JP2019202842A - 貯蔵物管理システムおよび貯蔵物管理方法 - Google Patents

貯蔵物管理システムおよび貯蔵物管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の容器に貯蔵される貯蔵物の総貯蔵量を容易かつ正確に把握することが可能な貯蔵物管理システムおよび貯蔵物管理方法の提供。【解決手段】貯蔵物管理システム1は、容器a1および容器a2のそれぞれに貯蔵される貯蔵物Aの貯蔵量を計測する計測装置30a1および計測装置30a2と、制御装置10とを備えている。制御装置10は、貯蔵室SRに貯蔵される貯蔵物Aの貯蔵量として予め定めた貯蔵しきい値を記憶する記憶部を有し、計測装置30a1および計測装置30a2によって計測された貯蔵物Aの貯蔵量に基づいて貯蔵室SRに存在する貯蔵物Aの総貯蔵量を算出するとともに、記憶部に記憶された貯蔵しきい値と、算出手段により算出された貯蔵物Aの総貯蔵量とを比較するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、貯蔵物管理システムおよび貯蔵物管理方法に関し、特に、容器に貯蔵される貯蔵物の貯蔵量を管理することが可能な貯蔵物管理システムおよび貯蔵物管理方法に関するものである。
従来から、材料を加工して工作物を作る作業場所などにおいては、作業する際に必要な工作機械の燃料や潤滑材等の液状または固形状の材料を、特定の場所(以下、「貯蔵場所」と称す)に一定量ストック(貯蔵)するようにしている。
一般に、このような材料(以下、「貯蔵物」と称す)は、複数の容器(例えば、金属製の缶)に小分けにした状態で貯蔵されることが多いため、その数量が多くなると、持ち込みや持ち出し等の事由により、「貯蔵物」の貯蔵量を把握することが困難になる、といった問題があった。
そこで、このような問題を解消するため、特許文献1に記載の技術が提案されている。
この特許文献1の技術は、「貯蔵物」が貯蔵された容器に着脱可能な「取付具」と、複数の「取付具」を着脱可能な取付部を有し、「取付具」の取付数を認識できるように表示する「ディスプレイ具」と、を備えたものである。
このような技術によれば、
・「貯蔵物」が貯蔵された容器を「貯蔵場所」内に持ち込む場合、「ディスプレイ具」から「取付具」を取り外して容器に取り付ける一方、
・このような容器を「貯蔵場所」外に持ち出す場合、容器から「取付具」を取り外して「ディスプレイ具」に取り付ける、
といった運用をおこなうことができるため、「ディスプレイ具」に取り付けられた「取付具」の数を目視することによって「貯蔵物」の数量を把握することが可能である。
特開2000−137437号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、「ディスプレイ具」に対する「取付具」の取り外しや取り付けが人手によりおこなわれているため、容器の持ち込みや持ち出しをする際に、これを怠ってしまう可能性があり、場合によっては「取付具」を紛失等してしまうおそれがある。
このような場合、特許文献1の技術では、「貯蔵場所」に存在する容器の数量を把握することができない、といった問題が生じる。
ところで、工作機械の燃料や潤滑材などの「貯蔵物」は、石油等のいわゆる危険物を含んでいることが多いため、耐油性を確保する観点などから、これを貯蔵する容器として金属製の容器を用いるのが一般的である。
そうすると、「貯蔵物」が貯蔵された容器を目視しても、その外観からは「貯蔵物」がどれだけ貯蔵されているのかを確認することができず、仮に、「貯蔵場所」に存在する容器の数量を正確に把握できたとしても、今ある「貯蔵物」の数量を把握することができない、といった問題があった。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、複数の容器に貯蔵される貯蔵物の総貯蔵量を容易かつ正確に把握することが可能な貯蔵物管理システムおよび貯蔵物管理方法を提供することにある。
上記課題は、本発明にかかる貯蔵物管理システムによれば、容器に貯蔵される貯蔵物の貯蔵量を管理する貯蔵物管理システムであって、前記容器に貯蔵される前記貯蔵物の貯蔵量を計測する計測手段と、前記計測手段により計測された前記貯蔵物の貯蔵量に基づいて管理対象領域内に存在する前記貯蔵物の総貯蔵量を算出する算出手段と、前記管理対象領域内に貯蔵される前記貯蔵物の貯蔵量として予め定めた貯蔵しきい値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記貯蔵しきい値と、前記算出手段により算出された前記貯蔵物の総貯蔵量と前記規定値とを比較する比較手段と、を備える、ことにより解決される。
また、上記課題は、本発明にかかる貯蔵物管理方法によれば、容器に貯蔵される貯蔵物の貯蔵量を管理する貯蔵物管理方法であって、管理対象領域内に存在する前記容器に貯蔵された前記貯蔵物の貯蔵量を計測する計測工程と、前記計測工程をおこなうことにより計測された前記貯蔵物の貯蔵量に基づいて前記管理対象領域内に存在する前記貯蔵物の総貯蔵量を算出する算出工程と、前記管理対象領域内に貯蔵される前記貯蔵物の総貯蔵量として予め定めた貯蔵しきい値と、前記算出工程をおこなうことにより算出された前記貯蔵物の総貯蔵量とを比較する比較工程と、を含む、ことによっても解決される。
なお、ここでいう「貯蔵物」とは、「容器」に貯蔵可能なものであれば、消防法で規定される危険物(例えば、第4類の引火性液体(第1〜第4石油類等)や第2類の引火性固体(金属粉等))のほか、その他の液体および固体(例えば、薬品)をも含む意味である。
また、上記「容器」とは、「貯蔵物」を貯蔵可能なものであれば、金属部材により形成される場合に限られず、樹脂等の部材により形成されていてもよいものである。
さらに、上記「貯蔵しきい値」とは、管理対象領域内に常にストックしておくべき「貯蔵物」の「最低」貯蔵量を示す値に限られず、管理対象領域内に貯蔵可能な貯蔵物の「最大」貯蔵量を示す値をも含む意味である。
上記構成では、
(a)容器に貯蔵された貯蔵物の貯蔵量を計測して、管理対象領域内に存在する貯蔵物の総貯蔵量を算出する、
(b)算出された貯蔵物の総貯蔵量と予め定めた貯蔵しきい値とを比較する、
ように構成されている。
すなわち、上記構成では、管理対象領域内に実際に存在する貯蔵物の総貯蔵量が算出されるうえ、その量が適正であるか否かの判断もおこなわれるように構成されているため、貯蔵物の数量管理を容易かつ正確におこなうことが可能である。
なお、上記貯蔵物管理システムにかかる発明においては、前記容器は、前記計測手段により計測された前記貯蔵物の貯蔵量を記憶可能な識別体を有し、前記管理対象領域には、前記識別体に記憶された情報を読み取る読取装置が設けられ、前記算出手段は、前記読取装置により読み取られた前記貯蔵物の貯蔵量に基づいて前記管理対象領域内に存在する前記貯蔵物の総貯蔵量を算出する、と好適である。
この場合、前記識別体には、前記容器に貯蔵される前記貯蔵物の種類を特定可能な情報が記憶され、前記読取装置は、前記貯蔵物の貯蔵量を前記貯蔵物の種類に対応させて読み取ることが可能であり、前記算出手段は、前記貯蔵物の総貯蔵量を前記貯蔵物の種類ごとに算出する、とさらに好適である。
また、上記貯蔵物管理システムにかかる発明においては、前記計測手段は、前記容器に一体的に設けられている、と好適である。
さらに、上記貯蔵物管理システムにかかる発明においては、前記比較手段による比較結果に基づいて前記貯蔵物の総貯蔵量が前記貯蔵しきい値を超えているか否かまたは前記貯蔵しきい値未満であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記貯蔵しきい値を超えていると判定されるかまたは前記貯蔵しきい値未満であると判定されるとその旨を示す報知動作をおこなう報知手段と、をさらに備える、と好適である。
なお、上記貯蔵物管理方法にかかる発明においては、記計測工程をおこなうことにより計測された前記貯蔵物の貯蔵量を前記容器に設けられた識別体に記憶する記憶工程と、前記算出工程は、前記記憶工程をおこなうことにより前記識別体に記憶された前記貯蔵物の貯蔵量を読み取る読取工程と、を含み、前記算出工程は、前記読取工程をおこなうことにより読み取られた前記貯蔵物の貯蔵量に基づいて前記貯蔵物の総貯蔵量を算出する、と好適である。
この場合、前記識別体には、前記容器に貯蔵される前記貯蔵物の種類を特定可能な情報が記憶され、前記読取工程は、前記貯蔵物の貯蔵量と前記貯蔵物の種類とを対応させて読み取る工程を含み、前記算出工程は、前記貯蔵物の総貯蔵量を前記貯蔵物の種類ごとに算出する工程を含む、とさらに好適である。
また、前記貯蔵物の貯蔵量を計測する計測手段は、前記容器に一体的に設けられている、と好適である。
さらに、上記貯蔵物管理方法にかかる発明においては、前記比較工程による比較結果に基づいて前記貯蔵物の総貯蔵量が前記貯蔵しきい値を超えているか否かまたは前記貯蔵しきい値未満であるか否かを判定する判定工程と、前記判定工程をおこなうことによって前記貯蔵しきい値を超えていると判定されるかまたは前記貯蔵しきい値未満であると判定されるとその旨を示す報知をおこなう報知工程と、をさらに含む、と好適である。
以上のように、本発明にかかる貯蔵物管理システムおよび貯蔵物管理方法によれば、簡易な構成でありながらも、管理対象領域内に存在する貯蔵物の数量管理を容易かつ正確におこなうことができる。
本実施形態にかかる貯蔵物管理システムを説明するための説明図である。 図1の貯蔵物管理システムを構成する装置のブロック図であって、(a)は制御装置を示す図、(b)は計測装置を示す図である。 制御装置に記憶される各種情報を説明するための説明図である。 制御装置や携帯端末に表示される表示内容を説明するための説明図である。 図1の貯蔵物管理システムの制御処理を示すフロー図である。
以下、本発明の一形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態にかかる貯蔵物管理システムを説明するための説明図、図2は図1の貯蔵物管理システムを構成する装置のブロック図であって、(a)は制御装置を示す図、(b)は計測装置を示す図、図3は制御装置に記憶される各種情報を説明するための説明図、図4は制御装置に表示される表示内容を説明するための説明図、図5は図1の貯蔵物管理システムの制御処理を示すフロー図である。
図1は、本実施形態にかかる貯蔵物管理システム1を用いて、貯蔵室SR、作業室WC1および作業室WC2に貯蔵される、貯蔵物Aおよび貯蔵物Bの各貯蔵量を管理している様子を示したものである。なお、上記貯蔵物管理システム1と、貯蔵室SR、作業室WC1および作業室WC2と、貯蔵物Aおよび貯蔵物Bとが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「貯蔵物管理システム」と、「管理対象領域」と、「貯蔵物」とに該当する。
図1に示すように、貯蔵室SRは、貯蔵物A(本実施形態では非水溶性の「第3石油類」)が貯蔵された容器a1および容器a2と、貯蔵物B(本実施形態では非水溶性の「第1石油類」)が貯蔵された容器bとを保管するスペース(施設)である。
また、作業室WC1および作業室WC2は、作業者が加工作業等をするスペースであって、貯蔵物Aおよび貯蔵物Bを比較的高い頻度で使用する場所である。
容器a1、容器a2および容器bは、何れも、金属部材からなり、容器a1(本実施形態では「スプレー缶」)は「0.5l(500ml)」の貯蔵物Aを、容器a2(本実施形態では「一斗缶」)は「18l」の貯蔵物Aを、容器b(本実施形態では「一斗缶」)は「18l」の貯蔵物Bを、それぞれ、貯蔵可能な大きさに形成されている。なお、本実施形態では、貯蔵物Aが貯蔵される容器a2と、貯蔵物Bが貯蔵される容器bとを、同一の容器としているが、異なる容器とすることも可能である。
次に、本実施形態にかかる貯蔵物管理システムについて図1〜図3を参照しつつ説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態にかかる貯蔵物管理システム1は、制御装置10と、RFID20(RFID20a1、RFID20a2およびRFID20b)と、計測装置30(計測装置30a1、計測装置30a2および計測装置30b)と、RFIDリーダ40〜RFIDリーダ42とを備えている。なお、上記RFID20と、計測装置30と、RFIDリーダ40〜RFIDリーダ42とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「識別体」と、「計測手段」と、「読取装置」とに該当する。
図2(a)および図3に示すように、制御装置10は、中央制御部(CPU:Central Processing Unit)11と、記憶部12と、入力部13と、表示部14と、音声出力部15と、通信部16とを有している。制御装置10は、例えば、公知のパーソナルコンピュータシステム(Personal Computer System)を用いて構成することが可能である。なお、上記中央制御部11と、記憶部12とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「算出手段」、「比較手段」および「判定手段」と、「記憶手段」とに該当する。
中央制御部11は、記憶部12、入力部13、表示部14、音声出力部15および通信部16と電気的に接続され、記憶部12に記憶される各種プログラムを読み込み、所定の演算をおこなって、表示部14に所定の画像を表示させる制御などをおこなう。
詳しくは後述するが、中央制御部11は、RFID20(RFID20a1、RFID20a2およびRFID20b)から発信される各種情報に基づいて、貯蔵室SR等に存在する貯蔵物Aおよび貯蔵物Bの各総貯蔵量を算出するように構成されている。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)等の半導体メモリーからなり、本システムの基本動作を司る基本動作プログラムが記憶される記憶領域のほか、貯蔵物規定数量記憶領域12Aなどを有している。なお、上記貯蔵物規定数量記憶領域12Aに記憶される情報が特許請求の範囲に記載の「貯蔵しきい値」に該当する。
貯蔵物規定数量記憶領域12Aは、貯蔵室SR等に貯蔵する貯蔵物Aおよび貯蔵物Bの下限貯蔵量および上限貯蔵量をそれぞれ記憶する領域である。
これら貯蔵物Aの下限貯蔵量・上限貯蔵量および貯蔵物Bの下限貯蔵量・上限貯蔵量は、貯蔵物の種類や使用頻度等によって任意に設定することが可能である。
例えば、貯蔵物Aおよび貯蔵物Bの各下限貯蔵量については、作業者が作業室WC1や作業室WC2で作業するうえで、最低限ストックしておかなければならない量を、経験則等に基づいて定めればよい。なお、本実施形態では、説明の便宜上、貯蔵物Aの下限貯蔵量を「300l」、貯蔵物Bの下限貯蔵量を「50l」に設定している(図3参照)。
一方、貯蔵物Aおよび貯蔵物Bの各上限貯蔵量については、これら貯蔵物が消防法で規定する「危険物」に該当する場合(貯蔵物A:「第3石油類(非水溶性)」、貯蔵物B:「第1石油類(非水溶性)」)、貯蔵室SRに貯蔵する危険物として消防署等に届出をした数量等を参考にして設定すればよい。
例えば、貯蔵室SRに、「第1石油類(非水溶性)」および「第3石油類(非水溶性)」を貯蔵する場合の「指定数量の倍数」として「1.3」といった値を、消防署等に届け出ている場合、
「指定数量の倍数」は、
・[(貯蔵物Aの貯蔵量)/(貯蔵物Aの指定数量、「第3石油類(非水溶性)」の指定数量:2000l)+[(貯蔵物Bの貯蔵量)/(貯蔵物Bの指定数量、「第1石油類(非水溶性)」の指定数量:200l)
といった計算式で求められるため、これを参考にして、貯蔵物Aの上限貯蔵量を「1,300l」、貯蔵物Bの上限貯蔵量を「100l」と定めればよい(図3参照)。
なお、この場合の「指定数量の倍数」は、
・[1,300l/2,000l]+[100/200l]=1.15
といった値となる。
詳しくは後述するが、中央制御部11は、貯蔵室SR等に貯蔵される貯蔵物Aおよび貯蔵物Bの各総貯蔵量を算出した後、これらの各総貯蔵量と、上述した貯蔵物Aの下限貯蔵量・上限貯蔵量および貯蔵物Bの下限貯蔵量・上限貯蔵量とを比較するように構成されている。
次に、中央制御部11を構成する入力部13について説明する。
図1および図2(a)に示すように、入力部13は、各種情報を操作入力することが可能な装置であって、公知のキーボード等を採用することができるものである。
表示部14は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)からなり、中央制御部11からの指令に基づいて所定の画像を表示するものである。
音声出力部15は、中央制御部11の駆動指令に基づいて駆動され、電気信号を振動に変換して、所定の音(例えば、音声)を発するものである。
通信部16は、RFIDリーダ40〜RFIDリーダ42、および、作業者等が所持する携帯端末50と通信することが可能なインターフェイスである。
詳しくは後述するが、本実施形態では、通信部16を介して、
・RFIDリーダ40〜RFIDリーダ42からそれぞれ送信される各種情報(後述する「貯蔵物種類特定情報」、「容器種類特定情報」および「貯蔵量情報」等)を受信するとともに、
・中央制御部11によって制御処理された各種情報を作業者等が所持する携帯端末50に送信する、
ように構成されている。
次に、RFID20(RFID20a1、RFID20a2およびRFID20b)について説明する。
図1に示すように、RFID20a1〜RFID20a3およびRFID20bは、何れも、公知のRFID(Radio Frequency IDentification)と同様な構成を有しているため、それ自体の詳しい説明を省略するが、本実施形態においても、「RFタグ」(無線タグ)に記憶された所定情報を発信するように構成されている。
本実施形態では、RFID20a1が計測装置30a1に、RFID20a2が計測装置30a2に、RFID20bが計測装置30bに、それぞれ、取り付けられている。
RFID20(RFID20a1、RFID20a2およびRFID20b)には、自己を識別するための識別情報(「ID情報」)が記憶されるほか、
・計測対象となる貯蔵物の種類(貯蔵物Aおよび貯蔵物B)を特定可能な「貯蔵物種類特定情報」(特許請求の範囲に記載の「貯蔵物の種類を特定可能な情報」に該当)、
・計測対象となる貯蔵物が貯蔵された容器の種類(容器a1、容器a2および容器bを特定可能な「容器種類特定情報」、
などが記憶されている。例えば、RFID20a1には、「貯蔵物種類特定情報」として「貯蔵物A」を示す情報が、また、「容器種類特定情報」として「容器a1」を示す情報が記憶される。
詳しくは後述するが、本実施形態では、計測装置30(計測装置30a1、計測装置30a2および計測装置30b)によって重量が計測されると、その計測された重量を示す情報(「貯蔵量情報」)が、RFID20(RFID20a1、RFID20a2およびRFID20b)に書き込まれる(記憶される)ようになっている。
次に、計測装置30a1、計測装置30a2および計測装置30bについて説明する。
本実施形態において、計測装置30a1は容器a1の底部に、計測装置30a2は容器a2の底部に、計測装置30bは容器bの底部に、それぞれ、取り付けられている。なお、計測装置30a1、計測装置30a2および計測装置30bは、何れも、同様な構成を有しているため、以下において、計測装置30a1について説明し、必要がある場合を除き、同一の「数字」を付してその説明を省略する。
図1および図2(b)に示すように、計測装置30a1は、容器a1の通常の使用状態(例えば、容器a1の持ち運びや容器a1内の貯蔵物Aの使用)において、容器a1から容易に外れないように取り付けられ、制御部31a1と、電子秤部32a1と、RFIDライタ33a1とを有している。
本実施形態では、計測装置30a1が取り付けられた容器a1を棚や床等に置くと、自動的に容器a1(貯蔵物A)の重量が計測されるようになっており、その情報(「貯蔵量情報」)がRFIDライタ33a1を介してRFID20a1に書き込まれるように構成されている。なお、上記貯蔵物Aの重量を計測する処理と、「貯蔵物情報」をRFID20a1に書き込む処理とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「計測工程」と、「記憶工程」とに該当する。
制御部31a1は、例えば、記憶装置などが搭載されたマイコン(Microcomputer)により構成され、電子秤部32a1およびRFIDライタ33a1と電気的に接続されている。
上述したように、制御部31a1は、主に、電子秤部32a1によって計測された重量を、RFIDライタ33a1を介してRFID20a1に書き込む制御をおこなう。
電子秤部32a1は、今や公知であるため詳しい説明を省略するが、本実施形態においても、その上部に置かれたものの重量を計測し、その重量を電気信号に変換して制御部31a1に送信するように構成されている。なお、電子秤部32a1によって計測される重量には、容器a1に貯蔵される貯蔵物Aの重量のほか、容器a1本体の重量も含まれるが、容器a1本体の重量を予め減算する設定をしておくことにより、貯蔵物Aの重量を制御部31a1に送信することが可能である。
RFIDライタ33a1は、公知のRFIDライタと同様な構成を有し、電子秤部32a1によって計測された貯蔵物Aの重量をRFID20a1に書き込むように構成されている。なお、RFID20a1に記憶された「貯蔵物種類特定情報」や「容器種類特定情報」についても、RFIDライタ33a1を用いて記憶させてもよい。
次に、RFIDリーダ40について図1および図2を参照しつつ説明する。
図1および図2に示すように、RFIDリーダ40は、公知のRFIDリーダと同様な構成を有しているため、それ自体の詳しい説明を省略するが、本実施形態においても、RFID20から発信された各種情報(「ID情報」、「貯蔵物種類特定情報」、「容器種類特定情報」および「貯蔵量情報」)を読み取る機能を有している。なお、上記RFID20から発信された各種情報を読み取る処理が特許請求の範囲に記載の「読取工程」に該当する。
RFIDリーダ40は、貯蔵室SRの所定位置に複数設置され、読み取った情報を、常時、制御装置10に送信するように構成されている。なお、本実施形態では、制御装置10に「貯蔵量情報」等の情報を、常時、送信するようにしたが、これに限られず、所定のタイミング(例えば、1時間ごと)で送信するようにすることも可能である。
本実施形態では、貯蔵室SRのほか、作業室WC1と作業室WC2とにも、RFIDリーダ41とRFIDリーダ42とがそれぞれ設置されている。
RFIDリーダ41およびRFIDリーダ42は、RFIDリーダ40と同様に、RFID20から発信される各種情報を読み取る機能を有し、読み取った情報を、常時、制御装置10に送信するように構成されている。
作業室WC1および作業室WC2にも、RFIDリーダ41およびRFIDリーダ42を設置したのは、作業者が作業等をするのにあたって、臨時的に容器a1、容器a2および容器bを貯蔵室SRから持ち出したとしても、その行方を探索することができるようにするためである。
次に、貯蔵物管理システム1において実行される制御処理(貯蔵物管理方法)について図1〜図5を参照しつつ説明する。なお、本制御処理は、制御装置10と、RFID20(RFID20a1、RFID20a2およびRFID20b)と、計測装置30(計測装置30a1,計測装置30a2および計測装置30b)と、RFIDリーダ40〜RFIDリーダ42とが互いに通信可能な状態となっていることを条件として、制御装置10の中央制御部11において実行されるようになっている。
(ステップS100)
図5に示すように、中央制御部11は、ステップS100において、RFID20から発信される各種情報(「ID情報」、「貯蔵物種類特定情報」、「容器種類特定情報」および「貯蔵量情報」)を、RFIDリーダ40〜RFIDリーダ42を介して受信したか否かの判定をおこなう。
上述したように、本実施形態では、RFID20から発信される情報が、RFIDリーダ40〜RFIDリーダ42を介して、常時、制御装置10に送信されるように構成されているため、貯蔵室SR、作業室WC1および作業室WC2の何れかに、計測装置30が取り付けられた容器が1つでも置かれると、中央制御部11は、各種情報を受信したと判定(ステップS100の処理において「Yes」と判定)することとなる(図4(a)参照)。
中央制御部11は、RFID20から各種情報を受信したと判定するとステップS200に処理を移し、各種情報を受信していないと判定すると当該各種情報を受信するまで本ステップS100の処理を繰り返し実行する。なお、RFID20から受信した「貯蔵物種類特定情報」等の各種情報は、作業者や管理者等の求めに応じて、表示部14や携帯端末50に表示させることも可能である(図4(a)に参照)。
(ステップS200)
中央制御部11は、ステップS200において、RFIDリーダ40〜RFIDリーダ42を介して受信した「貯蔵物種類特定情報」および「貯蔵量情報」等に基づいて、貯蔵物Aおよび貯蔵物Bの各総貯蔵量を、貯蔵物の種類ごとに算出する処理(「算出処理」)をおこなう。なお、このステップS200において実行される「算出処理」が特許請求の範囲に記載の「算出工程」に該当する。
例えば、貯蔵室SRに設けられるRFIDリーダ40から、
・「0.4kg」の貯蔵物Aが貯蔵された容器(容器a1)に関する情報を「200」
・「14.4kg」の貯蔵物Aが貯蔵された容器(容器a2)に関する情報を「20」
・「14.4kg」の貯蔵物Bが貯蔵された容器(容器b)に関する情報を「10」
受信するとともに、
作業室WC1に設けられるRFIDリーダ41から、
・「0.2kg」の貯蔵物Aが貯蔵された容器(容器a1)に関する情報を「8」
受信したとすると、中央制御部11は、
・貯蔵物Aの総貯蔵量:「0.4kg」×「200」+「14.4kg」×「20」+「0.2kg」×「8」=369.6kg
・貯蔵物Bの総貯蔵量:「14.4kg」×「10」=144kg
といった演算をおこなう。
また、本実施形態では、上述した演算結果(「重量」(kg))について、「体積量」(l)に変換するための演算をおこなうように構成されている。なお、このような演算は、貯蔵物ごとに定めた「換算係数」を記憶部12に記憶させることによって実現することが可能である。
例えば、貯蔵物Aおよび貯蔵物Bが、何れも「1l=0.8kg」(1kg=1.25l)であったとすると、中央制御部11は、
・貯蔵物Aの総貯蔵量:「369.6kg」×1.25=462l
・貯蔵物Bの総貯蔵量:「144kg」×1.25=180l
といった値を求めるようになっている。
中央制御部11は、上述したような「算出処理」をおこなった後、次のステップS300に処理を移す。なお、このような貯蔵物Aのおよび貯蔵物Bの各総貯蔵量は、作業者や管理者等の求めに応じて、表示部14や携帯端末50に表示させることも可能である(図4(b)参照)。
(ステップS300)
中央制御部11は、ステップS300において、ステップS200の処理で算出した貯蔵物A(貯蔵物B)の総貯蔵量と、貯蔵物規定数量記憶領域12Aに記憶された貯蔵物A(貯蔵物B)の上限貯蔵量および下限貯蔵量(貯蔵物Aの上限貯蔵量:「1,300l」、貯蔵物Aの下限貯蔵量:「300l」、貯蔵物Bの上限貯蔵量:「100l」、貯蔵物Bの下限貯蔵量:「50l」)とを比較する処理(「比較処理」)をおこなう。なお、このステップS300において実行される「比較処理」が特許請求の範囲に記載の「比較工程」に該当する。
中央制御部11は、上述したような「比較処理」をおこなった後、次のステップS400に処理を移す。
(ステップS400)
中央制御部11は、ステップS400において、貯蔵物A(貯蔵物B)の総貯蔵量が貯蔵物規定数量記憶領域12Aに記憶された貯蔵物A(貯蔵物B)の上限貯蔵量を超えているか否かを判定する処理をおこなう。なお、このステップS400において実行される処理が、特許請求の範囲に記載の「前記比較工程による比較結果に基づいて前記貯蔵物の総貯蔵量が前記貯蔵しきい値を超えているか否か」「を判定する判定工程」に該当する。
中央制御部11は、貯蔵物Aおよび貯蔵物Bの各総貯蔵量の何れもが上限貯蔵量を超えていないと判定するとステップS500に処理を移し、少なくとも何れか一方の貯蔵物の総貯蔵量が上限貯蔵量を超えていると判定するとステップS600に処理を移す。
(ステップS500)
中央制御部11は、ステップS500において、貯蔵物A(貯蔵物B)の総貯蔵量が貯蔵物規定数量記憶領域12Aに記憶された貯蔵物A(貯蔵物B)の下限貯蔵量未満であるか否かを判定する処理をおこなう。なお、このステップS500において実行される処理が、特許請求の範囲に記載の「前記比較工程による比較結果に基づいて前記貯蔵物の総貯蔵量が」「前記貯蔵しきい値未満であるか否かを判定する判定工程」に該当する。
中央制御部11は、貯蔵物Aおよび貯蔵物Bの各総貯蔵量の何れもが下限貯蔵量以上であると判定するとステップS200に処理を移し、少なくとも何れか一方の貯蔵物の総貯蔵量が下限貯蔵量未満であると判定するとステップS600に処理を移す。
(ステップS600)
中央制御部11は、ステップS600において、報知処理をおこなう。
例えば、中央制御部11は、貯蔵物Aの総貯蔵量が上限貯蔵量を超えている場合(ステップS400の処理で「Yes」と判定した場合)、表示部14や携帯端末50に、そのことを示す表示(図4(b)に示す例では「網掛け表示」)をおこなったり、音声出力部15や携帯端末50から特定の音(例えば、警報)を発する制御をおこなう。なお、貯蔵物Bの総貯蔵量が上限貯蔵量を超えている場合や、貯蔵物Aまたは貯蔵物Bの総貯蔵量が下限貯蔵量未満である場合においても、これと同様な制御をおこなえばよい。
このような報知をおこなわれることにより、管理者や作業者は、速やかに、貯蔵物の補充または処分等をおこなうことが可能となる。なお、このステップS600において実行される「報知処理」が特許請求の範囲に記載の「報知工程」に該当する。また、この「報知処理」に伴って、特定の表示をおこなう表示部14や携帯端末50、および、特定の音を発する音声出力部15や携帯端末50が、特許請求の範囲に記載の「報知手段」に該当する。
中央制御部11は、上述したような「報知処理」をおこなった後、ステップS200に処理を移す。
なお、本実施形態では、上述したように、作業室WC1および作業室WC2にもRFIDリーダ41およびRFIDリーダ42が設置されているため、作業者等が、臨時的に容器a1等を作業室WC1または作業室WC2に移動させたとしても、移動された容器a1等がどこにあるのかを探し出すことができるようになっている。例えば、図4(a)に示す表示画像を例にとっていえば、容器a1等が作業室WC1または作業室WC2に持ち込まれた場合、その容器について強調表示(「網掛け表示」)等することによって、その容器の「移動先」を管理者等に知らせることが可能である。これにより、作業者等が貯蔵室SRから持ち出した容器a1等を作業終了後に戻さなかったとしても、その容器a1を比較的容易に探し出すことが可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、
(a)容器(容器a1、容器a2および容器b)を床や棚等に置くと、計測装置30(計測装置30a1、計測装置30a2および計測装置30b)が、貯蔵物(貯蔵物Aまたは貯蔵物B)の貯蔵量を自動的に計測してRFID20(RFID20a1,RFID20a2,RFID20b)に記録する、
(b)中央制御部11が、RFIDリーダ40〜RFIDリーダ42を介して、RFID20から「貯蔵量情報」および「貯蔵物種類特定情報」を受信すると、貯蔵物の総貯蔵量を貯蔵物の種類ごとに分けて算出する、
ように構成されている。
すなわち、本実施形態では、貯蔵室SR等に現実に存在する貯蔵物(貯蔵物Aおよび貯蔵物B)の総貯蔵量が自動的に算出されるばかりか、その量が適正であるかの判断もおこなうように構成されているため、貯蔵物の数量管理を容易かつ正確におこなうことが可能である。
なお、本実施形態では、RFID20(RFID20a1〜RFID20a3およびRFID20b)に「貯蔵物種類情報」を記憶するように構成したが、これを省略することも可能である。この場合、記憶部12に、「貯蔵物種類特定情報」をRFID20の「ID情報」に対応させて記憶させればよい。
また、本実施形態では、RFID20を計測装置30に取り付けたが、容器(容器a1、容器a2および容器b)に取り付けることも可能である。
また、本実施形態では、貯蔵物Aが貯蔵される容器として2種類の容器(容器a1および容器a2)を用いたが、1種類の容器を用いてもよく、また、3種類以上の容器を用いることも可能である。同様に、貯蔵物Bが貯蔵される容器についても、1種類の容器(容器b)を用いる場合に限られず、2種類以上の容器を用いてもよい。
さらに、本実施形態では、2種類の貯蔵物(貯蔵物Aおよび貯蔵物B)の各総貯蔵量を算出するように構成したが、1種類の貯蔵物の総貯蔵量を算出するように構成してもよく、また、3種類以上の貯蔵物の各総貯蔵量を算出するように構成することも可能である。
また、本実施形態では、貯蔵室SRに存在する容器(容器a1、容器a2および容器b)のみならず、作業室WC1および作業室WC2に存在する容器も検出できるように構成したが、貯蔵室SRに存在する容器のみを検出するように構成することも可能である。
さらに、本実施形態では、容器に貯蔵される貯蔵物として、貯蔵物A(第3石油類(非水溶性))および貯蔵物B(第1石油類(非水溶性))を例示したが、その他の危険物であってもよく、危険物以外のもの(例えば、薬品)であってもよい。さらに、容器に貯蔵される貯蔵物は、液体および固体の何れであってもよい
また、本実施形態では、計測装置30を容器に取り付けたが、これらを別体にすることも可能である。
この場合、貯蔵室SR、作業室WC1および作業室WC2に容器を持ち込んだときや、容器から貯蔵物をとりだしたときに、容器に貯蔵される貯蔵物の貯蔵量を計測装置で計測し、その後、上記実施形態と同様に、その貯蔵量をRFID20に書き込めばよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述および図面により、本発明は限定されるものではない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実例および運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることはもちろんであることを付け加えておく。
1 貯蔵物管理システム
10 制御装置
11 中央制御部
12 記憶部
12A 貯蔵物規定数量記憶領域
13 入力部
14 表示部
15 音声出力部
16 通信部
20,20a1,20a2,20b RFID
30,30a1,30a2,30b 計測装置
31a1,31a2,31b 制御部
32a1,32a2,32b 電子秤部
33a1,33a2,33b RFIDライタ
40〜42 RFIDリーダ
50 携帯端末
A,B 貯蔵物
a1〜a3,b 容器
SR 貯蔵室
WC1,WC2 作業室

Claims (10)

  1. 容器に貯蔵される貯蔵物の貯蔵量を管理する貯蔵物管理システムであって、
    前記容器に貯蔵される前記貯蔵物の貯蔵量を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された前記貯蔵物の貯蔵量に基づいて管理対象領域内に存在する前記貯蔵物の総貯蔵量を算出する算出手段と、
    前記管理対象領域内に貯蔵される前記貯蔵物の貯蔵量として予め定めた貯蔵しきい値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記貯蔵しきい値と、前記算出手段により算出された前記貯蔵物の総貯蔵量とを比較する比較手段と、を備える、
    ことを特徴とする貯蔵物管理システム。
  2. 前記容器は、前記計測手段により計測された前記貯蔵物の貯蔵量を記憶可能な識別体を有し、
    前記管理対象領域には、前記識別体に記憶された情報を読み取る読取装置が設けられ、
    前記算出手段は、前記読取装置により読み取られた前記貯蔵物の貯蔵量に基づいて前記管理対象領域内に存在する前記貯蔵物の総貯蔵量を算出することを特徴とする請求項1に記載の貯蔵物管理システム。
  3. 前記識別体には、前記容器に貯蔵される前記貯蔵物の種類を特定可能な情報が記憶され、
    前記読取装置は、前記貯蔵物の貯蔵量を前記貯蔵物の種類に対応させて読み取ることが可能であり、
    前記算出手段は、前記貯蔵物の総貯蔵量を前記貯蔵物の種類ごとに算出することを特徴とする請求項2に記載の貯蔵物管理システム。
  4. 前記計測手段は、前記容器に一体的に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の貯蔵物管理システム。
  5. 前記比較手段による比較結果に基づいて前記貯蔵物の総貯蔵量が前記貯蔵しきい値を超えているか否かまたは前記貯蔵しきい値未満であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記貯蔵しきい値を超えていると判定されるかまたは前記貯蔵しきい値未満であると判定されるとその旨を示す報知動作をおこなう報知手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の貯蔵物管理システム。
  6. 容器に貯蔵される貯蔵物の貯蔵量を管理する貯蔵物管理方法であって、
    管理対象領域内に存在する前記容器に貯蔵された前記貯蔵物の貯蔵量を計測する計測工程と、
    前記計測工程をおこなうことにより計測された前記貯蔵物の貯蔵量に基づいて前記管理対象領域内に存在する前記貯蔵物の総貯蔵量を算出する算出工程と、
    前記管理対象領域内に貯蔵される前記貯蔵物の総貯蔵量として予め定めた貯蔵しきい値と、前記算出工程をおこなうことにより算出された前記貯蔵物の総貯蔵量とを比較する比較工程と、を含む、
    ことを特徴とする貯蔵物管理方法。
  7. 前記計測工程をおこなうことにより計測された前記貯蔵物の貯蔵量を前記容器に設けられた識別体に記憶する記憶工程と、
    前記算出工程は、前記記憶工程をおこなうことにより前記識別体に記憶された前記貯蔵物の貯蔵量を読み取る読取工程と、を含み、
    前記算出工程は、前記読取工程をおこなうことにより読み取られた前記貯蔵物の貯蔵量に基づいて前記貯蔵物の総貯蔵量を算出することを特徴とする請求項6に記載の貯蔵物管理方法。
  8. 前記識別体には、前記容器に貯蔵される前記貯蔵物の種類を特定可能な情報が記憶され、
    前記読取工程は、前記貯蔵物の貯蔵量と前記貯蔵物の種類とを対応させて読み取る工程を含み、
    前記算出工程は、前記貯蔵物の総貯蔵量を前記貯蔵物の種類ごとに算出する工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の貯蔵物管理方法。
  9. 前記貯蔵物の貯蔵量を計測する計測手段は、前記容器に一体的に設けられていることを特徴とする請求項6〜請求項8の何れか1項に記載の貯蔵物管理方法。
  10. 前記比較工程による比較結果に基づいて前記貯蔵物の総貯蔵量が前記貯蔵しきい値を超えているか否かまたは前記貯蔵しきい値未満であるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程をおこなうことによって前記貯蔵しきい値を超えていると判定されるかまたは前記貯蔵しきい値未満であると判定されるとその旨を示す報知をおこなう報知工程と、をさらに含む請求項6〜請求項9の何れか1項に記載の貯蔵物管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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