JP2019204640A - 遮断器試験器 - Google Patents

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雅之 横濱
Masayuki Yokohama
雅之 横濱
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Abstract

【課題】遮断用接点の動作試験の手間を低減する。【解決手段】遮断器試験器は、遮断用接点の動作状態を試験する試験器であって、畜勢回路に畜勢指示を出力する畜勢指示部と、供給される交流電力の電圧を供試電圧に調整する電圧調整部と、電圧調整部が調整した供試電圧の電力を整流して直流電流を出力する整流部と、整流部が出力する直流電流を、投入駆動部及び開放駆動部に対して供試電流として出力する電流出力部と、直流電流の電圧を出力する電圧出力端子と、電流出力部が供試電流を出力するタイミングを出力するタイミング出力端子と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、遮断器試験器に関する。
従来、配電系統等に設置される開閉器(遮断器)が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。このような遮断器においては、畜勢された投入バネの畜勢が解放される際に生じる力によって、遮断用接点が遮断状態から導通状態に切り替えられる。この投入バネは、遮断器に供給される電力によって駆動されるモータの動力などによって畜勢される。
特開2008−072852号公報
このような遮断器においては、遮断用接点の動作時間や最低動作電圧を定期的に試験する必要がある。遮断用接点の動作試験においては、遮断器と系統との接続を切り離した状態、つまり、遮断器に電力が供給されない状態で行われる。したがって、遮断用接点の動作試験においては、遮断用接点を動作させるために遮断器の外部から電力を供給する必要がある。従来の遮断器の試験においては、投入バネを畜勢するための電力を供給するための手間が生じるという問題があった。
本発明の一態様は、遮断用接点と、畜勢状態が解除されることにより前記遮断用接点を閉状態に切り替える投入弾性体と、前記投入弾性体によって畜勢されるとともに畜勢状態が解除されることにより前記遮断用接点を開状態に切り替える開放弾性体と、前記投入弾性体を畜勢する畜勢駆動部と、前記投入弾性体を畜勢する指示として供給される畜勢指示に基づいて前記畜勢駆動部を駆動する畜勢回路と、供給される電流によって前記投入弾性体の畜勢状態を解除する投入駆動部と、供給される電流によって前記開放弾性体の畜勢状態を解除する開放駆動部とを備える遮断器の前記遮断用接点の動作状態を試験する試験器であって、前記畜勢回路に前記畜勢指示を出力する畜勢指示部と、供給される交流電力の電圧を供試電圧に調整する電圧調整部と、前記電圧調整部が調整した前記供試電圧の電力を整流して直流電流を出力する整流部と、前記整流部が出力する前記直流電流を、前記投入駆動部及び前記開放駆動部に対して供試電流として出力する電流出力部と、前記直流電流の電圧を出力する電圧出力端子と、前記電流出力部が前記供試電流を出力するタイミングを出力するタイミング出力端子と、を備える遮断器試験器である。
また、本発明の一態様の遮断器試験器において、前記電流出力部は、前記投入駆動部及び前記開放駆動部のいずれに前記供試電流を出力するのかを選択する操作を受け付ける選択操作部と、前記投入駆動部及び前記開放駆動部のうち、前記選択操作部によって選択される駆動部に対して前記供試電流を出力する操作を受け付ける出力操作部とを備える。
また、本発明の一態様の遮断器試験器において、前記整流部は、前記電圧調整部が出力する前記供試電圧の電力を平滑化する平滑コンデンサを備え、前記平滑コンデンサに蓄電される電力を放電させる放電部を更に備える。
本発明によれば、遮断用接点の動作試験の手間を低減することができる遮断器試験器を提供することができる。
本実施形態の遮断器試験器の外観の一例を示す図である。 遮断器の構成の概要の一例を示す図である。 本実施形態の遮断器試験器の操作パネルの外観の一例を示す図である。 本実施形態の遮断器試験器の回路構成の一例を示す図である。 本実施形態の遮断器試験器による試験シーケンスの一例を示す図である。
[実施形態]
以下、図面を参照して、本発明に係る遮断器試験器1の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の遮断器試験器1の外観の一例を示す図である。本実施形態の遮断器試験器1は、遮断器2の動作状態を試験する試験器である。遮断器試験器1は、キャスターなどの車輪を備えており、床上を移動可能な可搬型の試験器として構成される。
まず、図2を参照して遮断器試験器1の試験対象の機器である遮断器2の構成の一例について説明する。
[遮断器2の構成]
図2は、遮断器2の構成の概要の一例を示す図である。遮断器2は、畜勢コイル21と、投入コイル22と、投入ラッチ22−1と、開放コイル23と、開放ラッチ23−1と、投入バネ24と、開放バネ25と、遮断用接点26と、畜勢モータ27と、インターロック部28とを備える。
投入コイル22(投入駆動部)は、供給される電流によって投入バネ24(投入弾性体)の畜勢状態を解除する。具体的には、投入コイル22は、投入ラッチ22−1を駆動する。投入ラッチ22−1は、投入バネ24が畜勢された状態を保持する保持状態と、投入バネ24の畜勢状態を解除する開放状態とを有する。投入コイル22は、電流が供給されると、投入ラッチ22−1を保持状態から開放状態に変化させることにより、投入バネ24の畜勢状態を解除する。
開放コイル23(開放駆動部)は、供給される電流によって開放バネ25(開放弾性体)の畜勢状態を解除する。具体的には、開放コイル23は、開放ラッチ23−1を駆動する。開放ラッチ23−1は、開放バネ25が畜勢された状態を保持する保持状態と、開放バネ25の畜勢状態を解除する開放状態とを有する。開放コイル23は、電流が供給されると、開放ラッチ23−1を保持状態から開放状態に変化させることにより、開放バネ25の畜勢状態を解除する。
投入バネ24(投入弾性体)は、畜勢状態が解除されることにより遮断用接点26を開状態から閉状態に切り替える。なお、以下の説明において、遮断用接点26の開状態のことを「遮断状態」と、閉状態のことを「導通状態」とも記載する。
開放バネ25(開放弾性体)は、畜勢状態が解除されることにより遮断用接点26を導通状態から遮断状態に切り替える。この開放バネ25は、投入バネ24の畜勢状態が解除される際に投入バネ24から放出されるエネルギーによって畜勢される。
畜勢コイル21は、畜勢指示に基づいて畜勢モータ27(畜勢駆動部)を駆動する。ここで畜勢指示とは、投入バネ24(投入弾性体)を畜勢する指示として遮断器2の内部の制御機器(又は遮断器2の外部)から供給される信号である。
畜勢モータ27(畜勢駆動部)は、投入バネ24(投入弾性体)を畜勢する。
インターロック部28は、畜勢コイル21と投入コイル22とが同時に駆動されないように、及び投入コイル22と開放コイル23とが同時に駆動されないように制御する。
[遮断器試験器1の構成]
次に、図3及び図4を参照して、遮断器試験器1の構成について説明する。
図3は、本実施形態の遮断器試験器1の操作パネルの外観の一例を示す図である。
図4は、本実施形態の遮断器試験器1の回路構成の一例を示す図である。
遮断器試験器1は、電源端子110と、アース端子111と、一次側ブレーカ120と、電源ランプ130と、電圧調整部140と、二次側ヒューズ150と、整流部REGと、放電部DCと、電圧計180と、二次側ブレーカ190と、整流ブリッジ200と、畜勢出力ランプ210とを備える。また、遮断器試験器1は、その操作パネルに、交流電力アウトレットACと、選択操作スイッチSW1と、出力操作スイッチSW2と、畜勢指示スイッチSW3と、放電スイッチSW4と、電圧計出力端子TM1と、遮断器操作出力端子TM2と、タイミング出力端子TM3と、畜勢出力端子TM4とを備える。
電源端子110は、遮断器試験器1の動作電源が供給される端子であり、商用電源に接続される。アース端子111は、遮断器試験器1の接地用端子である。
一次側ブレーカ120は、電源端子110に供給される動作電源の電流値が所定電流を超える場合に、供給される電流を遮断する。
電源ランプ130は、電源端子110に電源が供給され、かつ一次側ブレーカ120が導通状態である場合に点灯する。
交流電力アウトレットACは、電源端子110から供給される交流電力を他の装置に出力する。
電圧調整部140は、例えば電圧可変型の単巻変圧器であり、電源端子110に供給される商用電源の電圧(例えば、100V)を、供試電圧VTに変圧する。すなわち、電圧調整部140は、供給される交流電力の電圧を供試電圧VTに調整する。
二次側ヒューズ150は、電圧調整部140の二次側電流値が所定電流を超える場合に、溶断することにより電流を遮断する。
整流部REGは、整流ブリッジ160と、平滑コンデンサ170とを備えており、電圧調整部140が調整した供試電圧VTの電力を整流して直流電流を出力する。平滑コンデンサ170は、比較的大きな静電容量(例えば、2200μF)を有しており、電圧調整部140から整流ブリッジ160を介して出力される供試電圧VTの電力を平滑化する。
放電部DCは、放電抵抗Rと、放電スイッチSW4とを備えており、平滑コンデンサ170に蓄電される電力を放電させる。
電圧計180は、電圧調整部140によって調整された電力の電圧を表示する。なお、電圧計180は、校正されていない簡易計器であってもよい。
二次側ブレーカ190は、整流部REGから出力される直流電流の電流値が所定電流を超える場合に電流を遮断する。
電圧計出力端子TM1(電圧出力端子)は、整流部REGによって整流された直流電流の電圧V、すなわち供試電圧VTを出力する。この電圧計出力端子TM1には、校正済み電圧計4が接続される。
遮断器操作出力端子TM2は、遮断器2の投入コイル22及び開放コイル23に接続される。具体的には、遮断器操作出力端子TM2は、開放コイル接続端子TM21と、投入コイル接続端子TM22と、共通端子TM23とを備えている。開放コイル接続端子TM21は、開放コイル23の正極側端子に接続される。投入コイル接続端子TM22は、投入コイル22の正極側端子に接続される。共通端子TM23は、開放コイル23の負極側端子及び投入コイル22の負極側端子に接続される。
遮断器操作出力端子TM2(電流出力部)は、整流部REGが出力する直流電流を、投入コイル22及び開放コイル23に対して供試電流ITとして出力する。
選択操作スイッチSW1(選択操作部)は、投入コイル22及び開放コイル23のいずれに供試電流ITを出力するのかを選択する操作を受け付ける。
出力操作スイッチSW2(出力操作部)は、投入コイル22及び開放コイル23のうち、選択操作スイッチSW1によって選択される駆動部に対して供試電流ITを出力する操作を受け付ける。
リレーRLYは、出力操作スイッチSW2の操作に基づいて、供試電流ITを遮断器操作出力端子TM2に出力するとともに、タイミング出力端子TM3の端子間を接続(短絡)する。
タイミング出力端子TM3は、経過時間カウンタ3に接続され、遮断器操作出力端子TM2が供試電流ITを出力するタイミングを出力する。この一例では、経過時間カウンタ3は、起動端子と、停止端子とを備えている(図2を参照。)。経過時間カウンタ3は、起動端子の接続状態が変化した場合(すなわち、開放状態から短絡状態に変化した場合、又は短絡状態から開放状態に変化した場合。)に、時間計測を開始する。また、経過時間カウンタ3は、停止端子の接続状態が変化した場合(すなわち、開放状態から短絡状態に変化した場合、又は短絡状態から開放状態に変化した場合。)に、時間計測を停止する。経過時間カウンタ3の起動端子には、タイミング出力端子TM3が接続される。経過時間カウンタ3の停止端子には、遮断用接点26の両端が接続される。この場合、経過時間カウンタ3は、遮断器試験器1が遮断器2に対して供試電流ITを出力したタイミングにおいて時間計測を起動し、遮断用接点26の接点の状態(投入状態又は開放状態)が変化したタイミングにおいて時間計測を停止する。すなわち、経過時間カウンタ3は、遮断器試験器1が遮断器2に対して遮断用接点26の動作指示を出力したタイミングから、遮断器2の遮断用接点26が動作したタイミングまでの時間(つまり、遮断用接点26の作動時間)を計測する。
なお、経過時間カウンタ3の駆動電源を供給する電源コード31は、遮断器試験器1が備える交流電力アウトレットACに接続される。すなわち、交流電力アウトレットACは、経過時間カウンタ3の駆動電源を供給する。
畜勢出力端子TM4は、遮断器2の畜勢コイル21(畜勢回路)に畜勢指示を出力する。
畜勢指示スイッチSW3(畜勢指示部)は、遮断器2の畜勢コイル21(畜勢回路)に畜勢指示を出力する操作を受け付ける。整流ブリッジ200は、電源端子110に供給される電力を直流に変換する。畜勢出力ランプ210は、畜勢出力端子TM4から畜勢指示を出力していることを示す。
[遮断器試験器1による試験シーケンス]
次に、図5を参照して本実施形態の遮断器試験器1による試験シーケンスの一例について説明する。
図5は、本実施形態の遮断器試験器1による試験シーケンスの一例を示す図である。以降においては、遮断器試験器1に、動作電源と、遮断器2、経過時間カウンタ3、校正済み電圧計4がそれぞれ接続されている場合について説明する。
(手順1:供試電圧VTの調整)試験作業者は、電圧計出力端子TM1に接続されている校正済み電圧計4の電圧を読み取りながら、遮断器操作出力端子TM2から出力される供試電圧VTが試験に適した電圧になるように、電圧調整部140を操作する。ここで、試験に適した電圧とは、例えば、最低動作電圧試験の場合には、遮断用接点26の最低動作電圧についての定格値程度の電圧である。より具体的には、遮断用接点26の最低動作電圧についての定格値が例えば「40V」である場合には、45V〜35Vの間の1V刻みの値(45V、44V、…、36V、35V)が試験に適した電圧であり、そのうちの1つの電圧値が供試電圧VTとして選択される。
(手順2:投入バネ24の畜勢)試験開始タイミングにおいて、投入バネ24は、畜勢されていない。試験作業者は、遮断器試験器1の畜勢指示スイッチSW3をオン状態にする(時刻t11)。この結果、遮断器試験器1は、畜勢出力端子TM4から遮断器2の畜勢コイル21に対して畜勢電流を出力する。
畜勢電流が出力されると、畜勢コイル21がオン状態となり、畜勢モータ27を起動して投入バネ24を畜勢する(時刻t12)。
投入バネ24が畜勢状態になったのち、試験作業者は、遮断器試験器1の畜勢指示スイッチSW3をオフ状態にする(時刻t13)。
(手順3:遮断用接点26の投入動作)試験作業者は、選択操作スイッチSW1を「投入(CL)」側に切り替えた後、出力操作スイッチSW2をオン状態にする(時刻t21)。この結果、遮断器試験器1は、遮断器操作出力端子TM2(投入コイル接続端子TM22と共通端子TM23との間)に供試電流ITを供給する。同時に遮断器試験器1は、タイミング出力端子TM3の端子間を接続(短絡)する。
経過時間カウンタ3は、タイミング出力端子TM3の端子間が短絡されると、計時を開始する。
遮断器2は、遮断器操作出力端子TM2から供試電流ITが供給されると、投入コイル22がオン状態となり、投入ラッチ22−1を開放する。
この結果、畜勢された投入バネ24の畜勢状態が解除され、遮断用接点26が通電状態になる。投入バネ24が開放されることにより、開放バネ25が畜勢される。
また、経過時間カウンタ3は、遮断用接点26が通電状態になると、計時を停止する(時刻t22)。
経過時間カウンタ3は、時刻t21から時刻t22までの経過時間を、通電開始動作時の遮断用接点26の動作時間として計測する。
遮断用接点26が通電状態にされたのち、試験作業者は、遮断器試験器1の出力操作スイッチSW2をオフ状態にする(時刻t23)。
(手順4:遮断用接点26の遮断動作)試験作業者は、選択操作スイッチSW1を「遮断(OP)」側に切り替えた後、出力操作スイッチSW2をオン状態にする(時刻t31)。この結果、遮断器試験器1は、遮断器操作出力端子TM2(開放コイル接続端子TM21と共通端子TM23との間)に供試電流ITを供給する。同時に遮断器試験器1は、タイミング出力端子TM3の端子間を接続(短絡)する。
経過時間カウンタ3は、タイミング出力端子TM3の端子間が短絡されると、計時を開始する。
遮断器2は、遮断器操作出力端子TM2から供試電流ITが供給されると、開放コイル23がオン状態となり、開放ラッチ23−1を開放する。
この結果、畜勢された開放バネ25の畜勢状態が解除され、遮断用接点26が遮断状態になる。
また、経過時間カウンタ3は、遮断用接点26が遮断状態になると、計時を停止する(時刻t32)。
経過時間カウンタ3は、時刻t31から時刻t32までの経過時間を、遮断動作時の遮断用接点26の動作時間として計測する。
遮断用接点26が遮断状態にされたのち、試験作業者は、遮断器試験器1の出力操作スイッチSW2をオフ状態にする(時刻t33)。
試験作業者は、ある供試電圧VTにおける試験手順が終了した後、次の供試電圧VTについての試験手順を実施する。すなわち、試験作業者は、複数の供試電圧VTについて、供試電圧VTごとに手順1から手順4までを繰り返し実施する。
[実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の遮断器試験器1は、遮断器操作出力端子TM2とは別に、畜勢出力端子TM4を備えている。
ここで、従来の遮断器試験器においては、畜勢出力端子TM4を備えていない場合があった。この従来の構成による遮断器試験器の場合、投入バネ24を畜勢するためには、投入コイル22及び開放コイル23が接続される端子を、畜勢コイル21に対する畜勢電流を供給する端子としても兼用する場合があった。遮断用接点26の投入試験と遮断試験とを繰り返すたびに投入バネ24を畜勢する必要があるが、この従来の構成による遮断器試験器の場合、試験を繰り返すたびに端子と遮断器2との間の接続を繋ぎかえる手間が生じていた。具体的には、この従来の構成による遮断器試験器の場合、試験器を操作する操作者と接続の繋ぎ替えを担当する繋ぎ替え作業者との2人組で作業を行う必要があったり、1人の操作者が試験器の操作と繋ぎ替えの作業とを繰り返し行う必要があったりした。
本実施形態の遮断器試験器1は、遮断器操作出力端子TM2とは別に、畜勢出力端子TM4を備えるため、端子と遮断器2との間の接続を繋ぎかえなくても、投入バネ24を畜勢することができる。したがって、本実施形態の遮断器試験器1によれば、試験の手間を低減することができる。
また、本実施形態の遮断器試験器1は、選択操作スイッチSW1(選択操作部)と、出力操作スイッチSW2とを備えている。ここで、選択操作スイッチSW1は、投入コイル22及び開放コイル23のいずれに供試電流ITを出力するのかを選択する操作を受け付ける。また、出力操作スイッチSW2は、選択操作スイッチSW1によって選択される駆動部に対して供試電流ITを出力する操作を受け付ける。つまり、遮断器試験器1は、供試電流ITを出力するスイッチと、供試電流ITの出力先を切り替えるスイッチとが別体のスイッチとして構成されている。このため、供試電流ITの出力先を排他的に切り替えることができ、投入コイル22と開放コイル23との両方に同時に供試電流ITを出力してしまうことを抑止することができる。
また、本実施形態の遮断器試験器1は、放電部DCを備えている。この放電部DCは、放電スイッチSW4の操作により、平滑コンデンサ170に蓄電された電荷を放電する。試験中においては、平滑コンデンサ170に電荷が蓄積され、蓄積された電荷によって各端子(例えば、電圧計出力端子TM1)に供試電圧VT程度の電圧が出力される。遮断器試験器1は、放電部DCを備えるため、試験後に平滑コンデンサ170に蓄電された電荷を放電することにより電圧計出力端子TM1などに出力される電圧を低減することができる。
以上、本発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した各実施形態を適宜組み合わせることができる。
なお、上述の各装置は内部にコンピュータを有している。そして、上述した各装置の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…遮断器試験器、2…遮断器、3…経過時間カウンタ、4…校正済み電圧計、21…畜勢コイル、22…投入コイル、22−1…投入ラッチ、23…開放コイル、23−1…開放ラッチ、24…投入バネ、25…開放バネ、26…遮断用接点、27…畜勢モータ、28…インターロック部、31…経過時間カウンタ駆動電源コード、110…電源端子、111…アース端子、120…一次側ブレーカ、130…電源ランプ、140…電圧調整部、150…二次側ヒューズ、160…整流ブリッジ、170…平滑コンデンサ、180…電圧計、190…二次側ブレーカ、200…整流ブリッジ、210…畜勢出力ランプ、TM1…電圧計出力端子、TM2…遮断器操作出力端子、TM21…開放コイル接続端子、TM22…投入コイル接続端子、TM23…共通端子、TM3…タイミング出力端子、TM4…畜勢出力端子、RLY…リレー、SW1…選択操作スイッチ、SW2…出力操作スイッチ、SW3…畜勢指示スイッチ、SW4…放電スイッチ、VT…供試電圧、IT…供試電流、DC…放電部、REG…整流部、AC…交流電力アウトレット

Claims (3)

  1. 遮断用接点と、畜勢状態が解除されることにより前記遮断用接点を閉状態に切り替える投入弾性体と、前記投入弾性体によって畜勢されるとともに畜勢状態が解除されることにより前記遮断用接点を開状態に切り替える開放弾性体と、前記投入弾性体を畜勢する畜勢駆動部と、前記投入弾性体を畜勢する指示として供給される畜勢指示に基づいて前記畜勢駆動部を駆動する畜勢回路と、供給される電流によって前記投入弾性体の畜勢状態を解除する投入駆動部と、供給される電流によって前記開放弾性体の畜勢状態を解除する開放駆動部とを備える遮断器の前記遮断用接点の動作状態を試験する試験器であって、
    前記畜勢回路に前記畜勢指示を出力する畜勢指示部と、
    供給される交流電力の電圧を供試電圧に調整する電圧調整部と、
    前記電圧調整部が調整した前記供試電圧の電力を整流して直流電流を出力する整流部と、
    前記整流部が出力する前記直流電流を、前記投入駆動部及び前記開放駆動部に対して供試電流として出力する電流出力部と、
    前記直流電流の電圧を出力する電圧出力端子と、
    前記電流出力部が前記供試電流を出力するタイミングを出力するタイミング出力端子と、
    を備える遮断器試験器。
  2. 前記電流出力部は、
    前記投入駆動部及び前記開放駆動部のいずれに前記供試電流を出力するのかを選択する操作を受け付ける選択操作部と、
    前記投入駆動部及び前記開放駆動部のうち、前記選択操作部によって選択される駆動部に対して前記供試電流を出力する操作を受け付ける出力操作部と、
    を備える請求項1に記載の遮断器試験器。
  3. 前記整流部は、
    前記電圧調整部が出力する前記供試電圧の電力を平滑化する平滑コンデンサを備え、
    前記平滑コンデンサに蓄電される電力を放電させる放電部
    を更に備える請求項1又は請求項2に記載の遮断器試験器。
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JP7458333B2 (ja) 2021-01-20 2024-03-29 Nttアノードエナジー株式会社 無瞬断電源切替装置、無瞬断電源切替装置の試験装置

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