用され得る。本明細書で使用する場合、用語「防腐システム」又は「防腐剤」は、安息香酸塩(安息香酸ナトリウム、安息香酸カルシウム、及び安息香酸カリウム等)、ソルビン酸塩(ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カルシウム、及びソルビン酸カリウム等)、クエン酸塩(クエン酸ナトリウム及びクエン酸カリウム等)、ポリリン酸塩(ヘキサメタリン酸ナトリウム(SHMP)等)、並びにこれらの混合物等の、既知の化学防腐剤、並びに、アスコルビン酸、EDTA、BHA、BHT、TBHQ、デヒドロ酢酸、ジメチルジカーボネート、エトキシキン、ヘプチルパラベン、及びこれらの組み合わせ等の酸化防止剤を含むがこれらに限定されない、飲食品組成物での使用に認可された、全ての好適な防腐剤を含む。保存剤は、準拠する法律及び規則のもと、命じられた最大レベルを超えない量で使用され得る。いくつかの実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物、又は水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップは、ソルビン酸カリウムを含むことができる。
特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物、及び水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップは、ルチン、ケルセチン、フラボノーン(flavonone)、フラボン、ジヒドロフラボノール、フラボノール、フラバンジオール、ロイコアントシアニジン、フラバノールグリコシド、フラボノーングリコシド、イソフラボノイド、及びネオフラボノイドからなる群から選択される酸化防止剤を含むことができる。特に、フラボノイドとしては、限定はされないが、クルセチン、エリオシトリン、ネオエリオシトリン、ナリルチン、ナリンジン、ヘスペリジン、ヘスペレチン、ネオヘスペリジン、ネオポンシリン、ポンシリン、ルチン、イソロイホリン、ロイホリン、ジオスミン、ネオジオスミン、シネンセチン、ノビレチン、タンゲリチン、カテキン、カテキンガレート、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、ウーロン茶重合ポリフェノール、アントシアニン、ヘプタメトキシフラボン、ダイジン、ダイゼイン、ビオカニン(biochaminn)A、プルネチン、ゲニスチン、グリシテイン、グリシチン、ゲニステイン、6,7,4’トリヒドロキシイソフラボン、モリン、アピゲニン、ビテキシン、バルカレイン、アピイン、クプレスフラボン、ダチセチン、ジオスメチン、フィセチン、ガランギン、ゴシペチン、ゲラルドール、ヒノキフラボン、プリムレチン、プラトール、ルテオリン、ミリセチン、オリエンチン、ロビネチン、クェルセタゲチン、及びヒドロキシ−4−フラボンであり得る。
水性ステビオール配糖体組成物は、水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップと共に、1種以上の好適な食品グレード酸もまた任意選択的に含むことができる。例示的な酸は、水溶性有機酸、及びその塩であり、例えば、リン酸、ソルビン酸、アスコルビン酸、安息香酸、クエン酸、酒石酸、プロピオン酸、酪酸、酢酸、コハク酸、グルタル酸、マレイン酸、リンゴ酸、吉草酸、カプロン酸、マロン酸、アコニット酸、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、アミノ酸、及びこれらのいずれかの組み合わせが挙げられる。特定の実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物、又はその組成物を含むシロップとしては、リンゴ酸及び/又はリン酸が挙げられる。
キット
特定の実施形態において、本開示はまた、水性ステビオール配糖体組成物を含むキットを含む。水性ステビオール配糖体組成物に加えて、キットは、水性ステビオール配糖体組成物を希釈してシロップを調製するのに必要だと考えられる、任意の追加の水を含まないか、又は任意選択的に含む、例えば、香味料、酸、酸化防止剤等の、シロップの調製に必要な追加の要素のいずれかを含むことができる。キットは、水性ステビオール配糖体組成物、及びキットに含まれる、任意選択的に存在する他の要素からシロップ又は飲料を調製するための取扱説明書を更に含むことができる。特定の実施形態において、キットを、飲料瓶詰業者、又は飲料小売業者に提供することができる。
別の実施形態において、本開示は、水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップを含むキットを含む。特定の実施形態において、キットは、シロップ、並びにシロップから飲料を調製するための取扱説明書を含むことができる。例えば、瓶詰業者に提供される際に、キットは、商業スケールで飲料を調製するための取扱説明書を含有することができる。小売業者に提供される際に、キットは、後混合デリバリーシステムを使用して飲料を調製するための取扱説明書、例えば、較正取扱説明書を含有することができる。
本開示は、水性ステビオール配糖体組成物を含む十分な量のシロップを保管して、単回摂取又は複数回摂取の飲料をシロップから調製するために適した1つ以上のポッド、カートリッジ、又は他の容器を含むキットを更に含む。いくつかの実施形態では、キットは、1つ以上のポッド又はカートリッジを受け入れるのに適した飲料分配装置を更に含むことができ、ここで、ユーザにより起動されると、飲料分配装置は、1つのポッド又はカートリッジの内容物を、適切な体積の、水、任意選択的に炭酸化された水、又は他の希釈剤と組み合わせて、単回摂取又は複数回摂取の飲料を提供する。更に別の実施形態において、キットは、飲料分配装置の操作、装置の清掃、並びに使用済みポッド若しくはカートリッジの詰め替え、及び/又はリサイクルのための取扱説明書を含むことができる。特定の実施形態において、飲料分配装置は、小売環境等の商業用設定での使用に好適であることができる。別の実施形態において、飲料分配装置は家庭用、又は「移動用」の使用に好適であることができる。家庭用及び商業用の両方の、単回又は複数回摂取の飲料の調製用シロップを保管するのに適しているポッド及びカートリッジ、並びに単回又は複数回摂取の飲料を調製するためのポッド及びカートリッジを受け入れるのに適している飲料分配装置は、当業者に既知である。
ゼロカロリー又は低カロリー飲料
上述した水性ステビオール配糖体組成物、シロップ、及び水性ステビオール配糖体組成物又はシロップを含むキットに加えて、本開示は、水性ステビオール配糖体組成物、又は水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップを使用して調製したゼロカロリー又は低カロリー飲料もまた提供する。
一般的に言って、水性ステビオール配糖体組成物から、又は水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップから直接調製した飲料は、約5ppm〜約100ppmの範囲のレバウディオサイドD濃度を有するだろう。特定の実施形態において、ゼロカロリー又は低カロリー飲料中のレバウディオサイドD濃度は、約5ppm〜約95ppm、約5ppm〜約90ppm、約5ppm〜約85ppm、約5ppm〜約80ppm、又は約5ppm〜約75ppmの範囲となる。特定の実施形態では、飲料は、約5ppm、約10ppm、約15ppm、約20ppm、約25ppm、約30ppm、約35ppm、約40ppm、約45ppm、約50ppm、約55ppm、約60ppm、約65ppm、約70ppm、約75ppm、約80ppm、約85ppm、約90ppm、約95ppm、又は約100ppmのレバウディオサイドを含むこととなる。更なる実施形態において、飲料は、約30ppm又は約75ppmを含むことができる。飲料が水性ステビオール配糖体組成物から、又は水性ステビオール配糖体組成物を含むシロップから直接調製されるか否かに関わらず、出発物質を希釈して、上で具体的に記したレバウディオサイドD濃度を有する飲料を得るための適量の水を選択することは、当業者の技術の範囲内である。
いくつかの実施形態では、飲料は、例えば、約1.3〜約1.5重量%のレバウディオサイドDを含む水性ステビオール配糖体組成物に関して、約1体積部の水性ステビオール配糖体組成物を約160〜約530部の水と組み合わせることにより、飲料を水性ステビオール配糖体組成物から直接調製することができる。もちろん、約1.3重量%〜約1.5重量%以外のレバウディオサイドD濃度を含む水性ステビオール配糖体組成物を希釈するために必要な水の量は、上記の値から変化することとなる。そうは言うものの、上述したように、水性ステビオール配糖体組成物を希釈して、本明細書で具体的に記すレバウディオサイドD濃度を有する飲料を得るために適量の水を選択することは、当業者の技術の範囲内である。
したがって、特定の実施形態では、本開示は、少なくとも1部の水性ステビオール配糖体組成物、及び約5ppm〜約95ppmの範囲、特定の実施形態においては、約20ppm〜約75ppmの範囲のレバウディオサイドD濃度を有する飲料を提供するのに十分な量の水又は他の希釈剤を含む飲料を提供する。
特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物を含む約1部のシロップを、約3〜約7部の水と組み合わせることにより、飲料を調製することができる。特定の実施形態において、水性ステビオール配糖体組成物を含む1部のシロップを、5部の水と組み合わせることにより、フルストレングス飲料を調製することができる。特定の例示的な実施形態では、水性ステビオール配糖体組成物に添加して飲料を形成するための水は、炭酸化されていてもよい。
したがって、本開示は、水性ステビオール配糖体組成物を含む約1部のシロップ、及び約3〜約10部の水(全て体積)を含むゼロカロリー又は低カロリー飲料を提供する。別の実施形態では、本開示は、水性ステビオール配糖体組成物を含む約1体積部のシロップ、及び約5体積部の水を含むゼロカロリー又は低カロリー飲料を提供する。いくつかの実施形態では、水は炭酸化されてよい。
特定の実施形態において、ゼロカロリー又は低カロリー飲料は、炭酸清涼飲料若しくは非炭酸清涼飲料、ファウンテン飲料、冷凍レディ・トゥ・ドリンク飲料、コーヒー、お茶若しくは他の醸造飲料、乳飲料、香味水、強化水、ジュース(ゼロカロリー若しくは低カロリーフルーツジュース・希釈及びレディ・トゥ・ドリンク濃縮ジュースを含む)、フルーツジュースフレーバドリンク、スポーツドリンク、スムージー、機能強化飲料(カフェイン添加エナジードリンク等)、又はアルコール飲料であることができる。特定の実施形態では、飲料組成物は、コーラ飲料であり得る。
いくつかの実施形態では、飲料は、とりわけ水、甘味料、コーラナッツ抽出物及び/又は他の香味料、カラメル色素、リン酸、任意選択的にカフェイン、並びに任意選択的に他の成分を特徴的に含有する、コーラフレーバの炭酸飲料であることができる。付加的及び代替的な好適な成分は、本開示の恩恵を受ける当業者により認識されるであろう。
二酸化炭素を使用して、本明細書に開示される飲料の特定の例示的な実施形態に発泡をもたらすことができる。飲料を炭酸化するための当該技術分野において既知である技術及び炭酸化装置のうちのいくつかを使用することができる。二酸化炭素は、飲料の味及び外観を向上させることができ、好ましくない細菌を抑制及び/又は破壊することで飲料の純度を保護する助けとなり得る。特定の実施形態では、例えば、飲料は、約4.0体積までの二酸化炭素のCOレベルを有し得る。他の実施形態では、例えば、約0.5〜5.0体積の二酸化炭素を有し得る。本明細書で使用する場合、1体積の二酸化炭素は、16℃(60°F)、及び0.1メガパスカルの圧力(1気圧)にて、所与の量の所与の液体(水等)により吸収される二酸化炭素の量を意味する。気体の体積は、それが溶解される液体が占めるのと同じ空間を占める。二酸化炭素含量は、所望の発泡のレベル及び飲料の味又は口当たりに対する二酸化炭素の影響に基づいて当業者によって選択され得る。
いくつかの実施形態では、飲料は、水、及びステビオサイド/レバウディオサイドD複合体を含む。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、飲料中に、それぞれ約1:1〜約20:1の重量比で存在することができる。別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、飲料中に、約1:1〜約15:1の重量比で存在することができる。
いくつかの実施形態では、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、飲料中に、約1:1〜約12:1の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、飲料中に、約2:1〜約7:1の重量比で存在する。
別の実施形態において、ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、飲料中に、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の重量比で存在する。
いくつかの実施形態では、飲料は、レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体を更に含む。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される。別の実施形態において、レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、又はレバウディオサイドMである。別の実施形態において、レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体は、レバウディオサイドAである。
カロリー低下食品
上述したゼロカロリー又は低カロリー飲料に加えて、本開示は、本明細書に記載する甘味組成物を含むカロリー低下食品もまた提供する。
本明細書に記載する甘味組成物を組み込むことができる例示的な食品としては、オートミール、シリアル、ベークされた食品、クッキー、クラッカー、ケーキ、ブラウニー、パン、スナック食品(スナック棒、ポテト又はトルティーヤチップス、ポップコーン、餅)、及び他の穀物ベースの食品が挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載する甘味組成物を固形形態、例えば粉末又は顆粒で、食品に添加することができる。
別の実施形態において、本明細書に記載する甘味組成物を、液体として食品に添加することができる。
特定の実施形態において、液体及び固形組成物の両方を食品に添加することができる。
薬学的組成物
本開示は、活性薬剤成分(API)、及び本明細書に記載する甘味組成物を含む医薬組成物もまた提供する。例示的な活性薬剤成分としては、制酸剤、還流抑制剤、整腸剤、抗ドーパミン薬、プロトンポンプ阻害剤、細胞保護剤、プロスタグランジン類似体、緩下薬、抗痙攣薬、止瀉薬、胆汁酸金属イオン封鎖剤、オピオイド、β受容体遮断薬、カルシウムチャネル拮抗薬、利尿剤、強心配糖体、抗不整脈薬、硝酸塩、狭心症治療薬、血管収縮薬、血管拡張薬、末梢活性剤、ACE阻害剤、アンギオテンシン受容体遮断薬、α阻害剤、抗凝血物質、ヘパリン、抗血小板薬、線維素溶解薬、抗血友病因子、止血剤、脂質降下薬、スタチン、ヒノプティック(hynoptic)、麻酔薬、抗精神病薬、抗うつ薬、制吐剤、抗痙攣薬、抗癲癇薬、抗不安薬、バルビツール酸、運動障害薬、刺激薬、ベンゾジアゼピン、シクロピロロン、ドーパミン拮抗薬、抗ヒスタミン剤、コリン作動薬、抗コリン作動薬、吐剤、カンナビノイド、鎮痛剤、筋弛緩薬、抗生物質、アミノグリコシド、抗ウイルス薬、抗真菌薬、抗炎症薬、抗緑内障薬(anti-gluacomadrugs)、交感神経様作用薬、ステロイド、耳垢溶解薬、気管支拡張薬、NSAID、鎮咳剤、粘液溶解剤、鬱血除去剤、コルチコステロイド、アンドロゲン薬、抗アンドロゲン薬、性腺刺激ホルモン、成長ホルモン、インスリン、抗糖尿病薬、甲状腺ホルモン、カルシトニン、ジホスホネート(diphosponate)、バソプレッシン類似体、アルカリ化剤、キノロン、アンチコリンエステラーゼ、シルデナフィル、経口避妊薬。ホルモン交換治療、骨制御因子、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン(luteinizings hormone)、ガモレン酸、プロゲストーゲン、ドーパミン作用薬、エストロゲン、プロスタグランジン、ゴナドレリン、クロミフェン、タモキシフェン、ジエチルスチルベストロール、抗癩菌薬、抗結核薬、抗マラリア薬、駆虫薬、抗原虫薬、抗血清、ワクチン、インターフェロン、トニック、ビタミン、細胞毒性薬(cydotoxic drugs)、性ホルモン、アロマターゼ阻害剤、ソマトスタチン阻害剤、若しくは類似の種類の物質、又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、甘味組成物は、APIを含む医薬組成物の甘さを増加させることにより、APIに関係する不快な、又は望ましくない味を隠すことができる。
いくつかの実施形態では、甘味組成物を固形形態、例えば粉末又は顆粒で、医薬組成物に添加することができる。別の実施形態において、甘味組成物を液体形態、例えば濃縮物又はシロップで、医薬組成物に添加することができる。
いくつかの実施形態では、本開示の甘味組成物を、固形の医薬組成物に使用することができる。別の実施形態において、甘味組成物を液体医薬組成物に使用することができる。
天然の実施形態
記載される組成物の特定の実施形態は、食物中にあると通常想定されない人工又は合成のもの(供給源に関わらず任意の着色料を含む)を何も含有しないという点で「天然」であり得る。それ故、本明細書で使用する場合、「天然」組成物は、以下のガイドライン:自然に存在する、又は自然に由来する天然成分に関する原材料に従って定義される。発酵及び酵素を伴う生物学的合成は使用され得るが、化学試薬による合成は利用されない。人工着色剤、保存剤、及び香味料は、天然成分とは考えられない。成分は、少なくとも、物理的な処理、発酵、及び酵素性分解を含む、ある特定の技術によって処理又は精製され得る。適切な処理及び精製技術としては、少なくとも、吸収、吸着、凝集、遠心分離、細切り、料理(焼く、揚げる、茹でる、焙炒する)、冷却、切断、クロマトグラフィー、コーティング、結晶化、分解、乾燥(噴霧、フリーズドライ、真空)、蒸発、蒸留、電気泳動、乳化、封入、抽出、押し出し、濾過、発酵、粉砕、注入、浸軟、微生物学的(レンネット、酵素)、混合、剥離、浸出、冷蔵/冷凍、絞り、浸漬、水洗、加熱、混合、イオン交換、凍結乾燥、浸透、沈殿、塩析、昇華、超音波処理、濃縮、軟凝集、均質化、再結合、(自然界で発見された酵素を使用する)酵素性分解が挙げられる。加工助剤(一般に、食物成分の魅力又は効用を増強する製造補助剤として使用される物質と定義され、清澄剤、触媒、凝集剤、濾過助剤、及び結晶化抑止剤などが挙げられる。21 CFR §170.3(o)(24)を参照されたい)は、付随的な付加物と見なされ、適切に除去される場合は使用され得る。
実施例
本明細書に記載する組成物及び飲料を、ここで、以下の実施例を参照して更に詳述する。これらの実施例は、説明することのみを目的としており、本明細書に記載の実施形態がこれらの実施例に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、実施形態は、本明細書でもたらされる教示の結果として明らかになるものの任意の変形例及び全ての変形例を包含すると解釈されるべきである。
以下の実施例に関して、濁度は、NTUで報告され、Hach 2100AN濁度計を使用して、20±2℃にて測定した。機器は、0.1NTU〜7500NTUの範囲の濁度を有するサンプルを含む、STABLCAL Calibrationキットを使用して較正した。試験用サンプルを濁度計のガラス瓶で測定し、30秒の安定化時間の後、NTU値を読み取った。
実施例1:室温におけるレバウディオサイドDの溶解度
レバウディオサイドDを周囲温度にて、濃度を増やしながら複数のビーカーに添加した(0.02重量%、0.04重量%、0.1重量%、0.5重量%、1重量%、及び1.5重量%)。濁度測定値を入手して、様々なサンプルにおける溶解度を記録し、結果をプロットした(図1)。図1は、レバウディオサイドDが、非常に低い濃度でも室温で水に不溶性であることを示している。
0.5重量%から始まり、濁度は最大10,000〜12,000NTU(比濁計濁度単位)に到達し、より濃度の高いサンプルを光が通過することができなかったことを示している。
実施例2:高温におけるレバウディオサイドDの溶解度
実施例1で調製したサンプルを70℃まで加熱し、濁度を再び測定した。70℃において、0.5重量%のレバウディオサイドDサンプルは可溶性であった。しかし、1〜1.5重量%のレバウディオサイドDサンプルが引き続き、最大濁度(約12,000NTU)を示した。
実施例3:溶解度調査
周囲温度における1重量%のレバウディオサイドDの懸濁液を、5個の個別のビーカーで調製した。レバウディオサイドDの、添加したステビオール配糖体に対する、結果として生じる重量比が1:5となるとなるように、最初の4つのビーカーのそれぞれに、レバウディオサイドA、ステビオサイド、レバウディオサイドC、及びレバウディオサイドMを添加した。対照として、5番目のビーカーには追加のステビオール配糖体を添加しなかった。
撹拌後、濁度測定値を5つのサンプルのそれぞれから取り出しグラフに示した。結果を図2に示す。濁度測定値によると、レバウディオサイドA及びMは、レバウディオサイドDの溶解度への影響を有しなかった。しかし、レバウディオサイドDとステビオサイドとの間には驚くべき相乗関係が発見され、ステビオサイド対レバウディオサイドDが5:1(重量/重量)の混合物により、透明の混合物が得られた。レバウディオサイドCとレバウディオサイドDとの組み合わせによってもまた、レバウディオサイドDの溶解度の増加が得られた。しかし、水の対照を含む図3に示すように、レバウディオサイドCはレバウディオサイドDを効果的に可溶化せず、濁った懸濁液(約1000NTU)が得られた。
実施例4:温度と低剪断混合
この調査は、レバウディオサイドAとレバウディオサイドDの5:1混合物(重量/重量)、及びレバウディオサイドA組成物とレバウディオサイドDの5:1混合物(重量/重量)(組成物は30重量%のステビオサイドを含む)で行った。
記載したブレンドをそれぞれ水と混合し、水を含む、混合物の総重量に基づいて、1.4重量%のレバウディオサイドD濃度を有する組成物を生成した。次に、混合物を周囲温度(21℃)にて、低剪断下で10分間混合した。100gのサンプルを取り除いて遠心分離にかけ、得られる上清の濁度、並びにレバウディオサイドA及びDの濃度(HPLC)を分析した。
次に、混合物を45℃まで加熱し、10分間混合した。別の100gのサンプルを取り除き、上述のように分析した。
最終的に、混合物を65℃まで加熱し、10分間混合した。別の100gのサンプルを取り除き、上述のように分析した。
21℃、45℃、及び65℃のそれぞれにおいて、レバウディオサイドAも、30重量%のステビオサイドを含むレバウディオサイドA/ステビオサイド組成物も、レバウディオサイドDの溶解度を高めはしなかった。このデータは、低剪断にて混合した、上述した濃度の、ステビオサイドとレバウディオサイドDの1.5:1混合物が、高温でもレバウディオサイドDを十分に可溶化しなかったことを示唆した。
この実験を、上述した組成物の10:1混合物で繰り返し、ここでは、各組成物の最終のレバウディオサイドD濃度は、水を含む組成物の総重量に対し1.43重量%であった。5:1の変形例と同様に、レバウディオサイドAのみの混合物は、レバウディオサイドDの溶解度を高めなかった。しかし、30重量%のステビオサイドを含むレバウディオサイドA組成物(ステビオサイド:レバウディオサイドD=3:1)を使用して調製した10:1混合物(重量/重量)では、透明溶液が得られた。
実施例5:高剪断混合
1.5重量%のレバウディオサイドDのコロイド状分散体を、溶解槽の中の150Lの水で、65℃にて調製した。30重量%のステビオサイドを含む一定量のレバウディオサイドA組成物を高剪断下において、レバウディオサイドAの、レバウディオサイドDに対する最終比(重量/重量)が5:1となるまで溶液に添加した。このプロセスにより、ステビオサイド対レバウディオサイドDの比が1.5:1である透明溶液が得られた。この結果は、剪断及び温度が、レバウディオサイドDの溶解度において役割を果たしていることを示唆している。
実施例6:特定の組成物
上記の方法に従い、水、並びに表1に記載する甘味組成物1、2及び3から水性ステビオール配糖体組成物を調製し、水性ステビオール配糖体組成物の総重量に対して1.5重量%の最終レバウディオサイドD濃度を有する水性ステビオール配糖体組成物を得た。
上記組成物1、2及び3のそれぞれに関して、レバウディオサイドDは完全に溶解した。更に、上記の組成物のそれぞれにおいて、以下のステビオール配糖体は検出できなかった:レバウディオサイドE、レバウディオサイドM、ルブソシド、ステビオールボイシド(steviolboiside)、及びレバウディオサイドG。
実施例7:レバウディオサイドD及びステビオサイドの溶解度調査
表2に記載する量のレバウディオサイドD及びステビオサイドを含む水性サンプルを、水中で記述量のレバウディオサイドD及びステビオサイドを組み合わせることにより調製した。次にサンプルを、表に記載する温度まで温めた。
上記のとおりに調製した全てのサンプルの外観を記載し、濁度を測定して溶解度を記録した。結果を表2に示す。
この実験は、レバウディオサイドDの濃度が増加するにつれ、完全な溶解のために必要な、ステビオサイドの、レバウディオサイドDに対する比もまた増加することを示した。例えば、0.4%のレバウディオサイドDを含有する混合物を溶解するには、ステビオサイドの、レバウディオサイドDに対する比が2:1である必要があるが、1.0%のレバウディオサイドDを含有する混合物を溶解するには、ステビオサイドの、レバウディオサイドDに対する比が4:1である必要がある。
実施例8:溶解度の温度の効果
表3に記載する量のレバウディオサイドD及びステビオサイドを含む水性サンプルを、水中で記述量のレバウディオサイドD及びステビオサイドを組み合わせることにより調製した。次にサンプルを、表に記載する温度まで温めた。
上記のとおりに調製した全てのサンプルの外観を記載し、濁度測定値を入手して溶解度を記録した。結果を表3に示す。
表3は、ステビオサイド濃度と温度の両方が、レバウディオサイドDの溶解度に影響を及ぼすことを示している。濃度が0.4以下のレバウディオサイドDは4つとも全て70℃で溶解したが、ステビオサイドが存在する場合を除き、冷却時に溶液から沈殿した。0.1%の濃度において、ステビオサイドの、レバウディオサイドDに対する比が4:1以下でも、レバウディオサイドDは20℃で不溶性である。また、レバウディオサイドD濃度が1.2%超まで増加すると、完全な溶解のために必要なステビオサイドの、レバウディオサイドDに対する比は増加する。例えば、ステビオサイドの濃度が6%(ステビオサイドの、レバウディオサイドDに対する比が4:1)のときに、1.5%のレバウディオサイドD濃度は70℃で完全に溶解することができるが、ステビオサイドの濃度が30%(ステビオサイドの、レバウディオサイドDに対する比が12:1)のときには、2.5%のレバウディオサイドD濃度は70℃で完全に溶解することができる。「透明な」外観を有する表3の溶液は、室温まで冷却した際に透明のままであった。
実施例9:レバウディオサイドDとステビオサイドを含有する組成物の溶解度における、追加のステビオール配糖体の影響
0.4%の濃度のレバウディオサイドD及び2.0%の濃度のステビオサイドを含有するいくつかのサンプルを70℃で調製した。これらはそれぞれ、透明溶液となった。様々な濃度のレバウディオサイドA、レバウディオサイドC、レバウディオサイドB、及びレバウディオサイドMを次にそれぞれ、ステビオサイド/レバウディオサイドD溶液に70℃で添加した。溶液を室温まで冷却させた。各サンプルの外観を記述し、濁度測定値を入手して溶解度を記録した。結果を表4に示す。
表4は、ステビオサイド/レバウディオサイドD溶液にレバウディオサイドA、C、又はMを0.1%〜0.4%の範囲の濃度で添加することにより、レバウディオサイドD/ステビオサイド複合体を破壊せず、それ故に、レバウディオサイドDの溶解度に影響を及ぼさないことを示している。
0.2%以上のレバウディオサイドBを添加することにより混濁溶液が得られたが、混濁性は、0.2%を超えるレベルで不溶性であることが分かったレバウディオサイドBによるものであることと考えられていた。レバウディオサイドBを含むサンプルで観察される混濁性が、レバウディオサイドBそのものによるものであることを確認するために、ステビオサイド及びレバウディオサイドDの溶液を調製し、0.4%の濃度でレバウディオサイドBを添加し、混濁した懸濁液を形成した。サンプルを遠心分離にかけて濾過し、水性濾液をHPLCにより分析した。ステビオサイド及びレバウディオサイドDは共に、水性濾液中で完全に回収されたが、濾液は、混合物に最初に加えたレバウディオサイドBを65%しか含んでいなかった。したがって、レバウディオサイドBの添加により観察された混濁性はレバウディオサイドBそのものの不溶性によるものであり、レバウディオサイドD/ステビオサイド複合体の分解によるものではなかった。
実施例10:レバウディオサイドDの溶解度におけるステビオール配糖体の影響
0.8%の濃度のレバウディオサイドD及び2.4%の濃度のステビオサイドを含有するサンプルを調製し、70℃の温度まで加熱した。0.8%の濃度のレバウディオサイドDと、2.4%の濃度の異なる個別のステビオール配糖体(レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドM、及びレバウディオサイドC)を含有する同様のサンプルを調製し、70℃の温度まで加熱した。サンプルの外観を記述し、濁度測定値を入手して溶解度を記録した。結果を表5に示す。
表5のデータは、ステビオサイドのみがレバウディオサイドDと複合体を形成して、濃縮飲料配合物を調製するために好適なレベルで、完全な溶解度に影響を及ぼすことができることを示している。
実施例11:スプレー乾燥させた粉末、及び手動でブレンドしたステビオール配糖体組成物の溶解度調査
記述した成分を手動でブレンドし、十分な量の得られた混合物を25℃にて水に添加し、1%溶液を形成することにより、表6中のサンプル69〜72を調製した。
対照的に、実施例9に記載されている手順に従ってサンプル73〜76を調製した。次に、得られた溶液を80〜99℃まで加熱し、続いて、Buchi B−290ミニスプレー乾燥機を使用して、200℃のスプレー乾燥温度で、10ミリメートル/分の流速でスプレー乾燥させて、固形粉末を形成した。次に、固形粉末を25℃にて、1%溶液を形成するのに十分な量で水に添加した。
各サンプルの溶解度、及び実温度を記述した。濁度測定値を入手して、溶解度を記録した。結果を表6に示す。
表6に示すように、手動でブレンドした混合物はいずれも、可溶性ではなかった。しかし、実施例9に記載する手順に従って調製した各混合物は、スプレー乾燥後に可溶性であった。表6のデータは、レバウディオサイドD/ステビオサイド複合体で観察された、改善された溶解度特性は、複合体を含有する溶液をスプレー乾燥させて、粉末を形成した後でさえも維持できることを示している。
実施例12:官能評価試験
レバウディオサイドDがステビオサイドの味を改善することを示すために、官能検査を実施した。表7に記載するステビオール配糖体を含有する水性サンプルを、以下のとおり調製した。21℃にて、1Lの0.1%のクエン酸緩衝液に400mgのステビオサイドを添加することにより、サンプル77を調製した。
100gの水に600mgのレバウディオサイドDを添加することにより、サンプル78を調製した。得られた懸濁液を70℃まで加熱し、1.8gのステビオサイドを添加した。混合物を70℃にて約15分間攪拌した後、冷却させた。
必要量のレバウディオサイドDを100gの水に添加することにより、サンプル79〜82を調製した。得られた懸濁液を70℃まで加熱し、必要量のステビオサイドを添加した。混合物を70℃にて約15分間攪拌した。必要量の追加のステビオール配糖体を添加し、混合物を70℃にて約10分間攪拌した後、冷却させた。
次に、各サンプルを、0.1%クエン酸水溶液緩衝液中で、ステビオール配糖体の合計が400ppmとなるように希釈した。
次に、9人の専門食味検査員に、サンプルの甘さと香味プロファイルを評価及び比較するように依頼した。各サンプルについて、食味検査員には、1個の対照(表7のサンプル1)、及び1個のコード化されたサンプル(表7のサンプル2〜6のうちの1つ)を室温で渡した。次に、食味検査員には対照を試食し、口蓋を水ですすぎ、コード化されたサンプルを試食するように依頼した。次に、食味検査員にはコード化されたサンプルと対照を比較し、苦味と甘味強度を+5〜−5のスケールでランク付けするように依頼した。ここでは、正のスコアは、高い苦味強度又は高い甘味強度を示し、負のスコアは強度の低さを示した。食味検査員には複数回、再試食させ、各試食の間に口蓋を水で洗浄するよう求めた。残りのサンプルに対して同じプロセスが繰り返された。苦味強度及び甘味強度に関する各サンプルの結果を平均し、図4でグラフに示した。
図4に示すように、レバウディオサイドDを含有するサンプルは、ステビオサイドのみと比較して、苦味強度の低下、及び甘味強度の増加を示した。レバウディオサイドD、ステビオサイド、及び他のステビオール配糖体を含有するサンプルもまた、ステビオサイドのみと比較して苦味の低下を示した。
実施例13:官能評価試験
80mgのレバウディオサイドD、96mgのステビオサイド、及び224mgのレバウディオサイドAを水に添加し、70℃で混合し、次いで、得られた溶液を室温まで冷却し、その後、pH3のクエン酸緩衝液中で、適量の溶液をステビオール配糖体の合計が400ppm(320ppmのステビオサイド/レバウディオサイドA、及び80ppmのレバウディオサイドD)となるように希釈することにより、ステビオサイド/レバウディオサイドAの、レバウディオサイドDに対する重量比が4:1である第1のサンプルを調製した。十分な量のレバウディオサイドAを水に添加し、pH3のクエン酸緩衝液中で400ppm溶液となるまで希釈することにより、第2のサンプルを調製した。
8人の専門食味検査員に水を渡して、各サンプルの試食前に口蓋をすすぎ、洗浄させた。食味検査員には、室温でコード化した2つのサンプルを渡し、コード化した一方のサンプルを試食し、口蓋を水ですすいだ後、他方のコード化サンプルを試食するように依頼した。食味検査員には、甘味強度、苦味、甘味の残り具合、及び糖の質に基づいて各サンプルを比較するように依頼し、各特性について、選好サンプルを特定するように依頼した。食味検査員には複数回、再試食させ、各試食の間に口蓋を水で洗浄するよう求めた。結果を図5に示す。
図5に示すように、62.5%の食味検査員は、400ppmのレバウディオサイドAサンプルと比較して、ステビオサイド−レバウディオサイドDのサンプルの甘味強度、及び苦味の欠如を選好し、87.5%の食味検査員は、400ppmのレバウディオサイドAサンプルよりも、ステビオサイド−レバウディオサイドDのサンプルの甘さの残り具合、及び糖の質を選好した。
これらの実験は驚くべきことに、ステビオサイドは一般的に、望ましくない香味プロファイルを有していると考えられていたものの、ステビオサイドをレバウディオサイドDと複合体化することにより、ステビオサイドの好ましくない特徴を隠すか、かつ/又は抑制することができることを示している。このことは特に、ステビオサイドの、レバウディオサイドDに対する比が4:1であること、そして、ステビオサイドが典型的には、ステビオール配糖体の単離の副生物として廃棄されていることを考慮すると、驚くべきことである。
実施例14:スプレー乾燥させた粉末と、レバウディオサイドD及びステビオサイドを含有する手動でブレンドした組成物との比較
0.4%の濃度のレバウディオサイドD及び2.0%の濃度のステビオサイドを含有する1つのサンプルを、実施例9に記載する手順に従い70℃で調製した。次に、実施例11に記載の手順に従い、サンプルをスプレー乾燥させた。固体ステビオサイドと固体レバウディオサイドDを、それぞれ5:1の重量比で手動でブレンドすることにより、第2のサンプルを調製した。2つのサンプルを、フーリエ変換赤外(FTIR)分光法により分析した。得られたスペクトルを図6に示す。
図6は、手動でブレンドしたサンプルと比較して、スプレー乾燥させたサンプルでは、ステビオサイド又はレバウディオサイドDのいずれか一方で、カルボニル基の吸収の変化が生じたことを示している。データは、スプレー乾燥させたサンプルでは、ステビオサイド−レバウディオサイドD複合体中でステビオサイド又はレバウディオサイドDのカルボニル周辺の環境が変化したが、手動でブレンドしたサンプルでは、ステビオサイド及びレバウディオサイドD内で変化しなかったことを示している。環境のこのような変化は、スプレー乾燥させたサンプル中で、物理的結合がステビオサイドとレバウディオサイドDとの間で形成されたことを示している。
上述のように調製したサンプルは、500ppmの濃度になるようにそれぞれ水に溶解させた。ペンダントドロップ界面張力計(Teclis Inc.)を使用して、得られた溶液を分析して、各溶液の表面活性を評価及び定量化した。表面活性を測定するために、4μLの空気を各溶液に放出し、気泡を形成した。次に、液滴が作られたときに、0時点から0.75秒毎に、2時間以内の気泡体積の変化をカメラで測定した。結果を図7に示す。
図7は、スプレー乾燥させたサンプルを含む溶液と、手動でブレンドしたサンプルを含む溶液との間の表面活性の有意差を示す。表面活性の差は、水中での希釈時に、スプレー乾燥させたサンプル内でのステビオサイド−レバウディオサイドD複合体がインタクトなまま残り、それ故に、複合体化が起こらなかった手動でブレンドしたサンプルと比較して、グリコシドの表面活性を変化させることを示している。
実施例15:13C NMRによる、ステビオサイドとステビオサイド/レバウディオサイドD複合体との比較
以下の3つのサンプルを、13C(NMR)による分析のために調製した。重水素化水(DO)中の500ppmのステビオサイド対照サンプル、DO中の500ppmのステビオサイド/レバウディオサイドD(5:1w/w)複合体サンプル、及びDO中の500ppmのステビオサイド/レバウディオサイドD(1:1w/w)複合体サンプル。実施例9及び実施例11に記載の手順に従い、ステビオサイド:レバウディオサイドDが5:1の複合体及び1:1の複合体を調製した。
3つのサンプルを、Agilent(登録商標)DD2 600 MHz NMR機器を使用して、150MHz、24℃にて、13C NMRにより分析した。ステビオサイドのみを含有する第1のサンプルを2日間にわたり、C13 NMRにより2回分析して、方法の変動性を確立した。結果は、異なる日に実施した、同じサンプルについての化学シフトのずれが0.1ppm未満であったことを示し、これは、NMR機器の安定性の高さを示した。次に、ステビオサイド対照と同じ条件下において、13C NMRにより複合体のそれぞれを分析した。
得られたスペクトルを図9及び図10で比較する。得られたスペクトルは、ステビオサイドをレバウディオサイドDと複合体化することにより、ステビオサイドの炭素5、9、16、17、及び19に関して、化学シフト、及びピーク強度の有意差がもたらされることを示している。ステビオサイドの炭素を図8に標識する。各サンプルについての、ステビオサイドの炭素5、9、16、17、及び19の化学シフトを表8に示す。
ステビオサイドの特定の炭素に関する、化学シフト及びピーク強度の差は、ステビオサイドとレバウディオサイドDとの間の複合体形成を示す。
本開示は、特定の実施例及び実施形態に言及しているが、当業者には、付属の特許請求の範囲で記載される開示の主旨及び範囲内で多くの変形例及び改変例が存在することが理解されるであろう。

Claims (97)

  1. 水と、
    レバウディオサイドD及びステビオサイド組成物を含む甘味組成物と、を含み、
    前記甘味組成物は、前記水において可溶化される、水性ステビオール配糖体組成物。
  2. 前記レバウディオサイドDは、前記水性ステビオール配糖体組成物の約0.2重量%〜約3重量%の範囲の濃度で存在する、請求項1に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  3. 前記レバウディオサイドDは、前記水性ステビオール配糖体組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の範囲の濃度で存在する、請求項2に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  4. 前記レバウディオサイドDは、前記水性ステビオール配糖体組成物の約1重量%〜約1.5重量%の範囲の濃度で存在する、請求項3に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  5. 前記レバウディオサイドDは、前記水性ステビオール配糖体組成物の約1.3重量%、約1.4重量%、又は約1.5重量%である、請求項4に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  6. 前記ステビオサイド組成物及び前記レバウディオサイドDは、約1:1〜約12:1の重量比で存在する、請求項1に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  7. 前記ステビオサイド組成物及び前記レバウディオサイドDは、約2:1〜約7:1の重量比で存在する、請求項1に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  8. 前記ステビオサイド組成物及び前記レバウディオサイドDは、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の重量比で存在する、請求項1に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  9. 前記ステビオサイド組成物は、ステビオサイド及び第2のステビオール配糖体を含む、請求項1に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  10. 前記第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される、請求項9に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  11. 前記第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA又はレバウディオサイドMである、請求項10に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  12. 前記第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドAである、請求項11に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  13. 前記水性ステビオール配糖体組成物は、完全に又は実質的にレバウディオサイドBを含まない、請求項12に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  14. 前記ステビオサイド及びレバウディオサイドAは、20:1〜1:99の重量比で存在する、請求項12に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  15. 前記ステビオサイド及びレバウディオサイドAは、約1:1〜約2:98の重量比で存在する、請求項14に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  16. 前記レバウディオサイドAは、前記ステビオサイド組成物の約50重量%、前記ステビオサイド組成物の約55重量%、前記ステビオサイド組成物の約60重量%、前記ステビオサイド組成物の約65重量%、前記ステビオサイド組成物の約70重量%、前記ステビオサイド組成物の約75重量%、前記ステビオサイド組成物の約80重量%、前記ステビオサイド組成物の約85重量%、前記ステビオサイド組成物の約90重量%、前記ステビオサイド組成物の約95重量%、前記ステビオサイド組成物の約96重量%、前記ステビオサイド組成物の約97重量%、又は前記ステビオサイド組成物の約98重量%を占める、請求項12に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  17. 前記甘味組成物は、約0.01重量%〜約10重量%の、他のステビオール配糖体の混合物を更に含む、請求項1に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  18. 前記他のステビオール配糖体の混合物は、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される少なくとも1種のステビオール配糖体を含む、請求項17に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  19. ゼロカロリー又は低カロリー飲料であって、前記ゼロカロリー又は低カロリー飲料は、約3〜約7体積部の水と、約1体積部の水性ステビオール配糖体組成物を含む1体積部のシロップと、を含み、前記水性ステビオール配糖体組成物は、
    第2の量の水と、
    レバウディオサイドD及びステビオサイド組成物を含む甘味組成物と、を含み、
    前記甘味組成物は、前記第2の量の水において可溶化される、飲料。
  20. 前記レバウディオサイドDは、前記水性ステビオール配糖体組成物の約0.2重量%〜約3重量%の範囲の濃度で存在する、請求項19に記載の飲料。
  21. 前記レバウディオサイドDは、前記水性ステビオール配糖体組成物の約0.5重量%〜約2.0重量%の範囲の濃度で存在する、請求項20に記載の飲料。
  22. 前記レバウディオサイドDは、前記水性ステビオール配糖体組成物の約1重量%〜約1.5重量%の範囲の濃度で存在する、請求項21に記載の飲料。
  23. 前記レバウディオサイドDは、前記水性ステビオール配糖体組成物の約1.3重量%、約1.4重量%、又は約1.5重量%である、請求項21に記載の飲料。
  24. 前記ステビオサイド組成物及び前記レバウディオサイドDは、約1:1〜約12:1の重量比で存在する、請求項20に記載の飲料。
  25. 前記ステビオサイド組成物及び前記レバウディオサイドDは、約2:1〜約7:1の重量比で存在する、請求項24に記載の飲料。
  26. 前記ステビオサイド組成物及び前記レバウディオサイドDは、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の重量比で存在する、請求項25に記載の飲料。
  27. 前記ステビオサイド組成物は、ステビオサイド及び第2のステビオール配糖体を含む、請求項20に記載の飲料。
  28. 前記第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される、請求項27に記載の飲料。
  29. 前記第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA又はレバウディオサイドMである、請求項28に記載の飲料。
  30. 前記第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドAである、請求項27に記載の飲料。
  31. 前記ステビオサイド及びレバウディオサイドAは、20:1〜1:99の比で存在する、請求項30に記載の飲料。
  32. 前記ステビオサイド及びレバウディオサイドAは、約1:1〜約2:98の比で存在する、請求項31に記載の飲料。
  33. 前記レバウディオサイドAは、前記ステビオサイド組成物の約50重量%、前記ステビオサイド組成物の約55重量%、前記ステビオサイド組成物の約60重量%、前記ステビオサイド組成物の約65重量%、前記ステビオサイド組成物の約70重量%、前記ステビオサイド組成物の約75重量%、前記ステビオサイド組成物の約80重量%、前記ステビオサイド組成物の約85重量%、前記ステビオサイド組成物の約90重量%、前記ステビオサイド組成物の約95重量%、前記ステビオサイド組成物の約96重量%、前記ステビオサイド組成物の約97重量%、又は前記ステビオサイド組成物の約98重量%を占める、請求項32に記載の飲料。
  34. 前記甘味組成物は、約0.01重量%〜約10重量%の、他のステビオール配糖体の混合物を更に含む、請求項20に記載の飲料。
  35. 前記他のステビオール配糖体の混合物は、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される少なくとも1種のステビオール配糖体を含む、請求項34に記載の飲料。
  36. 第1の量の水と、
    少なくとも1体積部の水性ステビオール配糖体組成物であって、
    第2の量の水と、
    レバウディオサイドD及びステビオサイド組成物を含む甘味組成物と、
    を含む、水性ステビオール配糖体組成物と、を含み、
    前記甘味組成物は、前記第2の量の水において可溶化される、シロップ。
  37. シロップ又は飲料調製キットであって、前記キットは、請求項1に記載の水性ステビオール配糖体組成物と、前記水性ステビオール配糖体組成物からシロップ又は飲料を直接調製するための取扱説明書と、を含む、キット。
  38. 飲料調製キットであって、前記キットは、請求項36に記載のシロップと、前記シロップから飲料を調製するための取扱説明書と、を含む、キット。
  39. 請求項1に記載の水性ステビオール配糖体組成物を調製する方法であって、前記方法は、
    水性レバウディオサイドD懸濁液を調製することと、
    剪断下にてステビオサイド組成物を前記水性レバウディオサイドD懸濁液に添加することと、
    を含む、方法。
  40. 前記水性レバウディオサイドD懸濁液は、18℃〜約75℃以下の範囲の温度を有する水にレバウディオサイドDを懸濁することにより調製される、請求項39に記載の方法。
  41. 請求項1に記載の水性ステビオール配糖体組成物を調製する方法であって、前記方法は、剪断下にて前記甘味組成物を水に添加することを含む、方法。
  42. 前記水は、18℃〜約75℃以下の範囲の温度を有する、請求項41に記載の方法。
  43. 請求項36に記載のシロップを調製する方法であって、前記方法は、少なくとも1体積部の水性ステビオール配糖体組成物を希釈剤と組み合わせることを含み、前記水性ステビオール配糖体組成物は、第2の量の水と、レバウディオサイドD及びステビオサイド組成物を含む甘味組成物と、を含み、更に、前記甘味組成物は、前記第2の量の水において可溶化されており、前記シロップは、約180ppm〜約900ppmのレバウディオサイドD濃度を有する、方法。
  44. 前記飲料は、約5ppm〜約90ppmのレバウディオサイドD濃度を有する、請求項20に記載の飲料。
  45. 前記飲料は、約15〜約75ppmのレバウディオサイドD濃度を有する、請求項44に記載の飲料。
  46. 前記シロップは、約150ppm〜1000ppmのレバウディオサイドD濃度を有する、請求項36に記載のシロップ。
  47. 前記シロップは、約180ppm〜約450ppmのレバウディオサイドD濃度を有する、請求項46に記載のシロップ。
  48. 単回摂取又は複数回摂取の飲料を調製するための、請求項36に記載の十分な量のシロップを保管するために適合した1つ以上のポッド、カートリッジ、又は他の容器と、任意選択的に、前記1つ以上のポッド又はカートリッジを受け入れるために適合した飲料分配装置と、を備え、ユーザにより起動されると、前記飲料分配装置は、1つのポッド又はカートリッジの内容物を、適切な体積の、水、任意選択的に炭酸化された水、又は他の希釈剤と組み合わせて、単回摂取又は複数回摂取の飲料を提供する、キット。
  49. 前記キットは、前記飲料分配装置の操作、前記装置の清掃、並びに使用済みポッド若しくはカートリッジの詰め替え及び/又はリサイクルのための取扱説明書を更に含む、請求項48に記載のキット。
  50. スプレー乾燥させた甘味組成物であって、
    レバウディオサイドDと、
    ステビオサイド組成物と、を含み、
    前記スプレー乾燥させた甘味組成物は、粉末形態である、スプレー乾燥させた甘味組成物。
  51. 前記ステビオサイド組成物及び前記レバウディオサイドDは、約1:1〜約12:1の重量比で存在する、請求項50に記載のスプレー乾燥させた甘味組成物。
  52. 前記ステビオサイド組成物及び前記レバウディオサイドDは、約2:1〜約7:1の重量比で存在する、請求項50に記載のスプレー乾燥させた甘味組成物。
  53. 前記ステビオサイド組成物及び前記レバウディオサイドDは、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の比で存在する、請求項50に記載のスプレー乾燥させた甘味組成物。
  54. 前記ステビオサイド組成物は、ステビオサイド及び第2のステビオール配糖体を含む、請求項50に記載のスプレー乾燥させた甘味組成物。
  55. 前記第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される、請求項54に記載のスプレー乾燥させた甘味組成物。
  56. 前記第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、又はレバウディオサイドMである、請求項54に記載のスプレー乾燥させた甘味組成物。
  57. 前記第2のステビオール配糖体は、レバウディオサイドAである、請求項54に記載のスプレー乾燥させた甘味組成物。
  58. 水と、
    請求項50に記載のスプレー乾燥させた甘味組成物と、を含み、
    前記スプレー乾燥させた甘味組成物は、前記水において可溶化される、水性ステビオール配糖体組成物。
  59. 約0.1重量%〜約3重量%の前記スプレー乾燥させた甘味組成物を含む、請求項58に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  60. 少なくとも1重量%の前記スプレー乾燥させた甘味組成物を含む、請求項58に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  61. 前記レバウディオサイドDは、前記水性ステビオール配糖体組成物の約0.2重量%〜約3重量%の範囲の濃度で存在する、請求項58に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  62. 前記レバウディオサイドDは、前記水性ステビオール配糖体組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の範囲の濃度で存在する、請求項58に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  63. 前記レバウディオサイドDは、前記水性ステビオール配糖体組成物の約1重量%〜約1.5重量%の範囲の濃度で存在する、請求項58に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  64. 前記レバウディオサイドDは、前記水性ステビオール配糖体組成物の約1.3重量%、約1.4重量%、又は約1.5重量%で存在する、請求項58に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  65. 前記スプレー乾燥させた甘味組成物は、レバウディオサイドDの量の観点において、25,000ppm以下の濃度で水に可溶性である、請求項50に記載のスプレー乾燥させた甘味組成物。
  66. 請求項50に記載のスプレー乾燥させた甘味組成物を調製する方法であって、前記方法は、
    レバウディオサイドDを水に添加することにより水性レバウディオサイドD懸濁液を調製することと、
    ステビオサイド組成物を前記水性レバウディオサイドD懸濁液に添加して、混合物を形成することであって、前記水性レバウディオサイドD懸濁液及び前記ステビオサイド組成物は、前記水において可溶化する、ことと、
    前記混合物をスプレー乾燥させることと、を含む、方法。
  67. 前記水性レバウディオサイドD懸濁液は、約25℃〜約75℃の温度で調製される、請求項66に記載の方法。
  68. 請求項1に記載の水性ステビオール配糖体組成物を含む医薬組成物。
  69. 請求項50に記載のスプレー乾燥させた甘味組成物を含む医薬組成物。
  70. ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体。
  71. 前記ステビオサイド及び前記レバウディオサイドDは、約1:1〜約12:1の重量比で存在する、請求項70に記載の複合体。
  72. 前記ステビオサイド及び前記レバウディオサイドDは、約2:1〜約7:1の重量比で存在する、請求項70に記載の複合体。
  73. 前記ステビオサイド及び前記レバウディオサイドDは、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の重量比で存在する、請求項70に記載の複合体。
  74. 水と、
    請求項70に記載の複合体と、を含む、水性ステビオール配糖体組成物。
  75. 前記レバウディオサイドDは、約0.2重量%〜約3重量%の範囲の濃度で前記水中に存在する、請求項74に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  76. 前記レバウディオサイドDは、約0.5重量%〜約1.5重量%の範囲の濃度で前記水中に存在する、請求項75に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  77. 前記レバウディオサイドDは、約1重量%〜約1.5重量%の範囲の濃度で前記水中に存在する、請求項76に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  78. 前記レバウディオサイドDは、約1.3重量%、約1.4重量%、又は約1.5重量%の濃度で前記水中に存在する、請求項77に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  79. レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体を更に含む、請求項74に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  80. レバウディオサイドD又はステビオサイド以外の前記ステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される、請求項79に記載の水性ステビオール配糖体組成物。
  81. 水と、請求項70に記載の複合体と、を含むシロップ。
  82. 前記ステビオサイド及び前記レバウディオサイドDは、約1:1〜約12:1の重量比で存在する、請求項81に記載のシロップ。
  83. 前記ステビオサイド及び前記レバウディオサイドDは、約2:1〜約7:1の重量比で存在する、請求項81に記載のシロップ。
  84. 前記ステビオサイド及び前記レバウディオサイドDは、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の重量比で存在する、請求項81に記載のシロップ。
  85. レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体を更に含む、請求項81に記載のシロップ。
  86. レバウディオサイドD又はステビオサイド以外の前記ステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される、請求項85に記載のシロップ。
  87. 水と、請求項70に記載の複合体と、を含む飲料。
  88. 前記ステビオサイド及び前記レバウディオサイドDは、約1:1〜約12:1の重量比で存在する、請求項87に記載の飲料。
  89. 前記ステビオサイド及び前記レバウディオサイドDは、約2:1〜約7:1の重量比で存在する、請求項87に記載の飲料。
  90. 前記ステビオサイド及び前記レバウディオサイドDは、約2:1、約3:1、約5:1、又は約6:1の重量比で存在する、請求項87に記載の飲料。
  91. レバウディオサイドD又はステビオサイド以外のステビオール配糖体を更に含む、請求項87に記載の飲料。
  92. レバウディオサイドD又はステビオサイド以外の前記ステビオール配糖体は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、ステビオールビオシド、ルブソシド、及びズルコシドAからなる群から選択される、請求項91に記載の飲料。
  93. ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体であって、前記ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、約5:1(重量:重量)の比で存在し、前記ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体は、図9に記載の13C NMRスペクトルを特徴とする、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体。
  94. ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体であって、前記ステビオサイド及びレバウディオサイドDは、約1:1(重量:重量)の比で存在し、前記ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体は、図10に記載の13C NMRスペクトルを特徴とする、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体。
  95. ステビオサイド及びレバウディオサイドDを水中で組み合わせて、混合物を形成することと、
    前記混合物を、約18℃〜約75℃の範囲の温度まで加熱することと、を含む方法により調製された、ステビオサイド/レバウディオサイドD複合体。
  96. 前記温度は、約75℃である、請求項95に記載の方法。
  97. 前記混合物は、高剪断プロセスを用いて攪拌される、請求項95に記載の方法。
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