JP2019204649A - 照明制御システム、照明制御装置及び照明装置 - Google Patents

照明制御システム、照明制御装置及び照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】位相制御方式を用いて照明光の光量と光色を個別に調整可能とする。【解決手段】制御部22は、交流電源10から出力される交流電圧の一周期における第1半周期内の第1期間T1に第1端子201と第2端子202を導通させるように切替え部21を制御する。制御部22は、一周期における第2半周期内の第2期間T2に第1端子201と第2端子202を導通させるように切替え部21を制御する。制御部22は、第1期間T1を入力部23で受け付ける光量指示値に対応させるように切替え部21を制御する。制御部22は、第2期間T2を入力部23で受け付ける光色指示値に対応させるように切替え部21を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、照明制御システム、照明制御装置及び照明装置に関する。より詳細には、本発明は、照明光の強さ(光量)と色(光色)を調整する照明制御システム、当該照明制御システムを構成する照明制御装置及び照明装置に関する。
従来例として、特許文献1記載の調光装置(照明制御装置)を例示する。特許文献1記載の調光装置(以下、従来例という。)は、交流電源から入力される交流電圧を位相制御し、位相制御における制御遅れ角によって、LED点灯装置に調光比を指示する。一方、LED点灯装置は、調光装置を介して交流電源から供給される交流電力によってLED(Light Emitting Diode)を点灯させ、かつ、調光装置から指示される調光比に応じてLEDを調光する。
特開2006−236709号公報
ところで、光色の異なる複数種類のLEDの光量を調整することで照明光の光色を調整(調色)することができる。しかしながら、特許文献1記載の従来例のような位相制御方式では、調光装置からLED点灯装置に対して、光量の指示値と光色の指示値の二種類の指示値を個別に与えることが困難であった。
本発明の目的は、位相制御方式を用いて照明光の光量と光色を個別に調整可能な照明制御システム、照明制御装置及び照明装置を提供することである。
本発明の一態様に係る照明制御システムは、一つ以上の照明装置と、照明制御装置とを有する。前記一つ以上の照明装置は、交流電源から供給される交流電力で光源を点灯させ、かつ、前記光源から放射される照明光の光量と光色を個別に変化させる。前記照明制御装置は、前記一つ以上の照明装置と電気的に直列接続され、かつ、前記一つ以上の照明装置に対して前記光量を決める光量指示値及び前記光色を決める光色指示値を与える。前記照明制御装置は、前記交流電源の一方の出力端と電気的に接続される第1端子と、前記一つ以上の照明装置を介して前記交流電源の他方の出力端と電気的に接続される第2端子とを備える。前記照明制御装置は、前記第1端子と前記第2端子の導通・遮断を切り替える切替え部と、前記切替え部を制御する制御部と、前記光量指示値及び前記光色指示値の入力を受け付ける入力部とを備える。前記制御部は、前記交流電源から出力される交流電圧の一周期における第1半周期内の第1期間に前記第1端子と前記第2端子を導通させるように前記切替え部を制御する。前記制御部は、前記第1半周期内の前記第1期間を除く期間に前記第1端子と前記第2端子を遮断するように前記切替え部を制御する。さらに、前記制御部は、前記一周期における第2半周期内の第2期間に前記第1端子と前記第2端子を導通させるように前記切替え部を制御する。前記制御部は、前記第2半周期内の前記第2期間を除く期間に前記第1端子と前記第2端子を遮断するように前記切替え部を制御する。前記制御部は、前記第1期間を前記入力部で受け付ける前記光量指示値に対応させるように前記切替え部を制御し、かつ、前記第2期間を前記入力部で受け付ける前記光色指示値に対応させるように前記切替え部を制御する。
本発明の一態様に係る照明制御装置は、前記照明制御システムに含まれる。
本発明の一態様に係る照明装置は、前記照明制御システムに含まれる。
本発明の照明制御システム、照明制御装置及び照明装置は、位相制御方式を用いて照明光の光量と光色を個別に調整することができるという効果がある。
図1は、本発明の実施形態に係る照明制御システムのシステム構成図である。 図2Aは、本発明の実施形態に係る照明装置の斜視図である。図2Bは、本発明の別の実施形態に係る照明装置の側面図である。 図3は、同上の照明制御システムの動作を説明するための波形図である。 図4は、同上の照明制御システムの変形例1の動作を説明するための波形図である。 図5は、同上の照明制御システムの変形例2のブロック図である。 図6は、同上の照明制御システムの変形例3のブロック図である。
本発明の実施形態に係る照明制御システム、照明制御装置及び照明装置について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態の照明制御システム1は、図1に示すように、1台の照明制御装置2と、1台の照明装置3とを有する。照明装置3は、交流電源10から供給される交流電力で光源31を点灯させ、かつ、光源31から放射される照明光の光量と光色を個別に変化させるように構成される。照明制御装置2は、交流電源10に対して照明装置3と電気的に直列接続される。照明制御装置2は、照明装置3に対して、照明光の光量を指示する光量指示値及び光色を指示する光色指示値を与える。本実施形態の照明制御システム1において、照明制御装置2と電気的に接続される照明装置3は1台に限定されない。ただし、2台目以降の照明装置3は、1台目の照明装置3と電気的に並列接続される。つまり、複数台の照明装置3の各々が、照明制御装置2と電気的に直列接続される。なお、本実施形態における交流電源10は、一般の家庭や商業施設のテナントなどに配電される、100V/200Vの単相3線式の低圧電源である。
まず、本実施形態の照明装置3について、図1及び図2を参照して説明する。照明装置3は、図1に示すように、第1負荷端子301及び第2負荷端子302と、光源31と、点灯回路32と、制御回路33と、分離回路34と、電源回路35とを備える。
第1負荷端子301及び第2負荷端子302は、屋内配線用の電線によって交流電源10と電気的に接続される。なお、第1負荷端子301及び第2負荷端子302は、いわゆるねじなし端子(速結端子とも呼ばれる。)であってもよいし、ねじ端子であってもよい。また、第2負荷端子302は、交流電源10の中性線(接地側電線)と直接接続されることが好ましい。一方、第1負荷端子301は、照明制御装置2を介して交流電源10の電圧線(非接地側電線)と電気的に接続されることが好ましい。
第1負荷端子301と第2負荷端子302の間に分離回路34が電気的に接続される。分離回路34は、第1負荷端子301と第2負荷端子302に印加される交流電圧(以下、負荷電圧V0と呼ぶ。)を3種類の電圧(第1負荷電圧、第2負荷電圧、第3負荷電圧)に分離する。第1負荷電圧V1は、負荷電圧V0に等しい。第2負荷電圧V2は、負荷電圧V0の正の半周期(第2負荷端子302の電位よりも第1負荷端子301の電位が高くなる半周期。以下、同じ。)の電圧である。第3負荷電圧V3は、負荷電圧V0の負の半周期(第2負荷端子302の電位が第1負荷端子301の電位よりも高くなる半周期。以下、同じ。)の電圧である。ただし、分離回路34から出力される第2負荷電圧V2及び第3負荷電圧V3の極性は、いずれも正である。このような分離回路34は、例えば、ダイオードのような整流素子によって実現可能である。
電源回路35は、分離回路34から出力される第1負荷電圧V1から制御電源電圧を生成する。電源回路35は、例えば、降圧チョッパ回路のようなスイッチング電源回路を有し、12V〜17V程度の直流電圧を生成することが好ましい。そして、電源回路35で生成される直流電圧が、制御電源電圧として制御回路33などに供給される。
光源31は、光色(光源色)の異なる複数種類の発光素子を有する。例えば、光源31は、電球色のLEDと昼光色のLEDを有することが好ましい。あるいは、光源31は、赤色のLEDと、緑色のLEDと、青色のLEDとを有してもよい。ただし、発光素子はLEDに限定されず、有機エレクトロルミネッセンス素子や白熱電球などでも構わない。また、発光素子の種類は4種類以上であってもかまわない。なお、以下の説明においては、電球色(相関色温度:2600〜3250K)のLEDと昼光色(相関色温度:5700〜7100K)のLEDの2種類のLEDを有する光源31を例示する。
点灯回路32は、負荷電圧V0から直流電圧を生成し、生成した直流電圧を光源31に供給して光源31を点灯させる。点灯回路32は、2種類のLEDに一対一に対応するように二つのスイッチング電源回路(不図示)を有する。二つのスイッチング電源回路の各々は、例えば、バックコンバータを有している。一つのスイッチング電源回路は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御によって電球色のLEDに供給する直流電流を増減するように構成されている。もう一つのスイッチング電源回路は、同じくPWM制御によって昼光色のLEDに供給する直流電流を増減するように構成されている。
制御回路33は、第1判定部331、第2判定部332及び点灯制御部333を備える。第1判定部331は、分離回路34から出力される第2負荷電圧V2をしきい値電圧(数百mV〜数V)と比較する。第2判定部332は、分離回路34から出力される第3負荷電圧V3をしきい値電圧(数百mV〜数V)と比較する。ただし、第2負荷電圧V2と比較されるしきい値電圧と第3負荷電圧V3と比較されるしきい値電圧は等しい。第1判定部331は、第2負荷電圧V2がしきい値電圧を超えている期間(第1期間T1)に出力電圧をハイレベルに維持し、第2負荷電圧V2がしきい値電圧以下の期間には出力電圧をローレベルに維持する。第2判定部332は、第3負荷電圧V3がしきい値電圧を超えている期間(第2期間T2)に出力電圧をハイレベルに維持し、第3負荷電圧V3がしきい値電圧以下の期間には出力電圧をローレベルに維持する。すなわち、第1判定部331は、第2負荷電圧V2の第1期間T1の長さ(時間長)を判定(検出)している。第2判定部332は、第3負荷電圧V3の第2期間T2の長さ(時間長)を判定(検出)している。
点灯制御部333は、記憶部(不図示)に記憶している対応表を参照し、第1判定部331で判定(検出)された第1期間T1(の長さ)に対応した光量指示値を取得する。また、点灯制御部333は、前記対応表を参照し、第2期間T2(の長さ)に対応した光色指示値を取得する。
光色指示値は、光源31が有する2種類のLED(電球色のLEDと昼光色のLED)のそれぞれの光量の割合を示している。例えば、光色指示値が0(ゼロ)のときは電球色のLEDの光量を0(消灯)とし、昼光色のLEDの光量を100(定格値)とする。また、光色指示値が100のときは電球色のLEDの光量を100(定格値)とし、昼光色のLEDの光量を0(消灯)とする。さらに、光色指示値が50のときは電球色のLEDの光量を50(定格値の半分)とし、昼光色のLEDの光量を50(定格値の半分)とする。
光量指示値は、光源31から放射される光(照明光)の光量(電球色のLEDの光量と昼光色のLEDの光量の合計の光量)を示している。例えば、光量指示値が0のときは電球色のLEDの光量と昼光色のLEDの光量を双方とも0(消灯)とする。また、光量指示値が100のときは電球色のLEDの光量と昼光色のLEDの光量の合計を100とする。
点灯制御部333は、光量指示値と光色指示値に基づいて、2種類のLEDのそれぞれの光量を決定する。そして、点灯制御部333は、決定した各々の光量で2種類のLEDをそれぞれ点灯させるように、点灯回路32の二つのスイッチング電源回路を個別にPWM制御する。例えば、照明光の光色を変えずに照明光の光量のみを変更する(調光する)場合、点灯制御部333は、2種類のLEDの光量の割合を一定に保ったままで2種類のLEDの光量の合計の光量を調整する。また、照明光の光量を変えずに照明光の光色のみを変更する(調色する)場合、点灯制御部333は、2種類のLEDの光量の合計の光量を一定に保ったままで2種類のLEDの光量の割合を調整する。
なお、第1判定部331、第2判定部332、点灯制御部333及び記憶部(不図示)を備える制御回路は、マイクロコントローラ等のハードウェアと、マイクロコントローラで実行されるソフトウェアとで実現されることが好ましい。
ところで、本実施形態の照明装置3は、例えば、図2Aに示すようなダウンライト形の照明器具であってもよい。図2Aに示す照明装置3(3A)は、天井材に設けられた埋め込み穴に埋め込まれる灯具40と、天井裏に設置される電源装置41とを有する。灯具40は、光源31と、光源31を保持する本体400と、光源31を囲む枠体401と、本体400及び枠体401を天井材に取り付ける3本の取付ばね402とを有する。電源装置41は、点灯回路32、制御回路33、分離回路34及び電源回路35と、直方体状に形成されて点灯回路32、制御回路33、分離回路34及び電源回路35を内部に収容する筐体410とを有する。電源装置41は、灯具40の光源31と点灯回路32を電気的に接続するための電源ケーブル411を更に有する。
また、本実施形態の照明装置3は、図2Bに示すような電球形のLEDランプであってもよい。図2Bに示す照明装置3(3B)は、円錐台形状のランプ本体42と、ランプ本体42の大径の底面に取り付けられたカバー43と、ランプ本体42の小径の底面に設けられた口金44とを有する。ランプ本体42の内部に、光源31、点灯回路32、制御回路33、分離回路34及び電源回路35が収容されている。光源31は、ランプ本体42の大径の底面からランプ本体42の外に露出するように配置されている。カバー43は、ガラス又は透光性を有する合成樹脂によって球状に形成されている。カバー43は、光源31を覆うようにランプ本体42に取り付けられている。光源31から放射される照明光は、カバー43を通過する際に拡散されて照明空間に照射される。なお、第1負荷端子301及び第2負荷端子302が口金44と電気的に接続されている。照明装置3(3B)は、例えば、白熱電球用の照明器具が有するソケットに口金44が装着されることで当該照明器具に取り付けられる。
次に、本実施形態の照明制御装置2を説明する。照明制御装置2は、図1に示すように、第1端子201、第2端子202及び第3端子203を含む端子群と、切替え部21と、制御部22と、入力部23と、制御電源部24とを備える。
前記端子群は、ねじなし端子であってもよいし、ねじ端子であってもよい。第1端子201は、交流電源10の電圧線と電気的に接続されることが好ましい。第3端子203は、交流電源10の中性線と直接接続されることが好ましい。第2端子202は、照明装置3の第1負荷端子301と電気的に接続されることが好ましい。
制御電源部24は、第1端子201と第3端子203から入力される交流電圧から制御電源電圧を生成する。制御電源部24は、例えば、降圧チョッパ回路のようなスイッチング電源回路を有し、12V〜17V程度の直流電圧を生成することが好ましい。制御電源部24で生成される直流電圧が、制御電源電圧として切替え部21、制御部22及び入力部23などに供給される。
切替え部21は、二つの半導体スイッチング素子(第1スイッチング素子211、第2スイッチング素子212)と、各半導体スイッチング素子を駆動する駆動回路(第1駆動回路213、第2駆動回路214)とを有する。第1スイッチング素子211及び第2スイッチング素子212の各々は、エンハンスメント形のnチャネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)で構成されている。なお、図1において、第1スイッチング素子211及び第2スイッチング素子212の各々のソース・ドレイン間に接続されているダイオードは、MOSFETの寄生ダイオードである。ただし、第1スイッチング素子211及び第2スイッチング素子212の少なくともいずれか一方は、MOSFET以外の半導体スイッチング素子とダイオードとで構成されてもよい。半導体スイッチング素子としては、バイポーラトランジスタ又はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などが好適である。
第1スイッチング素子211と第2スイッチング素子212は、第1端子201と第2端子202の間において、いわゆる逆直列に接続されている。つまり、第1スイッチング素子211のソースと第2スイッチング素子212のソースが、グランドに電気的に接続されている。第1スイッチング素子211のドレインは、第1端子201と電気的に接続される。第2スイッチング素子212のドレインは、第2端子202と電気的に接続される。なお、グランドは、照明制御装置2の各部(切替え部21、制御部22、入力部23及び制御電源部24)にとって基準電位となる。
第1駆動回路213は、第1スイッチング素子211のゲート・ソース(グランド)間に駆動電圧を印加することで第1スイッチング素子211をオンする。同じく、第2駆動回路214は、第2スイッチング素子212のゲート・ソース(グランド)間に駆動電圧を印加することで第2スイッチング素子212をオンする。
第1駆動回路213は、第1端子201の電位が第2端子202の電位よりも高いときに第1スイッチング素子211をオンする。第1スイッチング素子211がオンすると、第1端子201から第1スイッチング素子211のドレイン、第1スイッチング素子211のソース、第2スイッチング素子212の寄生ダイオードを経て第2端子202に至る電流経路が形成される。
第2駆動回路214は、第2端子202の電位が第1端子201の電位よりも高いときに第2スイッチング素子212をオンする。第2スイッチング素子212がオンすると、第2端子202から第2スイッチング素子212のドレイン、第2スイッチング素子212のソース、第1スイッチング素子211の寄生ダイオードを経て第1端子201に至る電流経路が形成される。なお、第1駆動回路213及び第2駆動回路214の双方が駆動電圧を印加しなければ、第1スイッチング素子211及び第2スイッチング素子212がオフ状態に維持されて第1端子201と第2端子202が非導通状態となる。
入力部23は、例えば、ロータリ形又はリニア形の可変抵抗器(又はポテンショメータ)を有することが好ましい。ただし、入力部23は、光量指示値用の可変抵抗器と光色指示値用の可変抵抗器の二つの可変抵抗器を有している。入力部23は、二つの可変抵抗器を一つずつ含む二つの分圧回路によって、制御電源電圧のような定電圧をそれぞれ分圧した二つの電圧(光量指示値を示す第1指示値電圧と光色指示値を示す第2指示値電圧)を制御部22に出力する。
制御部22は、マイクロコントローラ等のハードウェアと、マイクロコントローラで実行されるソフトウェアとで実現されることが好ましい。制御部22は、第1負荷電圧V1のゼロクロス及び極性を検出している。ただし、第1負荷電圧V1の極性は、第3端子203の電位よりも第1端子201の電位が高いときを正とし、第3端子203の電位よりも第1端子201の電位が低いときを負とする。
制御部22は、第1負荷電圧V1の正の半周期(第1半周期と呼ぶ。)内の第1期間T1に第1端子201と第2端子202を導通させるように切替え部21を制御する。具体的には、制御部22は、第1負荷電圧V1の極性が正の期間(第1負荷電圧V1の第1半周期T01)において、第1半周期T01の始期(ゼロクロス)に同期して第1駆動回路213に駆動電圧を出力させて第1スイッチング素子211をオンさせる。さらに、制御部22は、第1負荷電圧V1の第1半周期T01において、第1指示値電圧に対応したタイミングで第1駆動回路213に駆動電圧の出力を停止させて第1スイッチング素子211をオフさせる(図3参照)。
また、制御部22は、第1負荷電圧V1の負の半周期(第2半周期と呼ぶ。)内の第2期間T2に第1端子201と第2端子202を導通させるように切替え部21を制御する。具体的には、制御部22は、第1負荷電圧V1の極性が負の期間(第1負荷電圧V1の第2半周期T02)において、第2半周期T02の始期(ゼロクロス)に同期して第2駆動回路214に駆動電圧を出力させて第2スイッチング素子212をオンさせる。さらに、制御部22は、第1負荷電圧V1の第2半周期T02において、第2指示値電圧に対応したタイミングで第2駆動回路214に駆動電圧の出力を停止させて第2スイッチング素子212をオフさせる(図3参照)。
つまり、制御部22は、第1負荷電圧V1の一周期T0のうちの第1半周期T01における導通期間(第1期間T1)によって光量指示値を照明装置3に与える。同様に、制御部22は、第1負荷電圧V1の一周期T0のうちの第2半周期T02における導通期間(第2期間T2)によって光色指示値を照明装置3に与える。
既に説明したように、照明装置3では、制御回路33の第1判定部331と第2判定部332が第1期間T1と第2期間T2の各々の長さ(時間長)を判定(検出)する。そして、照明装置3の点灯制御部333は、第1判定部331及び第2判定部332で判定(検出)される第1期間T1及び第2期間T2の各々の長さにより、照明制御装置2(の制御部22)から与えられる光量指示値と光色指示値を取得する。さらに、点灯制御部333は、取得した光量指示値及び光色指示値に応じて点灯回路32を制御することにより、光源31から照明空間に照射される照明光の光量と光色を個別に調整(調光と調色)することができる。
このように本実施形態の照明制御システム1では、位相制御方式を用いて照明光の光量と光色を個別に調整することができる。ところで、本実施形態の照明制御システムにおいては、照明制御装置2が、いわゆる逆位相制御方式(トレーリングエッジ方式)により、第1負荷電圧V1の位相制御を行っている。しかしながら、照明制御装置2は、いわゆる正位相制御方式(リーディングエッジ方式)により、第1負荷電圧V1の位相制御を行ってもかまわない。ただし、照明制御装置2が逆位相制御方式で第1負荷電圧V1の位相制御を行えば、正位相制御方式で第1負荷電圧V1の位相制御を行う場合に比べて、照明制御装置2の切替え部21及び照明装置3の各回路に流れる突入電流の抑制を図ることができる。
ところで、逆位相制御を行う制御部22は、第1半周期T01内において負荷電圧V0の大きさがピーク値を過ぎた後に第1期間T1を終了するように切替え部21を制御することが好ましい。例えば、制御部22は、第1半周期T01内(0°〜180°の位相)において、135°〜180°の位相で第1期間T1を終了させることが好ましい。同様に、制御部22は、第2半周期T02内において負荷電圧V0の大きさがピーク値を過ぎた後に第2期間T2を終了するように切替え部21を制御することが好ましい。例えば、制御部22は、第2半周期T02内(180°〜360°の位相)において、215°〜360°の位相で第2期間T2を終了させることが好ましい。つまり、負荷電圧V0の大きさがピーク値を過ぎる前に第1期間T1及び第2期間T2が終了する場合、照明装置3の電源回路35が有する平滑コンデンサ(不図示)が十分に充電されなくなり、電源回路35で生成される直流電圧が低下するおそれがある。そのため、制御部22が、負荷電圧V0の大きさがピーク値を過ぎた後に第1期間T1及び第2期間T2を終了させれば、電源回路35に対して必要十分な電力を供給し、電源回路35で生成される直流電圧の低下を抑制することができる。
また、照明制御装置2の制御部22は、同一の光量指示値及び光色指示値に対して、第1期間T1と第2期間T2を含む周期T0を複数回続けるように切替え部21を制御することが好ましい(図3参照)。一方、照明装置3の第1判定部331及び第2判定部332は、例えば、3周期〜5周期の間に検出した第1期間T1及び第2期間T2を平均化することで第1期間T1及び第2期間T2の検出精度の向上を図ることができる。
次に、本実施形態の照明制御システム1の幾つかの変形例を説明する。ただし、以下に説明する各変形例において、本実施形態の照明制御システム1と共通の構成要素については、同一の符号を付して適宜図示及び説明を省略する。
本実施形態の照明制御システム1では、交流電源10に対して、照明制御装置2と照明装置3が図1と逆の配置で接続された場合、照明装置3における第1負荷電圧V1及び第2負荷電圧V2の極性も反転してしまう。つまり、本実施形態の照明制御システム1では、照明制御装置2の第1端子201、第2端子202及び第3端子203に接続される電線と、照明装置3の第1負荷端子301及び第2負荷端子302に接続される電線とが限定されてしまう。
そこで、変形例1の照明制御システム1は、交流電源10に対する照明制御装置2と照明装置3の接続の配置が限定されないように、照明制御装置2の制御部22が切替え部21を制御する点に特徴がある。制御部22は、第1期間T1及び第2期間T2が採り得る値と異なる値を有する第3期間T3に第1端子201と第2端子202を導通させるように切替え部21を制御する。さらに、制御部22は、第3期間T3を含む周期に続く前半(正)の半周期T01内の第1期間T1に第1端子201と第2端子202を導通させるように切替え部21を制御する。
例えば、制御部22は、制御電源部24から給電されて起動したとき、複数周期にわたって第1半周期T01における導通期間(第3期間T3)をゼロとし、かつ、第2半周期T02全域を導通期間とするように切替え部21を制御する(図4参照)。制御部22は、第3期間T3を含む複数周期に続いて、第1半周期T01内の第1期間T1に第1端子201と第2端子202を導通させるように切替え部21を制御する。さらに、制御部22は、第2半周期T02内の第2期間T2に第1端子201と第2端子202を導通させるように切替え部21を制御する(図3参照)。
一方、照明装置3の点灯制御部333では、第1判定部331及び第2判定部332の各々が判定する導通期間に基づき、第1判定部331が判定する導通期間と第2判定部332が判定する導通期間のいずれが第1半周期T01に対応するかを判断する。具体的には、第1判定部331の判定する導通期間がゼロとなり、第2判定部332の判定する導通期間が半周期に一致する状態が複数周期にわたって継続すれば、点灯制御部333は、第1判定部331の判定する導通期間が第1半周期T01であると判断する。また、第2判定部332の判定する導通期間がゼロとなり、第1判定部331の判定する導通期間が半周期に一致する状態が複数周期にわたって継続すれば、点灯制御部333は、第2判定部332の判定する導通期間が第1半周期T01であると判断する。
そして、点灯制御部333は、第1判定部331の判定する導通期間が第1半周期T01であると判断すれば、第1判定部331の判定する導通期間を第1期間T1とし、第2判定部332の判定する導通期間を第2期間T2とする。また、点灯制御部333は、第2判定部332の判定する導通期間が第1半周期T01であると判断すれば、第2判定部332の判定する導通期間を第1期間T1とし、第1判定部331の判定する導通期間を第2期間T2とする。
つまり、変形例1の照明制御システム1では、交流電源10に対する照明制御装置2と照明装置3の配置に関わらず、照明制御装置2から照明装置3へ光量指示値及び光色指示値を与えることができる。その結果、変形例1の照明制御システム1は、照明制御装置2と照明装置3を交流電源10と電気的に接続する際の作業性の向上を図ることができる。
変形例2の照明制御システム1における照明制御装置2は、図5に示すように、第1端子201〜第3端子203に加えて、第4端子204を有する。第1端子201と第3端子203に交流電源10が電気的に接続される。また、第2端子202と第4端子204に照明装置3が電気的に接続される。
照明制御装置2は、第1端子201及び第3端子203から入力される交流電圧を全波整流する整流回路25を有する。整流回路25はダイオードブリッジで構成される。整流回路25の一対の交流入力端子に第1端子201と第3端子203が一つずつ接続される。整流回路25の一対の脈流出力端子のうちの一方の脈流出力端子と第4端子204が電気的に接続される。他方の脈流出力端子と第2端子202の間に切替え部21が挿入される。また、整流回路25の一対の脈流出力端子には制御電源部24が電気的に接続される。
切替え部21は、一つのスイッチング素子215と、一つの駆動回路216とを有する。スイッチング素子215は、エンハンスメント形のnチャネルMOSFETで構成される。駆動回路216は、スイッチング素子215のゲート・ソース間に駆動電圧を印加することでスイッチング素子215をオンする。ただし、スイッチング素子215は、バイポーラトランジスタ又はIGBTなどの半導体スイッチング素子とダイオードとで構成されてもかまわない。
制御部22は、整流回路25から出力される脈流電圧がゼロになるタイミング(ゼロクロス)に同期して、駆動回路216から駆動電圧を出力させてスイッチング素子215をオンさせる。また、制御部22は、交流電圧の半周期内において、入力部23から取得する第1指示値電圧及び第2指示値電圧に対応したタイミングで駆動回路216に駆動電圧の出力を停止させてスイッチング素子215をオフさせる。ただし、制御部22は、スイッチング素子215をオフさせるタイミングを、第1指示値電圧に対応したタイミングと第2指示値電圧に対応したタイミングに、交流電圧の半周期ごとに切り替える。
ここで、変形例2における制御部22は、制御電源部24から給電されて起動したとき、交流電圧の複数周期にわたって第1半周期における導通期間(第3期間)をゼロとし、かつ、第2半周期全域を導通期間とするように切替え部21を制御する。制御部22は、第3期間を含む複数周期に続いて、第1半周期内の第1期間に第1端子201と第2端子202を導通させ、第2半周期内の第2期間に第1端子201と第2端子202を導通させるように切替え部21を制御する。
変形例2における照明装置3の制御回路33は、一つの判定部334と、点灯制御部333とを有する。点灯制御部333は、判定部334の判定する導通期間に基づき、分離回路34で分離された第2負荷電圧V2の一周期と、交流電圧の第1半周期及び第2半周期との対応関係を判断する。例えば、点灯制御部333は、判定部334の判定する導通期間がゼロとなる状態と半周期に一致する状態とが複数周期にわたって継続するか否かを判断する。そして、判定部334の判定する導通期間がゼロとなる状態と半周期に一致する状態とが複数周期にわたって継続すれば、点灯制御部333は、判定部334の判定する導通期間がゼロとなる第2負荷電圧V2の一周期が交流電圧の第1半周期に対応すると判断する。そして、点灯制御部333は、第2負荷電圧V2の第1半周期に対応すると判断した一周期における導通期間を第1期間T1とし、当該一周期に続く一周期における導通期間を第2期間T2とする。点灯制御部333は、第1期間T1から光量指示値を取得するとともに、第2期間T2から光色指示値を取得する。
変形例2の照明制御システム1は、照明制御装置2の切替え部21が一つのスイッチング素子215と一つの駆動回路216で構成可能であるから、スイッチング素子及び駆動回路の削減による回路構成の簡素化及び電力ロスの低減を図ることができる。なお、第3期間T3はゼロに限定されない。第3期間T3は、上述した第1期間T1が採り得る値(例えば、第1半周期のゼロクロスから45°の位相までの時間長)及び第2期間T2が採り得る値(第2半周期のゼロクロスから225°の位相までの時間長)であってもよい。
変形例3の照明制御システム1は、照明制御装置2に特徴がある。変形例3における照明制御装置2は、図6に示すように、複数(例えば、5つ)の切替え部21と、複数の切替え部21と一対一に対応する複数(切替え部21と同数)の第2端子202とを備える。なお、複数の切替え部21における第1スイッチング素子211と第2スイッチング素子212の接続点は、互いに電気的に絶縁されている。
各切替え部21は、第1スイッチング素子211、第2スイッチング素子212、第1駆動回路213及び第2駆動回路214に加えて、絶縁回路217を有する。絶縁回路217は、例えば、二つのフォトカプラ(不図示)を有している。一つのフォトカプラは、制御部22の出力ポートと第1駆動回路213の入力端子を電気的に絶縁し、かつ、光学的に接続している。もう一つのフォトカプラは、制御部22の別の出力ポートと第2駆動回路214の入力端子を電気的に絶縁し、かつ、光学的に接続している。第1駆動回路213及び第2駆動回路214の各々は、制御部22の対応する出力ポートから駆動信号が出力されているときに第1スイッチング素子211及び第2スイッチング素子212をオンさせる。
複数の第2端子202の各々は、複数の照明装置3の各々の第1負荷端子と一つずつ電気的に接続される。なお、これら複数の照明装置3の各々の第2負荷端子は、中性線を介して交流電源10と電気的に接続される。ただし、複数の第2端子202の各々に対して、別の複数の照明装置(照明装置3と共通の構成を有する照明装置)の各々の第1負荷端子が電気的に並列接続されてもかまわない。
入力部23は、光量指示値用の可変抵抗器と光色指示値用の可変抵抗器の二つの可変抵抗器を、切替え部21の数と同じ組数だけ有している。つまり、入力部23は、複数の切替え部21の各々と一対一に対応する第1指示値電圧及び第2指示値電圧を制御部22に出力する。
制御部22は、第1負荷電圧V1の第1半周期において、第1半周期の始期に同期して、複数の切替え部21の各々の第1駆動回路213に駆動電圧を出力させて複数の切替え部21の各々の第1スイッチング素子211をオンさせる。さらに、制御部22は、第1負荷電圧V1の第1半周期において、各切替え部21に対応する第1指示値電圧に対応したタイミングで第1駆動回路213に駆動電圧の出力を停止させて第1スイッチング素子211をオフさせる。
また、制御部22は、第1負荷電圧V1の第2半周期において、第2半周期の始期に同期して、複数の切替え部21の各々の第2駆動回路214に駆動電圧を出力させて複数の切替え部21の各々の第2スイッチング素子212をオンさせる。さらに、制御部22は、第1負荷電圧V1の第2半周期において、各切替え部21に対応する第2指示値電圧に対応したタイミングで第2駆動回路214に駆動電圧の出力を停止させて第2スイッチング素子212をオフさせる。
つまり、制御部22は、第1負荷電圧V1の一周期のうちの第1半周期における第1期間によって、複数の照明装置3の各々に個別に光量指示値を与える。同様に、制御部22は、第1負荷電圧V1の一周期のうちの第2半周期における第2期間によって、複数の照明装置3の各々に個別に光色指示値を与える。
したがって、変形例3の照明制御システム1では、1台の照明制御装置2によって複数台の照明装置3の各々を個別に調光・調色することができる。
上述のように第1の態様に係る照明制御システム(1)は、交流電源(10)から供給される交流電力で光源(31)を点灯させ、かつ、光源(31)から放射される照明光の光量と光色を個別に変化させる一つ以上の照明装置(3)を有する。第1の態様に係る照明制御システム(1)は、一つ以上の照明装置(3)と電気的に直列接続され、かつ、一つ以上の照明装置(3)に対して光量を決める光量指示値及び光色を決める光色指示値を与える照明制御装置(2)を有する。照明制御装置(2)は、交流電源(10)の一方の出力端と電気的に接続される第1端子(201)と、一つ以上の照明装置(3)を介して交流電源(10)の他方の出力端と電気的に接続される第2端子(202)とを備える。照明制御装置(2)は、第1端子(201)と第2端子(202)の導通・遮断を切り替える切替え部(21)と、切替え部(21)を制御する制御部(22)と、光量指示値及び光色指示値の入力を受け付ける入力部(23)とを備える。制御部(22)は、交流電源(10)から出力される交流電圧の一周期における第1半周期(T01)内の第1期間(T1)に第1端子(201)と第2端子(202)を導通させるように切替え部(21)を制御する。制御部(22)は、第1半周期(T01)内の第1期間(T1)を除く期間に第1端子(201)と第2端子(202)を遮断するように切替え部(21)を制御する。さらに、制御部(22)は、一周期における第2半周期(T02)内の第2期間(T2)に第1端子(201)と第2端子(202)を導通させるように切替え部(21)を制御する。制御部(22)は、第2半周期(T02)内の第2期間(T2)を除く期間に第1端子(201)と第2端子(202)を遮断するように切替え部(21)を制御する。制御部(22)は、第1期間(T1)を入力部(23)で受け付ける光量指示値に対応させるように切替え部(21)を制御する。制御部(22)は、第2期間(T2)を入力部(23)で受け付ける光色指示値に対応させるように切替え部(21)を制御する。
第1の態様に係る照明制御システム(1)は、交流電圧の一周期における第1半周期(T01)内の第1期間(T1)の長さを増減することで照明制御装置(2)から照明装置(3)へ光量指示値を与える。また、第1の態様に係る照明制御システム(1)は、交流電圧の一周期における第2半周期(T02)内の第2期間(T2)の長さを増減することで照明制御装置(2)から照明装置(3)へ光色指示値を与える。その結果、第1の態様に係る照明制御システム(1)は、位相制御方式を用いて照明光の光量と光色を個別に調整することができる。
第2の態様に係る照明制御システム(1)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係る照明制御システム(1)において、制御部(22)は、第1期間(T1)及び第2期間(T2)の始期を交流電圧のゼロクロスに一致させるように切替え部(21)を制御することが好ましい。
第2の態様に係る照明制御システム(1)は、正位相制御方式を用いる場合に比べて、照明制御装置(2)の切替え部(21)及び照明装置(3)に流れる突入電流の抑制を図ることができる。
第3の態様に係る照明制御システム(1)は、第1又は第2の態様との組合せにより実現され得る。第3の態様に係る照明制御システム(1)において、切替え部(21)は、一つ以上の半導体スイッチング素子(第1スイッチング素子211、第2スイッチング素子212又はスイッチング素子215)を有することが好ましい。切替え部(21)は、一つ以上の半導体スイッチング素子によって第1端子(201)と第2端子(202)の導通・遮断を切り替えるように構成されることが好ましい。
第3の態様に係る照明制御システム(1)は、切替え部(21)による第1端子(201)と第2端子(202)の導通・遮断の切替え時間の短縮を図ることができる。
第4の態様に係る照明制御システム(1)は、第1〜第3の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第4の態様に係る照明制御システム(1)において、制御部(22)は、第1期間(T1)及び第2期間(T2)が採り得る値と異なる値を有する第3期間(T3)に第1端子(201)と第2端子(202)を導通させるように切替え部(21)を制御することが好ましい。さらに、制御部(22)は、第3期間(T3)を含む一つ以上の周期に続く第1半周期(T01)内の第1期間(T1)に第1端子(201)と第2端子(202)を導通させるように切替え部(21)を制御することが好ましい。
第4の態様に係る照明制御システム(1)は、交流電源(10)に対する照明制御装置(2)と照明装置(3)の配置に関わらず、照明制御装置(2)から照明装置(3)へ光量指示値及び光色指示値を与えることができる。その結果、第4の態様に係る照明制御システム(1)は、照明制御装置(2)と照明装置(3)を交流電源(10)と電気的に接続する際の作業性の向上を図ることができる。
第5の態様に係る照明制御システム(1)は、第1〜第4の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第5の態様に係る照明制御システム(1)において、制御部(22)は、第1半周期(T01)内において交流電圧の大きさがピーク値を過ぎた後に第1期間(T1)を終了するように切替え部(21)を制御することが好ましい。制御部(22)は、第2半周期(T02)内において交流電圧の大きさがピーク値を過ぎた後に第2期間(T2)を終了するように切替え部(21)を制御することが好ましい。
第5の態様に係る照明制御システム(1)は、交流電圧の大きさがピーク値を過ぎた後に第1期間(T1)及び第2期間(T2)を終了することにより、照明装置(3)に対して必要十分な電力を供給することができる。
第6の態様に係る照明制御システム(1)は、第1〜第5の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第6の態様に係る照明制御システム(1)において、制御部(22)は、第1期間(T1)と第2期間(T2)を含む周期を複数回続けるように切替え部(21)を制御することが好ましい。
第6の態様に係る照明制御システム(1)は、照明装置(3)における第1期間(T1)及び第2期間(T2)の検出精度の向上を図ることができる。
第7の態様に係る照明制御システム(1)は、第1〜第6の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第7の態様に係る照明制御システム(1)において、一つ以上の照明装置(3)は、判定部(第1判定部331、第2判定部332)と、点灯制御部(333)とを備えることが好ましい。判定部は、交流電圧における第1期間(T1)と第2期間(T2)のそれぞれの時間長を個別に判定することが好ましい。点灯制御部(333)は、判定部で判定される第1期間(T1)の時間長を光量指示値に変換し、かつ、第2期間(T2)の時間長を光色指示値に変換することが好ましい。点灯制御部(333)は、光量指示値に基づいて光源(31)の光量を調整し、光色指示値に基づいて光源(31)の光色を調整することが好ましい。
第7の態様に係る照明制御システム(1)は、位相制御方式を用いて照明光の光量と光色を個別に調整することができる。
第8の態様に係る照明制御装置(2)は、第1〜第7の態様のいずれか一つの照明制御システム(1)に含まれる。
第8の態様に係る照明制御装置(2)は、位相制御方式を用いて照明光の光量と光色を個別に調整することができる。
第9の態様に係る照明装置(3)は、第1〜第7の態様のいずれか一つの照明制御システム(1)に含まれる。
第9の態様に係る照明装置(3)は、位相制御方式を用いて照明光の光量と光色を個別に調整することができる。
1 照明制御システム
2 照明制御装置
3 照明装置
10 交流電源
21 切替え部
22 制御部
23 入力部
31 光源
201 第1端子
202 第2端子
211 第1スイッチング素子(半導体スイッチング素子)
212 第2スイッチング素子(半導体スイッチング素子)
215 スイッチング素子(半導体スイッチング素子)
331 第1判定部(判定部)
332 第2判定部(判定部)
333 点灯制御部
T01 第1半周期
T02 第2半周期
T1 第1期間
T2 第2期間
T3 第3期間

Claims (9)

  1. 交流電源から供給される交流電力で光源を点灯させ、かつ、前記光源から放射される照明光の光量と光色を個別に変化させる一つ以上の照明装置と、
    前記一つ以上の照明装置と電気的に直列接続され、かつ、前記一つ以上の照明装置に対して前記光量を決める光量指示値及び前記光色を決める光色指示値を与える照明制御装置と
    を有し、
    前記照明制御装置は、
    前記交流電源の一方の出力端と電気的に接続される第1端子と、
    前記一つ以上の照明装置を介して前記交流電源の他方の出力端と電気的に接続される第2端子と、
    前記第1端子と前記第2端子の導通・遮断を切り替える切替え部と、
    前記交流電源から出力される交流電圧の一周期における第1半周期内の第1期間に前記第1端子と前記第2端子を導通させ、かつ、前記第1半周期内の前記第1期間を除く期間に前記第1端子と前記第2端子を遮断するように前記切替え部を制御し、さらに、前記一周期における第2半周期内の第2期間に前記第1端子と前記第2端子を導通させ、かつ、前記第2半周期内の前記第2期間を除く期間に前記第1端子と前記第2端子を遮断するように前記切替え部を制御する制御部と、
    前記光量指示値及び前記光色指示値の入力を受け付ける入力部と
    を備え、
    前記制御部は、前記第1期間を前記入力部で受け付ける前記光量指示値に対応させるように前記切替え部を制御し、かつ、前記第2期間を前記入力部で受け付ける前記光色指示値に対応させるように前記切替え部を制御する、
    照明制御システム。
  2. 前記制御部は、前記第1期間及び前記第2期間の始期を前記交流電圧のゼロクロスに一致させるように前記切替え部を制御する、
    請求項1記載の照明制御システム。
  3. 前記切替え部は、一つ以上の半導体スイッチング素子を有し、前記一つ以上の半導体スイッチング素子によって前記第1端子と前記第2端子の導通・遮断を切り替えるように構成される、
    請求項1又は2記載の照明制御システム。
  4. 前記制御部は、前記第1期間及び前記第2期間が採り得る値と異なる値を有する第3期間に前記第1端子と前記第2端子を導通させ、かつ、前記第3期間を含む一つ以上の前記周期に続く前記第1半周期内の前記第1期間に前記第1端子と前記第2端子を導通させるように前記切替え部を制御する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明制御システム。
  5. 前記制御部は、前記第1半周期内において前記交流電圧の大きさがピーク値を過ぎた後に前記第1期間を終了し、かつ、前記第2半周期内において前記交流電圧の大きさがピーク値を過ぎた後に前記第2期間を終了するように前記切替え部を制御する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明制御システム。
  6. 前記制御部は、前記第1期間と前記第2期間を含む前記周期を複数回続けるように前記切替え部を制御する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明制御システム。
  7. 前記一つ以上の照明装置は、
    前記交流電圧における前記第1期間と前記第2期間のそれぞれの時間長を個別に判定する判定部と、
    前記判定部で判定される前記第1期間の時間長を前記光量指示値に変換し、かつ、前記第2期間の時間長を前記光色指示値に変換し、前記光量指示値に基づいて前記光源の光量を調整し、前記光色指示値に基づいて前記光源の光色を調整する点灯制御部と
    を備える、
    請求項1〜6のいずれか1項の照明制御システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明制御システムに含まれる、
    照明制御装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明制御システムに含まれる、
    照明装置。
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