JP2019201782A - 医療用線条材結束具 - Google Patents

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Abstract

【課題】医療現場で使用される医療機器のケーブルやチューブ等の1又は複数の線条材を容易に結束、及び、結束後に固着することができ、必要に応じて結束を容易に解くことができ、滅菌処理をした場合でも形状変化や物性変化が生じ難い医療用線条材結束具を提供する。【解決手段】本発明に係る医療用線条材結束具1は、医療機器又は医療機器の周辺機器のケーブルやチューブを含む1又は複数の線条材を結束する医療用線条材結束具であって、剛性の低い金属材であって1又は複数の金属線材4でなる本体部2と、1又は複数の線条材に対して本体部で巻回し、1又は複数の線条材を結束した状態で所定の被固着部への固着を可能とする、本体部の両端部又はいずれか一方の端部にある環状固着部3とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、医療用線条材結束具に関し、例えば、医療機器及び又は医療機器の周辺機器に用いられるケーブルやチューブ等の線条材を結束する結束具に適用し得るものである。
手術現場では、患者の手術創からの感染防止のために、手術創に触れる可能性のある術者の手や、医療器具や医療器具等の部分については無菌状態を保つことが必要となる。この清潔が保たれている領域のことを「清潔野」とも呼んでいる。
例えば、手術や救急救命措置などの現場では、電気メスやバイタルモニター用のケーブルや、輸液・廃液に使用するチューブ等のように多種多様な複数の線条材が使用されている。
清潔野では、医療機器のケーブルや、輸液・廃液等に使用するチューブ等の線条材も、感染防止のために、消毒や無菌(滅菌)処理を施すことが求められている。また、清潔野では、床面や地面に触れたり又は落下したりした物は、手術に使用することができない。
手術等のときには、医師や看護師等の立ち位置の邪魔にならないようにケーブルやチューブなどの複数の線条材を結束すること、及び、床面への接触や落下を防止するため線条材を固定することが必要となる。
従来の線条材の結束方法は、例えば、ガーゼで複数の線条材を束ねて結び、さらに床面への接触・落下を防止するため、複数の線条材を束ねたガーゼを鉗子でドレープ(患者を覆う布)に固定している。また例えば、ドレープには、マジックテープ(登録商標)を有する紐が付与されているものもあり、このドレープのマジックテープ付きの紐で複数の線条材を束ねているケースもある。
特許文献1〜3には、線条材を結束する結束具が開示されている。
しかし、医療現場では、ガーゼカウントに代表されるように医療資材の使用管理が徹底されており、特許文献1〜3に記載の小型結束具は紛失するおそれがあるため、その使用が敬遠されている。
また、特許文献1〜3の記載技術は、線条材を固く結束することに向いているが、一度固定した結束を解くことは難しい。また束ねた線条材の落下等を防止するために固定することができず、医療現場での使用には向いていない。
さらに、特許文献1〜3の記載技術は、清潔野での使用に適したものではなく、結束バンドの形状が複雑であるため、隙間に汚れが入り込んでしまうこともあり、その洗浄が困難であること、および、滅菌処理の際に温度や圧力により形状が変化したり、樹脂が劣化したりする。
上記のような理由で、医療現場では、特許文献1〜3に記載される結束バンドは使用されていない。
特開2015−003763号公報 特開2012−116552号公報 特開2013−59235号公報
ところで、手術状況に応じて、医師や看護師等が医療機器等の位置を変更するようなことがある。また、医師や看護師等が立ち位置を変更したり、手術室を変更したりするようなこともある。医療機器のレイアウト変更やロケーション変更のときに、線条材のそれぞれの位置や各線条材の長さを調整することが必要となる。
しかしながら、上述したように、ガーゼやドレープに付与されているマジックテープ付きの紐で複数の線条材を結束して固定した方法を用いているときには、レイアウト変更やロケーション変更に対応して、各線条材の位置や長さの調整に時間を要している。
例えば、複数の線条材を束ねているガーゼを解いて、各線条材の位置や長さを調整してから、再度複数の線条材を束ねて固定している。また例えば、ガーゼを固く結んでしまっているときには、ガーゼを切断して結束を解くことが行なわれている。この場合、各線条材の調整後、新しいガーゼで再度複数の線条材を結束している。さらに例えば、ドレープのマジックテープ付きの紐は、ドレープに固定された位置にあるので、各線条材の結束位置や長さ調整について融通が利かないという問題もある。
そこで、本発明は、上述した問題を解決するために、医療現場で使用される医療機器のケーブルやチューブ等の1又は複数の線条材を容易に結束、及び、結束後に固着することができ、必要に応じて結束を容易に解くことができ、滅菌処理をした場合でも形状変化や物性変化が生じ難い医療用線条材結束具を提供しようとするものである。
かかる課題を解決するために、本発明に係る医療用線条材結束具は、医療機器又は医療機器の周辺機器のケーブルやチューブを含む1又は複数の線条材を結束する医療用線条材結束具であって、(1)剛性の低い金属材であって1又は複数の金属線材でなる本体部と、(2)1又は複数の線条材に対して本体部で巻回し、1又は複数の線条材を結束した状態で所定の被固着部への固着を可能とする、本体部の両端部又はいずれか一方の端部にある環状固着部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、医療現場で使用される医療機器のケーブルやチューブ等の1又は複数の線条材を容易に結束、及び、結束後に固着することができる。また、本発明によれば、結束・固着を容易に解くことができるため、結束した各線条材の位置や長さの調整が容易に行うことができる。本発明によれば、滅菌処理をした場合でも形状変化や物性変化が生じ難いため、清潔野での使用が可能である。
実施形態に係る医療用線条材結束具の構成を示す構成図である。 実施形態に係る医療用線条材結束具を用いて複数の線条材を束ねて、鉗子でドレープに固定したときの状態を説明する説明図である。 実施形態に係る軟銅線の両端の環状を説明する説明図である。 実施形態に係る医療用線条材結束具の構成を示す構成図である(その1)。 実施形態に係る医療用線条材結束具の構成を示す構成図である(その2)。 実施形態に係る医療用線条材結束具の構成を示す構成図である(その3)。 実施形態に係る医療用線条材結束具の構成を示す構成図である(その4)。
(A)実施形態
以下では、本発明に係る医療用線条材結束具の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、実施形態に係る医療用線条材結束具の構成を示す構成図である。図2は、実施形態に係る医療用線条材結束具を用いて複数の線条材を束ねて、鉗子でドレープに固定したときの状態を説明する説明図である。図3は、実施形態に係る軟銅線の両端の環状を説明する説明図である。
図2に示すように、実施形態に係る医療用線条材結束具1は、医療現場で使用される電気メスやバイタルモニター等の医療機器のケーブルや、輸液や廃液のためのチューブなどの1又は複数の線条材91に対して巻回して結束し、線条材を結束した状態で、医療用線条結束具1の両端部にある環状固着部5とドレープ等の被固着物92とを鉗子93で挟んで、医療用線条結合具1を被固着物92に固着するものである。
図1において、医療用線条材結束具1は、心材として軟銅線4の外周を、被膜樹脂5で被膜したものであり、医療用線条材結束具1の外観は、比較的長尺な本体部2と、本体部2の両端のそれぞれに環状固着部3とを有している。
医療用線条材結束具1の長手方向の長さは約100mm〜400mm程度とすることができる。また、医療用線条材結束具1の本体部2の直径は約2mm程度〜8mm程度とすることができる。ケーブルやチューブ等の複数の線条材に対する結束のしやすさを考慮すると医療用線条材結束具1の長手方向の長さを約300mm程度、本体部2の直径を約6mm程度とすることが好ましい。例えば、医療用線条材結束具1の長手方向の長さを約300mm程度とした場合、本体部2の長手方向の長さは約220mm程度とすることができ、各端部の環状固着部3の長手方向の長さは約45mm程度とすることができる。なお、医療用線条材結束具1の長さは特に限定されるものではない。
実施形態では、医療用線条材結束具1の心材が軟銅線4である場合を例示するが、心材は変形し易い金属線、すなわち軟性(剛性の低い)の金属線であれば特に限定されない。これは、医療現場で医療用線条材結束具1が使用される場合、看護師等がケーブルやチューブ等の線条材をまとめ、素早く線条材を束ねることが要求される。そのため、看護師等が容易に医療用線条材結束具1を変形(屈曲)することができ、更に医療用線条材結束具1を変形(屈曲)させた後、その状態(すなわち、線条材を結束させた状態)を保持することができる心材がふさわしい。また、銅は滅菌作用もある。そこで、実施形態では、軟銅線4を心材としている。
また例えば、医師等の立ち位置の変更や、手術室の変更や、医療機器のレイアウト変更等に伴い、医療用線条材結束具1で結束されている各線条材の位置や長さを調整する場合でも、軟銅線4を心材とする医療用線条材結束具1は、容易に変形させることができるため、各線条材の位置や長さを迅速に調整することができる。
軟銅線4は、丸棒状の線材であり、この実施形態では、直径1.2mm程度の軟銅線4を使用する場合を例示する。図3に示すように、軟銅線4の両端では、軟銅線4を折り返して環状41を形成して、折り返した軟銅線4を留め部42で留めることで(いわゆる「からげ」)、環状41を形成している。なお、軟銅線4の両端の環状41の形成の仕方はこれに限定されるものではなく、種々の方法を広く適用することでき、軟銅線4の端部を「からげ」て環状41とする方法以外に、折り返した軟銅線4を他方の軟銅線4に熱及び圧力を加えて圧着させるようにしてもよい。
軟銅線4の外周を覆っている被膜樹脂5の材質は、可撓性を有する樹脂を適用でき、耐滅菌を考慮して、例えば、スチレン系エラストマーやシリコンゴム等としている。つまり、医療現場で医療用線条材結束具1を使用する場合、滅菌処理が施される。滅菌処理の方法には、例えば、高圧蒸気滅菌、オートクレーブ滅菌、乾熱滅菌、煮沸滅菌、酸化エチレンガス滅菌、消毒薬等を使用した方法など、様々な方法がある。いずれの滅菌方法を適用するかは、病院等の方針により異なるが、医療用線条材結束具1の被膜樹脂5の材質をスチレン系エラストマーやシリコンゴム等とすることで、高温、高圧下で滅菌処理でも耐えることができる。例えば、オートクレーブ滅菌の場合、2気圧下、121℃で20分間、或いは、1.7気圧下、115℃で30分間などの滅菌処理が施される。
例えば、スチレン系エラストマーを材質とした被膜樹脂5の医療用線条材結束具1は、オートクレーブ滅菌処理で適用される温度よりも高い132℃(1気圧下)の環境に5分間おく評価実験をした。この評価実験では、連続100回行った。その結果、医療用線条材結束具1の被膜樹脂5の物性は、伸び、引張り強さ、100%モジュラス、収縮に変化はなかった。つまり、被膜樹脂5としたスチレン系エラストマーには、物性の変化、形状の変化は見られなかった。
上記のように、スチレン系エラストマー被膜樹脂5で覆われた医療用線条材結束具1は、高温・高圧下での滅菌処理に耐えることができるので、所定回数(例えば、数回〜10回程度)の繰り返し使用が可能となる。
医療用線条材結束具1の両端部のそれぞれには、環状固着部3がある。環状固着部3は、線条材を結束した状態で、鉗子93を用いて、例えばドレープなどの被固着部92に医療用線条材結束具1を固着するためのものである。つまり、線条材を結束させた状態で、医療用線条材結束具1の本体部2を、1回又は数回捻ることにより、医療用線条材結束具1の両端部の2個の環状固着部3の位置を合わせる。そして、例えば、2個の環状固着部3の開口部31とドレープ等の被固着部92とを重ねた状態にして、2個の環状固着部3の開口部31の外側から被固着部(ドレープ等)92を鉗子93で挟む。これにより、鉗子93を用いて被固着部(ドレープ)92に医療用線条材結束具1を固着させる。
次に、医療用線条材結束具1の製造方法の一例を説明する。医療用線条材結束具1は、例えば、本体部2については、軟銅線4に対して被膜樹脂5を被膜するために、被膜樹脂5を押出成型で製造することができる。また例えば、医療用線条材結束具1の両端部の環状固着部3については、環状41の軟銅線4に対して被膜樹脂5を射出する射出成型で製造することができる。ここで、本体部2において軟銅線4を被膜する被膜樹脂5と、環状固定部3において軟銅線4を被膜する被膜樹脂5とは同じ材質(すなわち、スチレン系エラストマー又はシリコンゴム等)とすることができる。そして、射出成型で環状固着部3を成型する際に、本体部2の被膜樹脂5と環状固定部3の被膜樹脂5とは同じ材質であるため、本体部2の被膜樹脂5と環状固定部3の被膜樹脂5とが結着する。そのため、被膜樹脂5と軟銅線4との間に血液が入り込んだり、又は汚れが入り込んだりすることなどを回避することができる。換言すると、医療用線条材結束具1の洗浄を容易にすることができ、清潔な医療用線条材結束具1とすることができる。
以上のように、この実施形態によれば、医療用線条材結束具の心材を、軟性を有する軟銅線としたので、看護師等が容易に医療用線条材結束具を屈曲させることができるため、手術に使用する電気メスやバイタルモニター用ケーブル、チューブ等の線条材を容易に結束させることができる。
また、この実施形態によれば、医療用線条材結束具の両端部には環状固着部を設けることとしたので、両端部の環状固着部とドレープとを重ねが状態で、鉗子で固着することができる。
その結果、ケーブルやチューブ等の床への接触や落下を防止することができると共に、例えばレイアウト変更やロケーションの変更が行われたときでも、ケーブルの位置や長さの調整を容易に行うことができる。
また、実施形態によれば、軟銅線を覆おう被膜樹脂が、スチレン系エラストマー又はシリコンゴム等とすることにより、滅菌処理の高温・高圧条件下でも、物性変化、形状変化を回避できる。その結果、医療用線条材結束具の耐滅菌性を高くすることができ、滅菌処理を施した上で、清潔野での医療用線条材結束具を繰り返し利用することができる。
(B)他の実施形態
上述した実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用できる。
(B−1)上述した実施形態では、医療用線条材結束具の本体部と環状固着部のいずれにも被膜樹脂で覆う場合を例示した。
しかし、図4に例示するように、医療用線条材結束具の環状固着部3にのみ被膜樹脂5で覆い、本体部2には被膜樹脂5で被膜しないようにしてもよい。
また、図5に例示するように、医療用線条材結束具の本体部2にのみ被膜樹脂5で覆い、環状固着部3には被膜樹脂5で被膜しないようにしてもよい。
さらに、図6に例示するように、医療用線条材結束具の本体部と環状固着部の両方とも被膜樹脂で被膜しないようにしてもよい。つまり、医療用線条材結束具は、軟銅線で形成されたものであり、軟銅線の両端部が環状に形成されたものであってもよい。
図4〜図6に例示するように、医療用線条材結束具の一部又は全部に被膜樹脂で覆われてない場合でも、その屈曲は容易であるため線条材を容易に結束させることができると共に、両端部が環状を有しているため鉗子を用いて医療用線条材結束具をドレープ(被固着部)に固着することができる。その結果、ケーブルやチューブ等の床への接触や落下を防止することができると共に、例えばレイアウト変更やロケーションの変更が行われたときでも、ケーブルの位置や長さの調整を容易に行うことができる。
(B−2)上述した実施形態では、医療用線条材結束具の本体部には、連続した1本の軟銅線が形成されている場合を例示した。
しかし、1本の軟銅線が連続してつながったものではなく、例えば図7に例示するように、2本の軟銅線4a、4bが、医療用線条材結束具の本体部の中央部で離間した構成であってもよい。このような医療用線条材結束具の場合、本体部の中央部が被膜樹脂5のみで形成されているため、線条材を結束して、医療用線条材結束具を捻じったときに、被膜樹脂のみで形成されている本体部が、線条材に対して固く締め付けることができ、線条材をしっかりと固定することができる。
(B−3)上述した実施形態では、医療用線条材結束具の心材が、1本の軟銅線である場合を例示したが、複数本の軟銅線を心材としてもよい。例えば、2本の軟銅線を撚ったものとしてもよいし、又は2本の軟銅線を軸方向に並べた上で、被膜樹脂で被膜して、医療用線条材結束具を帯状の平形のものとしてもよい。
(B−4)上述した実施形態では、医療用線条材結束具の両端部のそれぞれに環状固着部がある場合を例示したが、医療用線条材結束具のいずれか一方の端部に環状固着部がある場合でもよい。医療用線条材結束具の心材を軟銅線としているため、線条材を結束した状態を保持することができる。そのため、医療用線条材結束具の一方の端部にのみ環状固着部がある場合でも、その環状固着部とドレープとを重ねて鉗子で固着するようにしても、線条材の結束が解除されることなく、線条材の結束を保持したまま、医療用線条材結束具をドレープに固着することができる。
(B−5)上述した実施形態では、線条材の軸を中心にして、医療用線条材結束具で複数の線条材の外周を結束する場合を例示した。
しかし、線条材の長手方向(軸線方向)に対して、医療用線条材結束具を螺旋状に結束するようにしてもよい。線条材の長手方向(軸線方向)に対して、医療用線条材結束具を螺旋状に巻き付けることにより、線条材を軸線方向に比較的長い範囲に亘って線条材を集束できるため、安定した結束を実現することができる。
1…医療用線条材結束具、2…本体部、3…環状固着部、4…軟銅線、5…被膜樹脂、31…開口部、91…線条材、92…被固着部、93…鉗子。
かかる課題を解決するために、本発明に係る医療用線条材結束具は、医療機器又は医療機器の周辺機器のケーブルやチューブを含む1又は複数の線条材を結束する医療用線条材結束具であって、(1)又は複数の軟銅線材でなる本体部と、(2)本体部の両端部又はいずれか一方の端部にある環状固着部とを有し、1又は複数の線条材に対して本体部で巻回し、1又は複数の線条材を結束した状態で、環状固着部とドレープとを重ねて鉗子で固着するものであることを特徴とする。

Claims (4)

  1. 医療機器又は医療機器の周辺機器のケーブルやチューブを含む1又は複数の線条材を結束する医療用線条材結束具であって、
    剛性の低い金属材であって1又は複数の金属線材でなる本体部と、
    上記1又は複数の線条材に対して上記本体部で巻回し、上記1又は複数の線条材を結束した状態で所定の被固着部への固着を可能とする、上記本体部の両端部又はいずれか一方の端部にある環状固着部と
    を有することを特徴とする医療用線条材結束具。
  2. 上記本体部及び又は上記環状固着部が、可撓性樹脂で被膜されていることを特徴とする請求項1に記載の医療用線条材結束具。
  3. 上記本体部を形成している上記金属線材が、軟銅線材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用線条材結束具。
  4. 上記本体部及び又は上記環状固着部を被膜している上記可撓性樹脂が、スチレン系エラストマー又はシリコンゴムでなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の医療用線条材結束具。
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