JP2019203458A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気ポートから気筒内に流入するガスの量が減少するような場合においても、酸性の凝縮水が気筒内に流入するのを抑える。【解決手段】ECU50は、気筒12内のガスを吸気ポート14に吹き戻すエンジン制御(吹き戻し制御)を行う。吹き戻し制御は、インジェクタからの燃料噴射の停止指令(燃料カット指令)があると判定された場合に行われる。吹き戻し制御は、EGR管40と吸気管26の合流部Aよりも下流側において凝縮水が発生すると判定された場合にも行われる。吹き戻し制御では、気筒12内のガスが吸気ポート14に吹き戻されるように排気バルブの閉弁時期EVCおよび吸気バルブの開弁時期IVOが制御される。吹き戻し制御では、エンジン10の背圧が上昇するようにタービン30bのVNの開度およびEGRバルブ44の開度が制御される。【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
排気再循環装置(以下、「EGR装置」ともいう。)を備えるエンジンが公知である。EGR装置は、排気管から吸気管に再循環させる排気(つまり、外部EGRガス)を冷却する。再循環中に排気が冷却されると、当該排気中の水蒸気から凝縮水が生じる。低温環境下では、外部EGRガスが吸気管を流れる外気(つまり、新気)によって冷却されることで凝縮水が生じる。この凝縮水は、排気中の硫黄酸化物によって酸性に変わる。エンジンの駆動中、酸性の凝縮水は都度の燃焼によって気筒外に排出される。ただし、エンジンの停止中に酸性の凝縮水が気筒内に留まると、気筒に設けられる金属性の構成物を腐食させる。
特開2014−047756号公報は、この問題に関する従来技術を開示する。この従来技術では、燃料噴射の停止が指示された場合に、排気バルブの閉弁時期が制御される。この制御では、具体的に、ピストンが排気上死点(排気TDC)に達する前に排気ポートを閉じるように閉弁時期が進角される。排気TDC前に排気ポートを閉じれば、排気ポートを閉じてから排気TDCまでの間、気筒内のガスが圧縮される。そのため、排気TDC後に吸気ポートが開かれると、このガスが内部EGRガスとして吸気ポートに吹き戻される。内部EGRガスを吸気ポートに吹き戻せば、外部EGRガスと共に吸気管に流入して吸気ポート等の壁面に付着している凝縮水を、より上流側に吹き飛ばすことができる。したがって、この従来技術によれば、エンジンの停止中に酸性の凝縮水が気筒内に流入するのを抑えることができる。
特開2014−047756号公報 特開2015−203309号公報
しかしながら、燃料噴射の停止が指示された後は、吸気ポートから気筒内に流入するガスの量が減少する。そのため、上述した閉弁時期の制御によって気筒内のガスの圧力が高められたとしても、吸気ポートへの吹き戻しが不十分となるおそれがある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、吸気ポートから気筒内に流入するガスの量が減少するような場合においても、酸性の凝縮水が気筒内に流入するのを抑えることのできる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上述した課題を解決するための内燃機関の制御装置であり、次の特徴を有する。
前記内燃機関の制御装置は、EGR管と、排気バルブ制御手段と、吸気バルブ制御手段と、背圧調整手段と、制御ユニットと、を備える。
前記EGR管は、エンジンの排気管と吸気管を接続する。
前記排気バルブ制御手段は、前記エンジンの排気ポートを開閉する排気バルブを制御する。
前記吸気バルブ制御手段は、前記エンジンの吸気ポートを開閉する吸気バルブを制御する。
前記制御ユニットは、前記エンジンの気筒内のガスが前記吸気ポートに吹き戻されるように前記排気バルブ制御手段および前記吸気バルブ制御手段を制御する。
前記制御ユニットは、前記背圧が上昇するように前記背圧調整手段を制御する。
前記制御ユニットが、前記吸気バルブ制御手段と前記背圧調整手段を制御するのは、燃料噴射の停止指示があると判定した場合、または、前記吸気管と前記EGR管との合流部よりも下流側において凝縮水が発生すると判定した場合である。
第2の発明は、第1の発明において、更に次の特徴を有する。
前記排気バルブ制御手段は、前記排気バルブの閉弁時期を変更する閉弁時期変更手段である。
前記吸気バルブ制御手段は、前記吸気バルブの開弁時期を変更する開弁時期変更手段である。
前記制御ユニットは、前記停止指示があると判定した場合に、前記閉弁時期変更手段および前記開弁時期変更手段を制御する。
前記制御ユニットは、前記閉弁時期が排気上死点またはその近傍のクランク角よりも進角側のクランク角となるように前記閉弁時期変更手段を制御する。
前記制御ユニットは、前記開弁時期が前記閉弁時期よりも遅角側、かつ、排気上死点またはその近傍のクランク角となるように前記開弁時期変更手段を制御する。
第3の発明は、第1の発明において、更に次の特徴を有する。
前記排気バルブ制御手段は、前記排気バルブの閉弁時期を変更する閉弁時期変更手段である。
前記吸気バルブ制御手段は、前記吸気バルブの開弁時期を変更する開弁時期変更手段である。
前記制御ユニットは、前記合流部よりも下流側において凝縮水が発生すると判定した場合に、前記閉弁時期変更手段および前記開弁時期変更手段を制御する。
前記制御ユニットは、前記閉弁時期を進角するように前記閉弁時期変更手段を制御する。
前記制御ユニットは、前記開弁時期が前記閉弁時期よりも遅角側、かつ、排気上死点またはその近傍のクランク角となるように前記開弁時期変更手段を制御する。
第1の発明によれば、燃料噴射の停止指示があると判定した場合、吸気ポートに吹き戻されるガスの流量を増やすことができる。したがって、燃料噴射の停止指示に伴って吸気ポートから気筒内に流入するガスの量が減少した場合において、酸性の凝縮水が気筒内に流入するのを抑えることができる。
また、第1の発明によれば、吸気管におけるEGR管との合流部よりも下流側において凝縮水が発生すると判定した場合にも、吸気ポートに吹き戻されるガスの流量を増やすことができる。そのため、吸気ポートに吹き戻したガスによって合流部よりも下流側の壁面を温めて、合流部よりも下流側を流れる外気を温めることができる。したがって、低温環境下において、吸気管を流れる外気によって外部EGRガスが冷却されるのを抑えることができる。したがって、酸性の凝縮水の発生を抑えることができる。
第2の発明によれば、燃料噴射の停止指示に伴って吸気ポートから気筒内に流入するガスの量が減少した場合において、酸性の凝縮水が気筒内に流入するのを抑えることができる。
第3の発明によれば、低温環境下において、吸気管を流れる外気によって外部EGRガスが冷却されるのを抑えることができる。したがって、酸性の凝縮水の発生を抑えることができる。
本発明の実施の形態1に係るシステムの構成を説明する図である。 本発明の実施の形態1の吹き戻し制御の流れを説明するタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1において、ECUが吹き戻し制御を実行するときの処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2の吹き戻し制御の流れを説明するタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2において、ECUが吹き戻し制御を実行するときの処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2の吹き戻し制御を実行した場合の効果を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造やステップ等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
実施の形態1.
先ず、図1乃至図3を参照しながら、本発明の実施の形態1について説明する。
1.システムの構成の説明
図1は、実施の形態1に係るシステムの構成を説明する図である。図1に示すシステムは、車両に搭載される内燃機関10(以下、「エンジン10」ともいう。)を備えている。エンジン10は、4ストロークサイクルエンジンである。エンジン10は、直列4気筒型のエンジンでもある。ただし、本発明に適用できるエンジン10の気筒数および気筒配列は、これに限定されない。
エンジン10が備える各気筒12には、吸気ポート14が2つずつ連通している。2つの吸気ポート14には、これらのポートを開閉する吸気バルブ(図示しない)がそれぞれ設けられている。吸気ポート14同様、各気筒12には、排気ポート16が2つずつ連通している。2つの排気ポート16には、これらのポートを開閉する排気バルブ(図示しない)がそれぞれ設けられている。
エンジン10には、吸気カムシャフト18が設けられる。吸気カムシャフト18は、吸気カム(図示しない)を有しており、クランクシャフト(図示しない)と同期して回転する。吸気カムシャフト18には、VVT(可変バルブタイミング機構)20が設けられている。VVT20は、クランクシャフトに対する吸気カムシャフト18の回転位相差を変更することによって、吸気バルブの開閉タイミング(具体的には、開弁時期IVOおよび閉弁時期IVC)を変更する。VVT20には、公知の機構(油圧式、電磁式など)が採用できる。
エンジン10には、排気カムシャフト22も設けられる。排気カムシャフト22は、排気カム(図示しない)を有しており、クランクシャフトと同期して回転する。排気カムシャフト22には、VVT24が設けられている。VVT24は、クランクシャフトに対する排気カムシャフト22の回転位相差を変更することによって、排気バルブの開閉タイミング(具体的には、開弁時期EVOおよび閉弁時期EVC)を変更する。VVT20同様、VVT24には公知の機構が採用できる。
吸気ポート14には、吸気管26が接続されている。吸気管26には、上流側から順に、エアクリーナ28、VN(可変ノズル)式の過給機30のコンプレッサ30a、水冷式のインタークーラ32、およびスロットルバルブ34が設けられている。一方、排気ポート16には、排気管36が接続されている。排気管36には、上流側から順に、過給機30のタービン30b、および後処理装置38が設けられている。
吸気管26と排気管36は、排気管36から分岐するEGR管40を介して接続されている。EGR管40には、EGRクーラ42およびEGRバルブ44が設けられている。EGRクーラ42は、ここを通過する排気を冷却する。EGRバルブ44は、EGR管40と吸気管26の合流部Aの近傍に設けられている。EGRバルブ44は、EGR管40から吸気管26に流入する排気(つまり、外部EGRガス)の流量を調整する。EGR管40の途中には、EGR管40から分岐してEGRクーラ42をバイパスするバイパス管46が設けられている。バイパス管46とEGR管40の合流部Bの近傍には、バイパスバルブ48が設けられている。バイパスバルブ48は、EGRクーラ42を流れる排気の流量を調整する。例えば、バイパスバルブ48を全開にすると、EGRクーラ42を流れる排気の流量がゼロになる。
図1に示すシステムは、ECU(電子制御ユニット)50を備えている。ECU50は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、CPU(Central Processing Unit)などを備えている。ECU50は、車両に搭載された各種センサの信号を取り込んで処理し、所定の制御プログラムに従って各種アクチュエータを操作する。
各種センサには、エアフローメータ52、過給圧センサ54、クランク角センサ56、水温センサ58、およびアクセル開度センサ60が含まれる。エアフローメータ52は、吸入空気量を検出する。過給圧センサ54は、吸気管26内のガスの圧力(過給圧)を検出する。クランク角センサ56は、クランクシャフトの回転角度に応じた信号を出力する。水温センサ58は、エンジン10の冷却水の温度を検出する。アクセル開度センサ60は、ドライバによるアクセルペダルの踏み込み量を検出する。
各種アクチュエータには、VVT20,24、タービン30bのVN、スロットルバルブ34、EGRバルブ44、およびバイパスバルブ48が含まれる。各種アクチュエータには、その他、気筒12内に燃料を供給するインジェクタ、および気筒12内にスワール流を生成するためのSCV(スワールコントロールバルブ)が含まれる。インジェクタは、各気筒12に設けられている。SCVは、2つの吸気ポート14のうちの一方に設けられている。以下、SCVの設置・非設置の観点で2つの吸気ポート14を区別するときは、吸気ポート14を「SCVポート14」または「非SCVポート14」と称す。
2.実施の形態1に係るエンジン制御の特徴
実施の形態1において、ECU50は、気筒12内のガスを吸気ポート14に吹き戻すエンジン制御(吹き戻し制御)を行う。吹き戻し制御は、インジェクタからの燃料噴射の停止指令(燃料カット指令)があると判定された場合に行われる。吹き戻し制御では、開弁時期IVOと、閉弁時期EVCと、タービン30bのVNの開度(VN開度)と、EGRバルブ44の開度(EGR開度)と、が制御される。吹き戻し制御では、SCVの開度がSCVポート14を閉じる方向に制御されてもよい。
2.1 吹き戻し制御の概要の説明
図2は、吹き戻し制御の流れを説明するタイミングチャートである。図2に示す時刻t1は、燃料カット指令があると判定された時刻であり、吹き戻し制御を開始する時刻でもある。時刻t2は、吹き戻し制御を終了する時刻である。
図2に示すように、時刻t1から時刻t2までの間、閉弁時期EVCが進角される。具体的に、閉弁時期EVCは、下死点(BDC)まで進角される。この理由は、吸気ポート14に吹き戻されるガス(内部EGRガス)の量を最大にするためである。ただし、時刻t1から時刻t3までの間、BDCよりも僅かに遅角側のクランク角まで閉弁時期EVCが進角される。この理由は、気筒12内のガスの慣性力を利用するためである。すなわち、閉弁時期EVCがこのようなクランク角であったとしても、気筒12内のガスの排気ポート16への排出は始まらず、気筒12内に残留し続ける。故に、内部EGRガスの量が最大になる。
また、図2に示すように、時刻t1から時刻t2までの間、開弁時期IVOも進角される。具体的に、開弁時期IVOは、排気TDCまで進角される。この理由は、内部EGRガスの流速を最大にするためである。ただし、時刻t1から時刻t3までの間は、排気TDCよりも僅かに進角側のクランク角まで開弁時期IVOが進角される。この理由は、上述した慣性力による。すなわち、開弁時期IVOがこのような進角側のクランク角であったとしても、気筒12内のガスの吸気ポート14への吹き戻しは始まらず、気筒12内に残留し続ける。故に、内部EGRガスの流速が最大になる。
また、図2に実線で示すように、時刻t1から時刻t2までの間、VN開度およびEGR開度は全閉じ状態の開度に制御される。VNが全閉じされると、背圧(タービン30bよりも上流側の排気管36内のガスの圧力をいう。以下同じ。)が上昇する。EGRバルブ44が全閉じされると、外部EGRガスの流量がゼロになり、その結果、背圧が上昇する。なお、図2に破線で示す「従来」は、VNおよびEGRバルブ44を全閉じしない場合のVN開度およびEGR開度を表している。
このように、吹き戻し制御では、閉弁時期EVCおよび開弁時期IVOが進角される。加えて、吹き戻し制御では、VNおよびEGRバルブ44が全閉じされる。そのため、排気バルブの開弁中においては、排気ポート16から気筒12へのガス流入を促進して気筒12内のガスを増やし、その後の吸気バルブ開弁中においては、最大量の内部EGRガスが最大流速で吹き戻されることになる。
図2の最上段に示すように、吹き戻し制御を行う場合(実線)は、内部EGRガスの量が「従来」(破線)に比べて増えることになる。なお、この「従来」とは、吹き戻し制御を行う場合(実線)と同様に閉弁時期EVCおよび開弁時期IVOを進角し、その一方で、VNおよびEGRバルブ44を全閉じしない場合の内部EGRガスの量を表している。
2.2 吹き戻し制御のための具体的処理
図3は、ECU50が吹き戻し制御を実行するときの処理の流れを説明するフローチャートである。図3に示す処理ルーチンは、ECU50の稼働中、所定の制御周期で繰り返して実行される。
図3に示す処理ルーチンでは、先ず、燃料カット指令があるか否かが判定される(ステップS10)。燃料カット指令があるか否かは、燃料カット信号がONか否かに基づいて判定される。燃料カット信号は、例えば、スロットルバルブ34の開度が規定値以下、かつ、エンジン回転速度が規定値以上である場合にONとされる。スロットルバルブ34の開度が規定値よりも高い、または、エンジン回転速度が規定値よりも低い場合、燃料カット信号はOFFとされる。燃料カット信号がONでない(つまり、燃料カット信号がOFFである)と判定された場合、処理が終了される。
ステップS10において燃料カット指令があると判定された場合、アクチュエータの操作量と、排気バルブの開閉タイミングと、が算出される(ステップS12)。操作対象であるアクチュエータは、VNおよびEGRバルブ44であり、本ステップではこれらを全閉じするための操作量が算出される。SCVを併せて操作する場合は、本ステップにおいてSCVの操作量が算出される。
また、ステップS12では、排気バルブの開閉タイミングが算出される。算出される開閉タイミングは、内部EGRガスの量を最大にする開閉タイミングである。このような開閉タイミングは、例えば、燃料カット運転中のエンジン回転速度と、閉弁時期EVC(または開弁時期EVO)と、内部EGRガスの量との関係を定めた制御マップを参照することにより算出される。
ステップS12に続いて、吸気バルブの開閉タイミングが算出される(ステップS14)。算出される開閉タイミングは、内部EGRガスの流速を最大にする開閉タイミングである。このような開閉タイミングは、例えば、燃料カット運転中のエンジン回転速度と、開弁時期IVO(または閉弁時期IVC)と、内部EGRガスの流速との関係を定めた制御マップを参照することにより算出される。
ステップS14に続いて、吹き戻し制御を終了するか否かが判定される(ステップS16)。吹き戻し制御を終了するか否かは、例えば、燃料カット信号がOFFか否かに基づいて判定される。燃料カット信号がOFFでない(つまり、燃料カット信号がONである)と判定された場合、ステップS12に戻る。そうでないと判定された場合、処理が終了される。
ステップS16の判定は、内部EGRガスの流速と規定値の比較に基づいて行ってもよい。この場合は、内部EGRガスの流速が規定値以下であると判定された場合に、吹き戻し制御を終了すればよい。
3.吹き戻し制御による効果
以上説明した吹き戻し制御によれば、燃料カット指令がある場合に閉弁時期EVCを進角して内部EGRガスの量を最大にすることができる。また、開弁時期IVOも進角して内部EGRガスの流速を最大にすることができる。そのため、吸気ポート14の壁面に付着している凝縮水を、内部EGRガスによって吸気管26側に吹き飛ばすことができる。
加えて、吹き戻し制御によれば、VNおよびEGRバルブ44を全閉じするので、背圧を高めることができる。背圧が高まれば、排気バルブの開弁中に排気ポート16から気筒12へのガス流入を促進することができる。したがって、燃料カット指令に伴って吸気ポート14から気筒12に流入するガスの量が減少したような場合であっても、内部EGRガスの量や流速が極端に減少するのを抑えることができる。したがって、吸気ポート14の壁面に付着している凝縮水を、吸気管26側に高確率で吹き飛ばすことができる。故に、エンジンの停止中に酸性の凝縮水が気筒内に流入するのを抑えることができる。
また、吹き戻し制御においてSCVを制御した場合には、非SCVポート14における吹き戻しガスの流速の最大値を上昇させることができる。したがって、非SCVポート14の壁面に付着している凝縮水を、吸気管26側に高確率で吹き飛ばすことができる。
4.実施の形態と本発明の対応関係
上記実施の形態1においては、VVT20が第1の発明の「吸気バルブ制御手段」に対応している。VVT24が同発明の「排気バルブ制御手段」に対応している。VNおよびEGRバルブ44が同発明の「背圧調整手段」に対応している。ECU50が同発明の「制御ユニット」に対応している。
また、上記実施の形態1においては、VVT20が第2の発明の「開弁時期変更手段」に対応している。VVT24が同発明の「閉弁時期変更手段」に対応している。
5.実施の形態1の変形例
上記実施の形態1に係るシステムおよび吹き戻し制御は、次のように変形することもできる。
5.1 変形例1
上記吹き戻し制御においては、内部EGRガスの量を最大にするため、閉弁時期EVCをBDC、または、BDCよりも僅かに遅角側のクランク角まで進角させた。また、内部EGRガスの流速を最大にするため、開弁時期IVOを排気TDC、または、排気TDCよりも僅かに進角側のクランク角まで進角させた。しかし、閉弁時期EVCは、排気TDCの近傍のクランク角でもよいし、開弁時期IVOは、排気TDCよりも遅角側のクランク角でもよい。
より具体的に、閉弁時期EVCが下記(1)の条件を満たし、開弁時期IVOが下記(2)の条件を満たせば、閉弁時期EVCから開弁時期IVOまでの間にピストンの上昇によって気筒12内のガスを圧縮し、吸気バルブの開弁によって当該ガスを吸気ポート14に吹き戻すことができる。
(1)閉弁時期EVCが、排気TDCまたはその近傍のクランク角よりも進角側のクランク角である
(2)開弁時期IVOが、閉弁時期EVCよりも遅角側、かつ、排気TDCまたはその近傍のクランク角である
5.2 変形例2
上記吹き戻し制御は、VN式の過給機30を備えるシステムを前提として行われた。しかし、上記吹き戻し制御は、WGV(ウエストゲートバルブ)付きの過給機を備えるシステムにも適用できる。このシステムでは、過給機のタービンをバイパスする通路を閉じるようにWGVを操作することで背圧が上昇する。そのため、例えば、燃料カット指令があると判定された場合に、VNの代わりにWGVを操作してタービンのバイパス通路を閉じる。これにより、上記吹き戻し制御による効果と同様の効果が得られる。なお、本変形例2は、後述の実施の形態2にも適用できる。
5.3 変形例3
上記吹き戻し制御は、過給機30を備えるいわゆる過給エンジンを前提として行われた。しかし、上記吹き戻し制御は、いわゆる自然吸気エンジンにも適用できる。このシステムでは、VNが存在しない。そのため、例えば、燃料カット指令があると判定された場合に、EGRバルブ44のみを全閉じする。これにより、上記吹き戻し制御による効果に近い効果が得られる。なお、本変形例3は、後述の実施の形態2にも適用できる。
5.4 変形例4
上記吹き戻し制御は、排気バルブの開閉タイミングを変更するVVT20と、吸気バルブの開閉タイミングを変更するVVT24と、を備えるシステムを前提として行われた。しかし、上記吹き戻し制御は、閉弁時期EVCおよび開弁時期IVOを独立して変更する構成を備えるシステムにも適用できる。なお、本変形例4は、後述の実施の形態2にも適用できる。
5.5 変形例5
上記吹き戻し制御は、いわゆるHPL−EGR装置(高圧ループ−EGR装置)を備えるシステムを前提として行われた。しかし、上記吹き戻し制御は、いわゆるLPL−EGR装置(低圧ループ−EGR装置)を備えるシステムにも適用できる。
実施の形態2.
次に、図4乃至図6を参照しながら、本発明の実施の形態2について説明する。
なお、実施の形態2に係るシステムの構成は上記実施の形態1と共通するため、システム構成に関する説明については省略する。
1.実施の形態2に係るエンジン制御の特徴
実施の形態2において、ECU50は、吹き戻し制御を行う。ただし、実施の形態2の吹き戻し制御(以下、「第2吹き戻し制御」ともいう。)は、合流部Aよりも下流側において凝縮水が発生すると判定された場合に行われる。この「合流部Aよりも下流側」とは、合流部Aから気筒12までのガス経路を指す。第2吹き戻し制御では、開弁時期IVOと、閉弁時期EVCと、VN開度と、EGR開度と、が制御される。第2吹き戻し制御では、SCVの開度が吸気ポート14を閉じる方向に制御されてもよい。
上記実施の形態1の吹き戻し制御(以下、「第1吹き戻し制御」ともいう。)は、燃料カット指令があると判定された場合に行われた。つまり、第1吹き戻し制御は、燃料噴射が行われないサイクルで行われた。これに対し、第2吹き戻し制御は、燃料噴射が行われるサイクルで行われる。つまり、第2吹き戻し制御は、燃料カット指令がないと判定され、且つ、合流部Aよりも下流側において凝縮水が発生すると判定された場合に行われる。
1.1 第2吹き戻し制御の概要の説明
図4は、第2吹き戻し制御の流れを説明するタイミングチャートである。図4に示す時刻t4は、合流部Aよりも下流側において凝縮水が発生すると判定された時刻であり、第2吹き戻し制御を開始する時刻でもある。時刻t5は、第2吹き戻し制御を終了する時刻である。
図4に示すように、時刻t4から時刻t5までの間、閉弁時期EVCの補正量には、閉弁時期EVCを進角させるクランク角の値が設定される。この理由は、通常時は排気TDCまたはその近傍のクランク角に設定される閉弁時期EVCを進角することで、気筒12内から排気ポート16に排出されるガスの量が減るためである。排出されるガスの量が減れば、気筒12内に残留するガスの量が増えるので、その後の開弁時期IVOの後に気筒12から吸気ポート14に吹き戻されるガスの量が増える。
また、図4に示すように、時刻t4から時刻t5までの間、開弁時期IVOの補正量には、開弁時期IVOを進角させるクランク角の値が設定される。この理由は、開弁時期IVOを排気TDCまたはその近傍のクランク角まで進角することで、開弁時期IVO後に吸気ポート14に吹き戻されるガスの流速を上昇させるためである。吹き戻されるガスの流速が上昇すれば、当該ガスが吸気管26のより上流側に到達する。開弁時期IVOの補正量は、具体的に、開弁時期IVOが上記(2)の条件を満たすように設定される。
また、図4に示すように、時刻t4から時刻t5までの間、VN開度およびEGR開度の補正量は、VNおよびEGRバルブ44を閉じる方向の値が設定される。この理由は、背圧を上昇させるためである。
また、図4に示すように、時刻t4から時刻t5までの間、SCVが閉じられる。SCVが閉じられると、SCVポート14が閉じられる。SCVを閉じる理由は、非SCVポート14に吹き戻されるガスの流速を上昇させるためである。非SCVポート14に吹き戻されるガスの流速が上昇すれば、当該ガスが吸気管26のより上流側に到達する確率が高くなる。なお、このSCVの制御は、第2吹き出し制御に必須ではない。つまり、時刻t4から時刻t5までの間、SCVを開いたままにすることもできる。
このように、第2吹き戻し制御では、閉弁時期EVCが通常時よりも進角側のクランク角に補正される。また、開弁時期IVOが進角側のクランク角に補正されて、開弁時期IVOが排気TDCまたはその近傍のクランク角まで進角される。そのため、気筒12内に残留するガスが吸気ポート14に吹き戻されることになる。ここで、既に述べたように、第2吹き戻し制御の最中は、燃料噴射が行われる。そのため、第2吹き戻し制御の最中に気筒12内に残留するガスは、噴射燃料の燃焼により生じたガスである。したがって、このガスが吸気ポート14に吹き戻されると、当該ガスの熱によって吸気ポート14やその上流側の吸気管26の壁面が温められる。
加えて、第2吹き戻し制御では、VN開度およびEGR開度が閉じ方向に補正される。そのため、排気バルブの開弁中、気筒12から排気ポート16に排出されるガスの量が少なくなる。したがって、その後の吸気バルブの開弁中に吹き戻されるガスの熱量が増えることになる。
1.2 吹き戻し制御のための具体的処理
図5は、ECU50が吹き戻し制御を実行するときの処理の流れを説明するフローチャートである。図5に示す処理ルーチンは、ECU50の稼働中、所定の制御周期で繰り返して実行される。
図5に示す処理ルーチンでは、先ず、アクチュエータの操作量が算出される(ステップS20)。操作対象であるアクチュエータは、VVT20,24、タービン30bのVN、スロットルバルブ34,EGRバルブ44、バイパスバルブ48、インジェクタおよびSCVである。算出される操作量は、ドライバからの要求に基づいた操作量、または、吹き戻し制御以外のエンジン制御に基づいた操作量である。
例えば、エンジン10の冷間始動時であれば、エンジン10を暖機するための制御が行われる。この制御では、吸気バルブおよび排気バルブの開閉タイミングを通常のタイミングにするためのVVT20,24の操作量が算出される。また、EGRバルブ44の開度を閉じ側の開度にし、VNおよびバイパスバルブ48を全開にするための操作量が算出される。スロットルバルブ34やインジェクタの操作量は、始動用の操作量が算出される。
ステップS20に続いて、合流部Aにおける壁面温度(以下、「吸気壁面温度」ともいう。)の推定を行う必要かあるか否かが判定される(ステップS22)。この推定の実施の要否は、例えば、エンジン10の冷却水の温度、エンジン10の停止期間などに基づいて判定される。
ステップS22の判定結果が肯定的である場合、吸気壁面温度が推定される(ステップS24)。吸気壁面温度は、例えば、吸気の温度、新気の流量、EGRガスの流量、EGRガスの温度、外気の湿度、空燃比、冷却水の温度などに基づいて推定される。なお、この推定手法については、様々な公知の手法が適用できる。なお、吸気壁面温度は、合流部Aに設置した温度センサから直接的に測定してもよい。
ステップS24に続いて、合流部Aを流れるガスの温度(以下、「合流部ガス温度」ともいう。)が推定される(ステップS26)。吸気壁面温度と同様に、合流部ガス温度は、吸気の温度、新気の流量、EGRガスの流量、EGRガスの温度、外気の湿度、空燃比、冷却水の温度などに基づいて、公知の手法により推定される。また、吸気壁面温度と同様に、合流部ガス温度を温度センサから直接的に測定してもよい。
ステップS26に続いて、合流部Aよりも下流側において凝縮水が発生するか否かが判定される(ステップS28)。合流部Aよりも下流側において凝縮水が発生するか否かは、ステップS24で算出した吸気壁面温度と、ステップS26で算出した合流部ガス温度との温度差が規定値以上であるか否かで判定される。そして、ステップS28の判定結果が肯定的である場合、第2吹き戻し制御が開始される。
具体的に、ステップS28の判定結果が肯定的である場合、吸気バルブおよび排気バルブの開閉タイミングの補正量が算出される(ステップS30)。吸気バルブの開閉タイミングの補正量は、開弁時期IVOを排気TDCまたはその近傍のクランク角まで進角させる値が算出される。排気バルブの開閉タイミングの補正量は、吸気壁面温度と合流部ガス温度の温度差が大きくなるにつれて閉弁時期EVCがより進角側のクランク角となるような値が算出される。ただし、第2吹き戻し制御の最中は、吸気ポート14に吹き戻されたガスが気筒12に再流入することで失火が発生し易くなる。そのため、排気バルブの開閉タイミングの補正量は、このような失火が発生しない程度の値に抑えられる。
ステップS30に続いて、アクチュエータの補正量が算出される(ステップS32)。算出対象は、タービン30bのVNおよびEGRバルブ44である。タービン30bのVNおよびEGRバルブ44の補正量は、VN開度およびEGR開度が閉じ側の開度となるような値が算出される。ただし、既述したように、第2吹き戻し制御の最中は、吸気ポート14に吹き戻されたガスが気筒12に再流入することで失火が発生し易くなる。そのため、VN開度の補正量は、このような失火が発生しない程度の値に抑えられる。
2.第2吹き戻し制御による効果
以上説明した第2吹き戻し制御によれば、閉弁時期EVCおよび開弁時期IVOが進角側に補正されるので、気筒12内で生じた燃焼ガスの一部を吸気ポート14に吹き戻して、吸気ポート14やその上流側の壁面を温めることができる。特に、開弁時期IVOの補正では、開弁時期IVOが排気TDCまたはその近傍のクランク角となるように補正されるので、吹き戻しガスを合流部Aに到達させて合流部Aの壁面を温めることができる。
加えて、第2吹き戻し制御によれば、VN開度およびEGR開度が閉じ方向に補正されるので、背圧を高めることができる。背圧が高まれば、排気バルブの開弁中に気筒12から排気ポート16に排出されるガスの量を減らして、吸気バルブの開弁中に吸気ポート14に吹き戻されるガスの量を増やすことができる。したがって、吸気ポート14やその上流側の壁面に供給する熱量を増やすことができる。
また、第2吹き戻し制御においてSCVを制御した場合には、非SCVポート14における吹き戻しガスの流速を上昇させることができる。したがって、非SCVポート14に吹き戻したガスを、吸気管26のより上流側に到達させることができる。
図6は、第2吹き戻し制御を実行した場合の効果を説明する図である。図6に示す時刻t4およびt5は、図4に示した時刻t4およびt5にそれぞれ相当している。図6に破線で示す「従来」は、第2吹き戻し制御を行わない場合の吸気壁面温度(推定値)、合流部ガス温度(推定値)、および、吸気ポート14への吹き戻し量を表している。
図6に示すように、第2吸気戻し制御は、冷却水温度が低い低温環境下においても開始される。そして、第2吸気戻し制御を開始すれば、吸気ポート14への吹き戻し量が増えるので、吸気壁面温度(推定値)を速やかに要求温度(要求値)以上まで上昇させることができる。したがって、合流部ガス温度(推定値)も要求温度(要求値)以上まで上昇させることができる。
吸気壁面温度が要求温度よりも低い場合には、合流部Aよりも下流側において外部EGRガスが外気により冷却されて凝縮水が発生する可能性がある。この点、第2吹き戻し制御によれば、合流部Aから気筒12までのガス経路の壁面を温めることができるので、このガス経路を流れる外気や、当該外気と混合する外部EGRガスを温めることもできる。したがって、合流部Aよりも下流側での凝縮水の発生を抑えることができる。
3.実施の形態と本発明の対応関係
上記実施の形態2においては、VVT20が第1の発明の「吸気バルブ制御手段」に対応している。VVT24が同発明の「排気バルブ制御手段」に対応している。VNおよびEGRバルブ44が同発明の「背圧調整手段」に対応している。ECU50が同発明の「制御ユニット」に対応している。
また、上記実施の形態2においては、VVT20が第3の発明の「開弁時期変更手段」に対応している。VVT24が同発明の「閉弁時期変更手段」に対応している。
10 内燃機関
14 吸気ポート
16 排気ポート
20,24 VVT
22 排気カムシャフト
26 吸気管
30 過給機
30a コンプレッサ
30b タービン
36 排気管
40 EGR管
50 ECU
A,B 合流部

Claims (3)

  1. エンジンの排気管と吸気管とを接続するEGR管と、
    前記エンジンの排気ポートを開閉する排気バルブを制御する排気バルブ制御手段と、
    前記エンジンの吸気ポートを開閉する吸気バルブを制御する吸気バルブ制御手段と、
    前記排気管におけるガスの圧力である背圧を調整する背圧調整手段と、
    制御ユニットと、
    を備える内燃機関の制御装置であって、
    前記制御ユニットは、燃料噴射の停止指示があると判定した場合、または、前記吸気管と前記EGR管との合流部よりも下流側において凝縮水が発生すると判定した場合に、
    前記エンジンの気筒内のガスが前記吸気ポートに吹き戻されるように前記排気バルブ制御手段および前記吸気バルブ制御手段を制御し、
    前記背圧が上昇するように前記背圧調整手段を制御する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記排気バルブ制御手段は、前記排気バルブの閉弁時期を変更する閉弁時期変更手段であり、
    前記吸気バルブ制御手段は、前記吸気バルブの開弁時期を変更する開弁時期変更手段であり、
    前記制御ユニットは、前記停止指示があると判定した場合に、
    前記閉弁時期が排気上死点またはその近傍のクランク角よりも進角側のクランク角となるように前記閉弁時期変更手段を制御し、
    前記開弁時期が前記閉弁時期よりも遅角側、かつ、排気上死点またはその近傍のクランク角となるように前記開弁時期変更手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記排気バルブ制御手段は、前記排気バルブの閉弁時期を変更する閉弁時期変更手段であり、
    前記吸気バルブ制御手段は、前記吸気バルブの開弁時期を変更する開弁時期変更手段であり、
    前記制御ユニットは、前記合流部よりも下流側において凝縮水が発生すると判定した場合に、
    前記閉弁時期を進角するように前記閉弁時期変更手段を制御し、
    前記開弁時期が前記閉弁時期よりも遅角側、かつ、排気上死点またはその近傍のクランク角となるように前記開弁時期変更手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
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