JP2019201251A - 自動操作装置及び自動操作機能を有する電気機器システム - Google Patents

自動操作装置及び自動操作機能を有する電気機器システム Download PDF

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Abstract

【課題】圧力マット上での検知対象の圧力分布のデータを活用し、誤動作設定されずに電気機器への適確な動作設定が可能な自動操作装置を提供する。
【解決手段】この自動操作装置3は、区画された領域毎に加えられる圧力に応じた電気抵抗値を出力可能な圧力マット4に接続され、予め測定した検知対象の圧力マット4における電気抵抗値に基づく圧力分布のデータを基準データとして記憶するメモリ7と、メモリに記憶された基準データと、現状の圧力マット4で測定される電気抵抗値に基づく圧力分布の現状データと、を比較した結果に応じて、外部の電気機器への動作設定を制御する制御部6と、を備える。制御部6は、現状データが基準データに相関すると判断すると、基準データに対応付けられた動作設定を許可し、現状データが基準データに相関しないと判断すると、動作設定を拒否する。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧力マットに接続され、圧力マット上での検知対象人物の加圧状態に応じて、外部の電気機器への動作設定を行う自動操作装置及び自動操作機能を有する電気機器システムに関する。
従来、自動操作装置に関連する技術として、圧力マット、電気機器、電源操作ユニットが全て有線で接続された構成の自動操作機能を有する電気機器システムが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。また、検知対象人物を赤外線センサで感知する機能を、更に、持たせた電気機器システムが挙げられる(例えば、特許文献2参照)。
ところで、近年では、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の無線通信分野での適用を図り、各部を無線通信方式により非接触で接続することにより、一層安全性を配慮したシステム構成とする提案もなされている。
特開昭59−85190号公報 特開平8−65599号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に係る技術、或いは、無線通信分野での適用を図った技術の何れの電気機器システムにおいても、圧力マットの使用時に、検知対象人物以外を誤検知し、誤動作設定をしてしまうという問題があり、十分な対策が施されていない。
その理由について、説明する。従来の圧力マットを使った自動操作装置において、検知対象として、電気機器への認識能力が低い幼児、室内で飼われているペット等が圧力マット上に一定時間進入した状況を想定する。こうした状況において、圧力マットに一定の圧力が加えられると、自動操作装置によって、電気機器への動作設定が自動的に行われる。例えば、ペットとして、犬、猫等を例示できるが、こうした動物が圧力マットに進入し、テレビ等の電気機器の前を横切るだけでも、誤動作設定してしまう可能性がある。
即ち、本来であれば、電気機器への認識能力がある検知対象人物向けに動作設定の自動化サービスを提供すべきである。そうした意味では、検知対象として、電気機器への認識能力が低い幼児、室内で飼われているペット等が圧力マット上に進入した場合を識別し、このような場合に誤検知せず、誤動作設定されない機能が望まれる。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、圧力マット上を用いる際に、誤動作設定を抑制し、電気機器への適確な動作設定を可能とする自動操作装置及び自動操作機能を有する電気機器システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の自動操作装置は、平面状に展開し、区画された領域毎に加えられる圧力に応じた電気抵抗値を出力する圧力マットに接続され、電気抵抗値の圧力分布に基づいて、外部の電気機器への動作設定を行う構成であって、予め測定した検知対象の圧力分布のデータを基準データとして記憶する記憶部と、記憶部に記憶された基準データと、現状の圧力マットで測定される電気抵抗値に基づく圧力分布である現状データと、を比較した結果に応じて、電気機器への動作設定を制御する制御部と、を備え、制御部は、現状データが基準データに相関すると判断すると、基準データと対応付けられた動作設定を許可し、現状データが基準データに相関しないと判断すると、動作設定を拒否する。
本発明によれば、上記構成により、圧力マット上を用いる際に、誤動作設定を抑制し、電気機器への適確な動作設定が可能となる。
本発明の実施の形態1に係る自動操作装置を適用した示す自動操作機能を有する電気機器システムの外観構成を示す斜視図である。 図1に示す自動操作装置の細部構成を示すブロック図である。 図1に示す自動操作装置による検知対象人物の圧力マットにおける電気抵抗値に基づく圧力分布のデータの初期設定に係る動作処理を示したフローチャートである。 図1に示す圧力マット上の検知対象人物の圧力分布を電気抵抗値の高低で識別した様子を示した模式図である。 図1に示す自動操作装置に備えられる制御部での処理を説明するための圧力分布図である。 図5で説明した制御部で処理されるフレームのサンプリング結果に基づいて、各セルのそれぞれについて平均値を算出した様子を説明するための圧力分布図である。 図1に示す自動操作装置により図4の場合とは別の機会に測定された圧力マット上の同一の検知対象人物による圧力分布を示した模式図である。 図1に示す自動操作装置に備えられる制御部で処理される現状の圧力マット上で測定した検知対象人物の圧力分布のフレームサンプル結果と図6で説明した平均化フレームとの相対誤差の算出を説明するための模式図である。 図1に示す自動操作装置に備えられる制御部によりシステム運用される動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る自動操作装置を適用した自動操作機能を有する電気機器システムの外観構成を示す斜視図である。
以下、本発明の自動操作装置及び自動操作機能を有する電気機器システムに係る幾つかの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る自動操作装置3を適用した示す自動操作機能を有する電気機器システムの外観構成を示す斜視図である。
図1を参照すれば、この電気機器システムは、平面状に展開し、室内の床に設置される圧力マット4と、圧力マット4に接続される自動操作装置3と、自動操作装置3により動作設定される電気機器1と、を備えて構成される。このうち、圧力マット4は、区画された領域毎に加えられる圧力に応じた電気抵抗値を出力する。電気機器1は、リモコン機能付きのリモコン信号受信部2を備えたテレビ等である場合を例示できる。自動操作装置3は、圧力マット4の付属品とされ、電気機器1の動作設定を行う。
圧力マット4は、自動操作装置3によって、電気機器1を起動しない動作設定を含むため、電気機器1の近くに配置されている。圧力マット4を用いて、自動操作装置3で測定される検知対象の圧力測定時間は、使用者が10秒単位で、10秒から1分までの間隔において、任意に設定することができる。測定時間が長ければ、より精度の高い圧力測定が可能となる。検知対象は、電気機器1への認識能力がある検知対象人物であるとする。
圧力マット4における圧力検知の分解能を高くすれば、圧力マット4上に進入した検知対象人物の電気抵抗値に基づく圧力分布をより高精度に検知することができる。例えば、圧力マット4としては、区画された領域の単位寸法が既に1.0mm間隔程度のものから、0.1mm間隔程度の仕様のものまでが既に幅広く製品化されている。そこで、圧力マット4の領域の単位寸法については、精度とコストとのバランスを考慮して、使用者が選択すれば良いものである。因みに、圧力マット4を用いて、自動操作装置3で測定される検知対象人物の電気抵抗値に基づく圧力分布のデータは、パソコン等に取り込んで表示した場合、電気抵抗値の高低によって、色分けされた分布で表わされる。
図2は、上述した自動操作装置3の細部構成を示すブロック図である。この自動操作装置3は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部8と、検知対象人物の圧力マット4上の電気抵抗値に基づく圧力分布のデータを記憶する記憶部としてのメモリ7と、を備える。また、自動操作装置3は、電気機器1への動作設定を行う制御部6と、制御部6から動作設定の指令に係る信号を受信すると、指令内容に応じた指令信号を電気機器1へ送信する送信部5と、を備える。図1に示す構成の場合、電気機器1は、リモコン機能付きであり、リモコン信号受信部2を備える。このため、送信部5は、リモコン指令信号を電気機器1のリモコン信号受信部2へ送信する。
A/D変換部8は、圧力マット4の区画された領域毎に加えられる圧力に応じたアナログ信号の電気抵抗値を示す圧力信号を、デジタル信号に変換する。デジタル信号は、例えば、制御部6によるメモリ7への書き込みを考慮し、0〜255の8ビットのデジタルデータとする場合を例示できる。メモリ7は、予め測定した検知対象人物の圧力マット4における電気抵抗値に基づく圧力分布のデータを基準データとして記憶する。
制御部6は、上述した基準データをメモリ7に書き込む動作を行う他、メモリ7に記憶された基準データと、現状の圧力マット4で測定される電気抵抗値に基づく圧力分布の現状データと、を比較した結果に応じて、電気機器1への動作設定を制御する。具体的に云えば、制御部6は、現状データが基準データに相関すると判断すると、基準データに対応付けられた動作設定を許可し、現状データが基準データに相関しないと判断すると、動作設定を拒否する。送信部5は、制御部6から電気機器1への動作設定の指令に係る信号を受信すると、指令内容に応じたリモコン指令信号を電気機器1のリモコン信号受信部2へ送信する。但し、基準データについては、予め初期的に作成されることを前提としているため、以下は適宜履歴データと称する。
図3は、自動操作装置3による検知対象人物の圧力マット4における電気抵抗値に基づく圧力分布のデータの初期設定に係る動作処理を示したフローチャートである。
図3を参照すれば、圧力マット4が電源投入され、初期設定が開始されると、自動操作装置3では、ステップS31において、圧力マット4上に検知対象人物が進入した状態のデータを取得するため、検知対象人物の圧力マット4における電気抵抗値に基づく圧力分布を一定時間、測定する。圧力マット4からの電気抵抗値を示す圧力信号がA/D変換部8を経て制御部6に入力されるため、この測定時間は、その入力に対して、予め制御部6で決定している受付時間とみなして良い。
この後、ステップS32に進み、制御部6の指示で測定した圧力分布のデータをA/D変換部8で8ビットのデジタルデータに変換する。更に、ステップS33に進み、変換されたデジタルデータを制御部6の指示によって、履歴データとして、内蔵するメモリ7に記憶する。検知対象人物の圧力分布のデータをメモリ7に記憶した後、制御部6の指示によって、ステップS34において、圧力マット4は、圧力検知待ち状態となり、初期設定が終了する。
但し、実施の形態1では、このような圧力マット4上での検知対象人物の圧力分布を、一定時間、複数回(例えば、4回)測定する。測定された圧力分布は、A/D変換部8でサンプリングされ、順次メモリ7に書き込まれる。制御部6からメモリ7に読み出し命令が送信されると、サンプリング結果が順次フレーム単位でメモリ7から読み出される。
図4は、圧力マット4上の検知対象人物の圧力分布を、電気抵抗値の高低で識別した様子を示した模式図である。
図4を参照すれば、検知対象人物の圧力分布のデータは、区画された領域の縦4×横4の総計16セルについての16個のデジタルデータとして、A/D変換部8でサンプリングされ、8ビットのデジタルデータに変換される。この16個のデジタルデータは、メモリ7に順次書き込まれるが、その16個のデジタルデータから成るデータ形式を1フレームとして取り扱うものとする。電気抵抗値の低い極小値は、零である。電気抵抗値の高い極大値は、255となっている。尚、圧力マット4に進入した検知対象人物は、自然に立っている状態に近いサンプリング結果を取得するものとする。
このようなサンプリング結果を取得するためには、フレーム毎に電気抵抗値が零より大きいセルが幾つあるかをカウントする。例えば、4つのフレームのサンプリング結果から、カウント数が最大のフレームを選択する。
図5は、自動操作装置3に備えられる制御部6での処理を説明するための圧力分布図である。
図5を参照すれば、ここでは、検知対象人物による圧力マット4上の圧力分布を4回測定した場合の圧力分布のデータが、4つのフレームF1〜F4として示されている。フレームF1〜F3は、何れも電気抵抗値が零以上のカウント数が16と最大であるため、制御部6による選択対象とされる。これに対し、フレームF4は、電気抵抗値が零以上のカウント数が8であるため、制御部6による選択対象外とされる。図5中のフレームF1については、サンプリング結果として、座標が付加された様子を示している。尚、フレームF4については、選択しないために座標が付加されない。
図6は、上述した制御部6で処理されるフレームF1〜F3のサンプリング結果に基づいて、16個のセルのそれぞれについて平均値を算出した様子を説明するための圧力分布図である。
図6を参照すれば、フレームF1〜F3のサンプリング結果として、フレームF2、F3についても座標が付加され、制御部6がフレームF1〜F3における同じ座標の電気抵抗値の平均値を算出した結果、平均化結果フレームFAが得られた様子を示している。尚、平均化結果フレームFAにおける各座標の電気抵抗値の平均値の算出では、小数第一位を四捨五入している。
図7は、自動操作装置3により図4の場合とは別の機会に測定された圧力マット4上の同一の検知対象人物による圧力分布を示した模式図である。
図7を参照すれば、ここでは、検知対象人物が同一であっても、測定機会が違えば、足の加圧条件が異なり、図4の場合と比べ、電気抵抗値に基づく圧力分布のデータが相違している様子を示している。そこで、図5及び図6では、測定回数を4回として説明したが、同じ検知対象人物でも圧力分布のデータが測定する毎に変化することを想定し、使用者が圧力分布の測定回数を任意に設定できるようにすることが望ましい。その理由は、測定回数を増やす程、検知精度が高くなるためである。
何れにせよ、平均化結果フレームFAの各座標の電気抵抗値は、メモリ7に記憶された検知対象人物の圧力マット4上の圧力分布の電気抵抗値の履歴データが平均化された値であり、その後の制御部6での比較用とされる。
図8は、制御部6で処理される現状の圧力マット4上で測定した検知対象人物の圧力分布のフレームサンプル結果FSと図6で説明した平均化結果フレームFAとの相対誤差の算出を説明するための模式図である。
図8を参照すれば、平均化結果フレームFAの各座標の電気抵抗値は、過去にメモリ7に記憶した検知対象人物の履歴データの電気抵抗値を平均化したもので、統計処理上で信頼性が置けるものである。そこで、制御部6は、この算出された平均化結果フレームFAにおける各座標の電気抵抗値の平均値と、現状の圧力マット4上で測定される検知対象人物の電気抵抗値に基づく圧力分布のサンプル結果フレームFSの各座標の電気抵抗値と、の相対誤差%を算出する。これにより、図8中に示されるような相対誤差結果SReが取得される。但し、ここでの各座標の選定は、予め定められた複数箇所としても良い。
具体的に云えば、制御部6は、相対誤差結果SReに示されるように、相対誤差が例えば、20%未満であれば、現状の圧力マット4上で測定される検知対象人物が過去に履歴データとして登録されていると判定する。この場合、制御部6は、現状データが履歴データに相関すると判断した場合に該当するため、電気機器1の動作設定を許可する。但し、ここでは、全てのセルで相対誤差が20%未満である場合を示し、1つでも20%未満でないセルがある場合には、初期設定で登録した検知対象人物ではないと判断する。
これに対し、制御部6は、相対誤差が20%以上であれば、現状の圧力マット4上で測定される検知対象人物が過去に履歴データとして登録されていないと判定する。この場合、制御部6は、現状データが履歴データに相関しないと判断した場合に該当するため、電気機器1の動作設定を拒否する。
図9は、自動操作装置3に備えられる制御部6によりシステム運用される動作処理を示すフローチャートである。但し、ここでは、図3で説明した初期設定が既に行われており、電気機器1がテレビであれば、システム運用前にオン状態になっているものとする。
図9を参照すれば、システム運用が開始されると、まず、ステップS91において、制御部6は、現状の圧力マット4上での圧力検知待ち状態となる。次に、ステップS92に進み、制御部6は、圧力マット4上で検知対象人物による圧力が検知されたか否かの判定を行う。この判定の結果、圧力が検知されていない場合には、圧力検知待ち状態に戻る。圧力が検知された場合には、ステップS93に進み、制御部6は、一定時間、圧力マット4上で検知対象人物による圧力分布を測定する。
この後、ステップS94に進み、制御部6は、圧力マット4において、測定された圧力分布の電気抵抗値を、A/D変換部8でデジタルデータに変換し、内蔵するメモリ7に順次記憶する。また、制御部6は、内蔵するメモリ7に読み出し命令を送り、ステップS95において、内蔵するメモリ7から、フレーム単位で履歴データを順次読み出し、フレーム毎に閾値以上のセルをカウントする。更に、制御部6は、ステップS96に進み、カウント数が最大のフレームを選択する。この最大のフレームの選択については、図5を参照して説明した通りである。
次に、制御部6は、ステップS97に進み、選択したフレームが2つ以上あるか否かの判定を行う。この判定の結果、選択したフレームが2つ以上の場合、制御部6は、ステップS98に進み、セル毎に平均値を算出してから、ステップS99に進む。選択したフレームが1つの場合も、ステップS99に進む。セル毎の平均値の算出については、図6を参照して説明した通りである。ステップS99において、制御部6は、測定した圧力分布のデータと登録した圧力分布のデータとの比較により得られる相対誤差が、20%未満であるか否かの判定を行う。この相対誤差の算出設定については、図8を参照して説明した通りである。
ステップS99の判定の結果、全てのセルで相対誤差が20%未満でない場合、ステップS100に進み、制御部6は、検知対象人物が初期設定で登録した人物でないと判断し、ステップS91の圧力検知待ち状態に移行する。これに対し、全てのセルで相対誤差が20%未満である場合、ステップS101に進み、制御部6は、検知対象人物が初期設定で登録した人物であると判断する。この後、制御部6は、ステップS102に進み、一定時間待つ。更に、この後、制御部6は、ステップS103に進み、動作設定指令を送信部5に送り、これによって、送信部5から電気機器1のリモコン信号受信部2へリモコン指令信号が送信される。
電気機器1がテレビであり、リモコン信号受信部2で受信されるリモコン指令信号の内容が音声ミュート設定であれば、ステップS103において、テレビの音声をミュートに設定する処理が行われる。この結果、検知対象人物へのテレビに対する興味を削がせる効果が期待できる。更に、ステップS104に進み、制御部6は、一定時間待つ。ここでの待機時間は、圧力マット4の使用者(所有者)が任意に設定することができ、待機時間を短く設定する程、音声ミュート等の動作設定を即時に実行させることができる。
この後、制御部6は、ステップS105において、圧力マット4上で検知対象人物による圧力が検知されたか否かの判定を行う。この判定の結果、圧力が検知されていない場合には、圧力検知待ち状態に戻る。圧力が検知された場合には、ステップS106に進み、制御部6は、動作設定指令を送信部5に送り、これによって、送信部5から電気機器1のリモコン信号受信部2へリモコン指令信号が送信される。電気機器1がテレビであり、リモコン指令信号の内容がテレビの電源オフであれば、テレビの電源をオフする処理が行われる。因みに、電気機器1への動作設定については、履歴データ毎に、音声ミュート、電源オフ、電源オン等の種々に対応付けられ、それらの識別情報をメモリ7等に記憶させておく。これにより、自動操作装置3における制御部6の基本機能として、現状データが履歴データに相関すると判断した場合に、履歴データと対応付けられた動作設定を実施することができる。
この結果、例えば、電気機器1に対して認識能力が低い幼児、ペット等の検知対象がテレビの前を横切って、圧力マット4を踏んだだけで、テレビの電源が落ちる等の不具合が解消される。そうした意味で、本来検知対象外としたい検知対象に対する誤動作設定が信頼性高く防止され、検知対象への検知精度を大幅に向上させることができる。また、例えば、本来検知対象外としたい幼児等に対しては、制御部6の待機時間を長めに設定しておくことで、テレビを長時間見続けることで引き起こされる視力低下、体調不良等を防止することもでき、電気機器1に対して利便性の良い機能を提供することができる。
ところで、本実施の形態1では、電気機器1の例として、テレビの動作設定を制御する場合を説明したが、リモコン等による制御機器で制御できる対象であれば、他の製品にも転用できる。例えば、電気機器1を電気暖房機器等に転用することも可能であり、この場合には、火傷等の事故から検知対象人物を守ることができ、電気暖房機器の誤操作等により、火災のような生命に関わる大事故を事前に防止することできる。因みに、電気暖房機器に適用する場合には、上述した音声ミュートの設定を、設定温度について下げる設定に変更すれば、容易に適用することができる。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2に係る自動操作装置30を適用した自動操作機能を有する電気機器システムの外観構成を示す斜視図である。
図10を参照すれば、この電気機器システムは、図1の構成と比べ、圧力マット40が各マットに内蔵されている連結接続端子を使用して連結されることにより、複数枚が繋がって展開される構成となっている点が相違している。この圧力マット40では、各マットのそれぞれが区画された領域毎に加えられる圧力に応じた電気抵抗値を出力可能となっている。このため、この圧力マット40の一部のマットに接続される自動操作装置30は、圧力マット40上の広い範囲の電気抵抗値の圧力分布に基づいて、電気機器1への動作設定が制御可能となっている。即ち、自動操作装置30の制御部6は、圧力マット40が複数枚繋がって展開された構成である場合における各圧力マットのそれぞれが区画された領域毎に加えられる圧力に応じた電気抵抗値を入力処理可能となっている。
実施の形態2に係る構成によれば、圧力マット40上の検知対象に関する圧力検知の範囲を拡大することができ、より広い範囲で本来検知対象外としたい検知対象に対する誤動作設定が信頼正高く防止され、検知対象への検知精度を大幅に向上させることができる。
1 電気機器、2 リモコン信号受信部、3、30 自動操作装置、4、40 圧力マット、5 送信部、6 制御部、7 メモリ、8 A/D変換部、F1〜F4 フレーム、FA 平均化結果フレーム、FS フレームサンプル結果、SRe 相対誤差結果。
上記目的を達成するため、本発明の自動操作装置は、平面状に展開し、区画された領域毎に加えられる圧力に応じた電気抵抗値を出力する圧力マットに接続され、電気抵抗値の圧力分布に基づいて、外部の電気機器への動作設定を行う構成であって、予め測定した検知対象の圧力分布のデータを基準データとして記憶する記憶部と、記憶部に記憶された基準データと、現状の圧力マットで測定される電気抵抗値に基づく圧力分布である現状データと、を比較した結果に応じて、電気機器への動作設定を制御する制御部と、を備え、制御部は、現状データが基準データに相関する場合には、現状データが検知対象によって得られた圧力分布であると判断、基準データと対応付けられた動作設定を許可し、現状データが基準データに相関しない場合には、現状データが検知対象外としたい対象によって得られた圧力分布であると判断、動作設定を拒否する。

Claims (5)

  1. 平面状に展開し、区画された領域毎に加えられる圧力に応じた電気抵抗値を出力する圧力マットに接続され、電気抵抗値の圧力分布に基づいて、外部の電気機器への動作設定を行う自動操作装置であって、
    予め測定した検知対象の前記圧力分布のデータを基準データとして記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記基準データと、現状の前記圧力マットで測定される電気抵抗値に基づく圧力分布である現状データと、を比較した結果に応じて、前記電気機器への前記動作設定を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記現状データが前記基準データに相関すると判断すると、当該基準データと対応付けられた動作設定を許可し、当該現状データが当該基準データに相関しないと判断すると、当該動作設定を拒否する
    自動操作装置。
  2. 前記制御部から前記動作設定を許可する信号を受信すると、当該動作設定の内容に応じた指令信号を当該電気機器へ送信する送信部を、更に、備え、
    前記送信部は、前記電気機器がリモコン機能付きであると共に、リモコン信号受信部を備えている場合に、前記指令信号として、リモコン指令信号を前記電気機器へ送信する
    請求項1に記載の自動操作装置。
  3. 前記制御部は、前記圧力マットが複数枚繋がって展開された構成である場合における複数枚の圧力マットのそれぞれが区画された領域毎に加えられる圧力に応じた電気抵抗値を入力処理可能である
    請求項1又は2に記載の自動操作装置。
  4. 前記制御部は、前記基準データについて、前記圧力マットにおける前記区画された領域の予め定められた複数箇所で電気抵抗値を測定すると共に、当該複数箇所を一定時間の間に複数回測定した結果、予め定められた閾値以上の電気抵抗値のフレームを選択し、選択した当該フレーム間における電気抵抗値の平均値を算出した上、算出された電気抵抗値の平均値と、前記現状データに示される当該複数箇所に対応する電気抵抗値と、の相対誤差に基づいて、前記電気機器への前記動作設定の可否を決定する
    請求項1〜3の何れか1項に記載の自動操作装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の自動操作装置と、前記圧力マットと、前記電気機器と、を備えた
    自動操作機能を有する電気機器システム。
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